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JP2020195482A - 連結シート、及び衣類貼付物品 - Google Patents

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JP2020195482A
JP2020195482A JP2019102321A JP2019102321A JP2020195482A JP 2020195482 A JP2020195482 A JP 2020195482A JP 2019102321 A JP2019102321 A JP 2019102321A JP 2019102321 A JP2019102321 A JP 2019102321A JP 2020195482 A JP2020195482 A JP 2020195482A
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修晴 新井
真利奈 川副
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真利奈 川副
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Abstract

【課題】対象物から剥離するときに、発生するノイズを低減することができる連結シートを提供する。【解決手段】連結シートは、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結する連結シートであって、第1の主面及び第2の主面を有するシート基材と、シート基材の第1の主面に形成された第1の粘着層と、シート基材の第1の主面から第1の方向へ突出し、第1の主面が広がる第2の方向において互いに離間して配列される複数のフック部材と、を備え、フック部材は、シート基材から第1の方向へ延びて、第1の粘着層の表面から突出する柱部と、柱部の先端部から第2の方向へ広がる頭部と、を備え、頭部の下面は粘着材で覆われている。【選択図】図2

Description

本発明の一形態は、連結シート、及び衣類貼付物品に関する。
従来、衣類などに物品を固定するために、粘着材を用いた連結シートが用いられている。例えば、ナプキンなどといった吸収性物品は、連結シートの粘着材を介して下着などの衣類に固定される。例えば、特許文献1には、衣類に物品を剥離自在に取り付けるためのズレ止め粘着剤層を有する連結シートが記載されている。この連結シートは、シート基材の主面に粘着層を有している。
特開2010−115563号公報
ここで、ナプキンなどの物品を衣類から剥がすときには、連結シートの粘着層を衣類から剥離する。この場合、粘着層が衣類から剥離することに伴って、ノイズが発生する。従来の連結シートは、衣類からの剥離時のノイズが大きいという問題があった。従って、衣類などの対象物から連結シートを剥離するときに、発生するノイズを低減することが求められていた。
本発明の一形態における連結シートは、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結する連結シートであって、第1の主面及び第2の主面を有するシート基材と、シート基材の第1の主面に形成された第1の粘着層と、シート基材の第1の主面から第1の方向へ突出し、第1の主面が広がる第2の方向において互いに離間して配列される複数のフック部材と、を備え、フック部材は、シート基材から第1の方向へ延びて、第1の粘着層の表面から突出する柱部と、柱部の先端部から第2の方向へ広がる頭部と、を備え、頭部の少なくとも下面は粘着材で覆われている。
本発明によれば、対象物から連結シートを剥離するときに、発生するノイズを低減することができる。
一実施形態に係る連結シートを備えたナプキンを示す図である。 一実施形態に係る連結シートの一部を示す断面図である。 (a)は連結シートをロール状に巻いたロール品を示す斜視図であり、(b)はロール品での連結シートの重なりの様子を示す断面図である。 連結シートの第1の粘着層の厚みとノイズレベルとの関係を示すグラフである。 (a)は実施例に係る連結シートの拡大写真であり、(b)は粘着材を塗布する前の連結シートを示す拡大写真である。 実施例及び比較例の実験結果を示す表である。 実施例及び比較例の実験結果を示す表である。 実施例及び比較例の実験結果を示す表である。 実施例及び比較例の実験結果を示す表である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付すこととする。
図1は、本願発明の一形態に係る連結シートを備えたナプキンを示す図である。ナプキン1は、肌に対向し液透過性を有する表面1aと、衣類に対向し液不透過性である裏面1b(連結面)と、裏面1bに設けられた連結シート100と、を備えている。裏面1bは、衣類に対して連結される連結面である。図1に示す例では、裏面1bの複数の領域に互いに離間して配置される連結シート100がそれぞれ設けられている。なお、連結シート100を設ける領域の数、各領域の形状、及び各領域の寸法はこれに限定されず、任意に設計することができる。また、連結シート100が適用される物品はナプキンに限定されず、例えば、軽失禁パッド、カイロ(衣類に貼って使用するもの)等に対して適用されてもよい。ナプキンと軽失禁パッドを含めて吸収性物品とも呼ぶ。吸収性物品にさらに衣類に貼って使用するカイロ等を含めて衣類貼付物品とも呼ぶ。
