JP2021011828A - 多段遠心圧縮機 - Google Patents
多段遠心圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021011828A JP2021011828A JP2019124903A JP2019124903A JP2021011828A JP 2021011828 A JP2021011828 A JP 2021011828A JP 2019124903 A JP2019124903 A JP 2019124903A JP 2019124903 A JP2019124903 A JP 2019124903A JP 2021011828 A JP2021011828 A JP 2021011828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall surface
- diffuser
- line segment
- downstream end
- radial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 93
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 74
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 17
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D17/00—Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
- F04D17/08—Centrifugal pumps
- F04D17/10—Centrifugal pumps for compressing or evacuating
- F04D17/12—Multi-stage pumps
- F04D17/122—Multi-stage pumps the individual rotor discs being, one for each stage, on a common shaft and axially spaced, e.g. conventional centrifugal multi- stage compressors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D17/00—Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
- F04D17/08—Centrifugal pumps
- F04D17/10—Centrifugal pumps for compressing or evacuating
- F04D17/12—Multi-stage pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/42—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
- F04D29/44—Fluid-guiding means, e.g. diffusers
- F04D29/441—Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
Description
回転軸の軸線方向に隣り合う一対のインペラは、リターン流路で接続されている(例えば特許文献1参照)。
多段遠心圧縮機では、リターン流路における一対の壁面のうち、上記第1ディフューザ壁面に連なる壁面において作動流体の剥離が生じることがある。
このような剥離は遠心圧縮機の効率低下を招くため、出来るだけ抑制することが望まれている。
軸方向に配列された複数段のインペラと、
前記インペラを囲うケーシングと、
前記インペラから排出される作動流体を径方向外側に向かって案内するためのディフューザ流路と、を備え、
前記軸方向に沿った断面において、前記ディフューザ流路を挟んで前記軸方向にて対向する一対のディフューザ壁面のうちハブ側の第1ディフューザ壁面は、前記第1ディフューザ壁面の上流側に位置して前記第1ディフューザ壁面に連なる第1上流側壁面の下流端における該第1上流側壁面の接線方向を基準として、前記第1上流側壁面の前記下流端との接続位置から径方向外側に向かってハブ側に後退する後退面を有する。
具体的には、遠心圧縮機のインペラとしてオープンインペラを用いた場合、インペラのチップ側の先端とケーシングとの間にチップクリアランスを設ける。そのため、このチップクリアランスが存在することで、インペラの出口側において作動流体の流速がハブ側よりもチップ側で低下する傾向が見られる。このインペラの出口側における作動流体の流速の差は、ディフューザ流路における作動流体の流速にも影響を及ぼし、ディフューザ流路の出口において上記第1ディフューザ壁面の近傍における流速よりも上記一対のディフューザ壁面のうちチップ側の壁面(以下第2ディフューザ壁面とも呼ぶ)の近傍における流速の方が低くなる傾向が見られる。
ディフューザ流路から径方向外側に向かって流出した作動流体は、リターンベンドで径方向内側に向かうように流れの向きが変更されてリターン流路に流入する。その際、第1ディフューザ壁面の近傍を流れる作動流体の流速が、第2ディフューザ壁面の近傍を流れる作動流体の流速よりも早いと、第1ディフューザ壁面の近傍を流れる作動流体がリターンベンドで十分に流れの向きを変えることができなくなる。その結果、リターン流路における一対の壁面のうち、リターンベンドにおける径方向内側の壁面に連なる壁面、すなわち第1ディフューザ壁面に連なる壁面において作動流体が剥離し易くなる。
前記第1ディフューザ壁面は、前記後退面よりも前記径方向外側に位置する第1外側壁面を有し、
前記第1外側壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記第1外側壁面の下流端が前記第1外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分上、又は、該線分よりも前記ハブ側に後退した位置に配置され、
