本願の実施形態は、リソース構成の柔軟性を向上させるための通信方法および通信装置を提供する。
第1の態様によれば、本願は通信方法を提供し、本方法は、
端末により、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するステップであって、構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される、ステップと、
端末により、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を受信するステップと、
を含む。
セル識別情報は、セルについて半静的または静的に構成された識別情報であってもよく、例えば、物理セル識別子(Physical Cell Identifier、PCI)であってもよい。もちろん、セル識別情報は代替的に別の方法で決定されてもよい。例えば、2つのセルが地理的に近く、2つのセルからの基準信号が準同一位置にある(Quasi-Co-Located、QCL)場合、2つのセルは同じ共通セル識別情報を使用してもよい。この場合、基準信号がQCLであるということは、基準信号が、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、または時間領域スプレッドなどの情報の少なくとも1つの大規模フェージング特性において類似していることを示す。したがって、セル識別情報は、ネットワークデバイス間のネゴシエーションの結果に応じて代替的に決定されてもよい。ネゴシエーションを介してセル識別情報を取得した後に、ネットワークデバイスは、物理レイヤシグナリング、ブロードキャストシグナリング、または上位レイヤシグナリングを使用することによって、ネゴシエーション後に取得したセル識別情報をセル内の端末に配信することができる。
さらに、ダウンリンク帯域幅は、予め定義された帯域幅のサブバンド帯域幅であってもよいし、または全システム帯域幅であってもよい。
本願の第1の態様で提供される通信方法では、端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信し、構成情報によって示されるリソースに関する共通制御情報を受信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、端末が構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を受信することを可能にするので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
任意選択で、端末により、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するステップは、端末により、ネットワークデバイスによって送信されたマスタシステム情報ブロックMIBメッセージを受信するステップを含む。MIBメッセージは構成情報を含む。
共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用される構成情報を決定した後に、ネットワークデバイスは、MIBメッセージに構成情報を追加し、MIBメッセージを端末に送信することができ、例えば、MIBのcss-Configフィールドを使用して構成情報を示すことができる。さらに、ネットワークデバイスは、MIBメッセージを用いて構成情報を指示する場合、MIB内のlog2Mの長さを有するcss-Configフィールドを用いて構成情報を示す。Mは共通探索空間の候補リソースの量である。
任意選択で、共通制御情報は、システムメッセージブロック(System Information Block、SIB)、ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、構成情報は候補リソースのインデックスを含む。
任意選択で、構成情報は、リソースの周波数領域リソース開始値を示すために使用される。
周波数領域リソース開始値は、周波数領域リソース開始位置または周波数領域リソースオフセットであり、例えば、最も低いPRBインデックスであってもよい。
任意選択で、共通制御情報はダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を含み、DCIは伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
伝送単位は、時間領域構造であり、サブフレーム、スロット、ミニスロット、集約スロット、集約ミニスロットなどであってもよい。伝送単位のフォーマットは、伝送単位内のダウンリンク制御領域、ダウンリンクデータ領域、アップリンクデータ領域、およびアップリンク制御領域をどのように配置するかということである。伝送単位のフォーマットには、以下のうちの1つまたは複数を含むことができる。(1)全ダウンリンク:ダウンリンク制御領域およびダウンリンクデータ領域を含む、あるいはダウンリンクデータ領域のみを含む、(2)ダウンリンク優位:ダウンリンク制御領域、ダウンリンクデータ領域、およびアップリンク制御領域を含む、あるいはダウンリンクデータ領域およびアップリンク制御領域を含む、(3)アップリンク優位:ダウンリンク制御領域、アップリンクデータ領域、およびアップリンク制御領域を含む、あるいはダウンリンク制御領域およびアップリンクデータ領域を含む、(4)全アップリンク:アップリンクデータ領域およびアップリンク制御領域を含む、あるいはアップリンクデータ領域のみを含む、あるいはアップリンク制御領域のみを含む。
さらに、伝送単位のフォーマットを示すため、および/または伝送単位の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用されるDCIについて、以下のいくつかの場合が発生し得る。(1)DCIは、伝送単位のフォーマットのみを示すために使用される、(2)DCIは、伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量のみを示すために使用される、(3)DCIは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はDCIを含み、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
具体的には、ネットワークデバイスは、ネットワーク内のデータサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができる。例えば、ネットワーク内に比較的少量のデータサービスがある場合には、比較的小さいシステム帯域幅が使用され、ネットワーク内に比較的大量のデータサービスがある場合には、比較的大きなシステム帯域幅が使用される。システム帯域幅を決定した後に、ネットワークデバイスは、システム帯域幅を示すために使用される構成情報をDCIに追加し、DCIを端末に送信する。ネットワークデバイスによって示されたシステム帯域幅を受信した後に、端末は、システム帯域幅を使用することによって通信し、例えば、システム帯域幅に関するデータおよび制御情報を受信する。ネットワークデバイスはネットワーク内のデータサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができるので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
任意選択で、本方法は、端末により、システム帯域幅を使用することによって通信するステップをさらに含む。
具体的には、ネットワークデバイスによって示されたシステム帯域幅を受信した後に、端末は、システム帯域幅を使用することによって通信し、例えば、システム帯域幅に関するデータおよび制御情報を受信する。
第2の態様によれば、本願は通信方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスにより、構成情報を送信するステップであって、構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される、ステップと、
ネットワークデバイスにより、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信するステップと、
を含む。
共通探索空間の複数の候補リソースを決定した後に、ネットワークデバイスは、複数の候補リソースから1つまたは複数のリソースを選択し、1つまたは複数のリソースを端末に示す。さらに、ネットワークデバイスは、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信する。
本願の第2の態様で提供される通信方法では、ネットワークデバイスは構成情報を送信し、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信するので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
任意選択で、ネットワークデバイスにより、構成情報を送信するステップは、ネットワークデバイスにより、MIBメッセージを送信するステップを含む。MIBメッセージは構成情報を含む。
共通探索空間の複数の候補リソースを決定した後に、ネットワークデバイスは、複数の候補リソースから1つまたは複数のリソースを選択し、MIBによって1つまたは複数のリソースを端末に示す。
任意選択で、共通制御情報は、SIB、RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、構成情報は候補リソースのインデックスを含む。
任意選択で、構成情報は、リソースの周波数領域リソース開始値を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はDCIを含み、DCIは伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はDCIを含み、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
第3の態様によれば、本願は通信方法を提供し、本方法は、
端末により、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するステップであって、構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される、ステップと、
端末により、周波数領域リソース開始値によって示されたリソース上の物理チャネルを受信するステップと、
を含む。
物理チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHとは異なる新たな物理ダウンリンクチャネルであってもよいし、あるいはDCIであってもよい。物理チャネルの特定の形態は、本明細書ではこの実施形態において限定されない。周波数領域リソース開始値は、周波数領域リソースオフセットまたは周波数領域リソース開始位置とも呼ばれ、例えば、最も低いPRBインデックスであってもよい。さらに、伝送単位は、時間領域構造であり、サブフレーム、スロット、ミニスロット、集約スロット、集約ミニスロットなどである。
本願の第3の態様で提供される通信方法では、端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
任意選択で、端末により、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するステップは、ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを受信するステップを含む。ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングは構成情報を含む。
ブロードキャストシグナリングは、例えば、MIBメッセージであってもよい。上位レイヤシグナリングは、例えば、SIBメッセージまたはユーザ固有の無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージであってもよい。ネットワークデバイスは、ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを使用することによって構成情報を端末に送信するので、いくらかのユーザが構成情報を検出することができる。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる周波数領域リソースは、セル識別情報および制御リソースサブセットに対応する帯域幅のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
セル識別情報は、セルについて半静的または静的に構成された識別情報であってもよく、例えば、PCIであってもよい。さらに、制御リソースサブセットは予め定義された帯域幅のサブバンド帯域幅であり、端末は制御リソースサブセット内のダウンリンク制御情報のブラインド検出を実行する。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる時間領域リソースは、伝送単位の第1のシンボルである。
任意選択で、制御リソースサブセットは共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、共通ダウンリンク制御情報はシステムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報および/またはユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用される。
具体的には、物理チャネルは、共通探索空間/ユーザグループ固有の探索空間が位置する制御リソースサブセットにマッピングされるので、ユーザは共通探索空間を検出するときに物理チャネルを検出することができる。共通探索空間は共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、セル内のすべてのユーザは共通ダウンリンク制御情報を受信する必要がある。ユーザグループ固有の探索空間は、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用され、セル内の1人または複数のユーザは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報を受信する必要がある。
さらに、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報のみを送信するために使用されてもよいし、または、制御リソースサブセットは、ユーザ固有のダウンリンク制御情報のみを送信するために使用されてもよいし、または、制御リソースのサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報およびユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用されてもよい。任意選択で、周波数領域リソース開始値は、制御リソースサブセットに対応する最も低いPRBインデックスである。
