JP2021038519A - Guide rail mounting structure and fittings - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイドレールを壁面に対して強固に固定でき、回動軌道を描く戸体を上吊りする場合にも干渉することがなく、意匠性に優れるガイドレールの取付構造及び建具を提供すること。【解決手段】開口部の上部の壁面にアウトセットされ、戸体を吊車によって開閉可能に上吊りするガイドレールの取付構造であって、ガイドレールは、吊車が走行する走行部と、走行部よりも壁面側において壁面に対面するように配置される第1の固定片と、第1の固定片の下端部から壁面側に向けて延びる第2の固定片と、を有し、第1の固定片は、壁面に対して垂直な方向から固定部材によって固定され、第2の固定片は、下面側から固定部材によって固定される。【選択図】図4PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a guide rail mounting structure and fittings which can be firmly fixed to a wall surface, do not interfere with a door body that draws a rotating track, and have excellent design. .. SOLUTION: This is a mounting structure of a guide rail that is outset on a wall surface above an opening and suspends a door body by a crane so as to be openable and closable. Also has a first fixing piece arranged so as to face the wall surface on the wall surface side, and a second fixing piece extending from the lower end portion of the first fixing piece toward the wall surface side, and the first fixing piece. The piece is fixed by the fixing member from the direction perpendicular to the wall surface, and the second fixing piece is fixed by the fixing member from the lower surface side. [Selection diagram] Fig. 4
Description
本開示は、ガイドレールの取付構造及び建具に関する。 The present disclosure relates to a guide rail mounting structure and fittings.
従来、建物躯体の開口部の上部壁面にアウトセットされるガイドレールに、戸体を開閉可能に上吊りした建具が知られている(例えば、特許文献1等参照)。ガイドレールは、壁面に当接する垂直取付部を有し、垂直取付部におけるレール溝よりも上方の部位に、壁面に対して垂直な方向から木ねじを打つことによって壁面に固定されている。
Conventionally, there is known a fitting in which a door body is hung on a guide rail outset on the upper wall surface of an opening of a building frame so that the door body can be opened and closed (see, for example,
壁面にアウトセットされるガイドレールは、壁面から突出するため、戸体の荷重よる負荷が取付部に掛かって、取付部の変形、固定力の低下等を生じるおそれがある。そのため、例えば、ガイドレールの取付部を上下方向に延長し、その上部及び下部の延長部分に対して垂直な方向からそれぞれねじを打つことによって、取付部を壁面に強固に固定することが望まれる。 Since the guide rail outset on the wall surface protrudes from the wall surface, a load due to the load of the door body may be applied to the mounting portion, which may cause deformation of the mounting portion, reduction of the fixing force, and the like. Therefore, for example, it is desired to firmly fix the mounting portion to the wall surface by extending the mounting portion of the guide rail in the vertical direction and striking screws from the directions perpendicular to the extension portions of the upper part and the lower part thereof. ..
しかしながら、ガイドレールの取付部を下方に延長すると、戸体が開閉時に回動軌道を描く折戸である場合、ガイドレールの下部の取付部が折戸の回動軌道と干渉する問題がある。しかし、ガイドレールと折戸との干渉を避けるために両者の間隔をあけると、ガイドレールと折戸との間の隙間が大きくなり、隙間から下部の取付部が視認されてしまうこと等によって、意匠性が低下する問題がある。 However, when the mounting portion of the guide rail is extended downward, there is a problem that the mounting portion at the lower part of the guide rail interferes with the rotating track of the folding door when the door body is a folding door that draws a rotating track when opening and closing. However, if the distance between the guide rail and the folding door is increased in order to avoid interference between the guide rail and the folding door, the gap between the guide rail and the folding door becomes large, and the lower mounting part can be visually recognized from the gap. There is a problem that is reduced.
本開示は、ガイドレールを壁面に対して強固に固定できると共に、回動軌道を描く戸体を上吊りする場合にも干渉することがなく、意匠性にも優れるガイドレールの取付構造及びそのガイドレールを用いた建具を提供することを目的とする。 According to the present disclosure, a guide rail mounting structure and a guide thereof, which can firmly fix the guide rail to the wall surface, do not interfere with the case where the door body that draws a rotating track is suspended, and have excellent design. It is an object of the present invention to provide fittings using rails.
