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JP2020532405A - デュアルエンコーダを含むロボット手術システムの制御アーム - Google Patents

デュアルエンコーダを含むロボット手術システムの制御アーム Download PDF

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Abstract

ロボット手術システムの制御アームは、部材と、駆動モータと、第1の関節エンコーダと、制御装置と、を含む。部材は、第1の関節の周りに支持されている。駆動モータは、部材に動作可能に結合され、第1の関節の周りの部材を回転させるように構成されている。第1の関節エンコーダは、第1の関節の周りに配置され、第1の関節の周りの部材の位置を示す位置信号を伝達するように構成されている。制御装置は、第1の関節エンコーダからの位置信号を受信することに応答して制御信号を伝達するように構成されており、制御信号により、駆動モータは、第1の関節の周りの部材の動きに関連する摩擦を克服する。【選択図】図4

Description

ロボット手術システムは、侵襲を最小限に抑える医療手技に使用されている。そのような医療手技中、ロボット手術システムは、外科医または臨床医がロボット手術システムのユーザインターフェースとのインターフェースをとることにより制御される。ユーザインターフェースまたはコンソールにより、臨床医は、患者に作用する手術システムに関連するエンドエフェクタを操作することができる。
ユーザコンソールは、ロボット手術システムを制御するために臨床医が移動できる入力ハンドルまたはジンバルを支持する、1つまたは複数の制御アームを含む。制御アームは、医療手技中の作業空間内の制御アームの位置または姿勢に対応する信号を制御装置に伝達する。制御装置は、伝達装置によって入力ハンドルに動作可能に結合された1つまたは複数のモータを介して、力フィードバックを入力ハンドルに伝達してもよい。伝達装置には、伝達装置内の摩擦力を克服するために臨床医が追加の力を付加する必要があり得る。追加の力が必要な場合、臨床医は外科手技中に入力ハンドルを「重い」と感じることがある。
本開示は、一般に、ロボット手術システムの制御アームに関連付けられた伝達装置内の摩擦力を補償するシステムおよび方法に関する。
本開示の一態様によれば、ロボット手術システムの制御アームは、部材と、駆動モータと、第1の関節エンコーダと、制御装置と、を含む。部材は、第1の関節の周りに支持されている。駆動モータは、部材に動作可能に結合され、第1の関節の周りの部材を回転させるように構成されている。第1の関節エンコーダは、第1の関節の周りに配置され、第1の関節の周りの部材の姿勢を示す位置信号を伝達するように構成されている。制御装置は、位置信号を第1の関節エンコーダから受信することに応答して、制御信号を伝達するように構成されている。
態様では、制御アームは、伝達部品をさらに含む。伝達部品は、部材を駆動モータに結合するために、駆動モータと第1の関節との間に配置されてもよい。制御装置は、第1の関節の周りの部材を動かす伝達部品に関連する摩擦を克服する制御信号を伝達するように構成されてもよい。
態様によれば、制御アームは、モータの位置信号を制御装置に伝達するように構成されているモータエンコーダを含む。駆動モータは、第2の関節で伝達部品に結合されてもよい。モータエンコーダは、第2の関節で駆動モータに結合されてもよい。
態様によれば、制御装置は、第1の関節の周りで動く部材の方向を計算するように構成されている。制御装置は、第1の関節の周りで動く部材の方向を計算することに応答して、伝達摩擦を克服する制御信号を生成するように構成されてもよい。制御装置はまた、第1の関節の周りで動く部材の速度を計算するように構成されてもよい。制御装置は、第1の関節の周りの部材の方向および速度を計算することに応答して、伝達摩擦を克服する制御信号を生成するように構成されてもよい。
本開示の態様によれば、伝達部品の摩擦を補償する方法は、第1の関節の周りに配置された関節エンコーダから、第1の関節の周りで動く部材の第1の位置情報を受信することと、第1の位置情報を受信することに応答して、部材の第1の方向および第1の速度を計算することと、部材の動きと協働して伝達部品に関連する伝達摩擦を克服するために、制御信号を駆動モータに伝達することと、を含む。この部材は、伝達部品によって第1の関節で駆動モータに結合されている。
態様では、本方法は、第1の関節の周りで動く部材に応答して、関節エンコーダから第2の位置情報を受信することと、第1の関節の周りで動く部材の第2の方向および第2の速度を計算することと、第1の方向を第2の方向と比較することと、を含む。
特定の態様では、本方法は、第1の方向が第2の方向と異なるときに、駆動モータを第2の方向に所定の距離だけ移動させる制御信号を伝達することを含む。
本開示の態様によれば、部材と駆動モータとの間の位置オフセットを補償する方法は、第1の関節の周りに配置された第1の関節エンコーダから第1の位置情報を受信することと、第1の関節の周りの部材の第1の移動方向を計算することと、第1の関節エンコーダから第2の位置情報を受信することと、第1の関節の周りの部材の第2の移動方向を計算することと、第1の移動方向を第2の移動方向と比較することと、第1の移動方向が第2の移動方向と異なるときに、駆動モータを第1の移動方向に所定の距離だけ移動させる制御信号を伝達することと、を含む。第1の関節は、第1の関節で部材を駆動モータに動作可能に結合する。態様では、駆動モータは、第2の関節で伝達部品に結合されている。所定の距離は、オフセット距離に等しくてもよい。
