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JP2021025375A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

車両用ドアロック装置 Download PDF

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JP2021025375A
JP2021025375A JP2019146228A JP2019146228A JP2021025375A JP 2021025375 A JP2021025375 A JP 2021025375A JP 2019146228 A JP2019146228 A JP 2019146228A JP 2019146228 A JP2019146228 A JP 2019146228A JP 2021025375 A JP2021025375 A JP 2021025375A
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JP2019146228A
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English (en)
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浩次 高井
Koji Takai
浩次 高井
佑介 小嶋
Yusuke Kojima
佑介 小嶋
英二 鳥居
Eiji Torii
英二 鳥居
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】車両ドアと車体とに上下方向に相対的に変位するような力が掛かった場合に車両ドアが開くことを防止または抑制できる車両用ドアロック装置を提供する。【解決手段】車両用ドアロック装置は、ストライカ進入溝41を有しているベース部材40と、ラッチ位置とアンラッチ位置とに回転可能なラッチ51と、ラッチ51がラッチ位置からアンラッチ位置へ向けて回転することを規制するポール60と、を有しており、ラッチ51とポール60は一方はストライカ進入溝41の上側において、他方はストライカ進入溝41の下側において、それぞれベース部材40に支持されており、ベース部材40のストライカ進入溝41の内周面には、ストライカとベース部材40とが上下方向に相対変位した場合にストライカがストライカ進入溝41から抜け出る向きへの相対変位を規制する係止部44が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
特許文献1に開示されている車両用ドアロック装置は、アウトサイドオープンレバーが回転することで車両用ドアのラッチが解除されるように構成されている。そして、この車両用ドアロック装置は、側突によってアウトサイドオープンレバーがドアロック装置のボディに対して車両の内部側に水平方向に相対移動したときに、アウトサイドオープンレバーに設けられているガイド部がドアロック装置のボディに設けられているガイド待受け部に摺接することで、アウトサイドオープンレバーの回転が規制されるように構成されている。このような構成によれば、側突によりアウトサイドオープンレバーが水平方向に移動する事態が生じても、ラッチが解除されることが防止される。
特開2013-142251号公報
(発明が解決しようとする課題)
ところで、側突時には、車両ドアと車体とには、水平方向に相対変位させるような力に加え、上下方向に相対的に変位させるような力が掛かることがある。このような力が掛かると、ラッチとポールとを支持している部材に上下方向の力が掛かって変形し、ラッチとポールとが上下方向に互いに離れる向きに変位してラッチとポールの係合が解除されるおそれがある。このため、車両ドアと車体とに上下方向に相対的に変位させるような力が掛かった場合であっても、ラッチとポールの係合が解除されない(すなわち、ラッチが解除されない)ようにしたいという要請がある。しかしながら、特許文献1には、車両ドアと車体とに上下方向に相対的に変位するような力が掛かった場合にラッチが解除されないようにすることについての開示はない。
上記実情に鑑み、本発明は、車両ドアと車体とが上下方向に相対的に変位するような力が掛かった場合であってもラッチが解除されることを防止または抑制できる車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用ドアロック装置(20)は、
車体(101)に設けられているストライカ(14)が進入可能であり略水平方向に沿って形成されたストライカ進入溝(41)を有しているベース部材(40)と、
前記ストライカ進入溝(41)に進入している前記ストライカ(14)と係合することで車両ドア(100)を全閉位置に保持するラッチ位置と、前記ストライカ(14)と係脱自在なアンラッチ位置と、に回転可能なラッチ(51)と、
前記ラッチ位置に位置している前記ラッチ(51)と係合することで、前記ラッチ(51)が前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置へ向けて回転することを規制するポール(60)と、
を有しており、
前記ストライカ進入溝(41)の一方の端部は開口した開口端であり、他方の端部は閉塞した閉塞端であり、