本開示は、開口部の上部の壁面にアウトセットされ、戸体を吊車によって開閉可能に上吊りするガイドレールの取付構造であって、前記ガイドレールは、前記吊車が走行可能な走行部と、前記走行部よりも前記壁面側において前記壁面に対面するように配置される第1の固定片と、前記第1の固定片の下端部から前記壁面側に向けて延びる第2の固定片と、を有し、前記第1の固定片は、前記壁面に対して垂直な方向から固定部材によって固定され、前記第2の固定片は、下方から固定部材によって固定される。 The present disclosure is a mounting structure of a guide rail that is outset on the wall surface above the opening and suspends the door body so as to be openable and closable by a suspension wheel. A first fixing piece arranged so as to face the wall surface on the wall surface side of the traveling portion, and a second fixing piece extending from the lower end portion of the first fixing piece toward the wall surface side. The first fixing piece is fixed by the fixing member from the direction perpendicular to the wall surface, and the second fixing piece is fixed by the fixing member from below.
図1、図2及び図3に示すように、建物躯体の壁部100は、上枠材101と、床面FLから上方に延びる左右の縦枠材102,103と、によって構成される既設の三方枠の内側に開口部104を有する。壁部100は、建物内の2つの室R1、R2を仕切る壁部であり、開口部104によって室R1と室R2とを連通させている。上枠材101及び左右の縦枠材102,103は、壁部100の壁厚よりも幅広に形成され、室R1側及び室R2側にそれぞれ僅かに張り出している。
As shown in FIGS. 1, 2 and 3, the
建具1は、戸体2と、戸体2を上吊りするガイドレール3と、を有し、2つの室R1、R2のうちの一方の室R1から、開口部104を塞ぐようにアウトセットされる。この建具1は、開口部104に対して容易に後付けすることができるため、室内をリフォームする際に好適に使用することができる。
The
戸体2は、図3における左側が戸先側、右側が戸尻側であり、開口部104の幅寸法よりもやや幅広の寸法を有し、且つ、開口部104の高さ寸法よりもやや高さ寸法を有する。戸体2の戸先側は、縦枠材102のやや内側に配置されている。詳しくは、図3に示すように、戸体2の戸先側は、開口部104に対して、開口部104の見込み方向の外側である室R1に配置されるとともに、開口部104の幅方向の内側に配置される。したがって、戸体2の戸先側は、縦枠材102には当接していない。戸体2を室R1及び室R2のいずれから観察しても、戸体2の戸先側と縦枠材102とは重なっていない。なお、開口部104の見込み方向とは、開口部104を境にして室R1と室R2とに亘る方向である。
The left side of the
戸体2の戸尻側は、縦枠材103よりもやや外側に配置され、縦枠材103を覆っている。詳しくは、図3に示すように、戸体2の戸尻側は、開口部104に対して、開口部104の見込み方向の外側である室R1に配置されるとともに、開口部104の幅方向の外側に配置される。したがって、戸体2の戸尻側も、縦枠材103には当接していない。しかし、戸体2を室R1から観察した場合、戸体2の戸尻側は、縦枠材103と重なり、縦枠材103を覆い隠している。
The door tail side of the
戸体2の戸先側に配置される縦枠材102の内側には、縦枠材102とほぼ同じ厚みの板材からなる戸先側の新設縦枠材105が、室R1に向けて更に突出するように取り付けられている。新設縦枠材105は、床面FLから上方に延びており、アウトセットされる戸体2の戸先側の端面に対向するように配置されている。新設縦枠材105の上下方向の長さは、縦枠材102の上下方向の長さよりも僅かに長い。そのため、図2に示すように、新設縦枠材105は、縦枠材102と重なり合う部位の上端に、上枠材101の端部を納めるためのL形の切り欠き部105aを有している。
Inside the
新設縦枠材105には、戸当たり106が取り付けられている。戸当たり106は、新設縦枠材105の長さ方向に沿って設けられた溝部105bに配置されている。戸当たり106は、戸体2が閉じられた際に、室R2側から戸先に当接するように配置されている。新設縦枠材105には、戸当たり106に代えて、又は、戸当たり106に加えて、戸体2を閉状態に保持するためのラッチ、錠等を設けてもよい。
