JP2021049191A - 癒合促進デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】外科手術等の術後における縫合不全のリスクを低減させることができる癒合促進デバイスを提供する。【解決手段】癒合促進デバイス100は、接合対象となる生体器官の間に配置され、生体組織の癒合を促進する本体部10と、本体部の内方に設けられ、本体部よりも伸縮性の高い伸縮部20と、生体器官を接合する手技に用いる第1係合器具710の被係合部711が挿通可能に構成され、第1係合器具が挿通された状態において、第1係合器具の被係合部に対して伸縮部を密着させる密着部30と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、癒合促進デバイスに関する。
医療の分野において、生体器官を外科的手術により接合する手技(例えば、消化管の吻合術)が知られている。上記のような手技が行われた場合、生体器官同士が接合された接合部における癒合の遅延が生じないことが術後の予後決定因子として重要であることも知られている。
生体器官を接合する手技では種々の方法や医療器具が用いられるが、例えば、生分解性の縫合糸により生体器官を縫合する方法や、ステープラーによる吻合を行う機械式の接合装置(特許文献1を参照)を利用する方法が提案されている。特に、機械式の接合装置を利用して吻合術を行う場合、縫合糸を用いた方法と比較して接合部における生体器官同士の接合力を高めることができるため、縫合不全のリスクを低減させることが可能になる。
しかしながら、接合部における癒合の進行の程度は、患者の接合対象部位(被接合部位)における生体組織の状態等にも依存する。そのため、例えば、特許文献1に記載されているような接合装置を使用した場合においても、患者の生体組織の状態如何によっては、縫合不全のリスクを十分に低減させることができない可能性もある。
そこで本発明は、外科手術等の術後における縫合不全のリスクを低減させることができる癒合促進デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る癒合促進デバイスは、接合対象となる生体器官の間に配置され、生体組織の癒合を促進する本体部と、前記本体部の内方に設けられ、前記本体部よりも伸縮性の高い伸縮部と、前記生体器官を接合する手技に用いる医療器具の少なくとも一部が挿通可能に構成され、前記医療器具が挿通された状態において、前記医療器具の外周部の少なくとも一部に対して前記伸縮部を密着させる密着部と、を有する。
本発明に係る癒合促進デバイスによれば、接合対象となる生体器官の間に本体部を挟み込ませることにより、生体器官の生体組織の癒合を促進することができる。また、密着部が医療器具の外周部の少なくとも一部に対して伸縮部を密着させるため、癒合促進デバイスが生体器官から脱落することを抑制することができる。以上から術者は、生体器官の縫合不全のリスクを効果的に低減させることができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図2は、本発明の実施形態に係る癒合促進デバイス100の構成の説明に供する図である。
<癒合促進デバイス100>
癒合促進デバイス100は、図5〜図7に示すように、所定の生体器官同士を接合する手技(例えば、消化管の吻合術)に適用することができる。後述するように、本明細書の説明では、癒合促進デバイス100を使用した手技例として大腸吻合術を説明する。
癒合促進デバイス100は、図5〜図7に示すように、所定の生体器官同士を接合する手技(例えば、消化管の吻合術)に適用することができる。後述するように、本明細書の説明では、癒合促進デバイス100を使用した手技例として大腸吻合術を説明する。
癒合促進デバイス100は、図1に示すように、接合対象となる生体器官の間に配置される本体部10と、本体部10の内方に設けられる伸縮部20と、接合装置700の第1係合器具710に対して伸縮部20を密着する密着部30と、を有する。以下、癒合促進デバイス100の各構成について説明する。
<本体部10>
本体部10は、生体組織の癒合を促進するシート形状によって構成されている。本体部10は、例えば、生分解性のシート部材(薄膜状の部材)で形成することができる。
本体部10は、生体組織の癒合を促進するシート形状によって構成されている。本体部10は、例えば、生分解性のシート部材(薄膜状の部材)で形成することができる。
本体部10には、複数の貫通孔15が形成されている。複数の貫通孔15は、図1に示すように、本体部10の面方向において規則的かつ周期的に設けられている。ただし、複数の貫通孔15は、本体部10の面方向においてランダムに設けられていてもよい。
貫通孔15は、図2に示すように、本体部10の厚み方向(図2の上下方向)に沿って表面11と裏面12との間で略垂直に延びている。なお、貫通孔15は、本体部10の厚み方向に沿う断面において、表面11と裏面12との間でジグザグ状に屈曲していたり、湾曲していたりしてもよい。
貫通孔15は、略円形の平面形状(本体部10の表面11または裏面12を平面視した際の形状)を有する。ただし、貫通孔15の平面形状は、特に限定されず、例えば、楕円形や多角形(矩形や三角形等)であってもよい。また、貫通孔15ごとに平面形状や断面形状が異なっていてもよい。