前記軸方向に沿った断面において、前記第1外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記第1外側壁面の下流端へ向かう線分とのなす角度が前記後退面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記後退面の下流端へ向かう線分とのなす角度よりも小さい。
前記第1ディフューザ壁面は、前記後退面よりも前記径方向外側に位置する第1外側壁面を有し、
前記第1外側壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記第1外側壁面の下流端が前記第1外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分よりもチップ側に突出した位置に配置されている。
前記一対のディフューザ壁面のうちチップ側の第2ディフューザ壁面は、前記第2ディフューザ壁面の上流側に位置して前記第2ディフューザ壁面に連なる第2上流側壁面の下流端における該第2上流側壁面の接線方向を基準として、前記第2上流側壁面の前記下流端との接続位置から径方向外側に向かってハブ側に突出する突出面を有する。
上記(3)の構成によれば、第2ディフューザ壁面が上記突出面を有していない場合と比べてディフューザ流路における流路断面積を抑制できるので、上述したようなリターンベンドからの作動流体の逆流を抑制できる。また、上記(3)の構成によれば、第2ディフューザ壁面近傍において第2ディフューザ壁面の影響を受けて流速が小さくなる境界層の厚さを薄くすることができる。
前記チップ側の第2ディフューザ壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記突出面の下流端が前記突出面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分上、又は、該線分よりも前記ハブ側に突出した位置に配置され、
前記軸方向に沿った断面において、前記突出面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記突出面の下流端へ向かう線分とのなす角度が前記後退面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記後退面の下流端へ向かう線分とのなす角度よりも小さい。
前記第2ディフューザ壁面は、前記突出面よりも前記径方向外側に位置する第2外側壁面を有し、
前記第2外側壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記第2外側壁面の下流端が前記第2外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分よりも前記チップ側に後退した位置に配置されている。
また、径方向における後退面の長さが長くなるほど上述した作動流体の流速を抑制する効果が大きくなるが、後退面の下流端が軸方向下流側に位置することとなるため、回転軸の長さがより長くなってしまう。そのため、回転軸の振動が発生し易くなるおそれがある。
発明者らが鋭意検討した結果、径方向における後退面の長さが径方向における第1ディフューザ壁面の長さの20%以下であれば、上述した作動流体の流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸の振動を抑制できることが判明した。したがって、上記(8)の構成によれば、上述した作動流体の流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸の振動を抑制できる。
また、上記角度が大きくなるほど上述した作動流体の流速を抑制する効果が大きくなるが、後退面の下流端が軸方向下流側に位置することとなるため、回転軸の長さがより長くなってしまうおそれがある。そのため、回転軸の振動が発生し易くなるおそれがある。
発明者らが鋭意検討した結果、上記角度が10度未満であれば、上述した作動流体の流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸の振動を抑制できることが判明した。したがって、上記(9)の構成によれば、上述した作動流体の流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸の振動を抑制できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、幾つかの実施形態に係る多段遠心圧縮機100について、回転軸1の軸線O方向に沿った断面を示す模式的な図である。図2は、一実施形態に係る多段遠心圧縮機100の断面の一部を拡大した模式的な図である。図3は、他の実施形態に係る多段遠心圧縮機100の断面の一部を拡大した模式的な図である。
なお、図の煩雑化を避けるため、図1においては、図2以降に記載した流路2の詳細な形状については省略している。
図1に示すように、幾つかの実施形態に係る多段遠心圧縮機100は、回転軸1と、回転軸1に対して回転軸1の軸方向に配列された複数段のインペラ4と、インペラ4を囲うケーシング3と、流路2とを備えている。なお、ケーシング3は、回転軸1の周囲を覆うことで流路2を形成している。
また、以降の説明では、回転軸1の軸線O方向を単に軸方向とも呼ぶ。そして、回転軸1の軸線O方向に沿った方向については、吸気口7が位置する側を軸方向上流側と呼び、排気口8が位置する側を軸方向下流側と呼ぶ。
以降の説明では、回転軸1の軸線Oを中心とする径方向を単に径方向とも呼び、軸線Oを中心とする径方向内側を単に径方向内側とも呼び、軸線Oを中心とする径方向外側を単に径方向外側とも呼ぶ。また、以降の説明では、回転軸1の軸線Oを中心とする周方向を単に周方向とも呼ぶ。