次に、図2を参照して、連結シート100の構造について説明する。図2は、一実施形態に係る連結シート100の一部を示す断面図である。なお、説明のために、図2にはXYZ直交座標系が併せて示されている。
連結シート100は、下着などの対象物150と重ね合わせられることで当該対象物150と連結するものである。これによって、連結シート100は、ナプキン1を衣類などの対象物150に対して固定することができる。図2に示すように、連結シート100は、シート基材110と、第1の粘着層120と、第2の粘着層125と、複数のフック部材130と、を備えている。本実施形態では、シート基材110と直行する方向をZ軸方向(第1の方向)とする。また、Z軸方向と直交する方向をX軸方向とし、Z軸方向及びX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。
シート基材110は略シート状を呈しており、Z軸方向に互いに対向する第1の主面110a及び第2の主面110bを有している。このシート基材110は、XY平面方向(第2の方向)に広がっている。すなわち、第1の主面110a及び第2の主面110bは、XY平面方向に広がっている。このうち、第1の主面110aには複数のフック部材130が形成される。シート基材110は、例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)、ナイロン等のポリアミド、ポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、ポリプロピレン等のポリオレフィン、可塑化塩ビ、ポリエステル等の樹脂材料から形成される。シート基材110の厚さは20μm〜100μm程度である。
第1の粘着層120は、シート基材110の第1の主面110aに形成される。第1の粘着層120は、複数のフック部材130の間を埋めるように設けられている。第1の粘着層120は、第1の主面110aの略全面(ただし、フック部材130の位置を除く)を覆うように形成されている。第1の粘着層120の材質として、例えば、天然ゴム/樹脂系、合成ゴム/樹脂系及びアクリレート系コポリマー等が採用される。第1の粘着層120の厚さは、10μm以上、あるいは20μm以上であってよく、100μm以下、あるいは90μm以下であってよい。塗工量は、10gsm以上、あるいは20gsm以上であってよく、100gsm以下、あるいは90gsm以下であってよい。第1の粘着層120の粘着力は、2(N/25mm)以上であってよく、あるいは4(N/25mm)以上であってよく、14(N/25mm)以下であってよく、8(N/25mm)以下であってよい。第1の粘着層120の粘着力は、JISZ 0237という方法によって定義された値である。
第2の粘着層125は、シート基材110の第2の主面110bに形成される。第2の粘着層125の材質は、第1の粘着層120と同様な粘着材である。第1の粘着層120と第2の粘着層125とは同じ粘着材で形成されてもよく、異なる粘着材で形成されてもよい。また、第2の粘着層125が省略されてもよい。第1の粘着層120の厚さは、10μm以上、あるいは20μm以上であってよく、120μm以下、あるいは110μm以下であってよい。
フック部材130は、シート基材110の第1の主面110aからZ軸方向(第1の方向)へ突出する。また、フック部材130は、第1の主面110aが広がるXY平面方向において互いに離間して配列している。配列はXY平面方向に直角な格子状に配置されてよく、その他、XY平面方向に斜めの格子状、千鳥状、ランダムなど種々あり得る。フック部材130の材質として、例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)、ナイロン等のポリアミド、ポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、ポリプロピレン等のポリオレフィン、可塑化塩ビ、ポリエステル等が採用される。なお、フック部材130は、シート基材110と同一の材質によって構成されて、当該シート基材110と一体的に形成されていてよい。あるいは、フック部材130は、シート基材110と異なる材質によって、別部材として構成されてよい。また、フック部材130が配列される密度は、例えば、1平方インチあたり500〜5000個程度、又は1600〜3500個程度とすることができる。
フック部材130の第1の主面110aからの平均高さは170μm以上であってよく、あるいは90μm以上であってよい。フック部材130の第1の主面110aからの平均高さは330μm以下であってよく、あるいは310μm以下であってよい。
