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JP2021074655A - 流体チップ及び流体デバイス - Google Patents

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JP2021074655A
JP2021074655A JP2019201468A JP2019201468A JP2021074655A JP 2021074655 A JP2021074655 A JP 2021074655A JP 2019201468 A JP2019201468 A JP 2019201468A JP 2019201468 A JP2019201468 A JP 2019201468A JP 2021074655 A JP2021074655 A JP 2021074655A
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寿美 上野
Toshimi Ueno
寿美 上野
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Abstract

【課題】流路内に気泡や粒子が滞留しにくい流体チップを提供することを目的とする。【解決手段】少なくとも1つの流入口と、少なくとも1つの排出口とを有する流路を有する流体チップであって、少なくとも1つの前記排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、流体チップ。【選択図】図1

Description

本発明は、流体チップ及び流体デバイスに関する。
基礎研究、診断、医薬品の製造等における粒子の分離精製等の様々な分野において、微小な流路を有する流体チップの流路に、液体試料を通液する工程が行われている。例えば、特許文献1には、細胞をサイズにより分離する細胞分離デバイスが記載されている。
特許文献1に記載されているように、流体チップは、流路の流入口及び排出口を通じて外部と接続されることが一般的である。そして、液体試料は、流路の流入口から流路の内部に導入される。また、流路を通過した液体試料は、流路の排出口から流路の外部に排出される。
ここで、特許文献1に記載されているように、従来の流体チップにおいて、流入口に導入される液体の流れ方向は、流路内の液体の流れ方向に対して垂直な方向であることがある。同様に、排出口から流路外に排出される液体の流れ方向は、流路内の液体の流れ方向に対して垂直な方向であることがある。
国際公開第2016/136273号
従来の流体チップの流路に液体試料を通液する工程において、流路内に混入した気泡や、流路内で発生した気泡は、流路内に滞留し、流路外に抜けにくい場合がある。流路内に滞留する気泡は、安定した通液の障害となる。特に、マイクロ流路と呼ばれる微細な流路の場合、流路が細いため少量の気泡であっても、通液の障害となる。
また、液体試料中に粒子が含まれる場合、従来の流体チップでは、粒子の滞留が発生しやすい傾向にある。例えば、粒子の回収が目的である場合、粒子の滞留は粒子回収量の低減につながる。また、粒子の滞留が通液の障害となる場合がある。
そこで、本発明は、流路内に気泡や粒子が滞留しにくい流体チップを提供することを目的とする。
本発明は以下の態様を含む。
[1]少なくとも1つの流入口と、少なくとも1つの排出口とを有する流路を有する流体チップであって、少なくとも1つの前記排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、流体チップ。
[2]前記排出口の全てについて、前記排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、[1]に記載の流体チップ。
[3]少なくとも1つの前記排出口における前記流体チップの外面が、凸形状又は凹形状である、[2]に記載の流体チップ。
[4]少なくとも1つの前記流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、[1]〜[3]のいずれかに記載の流体チップ。
[5]前記流入口の全てについて、前記流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、[4]に記載の流体チップ。
[6]少なくとも1つの前記流入口における前記流体チップの外面が、凸形状又は凹形状である、[5]に記載の流体チップ。
[7]前記流路が分岐部を有する、[1]〜[6]のいずれかに記載の流体チップ。
[8]前記流路を複数有する、[1]〜[7]のいずれかに記載の流体チップ。
[9]複数の前記流路が合流部を有する、[8]に記載の流体チップ。
[10]前記流路の断面積の最大値が0.01〜1mmである、[1]〜[9]のいずれかに記載の流体チップ。
[11][1]〜[10]のいずれかに記載の流体チップと、前記流体チップの少なくとも1つの前記排出口に接続された排出チューブと、を有する、流体デバイス。
[12]前記流体チップの少なくとも1つの前記流入口に接続された流入チューブを更に有する、[11]に記載の流体デバイス。
本発明によれば、流路内に気泡や粒子が滞留しにくい流体チップを提供することができる。
流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する模式断面図である。 流体チップの一例を説明する斜視図である。 流体チップの一例を説明する斜視図である。 流体チップの一例を説明する斜視図である。 流体チップの一例を説明する斜視図である。 流体チップの一例を説明する斜視図である。 流体チップの一例を説明する斜視図である。