本開示の一実施形態に従って提供される、ユーザコンソールおよび手術ロボットを有するロボット手術システムの概略図である。 図1の手術ロボットのタワーの斜視図である。 図1のロボット手術システムを制御するシステムアーキテクチャの機能ブロック図である。 図1のユーザコンソールの制御アームのカバーを取り外した斜視図である。 図4の制御アームの制御アームベースの下部斜視図である。 図4の制御アームの位置および図5の制御アームのモータの1つの位置の経時的な位置図である。 伝達部品の摩擦を補償する方法を示すフローチャートである。 位置オフセットを補償する方法を示すフローチャートである。
本ロボット手術制御システムの実施形態は、図面を参照して詳細に説明され、図面の中で同様の参照番号は、いくつかの図の各々において同一のまたは対応する要素を示す。
本明細書で使用するとき、「臨床医」という用語は、本明細書に記載のロボット手術システムの医師、看護師、医療提供者、サポート要員、または他のオペレータを指す。
本明細書で使用するとき、「術野」という用語は、手術ロボットが動作する空間を指す。そのような空間には、手術室、手術ロボットの保管および/またはメンテナンス施設、または他のそのような空間を含むことができるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、「姿勢」という用語は、空間または作業空間内の部品の位置および向きを指す。
本開示は、一般に、ロボット手術システムの制御アームにおける位置センサまたはエンコーダの位置決め、およびその使用に関する。エンコーダは、制御アームの駆動モータに関連付けられた伝達部品と、制御アームによって支持されている入力ハンドルとの間に位置決めされる。エンコーダは、制御アームの関節の姿勢を示す位置信号またはエンコーダ信号を制御装置に伝える。エンコーダ信号に応答して、制御装置は、臨床医が入力ハンドルを移動する方向および速度を判定する。入力ハンドルの移動の方向および速度に応答して、制御装置は、制御信号を送信して制御アームの関節に関連付けられたモータを動かし、モータは、伝達部品に関連する力を克服するために力を付加する。モータによる力の付加によって、そうでなければ臨床医が入力ハンドルを移動している間に遭遇する抵抗を低減または排除することができる。
最初に図1を参照すると、本開示によるロボット手術システムは、概してロボット手術システム1として示され、手術ロボット100と、制御装置200と、ユーザインターフェースまたはコンソール300と、を含む。
手術ロボット100は、一般に、リンク機構112を有するロボットカートまたはタワー116を含む。リンク機構112は、組織に作用するように構成されたエンドエフェクタまたはツール108を移動可能に支持する。リンク機構112は、組織に作用するように構成されたロボットアーム102を形成してもよい。各ロボットアーム102は、ツール108を支持する端部104を有してもよい。加えて、ロボットアーム102の端部104は、手術部位「S」を撮像する撮像装置106を含むことができる。さらに、ロボットアーム102の端部104は、ツール108を動かすおよび/または作動させるためにロボットアームの関節「J」(図2)の周りに力を付加する1つまたは複数のモータ122を含むことができる。
コンソール300は、制御装置200を介してタワー116と通信する。コンソール300は、術野の周りに位置決めされた撮像装置106、114、例えば、手術部位「S」内に位置決めされた撮像装置によって捕捉されたデータを含み得る3次元画像を表示するように構成されるディスプレイ306、患者「P」に隣接して位置決めされた撮像装置、および/またはロボットアーム102の端部104によって支持されている撮像装置114を含む。撮像装置、例えば、撮像装置106、114は、手術部位「S」の視覚画像、赤外線画像、超音波画像、X線画像、感熱画像、および/または任意の他の既知のリアルタイム画像を捕捉することができる。撮像装置106、114は、捕捉した撮像データを制御装置200に伝達し、制御装置200は、手術部位「S」の3次元画像を撮像データからリアルタイムに生成し、3次元画像をディスプレイ306に伝達して表示する。
コンソール300は、作業空間「W」内の入力ハンドル302を移動可能に支持する制御アーム304を含む。制御アーム304は、臨床医が手術ロボット100を操作すること、例えば、ロボットアーム102、ロボットアーム102の端部104、および/またはツール108を動かすことを可能にする。入力ハンドル302の各々は、制御装置200と通信して、そこに入力信号を伝達し、そこから出力またはフィードバック信号を受信する。追加的にまたは代替的に、外科医は、入力ハンドル302の各々により、ロボットアーム102の端部104で支持されているツール108を操作する、例えば、クランプする、把持する、突出させる、開放する、閉鎖する、回転させる、突き刺す、スライスするなどができる。