フック部材130は、第1の粘着層120のZ軸方向正側の表面120aよりも当該Z軸方向正側に突出している。フック部材130の平均高さ(シート基材110の第1の主面110aから測った高さ)と、第1の粘着層120の平均厚さ(シート基材110の第1の主面110aから測った厚さ)との差、すなわち、第1の粘着層120からのフック部材130の突出量は、10μm以上であってよく、あるいは100μm以上であってよい。当該突出量は、600μm以下であってよく、あるいは500μm以下であってよい。なお、この突出量はフック部材130の大きさや密度、粘着材の材質や厚さ、対象物の種類などの種々の要因によって発明の趣旨の範囲内で最終決定される。また、連結シート100中の全てのフック部材130の高さは同一(製造誤差の範囲の変動は許容される)であってもよく、一部の領域と他の領域とで高さが異なっていてもよい。
フック部材130は、柱部131と、頭部132と、を備えている。柱部131は、シート基材110からZ軸方向へ延びて、第1の粘着層120の表面120aから突出する部分である。頭部132は、柱部131の先端部からXY平面方向へ広がる部分である。なお、連結シート100中の全てのフック部材130の柱部131及び頭部132の形状は同一(製造誤差の範囲の変動は許容される)であってもよく、一部の領域と他の領域とで形状が異なっていてもよい。
フック部材130は、第1の粘着層120から突出した部分が粘着材で覆われることで形成される粘着材塗布部141,142を有している。具体的には、柱部131の外周面131aは粘着材で覆われている。これにより、柱部131の外周側には、粘着材塗布部141が形成される。また、頭部132の下面132aは粘着材で覆われている。これにより、頭部132の下側には、粘着材塗布部142が形成される。粘着材塗布部141の厚さは特に限定されないが、5μm以上であってよく、10μm以上であってよい。また、当該厚さは、50μm以下であってよく、40μm以下であってよい。粘着材塗布部142の厚さは特に限定されないが、5μm以上であってよく、10μm以上であってよい。また、当該厚さは、100μm以下であってよく、80μm以下であってよい。
粘着材塗布部142は、頭部132の下面132aのうち、内周側の端部(柱部131と頭部132の接続部分)と外周側の端部132bとの間の全域にわたって形成されている。従って、頭部132の粘着材塗布部142は、柱部131の粘着材塗布部141よりも外周側まで延びている。
フック部材130の頭部132の上面132cには、剥離材155が塗布されている。これにより、頭部132の上面132cには、粘着材が塗布されない状態となる。ここで、図3(a)に示すように、連結シート100は、ロール状に巻かれることで、ロール品200として流通する場合がある。このとき、図3(b)に示すように、連結シート100は、第1の主面110aが外周側に配置されるようにロール状に巻かれる。フック部材130は、第1の主面110aから外周側へ向かって突出するように配置される。従って、第2の主面110b側の第2の粘着層125は、内周側に配置されるフック部材130の頭部132の上面132cに重ね合わせられる。頭部132の上面132cには剥離材155が塗布されており、粘着材は配置されていないため、重ね合わせされた第2の粘着層125は、速やかに上面132cから剥離することができる。
次に、本実施形態に係る連結シート100の作用・効果について説明する。
連結シート100は、対象物150と重ね合わせられることで当該対象物150と連結する連結シート100であって、第1の主面110a及び第2の主面110bを有するシート基材110と、シート基材110の第1の主面110aに形成された第1の粘着層120と、シート基材110の第1の主面110aからZ軸方向へ突出し、第1の主面110aが広がるXY軸方向において互いに離間して配列される複数のフック部材130と、を備え、フック部材130は、シート基材110からZ軸方向へ延びて、第1の粘着層120の表面から突出する柱部131と、柱部131の先端部からXY軸方向へ広がる頭部132と、を備え、頭部132の下面132aは粘着材で覆われている。
図4は、連結シートの第1の粘着層120の厚みとノイズレベルとの関係を示すグラフである。ノイズレベルとは、連結シートを対象物から剥離するときに発生するノイズの大きさを示す。測定点P1は、第1の粘着層120の厚みが0の状態、すなわち第1の粘着層120が形成されていないときの測定結果を示す。測定点P2は、第1の粘着層120の厚みが大きくて、フック部材130が完全に第1の粘着層120に埋もれたときの測定結果を示す。すなわち、測定点P2は、連結シートが粘着層のみで構成された場合のノイズレベルを示している。図4に示すように、測定点P1から第1の粘着層120の厚みを増加させるに従ってノイズレベルが下がり、測定点P2から第1の粘着層120の厚みを減少させるに従ってノイズレベルが下がり、測定点P3にてノイズレベルが極小となる。このように、本実施形態に係る連結シート100のように、フック部材130及び第1の粘着層120の両方で対象物に連結される場合、剥離時に発生するノイズを低減することができる。
