JP2020500757A - 可動パネルを有する車両ドア用フラッシュ窓ガラス装置、並びに対応するドア及び自動車 - Google Patents
可動パネルを有する車両ドア用フラッシュ窓ガラス装置、並びに対応するドア及び自動車 Download PDFInfo
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Abstract
【要約書】本発明は、自動車ドアを形成するために車体チャンバ内に組み込まれることが意図された窓ガラス装置(12)であって、少なくとも1つの可動窓ガラスパネル(121)を備え、窓ガラスパネル(121)は、車両の内部の方を向く面に少なくとも2つのガイドシュー(26,27)を保持し、少なくとも2つのガイドシュー(26,27)の各々は、ガイドレール(22A,22B)に対して摺動可能に取り付けられている、窓ガラス装置(12)に関する。本発明によれば、窓ガラス装置(12)は、車両の少なくとも長手方向(X)において窓ガラスパネル(121)を阻止するためのストッパ(57)を備え、阻止ストッパ(57)は、第1のガイドレール(22A,22B)に固定されている。【選択図】図3
Description
本発明の分野は、自動車の分野である。
さらに詳細には、本発明は、車両ドアに関し、特に、このようなドアに設けられる開口の装置に関する。
さらに具体的には、本発明は、特に閉位置から下側車体チャンバ内に完全に又は部分的に進入する開位置に移行するために、実質的に垂直方向に移動することができる(勿論、一般的に複数の中間位置も取ることができる)少なくとも1つの窓ガラスパネルを備える車両ドアに関する。
このような車両ドアは、特にサイドドアとすることができるが、本発明は、例えば、リアドア、テイルゲート、等を含む車両のスイングドア及び/又はスライドドアに適用されてもよい。
本発明は、特に、車両ドアを形成するために車体チャンバに組み込まれることが意図された窓ガラス装置であって、窓ガラス面が車両ドアにおいて面一(flush)になる、すなわち、フレームが外側から見えない、窓ガラス装置に関する。
このような窓ガラス装置の例が、特に、特許文献1、2に記載されている。
この手法によれば、ドア構造及び窓ガラスアセンブリは、別々に作製され、車両ドアを
形成するために、互いに重ねることによって組み立てられる。
形成するために、互いに重ねることによって組み立てられる。
窓ガラスアセンブリ12は、車両の内部に向かって配向されることが意図されたフレームを備えている。このフレームは、可動窓ガラスパネル121に固定されたシューと協働する1つ又は複数(通常、2つ)のレール22A,22Bを保持している。シューは、窓ガラスパネル121の車両の内部を向く面に固定されている。
この技術は、可動パネルの効果的な案内及び保持を維持しながら、従来のドアフレームを踏襲しないことによって、独自の設計を考案することが可能である点において、有利である。
この手法の改良された態様が、本願の出願人の名称で出願された特許文献3において提案されている。この文献は、車両ごとに存在する比較的大きな許容誤差にも関わらず、レール及びシューによって可動パネルの所定の正確な案内を得ることを可能にする、シューの簡単かつ効果的な調整を記載している。
しかし、特に、図1に示されるように、窓ガラスアセンブリ12のフレーム上に配置され、閉鎖位置にある時に可動窓ガラス121の面内に延在するトリム要素56に対する可動窓ガラスパネル121の位置によって、取付け、組立、及び案内に関する他の問題が生じることがある。
トリム56及び/又は窓ガラスパネル121の位置は、製造上及び作動上の許容誤差及び隙間を考慮しなければならないが、これらは、窓ガラスパネル121の移動のための車両の長手方向(X方向)における他のクリアランスと必ずしも両立しない。
例えば、窓ガラスパネル121を案内するレールと窓巻上装置のレールRとが同一ステーションで組み立てられなかった場合、窓ガラスパネル121が昇降する時、窓ガラスパネル121を案内するレールと窓巻上装置のレールRとの間の平行度の不一致を補う必要がある。