前記ラッチ(51)と前記ポール(60)の一方は前記ストライカ進入溝(41)の上側において前記ベース部材(40)に対して回転可能に支持されており、他方は前記ストライカ進入溝(41)の下側において前記ベース部材(40)に対して回転可能に支持されており、
前記ストライカ進入溝(41)の内周面には、前記ストライカ(14)と前記ベース部材(40)とが上下方向に相対変位した場合に前記ストライカ(14)が係止することで、前記ストライカ(14)が前記ストライカ進入溝(41)の前記開口端側へ相対変位することを規制する係止部(44)が設けられている。
発明がこのように構成されていると、側突により車体(101)と車両ドア(100)とに互いに上下方向に反対向きの力が掛かった場合であっても、ストライカ(14)が係止部(44)に係止することで、ストライカ(14)がベース部材(40)のストライカ進入溝(41)の前記開口端側に移動することが防止または抑制される。したがって、側突が発生した際に車両ドア(100)が開くことが防止または抑制される。
また、前記係止部(44)は、前記ストライカ進入溝(41)の内周面であって前記車両ドア(100)の開閉動作における前記ストライカ(14)の前記ベース部材(40)に対する相対移動の軌跡の外側に設けられている、
という構成であってもよい。
発明がこのように構成されていると、車両ドア(100)の開閉動作におけるストライカ(14)の移動軌跡に係止部(44)が干渉しない。このため、係止部(44)により車両ドアの開閉動作が阻害されることが防止される。
また、前記係止部(44)は、前記ストライカ進入溝(41)の前記閉塞端側を向くように前記軌跡に対して傾斜している部分を有している、
という構成であってもよい。
発明がこのように構成されると、ストライカ(14)がベース部材(40)のストライカ進入溝(41)の内周面に接触した際に、ベース部材(40)がストライカ(14)から受ける力(F)とストライカ進入溝(41)の閉塞端(B)との距離が小さくなり、ストライカ進入溝(41)の閉塞端(B)とその近傍に掛かるモーメントが小さくなる。このため、ベース部材(40)に、ストライカ進入溝(41)が押し広げられてストライカ進入溝(41)の幅が大きくなるような態様の変形(ラッチ(51)とポール(60)との距離が大きくなるような態様の変形)を防止または抑制できる。したがって、ラッチ(51)とポール(60)との係合が解除されることが防止または抑制され、車両ドア(100)が開位置へ移動できない状態に保持できる。
また、前記係止部(44)は、前記車両ドア(100)が前記全閉位置に位置している場合における前記ストライカ(14)の位置よりも、前記ストライカ進入溝(41)の開口している端部の側にずれた位置に設けられている、
という構成であってもよい。
発明がこのように構成されると、側突時において車体(101)と車両ドア(100)とが上下方向と水平左右に移動した場合であっても、係止部(44)にストライカ(14)を係止させることができる。したがって、側突が発生した際に車両ドア(100)が開くことを防止または抑制する作用の確実性を高めることができる。
また、前記係止部(44)は、前記ストライカ進入溝(41)の上側の内周面(41a)と下側の内周面(41b)の一方または両方に設けられている、
という構成であってもよい。
また、前記係止部(44)は、前記ストライカ(14)の一部が入り込むことができる凹部である、
という構成であってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置が適用されている車両ドアの模式図である。 図2は、図1のII−II線矢視断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置の構成例を示す分解斜視図である。 図4は、ベース部材の構成例を模式的に示す前面図である。 図5は、図4のV部拡大図である。 図6は、係止部を有さないベース部材の構成例を模式的に示す前面図である。 図7は、係止部を有さないベース部材が変形した状態を示す模式図である。 図8は、係止部の変形例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置20について、図面を参照して説明する。図1および図2は、車両用ドアロック装置20が適用された車両ドア100の構成を示す模式図である。なお、図1は車両ドア100の側面図であり、車内側から見た図である。また、図2は車両ドア100の後端部近傍の断面図であり、図1のII線矢視図である。
本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置20が適用される車両ドア100は、その前端部が車体101に対して上下方向の回転軸回りに回転可能に支持されており、車体101の側面に形成されている開口部を塞ぐ閉位置と塞がない開位置とに移動可能である。なお、閉位置には、全閉位置と、全閉位置よりも開位置側のいわゆる「半ドア」の状態になる位置とが含まれる。