本体部10は、略円形の形状を有する。ただし、本体部10の形状は、特に限定されず、例えば、楕円形や多角形(矩形や三角形等)であってもよい。
本体部10の厚みT(図2参照)は、特に制限されないが、好ましくは0.05〜0.3mmであり、より好ましくは0.1〜0.2mmである。本体部10の厚みが0.05mm以上である場合(特に0.1mm以上である場合)、癒合促進デバイス100の取り扱い時に本体部10が破損しない程度の強度を備えさせることができる。一方、本体部10の厚みが0.3mm以下である場合(特に0.2mm以下である場合)、本体部10が適用される生体組織に本体部10が密着して生体組織に追随するのに十分な柔軟性を備えさせることができる。
本体部10は、貫通孔15のピッチP(図2に示す距離Pであり、隣り合う貫通孔15の間の距離)に対する貫通孔15の孔径D(図2に示す距離D)の比の値が、0.25以上40未満であることが好ましい。なお、貫通孔15の平面形状が真円である場合、貫通孔15の孔径Dは真円の直径に等しくなる。一方、貫通孔15の平面形状が真円ではない場合には、貫通孔15の開口部(貫通孔15において表面11または裏面12に面した部分)の面積と同じ面積を有する真円の直径(円相当径)を当該貫通孔15の孔径Dとすることができる。
本体部10は、複数の貫通孔15を有するため、各貫通孔15に対応する孔径Dの値が複数存在する。そこで、本実施形態では、上述した比の値を算出するにあたっては、複数の貫通孔15にそれぞれ対応する孔径Dの値の2点以上の算術平均値を孔径Dの代表値として用いるものとする。一方、複数の貫通孔15のピッチPは、2つの貫通孔15の開口部同士の最短距離で定義する。ただし、ピッチPの値についても隣り合う貫通孔15の組み合わせに対応するピッチPの値が複数存在する。したがって、本実施形態では、上述した比の値を算出するにあたっては、隣り合う貫通孔15の組み合わせにそれぞれ対応するピッチPの値の2点以上の算術平均値をピッチPの代表値として用いるものとする。
なお、上記の貫通孔15のピッチP、孔径D、ピッチPに対する孔径Dの比等は、一例であり、これに限定されることはない。
本体部10は、生分解性の材料で構成することができる。本体部10の構成材料について特に制限はなく、例えば、生分解性樹脂が挙げられる。生分解性樹脂としては、例えば、特表2011−528275号公報、特表2008−514719号公報、国際公報第2008−1952号、特表2004−509205号公報等に記載されるものなどの公知の生分解性(共)重合体が使用できる。具体的には、(1)脂肪族ポリエステル、ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルソエステル、ポリカーボネート、ポリホスファゼン、ポリリン酸エステル、ポリビニルアルコール、ポリペプチド、多糖、タンパク質、セルロースからなる群から選択される重合体;(2)上記(1)を構成する一以上の単量体から構成される共重合体などが挙げられる。すなわち、生分解性シートは、脂肪族ポリエステル、ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルソエステル、ポリカーボネート、ポリホスファゼン、ポリリン酸エステル、ポリビニルアルコール、ポリペプチド、多糖、タンパク質、セルロースからなる群から選択される重合体、ならびに前記重合体を構成する一以上の単量体から構成される共重合体からなる群より選択される少なくとも一種の生分解性樹脂を含むことが好ましい。
本体部10の製造方法は特に限定されないが、例えば、上述した生分解性樹脂からなる繊維を作製し、当該繊維を用いてメッシュ形状のシートを製造する方法が挙げられる。生分解性樹脂からなる繊維を作製する方法としては、特に限定されないが、例えば、エレクトロスピニング法(電界紡糸法・静電紡糸法)や、メルトブロー法等が挙げられる。本体部10は、上記の方法のうち1種のみを選択して用いてもよいし、2種以上を選択し適宜組み合わせてもよい。なお、本体部10の製造方法の別の例として、上述した生分解性樹脂からなる繊維を常法に従って紡糸し、得られた繊維をメッシュ状に編むことによって本発明に係る生分解性シートを製造してもよい。
本体部10は、本体部10を構成する生分解性樹脂等の構成材料によって生体反応を惹起させる。本体部10は、この作用により、フィブリン等の生体成分の発現を誘導する。このようにして誘導された生体成分は、本体部10の貫通孔15を貫通するようにして集積することで、癒合を促進することができる。したがって、接合対象となる生体器官同士の間に、本体部10を配置することにより、上記のメカニズムによる癒合の促進が生じる。
なお、本体部10の材質は、生体器官の癒合を促進させることが可能であれば、生分解性でなくてもよい。また、本体部10は、生体器官の癒合を促進させることが可能であれば、材質に関わらず、貫通孔15が形成されていなくてもよい。
本体部10は、図1に示すように、本体部10の内縁に沿って配置される内縁補強部13と、本体部10の外縁に沿って配置される外縁補強部14と、を有する。
内縁補強部13は、本体部10の他の部分よりも剛性が高くなるように構成されている。内縁補強部13は、本体部10の周方向に沿って全範囲に亘って形成している。このように本体部10は内縁補強部13を有するため、本体部10の内縁がよれて変形することを抑制することができる。なお、内縁補強部13は、内周縁の一部のみに形成してもよい。