従って、窓ガラスパネル121のX方向に沿った位置を制御し、トリム56の(車両の高さに対応するZ軸に沿った)上部及び下部と窓ガラスパネル121の縁との間の最小クリアランスJを保つために、窓ガラスパネル121の隙間のない案内を確実なものとすることが必要とされている。
本発明の目的は、特に、この欠点を解消することにある。
さらに詳細には、本発明の1つの目的は、X方向の隙間を生じないか又は極めてわずかな隙間しか生じない窓ガラスパネルの簡単かつ効果的な案内を可能にする、車両ドアを製造するための窓ガラス装置を提供することにある。
本発明の目的は、車体に対して面一の外観及び良好な構造品質及び封止品質を有する車両ドアを提供することにある。
本発明の他の目的は、例えば、組立ライン上における実装及び組立が簡単なこのような窓ガラス装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、容易に点検することができ、又は例えば、事故後に容易に交換することができる、このような窓ガラス装置を提供することにある。
この目的及び以下に現れる他の目的は、自動車ドアを形成するために車体チャンバに組み込まれることが意図された窓ガラス装置であって、少なくとも1つの可動窓ガラスパネルを備え、該窓ガラスパネルは、車両の内部の方を向く面に少なくとも2つのガイドシューを保持しており、少なくとも2つのガイドシューの各々は、ガイドレールに対して摺動可能に取り付けられている、窓ガラス装置によって達成される。
本発明によれば、窓ガラス装置は、車両の少なくとも長手方向において窓ガラスパネルを阻止するためのストッパを備えており、該阻止ストッパは、第1のガイドレールに固定されている。
特定の実施形態では、レールの1つが、車両の少なくとも長手方向において窓ガラスパネルを阻止するストッパを保持している。
変更形態では、阻止ストッパは、窓ガラスパネルの横縁の近傍に配置されたトリムによて保持されており、該トリムは、レールの1つによって保持されている。
従って、このストッパは、窓ガラスパネルのすべりを妨げることなく、X方向に沿った窓ガラスパネルのどのような移動も阻止することになる。当然のことではあるが、この阻止は、方向Xにおいてのみ生じ、方向Z(車両の高さ方向)及び場合によっては、(車両の幅に対応する)横方向Yにおける案内を可能にする。従って、「方向Xに沿った阻止及びZ方向及び場合によってはY方向に沿った案内のためのストッパは、ここでは、簡単にするために、「阻止ストッパ」と呼ぶことにする。
これによって、窓ガラスパネルの正確な移動を行い、その結果、車両の製造及び組立に必要な許容誤差にも関わらず、装置ごと及びドアごとに、窓ガラスパネルの横縁の近傍に配置されたトリムの(軸Zに沿った)上部と下部間にわたって最小クリアランスを維持することができる。
本発明の窓ガラス装置は、車両のサイドドア又は壁に取り付けられることが意図された該装置に対して、2つのレール、例えば、前側レール及び後側レールを用いることに留意されたい。
これらのレールの1つのみ、例えば、フロントドアの場合には後側レール又はリアドアの場合には前側レールのみが、本発明によるX方向に沿った阻止のためのこのようなストッパを備えることになる。
X方向に沿った阻止のためのこのストッパは、可動窓ガラスパネルが移動する時にこのストッパに対して押し付けられるように、ガイドレールの下部の近傍に配置され、かつ固定される。
X方向に沿った阻止のためのストッパは、窓ガラスパネルが閉じる時にのみ、窓ガラスパネルとトリムとの間のクリアランスを補償するように機能することに留意されたい。窓ガラスパネルが開く時又は部分的に開く時、窓ガラスパネルとX方向に沿った阻止のためのストッパとの間の接触は、必ず生じるものではない。ある場合には、窓ガラスパネルは、下降中にX方向に沿った阻止のためのストッパからいくらか離れる方に移動し、上昇時に阻止ストッパに接近する。他の場合、窓ガラスパネルは、X方向に沿った阻止のためのストッパに常に接触する。この現象は、窓及びその経路の形態に関連している。
