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JP2021068396A - 生体情報管理システム - Google Patents

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JP2021068396A
JP2021068396A JP2019195663A JP2019195663A JP2021068396A JP 2021068396 A JP2021068396 A JP 2021068396A JP 2019195663 A JP2019195663 A JP 2019195663A JP 2019195663 A JP2019195663 A JP 2019195663A JP 2021068396 A JP2021068396 A JP 2021068396A
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由明 本多
Yoshiaki Honda
由明 本多
受田 高明
Takaaki Ukeda
高明 受田
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Abstract

【課題】 検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる生体情報管理システムを提供する。【解決手段】 生体情報管理システムA1は、人H0に直接的又は間接的に接触して、人H0の生体情報を検出する第1生体センサ1及び第2生体センサ2と、生体情報に基づいて人H0を識別する識別部311と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、生体情報管理システムに関する。
特許文献1は、生体信号検出手段と、存在判定手段と、禁止手段と、を備えた生体信号検出装置を開示している。生体信号検出手段は、寝具、椅子などの生活用品に装着されて、脈拍数などの生体信号を検出する。存在判定手段は、生体の存在有無を判定する。禁止手段は、存在判定手段の判定結果が不在であれば、生体信号の検出を禁止する。
特開平8−322804号公報
上述の特許文献1では、複数の人を生体情報の検出対象とする場合、検出した生体情報が誰の情報であるのか、特定することができなかった。
本開示の目的は、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる生体情報管理システムを提供することである。
本開示の一態様に係る生体情報管理システムは、人に直接的又は間接的に接触して、前記人の生体情報を検出する少なくとも1つの生体センサと、前記生体情報に基づいて、前記人を識別する識別部と、を備える。
以上説明したように、本開示は、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができるという効果がある。
実施形態における生体情報管理システムを示すブロック図である。 同上の第1変形例の生体情報管理システムを示すブロック図である。 同上の第2変形例の生体情報管理システムを示すブロック図である。 同上の第1応用例の生体センサの構成例を示す概略図である。 第1応用例の生体情報管理システムの動作を示すフローチャートである。 同上の第2応用例の生体センサの構成例を示す概略図である。 第2応用例の生体情報管理システムの動作を示すフローチャートである。 同上の第3応用例の生体センサの構成例を示す概略図である。 第3応用例の生体情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
本実施形態は、一般に、生体情報管理システムに関する。より詳細には、本開示は、人の生体情報を検出する生体情報管理システムに関する。
以下では、本実施形態の生体情報管理システムA1について図1に基づいて説明する。
(1)概要
図1の生体情報管理システムA1は、人が居住する戸建住宅又は集合住宅の住戸などの住戸B1で用いられる。住戸B1内には、人H0が進入及び退出可能な検出エリア9が形成されている。本実施形態の人H0としては、住戸B1に居住している複数(図1では2人)の家人として、父親H11、及び母親H12を例示する。
生体情報管理システムA1は、検出エリア9に存在する人H0の生体情報を検出する。検出エリア9は、例えば椅子、便座、又は浴槽などであり、生体情報管理システムA1は、椅子に座っている人H0、便座に座っている人H0、又は浴槽に入っている人H0などの生体情報を検出する。
生体情報管理システムA1は、生体情報に基づいて、検出エリア9に存在する人H0が、父親H11、及び母親H12のいずれであるかを識別(個人特定)する。そして、生体情報管理システムA1は、検出した生体情報を父親H11及び母親H12のいずれかに紐付ける。
さらに、生体情報管理システムA1は、生体情報に基づいて、識別した人H0の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析する分析処理を行い、分析処理の結果(分析結果)を上述の識別結果に紐付ける。すなわち、生体情報管理システムA1は、検出エリア9に存在する人H0の身体及び精神の少なくとも一方の状態に関する情報を、父親H11又は母親H12に対応付ける。
そして、生体情報管理システムA1は、分析結果に基づいて、父親H11、及び母親H12のそれぞれの身体及び精神の少なくとも一方の状態に関するサービスの提供支援を行うことができる。
(2−1)具体構成
図1の生体情報管理システムA1は、第1生体センサ1、第2生体センサ2、及び信号処理システム3を備える。