A
図3に示すように、壁部100における室R1側に面する壁面100aには、戸体2の戸尻側に配置される縦枠材103よりも外側に、戸体2の高さ方向の全長に亘るスペーサ材107が取り付けられている。スペーサ材107は、縦枠材103を挟んで開口部104と反対側の壁面100aに取り付けられる戸尻側の新設縦枠材である。スペーサ材107は、戸体2の戸尻側の端部と壁面100aとの間の隙間を目隠ししている。
As shown in FIG. 3, the
戸体2は、最も戸先側に配置される戸先扉体21と、最も戸尻側に配置される戸尻扉体22と、戸先扉体21及び戸尻扉体22の間に配置される中間扉体23と、の3枚の扉体を有し、戸先扉体21及び中間扉体23を戸尻扉体22に向けて折り畳むことによって開口部104を開放するように構成される中折れ戸である。中間扉体23と戸尻扉体22とは、ほぼ同じ幅を有し、戸先扉体21は、戸尻扉体22及び中間扉体23のほぼ倍の幅を有する。戸先扉体21と中間扉体23とは、上下端部にそれぞれ配置されるヒンジ部24aによって相互に回動可能に連結され、中間扉体23と戸尻扉体22とは、上下端部にそれぞれ配置されるヒンジ部24bによって相互に回動可能に連結される。開口部104を閉じた状態の戸体2において、ヒンジ部24aは、戸先扉体21と中間扉体23との間から室R1側に僅かに突出した位置に設けられ、ヒンジ部24bは、中間扉体23と戸尻扉体22との間から室R2側に僅かに突出した位置に設けられている。
The
戸先扉体21は、上端部に、後述するガイドレール3に走行可能に収容される吊車25を有する。吊車25は、本体部251の両側部に4つのローラ252を有し、戸先扉体21から上方に突出する回動軸253に対して回動可能に取り付けられている。回動軸253は、戸先扉体21における中間扉体23側の端部上面に配置され、開閉操作時にガイドレール3に沿って移動する戸先扉体21の可動回動軸を構成する。戸先扉体21の戸先側の両面には、それぞれ開閉操作用のハンドル211が取り付けられている。
The door
戸尻扉体22は、上端部に、後述するガイドレール3に走行可能に収容される吊車27を有する。吊車27は、戸先扉体21の吊車25と同一構造であってもよい。吊車25と同一構造の吊車27は、本体部271の両側部に4つのローラ272を有し、戸尻扉体22から上方に突出する回動軸273に対して回動可能に取り付けられる。回動軸273は、戸尻扉体22における中間扉体23側と反対側に位置する端部上面に配置され、戸尻扉体22の上部の固定回動軸を構成する。
The door
戸尻扉体22は、図1に示すように、下端部に、建物躯体の床面FLに向けて突出する軸部28を有する。軸部28は、吊車27の回動軸273と同軸上に配置され、床面FLに固定された軸受け281によって回動可能に支持されている。この軸部28は、戸尻扉体22の下部の固定回動軸を構成する。
As shown in FIG. 1, the door
中間扉体23は、上端部に、後述するガイドレール3の溝部311dに対して摺動可能に嵌合するガイドローラ26を有する。ガイドローラ26は、中間扉体23における戸先扉体21側の端部上面から上方に突出する軸部261に同軸状に取り付けられている。この軸部261は、開閉操作時にガイドレール3に沿って移動する中間扉体23の可動回動軸を構成する。
The
ガイドレール3は、開口部104の上部における室R1側に面する壁面100aに、上枠材101に対して平行に取り付けられている。壁面100aには、ガイドレール3の長さと同じ長さを有する断面矩形状の下地材4が、室R1側に面する側面4aから打ち込まれるねじSC1によって固定され、室R1に向けて突出している。ガイドレール3は、下地材4を介して壁面100aに取り付けられることによって、壁面100aから離隔し、室R1側に大きく突出している。
The
ガイドレール3は、アルミニウム等の金属により押し出し成形されたガイドレール本体31と、ガイドレール本体31の外側を覆う樹脂カバー32と、ガイドレール3の長さ方向の両端部にそれぞれ取り付けられる樹脂キャップ33,33と、を有する。ガイドレール本体31及び樹脂カバー32は、上枠材101の長さよりも長尺に延びており、戸体2の幅に対応するガイドレール3の全長を規定している。
The
図4及び図5に示すように、ガイドレール本体31は、戸体2の吊車25,27を収容する走行部311と、走行部311よりも壁面100a側に配置される第1の固定片312と、第1の固定片312の下端部から壁面100a側に向けて延びる第2の固定片313と、を一体に有する。図4では、ガイドレール3の樹脂キャップ33、縦枠材102及び新設縦枠材105の図示を省略している。
As shown in FIGS. 4 and 5, the guide rail
