JP2020204672A - 発音装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易な演奏操作により複数の発音体を互いに衝突させて音を発生させる新しい種類の発音装置を提供すること【解決手段】本発明の一実施形態によれば、第1発音体10を支持する第1支持部(第1支持体30)と、第2発音体20を支持する第2支持部(第2支持体40)と、外部負荷によって基準位置から限界位置まで移動し、第1発音体と第2発音体が接触状態となるように付勢するための第1操作子(操作キー50)と、第1発音体と第2発音体との関係が、接触状態と離隔状態との間で変化するように、第1操作子、第1支持部および第2支持部に接続する接続部(フレーム80)と、を有する。第1操作子が基準位置に存在するときに、第1発音体と第2発音体とが第1距離で離隔した状態になり、第1操作子が限界位置に存在するときに、第1発音体と第2発音体とが第1距離よりも短い第2距離で離隔した状態になる。【選択図】図4
Description
本発明は、発音装置に関する。
グランドピアノおよびアップライトピアノ等の打弦楽器では、鍵が押下されることでハンマが弦を打撃する。そして、打撃された弦が振動することによって、音が発生する(例えば、特許文献1)。
弦のような発音体を打撃することによって音を発生させる楽器はピアノのような打弦楽器だけではない。例えば、マレットにより金属製の音板を打撃することによって発音する鉄琴のような打楽器も存在する。このように打撃されることによって音を発生させる楽器は、様々に存在する。このような楽器においては、打撃される物体は音を発生させる発音体である一方、発音体を打撃するための物体は、自身が音を発生することはなく、発音体を打撃することに適した構造が採用されている。
また、シンバルのような体鳴楽器を用いた演奏方法においても、上記の楽器と同様に打撃によって発音させることができる。一方、シンバルを用いた演奏方法としては、2つのシンバルを互いに対向させて衝突させることによって発音させることもある。このような演奏方法には、両手それぞれに持ったシンバルを演奏者が互いに衝突させる方法、またドラムセットにおいて用いられるハイハットのようにペダル操作によってシンバルを互いに衝突させる方法が知られている。いずれの方法においても演奏操作において経験が必要なものであり、音の制御をすることは容易でなかった。
本発明の目的の一つは、容易な演奏操作により複数の発音体を互いに衝突させて音を発生させる新しい種類の発音装置を提供することにある。
本発明の一実施形態によれば、第1発音体を支持する第1支持部と、第2発音体を支持する第2支持部と、外部負荷によって基準位置から限界位置まで移動し、前記第1発音体と前記第2発音体が接触状態となるように付勢するための第1操作子と、前記第1発音体と前記第2発音体との関係が、接触状態と離隔状態との間で変化するように、前記第1操作子、前記第1支持部および前記第2支持部に接続する接続部と、を有し、前記第1操作子が前記基準位置に存在するときに、前記第1発音体と前記第2発音体とが第1距離で離隔した状態になり、前記第1操作子が前記限界位置に存在するときに、前記第1発音体と前記第2発音体とが前記第1距離よりも短い第2距離で離隔した状態になる、発音装置が提供される。
前記接触状態では、前記第1発音体の外周の一部と前記第2発音体とが接触してもよい。
前記第1支持部は、第1軸に沿って延びる部材を介して前記第1発音体を支持し、前記第2支持部は、第2軸に沿って延びる部材を介して前記第2発音体を支持し、前記第1軸と前記第2軸とが同一直線上に位置しなくてもよい。
前記第1支持部は、第1軸に沿って延びる部材を介して前記第1発音体を支持し、前記第1発音体と前記第2発音体との関係が前記接触状態と前記離隔状態との間で変化するときに、前記第1発音体が前記第1軸とは異なる方向に移動してもよい。
前記第1発音体と前記第2発音体との関係が接触状態にあるときに、前記第1支持部と前記第2支持部との間に反発力を与える反発部材をさらに有してもよい。
前記第1発音体が発音したときの基本周波数と、前記第2発音体とが発音したときの基本周波数とが、10セント以上離れていてもよい。
第3発音体を支持する第3支持部と、第4発音体を支持する第4支持部と、外部負荷によって基準位置から限界位置まで移動し、前記第3発音体と前記第4発音体が接触状態となるように付勢するための第2操作子と、をさらに有し、前記接続部は、前記第3発音体と前記第4発音体との関係が、接触状態と離隔状態との間で変化するように、前記第2操作子、前記第3支持部および前記第4支持部に接続し、前記第2操作子が前記基準位置に存在するときに、前記第3発音体と前記第4発音体とが第3距離で離隔した状態になり、前記第2操作子が前記限界位置に存在するときに、前記第3発音体と前記第4発音体とが前記第3距離よりも短い第4距離で離隔した状態になり、前記第1発音体の基本周波数と前記第2発音体の基本周波数との差は、前記第1発音体の基本周波数と前記第3発音体の基本周波数との差よりも小さくてもよい。
本発明によれば、複数の発音体を互いに衝突させて音を発生させる新しい種類の発音装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態における発音装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<第1実施形態>
第1実施形態では、操作キーが押下されると、2つの発音体が衝突することによって音を発生させる発音装置について説明する。以下に説明する発音装置によれば、2つの発音体が衝突して生じた発音体の振動が効率よく続くように、衝突の後に発音体を互いに分離する構成が採用されている。以下、発音装置について詳細を説明する。