第1生体センサ1及び第2生体センサ2は、検出エリア9に設置される。例えば、第1生体センサ1及び第2生体センサ2は、椅子、便座、又は浴槽などに取り付けられ、椅子に座っている人H0、便座に座っている人H0、又は浴槽に入っている人H0に直接的又は間接的に接触する。第1生体センサ1及び第2生体センサ2は、検出エリア9に存在する人H0に気付かれることなく、人H0の生体情報を検出することが好ましい。なお、ここで、センサが人H0に直接的又は間接的に接触するとは、センサの外郭が人H0に接触する形態、及びセンサが取り付けられた椅子、便座、又は浴槽などが人H0に接触する形態を含む。
第1生体センサ1は、第1生体センサ1が人H0に直接的又は間接的に接触した状態で、人H0の生体情報として第1生体情報を検出する。第1生体情報は、人H0の心拍、呼吸、脈拍、及び血流の少なくとも1つであることが好ましい。生体情報管理システムA1は、第1生体センサ1として心拍センサ11を有する。心拍センサ11は、第1生体情報として人H0の心拍を検出する。心拍センサ11には、光学式、又は圧電式などの心拍センサが用いられる。
第2生体センサ2は、第2生体センサ2が人H0に直接的又は間接的に接触した状態で、人H0の生体情報として第2生体情報を検出する。生体情報管理システムA1は、第2生体センサ2として荷重センサ21を有する。荷重センサ21は、第2生体情報として人H0の体重を検出する。荷重センサ21には、ひずみゲージ式、磁歪式、差動変圧式、静電容量式、圧電式、又はインダクタンス式などの荷重センサが用いられる。
信号処理システム3は、コンピュータシステムを備えることが好ましい。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における信号処理システム3としての機能の少なくとも一部が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリにあらかじめ記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む一ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、一つ以上のプロセッサ及び一つ以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む一ないし複数の電子回路で構成される。
また、コンピュータシステムは、1又は複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。例えば、信号処理システム3の機能は、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
信号処理システム3は、信号処理部31、及び通信部32を備える。
信号処理部31は、識別部311、生体情報処理部312、分析部313、及び記憶部314を有する。
記憶部314は、例えばコンピュータシステムのメモリで構成され、記憶部314には、父親H11、及び母親H12のそれぞれの登録データが格納されている。登録データでは、父親H11、及び母親H12のそれぞれの識別情報に、父親H11、及び母親H12のそれぞれの生体情報の履歴が対応付けられている。さらに、登録データでは、父親H11、及び母親H12のそれぞれの識別情報に、父親H11、及び母親H12のそれぞれの分析結果の履歴も対応付けられている。登録データの生体情報及び分析結果の各履歴は、生体情報処理部312、及び分析部313の各処理が実行される毎に更新される。すなわち、記憶部314には、人H0の識別情報毎の生体情報及び分析結果の各履歴が、登録データとして格納されている。
識別情報は、信号処理システム3における設定操作、又は外部のコントローラによる遠隔設定によって、記憶部314に書き込まれる。ここでは、父親H11の識別情報「父」、母親H12の識別情報「母」とする。
識別部311は、心拍センサ11及び荷重センサ21の少なくとも1つが検出した生体情報に基づいて、検出エリア9内の人H0が、父親H11、及び母親H12のいずれであるかを識別する。
まず、識別部311は、荷重センサ21の出力によって検出エリア9内に物体が存在することを検出すると、心拍センサ11の出力を取得する。識別部311は、心拍センサ11の出力波形に基づいて、心拍センサ11の出力が第1生体情報として人H0の心拍の情報を含むか否かを判定する。識別部311は、心拍センサ11の出力が心拍の情報を含んでいれば、検出エリア9内の物体は人H0であり、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力は生体情報であると判定する。
そして、識別部311は、検出した生体情報に基づいて、検出エリア9に存在する人H0が誰であるかを特定する。すなわち、識別部311は、検出した生体情報が、父親H11、及び母親H12のいずれの生体情報であるかを判定する。
記憶部314には、父親H11、及び母親H12の識別情報毎の生体情報の履歴が格納されている。すなわち、記憶部314には、父親H11、及び母親H12のそれぞれの生体情報の特徴が格納されている。そこで、識別部311は、多層構造のニューラルネットワークがディープラーニング(Deep Learning)などの機械学習によって構築された認識アルゴリズムを実行することで実現されることが好ましい。認識アルゴリズムは、生体情報の履歴を学習モデルとして用いるディープラーニングによって構築され、ディープラーニングによって父親H11、及び母親H12の各生体情報の特徴が抽出される。生体情報の履歴は、記憶部314に格納されている父親H11、及び母親H12のそれぞれの生体情報の履歴である。この場合、識別部311は、記憶部314に格納されている生体情報の履歴が更新される毎に、認識アルゴリズムを更新することが好ましい。なお、識別部311は、ニューラルネットワークを用いた認識処理以外に、主成分分析による認識処理、又は重回帰分析による認識処理等の他の認識アルゴリズムを用いてもよい。
上述のように、識別部311は、生体情報として検出した心拍及び体重の各情報を用いて、検出した生体情報が、父親H11、及び母親H12のいずれの生体情報であるかを判定する。