本発明の特定の態様によれば、阻止ストッパは、窓ガラスパネルの横縁を阻止するための少なくとも1つの表面を有している。
本発明の特定の態様によれば、阻止ストッパは、車両の横方向に延在する第1の阻止表面を有している。
特定の実施形態によれば、阻止ストッパは、車両の横方向における隙間を生じることなく又はわずかな隙間しか生じることなく、窓ガラスパネルの移動を可能にするために、車両の長手方向に延在する第2の阻止表面を有している。
阻止ストッパは、Y方向における隙間を生じることなく又はわずかな隙間しか生じることなく、窓ガラスパネルの移動を可能にする。
これによって、可動窓ガラスパネルは、車両の外側及び場合によっては車両の内側に向かって、位置ずれしないようになる。
窓ガラスパネルの下部におけるこのY方向阻止によって、窓ガラスパネルを外側に押す傾向にあるシールの作用を補うことができる。
Y方向に沿った阻止のためのこのストッパが存在しないと、シールのスラスト力によって、窓ガラスパネルがY方向に沿ってトリムに対して持ち上がることになる。
本発明の特定の態様によれば、阻止ストッパは、車両の長手方向において第2の阻止表面と実質的に平行に延在する第3の阻止表面を有している。これらの阻止表面は、基部パネルの横縁が収容される長孔を画定する。
本発明の特定の態様によれば、第2のガイドレールは、車両の横方向において窓ガラスパネルを阻止するためのストッパを保持している。
本発明の特定の態様によれば、第1のガイドレールは、トリム要素を保持しており、トリム要素の縁は、窓ガラスパネルの横縁と実質的に平行に延在している。
本発明の特定の態様によれば、ガイドレールの少なくとも1つは、本質的に円断面を有しており、対応する1つ又は複数のシューも実質的に円断面を有している。
この円筒形状は、特に、組立を容易にし、クリアランスを容認することができる。
レール及びシューの他の断面、例えば、矩形断面又は正方形断面も可能である。
本発明の特定の態様によれば、阻止表面の少なくとも1つは、スリップカバーによって被覆されている。スリップカバーは、低摩擦係数を有する材料、例えば、ポリオキシメチレンのカバー層であるとよい。
また、本発明は、前述の窓ガラス装置を備える自動車ドア、及び少なくとも1つのこのような窓ガラス装置を備える自動車に関する。
本発明の他の特徴及び利点は、簡単かつ非制限的な例として挙げられた本発明の実施形態の以下の説明及び添付の図面を読めば、さらに明らかになるだろう。
従って、本発明は、自動車ドアに関し、特にその窓ガラス部分であって、該窓ガラス部分が面一になる、すなわち、フレーム又はフレーム要素がこの窓ガラス部分の面に対して車両の外側に向かって突出しない、窓ガラス部分に関する。
以下に述べる実施形態は、フロントサイドドアに関連している。
しかし、当然のことではあるが、同じ手法が車両の他のドアに実施されてもよい。
このドアは、通常通り、このドアの構造を形成するドアチャンバを備えている。チャンバは、開口を画定する第1の上部フレームを備えている。第1の上部フレームは、窓ガラス部分を受け入れてかつ保持するための特定の要素を備える下部に接続されている。
この窓ガラス部分又は窓ガラス装置12は、図2に示されるように独立して作製され、次いで、ドアを形成するために、チャンバに組み込まれる。
窓ガラス部分12は、フラッシュ外観をもたらすように構成されている。
この窓ガラス部分12は、閉位置から開位置に移動することができる可動窓ガラスパネル121を備えている。図2において、可動部分は、閉位置にある。
この窓ガラス部分12は、ドア構造の第1のフレームと実質的に同一の形態を有する第2のフレームを備えている。
この第2のフレームは、窓ガラス部分の上部の湾曲に追従する上部クロス部材213と、中央クロス部材215と、(図示されない)固定式窓ガラス部分に関連付けられることが意図された前側要素214と、を備えている。上部クロス部材213は、可動窓ガラスパネル121の摺動案内のためのレール22A,22Bによってそれぞれ形成された2つの直立材に接続されている、
