JP2021071467A - プローブユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】着脱性・保守性に優れた安価なプローブユニットを提供する。【解決手段】絶縁フィルム12上に固着された複数の導電性パターン13で構成される多端子プローブパターンシート11と、導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置50,60を有し、多端子プローブパターンシートは、複数のプローブをX方向に並列配置することにより第1のプローブ列21を構成し、複数の導電性パターンの他端に、複数のプローブをX方向に並列配置することにより第2のプローブ列31を構成し、第1のプローブ列と前記第2のプローブ列間は配線パターンで接続され、第1の保持装置は、第1のプローブ列を+Z方向に方向変換し、Y方向に平行に配置し、保持固定して第1のプローブ群20を形成する。第2の保持装置は、第2のプローブ列を+Z又は−Z方向に方向変換し、Y方向に平行に配置し保持固定して第2のプローブ群30を形成する。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップの回路検査、又は半導体チップを搭載するICパッケージの回路検査に使用するプローブユニットであって、特に狭ピッチの格子状端子配列を形成する半導体チップ又はICパッケージ検査に関するものである。
半導体回路の検査に用いるプローブカードは、半導体チップ上の端子パッド数の増加、パッド面積の縮小化、パッド間ピッチの狭小化に対応すべくプローブ配列の高密度化が要求されている。デバイス特性の向上及び消費電力低減効果並びに省スペース化を目的として、シリコン貫通電極(TSV)を使用して複数のICチップを三次元に実装する技術が開発されている。TSVを使用した三次元実装ICでは、40μmピッチレベルの狭ピッチ格子状配列が特徴であり、プローブの配列が困難なものとなっている。
一方、狭ピッチ格子状配列端子を有する半導体チップを搭載するウェハ・レベル・パッケージ(WLP)においても、半導体チップ端子の多ピン化・狭ピッチ化に伴い、小型化が要求されている。パッケージの半導体チップ搭載側では、当然のことながら被搭載半導体チップの端子配列と同一の端子配列を有する。特に、より正確な抵抗値測定を目的としたケルビン法による測定では、1つの端子に2つの独立したプローブを接触させて計測する必要がある。このため、ICパッケージの導通検査等のおいても、半導体チップ検査用と同等又はそれ以上の高密度なプローブ配列を必要とする。
狭ピッチのパッド配列に対し効率的なプローブ組立方法としては、例えば特開2018−132515号公報で開示されているように、複数の導電性導体パターンを1つの絶縁フィルム上に設置した配線フィルムであって、導体パターンの一端において単列プローブ集合体整列手段と、単列プローブ集合体をXY平面に対し概略垂直方向に折り曲げて設置する方向転換手段を有し、他端において外部端子接続手段と導体パターン拡張手段を有することにより、同一の導体パターンでプローブの機能と配線パターンの機能を兼ね備えるプローブカードを実現する。又、複数の配線フィルムを積層した多層配線フィルムにより、千鳥配列や格子配列等の複雑な半導体チップ端子配列に対応できる。
しかしながら、特開2018−132515号公報で開示されている方法によれば、特に格子状配列のXY方向端子数の増加に伴い、単列プローブ集合体のX方向長さやプローブ数、又は単列プローブ集合体のY方向積層数が増加するほど、Z方向荷重に対する単列プローブ集合体シート全体に弛みが生じてバネ変形量にばらつきが発生するという問題が生じてくる。
又、外部端子接続手段において、プローブ集合体と同一のPCB平面上での端子での半田接続又はコネクタ接続を前提としたものであるため、配線数が増加した場合の平面上での接続点に限界が生じ多端子化に対応できないという問題が生じると共に、機種ごとに新規に設計が必要であり、シート単位での保守が困難であるという問題も生じてくる。
又、外部端子接続手段において、プローブ集合体と同一のPCB平面上での端子での半田接続又はコネクタ接続を前提としたものであるため、配線数が増加した場合の平面上での接続点に限界が生じ多端子化に対応できないという問題が生じると共に、機種ごとに新規に設計が必要であり、シート単位での保守が困難であるという問題も生じてくる。
本発明は、上記プローブカード等における問題点を解決するためになされたもので、格子状配列におけるさらなる多端子化の場合でも高精度なプローブ動作及び先端配列を確保し、かつ、容易なハンドリングによる着脱性・保守性に優れ、外部端子の位置に制限されない構造を有することにより柔軟な検査システムに対応可能な、安価なプローブユニットを提供するものである。
本発明は、
第1の絶縁フィルム上に固着された複数の導電性パターンで構成される1つ又は複数の多端子プローブパターンシートと、前記導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置を有し、
前記多端子プローブパターンシートは、
1つの前記第1の絶縁フィルム上の複数の前記導電性パターンにおいて、
複数の前記導電性パターンの一端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第1のプローブ列を構成し、複数の前記導電性パターンの他端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第2のプローブ列を構成し、前記第1のプローブ列と前記第2のプローブ列間において、少なくとも一対の前記プローブが配線パターンで接続され、
前記第1の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第1のプローブ列を、+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第1のプローブ群を形成することにより、第1の電気端子群との電気的接続手段とし、
前記第2の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第2のプローブ列を、+Z又は−Z方向に方向変換し保持固定し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第2のプローブ群を形成することにより第2の電気端子群との電気的接続手段としたため、
複数の第1及び第2の電気端子群の間を不連続点の無い導電性パターンで接続することが可能で、狭ピッチの格子状配列であってもピッチ変換用多層基板が不要なため電気的特性にも優れ、又、接続対象となる電気端子群の端子配列構成に対する汎用性を有し、プローブ及び配線パターンの製造性に優れ、組立が容易で、多端子プローブパターンシート単位での保守性にも優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
第1の絶縁フィルム上に固着された複数の導電性パターンで構成される1つ又は複数の多端子プローブパターンシートと、前記導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置を有し、
前記多端子プローブパターンシートは、
1つの前記第1の絶縁フィルム上の複数の前記導電性パターンにおいて、
複数の前記導電性パターンの一端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第1のプローブ列を構成し、複数の前記導電性パターンの他端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第2のプローブ列を構成し、前記第1のプローブ列と前記第2のプローブ列間において、少なくとも一対の前記プローブが配線パターンで接続され、
前記第1の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第1のプローブ列を、+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第1のプローブ群を形成することにより、第1の電気端子群との電気的接続手段とし、
前記第2の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第2のプローブ列を、+Z又は−Z方向に方向変換し保持固定し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第2のプローブ群を形成することにより第2の電気端子群との電気的接続手段としたため、
複数の第1及び第2の電気端子群の間を不連続点の無い導電性パターンで接続することが可能で、狭ピッチの格子状配列であってもピッチ変換用多層基板が不要なため電気的特性にも優れ、又、接続対象となる電気端子群の端子配列構成に対する汎用性を有し、プローブ及び配線パターンの製造性に優れ、組立が容易で、多端子プローブパターンシート単位での保守性にも優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、
第1の絶縁フィルム上に固着された複数の導電性パターンで構成される1つ又は複数の多端子プローブパターンシートと、前記導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置と、第2の絶縁フィルムの両面に複数の導電性パッドを固着した中継パッドシートを有し、
前記多端子プローブパターンシートは、
1つの前記第1の絶縁フィルム上の複数の前記導電性パターンにおいて、
複数の前記導電性パターンの一端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第1のプローブ列を構成し、複数の前記導電性パターンの他端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第2のプローブ列を構成し、前記第1のプローブ列と前記第2のプローブ列間において、少なくとも一対の前記プローブが配線パターンで接続され、
前記中継パッドシートは、
前記第2の絶縁フィルムの少なくとも一対の両面の前記導電性パッドが電気的に導通し、前記第1の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第1のプローブ列を、+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第1のプローブ群を形成し、前記中継パッドシートをXY平面に対し平行に保持固定し、前記導電性パッドと前記第1のプローブ群とを接続することにより第1の電気端子群との電気的接続手段とし、
前記第2の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第2のプローブ列を、+Z又は−Z方向に方向変換し保持固定し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第2のプローブ群を形成することにより、第2の電気端子群との電気的接続手段としたため、
複数の第1及び第2の電気端子群の間を不連続点の無い導電性パターンで接続することが可能で、狭ピッチの格子状配列であってもピッチ変換用多層基板が不要なため電気的特性にも優れ、又、接続対象となる電気端子群の端子配列構成に対する汎用性を有し、プローブ及び配線パターンの製造性に優れ、組立が容易で、多端子プローブパターンシート単位での保守性にも優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
又、中継パッドシートにより、バンプ等で構成される電気端子群に対する接触力が均一になりバンプ変形を最小限に抑制するため、安定した電気接続を実現し、バンプ材質の破損によるゴミの発生を最小限にすることにより、良好な電気的特性と耐久性に優れたプローブユニットを提供することができる。
第1の絶縁フィルム上に固着された複数の導電性パターンで構成される1つ又は複数の多端子プローブパターンシートと、前記導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置と、第2の絶縁フィルムの両面に複数の導電性パッドを固着した中継パッドシートを有し、
前記多端子プローブパターンシートは、
1つの前記第1の絶縁フィルム上の複数の前記導電性パターンにおいて、
複数の前記導電性パターンの一端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第1のプローブ列を構成し、複数の前記導電性パターンの他端に、片端を開放端とする複数のプローブを前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方向に並列配置することにより第2のプローブ列を構成し、前記第1のプローブ列と前記第2のプローブ列間において、少なくとも一対の前記プローブが配線パターンで接続され、
