[go: up one dir, main page]

JP2020205552A - 通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム - Google Patents

通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020205552A
JP2020205552A JP2019112836A JP2019112836A JP2020205552A JP 2020205552 A JP2020205552 A JP 2020205552A JP 2019112836 A JP2019112836 A JP 2019112836A JP 2019112836 A JP2019112836 A JP 2019112836A JP 2020205552 A JP2020205552 A JP 2020205552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
transmission protocol
transmission
base station
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019112836A
Other languages
English (en)
Inventor
健一 大野
Kenichi Ono
健一 大野
敏則 土井
Toshinori Doi
敏則 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2019112836A priority Critical patent/JP2020205552A/ja
Publication of JP2020205552A publication Critical patent/JP2020205552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】eCPRIを伝送プロトコルとして用いるシステムを導入する場合にCPRIを伝送プロトコルとして用いているシステムを容易に組み込む。【解決手段】実施形態の通信中継装置は、第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置である。伝送プロトコル変換部は、無線基地局と第2の移動通信端末装置との間で第2伝送プロトコルを用いて伝送される伝送データを、第1伝送プロトコルの伝送データに変換して中継する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラムに関する。
従来、携帯電話、スマートフォン等の移動通信端末装置の通信を確保するに際し、無線容量が少ない場所のエリア対策として、集約基地局(CU:Centralized Unit)とリモート局(DU:Distributed Unit)間のフロントホール(Front Haul)回線を複数に分配するFHM(Front Haul Multiplexer)が知られている。
また、移動通信端末装置を無線電波が届かない屋内等で使用可能とするために、光リピータシステム(通信中継システム)が知られている。
このような光リピータシステムにおいては、無線基地局に接続された1台の親機(MU)に複数の子機(RU)を接続して実効的に無線基地局の通信エリアを拡大することにより、大規模な商業施設やオフィスビルといった広範囲の無線電波が届かないエリア(例えば、室内エリア)をカバーしていた。
特開2017−005357号公報
ところで、従来のフロントホールは、CPRI(Common Public Radio Interface)という伝送プロトコル(方式)が用いられていたが、年々増加するトラフィックに伴うフロントホールの伝送容量が課題となっており、集約基地局及びリモート局の機能分割を見直し、フロントホールの伝送容量を抑制する、例えばeCPRIといった伝送プロトコル(例えば、eCPRI Specification V1.2 (2018-06-25)が検討されている。
eCPRIのような伝送プロトコルは、イーサネット(登録商標)やIP(インターネットプロトコル)ネットワークにおける通信で用いられることが多い。
ここで、eCPRIのような伝送プロトコルを用いるフロントホールは、5G(第5世代移動通信システム)で用いられる集約基地局とリモート局との間の接続に対応しているが、eCPRIは、CPRIに対して互換性がないため、従来の光リピータシステムのように伝送プロトコルとしてCPRIが用いられている場合には、当該光リピータシステムの信号を伝送することはできず、光リピータシステムの設置場所にeCPRIを導入しようとする場合には、全ての装置を更新する必要があった。
したがって設置の手間や設置コストの観点から、導入が困難となる虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、eCPRIを伝送プロトコルとして用いるシステムを導入する場合にCPRIを伝送プロトコルとして用いているシステムを容易に組み込むことが可能な通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラムを提供することを目的としている。
実施形態の通信中継装置は、第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置である。
伝送プロトコル変換部は、無線基地局と第2の移動通信端末装置との間で第2伝送プロトコルを用いて伝送される伝送データを、第1伝送プロトコルの伝送データに変換して中継する。
図1は、第1実施形態の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。 図2は、親機の一例の概要構成ブロック図である。 図3は、ハブ装置の一例の概要構成ブロック図である。 図4は、子機の一例の概要構成ブロック図である。 図5は、第1実施形態の第1変形例の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。 図6は、親機の一例の概要構成ブロック図である。 図7は、第1実施形態の第2変形例の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。 図8は、子機の概要構成ブロック図である。 図9は、第1実施形態の第3変形例の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。 図10は、第2実施形態のハブ装置の概要構成ブロック図である。 図11は、第2実施形態の子機の概要構成ブロック図である。
次に図面を参照して好適な実施形態について詳細に説明する。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。
通信システム10は、大別すると、無線基地局11、集約基地局12、親機13、ハブ装置14−1〜14−i、子機15−1〜15−j及びリモート局16−1〜16−kを備えている。
上記構成において、親機13、ハブ装置14−1〜14−i及び子機15−1〜15−jは、無線中継システム20を構成しており、無線基地局11あるいは集約基地局12と移動通信端末装置21−1、21−2との間の通信を中継している。
また、親機13は、第1通信中継装置として機能し、子機15−1〜15−jは、第2通信中継装置として機能し、ハブ装置14−1〜14−iは、第3通信中継装置として機能している。
無線基地局11と親機13との間は、同軸ケーブルで接続されている。
また、集約基地局12と親機13との間は、イーサネットケーブルあるいは光ケーブルにより接続されている。
また親機13とハブ装置14−1〜14−iとの間は、それぞれイーサネットケーブルあるいは光ケーブルにより接続されている。
