JP2021094991A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】中央陸部領域において陸部ブロックを凝集させたトレッドパターンを採用しつつ、雪上性能と耐摩耗性とをさらに高い次元で両立し得るタイヤの提供。【解決手段】空気入りタイヤ10は、タイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝71、72によって区画された中央陸部領域CT1を有する。中央陸部領域には、周方向主溝よりも溝幅が狭く、タイヤ周方向に延びる周方向細溝61、62のみが形成、或いはタイヤ周方向に延びる溝成分が形成されておらず、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝によって区画された陸部ブロック100、200が設けられる。路面と接する陸部ブロックの表面には、タイヤ径方向外側に向かって凸となる突起部が設けられる。【選択図】図1
Description
本発明は、氷雪路面の走行に適したタイヤに関する。
従来、氷雪路面の走行に適したスタッドレスタイヤなどの空気入りタイヤ(以下、タイヤと適宜省略する)において、タイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝によって区画された中央陸部領域に、周方向主溝よりも溝幅が狭い周方向細溝と、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とよって区画された陸部ブロックを設けるトレッドパターンが知られている(特許文献1参照)。
このようなタイヤによれば、溝幅が狭い周方向細溝によって区画される陸部ブロックは、タイヤ幅方向において、凝集した状態となり、隣接する陸部ブロックと互いに支え合うことができるため、陸部ブロックの剛性を維持し易い。このため、氷雪路面の走行性能(以下、雪上性能)と、耐摩耗性とを両立し得るとされている。
しかしながら、上述したようなトレッドパターンの場合、陸部ブロックは、溝幅が狭い周方向細溝によって区画されるため、中央陸部領域では、陸部ブロックの接地圧が低くなり易く、氷雪路面を引っ掻く性能に貢献するエッヂ成分が阻害される問題がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、中央陸部領域において陸部ブロックを凝集させたトレッドパターンを採用しつつ、雪上性能と耐摩耗性とをさらに高い次元で両立し得るタイヤの提供を目的とする。
本発明の一態様は、タイヤ周方向に延びる一対の周方向溝(周方向主溝71, 72)によって区画された中央陸部領域(中央陸部領域CT1)を有し、前記中央陸部領域には、前記周方向溝よりも溝幅が狭く、タイヤ周方向に延びる周方向細溝(周方向細溝61, 62)のみが形成、或いはタイヤ周方向に延びる溝成分が形成されておらず、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝(幅方向溝300)によって区画された陸部ブロック(例えば、陸部ブロック100, 200)が設けられ、路面と接する前記陸部ブロックの表面には、タイヤ径方向外側に向かって凸となる突起部(突起部160, 260)が設けられるタイヤ(空気入りタイヤ10)である。
上述したタイヤによれば、中央陸部領域において陸部ブロックを凝集させたトレッドパターンを採用しつつ、雪上性能と耐摩耗性とをさらに高い次元で両立し得る。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)タイヤの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッドの一部平面展開図である。図1に示すように、空気入りタイヤ10は、路面と接するトレッド20を有する。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッドの一部平面展開図である。図1に示すように、空気入りタイヤ10は、路面と接するトレッド20を有する。
