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JP2020509524A - 書き込みバイパス部を備えたメモリ回路 - Google Patents

書き込みバイパス部を備えたメモリ回路 Download PDF

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JP2020509524A JP2019544849A JP2019544849A JP2020509524A JP 2020509524 A JP2020509524 A JP 2020509524A JP 2019544849 A JP2019544849 A JP 2019544849A JP 2019544849 A JP2019544849 A JP 2019544849A JP 2020509524 A JP2020509524 A JP 2020509524A
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Abstract

一実施例は、メモリ回路を含む。メモリ回路は、メモリアレイの連続した行が、行の第1の部分を含む書き込みバイパス部と、行の残りの部分を含む主メモリ部として編成されているメモリアレイを含む。ワード書き込み信号と、それぞれの複数の連続した列のそれぞれに関連付けられたビット書き込み信号とに応答して、データ書き込み動作時に書き込みバイパス部内の行と主メモリ部内の別の行とのそれぞれに所与のデータワードが記憶される。回路は、データ読み取り動作時に前記所与のデータワードのアクセスを容易にするために、書き込みバイパス部内の前記行と主メモリ部内の前記別の行とのそれぞれにおける前記所与のデータワードの記憶位置に関連づけられたデータを記憶するように構成された制御ロジックも含む。【選択図】図1

Description

関連出願
本出願は、2017年3月1日に出願された米国特許出願第15/446812号の優先権を主張し、その全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般には、従来型コンピューティングシステムおよび量子コンピューティングシステムに関し、より詳細には、書き込みバイパス部を備えたメモリ回路に関する。
超伝導デジタル技術は、かつてない高速、低電力損失、および低動作温度の恩恵を受けるコンピューティング資源および/または通信資源を提供している。数十年間にわたり、超伝導デジタル技術には、論理回路に対して相対的に十分な容量と速度とを備えたランダムアクセスメモリ(RAM)が欠けていた。これは、遠隔通信およびシグナルインテリジェンスにおける超伝導技術の最新の応用のための産業化にとって大きな障害となっており、特に高性能および量子コンピューティングにとって妨げとなり得る。現在、超伝導メモリについて検討されている概念はすべて、超伝導誘導ループにおける磁束量子の量子化に基づいてきた。このようなメモリは、十分な歩留まりを有するファウンドリプロセスがあれば、高速レジスタファイルに容易に応用することができるが、基本的に誘導ループのサイズによる制限を受けるため、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)の集積密度を達成することができない。メモリコアがCMOS技術を実装し、ビット線検出がジョセフソンデバイスによって行われる、1つのハイブリッドメモリ解決策が提案されている。しかし、このような構成は、標準CMOSよりも名目上高いパフォーマンスをもたらすに過ぎず、極低温環境の場合に電力損失が比較的高いという欠点がある。
一実施例は、メモリ回路を含む。メモリ回路は、メモリアレイの連続した行が、前記行の第1の部分を含む書き込みバイパス部と、前記行の残りの部分を含む主メモリ部として編成された、メモリアレイを含む。ワード書き込み信号と、それぞれの複数の連続した列のそれぞれに関連付けられたビット書き込み信号とに応答して、データ書き込み動作時に書き込みバイパス部内の行と主メモリ部内の別の行とのそれぞれに所与のデータワードが記憶される。回路は、データ読み取り動作時に前記所与のデータのアクセスを容易にするために、書き込みバイパス部内の前記行と主メモリ部内の前記別の行とのそれぞれにおける前記所与のデータワードの記憶位置に関連付けられたデータを記憶するように構成された制御ロジックも含む。
別の実装形態は、メモリ回路にデータワードを書き込む方法を含む。この方法は、メモリアレイに関連付けられた第1の行内のデータワードの第1の記憶位置を決定することを含む。第1の行は、メモリアレイの複数の連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部に関連付けることができる。この方法は、メモリアレイに関連付けられた第2の行内の前記データワードの第2の記憶位置を決定することも含む。第2の行は、メモリアレイの前記複数の連続した行の第2の部分を含む主メモリ部に関連付けることができる。この方法は、後のデータ読み取り動作時に前記データワードのアクセスを容易にするために、第1の記憶位置と第2の記憶位置とを記憶することも含む。この方法は、書き込みバイパス部に関連付けられた第1の行に第1のワード書き込み信号を供給することと、主メモリ部に関連付けられた第2の行に第2のワード書き込み信号を供給することも含む。この方法は、それぞれの複数の連続した列のそれぞれに複数のビット書き込み信号を供給し、前記複数のビット書き込み信号が書き込みバイパス部と主メモリ部とを順に通って順次に伝播することに基づいて第1の行および第2の行のそれぞれにデータワードを書き込むことをさらに含む。
