JP2021016863A - 金属部材の接合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】パイプ部材と端部部材との電磁パルス接合による冶金的接合と機械的接合とを組み合わせた接合強度の大きい金属部材の接合構造を提供する。【解決手段】金属材料からなるパイプ部材2の内周部と、パイプ部材2と異種の金属材料からなり、パイプ部材2の端部内周に設けられた端部部材3の外周部とを電磁パルス接合した金属部材の接合構造である。パイプ部材2の端部に拡径部10が設けられている。端部部材3の外周部の軸方向中間部に周方向に延びる突起7が設けられている。端部部材3の突起7よりパイプ部材2の端部側に位置する部分に大径部8が設けられている。端部部材3の突起7よりパイプ部材2の反端部側に位置する部分に大径部8より小径の小径部9が設けられている。パイプ部材2の拡径部10と端部部材3の大径部8が接合された第1接合部17と、パイプ部材2の拡径部10と端部部材3の突起7が接合された第2接合部18とを有する。【選択図】図3
Description
本発明は、金属材料からなるパイプ部材と、該パイプ部材の内側に置かれ、パイプ部材と異種の金属材料からなる端部部材とを電磁パルス接合する金属部材の接合構造に関する。
近年、車両のプロペラシャフト等のパイプ部材をアルミニウム製にして軽量化、低燃費化を図ることが行われている。例えば、特許文献1には、アルミニウム製のプロペラシャフトの端部に、プロペラシャフトと異種金属の鉄製のヨークを電磁パルス接合によって接合することが提案されている。
図8(a)に示すように、プロペラシャフトのようなパイプ部材101と、ヨークのような端部部材102の電磁パルス接合では、パイプ部材101の外側に設置したコイル103に瞬時に通電すると、コイル103の周りに磁界が発生し、パイプ部材101の端部に渦電流が誘起されて、パイプ部材101の端部が電磁力により2点鎖線で示すように内側に移動して端部部材102に衝突し、図8(b)に示すように冶金的に接合(拡散接合)する。
パイプ部材101がプロペラシャフトのような動力伝達部材である場合、端部部材102に作用する捩じり力や軸方向の力に対して抜けるのを防止するために、端部部材102の外周面に突起を設けて、電磁パルス接合時にパイプ部材101の内面が端部部材102突起を覆う凹凸構造の機械的接合を形成することで、冶金的接合と機械的接合を融合させて強度を向上することが考えられる。
例えば第1例として、図9に示すように、パイプ部材101と端部部材102の接合範囲内、すなわち、コイル103の幅内であって、パイプ部材101の反端部側における端部部材102の端面の近傍に、突起104を設ける。この場合、パイプ部材101と端部部材102との接合がパイプ部材101の端部から反端部側に向かって進行して突起104を越えたとき、パイプ部材101を受け止める部材がなくなるので、パイプ部材101は慣性で内側に落ち込む。この結果、パイプ部材101の破断や、急激な外径の変化により、却って強度が低下するという問題がある。
また、第2例として、図10に示すように、突起104をパイプ部材101と端部部材102の接合範囲外、すなわち、コイル103の幅外に設ける。この場合、パイプ部材101と端部部材102との接合が突起104に達しないため、突起104は強度の向上の役に立たない。
さらに、第3例として、図11に示すように、突起104をパイプ部材101と端部部材102の接合範囲の中間、すなわち、コイル103の幅の中間に設けたり、突起104をパイプ部材101の反端部側に延ばして形成する。この場合、端部部材102を引き抜く方向に軸方向の力が作用したとき、パイプ部材101と突起104の接合部に、径方向外側に向かう方向、すなわち、突起104にパイプ部材101と端部部材102の接合を引き剥がす方向の力fが作用するため、接合強度が低下するという問題がある。
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、パイプ部材と端部部材との電磁パルス接合による冶金的接合と機械的接合とを組み合わせた接合強度の大きい金属部材の接合構造を提供することを課題とする。