生体情報処理部312は、心拍センサ11及び荷重センサ21が検出した各生体情報を識別部311の識別結果に紐付ける。すなわち、生体情報の検出結果を、識別部311が識別した人H0(例えば父親H11、又は母親H12)の識別情報に紐付ける。本実施形態の生体情報の検出結果は、心拍及び体重の各情報である。
分析部313は、生体情報に基づいて人H0(例えば父親H11、又は母親H12)の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析する分析処理を行い、分析結果を識別部311の識別結果に紐付ける。
具体的に、分析部313は、心拍センサ11が検出した心拍の情報、及び荷重センサ21が検出した体重の情報を用いて、生体情報検出時における身体及び精神の状態を分析する。分析部313は、生体情報検出時における身体の状態分析として、例えば心拍センサ11が検出した心拍の情報を用いた不整脈の有無及び程度の分析、並びに荷重センサ21が検出した体重の情報を用いた肥満及び痩せすぎの程度の分析、などを行う。また、分析部313は、生体情報検出時における精神の状態として、心拍センサ11が検出した心拍数の変化、及び心拍波形の変化などに基づいて、安定、緊張、又は不安、あるいはストレスの程度などを分析できる。
また、分析部313は、心拍センサ11及び荷重センサ21がそれぞれ検出した生体情報と、記憶部314に格納されている生体情報の履歴とを用いて、身体及び精神の状態の傾向を分析してもよい。この場合、分析部313は、心拍の変化傾向、及び体重の変化傾向などに基づいて、心拍の変化と体重の変化との相関などを分析できる。また、分析部313は、心拍の変化傾向、及び体重の変化傾向などに基づいて、精神の安定度を分析することもできる。
通信部32は、通信先となる外部端末8の情報(電話番号、メールアドレス、IPアドレスなど)を予め記憶している。そして、通信部32は、分析部313の分析結果、及び当該分析結果に紐付けられている人H0の識別情報を含む情報を、通知情報として外部端末8へ送信する。通信部32は、広域通信網、移動通信網、及びインターネットの少なくとも1つを含むネットワークNT1を介して、外部端末8と通信する。通信部32は、通信線を介した有線通信、又は無線信号を用いた無線通信によって、ネットワークNT1に通信可能に接続する。有線通信は、例えばツイストペアケーブル、専用通信線、またはLAN(Local Area Network)ケーブルなどを介した有線通信である。無線通信は、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)又は免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の規格に準拠した無線通信、あるいは赤外線通信などの無線通信である。
外部端末8は、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータなどの情報端末であり、通知情報を信号処理システム3から受け取る。通知情報を受け取った外部端末8は、分析部313の分析結果、及び当該分析結果に紐付けられている人H0の識別情報を表示する。すなわち、通信部32は、住戸B1内の父親H11及び母親H12の身体及び精神の少なくとも一方の状態を、個人特定した上で外部端末8に通知する。したがって、外部端末8の管理者H3は、住戸B1内の父親H11及び母親H12の身体及び精神の少なくとも一方の状態を知ることができる。
言い換えると、生体情報管理システムA1によって、住戸B1内の父親H11及び母親H12を見守る見守りサービスが実現される。例えば、外部端末8の管理者H3を、住戸B1に居住している高齢の父親H11及び母親H12の子供とすると、子供は、住戸B1から離れて生活していても、父親H11及び母親H12の身体及び精神の少なくとも一方の状態を把握できる。
なお、管理者H3は、高齢者の見守りサービスの管理会社の従業員であってもよい。この場合、管理者H3は、分析部313の分析結果から、父親H11又は母親H12の状態が異常であると判断すると、住戸B1へ駆け付けて、異常に対する対応を行う。
また、通信部32は、外部端末8から要求があったときに、分析処理の結果を外部端末8へ送信してもよい。すなわち、管理者H3が任意のタイミングで外部端末8を操作して、信号処理システム3へ情報要求を送信する。信号処理部31は、情報要求を受け取ると、最近の所定期間(例えば1日、1週間、又は1か月)の分析結果を、通信部32を介して外部端末8へ送信する。
また、記憶部314に登録データが格納されていない人H0として、家人H21が検出エリア9に存在しているとする。この場合、記憶部314には、家人H21の識別情報、生体情報の履歴、及び分析結果の履歴は格納されていない。したがって、心拍センサ11、及び荷重センサ21が家人H21の生体情報を検出しても、識別部311は、家人H21を識別できない。
そこで、識別部311は、誰の生体情報であるかを識別不能な生体情報を取得すると、新たな登録データとして、仮の識別情報に紐付けた生体情報を記憶部314に格納する。以降、家人H21が検出エリア9に存在する毎に、識別部311は、検出した生体情報を仮の識別情報に紐付けることができる。また、信号処理システム3における設定操作、又は外部のコントローラによる遠隔設定によって、家人H21の識別情報を、仮の識別情報から「家人」に書き換えることが可能である。
上述のように、生体情報管理システムA1は、検出した生体情報に基づいて、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる。したがって、人H0が自身の識別情報を信号処理システム3へ引き渡すためにICカードなどを携行する必要がなく、生体情報管理システムA1は、簡易な構成で、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる。