別の実施例は、メモリ回路を含む。メモリ回路は、メモリセルの複数の連続した行と複数の連続した列とを含むメモリアレイを含む。メモリアレイの複数の連続した行は、複数の連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部と、複数の連続した行の残りの部分を含む主メモリ部として編成される。メモリアレイの書き込みバイパス部は、主メモリ部よりも周辺回路により近く配置される。複数のワード書き込み信号と、周辺回路により発生され、それぞれの複数の連続した列に関連付けられた複数のビット書き込み信号とに応答して、データ書き込み動作時に書き込みバイパス部内の行と、主メモリ部内の別の行とのそれぞれに、所与のデータワードが記憶される。回路は、データ読み取り動作時に所与のデータワードのアクセスを容易にするために、書き込みバイパス部内の行と主メモリ部内の別の行とのそれぞれの前記所与のデータワードの記憶位置に関連付けられたデータを記憶するように構成された制御ロジックも含む。
メモリ回路の一例を示す図である。 メモリアレイに付随するタイミングの一例を示す図である。 メモリアレイの一例を示す図である。 メモリセルの一例を示す図である。 メモリ回路にデータを書き込む方法の一例を示す図である。
本開示は、一般には、従来型コンピューティングシステムおよび量子コンピューティングシステムに関し、より詳細には、書き込みバイパス部を備えたメモリ回路に関する。メモリ回路は、連続した行と列とに配列されたメモリセルのアレイを含む。メモリ回路の行は、連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部と、連続した行の第2の部分を含む主メモリ部として配列されている。メモリアレイの行は、それぞれ、書き込みのためにそれぞれの行を選択するワード書き込み信号と、周辺回路から行を順次に伝播するように構成された複数のビット書き込み信号とに応答して、データ書き込み動作時にデータワードを記憶するように構成され、ビット書き込み信号のそれぞれはメモリアレイのそれぞれの列に関連付けられている。データ書き込み動作時、それぞれのワード書き込み信号とビット書き込み信号とに応答して、所与のデータワードが書き込みバイパス部内の第1の行と、主メモリ部内の第2の行とのそれぞれに記憶される。
一実施例として、ワード書き込み信号およびビット書き込み信号のそれぞれは、単一磁束量子(SFQ)パルス信号またはレシプロカル量子論理(RQL)パルス信号として提供することができる。したがって、ビット書き込み信号は、ジョセフソン伝送路(JTL)を介してメモリアレイの1つの行からメモリアレイの次の行に伝播するように構成される。したがって、最初の行から最後の行へのビット書き込み信号のこのような伝播は時間がかかる可能性があり、その結果、アレイ内の最初の行からより遠い行からデータにアクセスする際に遅延が生じる可能性がある。したがって、行の書き込みバイパス部を、ビット書き込み信号を発生する周辺回路に最も近く配列し、このようにして、主メモリ部にも書き込まれるデータワードのコピーを記憶することができる。そのため、ビット読み込み動作時に、書き込みバイパス部から大幅に迅速にデータにアクセスすることができ、その結果、データワードがメモリアレイの最後の行に記憶される最悪の状況によるデータワードにアクセスするための時間遅延を必要とするよりもはるかに時間効率のよいアクセスが可能となる。
図1に、メモリ回路10の一例を示す。メモリ回路10は、量子コンピュータシステムなどの様々なコンピュータシステムのうちの任意のコンピュータシステムにおいて実装可能である。例えば、メモリ回路10は、レシプロカル量子論理(RQL)コンピュータシステムにおいて実装可能である。
メモリ回路10は、行と列のアレイに配列されたメモリセルを含むメモリアレイ12を含む。メモリアレイ12の行のそれぞれが、行周辺回路14から発生し、書き込みのためにそれぞれの行を選択するワード書き込み信号WLWと、列周辺回路16から発生し、それぞれメモリアレイ12のそれぞれの列に関連付けられて、列周辺回路16から行を順次に伝播する複数のビット書き込み信号BLWとに応答して、データ書き込み動作時にデータワードを記憶するように構成される。メモリアレイ12に記憶されるデータには、行周辺回路14から発生し、読み取りのためにそれぞれの行を選択するワード読み取り信号WLRと、列周辺回路16から発生する複数のビット読み取り信号BLRとに応答して、データ読み取り動作時にアクセスすることができる。したがって、ワード読み取り信号WLRを介して選択されるメモリアレイ12のそれぞれの行から読み取られるデータワードを、ビット読み取り信号BLRに応答して出力データDATAOUTとして出力することができる。一実施例として、出力データDATAOUTは、本明細書で詳述するように、電圧状態または非電圧状態でビット読み取り信号BLRの組に対応することができる。