第1実施形態では、操作キーが押下されると、2つの発音体が衝突することによって音を発生させる発音装置について説明する。以下に説明する発音装置によれば、2つの発音体が衝突して生じた発音体の振動が効率よく続くように、衝突の後に発音体を互いに分離する構成が採用されている。以下、発音装置について詳細を説明する。
[1.発音装置の構成]
図1は、本発明の第1実施形態における発音装置の外観(操作キーの位置がエンド位置の場合)を説明する上面図である。図2は、本発明の第1実施形態におけるフレームの構造を説明する上面図である。図3は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がエンド位置の場合)を示す概略断面図(図1におけるA1−A2線断面図)である。図4は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がエンド位置の場合)を示す概略断面図(図1におけるA3−A4線断面図)である。なお、図1においては、発音体および操作キーが二点鎖線で示され、支持体とフレームとの位置関係がわかりやすくなるように示されている。
図1は、本発明の第1実施形態における発音装置の外観(操作キーの位置がエンド位置の場合)を説明する上面図である。図2は、本発明の第1実施形態におけるフレームの構造を説明する上面図である。図3は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がエンド位置の場合)を示す概略断面図(図1におけるA1−A2線断面図)である。図4は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がエンド位置の場合)を示す概略断面図(図1におけるA3−A4線断面図)である。なお、図1においては、発音体および操作キーが二点鎖線で示され、支持体とフレームとの位置関係がわかりやすくなるように示されている。
図1から図4に示すように、発音装置1は、第1発音体10、第2発音体20、第1支持体30(第1支持部)、第2支持体40(第2支持部)、操作キー50(第1操作子)、およびフレーム80(接続部)を含む。第1発音体10と第2発音体20とを特に区別しないで説明する場合には、単に発音体という場合がある。第1支持体30と第2支持体40とを特に区別しないで説明する場合には、単に支持体という場合がある。第1支持体30は、第1発音体10を支持する。第2支持体40は、第2発音体20を支持する。フレーム80は、第1支持体30、第2支持体40、および操作キー50に接続する。このとき、第1支持体30、第2支持体40および操作キー50は、いずれもフレーム80によって回転可能に支持されている。フレーム80は、第1発音体10と第2発音体との関係が、接触状態と離隔状態との間で変化するように、第1支持体30、第2支持体40、および操作キー50に接続する。
操作キー50が回転すると、第1支持体30および第2支持体40が連動して回転する。第1支持体30と第2支持体40とは、互いに近づいたり離れたりするように回転する。これによって、第1発音体10と第2発音体20とが、互いに近づいたり離れたりする。第1発音体10と第2発音体20とが最も近づいたときには、互いに接触した状態となる。この接触した状態によって、第1発音体10と第2発音体20とが発音する。発音装置1における発音動作の詳細は、後述する。
図2に示すように、フレーム80は、平板部81、支持体接続部83、およびキー接続部85を含む。支持体接続部83およびキー接続部85は、平板部81に固定されている。支持体接続部83は、第1支持体30および第2支持体40に接続する。支持体接続部83は、軸支持板831、軸支持板832、第1軸棒833および第2軸棒834を含む。軸支持板831および軸支持板832は、平板部81から垂直方向に拡がる板状の部材であり、互いに平行に配置されている。軸支持板831と軸支持板832とによって、第1軸棒833および第2軸棒834がそれぞれ支持されている。第1軸棒833と第2軸棒834とは、平行になっている。第1軸棒833は、第1支持体30(第1てこ部320)を貫通して支持する。これによって、第1軸棒833は、第1支持体30の回転中心となる。第2軸棒834は、第2支持体40(第2てこ部420)を貫通して支持する。これによって、第2軸棒834は、第2支持体40の回転中心となる。
支持体接続部83は、さらに第1支持体ストッパ836、第2支持体ストッパ838を含む。第1支持体ストッパ836および第2支持体ストッパ838は、平板部81から垂直方向に拡がる板状の部材であり、軸支持板831、832と平行に配置されている。第2支持体ストッパ838は、第1軸棒833および第2軸棒834に対して、第1支持体ストッパ836とは反対側に配置され、互いに同一の面内に配置されている。第1支持体ストッパ836は、緩衝材837を含む。第2支持体ストッパ838は、緩衝材839を含む。図4に示すように、操作キー50がエンド位置にある場合においては、第1支持体30は第1支持体ストッパ836の緩衝材837とは離隔し、第2支持体40は第2支持体ストッパ838の緩衝材839と離隔している。一方、後述する図8に示すように、操作キー50がレスト位置にある場合においては、第1支持体ストッパ836の緩衝材837が、第1支持体30に接触することによって、第1支持体30のそれ以上の回転を規制する。このように、第1支持体ストッパ836は、第1支持体30における回転範囲の限界のうち一方を規定している。また、第2支持体ストッパ838の緩衝材839が、第2支持体40に接触することによって、第2支持体40のそれ以上の回転を規制する。このように、第2支持体ストッパ838は、第2支持体40における回転範囲の限界のうち一方を規定している。
