JP2021010045A - ユーザ装置及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ装置の位置又は移動経路などに応じて適切な無線通信方式を選択する。【解決手段】無線通信システムにおいて使用されるユーザ装置は、無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定する通信ルール設定部と、前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する通信方式選択部と、前記選択された無線通信方式に従って通信を行う通信部とを有する。【選択図】図4
Description
本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関連する。
LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE−Advanced)、NR(New Radio)(5Gとも呼ぶ))では、ユーザ装置同士が無線基地局を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)技術が検討されている。
D2Dは、ユーザ装置と基地局との間のトラフィックを軽減したり、災害時などに基地局が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。
D2Dは、通信可能な他のユーザ装置を見つけ出すためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう)と、ユーザ装置間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信などともいう)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリなどを特に区別しないときは、単にD2Dと呼ぶ。また、D2Dで送受信される信号を、D2D信号と呼ぶ。
なお、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、D2Dを「サイドリンク(sidelink)」と称しているが、本明細書では、より一般的な用語であるD2Dを使用する。ただし、後述する実施の形態の説明では必要に応じてsidelinkも使用している。
また、3GPPでは、上記のD2D機能を拡張することでV2X(Vehicle to Everything)を実現することが検討され、仕様化が進められている。ここで、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、図1に示すように、自動車間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road−Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Nomadic device)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
LTEのRel−14において、V2Xの幾つかの機能に関する仕様化がなされている(例えば非特許文献1)。当該仕様では、ユーザ装置へのV2X通信用のリソース割当に関してMode3とMode4が規定されている。Mode3では、基地局からユーザ装置に送られるDCI(Downlink Control Information)によりダイナミックに送信リソースが割り当てられる。また、Mode3ではSPS(Semi Persistent Scheduling)も可能である。Mode4では、ユーザ装置はリソースプールから自律的に送信リソースを選択する。
3GPP TS 36.213 V14.2.0(2017−03)
D2Dでは、ユーザ装置が位置する場所によって通信環境が異なり、また、D2Dの用途もユーザ装置によって異なる。したがって、通信環境、用途などに応じて適切な無線通信方式を選択することが望まれる。例えば、見通し内の短距離通信ではD2Dが好適であるが、遮蔽物が多くなると基地局経由の通信が好適になり得る。なお、適切な無線通信方式の選択とは、例えば、LTEにおけるsidelinkとeNB経由の通信のように、同じ無線アクセス方式(RAT:Radio Access Technology)内での無線通信方式の選択に限らず、異なる無線アクセス方式の選択も含む。
現在のセルラ通信において、無線品質に応じて基地局経由で通信するか直接通信するかを適切に選択する技術は存在する(例えば特許文献1)。しかし、V2Xのように通信環境が大きく変化し得る場合、無線品質の良い無線通信方式を選択するという通信ルールを常に適用すると、通信が不安定になったりシグナリング量が増加したりする恐れがあり、必ずしも適切ではない。
本発明は上記の点に鑑みて、ユーザ装置の位置又は移動経路などに応じて適切な無線通信方式を選択することを目的とする。
開示の技術によれば、無線通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定する通信ルール設定部と、
前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する通信方式選択部と、
前記選択された無線通信方式に従って通信を行う通信部と、
を有するユーザ装置が提供される。
無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定する通信ルール設定部と、
前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する通信方式選択部と、
前記選択された無線通信方式に従って通信を行う通信部と、
を有するユーザ装置が提供される。
