以下、商品庫等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、自動販売機と付属商品庫と決済部とを具備する商品庫を含む商品販売システムについて説明する。なお、決済部は、自動販売機が具備しても良い。
また、本実施の形態において、自動販売機内の内部商品と付属商品庫の外部商品とに対する決済処理を行う決済部を具備する商品庫を含む商品販売システムについて説明する。
また、本実施の形態において、自動販売機の中の商品である内部商品の決済処理と自動販売機の外の商品である外部商品の決済処理とは同一の処理を含み、当該両方の処理を行う商品庫を含む商品販売システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、内部商品の決済処理と外部商品の決済処理は、共に自動販売機のボタンの指示により進められ、当該処理を行える商品庫を含む商品販売システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における商品販売システムAの概念図である。商品販売システムAは、1または2以上の商品庫1、およびサーバ装置2を備える。商品庫1は、自動販売機11および付属商品庫12を備える。なお、サーバ装置2は存在せずに、商品庫1が機能しても良いことは言うまでもない。
自動販売機11は、商品を無人で販売可能な機器である。商品は、例えば、飲料、食品等であるが、問わない。自動販売機11の詳細については後述する。自動販売機11は、無人で商品を販売できれば良く、広く解する。
付属商品庫12は、1以上の外部商品を保管する庫である。外部商品は、付属商品庫12が保管する商品である。外部商品は、通常、1以上の内部商品とは異なる商品である。ただし、外部商品は、内部商品と同じ商品でも良い。例えば、内部商品が自動販売機11で販売される飲料(例えば、ミネラルウォーター)で、外部商品が常温で販売される同じ飲料(例えば、ミネラルウォーター)である。内部商品は、自動販売機11の中に配置されている商品である。付属商品庫12は、ユーザが自由に商品の取り出しができる庫であることは好適である。付属商品庫12は、ユーザが自由に商品を手に取ることができる庫であることは好適である。付属商品庫12は、壁に囲まれていない庫であることは好適である。付属商品庫12は、例えば、いわゆるラックである。ただし、付属商品庫12は、壁に囲まれている閉空間に外部商品が配置されている庫でも良い。なお、付属商品庫12の閉空間に外部商品が配置されている場合、当該閉空間を構成するドアは鍵がかかっていないことは好適である。また、壁の材質は、透明なガラスや樹脂等が好適であるが、不透明な材質でも良い。また、付属商品庫12は、温度調節機能を有さないことは好適である。ただし、付属商品庫12は、温度調節機能を有しても良い。なお、付属商品庫12に、自動販売機11の中の内部商品と同じ商品が配置されていても良い。ただし、付属商品庫12には、内部商品とは異なる外部商品が一つは配置されていることは好適である。
付属商品庫12の設置場所は問わない。ただし、付属商品庫12と自動販売機11との間には、他の物体が存在しないことは好適である。また、付属商品庫12は、自動販売機11に隣接する位置に配置されていることは好適である。
付属商品庫12のサイズは問わない。ただし、付属商品庫12の奥行きは、自動販売機11の奥行きと同じまたは略同じであることは好適である。付属商品庫12の奥行きは、自動販売機11の奥行きより小さい方が大きいより好適である。付属商品庫12の奥行きは、例えば、530mm程度である。付属商品庫12の幅は問わない。付属商品庫12の幅は、例えば、530mm程度、または530mm程度より小さいことは好適である。付属商品庫12の高さは、自動販売機11の高さと同等または自動販売機11の高さよりも低いことは好適である。付属商品庫12の高さは、例えば、1000mm以上1800mm以下である。
付属商品庫12は、1または2以上の棚を有することは好適である。棚には、外部商品を配置可能である。また、付属商品庫12の下部領域に、他物体が配置可能な空間を有しても良い。他物体は、例えば、ドリンクサーバである(図3参照)。なお、ドリンクサーバの例は、図3の14である。また、他物体は、例えば、リサイクルボックスである。なお、他物体は、付属商品庫12の上の空間に配置されても良い。
自動販売機11は、公知の自動販売機と同様の機能を有することは好適である。自動販売機11は、温度調節機能を有することは好適である。温度調節機能は、例えば、冷蔵機能、冷凍機能、保温機能等のうちの1以上の機能である。
自動販売機11内の内部商品は、例えば、飲料であり、付属商品庫12内の外部商品は、例えば、食品(例えば、インスタント麺、スナック、弁当等)、食品以外の物品(例えば、フィギュア、文房具等)であることは好適である。また、自動販売機11は、いわゆるディスペンサー、カップ売りの販売機等でも良く、その種類は問わない。
図2は、本実施の形態における商品販売システムAのブロック図である。商品販売システムAを構成する商品庫1は、自動販売機11および付属商品庫12を備える。