前記中継パッドシートは、
前記第2の絶縁フィルムの少なくとも一対の両面の前記導電性パッドが電気的に導通し、前記第1の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第1のプローブ列を、+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第1のプローブ群を形成し、前記中継パッドシートをXY平面に対し平行に保持固定し、前記導電性パッドと前記第1のプローブ群とを接続することにより第1の電気端子群との電気的接続手段とし、
前記第2の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第2のプローブ列を、+Z又は−Z方向に方向変換し保持固定し、Y方向の任意の距離に平行に配置し保持固定して第2のプローブ群を形成することにより、第2の電気端子群との電気的接続手段としたため、
複数の第1及び第2の電気端子群の間を不連続点の無い導電性パターンで接続することが可能で、狭ピッチの格子状配列であってもピッチ変換用多層基板が不要なため電気的特性にも優れ、又、接続対象となる電気端子群の端子配列構成に対する汎用性を有し、プローブ及び配線パターンの製造性に優れ、組立が容易で、多端子プローブパターンシート単位での保守性にも優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
又、中継パッドシートにより、バンプ等で構成される電気端子群に対する接触力が均一になりバンプ変形を最小限に抑制するため、安定した電気接続を実現し、バンプ材質の破損によるゴミの発生を最小限にすることにより、良好な電気的特性と耐久性に優れたプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、請求項2記載のプローブユニットにおいて、前記中継パッドシートの絶縁フィルムの上面における第1の導電性パッド配列のXY平面における相対座標が、前記第1の電気端子群の端子配列の一部又は全てのXY平面における相対座標を含むため、
第1の電気端子群(被検査デバイス端子群等)に対し高精度に接続することが可能で、良好な電気的特性を有するプローブユニットを提供することができる。
第1の電気端子群(被検査デバイス端子群等)に対し高精度に接続することが可能で、良好な電気的特性を有するプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、請求項2又は3記載のプローブユニットにおいて、前記中継パッドシートの絶縁フィルムの下面における第2の導電性パッド配列のXY平面における相対座標が、前記第1のプローブ群の一部又は全てのプローブ先端のXY平面における相対座標を含むため、
第1のプローブ群のプローブ先端が常に第2の導電性パッドと接続した状態を構成でき、第1のプローブ群のプローブ先端の変動が生じず、第1の電気端子群に対し高精度に接続することが可能で、第1のプローブ群のプローブ先端の擦れによるゴミの発生を最小限にすることにより、良好な電気的特性と耐久性に優れたプローブユニットを提供することができる。
第1のプローブ群のプローブ先端が常に第2の導電性パッドと接続した状態を構成でき、第1のプローブ群のプローブ先端の変動が生じず、第1の電気端子群に対し高精度に接続することが可能で、第1のプローブ群のプローブ先端の擦れによるゴミの発生を最小限にすることにより、良好な電気的特性と耐久性に優れたプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記多端子プローブパターンシートにおける任意の1組の前記導電性パターンが、全長に亘り少なくとも1つの同一の導体金属材料で連続して形成しているため、不連続点が無いことによる反射等の少ない良好な電気的特性を有し、全ての導電性パターンを1つの共通のプロセスで一括して製造可能なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記第1又は第2のプローブ列のプローブが弾性変形部を形成し、少なくともZ方向に弾性変形するため、
被検査デバイス端子群との安定した電気的接続が可能となり、又、第2のプローブ列のプローブにも弾性変形機能を有することにより、プローブユニットの着脱が容易で、保守性に優れたプローブユニットを提供することができる。
被検査デバイス端子群との安定した電気的接続が可能となり、又、第2のプローブ列のプローブにも弾性変形機能を有することにより、プローブユニットの着脱が容易で、保守性に優れたプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記第1又は第2のプローブ列の全ての弾性変形部の一部又は全部が、前記第1の絶縁フィルムと固着する手段を有するため、
特にX方向のプローブ間ピッチを高精度に保持することができる
特にX方向のプローブ間ピッチを高精度に保持することができる
又、本発明は、前記弾性変形部が1つ又は複数のスプライン曲線を含む曲線で形成されているため、
バネの曲率が急激に変化することが無く連続的に変化するので、狭ピッチ間のプローブにおける垂直方向の大きな変形に対しても相互に接触し難い変形構造である。
又、垂直変形量(オーバードライブ量)が大きく水平移動量(スクラブ量)の小さいプローブ設計が可能であり、被検査デバイス端子に対する接触力設計の自由度が大きく、又、弾性変形範囲の広い設計が可能となることにより、耐久性の優れたプローブユニットを提供することができる。
バネの曲率が急激に変化することが無く連続的に変化するので、狭ピッチ間のプローブにおける垂直方向の大きな変形に対しても相互に接触し難い変形構造である。
又、垂直変形量(オーバードライブ量)が大きく水平移動量(スクラブ量)の小さいプローブ設計が可能であり、被検査デバイス端子に対する接触力設計の自由度が大きく、又、弾性変形範囲の広い設計が可能となることにより、耐久性の優れたプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記多端子プローブパターンシートにおいて、前記第2のプローブ列が前記第1のプローブ列よりも大きいピッチ配列で構成する手段を有するため、
第2のプローブ列と検査回路端子等との接続が容易で、ピッチ変換用多層基板が不要であり、不連続点が無いことによる反射等の少ない良好な電気的特性を有し、安価なプローブユニットを提供することができる。
第2のプローブ列と検査回路端子等との接続が容易で、ピッチ変換用多層基板が不要であり、不連続点が無いことによる反射等の少ない良好な電気的特性を有し、安価なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記多端子プローブパターンシートにおいて、前記第1のプローブ群の一部又は全てのプローブ先端のXY平面における相対座標が、前記第1の電気端子群の任意の一列のXY平面における相対座標を含むため、
第1のプローブ列におけるX方向の高精度プローブ配列組立工程が不要であり、製造性の優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
第1のプローブ列におけるX方向の高精度プローブ配列組立工程が不要であり、製造性の優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記第2のプローブ群の一部又は全てのプローブ先端のXY平面における相対座標が、前記第2の電気端子群の任意の一列のXY平面における相対座標を含むため、
第2のプローブ列におけるX方向の高精度プローブ配列組立工程が不要であり、製造性の優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
第2のプローブ列におけるX方向の高精度プローブ配列組立工程が不要であり、製造性の優れた安価なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、複数の前記配線パターンの間隔が、前記第1のプローブ列から前記第2のプローブ列まで連続的又は段階的に拡張しているため、
ピッチ変換用多層基板が不要であり、不連続点が無いことによる良好な電気的特性を有し、安価なプローブユニットを提供することができる。
ピッチ変換用多層基板が不要であり、不連続点が無いことによる良好な電気的特性を有し、安価なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、任意の前記配線パターンの配線幅が、一部又は全長に亘り同一である手段を有するため、
不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有する高周波特性の優れたプローブユニットを提供することができる。
不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有する高周波特性の優れたプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、任意の前記配線パターンの配線幅が連続的又は段階的に変化して形成される手段を有するため、
配線ごとの抵抗値等の均一性を保持するための補正や、電源線やグランド線等の面積確保が可能となるため、良好な電気的特性を有するプローブユニットを提供することができる。
配線ごとの抵抗値等の均一性を保持するための補正や、電源線やグランド線等の面積確保が可能となるため、良好な電気的特性を有するプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記第1の絶縁フィルム上に、前記第1のプローブ列、又は前記配線パターン、又は前記第2のプローブ列の少なくとも1つと同一材料で、任意の形状を有するダミーパターンを形成したことにより、
位置決め機能や保持機能、補強機能等の機械機能部品を、プローブ列や配線パターン群と同一の製造工程で作製できるため、安価なプローブユニットを提供することができる。
位置決め機能や保持機能、補強機能等の機械機能部品を、プローブ列や配線パターン群と同一の製造工程で作製できるため、安価なプローブユニットを提供することができる。
又、本発明は、前記第1のプローブ列の片端又は両端近傍に設置した前記ダミーパターンに、前記第1のプローブ列からX方向の任意の距離に、前記第1の絶縁フィルムと共に各々1つの貫通穴を設け、第1の位置決め穴とする手段を有するため、
位置決め機能や保持機能、補強機能等を、プローブ列や配線パターン群と同一の製造工程で作製できるため、複数の多端子プローブパターンシートにおける相互の第1のプローブ列のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
位置決め機能や保持機能、補強機能等を、プローブ列や配線パターン群と同一の製造工程で作製できるため、複数の多端子プローブパターンシートにおける相互の第1のプローブ列のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、本発明は、前記第1のプローブ列の片端又は両端近傍に設置した前記ダミーパターンに、前記第1のプローブからそれぞれX方向の複数の距離に、前記第1の絶縁フィルムと共に各々複数の貫通穴を設け、複数の第1の位置決め穴とする手段を有するため、
同一形状の多端子プローブパターンシートで、複数の多端子プローブパターンシートにおける相互の第1のプローブ列のX方向の相対位置が異なる第1のプローブ群を、高精度に、かつ安価に製造できる。
同一形状の多端子プローブパターンシートで、複数の多端子プローブパターンシートにおける相互の第1のプローブ列のX方向の相対位置が異なる第1のプローブ群を、高精度に、かつ安価に製造できる。
又、本発明は、前記第2のプローブ列の片端又は両側近傍に設置した前記ダミーパターンに、前記第2のプローブからそれぞれX方向の任意の距離に、前記第1の絶縁フィルムと共に各々1つの貫通穴を設け、第2の位置決め穴としたため、
位置決め機能や保持機能、補強機能等を、プローブ列や配線パターン群と同一の製造工程で作製できるため、複数の多端子プローブパターンシートにおける相互の第2のプローブ列のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
位置決め機能や保持機能、補強機能等を、プローブ列や配線パターン群と同一の製造工程で作製できるため、複数の多端子プローブパターンシートにおける相互の第2のプローブ列のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、本発明は、n個のプローブで構成される第1のプローブ列を有するm個の多端子プローブパターンシートを、前記第1のプローブ列が各々平行になるように配置し、n×mの第1のプローブ群を形成する手段を有するため、