任意選択で、物理チャネルをリソースにマッピングするステップは、物理チャネルに対応する情報ビットのチャネルコーディングを実行するステップと、コーディングしたビットをスクランブルするステップであって、スクランブリングシーケンスは、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することによって決定される、ステップと、スクランブルされたビットを変調するステップと、変調されたシンボルをリソースにマッピングするステップと、を含む。
具体的には、物理チャネルの物理レイヤ処理プロセスは、最初に、32ビットのコードワードを取得するために、物理チャネルに対応する情報ビット、例えば伝送単位構造の2ビットの指示情報に対して1/16のコードレートでチャネルコーディングを実行するステップと、次に、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することによって決定されたスクランブルシーケンスを使用することにより、32ビットコードワードをスクランブルするステップと、次に、16個の変調されたシンボルを取得するために、32ビットのスクランブルされたコードワードでQPSK変調を実行するステップと、16個の変調されたシンボルを、制御リソースサブセットが位置する周波数帯域にマッピングするするステップと、を含む。
任意選択で、リソースは、ダウンリンク制御チャネル上のK個の予め定義されたダウンリンク制御チャネル要素(Control Channel Element、CCE)に対応するリソース内にある。
任意選択で、K個のCCEはダウンリンク制御チャネルの最初のK個のCCEである。
具体的には、物理チャネルの有無がユーザによる制御チャネルのブラインド検出への影響を最小限に抑えることを保証するために、変調されたシンボルは、可能な限り、制御リソースサブセット内のいくつかの予め定義されたCCEにさらに集中的にマッピングされてもよい。
任意選択で、所与の伝送単位が物理チャネルを含まないことが端末に指示されない限り、物理チャネルに対応するCCEはダウンリンク制御情報を含まないと一般的に考えられる。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はダウンリンク制御情報であり、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルで搬送され、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルの共通探索空間および/またはユーザグループ探索空間に位置する。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はL個のCCEで搬送され、Lは予め定義された数であり、L個のCCEのうちの最も低いCCEインデックスは予め定義され、候補セットの数は1である。
任意選択で、最も低いCCEインデックスは、共通探索空間の最初のCCEのインデックスである。
任意選択で、CCEインデックスはユーザグループ探索空間の最初のCCEのインデックスである。
具体的には、物理チャネルが比較的大量の情報ビット(例えば、25ビット)を伝送する場合、物理チャネルは本質的に共通のDCIまたはユーザグループ固有のDCIである。この場合、ユーザによるブラインド検出の複雑さを軽減するために、物理チャネルはいくつかの予め定義された連続したCCEにマッピングされてもよい。ここでいう「予め定義された」とは、CCE量とCCEインデックスの両方が予め定義されていることを意味する。言い換えれば、情報を搬送するダウンリンク制御情報に使用される開始CCEは予め定義されており、集約レベルLは予め定義され、候補セットの数は1である。例えば、25ビットの情報は、最初のCCEから始まる制御リソースサブセットの4つのCCEにマッピングされる(集約レベルが4で、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)が24ビットであり、QPSK変調が実行されることが仮定される)。
第4の態様によれば、本願は通信方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスにより、構成情報を送信するステップであって、構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される、ステップと、
ネットワークデバイスにより、周波数領域リソース開始値によって示されたリソース上の物理チャネルを送信するステップと、
を含む。
本願の第4の態様で提供される通信方法では、ネットワークデバイスは構成情報を送信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。ネットワークデバイスは、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
任意選択で、ネットワークデバイスにより、構成情報を送信するステップは、ネットワークデバイスにより、ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを送信するステップを含む。ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングは構成情報を含む。
ブロードキャストシグナリングは、例えば、MIBメッセージであってもよい。上位レイヤシグナリングは、例えば、SIBメッセージまたはユーザ固有のRRCメッセージであってもよい。ネットワークデバイスは、ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを使用することによって構成情報を端末に送信するので、いくらかのユーザが構成情報を検出することができる。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる周波数領域リソースは、セル識別情報および制御リソースサブセットに対応する帯域幅のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
セル識別情報は、セルについて半静的または静的に構成された識別情報であってもよく、例えば、PCIであってもよい。さらに、制御リソースサブセットは、予め定義された帯域幅のサブバンド帯域幅である。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる時間領域リソースは、伝送単位の第1のシンボルである。
任意選択で、制御リソースサブセットは共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、共通ダウンリンク制御情報はシステムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報および/またはユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用される。
具体的には、物理チャネルは、共通探索空間/ユーザグループ固有の探索空間が位置する制御リソースサブセットにマッピングされるので、ユーザは共通探索空間を検出するときに物理チャネルを検出することができる。共通探索空間は共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、セル内のすべてのユーザは共通ダウンリンク制御情報を受信する必要がある。ユーザグループ固有の探索空間は、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用され、セル内の1人または複数のユーザは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報を受信する必要がある。
さらに、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報のみを送信するために使用されてもよいし、または、制御リソースサブセットは、ユーザ固有のダウンリンク制御情報のみを送信するために使用されてもよいし、または、制御リソースのサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報およびユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用されてもよい。
任意選択で、周波数領域リソース開始値は、制御リソースサブセットに対応する最も低いPRBインデックスである。
任意選択で、物理チャネルをリソースにマッピングするステップは、物理チャネルに対応する情報ビットのチャネルコーディングを実行するステップと、コーディングしたビットをスクランブルするステップであって、スクランブリングシーケンスは、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することによって決定される、ステップと、スクランブルされたビットを変調するステップと、変調されたシンボルをリソースにマッピングするステップと、を含む。
具体的には、物理チャネルの物理レイヤ処理プロセスは、最初に、32ビットのコードワードを取得するために、物理チャネルに対応する情報ビット、例えば伝送単位構造の2ビットの指示情報に対して1/16のコードレートでチャネルコーディングを実行するステップと、次に、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することによって決定されたスクランブルシーケンスを使用することにより、32ビットコードワードをスクランブルするステップと、次に、16個の変調されたシンボルを取得するために、32ビットのスクランブルされたコードワードでQPSK変調を実行するステップと、16個の変調されたシンボルを、制御リソースサブセットが位置する周波数帯域にマッピングするするステップと、を含む。
任意選択で、リソースは、ダウンリンク制御チャネル上のK個の予め定義されたダウンリンク制御チャネル要素(Control Channel Element、CCE)に対応するリソース内にある。
任意選択で、K個のCCEはダウンリンク制御チャネルの最初のK個のCCEである。
具体的には、物理チャネルの有無がユーザによる制御チャネルのブラインド検出への影響を最小限に抑えることを保証するために、変調されたシンボルは、可能な限り、制御リソースサブセット内のいくつかの予め定義されたCCEにさらに集中的にマッピングされてもよい。
任意選択で、所与の伝送単位が物理チャネルを含まないことが端末に指示されない限り、物理チャネルに対応するCCEはダウンリンク制御情報を含まないと一般的に考えられる。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はダウンリンク制御情報であり、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルで搬送され、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルの共通探索空間および/またはユーザグループ探索空間に位置する。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はL個のCCEで搬送され、Lは予め定義された数であり、L個のCCEのうちの最も低いCCEインデックスは予め定義され、候補セットの数は1である。
任意選択で、最も低いCCEインデックスは、共通探索空間の最初のCCEのインデックスである。
任意選択で、CCEインデックスはユーザグループ探索空間の最初のCCEのインデックスである。
具体的には、物理チャネルが比較的大量の情報ビット(例えば、25ビット)を伝送する場合、物理チャネルは本質的に共通のDCIまたはユーザグループ固有のDCIである。この場合、ユーザによるブラインド検出の複雑さを軽減するために、物理チャネルはいくつかの予め定義された連続したCCEにマッピングされてもよい。ここでいう「予め定義された」とは、CCE量とCCEインデックスの両方が予め定義されていることを意味する。言い換えれば、情報を搬送するダウンリンク制御情報に使用される開始CCEは予め定義されており、集約レベルLは予め定義され、候補セットの数は1である。例えば、25ビットの情報は、最初のCCEから始まる制御リソースサブセットの4つのCCEにマッピングされる(集約レベルが4で、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)が24ビットであり、QPSK変調が実行されることが仮定される)。
第5の態様によれば、本願は通信方法を提供し、本法は、
端末により、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信するステップであって、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される、ステップと、
端末により、システム帯域幅を使用することによって通信するステップと、
を含む。
ネットワークデバイスは、データサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができる。例えば、ネットワーク内に比較的少量のデータサービスがある場合には、比較的小さいシステム帯域幅が使用され、ネットワーク内に比較的大量のデータサービスがある場合には、比較的大きなシステム帯域幅が使用される。ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって決定されたシステム帯域幅を端末に示すために、構成情報をDCIに追加し、DCIを端末に送信することができる。
本願の第5の態様で提供される通信方法では、端末は、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。端末はシステム帯域幅を使用することによって通信する。ネットワークデバイスは利用可能なシステム帯域幅を端末に示し、端末はネットワークデバイスによって示されたシステム帯域幅に基づいて通信するので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
任意選択で、本方法は、能力情報を送信するステップをさらに含む。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。