車両ドア100は、その下半部を構成するドア本体部10と、その上半部に設けられているドアサッシュ11とを備えている。ドア本体部10は、外側面を構成するアウタパネル12と、アウタパネル12の内側面に固定されているインナパネル13と、インナパネル13の内側面に固定され且つドア本体部10の内側面を構成する樹脂製のトリム16とを備えている。また、アウタパネル12にはアウトサイドハンドル15が、トリム16にはインサイドハンドル17が、それぞれ車両ドア100に対して回転可能に取り付けられている。アウトサイドハンドル15とインサイドハンドル17は、それぞれ回転することで初期位置とラッチ解除位置とに移動可能であり、付勢部材によって初期位置に向けて付勢されている。
図2に示すように、インナパネル13とアウタパネル12との間に内部空間が形成されている。そして、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置20は、車両ドア100の後端部であって、インナパネル13とアウタパネル12とに囲まれている上記内部空間内に取り付けできるように構成されている。なお、説明の便宜上、以下の説明では、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置20を、「ドアロック装置」と略して記すことがある。また、本発明の実施形態では、ドアロック装置20の「左右方向」と「前後方向」は、車両ドア100が全閉位置にある場合を基準とする。この場合、「左右方向」は、水平方向であり、且つ車幅方向(車外方向及び車内方向)に一致する。
ドアロック装置20は、噛み合い部21とアクチュエータ部35とを有している。噛み合い部21にはラッチ機構が設けられており、アクチュエータ部35にはラッチ機構を作動可能状態(アンロック状態)又は作動不能状態(ロック状態)に切り換えるためのアクチュエータなどが設けられている。そして、ドアロック装置20は、車両ドア100の内部(アウタパネル12とインナパネル13との間の内部空間)に配置されており、ネジなどの固定手段によってインナパネル13(すなわち車両ドア100)に固定されている。なお、ドアロック装置20の一部は、車両ドア100の後端部において外部に露出している。
図3は、ドアロック装置20の噛み合い部21の構成例を示す分解斜視図である。図3に示すように、噛み合い部21は、ベース部材40と、ボディ22と、軸受け部材45と、ラッチ51と、ラッチ支持軸73と、ラッチリターンスプリング71と、ポール60と、ポール支持軸74と、ポールリターンスプリング72とを備えている。
ベース部材40は金属材料からなり、例えば金属板をプレス加工することで形成されている。ベース部材40には、ストライカ進入溝41が設けられている。ストライカ進入溝41は左右方向(水平方向)に長い開口部であり、車体101に設けられているストライカ14が進入可能に構成されている。また、ストライカ進入溝41の左右方向の一方の端部(車内側の端部)は開口した開口端であり、他方の端部(車外側の端部)は閉塞している閉塞端である。そして、ストライカ進入溝41の内周面には、後述する係止部44が設けられている。
ベース部材40は、ラッチ支持軸取付孔42とポール支持軸取付孔43とを有しており、金属材料からなるラッチ支持軸73およびポール支持軸74を支持する機能を有している。ラッチ支持軸取付孔42とポール支持軸取付孔43は、いずれも前後方向に貫通する貫通孔であり、それぞれラッチ支持軸73の後端部とポール支持軸74の後端部を挿入可能に構成されている。そして、ラッチ支持軸73の後端部とポール支持軸74の後端部は、それぞれラッチ支持軸取付孔42とポール支持軸取付孔43に挿入されてカシメられることでベース部材40に固定されている。また、ベース部材40は、ネジなどの固定手段によって、車両ドア100の後端面にてインナパネル13に固定されている。
なお、図3に示すように、ラッチ支持軸取付孔42は、左右方向(水平方向)に沿って形成されたストライカ進入溝41の上側に設けられており、ラッチ支持軸73はストライカ進入溝41よりも上側の位置においてベース部材40に固定されている。一方、ポール支持軸取付孔43は、ストライカ進入溝41の下側に設けられており、ポール支持軸74はストライカ進入溝41よりも下側の位置においてベース部材40に固定されている。このように、ラッチ支持軸73とポール支持軸74とは、ストライカ進入溝41を挟んで互いに上下反対側の位置においてベース部材40に固定されている。
ボディ22は、ベース部材40の前側に配置されている部材である。ボディ22は、樹脂材料により形成されている。ボディ22には、ストライカ進入溝23と、ラッチ支持軸挿通孔26と、ポール支持軸挿通孔25とが設けられている。ストライカ進入溝23は、左右方向に延伸している溝であり、車体101に設けられているストライカ14が進入可能に構成されている。ラッチ支持軸挿通孔26とポール支持軸挿通孔25は、いずれも前後方向に貫通する貫通孔であり、それぞれラッチ支持軸73とポール支持軸74を挿通可能に構成されている。なお、ボディ22の構成は特に限定されるものではなく、従来公知の構成が適用できる。