レール112A,112Bは、窓ガラス部分12の構造要素を構成することに留意されたい。
可動窓ガラスパネル121は、(図示されない)駆動手段、例えば、(図示されない)電動モータによって作動されるラック機構によって、移動するようになっている。これらの駆動手段は、ドアチャンバの下部内に配置されている。勿論、手動による駆動手段を含む他の駆動手段が用いられてもよい。
ガイドシューは、レール22A,22Bと協働するために、可動パネル121の車両の内部を向く面に固定されている。実際には、これらのガイドシューは、概して、外部から見えず、(対応する区域が図に記入されており)、その位置が、図2に示されている。
この実施形態では、XY方向における案内のための単一シュー26が、後側の方に配向されたレール22Aと協働するように設けられており、Y方向の案内のための単一シュー27が、前側の方に配向されたレール22Bと協働するように設けられている。
後側シュー26は、この実施形態によれば、本質的に円筒断面を有している。レール22Aは、本質的に相補的な円筒形状を有している。従って、シュー及びレールのそれぞれの断面は、軸Zを中心とする可動パネルの回転を可能にする。この円筒形状は、特に、組立を容易にし、クリアランスを容認することができる。
特定の実施形態によれば、シューは、金属インサート上にオーバーモールド成形されている。
オーバーモールド成形は、特に、ポリオキシメチレン(POM)を用いて行うことができる。
窓ガラス部分12は、ドアチャンバから独立して組み立てられ、次いで、上部クロス部材213及びレール22A,22Bをチャンバに固定することによって、ドアチャンバに取り付けられる。
ドアは、車両に直接取り付けることができ、これによって、使用可能になる。
第2のフレームは、(図5の断面に示されるように)、複数のシール31,32を保持することができる。また、第2のフレームは、トリム要素又は仕上げ要素56を受け入れるようになっている。トリム要素56は、可動窓ガラスパネル121が閉位置にある時、該可動パネル121の面内に延在する。
さらに具体的には、後側レール22Aがトリム56を受け入れるようになっており、トリム56は、美学的理由から、可動窓ガラスパネル121との間のクリアランスJを最小限に抑えながら、可動窓ガラスパネル121の縁121Aと真っ直ぐに並ぶように位置決めされている。
トリム56は、レール22Aに設けられた開口と協働するために、その内面から突出する複数の芯出し要素561を有している。トリム56は、車両の使用中にトリム56をレール22A上の適所に保持するために、及び衝撃又は振動の影響による離脱を防ぐために、(図では見えない)係止要素をさらに有している。また、トリム56は、容易に取り外すことができるようになっている。
トリム56は、車両ドア構造に固定される先行技術の窓ガラス装置のトリムと違って、後側ガイドレール22A上に直接取り付けられている。窓ガラス部分12を車両ドアチャンバに組み込む前又は後に、トリム56をレール22A上に固定することができる。トリム56は、供給業者によって、窓ガラス部分12上に直接容易に組み立てることが可能である。
窓ガイドレール22A,22Bと(図示されないが、窓ガラスパネル121の下部に位置する固定点122に固定された)窓巻上装置のレールとが同一ステーションで組み立てられない場合、少なくとも軸Xに沿った相対移動を可能にする窓/窓巻上装置間の接続をもたらすことによって、窓巻上装置の組付不良を補う必要がある。
しかし、システムの正確な機能に必要なこの自由度は、下部における窓ガラスパネル121とトリム56との間のX方向に沿ったクリアランスをもたらすことができない(上部では、クリアランスは、XY方向に沿ったガイドシュー26によって保証される)。
(外側から見た)図3に示されるように、本発明は、車両の長手方向X(さらに詳細には、方向X−)において窓ガラスパネル121を阻止するためのストッパ57を、後側レール22Aに保持させている。
