JP2021010232A - 電動機の回転子、シャフト、および電動機の回転子の製造方法 - Google Patents
電動機の回転子、シャフト、および電動機の回転子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021010232A JP2021010232A JP2019122715A JP2019122715A JP2021010232A JP 2021010232 A JP2021010232 A JP 2021010232A JP 2019122715 A JP2019122715 A JP 2019122715A JP 2019122715 A JP2019122715 A JP 2019122715A JP 2021010232 A JP2021010232 A JP 2021010232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- core material
- shaft
- resin
- upper mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
Description
また、本願に開示されるシャフトは、電動機の回転子のシャフトであって、金属の芯材と、この芯材の表面を覆うように芯材と一体成形された樹脂とにより構成されているものである。
また、本願に開示される電動機の回転子の製造方法は、周囲に磁石が接合された積層鉄心コアと、この積層鉄心コアの中心を貫通して当該積層鉄心コアに接合され、樹脂で覆われた金属の芯材で形成されたシャフトとを備えた電動機の回転子の製造方法であって、磁石の外径に一致する内径を有し、磁石が接合された積層鉄心コアが収納される積層鉄心コア収納穴と、この積層鉄心コア収納穴の底部に設けられた下型シャフト穴と、この下型シャフト穴の底部に設けられた芯材位置決め下型穴とを備えた下型の、芯材位置決め下型穴に芯材の一端を挿入する工程、積層鉄心コア収納穴に、中心にシャフト貫通穴を有する周囲に磁石が接合された積層鉄心コアを挿入する工程、上型シャフト穴と、この上型シャフト穴の底部に設けられた芯材位置決め上型穴とを備えた上型の、芯材位置決め上型穴に芯材の他端を挿入しつつ、上型と前記下型とを合わせる工程、芯材の周囲に形成された樹脂充填空間に樹脂の材料を注入して、芯材を樹脂で覆うことによりシャフトを形成するとともに、樹脂により芯材と積層鉄心コアとを一体成形する工程、を備えたものである。
また、本願に開示される電動機の回転子の第二の製造方法は、周囲に磁石が接合された積層鉄心コアと、この積層鉄心コアの中心を貫通して当該積層鉄心コアに接合され、樹脂で覆われた金属の芯材で形成されたシャフトとを備えた電動機の回転子の製造方法であって、磁石の外径に一致する内径を有し、磁石が接合された積層鉄心コアが収納される積層鉄心コア収納穴と、この積層鉄心コア収納穴の底部に設けられた下型シャフト穴と、この下型シャフト穴の底部に設けられ芯材の一端面に設けられた下型位置決め穴に嵌め合う芯材位置決め下型突起とを備えた下型の、芯材位置決め下型突起に芯材の下型位置決め穴を嵌め合わせる工程、積層鉄心コア収納穴に、中心にシャフト貫通穴を有する周囲に磁石が接合された積層鉄心コアを挿入する工程、上型シャフト穴と、この上型シャフト穴の底部に設けられ芯材の他端面に設けられた上型位置決め穴に嵌め合う芯材位置決め上型突起とを備えた上型の、芯材位置決め上型突起に芯材の上型位置決め穴を嵌め合わせつつ、上型と下型とを合わせる工程、芯材の周囲に形成された樹脂充填空間に樹脂の材料を注入して、芯材を樹脂で覆うことによりシャフトを形成するとともに、樹脂により芯材と積層鉄心コアとを一体成形する工程、を備えたものである。
図1は実施の形態1による電動機の回転子の概略構成を示す断面図である。図1ではシャフト20の構成が分かり易いように、断面図の上方にシャフト20のみの上面図も併せて記載している。シャフト20は、鉄系などの金属の芯材1とこの芯材1を覆う樹脂2で構成されている。シャフト20には、樹脂2を介して、周囲に磁石4が接着された積層鉄心コア3が接合されている。ここで、芯材1、樹脂2および磁石4が接合された積層鉄心コア3は一体成形により結合された部材となっている。シャフト20は、樹脂2を介して、ベアリング5が嵌め合わされており、ベアリング5によって回転可能に支持される。
図6は、実施の形態2による電動機の回転子の概略構成を示す断面図である。実施の形態2による回転子は、実施の形態1と同様に、シャフト20の芯材1を樹脂2が覆っている。また、シャフト20には、樹脂2を介して、外側に磁石4が接着された積層鉄心コア3が接合されている。シャフト20には樹脂2を介して、ベアリング5が嵌め合わされている。実施の形態2による電動機の回転子は、実施の形態1と異なり、芯材1の一端面に芯材1を位置決めするための下型位置決め穴18、および他端面には上型位置決め穴17が設けられている。さらに、芯材1の両端部において樹脂2が芯材1から突出しており、芯材1の両端面をコーキング材16により覆うことで芯材1の全体が樹脂で覆われている。
図11は実施の形態3による電動機の回転子の概略構成示す断面図である。断面図の上方にシャフト20のみの上面図も併せて記載している。実施の形態3による電動機の回転子では、シャフト20の片方の端部の側面にキー溝25を設けている。一般的に電動機のシャフト端面には、ファン、ギア等の部品がつくことが多い。従来使われている鉄製シャフトの場合、周面の精度を出すための旋盤加工が終わった後に、スリット加工装置を用いて、キー溝加工を行っている。この場合、スリット加工のための工程数が増えることと、スリット加工装置の設備投資がかかるという問題があった。
Claims (15)
- 積層鉄心コアと、この積層鉄心コアの中心を貫通して当該積層鉄心コアに接合されたシャフトとを備えた電動機の回転子において、