具体的には、端末は、初期アクセスプリアンブル(メッセージ1)またはメッセージ3を用いることによって端末の能力情報を報告することができる。ネットワークデバイスは、端末によって報告された能力情報に基づいて、システムサービス帯域幅のサイズを決定するためにデータサービスの量に基づいて帯域幅を柔軟に構成するかどうかを決定する。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。能力情報は、端末によってサポートされ得る1つまたは複数の帯域幅とシステムパラメータセットとを含む。システムパラメータセットは、サブキャリア間隔のサイズ、サイクリックプレフィックスの長さ、送信時間間隔の長さ、シンボルの長さ、およびシンボルの量などの1つまたは複数のパラメータを含む。
第6の態様によれば、本願は通信方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスにより、DCIを端末に送信するステップであって、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される、ステップと、
ネットワークデバイスにより、システム帯域幅を使用することによって端末と通信するステップと、
を含む。
ネットワークデバイスは、データサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができる。例えば、ネットワーク内に比較的少量のデータサービスがある場合には、比較的小さいシステム帯域幅が使用され、ネットワーク内に比較的大量のデータサービスがある場合には、比較的大きなシステム帯域幅が使用される。ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって決定されたシステム帯域幅を端末に示すために、構成情報をDCIに追加し、DCIを端末に送信することができる。システム帯域幅を決定した後に、ネットワークデバイスは、決定されたシステム帯域幅を使用することによって端末と通信する。
本願の第6の態様で提供される通信方法では、ネットワークデバイスがDCIを端末に送信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。ネットワークデバイスは、システム帯域幅を使用することによって端末と通信する。ネットワークデバイスは、利用可能なシステム帯域幅を端末に示し、システム帯域幅を用いることによって端末と通信するので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
任意選択で、本方法は、能力情報を送信するステップをさらに含む。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。
具体的には、端末は、初期アクセスプリアンブル(メッセージ1)またはメッセージ3を用いることによって端末の能力情報を報告することができる。ネットワークデバイスは、端末によって報告された能力情報に基づいて、システムサービス帯域幅のサイズを決定するためにデータサービスの量に基づいて帯域幅を柔軟に構成するかどうかを決定する。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。能力情報は、端末によってサポートされ得る1つまたは複数の帯域幅とシステムパラメータセットとを含む。システムパラメータセットは、サブキャリア間隔のサイズ、サイクリックプレフィックスの長さ、送信時間間隔の長さ、シンボルの長さ、およびシンボルの量などの1つまたは複数のパラメータを含む。
第7の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置は、第1の態様および第1の態様の実施態様で提供される方法を実行するように構成されたモジュールまたは手段(means)を含む。
第8の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置は、第2の態様および第2の態様の実施態様で提供される方法を実行するように構成されたモジュールまたは手段(means)を含む。
第9の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置は、第3の態様および第3の態様の実施態様で提供される方法を実行するように構成されたモジュールまたは手段(means)を含む。
第10の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置は、第4の態様および第4の態様の実施態様で提供される方法を実行するように構成されたモジュールまたは手段(means)を含む。
第11の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置は、第5の態様および第5の態様の実施態様で提供される方法を実行するように構成されたモジュールまたは手段(means)を含む。
第12の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置は、第6の態様および第6の態様の実施態様で提供される方法を実行するように構成されたモジュールまたは手段(means)を含む。
第13の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置はプロセッサおよびメモリを含む。メモリはプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを起動して、本願の第1の態様で提供される方法を実行する。
第14の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置はプロセッサおよびメモリを含む。メモリはプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを起動して、本願の第2の態様で提供される方法を実行する。
第15の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置はプロセッサおよびメモリを含む。メモリはプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを起動して、本願の第3の態様で提供される方法を実行する。
第16の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置はプロセッサおよびメモリを含む。メモリはプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを起動して、本願の第4の態様で提供される方法を実行する。
第17の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置はプロセッサおよびメモリを含む。メモリはプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを起動して、本願の第5の態様で提供される方法を実行する。
第18の態様によれば、本願の一実施形態は通信装置を提供する。装置はプロセッサおよびメモリを含む。メモリはプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを起動して、本願の第6の態様で提供される方法を実行する。
第19の態様によれば、本願の一実施形態は、第1の態様の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む通信装置を提供する。
第20の態様によれば、本願の一実施形態は、第2の態様の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む通信装置を提供する。
第21の態様によれば、本願の一実施形態は、第3の態様の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む通信装置を提供する。
第22の態様によれば、本願の一実施形態は、第4の態様の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む通信装置を提供する。
第23の態様によれば、本願の一実施形態は、第5の態様の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む通信装置を提供する。
第24の態様によれば、本願の一実施形態は、第6の態様の方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む通信装置を提供する。
第25の態様によれば、本願の一実施形態は通信プログラムを提供する。プロセッサによって実行されると、プログラムは第1の態様の方法を実行するように構成される。
第26の態様によれば、本願の一実施形態は、第25の態様のプログラムを含むプログラム製品、例えばコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第27の態様によれば、本願の一実施形態は通信プログラムを提供する。プロセッサによって実行されると、プログラムは第2の態様の方法を実行するように構成される。
第28の態様によれば、本願の一実施形態は、第27の態様のプログラムを含むプログラム製品、例えばコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第29の態様によれば、本願の一実施形態は通信プログラムを提供する。プロセッサによって実行されると、プログラムは第3の態様の方法を実行するように構成される。
第30の態様によれば、本願の一実施形態は、第29の態様のプログラムを含むプログラム製品、例えばコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第31の態様によれば、本願の一実施形態は通信プログラムを提供する。プロセッサによって実行されると、プログラムは第4の態様の方法を実行するように構成される。
第32の態様によれば、本願の一実施形態は、第31の態様のプログラムを含むプログラム製品、例えばコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第33の態様によれば、本願の一実施形態は通信プログラムを提供する。プロセッサによって実行されると、プログラムは第5の態様の方法を実行するように構成される。
第34の態様によれば、本願の一実施形態は、第33の態様のプログラムを含むプログラム製品、例えばコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第35の態様によれば、本願の一実施形態は通信プログラムを提供する。プロセッサによって実行されると、プログラムは第6の態様の方法を実行するように構成される。
第36の態様によれば、本願の一実施形態は、第35の態様のプログラムを含むプログラム製品、例えばコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第1の態様では、端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信し、構成情報によって示されるリソースに関する共通制御情報を受信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、端末が構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を受信することを可能にするので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
第2の態様では、ネットワークデバイスは構成情報を送信し、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信するので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
第3の態様では、端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
第4の態様では、ネットワークデバイスは構成情報を送信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。ネットワークデバイスは、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
第5の態様では、端末はネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。端末はシステム帯域幅を使用することによって通信する。ネットワークデバイスは利用可能なシステム帯域幅を端末に示し、端末はネットワークデバイスによって示されたシステム帯域幅に基づいて通信するので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
第6の態様では、ネットワークデバイスは端末にDCIを送信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。ネットワークデバイスは、システム帯域幅を使用することによって端末と通信する。ネットワークデバイスは、利用可能なシステム帯域幅を端末に示し、システム帯域幅を用いることによって端末と通信するので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
以下では、当業者にとって理解を容易にするために本願におけるいくつかの用語を説明する。
(1)端末:ユーザ機器(User Equipment、UE)とも呼ばれ、ユーザに音声および/またはデータの接続性を提供する装置、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルド装置または車載装置である。一般的な端末は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームコンピュータ、モバイルインターネット装置(mobile internet device、MID)、ならびにスマートウォッチ、スマートバンド、スマートカード、または歩数計などのウェアラブルデバイスを含む。
(2)ネットワークデバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)装置とも呼ばれ、端末を無線ネットワークに接続する装置であり、様々な通信標準規格における基地局を含む。例えば、基地局は、限定はしないが、送信/受信ポイント(Transmission Reception Point、TRP)、進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(NodeB、NB)、基地局コントローラ(Base Station Controller、BSC)、トランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)、ホーム基地局(例えば、Home evolved NodeB、またはHome NodeB、HNB)、ベースバンドユニット(BaseBand Unit、BBU)、またはWi-Fiアクセスポイント(Access Point、AP)を含む。