阻止ストッパ57は、レール22Aの下端の近傍に取り付けられている。この阻止ストッパ57は、窓ガラスパネル121のZ方向のすべりを妨げることなく、窓ガラスパネル121の方向Xに沿ったどのような移動も阻止するものである。換言すれば、レール22Aの下部に位置するX方向に沿った阻止のためのこのストッパ57は、窓ガイドレール22Aに対する窓ガラスパネル121のX方向に沿った移動を阻止するものである。
阻止ストッパ57のAAレベルにおける断面図である図4に示されるように、阻止ストッパ57は、レール22Aの開口内にスナップ嵌合されることが意図された固定要素571を保持する第1の部分を有している。第1の部分は、第2の部分に延びており、第2の部分は、窓ガラスパネル121の後側横縁121Aを外側から覆っている。
図示される例では、この第2の部分は、窓ガラスパネルの外側に配置された第1のラグを備えており、窓ガラスパネル121の方に回り込んだ第1のラグの内面は、角ブラケットの形態にある。
第1のラグは、車両の横方向Yに延在する第1の阻止表面572を有しており、この第1の阻止表面572に対して、窓ガラスパネル121の縁が当接する。この第1の阻止表面572は、X方向に沿った窓ガラスパネル121のどのような移動も阻止し、これによって、トリム56の(軸Zに沿った)上部及び下部と窓ガラスパネル121の後側横縁22Aとの間の最小クリアラスを保つことが可能になる。
第1のラグは、車両の長手方向Xに延在する第2の阻止表面573も有しており、この第2の阻止表面573に対して、窓ガラスパネル121の外面が当接し、これによって、車両の横方向Yの外方に向う窓ガラスパネル121のどのような移動も阻止することになる。窓ガラスパネル121の下部におけるY方向に沿ったこの阻止は、窓ガラスパネル121を外方に押す傾向を有するシールの作用を補うことになる。
従って、阻止ストッパ57は、2つの方向X−及びY+におけるおける阻止をもたらすことになる。
図6は、阻止ストッパ57の第2の実施形態を示している。阻止ストッパ57は、窓ガラスパネル121の後側横縁121Aが収容されるU字状長孔575を画定する2つのラグを有している。これらのラグは、それぞれ、窓ガラスパネル121の内側及び外側に配置されている。この長孔575は、第1及び第2の阻止表面572,573と第3の阻止表面574とによって画定されている。
第3の阻止表面574は、車両の長手方向Xにおいて第2の阻止表面573と平行に延在している。第2及び第3の阻止表面573,574間の距離は、車両の横方向Yにおいてわずかな隙間を保ちながら窓ガラスパネル121を移動させることを可能にするために、窓ガラスパネル121の厚みよりもいくらか大きくなっている。これは、窓ガラスパネル121が閉位置にある時、窓ガラスパネル121が悪意のある人によって内部に向かって押し込まれることを防ぐことにもなる。
従って、阻止ストッパ57は、3つの方向X−,Y+、Y−における阻止をもたらすことになる。
阻止表面572〜574の少なくとも1つは、低摩擦係数及び高耐摩耗性を有する付加的材料、例えば、ポリオキシメチレンの層によって被覆される。
変更例では、上記層は、フェルトの層であってもよいし、又はポリウレタン帯片であってもよい。
他の変更例では、ストッパ57は、単一材料片である。
窓ガラスアセンブリは、1つ又は複数の固定式窓ガラスパネル又はクォータライトを備えていてもよい。
特定の実施形態では、可動窓ガラスパネルは、車両の内部を向く面に、各々がガイドレールに対して摺動可能に取り付けられた2つのガイドシューを備えている。
他の特定の実施形態では、可動窓ガラスパネルは、可動窓ガラスパネルが摺動する2つのガイドレールの1つと協働する単一ガイドシューを保持している。
勿論、前述の実施形態に対する多くの追加形態及び変更形態も考えられる。