前記シャフトは、金属の芯材と、この芯材の表面を覆うように前記芯材と一体成形された樹脂とにより構成されていることを特徴とする電動機の回転子。 - 前記積層鉄心コアと前記芯材とは、前記樹脂により一体成形により結合されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機の回転子。
- 前記樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機の回転子。
- 前記芯材の材料は、鉄系の金属、またはステンレス系の金属であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
- 前記芯材の両端面には、位置決め用の穴が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
- 前記芯材の両端部において前記樹脂が前記芯材から突出しており、前記芯材の両端面がコーキング材で覆われていることを特徴とする請求項5に記載の電動機の回転子。
- 前記シャフトの片端部の前記樹脂の側面にキー溝が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
- 前記芯材の断面形状は四角形であることを特徴とする請求項7に記載の電動機の回転子。
- 電動機の回転子のシャフトであって、
金属の芯材と、この芯材の表面を覆うように前記芯材と一体成形された樹脂とにより構成されていることを特徴とするシャフト。 - 前記樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項9に記載のシャフト。
- 前記芯材の材料は、鉄系の金属、またはステンレス系の金属であることを特徴とする請求項9または10に記載のシャフト。
- 周囲に磁石が接合された積層鉄心コアと、この積層鉄心コアの中心を貫通して当該積層鉄心コアに接合され、樹脂で覆われた金属の芯材で形成されたシャフトとを備えた電動機の回転子の製造方法であって、
前記磁石の外径に一致する内径を有し、前記磁石が接合された積層鉄心コアが収納される積層鉄心コア収納穴と、この積層鉄心コア収納穴の底部に設けられた下型シャフト穴と、この下型シャフト穴の底部に設けられた位置決め下型穴とを備えた下型の、前記位置決め下型穴に前記芯材の一端を挿入する工程、
前記積層鉄心コア収納穴に、中心にシャフト貫通穴を有する前記周囲に磁石が接合された積層鉄心コアを挿入する工程、
上型シャフト穴と、この上型シャフト穴の底部に設けられた位置決め上型穴とを備えた上型の、前記位置決め上型穴に前記芯材の他端を挿入しつつ、前記上型と前記下型とを合わせる工程、
前記芯材の周囲に形成された樹脂充填空間に前記樹脂の材料を注入して、前記芯材を前記樹脂で覆うことにより前記シャフトを形成するとともに、前記樹脂により前記芯材と前記積層鉄心コアとを一体成形する工程、
を備えたことを特徴とする電動機の回転子の製造方法。 - 周囲に磁石が接合された積層鉄心コアと、この積層鉄心コアの中心を貫通して当該積層鉄心コアに接合され、樹脂で覆われた金属の芯材で形成されたシャフトとを備えた電動機の回転子の製造方法であって、
前記磁石の外径に一致する内径を有し、前記磁石が接合された積層鉄心コアが収納される積層鉄心コア収納穴と、この積層鉄心コア収納穴の底部に設けられた下型シャフト穴と、この下型シャフト穴の底部に設けられ前記芯材の一端面に設けられた下型位置決め穴に嵌め合う芯材位置決め下型突起とを備えた下型の、前記芯材位置決め下型突起に前記芯材の前記下型位置決め穴を嵌め合わせる工程、
前記積層鉄心コア収納穴に、中心にシャフト貫通穴を有する前記周囲に磁石が接合された積層鉄心コアを挿入する工程、
上型シャフト穴と、この上型シャフト穴の底部に設けられ前記芯材の他端面に設けられた上型位置決め穴に嵌め合う芯材位置決め上型突起とを備えた上型の、前記芯材位置決め上型突起に前記芯材の前記上型位置決め穴を嵌め合わせつつ、前記上型と前記下型とを合わせる工程、
前記芯材の周囲に形成された樹脂充填空間に前記樹脂の材料を注入して、前記芯材を前記樹脂で覆うことにより前記シャフトを形成するとともに、前記樹脂により前記芯材と前記積層鉄心コアとを一体成形する工程、
を備えたことを特徴とする電動機の回転子の製造方法。 - 前記下型において、前記芯材位置決め下型突起の底部側には、前記芯材の径と等しい下型芯材径突起が設けられ、前記芯材位置決め下型突起はこの下型芯材径突起の中央から突出するように設けられており、
前記上型において、前記芯材位置決め上型突起の底部側には、前記芯材の径と等しい上型芯材径突起が設けられ、前記芯材位置決め上型突起はこの上型芯材径突起の中央から突出するように設けられており、
前記シャフトと一体成形された前記周囲に磁石が接合された積層鉄心コアを、前記上型および前記下型から取り出した後、前記下型芯材径突起および前記上型芯材径突起により前記シャフトの両端部に形成されたコーキング材充填空間にコーキング材を注入する工程をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の電動機の回転子の製造方法。 - 前記樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の電動機の回転子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019122715A JP2021010232A (ja) | 2019-07-01 | 2019-07-01 | 電動機の回転子、シャフト、および電動機の回転子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019122715A JP2021010232A (ja) | 2019-07-01 | 2019-07-01 | 電動機の回転子、シャフト、および電動機の回転子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021010232A true JP2021010232A (ja) | 2021-01-28 |
Family