開示の技術によれば、ユーザ装置の位置又は移動経路などに応じて適切な無線通信方式を選択することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代(5G、NR)の通信方式も含む広い意味で使用する。
また、本実施の形態は、主にV2Xを含む通信を対象としているが、本実施の形態に係る技術は、V2Xに限らず、広くD2D全般に適用可能である。また、「D2D」はその意味としてV2Xを含む。また、「D2D」の用語は、LTEに限定されず、端末間通信全般を指す。また、本実施の形態に係る技術は、「D2Dコミュニケーション」及び「D2Dディスカバリ」の双方に適用可能である。
また、特に断らない限り、「D2D信号」は、データ信号であってもよいし、SCIであってもよいし、ディスカバリ信号であってもよいし、SCIとデータ信号の組であってもよい。
<D2Dの概要>
本実施の形態では、D2Dを基本技術とすることから、まず、LTEで規定されているD2Dの概要について説明する。なお、V2Xにおいても、ここで説明するD2Dの技術を使用することは可能であり、本実施の形態におけるユーザ装置は、当該技術によるD2D信号の送受信を行うことができる。
本実施の形態では、D2Dを基本技術とすることから、まず、LTEで規定されているD2Dの概要について説明する。なお、V2Xにおいても、ここで説明するD2Dの技術を使用することは可能であり、本実施の形態におけるユーザ装置は、当該技術によるD2D信号の送受信を行うことができる。
既に説明したように、D2Dには、大きく分けて「D2Dディスカバリ」と「D2Dコミュニケーション」がある。「D2Dディスカバリ」については、図2Aに示すように、Discovery period毎に、Discoveryメッセージ用のリソースプールが確保され、ユーザ装置はそのリソースプール内でDiscoveryメッセージ(発見信号)を送信する。より詳細にはType1、Type2bがある。Type1では、ユーザ装置が自律的にリソースプールから送信リソースを選択する。Type2bでは、上位レイヤシグナリング(例えばRRC信号)により準静的なリソースが割り当てられる。
「D2Dコミュニケーション」についても、図2Bに示すように、SCI(Sidelink Control Information)/データ送信用のリソースプールが周期的に確保される。送信側のユーザ装置はControlリソースプール(PSCCHリソースプール)から選択されたリソースでSCIによりデータ送信用リソース(PSSCHリソースプール)などを受信側に通知し、当該データ送信用リソースでデータを送信する。「D2Dコミュニケーション」について、より詳細には、Mode1とMode2がある。Mode1では、基地局からユーザ装置に送られる(E)PDCCHによりダイナミックにリソースが割り当てられる。Mode2では、ユーザ装置はリソースプールから自律的に送信リソースを選択する。リソースプールについては、SIBで通知されたり、予め定義されたリソースプールが使用される。
また、既に説明したとおり、Rel−14では、Mode1とMode2に加えて、Mode3とMode4がある。Rel−14では、SCIとデータとを同時に(1サブフレームで)、周波数方向に隣接したリソースブロックで送信することが可能である。なお、SCIをSA(Scheduling Assignment)と呼んでもよい。
LTEにおいて、「D2Dディスカバリ」に用いられるチャネルはPSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)と称され、「D2Dコミュニケーション」におけるSCIなどの制御情報を送信するチャネルはPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)と称され、データを送信するチャネルはPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と称される。また、PSCCHとPSSCHはPUSCHベースの構造を有し、DMRS(Demodulation Reference Signal、復調参照信号)が挿入される構造になっている。
<システム構成>
図3は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局(eNBとも呼ばれる)10A及び10B、ユーザ装置(UEとも呼ばれる)20A〜20D、及びITSサーバ30を有する。無線通信システムは、D2Dをサポートしており、ユーザ装置20A〜20Dは基地局10A又は10Bを経由せずに直接通信することができる。D2Dでは、ユーザ装置20A〜20Dのいずれかが送信側であり、他のいずれかが受信側であるが、ユーザ装置20A〜20Dはいずれも送信機能と受信機能の両方を備える。以下、ユーザ装置20A〜20Dを特に区別しない場合、単に「ユーザ装置20」と記述する。同様に、基地局10A及び10Bを特に区別しない場合、単に「基地局10」と記述する。
図3は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局(eNBとも呼ばれる)10A及び10B、ユーザ装置(UEとも呼ばれる)20A〜20D、及びITSサーバ30を有する。無線通信システムは、D2Dをサポートしており、ユーザ装置20A〜20Dは基地局10A又は10Bを経由せずに直接通信することができる。D2Dでは、ユーザ装置20A〜20Dのいずれかが送信側であり、他のいずれかが受信側であるが、ユーザ装置20A〜20Dはいずれも送信機能と受信機能の両方を備える。以下、ユーザ装置20A〜20Dを特に区別しない場合、単に「ユーザ装置20」と記述する。同様に、基地局10A及び10Bを特に区別しない場合、単に「基地局10」と記述する。