また、生体情報管理システムA1は、分析部313の分析結果、及び当該分析結果に紐付けられている人H0の識別情報を含む情報を、通知情報として外部端末8へ送信する。したがって、住戸B1から離れている管理者H3に、住戸B1内の人H0の状態を、誰の状態であるかを特定した上で知らせることができる。
(3)第1変形例
図2は、生体情報管理システムの第1変形例として、生体情報管理システムA2の構成を示す。生体情報管理システムA2は音響装置4を更に備え、信号処理システム3は音駆動部33を更に備え、信号処理部31は、音制御部315を更に備える。なお、前述の生体情報管理システムA1と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
検出エリア9内の人H0がじっとせずに動いていたり、人H0の精神が過度に不安定であると、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力は不安定になる。この結果、識別部311が検出エリア9内の人H0を識別できない識別不能になることがある。そこで、識別部311は、検出エリア9内の物体が人H0であるにもかかわらず、識別不能であれば、音制御部315は、音駆動部33から音信号を音響装置4へ出力させる。音駆動部33は、音楽、又は鳥の鳴き声、雨音などの環境音などの音響データを予め記憶しており、音響データを含む音信号を音響装置4へ出力する。音響装置4は、検出エリア9内に音を出力するスピーカを有する。音響装置4は、音響データを再生して、音楽又は環境音を検出エリア9内に出力する。
検出エリア9内の人H0は、音楽又は環境音を聴くことでリラックスでき、人H0の動きが抑えられて、精神が安定する。この結果、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力が安定し、識別部311は、人H0が誰であるかを識別しやすくなる。
また、音駆動部33は、警報音、又はメッセージなどの音響データを更に記憶していることが好ましい。音制御部315は、検出エリア9内の人H0に対して警報又はメッセージを発する必要があるときには、音駆動部33から警報音又はメッセージなどの音響データを含む音信号を音響装置4へ出力させる。音響装置4は、音響データを再生して、警報音又はメッセージなどを検出エリア9内に出力する。
(4)第2変形例
図3は、生体情報管理システムの第2変形例として、生体情報管理システムA3の構成を示す。生体情報管理システムA3は、第1生体センサ1として、呼吸センサ12、脈拍センサ13、及び血流センサ14を更に備える。なお、前述の生体情報管理システムA1と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
呼吸センサ12は、第1生体情報として人H0の呼吸を検出する。呼吸センサ12には、圧力式、又は圧電式などの呼吸センサが用いられる。
脈拍センサ13は、第1生体情報として人H0の脈拍を検出する。脈拍センサ13には、光学式、又は圧電式などの脈拍センサが用いられる。
血流センサ14は、第1生体情報として人H0の血流を検出する。血流センサ14には、レーザドップラ式などの血流センサが用いられる。
識別部311は、心拍、呼吸、脈拍、血流、及び体重の各情報を用いて、検出された生体情報が、父親H11及び母親H12のいずれの生体情報であるかを判定する。
生体情報処理部312は、心拍センサ11、呼吸センサ12、脈拍センサ13、血流センサ14、及び荷重センサ21が検出した各生体情報を識別部311の識別結果に紐付ける。すなわち、生体情報の検出結果を、識別部311が識別した人H0(例えば父親H11、又は母親H12)の識別情報に紐付ける。本実施形態の生体情報の検出結果は、心拍、呼吸、脈拍、血流、及び体重の各情報である。
分析部313は、前述の心拍センサ11及び荷重センサ21の各検出結果を用いた分析に加えて、呼吸センサ12、脈拍センサ13、及び血流センサ14の各検出結果を用いた分析を行う。分析部313は、分析結果を識別部311の識別結果に紐付ける。
分析部313は、生体情報検出時における身体の状態分析として、例えば、呼吸センサ12が検出した呼吸の情報を用いた呼吸器系の分析を行う。また、分析部313は、脈拍センサ13が検出した脈拍の情報を用いた不整脈の分析を行う。また、分析部313は、血流センサ14が検出した血流の情報を用いた血圧、血管年齢、及び動脈硬化指数などの分析を行う。また、分析部313は、生体情報検出時における精神の状態として、呼吸センサ12、脈拍センサ13、及び血流センサ14の各検出結果に基づいて、安定、緊張、又は不安、あるいはストレスの程度などを分析できる。
また、分析部313は、呼吸センサ12、脈拍センサ13、及び血流センサ14がそれぞれ検出した生体情報と、記憶部314に格納されている生体情報の履歴とを用いて、身体及び精神の状態の傾向を分析してもよい。この場合、分析部313は、呼吸の変化傾向、脈拍の変化傾向、及び血流の変化傾向などに基づいて、呼吸、脈拍、及び血流の各変化と体重の変化との相関などを分析できる。また、分析部313は、呼吸、脈拍、及び血流の各変化傾向に基づいて、精神の安定度を分析することもできる。
上述のように、生体情報管理システムA3は、生体情報として検出した心拍、呼吸、脈拍、血流、及び体重の各情報を用いることで、検出した生体情報が誰の情報であるかをより精度よく特定することができる。また、人H0の身体及び精神の少なくとも一方の状態をより精度よく分析できる。
(5)第1応用例
第1応用例は、図2に示す生体情報管理システムA2を用いる。第1応用例では、生体情報管理システムA2の心拍センサ11及び荷重センサ21を、図4の椅子5に取り付ける。例えば、心拍センサ11は椅子5の背もたれ51に取り付けられ、荷重センサ21は椅子5の座面51に取り付けられる。椅子5は、例えばダイニングテーブルと組み合わされる椅子であり、人H0は、椅子5に座って食事をする。心拍センサ11及び荷重センサ21は、食事前から食事後に至るまでの期間において、椅子5に座っている人H0の生体情報を検出することができる。