外縁補強部14は、本体部10の他の部分よりも剛性が高くなるように構成されている。外縁補強部14は、本体部10の周方向に沿って全範囲に亘って形成している。このように本体部10は外縁補強部14を有するため、本体部10の外縁がよれて変形することを抑制することができる。なお、外縁補強部14は、外周縁の一部のみに形成してもよい。
内縁補強部13および外縁補強部14を形成する方法は、特に限定されない。内縁補強部13および外縁補強部14は、本体部10の外表面の一部に一体に形成されていてもよく、本体部10と別体であり本体部10の外表面の一部に接続されていてもよい。例えば、本体部10と別体で形成された補強部材を、本体部10の外周縁または内周縁に固定させることによって設けられてもよい。補強部材としては、例えば、孔部が形成されていない生分解性シートや、本体部10よりも高い剛性を備える樹脂製のシート等で構成することができる。
また、本体部10の構成材料となる生分解性シートの外周縁および内周縁に貫通孔15を形成させないことにより、本体部10に内縁補強部13および外縁補強部14を設けることも可能である。
また、本体部10の構成材料となる生分解性シートの外周縁および内周縁に貫通孔15を形成した後、外周縁および内周縁のみを厚み方向に圧縮したり加熱したりして、貫通孔15を押し潰すことにより、生分解性シートの構成材料が密に集合した部分を形成し、当該部分を内縁補強部13および外縁補強部14としてもよい。
<伸縮部20>
伸縮部20は、図1に示すように、本体部10の内縁補強部13の内方に設けられる。伸縮部20は、本体部10の貫通孔15が設けられる箇所よりも伸縮性が高くなるように構成されている。伸縮部20は、例えば接着剤によって本体部10に固定されている。
伸縮部20は、図1に示すように、本体部10の内縁補強部13の内方に設けられる。伸縮部20は、本体部10の貫通孔15が設けられる箇所よりも伸縮性が高くなるように構成されている。伸縮部20は、例えば接着剤によって本体部10に固定されている。
伸縮部20を構成する材料としては特に限定されないが、例えば、弾性部材であるシリコーンゴム、ラテックスゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム等が挙げられる。
伸縮部20は、図5に示す接合装置700の第1係合器具710および第2係合器具720が、本体部10を間に挟んで対向して重なる領域E1(図7参照)よりも内方側に位置することが好ましい。
このように伸縮部20が構成されることによって、接合装置700によって、癒合促進デバイス100を打ち抜いた際に、伸縮部20を打ち抜くことができ、本体部10のみが、一対の生体器官の間に配置されるため、一対の生体器官を好適に接合することができる。
<密着部30>
密着部30は、図5〜図7に示すように、後述する第1係合器具710の被係合部711(シャフトに相当)が挿通可能に構成され、被係合部711が挿通された状態において、被係合部711に対して伸縮部20を密着させる。
密着部30は、図5〜図7に示すように、後述する第1係合器具710の被係合部711(シャフトに相当)が挿通可能に構成され、被係合部711が挿通された状態において、被係合部711に対して伸縮部20を密着させる。
密着部30は、図1に示すように、伸縮部20のうち内方に位置する内方部31と、伸縮部20の内方に位置する孔部32と、を有する。内方部31は、伸縮部20の一部を構成する。孔部32の孔径は、第1係合器具710の被係合部711の外径よりも小さい。このように構成された密着部30によれば、孔部32に被係合部711が挿通された状態において、被係合部711に対して内方部31を密着させる。このため、手技の最中において、癒合促進デバイス100が生体器官から脱落することを抑制することができる。
<処置方法の実施形態(生体器官吻合術)>
次に、本実施形態に係る癒合促進デバイス100を用いた処置方法を説明する。
次に、本実施形態に係る癒合促進デバイス100を用いた処置方法を説明する。
図3は、本実施形態に係る癒合促進デバイス100を用いた処置方法の各手順を示すフローチャートである。
処置方法は、生体器官の接合対象となる一方の被接合部位と他方の被接合部位との間に生体組織の癒合を促進するシート状の本体部10を備える癒合促進デバイス100を配置すること(S11)、一方の被接合部位と他方の被接合部位との間に癒合促進デバイス100の本体部10の少なくとも一部を配置した状態で一方の被接合部位と他方の被接合部位とを接合すること(S12)、を含む。
処置方法により接合される生体器官および生体器官における被接合部位は特に限定されず、任意に選択することができる。ただし、以下の説明では、大腸吻合術を例に挙げて説明する。また、以下に説明する各手技において、公知の手技手順や公知の接合装置については詳細な説明を適宜省略する。