本明細書に記載のように、メモリアレイ12は、行と列の単一の連続した配列として構成される。図1の例では、メモリアレイ12は、書き込みバイパス部18と主メモリ部20とを含む。書き込みバイパス部18と主メモリ部20のそれぞれは、連続したメモリアレイ12の行のグループに対応する。一実施例として、書き込みバイパス部18は、ビット書き込み信号BLWを発生する列周辺回路16に最も近く配置されたメモリアレイ12の第1の行に対応することができ、主メモリ部20は、列周辺回路16から最も遠くにあるメモリアレイ12の行の残りの部分に対応することができる。したがって、メモリアレイ12が、接続された行と列との単一の連続した配列として配列されていることにも続いて、書き込みバイパス部18と主メモリ部20とは、本明細書でさらに詳細に説明するようにメモリアレイ12の行の単なる別々の呼称に過ぎない。
一実施例として、メモリアレイ12のメモリセルのそれぞれをPTLメモリセルとして構成することができるように、メモリ回路10は位相伝送路(PTL)メモリシステムとして実装可能である。したがって、メモリ回路10は、書き込み信号を量子パルスとして供給することできる超伝導コンピュータシステムで実装可能である。例えば、ワード書き込み信号WLWとビット書き込み信号BLWとを、クロック信号CLKに基づいて、単一磁束量子(SFQ)パルスとして、またはレシプロカル量子論理(RQL)パルスとして供給することができる。したがって、ワード書き込み信号WLWは、行周辺回路14から第1のメモリセルに、および、メモリアレイ12の所与の行の1つのメモリセルから次のメモリセルに、したがって1つの列から次の列に、ジョセフソン伝送路(JTL)を介して伝播することができる。同様に、ビット書き込み信号BLWは、列周辺回路16から第1のメモリセルに、およびメモリアレイ12の所与の列の1つのメモリセルから次のメモリセルに、したがって1つの行から次の行に、JTLを介して伝播することができる。
メモリ回路10が書き込み動作を行うためにワード書き込み信号WLWのためとビット書き込み信号BLWのための量子パルスを実装することに基づいて、メモリアレイ12内のそれぞれの行に所与のデータワードを書き込むための伝播遅延があり、この伝播遅延は、ビット書き込み信号BLWに対応する量子パルスの伝播のシーケンスにおいて最も離れているメモリアレイ12の行、したがって列周辺回路16から最も離れている行ほどますます大きくなる。その結果、この伝播遅延は、ワード読み取り信号WLRおよびビット読み取り信号BLRを介したデータ読み取り動作時に、メモリアレイ12からデータにアクセスすることができる最小の遅延時間をもたらす。したがって、書き込みバイパス部18が列周辺回路に最も近く配置されたメモリアレイ12の最初の連続した行として配列されているため、この伝播遅延に基づき、書き込みバイパス部18に記憶されているデータワードには主メモリ部20に記憶されているデータワードよりも早くアクセスすることができる。
このため、データ書き込み動作時に、メモリ回路10を、(例えばそれぞれの第1の行に関連付けられた第1のワード書き込み信号WLWを介して)メモリアレイ12に記憶する各データワードを書き込みバイパス部18のそれぞれの行に第1のコピーとして書き込み、(例えばそれぞれの第2の行に関連付けられた第2のワード書き込み信号WLWを介して)主メモリ部20のそれぞれの行に第2のコピーとして書き込むように構成することができる。したがって、主メモリ部20の各行に書き込まれるデータワードの第2のコピーは、データワードが主メモリ部20に無制限に(例えば意図的に上書きされるまで)主メモリ部20に記憶されるように、データワードの通常の記憶に対応し得る。しかし、書き込みバイパス部18のそれぞれの行に書き込まれるデータワードの第1のコピーは、データワードの一時記憶に対応することができ、主メモリ部20に書き込まれるデータの第2のコピーよりもはるかに高速にアクセス可能とすることができる。例えば、ビット書き込み信号BLWが主メモリ部20を伝播している間のデータ書き込み動作中に、データ読み込み動作において書き込みバイパス部18からデータワードにアクセスすることができるように、データ書き込み動作時に高速アクセスが可能になる。したがって、データ読み取り時、書き込みバイパス部18からデータワードの第1のコピーに、主メモリ部20に書き込まれているデータワードの第2のコピーよりも高速にアクセス可能とすることができ、したがって、メモリアレイ12の最後の行へのデータ書き込みという最悪の場合を考慮するために伝播遅延が完全に経過するまでメモリアクセスの遅延を必要とする一般的なメモリシステムよりも高速なデータアクセスが実現される。
図1の例では、行周辺回路14が制御ロジック22を含む。一実施例として、制御ロジック22は、連想メモリ(CAM)として構成することができる。制御ロジック22は、書き込みバイパス部18に記憶されている各データワードのアドレスに関連付けられたデータを含む、メモリアレイ12に記憶されている各データワードのアドレスに関連付けられたデータを記憶するように構成される。たとえば、制御ロジック22は、(主メモリ部20内の記憶に加えて)所与のデータワードを記憶する書き込みバイパス部18内の位置を指示することができる。一実施例として、制御ロジック22は、所与のデータワードを書き込む書き込みバイパス部18内の行を提供するために、それぞれのワード書き込み信号WLWを介して書き込みバイパス部18の各行を順次に循環し、それによって書き込みバイパス部18の各行に記憶されていた前のデータワードを上書きするように構成することができる。このようにして、書き込みバイパス部18に記憶されるデータワードは、制御ロジック22がそれぞれのデータ行に再び到達して現在記憶されているデータワードを上書きするように各連続データ読み取り動作においてラップアラウンド式に書き込みバイパス部18内の行のすべてを順次に循環するのに要する間だけそれらのデータワードが記憶されるように、一時的に記憶される。