第1応用例における生体情報管理システムA2の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、記憶部314には、父親H11の識別情報に対応する登録データ、及び母親H12の識別情報に対応する登録データが予め格納されている。
まず、識別部311は、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力を感知したか否かを判定する(S1)。識別部311は、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力を感知すれば(S1のYes)、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力が生体情報であるか否かを判定する(S2)。識別部311は、心拍センサ11及び荷重センサ21の両方又は一方の出力を感知しなければ(S1のNo)、ステップS1の処理を繰り返す。
そして、識別部311は、心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力が生体情報であれば(S2のYes)、検出した生体情報に基づいて、椅子5に座っている人H0が誰であるかを個人特定する(S3)。そして、識別部311が、椅子5に座っている人H0は父親H11又は母親H12であると個人特定できれば(S3のYes)、生体情報処理部312は、心拍センサ11及び荷重センサ21が検出した各生体情報を識別部311の識別結果に紐付ける。さらに、生体情報処理部312は、心拍センサ11及び荷重センサ21が検出した各生体情報を、記憶部314の登録データのうち、個人特定された識別情報に対応する登録データに紐付ける(S4)。
心拍センサ11及び荷重センサ21の各出力が生体情報でなければ(S2のNo)、ステップS1の処理を繰り返す。
識別部311が、椅子5に座っている人H0は父親H11又は母親H12であると個人特定できなければ(S3のNo)、生体情報処理部312は、心拍センサ11及び荷重センサ21が検出した各生体情報に仮の識別情報に紐付ける(S4)。そして、生体情報処理部312は、新たな登録データとして、仮の識別情報に紐付けた生体情報を記憶部314に新規登録する(S5)。
分析部313は、心拍センサ11が検出した心拍の情報、及び荷重センサ21が検出した体重の情報を用いて、椅子5に座っている人H0の身体及び精神の状態を分析する(S6)。
分析部313は、ステップS6において、荷重センサ21が検出した体重の変動を用いて、椅子5に座っている人H0の重心の揺れを分析することで、人H0が居眠りをしていることを検出できる。そこで、分析部313は、人H0が居眠りをしているか否かを判定する(S7)。分析部313が、人H0の居眠りを検出していれば(S7のYes)、音制御部315は、椅子5に座っている人H0を目覚めさせる警報又はメッセージを報知するように、音駆動部33から音響装置4へ音信号を出力させる。音響装置4は、警報音又はメッセージなどを椅子5に座っている人H0に対して出力する(S8)。
分析部313は、人H0の居眠りを検出していなければ(S7のNo)、又は音制御部315による警報音又はメッセージなどの報知が行われると(S8)、人H0の診断を推奨するか否かを判定する(S9)。具体的に、分析部313は、椅子5に座っている人H0の身体及び精神の分析結果に基づいて、人H0は医療機関で診断を受けたほうがよいか否かを判定する。医療機関で診断を受けたほうがよいと分析部313が判定すると、通信部32は、分析部313の分析結果(人H0の身体及び精神の状態、及び医療機関での診断を推奨する旨など)、当該分析結果に紐付けられている人H0の個人特定の結果を、通知情報として外部端末8へ送信する(S9のYes)。外部端末8は、通知情報を表示する。
外部端末8の通知情報を見た管理者H3が、医療機関での診断に同意する旨を信号処理システム3へ返信すると(S10のYes)、分析部313は、分析結果とともに診断を依頼する内容の依頼メッセージを作成する。通信部32は、依頼メッセージを予め決められている医療機関の情報端末へ送信する。後日、医療機関は、診断結果をネットワークNT1経由で信号処理システム3へ送信する。分析部313は、医療機関から診断結果を受け取ると、当該診断結果を医師の知見を示す分析結果として、通信部32から外部端末8へ送信させる(S11)。
外部端末8の通知情報を見た管理者H3が、医療機関での診断に同意しなければ(S10のNo)、分析部313は、分析結果として付加情報を作成する。例えば、分析部313は、ネットワークNT1上のサーバから人H0の身体及び精神の状態に関する情報を付加情報として取得する。また、分析部313は、ネットワークNT1上のサーバから人H0の身体及び精神の状態に適した医療機関の情報を付加情報として取得する。通信部32は、付加情報を外部端末8へ送信する(S12)。
また、医療機関で診断を受ける必要はないと分析部313が判定すると、通信部32は、分析部313の分析結果、当該分析結果に紐付けられている人H0の個人特定の結果、及び医療機関での診断の必要はない旨を、通知情報として外部端末8へ送信する(S9のNo)。
そして、信号処理部31は、心拍センサ11及び荷重センサ21が検出した各生体情報、分析部313の分析結果などを、識別部311の識別結果に紐付けて、記憶部314の登録データを更新する(S13)。なお、この登録データの更新処理は、識別結果及又は分析結果が生成される度に、適宜行われてもよい
また、椅子5がダイニングテーブルと組み合わされる椅子であれば、人H0は、椅子5に座って食事をする。この場合、心拍センサ11及び荷重センサ21は、食事前から食事後に至るまでの期間において、椅子5に座っている人H0の生体情報を検出することができる。したがって、分析部313は、荷重センサ21が検出した体重の変動を用いて人H0の食事量を監視できる。