自動販売機11は、2以上の指示対象111、指示受付部112、および決済部113を備える。決済部113は、内部決済部1131、および外部決済部1132を備える。
サーバ装置2は、サーバ格納部21、サーバ受信部22、サーバ処理部23、およびサーバ送信部24を備える。
自動販売機11は、1以上の内部商品を販売する機能を有する。内部商品は、自動販売機11の庫内に配置される商品である。
指示対象111は、1または2以上の商品に対応する対象である。指示対象111は、購入される商品に対応するオブジェクトである、とも言える。指示対象111は、例えば、自動販売機11に表出している実体ボタン、自動販売機11に表出している画面内のボタンである。実体ボタンは、例えば、図1の111である。ここでの自動販売機11は、内部商品に対応する1以上の指示対象111a、外部商品に対応する1以上の指示対象111bを有する。
指示対象111は、商品識別子、金額(価格)に対応付いている。なお、指示対象111に対応付く商品識別子、金額は、通常、自動販売機11の図示しない格納部に格納されている。なお、商品識別子は、例えば、ID、名前等である。商品識別子は、自動販売機11のボタンの識別子でも良い。
内部商品に対応する指示対象111を、適宜、内部指示対象と言う。また、外部商品に対応する指示対象111を、適宜、外部指示対象と言う。外部指示対象は、2以上の外部商品に対応していても良い。ただし、かかる場合、外部指示対象は、同じ金額の2以上の外部商品に対応している。外部指示対象は、1または2以上の外部商品の商品識別子と金額の組に対応付いている。
商品を購入するユーザにより、いずれかの内部指示対象111が指示(例えば、ボタンを押下)された場合、当該内部指示対象111(a)に対応する内部商品が、自動販売機11の図示しない庫内から排出され、自動販売機11の商品取出口114(図1参照)から取り出し可能となる。なお、内部商品の購入のためには、ユーザが自動販売機11に現金を投入する、電子マネーカードを用いた支払いを行う等の行為が行われていることは言うまでもない。また、内部商品の購入の処理は、スマートフォン等のアプリ決済、クレカ、デビットカード、QRコード(登録商標)を用いた決済、自席で決済してから、自動販売機11の前に行きタッチすると購入できる構成等により実現されても良い。また、かかる自動販売機11の処理は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
また、商品を購入するユーザにより、付属商品庫12に配置された外部商品が付属商品庫12から取り出され、当該外部商品に対応する外部指示対象111(b)が指示された場合、当該外部商品の正当な購入が完了する。なお、かかる外部商品の購入の際にも、ユーザが自動販売機11に現金を投入する、電子マネーカードやクレジットカード等のカードを用いた支払いを行う等の行為が行われていることは言うまでもない。また、外部指示対象111(b)の指示、付属商品庫12からの外部商品の取り出し、現金の投入や電子マネーカード等を自動販売機11に設置された図示しない読み取り機へかざす行為等のユーザの行為の順序は問わない。また、外部商品の購入の処理は、スマートフォン等のアプリ決済、クレカ、デビットカード、QRコード(登録商標)を用いた決済、自席で決済してから、自動販売機11の前に行きタッチすると購入できる構成等により実現されても良い。
指示受付部112は、指示対象111に対する指示を受け付ける。指示受付部112は、通常、ユーザの購入対象の商品を識別する商品識別子を取得する。商品識別子は、内部商品識別子または外部商品識別子である。内部商品識別子は、内部商品の識別子である。外部商品識別子は、外部商品の識別子である。商品識別子は、例えば、ID、名前等である。
指示受付部112は、2以上の商品識別子を取得しても良い。かかる2以上の商品識別子は、内部商品識別子と外部商品識別子とを含んでいても良い。かかる場合、2以上の商品識別子に対応する2以上の商品の販売のための決済処理が一度に行われても良い。また、指示受付部112が内部商品識別子と外部商品識別子とを含む2以上の商品識別子を取得した場合、割引のための処理が行われても良い。割引のための処理とは、内部商品識別子で識別される内部商品の価格と外部商品識別子で識別される外部商品の価格の合計より少ない合計金額を取得する処理である。
指示受付部112は、例えば、自動販売機11の指示対象111であるボタンの押下を受け付ける。
つまり、ここでの受け付けとは、例えば、ボタンの押下、ユーザが保持する端末からの指示の受信等であり、ユーザが購入する内部商品または外部商品の指示の方法は問わない。
決済部113は、商品の販売に対する決済に関する処理を行う。決済部113は、内部商品の販売に対する決済に関する内部決済処理を行う。また、決済部113は、外部商品の販売に対する決済に関する外部決済処理を行う。