以下、本明細書の説明において「生体器官の間に癒合促進デバイス100を配置する」とは、生体器官に癒合促進デバイス100が直接的にまたは間接的に接触した状態で配置されること、生体器官との間に空間的な隙間が形成された状態で癒合促進デバイス100が配置されること、またはその両方の状態で癒合促進デバイス100が配置されること(例えば、一方の生体器官に癒合促進デバイス100が接触し、他方の生体器官には癒合促進デバイス100が接触していない状態で配置されること)の少なくとも一つを意味する。また、本明細書の説明において「周辺」とは、厳密な範囲(領域)を規定するものではなく、処置の目的(生体器官同士の接合)を達成し得る限りにおいて、所定の範囲(領域)を意味する。また、各処置方法において説明する手技手順は、処置の目的を達成し得る限りにおいて、順番を適宜入れ替えることが可能である。また、本明細書の説明において「相対的に接近させる」とは、接近させる対象となる2つ以上のものを、互いに接近させること、一方のみを他方のみに接近させることの両方を意味する。
<処置方法の実施形態(大腸吻合術)>
図4は、処置方法の実施形態(大腸吻合術)の手順を示すフローチャートであり、図5〜図7は、大腸吻合術の説明に供する図である。
図4は、処置方法の実施形態(大腸吻合術)の手順を示すフローチャートであり、図5〜図7は、大腸吻合術の説明に供する図である。
本実施形態に係る癒合促進デバイス100の処置方法において、接合対象となる生体器官は、癌腫瘍の切除に伴い切断された大腸である。具体的には、接合対象となる生体器官は、切断した大腸の口側A1と、切断した大腸の肛門側A2である。以下の説明では、切断した大腸の口側A1の口部周辺(一方の被接合部位)と、切断した大腸の肛門側A2の腸壁の一部(他方の被接合部位)を接合する手順を説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る処置方法は、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス100を配置すること(S101)、大腸の口部周辺と大腸の腸壁を相対的に接近させること(S102)、大腸の口部周辺と大腸の腸壁との間で癒合促進デバイス100の本体部10を挟み込むこと(S103)、大腸の口部周辺と大腸の腸壁との間に癒合促進デバイス100に本体部10を挟み込んだ状態で接合すること(S104)、大腸の口部周辺と大腸の腸壁との間に癒合促進デバイス100の本体部10を留置すること(S105)、を含む。
次に、図5〜図7を参照して、本実施形態に係る処置方法を具体的に説明する。
図5に示すように、術者は、大腸の口側A1に、接合装置700の第1係合器具710を挿入する。また、術者は、大腸の肛門側A2に、接合装置700の第2係合器具720を配置する。第2係合器具720を大腸の肛門側A2に配置(挿入)するのに伴って、大腸の肛門側A2に貫通孔A21が形成される。なお、貫通孔A21を形成するタイミングは、第2係合器具720を配置する前であれば、特に限定されない。
接合装置700としては、例えば、大腸吻合術に使用される公知の装置を用いることができる。接合装置700を構成する第1係合器具710および第2係合器具720としては、例えば、アンビルとトロッカーを挙げることができる。接合装置700は、第1係合器具710と第2係合器具720の係合に伴い、第1係合器具710と第2係合器具720との間に配置された生体組織の切除とともに、切除した生体組織の周囲をステープルにより円周状に縫合する。第1係合器具710は、例えば、筒状の被係合部711(シャフトに相当)を備える器具であり、第2係合器具720は、例えば、第1係合器具710の被係合部711に挿入および係合される係合ピン721を備える器具である。
術者は、図5に示すように、第1係合器具710の被係合部711を大腸の口側A1に挿入し、被係合部711を突出した状態で巾着縫合し、縫合部A11を形成する。縫合部A11の外表面は、縫合に伴い凸側に部分的に突出した形状となる。
次に、術者は、図5に示すように、大腸の口側A1と大腸の肛門側A2との間に癒合促進デバイス100を配置する。そして、術者は、第1係合器具710が備える被係合部711を密着部30の孔部32に通す。このとき、密着部30の孔部32に第1係合器具710の被係合部711が挿通された状態において、被係合部711に対して密着部30の内方部31を密着させる。このため、術者が手技を行っている間に、癒合促進デバイス100が大腸の口側A1から脱落することを防止することができる。
次に、術者は、図6に示すように、第1係合器具710と第2係合器具720を相対的に接近させて係合させる。術者は、第1係合器具710と第2係合器具720との間に、大腸の口側A1の口部周辺、癒合促進デバイス100、大腸の肛門側A2の腸壁に形成した貫通孔A21周辺を挟み込む。術者は、第1係合器具710と第2係合器具720との間に挟み込まれた大腸の口側A1の一部と、癒合促進デバイス100の伸縮部20と、癒合促進デバイス100の密着部30と、大腸の肛門側A2の一部と、を接合装置700によって切除する。また、同時に、術者は、接合装置700を操作することにより、切除した部位の周囲をステープル(図示省略)により接合する。
次に、術者は、図7に示すように、接合装置700を、例えば、大腸の肛門側A2から肛門を介して生体外へ取り出す。ここで、上記手技において、接合装置700は、第1係合器具710または第2係合器具720に内蔵された打ち抜き刃(図示省略)によって、接合装置700に挟み込まれた各構成部材を打ち抜く。したがって、接合装置700が接合した生体器官を打ち抜く領域E2は、第1係合器具710と第2係合器具720とが癒合促進デバイス100を間に挟んで対向して重なる領域E1よりも内方側に位置する。