一実施例として、書き込みバイパス部18は、メモリアレイ12全体の行数に基づいて選択される行数を有することができる。例えば、書き込みバイパス部18の行数は、制御ロジック22がデータ書き込み動作全体、したがってメモリアレイ12を通るビット書き込み信号BLWの最悪の場合の伝播時間を通して、書き込みバイパス部18のすべての行をラップアラウンド式に順次に循環することに基づいて、制御ロジック22が書き込みバイパス部18の所与の行を上書きしないような行数とすることができる。その結果、書き込みバイパス部18は、データ書き込み動作の完了前、したがって上書きされる前に、データ読み取り動作において行のうちの所与の1つの行にアクセスすることが確実にできるようにするのに適合する行数を有することができる。
さらに、データ読み取り動作時、制御ロジック22は、所与のデータワードが記憶されている書き込みバイパス部18内の行を示す標識を提供することができ、それによって、データ読み取り動作時に、主メモリ部20から同じデータワード(すなわちデータワードの第2のコピー)にアクセスするためにメモリアレイ12全体を伝播する伝播遅延という最悪の場合まで待たなければならないよりもはるかに高速にそのデータワードにアクセスすることができる。したがって、制御ロジック22は、メモリアレイ12の書き込みバイパス部18と協調して、同様に伝播ビット書き込み信号を有し、データにアクセスする際の最悪の場合の伝播遅延を要する一般的なメモリアレイよりも、メモリアレイ12からより高速なアクセスを実現することができる。
図2にメモリアレイ52に付随するタイミングの例示の図50を示す。メモリアレイ52は、書き込みバイパス部54と主メモリ部56とを含む。メモリアレイ52は、図1の例におけるメモリアレイ12に対応することができ、それにより、書き込みバイパス部54は同様に書き込みバイパス部18に対応し、主メモリ部56は主メモリ部20に対応することができる。したがって、書き込みバイパス部54が、ビット書き込み信号を発生する列周辺回路(例えば列周辺回路16)に最も近く配置されているメモリアレイ52の第1の順次行に対応することができ、主メモリ部56がメモリアレイ52の行の残りの連続部に対応することができるように、メモリアレイ52を行と列との単一の連続配列として構成することができる。
図50に、第1のタイムスケールTおよび第2のタイムスケールTとして示されている、データ書き込み動作に付随する2つのタイムスケールを示す。第1のタイムスケールTは、ビット書き込み信号BLWに付随する伝播時間に対応し、第2のタイムスケールTは、ワード書き込み信号WLWに付随する伝播時間に対応する。したがって、第1のタイムスケールTは、メモリアレイ52の行を順次に伝播する列周辺回路16から発生するビット書き込み信号BLWに対応する。同様に、第2のタイムスケールTは、したがってメモリアレイ52の列を順次に伝播する行周辺回路14から発生するワード書き込み信号WLWに対応する。例えば、ビット書き込み信号BLWとワード書き込み信号WLWとは、クロック信号CLKに基づくなど、量子コンピューティング環境においてジョセフソン伝送路(JTL)を伝播する磁束(すなわち単一磁束量子)パルスに基づいて伝播することができる。
一実施例として、ビット書き込み信号BLWとワード書き込み信号WLWとは、それぞれ、1つの列から次の列、および1つの行から次の行へとカスケード式に供給することができる。例えば、データを書き込むメモリアレイ52の所与の行内の各メモリセルについて、所与のビット書き込み信号BLWと所与のデータワード書き込み信号WLWとがほぼ同時にそれぞれのメモリセルで交差する。したがって、ビット書き込み信号BLWのうちの所与の1つの信号BLWが、行周辺回路14に最も近い列に対応するシーケンス中の直前の列(例えばすぐ左の列)に関連付けられた先行するビット書き込み信号BLWの1行後のメモリアレイ52の行に伝播する。同様に、ワード書き込み信号WLWのうちの所与の1つの信号WLWが、列周辺回路16に最も近い行に対応するシーケンス中の直前の行(例えば直上の行)に関連付けられた先行するワード書き込み信号WLWの1列後の、メモリアレイ52の列に伝播する。したがって、ワード書き込み信号WLWがメモリアレイ52のそれぞれの行を伝播するとき、信号WLWはその行の各メモリセルにおいてそれぞれのビット書き込み信号BLWと交差する。
図2の例において、図50は、列周辺回路16から所与のビット書き込み信号BLWが供給され、メモリアレイ52の最初の行に伝播する書き込み動作の開始に対応する第1のタイムスケールTにおける第1の時点TR0を示しており、この最初の行は書き込みバイパス部の第1の行に対応する。図50は、それぞれの行に伝播するビット書き込み信号BLWに応答して、行周辺回路14から供給され、メモリアレイ52の第1の列に伝播するワード書き込み信号WLWに対応する第2のタイムスケールTにおける第1の時点TC0も示している。したがって、各行に伝播するビット書き込み信号BLWに応答して、ほぼ時点TC0における第1の列からのそれぞれのワード書き込み信号WLWが、ほぼ時点TC1に最後の列に伝播する。