前期課題を解決するため、本発明は、
金属材料からなるパイプ部材の内周部と、前記パイプ部材と異種の金属材料からなり、前記パイプ部材の端部内周に設けられた端部部材の外周部とを電磁パルス接合するようにした金属部材の接合構造であって、
前記パイプ部材の端部に拡径部が設けられ、
前記端部部材の外周部の軸方向中間部に周方向に延びる突起が設けられ、
前記端部部材の前記突起より前記パイプ部材の端部側に位置する部分に大径部が設けられ、
前記端部部材の前記突起より前記パイプ部材の反端部側に位置する部分に前記大径部より小径の小径部が設けられている。
金属材料からなるパイプ部材の内周部と、前記パイプ部材と異種の金属材料からなり、前記パイプ部材の端部内周に設けられた端部部材の外周部とを電磁パルス接合するようにした金属部材の接合構造であって、
前記パイプ部材の端部に拡径部が設けられ、
前記端部部材の外周部の軸方向中間部に周方向に延びる突起が設けられ、
前記端部部材の前記突起より前記パイプ部材の端部側に位置する部分に大径部が設けられ、
前記端部部材の前記突起より前記パイプ部材の反端部側に位置する部分に前記大径部より小径の小径部が設けられている。
前記パイプ部材の拡径部と前記端部部材の前記大径部が接合された第1接合部と、前記パイプ部材の拡径部と前記端部部材の前記突起が接合された第2接合部とを有する。
前記パイプ部材の拡径部は、前記端部部材の前記突起より端部側に前記突起の外径より径が大きい大径端部と、前記端部部材の前記突起より反端部側に反端部側に向かって径が小さくなるテーパ部とが設けられている。
前記端部部材の前記突起は、前記パイプ部材の内周部と前記端部部材の外周部の電磁パルス接合の範囲内に位置する。
前記パイプ部材が車両のプロペラシャフトのシャフト本体であり、前記端部部材が前記シャフト本体の内側に設けられるヨークである。
前記パイプ部材が車両のトランスミッションのクラッチにおけるドラム又はハブの側面部の内周に設けられた管状部であり、前記端部部材が前記ドラム又はハブの前記管状部の内側に設けられた動力伝達部材である。
前記パイプ部材が車両のステアリングシャフトのシャフト本体であり、前記端部部材が前記シャフト本体の内側に設けられる固定部材である。
請求項1の発明によれば、電磁パルス接合時にパイプ部材と端部部材との接合がパイプ部材の端部から反端部側に向かって進行して大径部から突起を越えたとき、パイプ部材が小径部に当接する。このため、端部部材を引き抜く方向の軸方向に力が作用したとき、パイプ部材と端部部材の突起との接合部から小径部に向かう方向に力が作用し、パイプ部材と端部部材の接合部を引き剥がすような力は作用しないので、パイプ部材と端部部材の接合強度の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、パイプ部材の拡径部と端部部材の大径部が接合された第1接合部と、パイプ部材の拡径部と端部部材の前記突起が接合された第2接合部とを有するので、第1接合部と第2接合部のパイプ部材と端部部材との電磁パルス接合による冶金的接合と、第2接合部における機械的接合とを組み合わせた接合強度の大きい金属部材の接合構造を提供することができる。
請求項3の発明によれば、パイプ部材の拡径部に大径端部とテーパ部とが設けられているので、電磁パルス接合時にパイプ部材の大径端部とテーパ部がそれぞれ端部部材の大径部と小径部に向かって変形するのが容易になり、確実に接合することができる。
請求項4の発明によれば、端部部材の突起がパイプ部材の内周部と端部部材の外周部の電磁パルス接合の範囲内に位置するので、パイプ部材と端部部材の突起が電磁パルス接合による冶金的接合と、パイプ部材の内面が端部部材の突起を覆う凹凸構造を有する機械的接合とにより、パイプ部材と端部部材を確実に接合することができる。
請求項5の発明によれば、異種材料のシャフト本体とヨークが電磁パルス接合された車両のプロペラシャフトにおいて、捩じり及び軸方向の力に対する接合強度を向上することができる。