キー接続部85は、軸支持板851、軸支持板852、および第3軸棒853を含む。軸支持板851と軸支持板852は、平板部81から垂直方向に拡がる板状の部材であり、互いに平行に配置されている。軸支持板851と軸支持板852とによって、第3軸棒853が支持されている。第3軸棒853は、第1軸棒833および第2軸棒834に対して、垂直に配置されている。第3軸棒853は、操作キー50を貫通して支持する。これによって、第3軸棒853は、操作キー50の回転中心となる。
キー接続部85は、さらにキーストッパ858を含む。キーストッパ858は、緩衝材859を含む。キーストッパ858は、支持体接続部83(軸支持板831、832)に対して、第3軸棒853とは反対側に配置されている。図3に示すように操作キー50がエンド位置にある場合において、操作キー50が緩衝材859に接触することによって、操作キー50のそれ以上の回転を規制する。言い換えると、キーストッパ858(緩衝材859)は、指での押下などの外部負荷によって操作キー50が移動可能な限界位置を規定する。
第1支持体30は、第1軸棒833によって回転可能に支持され、第1支持体30を両側から挟むように配置された軸支持板831および軸支持板832によって回転軸方向(第1軸棒833が延びる方向)への移動が規制されている。第1支持体30は、第1本体部310、第1てこ部320、第1突出部331、第1弾性体335、第1キー押上部350、第1支持棒380、および第1発音体保持部390を含む。第1てこ部320において、第1軸棒833が貫通している。第1てこ部320は、第1軸棒833に対して操作キー50の下方側(発音装置1の中心側)および第1支持体ストッパ836側(発音装置1の外周側)に延びている。第1てこ部320のうち操作キー50に対して下方側の端部上方には、第1キー押上部350が配置されている。一方、第1てこ部320のうち第1支持体ストッパ836側の端部上方には、第1本体部310が配置されている。第1キー押上部350は、操作キー50の下面に接触している。このとき、操作キー50は、その自重によって第1キー押上部350上に置かれているだけである。
第1本体部310は、第1てこ部320から上方に延びている。第1本体部310のうち操作キー50側の面から操作キー50の上方の領域に向けて、第1突出部331が延びている。第1突出部331の先端には、第1弾性体335が配置されている。第1弾性体335は、この例では、ゴムであるが、フェルト、不織布、バネなどの弾性変形をする部材であればよい。第1本体部310の上端部には第1支持棒380が挿入されて固定されている。第1支持棒380には第1発音体10を保持するための第1発音体保持部390が配置されている。この例では、第1発音体保持部390は、第1発音体10を第1支持棒380に対して揺動するように保持する。さらに第1発音体10は、第1支持棒380を軸として回転するように保持されてもよい。
第2支持体40と第1支持体30とは、A1−A2線断面に対して対称な形状を有する。第2支持体40は、第2軸棒834によって回転可能に支持され、第2支持体40を両側から挟むように配置された軸支持板831および軸支持板832によって回転軸方向(第2軸棒834が延びる方向)への移動が規制されている。第2支持体40は、第2本体部410、第2てこ部420、第2突出部431、第2弾性体435、第2キー押上部450、第2支持棒480、および第2発音体保持部490を含む。第2てこ部420において、第2軸棒834が貫通している。第2てこ部420は、第2軸棒834に対して操作キー50の下方側(発音装置1の中心側)および第2支持体ストッパ838側(発音装置1の外周側)に延びている。第2てこ部420のうち操作キー50に対して下方側の端部上方には、第2キー押上部450が配置されている。一方、第2てこ部420のうち第2支持体ストッパ838側の端部上方には、第2本体部410が配置されている。第2キー押上部450は、操作キー50の下面に接触している。このとき、操作キー50は、その自重によって第2キー押上部450上に置かれているだけである。
第2本体部410は、第2てこ部420から上方に延びている。第2本体部410のうち操作キー50側の面から操作キー50の上方の領域に向けて、第2突出部431が延びている。第2突出部431の先端には、第2弾性体435が配置されている。第2弾性体435は、この例では、ゴムであるが、フェルト、不織布、バネなどの弾性変形をする部材であればよい。第2本体部410の上端部には第2支持棒480が挿入されて固定されている。第2支持棒480には第2発音体20を保持するための第2発音体保持部490が配置されている。この例では、第2発音体保持部490は、第2発音体20を第2支持棒480に対して揺動するように保持する。さらに第2発音体20は、第2支持棒480を軸として回転するように保持されてもよい。
続いて、発音体の構造について、図5、図6を用いて説明する。ここでは、第1発音体10を例として説明するが、第2発音体20であっても同様である。第1発音体10が発音するときの基本周波数と、第2発音体20が発音するときの基本周波数とは、若干相違するように設定されている。この例では、相違は、10セント未満になるように設定されている。僅かに相違する音が発生することで、豊かな音が得られる。