レールは、可動窓ガラスパネルの移動中、可動窓ガラスパネルを閉位置において当接するフレーム又は直立材から離れる方にいくらか移動させるために、可動窓ガラスパネルを回動及び摺動させて案内するように、構成されていてもよい。
この場合、ガイドレールの少なくとも1つは、回動をもたらす隆起を保持している。
勿論、本発明の範囲から逸脱することなく、ストッパの他の形態が用いられてもよい。いずれの場合も、それらのストッパは、少なくとも1つの方向、すなわち、X方向及び場合によってはY方向に沿った阻止を可能にするようになっている。
さらに、阻止ストッパ57は、レール22A上に取り付けられたトリム56によって保持されてもよい。
Claims (11)
- 自動車ドアを形成するために車体チャンバ内に組み込まれることが意図された窓ガラス装置(12)であって、少なくとも1つの可動窓ガラスパネル(121)を備え、前記窓ガラスパネル(121)は、前記車両の内部の方を向く面に少なくとも2つのガイドシュー(26,27)を保持しており、前記少なくとも2つのガイドシュー(26,27)の各々は、ガイドレール(22A,22B)に対して摺動可能に取り付けられている、窓ガラス装置(12)において、
前記窓ガラス装置(12)は、前記車両の少なくとも長手方向(X)において前記窓ガラスパネル(121)を阻止するためのストッパ(57)を備えており、前記阻止ストッパ(57)は、第1のガイドレール(22A,22B)に固定されていることを特徴とする、窓ガラス装置(12)。 - 前記阻止ストッパ(57)は、前記窓ガラスパネル(121)の横縁(121A)を阻止する少なくとも1つの表面(572,573,574)を有していることを特徴とする、請求項1に記載の窓ガラス装置(12)。
- 前記阻止ストッパ(57)は、前記車両の横方向(Y)に延在する第1の阻止表面(572)を有していることを特徴とする、請求項2に記載の窓ガラス装置(12)。
- 前記阻止ストッパ(57)は、前記車両の前記横方向(Y)において隙間を生じることなく又はわずかな隙間しか生じることなく、前記窓ガラスパネル(121)の移動を可能にするために、前記車両の前記長手方向(X)に延在する第2の阻止表面(573)を有していることを特徴とする、請求項3に記載の窓ガラス装置(12)。
- 前記阻止ストッパ(57)は、前記車両の前記長手方向(X)において前記第2の阻止表面(573)と実質的に平行に延在する第3の阻止表面(574)を有しており、前記阻止表面(572,573,574)は、前記窓ガラスパネル(121)の前記横縁(121A)が収容される長孔(575)を画定していることを特徴とする、請求項4に記載の窓ガラス装置(12)。
- 第2のガイドレール(22A,22B)が、前記車両の前記横方向(Y)において前記窓ガラスパネル(121)を阻止するためのストッパ(57)を保持している請求項1〜5のいずれかに記載の窓ガラス装置(12)。
- 前記第1のガイドレール(22A,22B)は、トリム要素(56)を保持しており、 前記トリム要素(56)の一方の縁が、前記窓ガラスパネル(121)の前記横縁(121A)と実質的に平行に延在している請求項2〜6のいずれかに記載の窓ガラス装置(12)。
- 前記ガイドレール(22A,22B)の少なくとも1つは、本質的に円断面を有しており、前記対応する1つ又は複数のシュー(26,27)も本質的に円断面を有している請求項7に記載の窓ガラス装置(12)。
- 前記阻止表面(572,573,574)の少なくとも1つは、スリップカバーによって覆われていることを特徴とする、請求項3〜8のいずれかに記載の窓ガラス装置(12)。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の窓ガラス装置(12)を備えることを特徴とする、自動車ドア。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の少なくとも1つの窓ガラス装置(12)を備えることを特徴とする、自動車。
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