ID=74199870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019122715A Pending JP2021010232A (ja) | 2019-07-01 | 2019-07-01 | 電動機の回転子、シャフト、および電動機の回転子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021010232A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49115604U (ja) * | 1973-01-30 | 1974-10-03 | ||
JP2000125523A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-28 | Shibaura Mechatronics Corp | モータ及びその製造方法 |
JP2005237047A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Yaskawa Electric Corp | ボンド磁石一体成形ロータ |
JP2010124599A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機の回転子及び電動機及び電動機の回転子の製造方法及び空気調和機 |
WO2019026273A1 (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-07 | 三菱電機株式会社 | 回転子、電動機、送風機、空気調和装置および回転子の製造方法 |
-
2019
- 2019-07-01 JP JP2019122715A patent/JP2021010232A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49115604U (ja) * | 1973-01-30 | 1974-10-03 | ||
JP2000125523A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-28 | Shibaura Mechatronics Corp | モータ及びその製造方法 |
JP2005237047A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Yaskawa Electric Corp | ボンド磁石一体成形ロータ |
JP2010124599A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機の回転子及び電動機及び電動機の回転子の製造方法及び空気調和機 |
WO2019026273A1 (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-07 | 三菱電機株式会社 | 回転子、電動機、送風機、空気調和装置および回転子の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5408423B2 (ja) | モールドモータ | |
CN103250329B (zh) | 转子单元、旋转电机以及制造转子单元的方法 | |
US6043583A (en) | Motor structure | |
JP5124219B2 (ja) | 電機子ユニット、電機子ユニットの製造方法、および、電機子ユニットを備えたモータおよびポンプ | |
JP6790783B2 (ja) | ステータユニット、モータ、およびステータユニットの製造方法 | |
US20170126108A1 (en) | Axial Air-Gap Rotary Electric Machine | |
JP6525329B2 (ja) | ロータおよびロータの製造方法 | |
CN108233559B (zh) | 定子单元、马达、及定子单元的制造方法 | |
JP4726602B2 (ja) | 積層鉄心及びその製造方法 | |
JP2018026930A (ja) | 積層鉄心及びその製造方法 | |
JPWO2018025407A1 (ja) | コンシクエントポール型の回転子、電動機および空気調和機 | |
KR20110072678A (ko) | 모터의 회전자 | |
JP2025511155A (ja) | 軸方向磁束機械用回転子 | |
JP2021010232A (ja) | 電動機の回転子、シャフト、および電動機の回転子の製造方法 | |
CN102856992B (zh) | 磁铁电动机及具备磁铁电动机的滚筒式洗衣机 | |
JP2011217449A (ja) | 回転電気機械及び回転電気機械のロータの製造方法 | |
US5323074A (en) | Armature core | |
JP2012170225A (ja) | 積層鉄心の製造方法及び積層鉄心 | |
EP4358366A1 (en) | Stator unit, molded motor, and method of manufacturing stator unit | |
JP2019110679A (ja) | 回転電機のロータ、回転電機、送風機 | |
JPWO2022264712A5 (ja) | ||
JP2014220911A (ja) | 回転子積層鉄心および回転子積層鉄心の製造方法 | |
JPH0631348U (ja) | モータのコア構造 | |
KR101896934B1 (ko) | 워터펌프용 모터 및 그 제조방법 | |
JP6697904B2 (ja) | アルミニウム鋳造加工品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220413 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20220413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230829 |