前述のように、メモリアレイ52は、書き込みバイパス部54が、列周辺回路の最も近くに配置されているメモリアレイ52の行に対応することができ、主メモリ部56がメモリアレイ52の行の残りの部分に対応することができるように、単一の連続配列として構成することができる。一実施例として、書き込みバイパス部54と主メモリ部56とは、それぞれ、連続した行として配列されているメモリアレイ52の一部分に対応することができる。図3に、メモリアレイ100の一例を示す。メモリアレイ100は、図1の例におけるメモリアレイ12または図2の例におけるメモリアレイ52に対応し得る。メモリアレイ100は、メモリセル102のM行とN列のアレイを示している。一実施例として、メモリセル102は、本明細書で詳述するPTLメモリセルに対応することができる。
メモリアレイ100は、図3の実施例では、M行とN列の単一の連続した配列として構成されているものとして示されており、各メモリセル102が「行,列」という表記を有するものとして示され、ここで、「行」は0からMの範囲であり、「列」は0からNの範囲である。メモリアレイ100は、書き込みバイパス部104と主メモリ部106とを含むメモリセル102の行の2つのグループを含む。図3の実施例では、書き込みバイパス部104は、メモリセル102の第1の連続したX行を含むものとして示され、主メモリ部106はメモリセル102の後続の連続したY行を含む。したがって、メモリセル102の最後の行に示すように、行数MはX+Yに等しい。一実施例として、主メモリ部106が書き込みバイパス部104よりも有意に多い数の行を含むことができるように、YはXよりも大きくすることができる。
一実施例として、書き込みバイパス部104と主メモリ部106とを構成する行の連続配列は、メモリアレイ100内のすべての行が実質的に同じに構成されることができるような配列とすることができる。したがって、書き込みバイパス部104内の所与の行は、主メモリ部106内の所与の行と実質的に同じとすることができる。また、X番目の行からX+1番目の行への移行、したがって書き込みバイパス部104から主メモリ部106への移行は、書き込みバイパス部104から主メモリ部106における1つの行から次の行への任意の移行と実質的に同じとすることができる。したがって、書き込みバイパス部104から主メモリ部106への移行部は実質的に恣意的とすることができ、メモリセル102の構成のいかなるハードウェアの相違によっても規定されない。したがって、書き込みバイパス部104と主メモリ部106とはそれぞれ、メモリセル102の行の連続した配列として構成されたメモリアレイ100のメモリセル102の一部分に対応する。
図2の例に戻って参照すると、図50は第1のタイムスケールTにおける時点TR1も含む。時点TR1は、ビット書き込み信号BLWが書き込みバイパス部54の行を伝播し終わって主メモリ部56の行を伝播し始める時点に対応する。したがって、時点TR1において、ビット書き込み信号BLWは、図3の実施例におけるX番目の行からX+1番目の行、したがって主メモリ部56の最初の行に伝播している。したがって、ビット書き込み信号BLWは、図3の例におけるX+1番目の行から時点TR2におけるM番目の行(すなわちX+Y番目の行)まで主メモリ部56を伝播し続ける。第1のタイムスケールTにおける時点TR2の終了後に第2のタイムスケールTの時点TC1が終了すると、メモリアレイ52の最後の行のビット書き込み信号BLWとワード書き込み信号WLWのすべてが伝播し終わるため、データ書き込み動作が終了する。
したがって、このデータ書き込み動作は、合計伝播遅延TR2+TC1を有する。それぞれ、行から行、および列から列に伝播するビット書き込み信号とワード書き込み信号とを実装する一般的なメモリ回路では、アクセスするデータがメモリアレイの最後の行、したがってビット書き込み信号が伝播する最後の行に書き込まれているという最悪の場合における待ち時間を必要とすることにより、データ書き込み動作が終了するまで、したがって伝播遅延期間全体が経過するまで、メモリアレイからデータを読み取ることができない。しかし、図1の実施例で前述したように、各データワードは、(例えばそれぞれの第1の行に関連付けられた第1のワード書き込み信号WLWを介して)書き込みバイパス部54における第1のコピーおよび(例えばそれぞれの第1の行に関連付けられた第1のワード書き込み信号WLWを介して)主メモリ部56における第2のコピーとして、メモリアレイ52に書き込まれる。したがって、データワードには時間TR1+TC1の経過後の任意の時点で、したがってビット書き込み信号BLWがすべて書き込みバイパス部54を伝播した後の任意の時点で、書き込みバイパス部54からアクセスすることができる。したがって、ビット書き込み信号BLWが主メモリ部56を伝播している間のデータ書き込み動作時であっても、書き込みバイパス部54からデータワードにアクセスすることができる。その結果、データワードには、TR2+TC1というはるかに大きな伝播遅延ではなく、わずかTR1+TC1の伝播遅延後にアクセスすることができる。したがって、書き込みバイパス部54よりも多くの行を有する主メモリ部56のこの実施例では、書き込みバイパス部54からデータ読み取り動作を行うための伝播遅延は、データワードがメモリアレイの最後の行に書き込まれる最悪の場合を考慮する伝播遅延(メモリアレイ52の場合にはTR2+TC1となることになる)を必要とする一般的なメモリアレイの伝播遅延時間の50%よりも大幅に少なくすることができる。したがって、メモリ回路10は一般的なメモリ回路よりも大幅に高速なデータアクセスを実現することができる。