軸受け部材45は、ラッチ支持軸73およびポール支持軸74を支持する機能を有する部材であり、サブベース部材とも呼ばれる。軸受け部材45は、ボディ22の前側に配置されており、ネジなどの所定の固定手段によってボディ22に固定されている。なお、本発明の実施形態においては、ラッチ支持軸73およびポール支持軸74の外周に有する鍔と軸受け部材45との間に、ボディ22が挟持されている構成であり、固定手段として、ラッチ支持軸73とポール支持軸74を用いている。軸受け部材45は金属材料からなり、例えば金属板をプレス加工することで形成されている。軸受け部材45には、ラッチ支持軸取付孔46と、ポール支持軸取付孔47とが設けられている。ラッチ支持軸取付孔46とポール支持軸取付孔47は、いずれも前後方向に貫通する貫通孔であり、それぞれラッチ支持軸73の前端部とポール支持軸74の前端部を挿入可能に構成されている。そして、ラッチ支持軸73の前端部とポール支持軸74の前端部は、それぞれラッチ支持軸取付孔46とポール支持軸取付孔47に挿入されてカシメられることで、軸受け部材45に固定されている。
ラッチ51は、主要部位が金属材料により形成されている。ラッチ51には、ラッチ支持軸挿通孔55と、ストライカ保持溝52と、ハーフラッチ爪53と、フルラッチ爪54とが設けられている。ラッチ支持軸挿通孔55は前後方向に貫通する貫通孔であり、ラッチ支持軸73を挿通可能に構成されている。ストライカ保持溝52は、車体101に設けられているストライカ14が進入可能に構成されている溝である。ハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54は、ポール60の本体61に設けられている係合部63と係脱可能に構成されている部分である。ハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54との間にストライカ保持溝52が形成される。
ラッチ51は、ボディ22とベース部材40の間に配置されており、ラッチ支持軸挿通孔55に挿通されているラッチ支持軸73により、ボディ22およびベース部材40に対して前後方向軸回りに回転可能に支持されている。そして、ラッチ51は、回転することで、ストライカ14と係脱自在な(ストライカ14を解放可能)なアンラッチ位置と、ストライカ進入溝41の内部に進入しているストライカ14を保持するハーフラッチ位置およびフルラッチ位置とに移動可能である。また、ラッチ51は、ラッチリターンスプリング71により、アンラッチ位置に向けて常時付勢されている。ラッチ51の回転位置がアンラッチ位置であるとき、ラッチ51は、ストライカ進入溝41の内部に進入してきたストライカ14をストライカ保持溝52に受け入れることができる。
ポール60は、本体61とリフトレバー65とを有している。ポール60の本体61は、主要部位が金属材料により形成されている。ポール60の本体61には、ポール支持軸挿通孔62と係合部63とが設けられている。ポール支持軸挿通孔62は前後方向に貫通する貫通孔であり、ポール支持軸74を挿通可能に構成されている。係合部63は、ラッチ51に設けられているハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54に係脱可能に構成されている。なお、ポール60の構成は特に限定されるものではなく、従来公知の各種構成が適用できる。
ポール60の本体61は、ラッチ51と同様にボディ22とベース部材40の間に配置されている。そして、ポール60の本体61は、ポール支持軸挿通孔62に挿通されているポール支持軸74により、ボディ22およびベース部材40に対して前後方向軸回りに回転可能に支持されている。ポール60は、回転することで、係合位置と非係合位置とに移動可能である。係合位置は、係合部63がラッチ51のハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54のそれぞれに係合可能な係合位置(ハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54の回転軌跡内の位置)である。非係合位置は、ポール60の本体61の係合部63がフルラッチ爪54とハーフラッチ爪53に係合しない位置(ハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54の回転軌跡外の位置)である。なお、係合部63は、ラッチ51のハーフラッチ爪53とフルラッチ爪54のいずれかに係合することで、ラッチ51のアンラッチ位置に向けての回転を阻止するように構成されている。
ポール60のリフトレバー65は、ボディ22の前側に配置されている。リフトレバー65は連結部67を有している。そして、リフトレバー65はボディ22に対して前後方向軸回りに回転可能に支持されている。連結部67は、後ろ側に向かって突出する部分であり、ボディ22に設けられている開口部を通じてボディ22の後ろ側に突出してポール60の本体61に連結されている。このように、ポール60の本体61とリフトレバー65とは互いに連結されており、ボディ22およびベース部材40に対して一体的に回転するように構成されている。そして、ポール60の本体61は、ポールリターンスプリング72により、係合位置に向けて常時付勢されている。
そして、ラッチ機構は、ラッチ51、ラッチリターンスプリング71、ポール60(本体61およびリフトレバー65)、およびポールリターンスプリング72を含んで構成される。ここで、ラッチ機構の動作について説明する。車両ドア100が開位置に位置している場合には、車体101に設けられているストライカ14は、ボディ22とベース部材40のストライカ進入溝41,23に入り込んでおらず、ラッチ51と係合していない。この状態では、ラッチ51は、ラッチリターンスプリング71の付勢力によって、ストライカ14と係脱自在なアンラッチ位置に保持されている。車両ドア100が開位置から全閉位置に向けて移動すると、車体101に設けられているストライカ14がボディ22およびベース部材40に設けられているストライカ進入溝41,23の内部に進入し、ラッチ51のストライカ保持溝52に受け入れられるとともにラッチ51と接触する。