またハブ装置14−1と対応する子機15−1〜15−jあるいはリモート局16−1〜16−kとの間は、それぞれーサネットケーブルあるいは光ケーブルにより接続されている。この場合において、ハブ装置14−1と対応する子機15−1〜15−jとの間の通信には、伝送プロトコルとして第2伝送プロトコルとしてのCPRIが用いられており、ハブ装置14−1と対応するリモート局16−1〜16−kとの間の通信には、伝送プロトコルとして第1伝送プロトコルとしてのeCPRIが用いられているものとする。
図2は、親機の一例の概要構成ブロック図である。
親機13は、大別すると、無線信号インタフェース部31、上位インタフェース(上位IF)部32、スイッチ部33及び下位インタフェース部34−1〜34−iを備えている。
次に親機13を構成している各部について詳細に説明する。
まず、無線信号インタフェース部31は、無線基地局11との間の通信インタフェース動作を行っている。この場合において、用いられている伝送プロトコルは、例えば、CPRIである。
この場合において、無線信号インタフェース部31は、伝送プロトコル変換部として機能している。
無線信号インタフェース部31は、大別すると、無線部41、A/D変換部(A/D)42、分配部43、マッパー部44、メディアアクセスコントローラ(MAC)部45、デマッパー部46、合成部47、D/A変換部(D/A)48を備えている。
無線部41は、無線基地局11との間で無線信号の送受信を行う。
具体的には、無線信号を受信すると、受信した無線信号の信号増幅、フィルタ処理、ダウンコンバート等の無線受信処理を行ってアナログ信号に変換しA/D変換部42に出力する。また、D/A変換部48が変換したアナログ合成信号が入力されると、アップコンバート、フィルタ処理及び信号増幅などの無線送信処理を行って、無線信号に変換して無線基地局11に送信する。
A/D変換部42は、無線部41が受信したアナログ無線信号をディジタルIQ信号(ディジタル直交信号)に変換する。
分配部43は、変換されたディジタルIQ信号をハブ装置14−1〜14−iに分配するための複製を行う。
マッパー部44は、分配されたディジタルIQ信号を第1伝送プロトコルである、例えば、eCPRIのフォーマットにマッピングしてメディアアクセスコントローラ部45に出力する。
メディアアクセスコントローラ部45は、入力されたeCPRIのフォーマットのディジタルIQ信号にMAC処理を行い、イーサネットフレームデータとし、イーサネットフレームデータの送受信制御及び誤り検出を行ってスイッチ部に出力する。
また、メディアアクセスコントローラ部45は、スイッチ部を介してイーサネットフレームデータが入力されると、イーサネットフレームデータに対して、メディアアクセスコントロール処理を行い、デマッパー部46に出力する。
デマッパー部46は、受信したeCPRIのフォーマットのイーサネットフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出し、合成部47に出力する。
合成部47は、取り出された複数のハブ装置14−1〜14−nからのディジタルIQ信号各種ディジタルデータを合成して合成ディジタルデータとして出力する。
D/A変換部48は、合成部47が出力した合成ディジタルデータのアナログ合成信号に変換して、無線部41に出力する。
上位インタフェース部32は、集約基地局12との間の通信インタフェース動作を行っている。この場合において、用いられている伝送プロトコルは、例えば、eCPRIである。
スイッチ部33は、無線信号インタフェース部31を介した無線基地局と下位インタフェース部34−1〜34−nを介したハブ装置との間、あるいは、上位インタフェース部32を介した集約基地局12と下位インタフェース部34−1〜34−iを介したハブ装置14−1〜14−iとの間で接続先を切り替える。
下位インタフェース部34−1〜34−iは、同一構成であり、スイッチ部33と、光ケーブルで接続された対応するハブ装置との間の通信インタフェース動作を行う。
次にハブ装置の構成について説明する。
ハブ装置14−1〜14−iは、同様な構成であるので、ハブ装置14−1を例として説明する。
図3は、ハブ装置の一例の概要構成ブロック図である。
ハブ装置14−1は、大別すると、上位インタフェース(上位IF)部51、スイッチ部52、第1下位インタフェース(第1下位IF)部53−1〜53−j及び第2下位インタフェース(第2下位IF)部54−1〜54−kを備えている。この場合において、第1下位インタフェース(第1下位IF)部53−1〜53−jは、伝送プロトコル変換部として機能している。
上位インタフェース部51は、親機13との間の通信インタフェース動作を行う。
スイッチ部52は、上位インタフェース部51及び第1下位インタフェース部53−1〜53−jを介した親機13と子機15−1〜15−jとの間、あるいは、上位インタフェース部51及び第2下位インタフェース部54−1〜54−kを介した集約基地局とリモート局16−1〜16−kとの間で接続先を切り替える。
第1下位インタフェース部53−1〜53−jは、同様の構成を有しているので、第1下位インタフェース部53−1を例として説明を行う。
第1下位インタフェース部53−1は、大別すると、メディアアクセスコントローラ(MAC)部61、第1デマッパー部62、分配部63、第2マッパー部64、インタフェース(IF)部65、第2デマッパー部66、合成部67、第1マッパー部68を備えている。
メディアアクセスコントローラ(MAC)部61は、親機13あるいは子機15−1〜15−mとの間のフレームデータの送受信制御及び誤り検出を行う。
第1デマッパー部62は、親機13から受信した伝送プロトコルがeCPRIであるフレームデータから必要なディジタルIQ信号(生データ)を取り出し、分配部63に出力する。
分配部63は、第1デマッパー部62により取り出されたディジタルIQ信号を複製して、第2マッパー部64に出力する。
第2マッパー部64は、分配されたディジタルIQ信号を、多重化して、伝送するための伝送プロトコルがCPRIであるフレームデータを生成しインタフェース部65に出力する。
インタフェース部65は、子機15−1との間の通信インタフェース動作を行う。
第2デマッパー部66は、インタフェース部65を介して受信した子機15−1からの伝送プロトコルCPRIのフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出し、合成部67に出力する。
合成部67は、取り出したディジタルIQ信号を合成して合成ディジタルIQ信号として第1マッパー部68に出力する。
第1マッパー部68は、合成ディジタルIQ信号を多重化して伝送するためのフレームデータを生成し、メディアアクセスコントローラ(MAC)部61に出力する。
第2下位インタフェース部54−1〜54−kは、それぞれ対応するリモート局16−1〜16−kとの間の通信インタフェース動作を行う。
次に子機の構成について説明する。
子機15−1〜15−jは、同様な構成であるので、子機15−1を例として説明する。
図4は、子機の一例の概要構成ブロック図である。
子機15−1は、大別すると、インタフェース(IF)部71、第2デマッパー部72、D/A変換部(D/A)73、アンテナ74、無線部75、A/D変換部(A/D)76、第2マッパー部77を備えている。
子機15−1のインタフェース(IF)部71は、ハブ装置14−1との間の通信インタフェース動作を行う。
第2デマッパー部72は、インタフェース部71を介して受信したハブ装置14−1からの伝送プロトコルCPRIのフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出して、D/A変換部73に出力する。
D/A変換部(D/A)73は、ディジタルIQ信号のD/A変換を行って、アナログIQ信号(送信信号)として、無線部75に出力する。