請求項6の発明によれば、異種材料の管状部と動力伝達部材が電磁パルス接合された車両のクラッチのドラム又はハブにおいて、捩じり及び軸方向の力に対する接合強度を向上することができる。
請求項7の発明によれば、異種材料のシャフト本体と固定部材が電磁パルス接合された車両のステアリングシャフトにおいて、捩じり及び軸方向の力に対する接合強度を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る接合構造を有する車両のプロペラシャフト1を示す。プロペラシャフト1は、シャフト本体2の両端の端部の内周部にヨーク3の外周部が電磁パルス接合により接合されている。シャフト本体2は本発明のパイプ部材に相当し、ヨーク3は本発明の端部部材に相当する。
シャフト本体2は、5000/6000系アルミニウム合金(Al-Mg(-Si)系)、7000系アルミニウム合金(Al-Zn-Mg系)などのアルミニウム製で、100mm程度の径を有する細長いパイプ部材である。
ヨーク3は、FCD450,FCD550などの球状黒鉛鋳鉄製で、一端にシャフト本体2の端部に挿入される円筒状のスリーブ4、他端に二俣のアーム5を有する。スリーブ4のアーム側端部は閉塞され、反アーム側端部は開口している。ヨーク3のアーム5には図示しないクロスベアリングが装着される孔6が形成されている。
シャフト本体2とヨーク3の接合方法を説明する前に、シャフト本体2とヨーク3の接合部の接合前の形状について説明する。
まず、接合前のヨーク3には、図2に示すように、スリーブ4の外周部の軸方向中間部に周方向に延びる突起7が設けられている。突起7より閉塞端側、すなわち、シャフト本体2の端部側に位置する部分には大径部8が設けられ、また、突起7より開口端側、すなわちシャフト本体2の反端部側に位置する部分には大径部8より小径の小径部9が設けられている。
ヨーク3の突起7の位置は、軸方向の中央でなくてもよいが、図2に示すように、開口端側に寄っていてもよい。突起7は、スリーブ4の全周に延びていてもよいが、周方向に複数に分割されていてもよい。また、突起7の頂部の断面形状は、シャフト本体2とヨーク3の間に軸方向の力が作用したときに突起7の頂部に応力集中が生じるのを避けるため、円弧であることが好ましい。
ヨーク3の突起7の大径部8からの高さAと小径部9からの高さBは、A<=Bであることが好ましい。具体的は、A=2〜3mm、B=4〜6mmである。ヨーク3の小径部9は、シャフト本体2に挿入可能なように、シャフト本体2の中央部の内径よりやや小さいことが好ましい。
接合前のシャフト本体2は、端部に拡径部10を有する。拡径部10は、図2に示すように、シャフト本体2の両端部を除く中央部の径より大径の大径端部10aと、該大径端部10aから中央部に向かって径が小さくなるように傾斜するテーパ部10bとを有する。シャフト本体2の大径端部10aと、ヨーク3の突起7との隙間Cは、具体的には、突起7の外径より1.5から2mm大きいことが好ましい。隙間A+Cは、電磁パルス接合時にシャフト本体2の端部が電磁力により移動するときの加速代となる。
次に、シャフト本体2とヨーク3の接合方法を説明する。
図3(a)に示すように、予め、シャフト本体2の端部に拡径部10を形成し、ヨーク3のスリーブ4に突起7、大径部8、及び小径部9を形成しておく。
次に、シャフト本体2の端部の拡径部10にヨーク3のスリーブ4を挿入し、ヨーク3の突起7がシャフト本体2のテーパ部10bの少し手前で大径端部10aと対向するように位置決めし、ヨーク3とシャフト本体2の隙間(A+C)が均一になるようにシャフト本体2とヨーク3を適宜手段により固定する。
続いて、シャフト本体2とヨーク3を電磁パルス発生装置11のコイル12の内側に設置する。ここで、コイル12の幅内に、シャフト本体2の拡径部10の端面とヨーク3の突起7が入るようにする。
電磁パルス発生装置11は、環状に巻回されたコイル12と、コイル12にギャップスイッチ13を介して高電圧を印加するコンデンサ14と、電源15の電圧を増幅してコンデンサ14を充電する充電回路16とを備えている。