図3に示すユーザ装置20は、LTE(既存のLTEに加え、5G、NRを含む意味でのLTE、以下同様)におけるユーザ装置としてのセルラ通信の機能、及び、上述したチャネルでの信号送受信を含むD2D機能を有している。また、ユーザ装置20は、本実施の形態で説明する動作を実行する機能を有しており、ユーザ装置20の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定し、設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択することができる。
V2Xの典型例では、ユーザ装置20は車両に搭載される車載端末であるが、ユーザ装置20は、歩行者などが携帯する端末でもよく、ドローン又は航空機などに搭載される端末でもよい。
また、基地局10については、LTEにおける基地局10としてのセルラ通信の機能、及び、本実施の形態におけるユーザ装置20の通信を可能ならしめるための機能を有している。
ITSサーバ30は、ユーザ装置20との間で情報の送受信を行い、道路交通の最適化を図るサーバである。本実施の形態では、ITSサーバ30は、ユーザ装置20に対して通信ルールを提供する通信ルール管理サーバの機能を有している。通信ルールは、位置又は移動経路などに対応付けられており、ユーザ装置20の位置又は移動経路が変化すると、ユーザ装置20が適用する通信ルールも変化する。通信ルールは、無線品質などに基づいて生成され、ITSサーバ30に接続されたデータストレージに記憶されている。なお、ITSサーバ30は、単一のサーバに集約されてもよく、複数のサーバに分散されてもよい。例えば、複数のITSサーバ30が存在する場合、ユーザ装置20が複数のITSサーバ30から提供された通信ルールを合成して適用してもよく、また、予め決められた優先度に従って通信ルールを適用してもよい。また、例えば、1つのITSサーバ30が複数のITSサーバ30によって生成された通信ルールを合成してユーザ装置20に提供してもよい。
本実施の形態における通信ルールは、無線通信方式を選択するための通信ルールであり、位置、移動経路、時間などに対応付けられている。通信ルールは、例えば、(1)無線通信方式毎の測定結果に対する閾値、(2)通信ルールを適用する位置又は移動経路、(3)車両走行状態、(4)利用可能な無線通信方式、(5)無線通信方式毎の予想性能、(6)適用対象の通信、(7)通信ルールを適用する時間帯のいずれか1つ以上を含んでもよい。具体的には、(2)通信ルールを適用する位置又は移動経路は、通信ルールを適用する緯度・経度・高度などの座標情報、通信ルールを適用する接続セル及び/又は検出セルのセルIDなどの無線基地局情報、通信ルールを適用する道路種別(高速道路、一般道)、制限速度、道路名、道路上の位置などの道路交通地図情報を含んでもよい。(3)車両走行状態は、速度、加速度を含んでもよい。(4)利用可能な無線通信方式は、例えば、カバレッジ外のエリア又は他システムへの干渉回避のためにD2Dができないエリアなどの特定エリアで利用不可能な通信方式、D2Dで用いる設定情報(無線パラメータ)又は証明書などの通信パラメータを含んでもよい。(4)無線通信方式毎の予想性能は、通信距離、パケット到達率などの信頼性、スループット、通信遅延などを含んでもよい。(5)適用対象の通信は、ITSサーバ30による制御が適さない通信への影響を回避するため、通信ルールを適用するアプリケーション又はメッセージ種別、特定の接続先(論理チャネル、ベアラ、APN(Access Point Name)など)、特定の宛先、適用対象が送信のみであるか受信のみであるか送信及び受信の双方であるかなどを含んでもよい。また、異なる要求条件の通信に対応するため、適用対象の通信の種類毎に異なる通信ルールを適用することも可能である。
以下、本実施の形態の動作例について詳細に説明するが、ユーザ装置20及びITSサーバ30は、本実施の形態の動作例を適用するか否かを、ユーザ装置20の契約情報又は認証情報に基づいて決定してもよく、ユーザ装置20の走行状態(例えば、走行中、停止中、エンジン動作中)などに基づいて決定してもよい。
<動作例1>
まず、図4を参照して、ユーザ装置20がITSサーバ30から通信ルールを受信し、受信した通信ルールに従って無線通信方式を選択する例について説明する。図4は、実施の形態に係る無線通信システムにおける動作例1を説明するための図である。
まず、図4を参照して、ユーザ装置20がITSサーバ30から通信ルールを受信し、受信した通信ルールに従って無線通信方式を選択する例について説明する。図4は、実施の形態に係る無線通信システムにおける動作例1を説明するための図である。
ITSサーバ30は、ユーザ装置20に提供する通信ルールを記憶しており、ユーザ装置20は、ITSサーバ30から通信ルールを受信する(S102)。本実施の形態における通信ルールは、無線通信方式を選択するための条件を定めるルールであるが、特定の無線通信方式を選択させるための指示でもよい。すなわち、ITSサーバ30は、特定の無線通信方式をユーザ装置20に指示してもよい。なお、ユーザ装置20は、ITSサーバ30から通信ルールを受信することなく、予め通信ルールをユーザ装置20内に設定しておくことも可能である。以下に詳細に説明するように、通信ルールは、無線品質などの通信特性に基づいて生成される。