(3)本願におけるユニットは、機能ユニットまたは論理ユニットである。ユニットはソフトウェアの形態であってもよく、ユニットの機能はプログラムコードを実行することによってプロセッサによって実現される。あるいは、ユニットはハードウェアの形態であってもよい。
(4)「複数の」とは、2つ以上を意味する。他の数量詞も同様である。「および/または」という用語は、関連するオブジェクト間の関連関係を表し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合を表すことができる。Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する。文字「/」は一般に、関連するオブジェクト間の「or」関係を示す。「の上」、「の下」などで記載された範囲は境界点を含む。
本願の実施形態で提供される通信方法は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)/第5世代(5th Generation、5G)ネットワークに適用され得る。図1は、LTEシステムの構成図である。図1に示すように、このシステムは、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)/サービングゲートウェイ(Serving GateWay、S-GW)、進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)、および端末を含む。端末は、例えば、UEであってもよい。MMEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)LTEのキーとなる制御ノードであり、コアネットワークのネットワーク要素であり、主にシグナリング処理部分、すなわち制御プレーン機能を担当し、それはアクセス制御、モビリティ管理、接続および切断、セッション管理、ゲートウェイ選択などの機能を含む。S-GWは、3GPP LTEにおけるコアネットワークの重要なネットワーク要素であり、主にユーザデータ転送のユーザプレーン機能、すなわちMMEの制御下でのデータパケットルーティングおよび転送を担当する。eNBはLTEの基地局であり、主に無線リソース管理、サービス品質(Quality of Service、QoS)管理、ならびにデータ圧縮および暗号化などのエアインターフェース側機能を担当する。さらに、eNBは、制御プレーンシグナリングをMMEに転送し、ユーザプレーンサービスデータをS-GWに転送することをさらに担当する。UEは、eNBを使用することによってネットワーク側にアクセスするLTE内の装置であり、例えば、ハンドヘルド端末、ノートブックコンピュータ、またはネットワークにアクセスすることができる別の装置であってもよい。さらに、S1インターフェースは、eNBとコアネットワークとの間の標準インターフェースである。eNBは、制御シグナリングを送信するために、S1-MMEインターフェースを介してMMEに接続される。eNBは、ユーザデータを送信するために、S1-Uインターフェースを介してS-GWに接続される。S1-MMEインターフェースとS1-Uインターフェースとを総称してS1インターフェースと呼ぶ。X2インターフェースは、eNB間の標準インターフェースであり、基地局間の通信を実施するように構成されている。Uuインターフェースは、UEと基地局との間の無線インターフェースである。UEは、Uuインターフェースを介してLTEネットワークにアクセスする。
図1に示すシステムアーキテクチャに基づいて、UEは、サブフレームでの非連続受信(non-Discontinuous Reception、non-DRX)中に、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)/拡張物理ダウンリンク制御チャネル(Enhanced Physical Downlink Control Channel、EPDCCH)候補セットを聴取する。したがって、UEは、聴取を通じて得られたダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)のフォーマットに基づいて、セット内の各PDCCH/EPDCCHを復号しようと試みる必要がある。そのセットはUEの探索空間(Search Space)と呼ばれる。PDCCHは、共通探索空間(Common Search Space、CSS)およびUE固有の探索空間(UE-specific Search Space、USS)を含む。従来技術では、探索空間
でPDCCH候補mによって占有される制御チャネル要素(Control Channel Element、CCE)は、通常、式L*{(Y
k+m)mod N
CCE,k/L}+i、i=0,…,L−1、m=0,…,M
(L)−1を使用して計算され、M
(L)は、UEが所与の探索空間で聴取する必要があるPDCCH候補の量である。このようにして共通探索空間が決定されると、共通探索空間は一般にCCE 0から始まる。言い換えれば、共通探索空間の場合、Y
k=0である。したがって、共通探索空間はPDCCHの最初の16個のCCEを固定的に占有し、共通探索空間の決定は柔軟性がない。
この観点から、本願の実施形態は通信方法を提供する。端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信し、構成情報によって示されるリソースに関する共通制御情報を受信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、端末が構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を受信することを可能にするので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
図2は、本願による通信方法の実施形態1のシグナリングフローチャートである。図2に示すように、図1に示すシステムアーキテクチャに基づいて、この実施形態における方法は以下のステップを含むことができる。
ステップ201:端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
この実施形態では、セル識別情報は、セルについて半静的または静的に構成された識別情報であってもよく、例えば、PCIであってもよい。もちろん、セル識別情報は代替的に別の方法で決定されてもよい。例えば、2つのセルが地理的に近く、2つのセルからの基準信号が準同一位置にある(Quasi-Co-Located、QCL)場合、2つのセルは同じ共通セル識別情報を使用してもよい。この場合、基準信号がQCLであるということは、基準信号が、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、または時間領域スプレッドなどの情報の少なくとも1つの大規模フェージング特性において類似していることを示す。したがって、セル識別情報は、ネットワークデバイス間のネゴシエーションの結果に応じて代替的に決定されてもよい。ネゴシエーションを介してセル識別情報を取得した後に、ネットワークデバイスは、物理レイヤシグナリング、ブロードキャストシグナリング、または上位レイヤシグナリングを使用することによって、ネゴシエーション後に取得したセル識別情報をセル内の端末に配信することができる。
さらに、ダウンリンク帯域幅は、予め定義された帯域幅のサブバンド帯域幅であってもよいし、または全システム帯域幅であってもよい。ダウンリンク帯域幅の特定の形態は、この実施形態ではこれに限定されない。
以下では、ネットワークデバイスが、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、どのように共通探索空間の候補リソースを決定するかを説明する。
任意選択の実施態様では、第mの共通探索空間の候補リソースの周波数領域リソース開始物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB)は、式(1)に基づいて計算され得る。
ここで、kは第mの共通探索空間の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBであり、Mは共通探索空間の候補リソースの量であり、
であり、
であり、
は共通探索空間により占有される周波数領域帯域幅であり、
はダウンリンク帯域幅であり、
はセル識別情報である。
例えば、図3は、共通探索空間のリソースマッピングの概略図1である。図3に示すように、ネットワークが合計4つの共通探索空間s(0)、…、s(3)を有し、各共通探索空間により占有される周波数領域帯域幅は、
であり、かつ
であると仮定する。次に、式(2)〜式(5)に基づいて、共通探索空間s(0)、…、s(3)の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBが計算され得る。
は、ダウンリンク帯域幅の約1/4であることが式(2)〜式(5)から分かる。言い換えれば、隣接する共通探索空間は、ダウンリンク帯域幅の約1/4だけ周波数領域において離間している。さらに、共通探索空間の位置はセル識別情報およびダウンリンク帯域幅に関係しているので、隣接セルの共通探索空間内の送信間の干渉を回避するために適切なセル識別情報が選択され得る。
別の任意選択の実施態様では、式(6)に基づいて、第mの共通探索空間の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBが計算され得る。
ここで、kは第mの共通探索空間の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBであり、Mは共通探索空間の候補リソースの量であり、Mが偶数の場合には、
であり、Mが奇数の場合には、
であり、I
synは同期信号ブロックに対応する中央のPRBインデックスであり、
であり、
は共通探索空間により占有される周波数領域帯域幅であり、
はダウンリンク帯域幅である。
例えば、図4は、共通探索空間のリソースマッピングの概略図2である。図4に示すように、ネットワークは合計4つの共通探索空間s(0)、…、s(3)を有し、Isynは同期信号ブロックに対応する中央のPRBインデックスであると仮定する。次に、式(7)〜式(10)に基づいて、共通探索空間s(0)、…、s(3)の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBが計算され得る。
さらに、式(6)を使用することにより、共通探索空間の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBが計算される場合に、共通探索空間は共通信号リソース帯域幅内で構成され得るので、端末は、共通信号リソース帯域幅内で同期信号、ブロードキャスト信号、または共通探索空間を検出することができ、端末のシグナリングオーバーヘッドが低減され得る。
もちろん、ネットワークデバイスは、代替的に、別の方法で共通探索空間の候補リソースを決定してもよい。例えば、ネットワークは合計4つの共通探索空間s(0)、…、s(3)を有し、Isynは同期信号ブロックに対応する中央のPRBインデックスであると仮定する。次に、式(11)〜式(14)に基づいて、共通探索空間s(0)、…、s(3)の候補リソースの周波数領域リソース開始PRBが計算され得る。
任意選択で、端末がネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信することは、端末が、ネットワークデバイスによって送信されたマスタシステム情報ブロック(Master System Information Block、MIB)メッセージを受信することを含む。MIBメッセージは構成情報を含む。
具体的には、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用される構成情報を決定した後に、ネットワークデバイスは、MIBメッセージに構成情報を追加し、MIBメッセージを端末に送信することができる。実際の適用中に、ネットワークデバイスは、MIBのcss-Configフィールドを使用することによって構成情報を示すことができる。特定の実施プロセスでは、以下の方法が実施に使用されてもよい。
MasterInformationBlock ::= SEQUENCE {
dl-Bandwidth ENUMERATED {
n6, n15, n25, n50, n75, n100},
......
css-Config CSS-Config, ------CSS configuration
......
}
CSS-Config ::= SEQUENCE {
css-Resource ENUMERATED {00, 01, 10, 11}------resource of a configured CSS
}
ここで、css-Resourceの値「00」は、構成された共通探索空間の候補リソースがs(0)であることを示し、css-Resourceの値「01」は、構成された共通探索空間のリソースサブセットがs(1)であることを示し、以下同様である。
さらに、ネットワークデバイスは、MIBメッセージを用いて構成情報を指示する場合、MIB内のlog2Mの長さを有するcss-Configフィールドを用いて構成情報を示す。Mは共通探索空間の候補リソースの量である。
ステップ202:ネットワークデバイスは、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信する。
この実施形態では、共通探索空間の複数の候補リソースを決定した後に、ネットワークデバイスは、複数の候補リソースから1つまたは複数のリソースを選択し、MIBにより1つまたは複数のリソースを端末に示す。さらに、ネットワークデバイスは、構成情報により示されたリソースに関する共通制御情報を送信する。
任意選択で、共通制御情報は、SIB、RAR、およびpagingページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、構成情報は候補リソースのインデックスを含む。
任意選択で、構成情報は、リソースの周波数領域リソース開始値を示すために使用される。周波数領域リソース開始値は、周波数領域リソース開始位置または周波数領域リソースオフセットであり、例えば、最も低いPRBインデックスであってもよい。
任意選択で、共通制御情報はDCIを含み、DCIは伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