図5は、本発明の第1実施形態における発音体の構造を説明する上面図である。図6は、本発明の第1実施形態における発音体の構造を説明する概略断面図(図5におけるB1−B2線断面図)である。第1発音体10は、金属で形成され、シンバル形状を有している。この例では、ティンシャといわれる発音体が用いられている。第1発音体10は、カップ13およびボウ15を含む。カップ13の中心部分には、取付穴18が配置されている。取付穴18は、第1支持棒380が通過する穴である。カップ13は、第1発音体保持部390を用いて第1支持棒380に取り付けられ、すなわち、第1支持体30によって支持される部分である。ボウ15は、カップ13から外側に拡がる部分である。この例では、ボウ15は、端部に近づくほど厚くなっている。そのため、ボウ15の外周端部15eは、カップ13側のボウ15よりも厚い。
第1発音体10は、この例では、取付穴18を通る軸ax1に対して回転対称性を有し、取付穴18から外周端部15eまで放射状に拡がっている放射部分(カップ13、ボウ15)を有する。ここで、回転対称性は、必ずしも厳密な対称性を要求するものではなく、例えば、表面に凹凸等での模様が形成されていたとしても、回転対称性を有する部分を含んでいればよい。なお、第1発音体10が第1支持棒380に取り付けられた状態において、第1支持棒380の延在方向が鉛直に沿っている場合には、その延在方向と軸ax1とが一致する。なお、第1支持棒380の延在方向が軸ax1として定義されてもよい。この場合には、第1支持棒380が軸ax1に沿って延びる部材であるといえる。
以下では、第2発音体20は、軸ax2に対して回転対称性を有するものとして説明する。第1支持棒380の場合と同様に、第2支持棒480の延在方向が軸ax2として定義されてもよい。この場合には、第2支持棒480が軸ax2に沿って延びる部材であるといえる。図1から図4に示す第1発音体10と第2発音体20との位置関係からもわかるように、軸ax1と軸ax2とは同一直線上に位置しない関係を有する。また、第1発音体10が移動する場合には、軸ax1の方向とは異なる方向に移動する。同様に、第2発音体20が移動する場合には、軸ax2の方向とは異なる方向に移動する。以上が発音装置1の構成について説明である。
[2.発音装置の動作]
続いて、操作キー50への操作に応じた発音装置1の動作について、操作キー50がエンド位置にある場合として説明した図3および図4に加え、操作キー50がレスト位置にある場合に対応する図7および図8、さらに、第1発音体10と第2発音体20とが接触している状態に対応する図9および図10を用いて説明する。
続いて、操作キー50への操作に応じた発音装置1の動作について、操作キー50がエンド位置にある場合として説明した図3および図4に加え、操作キー50がレスト位置にある場合に対応する図7および図8、さらに、第1発音体10と第2発音体20とが接触している状態に対応する図9および図10を用いて説明する。
図7は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図(図1におけるA1−A2線断面図)である。図8は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図(図1におけるA3−A4線断面図)である。図9は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(2つの発音体が接触状態の場合)を示す概略断面図(図1におけるA1−A2線断面図)である。図10は、本発明の第1実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(2つの発音体が接触状態の場合)を示す概略断面図(図1におけるA3−A4線断面図)である。図7および図9は、図3に対応している。図8および図10は、図4に対応している。
まず、図7および図8に示すように、操作キー50がレスト位置にある場合について説明する。操作キー50がレスト位置にある場合とは、操作キー50に対して操作がされていない状態、すなわち、下方に向けて操作キー50が負荷を受けていない状態に対応する。この状態においては、第1本体部310が第1支持体ストッパ836側に倒れ、第2本体部410が第2支持体ストッパ838側に倒れている。そのため、第1キー押上部350および第2キー押上部450が、操作キー50を下方から支えている。操作キー50は、第1キー押上部350および第2キー押上部450に置かれているだけの状態である。このときの操作キー50の位置は、操作キー50への負荷がないときの基準位置であり、レスト位置に対応する。ここで、操作キー50は、持ち上げられることによって基準位置からさらに上方へ回転可能な構造であってもよいが、ストッパ等により上方への回転が規制されてもよい。
操作キー50がレスト位置に存在する場合には、図8に示すように第1発音体10と第2発音体20とが第1距離L1で離隔している。この状態から操作キー50に対して下方に向けて外部負荷をかけると、操作キー50がエンド位置に向かって移動する。操作キー50が第1キー押上部350および第2キー押上部450を下方に押し下げることによって、第1支持体30および第2支持体40が回転し、第1本体部310と第2本体部410とが近づいていく。
操作キー50がエンド位置に存在する場合には、図4に示すように第1発音体10と第2発音体20とが第2距離L2で離隔している。第2距離L2は、第1距離L1より短い。このとき、第1弾性体335と第2弾性体435とは接触している。したがって、操作キー50をレスト位置からエンド位置まで緩やかに押下した場合には、第1弾性体335と第2弾性体435とによって、第1発音体10と第2発音体20とが接触することが妨げられる。