無線部75は、入力されたアナログIQ信号のアップコンバート、フィルタ処理、信号増幅などを行って、アンテナ74を介して無線信号として移動通信端末装置21−1に送信する。
また、無線部75は、アンテナ74を介して移動通信端末装置21−1から無線信号が入力された場合には、信号増幅、フィルタ処理、ダウンコンバート等の処理を行って、A/D変換部76にアナログIQ信号(受信信号)として出力する。
A/D変換部76は、アナログIQ信号のA/D変換を行って、ディジタルIQ信号として第2マッパー部77に出力する。
第2マッパー部77は、入力されたディジタルIQ信号を、多重化して、伝送するための伝送プロトコルがCPRIであるフレームデータを生成しインタフェース部71に出力する。
次に実施形態の動作について、下り信号処理時と、上り信号処理時と、に分けて説明する。
まず、無線基地局と移動通信端末装置との間の通信動作について説明する。
最初に下り信号処理時について説明する。
無線基地局11から無線信号(下り信号)が入力されると、無線部41は、無線基地局11との間で無線信号の送受信を行う。
具体的には、無線信号を受信すると、受信した無線信号の信号増幅、フィルタ処理、ダウンコンバート等の無線受信処理を行ってアナログ信号に変換しA/D変換部42に出力する。
これにより、A/D変換部42は、無線部41が受信したアナログ無線信号をディジタルIQ信号(ディジタル直交信号)に変換して、分配部43に出力する。
分配部43は、変換されたディジタルIQ信号をハブ装置14−1〜14−iに分配するための複製を行い、マッパー部44に出力する。
マッパー部44は、分配されたディジタルIQ信号を第1伝送プロトコルである、eCPRIのフォーマットにマッピングしてメディアアクセスコントローラ部45に出力する。
メディアアクセスコントローラ部45は、入力されたeCPRIのフォーマットのディジタルIQ信号にMAC処理を行い、イーサネットフレームデータとし、イーサネットフレームデータの送受信制御及び誤り検出を行ってスイッチ部33に出力する。
スイッチ部33は、イーサネットフレームデータの宛先情報から転送先を判別し、所望の転送先に相当するハブ装置14−x(例えば、ハブ装置14−1)に対応する下位インタフェース部34−x(例えば、下位インタフェース部34−1)を介して転送する。
これにより親機13からイーサネットフレームデータを受信したハブ装置14−x(上述の例の場合、ハブ装置14−1)の上位インタフェース部51は、親機13との間の通信インタフェース動作を行い、受信したイーサネットフレームデータをスイッチ部52に出力する。
スイッチ部52は、入力されたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先を判別し、所望の転送先に相当する子機15−1〜15−jに対応する第1下位インタフェース部53−1〜53−jあるいはリモート局16−1〜リモート局16−kに対応する第2下位インタフェース部54−1〜54−kのいずれかにイーサネットフレームデータを出力する。
ここでは、一例として、子機15−1にイーサネットフレームデータを転送する場合について説明する。
子機15−1にイーサネットフレームデータを転送する場合には、スイッチ部52は、所望の転送先である子機15−1に対応する第1下位インタフェース部53−1に伝送プロトコルCPRIのイーサネットフレームデータを出力する。
この結果、子機15−1のインタフェース(IF)部71は、ハブ装置14−1との間の通信インタフェース動作を行い、イーサネットフレームデータを受信し、第2デマッパー部72に出力する。
第2デマッパー部72は、入力されたハブ装置14−1からの伝送プロトコルCPRIのイーサネットフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出して、D/A変換部73に出力する。
D/A変換部(D/A)73は、入力されたディジタルIQ信号のD/A変換を行って、アナログIQ信号(送信信号)として、無線部75に出力する。
無線部75は、入力されたアナログIQ信号のアップコンバート、フィルタ処理、信号増幅などを行って、アンテナ74を介して無線信号として移動通信端末装置に送信する。
以上の説明のように、本実施形態によれば、無線基地局11から受信した無線信号を伝送プロトコルeCPRIを用いて、親機13からハブ装置14−1に伝送し、ハブ装置14−1において、伝送プロトコルCPRIに変換して子機15−1に伝送するので、子機15−1から見れば、親機13、ひいては、無線基地局11から伝送プロトコルCPRIによりディジタルIQ信号が伝送された場合と等価となる。
したがって、第1伝送プロトコルであるeCPRIを用いて集約基地局と移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置を用いて、第2伝送プロトコルであるCPRIを用いて通信を行う無線基地局から移動通信端末装置への伝送(下り信号処理)を行うことができる。
次に上り信号処理時について説明する。
アンテナ74を介して移動通信端末装置21−1から無線信号が入力された場合には、無線部75は、信号増幅、フィルタ処理、ダウンコンバート等の処理を行って、A/D変換部76にアナログIQ信号(受信信号)として出力する。
A/D変換部76は、入力されたアナログIQ信号のA/D変換を行って、ディジタルIQ信号として第2マッパー部77に出力する。
第2マッパー部77は、入力されたディジタルIQ信号を、多重化して、伝送するための伝送プロトコルがCPRIであるイーサネットフレームデータを生成しインタフェース部71に出力する。
これにより、インタフェース(IF)部71は、ハブ装置14−1との間の通信インタフェース動作を行って伝送プロトコルがCPRIであるイーサネットフレームデータをハブ装置14−1に送信する。
ハブ装置14−1のインタフェース部65は、子機15−1との間の通信インタフェース動作を行い、伝送プロトコルCPRIであるイーサネットフレームデータを受信して第2デマッパー部66に出力する。
第2デマッパー部66は、インタフェース部65を介して受信した子機15−1からの伝送プロトコルCPRIのイーサネットフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出し、合成部67に出力する。
合成部67は、取り出したディジタルIQ信号を合成して合成ディジタルIQ信号として第1マッパー部68に出力する。
第1マッパー部68は、合成ディジタルIQ信号を多重化して伝送するための伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータを生成し、メディアアクセスコントローラ部61に出力する。
メディアアクセスコントローラ部61は、子機15−1に対応する伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータの受信制御及び誤り検出を行い、スイッチ部52に出力する。
スイッチ部52は、入力されたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先である親機13を判別し、上位インタフェース部51にイーサネットフレームデータを出力する。
上位インタフェース部51は、親機13との間の通信インタフェース動作を行い、伝送プロトコルeCPRIを用いて親機13にイーサネットフレームデータを送信する。
親機13の下位インタフェース部34−1光ケーブルで接続された対応するハブ装置14−1との間の通信インタフェース動作を行い、伝送プロトコルeCPRIを用いたイーサネットフレームデータをスイッチ部33に出力する。
スイッチ部33は、下位インタフェース部34−1を介したハブ装置14−1との間、あるいは、上位インタフェース部32を介した集約基地局12と下位インタフェース部34−1〜34−nを介したハブ装置との間で接続先を切り替える。