引き続き図1を参照すると、作業空間「W」を通る各入力ハンドル302の動作は、手術部位「S」内のロボットアーム102および/またはツール108の端部104を動かす。ディスプレイ306上の3次元画像の向きは、入力ハンドル302の移動により、ロボットアーム102の端部104がディスプレイ306上で見られるように移動するように設定されている。3次元画像は、ロボットアーム102の端部104の移動が3次元画像内に収まるように入力ハンドル302の移動をスケーリングしながら静止したままであり得る。3次元画像の向きを維持するために、入力ハンドル302の運動学的マッピングは、ロボットアーム102の端部104の向きに対するカメラの向きに基づいている。ディスプレイ306上の3次元画像の向きは、患者「P」の上方からのビューに対して鏡像折り返しを行うことができるか、または回転させることができる。加えて、ディスプレイ306上の3次元画像のサイズは、手術部位「S」の実際の構造よりも大きくなるように、または小さくなるようにスケーリングして、臨床医が内部の構造のより良好なビューを有することができるようにする。入力ハンドル302を移動させると、以下に詳述するように、ツール108が手術部位「S」内で移動する。ツール108の移動は、ツール108を支持するロボットアーム102の端部104の移動を含むこともできる。
ロボット手術システム1の構造および動作の詳細な説明については、米国特許第8,828,023号を参照されたく、この開示全体は参照により本明細書に組み込まれる。
入力ハンドル302の移動は、ツール108の移動に対してスケーリングされてもよい。入力ハンドル302が作業空間「W」内で移動するとき、制御アーム304は、エンコーダ信号を制御装置200に伝達し、制御装置200は、エンコーダ信号を分析し、エンコーダ信号に応答してツール108を移動する制御信号を生成する。制御装置200は、入力ハンドル302の移動に応答して、制御信号をタワー116に伝達してツール108を移動させる。制御信号の伝達前に、制御装置200はエンコーダ信号を、入力距離、例えば、入力ハンドル302のうちの1つを作業空間「W」内で移動させた距離をスケーリング倍率Sで除算することによりスケーリングして、スケーリングした出力距離、例えば、端部104のうちの1つを移動させた距離になるようにする。スケーリング倍率Sは、約1〜約10の範囲、実施形態では約3であってもよい。このスケーリングは、次の式で表される。
出力距離=入力距離/S
エンコーダ信号がスケーリングされた後、制御装置200は、スケーリングされたエンコーダ信号に対応する制御信号をタワー116に伝達し、それに応じてツール108を移動させる。スケーリング倍率Sがより大きくなると、入力ハンドル302の移動に対するツール108の移動がより小さくなることを理解されたい。
ツール108の移動に対する入力ハンドル302の移動をX、Y、およびZ座標軸に沿ってスケーリングする場合の詳細な説明については、同一出願人が保有する2015年9月21日に出願された国際特許出願第PCT/US2015/051130号(現在の国際特許公開第WO2016/053657)、および2016年1月20日に出願された国際特許出願第PCT/US2016/14031号を参照されたく、これらの開示全体は参照により本明細書に組み込まれる。
図2を参照すると、手術ロボット100は、ツール108を支持するリンク機構112を支持するロボットカートまたはタワー116を含む。リンク機構112は、リンク機構112および/またはリンク機構112によって支持されているツール108を操作するために、リンク機構112のそれぞれの関節「J」に各々関連付けられている1つ以上のモータ122を含む。
使用中、制御装置200(図1)は、制御信号を手術ロボット100に伝達する。手術ロボット100は、制御信号に応答して、それぞれの関節「J」の周りに、またはそれぞれの関節「J」に力を付加するためにモータ122を作動させる。具体的には、手術ロボット100は、制御信号に応答して、外科手技中に、電源電流をモータ122に送達し、モータ122は関節「J」に力を付加してリンク機構112および/またはツール108を移動させる。加えて、センサ120は、関節「J」への力の付加に応答して、関節「J」に結合され、関節「J」の周りのトルクを測定する。センサ120は、測定された力を制御装置200(図1)に伝達する。
図3を参照すると、手術ロボット100と、コンソール300と、制御装置200との間の通信は、本開示に従って説明されている。制御装置200は、手術ロボット100のタワー116と通信して、コンソール300から受信したエンコーダ信号に応答して手術ロボット100の動作について指示を提供する。
制御装置200は、一般に、処理ユニット206と、メモリ208と、タワーインターフェース204と、コンソールインターフェース202と、を含む。処理ユニット206は、メモリ208に記憶された指示またはコンピュータプログラムを実行し、メモリ208は、コンソール300の入力ハンドル302によって画定される移動に従って、タワー116の部品、例えば、リンク機構112に所望の移動を実行させるように機能する。これに関して、処理ユニット206は、一組の指示に従って計算を実施および/または動作させるように適合された任意の好適な論理制御回路を含む。処理ユニット206は、メモリ208に記憶された指示を実行および/またはデータを処理することができるマイクロプロセッサまたは他の物理装置など、1つまたは複数の処理装置(図示せず)を含むことができる。メモリ208は、例えば、RAMなどの一時的なタイプのメモリ、および/または例えば、フラッシュメディアまたはディスクメディアなどの非一時的なタイプのメモリを含むことができる。