幾つかの実施形態に係る多段遠心圧縮機100は、第1ディフューザ壁面210に連なる壁面であって、リターンベンド25の延在方向に沿った中心軸AXrbよりも径方向内側の第1ベンド壁面25aを有する。幾つかの実施形態に係る多段遠心圧縮機100は、第2ディフューザ壁面220に連なる壁面であって、中心軸AXrbよりも径方向外側の第2ベンド壁面25bを有する。幾つかの実施形態に係るリターンベンド25は、第1ベンド壁面25aと第2ベンド壁面25bとによって挟まれている。
幾つかの実施形態に係る多段遠心圧縮機100は、第1ベンド壁面25aに連なる壁面であって、軸方向上流側に位置する第1リターン壁面27aを有する。幾つかの実施形態に係る多段遠心圧縮機100は、第2ベンド壁面25bに連なる壁面であって、軸方向下流側に位置する第2リターン壁面27bを有する。幾つかの実施形態に係るリターン流路27は、第1リターン壁面27aと第2リターン壁面27bとによって挟まれている。
すなわち、第1リターン壁面27aは、第1ディフューザ壁面210に連なる壁面であり、第2リターン壁面27bは、第2ディフューザ壁面220に連なる壁面である。
多段遠心圧縮機100では、リターン流路27における一対の壁面(第1リターン壁面27a及び第2リターン壁面27b)のうち、第1ディフューザ壁面210に連なる第1リターン壁面27aにおいて作動流体の剥離が生じることがある。発明者らが鋭意検討した結果、この剥離は、インペラ4のチップ側にカバーが設けられていない、いわゆるオープンインペラを用いた場合に発生し易いことが判明した。
具体的には、多段遠心圧縮機100のインペラ4としてオープンインペラを用いた場合、インペラ4のチップ側の先端42aとケーシングとの間にチップクリアランス31を設ける。そのため、このチップクリアランス31が存在することで、インペラ4の出口側において作動流体Gの流速がハブ側よりもチップ側で低下する傾向が見られる。このインペラ4の出口側における作動流体Gの流速の差は、ディフューザ流路23における作動流体Gの流速にも影響を及ぼし、ディフューザ流路23の出口において第1ディフューザ壁面210の近傍における流速よりも第2ディフューザ壁面220の近傍における流速の方が低くなる傾向が見られる。
ディフューザ流路23から径方向外側に向かって流出した作動流体Gは、リターンベンド25で径方向内側に向かうように流れの向きが変更されてリターン流路27に流入する。その際、第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体Gの流速が、第2ディフューザ壁面220の近傍を流れる作動流体Gの流速よりも早いと、第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体Gがリターンベンド25で十分に流れの向きを変えることができなくなる。その結果、リターン流路27では、第1ディフューザ壁面210に連なる第1リターン壁面27aにおいて作動流体Gが剥離し易くなる。
以下、図2〜図5を参照して、後退面211について説明する。
図2〜図5に示すように、幾つかの実施形態に係る第1ディフューザ壁面210は、第1ディフューザ壁面210の上流側に位置して第1ディフューザ壁面210に連なる第1上流側壁面201の下流端201bにおける該第1上流側壁面201の接線Lt1方向を基準として、前記第1上流側壁面201の前記下流端201bとの接続位置P1から径方向外側に向かってハブ側に後退する後退面211を有する。
図2〜図5に示すように、幾つかの実施形態に係る第1ディフューザ壁面は、後退面211よりも径方向外側に位置する第1外側壁面213を有する。
この第1外側壁面213は、軸方向に沿った断面において、図4に示すように、第1外側壁面213の下流端213bが第1外側壁面213の上流端213aを起点として径方向外側へ向かう線分L1上に配置されているとよい。但し、この第1外側壁面213は、軸方向に沿った断面において、第1外側壁面213の下流端213bが、該線分L1よりもハブ側に後退した位置に配置されていてもよい。
また、第1外側壁面213は、軸方向に沿った断面において、第1外側壁面213の上流端213aを起点として径方向外側へ向かう線分L1と第1外側壁面213の下流端213bへ向かう線分L2とのなす角度θaが後退面211の上流端211aを起点として径方向外側へ向かう線分L3と後退面211の下流端211bへ向かう線分L4とのなす角度θbよりも小さい。
上記構成により、後退面211は径方向に対して軸方向に傾いているが、第1外側壁面213は後退面211よりも軸方向への傾きが抑制されることとなる。これにより、第1外側壁面213の軸方向への傾きが抑制されていない場合と比べて、第1外側壁面213の下流端213bを軸方向上流側の位置に配置できる。したがって、多段遠心圧縮機100における回転軸1の長さを抑制できるので、回転軸1の振動発生を抑制できる。また、多段遠心圧縮機100における回転軸1の長さを抑制できるので、多段遠心圧縮機100の軸方向寸法が大きくなってしまうことを抑制できる。
なお、幾つかの実施形態では、第1外側壁面213の上流端213aは、後退面211の下流端211bと接続されている。
上記構成により、第1外側壁面213の下流端213bを線分L1よりも軸方向上流側の位置に配置できる。これにより、第1外側壁面213の下流端213bが該線分L1よりも軸方向下流側の位置に配置されている場合と比べて、第1外側壁面213の下流端213bを軸方向上流側の位置に配置できる。したがって、多段遠心圧縮機100における回転軸1の長さを抑制できるので、回転軸1の振動発生を抑制できる。また、多段遠心圧縮機100における回転軸1の長さを抑制できるので、多段遠心圧縮機100の軸方向寸法が大きくなってしまうことを抑制できる。
図2〜図5に示すように、幾つかの実施形態に係る第2ディフューザ壁面220は、第2ディフューザ壁面220の上流側に位置して第2ディフューザ壁面220に連なる第2上流側壁面203の下流端203bにおける該第2上流側壁面203の接線Lt2方向を基準として、前記第2上流側壁面203の下流端203bとの接続位置P2から径方向外側に向かってハブ側に突出する突出面221を有する。