走行部311は、それぞれガイドレール3の長さ方向に延びる上壁部311aと、上壁部311aの室R1側の端縁及び室R2側の端縁からそれぞれ垂下する一対の平行な側壁部311b,311bと、側壁部311b,311bの下端縁から互いに近接する方向にそれぞれ延びる一対のレール部311c,311cと、で構成され、内側に吊車25,27の収容空間を形成する。レール部311c,311c同士は離隔しており、レール部311c,311cの間には溝部311dが形成されている。走行部311は、下面311eが上枠材101の上面101aとほぼ同一面となるように、ガイドレール3における下方側に片寄って配置されている。
The traveling
走行部311における室R1側に配置される側壁部311bには、室R1側に向けて略水平方向に突出する上部突出片314及び下部突出片315が一体に設けられている。上部突出片314及び下部突出片315は、後述する樹脂カバー32の取り付け部となる部位であり、走行部311から室R1側に向けてほぼ同一の突出量で互いに平行に突出している。下部突出片315の先端は、上方に向けて直角に屈曲する立ち上がり部315aを有している。
The
第1の固定片312は、ガイドレール本体31を下地材4に対して固定するための固定部であり、下地材4の側面4aに対して平行に配置される。ガイドレール3の上下方向に沿う第1の固定片312の幅は、下地材4の側面4aとほぼ同一幅に形成されている。第1の固定片312は、走行部311に対して下地材4側及び壁面100a側に離隔して配置され、走行部311の下面311eと同じ高さの位置から走行部311の高さのほぼ倍の高さの位置まで、下地材4の側面4aに沿って上下方向に延びている。
The
第1の固定片312と走行部311とは、上部連結板316及び下部連結板317によって一体に連結されている。上部連結板316は、第1の固定片312の上下方向の中央部よりもやや上方寄りの部位から、走行部311の室R2側に配置される側壁部311bと上壁部311aとの連結部位にかけて、下り傾斜するように設けられている。下部連結板317は、走行部311の室R2側に配置される側壁部311bの下端部と第1の固定片312の下端部とを略水平に連結している。
The
第1の固定片312の上端部には、第1の固定片312に対して直交すると共に、下地材4の上面4bに対して平行に延びる上端片318が設けられている。上端片318は、第1の固定片312の上端部から室R2側に向けて延びる第1片部318aと、第1の固定片312の上端部から室R1側に向けて延びる第2片部318bと、で構成される。第1片部318aは、下地材4の上面4bに当接している。第2片部318bは、後述する樹脂カバー32の取り付け部を構成する。
The upper end of the
第2の固定片313は、ガイドレール本体31を下地材4に対して固定するためのもう一つの固定部であり、第1の固定片312の下端部から、走行部311とは反対方向である室R2側に向けて、略水平方向に延びている。第2の固定片313は、第1の固定片312に対して直交し、且つ、下地材4の下面4cに対して平行に配置されている。第2の固定片313の見込み方向に沿う幅は、下地材4の下面4cの見込み方向に沿う幅とほぼ同一である。見込み方向とは、開口部104を挟んで室R1と室R2とに亘る方向であり、図4における左右方向である。第2の固定片313は、下地材4の下面4cの全体を覆って目隠しするため、下面側から見たガイドレール3の意匠性も向上する。
The
ガイドレール本体31は、第1の固定片312を下地材4の側面4aに当接させると共に、上端片318の第1片部318aと第2の固定片313とによって、下地材4を上下から挟むように下地材4に取り付けられる。上枠材101の上面101aにおける室R1側に張り出した部位と下地材4の下面4cとの間には、第2の固定片313の厚みに相当する隙間108が形成されている。第2の固定片313は、この隙間108内に挿入されている。
In the guide rail
ガイドレール本体31が下地材4に対して取り付けられた後、第1の固定片312及び第2の固定片313が、固定部材であるねじSC2,SC3によってそれぞれ固定される。ねじSC2は、第1の固定片312における上部連結板316との連結部位よりも上方に配置される固定片上部312aに、壁面100aに対して垂直な方向から打ち込まれる。これによって、第1の固定片312は、下地材4の側面4aに対して固定される。ねじSC3は、第2の固定片313に、下方から上方に向けて打ち込まれる。これによって、第2の固定片313は、下地材4の下面4cに対して固定される。ねじSC2とねじSC3とは、ガイドレール本体31の長さ方向に間隔をおいて、複数本ずつ設けられる。
After the guide rail
このように、ガイドレール本体31は、互いに略直交する方向に打ち込まれるねじSC2,SC3によって、ガイドレール本体31の上部と下部とにおいて下地材4に対して固定される。これによって、ガイドレール本体31は、互いに直交する第1の固定片312と第2の固定片313とによって強固に固定され、耐荷重性が向上する。ガイドレール本体31は、第1の固定片312及び第2の固定片313を含めて一体に押し出し形成されているため、第1の固定片312及び第2の固定片313にそれぞれねじSC2,SC3を打つだけで、走行部311を一体に有するガイドレール本体31を固定することができる。