ユーザ装置20への通信ルールの送信は、ユニキャストによって行われてもよく、ブロードキャスト又はマルチキャストによって行われてもよい。なお、マルチキャストとは、複数のユーザ装置に同時に送信する方式であり、セルラ通信に限らない。また、ブロードキャストもマルチキャストの一形態と考えられてもよい。マルチキャストの例としては、3GPPにおいて規定されているMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)、CBS(Cell Broadcast Service)、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)又はSIB(System Information Block)、DVBにおいて規定されているDVB−IPDC(Digital Video Broadcasting−Internet Protocol Datacast)又はDVB−H(Digital Video Broadcasting−Handheld)、JCPにおいて規定されているJSR272、OMAにおいて規定されているBCAST(Browser and Content Broadcast)、ワンセグ規格であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)、又は携帯端末向けマルチメディア放送規格であるMediaFLOがある。
通信ルールの送信がマルチキャストによって行われる場合、通信ルールを正しく受信できたユーザ装置20は、その旨をITSサーバ30に報告してもよい。ITSサーバ30は、一定期間内に報告がないユーザ装置に対して、ユニキャストで通信ルールを送信することで信頼性を向上させることができる。
ユーザ装置20は、通信ルールを設定し、設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する(S104)。無線通信方式とは、無線インタフェース及び/又は無線パラメータを指し、無線通信方式の選択とは、複数の無線通信方式から1つ以上の無線通信方式(無線通信方式の組み合わせも含む)を選択することであり、ある無線通信方式から他の無線通信方式に切り替えること(同じRAT内でD2Dから基地局経由の通信に切り替えること、又は基地局経由からD2Dに切り替えることをも含む)、特定の無線通信方式を無効化することを含む。例えば、無線通信方式の選択は、いずれかの無線インタフェース及び/又は無線パラメータを送信のために選択すること、受信のために選択すること、送信及び受信の双方のために選択することを含む。例えば、無線通信方式の無効化も、送信を無効化すること、受信を無効化すること、送信及び受信の双方を無効化することを含む。また、無線通信方式の無効化は、当該無線通信方式の送信パケットのドロップにより実現されてもよく、当該無線通信方式の無線インタフェースの無効化により実現されてもよく、上位レイヤに通知して上位レイヤの無効化処理により実現されてもよい。
ユーザ装置20は、ITSサーバ30から提供された通信ルールの範囲内で、無線通信方式を選択する。例えば、通信ルールに(1)無線通信方式毎の測定結果に対する閾値が含まれる場合、ユーザ装置20は、無線品質が閾値より良い無線通信方式の中から1つ以上の無線通信方式を選択する。また、例えば、通信ルールに(2)通信ルールを適用する位置又は移動経路、(3)車両の走行状態が含まれる場合、ユーザ装置20は、当該ユーザ装置20の位置、移動経路又は車両の走行状態に応じた通信ルールを選択し、選択した通信ルールに従って無線通信方式を選択する。その結果、ユーザ装置20側でリアルタイムに把握できる情報に基づいた無線通信方式の選択が可能になる。また、例えば、通信ルールに(4)利用可能な無線通信方式が含まれる場合、ユーザ装置20は、利用可能な無線通信方式の中から1つ以上の無線通信方式を選択する。また、例えば、通信ルールに(5)無線通信方式毎の予想性能が含まれる場合、ユーザ装置20は、適用対象の通信の要件を満たす無線通信方式を選択する。また、例えば、通信ルールに(6)適用対象の通信が含まれる場合、当該通信に適用すべき無線通信方式を選択する。また、例えば、通信ルールに(7)通信ルールを適用する時間帯が含まれる場合、ユーザ装置20の現在の時間帯に対応する無線通信方式を選択する。
ユーザ装置20は、選択された無線通信方式に従って通信を行う(S106)。原則として、ユーザ装置20は、選択された無線通信方式を用いるが、ユーザ装置20は、ITSサーバ30から指示されていない無線通信方式を追加で用いることも可能である。例えば、ITSサーバからD2Dのみが指示されている場合であっても、状況によってユーザ装置20は、基地局経由の通信を追加で用いてもよい。その結果、通信コスト及びユーザ装置20の能力が許す限り、通信品質を向上させることができる。また、ユーザ装置は、基地局経由の通信が指示されている場合であっても、通信コストを考慮して基地局への送信を行わなくてもよく、ネットワーク事業者の通信規制を優先して基地局への送信を行わなくてもよい。
また、ユーザ装置20は、あるエリアで基地局経由の通信を行わない場合であっても、基地局との接続を維持してもよい。例えば、ユーザ装置20は、パケット送信のみを制限することで基地局との接続を維持してもよい。その結果、低遅延が要求される通信が発生したときでも、遅延を回避することが可能になる。
また、ユーザ装置20は、通信ルールに定められていなくても、特定のアプリケーション、パケット種別又は宛先以外の通信は、基地局経由の通信を選択してもよい。例えば、ITSサーバ30、基地局10又はコアネットワークに対する定期的な位置情報の登録は、基地局経由で行ってもよく、また、アイドル状態とならないようなキープアライブ用の通信は基地局経由で行ってもよい。
ユーザ装置20は、選択された無線通信方式に従って通信する間に通信特性を取得してITSサーバ30に送信する(S108)。通信特性とは、無線通信方式毎に取得され、例えば、(1)受信したパケットの通信距離、パケットサイズ、パケット種別、パケットに含まれる送信元位置又は車両状態、(2)RSRP(Reference Signal Received Power)又はRSSI(Received Signal Strength Indicator)などの無線測定結果、(3)スループット又は遅延などのパケット受信結果、(4)パケット受信又は無線測定を行った位置(自車両の位置、送受信車両間の距離)、車両状態(走行速度、ハンドル状態、ブレーキ状態など)、(5)無線パラメータなどを含む。なお、通信特性は、一定時間又は一定エリアで統計化(例えば、平均化)されたデータでもよい。