なお、椅子5は、人H0がリラックスできる居間のソファであってもよい。
(6)第2応用例
第2応用例は、図2に示す生体情報管理システムA2を用いる。第2応用例では、生体情報管理システムA2の心拍センサ11及び荷重センサ21を、図6の洋式便器6に取り付ける。洋式便器6は、凹形状の本体61、本体61の上面に配置されて、本体61に対して開閉自在に構成された便座62及び便蓋63を備える。なお、図6では、便座62及び便蓋63が開いており、開状態の便座62及び便蓋63を示す。
第2応用例の生体情報管理システムA2は、2つの心拍センサ11、及び4つの荷重センサ21を備える。信号処理部31は、例えば、2つの心拍センサ11の各出力の平均を心拍の情報とし、4つの荷重センサ21の各出力の和を体重の情報とする。4つの荷重センサ21の各感度を異ならせて、1つの荷重センサ21は、微小荷重を検出可能な荷重センサであってもよい。
2つの心拍センサ11は、人H0の臀部が直接的又は間接的に接触するように、便座62の上面において、便座62の左部及び右部にそれぞれ取り付けられる。したがって、2つの心拍センサ11によって、便座62に座っている人H0の心拍の情報を安定して検出できる。
4つの荷重センサ21は、便座62の下面の4つの突起621に取り付けられる。4つの突起621は、便座62の下面において、便座62の左前部、左後部、右前部、及び右後部にそれぞれ形成されている。便座62が閉じているとき、4つの突起621は本体61のリムの上面に接触する。したがって、閉状態の便座62に下方向の力が加わると、4つの荷重センサ21にも下方向の力が加わる。そして、4つの荷重センサ21によって、便座62に座っている人H0の体重の情報を安定して検出できる。
なお、便座62が閉じている状態では、便座62の回転機構であるヒンジ部に荷重がかからないように構成されることが好ましい。すなわち、閉状態の便座62に加わる下方向の力は、便座62のヒンジ部に加わらず、4つの荷重センサ21に加わるように構成されることが好ましい。
第2応用例における生体情報管理システムA2の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1〜S6における生体情報管理システムA2の動作は、前述の第1応用例(図5参照)と同じであり、説明を省略する。
ステップS6において、分析部313は、荷重センサ21が検出した体重の変動を用いて、排便及び排尿のいずれであるか、さらには排泄量を判定できる。例えば、分析部313は、体重が連続的に減少すれば、排尿と判定し、体重が不連続的に減少すれば、排便と判定する。また、分析部313は、心拍センサ11及び荷重センサ21が検出した各生体情報を用いて、人H0が排便時に力み過ぎていることを検出できる。
そこで、分析部313は、人H0が排便時に力み過ぎているか否かを判定する(S7a)。分析部313が、人H0の力み過ぎを検出していれば(S7aのYes)、音制御部315は、便座62に座っている人H0に対して、力み過ぎであることを知らせる警報又はメッセージを報知するように、音駆動部33から音響装置4へ音信号を出力させる。音響装置4は、警報音又はメッセージなどを便座62に座っている人H0に対して出力する(S8)。
分析部313は、人H0の力み過ぎを検出していなければ(S7aのNo)、又は音制御部315による警報音又はメッセージなどの報知が行われると(S8)、人H0の診断を推奨するか否かを判定する(S9)。以降、ステップS9〜S13における生体情報管理システムA2の動作は、前述の第1応用例(図5参照)と同じであり、説明を省略する。
生体情報管理システムA2は、便座62に座っている人H0が両脚を載せる床パネル、又は台などに2つの荷重センサ21を更に設けて、人H0の臀部による荷重だけでなく、人H0の各脚による荷重も検出してもよい。2つの荷重センサ21の一方は、人H0の左脚による荷重を検出し、2つの荷重センサ21の他方は、人H0の右脚による荷重を検出する。
この場合、生体情報管理システムA2は、合計6つの荷重センサ21を備え、信号処理部31は、6つの荷重センサ21の各出力の和を体重の情報とする。例えば、便座62に座っている人H0の重心は、排便時及び排尿時に変動しやすくなる。そこで、生体情報管理システムA2は、人H0の臀部による荷重だけでなく、人H0の脚による荷重も用いることで、人H0の重心が変動したとしても、人H0の体重をより精度よく求めることができる。 また、生体情報管理システムA2は、人H0の臀部による荷重だけでなく、人H0の脚による荷重も用いることで、人H0の重心が変動したとしても、人H0の排泄量、及び人H0の力み過ぎをより精度よく求めることもできる。
(7)第3応用例
第3応用例は、図2に示す生体情報管理システムA2を用いる。第3応用例では、生体情報管理システムA2の心拍センサ11及び荷重センサ21を、図8の浴槽7に取り付ける。浴槽7は、矩形状の底部71、及び底部71の周縁から上方向に延びる側壁72を備える。浴槽7内の人H0は、背中を側壁72にもたれさせる姿勢になる。そこで、心拍センサ11及び荷重センサ21は、側壁72に取り付けられる。心拍センサ11及び荷重センサ21は、浴槽7に入っている人H0の生体情報を検出することができる。なお、心拍センサ11及び荷重センサ21は、側壁72の複数箇所にそれぞれ配置されてもよい。
第3応用例における生体情報管理システムA2の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1〜S6における生体情報管理システムA2の動作は、前述の第1応用例(図5参照)と同じであり、説明を省略する。