任意の格子状の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群を構成でき、XY方向共に多端子化に対応可能な、安価なプローブユニットを提供することができる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
任意の格子状の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群を構成でき、XY方向共に多端子化に対応可能な、安価なプローブユニットを提供することができる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、全ての前記第1のプローブ列のX方向の配列位置が同一である複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第1の位置決め穴に第1の固定ピンを貫通させたことにより、全ての前記第1のプローブ列のX座標値が同一となる手段を有するため、任意の格子状の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群の、X方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、全ての前記第1のプローブ列のX方向の配列位置が同一である複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第1の位置決め穴の何れかを選択して第1の固定ピンを貫通させたことにより、少なくとも2つ以上の前記第1のプローブ列のX座標値が異なるように配置する手段を有するため、
千鳥配列等の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群の、X方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
千鳥配列等の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群の、X方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、任意の数又は配列位置の前記第1のプローブ列を有する複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第1の位置決め穴に第1の固定ピンを貫通させたことにより、前記第1のプローブ群を形成する手段を有するため、
任意の配列の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
任意の配列の被検査デバイス端子に適用可能な第1のプローブ群のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、n個のプローブで構成される前記第2のプローブ列を有するm個の前記多端子プローブパターンシートを、全ての前記多端子プローブパターンシートにおける、前記第2の位置決め穴に第2の固定ピンを貫通させたことにより、n×mの第2のプローブ群を形成する手段を有するため、
任意の格子状の検査回路端子配列に適用可能な第2のプローブ群のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
任意の格子状の検査回路端子配列に適用可能な第2のプローブ群のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、任意の数又は配列位置の前記第2のプローブ列を有する複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第2の位置決め穴に第2の固定ピンを貫通させたことにより、前記第2のプローブ群を形成する手段を有するため、
任意の検査回路端子配列に適用可能な第2のプローブ群のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
任意の検査回路端子配列に適用可能な第2のプローブ群のX方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。
又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、隣接する前記多端子プローブパターンシートにおける前記第1のプローブ列の間又は前記第2のプローブ列の間に、Y方向に厚さを有するスペーサを設置したことによりY方向の位置決めとしたため、
任意の被検査デバイス端子配列に適用できる第1のプローブ群と、任意の検査回路端子配列に適用できる第2のプローブ群のY方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
任意の被検査デバイス端子配列に適用できる第1のプローブ群と、任意の検査回路端子配列に適用できる第2のプローブ群のY方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、各々の前記多端子プローブパターンシートの絶縁フィルムの厚さを選択することによりY方向の位置決めとしたため、
任意の被検査デバイス端子配列に適用できる第1のプローブ群と、任意の検査回路端子配列に適用できる第2のプローブ群のY方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
任意の被検査デバイス端子配列に適用できる第1のプローブ群と、任意の検査回路端子配列に適用できる第2のプローブ群のY方向の位置決めが高精度に、かつ容易に実現できる。又、多端子プローブパターンシート単位での保守が容易に実現できる。
又、本発明は、前記第1の保持装置が、前記多端子プローブパターンシートを主としてZ方向に保持する第1の基台と、前記第1のプローブ群を+Z方向に変換しXY方向に保持する手段と、前記第1のプローブ群の方向変換曲線部をZ方向に保持する手段とで構成されているため、
第1のプローブ群を堅固に保持することができる。
第1のプローブ群を堅固に保持することができる。
又、本発明は、前記第1の位置決め穴とX方向に同一ピッチの第1の固定穴を有する第1の垂直固定具を設置して、前記第1のプローブ群を+Z方向に変換しXY方向に保持する手段としたため、
+Z方向に変換した第1のプローブ群を所定の位置に堅固に保持することができる。
+Z方向に変換した第1のプローブ群を所定の位置に堅固に保持することができる。
又、本発明は、両面の一部又は全部に非導電性の面を含む薄板から成り、Z方向に対し複数の前記多端子プローブシートの最下部又は最上部、又はその両方に位置し、少なくとも方向変換曲線部の保持部形状が、前記多端子プローブシートの方向変換曲線部における曲線形状の一部又は全部を有し、前記第1の位置決め穴とX方向に同一ピッチのシート固定穴と、前記基台とXY平面上で取付け可能なシート取付け穴とを有する保持シートを設置したことにより、前記第1のプローブ群の方向変換曲線部をZ方向に保持する手段としたため、
第1のプローブ群の全てのプローブを、被検査デバイス端子との接触時におけるZ方向の負荷に対しても堅固に保持することができる。
第1のプローブ群の全てのプローブを、被検査デバイス端子との接触時におけるZ方向の負荷に対しても堅固に保持することができる。
又、本発明は、前記第2の保持装置が、前記多端子プローブパターンシートを主としてZ方向に保持する第2の基台と、前記第2のプローブ群をZ方向に変換しXY方向に保持する手段とで構成されているため、
第2のプローブ群を堅固に保持することができる。
第2のプローブ群を堅固に保持することができる。
又、本発明は、前記第2の位置決め穴とX方向に同一ピッチの第2の固定穴を有する複数の第2の垂直固定具を設置したことにより、前記第2のプローブ群をZ方向に変換しXY方向に保持する手段としたため、
Z方向に変換した第2のプローブ群を所定の位置に堅固に保持することができる。
Z方向に変換した第2のプローブ群を所定の位置に堅固に保持することができる。
又、本発明は、第1の多端子プローブパターンシートの任意の1つ又は複数の第1の導電性パターンと、
隣接する第2の多端子プローブパターンシートの前記第1の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第2の導電性パターンと、前記第1及び第2の導電性パターンの間に位置する前記第1の絶縁フィルムとで、インピーダンス整合パターンを構成する手段を有するため、不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有する、高周波特性に優れたプローブユニットを安価に提供することができる。
隣接する第2の多端子プローブパターンシートの前記第1の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第2の導電性パターンと、前記第1及び第2の導電性パターンの間に位置する前記第1の絶縁フィルムとで、インピーダンス整合パターンを構成する手段を有するため、不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有する、高周波特性に優れたプローブユニットを安価に提供することができる。
又、本発明は、第1の多端子プローブパターンシートの任意の1つ又は複数の第1の導電性パターンと、隣接する第2の多端子プローブパターンシートの前記第1の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第2の導電性パターンと、隣接する第3の多端子プローブパターンシートの前記第1及び第2の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第3の導電性パターンと、前記第1と第2の導電性パターンの間、及び前記第2と第3の導電性パターンの間に位置する前記第1の絶縁フィルムとで、インピーダンス整合パターンを構成する手段を有するため、
不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有する、高周波特性に優れたプローブユニットを安価に提供することができる。
不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有する、高周波特性に優れたプローブユニットを安価に提供することができる。
又、本発明は、インピーダンス整合パターンが、前記第1のプローブ列又は前記第2のプローブ列を含む前記導電性パターンの両端近傍まで連続して形成されている手段を有するため、
プローブに寄生するインダクタンスを最小限に抑制し、不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有するプローブユニットを安価に提供することができる。
プローブに寄生するインダクタンスを最小限に抑制し、不連続点が無い均一なインピーダンス配線設計による良好な電気的特性を有するプローブユニットを安価に提供することができる。
又、本発明は、XY平面上で構成された1組の前記第1の電気端子群を任意のY軸で二分割し、第1の電気端子群に接続する第1の多端子プローブパターンシート群と、第2の電気端子群に接続する第2の多端子プローブパターンシート群とで構成され、前記第1の多端子プローブパターンシート群と前記第2の多端子プローブパターンシート群とが前記Y軸に対して概略対称となるべく、前記第1の多端子プローブパターンシート群における前記第2のプローブ群が+Y方向に設置され、前記第2の多端子プローブパターンシート群における前記第2のプローブ群が−Y方向に設置される手段を有するため、
被検査デバイス端子の配列数及びそれに伴う配線数が増加した場合でも、効率良くPCB等の検査回路端子に接続することが可能である。
被検査デバイス端子の配列数及びそれに伴う配線数が増加した場合でも、効率良くPCB等の検査回路端子に接続することが可能である。
又、本発明は、1つの前記多端子プローブパターンシートにおいて、1つ又は複数の前記配線パターンの組と、前記配線パターンに続く前記第2のプローブ列が、前記第1の絶縁フィルムと共に分離し、各々独立した複数の前記第2のプローブ列を構成する手段を有するため、
PCB等の検査回路端子位置を任意に設定でき、検査システム設計の自由度が大きくなる。
PCB等の検査回路端子位置を任意に設定でき、検査システム設計の自由度が大きくなる。
又、本発明は、前記多端子プローブパターンシートを複数積層した多端子プローブパターンシート群を形成し、各々独立した前記第2のプローブ列同士で構成される複数の第2のプローブ群を、XY平面上又はZ方向に独立に配置する手段を有するため、
PCB等の検査回路端子位置を任意に設定でき、検査システム設計の自由度が大きくなる。
PCB等の検査回路端子位置を任意に設定でき、検査システム設計の自由度が大きくなる。
