JP2021026969A - 同軸コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】多数の同軸コネクタを有する機器を、使用者がどの同軸コネクタに接続すれば良いかを一目で視認させるために、部品に色や銘板をつけて視認性を高める。【解決手段】本発明によれば、同軸コネクタを固定する部品、ナットとワッシャーに色を割り振り、または、且つ収縮チューブに色と銘板を付け、または、且つ表示銘板を用いて、また例えば色の組み合わせにより一定の法則などを生み出すこともでき、使用者に対し、一目でわかるように視認性を高め、同軸コネクタの接続の間違えを防ぐ。【選択図】図１

Description

本発明は、信号接続用に使われる同軸コネクタの識別表示に関する発明である。

同軸コネクタとは、一般に、同軸ケーブルが接続されるコネクタであり、コネクタは、筒状部を有する外部導体と、筒状部と同軸に配置された中心導体を備え、外部導体と中心導体の間に樹脂成形体を配置して構成されるコネクタである。使用される場所は業務用放送の場合であれば、屋内やもしくは報道中継やロケーションなどの用途で機器同士を接続する場合に使用される。業務用放送であれば４Ｋ放送や８Ｋ放送を行うために使用される。同軸コネクタを使用した場合に３Ｇｂｐｓを同軸コネクタ１つで伝送する場合や、６Ｇｂｐｓ、さらには１２Ｇｂｐｓを同軸コネクタで伝送する場合がある。様々な信号の形態を同軸コネクタを用いて伝送することになり、必然的に多量の同軸コネクタを一つの筐体に設置することになる。

近年、映像の高精細化により、同軸コネクタを用いた業務用ビデオ機器が主流になっている。しかし、さらに、同軸ケーブルケーブルを用いての映像伝送は、４Ｋ映像の伝送や、８Ｋ映像の伝送などにより、業務用ビデオ機器に使われる同軸コネクタは数が多く増えている。さらに、映像の伝送だけでなくオーディオやタリー部分など、多くの他の信号接続にも同軸コネクタが使用されている。以上のことから、図４のように、１つの機器に何十個もの同軸コネクタが設置されている。現状では、使用者は機器筐体の板金に印字された文字を見て、接続作業をおこなっているが、非常に同軸コネクタどうしの間隔が狭く、筐体のシルク印刷ではその配置を識別することが容易ではなく、労力の要する作業であると発明者は考えた。これより、多数のコネクタを簡単に視認、識別することを可能にする点から、本発明の説明を行う。

本発明によれば、機器の筐体に固定される同軸コネクタであって、色による識別が可能になっている、同軸コネクタが提供される。

本発明の同軸コネクタは、色による識別が可能であるので、多数のコネクタを簡単に視認、識別することが可能である。

以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の同軸コネクタであって、前記同軸コネクタの根本が色別に表示されている、同軸コネクタである。
好ましくは、前記記載の同軸コネクタであって、前記同軸コネクタの根元に色別用のチューブが装着されて識別可能になっている、同軸コネクタである。
好ましくは、前記記載の同軸コネクタであって、前記同軸コネクタの取付ナットが着色され識別可能になっている、同軸コネクタである。
好ましくは、前記記載の同軸コネクタであって、前記同軸コネクタの取付ワッシャーが着色され識別可能になっている、同軸コネクタである。

本発明の第１実施形態を表す筐体取付型同軸コネクタ 本発明の第２実施形態を表す筐体取付型同軸コネクタ 本発明の第３実施形態を表す筐体取付型同軸コネクタ 筐体取付型同軸コネクタが筐体に多数配置された時の参考図

以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。

図１は、本発明の第１実施形態の筐体取付型同軸コネクタである。以下、図１を用いて、本発明の第１実施形態の筐体取付型同軸コネクタについて説明する。この同軸コネクタａ１には、多種多様な信号の伝送に用いられる同軸ケーブルが接続される。同軸コネクタａ１は、機器の筐体にねじ止めまたは他の方法で固定される。同軸コネクタａ１を固定する際に、ａ４ワッシャーとａ３ナットを用いて固定を行う。また、さらにａ２チューブを用いて、同軸コネクタ部分に印を示す。ａ５の表示盤を用いて、同軸コネクタの筐体における機能を表示し、視認性を高める。

図２は、本発明の第２実施形態の筐体取付型同軸コネクタである。以下、図２を用いて、本発明の第２実施形態の筐体取付型同軸コネクタについて説明する。同軸コネクタａ１を固定する際に、ワッシャーａ４とナットａ３を用いて固定を行う。また、さらにａ６の銘板が入ったチューブを用いて、同軸コネクタ部分に機能性を示す。ａ５の表示盤を用いて、同軸コネクタの筐体における機能を表示し、視認性を高める。例えば、ａ５にＳＤＩ映像入力の旨を示した時、チューブに系統の銘記を行うなど、細かな指示などを記載することができる。

図３は、本発明の第３実施形態の筐体取付型同軸コネクタである。以下、図３を用いて、本発明の第３実施形態の筐体取付型同軸コネクタについて説明する。同軸コネクタａ１を固定する際に、色のついたワッシャーａ７と、ナットａ３を使用する。上記のチューブａ２もしくはａ６などを用いることにより、さらに細かな視認性を出すことができる。例えば、ａ５でＳＤＩ映像入力の旨を示し、ａ２もしくはａ６のチューブで系統などを示し、ａ７の色付きのワッシャーで詳しい伝送データ量などを示す、などである。上記の例だけでなく、銘板を含んだ表示銘板及びチューブ、色で示すワッシャーとチューブなどにより、多様な示し方が出来、それぞれに対応した組み合わせで使用者に視認性を高める。

図４は、筐体取付型同軸コネクタが筐体に多数配置された時の参考図である。以下、図４を用いて説明する。図４は、主な業務用ビデオ機器機材に使われる同軸コネクタが多数装備されていることを示す。映像や業務用ビデオシステムを構築にするにあたり、同軸コネクタは必要不可欠であるが、このような場合、仮に板金にシルク印刷または刻印などして機能が銘記されていても同軸コネクタ同士が近接、ケーブルが重なったりなどして、すぐ視認することができない。それらの問題を解決するために、本発明では従来単調な色が多い同軸コネクタに色や銘板を用いて使用者の視認性を高めることを目的とする。

ＡＡ リングをいれた装着状態
ＢＢ リング上に文字入れした状態
ＣＣ ワッシャーに色をいれた状態
ａ１ 同軸コネクタ部
ａ２ 色で識別できる収縮チューブ
ａ３ 同軸コネクタを固定するナット
ａ４ 同軸コネクタを固定するワッシャー
ａ５ 同軸コネクタの表示銘板
ａ６ 銘板が記入された収縮チューブ

Claims (5)

1. 機器の筐体に固定される同軸コネクタであって、
   色による識別が可能になっている、同軸コネクタ。
2. 請求項１に記載の同軸コネクタであって、
   前記同軸コネクタの根本が色別に表示されている、同軸コネクタ。
3. 請求項１又は請求項２に記載の同軸コネクタであって、
   前記同軸コネクタの根元に色別用のチューブが装着されて識別可能になっている、同軸コネクタ。
4. 請求項１〜請求項３の何れか１つに記載の同軸コネクタであって、
   前記同軸コネクタの取付ナットが着色され識別可能になっている、同軸コネクタ。
5. 請求項１〜請求項４の何れか１つに記載の同軸コネクタであって、
   前記同軸コネクタの取付ワッシャーが着色され識別可能になっている、同軸コネクタ。