タワーインターフェース204およびコンソールインターフェース202は、無線接続形態、例えば、無線周波数、光学、WIFI、ブルートゥース(登録商標)(短距離の電波を使用して、固定装置および移動装置から短距離でデータを交換し、パーソナルエリアネットワーク(PAN)を作成するオープン無線プロトコル)、ジグビー(登録商標)(無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)のIEEE802.15.4−2003標準に基づく、小型で低電力のデジタル無線を使用する一式の高レベル通信プロトコルの仕様)などのいずれか、および/または有線接続形態を介して、タワー116およびコンソール300とそれぞれ通信する。別個のモジュールとして示されているが、コンソールインターフェース202およびタワーインターフェース204は、単一の部品であってもよい。
引き続き図2〜図3を参照すると、タワー116は、タワーインターフェース204から通信および/またはデータを受信する通信インターフェース118を含む。通信インターフェース118は、タワー116に関連するリンク機構112を移動させるためにモータ122を操作する信号を伝達する。モータ122は、ロボットアーム102および/またはリンク機構112に位置付けされてもよい。実施形態では、モータ122は、モータ122に供給される電力に応答して、ロボットアーム102、リンク機構112、および/またはツール108(図1)を機械的に操作する。ロボットアーム102、リンク機構112、および/またはツール108の機械的な操作には、処理ユニット206からの指示に応答して、ロボットアーム102および/またはロボットアーム102に結合されたツール108を移動するための、モータ122からの力の付加を含んでもよい。例えば、モータ122は、ロボットアーム102を操作するために、ケーブル(図示せず)を介して関節「J」に動作可能に結合されてもよい。
コンソール300は、例えば、制御アーム304の部材を関節J、J、Jの周りで動かすために、位置センサまたはエンコーダE、E、Eからエンコーダ信号を受信し、エンコーダ信号を制御装置200に伝達し、制御装置200から制御信号を受信するコンピュータ308を含む(図4〜図5)。各入力ハンドル302は、制御アーム304に結合されている。制御アーム304は、コンピュータ308と有線または無線で通信する第1、第2、および第3の駆動モータ324、326、328を含む。エンコーダE、E、Eは、駆動モータ324、326、328にそれぞれ配置され、関節J、J、Jに関連付けられた制御アーム304(図4〜図5)の部材の姿勢を表すエンコーダ信号を生成するように構成されている。関節J、J、Jの周りの制御アーム304の部材の姿勢を表すエンコーダ信号は、エンコーダE、E、Eによってコンピュータ308に伝達され、コンピュータ308はエンコーダ信号を制御装置200に伝達する。エンコーダ信号に応答して、制御装置200は、制御信号をタワー116に伝達して、上で詳述したようにロボットアーム102および/またはツール108の動きに影響を与える。
入力ハンドル302は、ハンドル、ペダル、またはコンピュータアクセサリ(例えば、キーボード、ジョイスティック、マウス、ボタン、タッチスクリーン、スイッチ、トラックボールなど)であってもよい。ディスプレイ306は、制御装置200から受信した画像または他のデータを表示して、臨床医にデータを伝える。コンピュータ308は、処理ユニット、ならびにデータ、指示、および/または様々な部品、アルゴリズム、および/またはタワー116の動作に関連している情報を含むメモリ(図示せず)を含み、任意の好適な電子サービス、データベース、プラットフォーム、クラウドなどを使用して動作することができる。コンピュータ308は、制御装置200に関して同様に説明されるように、メモリ(図示せず)にある一組の指示に従って計算を実施および/または動作させるように適合された任意の好適な論理制御回路を含む処理ユニット(図示せず)を含むことができる。
手術ロボット100の詳細な説明については、2016年6月3日に出願され、「Multi−Input Robotic Surgical System Control Scheme」と題された米国仮特許出願第62/345,032号を参照されたく、この開示全体は参照により本明細書に組み込まれる。
図4〜図5を参照すると、コンソール300の制御アーム304には、ベース310、旋回部材312、垂直部材314、支持アーム316、水平部材318、および支持部材320(「制御アーム304の部材」と総称される)を含む。ベース310は、第1の回転軸Aを規定する第1の関節Jの周りで旋回部材312を回転可能に支持する。旋回部材312は、第2の回転軸Aを規定する第2の関節Jの周りで垂直部材314および支持アーム316を旋回可能に支持する。支持アーム316は、垂直部材314と実質的に平行な関係にあり得る支持部材320の下端を支持する。支持部材320は、垂直部材314から斜めになり得ると考えられる。垂直部材314は、第3の回転軸Aを規定する第3の関節Jの周りで水平部材318を旋回可能に支持する。水平部材318は、第4の回転軸G−Gを規定する関節Jの周りで入力ハンドル302(図1)を回転可能に支持する。