メディアアクセスコントローラ部45は、スイッチ部33を介してイーサネットフレームデータが入力されると、伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータに対して、MAC処理を行い、デマッパー部46に出力する。
デマッパー部46は、受信した伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出し、合成部47に出力する。
合成部47は、同様にして取り出された複数のハブ装置14−1〜14−nからのディジタルIQ信号各種ディジタルデータを合成して合成ディジタルデータとしてD/A変換部48に出力する。
D/A変換部48は、合成部47が出力した合成ディジタルデータのアナログ合成信号に変換して、無線部41に出力する。
この結果、無線部41は、アナログ合成信号に基づいて、無線基地局11に対し、無線信号の送信を行う。
以上の説明のように、本実施形態によれば、移動通信端末装置21−1から受信した無線信号を伝送プロトコルeCPRIを用いて、ハブ装置14−1を介して親機13に伝送するので、親機13から見れば、子機15−1、ひいては、移動通信端末装置21−1から伝送プロトコルCPRIを用いてディジタルIQ信号が伝送された場合と等価となる。
したがって、第1伝送プロトコルであるeCPRIを用いて集約基地局と移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置を用いて、第2伝送プロトコルであるCPRIを用いて通信を行う移動通信端末装置から無線基地局への伝送(上り信号処理)を行うことができる。
次に集約基地局と移動通信端末装置との間の通信動作について説明する。
最初に下り信号処理時の動作について説明する。
集約基地局12から伝送プロトコルeCPRIを用いてイーサネットフレームデータが転送されると、上位インタフェース部51は、親機13との間の通信インタフェース動作を行い、受信したイーサネットフレームデータをスイッチ部33に出力する。
スイッチ部33は、入力されたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先を判別し、所望の転送先に相当するハブ装置14−xに対応する下位インタフェース部34−x(例えば、ハブ装置14−1に対応する下位インタフェース部34−1)にイーサネットフレームデータを出力する。
所望の転送先に相当するハブ装置14−xの上位インタフェース部51は、親機13との間の通信インタフェース動作を行い、入力された伝送プロトコルeCPRIを用いたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先を判別し、所望の転送先に相当するリモート局16−yに対応する第2下位インタフェース部54−y(例えば、リモート局16−1に対応する第2下位インタフェース部54-1)にイーサネットフレームデータを出力する。
これにより、第2下位インタフェース部54−y(例えば、リモート局16−1に対応する第2下位インタフェース部54-1)は、リモート局16−y(上述の例の場合、リモート局16−1)との通信インタフェース動作を行い、イーサネットフレームデータを送信する。
そして、リモート局16−yは対応する移動通信端末装置(図1の例の場合、リモート局16−1に対応する移動通信端末装置21−2)に対し、無線通信によりイーサネットフレームデータに対応する下り信号を伝送する。
次に上り信号処理時の動作について説明する。
アンテナ80を介して移動通信端末装置から上り信号に相当する無線信号が入力された場合には、対応するリモート局16−y(例えば、アンテナ80を介して移動通信端末装置21−2から無線信号が入力されたリモート局16−1)は、受信した無線信号の処理を行い、伝送プロトコルeCPRIを用いたイーサネットフレームデータを生成して、対応するハブ装置14−x(上述の例の場合、ハブ装置14−1)に出力する。
これによりハブ装置14−xの対応する第2下位インタフェース部54−z(例えば、ハブ装置14−1の第2下位インタフェース部54−1)は、通信インタフェース動作を行い、入力された伝送プロトコルeCPRIを用いたイーサネットフレームデータをスイッチ部52に出力する。
スイッチ部52は、上位インタフェース部51を介して、親機13に入力されたイーサネットフレームデータを出力する。
これにより下位インタフェース部34−x(上述の例の場合、ハブ装置14−1に対応する下位インタフェース部34−1)は、通信インタフェース動作を行いスイッチ部33に出力し、スイッチ部33は、入力された伝送プロトコルeCPRIを用いたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先を判別し、所望の転送先に相当する集約基地局12に対応する上位インタフェース部32を介して、イーサネットフレームデータを出力する。
したがって、集約基地局12は、上り信号としてのイーサネットフレームデータを受信して処理を行うこととなる。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、光リピータシステムの設置場所に伝送プロトコルとしてeCPRIを用いる通信中継システムを導入しようとする場合であっても、CPRIを伝送プロトコルとして用いている既設置装置(親機及び子機)を容易に組み込むことができ、通信中継システムの機能拡張を容易に行うことができる。
また、逆に伝送プロトコルとしてeCPRIを用いる通信中継システムの設置場所に伝送プロトコルとしてCPRIを用いる光リピータシステムを導入する場合でも、容易に導入が行える。
次に第1実施形態の変形例について説明する。
[1.1]第1実施形態の第1変形例
図5は、第1実施形態の第1変形例の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。
図5において、図1と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
図5の第1実施形態の第1変形例の通信システムが、図1の通信システムと異なる点は、ハブ装置を介さずに子機あるいはリモート局が親機に接続されている点である。
通信システム10Aは、図5に示すように、大別すると、無線基地局11、集約基地局12、親機13A、子機15−1〜15−j及びリモート局16−1〜16−kを備えている。
上記構成において、親機13A及び子機15−1〜15−jは、無線中継システム20Aを構成しており、無線基地局11あるいは集約基地局12と移動通信端末装置21−1、21−2との間の通信を中継している。
図6は、親機の一例の概要構成ブロック図である。
図6において、図2及び図3と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
親機13Aは、大別すると、無線信号インタフェース部31、上位インタフェース(上位IF)部32、スイッチ部52A、第1下位インタフェース(第1下位IF)部53−1〜53−j及び第2下位インタフェース(第2下位IF)部54−1〜54−kを備えている。
次に実施形態の第1変形例の動作を説明する。
まず、下り信号処理時について説明する。
無線基地局11から無線信号(下り信号)が入力されると、無線信号インタフェース部31の無線部41は、無線基地局11との間で無線信号の送受信を行う。
これにより、A/D変換部42、マッパー部44及びメディアアクセスコントローラ部45は、上述した処理と同様の処理を行い、入力されたeCPRIのフォーマットのディジタルIQ信号をイーサネットフレームデータに変換して、スイッチ部52Aに出力する。
スイッチ部52Aは、イーサネットフレームデータの宛先情報から転送先を判別し、所望の転送先に相当する子機15−x(例えば、子機15−1)に対応する下位インタフェース部53−x(例えば、下位インタフェース部53−1)に出力する。