具体的には、伝送単位は時間領域構造であり、サブフレーム、スロット、ミニスロット、集約スロット、集約ミニスロットなどであってもよい。伝送単位のフォーマットは、伝送単位内のダウンリンク制御領域、ダウンリンクデータ領域、アップリンクデータ領域、およびアップリンク制御領域をどのように配置するかということである。伝送単位のフォーマットには、以下のうちの1つまたは複数を含むことができる。(1)全ダウンリンク:ダウンリンク制御領域およびダウンリンクデータ領域を含む、あるいはダウンリンクデータ領域のみを含む、(2)ダウンリンク優位:ダウンリンク制御領域、ダウンリンクデータ領域、およびアップリンク制御領域を含む、あるいはダウンリンクデータ領域およびアップリンク制御領域を含む、(3)アップリンク優位:ダウンリンク制御領域、アップリンクデータ領域、およびアップリンク制御領域を含む、あるいはダウンリンク制御領域およびアップリンクデータ領域を含む、(4)全アップリンク:アップリンクデータ領域およびアップリンク制御領域を含む、あるいはアップリンクデータ領域のみを含む、あるいはアップリンク制御領域のみを含む。
さらに、伝送単位のフォーマットを示すため、および/または伝送単位の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用されるDCIについて、以下のいくつかの場合が発生し得る。(1)DCIは、伝送単位のフォーマットのみを示すために使用される、(2)DCIは、伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量のみを示すために使用される、(3)DCIは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はDCIを含み、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
具体的には、ネットワークデバイスは、ネットワーク内のデータサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができる。例えば、ネットワーク内に比較的少量のデータサービスがある場合には、比較的小さいシステム帯域幅が使用され、ネットワーク内に比較的大量のデータサービスがある場合には、比較的大きなシステム帯域幅が使用される。システム帯域幅を決定した後に、ネットワークデバイスは、システム帯域幅を示すために使用される構成情報をDCIに追加し、DCIを端末に送信する。ネットワークデバイスにより示されたシステム帯域幅を受信した後に、端末は、システム帯域幅を使用することにより通信し、例えば、システム帯域幅に関するデータおよび制御情報を受信する。ネットワークデバイスはネットワーク内のデータサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができるので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
本願のこの実施形態で提供される通信方法では、端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信し、構成情報によって示されるリソースに関する共通制御情報を受信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、端末が構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を受信することを可能にするので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
図1に示すシステムアーキテクチャに基づいて、従来技術では、物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel、PCFICH)で搬送される情報は、制御フォーマットインジケータ(Control Format Indicator、CFI)であり、CFIは1〜3の範囲の値を有する(言い換えると、CFI=1、2、または3であって、CFIは2ビットを使用して示され、CFI=4は予約済みで未使用である)。ダウンリンクシステム帯域幅
の場合、制御領域により占有される直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボルの量は、1(CFI=1)、2(CFI=2)、または3(CFI=3)であり、すなわち、CFIに等しい。ダウンリンクシステム帯域幅
の場合、制御領域により占有されるOFDMシンボルの量は、2(CFI=1)、3(CFI=2)、または4(CFI=3)であり、すなわち、CFI+1に等しい。PCFICHの物理レイヤ処理プロセスは次の通りである。最初に、32ビットコードワードを取得するために、2ビットCFIでコードレート1/16のチャネルコーディングを実行する。次に、セル間の干渉をランダム化するために、セルとサブフレームに固有のスクランブルコードを使用することにより32ビットコードワードをスクランブルする。次に、16個の変調されたシンボルを取得するために、スクランブル後に取得した32個のスクランブルされたビットに対して4位相シフトキーイング(Quadrature Phase Shift Keying、QPSK)変調を実行し、16個の変調されたシンボルでレイヤマッチングとプリコーディングを実行して、16個の変調されたシンボルを対応するリソース要素(Resource Element、RE)にマッピングする。端末は、PCFICHが正しく復号された場合にのみ制御領域のサイズを取得することができるので、ネットワークデバイスは常に各サブフレームの最初のOFDMシンボルでPCFICHを送信する。さらに、PCFICHの16個の変調されたシンボルは4つのグループにグループ化され、各グループは1つのリソース要素グループ(Resource Element Group、REG)を占有し、各REGは送信に使用され得る4個のREを含み、4個のREGはダウンリンクシステムの帯域幅全体に均等に分散され、周波数ダイバーシティゲインを取得する。
各REGに含まれる情報は、式(15)を用いて示される。
z(p)(i)=y(p)(4i),y(p)(4i+1),y(p)(4i+2),y(p)(4i+3)(15)
ここで、iは各REGのインデックスを表し、0〜3の範囲の値を有し、各REGの開始REの位置は式(16)を用いて計算される。
z(p)(0)〜z(p)(3)がマッピングされるリソース要素グループは、式(16)〜式(19)に基づいて計算され得る。
ここで、
であり、
はセル識別情報であり、
はシステム帯域幅であり、
はリソースブロック内のキャリアの量である。
前述の内容から、従来技術では、所与のセルおよび所与のダウンリンクシステム帯域幅について、PCFICHは固定リソースにマッピングされ、PCFICHリソース構成は柔軟性がないことが分かる。
この観点から、本願の実施形態は通信方法を提供する。端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
図5は、本願による通信方法の実施形態2のシグナリングフローチャートである。図5に示すように、図1に示すシステムアーキテクチャに基づいて、この実施形態における方法は以下のステップを含むことができる。
ステップ501:端末が、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
この実施形態では、物理チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)とは異なる新たな物理ダウンリンクチャネルであってもよいし、あるいはDCIであってもよい。物理チャネルの特定の形態は、本明細書ではこの実施形態において限定されない。周波数領域リソース開始値は、周波数領域リソースオフセットまたは周波数領域リソース開始位置とも呼ばれ、例えば、最も低いPRBインデックスであってもよい。さらに、伝送単位は、時間領域構造であり、サブフレーム、スロット、ミニスロット、集約スロット、集約ミニスロットなどである。
以下では、ネットワークデバイスが物理チャネルの周波数領域リソース開始値を決定する特定のプロセスを詳細に説明する。
図6は、物理チャネルのリソースマッピングの概略図である。図6に示すように、物理チャネルが比較的少量の情報ビット(例えば、2ビット)を搬送する場合、ネットワークデバイスは、物理チャネルを示すために使用される周波数領域リソース開始値を端末に送信する。さらに、スロット構造の2ビットの指示情報を処理することにより得られた16個の変調されたシンボルは、4つのグループz(0)、…、z(3)にグループ化され、制御リソースサブセットが位置する周波数帯域に均等に分配される。
である場合には、周波数領域リソース開始値z(0)、…、z(3)は、それぞれ式(20)〜式(23)に基づいて計算される。
ここで、Noffsetは周波数領域リソースの開始値である。
任意選択で、端末がネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信することは、端末が、ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを受信することを含む。ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングは構成情報を含む。
具体的には、ブロードキャストシグナリングは、例えば、MIBメッセージであってもよい。上位レイヤシグナリングは、例えば、SIBメッセージまたはユーザ固有のRRCメッセージであってもよい。ネットワークデバイスは、ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを使用することによって構成情報を端末に送信するので、いくらかのユーザが構成情報を検出することができる。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる周波数領域リソースは、セル識別情報および制御リソースサブセットに対応する帯域幅のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。具体的には、セル識別情報は、セルについて半静的または静的に構成された識別情報であってもよく、例えば、PCIであってもよい。さらに、制御リソースサブセットは、予め定義された帯域幅のサブバンド帯域幅である。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる時間領域リソースは、伝送単位の第1のシンボルである。
任意選択で、制御リソースサブセットは共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、共通ダウンリンク制御情報はシステムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報および/またはユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用される。具体的には、物理チャネルは、共通探索空間/ユーザグループ固有の探索空間が位置する制御リソースサブセットにマッピングされるので、ユーザは共通探索空間を検出するときに物理チャネルを検出することができる。共通探索空間は共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、セル内のすべてのユーザは共通ダウンリンク制御情報を受信する必要がある。ユーザグループ固有の探索空間は、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用され、セル内の1人または複数のユーザは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報を受信する必要がある。
さらに、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報のみを送信するために使用されてもよいし、または、制御リソースサブセットは、ユーザ固有のダウンリンク制御情報のみを送信するために使用されてもよいし、または、制御リソースのサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報およびユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用されてもよい。
任意選択で、周波数領域リソース開始値は、制御リソースサブセットに対応する最も低いPRBインデックスである。
任意選択で、物理チャネルをリソースにマッピングするステップは、物理チャネルに対応する情報ビットのチャネルコーディングを実行するステップと、コーディングしたビットをスクランブルするステップであって、スクランブリングシーケンスは、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することにより決定される、ステップと、スクランブルされたビットを変調するステップと、変調されたシンボルをリソースにマッピングするステップと、を含む。
具体的には、物理チャネルの物理レイヤ処理プロセスは、最初に、32ビットのコードワードを取得するために、物理チャネルに対応する情報ビット、例えばスロット伝送単位内の2ビットの指示情報に対して1/16のコードレートでチャネルコーディングを実行するステップと、次に、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することにより決定されたスクランブルシーケンスを使用することにより、32ビットコードワードをスクランブルするステップと、次に、16個の変調されたシンボルを取得するために、32ビットのスクランブルされたコードワードでQPSK変調を実行するステップと、16個の変調されたシンボルを、制御リソースサブセットが位置する周波数帯域にマッピングするするステップと、を含む。
任意選択で、リソースは、ダウンリンク制御チャネル上のK個の予め定義されたダウンリンクCCEに対応するリソース内にある。
任意選択で、K個のCCEはダウンリンク制御チャネルの最初のK個のCCEである。
具体的には、物理チャネルの有無がユーザによる制御チャネルのブラインド検出への影響を最小限に抑えることを保証するために、変調されたシンボルは、可能な限り、制御リソースサブセット内のいくつかの予め定義されたCCEにさらに集中的にマッピングされてもよい。例えば、1つのCCEが4つのREGを占有すると仮定する。CCEが単一のシンボルにマッピングされる場合には、16個の変調されたシンボルは制御リソースサブセット内の1つの予め定義されたCCE内の2つまたは4つのREGにマッピングされる。CCEが複数のシンボル(2つのシンボル)にマッピングされる場合には、16個の変調されたシンボルは、制御リソースサブセット内の1つの予め定義されたCCE内の2つのREGにマッピングされるか、または2つの予め定義されたCCEの各々の最初の2つのREGに別々にマッピングされる。なお、所与の伝送単位が物理チャネルを含まないことが端末に指示されない限り、物理チャネルに対応するCCEは一般にダウンリンク制御情報を含まないことに留意されたい。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はダウンリンク制御情報であり、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルで搬送され、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルの共通探索空間および/またはユーザグループ探索空間に位置する。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はL個のCCEで搬送され、Lは予め定義された数であり、L個のCCEのうちの最も低いCCEインデックスは予め定義され、候補セットの数は1である。