以下、場合により図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一又は対応する符号を付し、重複する説明は省略する。なお、各図における寸法比は、説明のため誇張している部分があり、必ずしも実際の寸法比とは一致しない。
[流体チップ]
1実施形態において、本発明は、少なくとも1つの流入口と、少なくとも1つの排出口とを有する流路を有する流体チップであって、少なくとも1つの前記排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、流体チップを提供する。
特に、排出口から流路外に排出される液体の流れ方向が、流路内の液体の流れ方向に対して垂直な方向である流体チップの流路に液体試料を通液した場合、流路内に気泡や粒子が滞留しやすい傾向にある。これに対し、本実施形態の流体チップは、流路内に気泡や粒子が滞留しにくく、安定した通液を行うことができる。
図1は、本実施形態の流体チップを説明する模式断面図である。図1に示すように、本実施形態の流体チップ100は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。角度A100は、0〜30度であることが好ましく、0〜20度であることがより好ましく、0〜10度であることが更に好ましく、0〜5度であることが特に好ましく、0〜1度であることが最も好ましい。流体チップ100においては、角度A100は0度である。
流体チップ100は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140の材質は特に限定されず、例えば、ステンレス、チタン、コバルトクロム合金、マグネシウム合金等の金属、ガラス、汎用プラスチック、医療用プラスチック、化粧品用プラスチック等の樹脂材料等が挙げられる。樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、環状ポリオレフィン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、アクリル、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、芳香族ポリエーテルケトン、エポキシ樹脂、及び、これらの樹脂の共重合材料等が挙げられる。また、基板150の材質についても特に限定されず、例えば、上述した基板140の材質と同様のものが挙げられる。
排出口及び流入口の形状は特に限定されず、液体試料を送液可能な形状であれば、想定しうるいずれの形状でもよい。例えば、正方形、長方形、三角形、円、楕円等の形状が挙げられる。
また、流路の断面形状は特に限定されず、液体試料を送液可能な形状であれば、想定しうるいずれの形状でもよい。例えば、正方形、長方形、三角形、円、楕円等の形状が挙げられる。また、流路の流入口から排出口にわたって流路の断面形状が一定であってもよいし、変化してもよい。
本実施形態の流体チップは、生体分子を扱う場合に通常用いられる微小な流路、すなわち、マイクロ流路であってもよい。より具体的には、本実施形態の流体チップは、流路の断面積の最大値が0.01〜1mmであってもよい。
本明細書において、排出口の近傍とは、流路において、排出口から流入口側に向かって所定の距離の範囲を意味する。ここで、所定の距離とは、例えば、排出口の開口面積に相当する円の直径であってもよい。
排出口の近傍における流路内の流体の流れ方向とは、流体チップの流路に流体を流した場合に、排出口の近傍において流路内を流体が流れる方向である。排出口の近傍における流路内の流体の流れ方向は、排出口の近傍において、流路が形成されている方向であるということもできる。
本実施形態の流体チップにおいて、1つの流路に接続する流入口の数は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。また、1つの流路に接続する排出口の数は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。排出口が複数存在する場合、少なくとも1つの排出口について、当該排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度であればよい。
本実施形態の流体チップにおいて、排出口が複数存在する場合、排出口の全てについて、排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度であることが好ましい。
排出口の全てについて、排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度であると、流路内に気泡や粒子が滞留しにくく、安定した通液を行うことができるという効果がより発揮されやすい。
本実施形態の流体チップにおいて、流路は何らかの機能を有するものである。流路の機能としては、流体チップを用いて実施される公知の機能があげられる。具体的には、例えば、粒子をサイズにより分離する機能、ろ過機能、混合機能、液滴形成機能等が挙げられる。これらの機能は、流路内に所定の構造物を配置することや、流路の配置等により実現することができる。
例えば、細胞等の粒子を含む液体試料を流路内に送液し、粒子をその大きさによって分離することができる。これは、例えば、決定論的横置換法(Deterministic Lateral Displacement、DLD)と呼ばれる原理を用いて、流路内に、所定のサイズ、所定の間隔で柱状構造物(ピラー)を配置することにより実現することができる。