ここでは、一例として、子機15−1にイーサネットフレームデータを転送する場合について説明する。
子機15−1にイーサネットフレームデータを転送する場合には、スイッチ部52Aは、所望の転送先である子機15−1に対応する第1下位インタフェース部53−1に伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータを出力する。
これにより、第1下位インタフェース部53−1のメディアアクセスコントローラ(MAC)部61は、親機13あるいは子機15−1〜15−mとの間のフレームデータの送受信制御及び誤り検出を行い、第1デマッパー部62に出力する。
第1デマッパー部62は、入力された伝送プロトコルがeCPRIであるフレームデータから必要なディジタルIQ信号(生データ)を取り出し、分配部63に出力する。
分配部63は、第1デマッパー部62により取り出されたディジタルIQ信号を複製して、第2マッパー部64に出力する。
第2マッパー部64は、分配されたディジタルIQ信号を、多重化して、伝送するための伝送プロトコルがCPRIであるフレームデータを生成しインタフェース部65に出力する。
インタフェース部65は、子機15−1との間の通信インタフェース動作を行う。
この結果、子機15−1のインタフェース(IF)部71は、ハブ装置14−1との間の通信インタフェース動作を行い、イーサネットフレームデータを受信し、第2デマッパー部72に出力する。
第2デマッパー部72は、入力されたハブ装置14−1からの伝送プロトコルCPRIのイーサネットフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出して、D/A変換部73に出力する。
D/A変換部(D/A)73は、入力されたディジタルIQ信号のD/A変換を行って、アナログIQ信号(送信信号)として、無線部75に出力する。
無線部75は、入力されたアナログIQ信号のアップコンバート、フィルタ処理、信号増幅などを行って、アンテナ74を介して無線信号として移動通信端末装置に送信する。
以上の説明のように、本実施形態の第1変形例によっても、無線基地局11から受信した無線信号を親機13において一旦伝送プロトコルeCPRIに変換して伝送プロトコルeCPRIで動作しているスイッチ部52Aにスイッチングさせ、さらに伝送プロトコルCPRIに変換して子機15−1に伝送するので、子機15−1から見れば、親機13、ひいては、無線基地局11から伝送プロトコルCPRIによりディジタルIQ信号が伝送された場合と等価となる。
したがって、第1伝送プロトコルであるeCPRIを用いて集約基地局と移動通信端末装置との間で伝送データを中継する親機(通信中継装置)を用いて、第2伝送プロトコルであるCPRIを用いて通信を行う無線基地局から移動通信端末装置への伝送(下り信号処理)を行うことができる。
次に上り信号処理時について説明する。
アンテナ74を介して移動通信端末装置21−1から無線信号が入力された場合には、子機15−1の無線部75、A/D変換部76及び第2マッパー部77は、伝送プロトコルがCPRIであるイーサネットフレームデータを生成しインタフェース部71に出力する。
これにより、インタフェース(IF)部71は、親機13との間の通信インタフェース動作を行って伝送プロトコルがCPRIであるイーサネットフレームデータを親機13に送信する。
そして親機13のインタフェース部65は、子機15−1との間の通信インタフェース動作を行い、伝送プロトコルCPRIであるイーサネットフレームデータを受信して第2デマッパー部66に出力する。
第2デマッパー部66、合成部67及び第1マッパー部68は、共働して、伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータを生成し、メディアアクセスコントローラ部61に出力する。
メディアアクセスコントローラ部61は、子機15−1に対応する伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータの受信制御及び誤り検出を行い、スイッチ部52Aに出力する。
スイッチ部52Aは、入力されたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先である無線基地局11を判別し、無線信号インタフェース部31にイーサネットフレームデータを出力する。
この結果、無線信号インタフェース部31のメディアアクセスコントローラ部45は、イーサネットフレームデータが入力されると、伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータに対して、MAC処理を行い、デマッパー部46に出力する。
デマッパー部46は、受信した伝送プロトコルeCPRIのイーサネットフレームデータから必要なディジタルIQ信号を取り出し、合成部47に出力する。
合成部47は、同様にして取り出された複数のハブ装置14−1〜14−nからのディジタルIQ信号各種ディジタルデータを合成して合成ディジタルデータとしてD/A変換部48に出力する。
D/A変換部48は、合成部47が出力した合成ディジタルデータのアナログ合成信号に変換して、無線部41に出力する。
この結果、無線部41は、アナログ合成信号に基づいて、無線基地局11に対し、無線信号の送信を行う。
以上の説明のように、本実施形態の第1変形例によっても、移動通信端末装置21−1から受信した無線信号を内部処理的に伝送プロトコルeCPRIを用いて伝送するので、親機13としては、伝送プロトコルがCPRIあるいはeCPRIのいずれであっても同様に扱うことができ、第1伝送プロトコルであるeCPRIを用いて集約基地局と移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置を用いて、第2伝送プロトコルであるCPRIを用いて通信を行う移動通信端末装置から無線基地局への伝送(上り信号処理)を行うことができる。
[1.2]第1実施形態の第2変形例
図7は、第1実施形態の第2変形例の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。
図7において、図5と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
図7の第1実施形態の第2変形例の通信システムが、図5の通信システムと異なる点は、リモート局が子機を介して親機に接続されている点である。
通信システム10Bは、図7に示すように、大別すると、無線基地局11、集約基地局12、親機13A、子機15−1A〜15−jA及びリモート局16−1A〜16−jAを備えている。
次に子機15−1A〜15−jAを構成している各部について詳細に説明する。
この場合において、子機15−1A〜15−jAは、同様の構成であるので、子機15−1Aを例として説明する。
図8は、子機の概要構成ブロック図である。
図8において、図4と同様の部分については、同一の符号を付すものとする。
子機15−1Aが、図4の子機15−1と異なる点は、インターフェース部71Aとリモート局16−1Aとの間のインタフェース動作を行うインタフェース部81を備えた点である。
インタフェース部81は、リモート局16−1Aを介して移動通信端末装置が通信を行う場合に、伝送プロトコルeCPRIを用いて通信を中継することとなる。
本第1実施形態の第2変形例によれば、リモート局16−1A〜16−1jのために子機15−1A〜15−1Jの通信配線とは別に親機13まで通信配線を設けることなく、リモート局16−1A〜16−1jを設けることが可能となるので、設置の手間を軽減できるとともに、低コストでシステムの拡張が行える。
[1.3]第1実施形態の第3変形例
図9は、第1実施形態の第3変形例の通信システムの一例の概要構成ブロック図である。