一方、操作キー50が強く(速く)押し込まれた場合、図7および図8のように操作キー50がエンド位置に達した後も、第1本体部310と第2本体部410とが互いに近づく方向の慣性力を受ける。この慣性力によって、第1支持体30と第2支持体40とがさらに回転を続け、図9および図10のように、第1弾性体335と第2弾性体435とが弾性変形により縮み、第1発音体10と第2発音体20とが接触する状態に至る。これにより、第1発音体10の外周端部15eの一部と第2発音体20の外周端部25eの一部とが衝突し、第1発音体10と第2発音体20とが発音する。このように、操作キー50は、エンド位置に到達した時点においては第1発音体10と第2発音体とが離隔した状態となりつつも、その後の慣性力によって第1発音体10と第2発音体とが接触した状態となるように付勢するための操作子である。
このとき、操作キー50は、第1キー押上部350および第2キー押上部450から離隔している。そして、第1発音体10と第2発音体20とが接触状態にある場合において、それぞれ弾性変形した第1弾性体335および第2弾性体435は、それらの復元力によって、第1支持体30(第1本体部310)と第2支持体40(第2本体部410)との間に反発力を与える反発部材として機能する。これによって、操作キー50がエンド位置に存在し続けたとしても、第1発音体10と第2発音体20とが衝突すると直ぐに離隔して図4に示す状態に戻る。その結果、第1発音体10および第2発音体20のそれぞれの振動が徐々に減衰するため、豊かな響きを有する音が得られる。
このように、本実施形態に係る発音装置1によれば、操作キー50の操作によって2つの発音体が衝突し、直ぐに離隔する。この衝突によって2つの発音体が音を発生し、直ぐに離隔することで徐々に減衰していくため、豊かな響きを有する音が得られる。このように発音装置1は、容易な演奏操作により複数の発音体を互いに衝突させて音を発生させる新しい種類の装置であって、楽器として用いることもできる。
<第2実施形態>
第1実施形態において、第1発音体10が第1支持棒380に対して揺動するように保持され、第2発音体20が第2支持棒480に対して揺動されていたが、揺動しないように保持されてもよい。このような構成の一例を、第2実施形態として説明する。
第1実施形態において、第1発音体10が第1支持棒380に対して揺動するように保持され、第2発音体20が第2支持棒480に対して揺動されていたが、揺動しないように保持されてもよい。このような構成の一例を、第2実施形態として説明する。
図11は、本発明の第2実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図である。図11は、上述した図8に対応している。図11に示すように、発音装置1Aにおいて、第1発音体保持部390Aは、第1発音体10を第1支持棒380に対して固定するように保持し、第2発音体保持部490Aは、第2発音体20を第2支持棒480に対して固定するように保持する。
このように発音体が支持体(支持棒)に固定されていても、発音体のカップが支持棒に固定されるだけであり、ボウの振動が妨げられないため、豊かな響きを有する音が得られる。また、第1発音体10が第1支持体30に対して相対的な位置関係が固定され、第2発音体20が第2支持体40に対して相対的な位置関係が固定されるため、第1発音体10と第2発音体20とが衝突するときの互いの位置関係が安定する。そのため、発音装置1Aによれば、発音を安定させることもできる。
<第3実施形態>
第1実施形態において、1つの操作キー50により1つの音高での発音を実現する発音装置1について説明した。複数の発音装置を並べることにより、複数の音高での発音を実現してもよい。第3実施形態では、発音の音高が異なる2つの発音装置を並べた例について説明する。なお、2つ以上の発音装置を並べてもよい。例えば、鍵盤楽器と同様に、半音ずつ音高が異なる多数の発音装置を並べてもよい。
第1実施形態において、1つの操作キー50により1つの音高での発音を実現する発音装置1について説明した。複数の発音装置を並べることにより、複数の音高での発音を実現してもよい。第3実施形態では、発音の音高が異なる2つの発音装置を並べた例について説明する。なお、2つ以上の発音装置を並べてもよい。例えば、鍵盤楽器と同様に、半音ずつ音高が異なる多数の発音装置を並べてもよい。
図12は、本発明の第3実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図である。第3実施形態における発音装置1Bでは、第1実施形態における発音装置1が2つ(第1発音装置1a、第2発音装置1b)並べて配置されている。第1発音装置1aにおいては、操作キー50aの操作によって第1支持体30aと第2支持体40aとが回転し、第1発音体10aと第2発音体20aとが衝突することによって発音する。第2発音装置1bにおいては、操作キー50b(第2操作子)の操作によって第1支持体30b(第3支持部)と第2支持体40b(第4支持部)とが回転し、第1発音体10b(第3発音体)と第2発音体20b(第4発音体)とが衝突することによって発音する。
ここで、第1発音体10aが発音するときの基本周波数F10aは、第1発音体10bが発音するときの基本周波数F10bよりも低い。この例では、基本周波数F10aと基本周波数F10bとの相違は半音以上であり、一方の基準周波数に対して他方の基準周波数が整数倍であってもよい。ここで、第2発音体20aが発音するときの基本周波数F20aと基本周波数F10aとの差は、基本周波数F10aと基本周波数F10bとの差よりも小さいことが好ましく、この例では、上述したように、10セント未満である。同様に、第2発音体20bが発音するときの基本周波数F20bと基本周波数F10bとの差は、基本周波数F10aと基本周波数F10bとの差よりも小さいことが好ましく、この例では、上述したように、10セント未満である。