本実施形態の流体チップにおいて、少なくとも1つの前記流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度であることが好ましい。
図2は、このような流体チップの一例を説明する模式断面図である。図2に示すように、流体チップ200は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。角度A100は、0〜30度であることが好ましく、0〜20度であることがより好ましく、0〜10度であることが更に好ましく、0〜5度であることが特に好ましく、0〜1度であることが最も好ましい。流体チップ200においては、角度A100は0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。角度A200は、0〜30度であることが好ましく、0〜20度であることがより好ましく、0〜10度であることが更に好ましく、0〜5度であることが特に好ましく、0〜1度であることが最も好ましい。流体チップ200においては、角度A200は0度である。
角度A100が0〜45度であるだけでなく、角度A200も0〜45度であることにより、流体チップ200は、流路内に気泡や粒子が滞留しにくく、更に安定した通液を行うことができるという効果がより発揮されやすい。
流体チップ200は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
本実施形態の流体チップにおいて、流入口が複数存在する場合、流入口の全てについて、流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度であることが好ましい。
流入口の全てについて、流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度であると、流路内に気泡や粒子が滞留しにくく、安定した通液を行うことができるという効果がより発揮されやすい。
本明細書において、流入口の近傍とは、流路において、流入口から排出口側に向かって所定の距離の範囲を意味する。ここで、所定の距離とは、例えば、流入口の開口面積に相当する円の直径であってもよい。
流入口の近傍における流路内の流体の流れ方向とは、流体チップの流路に流体を流した場合に、流入口の近傍において流路内を流体が流れる方向である。流入口の近傍における流路内の流体の流れ方向は、流入口の近傍において、流路が形成されている方向であるということもできる。
(流路の高さ及び幅)
本実施形態の流体チップにおいて、流路の高さは一定でなくてもよく、途中で変化してもよい。図3は、流路の高さが途中で変化している流体チップの一例を説明する模式断面図である。図3に示すように、流体チップ300は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ300においては、角度A100は約10度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ300においては、角度A200は0度である。
そして、流体チップ300においては、排出口120における流路130の高さが流路130の他の部分における高さよりも大きくなっている。流体チップ300のように、流路130の高さは一定でなくてもよく、途中で変化してもよい。
流体チップ300は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
本実施形態の流体チップにおいて、流路は水平でない部分を有していてもよい。いいかえると、流路は、流体チップの流路方向の外面と並行でない部分を有していてもよい。図4は、流路が水平でない流体チップの一例を説明する模式断面図である。図4に示すように、流体チップ400は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ400においては、角度A100は約20度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ400においては、角度A200は約20度である。
流体チップ400は、流路130の一部が形成された第1の基板140と、流路130の一部が形成された第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
また、図5は、流路が水平でない流体チップの別の一例を説明する模式断面図である。図5に示すように、流体チップ500は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ500においては、角度A100は約20度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ500においては、角度A200は0度である。
流体チップ500において、流入口110における流路130は水平であるが、途中から流路の向きが変化し、排出口120においては、流路130は水平でない。
流体チップ500は、流路130の一部が形成された第1の基板140と、流路130の一部が形成された第2の基板150とを接合することにより形成されていてもよいし、流路130が形成された第1の基板140と、平面を有する第2の基板150とを接合することにより形成されていてもよい。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
本実施形態の流体チップにおいては、流路の幅も一定でなくてもよく、途中で変化してもよい。