発明者らが鋭意検討した結果、第2ディフューザ壁面220が上記突出面221を有していない場合、ディフューザ流路23の出口側の領域における流路断面積が比較的大きくなって作動流体Gの流速が第2ディフューザ壁面220の近傍において低下してしまい、リターンベンド25からの作動流体Gの逆流を招くおそれがある。
上記構成によれば、第2ディフューザ壁面220が上記突出面221を有していない場合と比べてディフューザ流路23における流路断面積を抑制できるので、上述したようなリターンベンド25からの作動流体Gの逆流を抑制できる。また、上記構成によれば、第2ディフューザ壁面220近傍において第2ディフューザ壁面220の影響を受けて流速が小さくなる境界層の厚さを薄くすることができる。
また、第2ディフューザ壁面220は、軸方向に沿った断面において、突出面221の上流端211aを起点として径方向外側へ向かう線分L5と突出面221の下流端221bへ向かう線分L6とのなす角度θcが後退面211の上流端211aを起点として径方向外側へ向かう線分L3と後退面211の下流端211bへ向かう線分L4とのなす角度θbよりも小さいとよい。
上記構成によれば、線分L5と線分L6とのなす角度θcが線分L3と線分L4とのなす角度θbよりも大きい場合と比べて、突出面221の下流端221bの位置を軸方向上流側に配置できる。これにより、突出面221の下流端221bが第1ディフューザ壁面210に近づきすぎることを抑制でき、ディフューザ流路23の流路断面積を確保できる。
この第2外側壁面は、軸方向に沿った断面において、第2外側壁面223の下流端223bが第2外側壁面223の上流端223aを起点として径方向外側へ向かう線分L7よりもチップ側に後退した位置に配置されていてもよい。
上記構成によれば、第2外側壁面223の下流端223bが第2外側壁面223の上流端223aを起点として径方向外側へ向かう線分L7よりもハブ側に突出した位置に配置されている場合と比べて、第2外側壁面223の下流端223bの位置を軸方向上流側に配置できる。これにより、第2外側壁面223の下流端223bが第1ディフューザ壁面210に近づきすぎることを抑制でき、ディフューザ流路23の流路断面積を確保できる。また、上述したようにディフューザ流路23の流路断面積を確保できることから、第1ディフューザ壁面210において第2外側壁面223の下流端223bと対向する領域の位置を必要以上に軸方向下流側に配置する必要がなくなるので、多段遠心圧縮機100における回転軸1の長さを抑制できる。
なお、図5に示す実施形態では、第2外側壁面223の上流端223aは、突出面221の下流端221bと接続されている。
上記構成によれば、後退面211の上流端211aから下流端211bに向かうにつれて、突出面221との距離が大きくなるように構成されるので、ディフューザ流路23における入口側の領域において第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体の流速を抑制できる。
発明者らが鋭意検討した結果、径方向における後退面211の長さLeが径方向における第1ディフューザ壁面210の長さLdの5%以下であると、ディフューザ流路23における入口側の領域において第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体Gの流速を抑制する効果が低いことが判明した。したがって、長さLeを長さLdの5%を超えるように設定することで、ディフューザ流路23における入口側の領域において第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体Gの流速を効果的に抑制できる。
また、径方向における後退面211の長さLeが長くなるほど上述した作動流体Gの流速を抑制する効果が大きくなるが、後退面211の下流端211bが軸方向下流側に位置することとなるため、回転軸1の長さがより長くなってしまう。そのため、回転軸1の振動が発生し易くなるおそれがある。
発明者らが鋭意検討した結果、径方向における後退面211の長さLeが径方向における第1ディフューザ壁面210の長さLdの20%以下であれば、上述した作動流体Gの流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸1の振動を抑制できることが判明した。したがって、上長さLeを長さLdの20%以下にに設定することで、上述した作動流体Gの流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸1の振動を抑制できる。
なお、径方向における突出面221の長さLfは、径方向における後退面211の長さLeよりも短い。
発明者らが鋭意検討した結果、上記角度θbが5度以下であると、ディフューザ流路23における入口側の領域において第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体Gの流速を抑制する効果が低いことが判明した。したがって、上記角度θbが5度を超えるように設定することで、ディフューザ流路23における入口側の領域において第1ディフューザ壁面210の近傍を流れる作動流体Gの流速を効果的に抑制できる。
また、上記角度θbが大きくなるほど上述した作動流体Gの流速を抑制する効果が大きくなるが、後退面211の下流端211bが軸方向下流側に位置することとなるため、回転軸1の長さがより長くなってしまうおそれがある。そのため、回転軸1の振動が発生し易くなるおそれがある。
発明者らが鋭意検討した結果、上記角度θbが10度未満であれば、上述した作動流体Gの流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸1の振動を抑制できることが判明した。したがって、上記角度θbを10度未満に設定することで、上述した作動流体Gの流速を抑制する効果をできるだけ大きくしつつ、回転軸1の振動を抑制できる。