ギャップスイッチ13をオンして、コンデンサ14よりコイル12に瞬時(μ秒レベル)に2600ボルト程度の高電圧を印加する。これにより、コイル12の周りに磁界Hが発生し、シャフト本体2の端部に渦電流が誘起されて、シャフト本体2の端部が電磁力Fにより径方向内側に高速で移動してヨーク3に衝突し、図3(b)に示すように、ヨーク3と冶金的に接合(拡散接合)する。
シャフト本体2とヨーク3との接合は、剛性の低いシャフト本体2の大径端部10aの先端から反端部側に向かって進行する。シャフト本体2とヨーク3との接合箇所が大径部8から突起7を越え、コイル12の幅の範囲外となったとき、シャフト本体2のテーパ部10bは慣性で移動し、ヨーク3の小径部9に当接する。
図3(b)に示すように、シャフト本体2の端部は、電磁パルス接合により、ヨーク3の大径端部10aとの第1接合部17と、ヨーク3の突起7との第2接合部18と、ヨーク3の小径部9との当接部19が形成される。第2接合部18は、電磁パルス接合による冶金的接合と、凹凸構造の機械的接合とを組み合わせた接合となっている。
以上のような電磁パルス接合によるシャフト本体2とヨーク3の接合構造では、図3(b)に示すように、ヨーク3を引き抜く方向の軸方向に力が作用したとき、シャフト本体2とヨーク3の突起7との第2接合部18から小径部9に向かう方向に力fが作用し、シャフト本体2とヨーク3の第1接合部17及び第2接合部18を引き剥がすような力は作用しないので、シャフト本体2とヨーク3の接合強度の向上を図ることができる。したがって、異種材料のシャフト本体2とヨーク3が電磁パルス接合されたプロペラシャフト1は、捩じり及び軸方向の力に対する接合強度を向上することができる。
また、シャフト本体2の拡径部10に大径端部10aとテーパ部10bとが設けられているので、テーパ部10bに代えて段部とした場合に比べて、電磁パルス接合時にシャフト本体2の大径端部10aとテーパ部10bがそれぞれヨーク3の大径部8と小径部9に向かって変形するのが容易になり、確実に接合することができる。
前記実施形態では、端部部材であるヨーク3の小径部9を円筒面に形成したが、図5に示すように、突起7の基部からシャフト本体2の反端部側に向かって径が小さくなるようなテーパ面としてもよい。この場合でも、ヨーク3を引き抜く方向の軸方向に力が作用したとき、シャフト本体2とヨーク3の突起7との第2接合部18から小径部9に向かう方向に力fが作用し、シャフト本体2とヨーク3の第1接合部17及び第2接合部18を引き剥がすような力は作用しないので、シャフト本体2とヨーク3の接合強度の向上を図ることができる。
図6は、本発明の実施形態に係る接合構造を有する車両のトランスミッションのクラッチ装置20を示す。クラッチ装置20は、入力軸21と一体に回転するドラム22と、図示しないプラネタリギアのサンギアと一体に回転するハブ23と、ドラム22とハブ23の間に設けられた複数の摩擦板24とからなり、摩擦板24を図示しないピストンにより軸方向に移動させることで、ドラム22の回転をハブ23に伝達し、或いは遮断するものである。
ドラム22は、外周部25と、側面部26と、該側面部26の内周に形成された管状部27とからなるアルミニウム製のドラム本体28と、動力伝達部材である鋼製の軸部29とから構成されている。ドラム本体28の管状部27は本発明のパイプ部材に相当し、軸部29は本発明の端部部材に相当する。
プロペラシャフト1の実施形態と同様に、ドラム本体28の管状部27には、拡径部10が設けられ、軸部29には、突起7と、大径部8と、小径部9とが形成されている。ドラム本体28の管状部27と軸部29は前述した実施形態と同様に電磁パルス接合により接合される。このため、本実施形態のドラム22は、ドラム本体28の管状部27と軸部29の接合部における捩じり及び軸方向の力に対する接合強度を向上することができる。
図6の実施形態は、クラッチ装置20のドラム22のドラム本体28と軸部29の接合に適用されたものであるが、本発明は、ハブ23のハブ本体と軸部の接合にも適用することができる。