(排出口の外面形状)
本実施形態の流体チップにおいて、少なくとも1つの排出口における流体チップの外面が、凸形状又は凹形状であってもよい。
図6は、排出口における流体チップの外面が、凸形状である流体チップの一例を説明する模式断面図である。図6に示すように、流体チップ600は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ600においては、角度A100は0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ600においては、角度A200は0度である。
流体チップ600は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
流体チップ600においては、排出口120における基板140の高さが、基板140の他の部分における高さよりも低くなっている。この結果、排出口120における流体チップの外面は凸形状になっている。
排出口120における流体チップの外面が凸形状であると、例えば、排出チューブを接続することが容易になる。図6の例では、流体チップ600の排出口120には、排出チューブ610が接続されて、流体デバイス600Dを形成している。
図7は、排出口における流体チップの外面が、凸形状である流体チップの一例を説明する模式断面図である。図7に示すように、流体チップ700は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ700においては、角度A100は0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ700においては、角度A200は0度である。
流体チップ700は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
流体チップ700においては、排出口120における基板140の高さが、基板140の他の部分における高さよりも低くなっている。更に、排出口120における基板150の高さも、基板150の他の部分における高さよりも低くなっている。この結果、排出口120における流体チップの外面は凸形状になっている。
排出口120における流体チップの外面が凸形状であると、例えば、排出チューブを接続することが容易になる。図7の例では、流体チップ700の排出口120には、排出チューブ610が接続されて、流体デバイス700Dを形成している。
図8は、排出口における流体チップの外面が、凹形状である流体チップの一例を説明する模式断面図である。図8に示すように、流体チップ800は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。
本明細書において、流入口又は排出口が開口する面は、流路の長さが最も長くなるように規定するものとする。ここで、基板140及び基板150のうち、少なくともいずれか一方の基板に囲まれた範囲の中で流路の長さが最も長くなるように、流入口又は排出口が開口する面を規定する。そこで、流体チップ800において、排出口120が開口する面としては、面121を考慮するものとする。また、流体チップ800において、流入口110が開口する面としては、面111を考慮するものとする。
流体チップ800において、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ800においては、角度A100は0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ800においては、角度A200は0度である。
流体チップ800は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
流体チップ800においては、排出口120における流路130の断面積が大きくなっている。いいかえると、基板140の高さが、基板140の他の部分における高さよりも低くなっている。更に、排出口120における基板150の高さも、基板150の他の部分における高さよりも低くなっている。この結果、排出口120における流体チップの外面は凹形状になっている。より詳細には、排出口120における流体チップ800の外面は、円柱状の凹形状となっている。
排出口120における流体チップの外面が凹形状であると、例えば、排出チューブを接続することが容易になる。図8の例では、流体チップ800の排出口120には、排出チューブ610が接続されて、流体デバイス800Dを形成している。
更に、排出口120における流体チップの外面が凹形状であると、排出口120における流体チップの外面が凸形状である場合と比較して、流路130と排出チューブ610との接続部における流路の段差を小さくすることが容易になる。これにより、気泡や粒子の滞留を効果的に抑制することができる。
(流入口の外面形状)
本実施形態の流体チップにおいて、少なくとも1つの流入口における流体チップの外面が、凸形状又は凹形状であってもよい。
例えば、図6に示す流体チップ600においては、流入口110における基板140の高さが、基板140の他の部分における高さよりも低くなっている。この結果、流入口110における流体チップの外面は凸形状になっている。
流入口110における流体チップの外面が凸形状であると、例えば、流入チューブを接続することが容易になる。図6の例では、流体チップ600の流入口110には、流入チューブ620が接続されて、流体デバイス600Dを形成している。