任意選択で、最も低いCCEインデックスは、共通探索空間の最初のCCEのインデックスである。
任意選択で、CCEインデックスはユーザグループ探索空間の最初のCCEのインデックスである。
具体的には、物理チャネルが比較的大量の情報ビット(例えば、25ビット)を伝送する場合、物理チャネルは本質的に共通のDCIまたはユーザグループ固有のDCIである。この場合、ユーザによるブラインド検出の複雑さを軽減するために、物理チャネルはいくつかの予め定義された連続したCCEにマッピングされてもよい。ここでいう「予め定義された」とは、CCE量とCCEインデックスの両方が予め定義されていることを意味する。言い換えれば、情報を搬送するダウンリンク制御情報に使用される開始CCEは予め定義されており、集約レベルLは予め定義され、候補セットの数は1である。例えば、25ビットの情報は、最初のCCEから始まる制御リソースサブセットの4つのCCEにマッピングされる(集約レベルが4で、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)が24ビットであり、QPSK変調が実行されることが仮定される)。
ステップ502:ネットワークデバイスは、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信する。
この実施形態では、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信した後に、ネットワークデバイスは、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信する。ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信した後に、端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信する。
さらに、この実施形態では、物理チャネルは、制御リソースサブセットが位置する周波数帯域内に構成される。このように、既存のPCFICHとは異なり、この実施形態における物理チャネルのためのリソースは、制御リソースサブセットが位置する周波数帯域内のみにある。さらに、周波数領域リソースの開始値は準静的に構成され、準静的な周波数領域リソースの開始値は、制御リソースのサブセットが位置する周波数帯域の最も低いPRBインデックスと同じであってもよいし、または、独立に構成された値であってもよい。
本願のこの実施形態で提供される通信方法では、端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
図7は、本願による通信方法の実施形態3のシグナリングフローチャートである。図7に示すように、図1に示すシステムアーキテクチャに基づいて、この実施形態における方法は以下のステップを含むことができる。
ステップ701:端末がネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
この実施形態では、ネットワークデバイスは、データサービスの量に基づいてシステム帯域幅を決定することができる。例えば、ネットワーク内に比較的少量のデータサービスがある場合には、比較的小さいシステム帯域幅が使用され、ネットワーク内に比較的大量のデータサービスがある場合には、比較的大きなシステム帯域幅が使用される。ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって決定されたシステム帯域幅を端末に示すために、構成情報をDCIに追加し、DCIを端末に送信することができる。さらに、システム帯域幅を決定した後に、ネットワークデバイスは、新たに決定された帯域幅上の次のスロットで端末と通信し、例えば、新しい帯域幅に関するデータおよび制御情報を送信する。
さらに、システム帯域幅は、いくつかの異なるサイズを有するものとして予め定義されてもよい。例えば、システム帯域幅は、表1に示す8つのサイズを有するように予め定義されてもよい。この場合、選択されたシステム帯域幅は、3ビットを使用することによってDCIによって示され得る。
任意選択で、図8はDCIの概略構成図である。図8に示すように、制限粒度のサイズは、例えば、30ビット、60ビット、または90ビットであってもよい。ヘッダの値が00であれば、それはダウンリンク割り当てを示す。ヘッダの値が01であれば、それはアップリンク許可を示す。ヘッダの値が10であれば、それは再構成などを示す。情報は、リソース割り当て、変調およびコーディング方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)パラメータなどを示すことができる。
DCIに対するブラインド検出の回数を減らすために、NRはいくつかのDCI payloadサイズをサポートする。同じDCI payloadサイズを維持するには、いくつかの冗長ビットが必要である。この場合、DCIは他の一般的なDCIの冗長ビットによって搬送されてもよい。
任意選択で、RRCアイドルモードにある場合、UEは、共通探索空間内での検出を通じてセル接続を完了する必要がある。しかしながら、共通探索空間は柔軟なダウンリンク帯域幅に応じて構成される。したがって、柔軟なダウンリンク帯域幅は、MIBを使用することにより示す必要がある。3GPPの議論によれば、現在、以下の2つの可能性がある。
第1:MIBは第1のシステム帯域幅の構成情報のみを含む。実際の用途では、次の方法が実施のために使用され得る。
MasterInformationBlock ::= SEQUENCE {
dl-FlexBandwidth ENUMERATED {
n6, n15, n25, n50, n75, n100, n200, n400},
......
}
第2:MIBは、第1のシステム帯域幅の構成情報と第2のシステム帯域幅の構成情報とを含む。第1のシステム帯域幅および第2のシステム帯域幅は、異なる物理チャネルまたは物理信号に対するリソースを決定するために使用され得る。実際の用途では、次の方法が実施のために使用され得る。
MasterInformationBlock ::= SEQUENCE {
dl-Bandwidth ENUMERATED {
n6, n15, n25, n50, n75, n100, n200, n400},
dl_FlexBandwidth ENUMERATED {
n6, n15, n25, n50, n75, n100, n200, n400},
......
}
任意選択で、本方法は、能力情報を送信するステップをさらに含む。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。
具体的には、端末は、初期アクセスプリアンブル(メッセージ1)またはメッセージ3を用いることによって端末の能力情報を報告することができる。ネットワークデバイスは、端末によって報告された能力情報に基づいて、システムサービス帯域幅のサイズを決定するためにデータサービスの量に基づいて帯域幅を柔軟に構成するかどうかを決定する。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。能力情報は、端末によってサポートされ得る1つまたは複数の帯域幅とシステムパラメータセットとを含む。システムパラメータセットは、サブキャリア間隔のサイズ、サイクリックプレフィックスの長さ、送信時間間隔の長さ、シンボルの長さ、およびシンボルの量などの1つまたは複数のパラメータを含む。
ステップ702:端末がシステム帯域幅を使用することにより通信する。
この実施形態では、ネットワークデバイスによって送信され、システム帯域幅を示すために使用される構成情報を受信した後に、端末は、ネットワークデバイスによって示されるシステム帯域幅に基づいて通信する。
本願のこの実施形態で提供される通信方法では、端末は、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。端末はシステム帯域幅を使用することにより通信する。したがって、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
図9は、本願による通信装置の実施形態1の概略構成図である。装置は端末上に位置してもよい。図9を参照すると、装置は、第1の受信モジュール901と第2の受信モジュール902とを含む。
第1の受信モジュール901は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するように構成されている。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
第2の受信モジュール902は、構成情報により示されたリソースに関する共通制御情報を受信するように構成される。
この実施形態では、第1の受信モジュール901は、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、第2の受信モジュール902は、構成情報により示されるリソースに関する共通制御情報を受信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、端末が構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を受信することを可能にするので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
さらに、第1の受信モジュール901は、ネットワークデバイスによって送信されたマスタシステム情報ブロックMIBメッセージを受信するように構成される。MIBメッセージは構成情報を含む。
任意選択で、共通制御情報は、システムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、構成情報は候補リソースのインデックスを含む。
任意選択で、構成情報は、リソースの周波数領域リソース開始値を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はダウンリンク制御情報DCIを含み、DCIは伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はダウンリンク制御情報DCIを含み、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
任意選択で、図9に示すように、装置はトリガモジュール903をさらに含む。
トリガモジュール903は、システム帯域幅を使用することによって通信するために端末をトリガするように構成される。
前述の装置は、前述の対応する方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成することができる。装置の特定の実施態様および技術的効果は、本方法のものと同様である。ここでは詳細については再度の説明を省略する。
前述の通信装置のモジュールの分割は単に論理機能の分割であることを理解されたい。実際の実施態様では、モジュールの全部または一部を物理的実体に統合してもよく、あるいは物理的に分離してもよい。さらに、これらのモジュールは、処理要素によって起動されるソフトウェアの形ですべて実施されてもよく、またはハードウェアの形ですべて実施されてもよいし、あるいはいくつかのモジュールが処理要素によって起動されるソフトウェアの形で実施されてもよく、いくつかのモジュールがハードウェアの形で実施されてもよい。例えば、実施中に、受信モジュールは、別々に配置された処理要素であってもよいし、または端末のチップに統合されてもよい。あるいは、受信モジュールは、受信モジュールの機能を実行するために端末の処理要素によって起動されるプログラムとして端末のメモリに格納されてもよい。別のモジュールの実施態様も同様である。さらに、これらのモジュールの全部または一部を統合してもよく、または別々に実施してもよい。本明細書の処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施プロセスでは、前述の方法または前述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了することができる。さらに、受信モジュールは受信制御モジュールであり、端末のアンテナや無線周波数装置などの受信装置を用いて基地局から送信された情報を受信することができる。
前述のモジュールは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。別の例では、前述のモジュールのうちの1つがプログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはプログラムを起動することができる別のプロセッサであってもよい。別の例では、これらのモジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形で実装されてもよい。
図10は、本願による通信装置の実施形態2の概略構成図である。装置はネットワークデバイスに位置してもよい。図10を参照すると、装置は、第1の送信モジュール1001と第2の送信モジュールとを含む。
第1の送信モジュール1001は構成情報を送信するように構成される。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
第2の送信モジュール1002は、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信するように構成される。
この実施形態では、第1の送信モジュール1001が構成情報を送信する。構成情報は、共通探索空間の複数の候補リソース内のリソースを示すために使用され、共通探索空間の候補リソースは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて決定される。第2の送信モジュール1002は、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信する。ネットワークデバイスは、セル識別情報、ダウンリンク帯域幅、同期チャネルの周波数領域リソースロケーション、およびブロードキャストチャネルの周波数領域リソースロケーションのうちの1つまたは複数に基づいて、共通探索空間の候補リソースを決定し、構成情報によって示されたリソースに関する共通制御情報を送信するので、共通探索空間を決定する方法はより柔軟になり得る。