なお、低い音を発生する発音体は高い音を発生する発音体よりも重いことが多い。この場合には、重い発音体を支持する支持体の回転中心をより外側に変更してもよい。例えば、図8において、第1発音体10が重くなるほど、第1てこ部320の支点となる回転中心(第1軸棒833)の位置と第1キー押上部350との距離を、回転中心から第1本体部310までの距離に対して長く設定することで、操作キー50に与える力の大きさを低減してもよい。このように力の大きさを低減した場合には、操作キー50のレスト位置からエンド位置までの距離が長くなる。
<第4実施形態>
第1実施形態では、第1発音体10と第2発音体20とが互いに移動して近づいて衝突することで発音される発音装置1について説明した。第4実施形態では、一方の発音体(ここでは第2発音体20)がフレーム80に対して移動せずに固定されている発音装置について説明する。
第1実施形態では、第1発音体10と第2発音体20とが互いに移動して近づいて衝突することで発音される発音装置1について説明した。第4実施形態では、一方の発音体(ここでは第2発音体20)がフレーム80に対して移動せずに固定されている発音装置について説明する。
図13は、本発明の第4実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図である。第4実施形態における発音装置1Cでは、第2発音体20を支持する第2支持体40Cが平板部81(フレーム80)に固定され、操作キー50の位置によらずに第2発音体20は移動しない。すなわち、第2支持体40Cにおいては、第2本体部410Cが平板部81に固定され、第1実施形態における第2てこ部420および第2キー押上部450に相当する構成を有していない。この例では、第2発音体20は、第1実施形態において、操作キー50がエンド位置に存在する場合と同じ位置、またはそれよりも僅かに第1発音体10側に近い位置に配置されている。
このような発音装置1Cによっても、操作キー50への操作によって第1支持体30が回転し、第1発音体10と第2発音体20との距離が近づいていき、第1発音体10と第2発音体20とが衝突することは、第1実施形態と同じである。
<第5実施形態>
第5実施形態では、第4実施形態の発音装置1Cにおいて、複数の操作キーを設け、異なる発音を可能とした発音装置1Dについて説明する。
第5実施形態では、第4実施形態の発音装置1Cにおいて、複数の操作キーを設け、異なる発音を可能とした発音装置1Dについて説明する。
図14は、本発明の第5実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図である。第5実施形態における発音装置1Dは、第4実施形態における第2支持体40Cに対応する第2支持体40Dを含む。第2支持体40Dは、互いに反対側に配置された第2弾性体435a、435bを含む。発音装置1Dは、第1発音体10a、第1発音体10b、第1支持体30a、第1支持体30b、および操作キー50a、50bを含む。操作キー50aへの操作によって第1支持体30aが第1軸棒833aを中心に回転すると、第1発音体10aが第2発音体20の方向へ移動する。操作キー50bへの操作によって第1支持体30bが第1軸棒833bを中心に回転すると、第1発音体10bが第2発音体20の方向へ移動する。
発音装置1Dによれば、操作キー50aへの操作によって第1発音体10aと第2発音体20とが衝突して発音し、操作キー50bへの操作によって第1発音体10bと第2発音体20とが衝突して発音する。第1発音体10aが発音するときの基本周波数と、第1発音体10bが発音するときの基本周波数とが、相違するように設定されている。例えば、第2発音体20が発音するときの基本周波数を基準として、第1発音体10aが発音するときの基本周波数はその2倍とし、第1発音体10bが発音するときの基本周波数はその1/2倍としてもよい。このようにすると、操作キー50aまたは操作キー50bへの操作によって、いずれの場合も第2発音体20が発音するが、第1発音体10aが発音するか、第1発音体10bが発音するかによって、異なる音が発生する。
なお、操作キー50aと操作キー50bとが一体に動作するようにして、1つの操作キーへの操作によって、第2発音体20に対して、第1発音体10aと第1発音体10bとが衝突するようにしてもよい。第1発音体10aと第2発音体20との衝突のタイミングと、第1発音体10bと第2発音体20との衝突のタイミングは、同時であってもよいし、少しずれるようにしてもよい。
<第6実施形態>
第1実施形態では、第1発音体10と第2発音体20とが互いに衝突する方向は略水平方向である発音装置1について説明した。第5実施形態では、略上下方向であってもよい。
第1実施形態では、第1発音体10と第2発音体20とが互いに衝突する方向は略水平方向である発音装置1について説明した。第5実施形態では、略上下方向であってもよい。
図15は、本発明の第6実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がレスト位置の場合)を示す概略断面図である。第6実施形態における発音装置1Eは、第1発音体10、第2発音体20、第1支持体30E、第2支持体40E、操作キー50Eおよびフレーム80Eを含む。フレーム80Eは、平板部81E、第1軸棒833Eが取り付けられた軸支持板831E、緩衝材837Eが取り付けられた第1支持体ストッパ836E、第3軸棒853Eが取り付けられた軸支持板851E、緩衝材859Eが取り付けられたキーストッパ858Eを含む。