車両ドア100がさらに全閉位置に向けて移動すると、ラッチ51は、ストライカ14に押され、ラッチリターンスプリング71の付勢力に抗してハーフラッチ位置に向けて移動する。また、ポール60の本体61がハーフラッチ爪53に押されて非係合位置に移動する。そして、ラッチ51がハーフラッチ位置に達すると、ハーフラッチ爪53によるポール60の本体61の押圧が解除され、ポール60の本体61がポールリターンスプリング72の付勢力によって係合位置に移動する。これにより、ポール60の本体61の係合部63がラッチ51のハーフラッチ爪53に係合する。この状態では、ストライカ14はラッチ51のストライカ保持溝52に入り込んでいる。このため、ラッチ51はポール60の本体61の係合部63によってアンラッチ位置に向けた回転が阻止される。したがって、ストライカ14はベース部材40とボディ22のストライカ進入溝41,23から抜け出ることができない状態、すなわち、車両ドア100は開位置に向けて移動できない状態となる。この状態がいわゆる「半ドア」である。
車両ドア100がさらに全閉位置に向けて移動すると、ラッチ51はストライカ14に押されてフルラッチ位置に向けて回転する。また、ポール60の本体61がフルラッチ爪54に押されて非係合位置に移動する。そして、ラッチ51がフルラッチ位置に達すると、フルラッチ爪54によるポール60の本体61の押圧が解除され、ポール60の本体61がポールリターンスプリング72の付勢力によって係合位置に移動し、ポール60の本体61の係合部63がラッチ51のフルラッチ爪54に係合する(図4参照)。このため、ラッチ51はポール60の本体61の係合部63によってアンラッチ位置に向けた回転が阻止される。この状態では、ストライカ14はラッチ51のストライカ保持溝52に入り込んでおり、ラッチ51によりベース部材40に対する相対移動が規制される。したがって、車両ドア100は開位置に向けて移動できず、全閉位置に位置する状態に維持される。
このように、ラッチ51がフルラッチ位置に位置し、ポール60の本体61が係合位置に位置している場合には、ポール60の本体61の係合部63がラッチ51のフルラッチ爪54に係合する。これにより、ラッチ51のアンラッチ位置に向けての移動が阻止される。そして、ポール60の本体61はポールリターンスプリング72によって係合位置に向けて常時付勢されているから、ラッチ51はフルラッチ位置に位置する状態に維持され、車両ドア100の開位置に向けての移動が阻止される状態に維持される。
なお、ラッチ機構は、ポール60の本体61が係合位置に位置している場合にラッチ51のアンラッチ位置への移動を阻止し、非係合位置に位置している場合にラッチ51のアンラッチ位置への移動を許容する構成であればよい。このように、ラッチ機構は前記構成に限定されるものではなく、従来公知の各種構成が適用できる。
次に、ベース部材40のストライカ進入溝41の内周面に設けられている係止部44について説明する。図4は、係止部44が設けられているベース部材40の構成例を模式的に示す後面図であり、図5は図4のV部拡大図である。図4と図5においては、ストライカ進入溝41の上側の内周面41aと下側の内周面41bのそれぞれに係止部44が設けられている構成を示す。また、図4と図5は、車両ドア100が全閉位置に位置している状態を示す。説明の便宜上、上側の内周面41aに設けられている係止部44を“第一係止部44a”と称し、下側の内周面41bに設けられている係止部44を“第二係止部44b”と称することがある。また、図4と図5において、上側を矢印Upで、下側を矢印Dwで、車内側を矢印Iで、車外側を矢印Oで示す。
係止部44は、側突により車体101と全閉位置に位置する車両ドア100とが上下方向および左右方向に互いに反対向きに相対変位した場合に、ストライカ14を係止させる部分である。係止部44は、ストライカ14が係止した際にベース部材40がストライカ14から受ける力の向きを変えることでベース部材40の変形を防止または抑制する機能と、ストライカ14とベース部材40の左右方向の相対変位を防止または抑制することで車両ドア100が開位置へ移動することを防止または抑制する機能とを有している。
なお、係止部44は、通常の状態(車両ドア100と車体101とが上下方向に互いに反対側に相対変位していない状態というものとする)で車両ドア100が開閉動作する際には、ストライカ14と接触しない位置に設けられている。すなわち、係止部44は、通常の状態では、車両ドア100の開閉動作を阻害しないように構成されている。具体的には、図4に示すように、係止部44は、通常の状態での車両ドア100の開閉動作におけるストライカ14のベース部材40に対する相対的な移動軌跡(図4中、2本の一点鎖線Lどうしの間の領域)の外側に設けられている。