図4に、メモリセルシステム150の一実施例を示す。メモリセルシステム150は、それぞれ図1、図2または図3の例におけるメモリアレイ12、52、または100のいずれのメモリセルにも対応し得る。したがって、図4の実施例の以下の説明では、図1ないし図3の実施例を参照する。
メモリセルシステム150は、論理0または論理1に対応する論理状態を記憶するように構成されたメモリセル152を含む。メモリセル152は、ビット書き込み線158に結合されたJTL156から供給されるビット書き込み信号BLWをD入力で受信し、ワード書き込み線162に結合されたJTL160から供給されるワード書き込み信号WLWをイネーブル入力で受信するように構成されたDラッチ154を含む。したがって、JTL156および160は、図1ないし図3の実施例で説明したように、ビット書き込み信号BLWおよびワード書き込み信号WLWに対応するSFQパルスがクロック信号CLK(例えばRQLシステムにおける直交クロック信号)を介してそれぞれ行から行、および列から列へと伝播することができる方式に対応する。したがって、ビット書き込み信号BLWがSFQパルスなしに対応する第1の論理状態(例えば論理0)で供給されることに応答し、データ書き込み動作時の書き込みのためにメモリセル152が含まれる行の選択に対応するSFQパルスとしてワード書き込み信号WLWが供給されることに応答して、Dラッチ154はQ出力において論理0出力を出力する。しかし、ビット書き込み信号BLWがSFQパルスに対応する第2の論理状態(例えば論理1)で供給されるのに応答し、ワード書き込み信号WLWがSFQパルスとして供給されるのに応答して、Dラッチ154はQ出力において論理1出力を出力する。
Dラッチ154からの出力は、変圧器164の一次インダクタLを介して供給される。変圧器164は、1対のジョセフソン接合JおよびJも含む超伝導量子干渉デバイス(SQUID)166のループに設けられた二次インダクタLも含む。したがって、Dラッチ154のQ出力が論理1出力を出力するのに応答して、論理1出力が変圧器164を介して誘導電流I(例えば誘導電流Iは0より大きい)としてSQUIDに供給され、ジョセフソン接合JおよびJにバイアス電流を供給する。あるいは、Dラッチ154のQ出力が論理0出力を出力するのに応答して、変圧器164を介してSQUID166に電流が誘導されず(例えば誘導電流Iがほぼ0に等しい)、したがってジョセフソン接合JおよびJはバイアスを受けない。したがって、Dラッチ154は、ラッチされている状態に基づいてメモリセル152の論理状態を記憶することができ、したがって、論理状態に基づいてSQUID166のジョセフソン接合JおよびJにバイアスを与えたりバイアスを与えなかったりすることができる。
データ読み取り動作時、変圧器170の一次インダクタLを介してワード読み取り線168上にワード読み取り信号WLRを供給することができる。したがって、ワード読み取り信号WLRを、変圧器170の二次インダクタL4を介して電流として誘導することができる。二次インダクタLは、変圧器164の二次インダクタL2と並列に配置され、したがってSQUID166の一部である。したがって、ワード読み取り信号WLRは、図4の実施例で電流Iとして示されるSQUID166における電流として誘導される。さらに、メモリセルシステム150は、SQUID166に結合されたビット読み取り線172を含む。したがって、ビット読み取り線172は、データ読み取り動作時にワード読み取り信号WLRを介して誘導電流Iに応答してメモリセル152の記憶されている論理状態を示すことができる。
例えば、Q出力が論理0として出力され、したがってSQUID166に電流が誘導されないことに応答して、誘導電流Iのみ(例えば誘導電流Iがほぼ0に等しい)ではジョセフソン接合JおよびJをトリガするのに大きさが不十分な場合がある。その結果、ビット読み取り線172はほぼゼロ電圧を有するビット読み取り信号BLRを供給することができ、したがって論理0の記憶論理状態を示すことができる。しかし、Q出力が論理1として出力され、したがってSQUID166に電流が誘導されることに応答して、誘導電流Iと誘導電流Iとの組み合わせがジョセフソン接合JおよびJ2をトリガするのに十分な大きさを有することができる。その結果、ジョセフソン接合JおよびJが電圧状態になることができ(例えば交互にトリガ)、ビット読み取り線172上に電圧を供給し、したがって論理1の記憶論理状態を示す正電圧を有するビット読み取り信号BLRを供給する。
メモリアレイ12、52または100について、図4の実施例におけるメモリセルシステム150などのPTLメモリセルを含むものとして説明しているが、メモリアレイ12、52または100はPTLメモリセルの使用には限定されないものと理解すべきである。一実施例として、それぞれ、行から行、および列から列へと伝播するビット書き込み信号およびワード書き込み信号に基づいて動作するものなどの他の種類のメモリセルを実装することができる。したがって、図4の実施例に示すPTLメモリセルシステム150は、メモリアレイ12、52または100において実装可能なメモリセルの種類の一例として示されている。