ベース310は、第1、第2、および第3の回転軸A、A、Aの各々の周りで制御アーム304を操作する駆動機構322を含む。駆動機構322は、入力ハンドル302(図1)を介して制御アーム304を操作する臨床医に力フィードバックを提供するために、制御アーム304を操作してもよい。駆動機構322はまた、外科手技中に、制御アーム304を操作して、制御アーム304の部品を再位置決めしてもよい。
駆動機構322は、第1の駆動モータ324、第2の駆動モータ326、および第3の駆動モータ328を含む。第1の駆動モータ324は、第1の回転軸Aの周りで制御アーム304を操作し、ベース310を通って延在する第1の駆動シャフト330を含む。第1の駆動シャフト330は、第1の回転軸Aの周りに回転フランジ338を回転させる、第1のケーブル334および第2のケーブル336に結合された第1のスピンドル332を回転させる。回転フランジ338は、旋回部材312が円筒部材340と共同して回転するように、旋回部材312に結合する円筒部材340を含む。
第2の駆動モータ326は、第2の軸Aの周りの制御アーム304の垂直部材314を操作し、ベース310を通って延在する第2の駆動シャフト342を含む。第2の駆動シャフト342は、第3のケーブル346および第4のケーブル350に結合された第2のスピンドル344を回転させて、プーリアセンブリ348の下部プーリ348Aを回転させる。下部プーリ348Aは、下部プーリ348Aの回転に応答して、垂直部材314を第2の回転軸Aの周りで旋回させるように、垂直部材314に動作可能に結合されている。
第3の駆動モータ328は、支持アーム316を操作して、水平部材318を第3の軸Aの周りに旋回させ、ベース310を通って延在する第3の駆動シャフト352を含む。第3の駆動シャフト352は、第5のケーブル356および第6のケーブル358に結合された第3のスピンドル354を回転させて、プーリアセンブリ348の上部プーリ348Bを回転させる。上部プーリ348Bは、上部プーリ348Bの回転に応答して、水平部材318を第3の軸Aの周りで旋回させるように、水平部材318に動作可能に結合されている。
制御アーム304の詳細な説明については、2016年6月3日に出願され、「Control Arm for Robotic Surgical System」と題された米国仮特許出願第62/345,537号を参照されたく、この開示全体は参照により本明細書に組み込まれる。
図5を続けて参照すると、ベース310は、それぞれの駆動モータ324、326、328に各々関連付けられているモータエンコーダE、E、Eを含む。第1、第2、および/または第3のエンコーダE、E、Eは、第1の駆動モータ324、第2の駆動モータ326、または第3の駆動モータ328の内部または外部にそれぞれ配置することができる。第1のモータエンコーダEは、第1の駆動シャフト330の姿勢および/または速度を計測するコンピュータ308にエンコーダ信号を伝達する。第2のモータエンコーダEは、第2の駆動シャフト342の姿勢および/または速度を計測するコンピュータ308にエンコーダ信号を伝達する。第3のモータエンコーダEは、第3の駆動シャフト352の姿勢および/または速度を計測するコンピュータ308にエンコーダ信号を伝達する。追加的にまたは代替的に、第1、第2、および第3のモータエンコーダE、E、Eは、制御装置200と直接通信して、それぞれのエンコーダE、E、Eによって測定されたエンコーダ信号を制御装置200に伝達してもよい(図1)。位置信号を受信することに応答して、制御装置200は、それぞれの駆動シャフト330、342、352の対応する姿勢、速度、または回転方向を判定してもよい。
制御アーム304の部品または部材、例えば、旋回部材312、垂直部材314、および/または水平部材318の姿勢を正確に判定するために、制御アーム304は、制御アーム304の第1、第2、および第3の関節J、J、Jのそれぞれ1つに各々結合された関節エンコーダE、E、E(関節エンコーダと総称される)を含む。具体的には、第1の関節エンコーダEは、第1の関節Jの周りのベース310および旋回部材312の姿勢および/または速度を判定するように構成され、第2の関節エンコーダEは、第2の関節Jの周りの垂直部材314および支持アーム316の姿勢および/または速度を判定するように構成され、第3の関節エンコーダEは、第3の関節Jの周りを回転する垂直部材314および水平部材318の姿勢および/または速度を判定するように構成されている。臨床医が入力ハンドル302を操作すると、旋回部材312、垂直部材314、および/または水平部材318は、第1、第2、および第3の関節それぞれJ、J、Jの周りをそれぞれ回転することができる。
簡潔にするために、本明細書では、旋回部材312およびベース310の第1の軸Aの周りの動きのみを詳細に説明する。具体的には、図4および図5を参照して、第1の軸Aの周りの旋回部材312の回転が、本開示に従って説明される。旋回部材312が第1の関節Jの周りを回転すると、第1の関節エンコーダEは、エンコーダ信号を制御装置200に伝達する。エンコーダ信号に応答して、制御装置200は、旋回部材312の姿勢、方向、および/または速度を判定する。