なお、本実施形態では、図4と図5に示すように、ストライカ進入溝41の内周面(上側の内周面41aと下側の内周面41b)に段差が設けられており、この段差が係止部44(第一係止部44aと第二係止部44b)として機能する。そして、ストライカ14がベース部材40に対してストライカ進入溝41の開口端側へ向かって左右方向(具体的には車内側に向かう水平方向)に移動することを規制できるように、係止部44はストライカ進入溝41の閉塞端B側(図5参照)を向いている。このような構成によれば、ストライカ14とベース部材40の左右方向の相対変位を防止または抑制することで車両ドア100が開位置へ移動することを防止または抑制できる。
また、本実施形態では、ストライカ14が係止部44に係止した際にベース部材40がストライカ14から受ける力の向きを変えることでベース部材40の変形を防止または抑制するため、係止部44は、閉塞端側に向かって斜め方向を向いている。具体的には、係止部44は、図5の二点鎖線で示すようにストライカ14が係止した状態でのストライカ14との接線Tが、車両ドアの開閉時におけるストライカの移動方向(左右方向)に対して傾斜する部分を有している。ベース部材40がこのような係止部44を有すると、側突の際に車体101と車両ドア100とが上下方向に互いに反対向きに変位してストライカ14がストライカ進入溝41の内周面に接触し、さらにストライカが左右方向に移動した場合に、ストライカ14を係止部44に係止させることができる。
ここで、「ストライカ14が係止した際にベース部材40がストライカ14から受ける力の向きを変える」機能について、係止部44を有さないベース部材40と対比して説明する。図6と図7は、係止部44を有さないベース部材90を示す模式図であり、図6はベース部材90が変形していない状態を示し、図7はベース部材90が変形した後の状態を示す。また、図6と図7において、上側を矢印Upで、下側を矢印Dwで、車内側を矢印Iで、車外側を矢印Oで示す。
まず、側突が発生すると、車体101と車両ドア100とに上下方向に互いに反対向きの力が掛かることがある。ここでは、車体101に上向きの力が掛かり車両ドア100に下向きの力が掛かった場合について説明する。ドアロック装置20は車両ドア100に固定されていることから(図1と図2参照)、車両ドア100に下向きの力が掛かると車両ドア100とともに車体101に対して下側に相対変位する。一方、ストライカ14は車体101に固定されており、車両ドア100が全閉位置にある場合にはストライカ進入溝41の内部に進入していることから、ドアロック装置20が車体101に対して下側に相対変位すると、ストライカ14がベース部材40のストライカ進入溝41の上側の内周面41aに接触する。このため、ベース部材40のうちのストライカ進入溝41よりも上側の部分には、車体101に対して下方へ相対変位することを阻害する力(上向きの力)が掛かる。この結果、ベース部材40には、ストライカ進入溝41の閉塞端Bまたはその近傍を中心とするモーメントが掛かる。このモーメントは、ストライカ14とストライカ進入溝41との接点P(図5参照)を通過し接線T(ストライカ進入溝41の内周面)に直角な力Fと、この力Fの延長線E(ストライカ14とストライカ進入溝41との接点Pを通過し接線Tに直角な直線)とストライカ進入溝41の閉塞端Bとの距離Dに応じた大きさとなり、この距離D、すなわちモーメントアームが大きくなるにしたがって大きくなる。
また、側突により、車体101と車両ドア100とに上記した上下方向に互いに反対向きの力が掛かることに加え、両者間に左右方向に互いに反対向きの力が掛かることがある。この場合において、図6に示すようにベース部材90に係止部44が設けられていないと、ストライカ14とベース部材90との左右方向の相対変位が阻止されない。このため、ストライカ14がストライカ進入溝41の上側の内周面41aに接触しつつ、ストライカ進入溝41から抜け出る向きに相対変位することがある。こうしてストライカ14がストライカ進入溝41から抜け出る方向に相対変位すると、距離Dが大きくなる。また、ベース部材90には、ストライカ14とストライカ進入溝41の上側の内周面41aとの接線Tに直角な力Fが掛かる。このため、ストライカ14とストライカ進入溝41の閉塞端Bとの距離Dが大きくなるにしたがって、このモーメントが大きくなる。そしてその結果、ベース部材90には、図7に示すように、ストライカ進入溝41の幅(上側の内周面41aと下側の内周面41bとの間隔)が大きくなるような態様の変形が生じる。つまり、側突により、ストライカ14は、ストライカ進入溝41から抜け出る方向に移動しながら、ストライカ進入溝41を押し広げる。
前記のとおり、ラッチ51を支持しているラッチ支持軸73は、ストライカ進入溝41よりも上側においてベース部材90に固定されている。一方、ポール60を支持しているポール支持軸74は、ストライカ進入溝41よりも下側においてベース部材90に固定されているポール支持軸74により支持されている。このため、ベース部材90に前記態様の変形が生じると、ラッチ51とポール60とは互いに離れる方向に相対変位する。このため、ラッチ51とポール60の係合が解除され、車両ドア100の全閉位置から開位置への移動が許容される状態となる。このように、ベース部材90に係止部44が設けられていない構成では、側突により車両ドア100と車体101とに上下方向の力が掛かると、車両ドア100の開位置への移動が許容される状態になることがある。