内部決済部1131は、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する内部商品の販売に対する内部決済処理を行う。内部決済部1131は、例えば、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する内部商品に対する正当な決済が可能か否かを判断し、正当に決済できると判断した場合に、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する内部商品を自動販売機11の中の庫内から取り出すための指示を出力する。さらに具体的には、内部決済部1131は、例えば、内部商品の価格に対応する現金が投入されてか否か、または内部商品の価格に対応する金額がユーザによりかざされた電子マネーカードに蓄積されているか否か、または内部商品の価格に対応する金額がユーザのキャッシュカードから引落可能か否か等を判断し、正当に決済できると判断した場合に、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する内部商品を自動販売機11の中の庫内から取り出すための指示を出力する。なお、この指示を受け取った自動販売機11の図示しない商品排出機構は、当該指示対象111に対する内部商品が配置された庫内から当該内部商品を排出する処理を行う。この商品排出機構の処理により、当該内部商品が自動販売機11の図示しない庫内から排出され、自動販売機11の商品取出口114(図1参照)から当該内部商品が取り出し可能となる。なお、内部決済部1131は、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する金額を自動販売機11またはサーバ装置2または図示しない外部の装置から取得し、当該金額を用いて、正当に決済できるか否かを判断する。
また、内部決済部1131は、例えば、指示対象111に対する内部商品の内部商品識別子を外部の装置に送信する。なお、外部の装置は、例えば、サーバ装置2であるが、他の装置でも良い。
外部決済部1132は、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する外部商品の販売に対する外部決済処理を行う。外部決済部1132は、例えば、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する外部商品に対する正当な決済が可能か否かを判断し、正当に決済できると判断した場合に、指示対象111に対する外部商品の外部商品識別子を外部の装置に送信する。外部決済部1132は、例えば、外部決済部1132は、例えば、外部商品の価格に対応する現金が投入されてか否か、または外部商品の価格に対応する金額がユーザによりかざされた電子マネーカードに蓄積されているか否か、または外部商品の価格に対応する金額がユーザのキャッシュカードから引落可能か否か等を判断し、正当に決済できると判断した場合に、指示対象111に対する外部商品の外部商品識別子を外部の装置に送信する。なお、外部の装置は、例えば、サーバ装置2であるが、他の装置でも良い。なお、外部決済部1132は、指示受付部112が受け付けた指示対象111に対する金額を自動販売機11またはサーバ装置2または図示しない外部の装置から取得し、当該金額を用いて、正当に決済できるか否かを判断する。
内部決済部1131と外部決済部1132は、共に、販売された商品の商品識別子を含む商品情報をサーバ装置2に送信することは好適である。商品情報は、例えば、商品識別子と数量を含む。商品情報は、例えば、商品識別子だけでも良い。商品情報は、例えば、販売された時刻等を含んでも良い。なお、時刻は、図示しない時計から取得された情報である。商品情報は、例えば、商品庫1または自動販売機11または付属商品庫12を識別する機器識別子を有する。機器識別子は、例えば、自動販売機11に格納されている。機器識別子は、例えば、ID、商品庫1が設置されている場所のID、商品庫1が設置されている場所の住所、商品庫1が設置されている場所の企業ID、商品庫1が設置されている場所の企業名等である。
内部決済部1131は、自動販売機11の中の内部商品を自動販売機11から排出するための排出処理を行う。一方、外部決済部1132は、自動販売機11の中の商品を自動販売機11から排出するための排出処理を行わない。外部商品は、自動販売機11の中に存在せず、付属商品庫12に存在するからである。
サーバ装置2を構成するサーバ格納部21は、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、1または2以上の商品情報である。
サーバ受信部22は、各種の情報を受信する。サーバ受信部22は、例えば、各種の情報を自動販売機11から受信する。各種の情報は、例えば、商品情報である。
サーバ処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、サーバ受信部22が受信した情報をサーバ格納部21の蓄積する処理である。各種の処理は、例えば、サーバ格納部21に格納されている商品情報に対する処理である。商品情報に対する処理は、例えば、統計処理である。統計処理は、例えば、総販売額の算出、販売利益の算出等である。
サーバ送信部24は、各種の情報を外部の装置に送信する。各種の情報は、例えば、商品情報である。