臨床医が入力ハンドル302を操作すると、旋回部材312は、第1の軸Aを中心に回転可能であり、その結果、旋回部材に関連付けられた、対応する伝達部品、例えば、円筒部材340、回転フランジ338、第2のケーブル336、第1のケーブル334、第1のスピンドル332、および第1の駆動シャフト330は、旋回部材312の回転に応答して回転して、第1の駆動モータ324を逆駆動することができる。伝達部品が回転すると、伝達装置の伸展性、例えば、結束、固縛、および/または圧縮などの伝達部品の弾性変形は、入力ハンドル302からの入力に応答して第1の駆動モータ324の逆駆動を遅らせる場合がある。第1の駆動モータ324の逆駆動の遅延は、第1の駆動モータ324と関節Jとの間の位置誤差をもたらし得る。位置誤差は、第1のモータエンコーダEから送信されたエンコーダ信号と関節エンコーダEとの間の差を計算することによって測定することができる
図6を参照して、臨床医が制御アーム304によって支持された入力ハンドル302の姿勢を操作すると、旋回部材312は、第1の軸Aの周りでベース310に対して回転する。旋回部材312および第1の関節Jの周りのベース310の姿勢は、エンコーダ信号をコンピュータ308に伝達する第1の関節エンコーダEによって測定される。図示のように、入力ハンドル302の移動に応答する第1の駆動モータ324の回転は、伝達部品の伸展性に起因して遅れる。この遅延は、時間Tと時間Tとの間で発生し、第1の駆動モータ324が旋回部材312の動きに応答して動く前に、旋回部材312が第1の関節Jの周りを移動する距離として定義されるオフセット距離という結果になる。
オフセット距離は、制御アーム304の初期のまたは周期的な較正中に測定可能な所定の距離であってもよい。例えば、ディスプレイ306は、臨床医に制御アーム304を1つ以上の姿勢に動かすよう促し、コントローラ200は、第1の関節エンコーダEおよび第1のモータエンコーダEからの位置データを測定することができる。制御装置200は、第1の関節エンコーダEおよび第1のモータエンコーダEからのエンコーダ信号を受信することに応答して、所望の姿勢への第1の軸Aの周りの入力ハンドル302の移動に関連付けられたオフセット距離を計算する。追加的にまたは代替的に、制御装置200は、入力ハンドル302を第1の軸Aの周りで、ある姿勢に移動するために、制御信号を第1の駆動モータ324に送信してもよい。入力ハンドル302を所望の姿勢に移動することに応答して、制御装置200は、第1の駆動モータ324に対する第1の関節Jの周りの旋回部材312およびベース310の動きに関連付けられたオフセット距離を計算する。
具体的には、臨床医による入力ハンドル302の操作に応答して、制御装置200は、旋回部材312およびベース310に対する第1の駆動モータ324の位置をより正確に判定し、臨床医が第1の駆動モータ324の位置を調整するために入力ハンドル302を作業空間「W」の周りに移動すると、制御信号を伝達することができる。旋回部材312およびベース310に対するモータの位置のこの調整により、伝達部品の伸展性が修正される。
図7を参照すると、本開示に従って、伝達部品の摩擦を補償する方法400が説明されている。伝達摩擦は、伝達部品の回転に関連する摩擦として定義される。最初に、制御装置200は、関節エンコーダEから第1の位置情報を受信し(ステップ402)、第1の関節Jにおけるベース310に対する旋回部材312の第1の方向および第1の速度を計算する(ステップ404)。関節Jにおけるベース310に対する旋回部材312の第1の方向および第1の速度を計算した後、制御装置200は、伝達部品の摩擦を補償するために第1の駆動モータ324を回転させる制御信号を伝達する。具体的には、制御信号に応答して、第1の駆動モータ324は、旋回部材312が、第1の関節Jでベース310に対して動いている方向に力を付加して、伝達部品の推定摩擦または伝達摩擦を克服する(ステップ406)。
具体的には、方法400は、入力ハンドル302および制御アーム304の移動方向を変更するときに外科医が感じる摩擦を最小限に抑えるのに役立つ。第1のモータエンコーダEのみを使用した場合、外科医は、入力ハンドル302および/または制御アーム304の移動方向を変更するときに、入力ハンドル302および制御アーム304に最大レベルの摩擦を感じるため、それらの摩擦が正から負、負から正になるために、関節および駆動列はすべて移動していなければならない。しかしながら、本開示および方法400に従って観察および/または測定された時間および摩擦は、関節エンコーダEの方向の変化を測定し、監視することによって、第1のモータエンコーダEの時間および摩擦と比較して低減される。
制御装置200が制御信号を伝達して推定摩擦を克服した後、制御装置200は、関節エンコーダEから第2の位置情報を受信する(ステップ408)。第2の位置情報を受信することに応答して、制御装置200は、第1の関節Jにおけるベース310に対する旋回部材312の第2の方向および第2の速度を計算する(ステップ410)。制御装置200が、第2の方向が第1の方向と同じであると判定したとき(ステップ412)、制御装置200は、制御信号を第1の駆動モータ324に伝達して、第1の駆動モータ324を第2の速度で入力ハンドル302に動作可能に結合する伝達部品の回転に関連する推定摩擦を克服する(ステップ416)。第1の速度および/または第2の速度がゼロに等しいとき、推定摩擦を克服するために制御装置200によって伝達される制御信号は、第1の駆動モータ324を回転させないことが理解されるであろう。