このような処置方法によれば、癒合促進デバイス100が備えるシート状の本体部10を一方の被接合部位と他方の被接合部位との間に挟み込ませるという簡便な方法により、接合手技(例えば、消化管の吻合術)後の縫合不全のリスクを低減させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る癒合促進デバイス100は、接合対象となる生体器官の間に配置され、生体組織の癒合を促進する本体部10と、本体部10の内方に設けられ、本体部10よりも伸縮性の高い伸縮部20と、生体器官を接合する手技に用いる接合装置700の少なくとも一部が挿通可能に構成され、接合装置700が挿通された状態において、接合装置700の外周部の少なくとも一部に対して伸縮部20を密着させる密着部30と、を有する。このように構成された癒合促進デバイス100によれば、接合対象となる生体器官の間に本体部10を挟み込ませることにより、生体器官の生体組織の癒合を促進することができる。また、密着部30が接合装置700の外周部の少なくとも一部に対して伸縮部20を密着させるため、癒合促進デバイス100が生体器官から脱落することを抑制することができる。以上から術者は、生体器官の縫合不全のリスクを効果的に低減させることができる。
また、接合装置700は、生体器官の一方の被接合部位に配置される第1係合器具710と、生体器官の他方の被接合部位に配置され、第1係合器具710と対向する第2係合器具720とを備えた接合装置700である。密着部30は、第1係合器具710の被係合部711が挿通可能に構成され、被係合部711が挿通された状態において、被係合部711に対して伸縮部20を密着させる。このように構成された癒合促進デバイス100によれば、密着部30が接合装置700の第1係合器具710の被係合部711に対して伸縮部20を密着させるため、癒合促進デバイス100が生体器官から脱落することを抑制することができる。
また、密着部30は、伸縮部20のうち内方に位置する内方部31と、伸縮部20の内方に位置する孔部32と、を有する。このように構成された癒合促進デバイス100によれば、伸縮部20の一部が密着部30の構成要素となるため、簡易な構成で、生体器官から脱落することを抑制することができる。
また、伸縮部20および密着部30は、第1係合器具710と第2係合器具720によって本体部10を生体組織に接合する際に、第1係合器具710と第2係合器具720とが、本体部10を間に挟んで対向して重なる領域よりも内方側に位置する。このように構成された癒合促進デバイス100によれば、接合装置700によって、癒合促進デバイス100を打ち抜いた際に、伸縮部20および密着部30を確実に打ち抜くことができ、本体部10のみが、一対の生体器官の間に配置されるため、一対の生体器官を好適に接合することができる。
また、本体部10は、本体部10の内縁に沿って配置され本体部10を補強する内縁補強部13を有する。このように構成された癒合促進デバイス100によれば、本体部10の内縁がよれて変形することを抑制することができる。
また、本体部10は、本体部10の外縁に沿って配置され本体部10を補強する外縁補強部14を有する。このように構成された癒合促進デバイス100によれば、本体部10の外縁がよれて変形することを抑制することができる。
以上、実施形態を通じて癒合促進デバイス100について説明したが、上記実施形態の記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下、癒合促進デバイスの変形例について説明する。変形例の説明において、上述の実施形態に係る癒合促進デバイス100で説明した構成や内容については、その説明を適宜省略する。
<変形例1>
図8〜図11を参照して、変形例1に係る癒合促進デバイス200の構成について説明する。図8は、変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す概略斜視図であって、支持部40が密着部30を支持している状態を示す図である。図9は、図8の状態における変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す正面断面図である。図10は、変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す概略斜視図であって、支持部40および密着部30が離間した状態を示す図である。図11は、図10の状態における変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す正面断面図である。
図8〜図11を参照して、変形例1に係る癒合促進デバイス200の構成について説明する。図8は、変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す概略斜視図であって、支持部40が密着部30を支持している状態を示す図である。図9は、図8の状態における変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す正面断面図である。図10は、変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す概略斜視図であって、支持部40および密着部30が離間した状態を示す図である。図11は、図10の状態における変形例1に係る癒合促進デバイス200を示す正面断面図である。