In this way, the guide rail
ガイドレール本体31において、第2の固定片313と下部連結板317とは、両者間に間隙や溝部等が形成されることなく、面一状に連続している。そのため、ガイドレール本体31を下面から観察した場合、レール部311c、下部連結板317及び第2の固定片313は、見込み方向に沿って面一状に連続する平坦面を形成する。走行部311の下部と第1の固定片312及び第2の固定片313とが、下部連結板317によって略水平方向に一体化されるため、ガイドレール3における走行部311の支持構造が強化され、ガイドレール3の耐荷重性がより向上する。
In the guide rail
樹脂カバー32は、図4に示すように、ガイドレール本体31の室R1側に面する前面側を覆う前面カバー部321と、ガイドレール本体31の上面側を覆う上面カバー部322と、を一体に有するL型に形成されている。
As shown in FIG. 4, the
前面カバー部321は、ガイドレール本体31の第1の固定片312と平行に配置され、ガイドレール本体31の前面側を完全に覆い隠している。前面カバー部321の内面321aには、ガイドレール本体31の上部突出片314の位置に対応して、上部突出片314を室R1側から挟着する一対の挟着片324と、ガイドレール本体31の下部突出片315の位置に対応して、下部突出片315の下面側を室R1側から支持する支持片325と、が突設されている。
The
上面カバー部322は、ガイドレール本体31の第2の固定片313と平行に配置されている。上面カバー部322は、前面カバー部321の上端から壁面100a側に向けて延び、ガイドレール本体31から下地材4の上面4bに亘るほぼ全体を覆い隠している。上面カバー部322の内面322aには、ガイドレール本体31の上端片318の第1片部318aを室R1側から挟着する挟着片323が設けられている。挟着片323は、上面カバー部322と平行に配置され、室R2側に向けて延びている。
The upper
樹脂カバー32は、下地材4に固定されたガイドレール本体31に対して、室R1側から着脱可能に取り付けられる。具体的には、前面カバー部321の挟着片324が、ガイドレール本体31の上部突出片314を上下から挟着すると共に、前面カバー部321の支持片325が、ガイドレール本体31の下部突出片315の下面側を支持する。挟着片324と支持片325とは、ガイドレール本体31の上部突出片314と下部突出片315とを挟持する。ガイドレール本体31の下部突出片315の立ち上がり部315aは、前面カバー部321の内面321aに当接し、前面カバー部321を安定して支持する。更に、上面カバー部322の挟着片323が、ガイドレール本体31の上端片318の第2片部318bを挟着する。
The
樹脂キャップ33,33は、ガイドレール本体31及び樹脂カバー32の両端面の形状に対応する矩形状に形成される。樹脂キャップ33,33は、図1、図2及び図3に示すように、下地材4を含むガイドレール本体31及び樹脂カバー32の両端面を覆い隠すように着脱可能に取り付けられる。
The resin caps 33, 33 are formed in a rectangular shape corresponding to the shapes of both end faces of the guide rail
このようにして壁面100aにアウトセットされるガイドレール3に対して戸体2を取り付ける際は、少なくとも一方の樹脂キャップ33を取り付ける前のガイドレール本体31の走行部311に対して、戸体2の吊車25,27をスライドさせながら挿入すると共に、ガイドローラ26を走行部311のレール部311c,311c間の溝部311dに嵌合させる。戸体2は、2つの吊車25,27によって上吊りされるため、走行部311の長さ方向に沿って戸体2を移動させることが可能であり、戸体2の位置調整を容易に行うことができる。戸体2の位置調整が完了した後、戸尻側の吊車27を、走行部311内で移動不能となるように、図示しない固定金具等を用いて固定すると共に、戸尻側の下端部の軸部28を、床面FL上の軸受け281に係合させる。
When the
ガイドレール3に取り付けられた戸体2は、図3に示すように、戸体2の戸先扉体21、中間扉体23、戸尻扉体22を直列状に展開させることによって、開口部104を閉鎖する。戸先扉体21は、新設縦枠材105の見込み面に対向するように配置され、戸尻扉体22は、既設の縦枠材103を室R1側から覆うように配置される。ガイドレール3は、下地材4を介して壁面100aから室R1側に突出しているため、開口部104を閉鎖した戸体2は、壁面100aから離隔して配置される。そのため、室R1側に張り出すように設けられている縦枠材102,103と戸体2との干渉は容易に回避される。下地材4を使用してガイドレール3を取り付けることによって、壁面100aからの戸体2の離隔の程度、即ち、縦枠材102,103との干渉回避の程度、を容易に調整することができる。ガイドレール3を壁面100aから離隔させることによって生じる戸体2の戸先側と縦枠材102との間の隙間は、新設縦枠材105によって塞がれる。戸体2の戸尻側と壁面100aとの間の隙間は、スペーサ材107によって塞がれる。