引き続き図7を参照すると、制御装置200が、第1の方向と第2の方向が異なると判定したとき(ステップ412)、制御装置200は、制御信号を伝達して、第1の駆動モータ324を第2の方向に所定の距離だけ回転させる(ステップ414)。所定の距離は、制御アーム304の初期のまたは周期的な較正中に測定されたオフセット距離に等しい距離であってもよい(図6)。第1の駆動モータ324の第2の方向への回転は、第1の駆動モータ324と、旋回部材312と、ベース310との間の位置誤差を低減または排除し、位置誤差は、そうでなければ伝達部品の伸展性の結果として存在し得る。伸展性に起因する位置誤差を低減または排除することによって、制御装置200によって送信される制御信号は、伝達摩擦を克服するために第1の駆動モータ324による力のより正確な付加を可能にする。その結果、臨床医は、入力ハンドル302が、その他の点で伝達摩擦によるものよりも応答性が良いように感じることができる。
図8を参照すると、本開示に従って、位置オフセットを補償する方法が説明されている。最初に、制御装置200は、関節エンコーダEから第1の位置情報を受信する(ステップ502)。それに応答して、制御装置200は、第1の関節Jの周りのベース310に対する旋回部材312の第1の方向を計算する。制御装置200は、その後、関節エンコーダEから第2の位置情報を受信し(ステップ506)、第1の関節Jに関連付けられた制御アーム304の部材の第2の方向を計算する。制御装置200が、第1の方向と第2の方向が異なると判定した場合(ステップ510)、制御装置200は、制御信号を伝達して、第1の駆動モータ324を第1の方向に所定の距離だけ回転させる(ステップ512)。所定の距離は、オフセット距離に等しい距離であってもよい(図6)。第1の駆動モータ324を第1の方向に所定の距離だけ回転させることによって、その後、臨床医が入力ハンドル302を操作し、第1の駆動モータ324を逆駆動すると、第1の駆動モータ324による力フィードバックの付加がほぼ瞬時に付加され、それにより、力フィードバックのより正確な付加が可能になる。具体的には、入力ハンドル302への力フィードバックの付加は、伝達部品の伸展性に起因して遅れることはない。
伝達部品の摩擦を補償する方法400および位置オフセットを補償する方法500は、第1の回転軸Aに沿ったベース310に関する旋回部材312の動きに関して説明されてきたが、本開示は、特定された部品に限定されるとみなされるべきではない。方法400、500は、第2の回転軸Aの周りの旋回部材312に対する垂直部材314および支持アーム316の動きにも適用され得ることが理解されるであろう。加えて、方法400、500は、第3の回転軸Aの周りの垂直部材314に対する水平部材318の動きに適用され得ることが理解されるであろう。
開示された実施形態は、手術ロボット100の外部の制御装置200の場所を企図しているが、制御装置200は、制御アーム304内に位置付けられ得る、あるいはロボット手術システム1の要素は、制御装置200とは無関係に、記載されたエンコーダ測定および計算を実行する回路を含み得ると考えられる。
上に詳述したように、コンソール300は、外科手技を患者に行う手術ロボット100と動作可能に通信するが、コンソール300は、手術シミュレータ(図示せず)と動作可能に通信して、手術ロボットおよび/またはツールを、シミュレートされた環境で仮想的に作動させることができることが想定される。例えば、ロボット手術システム1は、コンソール300が手術ロボット100を作動させるように結合される第1のモードと、ディスプレイ306が手術シミュレータに結合されてロボット手術システムを仮想的に作動させる第2のモードと、を有することができる。手術シミュレータは、スタンドアロンユニットであっても、または制御装置200内に組み込まれてもよい。手術シミュレータは、コンソール300とのインターフェースをとる臨床医に、視覚、聴覚、力、および/または触覚フィードバックを臨床医に対してコンソール300を通じて行うことにより仮想的に応答する。例えば、臨床医が入力ハンドル302とのインターフェースをとると、手術シミュレータは、組織に仮想的に作用する担当ツールを移動させる。手術シミュレータにより臨床医が、外科手技を患者に行う前に、外科手技を施すことができるようにすることが想定される。加えて、外科用シミュレータを使用して、外科手技に関して臨床医を訓練することができる。さらに、手術シミュレータは、「合併症」を、提案した外科手技中にシミュレートして臨床医が、外科手技を計画することができるようにする。
加えて、本出願では、制御アームの部材を、一般に伝達部品を通じて入力ハンドルが受ける力を受け取り、かつ伝搬するものを指すが、制御アームの特定された部材は、例示のみを目的として特定されており、本開示を限定することを意図したものではない。そのため、制御アームの部材は、一般に、制御アーム304の上で臨床医が付加する力を受けることができる制御アーム304の部品であると理解されるべきである。同様に、特定された伝達部品は、例示のみを目的として特定されており、本開示を限定することを意図したものではない。したがって、伝達部品は、概して、入力部品の部材が受け取った力を第1、第2、および/または第3の駆動モータ324、326、328に伝播する部品であると理解されるべきである。
本開示に記載されるシステムおよび方法は、遠隔操作技術を実装するロボット手術システムで実装され得ることが企図される。「遠隔操作」とは一般に、臨床医による遠隔コンソールからの手術システムの操作を指す。例として、遠隔操作は、患者に対する、ロボット手術器具の位置の遠隔調整であってもよい。あるいは、遠隔操作には、ロボット手術器具に、器具が行うことができる1つまたは複数の機能を行わせる個人を含んでもよい。