変形例1に係る癒合促進デバイス200は、図8〜図11に示すように、接合対象となる生体器官の間に配置される本体部10と、本体部10の内方に設けられる伸縮部20と、接合装置700の第1係合器具710に対して伸縮部20を密着する密着部30と、密着部30の内方部31を支持可能な支持部40と、支持部40および内方部31を接続する接続部50と、を有する。なお、本体部10、伸縮部20、密着部30の構成は、上述した実施形態に係る癒合促進デバイス100と同一の構成であるため、説明は省略する。
図9、図11では、内縁補強部13および外縁補強部14の図示は省略する。また、図9では、接続部50の図示は省略する。
支持部40は、密着部30の内方部31を拡張状態で、支持可能に構成されている。支持部40は、図8〜図11に示すように、密着部30の内方部31が保持される溝部41と、支持部40の内側に設けられる貫通孔42と、を有する。支持部40の外径は、拡張しない通常状態の密着部30の内方部31の内径(孔部32の外径)よりも小さくなるように構成されている。
溝部41は、径方向の内方に沿って凹状に設けられる。溝部41は、密着部30の内方部31が好適に嵌まる形状を備えている。
貫通孔42の径は、第1係合器具710の被係合部711の外径よりも大きくなるように構成されている。
支持部40としては、伸縮部20よりも変形しにくい材料が用いられる。このような材料としては、例えば、プラスチックや金属等を用いることができる。
接続部50は、支持部40および内方部31を接続する。接続部50および支持部40は、例えば接着剤によって固定されている。接続部50および内方部31は、例えば接着剤によって固定されている。
接続部50は、折り畳み可能に構成されている。接続部50は、図8、図9の状態では、折り畳まれている。また、接続部50は、図10、図11の状態では、折り畳み状態が解除されて、支持部40および内方部31が離間するように構成される。
接続部50は、周方向に沿って連続するように袋状に構成されている。このように接続部50が袋状に構成されることによって、後述するように、袋状の接続部50によって縫合部A11を包むことができる。このため、癒合促進デバイス200が生体器官から脱落することをより好適に抑制することができる。なお、接続部は、折り畳み可能である構成であれば特に限定されず、例えば紐によって支持部40および内方部31を接続してもよい。
<変形例1に係る癒合促進デバイスの処置方法>
次に変形例1に係る癒合促進デバイス200の処置方法について説明する。変形例1に係る癒合促進デバイス200の処置方法は、上述した実施形態に係る癒合促進デバイス100の処置方法に対して、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス200を配置した後の工程において異なるため、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス200を配置した後の工程について説明する。
次に変形例1に係る癒合促進デバイス200の処置方法について説明する。変形例1に係る癒合促進デバイス200の処置方法は、上述した実施形態に係る癒合促進デバイス100の処置方法に対して、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス200を配置した後の工程において異なるため、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス200を配置した後の工程について説明する。
大腸の口側A1と大腸の肛門側A2との間に癒合促進デバイス200を配置した後、癒合促進デバイス200に第1係合器具710の被係合部711を挿通したとき、縫合部A11が支持部40に接触する。これによって、内方部31を拡張状態で支持している(図9参照)支持部40は、本体部10の面方向と交差する交差方向(図9、図11の上方向)に移動して(図11参照)、支持部40の内方部31に対する支持状態が解除されて、支持部40および密着部30が交差方向に沿って離間する。このとき、密着部30は支持部40において支持されていたときよりも少ない拡張状態で、第1係合器具710の被係合部711に支持される。
このとき、支持部40および内方部31が接続部50によって接続されるため、支持部40が意図せず内方部31から離れてしまうことを好適に防止することができる。また、袋状の接続部50によって縫合部A11を包むことができる。このため、癒合促進デバイス200が生体器官から脱落することをより好適に抑制することができる。
以上説明したように、変形例1に係る癒合促進デバイス200は、第1係合器具710の被係合部711が挿通可能に構成されるとともに、内方部31を拡張状態で支持可能な支持部40と、支持部40および内方部31を接続するとともに、折り畳み可能に構成された接続部50と、をさらに有する。内方部31を拡張状態で支持している支持部40が、本体部10の面方向と交差する交差方向に移動した際、支持部40の内方部31に対する支持状態が解除され、支持部40および密着部30が、交差方向に沿って離間する。このように構成された癒合促進デバイス200によれば、癒合促進デバイス200が生体器官から脱落することをより好適に抑制することができる。
<変形例2>