これに対して、図4と図5に示すように、ベース部材40が係止部44を有していると、ベース部材40がストライカ14に対して相対的に下側に変位した場合には、ベース部材40の係止部44(第一係止部44a)にストライカ14が係止する。なお、図5において、通常の状態で車両ドア100が全閉位置にある場合のストライカ14を実線で示し、ベース部材40がストライカ14に対して相対的に下側に変位した場合のストライカ14を二点鎖線で示す。前記のとおり、係止部44は、車両ドアの開閉時におけるストライカ14の相対移動方向(左右方向)に対して傾斜しており、斜めに車外側(ストライカ進入溝41の閉塞端Bの側)を向いている。このため、ストライカ14が係止部44に係止することで、ストライカ14のベース部材40のストライカ進入溝41から抜け出る方向への移動、すなわち左右方向(具体的には、ストライカ進入溝41の開口端に向かう水平方向)への移動が規制される。
そして、ストライカ14が係止部44に係止している状態では、ベース部材40は、ストライカ14から、係止部44の表面(ストライカ14とベース部材40の接線T)に直角な方向の力Fを受ける。図5に示すように、係止部44は、ストライカ14との接点Pを通過し接線Tに直角な直線(すなわち前記力Fの延長線E)がストライカ進入溝41の閉塞端Bまたはその近傍を通過するように、ストライカ14の相対移動の軌跡に対して傾斜している。このため、係止部44を有さないベース部材90と比較して、前記力Fの延長線Eとストライカ進入溝41の閉塞端Bとの距離Dを小さくできるから、ストライカ進入溝41の閉塞端Bを中心とするモーメントを小さくできる。したがって、ベース部材40の前記態様の変形を防止または抑制できるから、ラッチ51とポール60の互いに離れる向きへの相対変位が防止または抑制される。このため、側突の際に車体101と車両ドア100とに上下方向に互い反対側の力が掛かった場合であっても、車両ドア100が開位置に移動できる状態になることが防止または抑制できる。
なお、このモーメントを小さくするため、ストライカ14が係止部44に係止している状態において、ストライカ14と係止部44の接点Pを通過し接線Tに直角な直線(すなわち、力Fの延長線E)と、ストライカ進入溝41の閉塞端Bとの距離Dが小さいことが好ましい。また、係止部44は、この力Fの延長線Eがストライカ進入溝41の閉塞端Bを通過するように構成されていてもよい。なお、この距離Dは、係止部44とストライカ進入溝41の閉塞端Bとの左右方向(水平方向)の距離と、車両ドア100の開閉時におけるストライカ14の相対移動方向に対する係止部44の傾斜角度(すなわち、ストライカ14の相対移動方向(左右方向)に対する接線Tの傾斜角度)に応じて決まる。したがって、ストライカ14の相対移動方向に対する係止部44の傾斜角度と、係止部44とストライカ進入溝41の閉塞端Bとの左右方向距離とは、前記距離Dが小さくなるように設定される。ただし、係止部44の具体的な傾斜角度や、前記左右方向距離は、特に限定されるものではない。これらは、ベース部材40の剛性などに応じて適宜設定される。
なお、ストライカ14の係止部44への係止の確実性を高めるため、係止部44は、車両ドア100が全閉位置に位置する場合のストライカ14の位置よりも開口端の側にずれた位置に設けられることが好ましい。すなわち、側突時においては、図5に示すように、ストライカ14がベース部材40に対して上下方向のみならず左右方向にも変位することがある。このため、車両ドア100が全閉位置にある場合のストライカ14の直上や直下に係止部44が設けられる構成では、側突時にストライカ14が係止部44に係止しないおそれがある。車両ドア100が全閉位置にある場合のストライカ14の位置から開口端の側にずれた位置に係止部44が設けられると、側突時にストライカ14が上下方向および左右方向に変位しても、ストライカ14が係止部44に係止するようにできる。
なお、このずれ量は特に限定されるものではない。ただし、このずれ量が大きくなると、ストライカ14が係止部44に係止するまでの間に、ストライカ14がストライカ進入溝41の内周面を押し、その結果、ベース部材40に前記態様の変形(図7参照)が生じるおそれがある。したがって、このずれ量は、「側突時に車体101と車両ドア100とが左右方向に相対変位した場合であってもストライカ14が係止部44に係止する」範囲においてできるだけ小さいことが好ましい。
また、図4中、ストライカ14に左向き(開口端側)の力が掛かると、ラッチ51のフルラッチ爪54とポール60の係合部63とが互いに押し合い、ラッチ51、ポール60の本体61およびベース部材40のいずれかまたは全部が変形することで、フルラッチ爪54がポール60を乗り越えてストライカ進入溝41の開口端側に相対変位することがある。その結果、ラッチ51とポール60の係合が解除され、車両ドア100が開位置に移動できる状態になることがある。そこで、係止部44は、ストライカ14がストライカ進入溝41の開口端側に相対移動した場合であっても、ラッチ51がポール60を乗り越えてフルラッチ爪54とポール60の係合が解除される前に、ストライカ14が係止する位置に設けられる構成であることが好ましい。この場合の係止部44の位置(係止部44のずれ量)は特に限定されるものではなく、ラッチ51、ポール60の本体61、ベース部材40の剛性などに応じて設定される。