トレッド20には、空気入りタイヤ10に対する要求性能に応じたトレッドパターンが形成される。本実施形態では、空気入りタイヤ10は、トラック・バス(TB)に好適に用い得るスタッドレスタイヤである。なお、スタッドレスタイヤは、スノータイヤまたはウインタータイヤなどと呼ばれてもよい。或いは、空気入りタイヤ10は、冬期に限らず、四季を通じて利用可能ないわゆるオールシーズンタイヤであっても構わない。
また、空気入りタイヤ10は、必ずしもトラック・バス用ではなく、他の車種、例えば、乗用自動車、バン・小型トラックに用いられても構わない。
トレッド20には、タイヤ周方向に延びる複数のブロック列が設けられる。具体的には、トレッド20には、ブロック列30、ブロック列40及びブロック列50が設けられる。
ブロック列30は、タイヤ赤道線CLを含む位置に設けられる。ブロック列30は、周方向細溝61及び周方向細溝62によって区画されたブロック列である。ブロック列40及びブロック列50は、ブロック列30のタイヤ幅方向外側に設けられる。
ブロック列40のタイヤ幅方向外側には、タイヤ周方向に延びる周方向主溝71が形成される。同様に、ブロック列30のタイヤ幅方向外側には、タイヤ周方向に延びる周方向主溝72が形成される。本実施形態では、周方向主溝71及び周方向主溝72は、直線状である。但し、周方向主溝71及び周方向主溝72は、タイヤ幅方向に多少惰行するなど、必ずしも直線状でなくても構わない。なお、周方向主溝71及び周方向主溝72は、単に周方向溝と呼ばれてもよい。
より具体的には、ブロック列30、ブロック列40及びブロック列50は、中央陸部領域CT1に設けられる。中央陸部領域CT1は、タイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝71及び周方向主溝72によって区画された領域として定義されてよい。
本実施形態では、中央陸部領域CT1には、周方向主溝71及び周方向主溝72の溝幅と同程度或いは周方向主溝71及び周方向主溝72の溝幅よりも広い溝幅を有する周方向溝は形成されていない。なお、本実施形態では、周方向主溝71及び周方向主溝72の溝幅は、4.0〜10.0mm程度、周方向細溝61及び周方向細溝62の溝幅は、1.5〜4.0mm程度である。
つまり、中央陸部領域CT1には、周方向細溝61及び周方向細溝62など、タイヤ周方向に延びる周方向細溝のみが形成される。このため、中央陸部領域CT1では、タイヤ幅方向において隣接する陸部ブロック間の距離(間隔、空隙と呼んでもよい)が狭く、この種の一般的なタイヤよりも複数の陸部ブロックが凝集している。
ブロック列30には、タイヤ周方向に沿って複数の陸部ブロック100及び陸部ブロック200が設けられてもよい。具体的には、陸部ブロック100は、タイヤ赤道線CLを基準としたタイヤ幅方向における一方側において、タイヤ周方向に沿って複数設けられる。陸部ブロック200は、タイヤ赤道線CLを基準としたタイヤ幅方向における他方側において、タイヤ周方向に沿って複数設けられる。図1に示すように、陸部ブロック100と陸部ブロック200とは、概ね同形状である。また、陸部ブロック100と陸部ブロック200とは、点対称または線対称であってもよい。
ブロック列40には、陸部ブロック100と概ね同形状の陸部ブロック101、及び陸部ブロック200と概ね同形状の陸部ブロック201が設けられてもよい。また、ブロック列50には、陸部ブロック100と概ね同形状の陸部ブロック102、及び陸部ブロック200と概ね同形状の陸部ブロック202が設けられてもよい。
陸部ブロック100及び陸部ブロック200など、トレッド20を構成する陸部ブロックに用いられるゴムには、雪上性能及び耐摩耗性などを考慮し、適宜適切な材料が用いられればよく、特に限定されない。
但し、空気入りタイヤ10の転がり抵抗(RR)の低減に貢献する材料が用いられてよい。具体的には、転がり抵抗係数(RRC)は、7.5以下であることが望ましい。
(2)ブロック列30の形状
図2は、ブロック列30の一部拡大平面図である。図2に示すように、ブロック列30は、タイヤ周方向に延びる周方向細溝61と、周方向細溝62とによって区画されている。
図2は、ブロック列30の一部拡大平面図である。図2に示すように、ブロック列30は、タイヤ周方向に延びる周方向細溝61と、周方向細溝62とによって区画されている。
ブロック列30は、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝300によって区画された複数の陸部ブロック100及び陸部ブロック200を有する。つまり、本実施形態では、ブロック列30には、陸部ブロック100と陸部ブロック200とが含まれる。