上述の構造的および機能的特徴に鑑みて、本開示の様々な態様による方法が、図5を参照すればよりよく理解される。説明を簡単にするために、図5の方法は順次に実行されるものとして図示し、説明するが、態様によっては、本開示により、本明細書で図示し、説明するものとは異なる順序で、および/または、他の態様と並列して行われてもよいため、本開示は示されている順序には限定されないものと解釈し、理解すべきである。また、本開示の態様による方法を実装するために、示されているすべての特徴が必要であるとは限らない場合がある。
図5に、メモリ回路(例えばメモリ回路10)にデータワードを書き込む方法200を示す。202で、メモリアレイ(例えばメモリアレイ12)に関連付けられた第1の行におけるデータワードの第1の記憶位置が決定される。第1の行は、メモリアレイの複数の連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部(例えば書き込みバイパス部18)に関連付けられ得る。204で、メモリアレイに関連付けられた第2の行におけるデータワードの記憶位置。第2の行は、メモリアレイの前記複数の行の第2の部分を含む主メモリ部(例えば主メモリ部20)に関連付けられ得る。206で、後のデータ読み取り動作時にデータワードへのアクセスを容易にするために、第1および第2の記憶位置が(例えば制御ロジック22に)記憶される。208で、第1のワード書き込み信号(例えば第1のワード書き込み信号WLW)が書き込みバイパス部に関連付けられた第1の行に供給される。210で、第2のワード書き込み信号が、主メモリ部に関連付けられた第2の行に供給される。212で、それぞれの複数の連続した列のそれぞれに複数のビット書き込み信号(例えばビット書き込み信号BLW)が供給され、前記複数のビット書き込み信号が書き込みバイパス部と主メモリ部とを順に通って順次に伝播することに基づいて第1の行および第2の行のそれぞれに所与のデータワードを書き込む。
以上で説明したのは、本開示の実施例である。当然ながら、本開示について説明するために、構成要素または方法のあらゆる考えられる組み合わせを説明するのは不可能であるが、当業者には、本開示の他の多くの組み合わせおよび置換が可能であることがわかるであろう。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲に含まれるすべてのそのような変更、修正および変形を包含することを意図している。

Claims (20)

  1. メモリ回路であって、
    メモリセルの複数の連続した行と複数の連続した列とを含むメモリアレイであって、前記メモリアレイの前記複数の連続した行が、前記複数の連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部と、前記複数の連続した行の残りの部分を含む主メモリとして編成され、複数のワード書き込み信号と、前記それぞれの複数の連続した列のそれぞれに関連付けられた複数のビット書き込み信号とに応答してデータ書き込み動作時に前記書き込みバイパス部内の行と前記主メモリ部内の別の行とのそれぞれに所与のデータワードが記憶される、メモリアレイと、
    データ読み取り動作時に前記所与のデータワードのアクセスを容易にするために、前記書き込みバイパス部内の前記行と前記主メモリ部内の前記別の行とのそれぞれにおける前記所与のデータワードの記憶位置に関連づけられたデータワードを記憶するように構成された制御ロジックと、を備えるメモリ回路。
  2. 前記複数のビット書き込み信号は、前記書き込みバイパス部と前記主メモリ部とを順に通って順次に伝播するように構成された、請求項1に記載の回路。
  3. 前記複数のビット書き込み信号が周辺回路によって発生され、前記メモリアレイの前記書き込みバイパス部が前記主メモリ部よりも前記周辺回路により近く配置されている、請求項1に記載の回路。
  4. データ読み取り動作時、前記制御ロジックが、前記データ書き込み動作と前記データ読み取り動作との間の経過時間に基づいて、前記所与のデータワードを前記書き込みバイパス部内の前記行から読み出すかまたは前記主メモリ部内の前記別の行から読み出すかを指示するように構成される、請求項1に記載の回路。
  5. 前記書き込みバイパス部内の前記行は、前記書き込みバイパス部に対応する前記複数の連続した行の前記第1の部分のうちの次の順次行にラップアラウンド連続式に対応する、請求項1に記載の回路。
  6. 前記所与のデータワードは、前記書き込みバイパス部内の前記行に記憶されている前のデータワードを上書きする、請求項5に記載の回路。
  7. 前記複数のビット書き込み信号は、ジョセフソン伝送路(JTL)を介して前記複数の連続した行のちの1つの行から前記複数の連続した行のうちの次の行に伝播する単一磁束量子(SFQ)パルス信号として構成される、請求項1に記載の回路。
  8. 前記SFQパルス信号は、レシプロカル量子論理(RQL)クロック信号に基づくRQL信号としてである、請求項7に記載の回路。
  9. 前記メモリセルのそれぞれは、前記メモリ読み取り動作がそれぞれの位相伝送路上の信号として供給されるワード読み取り信号とビット読み取り信号とに基づいて行われるように、位相伝送路(PTL)メモリセルとして構成されている、請求項1に記載の回路。