本発明のプローブユニットによれば、格子状配列におけるさらなる多端子化の場合でも高精度なプローブ動作及び先端配列を確保し、かつ、容易なハンドリングによる着脱性・保守性に優れ、外部端子の位置に制限されない構造を有することによる柔軟な検査システムに対応可能な、安価なプローブユニットを提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるプローブユニットの基本構成を示す斜視図である。図1においてプローブユニット1は、複数の多端子プローブパターンシート11と、第1の保持装置50及び第2の保持装置60とで構成されている。
1つの前記多端子プローブパターンシート11は、1つの第1の絶縁フィルム12上に並列配置した複数の導電性パターン13で構成され、前記導電性パターン13の一端において、片端を開放端とする第1のプローブ列21をX方向に配置し、複数の前記第1のプローブ列21を各々Y方向の任意の距離に平行に配置し、前記第1のプローブ列21を機械的に保持固定する前記第1の保持装置50を設置し、2列以上の第1のプローブ群20を形成することにより、被検査デバイス8における被検査デバイス端子80との接触手段としている。
一方、前記導電性パターン13の他端において、片端を開放端とする第2のプローブ列31をX方向に配置し、複数の前記第2のプローブ列31を各々Y方向の任意の距離に平行に配置し、複数の前記第2のプローブ列31を機械的に保持固定する前記第2の保持装置60(図6にて詳細構造を記載)を設置し、2列以上の第2のプローブ群30を形成することにより、検査回路9における検査回路端子90との接触手段としたものである。又、40は、1つの前記多端子プローブパターンシート11上で、前記第1のプローブ列21と前記第2のプローブ列31とを連続して接続する配線パターン群である。
図2(a)及び図2(b)は、1つの前記多端子プローブパターンシート11の構成を示す斜視図である。図2(a)は、前記多端子プローブパターンシート11の第1次加工後の状態を示し、図2(b)は、前記多端子プローブパターンシート11の第2次加工後の状態を示す図である。
図2(a)において、XY平面における1つの前記第1の絶縁フィルム12上に、複数の前記導電性パターン13を並列配置し、前記導電性パターン13の一端において、片端を開放端とする前記第1のプローブ列21をX方向(導電性パターン並列方向)に配置し、前記導電性パターン13の他端において、片端を開放端とする前記第2のプローブ列31をX方向(導電性パターン並列方向)に配置した。又、前記第1のプローブ列21と前記第2のプローブ列31とを連続して接続する前記配線パターン群40を設置した。前記配線パターン群40を構成する配線幅Wdを有する各配線パターン41の間隔Pwを変化させることにより、前記第1のプローブ列21と前記第2のプローブ列31とのX方向プローブ間隔P1x及びP2xを変換する手段とした。
又、前記多端子プローブパターンシート11の前記第1の絶縁フィルム12平面上に、前記第1のプローブ列21、配線パターン群40、第2のプローブ列31と同一材料で、任意の形状を有するダミーパターン23、33を形成した。
前記ダミーパターン23には、前記第1のプローブ列21の左右両端のプローブ22−1、22−16近傍に、前記プローブ22−1、22−16からX方向の任意の距離に、前記第1の絶縁フィルム12と共に各々1つ又は複数の貫通穴を設け、第1の位置決め穴231を設置している。同様に、前記ダミーパターン33には、前記第2のプローブ列31の左右両端のプローブ32−1、32−16近傍に、前記プローブ32−1、32−16からX方向の任意の距離に、前記絶縁フィルム12と共に各々1つ又は複数の貫通穴を設け、第2の位置決め穴331を設置している。
前記第1のプローブ列21、前記配線パターン群40、前記第2のプローブ列31、及び前記ダミーパターン23、33は、1つの多端子プローブパターンシート11において、電鋳又はエッチング等の製造方法で、第1次加工として一括して製造することが可能な構造である。
前記第1及び第2のプローブ列21、31のプローブ22、32の一部を、複数の曲線部を有するバネ変形部221、321として形成し、図2(b)に於いて少なくともZ方向に弾性変形させることにより、前記被検査デバイス端子80及び前記検査回路端子90と、予め設計した適切な荷重で接触させることが可能である。曲線部形状詳細については、図16にて後述する。
又、前記第1及び第2のプローブ列21、31のバネ変形部221、321の一部又は全部が、前記第1の絶縁フィルム12と固着していることにより、前記第1及び第2のプローブ列21、31のX方向プローブ間隔P1x、P2xを、一定に保持することが可能である。
前記配線パターン群40において、任意の1つの配線パターンの配線幅Wdが全長に亘り同一とすることにより、均一なインピーダンス設計が可能となる。一方、1つの配線パターンの配線幅Wdを変化して形成することにより、抵抗値等の均一性を保持するための補正や、電源線やグランド線等の面積確保が可能となる。
図2(b)は、図2(a)で作製した前記多端子プローブパターンシート11の第2次加工として、前記第1及び第2のプローブ列21、31をZ方向に方向変換した状態を示したものである。前記多端子プローブパターンシート11において、前記第1のプローブ列21近傍を+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、前記第2のプローブ列31近傍を−Z方向に方向変換した。このとき、第1次加工にて予め、前記第1のプローブ列21のプローブ配置関係が、前記被検査デバイス端子80の任意の一列81の端子配置関係と同一となるように作製することにより、前記被検査デバイス端子80の対象となる一列の接触手段とすることができる。同様に、第1次加工にて予め、前記第2のプローブ列31のプローブ配置関係が、前記検査回路端子90の任意の一列91の端子配置関係と同一となるように作製することにより、前記検査回路端子90の対象となる一列の接触手段とすることができる。
図3(a)は、複数の前記多端子プローブパターンシート11における、前記第1のプローブ群20の作製方法を示す部分詳細図である。図3(a)では、前記被検査デバイス端子80がn×mの格子状配列である場合に適応する第1のプローブ群の作製方法を示すものである。前記第2次加工により、n個(本図では16個)のプローブを有する第1のプローブ列21−1〜21−6を+Z方向に方向変換したm個(本図では6個)の多端子プローブパターンシート11−1〜11−6を重ね合わせ、前記第1のプローブ列21−1〜21−6を各々Y方向の任意の距離に平行に配置し、n×mの前記第1のプローブ群20を形成した。
n個の前記第1のプローブ列21−1〜21−6における、X方向プローブ間隔P1x等のプローブ配置関係は、第1次加工において予め、前記被検査デバイス端子80の任意の一列の端子81におけるX方向端子間隔DTxの配置関係と同一となるように作製している。さらに、前記多端子プローブパターンシート11の前記絶縁フィルム12平面上の、前記第1のプローブ列21の両端のプローブ22−1、22−16近傍にダミーパターン23を形成し、前記両端プローブ22−1、22−16からX方向距離Lx1に、前記絶縁フィルム12と共に各々貫通穴を設け、前記第1の位置決め穴231を予め作製している。
前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における前記第1の位置決め穴231に、第1の固定ピン55を貫通させて整列させ、前記第1の保持装置50の固定穴54に固定することにより、全ての前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における全ての第1のプローブ列21−1〜21−16のX座標値が同一となるように配置することが可能である。
又、隣接する多端子プローブパターンシート11における各第1のプローブ列間に、Y方向プローブ間隔P1yが、前記被検査デバイス端子80のY方向端子間隔DTyと一致すべく、所望の厚さを有するスペーサ24を設置することにより、Y方向の位置決めとした。
前記Y方向プローブ間隔P1yの位置決め手段としては、各多端子プローブパターンシートの前記第1の絶縁フィルム12を所望の厚さとすることにより、Y方向の位置を決定することも可能である。
図3(b)は、前記第1のプローブ群20形成手段のうち、少なくとも2つ以上の前記多端子プローブパターンシート11において、前記第1のプローブ列21のX座標値が異なるように配置したものである。図3(b)の例では、同一の第1のプローブ列を有する多端子プローブパターンシート11−1〜11−6を使用し、隣接する第1のプローブ列21の相対的X方向位置が、1/2ピッチずれて配置される、いわゆる千鳥配列の配列方法を示すものである。
前記第1次加工の前記第1の位置決め穴231において、予め、第1のプローブ列21の両端のプローブ22−1、22−16近傍に、前記両端プローブ22−1、22−16からX方向距離Lx1の位置と、1つのプローブ間ピッチP1xの半分に相当するP1x/2だけずれたLx1+P1x/2の位置に、前記絶縁フィルム12と共に同時に2つの貫通穴を設け、第1の位置決め穴231A、231Bとした。
前記第1のプローブ群20形成において、前記第1のプローブ列21−1では、前記第1の位置決め穴231Aを選択し、隣接する前記第1のプローブ列21−2では、前記第1の位置決め穴231Bを選択し、同様に前記第1の位置決め穴231Aと、位置決め穴231Bを交互に選択し、前記第1の固定ピン55を貫通させ、前記第1の保持装置50の固定穴54に固定することにより、第1のプローブ列21のX方向の配列が同一である複数の多端子プローブパターンシート11を用いて、第1のプローブ列のX座標値が交互に1/2ピッチずつ異なる千鳥配列を実現することが可能となる。
Y方向の位置決め方法については、図3(a)で示す例と同様に、隣接する多端子プローブパターンシート11における第1のプローブ列、例えばプローブ列21−1と21−2との間に、Y方向プローブ間隔P1yが、前記被検査デバイス端子80のY方向端子間隔DTyと一致すべく、所望の厚さを有するスペーサ24を設置することにより、Y方向の位置決めとした。
又、前記Y方向プローブ間隔DTyの位置決め手段としては、各多端子プローブパターンシートの前記第1の絶縁フィルム12を所望の厚さとすることにより、Y方向の位置を決定することも可能である。
図3(c)は、前記第1のプローブ群20形成手段のうち、全ての前記多端子プローブパターンシート11において、前記第1のプローブ列21のX方向又はY方向配列が異なるように配置したものである。図3(c)において、例えば、前記多端子プローブパターンシート11−1における前記第1のプローブ列21−1のX方向配列関係P1x−1が、前記被検査デバイス端子80の第1の端子列80−1におけるX方向端子配列関係DTx−1と一致すべく作製し、前記多端子プローブパターンシート11−2における前記第1のプローブ列21−2のX方向配列関係P1x−2が、前記被検査デバイス端子80の第2の端子列80−2におけるX方向端子配列関係DTx−2と一致すべく作製し、さらに第1のプローブ列21−1と21−2との間に、Y方向プローブ間隔P1y−1が、前記被検査デバイス端子80のY方向端子間隔DTy−1と一致すべく、所望の厚さを有するスペーサを設置することにより、Y方向の位置決めとした。
このように前記第1のプローブ群20形成手段において、各第1のプローブ列21のX方向配置と、隣接する前記第1のプローブ列21とのY方向距離の選択によって、任意のプローブ配列構成の第1のプローブ群20を形成することが可能である。
図4は、複数の前記多端子プローブパターンシート11における、前記第2のプローブ群30の作製方法を示す部分詳細図である。図4では、前記検査回路端子90がn×mの格子状配列である場合に適応する第2のプローブ群30の作製方法を示すものである。前記第2次加工により、n個(本図では16個)のプローブを有する第2のプローブ列31−1〜31−6をZ方向に方向変換したm個(品図では6個)の多端子プローブパターンシート11−1〜11−6を重ね合わせ、前記第2のプローブ列31−1〜31−6を各々Y方向の任意の距離に平行に配置し、n×mの第2のプローブ群30を形成した。
n個の前記第2のプローブ列31−1〜31−6における、X方向プローブ間隔P2x等のプローブ配置関係は、第1次加工において予め、前記検査回路端子90の任意の一列の端子91におけるX方向端子間隔TTxの配置関係と同一に作製している。さらに、前記多端子プローブパターンシート11の第1の絶縁フィルム12平面上の、前記第2のプローブ列31の両端のプローブ32−1、32−16近傍にダミーパターン33を形成し、前記両端プローブ32−1、32−16からX方向のLx2の距離に、前記第1の絶縁フィルム12と共に各々貫通穴を設け、前記第2の位置決め穴331を予め作製している。
前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における前記第2の位置決め穴331に、第2の固定ピン65を貫通させ、前記第2の保持装置60の第2の固定穴64に固定することにより、全ての前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における全ての第2のプローブ列31−1〜31−16のX座標値が同一となるように配置することが可能である。