任意選択で、第1の送信モジュール1001は、マスタシステム情報ブロックMIBメッセージを送信するように構成される。MIBメッセージは構成情報を含む。
任意選択で、共通制御情報は、システムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、構成情報は候補リソースのインデックスを含む。
任意選択で、構成情報は、リソースの周波数領域リソース開始値を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はダウンリンク制御情報DCIを含み、DCIは伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
任意選択で、共通制御情報はダウンリンク制御情報DCIを含み、DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
前述の装置は、前述の対応する方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成することができる。装置の特定の実施態様および技術的効果は、本方法のものと同様である。ここでは詳細については再度の説明を省略する。
前述の通信装置のモジュールの分割は単に論理機能の分割であることを理解されたい。実際の実施態様では、モジュールの全部または一部を物理的実体に統合してもよく、あるいは物理的に分離してもよい。さらに、これらのモジュールは、処理要素によって起動されるソフトウェアの形ですべて実施されてもよく、またはハードウェアの形ですべて実施されてもよいし、あるいはいくつかのモジュールが処理要素によって起動されるソフトウェアの形で実施されてもよく、いくつかのモジュールがハードウェアの形で実施されてもよい。例えば、実施中に、第1の送信モジュールは、別々に配置された処理要素であってもよいし、または基地局のチップに統合されてもよい。あるいは、第1の送信モジュールは、第1の送信モジュールの機能を実行するために基地局の処理要素によって起動されるプログラムとして基地局のメモリに格納されてもよい。別のモジュールの実施態様も同様である。さらに、これらのモジュールの全部または一部を統合してもよく、または別々に実施してもよい。本明細書の処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施プロセスでは、前述の方法または前述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了することができる。さらに、第1の送信モジュールは送信制御モジュールであり、基地局のアンテナや無線周波数装置などの送信装置を使用して端末に情報を送信することができる。第2の送信モジュールも同様である。
前述のモジュールは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。別の例では、前述のモジュールのうちの1つがプログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはプログラムを起動することができる別のプロセッサであってもよい。別の例では、これらのモジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形で実装されてもよい。
図11は、本願による通信装置の実施形態3の概略構成図である。装置は端末上に位置してもよい。図11を参照すると、装置は、第1の受信モジュール1101と第2の受信モジュール1102とを含む。
第1の受信モジュール1101は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するように構成されている。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
第2の受信モジュール1102は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信するように構成される。
この実施形態では、第1の受信モジュール1101は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。第2の受信モジュール1102は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、端末は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを受信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
任意選択で、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を端末によって受信するステップは、ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングを受信するステップを含む。ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングは構成情報を含む。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる周波数領域リソースは、セル識別情報および制御リソースサブセットに対応する帯域幅のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
任意選択で、制御リソースサブセットは共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、共通ダウンリンク制御情報はシステムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報および/またはユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用される。
任意選択で、周波数領域リソース開始値は、制御リソースサブセットに対応する最も低いPRBインデックスである。
任意選択で、物理チャネルをリソースにマッピングするステップは、物理チャネルに対応する情報ビットのチャネルコーディングを実行するステップと、コーディングしたビットをスクランブルするステップであって、スクランブリングシーケンスは、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することにより決定される、ステップと、スクランブルされたビットを変調するステップと、変調されたシンボルをリソースにマッピングするステップと、を含む。
任意選択で、リソースは、ダウンリンク制御チャネル上のK個の予め定義されたダウンリンクCCEに対応するリソースである。K個のCCEは、ダウンリンク制御チャネルの最初のK個のCCEである。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はダウンリンク制御情報であり、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルで搬送され、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルの共通探索空間および/またはユーザグループ探索空間に位置する。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はL個のCCEで搬送され、Lは予め定義された数であり、L個のCCEのうちの最も低いCCEインデックスは予め定義されている。言い換えれば、情報を搬送するダウンリンク制御情報に使用される開始CCEは予め定義されており、集約レベルLは予め定義され、候補セットの数は1である。
任意選択で、最も低いCCEインデックスは、共通探索空間の最初のCCEのインデックスである。
任意選択で、CCEインデックスはユーザグループ探索空間の最初のCCEのインデックスである。
前述の装置は、前述の対応する方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成することができる。装置の特定の実施態様および技術的効果は、本方法のものと同様である。ここでは詳細については再度の説明を省略する。
前述の通信装置のモジュールの分割は単に論理機能の分割であることを理解されたい。実際の実施態様では、モジュールの全部または一部を物理的実体に統合してもよく、あるいは物理的に分離してもよい。さらに、これらのモジュールは、処理要素によって起動されるソフトウェアの形ですべて実施されてもよく、またはハードウェアの形ですべて実施されてもよいし、あるいはいくつかのモジュールが処理要素によって起動されるソフトウェアの形で実施されてもよく、いくつかのモジュールがハードウェアの形で実施されてもよい。例えば、実施中、第1の受信モジュールは、別々に配置された処理要素であってもよいし、または端末のチップに統合されてもよい。あるいは、第1の受信モジュールは、第1の受信モジュールの機能を実行するために端末の処理要素によって起動されるプログラムとして端末のメモリに格納されてもよい。別のモジュールの実施態様も同様である。さらに、これらのモジュールの全部または一部を統合してもよく、または別々に実施してもよい。本明細書の処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施プロセスでは、前述の方法または前述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了することができる。さらに、受信モジュールは受信制御モジュールであり、端末のアンテナや無線周波数装置などの受信装置を用いて基地局から送信された情報を受信することができる。
前述のモジュールは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。別の例では、前述のモジュールのうちの1つがプログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはプログラムを起動することができる別のプロセッサであってもよい。別の例では、これらのモジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形で実装されてもよい。
図12は、本願による通信装置の実施形態4の概略構成図である。装置はネットワークデバイスに位置してもよい。図12を参照すると、装置は、第1の送信モジュール1201と第2の送信モジュール1202とを含む。
第1の送信モジュール1201は構成情報を送信するように構成される。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。
第2の送信モジュール1202は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信するように構成される。
この実施形態では、第1の送信モジュール1201が構成情報を送信する。構成情報は、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用され、物理チャネルは、伝送単位のフォーマットを示すために使用され、および/または伝送単位内の物理ダウンリンク制御領域内のシンボルの量を示すために使用される。第2の送信モジュール1202は、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信する。ネットワークデバイスは、物理チャネルの周波数領域リソース開始値を示すために使用される構成情報を端末に送信し、周波数領域リソース開始値によって示されるリソース上の物理チャネルを送信するので、物理チャネルがより柔軟に構成され得る。
任意選択で、構成情報をネットワークデバイスによって送信するステップは、ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングをネットワークデバイスによって送信するステップを含む。ブロードキャストシグナリングまたは上位レイヤシグナリングは構成情報を含む。
任意選択で、物理チャネルがマッピングされる周波数領域リソースは、セル識別情報および制御リソースサブセットに対応する帯域幅のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
任意選択で、制御リソースサブセットは共通ダウンリンク制御情報を送信するために使用され、共通ダウンリンク制御情報はシステムメッセージブロックSIB、ランダムアクセス応答RAR、およびページングメッセージのうちの少なくとも1つの構成情報を含む。
任意選択で、制御リソースサブセットは、ユーザグループ固有のダウンリンク制御情報および/またはユーザ固有のダウンリンク制御情報を送信するために使用される。
任意選択で、周波数領域リソース開始値は、制御リソースサブセットに対応する最も低いPRBインデックスである。
任意選択で、物理チャネルをリソースにマッピングするステップは、物理チャネルに対応する情報ビットのチャネルコーディングを実行するステップと、コーディングしたビットをスクランブルするステップであって、スクランブリングシーケンスは、セル識別情報および伝送単位インデックスを使用することにより決定される、ステップと、スクランブルされたビットを変調するステップと、変調されたシンボルをリソースにマッピングするステップと、を含む。
任意選択で、リソースは、ダウンリンク制御チャネル上のK個の予め定義されたダウンリンクCCEに対応するリソースである。K個のCCEは、ダウンリンク制御チャネルの最初のK個のCCEである。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はダウンリンク制御情報であり、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルで搬送され、ダウンリンク制御情報はダウンリンク制御チャネルの共通探索空間および/またはユーザグループ探索空間に位置する。
任意選択で、物理チャネルに対応する情報はL個のCCEで搬送され、Lは予め定義された数であり、L個のCCEのうちの最も低いCCEインデックスは予め定義されている。言い換えれば、情報を搬送するダウンリンク制御情報に使用される開始CCEは予め定義されており、集約レベルLは予め定義され、候補セットの数は1である。
任意選択で、最も低いCCEインデックスは、共通探索空間の最初のCCEのインデックスである。
任意選択で、CCEインデックスはユーザグループ探索空間の最初のCCEのインデックスである。
前述の装置は、前述の対応する方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成することができる。装置の特定の実施態様および技術的効果は、本方法のものと同様である。ここでは詳細については再度の説明を省略する。