上述したように、周方向細溝61及び周方向細溝62は、周方向主溝71及び周方向主溝72よりも溝幅が狭い。また、本実施形態では、周方向細溝61及び周方向細溝62は、直線状である。但し、周方向細溝61及び周方向細溝62も、タイヤ幅方向に多少惰行するなど、必ずしも直線状でなくても構わない。
陸部ブロック100及び陸部ブロック200には、タイヤ幅方向に延びる複数のサイプが形成される。
具体的には、陸部ブロック100には、サイプ110及びサイプ120が形成される。また、陸部ブロック200には、サイプ210及びサイプ220が形成される。なお、サイプとは、陸部ブロックの接地面内では閉じる細溝であり、非接地時におけるサイプの開口幅は、特に限定されないが、一般的には、0.1mm〜1.5mm程度である。
タイヤ幅方向における陸部ブロック100と陸部ブロック200との間には、ブロック間細溝400が形成される。ブロック間細溝400は、タイヤ周方向に沿って延びるが、直線状ではなく、タイヤ幅方向において惰行している。
幅方向溝300は、タイヤ周方向において隣接する陸部ブロック100を区画するとともに、タイヤ周方向において隣接する陸部ブロック200を区画する。
(3)陸部ブロックの形状
次に、図2及び図3を参照して、陸部ブロック100及び陸部ブロック200の形状について説明する。図3は、図2に示したF3方向からの陸部ブロック100の側面図である。
次に、図2及び図3を参照して、陸部ブロック100及び陸部ブロック200の形状について説明する。図3は、図2に示したF3方向からの陸部ブロック100の側面図である。
図2及び図3に示すように、陸部ブロック100は、タイヤ幅方向に沿って延びるサイプ110及びサイプ120によって、3つの部分、具体的には、第1端部130、中央部分140及び第2端部150に区分される。
同様に、陸部ブロック200は、タイヤ幅方向に沿って延びるサイプ210及びサイプ220によって、3つの部分、具体的には、第1端部230、中央部分240及び第2端部250に区分される。
第1端部130(第1端部230)は、陸部ブロック100(陸部ブロック200)において、タイヤ周方向における一端側に位置する。第2端部150(第2端部250)は、陸部ブロック100(陸部ブロック200)において、タイヤ周方向における他端側に位置する。
中央部分140(中央部分240)は、陸部ブロック100(陸部ブロック200)において、タイヤ周方向における中央部分に位置する。
路面と接する陸部ブロック100の表面、つまり、トレッド20(図1参照)の表面には、タイヤ径方向外側に向かって凸となる突起部160が設けられる。同様に、路面と接する陸部ブロック200の表面には、突起部260が設けられる。
なお、図1に示したように、他の陸部ブロック、具体的には、陸部ブロック101、陸部ブロック102、陸部ブロック201及び陸部ブロック202にも、同様の突起部が設けられてよい。
本実施形態では、突起部160及び突起部260は、空気入りタイヤ10の直径を基準とした法線に概ね沿っているが、突起部160及び突起部260は、必ずしも法線に沿っていなくてもよく、また、タイヤ幅方向において多少傾斜してもよい。
突起部160は、トレッド面視において、少なくとも中央部分140に設けられることが好ましい。同様に、突起部260は、トレッド面視において、少なくとも中央部分240に設けられることが好ましい。
突起部160及び突起部260は、空気入りタイヤ10の製造工程(加硫工程)において、陸部ブロック100(陸部ブロック200)と一体的に形成、つまり、トレッドゴムによって形成されてよい。従って、突起部160及び突起部260は、ゴム製である。
なお、突起部160(及び突起部260、以下同)は、別体として形成され、陸部ブロック100の表面に固着されてもよい。この場合、突起部160は、雪上性能(ここでは、特に、氷上性能と呼んでもよい)を一層向上させるため、陸部ブロック100を形成するゴムよりも硬い材料、或いは硬いゴムで形成されても構わない。但し、非積雪路の走行を考慮すると、舗装路面に対するダメージを抑制し得る材料であることが好ましい。