図9において、図1と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
図9の実施形態の第3変形例の通信システムが、図1の通信システムと異なる点は、第2変形例と同様に、リモート局16−1A〜16−jAが子機15−1A〜15−jAを介してハブ装置14−1に接続されている点である。
本第3変形例においても、第2変形例と同様に、リモート局16−1A〜16−1jのために子機15−1A〜15−1Jの通信配線とは別にハブ装置14−1まで通信配線を設けることなく、リモート局16−1A〜16−1jを設けることが可能となるので、設置の手間を軽減できるとともに、低コストでより一層容易にシステムの拡張が行える。
[1.4]第1実施形態の第4変形例
以上の説明においては、親機13において、無線信号インタフェース部31が組み込まれている場合について説明したが、無線信号インタフェース部31を基板状に形成したオプションボードとして構成し、スイッチ部33に予め用意した拡張スロット等に追加で組み込み可能とするように構成することも可能である。
同様に、ハブ装置14−1〜14−iにおいて、第1下位インタフェース部53−1〜53−jをそれぞれ基板状に形成したオプションボードとして構成し、スイッチ部52に予め用意した拡張スロット等に追加で組み込み可能とするように構成することも可能である。
[2]第2実施形態
上記第1実施形態及びその変形例においては、子機が伝送プロトコルとしてCPRIを用いる場合のものであったが、本第2実施形態は、子機が伝送プロトコルとしてeCPRIを用いる場合のものである。
第2実施形態の通信システムの概要構成は、図1の第1実施形態と同様であるので、図1を参照して説明を行う。
図10は、第2実施形態のハブ装置の概要構成ブロック図である。
ハブ装置14−1Aは、図1におけるハブ装置14−1を置き換える場合のものであり、同様に図1におけるハブ装置14−1〜14−jを置き換えることが可能である。
図10に示すハブ装置14−1Aが図3に示したハブ装置14−1と異なる点は、伝送プロトコルCPRIを用いてインタフェース動作を行う第1下位インタフェース部53−1〜53−jに代えて、伝送プロトコルeCPRIを用いてインタフェース動作を行う第2下位インタフェース54−1A〜54−jAを備えた点である。
図11は、第2実施形態の子機の概要構成ブロック図である。
子機15−1Bは、大別すると、インタフェース部91、メディアアクセスコントローラ(MAC)部92、第1デマッパー部93、D/A変換部94、A/D変換部95、第1マッパー部96を備えている。
インタフェース部91は、ハブ装置14−1Aとの間の通信インタフェース動作を行う。
メディアアクセスコントローラ(MAC)部92は、ハブ装置14−1Aとの間のフレームデータの送受信制御及び誤り検出を行う。
第1デマッパー部93は、ハブ装置14−1Aから受信した伝送プロトコルがeCPRIであるフレームデータから必要なディジタルIQ信号(生データ)を取り出しD/A変換部94に出力する。
D/A変換部94は、ディジタルIQ信号のD/A変換を行って、アナログIQ信号(送信信号)として、外部の無線部101に出力する。
A/D変換部95は、外部の無線部101から入力されたアナログIQ信号のA/D変換を行って、ディジタルIQ信号として第1マッパー部96に出力する。
第1マッパー部96は、ディジタルIQ信号を伝送するためのフレームデータを生成し、メディアアクセスコントローラ(MAC)部92に出力する。
次に第2実施形態の動作を説明する。
まず、下り信号処理時について説明する。
無線基地局11から無線信号(下り信号)が親機13に入力されると、親機13は、イーサネットフレームデータの宛先情報から転送先を判別し、イーサネットフレームデータを所望の転送先に相当するハブ装置14−x(例えば、ハブ装置14−1A)に転送する。
これにより親機13からイーサネットフレームデータを受信したハブ装置14−1Aの上位インタフェース部51は、親機13との間の通信インタフェース動作を行い、受信したイーサネットフレームデータをスイッチ部52に出力する。
スイッチ部52は、入力されたイーサネットフレームデータの宛先情報からさらなる転送先を判別し、所望の転送先に相当する子機15−1Bに対応する第2下位インタフェース部54−1Aにイーサネットフレームデータを出力する。
この結果、イーサネットフレームデータは、子機15−1Bのインタフェース部91に送信される。
そして、インタフェース部91は、ハブ装置14−1Aとの間の通信インタフェース動作を行い、イーサネットフレームデータをメディアアクセスコントローラ(MAC)部92に出力する。
このとき、メディアアクセスコントローラ(MAC)部92は、ハブ装置14−1Aとの間のイーサネットフレームデータの送受信制御及び誤り検出を行い、第1デマッパー部93に出力する。
第1デマッパー部93は、ハブ装置14−1Aから受信した伝送プロトコルがeCPRIであるフレームデータから必要なディジタルIQ信号(生データ)を取り出しD/A変換部94に出力し、D/A変換部94は、ディジタルIQ信号のD/A変換を行って、アナログIQ信号(送信信号)として、外部の無線部101に出力する。
これにより、無線部101は、移動体通信端末装置に対して、下り信号の送信を行う。
次に上り信号処理時について説明する。
移動体通信端末装置から上り信号が無線部101に到達すると、上り信号としてのアナログIQ信号をA/D変換部95に出力する。
これにより、A/D変換部95は、外部の無線部101から入力されたアナログIQ信号のA/D変換を行って、ディジタルIQ信号として第1マッパー部96に出力する。
第1マッパー部96は、ディジタルIQ信号を伝送するためのフレームデータを生成し、メディアアクセスコントローラ(MAC)部92に出力する。
これらの結果、メディアアクセスコントローラ(MAC)部92は、インタフェース部91を介して、ハブ装置14−1A、ひいては、親機13及び無線基地局11に対して上り信号を送出することとなる。
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、第1伝送プロトコルであるeCPRIを用いて無線基地局と移動通信端末装置との間で伝送データを中継する親機、ハブ装置及び子局(通信中継装置)を用いて、第2伝送プロトコルであるCPRIを用いて通信を行う無線基地局と移動通信端末装置との間の伝送(下り信号処理及び上り信号処理)を行うことができる。
[3]まとめ
以上の説明のように、各実施形態によれば、eCPRIを伝送プロトコルとして用いるシステムを導入する場合にCPRIを伝送プロトコルとして用いているシステムを容易に組み込むことができる。
あるいは、第1伝送プロトコルとしてのeCPRIを用いた通信中継システムにおいて、従来の伝送プロトコルである第2伝送プロトコルとしてのCPRIを用いて通信を行う無線基地局を用いた通信システムの組み込みが低コストで容易となる。
[4]実施形態の変形例
上記各実施形態においては、第1伝送プロトコルとしてeCPRI、第2伝送プロトコルとして本実施形態の通信中継装置(親局[第1通信中継装置]、ハブ装置[第3通信中継装置]、子局[第2通信中継装置]、集約基地局、リモート局)で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供されるようにすることも可能である。
また、本実施形態の通信中継装置は、いわゆるコンピュータとして構成可能であり、これらの通信中継装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の半導体メモリ装置、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の通信中継装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の通信中継装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10A、10B 通信システム