決済部113、内部決済部1131、外部決済部1132、およびサーバ処理部23は、例えば、MPUやメモリ等から実現され得る。決済部113等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
決済部113、内部決済部1131、外部決済部1132、およびサーバ送信部24は、例えば、無線または有線の通信手段で実現される。
サーバ格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
サーバ格納部21に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報がサーバ格納部21で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報がサーバ格納部21で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報がサーバ格納部21で記憶されるようになってもよい。
サーバ受信部22は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
次に、商品販売システムAを構成する自動販売機11の動作例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)指示受付部112は、指示対象111に対する指示をユーザから受け付けたか否かを判断する。指示を受け付けた場合はステップS502に行き、指示を受け付けなかった場合はステップS501に戻る。
(ステップS502)決済部113は、指示対象111に対する商品識別子を取得する。
(ステップS503)決済部113は、ステップS502で取得した商品識別子と対になる金額を図示しない格納部から取得する。そして、決済部113は、当該金額を用いて、決済可能か否かを判断する。決済可能であればステップS504に行き、決済可能でなければエラー処理を行う。なお、本ステップにおける処理は公知技術である。なお、決済可能であると判断されるためには、例えば、自動販売機11に当該金額以上の金額の現金が投入されていること、または正当な電子マネーカードであり、当該金額以上の金額が格納されている電子マネーカードの情報を取得していること等が必要である。
(ステップS504)決済部113は、決済処理を行う。決済処理は、例えば、ユーザが投入した現金を、自動販売機11の中の図示しない現金庫に移動させる処理、電子マネーカードまたはキャッシュカード等を用いた決済処理である。なお、かかる決済処理は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS505)決済部113は、ステップS502で取得した商品識別子が外部商品であるか否かを判断する。外部商品であればステップS507に行き、内部商品であればステップS506に行く。なお、例えば、外部商品に対応付いている外部商品識別子と対に、外部商品を特定するフラグが格納されており、決済部113は、ステップS502で取得した商品識別子と対に当該フラグが格納されているか否かを判断する。
(ステップS506)内部決済部1131は、ステップS502で取得した商品識別子で識別される内部商品を、自動販売機11の図示しない庫内から排出する処理を行う。なお、かかる処理は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS507)決済部113は、ステップS502で取得した商品識別子を含む商品情報を取得する。決済部113は、例えば、自動販売機11の図示しない格納部に格納されている機器識別子を取得し、当該機器識別子と商品識別子を含む商品情報を構成する。
(ステップS508)決済部113は、ステップS507で取得した商品情報をサーバ装置2に送信する。ステップS501に戻る。
(ステップS509)決済部113は、エラー処理を行う。ステップS501に戻る。なお、エラー処理は、例えば、エラーメッセージを出力する処理、自動販売機11の図示しない現金排出口に投入された現金を排出する処理等である。なお、エラーメッセージは、例えば、自動販売機11の図示しない格納部に格納されている。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、サーバ装置2の動作について説明する。サーバ装置2のサーバ受信部22は、商品情報を自動販売機11から受信する。次に、サーバ処理部23は、受信された商品情報をサーバ格納部21に蓄積する。また、サーバ処理部23は、例えば、機器識別子ごとに、当該機器識別子を含むサーバ格納部21に格納されている1または2以上の商品情報に対して、予め決められた統計処理を行い、統計処理結果を取得する。次に、サーバ送信部24は、当該統計処理結果を図示しない装置に送信する。
以下、本実施の形態における商品販売システムAの具体的な動作について、図4、図6を用いて説明する。
本具体例において、内部商品は飲料である。また、外部商品は、パン、スナック、カップ麺等の食品である。