As shown in FIG. 3, the
戸体2の開放動作は次のようにして行われる。戸体2のハンドル211を室R1側に向けて操作すると、図6Aに示すように、戸先扉体21が、可動回動軸を構成する吊車25の回動軸253を中心に室R1側に回動する。戸先扉体21の回動動作は、ヒンジ部24aを介して中間扉体23に伝達され、中間扉体23も、可動回動軸を構成する軸部261を中心に室R1側に回動する。これによって、戸先扉体21と中間扉体23とが、室R1側に突出するように折り畳まれ始める。更に、中間扉体23の回動動作は、ヒンジ部24bを介して戸尻扉体22に伝達され、戸尻扉体22も、回動軸273及び軸部28を中心に室R1側に回動する。これによって、中間扉体23と戸尻扉体22とが、室R1側に突出するように折り畳まれ始める。
The opening operation of the
戸尻扉体22の回動軸273及び軸部28は固定回動軸を構成するため、戸尻扉体22の回動軸のガイドレール3に対する位置は不動である。そのため、戸先扉体21は、吊車25が走行部311内を戸尻側に向けて走行することによって、回動しながら戸尻扉体22に向けて移動する。これに伴い、中間扉体23は、ガイドローラ26が溝部311dを戸尻側に向けて摺動することによって、回動しながら戸尻扉体22に向けて移動する。その結果、図6Bに示すように、戸先扉体21、戸尻扉体22及び中間扉体23は、互いに平行に重なり合うように折り畳まれ、開口部104を開放する。このとき、戸先扉体21と中間扉体23のそれぞれの可動回動軸である回動軸253、軸部261は、互いに近接する側の端部に配置されるため、図6Bに示すように、開口部104を開放した戸体2は、ガイドレール3から室R1側に向けて突出するように折り畳まれ、室R2側に大きく突出することはない。
Since the
開口部104を開放した戸体2は、室R2側に大きく突出することはないため、開口部104に対するガイドレール3の長さ、戸体2の各扉体の大きさ、ストッパの位置等を適宜調整することにより、図6Cに示すように、戸体2の全開時に、折り畳まれた戸体2が開口部104の開口幅内に重ならないようにすることも可能である。これによれば、戸体2の全開時に開口部104を最大限有効に活用できるため、例えば車いす、介護ベッド等の移動も容易に行える。
Since the
中折れ戸からなる戸体2の戸先扉体21、戸尻扉体22及び中間扉体23の各回動軸よりも当該回動軸に近い端部側は、僅かに室R2側に突出する回動軌道を描く。この回動軌道上にガイドレール3の構成部位が存在すると、戸体2と干渉するおそれがある。しかし、図4に示すように、ガイドレール3は、走行部311の下面311eから上枠材101の室R1側に面する側面101bに亘って略水平な平坦面を有するため、戸体2と上枠材101の側面101bとの間の幅Wに亘る空間には、ガイドレール3から下方に突出するものが何も存在していない。そのため、戸先扉体21、戸尻扉体22及び中間扉体23の回動軌道が、ガイドレール3と干渉することはない。その結果、戸体2とガイドレール3との間を可及的に近接させて両者間の隙間を小さくすることが可能であり、隙間からガイドレール3の固定部が視認されにくくなり、建具1の意匠性も向上する。
The end side of the
図7に示すように、壁面100aと上枠材101の側面101bとが面一状に配置される場合、下地材4は、壁面100aから上枠材101の側面101bにかけて取り付けられてもよい。これによって、ガイドレール3の下面が上枠材101の下面101cに対して面一状になるように、ガイドレール3をアウトセットすることが可能である。
As shown in FIG. 7, when the
ガイドレール3は、戸体2と壁面100aや枠材等との干渉のおそれがない場合には、下地材4を介さずに壁面100aに直接固定されてもよい。この場合、図8に示すように、ガイドレール本体31の第1の固定片312には、壁面100a側に突出する上端片318の第1片部318aは設けられず、その分、樹脂カバー32の上面カバー部322も幅狭に形成される。第1の固定片312は、壁面100aに対して直接当接し、ねじSC2によって壁面100aに対して垂直な方向から固定される。第2の固定片313は、開口部104に面する壁部100の下面100bに直接当接し、ねじSC3によって下方から固定される。この場合は、ガイドレール3の下面が壁部100の下面100bに対して面一状になるように、ガイドレール3をアウトセットすることが可能である。
The