11 無線基地局
12 集約基地局
13、13A 親機(第1通信中継装置)
14 ハブ装置(第3通信中継装置)
15 子機(第2通信中継装置)
16 リモート局
20、20A 無線中継システム
21−1、21−2 移動通信端末装置
31 無線信号インタフェース部
32 上位インタフェース部
33 スイッチ部
34 下位インタフェース部
41 無線部
42 A/D変換部
43 分配部
44 マッパー部
45 メディアアクセスコントローラ部
46 デマッパー部
47 合成部
48 D/A変換部
51 上位インタフェース部
52、52A スイッチ部
53−1〜53−j 第1下位インタフェース部
54−1〜54−k 第2下位インタフェース部
61 メディアアクセスコントローラ部
62 第1デマッパー部
63 分配部
64 第2マッパー部
65 インタフェース部
66 第2デマッパー部
67 合成部
68 第1マッパー部
71 インタフェース部
72 第2デマッパー部
73 D/A変換部
74、80 アンテナ
75 無線部
76 A/D変換部
77 第2マッパー部
81 インタフェース部
91 インタフェース部
92 部
93 第1デマッパー部
94 D/A変換部
95 A/D変換部
96 第1マッパー部
101 無線部

Claims (10)

  1. 第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置であって、
    無線基地局と第2の移動通信端末装置との間で第2伝送プロトコルを用いて伝送される伝送データを、前記第1伝送プロトコルの伝送データに変換して中継する伝送プロトコル変換部を備えた通信中継装置。
  2. 前記伝送プロトコル変換部は、前記無線基地局に対する前記第2の移動通信端末装置からの伝送データに対応する前記第1伝送プロトコルの伝送データを無線信号に変換して前記無線基地局に送信する無線部を備えた、
    請求項1記載の通信中継装置。
  3. 前記伝送プロトコル変換部は、前記第2の移動通信端末装置に対応する前記第1伝送プロトコルの伝送データを前記第2伝送プロトコルの伝送データに変換して前記第2の移動通信端末装置に伝送する、
    請求項1記載の通信中継装置。
  4. 前記無線基地局からの無線信号に対応する前記第1伝送プロトコルの伝送データを前記第2伝送プロトコルの伝送データに変換する第1変換部と、
    前記第2の移動通信端末装置からの伝送データに対応する前記第2伝送プロトコルの伝送データを前記第1伝送プロトコルの伝送データに変換する第2変換部と、を備えた、
    請求項3記載の通信中継装置。
  5. 第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継システムで用いられる通信中継装置であって、
    第2伝送プロトコルを用いて第2の移動通信端末装置との間で通信を行う無線基地局からの伝送データを前記第1伝送プロトコルの伝送データに変換して中継するとともに、前記第2の移動通信端末装置から前記無線基地局への伝送データを前記第2伝送プロトコルに変換して中継する伝送プロトコル変換部を備えた通信中継装置。
  6. 第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継システムで用いられる通信中継装置あって、
    第2伝送プロトコルを用いて第2の移動通信端末装置との間で通信を行う無線基地局からの伝送データに対応する前記第1伝送プロトコルの伝送データを前記第2伝送プロトコルの伝送データに変換して中継するとともに、前記第2の移動通信端末装置から前記無線基地局への伝送データを前記第1伝送プロトコルに変換して中継する伝送プロトコル変換部を備えた通信中継装置。
  7. 第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継システムであって、
    第2伝送プロトコルを用いて第2の移動通信端末装置との間で通信を行う無線基地局からの伝送データを前記第1伝送プロトコルの伝送データに変換して中継するとともに、前記第2の移動通信端末装置から前記無線基地局への伝送データを前記第2伝送プロトコルに変換して中継する第1伝送プロトコル変換部を備えた第1通信中継装置と、
    前記無線基地局からの伝送データに対応する前記第1伝送プロトコルの伝送データを前記第2伝送プロトコルの伝送データに変換して中継するとともに、前記第2の移動通信端末装置から前記無線基地局への伝送データを前記第1伝送プロトコルに変換して中継する第2伝送プロトコル変換部を備えた第2通信中継装置と、
    を備えた通信中継システム。
  8. 前記第1通信中継装置と、前記第2通信中継装置との間の伝送路中に設けられ、前記第1伝送プロトコルの伝送データを前記第1通信中継装置と、前記第2通信中継装置との間で相互に中継する第3通信中継装置を備えた、
    請求項7記載の通信中継システム。
  9. 第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置で実行される方法であって、
    無線基地局から第2の移動通信端末装置に対して第2伝送プロトコルを用いて伝送される伝送データを受信する過程と、
    受信した前記第1伝送プロトコルの伝送データに変換して前記第2の移動通信端末装置の側に送信する過程と、
    を備えた方法。
  10. 第1伝送プロトコルを用いて集約基地局と第1の移動通信端末装置との間で伝送データを中継する通信中継装置をコンピュータにより制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    無線基地局から第2の移動通信端末装置に対して第2伝送プロトコルを用いて伝送される伝送データを受信する手段と、
    受信した前記第1伝送プロトコルの伝送データに変換して前記第2の移動通信端末装置の側に送信する手段と、
    して機能させるプログラム。
JP2019112836A 2019-06-18 2019-06-18 通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム Pending JP2020205552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019112836A JP2020205552A (ja) 2019-06-18 2019-06-18 通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019112836A JP2020205552A (ja) 2019-06-18 2019-06-18 通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020205552A true JP2020205552A (ja) 2020-12-24

Family

ID=73837610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019112836A Pending JP2020205552A (ja) 2019-06-18 2019-06-18 通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020205552A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220159655A (ko) * 2021-05-26 2022-12-05 주식회사 제이티 다기종 프로토콜 게이트웨이 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017539133A (ja) * 2014-10-31 2017-12-28 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド アグリゲートされたタッチレスワイヤレスフロントホールのためのチャネルマッピング