さらに、隣接する多端子プローブパターンシート11における第2のプローブ列、例えば31−1と31−2との間に、Y方向プローブ間隔P2yが、前記検査回路端子90のY方向端子間隔TTyと一致すべく、所望の厚さを有するスペーサ34、及び後述する第2の保持装置60における第2の垂直固定具62を設置することにより、Y方向の位置決めとした。
前記第2のプローブ群30形成手段においても、前記第1のプローブ群20形成手段と同様に、各第2のプローブ列31のX方向配置と、隣接する前記第2のプローブ列31とのY方向距離の選択によって、任意のプローブ配列構成の第2のプローブ群30を形成することが可能である。
図5は、前記第1の保持装置50の構成を説明する部分詳細図である。図5において、51は基台であり、主として複数の前記多端子プローブパターンシート11と共に第1の垂直固定具52、及び保持シート53を保持するものである。
前記第1の垂直固定具52は、前記基台51に取り付けられ、複数の前記多端子プローブパターンシート11の前記第1の位置決め穴231と、前記多端子プローブパターンシート11の上下に設置された2つの前記保持シート53A、53Bに設けられたシート固定穴56と、前記第1の垂直固定具52の第1の固定穴54とを、必要に応じ前記スペーサ24と共に第1の固定ピン55により固定し、前記第1のプローブ列21をZ方向に変換しXY方向に保持し、前記第1のプローブ群20を構成するものである。ここで、前記第1の垂直固定具52の前記第1の固定穴54は予め、前記第1の位置決め穴231とX方向に同一ピッチで加工されたものである。
一方、前記保持シート53は、絶縁シート等の非導電性の面を含む比較的剛性のある金属等の薄板から成り、Z方向最上部の前記多端子プローブパターンシート11−1の上側に位置する前記保持シート53Aと、Z方向最下部の前記多端子プローブパターンシート11−6の下側に位置する前記保持シート53Bにおける方向変換曲線部の保持部531A及び531Bが、それぞれ前記多端子プローブパターンシート11−1及び11−6の方向変換曲線部225における外周曲線形状の一部又は全部を有し、前記第1の位置決め穴231とX方向に同一ピッチに加工された前記シート固定穴56と、前記第1のプローブ群20と共に前記第1の垂直固定具52に第1の固定ピン55により固定され、かつ、前記保持シート53A及び53Bに設けられたシート取付け穴57により、前記基台51とXY平面上で、シート取付けピン571で固定することにより、前記第1のプローブ群20の各プローブに、検査時に−Z方向の荷重が負荷された場合でも、前記第1のプローブ群20をZ方向に堅固に保持するものである。
図6は、第2の保持装置60の構成を説明する部分詳細図である。図6において、61は基台、62は第2の垂直固定具、63は押え板を示す。前記基台61には、前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における前記第2の位置決め穴331と同一ピッチで開けられた前記第2の固定穴64が設けられている。
前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における前記第2の位置決め穴331に、前記スペーサ34及び第2の垂直固定具62と共に第2の固定ピン65を貫通させ、前記第2の基台61の第2の固定穴64に固定することにより、全ての前記多端子プローブパターンシート11−1〜11−6における全ての第2のプローブ列31−1〜31−6のXY座標値と、前記検査回路端子90のXY座標値との相対関係が同一となるように配置することが可能である。さらに、前記第2のプローブ群30の上部より、押え板63にて前記多端子プローブパターンシート11を固定し、配線の弛みを防いでいる。
図7(a)〜7(c)は、隣接する複数の多端子プローブパターンシートを使用して、インピーダンス整合パターンの1つであるマイクロストリップラインを構成する方法を説明する図である。図7(a)は、各多端子プローブパターンシートの構成を、図7(b)は、各多端子プローブパターンシートを積層した状態を、図7(c)は、インピーダンス整合パターンを構成する配線部の断面形状を示すものである。
第1の絶縁フィルム121上に配置した導電性パターンから構成される第1の多端子プローブパターンシート111と、前記第1の多端子プローブパターンシート111に隣接し、第1の絶縁フィルム122上に配置した導電性パターンから構成される第2の多端子プローブパターンシート112において、前記第1の多端子プローブパターンシート111上に設置され、一定の配線幅Wd1と導体厚さTw1を有する1つの第1の導電性パターン131と、前記第2の多端子プローブパターンシート112上に設置され、前記第1の導電性パターン131の直近に位置し、前記第1の導電性パターン131の配線幅Wd1より十分大きな配線幅Wd2(例えば5倍以上)と、任意の導体厚さTw2を有する1つ又は複数の第2の導電性パターン132と、絶縁フィルム厚さHd1、及び比誘電率Erを有する前記第1の絶縁フィルム121との間で、前記第1の導電性パターン131を信号線とし、前記第2の導電性パターン132を接地層とし、前記配線幅Wd1、前記導体厚さTw1、前記絶縁フィルム厚さHd1、及び前記比誘電率Erを用いた近似式、例えば数式1により、一定のインピーダンス値Z0(例えば50Ω)になるべく、前記配線幅Wd1、前記導体厚さTw1、前記絶縁フィルム厚さHd1、及び前記比誘電率Erを決定又は選択することにより、マイクロストリップラインを構成することが可能である。
図8(a)〜8(c)は、隣接する複数の多端子プローブパターンシートを使用して、インピーダンス整合パターンの1つであるストリップラインを構成する方法を説明する図である。図8(a)は、各多端子プローブパターンシートの構成を、図8(b)は、各多端子プローブパターンシートを積層した状態を、図8(c)は、インピーダンス整合パターンを構成する配線部の断面形状を示すものである。
第1の絶縁フィルム121上に配置した導電性パターンから構成される第1の多端子プローブパターンシート111と、前記第1の多端子プローブパターンシート111に隣接し、第1の絶縁フィルム122上に配置した導電性パターンから構成される第2の多端子プローブパターンシート112と、前記第1の多端子プローブパターンシート112に隣接し、第1の絶縁フィルム123上に配置した導電性パターンから構成される第3の多端子プローブパターンシート113において、前記第1の多端子プローブパターンシート111上に設置され、一定の配線幅Wd1と導体厚さTw1を有する1つの第1の導電性パターン131と、前記第2の多端子プローブパターンシート112上に設置され、前記第1の導電性パターン131の直近に位置し、前記第1の導電性パターンの配線幅Wd1より十分大きな配線幅Wd2(例えば5倍以上)と、任意の導体厚さTw2を有する1つ又は複数の第2の導電性パターン132と、前記第1の導電性パターン131の直近に位置し、前記第1の導電性パターンの配線幅Wd1より十分大きな配線幅Wd3(例えば5倍以上)と、任意の導体厚さTw3を有する1つ又は複数の第3の導電性パターン133と、絶縁フィルム厚さHd1、Hd3及び比誘電率Erを有する前記第1の絶縁フィルム121、123との間で、前記第1の導電性パターン131を信号線とし、前記第2及び第3の導電性パターン132、133を接地層とし、前記配線幅Wd1、前記導体厚さTw1、前記絶縁フィルム厚さHd1、Hd3及び前記比誘電率Erを用いた近似式、例えば数式2により、一定のインピーダンス値(例えば50Ω)になるべく、前記配線幅Wd1、前記導体厚さTw1、前記絶縁フィルム厚さHd1、Hd3及び前記比誘電率Erを決定又は選択することにより、ストリップラインを構成することが可能である。
図7(a)〜7(c)にて説明したマイクロストリップラインを構成するに当たり、前記第1の多端子プローブパターンシート111における前記第1の絶縁フィルム121の前記第1の導電性パターン131を有する面と反対側の面に、予め前記第2の導電性パターン132を設置して1つの多端子プローブパターンシートを構成し、1つの多端子プローブパターンシートのみでマイクロストリップラインを構成することも可能である。さらに、前記第3の多端子プローブパターンシート113を積層することにより、図8(a)〜8(c)にて説明したストリップラインを構成することも可能である。
図7(a)〜7(c)及び図8(a)〜8(c)で説明したインピーダンス整合パターンを構成する方法により、その他のインピーダンス整合パターンも可能である。図9(a)は、コプレナー・差動マイクロストリップラインの構成を示す図であり、図9(b)は、コプレナー・差動マイクロストリップラインの配線部断面形状を示すものである。
前記第1及び第2の多端子プローブパターンシート111、112において、2つの第1の導電性パターン131−1、131−2を信号線として設置し、それぞれの信号線の前記第1の導電性パターン131−1、131−2の両側に、接地層に接続された第1の導電性パターン131A、131Bを設置し、各々の前記第1の導電性パターンの間隔Pw1、Pw2、配線幅Wd1、導体厚さTw1を適切な値に設置することにより、コプレナー・差動マイクロストリップラインが構成される。さらに図9(c)は、図9(a)及び9(b)で示した構成に、前記第3の多端子プローブパターンシート113を積層することにより、コプレナー・差動ストリップラインを構成するものである。
以上説明した以外にも、前記第1の多端子プローブパターンシート111における導電性パターンの構成により、コプレナー・マイクロストリップライン、差動マイクロストリップライン等、さらに前記第3の多端子プローブパターンシート113を積層することにより、コプレナー・ストリップライン、差動ストリップライン等を構成することが可能である。いずれも、配線幅、導体厚さ、パターン間隔、絶縁フィルム厚さ、比誘電率の関係を適切に選定することは言うまでもない。
以上で説明したインピーダンス整合パターンは、前記第1のプローブ列21又は前記第2のプローブ列31を含む前記導電性パターンの両端近傍まで連続して形成されていることが望ましい。
図10は、本発明の第2の実施形態によるプローブユニットの基本構成を示す斜視図である。図1で説明した第1の実施形態によるプローブユニットを二つ用いて、1組の格子状被検査デバイス端子配列に対応するプローブユニット101を構成するものである。
図10において、XY平面上で構成された1組の格子状被検査デバイス端子配列810を、任意のX軸a−a’で二分割し、第1の被検査デバイス端子配列領域811に接続する第1の多端子プローブパターンシート群114と、第2の被検査デバイス端子配列領域812に接続する第2の多端子プローブパターンシート群115とで構成され、前記第1の多端子プローブパターンシート群114と、前記第2の多端子プローブパターンシート群115とを、前記X軸a−a’に対して概ね対称となるべく配置し、前記第1の多端子プローブパターンシート群114における第1のプローブ群201が、前記第1の被検査デバイス端子配列領域811と対応し、前記第2の多端子プローブパターンシート群115における第1のプローブ群202が、前記第2の被検査デバイス端子配列領域812と対応している。
一方、前記第1の多端子プローブパターンシート群114における第2のプローブ群301が+Y方向に設置され、前記第2の多端子プローブパターンシート群115における第2のプローブ群302が−Y方向に設置されている。ここで、主として前記第1のプローブ群201、202を保持する第1の保持装置501の内、基台511及び第1の垂直固定具521は、図示のように共通に設置することも可能である。
図11は、本発明の第3の実施形態によるプローブユニットの基本構成を示す斜視図である。図1で説明した第1の実施形態によるプローブユニットを2つ用いて、1組の周辺配列被検査デバイス端子配列に対応するプローブユニット101を構成するものである。
図11において、XY平面上に1辺に1列又は複数列(本図では3列)で構成された1組の周辺配列被検査デバイス端子配列820を、任意のX軸b−b’で二分割し、第1の被検査デバイス端子配列領域821に接続する第1の多端子プローブパターンシート群116と、第2の被検査デバイス端子配列領域822に接続する第2の多端子プローブパターンシート群117とで構成され、前記第1の多端子プローブパターンシート群116と、前記第2の多端子プローブパターンシート群117とを、前記X軸b−b’に対して概ね対称となるべく配置し、前記第1の多端子プローブパターンシート群116における第1のプローブ群203が前記第1の被検査デバイス端子配列領域821と対応し、前記第2の多端子プローブパターンシート群117における第1のプローブ群204が前記第2の被検査デバイス端子配列領域822と対応している。ここで、各多端子プローブパターンシートにおけるプローブ列を含む導電性パターンは、対応する被検査デバイス端子列の端子の有無に合わせて選定される。例えば、前記被検査デバイス端子820における端子列820−4に対応する第1のプローブ列203−4は、左右の6個のプローブ22−1〜22−3、及び22−14〜22−16のみ設置し、その他のプローブを含む導電性パターンは未設置としている。