次に、図12、図13を参照して、変形例2に係る癒合促進デバイス300の構成について説明する。図12は、変形例2に係る癒合促進デバイス300を示す正面断面図であって、支持部40が密着部330を支持している状態を示す図である。図13は、変形例2に係る癒合促進デバイス300を示す正面断面図であって、支持部40および密着部330が離間した状態を示す図である。
次に、図12、図13を参照して、変形例2に係る癒合促進デバイス300の構成について説明する。図12は、変形例2に係る癒合促進デバイス300を示す正面断面図であって、支持部40が密着部330を支持している状態を示す図である。図13は、変形例2に係る癒合促進デバイス300を示す正面断面図であって、支持部40および密着部330が離間した状態を示す図である。
変形例2に係る癒合促進デバイス300は、図12、図13に示すように、接合対象となる生体器官の間に配置される本体部10と、本体部10の内方に設けられる伸縮部320と、接合装置700の第1係合器具710に対して伸縮部320を密着する密着部330と、密着部330を支持可能な支持部40と、を有する。なお、本体部10、支持部40の構成は、上述した実施形態に係る癒合促進デバイス100または変形例1に係る癒合促進デバイス200と同一の構成であるため、説明は省略する。
伸縮部320は、図12、図13に示すように、本体部10の内方に位置する基部321と、基部321から交差方向(図12、図13の上下方向)に延在する延在部322と、を有する。伸縮部320の延在部322は、上述した変形例1に係る癒合促進デバイス200の接続部50の機能を果たしている。
密着部330は、図12、図13に示すように、リング状に構成されている。密着部330は、図12、図13に示すように、基部321および延在部322の境界に位置する境界部323の外方に配置される。
<変形例2に係る癒合促進デバイスの処置方法>
次に変形例2に係る癒合促進デバイス300の処置方法について説明する。変形例2に係る癒合促進デバイス300の処置方法は、上述した実施形態に係る癒合促進デバイス100の処置方法に対して、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス300を配置した後の工程において異なるため、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス300を配置した後の工程について説明する。
次に変形例2に係る癒合促進デバイス300の処置方法について説明する。変形例2に係る癒合促進デバイス300の処置方法は、上述した実施形態に係る癒合促進デバイス100の処置方法に対して、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス300を配置した後の工程において異なるため、大腸の口部周辺と大腸の腸壁の間に癒合促進デバイス300を配置した後の工程について説明する。
大腸の口側A1と大腸の肛門側A2との間に癒合促進デバイス300を配置した後、癒合促進デバイス300に第1係合器具710の被係合部711を挿通したとき、縫合部A11が支持部40に接触する。これによって、密着部330を拡張状態で支持している支持部40が、交差方向に移動した際、支持部40の密着部330に対する支持状態が解除され、支持部40および密着部330が、交差方向に沿って離間する。
以上説明したように、変形例2に係る癒合促進デバイス300は、第1係合器具710の被係合部711が挿通可能に構成されるとともに、リング状に構成される密着部330を拡張状態で支持可能な支持部40をさらに有する。また、伸縮部320は、本体部10の内方に位置する基部321と、基部321から本体部10の面方向と交差する交差方向に延在する延在部322と、を有する。また、密着部330は、基部321および延在部322の境界部323の外方に配置される。また、密着部330を拡張状態で支持している支持部40が、交差方向に移動した際、支持部40の密着部330に対する支持状態が解除され、支持部40および密着部330が、交差方向に沿って離間する。
このように構成された癒合促進デバイス300によれば、癒合促進デバイス300が生体器官から脱落することをより好適に抑制することができる。また、伸縮部320が変形例1に係る癒合促進デバイス200の接続部50の機能も果たすため、変形例1に係る癒合促進デバイス200よりも少ない構成要素で、癒合促進デバイス300が生体器官から脱落することを抑制することができる。
10 本体部、
13 内縁補強部、
14 外縁補強部、
20、320 伸縮部、
30、330 密着部、
31 内方部、
32 孔部、
40 支持部、
50 接続部、
321 基部、
322 延在部、
323 境界部、
700 接合装置、
710 第1係合器具、
711 被係合部(シャフト)、
720 第2係合器具、
A1 口側、
A11 縫合部、
A2 肛門側、
A21 貫通孔。
13 内縁補強部、
14 外縁補強部、
20、320 伸縮部、
30、330 密着部、
31 内方部、
32 孔部、
40 支持部、
50 接続部、
321 基部、
322 延在部、
323 境界部、
700 接合装置、
710 第1係合器具、
711 被係合部(シャフト)、
720 第2係合器具、
A1 口側、
A11 縫合部、
A2 肛門側、
A21 貫通孔。
Claims (8)
- 接合対象となる生体器官の間に配置され、生体組織の癒合を促進する本体部と、