また、図7に示す流体チップ700においては、流入口110における基板140の高さが、基板140の他の部分における高さよりも低くなっている。更に、流入口110における基板150の高さも、基板150の他の部分における高さよりも低くなっている。この結果、流入口110における流体チップの外面は凸形状になっている。
流入口110における流体チップの外面が凸形状であると、例えば、流入チューブを接続することが容易になる。図7の例では、流体チップ700の流入口110には、流入チューブ620が接続されて、流体デバイス700Dを形成している。
また、図8に示す流体チップ800においては、流入口110における流路130の断面積が開口面に向かって次第に大きくなっている。いいかえると、基板140の高さが、開口面に向かって次第に低くなっている。更に、排出口120における基板150の高さも、開口面に向かって次第に低くなっている。また、流入口110における流路130の断面積は、開口面に向かって次第に大きくなっている。この結果、流入口110における流体チップの外面は円錐状の凹形状になっている。
流体チップ800の流入口110が円錐状の凹形状であることにより、例えばマイクロピペットのチップを流入口110に押し付けて、流路130の内部に液体試料を導入することが可能になる。図8の例では、流体チップ800にマイクロピペットのチップ810が接続されている。
図8の例では、流入口110における流体チップ800の外面が円錐状の凹形状であったが、流入口110における流体チップ800の外面が円柱状の凹形状であり、流入チューブを接続する構成とすることもできる。
(分岐部)
本実施形態の流体チップにおいて、流路が分岐部を有していてもよい。図9は、流路が分岐部を有する流体チップの一例を説明する斜視図である。図9に示すように、流体チップ900は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。
そして、流路130は、分岐部910で流路130aと、流路130bとに分岐している。流路130aは排出口120aに接続している。そして、排出口120aが開口する面121aに垂直な方向D100aと、排出口120aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D110aとがなす角度A100aは、0〜45度である。流体チップ900においては、角度A100aは0度である。
また、流路130bは排出口120bに接続している。そして、排出口120bが開口する面121bに垂直な方向D100bと、排出口120bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D110bとがなす角度A100bは、0〜45度である。流体チップ900においては、角度A100bは0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ900においては、角度A200は0度である。
流体チップ900は、流路130、130a、130bが形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
(流路の数)
本実施形態の流体チップは、流路を複数有していてもよい。図10は、流路を複数有する流体チップの一例を説明する斜視図である。図10に示すように、流体チップ1000は、流路130a及び流路130bを有している。流体チップ1000において、流路130a及び流路130bは、同一面上に配置されている。
そして、流路130aは、流入口110aと、排出口120aとを有している。そして、排出口120aが開口する面121aに垂直な方向D100aと、排出口120aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D110aとがなす角度A100aは、0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A100aは0度である。
また、流入口110aが開口する面111aに垂直な方向D200aと、流入口110aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D210aとがなす角度A200aが0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A200aは0度である。
また、流路130bは、流入口110bと、排出口120bとを有している。そして、排出口120bが開口する面121bに垂直な方向D100bと、排出口120bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D110bとがなす角度A100bは、0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A100bは0度である。
また、流入口110bが開口する面111bに垂直な方向D200bと、流入口110bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D210bとがなす角度A200bが0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A200bは0度である。
流体チップ1000は、流路130a、130bが形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