ユーザ装置20は、自律的に通信特性をITSサーバ30に送信してもよく、ITSサーバ30からの要求に従って通信特性をITSサーバ30に送信してもよい。例えば、ITSサーバ30からユーザ装置20内のアプリケーションに対して通信特性の報告を要求してもよく、コアネットワークとITSサーバ30との間で規定されたAPI(Application Program Interface)を用い、コアネットワークからユーザ装置20内のアプリケーションに対して通信特性の報告を要求してもよい。ITSサーバ30からの要求又はユーザ装置20による自律的な報告は、例えば、周期的に行われてもよく、一定の走行距離毎に行われてもよく、規定エリアを通過する毎に行われてもよく、ハンドオーバ又は位置登録をトリガーにしてもよい。また、例えば、ITSサーバ30からマルチキャストで要求を配信し、定められた時間範囲内でランダムな時間オフセットを適用した上でユーザ装置20からITSサーバ30に報告してもよい。また、例えば、ユーザ装置20が基地局又はコアネットワークに報告した通信特性を、ITSサーバ30がコアネットワークとITSサーバ30との間で規定されたAPIを用いて取得してもよい。
ITSサーバ30は、報告された通信特性を一定期間保持し、通信特性に基づいて通信ルールを生成又は更新する(S110)。例えば、ITSサーバ30は、通信特性に基づいてD2Dの無線品質が常に悪いエリアを判断し、当該エリアにおいて基地局経由の通信方式を選択する通信ルールを生成してもよい。また、例えば、ITSサーバ30は、通信特性に基づいて基地局のカバレッジ外のエリアを判断し、カバレッジ外のエリアにおいてD2Dの通信方式を選択する通信ルールを生成してもよい。また、例えば、ITSサーバ30は、通信特性に含まれるパケットの内容又は送信元などから大型車両が近くに存在することを把握した場合、大型車両の影に隠れた車両とのD2Dは困難であると判断し、基地局経由の通信を有効化する通信ルールを生成してもよい。また、例えば、ITSサーバ30は、通信特性に含まれるパケットの内容などからハザード情報などのユーザ装置20間で差異が少ない情報を他のユーザ装置20が既に送信していることを把握した場合、対応する情報のネットワークへの報告を無効化する通信ルールを生成してもよい。このように、周辺の車両状態に依存したD2Dの性能劣化、あるエリアにおけるD2Dの性能劣化などを検知し、基地局経由の通信を選択したり、基地局経由の通信と併用したりする通信ルールを生成することで、より広範囲の周辺車両との通信が可能になる。
また、例えば、ITSサーバ30は、通信特性に基づいて、あるエリアにおいて基地局経由の通信を行うユーザ装置のリストと、D2Dを行うユーザ装置のリストとを管理し、これらのリストの対比に基づいて、当該エリアにおける通信ルールを生成してもよい。リストの対比は、ユーザ装置のIDによって行われてもよく、ユーザ装置の位置又はユーザ装置数によって行われてもよい。これらのリストの対比の結果、ユーザ装置のID、位置又は数が一致している場合、D2Dの通信方式を優先的に選択する通信ルール(例えば、基地局経由の通信を無効化する通信ルール、基地局経由の通信のレートを下げる通信ルール)を生成してもよい。一方、これらのリストの対比の結果、ユーザ装置のID、位置又は数が一致していない場合、基地局経由の通信方式を優先的に選択する通信ルール(例えば、D2Dの通信方式を無効化する通信ルール、基地局経由の通信のレートを上げる通信ルール)を生成してもよい。なお、ユーザ装置20が基地局経由の通信を行うユーザ装置と、D2Dを行うユーザ装置との対比を行い、通信特性としてITSサーバ30に送信することも可能である。例えば、ユーザ装置20は、基地局経由の通信は可能であるが、D2Dでは検出できないユーザ装置をITSサーバ30に報告してもよく、D2Dでは検出可能であるが、基地局経由の通信は不可能であるユーザ装置をITSサーバ30に報告してもよい。ITSサーバ30は、通信特性に含まれるユーザ装置20における対比の結果に基づいて、上記のようにD2Dの通信方式又は基地局経由の通信方式を優先的に選択する通信ルールを生成してもよい。その結果、D2Dの信頼性に基づいて基地局経由の通信の有効化又は無効化、レート制御などが実現でき、必要に応じてネットワーク負荷を下げることができる。
また、ITSサーバ30は、ユーザ装置20からD2D機能の有無を示す情報を受信し、あるエリアにおいてD2D機能を有さないユーザ装置20が現れた場合、当該エリアにおいて基地局経由の通信方式を優先的に選択する通信ルール(例えば、D2Dの通信方式を無効化する通信ルール、基地局経由の通信のレートを上げる通信ルール)を生成してもよい。