ユーザは、付属商品庫12の複数種類の外部商品の中からカップ麺を選び、付属商品庫12からカップ麺を取り出した、とする(図6(1)参照)。次に、ユーザは、自動販売機11のカップ麺に対応する指示対象111(c)を押下した、とする(図6(2)参照)。次に、ユーザは、現金を投入するまたは電子マネーカードやクレジットカード等のカードを自動販売機11にかざし、支払いのための動作を行った、とする。(図6(3)参照)。
上記のユーザの行動に対して、自動販売機11の指示受付部112は、指示対象111(c)に対する指示を受け付ける。次に、決済部113は、指示対象111(c)に対する商品識別子(例えば、「カップ麺A」)を図示しない格納部から取得する。次に、決済部113は、取得した商品識別子と対になる金額(例えば、「180円」)を図示しない格納部から取得する。そして、決済部113は、当該金額「180円」を用いて、決済可能である(例えば、ユーザが180円以上の現金を投入している)と判断する。次に、決済部113は、上述した決済処理を行う。
次に、決済部113は、取得した商品識別子「カップ麺A」が外部商品である、と判断する。なお、取得した商品識別子が外部商品であるとの判断は、外部商品に対応する指示対象111が指示された、との判断も含む、とする。
次に、決済部113は、自動販売機11の図示しない格納部に格納されている機器識別子「M1」を取得し、当該機器識別子「M1」と商品識別子「カップ麺A」とを含む商品情報(例えば、「M1,カップ麺A,1個」)を構成する。なお、数量の「1個」はデフォルトの値であり、例えば、予め図示しない格納部に格納されている。なお、デフォルトの値は「1」ではなく、「2」等でも良いことは言うまでもない。
次に、決済部113は、ステップS507で取得した商品情報をサーバ装置2に送信する。
次に、サーバ装置2のサーバ受信部22は、商品情報「M1,カップ麺A,1個」を自動販売機11から受信する。次に、サーバ処理部23は、受信された商品情報をサーバ格納部21に蓄積する。
なお、サーバ処理部23は、例えば、機器識別子ごとに、当該機器識別子を含むサーバ格納部21に格納されている1または2以上の商品情報に対して、予め決められた統計処理を行い、統計処理結果を取得する。そして、例えば、サーバ送信部24は、当該統計処理結果を図示しない装置に送信する。
次に、ユーザは、「カップ麺A」に合うと考える飲料を購入するために、当該飲料に対応する指示対象111(a)を押下した、とする。次に、ユーザは、現金を投入するまたは電子マネーカードやクレジットカード等のカードを自動販売機11にかざし、支払いのための動作を行った、とする。
上記のユーザの行動に対して、自動販売機11は、指示対象111(a)に対応する飲料を自動販売機11から排出する。
以上の具体例では、自動販売機11の中の飲料と、付属商品庫12に配置された軽食(例えば、カップ麺、パン等)をセットで容易に無人で販売できる。
以上、本実施の形態によれば、自動販売機11の中の商品に加えて、当該自動販売機11とは異なる付属商品庫12の中の商品を無人で販売できる商品庫を提供できる。
また、本実施の形態によれば、自動販売機11の中の商品と付属商品庫12の中の商品の両方を同様の決済処理により決済ができる。
また、本実施の形態によれば、ユーザは、自動販売機11の中の商品と付属商品庫12の中の商品の両方を、自動販売機11の指示対象に対する指示により購入できる。
また、本実施の形態によれば、外部商品を配置でき、自動販売機11と共に使用される付属商品庫12を提供できる。
また、本実施の形態によれば、商品庫1を導入する組織(例えば、企業)において、自動販売機11の電気代等の負担は必要であるが、全体的に費用負担が小さい。
また、本実施の形態によれば、内部商品の販売により得られた現金のみならず、外部商品の販売により得られた現金も自動販売機11の中に納められるので、現金の盗難リスクが小さい。
さらに、本実施の形態によれば、自動販売機11への内部商品の補充と同じタイミングで同じ者が付属商品庫12の中の外部商品を補充することが可能であり、商品補充コストが膨らまない。
なお、本実施の形態における自動販売機11等の処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における自動販売機11を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、内部商品に対応する1以上の指示対象および外部商品に対応する1以上の指示対象に対する指示を受け付ける指示受付部と、前記指示受付部が受け付けた指示対象に対する内部商品の販売に対する内部決済処理を行う内部決済部と、前記指示受付部が受け付けた指示対象に対する外部商品の販売に対する外部決済処理を行う外部決済部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
本実施の形態と実施の形態1との違いは、外部商品の販売に対する決済処理は、決済端末が行う点である。また、本実施の形態と実施の形態1との違いは、自動販売機が、外部商品の購入のための指示対象を有さなくても良い点である。
本実施の形態において、自動販売機と付属商品庫と決済端末とを含む商品販売システムについて説明する。決済端末は、自動販売機に設置されている決済端末であり、自動販売機内の商品以外の商品である外部商品の決済が可能な端末である。