ディフューザ流路23における入口側端部23aでの距離を100%としたときに、出口側端部23bでの上記距離が90%未満であるとディフューザ流路23における流速が十分に低下せず、圧力損失が大きくなり、多段遠心圧縮機100における効率が低下する。したがって、出口側端部23bでの上記距離を90%以上に設定することで、遠心圧縮機における効率が低下を抑制できる。また、出口側端部23bでの上記距離が110%を超えると、ディフューザ流路23の出口側の領域における流路断面積が比較的大きくなって、上述したように、作動流体Gの流速が第2ディフューザ壁面220の近傍において低下してしまい、リターンベンド25からの作動流体Gの逆流を招くおそれがある。したがって、出口側端部23bでの上記距離を110%以下に設定することで、リターンベンド25からの作動流体の逆流を抑制できる。
例えば、多段遠心圧縮機100は、上述した図4に示した実施形態における第1ディフューザ壁面210が有する特徴と、図5に示した実施形態における第2ディフューザ壁面220が有する特徴とを有していてもよい。また、多段遠心圧縮機100は、上述した図4に示した実施形態における第2ディフューザ壁面220が有する特徴と、図5に示した実施形態における第1ディフューザ壁面210が有する特徴とを有していてもよい。
また、例えば上述した図4に示した第1ディフューザ壁面210及び第2ディフューザ壁面220が有する特徴や、図5に示した第1ディフューザ壁面210及び第2ディフューザ壁面220が有する特徴は、2段目以降のインペラ4に係るディフューザ流路23が有していてもよい。
2 流路
3 ケーシング
4 インペラ
23 ディフューザ流路
25 リターンベンド
27 リターン流路
210 ディフューザ壁面(第1ディフューザ壁面)
211 後退面
213 第1外側壁面
220 ディフューザ壁面(第2ディフューザ壁面)
221 突出面
213 第2外側壁面
Claims (10)
- 軸方向に配列された複数段のインペラと、
前記インペラを囲うケーシングと、
前記インペラから排出される作動流体を径方向外側に向かって案内するためのディフューザ流路と、を備え、
前記軸方向に沿った断面において、前記ディフューザ流路を挟んで前記軸方向にて対向する一対のディフューザ壁面のうちハブ側の第1ディフューザ壁面は、前記第1ディフューザ壁面の上流側に位置して前記第1ディフューザ壁面に連なる第1上流側壁面の下流端における該第1上流側壁面の接線方向を基準として、前記第1上流側壁面の前記下流端との接続位置から径方向外側に向かってハブ側に後退する後退面を有する
多段遠心圧縮機。 - 前記第1ディフューザ壁面は、前記後退面よりも前記径方向外側に位置する第1外側壁面を有し、
前記第1外側壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記第1外側壁面の下流端が前記第1外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分上、又は、該線分よりも前記ハブ側に後退した位置に配置され、
前記軸方向に沿った断面において、前記第1外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記第1外側壁面の下流端へ向かう線分とのなす角度が前記後退面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記後退面の下流端へ向かう線分とのなす角度よりも小さい
請求項1に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記第1ディフューザ壁面は、前記後退面よりも前記径方向外側に位置する第1外側壁面を有し、
前記第1外側壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記第1外側壁面の下流端が前記第1外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分よりもチップ側に突出した位置に配置されている
請求項1に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記一対のディフューザ壁面のうちチップ側の第2ディフューザ壁面は、前記第2ディフューザ壁面の上流側に位置して前記第2ディフューザ壁面に連なる第2上流側壁面の下流端における該第2上流側壁面の接線方向を基準として、前記第2上流側壁面の前記下流端との接続位置から径方向外側に向かってハブ側に突出する突出面を有する
請求項1乃至3の何れか一項に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記チップ側の第2ディフューザ壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記突出面の下流端が前記突出面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分上、又は、該線分よりも前記ハブ側に突出した位置に配置され、
前記軸方向に沿った断面において、前記突出面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記突出面の下流端へ向かう線分とのなす角度が前記後退面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記後退面の下流端へ向かう線分とのなす角度よりも小さい
請求項4に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記第2ディフューザ壁面は、前記突出面よりも前記径方向外側に位置する第2外側壁面を有し、
前記第2外側壁面は、
前記軸方向に沿った断面において、前記第2外側壁面の下流端が前記第2外側壁面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分よりも前記チップ側に後退した位置に配置されている