前記本体部の内方に設けられ、前記本体部よりも伸縮性の高い伸縮部と、
前記生体器官を接合する手技に用いる医療器具の少なくとも一部が挿通可能に構成され、前記医療器具が挿通された状態において、前記医療器具の外周部の少なくとも一部に対して前記伸縮部を密着させる密着部と、を有する癒合促進デバイス。 - 前記医療器具は、前記生体器官の一方の被接合部位に配置される第1係合器具と、前記生体器官の他方の被接合部位に配置され、前記第1係合器具と対向する第2係合器具とを備えた接合装置であって、
前記密着部は、前記第1係合器具のシャフトが挿通可能に構成され、前記シャフトが挿通された状態において、前記シャフトに対して前記伸縮部を密着させる、請求項1に記載の癒合促進デバイス。 - 前記密着部は、
前記伸縮部のうち内方に位置する内方部と、
前記伸縮部の内方に位置する孔部と、を有する、請求項1または2に記載の癒合促進デバイス。 - 前記医療器具が挿通可能に構成されるとともに、前記内方部を拡張状態で支持可能な支持部と、
前記支持部および前記内方部を接続するとともに、折り畳み可能に構成された接続部と、をさらに有し、
前記内方部を拡張状態で支持している前記支持部が、前記本体部の面方向と交差する交差方向に移動した際、前記支持部の前記内方部に対する支持状態が解除され、前記支持部および前記密着部が、前記交差方向に沿って離間する、請求項3に記載の癒合促進デバイス。 - 前記医療器具が挿通可能に構成されるとともに、リング状に構成される前記密着部を拡張状態で支持可能な支持部をさらに有し、
前記伸縮部は、前記本体部の内方に位置する基部と、前記基部から前記本体部の面方向と交差する交差方向に延在する延在部と、を有し、
前記密着部は、前記基部および前記延在部の境界部の外方に配置され、
前記密着部を拡張状態で支持している前記支持部が、前記交差方向に移動した際、前記支持部の前記密着部に対する支持状態が解除され、前記支持部および前記密着部が、前記交差方向に沿って離間する、請求項1または2に記載の癒合促進デバイス。 - 前記伸縮部および前記密着部は、第1係合器具と第2係合器具によって前記本体部を前記生体組織に接合する際に、前記第1係合器具と前記第2係合器具とが、前記本体部を間に挟んで対向して重なる領域よりも内方側に位置する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の癒合促進デバイス。
- 前記本体部は、前記本体部の内縁に沿って配置され前記本体部を補強する内縁補強部を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の癒合促進デバイス。
- 前記本体部は、前記本体部の外縁に沿って配置され前記本体部を補強する外縁補強部を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の癒合促進デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019174452A JP2021049191A (ja) | 2019-09-25 | 2019-09-25 | 癒合促進デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019174452A JP2021049191A (ja) | 2019-09-25 | 2019-09-25 | 癒合促進デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021049191A true JP2021049191A (ja) | 2021-04-01 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2019174452A Pending JP2021049191A (ja) | 2019-09-25 | 2019-09-25 | 癒合促進デバイス |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2021049191A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023032693A1 (ja) * | 2021-09-03 | 2023-03-09 | テルモ株式会社 | 医療用部材 |
WO2023047966A1 (ja) * | 2021-09-27 | 2023-03-30 | テルモ株式会社 | 医療デバイス |
-
2019
- 2019-09-25 JP JP2019174452A patent/JP2021049191A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023032693A1 (ja) * | 2021-09-03 | 2023-03-09 | テルモ株式会社 | 医療用部材 |
WO2023047966A1 (ja) * | 2021-09-27 | 2023-03-30 | テルモ株式会社 | 医療デバイス |
EP4393414A4 (en) * | 2021-09-27 | 2024-11-06 | TERUMO Kabushiki Kaisha | Medical device |
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