一方、前記第1の多端子プローブパターンシート群116における前記第2のプローブ群303が+Y方向に設置され、前記第2の多端子プローブパターンシート群117における前記第2のプローブ群304が−Y方向に設置されている。ここで、主として前記第1のプローブ群203及び204を保持する第1の保持装置502の内、基台512及び第1の垂直固定具522は、図示のように、共通に設置することも可能である。
以上説明したような、第3及び第4の実施形態によれば、1組の被検査デバイス端子配列に対し、効率的にPCB等(図示せず)の外部回路への電気的接続が可能となる。
図12は、本発明の第4の実施形態によるプローブユニット102の基本構成を示す図である。図1で説明した第1の実施形態によるプローブユニット1との相違点は、前記第1のプローブ群20におけるプローブ先端で構成される平面上に、中継パッドシート7を設置し、前記中継パッドシート7の両面に各々を導通させた第1及び第2の導電性パッド72、73を設置し、図13で示すように、予め前記第2の導電性パッド73を、前記第1のプローブ群20のプローブ先端と接続することにより、前記被検査デバイス端子80との接触手段としていることである。図12は、前記中継パッドシート7を搭載した保持具75を、前記第1の保持装置50に取り付けた状態を示すものである。その他の前記プローブユニット1に共通する構成の説明は省略する。
図13(a)〜13(c)は、前記中継パッドシート7の構造、及び中継パッドシートに関連する動作を説明する図である。図13(a)において、プローブユニット101における前記中継パッドシート7の構成を詳細に説明する。
第2の絶縁フィルム71の第1の面(上面)711に、複数の前記第1の導電性パッド72を、前記被検査デバイス端子80の一部又は全ての相対位置関係を含む配置で設置し、前記第2の絶縁フィルム71の第2の面(下面)712に、複数の前記第2の導電性パッド73を、前記第1のプローブ群20の一部又は全てのプローブ先端の相対位置関係を含む配置で設置し、かつ、1つの前記第1の導電性パッド72と、前記第1の導電性パッド72の直下の1つの前記第2の導電性パッド73とが、貫通パターン74にて前記第2の絶縁フィルム71を介して電気的に導通している。前記貫通パターン74は、図のように前記第2の絶縁フィルム71に穴を開け、前記第1及び第2の導電性パッド72、73と共に、メッキ等で作製してもよい。
図13(b)及び13(c)に示すように、前記第2の導電性パッド73と前記第1のプローブ群20のプローブ先端とを、予め接触させた状態を初期状態とし(図13(b))、前記被検査デバイス端子80に接触させ検査を開始することにより(図13(c))、前記中継パッドシート7の前記第1の導電性パッド72を、前記被検査デバイス端子80との接触手段としている。
以上説明したような本発明の第4の実施形態によるプローブユニットにより、前記被検査デバイス端子80がバンプ形状のような場合、前記第1の導電性パッド72の面との接触となり、バンプ形状のダメージが低減されると共に、図13(c)に示すように、バンプが高さバラツキΔDTz等を有する場合でも、前記第1のプローブ群20のバネ変形により、均一に接触力が負荷されるという効果を有するものである。
図14は、本発明の第5の実施形態によるプローブユニット103の基本構成を示す図である。図14においてプローブユニット103は、複数の多端子プローブパターンシート118と第1の保持装置50及び第2の保持装置601とで構成されている。1つの前記多端子プローブパターンシート118は、1つの第1の絶縁フィルム124上に並列配置した複数の導電性パターン134で構成され、前記導電性パターン134の一端において、片端を開放端とする第1のプローブ列21をX方向(導電性パターン並列方向)に配置し、複数の前記第1のプローブ列21を各々Y方向の任意の距離に平行に配置し、前記第1のプローブ列21を機械的に保持固定する前記第1の保持装置50を設置し、二列以上の第1のプローブ群20を形成している。
一方、1つの前記多端子プローブパターンシート118上の配線パターン群401において、1つ又は複数(本図では4本)の前記配線パターン411の組が第1の絶縁フィルム124と共に分離し、前記配線パターン411に続く第2のプローブ列315も分離される。複数の前記多端子プローブパターンシート118を積層し、各々分離された前記第2のプローブ列315を、第2の保持装置601A〜601Dにより保持固定することにより、各々独立した複数の第2のプローブ群305A〜305Dを構成するものである。各々独立した前記第2のプローブ群305A〜305Dは、XY平面上又はZ方向に独立して配置することが可能である。
図15(a)〜15(d)は、本発明の第5の実施形態によるプローブユニット103の配置例を示す正面図及び側面図である。119は、前記多端子プローブパターンシート118を複数積層した多端子プローブパターンシート群である。本図では、前記第1及び第2の保持装置50、601は省略している。
図15(a)は、同一の複数の前記多端子プローブパターンシート118を積層し、各々の前記配線パターン411A〜411D及び前記第2のプローブ列315が同一の位置に配置され、前記第2のプローブ群305A〜305Dを形成したものである。又、図15(b)は、同一の複数の前記多端子プローブパターンシート118を積層し、2層目の前記多端子プローブパターンシート118−2の配線パターン411−2Bと411−2Cが入れ替わり、前記配線パターン411−2Bが前記第2のプローブ群305Cに、前記配線パターン411−2Cが前記第2のプローブ群305Bに、配置した例を示す。又、図15(c)は、前記第2のプローブ群305A及び305Dが、XY平面上で各々90度回転した位置に設置した例を示す。さらに、図15(d)は、前記第2のプローブ群305Bが、他の前記第2のプローブ群305A、305C、305Dの設置平面とZ方向に異なる面で設置した例を示す。
このように、前記第2のプローブ群を独立に配置することが可能であるため、柔軟な検査システムの構築が可能となる。
図16(a)及び図16(b)は、前記プローブ22のバネ変形部の形状221を説明する図であり、前記第1のプローブ列21の狭ピッチに隣接した2つのプローブのみを示したものである。
図16(a)は本発明の実施形態によるプローブ形状で、プローブの厚さTw、幅Wd、変形部高さHpを有する2つのプローブ22−1、22−2が、X方向間隔P1x(例えば40μm)で配列された例を示すものである。前記プローブ22−1、22−2における前記バネ変形部221の全長において、中心線CLを境に曲線が上下左右に対称となるようなスプライン曲線で構成されている。図16(a)において、左側の図は被検査デバイス端子(図示せず)に接触する前の状態を、右側の図は前記プローブ22−1、22−2の先端が前記被検査デバイス端子と接触を開始し、垂直方向に荷重Fcが負荷され、変形量(オーバードライブ量)OdだけZ方向に変形した状態を示す。
図16(a)は本発明の実施形態によるプローブ形状で、プローブの厚さTw、幅Wd、変形部高さHpを有する2つのプローブ22−1、22−2が、X方向間隔P1x(例えば40μm)で配列された例を示すものである。前記プローブ22−1、22−2における前記バネ変形部221の全長において、中心線CLを境に曲線が上下左右に対称となるようなスプライン曲線で構成されている。図16(a)において、左側の図は被検査デバイス端子(図示せず)に接触する前の状態を、右側の図は前記プローブ22−1、22−2の先端が前記被検査デバイス端子と接触を開始し、垂直方向に荷重Fcが負荷され、変形量(オーバードライブ量)OdだけZ方向に変形した状態を示す。
一方、図16(b)は、図16(a)との動作比較として説明する形状で、図16(a)と同様に、プローブの厚さTw、幅Wd、変形部高さHpを有する2つのプローブ22−3、22−4が、X方向間隔P1xで配列されたものであるが、前記プローブ22−3、22−4におけるバネ変形部221において、中心線CLを境に、曲率半径Rbを有する円弧曲線が上下左右に対称となるような円弧曲線で構成されている。図16(b)において、左側の図は被検査デバイス端子(図示せず)に接触する前の状態を、右側の図は前記プローブ22−3、22−4の先端が前記被検査デバイス端子と接触を開始し、垂直方向に荷重Fcが負荷され、変形量(オーバードライブ量)OdだけZ方向に変形した状態を示す。
図16(a)のスプライン曲線形状で構成されたプローブでは、垂直方向に荷重Fcが負荷され、オーバードライブ量OdのZ方向の変形が生じても、前記プローブ22−1と22−2との間隔Pw1は概略一定であるのに対し、図16(b)の円弧曲線形状で構成されたプローブでは、垂直方向に荷重Fcが負荷され、オーバードライブ量OdのZ方向の変形が生じた際に、前記プローブ22−3と22−4との間隔が、例えばPw1、Pw2で示すように差が生じ易く、特にPw2部近傍においては前記プローブ22−3、22−4間における接触が生じる恐れがある。
又、表1は、図16(a)及び図16(b)のそれぞれの形状における有限要素法の計算結果を示したものである。前記プローブ22−1乃至22−4を、プローブの厚さTwを15μm、幅Wdを18μmの同一ニッケル材とし、プローブごとに同一の荷重Fcとして1.2gfを負荷した場合の、最大内部応力と垂直方向変形量(オーバードライブ量)を示した。
弾性変形部をスプライン曲線を含むバネ形状とすることにより、円弧曲線バネと比較して、バネの曲率が急激に変化することが無く連続的に変化するので、狭ピッチ間のプローブにおける垂直方向の大きな変形に対しても接触し難い変形構造である。又、表1の結果に示すように、同一荷重に対して変形量が大きく確保でき、弾性変形範囲の広い設計が可能となることにより耐久性に優れ、複数のスプライン曲線を組み合わせることにより、水平移動量(スクラブ量)の小さいプローブ設計が可能となり、被検査デバイス端子に対する接触力設計の自由度が大きいプローブユニットを提供することができる。
以上説明したスプライン形状を含むバネ形状は、前記第2のプローブ列31にも適用できることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明によれば、格子状配列におけるさらなる多端子化の場合でも高精度なプローブ動作及び先端配列を確保し、かつ、容易なハンドリングによる着脱性・保守性に優れ、外部端子の位置に制限されない構造を有することにより、柔軟な検査システムに対応可能な、安価なプローブユニットを提供するものである。
半導体ウエハにおける多ピン狭ピッチ検査端子を有する半導体及び半導体パッケージの電気的検査に使用するプローブユニット及びプローブカードに利用することができる。
さらに、本発明において格子状の高密度端子配列に接触する手段、多層基板等を経由せずに他方の端子配列に直接接続する手段、2つの端子配列群の位置関係を柔軟に設定できる手段を有するため、プローブカード等の検査目的だけでなく、高密度端子配列を有する複数のデバイス間の接続技術において、セラミック基板等の多層基板を使用せずに広く利用することができる。
さらに、本発明において格子状の高密度端子配列に接触する手段、多層基板等を経由せずに他方の端子配列に直接接続する手段、2つの端子配列群の位置関係を柔軟に設定できる手段を有するため、プローブカード等の検査目的だけでなく、高密度端子配列を有する複数のデバイス間の接続技術において、セラミック基板等の多層基板を使用せずに広く利用することができる。
1,101,102,103 プローブユニット 11 多端子プローブパターンシート12 第1の絶縁フィルム 13 導電性パターン
20 第1のプローブ群 21 第1のプローブ列 22 プローブ 221 バネ変形部
225 方向変換曲線部 23 ダミーパターン 231 第1の位置決め穴 24 スペーサ
30 第2のプローブ群 31 第2のプローブ列 32 プローブ 321 バネ変形部
33 ダミーパターン 331 第2の位置決め穴 34 スペーサ
40 配線パターン群 41 配線パターン
50 第1の保持装置 51 基台 52 第1の垂直固定具 53 保持シート531 方向変換曲線保持部 54 第1の固定穴 55 第1の固定ピン 56 シート固定穴
57 シート取付け穴 571 シート取付けピン 60 第2の保持装置
61 基台 62 第2の垂直固定具 63 押え板 64 第2の固定穴 65 第2の固定ピン