図11は、流路を複数有する流体チップの別の一例を説明する斜視図である。図11に示すように、流体チップ1100は、流路130a及び流路130bを有している。流体チップ1100において、流路130a及び流路130bは、互いに積層されており、別の面上に配置されている。流体チップ1100において、流路130aと流路130bの軸線方向は互いに並行である。いいかえると、流体チップ1100において、流路130aと流路130bは、軸線方向が同一平面上にあるように配置されている。
そして、流路130aは、流入口110aと、排出口120aとを有している。そして、排出口120aが開口する面121aに垂直な方向D100aと、排出口120aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D110aとがなす角度A100aは、0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A100aは0度である。
また、流入口110aが開口する面111aに垂直な方向D200aと、流入口110aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D210aとがなす角度A200aが0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A200aは0度である。
また、流路130bは、流入口110bと、排出口120bとを有している。そして、排出口120bが開口する面121bに垂直な方向D100bと、排出口120bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D110bとがなす角度A100bは、0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A100bは0度である。
また、流入口110bが開口する面111bに垂直な方向D200bと、流入口110bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D210bとがなす角度A200bが0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A200bは0度である。
流体チップ1100において、流路130a及び流路130bは、排出口が同一面に面している。すなわち、面121aと面121bが面一である。また、流路130a及び流路130bは、流入口が同一面に面している。すなわち、面111aと面111bが面一である。
流体チップ1100は、流路130aが形成された第1の基板140aと、第2の基板150aと、流路130bが形成された第3の基板140bと、第4の基板150bとを接合することにより形成されている。基板140a、140b、150a、150bの材質は上述したものと同様である。
流体チップ1100において、流路130a又は流路130bの送液方向は上記に限られず、任意に変更することができる。例えば、流路130a及び流路130bの送液方向が互いに逆方向になる構成にしてもよい。
図12は、流路を複数有する流体チップの別の一例を説明する斜視図である。図12に示すように、流体チップ1200は、流路130a及び流路130bを有している。流体チップ1200において、流路130a及び流路130bは、互いに積層されており、別の面上に配置されている。更に、流体チップ1200において、流路130aと流路130bは、互いに並行ではない。いいかえると、流体チップ1200において、流路130aと流路130bは、軸線方向が同一平面上にない位置に配置されている。
そして、流路130aは、流入口110aと、排出口120aとを有している。そして、排出口120aが開口する面121aに垂直な方向D100aと、排出口120aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D110aとがなす角度A100aは、0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A100aは0度である。
また、流入口110aが開口する面111aに垂直な方向D200aと、流入口110aの近傍における流路130a内の流体の流れ方向D210aとがなす角度A200aが0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A200aは0度である。
また、流路130bは、流入口110bと、排出口120bとを有している。そして、排出口120bが開口する面121bに垂直な方向D100bと、排出口120bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D110bとがなす角度A100bは、0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A100bは0度である。
また、流入口110bが開口する面111bに垂直な方向D200bと、流入口110bの近傍における流路130b内の流体の流れ方向D210bとがなす角度A200bが0〜45度である。流体チップ1000においては、角度A200bは0度である。
流体チップ1200において、流路130a及び流路130bは、排出口が別の面に開口している。すなわち、面121aと面121bが別の面である。また、流路130a及び流路130bは、流入口が別の面に開口している。すなわち、面111aと面111bが別の面である。
流体チップ1200は、流路130aが形成された第1の基板140aと、第2の基板150aと、流路130bが形成された第3の基板140bと、第4の基板150bとを接合することにより形成されている。基板140a、140b、150a、150bの材質は上述したものと同様である。