本実施の形態において、購入された商品に関する商品情報を送信する手段を具備する決済端末を含む商品販売システムについて説明する。
本実施の形態において、自動販売機の中の商品である内部商品と、外部商品とで、送信先が異なる決済端末を含む商品販売システムについて説明する。
本実施の形態において、自動販売機の内部商品、外部商品の各々に対応付けて送信先の情報が管理されている決済端末を含む商品販売システムについて説明する。
図7は、本実施の形態における商品販売システムBの概念図である。商品販売システムBは、1または2以上の商品庫3、および1または2以上のサーバ装置2を備える。商品庫3は、自動販売機31、付属商品庫12、および決済端末33を備える。
図8は、本実施の形態における商品販売システムBのブロック図である。商品販売システムBを構成する商品庫3を構成する自動販売機31は、指示対象111、指示受付部112、および決済部313を備える。なお、自動販売機31は、自動販売機11と同じでも良い。また、決済部313は、内部決済部1131を備える。
決済端末33は、送信先識別子格納部331、および決済部332を備える。決済部332は、商品識別子受付手段3321、および決済処理手段3322を備える。
自動販売機31は、例えば、公知の自動販売機である。自動販売機31は、例えば、現金の投入と指示対象111に対する指示の受け付けに応じて、指示対象111に対応する内部商品を自動販売機31の中の庫内から排出する。自動販売機31は、例えば、電子マネーカードとの通信と指示対象111に対する指示の受け付けに応じて、指示対象111に対応する内部商品を自動販売機31の中の庫内から排出する。
決済端末33を構成する送信先識別子格納部331は、商品識別子に対応する送信先識別子を格納する。送信先識別子は、商品情報等の情報の送信先を特定する情報である。送信先識別子は、例えば、送信先のサーバ装置のIPアドレス、メールアドレス、電話番号等である。送信先識別子格納部331は、例えば、外部商品識別子または内部商品識別子に対応する送信先識別子を格納する。一の送信先識別子に対応付商品識別子は、一つでも良いが、2以上でも良い。ここで、対応とは、直接的な対応でも良いし、間接的な対応でも良い。
決済部313は、外部商品を識別する外部商品識別子を受け付け、当該外部商品識別子に対応する外部商品の決済のための決済処理を行う。
商品識別子受付手段3321は、外部商品識別子を受け付ける。外部商品識別子の受付方法は問わない。商品識別子受付手段3321は、外部商品に表出しているコードを読み取るコードリーダーで実現されても良い。商品識別子受付手段3321は、外部商品識別子を受信する受信モジュールで構成されても良い。なお、外部商品識別子は、商品庫3が具備する自動販売機31の中に保管されている内部商品以外の商品である外部商品を識別する情報である。また、コードは、例えば、二次元コードである。コードは、例えば、QRコード(登録商標)、バーコード等である。ただし、コードは、何でも良く、問わないことは言うまでもない。
商品識別子受付手段3321は、外部商品識別子を含む外部商品情報を受け付けても良い。外部商品情報は、例えば、販売された数量を含む。外部商品情報は、例えば、機器識別子を含む。外部商品情報は、外部商品識別子のみでも良い。
商品識別子受付手段3321は、内部商品を識別する内部商品識別子を含む内部商品情報をも受け付けても良い。商品識別子受付手段3321は、例えば、指示された指示対象111に対応する商品識別子を自動販売機31から取得する。
決済処理手段3322は、外部商品識別子受付手段3321が受け付けた外部商品識別子に対応する外部商品の決済のための決済処理を行う。決済処理は、決済に関連する処理であれば何でも良い。決済処理は、例えば、販売された商品識別子の送信、サーバ装置2または図示しない決済サーバへの金額やユーザ識別子等の送信、電子マネーカードへの減額の情報の書き込み、購入金額の分を引き落とすためのサーバ装置2または図示しない決済サーバへの購入金額と電子マネーカードのIDとの送信等である。なお、ユーザ識別子は、例えば、自動販売機11に設置された図示しない読み取り機が電子マネーカードやクレジットカードから取得した識別子である。
決済処理手段3322は、例えば、外部商品情報を送信する。決済処理手段3322は、例えば、外部商品情報を、購入金額の分を引き落とすための決済サーバに送信する。
決済処理手段3322は、部商品識別子受付手段3321が受け付けた内部商品情報をも送信しても良い。つまり、決済端末33が内部商品の販売の決済処理を行っても良い。
決済処理手段3322は、販売された商品の外部商品識別子または内部商品識別子に対応する送信先識別子を送信先識別子格納部331から取得し、当該送信先識別子により特定される送信先に、外部商品情報または内部商品情報を送信する。
送信先識別子格納部331は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