本実施形態では、図3に示すように、突起部160(突起部260も同形状である)は、タイヤ径方向外側に向かうに連れて細くなる先細状である。より具体的には、突起部160は、円錐状である。突起部160の基端(陸部ブロック100の表面)側の径サイズは、概ね直径0.8mm以上、3.0mm以下程度であることが好ましい。
但し、突起部160の形状は、円錐状でなくてもよく、例えば、四角錐状などであってもよい。また、突起部160の形状は、先細状でなくてもよく、例えば、円柱状または角柱状であってもよい。
このように、陸部ブロック100の中でも、接地圧が高い中央部分140に少なくとも突起部160が設けられるため、陸部ブロック100が氷雪路面を引っ掻く性能(氷上性能)を効果的に向上し得る。
また、本実施形態では、突起部160は、第1端部130及び第2端部150にも設けられる。さらに、本実施形態では、突起部160は、陸部ブロック100内のタイヤ幅方向における略中央に設けられる。このため、氷上性能をさらに向上し得る。
(4)変更例
次に、上述したブロック列30の変更例について説明する。図4は、変更例に係るブロック列30Aの一部拡大平面図である。以下、上述したブロック列30と異なる部分について主に説明する。
次に、上述したブロック列30の変更例について説明する。図4は、変更例に係るブロック列30Aの一部拡大平面図である。以下、上述したブロック列30と異なる部分について主に説明する。
図4に示すように、ブロック列30Aでは、突起部160は、トレッド面視において、陸部ブロック100のタイヤ幅方向における略中央ではなく、陸部ブロック100における周方向細溝61寄りの部分に設けられる。つまり、突起部160は、陸部ブロック100におけるタイヤ幅方向における端部寄りの部分に設けられる。
同様に、突起部260は、陸部ブロック200のタイヤ幅方向における略中央ではなく、陸部ブロック200における周方向細溝62寄りの部分に設けられる。つまり、突起部260は、陸部ブロック200におけるタイヤ幅方向における端部寄りの部分に設けられる。
陸部ブロック100における周方向細溝61寄りの部分、及び陸部ブロック200における周方向細溝62寄りの部分は、接地圧が低くなり易い(接地圧が抜け易い)部分であり、このような部分に突起部160及び突起部260を設けることによって、陸部ブロック100及び陸部ブロック200全体としての氷雪路面を引っ掻く性能(氷上性能)を効果的に高め得る。
図5は、その他の変更例に係るブロック列30Bの一部拡大平面図である。図5に示すように、ブロック列30Bでは、突起部160は、第1端部130及び第2端部150のタイヤ周方向における略中央ではなく、陸部ブロック100のタイヤ周方向における端部寄りの部分に設けられる。
同様に、突起部260は、第1端部230及び第2端部250のタイヤ周方向における略中央ではなく、陸部ブロック200のタイヤ周方向における端部寄りの部分に設けられる。
陸部ブロック100(陸部ブロック200)のタイヤ周方向における端部寄りの部分は、陸部ブロックのタイヤ周方向における端部によって、そもそもエッヂ効果を発揮する部分であり、この部分に突起部160(突起部260)を設けることによって、さらなるエッヂ効果を引き出すことができる。
(5)作用・効果
上述したように、空気入りタイヤ10によれば、陸部ブロック100(陸部ブロック200)の表面には、タイヤ径方向外側に向かって凸となる突起部160(突起部260)が設けられる。
上述したように、空気入りタイヤ10によれば、陸部ブロック100(陸部ブロック200)の表面には、タイヤ径方向外側に向かって凸となる突起部160(突起部260)が設けられる。
このため、溝幅が狭い周方向細溝61及び周方向細溝62によって区画されるため、中央陸部領域CT1では、陸部ブロック100(陸部ブロック200)の接地圧が低くなり易い場合でも、突起部160(突起部260)によって、氷雪路面を引っ掻く性能(雪上性能または氷上性能)を効果的に向上し得る。
つまり、陸部ブロックの接地圧が低くなり易い中央陸部領域CT1でも、氷雪路面を引っ掻く性能に貢献するエッヂ成分の低下を回避することができる。また、溝幅が狭い周方向細溝61及び周方向細溝62によって区画される陸部ブロック100及び陸部ブロック200は、タイヤ幅方向において、互いに支え合うことができるため、陸部ブロック100及び陸部ブロック200の剛性を維持し易く、耐摩耗性を確保し得る。