ステップS6において、分析部313は、荷重センサ21が検出した体重の変動を用いて、浴槽7に入っている人H0の重心の揺れを分析することで、人H0の居眠りを検出できる。また、分析部313は、人H0の心拍数、心拍揺らぎ、及び心拍ゆらぎの高周波成分HF(High Frequency)などを検出できる。心臓は、自律神経系の調整バランスによって拍動する。拍動の時間間隔の変動成分が心拍ゆらぎである。このゆらぎの特定の周波数(例えば0.15〜0.4Hz)の成分をHFという。HFは、自律神経系のうち副交感神経活動を反映した指標である。したがって、分析部313は、人H0の自律神経系、副交感神経の各状態、及び居眠り状態などから、人H0の意識がない緊急状態を検出できる。
そこで、分析部313は、人H0の緊急状態であるか否かを判定する(S7b)。分析部313が緊急状態を検出していれば(S7bのYes)、音制御部315は、浴槽7に入っている人H0に対して、目覚めさせる警報又はメッセージを報知するように、音駆動部33から音響装置4へ音信号を出力させる。音響装置4は、警報音又はメッセージなどを浴槽7に入っている人H0に対して出力する(S8b)。また、ステップS8bでは、通信部32が外部端末8へ緊急通知を行うことが好ましい。
分析部313は、人H0の緊急状態を検出していなければ(S7bのNo)、又は音制御部315による警報音又はメッセージなどの報知が行われると(S8b)、人H0の診断を推奨するか否かを判定する(S9)。以降、ステップS9〜S13における生体情報管理システムA2の動作は、前述の第1応用例(図5参照)と同じであり、説明を省略する。
(8)第3変形例
生体情報管理システムA1、A2、A3は、第1生体センサ1として、心拍センサ、呼吸センサ、脈拍センサ、及び血流センサ以外のセンサを用いてもよい。
第1生体センサ1及び第2生体センサ2は、椅子、便座、及び浴槽以外の生活空間における住宅設備に取り付けられてもよい。住宅設備は、人H0がリラックスできる空間の住宅設備であることが好ましい。
生体情報管理システムA1、A2、A3は、住戸以外の事務所、店舗、又は工場内の人の生体情報を検出してもよい。
なお、上述の実施形態、各応用例、及び各変形例は、適宜組み合わせることができる。
(9)まとめ
上述の実施形態に係る第1の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、人(H0)に直接的又は間接的に接触して、人(H0)の生体情報を検出する少なくとも1つの生体センサ(1、2)と、生体情報に基づいて、人(H0)を識別する識別部(311)と、を備える。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる。
上述の実施形態に係る第2の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、第1の態様において、生体情報を識別部(311)の識別結果に紐付ける生体情報処理部(312)、を更に備えることが好ましい。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる。
上述の実施形態に係る第3の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)では、第2の態様において、少なくとも1つの生体センサは、生体情報として第1生体情報を検出する第1生体センサ(1)、及び生体情報として第2生体情報を検出する第2生体センサ(2)を含む複数の生体センサであることが好ましい。第1生体センサ(1)は、人(H0)の心拍、呼吸、脈拍、及び血流の少なくとも1つを第1生体情報として検出する。第2生体センサ(2)は、人(H0)の体重を第2生体情報として検出する。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、複数の生体センサ(1,2)を用いて、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる。
上述の実施形態に係る第4の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)では、第3の態様において、識別部(311)は、体重と、心拍、呼吸、脈拍、及び血流の少なくとも1つとに基づいて、人(H0)を識別することが好ましい。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、人(H0)の心拍、呼吸、脈拍、及び血流の少なくとも1つと、人(H0)の体重とに基づいて、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定することができる。
上述の実施形態に係る第5の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、第2乃至第4の態様のいずれか1つにおいて、分析部(313)を更に備えることが好ましい。分析部(313)は、生体情報に基づいて人(H0)の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析する分析処理を行い、分析処理の結果を識別部(311)の識別結果に紐付ける。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定した上で、人(H0)の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析することができる。
上述の実施形態に係る第6の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、第4の態様において、分析部(313)を更に備えることが好ましい。分析部(313)は、体重、心拍、呼吸、脈拍、及び血流の少なくとも1つに基づいて、人(H0)の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析する分析処理を行い、分析処理の結果を識別部(311)の識別結果に紐付ける。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、検出した生体情報が誰の情報であるかを特定した上で、人(H0)の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析することができる。