ユーザ装置20は、ユーザ装置20における特定のイベントに基づいて、ITSサーバ30に対して通信ルールの更新を要求し、ITSサーバ30から受信した通信ルールに更新する(S112、S114)。例えば、ユーザ装置20は、ネットワーク負荷を下げるために深夜時間帯のような予め設定された日時に通信ルールの更新を要求してもよい。また、例えば、ユーザ装置20は、当該ユーザ装置20の起動時、アプリケーションの起動時などに通信ルールの更新を要求してもよい。また、例えば、ユーザ装置は、走行影響を回避するためにサイドブレーキが引かれている場合、エンジンが停止している場合などの特定の車両状態のときに通信ルールの更新を要求してもよい。また、例えば、ユーザ装置20は、国によるパラメータの違いを反映するために、国境付近のような予め設定された場所を通過するときに通信ルールの配信を要求してもよい。また、例えば、ユーザ装置20は、基地局からSIB(System Information Block)、CBS(Cell Broadcast Service)、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)などのブロードキャスト情報を受信したときに通信ルールの更新を要求してもよい。ユーザ装置20は、基地局からのブロードキャスト情報に基づいて、特定のキャリアでマルチキャストされている通信ルールを受信するための受信設定を行ってもよい。また、例えば、ユーザ装置20は、基地局からのブロードキャスト情報によって、現在の通信ルールを直ちに無効化する通知又はタイマ満了後に無効化する通知を受信してもよい。現在の通信ルールが無効化された結果、ユーザ装置20は、ITSサーバ30に通信ルールの更新を要求する。
<動作例2>
次に、図5を参照して、ユーザ装置20が通信特性に基づいて通信ルールを生成又は更新する例について説明する。図5は、実施の形態に係る無線通信システムにおける動作例2を説明するための図である。以下、図4と異なる点について説明する。
次に、図5を参照して、ユーザ装置20が通信特性に基づいて通信ルールを生成又は更新する例について説明する。図5は、実施の形態に係る無線通信システムにおける動作例2を説明するための図である。以下、図4と異なる点について説明する。
ステップS102〜S106と同様に、ユーザ装置20は、通信ルールを受信して設定し、通信ルールに従って無線通信方式を選択し、通信を行う(S202〜S206)。
ユーザ装置20は、通信特性を取得し、通信特性に基づいて通信ルールを生成又は更新する(S208)。例えば、ユーザ装置20は、D2Dで受信したパケットの内容又は送信元などから大型車両が近くに存在することを把握した場合、大型車両の影に隠れた車両とのD2Dは困難であると判断し、基地局経由の通信を有効化する通信ルールを生成してもよい。また、例えば、ユーザ装置20は、ハザード情報などのユーザ装置20間で差異が少ない情報を他のユーザ装置20が既に送信していることを把握した場合、対応する情報のネットワークへの報告を無効化する通信ルールを生成してもよい。このように、周辺の車両状態に依存したD2Dの性能劣化、あるエリアにおけるD2Dの性能劣化などを検知し、基地局経由の通信を選択したり、基地局経由の通信と併用したりすることで、より広範囲の周辺車両との通信が可能になる。
また、例えば、ユーザ装置20は、基地局経由の通信を行うユーザ装置と、D2Dを行うユーザ装置との対比を行い、基地局経由の通信は可能であるが、D2Dでは検出できないユーザ装置が存在することを把握した場合、基地局経由の通信方式を優先的に選択する通信ルール(例えば、D2Dの通信方式を無効化する通信ルール、基地局経由の通信のレートを上げる通信ルール)を生成してもよい。また、ユーザ装置20は、D2Dでは検出可能であるが、基地局経由の通信は不可能であるユーザ装置が存在することを把握した場合、D2Dの通信方式を優先的に選択する通信ルール(例えば、基地局経由の通信を無効化する通信ルール、基地局経由の通信のレートを下げる通信ルール)を生成してもよい。その結果、D2Dの信頼性に基づいて基地局経由の通信の有効化又は無効化、レート制御などが実現でき、必要に応じてネットワーク負荷を下げることができる。
ユーザ装置20は、生成又は更新した通信ルールをITSサーバ30に送信してもよい(S210)。ITSサーバ30は、ユーザ装置20から受信した通信ルールに従って通信ルールを更新してもよく、他のユーザ装置20に対して通信ルールを通知してもよい。
<装置構成>
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置20及びITSサーバ30の機能構成例を説明する。ユーザ装置20及びITSサーバ30は、動作例1及び動作例2で説明した全ての機能を備えてもよいし、いずれかの動作例の機能を備えてもよい。
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置20及びITSサーバ30の機能構成例を説明する。ユーザ装置20及びITSサーバ30は、動作例1及び動作例2で説明した全ての機能を備えてもよいし、いずれかの動作例の機能を備えてもよい。
図6は、ユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ装置20は、アプリケーション部210と、通信処理部220と、データストレージ230と、通信ルール記憶部240とを有する。アプリケーション部210は、V2Xなどのサービスを提供するための機能部であり、送信パケット生成部212と、受信パケット処理部214と、通信ルール設定部216と、無線通信方式選択部218とを有する。通信処理部220は、D2D機能及びセルラ機能を含む無線通信を提供するための機能部であり、パケット整形部222と、送受信部224−1〜224−4(以下、送受信部224と呼ぶ)を有する。送受信部224の数は1つ以上の任意の数に設定することができる。データストレージ230は、アプリケーション部210が用いる情報(例えば、地図情報、走行計画)、アプリケーション部210が出力したログ(例えば、運転ログ、通信ログ)などが格納される記憶装置(例えば、メモリ)である。通信ルール記憶部240は、通信ルールを格納するための記憶装置(例えば、メモリ)である。図6に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのような名称でもよい。
送信パケット生成部212は、V2Xなどのサービスを実現するために他の装置に送信するパケットを生成し、生成したパケットを通信処理部220に出力する。通信ルールの設定に関して、送信パケット生成部212は、通信特性を報告するためのパケット、通信ルールの更新を要求するためのパケット、ユーザ装置20自体が生成した通信ルールを送信するためのパケットなどを生成する。