以上の実施形態では、開口部104を形成する既設枠を取り外すことなく、戸体2を開口部104にアウトセットするように構成される建具1を例示した。しかし、建具1は、リフォームの際に開口部104を形成する既設枠の一部又は全部を取り外して戸体2をアウトセットしてもよいし、新築の建物の開口部にも取り付け可能である。
In the above embodiment, the
建具1に使用される中折れ戸としての戸体2は、少なくとも戸先扉体21及び戸尻扉体22を有していればよく、3枚の扉体によって構成されるものに限定されない。また、戸体はガイドレール3に上吊りされるものであればよく、引き戸、アコーディオンドア等の中折れ戸以外の戸体であってもよい。
The
1 建具
2 戸体
21 戸先扉体
22 戸尻扉体
25,27 吊車
3 ガイドレール
311 走行部
311e (走行部の)下面
312 第1の固定片
313 第2の固定片
4 下地材
4a (下地材の)側面
4c (下地材の)下面
100a 壁面
104 開口部
SC2,SC3 固定部材
1
Claims (6)
前記ガイドレールは、前記吊車が走行可能な走行部と、前記走行部よりも前記壁面側において前記壁面に対面するように配置される第1の固定片と、前記第1の固定片の下端部から前記壁面側に向けて延びる第2の固定片と、を有し、
前記第1の固定片は、前記壁面に対して垂直な方向から固定部材によって固定され、
前記第2の固定片は、下方から固定部材によって固定される、ガイドレールの取付構造。 It is a guide rail mounting structure that is outset on the wall surface above the opening and suspends the door body so that it can be opened and closed by a suspension wheel.
The guide rail includes a traveling portion on which the suspended vehicle can travel, a first fixing piece arranged so as to face the wall surface on the wall surface side of the traveling portion, and a lower end portion of the first fixing piece. With a second fixing piece extending from the wall side toward the wall surface side,
The first fixing piece is fixed by a fixing member from a direction perpendicular to the wall surface.
The second fixing piece has a guide rail mounting structure in which the second fixing piece is fixed by a fixing member from below.
前記第1の固定片は、前記下地材の側面に対して固定され、
前記第2の固定片は、前記下地材の下面に対して固定される、請求項1に記載のガイドレールの取付構造。 A base material for separating the guide rail from the wall surface is provided so as to project from the wall surface.
The first fixing piece is fixed to the side surface of the base material and is fixed.
The guide rail mounting structure according to claim 1, wherein the second fixing piece is fixed to the lower surface of the base material.
吊車によって前記ガイドレールに開閉可能に上吊りされる戸体と、を備える、建具。 The guide rail according to any one of claims 1 to 4, which is outset on the wall surface above the opening.
A fitting comprising a door body that can be opened and closed on the guide rail by a suspension wheel.
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- 2019-08-30 JP JP2019158848A patent/JP2021038519A/en active Pending
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