操作キー50Eは、第3軸棒853Eを中心に回転する。第1支持体30Eは、第1支持体ストッパ836E(緩衝材837E)の上に置かれている。この状態において、第1支持体30Eは、操作キー50Eの一部に対して下方に向けて力を加えることで、操作キー50Eの位置をレスト位置に維持している。第1支持体30Eは、第1軸棒833Eを中心に回転する。第1発音体10は、第1支持体30Eの先端部分に固定されている。このとき第1発音体10の軸ax1(図6参照)は、水平方向に沿って配置される。第2支持体40Eは、軸支持板831Eに固定され、第2発音体20を所定の位置に支持する。第2発音体20は、第2支持体40Eの先端部分に固定されている。このとき第2発音体20の軸ax2は、水平方向に沿って配置される。
図16は、本発明の第6実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(操作キーの位置がエンド位置の場合)を示す概略断面図である。図17は、本発明の第6実施形態におけるフレーム、操作キー、支持体および発音体の関係(2つの発音体が接触状態の場合)を示す概略断面図である。図16に示すように、操作キー50Eへの操作によって操作キー50Eが回転すると、第1支持体30Eが第1軸棒833Eを中心にして回転することによって持ち上がり、第1発音体10も上昇する。操作キー50Eの位置がエンド位置に達した時点では、第1発音体10と第2発音体20とが離隔した状態であることは、第1実施形態と同じである。
図17に示すように、第1支持体30Eは、操作キー50Eから離れて慣性力によってさらに回転を続け、第1発音体10がさらに上昇して第2発音体20に衝突する。第1発音体10は、第2発音体20に衝突した後に重力により落下し、図16に示すように操作キー50Eの位置がエンド位置にあったとしても、第1発音体10と第2発音体20とが衝突し、直ぐに離隔する。このように、第6実施形態においては、第1発音体10と第2発音体20とが接触した時に第1支持体30Eと第2支持体40Eとを反発させる力として重力が用いられている。この衝突によって2つの発音体が音を発生し、直ぐに離隔することで徐々に減衰していくため、第1実施形態と同様に豊かな響きを有する音が得られる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の一実施形態は、以下のように様々な形態に変形することもできる。また、上述した実施形態および以下に説明する変形例は、それぞれ互いに組み合わせて適用することもできる。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。以下の説明では第1実施形態を変形した例として説明するが、他の実施形態を変形する例として適用することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の一実施形態は、以下のように様々な形態に変形することもできる。また、上述した実施形態および以下に説明する変形例は、それぞれ互いに組み合わせて適用することもできる。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。以下の説明では第1実施形態を変形した例として説明するが、他の実施形態を変形する例として適用することもできる。
(1)第1実施形態では、第1発音体10と第2発音体20とが接触した状態において、第1支持体30と第2支持体40との間に反発力を与える反発部材は、第1弾性体335および第2弾性体435であった。これは、弾性体自身が弾性変形をし、その復元力が反発力として用いられていた。反発力を与える原理は別の原理であってもよい。例えば、第1弾性体335および第2弾性体435に代えて磁石を用い、互いに同じ極が向かい合うように配置することによって得られる反発力を利用してもよい。
(2)第1実施形態における第1弾性体335および第2弾性体435は配置されていなくてもよい。この場合には、第1突出部331および第2突出部431についても配置されなくてもよい。この場合には、第1発音体10と第2発音体20とが衝突したときに、第1発音体10および第2発音体20が互いに跳ね返る力を、第1支持体30と第2支持体40との間に与える反発力としてもよい。また、第1本体部310および第2本体部410がいずれも外側(ストッパ側)に倒れやすいように構成することによって、その自重によって倒れる力を第1支持体30と第2支持体40との間に与える反発力としてもよい。いずれにしても、第1キー押上部350および第2キー押上部450が操作キー50に接触した状態では、操作キー50の位置にかかわらず、第1発音体10と第2発音体20とが離隔した状態になるように、互いの位置関係が規定されていればよい。
(3)第1実施形態においては、第1発音体10が発音するときの基本周波数F10と、第2発音体20が発音するときの基本周波数F20とは、10セント未満で相違していたが、10セント以上離れてもよい。この場合、基本周波数F10と基本周波数F20との関係は、整数倍の関係であってもよい。