受信パケット処理部214は、他の装置から通信処理部220を経由して受信したパケットを処理する。通信ルールの設定に関して、受信パケット処理部214は、ITSサーバ30から通信ルールを受信した場合、通信ルール設定部216に出力する。
通信ルール設定部216は、受信した通信ルールを通信ルール記憶部240に記憶する。通信ルール設定部216は、通信中に通信特性を取得し、通信特性をITSサーバ30に報告してもよく、通信特性に基づいて通信ルールを生成又は更新してもよい。
無線通信方式選択部218は、通信ルールに従って無線通信方式を選択する。
パケット整形部222は、無線通信方式選択部218によって選択された無線通信方式に従ってパケットを整形する。
送受信部224は、例えば、それぞれ異なるRATに対応しており、パケット整形部222から出力されたパケットから無線信号を生成して送信し、また、受信した無線信号からパケットを生成してパケット整形部222に出力する。なお、D2Dと基地局経由の通信とは、RATが同じ(例えば、LTEにおけるsidelinkとeNB経由の通信)であれば同じ送受信部によって実現されてもよく、異なる送受信部によって実現されてもよい。
図7は、ITSサーバ30の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、ITSサーバ30は、送受信部310と、通信ルール通知部320と、通信特性受信部330と、通信ルール生成部340と、データストレージ350とを有する。図7に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのような名称でもよい。
送受信部310は、ユーザ装置20宛のパケットを送信し、また、ユーザ装置20からのパケットを受信する。
通信ルール通知部320は、ユーザ装置20から通信ルールの配信の要求を受け付けた場合、データストレージ350から必要な通信ルールを取得し、ユーザ装置20に通知する。
通信特性受信部330は、ユーザ装置20から報告された通信特性を受信し、通信ルールの生成又は更新のために通信特性をデータストレージ350に格納する。
通信ルール生成部340は、データストレージ350から一定期間の通信特性を取得し、通信特性に基づいて通信ルールを生成又は更新する。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図6〜図7)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図6〜図7)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置20及びITSサーバ30はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、本実施の形態に係るユーザ装置20及びITSサーバ30のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置20とITSサーバ30はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置20とITSサーバ30のハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置20及びITSサーバ30における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図6に示したユーザ装置20のアプリケーション部210及び通信処理部220は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図7に示したITSサーバ30の送受信部310、通信ルール通知部320、通信特性受信部330及び通信ルール生成部340は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置20の送受信部224は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ITSサーバ30の送受信部310は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置20とITSサーバ30はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<実施の形態のまとめ>
以上、説明したように、本実施の形態によれば、無線通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定する通信ルール設定部と、前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する通信方式選択部と、前記選択された無線通信方式に従って通信を行う通信部とを有するユーザ装置が提供される。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、無線通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定する通信ルール設定部と、前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する通信方式選択部と、前記選択された無線通信方式に従って通信を行う通信部とを有するユーザ装置が提供される。
上記のユーザ装置は、ユーザ装置の位置又は移動経路などに応じて適切な無線通信方式を選択することができる。その結果、通信を安定化させることができ、シグナリング量を削減することが可能になる。例えば、通常ではD2Dにて送受信を行い、条件を満たす場合にのみ基地局経由の通信を行うことで、通信コストを削減したり基地局とのシグナリング量を削減したりすることができる。