流体チップ1200において、流路130a又は流路130bの送液方向は上記に限られず、任意に変更することができる。
(合流部)
本実施形態の流体チップが複数の流路を有する場合、複数の前記流路が合流部を有していてもよい。
(追加機構)
本実施形態の流体チップは、流路に作用する追加機構を有していてもよい。追加機構としては、例えば、ヒーター、電極、電磁石、センサ等が挙げられる。
図13は、追加機構を有する流体チップの一例を説明する斜視図である。図13に示すように、流体チップ1300は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ1300においては、角度A100は0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ1300においては、角度A200は0度である。
流体チップ1300は、ヒーター1310を更に有している。ヒーター1310は配線1320に接続している。
流体チップ1300は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。流体チップ1300においては、第2の基板150にヒーター1310及び配線1320が配置されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。
本実施形態の流体チップは、ハウジングの内部に収容されていてもよい。図14は、ハウジングに収容された流体チップの一例を説明する斜視図である。図14に示すように、流体チップ1400は、流入口110と、排出口120とを有する流路130を有している。そして、排出口120が開口する面121に垂直な方向D100と、排出口120の近傍における流路130内の流体の流れ方向D110とがなす角度A100は、0〜45度である。流体チップ1400においては、角度A100は0度である。
また、流入口110が開口する面111に垂直な方向D200と、流入口110の近傍における流路130内の流体の流れ方向D210とがなす角度A200が0〜45度である。流体チップ1400においては、角度A200は0度である。
流体チップ1400は、流路130が形成された第1の基板140と、第2の基板150とを接合することにより形成されている。基板140及び基板150の材質は上述したものと同様である。流体チップ1400は、ハウジング1410の内部に収容されている。
流体チップ1400は、ハウジング1410の内部に収容されていることから、衝撃に対する耐性が向上する、流体チップ1400の内部を無菌状態に保ちやすい、遮光性が向上する等の特性を有する。
[流体デバイス]
1実施形態において、本発明は、上述したいずれかの流体チップと、前記流体チップの少なくとも1つの前記排出口に接続された排出チューブと、を有する、流体デバイスを提供する。本実施形態の流体デバイスは、前記流体チップの少なくとも1つの前記流入口に接続された流入チューブを更に有していてもよい。
上述したように、図6〜8に、本実施形態の流体デバイスの例を示す。上述した流体チップは、流路内に気泡や粒子が滞留しにくい。このため、基礎研究、診断、医薬品の製造等における粒子の分離精製等の様々な分野において、本実施形態の流体デバイスを用いることにより、流路内への気泡や粒子の滞留を抑制することができる。
[流体チップの製造方法]
流体チップは、第1の基板と第2の基板とが一体に形成された一体成形物として製造してもよいし、第1の基板と第2の基板とを別々に成形した後に接合することにより製造してもよい。
第1の基板及び第2の基板は、いずれか一方に流路を形成してもよいし、双方に流路を形成してもよい。第1の基板又は第2の基板のいずれか一方にのみ流路を形成し、他方が平坦な基板である場合、高精度な位置合わせ技術を必要とせずに流体チップを製造することができ、漏れや流路の位置ずれ等が起きにくい。
以下に、代表的な流体チップの製造方法を説明する。本実施形態の製造方法は、転写版準備工程、充填工程、剥離工程、貼り合わせ工程を含む。
(転写版準備工程)
まず、流路形状の凹凸反転パターンからなる転写版を用意する。転写版は、転写成形に求められる機械的強度、形状追従性を有していればよく、成形する流路材料に応じて、形状・寸法を適宜設計することができる。
転写版を構成する転写版材料としては、転写成形に求められる機械的強度、形状追従性に優れた材料を用いることが好ましい。
転写版の材料としては、例えば、(1)シリコーン、石英等の硬脆性材料、(2)ニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼、チタン等の金属材料、(3)アルミナ、窒化アルミニウム、マシナブルセラミックス等のセラミックス、(4)ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン等の樹脂、(4)アルギン酸塩、キトサン等の多糖類等が挙げられる。
また、転写版の凹凸部を形成するための手段としては、公知の微細加工技術を適宜選択することができる。具体的には、例えば、リソグラフィ法、ウェットエッチング法、ドライエッチング法、サンドブラスト法、レーザー加工法、ミリング法、切削法、研削法等が挙げられる。
また、転写版を製造するにあたり、流路を有する原版を形成し、該原版から鋳型を取って転写版を形成しても良い。このとき、原版は公知の微細加工技術を適宜選択して形成することができる。具体的には、例えば、リソグラフィ法、ウェットエッチング法、ドライエッチング法、サンドブラスト法、レーザー加工法、ミリング法、切削法、研削法等が挙げられる。また、鋳型の形成には、メッキ法、溶融樹脂の塗布等の手法を用いることができる。この方法によれば、同一の原版から複数の転写版を製造することができるため、加工コスト及び生産コストを抑制し、生産性を高めることができる。