US20180124482A1 (en) * 2015-11-24 2018-05-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Switching data signals of at least two types for transmission over a transport network providing both backhaul and fronthaul (xhaul)connectivity
US20180249466A1 (en) * 2015-10-29 2018-08-30 Huawei Technologies Co., Ltd. Data Sending and Receiving Method, Apparatus, and System
JP2018536313A (ja) * 2015-09-23 2018-12-06 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) 堅牢なワイヤレス無線送信
WO2019035750A1 (en) * 2017-08-17 2019-02-21 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) TRANSITION METHOD AND DEVICE FOR ESTABLISHING DATA COMMUNICATION IN A WIRELESS NETWORK

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017539133A (ja) * 2014-10-31 2017-12-28 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド アグリゲートされたタッチレスワイヤレスフロントホールのためのチャネルマッピング
JP2018536313A (ja) * 2015-09-23 2018-12-06 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) 堅牢なワイヤレス無線送信
US20180249466A1 (en) * 2015-10-29 2018-08-30 Huawei Technologies Co., Ltd. Data Sending and Receiving Method, Apparatus, and System
US20180124482A1 (en) * 2015-11-24 2018-05-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Switching data signals of at least two types for transmission over a transport network providing both backhaul and fronthaul (xhaul)connectivity
WO2019035750A1 (en) * 2017-08-17 2019-02-21 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) TRANSITION METHOD AND DEVICE FOR ESTABLISHING DATA COMMUNICATION IN A WIRELESS NETWORK

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220159655A (ko) * 2021-05-26 2022-12-05 주식회사 제이티 다기종 프로토콜 게이트웨이 장치
KR102489042B1 (ko) * 2021-05-26 2023-01-17 주식회사 제이티 다기종 프로토콜 게이트웨이 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11689250B2 (en) Systems and methods for noise floor optimization in distributed antenna system with direct digital interface to base station
US10855338B2 (en) Master reference for base station network interface sourced from distributed antenna system
EP3364713B1 (en) Universal remote radio head
JP5193990B2 (ja) 中継装置
JP6401797B2 (ja) 遠隔無線ユニットハブrhub、屋内通信システム、及び信号伝送方法
JP7192418B2 (ja) 中継装置、中継方法及び中継プログラム
WO2020095718A1 (ja) 中継装置、中継方法及び中継プログラム
CN111010680B (zh) 一种室内分布系统
JP5113915B2 (ja) 無線基地局、無線装置制御装置及び無線装置
US10367572B2 (en) Repeater system and method
CN101155422B (zh) 具有广播波重发功能的扩展式无线基站系统
US8897225B2 (en) Apparatus and method for controlling communication path between multiple digital units and multiple radio frequency units in wireless communication system
JP2020205552A (ja) 通信中継装置、通信中継システム、方法及びプログラム
JP2009177519A (ja) 無線通信システム、無線端末装置、及び、可視光通信端末装置
JP2007028124A (ja) 中継装置
WO2013007213A1 (zh) 多输入多输出信号的传输系统、装置及方法
US20060268922A1 (en) Apparatus and method for channel allocation in a wireless local area network mesh communication system
CN106487519B (zh) 一种通信设备连接方法和系统、光口速率转换设备
KR101060582B1 (ko) 중계기 시스템 및 그 제어방법
KR101771598B1 (ko) 광대역 통신과 근거리 통신을 지원하는 중계 시스템 및 중계 장치
US11696104B1 (en) BLE link-cluster architecture
JP4088389B2 (ja) 無線通信システム
EP3189705B1 (en) Splitter device connecting multiple remote radio heads
JP2019176361A (ja) メッシュネットワーク
US20230421205A1 (en) Digital donor card for a distributed antenna unit supporting multiple virtual radio points

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231226