また、前記通信ルール設定部は、前記選択された無線通信方式に従って通信する間に通信特性を取得して通信ルール管理サーバに送信し、通信特性に基づいて前記通信ルール管理サーバによって生成された通信ルールを受信して設定してもよい。
上記の構成によれば、通信ルール管理サーバにおいて複数のユーザ装置から収集された通信ルールを適用することが可能になり、広範囲の周辺環境を考慮した適切な無線通信方式を選択することが可能になる。
また、前記通信ルール設定部は、当該ユーザ装置の通信特性に基づいて通信ルールを生成してもよい。
上記の構成によれば、ユーザ装置側でリアルタイムに把握できる情報に基づいて適切な無線通信方式を選択することが可能になる。
また、前記通信ルール設定部は、当該ユーザ装置における特定のイベントに基づいて、通信ルールを更新してもよい。
上記の構成によれば、通信パラメータの配信を、特定の時間帯、車両状態、予め設定された場所の通過などの特定のイベントに関連付けることができ、ITSサーバの負荷を下げることができ、走行影響を回避することができ、また、地域によるパラメータの違いを反映することができる。
<実施形態の補足>
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例などを理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、本実施の形態に係る各装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って各装置が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例などを理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、本実施の形態に係る各装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って各装置が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra−WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)で構成されるネットワークにおいて、ユーザ装置20との通信のために行われる様々な動作は、基地局10および/または基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS−GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局10は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、gNB、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数を含み得る。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本発明は、請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的としており、本発明に対して何ら制限的な意味を有さない。
10 基地局
20 ユーザ装置
30 ITSサーバ
210 アプリケーション部
212 送信パケット生成部
214 受信パケット処理部
216 通信ルール設定部
218 無線通信方式選択部
220 通信処理部
222 パケット整形部
224 送受信部
230 データストレージ
240 通信ルール記憶部
310 送受信部
320 通信ルール通知部
330 通信特性受信部
340 通信ルール生成部
350 データストレージ
20 ユーザ装置
30 ITSサーバ
210 アプリケーション部
212 送信パケット生成部
214 受信パケット処理部
216 通信ルール設定部
218 無線通信方式選択部
220 通信処理部
222 パケット整形部
224 送受信部
230 データストレージ
240 通信ルール記憶部
310 送受信部
320 通信ルール通知部
330 通信特性受信部
340 通信ルール生成部
350 データストレージ
Claims (5)
- 無線通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定する通信ルール設定部と、
前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択する通信方式選択部と、
前記選択された無線通信方式に従って通信を行う通信部と、
を有するユーザ装置。 - 前記通信ルール設定部は、前記選択された無線通信方式に従って通信する間に通信特性を取得して通信ルール管理サーバに送信し、通信特性に基づいて前記通信ルール管理サーバによって生成された通信ルールを受信して設定する、請求項1に記載のユーザ装置。
- 前記通信ルール設定部は、当該ユーザ装置の通信特性に基づいて通信ルールを生成する、請求項1に記載のユーザ装置。
- 前記通信ルール設定部は、当該ユーザ装置における特定のイベントに基づいて、通信ルールを更新する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
- 無線通信システムにおいて使用されるユーザ装置における通信方法であって、
無線通信方式を選択するための、当該ユーザ装置の位置又は移動経路に対応付けられた通信ルールを設定するステップと、
前記設定された通信ルールに従って無線通信方式を選択するステップと、
前記選択された無線通信方式に従って通信を行うステップと、
を有する通信方法。
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