前述の通信装置のモジュールの分割は単に論理機能の分割であることを理解されたい。実際の実施態様では、モジュールの全部または一部を物理的実体に統合してもよく、あるいは物理的に分離してもよい。さらに、これらのモジュールは、処理要素によって起動されるソフトウェアの形ですべて実施されてもよく、またはハードウェアの形ですべて実施されてもよいし、あるいはいくつかのモジュールが処理要素によって起動されるソフトウェアの形で実施されてもよく、いくつかのモジュールがハードウェアの形で実施されてもよい。例えば、実施中に、第1の送信モジュールは、別々に配置された処理要素であってもよいし、または基地局のチップに統合されてもよい。あるいは、第1の送信モジュールは、第1の送信モジュールの機能を実行するために基地局の処理要素によって起動されるプログラムとして基地局のメモリに格納されてもよい。別のモジュールの実施態様も同様である。さらに、これらのモジュールの全部または一部を統合してもよく、または別々に実施してもよい。本明細書の処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施プロセスでは、前述の方法または前述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了することができる。さらに、第1の送信モジュールは送信制御モジュールであり、基地局のアンテナや無線周波数装置などの送信装置を使用して端末に情報を送信することができる。第2の送信モジュールも同様である。
前述のモジュールは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。別の例では、前述のモジュールのうちの1つがプログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはプログラムを起動することができる別のプロセッサであってもよい。別の例では、これらのモジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形で実装されてもよい。
図13は、本願による通信装置の実施形態5の概略構成図である。装置は端末上に位置してもよい。図13を参照すると、装置は、受信モジュール1301とトリガモジュール1302とを含む。
受信モジュール1301は、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信するように構成される。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
トリガモジュール1302は、システム帯域幅を使用することによって通信するために端末をトリガするように構成される。
この実施形態では、受信モジュール1301は、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。トリガモジュール1302はシステム帯域幅を使用することにより通信する。ネットワークデバイスは利用可能なシステム帯域幅を端末に示し、端末はネットワークデバイスによって示されたシステム帯域幅に基づいて通信するので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
任意選択で、本方法は、能力情報を送信するステップをさらに含む。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。
前述の装置は、前述の対応する方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成することができる。装置の特定の実施態様および技術的効果は、本方法のものと同様である。ここでは詳細については再度の説明を省略する。
前述の通信装置のモジュールの分割は単に論理機能の分割であることを理解されたい。実際の実施態様では、モジュールの全部または一部を物理的実体に統合してもよく、あるいは物理的に分離してもよい。さらに、これらのモジュールは、処理要素によって起動されるソフトウェアの形ですべて実施されてもよく、またはハードウェアの形ですべて実施されてもよいし、あるいはいくつかのモジュールが処理要素によって起動されるソフトウェアの形で実施されてもよく、いくつかのモジュールがハードウェアの形で実施されてもよい。例えば、実施中に、トリガモジュールは、別々に配置された処理要素であってもよいし、または端末のチップに統合されてもよい。あるいは、トリガモジュールは、トリガモジュールの機能を実行するために端末の処理要素によって起動されるプログラムとして端末のメモリに格納されてもよい。別のモジュールの実施態様も同様である。さらに、これらのモジュールの全部または一部を統合してもよく、または別々に実施してもよい。本明細書の処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施プロセスでは、前述の方法または前述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了することができる。さらに、受信モジュールは受信制御モジュールであり、端末のアンテナや無線周波数装置などの受信装置を用いて基地局から送信された情報を受信することができる。
前述のモジュールは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。別の例では、前述のモジュールのうちの1つがプログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはプログラムを起動することができる別のプロセッサであってもよい。別の例では、これらのモジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形で実装されてもよい。
図14は、本願による通信装置の実施形態6の概略構成図である。装置はネットワークデバイスに位置してもよい。図14を参照すると、装置は、送信モジュール1401とトリガモジュール1402とを含む。
送信モジュール1401は、DCIを端末に送信するように構成される。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。
トリガモジュール1402は、システム帯域幅を使用することによって基地局に端末と通信するようにトリガするように構成される。
この実施形態では、ネットワークデバイスは端末にDCIを送信する。DCIは構成情報を含み、構成情報はシステム帯域幅を示すために使用される。ネットワークデバイスは、システム帯域幅を使用することによって端末と通信する。ネットワークデバイスは、利用可能なシステム帯域幅を端末に示し、システム帯域幅を用いることにより端末と通信するので、システム帯域幅はより柔軟に決定され得る。
任意選択で、本方法は、能力情報を送信するステップをさらに含む。能力情報は、端末がシステム帯域幅をサポートしていることを示すために使用される。
前述の装置は、前述の方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成され得る。装置の特定の実施態様および技術的効果は、本方法のものと同様である。ここでは詳細については再度の説明を省略する。
前述の通信装置のモジュールの分割は単に論理機能の分割であることを理解されたい。実際の実施態様では、モジュールの全部または一部を物理的実体に統合してもよく、あるいは物理的に分離してもよい。さらに、これらのモジュールは、処理要素によって起動されるソフトウェアの形ですべて実施されてもよく、またはハードウェアの形ですべて実施されてもよいし、あるいはいくつかのモジュールが処理要素によって起動されるソフトウェアの形で実施されてもよく、いくつかのモジュールがハードウェアの形で実施されてもよい。例えば、実施中に、送信モジュールは、別々に配置された処理要素であってもよいし、または装置のチップに統合されてもよい。あるいは、送信モジュールは、送信モジュールの機能を実行するために装置の処理要素によって起動されるプログラムとして装置のメモリに格納されてもよい。別のモジュールの実施態様も同様である。さらに、これらのモジュールの全部または一部を統合してもよく、または別々に実施してもよい。本明細書の処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施プロセスでは、前述の方法または前述のモジュールのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路またはソフトウェアの形の命令を使用することによって完了することができる。さらに、送信モジュールは送信制御モジュールであり、基地局のアンテナや無線周波数装置などの送信装置を使用して端末に情報を送信することができる。
前述のモジュールは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。別の例では、前述のモジュールのうちの1つがプログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される場合、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはプログラムを起動することができる別のプロセッサであってもよい。別の例では、これらのモジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形で実装されてもよい。
図15は、本願の一実施形態による端末の概略構成図である。図15を参照すると、端末は、プロセッサ110、メモリ120、およびトランシーバ装置130を含む。トランシーバ装置130はアンテナに接続されてもよい。ダウンリンク方向では、トランシーバ装置130は、アンテナを使用することによって、ネットワークデバイスによって送信された情報を受信し、処理のためにその情報をプロセッサ110に送信する。アップリンク方向では、プロセッサ110は端末のデータを処理し、トランシーバ装置130を使用することによって端末のデータをネットワークデバイスに送信する。
メモリ120は、前述の方法の実施形態、または図9、図11、もしくは図13に示す実施形態におけるモジュールを実施するためのプログラムを格納するように構成される。プロセッサ110は、プログラムを起動して、前述の方法の実施形態における動作を実行し、図9、図11、または図13に示すモジュールを実装する。
あるいは、前述のユニットのう一部または全部は、端末のチップ内の集積回路として埋め込まれてもよい。さらに、それらは別々に実施されてもよく、または統合されてもよい。言い換えれば、前述のユニットは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。
図16は、本願の一実施形態によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。図16を参照すると、ネットワークデバイスは、アンテナ110、無線周波数装置120、およびベースバンド装置130を含む。アンテナ110は無線周波数装置120に接続されている。アップリンク方向では、無線周波数装置120は、アンテナ110を使用することによって、端末によって送信された情報を受信し、端末によって送信された情報を処理のためにベースバンド装置130に送信する。ダウンリンク方向では、ベースバンド装置130は、端末に関する情報を処理し、端末に関する情報を無線周波数装置120に送信し、無線周波数装置120は、端末に関する情報を処理し、次に、アンテナ110を使用することにより端末に関する情報を端末に送信する。
前述の通信装置は、ベースバンド装置130上に位置してもよい。一実施態様では、前述のユニットは、プログラムをスケジューリングすることによって処理要素によって実施される。例えば、ベースバンド装置130は、処理要素131と記憶要素132とを含む。処理要素131は、記憶要素132に格納されているプログラムを起動して、前述の方法の実施形態における方法を実行する。さらに、ベースバンド装置130は、無線周波数装置120と情報を交換するように構成されたインターフェース133をさらに含むことができる。このインターフェースは、例えば、一般的な公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
別の実施態様では、前述のユニットは、前述の方法を実施するための1つまたは複数の処理要素として構成されてもよい。これらの処理要素は、ベースバンド装置130上に配置されている。本明細書の処理要素は、集積回路、例えば1つまたは複数のASIC、1つまたは複数のDSP、あるいは1つまたは複数のFPGAであってもよい。これらの集積回路は集積されてチップを形成してもよい。
例えば、前述のユニットは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形態で実装されてもよい。例えば、ベースバンド装置130は、前述の方法を実施するように構成されたSOCチップを含む。チップは、処理要素131および記憶要素132と統合されてもよく、処理要素131は、記憶要素132に格納されたプログラムを起動して、前述の方法または前述のユニットの機能を実施する。あるいは、チップは、前述の方法または前述のユニットの機能を実施するために、少なくとも1つの集積回路と統合されてもよい。あるいは、プログラムを起動することによっていくつかのユニットの機能が処理要素によって実施され、いくつかのユニットの機能が集積回路によって実施されるように、前述の実施態様が組み合わされてもよい。
結論として、どの方法が使用されるかに関わらず、前述の通信装置は少なくとも1つの処理要素、記憶要素、および通信インターフェースを含む。少なくとも1つの処理要素は、前述の方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成される。処理要素は、前述の方法の実施形態の一部または全部のステップを、第1の方法、すなわち、記憶要素に格納されたプログラムを実行する方法で実行してもよく、あるいは、前述の方法の実施形態の一部または全部のステップを、第2の方法、すなわち、命令と組み合わせてプロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路を使用する方法で実行してもよく、あるいは、もちろん、第1の方法と第2の方法を組み合わせることにより、前述の方法の実施形態で提供される方法を実行してもよい。
ここでの処理要素は、前述の説明のものと同じであり、汎用プロセッサ、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)であってもよく、あるいは前述の方法を実施するための1つまたは複数の集積回路、例えば1つまたは複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、あるいは1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成されてもよい。
記憶要素は、メモリであってもよいし、または複数の記憶要素の総称であってもよい。