送信先識別子格納部331に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が送信先識別子格納部331で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が送信先識別子格納部331で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が送信先識別子格納部331で記憶されるようになってもよい。
決済部313、および決済処理手段3322は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。決済部313等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
決済部313、および決済処理手段3322は、通信手段により実現されても良い。
商品識別子受付手段3321は、例えば、コードリーダー、通信手段等により実現される。
次に、商品販売システムBを構成する決済端末33の動作例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)商品識別子受付手段3321は、商品識別子を受け付けたか否かを判断する。商品識別子を受け付けた場合はステップS902に行き、商品識別子を受け付けなかった場合はステップS911に行く。
(ステップS902)決済処理手段3322は、ステップS901で受け付けられた商品識別子を取得する。
(ステップS903)決済処理手段3322は、ステップS902で取得した商品識別子と対になる金額を図示しない格納部から取得する。そして、決済部113は、当該金額を用いて、決済可能か否かを判断する。決済可能であればステップS904に行き、決済可能でなければステップS909に行く。なお、決済処理手段3322は、例えば、ステップS912で一時蓄積されたカードの情報(例えば、電子マネーカードの中の蓄積されている金額)を用いて、決済可能か否かを判断する。
(ステップS904)決済処理手段3322は、ステップS902で取得した商品識別子が外部商品であるか否かを判断する。外部商品であればステップS906に行き、内部商品であればステップS905に行く。なお、決済処理手段3322は、例えば、ステップS902で取得した商品識別子または指示された指示対象111に対応付いている外部商品を示すフラグが存在するか否かにより、外部商品であるか否かを判断する。その他、ここでの判断処理のアルゴリズムは問わない。
(ステップS905)決済処理手段3322は、ステップS902で取得した商品識別子で識別される内部商品を、自動販売機31の図示しない庫内から排出するように、自動販売機31に指示する。なお、かかる自動販売機31への指示により、当該内部商品が自動販売機31の庫内から排出される。
(ステップS906)決済処理手段3322は、決済処理を行う。決済処理は、例えば、ユーザが投入した現金を、自動販売機11の中の図示しない現金庫に移動させる処理、電子マネーカードまたはキャッシュカード等を用いた決済処理である。なお、かかる決済処理は公知技術である。
(ステップS907)決済処理手段3322は、ステップS902で取得した商品識別子を含む商品情報を取得する。決済処理手段3322は、例えば、決済端末33の図示しない格納部に格納されている機器識別子を取得し、当該機器識別子と商品識別子を含む商品情報を構成する。
(ステップS908)決済処理手段3322は、商品識別子に対応する送信先識別子を送信先識別子格納部331から取得する。そして、決済処理手段3322は、ステップS907で取得した商品情報を、当該送信先識別子で識別されるサーバ装置2に送信する。ステップS901に戻る。
(ステップS909)決済処理手段3322は、タイムアウトか否かを判断する。タイムアウトであればステップS910に行き、タイムアウトでなければステップS903に戻る。
(ステップS910)決済処理手段3322は、エラー処理を行う。ステップS901に戻る。なお、エラー処理は、例えば、エラーメッセージを出力する処理、自動販売機31の図示しない現金排出口に投入された現金を排出する処理等である。
(ステップS911)決済端末33は、カード(例えば、電子マネーカード、クレジットカード)の情報を取得したか否かを判断する。情報を取得した場合はステップS912に行き、情報を取得しなかった場合はステップS901に戻る。
(ステップS912)決済端末33は、ステップS911で取得したカードの情報を、決済端末33の図示しない格納部に一時蓄積する。ステップS901に戻る。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における商品販売システムBの具体的な動作について、図10、図11を用いて説明する。
図10、図11は、商品庫3の例である。商品庫3の自動販売機31は、ここでは、飲料の自動販売機である。また、付属商品庫12には、スナック菓子、カップ麺等の複数の種類の外部商品が配置されている。
今、ユーザは、付属商品庫12の複数種類の外部商品の中からカップ麺を選び、付属商品庫12からカップ麺を取り出した、とする。次に、ユーザは、決済端末33の所定の領域(ここでは、例えば、液晶画面)をタッチする(図12のステップ1)。すると、決済端末33の動作が開始し得る状態となる。