7 中継パッドシート 71 第2の絶縁フィルム 72 第1の導電性パッド711 第1の面(上面) 712 第2の面(下面) 73 第2の導電性パッド74 貫通パターン 75 保持具
8 被検査デバイス 80 被検査デバイス端子 81 被検査デバイス端子列
9 検査回路 90 検査回路端子 91 検査回路端子列
111 第1の多端子プローブパターンシート 112 第2の多端子プローブパターンシート
113 第3の多端子プローブパターンシート 114 第1の多端子プローブパターンシート群
115 第2の多端子プローブパターンシート群 116 第1の多端子プローブパターンシート群
117 第2の多端子プローブパターンシート群 118 多端子プローブパターンシート
119 多端子プローブパターンシート群 121,122,123,124 第1の絶縁フィルム
131 第1の導電性パターン 132 第2の導電性パターン 133 第3の導電性パターン
134 導電性パターン 201,202,203,204 第1のプローブ群
301,302,303,304,305 第2のプローブ群 315 第2のプローブ列 401 配線パターン群
411 配線パターン 501,502 第1の保持装置 511,512,513 基台
521,522 第1の垂直固定具 601 第2の保持装置 611 基台
810 被検査デバイス端子配列 811 第1の被検査デバイス端子配列領域
812 第2の被検査デバイス端子配列領域 820 被検査デバイス端子配列
821 第1の辺の被検査デバイス端子配列領域 822 第2の辺の被検査デバイス端子配列領域
Lx1 X方向距離 Lx2 X方向距離 DTx X方向端子間隔 DTy Y方向端子間隔
TTx X方向端子間隔 TTy Y方向端子間隔
P1x X方向プローブ間隔 P1y Y方向プローブ間隔
P2x X方向プローブ間隔 P2y Y方向プローブ間隔
Tw1,Tw2,Tw3 導体厚 Hd1,Hd2,Hd3 絶縁フィルム厚 Wd,Wd1,Wd2,Wd3 配線幅
Pw,Pw1,Pw2,Pw3 パターン間隔 Er 比誘電率 ΔDTz 高さバラツキ
Fc 荷重 Od 垂直方向変形量 Hp プローブ変形部高さ Rb 曲率半径
20 第1のプローブ群 21 第1のプローブ列 22 プローブ 221 バネ変形部
225 方向変換曲線部 23 ダミーパターン 231 第1の位置決め穴 24 スペーサ
30 第2のプローブ群 31 第2のプローブ列 32 プローブ 321 バネ変形部
33 ダミーパターン 331 第2の位置決め穴 34 スペーサ
40 配線パターン群 41 配線パターン
50 第1の保持装置 51 基台 52 第1の垂直固定具 53 保持シート531 方向変換曲線保持部 54 第1の固定穴 55 第1の固定ピン 56 シート固定穴
57 シート取付け穴 571 シート取付けピン 60 第2の保持装置
61 基台 62 第2の垂直固定具 63 押え板 64 第2の固定穴 65 第2の固定ピン
7 中継パッドシート 71 第2の絶縁フィルム 72 第1の導電性パッド711 第1の面(上面) 712 第2の面(下面) 73 第2の導電性パッド74 貫通パターン 75 保持具
8 被検査デバイス 80 被検査デバイス端子 81 被検査デバイス端子列
9 検査回路 90 検査回路端子 91 検査回路端子列
111 第1の多端子プローブパターンシート 112 第2の多端子プローブパターンシート
113 第3の多端子プローブパターンシート 114 第1の多端子プローブパターンシート群
115 第2の多端子プローブパターンシート群 116 第1の多端子プローブパターンシート群
117 第2の多端子プローブパターンシート群 118 多端子プローブパターンシート
119 多端子プローブパターンシート群 121,122,123,124 第1の絶縁フィルム
131 第1の導電性パターン 132 第2の導電性パターン 133 第3の導電性パターン
134 導電性パターン 201,202,203,204 第1のプローブ群
301,302,303,304,305 第2のプローブ群 315 第2のプローブ列 401 配線パターン群
411 配線パターン 501,502 第1の保持装置 511,512,513 基台
521,522 第1の垂直固定具 601 第2の保持装置 611 基台
810 被検査デバイス端子配列 811 第1の被検査デバイス端子配列領域
812 第2の被検査デバイス端子配列領域 820 被検査デバイス端子配列
821 第1の辺の被検査デバイス端子配列領域 822 第2の辺の被検査デバイス端子配列領域
Lx1 X方向距離 Lx2 X方向距離 DTx X方向端子間隔 DTy Y方向端子間隔
TTx X方向端子間隔 TTy Y方向端子間隔
P1x X方向プローブ間隔 P1y Y方向プローブ間隔
P2x X方向プローブ間隔 P2y Y方向プローブ間隔
Tw1,Tw2,Tw3 導体厚 Hd1,Hd2,Hd3 絶縁フィルム厚 Wd,Wd1,Wd2,Wd3 配線幅
Pw,Pw1,Pw2,Pw3 パターン間隔 Er 比誘電率 ΔDTz 高さバラツキ
Fc 荷重 Od 垂直方向変形量 Hp プローブ変形部高さ Rb 曲率半径
Claims (37)
- 第1の絶縁フィルム上に固着された複数の導電性パターンで構成される1つ又は複数の多端子プローブパターンシートと、前記導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置を有し、
前記多端子プローブパターンシートは、
1つの前記第1の絶縁フィルム上の複数の前記導電性パターンにおいて、
複数の前記導電性パターンの一端に、
片端を開放端とする複数のプローブを、前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方 向に並列配置することにより、第1のプローブ列を構成し、
複数の前記導電性パターンの他端に、
片端を開放端とする複数のプローブを、前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方 向に並列配置することにより、第2のプローブ列を構成し、
前記第1のプローブ列と前記第2のプローブ列との間において、少なくとも一対の前記 プローブが配線パターンで接続され、
前記第1の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第1のプローブ 列を、+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、Y方向の任意の距離に平行に配 置し保持固定して、第1のプローブ群を形成することにより、
第1の電気端子群との電気的接続手段とし、
前記第2の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第2のプローブ 列を、+Z又は−Z方向に方向変換し保持固定し、Y方向の任意の距離に平行に配置し 保持固定して、第2のプローブ群を形成することにより、
第2の電気端子群との電気的接続手段としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 第1の絶縁フィルム上に固着された複数の導電性パターンで構成される1つ又は複数の多端子プローブパターンシートと、前記導電性パターンの両端をそれぞれ保持する第1及び第2の保持装置と、第2の絶縁フィルムの両面に複数の導電性パッドを固着した中継パッドシートを有し、
前記多端子プローブパターンシートは、
1つの前記第1の絶縁フィルム上の複数の前記導電性パターンにおいて、
複数の前記導電性パターンの一端に、
片端を開放端とする複数のプローブを、前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方 向に並列配置することにより、第1のプローブ列を構成し、
複数の前記導電性パターンの他端に、
片端を開放端とする複数のプローブを、前記第1の絶縁フィルムをXY平面としたX方 向に並列配置することにより、第2のプローブ列を構成し、
前記第1のプローブ列と前記第2のプローブ列との間において、少なくとも一対の前記 プローブが配線パターンで接続され、
前記中継パッドシートは、
前記第2の絶縁フィルムの少なくとも一対の両面の前記導電性パッドが電気的に導通し、前記第1の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第1のプローブ 列を、+Z方向(XY平面に垂直方向)に方向変換し、Y方向の任意の距離に平行に配 置し保持固定して第1のプローブ群を形成し、
前記中継パッドシートをXY平面に対し平行に保持固定し、前記導電性パッドと前記第 1のプローブ群とを接続することにより、第1の電気端子群との電気的接続手段とし、前記第2の保持装置は、
1つ又は複数の前記多端子プローブパターンシートにおける全ての前記第2のプローブ 列を、+Z又は−Z方向に方向変換し保持固定し、Y方向の任意の距離に平行に配置し 保持固定して、第2のプローブ群を形成することにより、第2の電気端子群との電気的 接続手段としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項2記載のプローブユニットにおいて、
前記第2の絶縁フィルムの第1の面(上面)における第1の導電性パッド配列のXY平面における相対座標が、前記第1の電気端子群の端子配列の一部又は全てのXY平面における相対座標を含むこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項2又は3記載のプローブユニットにおいて、
前記第2の絶縁フィルムの第2の面(下面)における第2の導電性パッド配列のXY平面における相対座標が、前記第1のプローブ群の一部又は全てのプローブ先端のXY平面における相対座標を含むこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至4の何れか記載のプローブユニットにおいて、
任意の1組の前記導電性パターンが、全長に亘り少なくとも1つの同一の導体金属材料で連続して形成していること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至5の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第1又は第2のプローブ列のプローブが弾性変形部を形成し、少なくともZ方向に弾性変形すること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至6の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第1又は第2のプローブ列の全ての弾性変形部の一部又は全部が、前記第1の絶縁フィルムと固着していること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項6又は7記載のプローブユニットにおいて、
前記弾性変形部が1つ又は複数のスプライン曲線を含む曲線で形成されていること
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至8の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第2のプローブ列が前記第1のプローブ列よりも大きいピッチ配列で構成されていること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1又は5乃至9の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第1のプローブ群の一部又は全てのプローブ先端のXY平面における相対座標が、前記第1の電気端子群の任意の一列のXY平面における相対座標を含むこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至10の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第2のプローブ群の一部又は全てのプローブ先端のXY平面における相対座標が、前記第2の電気端子群の任意の一列のXY平面における相対座標を含むこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至11の何れか記載のプローブユニットにおいて、
複数の前記配線パターンの間隔が、前記第1のプローブ列から前記第2のプローブ列まで連続的又は段階的に拡張していること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至12の何れか記載のプローブユニットにおいて、
任意の前記配線パターンの配線幅が、一部又は全長に亘り同一であること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至12の何れか記載のプローブユニットにおいて、