  10. メモリ回路にデータワードを書き込む方法であって、
    第1の行がメモリアレイの複数の連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部に関連付けられている、前記メモリアレイに関連付けられた前記第1の行内の前記データワードの第1の記憶位置を決定することと、
    第2の行が前記メモリアレイの前記複数の連続した行の第2の部分を含む主メモリ部に関連付けられている、前記メモリアレイに関連付けられた前記第2の行内の前記データワードの第2の記憶位置を決定することと、
    後のデータ読み取り動作時に前記データワードのアクセスを容易にするために、前記第1の記憶位置と前記第2の記憶位置とを記憶することと、
    前記書き込みバイパス部に関連付けられた前記第1の行に第1のワード書き込み信号を供給することと、
    前記主メモリ部に関連付けられた前記第2の行に第2のワード書き込み信号を供給することと、
    前記複数のビット書き込み信号が前記書き込みバイパス部と前記主メモリ部とを順に通って順次に伝播することに基づいて、前記第1の行と前記第2の行とのそれぞれに前記データワードを書き込みために、それぞれの複数の連続した列のそれぞれに複数のビット書き込み信号を供給することとを含む方法。
  11. 前記第1の記憶位置を決定することは、前記書き込みバイパス部に対応する前記複数の連続した行の前記第1の部分のうちの次の順次行をラップアラウンド連続式に選択することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記複数のビット書き込み信号を供給することは、前記書き込みバイパス部内の前記第1の行に記憶されている前のデータワードを上書きすることを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記複数のビット書き込み信号を供給することは、前記複数のビット書き込み信号を、ジョセフソン伝送路(JTL)を介して前記複数の連続した行のうちの1つの行から前記複数の連続した行のうちの次の行に伝播する単一磁束量子(SFQ)パルス信号として供給することを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記複数のビット書き込み信号を供給することは、前記複数のビット書き込み信号を、レシプロカル量子論理(RQL)クロック信号に応答してジョセフソン伝送路(JTL)を介して前記複数の連続した行のうちの1つの行から前記複数の連続した行のうちの次の行に伝播するRQL信号として供給することを含む、請求項10に記載の方法。
  15. メモリ回路であって、
    メモリセルの複数の連続した行と複数の連続した列とを含むメモリアレイであって、前記メモリアレイの前記複数の連続した行が、前記複数の連続した行の第1の部分を含む書き込みバイパス部と、前記複数の連続した行の残りの部分を含む主メモリとして編成され、前記メモリアレイの前記書き込みバイパス部が前記主メモリ部よりも周辺回路により近く配置され、複数のワード書き込み信号と、前記周辺回路によって発生され、前記それぞれの複数の連続した列に関連付けられた複数のビット書き込み信号とに応答して、データ書き込み動作時に前記書き込みバイパス部内の行と前記主メモリ部内の別の行とのそれぞれに所与のデータワードが記憶される、メモリアレイと、
    データ読み取り動作時に前記所与のデータワードのアクセスを容易にするために、前記書き込みバイパス部内の前記行と前記主メモリ部内の前記別の行とのそれぞれにおける前記所与のデータワードの記憶位置に関連づけられたデータを記憶するように構成された制御ロジックと、を備えるメモリ回路。
  16. 前記複数のビット書き込み信号は、前記書き込みバイパス部と前記主メモリ部とを順に通って順次に伝播するように構成された、請求項15に記載の回路。
  17. データ読み取り動作時に、前記連想メモリは、前記データ書き込み動作と前記データ読み取り動作との間の経過時間に基づいて、前記所与のデータワードを前記書き込みバイパス部内の前記行から読み出すかまたは前記主メモリ部内の前記別の行から読み出すかを指示するように構成される、請求項15に記載の回路
  18. 前記書き込みバイパス部内の前記行は、前記書き込みバイパス部に対応する前記複数の連続した行の前記第1の部分のうちの次の順次行にラップアラウンド連続式に対応し、前記所与のデータワードは、前記書き込みバイパス部内の前記行に記憶されている前のデータワードを上書きする、請求項15に記載の回路。
  19. 前記複数のビット書き込み信号は、レシプロカル量子論理(RQL)クロック信号に応答してジョセフソン伝送路(JTL)を介して前記複数の連続した行のちの1つの行から前記複数の連続した行のうちの次の行に伝播するRQLパルス信号として構成される、請求項15に記載の回路。
  20. 前記メモリセルのそれぞれは、前記メモリ読み取り動作がそれぞれの位相伝送路上の信号として供給されるワード読み取り信号とビット読み取り信号とに基づいて行われるように、位相伝送路(PTL)メモリセルとして構成されている、請求項15に記載の回路。
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