(充填工程)
続いて、転写版の凹部側から第1の基板の材料を充填する。転写版に第1の基板の材料を充填する方法としては、公知の充填方法を用いることができる。具体的には、例えば、インプリント法、ホットエンボス法、射出成形法、押し出し成形法、キャスティング法等が挙げられる。
また、転写版と第1の基板の材料の剥離性を向上させるために、材料の充填前に、転写版の表面上に離型効果を増すための表面処理を行ってもよい。例えば、表面処理として、(1)フッ素系の樹脂、金属微粒子、ダイヤモンドライクカーボン、シリコーンオイル等の離型層を形成、(2)化学的な表面改質、(3)表面形状の加工等が挙げられる。
(剥離工程)
続いて、転写版から第1の基板の材料を剥離し、第1の基板を得る。転写版から第1の基板を剥離する方法としては、公知の剥離技術を用いることができる。また、一連の剥離工程の前後処理として、冷却工程又は加熱工程を行ってもよい。離型効果を増加させる表面処理を施した転写版を用いると容易な剥離が可能となる。
また、剥離した第1の基板は、所望する形状に応じて、断裁、研磨等の工程を行ってもよい。また、流路パターンを多面付けした転写版を用いた場合、個々の流路に断裁することが好ましい。
(貼り合わせ工程)
続いて、第1の基板と第2の基板を貼り合わせる。第1の基板と第2の基板を貼り合わせる方法としては、公知の方法を用いることができる。
また、第1の基板と第2の基板の密着性を向上させるために、貼り合わせ前に、第1の基板と第2の基板の表面上に接着効果を増すための表面処理を行ってもよい。例えば、表面処理として、(1)化学的な表面改質、(2)表面形状の加工等が挙げられる。
以上の方法により、流体チップを製造することができる。なお、流体チップの製造方法は上述したものに限定されず、各工程において類推することのできる他の公知の方法を適用することができる。
本実施形態の製造方法によれば、流路内に気泡や粒子が滞留しにくい流体チップを好適に製造することができる。
本発明によれば、流路内に気泡や粒子が滞留しにくい流体チップを提供することができる。
100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200,1300,1400…流体チップ、110,110a,110b…流入口、111,111a,111b…面、120,120a,120b…排出口、121,121a,121b…面、130,130a,130b…流路、140,140a,140b,150,150a,150b…基板、600D,700D,800D…流体デバイス、610…排出チューブ、620…流入チューブ、810…マイクロピペットのチップ、910…分岐部、1310…ヒーター、1320…配線、1410…ハウジング、A100,A100a,A100b,A200,A200a,A200b…角度、D100,D100a,D100b,D110,D110a,D110b,D200,D200a,D200b,D210,D210a,D210b…方向。

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの流入口と、少なくとも1つの排出口とを有する流路を有する流体チップであって、
    少なくとも1つの前記排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、流体チップ。
  2. 前記排出口の全てについて、前記排出口が開口する面に垂直な方向と、当該排出口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、請求項1に記載の流体チップ。
  3. 少なくとも1つの前記排出口における前記流体チップの外面が、凸形状又は凹形状である、請求項2に記載の流体チップ。
  4. 少なくとも1つの前記流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体チップ。
  5. 前記流入口の全てについて、前記流入口が開口する面に垂直な方向と、当該流入口の近傍における前記流路内の流体の流れ方向とがなす角度が0〜45度である、請求項4に記載の流体チップ。
  6. 少なくとも1つの前記流入口における前記流体チップの外面が、凸形状又は凹形状である、請求項5に記載の流体チップ。
  7. 前記流路が分岐部を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の流体チップ。
  8. 前記流路を複数有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の流体チップ。
  9. 複数の前記流路が合流部を有する、請求項8に記載の流体チップ。
  10. 前記流路の断面積の最大値が0.01〜1mmである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の流体チップ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の流体チップと、
    前記流体チップの少なくとも1つの前記排出口に接続された排出チューブと、を有する、流体デバイス。
  12. 前記流体チップの少なくとも1つの前記流入口に接続された流入チューブを更に有する、請求項11に記載の流体デバイス。
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