すなわち、空気入りタイヤ10によれば、中央陸部領域CT1において陸部ブロックを凝集させたトレッドパターンを採用しつつ、氷雪路面の走行性能(雪上性能または氷上性能)、特に、氷雪路面における駆動性能(スノートラクション)及び制動性能と、耐摩耗性とをさらに高い次元で両立し得る。
また、中央陸部領域CT1において陸部ブロックを凝集させたトレッドパターンは、転がり抵抗の低減にも寄与する。つまり、中央陸部領域CT1において陸部ブロックを凝集させたトレッドパターンは、氷雪路面の走行性能及び耐摩耗性の向上と、転がり抵抗の低減とに寄与する。
また、本実施形態では、突起部160(突起部260)は、タイヤ径方向外側に向かうに連れて細くなる先細状である。このため、突起部160(突起部260)が、氷雪路面に食い込み易くなり、さらに、氷雪路面の走行性能を向上し得る。
(6)その他の実施形態
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、陸部ブロック101、陸部ブロック102、陸部ブロック201及び陸部ブロック202にも突起部が設けられていたが、突起部は、ブロック列30のみ、つまり、タイヤ赤道線CLを含むブロック列、或いは陸部ブロックのみに設けられてもよい。
さらに、突起部は、空気入りタイヤ10の製造工程(加硫工程)で形成される空気抜き用のベントに沿って形成された、いわゆるスピューを流用してもよい。
また、上述した実施形態では、タイヤ周方向に延びる周方向細溝61及び周方向細溝62、及びブロック間細溝400が形成されていたが、このような細溝の少なくとも何れか、或いは全ては、形成されていなくても構わない。つまり、中央陸部領域CT1には、タイヤ周方向に延びる溝成分が形成されていなくてもよい。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10 空気入りタイヤ
20 トレッド
30, 30A, 30B, 40, 50 ブロック列
61, 62 周方向細溝
71, 72 周方向主溝
100, 101, 102 陸部ブロック
110, 120 サイプ
130 第1端部
140 中央部分
150 第2端部
160 突起部
200, 201, 202 陸部ブロック
210, 220 サイプ
230 第1端部
240 中央部分
250 第2端部
260 突起部
300 幅方向溝
400 ブロック間細溝
CL タイヤ赤道線
CT1 中央陸部領域
20 トレッド
30, 30A, 30B, 40, 50 ブロック列
61, 62 周方向細溝
71, 72 周方向主溝
100, 101, 102 陸部ブロック
110, 120 サイプ
130 第1端部
140 中央部分
150 第2端部
160 突起部
200, 201, 202 陸部ブロック
210, 220 サイプ
230 第1端部
240 中央部分
250 第2端部
260 突起部
300 幅方向溝
400 ブロック間細溝
CL タイヤ赤道線
CT1 中央陸部領域
Claims (5)
- タイヤ周方向に延びる一対の周方向溝によって区画された中央陸部領域を有し、
前記中央陸部領域には、前記周方向溝よりも溝幅が狭く、タイヤ周方向に延びる周方向細溝のみが形成、或いはタイヤ周方向に延びる溝成分が形成されておらず、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝によって区画された陸部ブロックが設けられ、
路面と接する前記陸部ブロックの表面には、タイヤ径方向外側に向かって凸となる突起部が設けられるタイヤ。 - 前記突起部は、トレッド面視において、前記陸部ブロックの中央部分に形成される請求項1に記載のタイヤ。
- 前記突起部は、トレッド面視において、前記陸部ブロックのタイヤ幅方向における端部寄りに形成される請求項1に記載のタイヤ。
- 前記突起部は、トレッド面視において、前記陸部ブロックのタイヤ周方向における端部寄りに形成される請求項1に記載のタイヤ。
- 前記突起部は、タイヤ径方向外側に向かうに連れて細くなる先細状である請求項1乃至4の何れか一項に記載のタイヤ。
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