請求項5に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記突出面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記突出面の下流端へ向かう線分とのなす角度は、前記後退面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記後退面の下流端へ向かう線分とのなす角度よりも小さい
請求項4乃至6の何れか一項に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記径方向における前記後退面の長さは、前記径方向における第1ディフューザ壁面の長さの5%を超え20%以下である
請求項1乃至7の何れか一項に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記後退面の上流端を起点として前記径方向外側へ向かう線分と前記後退面の下流端へ向かう線分とのなす角度は、5度を超え、且つ、10度未満である
請求項1乃至8の何れか一項に記載の多段遠心圧縮機。 - 前記ハブ側の第1ディフューザ壁面と前記一対のディフューザ壁面のうちチップ側の第2ディフューザ壁面との距離は、前記ディフューザ流路における入口側端部での距離を100%としたときに前記ディフューザ流路における出口側端部での距離が90%以上110%以下である
請求項1乃至9の何れか一項に記載の多段遠心圧縮機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019124903A JP2021011828A (ja) | 2019-07-04 | 2019-07-04 | 多段遠心圧縮機 |
US16/784,380 US11187242B2 (en) | 2019-07-04 | 2020-02-07 | Multi-stage centrifugal compressor |
CN202010087616.2A CN112177949A (zh) | 2019-07-04 | 2020-02-11 | 多级离心压缩机 |
DE102020202258.5A DE102020202258A1 (de) | 2019-07-04 | 2020-02-21 | Mehrstufiger zentrifugalkompressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019124903A JP2021011828A (ja) | 2019-07-04 | 2019-07-04 | 多段遠心圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021011828A true JP2021011828A (ja) | 2021-02-04 |
JP2021011828A5 JP2021011828A5 (ja) | 2022-07-08 |
Family
ID=73919335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019124903A Pending JP2021011828A (ja) | 2019-07-04 | 2019-07-04 | 多段遠心圧縮機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11187242B2 (ja) |
JP (1) | JP2021011828A (ja) |
CN (1) | CN112177949A (ja) |
DE (1) | DE102020202258A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021134677A (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-13 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
US12297844B2 (en) * | 2022-11-13 | 2025-05-13 | Borgwarner Inc. | Controlled area progression diffuser |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2898031A (en) * | 1954-09-24 | 1959-08-04 | Voigt Woldemar | Vaneless diffuser for radial flow machines |
JP2008075536A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 遠心圧縮機 |
JP2008510100A (ja) * | 2004-08-19 | 2008-04-03 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 圧縮機翼車ハウジング |
JP2018173020A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
JP2019505728A (ja) * | 2016-02-19 | 2019-02-28 | アーベーベー ターボ システムズ アクチエンゲゼルシャフト | 遠心式圧縮機のディフューザ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646035B2 (ja) * | 1988-09-14 | 1994-06-15 | 株式会社日立製作所 | 多段遠心圧縮機 |
JP2002005089A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ターボ形圧縮機及びそれを備えた冷凍装置 |
JP4980699B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2012-07-18 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 遠心圧縮機 |