また、基本周波数F10と基本周波数F20とは同一であってもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E…発音装置、1a…第1発音装置、1b…第2発音装置、10,10a,10b…第1発音体、13…カップ、15…ボウ、15e…外周端部、18…取付穴、20,20a,20b…第2発音体、25e…外周端部、30,30a,30b,30E…第1支持体、40,40C,40D,40E…第2支持体、50,50a,50b,50E…操作キー、80,80E…フレーム、81,81E…平板部、83…支持体接続部、85…キー接続部、310…第1本体部、320…第1てこ部、331…第1突出部、335…第1弾性体、350…第1キー押上部、380…第1支持棒、390,390A…第1発音体保持部、410,410C…第2本体部、420…第2てこ部、431…第2突出部、435,435a,435b…第2弾性体、450…第2キー押上部、480…第2支持棒、490,490A…第2発音体保持部、831,831E…軸支持板、832…軸支持板、833,833a,833b,833E…第1軸棒、834…第2軸棒、836,836E…第1支持体ストッパ、837,837E…緩衝材、838…第2支持体ストッパ、839…緩衝材、851,851E…軸支持板、852…軸支持板、853,853E…第3軸棒、858,858E…キーストッパ、859,859E…緩衝材
Claims (7)
- 第1発音体を支持する第1支持部と、
第2発音体を支持する第2支持部と、
外部負荷によって基準位置から限界位置まで移動し、前記第1発音体と前記第2発音体が接触状態となるように付勢するための第1操作子と、
前記第1発音体と前記第2発音体との関係が、接触状態と離隔状態との間で変化するように、前記第1操作子、前記第1支持部および前記第2支持部に接続する接続部と、
を有し、
前記第1操作子が前記基準位置に存在するときに、前記第1発音体と前記第2発音体とが第1距離で離隔した状態になり、
前記第1操作子が前記限界位置に存在するときに、前記第1発音体と前記第2発音体とが前記第1距離よりも短い第2距離で離隔した状態になる、
発音装置。 - 前記接触状態では、前記第1発音体の外周の一部と前記第2発音体とが接触する、請求項1に記載の発音装置。
- 前記第1支持部は、第1軸に沿って延びる部材を介して前記第1発音体を支持し、
前記第2支持部は、第2軸に沿って延びる部材を介して前記第2発音体を支持し、
前記第1軸と前記第2軸とが同一直線上に位置しない、請求項1または請求項2に記載の発音装置。 - 前記第1支持部は、第1軸に沿って延びる部材を介して前記第1発音体を支持し、
前記第1発音体と前記第2発音体との関係が前記接触状態と前記離隔状態との間で変化するときに、前記第1発音体が前記第1軸とは異なる方向に移動する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発音装置。 - 前記第1発音体と前記第2発音体との関係が接触状態にあるときに、前記第1支持部と前記第2支持部との間に反発力を与える反発部材をさらに有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発音装置。
- 前記第1発音体が発音したときの基本周波数と、前記第2発音体とが発音したときの基本周波数とが、10セント以上離れている、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発音装置。
- 第3発音体を支持する第3支持部と、
第4発音体を支持する第4支持部と、
外部負荷によって基準位置から限界位置まで移動し、前記第3発音体と前記第4発音体が接触状態となるように付勢するための第2操作子と、
をさらに有し、
前記接続部は、前記第3発音体と前記第4発音体との関係が、接触状態と離隔状態との間で変化するように、前記第2操作子、前記第3支持部および前記第4支持部に接続し、
前記第2操作子が前記基準位置に存在するときに、前記第3発音体と前記第4発音体とが第3距離で離隔した状態になり、
前記第2操作子が前記限界位置に存在するときに、前記第3発音体と前記第4発音体とが前記第3距離よりも短い第4距離で離隔した状態になり、
前記第1発音体の基本周波数と前記第2発音体の基本周波数との差は、前記第1発音体の基本周波数と前記第3発音体の基本周波数との差よりも小さい、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019111442A JP2020204672A (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 発音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019111442A JP2020204672A (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 発音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020204672A true JP2020204672A (ja) | 2020-12-24 |
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ID=73838617
Family Applications (1)
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JP2019111442A Pending JP2020204672A (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 発音装置 |
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Country | Link |
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2019
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