次に、ユーザは、当該カップ麺の表面に印刷されたコード(ここでは、バーコード)を決済端末33に含まれるリーダーに近づけ、リーダーにコードを読み込ませる(図12のステップ2)。すると、決済端末33の商品識別子受付手段3321は、コードを読み取り、当該コードに対応する商品識別子を取得する。そして、決済端末33は、図示しない格納部に格納している決済方法選択画面を出力する。
次に、ユーザは決済方法を選択する(図12のステップ3)。ここで、例えば、ユーザはメニュー項目「交通」を指示した、とする。
次に、ユーザは、交通電子マネーカードを決済端末33に読み込ませる。次に、決済処理手段3322は、取得された商品識別子と対になる金額を図示しない格納部から取得する。
次に、ユーザは、電子マネーカードを自動販売機11にかざし、支払いのための動作を行った、とする。次に、決済部113は、当該金額を用いて、決済可能である、と判断した、とする。そして、決済処理手段3322は、決済処理を行う。決済処理は、例えば、電子マネーカードを用いた公知の決済処理である。
次に、決済処理手段3322は、ステップS902で取得した商品識別子が外部商品である、と判断する。
次に、決済処理手段3322は、取得した商品識別子を含む商品情報を取得する。決済処理手段3322は、例えば、決済端末33の図示しない格納部に格納されている機器識別子を取得し、当該機器識別子と商品識別子を含む商品情報を構成する。次に、決済処理手段3322は、当該商品情報をサーバ装置2に送信する。
次に、サーバ装置2のサーバ受信部22は、商品情報を決済端末33から受信する。次に、サーバ処理部23は、受信された商品情報をサーバ格納部21に蓄積する。
なお、サーバ処理部23は、例えば、機器識別子ごとに、当該機器識別子を含むサーバ格納部21に格納されている1または2以上の商品情報に対して、予め決められた統計処理を行い、統計処理結果を取得する。そして、例えば、サーバ送信部24は、当該統計処理結果を図示しない装置に送信する。
次に、ユーザは、購入したカップ麺に合うと考える飲料を購入するために、当該飲料に対応する指示対象111(a)を押下した、とする。次に、ユーザは、現金を投入するまたは電子マネーカードやクレジットカード等のカードを自動販売機11にかざし、支払いのための動作を行った、とする。
以上の具体例では、自動販売機31の中の飲料と、付属商品庫12に配置された軽食(例えば、カップ麺、パン等)をセットで容易に無人で販売できる商品庫を提供できる。
以上、本実施の形態によれば、自動販売機31の中の商品に加えて、当該自動販売機31とは異なる付属商品庫12の中の商品を無人で販売できる商品庫を提供できる。
また、本実施の形態によれば、自動販売機31の中の商品と付属商品庫12の中の商品とを、各々異なる決済処理により決済ができる。
また、本実施の形態によれば、外部商品に対する決済処理を行う決済端末を提供できる。また、決済端末により、外部商品を自動販売機31に扱わせる必要はなく、自動販売機31の改良、変更が少なくて済む。
また、本実施の形態によれば、外部商品の販売に関する情報を送信できる。
また、本実施の形態によれば、販売された商品が内部商品である場合と外部商品である場合とで、異なる送信先に販売に関する情報を通知できる。
また、本実施の形態によれば、販売された商品に応じて異なる送信先に販売に関する情報を通知できる。
さらに、本実施の形態によれば、外部商品を配置でき、自動販売機と対に使用される付属商品庫を提供できる。
なお、本実施の形態における決済端末33を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、商品庫が具備する自動販売機の中に保管されている内部商品以外の商品である外部商品を識別する外部商品識別子を受け付ける商品識別子受付手段と、前記外部商品識別子受付手段が受け付けた外部商品識別子に対応する外部商品の決済のための決済処理を行う決済処理手段として機能させるためのプログラムである。
また、図13は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の自動販売機、サーバ装置、決済端末を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図13は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図14は、システム300のブロック図である。
図13において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図14において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD−ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の自動販売機等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の自動販売機等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。