JP5613006B2 (ja) * | 2010-10-18 | 2014-10-22 | 株式会社日立製作所 | 多段遠心圧縮機およびそのリターンチャネル |
JP5905268B2 (ja) * | 2012-01-17 | 2016-04-20 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
DE102012204403A1 (de) * | 2012-03-20 | 2013-09-26 | Man Diesel & Turbo Se | Radialverdichtereinheit |
US20160265539A1 (en) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Caterpillar Inc. | Compressor assembly having a matched shim |
-
2019
- 2019-07-04 JP JP2019124903A patent/JP2021011828A/ja active Pending
-
2020
- 2020-02-07 US US16/784,380 patent/US11187242B2/en active Active
- 2020-02-11 CN CN202010087616.2A patent/CN112177949A/zh active Pending
- 2020-02-21 DE DE102020202258.5A patent/DE102020202258A1/de not_active Ceased
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2898031A (en) * | 1954-09-24 | 1959-08-04 | Voigt Woldemar | Vaneless diffuser for radial flow machines |
JP2008510100A (ja) * | 2004-08-19 | 2008-04-03 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 圧縮機翼車ハウジング |
JP2008075536A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 遠心圧縮機 |
JP2019505728A (ja) * | 2016-02-19 | 2019-02-28 | アーベーベー ターボ システムズ アクチエンゲゼルシャフト | 遠心式圧縮機のディフューザ |
JP2018173020A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20210003145A1 (en) | 2021-01-07 |
CN112177949A (zh) | 2021-01-05 |
DE102020202258A1 (de) | 2021-01-07 |
US11187242B2 (en) | 2021-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9163642B2 (en) | Impeller and rotary machine | |
JP5316365B2 (ja) | ターボ型流体機械 | |
US11408439B2 (en) | Centrifugal compressor and turbocharger | |
US10221854B2 (en) | Impeller and rotary machine provided with same | |
JP2018135768A (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP6138470B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP5709898B2 (ja) | 回転機械 | |
US20100068044A1 (en) | Compressor | |
JP6128230B2 (ja) | 遠心圧縮機及び過給機 | |
US11073163B2 (en) | Centrifugal compressor | |
CN108019362B (zh) | 具有非对称第二级入口管的双级压缩机 | |
JP2021011828A (ja) | 多段遠心圧縮機 | |
US11125236B2 (en) | Centrifugal compressor | |
WO2018155458A1 (ja) | 遠心回転機械 | |
JP6757461B2 (ja) | 遠心圧縮機のインペラ及び遠心圧縮機 | |
JP7386333B2 (ja) | インペラ、及び遠心圧縮機 | |
US11047393B1 (en) | Multi-stage centrifugal compressor, casing, and return vane | |
JPWO2018179112A1 (ja) | コンプレッサのスクロール形状及び過給機 | |
CN110573747B (zh) | 离心压缩机以及具有该离心压缩机的涡轮增压器 | |
JP2017057779A (ja) | ターボチャージャ | |
JP6768172B1 (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP2018091299A (ja) | ターボチャージャ | |
JP2020060114A (ja) | 遠心式流体機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220630 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230905 |