本開示のいくつかの実施形態が図面に示されているが、本開示は当該技術分野が許容する広い範囲として捉えられるべきであり、本明細書も同様に読み取られるべきであると考えられるので、本開示はこれらの実施形態に限定されるものではないことが意図される。上記の実施形態の任意の組み合わせもまた想定され、これらは、添付の特許請求の範囲内である。したがって、上記の説明は、限定として解釈されるべきではなく、特定の実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。当業者は本明細書に添付される特許請求の範囲内での他の修正を想定するであろう。

Claims (16)

  1. ロボット手術システムの制御アームであって、
    第1の関節の周りに支持されている部材と、
    前記部材に動作可能に結合され、前記第1の関節の周りの前記部材を回転させるように構成されている駆動モータと、
    前記第1の関節の周りに配置されている第1の関節エンコーダであって、前記第1の関節の周りの前記部材の姿勢を示す位置信号を伝達するように構成されている、第1の関節エンコーダと、
    前記第1の関節エンコーダからの位置信号を受信することに応答して、制御信号を伝達するように構成されている制御装置と、を備える、制御アーム。
  2. 前記部材を前記駆動モータに結合するために、前記駆動モータと前記第1の関節との間に配置されている伝達部品をさらに備える、請求項1に記載の制御アーム。
  3. 前記制御装置が、前記第1の関節の周りの前記部材を動かす前記伝達部品に関連する摩擦を克服するために、制御信号を伝達するように構成されている、請求項2に記載の制御アーム。
  4. モータの位置信号を前記制御装置に伝達するように構成されたモータエンコーダをさらに備える、請求項3に記載の制御アーム。
  5. 前記駆動モータが、第2の関節で前記伝達部品に結合される、請求項4に記載の制御アーム。
  6. 前記モータエンコーダが、前記第2の関節で前記駆動モータに結合される、請求項5に記載の制御アーム。
  7. 前記制御装置が、前記第1の関節の周りで動く前記部材の方向を計算するように構成されている、請求項1に記載の制御アーム。
  8. 前記制御装置が、前記第1の関節の周りで動く前記部材の前記方向を計算することに応答して、伝達摩擦を克服する制御信号を生成するように構成されている、請求項7に記載の制御アーム。
  9. 前記制御装置が、前記第1の関節の周りで動く前記部材の速度を計算するように構成されている、請求項7に記載の制御アーム。
  10. 前記制御装置が、前記第1の関節の周りの前記部材の前記方向および前記速度を計算することに応答して、伝達摩擦を克服する制御信号を生成するように構成されている、請求項9に記載の制御アーム。
  11. 伝達部品の摩擦を補償する方法であって、
    第1の関節の周りで動く部材の第1の位置情報を前記第1の関節の周りに配置された関節エンコーダから受信することであって、前記部材が、伝達部品によって前記第1の関節で駆動モータに結合されている、受信することと、
    前記第1の位置情報を受信することに応答して、前記部材の第1の方向および第1の速度を計算することと、
    前記部材の動きと協働して前記伝達部品に関連付けられた伝達摩擦を克服するために、制御信号を前記駆動モータに伝達することと、を含む、方法。
  12. 前記部材が前記第1の関節の周りで動くことに応答して、前記関節エンコーダから第2の位置情報を受信することと、
    前記第1の関節の周りで動く前記部材の第2の方向および第2の速度を計算することと、
    前記第1の方向を前記第2の方向と比較することと、をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の方向が前記第2の方向と異なるときに、前記駆動モータを前記第2の方向に所定の距離だけ移動させるために制御信号を伝達することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 部材と駆動モータとの間の位置オフセットを補償する方法であって、
    第1の関節の周りに配置された第1の関節エンコーダから第1の位置情報を受信することであって、前記第1の関節が、部材を駆動モータに動作可能に結合する、受信することと、
    前記第1の関節の周りの前記部材の第1の移動方向を計算することと、
    前記第1の関節エンコーダから第2の位置情報を受信することと、
    前記第1の関節の周りの前記部材の第2の移動方向を計算ことと、
    前記第1の移動方向を前記第2の移動方向と比較することと、
    前記第1の移動方向が前記第2の移動方向と異なるときに、前記駆動モータを前記第1の移動方向に所定の距離だけ移動させるために制御信号を伝達することと、を含む、方法。
  15. 制御信号を伝達することが、前記駆動モータを前記第1の移動方向に前記所定の距離だけ回転させることを含み、前記駆動モータは、第2の関節で伝達部品に結合されている、請求項14に記載の方法。
  16. 制御信号を伝達することが、前記駆動モータを前記所定の距離だけ回転させることを含み、前記所定の距離は、オフセット距離に等しい、請求項14に記載の方法。
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