任意の前記配線パターンの配線幅が連続的又は段階的に変化して形成されていること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至14の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第1の絶縁フィルム上に、前記第1のプローブ列、又は前記配線パターン、又は前記第2のプローブ列の内の少なくとも一つと同一材料で、任意の形状を有するダミーパターンを形成したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項15記載のプローブユニットにおいて、
前記第1のプローブ列の片端又は両端近傍に設置した前記ダミーパターンに、前記第1のプローブ列からX方向の任意の距離に、前記第1の絶縁フィルムと共に各々1つの貫通穴を設け、第1の位置決め穴としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項15記載のプローブユニットにおいて、
前記第1のプローブ列の片端又は両端近傍に設置した前記ダミーパターンに、前記第1のプローブからそれぞれX方向の複数の距離に、前記第1の絶縁フィルムと共に各々複数の貫通穴を設け、複数の第1の位置決め穴としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項15記載のプローブユニットにおいて、
前記第2のプローブ列の片端又は両側近傍に設置した前記ダミーパターンに、前記第2のプローブからそれぞれX方向の任意の距離に、前記第1の絶縁フィルムと共に各々1つの貫通穴を設け、第2の位置決め穴としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至18の何れか記載のプローブユニットにおいて、
n個のプローブで構成される第1のプローブ列を有するm個の多端子プローブパターンシートを、前記第1のプローブ列が各々平行になるように配置し、n×mの第1のプローブ群を形成したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項19記載のプローブユニットにおいて、
全ての前記第1のプローブ列のX方向の配列位置が同一である複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第1の位置決め穴に第1の固定ピンを貫通させたことにより、全ての前記第1のプローブ列のX座標値が同一となる手段としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項19記載のプローブユニットにおいて、
全ての前記第1のプローブ列のX方向の配列位置が同一である複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第1の位置決め穴のいずれかを選択して第1の固定ピンを貫通させたことにより、少なくとも2つ以上の前記第1のプローブ列のX座標値が異なるように配置したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至18の何れか記載のプローブユニットにおいて、
任意の数又は配列位置の前記第1のプローブ列を有する複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第1の位置決め穴に第1の固定ピンを貫通させたことにより、前記第1のプローブ群を形成したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至22の何れか記載のプローブユニットにおいて、
n個のプローブで構成される前記第2のプローブ列を有するm個の前記多端子プローブパターンシートを、全ての前記多端子プローブパターンシートにおける前記第2の位置決め穴に第2の固定ピンを貫通させたことにより、n×mの第2のプローブ群を形成したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至22の何れか記載のプローブユニットにおいて、
任意の数又は任意の配列位置の前記第2のプローブ列を有する複数の前記多端子プローブパターンシートを、前記第2の位置決め穴に第2の固定ピンを貫通させたことにより、前記第2のプローブ群を形成したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至24の何れか記載のプローブユニットにおいて、
隣接する前記多端子プローブパターンシートにおける前記第1のプローブ列の間又は前記第2のプローブ列の間に、Y方向に厚さを有するスペーサを設置したことによりY方向の位置決めとしたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至24の何れか記載のプローブユニットにおいて、
各々の前記多端子プローブパターンシートの絶縁フィルムの厚さを選択することによりY方向の位置決めとしたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至26の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第1の保持装置が、前記多端子プローブパターンシートを主としてZ方向に保持する第1の基台と、前記第1のプローブ群をZ方向に変換しXY方向に保持する手段と、前記第1のプローブ群の方向変換曲線部をZ方向に保持する手段とを有すること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項27記載のプローブユニットにおいて、
前記第1の位置決め穴とX方向に同一ピッチの第1の固定穴を有する第1の垂直固定具を設置することにより、前記第1のプローブ群を+Z方向に変換しXY方向に保持する手段としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項27又は28記載のプローブユニットにおいて、
両面の一部又は全部に非導電性の面を含む薄板から成り、Z方向に対し複数の前記多端子プローブシートの最下部又は最上部、又はその両方に位置し、少なくとも方向変換曲線部の保持部形状が、前記多端子プローブシートの方向変換曲線部における曲線形状の一部又は全部を有し、前記第1の位置決め穴とX方向に同一ピッチのシート固定穴と、前記基台とXY平面上で取付け可能なシート取付け穴を有する保持シートを設置したことにより、前記第1のプローブ群の方向変換曲線部をZ方向に保持する手段としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至29の何れか記載のプローブユニットにおいて、
前記第2の保持装置が、前記多端子プローブパターンシートを主としてZ方向に保持する第2の基台と、前記第2のプローブ群を+Z又は−Z方向に変換しXY方向に保持する手段とを有すること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項30記載のプローブユニットにおいて、
前記第2の位置決め穴とX方向に同一ピッチの第2の固定穴を有する複数の第2の垂直固定具を設置したことにより、前記第2のプローブ群を+Z又は−Z方向に変換しXY方向に保持する手段としたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至31の何れか記載のプローブユニットにおいて、
第1の多端子プローブパターンシートの任意の1つ又は複数の第1の導電性パターン1と、隣接する第2の多端子プローブパターンシートの前記第1の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第2の導電性パターンと、
前記第1及び第2の導電性パターンの間に位置する前記第1の絶縁フィルム1とで、
インピーダンス整合パターンを構成すること、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至32の何れか記載のプローブユニットにおいて、
第1の多端子プローブパターンシートの任意の1つ又は複数の第1の導電性パターンと、隣接する第2の多端子プローブパターンシートの前記第1の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第2の導電性パターンと、
隣接する第3の多端子プローブパターンシートの前記第1及び第2の導電性パターンの直近の1つ又は複数の第3の導電性パターンと、
前記第1と第2の導電性パターンの間、及び前記第2と第3の導電性パターンの間に位置する前記第1の絶縁フィルムとで、
インピーダンス整合パターンを構成すること
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項32又は33記載のプローブユニットにおいて、
インピーダンス整合パターンが、前記第1のプローブ列又は前記第2のプローブ列を含む前記導電性パターンの両端近傍まで連続して形成されていること
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至34の何れか記載のプローブユニットにおいて、
XY平面上で構成された1組の前記第1の電気端子群を任意のY軸で二分割し、
第1の電気端子群に接続する第1の多端子プローブパターンシート群と、第2の電気端子群に接続する第2の多端子プローブパターンシート群とで構成され、
前記第1の多端子プローブパターンシート群と前記第2の多端子プローブパターンシート群とが前記Y軸に対して概略対称となるべく、前記第1の多端子プローブパターンシート群における前記第2のプローブ群が+Y方向に設置され、前記第2の多端子プローブパターンシート群における前記第2のプローブ群が−Y方向に設置されたこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項1乃至35の何れか記載のプローブユニットにおいて、
1つの前記多端子プローブパターンシートの、1つ又は複数の前記配線パターンの組と前記配線パターンに続く前記第2のプローブ列が、前記第1の絶縁フィルムと共に分離し、各々独立した複数の前記第2のプローブ列を構成したこと、
を特徴とするプローブユニット。 - 請求項36記載の前記多端子プローブパターンシートを複数積層した多端子プローブパターンシート群を形成し、各々独立した前記第2のプローブ列同士で構成される複数の第2のプローブ群を、XY平面上又はZ方向に独立に配置したこと
を特徴とするプローブユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019209121A JP2021071467A (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | プローブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019209121A JP2021071467A (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | プローブユニット |
Publications (1)
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---|---|
JP2021071467A true JP2021071467A (ja) | 2021-05-06 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019209121A Pending JP2021071467A (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | プローブユニット |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115032430A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-09-09 | 长鑫存储技术有限公司 | 探针结构及其制作方法 |
-
2019
- 2019-10-31 JP JP2019209121A patent/JP2021071467A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115032430A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-09-09 | 长鑫存储技术有限公司 | 探针结构及其制作方法 |
CN115032430B (zh) * | 2022-06-07 | 2024-05-03 | 长鑫存储技术有限公司 | 探针结构及其制作方法 |
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