上述の実施形態に係る第7の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)では、第6の態様において、分析部(313)は、体重の変動に基づいて分析処理を行うことが好ましい。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、人(H0)の居眠り、食事量、排便、排尿、及び排泄量などを検出できる。
上述の実施形態に係る第8の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)では、第5乃至第7の態様のいずれか1つにおいて、分析処理の結果は、ネットワーク(NT1)上のサーバから取得した情報、医師の知見を示す情報、又は医療機関の情報の少なくとも1つを含むことが好ましい。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、人(H0)の身体及び精神の少なくとも一方の状態に応じた対応を提示できる。
上述の実施形態に係る第9の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、第5乃至第8の態様のいずれか1つにおいて、分析処理の結果を端末(8)へ送信する通信部(32)、を更に備えることが好ましい。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、人(H0)の見守りサービスを実現できる。
上述の実施形態に係る第10の態様の生体情報管理システム(A1、A2、A3)では、第9の態様において、通信部(32)は、端末(8)から要求があったときに、分析処理の結果を端末(8)へ送信することが好ましい。
上述の生体情報管理システム(A1、A2、A3)は、人(H0)の見守りサービスを実現できる。
上述の実施形態に係る第11の態様の生体情報管理システム(A2)は、第1乃至第10の態様のいずれか1つにおいて、音響装置(4)を更に備えることが好ましい。音響装置(4)は、少なくとも1つの生体センサ(1、2)が生体情報を検出し、かつ、識別部(311)が人(H0)を識別できないときに、人(H0)をリラックスさせる音を人(H0)へ発する。
上述の生体情報管理システム(A2)は、生体センサ(1、2)の出力を安定させることができる。
A1、A2、A3 生体情報管理システム
H0 人
NT1 ネットワーク
1 第1生体センサ(生体センサ)
2 第2生体センサ(生体センサ)
311 識別部
312 生体情報処理部
313 分析部
32 通信部
4 音響装置
8 外部端末(端末)

Claims (11)

  1. 人に直接的又は間接的に接触して、前記人の生体情報を検出する少なくとも1つの生体センサと、
    前記生体情報に基づいて、前記人を識別する識別部と、を備える
    生体情報管理システム。
  2. 前記生体情報を前記識別部の識別結果に紐付ける生体情報処理部、を更に備える
    請求項1の生体情報管理システム。
  3. 前記少なくとも1つの生体センサは、前記生体情報として第1生体情報を検出する第1生体センサ、及び前記生体情報として第2生体情報を検出する第2生体センサを含む複数の生体センサであり、
    前記第1生体センサは、前記人の心拍、呼吸、脈拍、及び血流の少なくとも1つを前記第1生体情報として検出し、
    前記第2生体センサは、前記人の体重を前記第2生体情報として検出する
    請求項2の生体情報管理システム。
  4. 前記識別部は、前記体重と、前記心拍、前記呼吸、前記脈拍、及び前記血流の少なくとも1つとに基づいて、前記人を識別する
    請求項3の生体情報管理システム。
  5. 前記生体情報に基づいて前記人の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析する分析処理を行い、前記分析処理の結果を前記識別部の識別結果に紐付ける分析部を、更に備える
    請求項2乃至4のいずれか1つの生体情報管理システム。
  6. 前記体重、前記心拍、前記呼吸、前記脈拍、及び前記血流の少なくとも1つに基づいて、前記人の身体及び精神の少なくとも一方の状態を分析する分析処理を行い、前記分析処理の結果を前記識別部の識別結果に紐付ける分析部を、更に備える
    請求項4の生体情報管理システム。
  7. 前記分析部は、前記体重の変動に基づいて前記分析処理を行う
    請求項6の生体情報管理システム。
  8. 前記分析処理の結果は、ネットワーク上のサーバから取得した情報、医師の知見を示す情報、又は医療機関の情報の少なくとも1つを含む
    請求項5乃至7のいずれか1つの生体情報管理システム。
  9. 前記分析処理の結果を端末へ送信する通信部、を更に備える
    請求項5乃至8のいずれか1つの生体情報管理システム。
  10. 前記通信部は、前記端末から要求があったときに、前記分析処理の結果を前記端末へ送信する
    請求項9の生体情報管理システム。
  11. 前記少なくとも1つの生体センサが前記生体情報を検出し、かつ、前記識別部が前記人を識別できないときに、前記人をリラックスさせる音を前記人へ発する音響装置、を更に備える
    請求項1乃至10のいずれか1つの生体情報管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023150265A (ja) * 2022-03-31 2023-10-16 Toto株式会社 トイレシステム
WO2024203949A1 (ja) * 2023-03-31 2024-10-03 Toto株式会社 トイレシステム

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