図7は、本発明の実施形態に係る接合構造を有する車両のステアリングシャフト30を示す。ステアリングシャフト30は、ステアリングコラム31内に回転可能に設けられ、前端にステアリング32が取り付けられる。ステアリングシャフト30は、シャフト本体33と、該シャフト本体33の端部に設けられ、ステアリング32が固定される固定部材34とから構成されている。シャフト本体33は本発明のパイプ部材に相当し、固定部材34は本発明の端部部材に相当する。
プロペラシャフト1の実施形態と同様に、シャフト本体33の端部には、拡径部10が設けられ、固定部材34には、突起7と、大径部8と、小径部9とが形成されている。シャフト本体33と固定部材34は前述した実施形態と同様に電磁パルス接合により接合される。このため、本実施形態のステアリングシャフト30は、シャフト本体33と固定部材34の接合部における捩じり及び軸方向の力に対する接合強度を向上することができる。
1 プロペラシャフト
2 シャフト本体
3 ヨーク
7 突起
8 大径部
9 小径部
10 拡径部
10a 大径端部
10b テーパ部
11 電磁パルス発生装置
12 コイル
17 第1接合部
18 第2接合部
19 当接部
20 クラッチ装置
22 ドラム
23 ハブ
26 側面部
27 管状部
29 軸部
30 ステアリングシャフト
33 シャフト本体
34 固定部材
2 シャフト本体
3 ヨーク
7 突起
8 大径部
9 小径部
10 拡径部
10a 大径端部
10b テーパ部
11 電磁パルス発生装置
12 コイル
17 第1接合部
18 第2接合部
19 当接部
20 クラッチ装置
22 ドラム
23 ハブ
26 側面部
27 管状部
29 軸部
30 ステアリングシャフト
33 シャフト本体
34 固定部材
Claims (7)
- 金属材料からなるパイプ部材の内周部と、前記パイプ部材と異種の金属材料からなり、前記パイプ部材の端部内周に設けられた端部部材の外周部とを電磁パルス接合するようにした金属部材の接合構造であって、
前記パイプ部材の端部に拡径部が設けられ、
前記端部部材の外周部の軸方向中間部に周方向に延びる突起が設けられ、
前記端部部材の前記突起より前記パイプ部材の端部側に位置する部分に大径部が設けられ、
前記端部部材の前記突起より前記パイプ部材の反端部側に位置する部分に前記大径部より小径の小径部が設けられていることを特徴とする金属部材の接合構造。 - 前記パイプ部材の拡径部と前記端部部材の前記大径部が接合された第1接合部と、前記パイプ部材の拡径部と前記端部部材の前記突起が接合された第2接合部とを有することを特徴とする請求項1に記載の金属部材の接合構造。
- 前記パイプ部材の拡径部は、前記端部部材の前記突起より端部側に前記突起の外径より径が大きい大径端部と、前記端部部材の前記突起より反端部側に反端部側に向かって径が小さくなるテーパ部とが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属部材の接合構造。
- 前記端部部材の前記突起は、前記パイプ部材の内周部と前記端部部材の外周部の電磁パルス接合の範囲内に位置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の金属部材の接合構造。
- 前記パイプ部材が車両のプロペラシャフトのシャフト本体であり、前記端部部材が前記シャフト本体の内側に設けられるヨークであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の金属部材の接合構造。
- 前記パイプ部材が車両のトランスミッションのクラッチにおけるドラム又はハブの側面部の内周に設けられた管状部であり、前記端部部材が前記ドラム又はハブの前記管状部の内側に設けられた動力伝達部材であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の金属部材の接合構造。
- 前記パイプ部材が車両のステアリングシャフトのシャフト本体であり、前記端部部材が前記シャフト本体の内側に設けられる固定部材であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の金属部材の接合構造。
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