なお、前記実施形態では、車両ドア100が車体101に対して下側に相対変位する場合について説明したが、車両ドア100が車体101に対して上側に相対変位する場合には、ストライカ14が第二係止部44bに係止することで、前記同様の効果を奏することができる。したがって、第二係止部44bについての説明は省略する。
(変形例)
ここで、係止部44の変形例について説明する。図8は、係止部44の変形例を示す図であり、図5に対応する図である。この変形例では、係止部44として、ストライカ14の円周方向の少なくとも一部が入り込むことができる凹部が適用される。このような構成であっても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。このように、係止部44の具体的な形状は限定されるものではない。係止部44は、ストライカ14の相対移動の軌跡に対して傾斜しており、ストライカ進入溝41の閉塞端Bの側を向いている部分を有していればよい。
以上、本発明の実施形態および変形例について説明したが、本発明は前記実施形態や変形例に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、ストライカ進入溝41の上側の内周面41aと下側の内周面41bのそれぞれに係止部44(第一係止部44aと第二係止部44b)が設けられる構成を示したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、ストライカ進入溝41の上側の内周面41aと下側の内周面41bのいずれか一方に設けられる構成であってもよい。要は、上側の内周面41aと下側の内周面41bの少なくとも一方に係止部44が設けられる構成であればよい。
また、前記実施形態では、ラッチ51がストライカ進入溝41の上側においてベース部材40に支持されており、ポール60がストライカ進入溝41の下側においてベース部材40に支持されている構成を示したが、ラッチ51とポール60の位置関係は、前記実施形態と反対であってもよい。要は、ラッチ51とポール60とが、ストライカ進入溝41を挟んで互いに反対側の位置においてベース部材40に支持されている構成であればよい。
20…ドアロック装置、21…噛み合い部、40…ベース部材、41…ベース部材のストライカ進入溝、41a…ストライカ進入溝の上側の内周面、41b…ストライカ進入溝の下側の内周面、42…ベース部材のラッチ支持軸取付孔、43…ベース部材のポール支持軸取付孔、44…係止部、44a…第一係止部、44b…第二係止部、51…ラッチ、60…ポール

Claims (6)

  1. 車体に設けられているストライカが進入可能であり略水平方向に沿って形成されたストライカ進入溝を有しているベース部材と、
    前記ストライカ進入溝に進入している前記ストライカと係合することで車両ドアを全閉位置に保持するラッチ位置と、前記ストライカと係脱自在なアンラッチ位置と、に回転可能なラッチと、
    前記ラッチ位置に位置している前記ラッチと係合することで、前記ラッチが前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置へ向けて回転することを規制するポールと、
    を有しており、
    前記ストライカ進入溝の一方の端部は開口した開口端であり、他方の端部は閉塞した閉塞端であり、
    前記ラッチと前記ポールの一方は前記ストライカ進入溝の上側において前記ベース部材に対して回転可能に支持されており、他方は前記ストライカ進入溝の下側において前記ベース部材に対して回転可能に支持されており、
    前記ストライカ進入溝の内周面には、前記ストライカと前記ベース部材とが上下方向に相対変位した場合に前記ストライカが係止することで、前記ストライカが前記ストライカ進入溝の前記開口端側へ相対変位することを規制する係止部が設けられている、
    車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記係止部は、前記ストライカ進入溝の内周面であって前記車両ドアの開閉動作における前記ストライカの前記ベース部材に対する相対移動の軌跡の外側に設けられている、
    車両用ドアロック装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記係止部は、前記ストライカ進入溝の前記閉塞端側を向くように前記軌跡に対して傾斜している部分を有している、
    車両用ドアロック装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記係止部は、前記車両ドアが前記全閉位置に位置している場合における前記ストライカの位置よりも、前記ストライカ進入溝の前記開口端側にずれた位置に設けられている、
    車両用ドアロック装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記係止部は、前記ストライカ進入溝の上側の内周面と下側の内周面の一方または両方に設けられている、
    車両用ドアロック装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記係止部は、前記ストライカの一部が入り込むことができる凹部である、
    車両用ドアロック装置。

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