このように、連結シート100の剥離時のノイズの低減効果は、複数の要因が複合的に関わり合う事で得られる。例えば、フック部材130と第1の粘着層120の両方で対象物150に連結される場合、第1の粘着層120が対象物150に対して断続的に接合されることとなる。この場合、第1の粘着層120が対象物150に全面に接合されている状態から剥離する場合に比して、剥離時のノイズを低減できる。また、フック部材130の頭部132の下面132aが粘着材で覆われている。従って、剥離時にフック部材130の頭部132が対象物150の繊維などから外れるときに、粘着材がクッションとして機能する。これにより、頭部132の剥離時の変形の勢いが減衰するため、発生するノイズを低減することができる。
また、第1の粘着層120の粘着力は、2(N/25mm)〜14(N/25mm)である。この場合、連結シート100と対象物150との連結力を確保しつつ、剥離時に発生するノイズを抑制することができる。
フック部材130の第1の主面110aからの高さは、170μm〜330μmである。この場合、連結シート100と対象物150との連結力を確保しつつ、剥離時に発生するノイズを抑制することができる。
連結シート100は、シート基材110の第2の主面110bに形成された第2の粘着層125を更に備える。この場合、連結シート100は、第2の粘着層125を介して、他の部材に固定される。
フック部材130の頭部132の上面132cには、剥離材155が塗布されている。この場合、頭部132の上面132cに粘着材が付かないようにすることができる。
連結シート100は、第1の主面110aが外周側に配置されるようにロール状に巻かれる。この場合、ロールから連結シート100を巻き出して、必要な量の連結シート100を切断することができる。
ナプキン1は、衣類に連結される連結面に上述の連結シート100を備える。この場合、衣類からナプキン1を剥離する際に生じるノイズを低減することができる。
また、一般的なナプキンは、個別に包装されている。包装材は不織布、フィルム、紙等で作られている。従来のナプキンは、連結シートが粘着材層のみで構成されているため、この粘着材層が露出している場合には包装材と接着してしまい、使用時に剥がせなくなったり破損したりする。よって、従来は剥離ライナーによって粘着材層の上に被せたり、包装材に剥離材を塗布していた。一方、本実施形態の連結シート100を用いたナプキン1の場合、包装材への接着力を抑制することができるため、剥離ライナーや包装材への剥離層塗布が必須ではなくなる点も有利である。さらに、フック部材130によって包装材とのずれも防止でき、包装材のなかでナプキン1が動くことによるナプキン1への皺等を防止することも有利である。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、フック部材の形状は、上述の実施形態に限定されるものではなく、形状はどのようなものであってもよい。すなわち、柱部及び頭部を有し、頭部の下面に粘着材の層を形成できるものであれば、フック部材の形状は特に限定されない。
以下に実施例を示すが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例]
図5(b)に示すフック部材130を有するシート基材110に対して、図5(a)に示すように第1の粘着層120及び粘着材塗布部141,142を形成したものを実施例1とした。このときの、フック部材の高さ、粘着材構成、粘着材の塗工量、接着力、せん断力は、図6に示す条件とした。接着力は、JISZ 0237に基づき、PPフィルムに80μmの粘着材を塗布し、SUSパネルに貼り付け、300(mm/分)で90°ピールを行ったときの力を測定した。接着力の単位は、「N/25mm」で示される。せん断力は、金属パネルに貼り合わせた綿に貼り付け、300(mm/分)でせん断方向に引っ張ったときの力を測定した。せん断力の単位は、「N/20mm×25mm」で示される。その他、フック部材の柱部の直径は250μmであり、頭部の直径は290μmであり、頭部の厚さは80μmであった。また、フック部材の密度は、1600ピン/平方インチであった。
実施例1に対し、第1の粘着層として異なる接着材を用い、異なる塗工量としたものを実施例2(図7参照)及び実施例3(図8参照)とした。実施例1に対し、第1の粘着層を無くしたものを比較例1とし、フック部材を無くしたものを比較例2とした(図6参照)。実施例2に対し、フック部材を無くしたものを比較例3とした(図7参照)。実施例3に対し、フック部材を無くしたものを比較例4とした(図8参照)。実施例1に対し、フック部材高さ及び粘着材を異なるものとしたものを実施例4,5とした(図9参照)。フック部材を有さない市販品(ユニ・チャーム株式会社製「ソフィ はだおもい(登録商標) ふんわりタイプ 25cm」)(ホットメルトを粘着層として用いていると推測される)を比較例5とした(図9参照)。
上述の実施例1〜5及び比較例1〜5について、剥離時に発生するノイズの大きさを測定した。当該測定では、実施例1〜5及び比較例1〜5の連結シートをナプキンに固定し、当該ナプキンを連結シートを介して下着に連結させた。そして、ナプキンを手で下着から剥がしたときに発生するノイズを測定した。ノイズの測定は、リオン株式会社製精密騒音計という装置を用いた。当該測定では、31.5〜8000Hzの各周波数におけるノイズの大きさ(dB)を測定した。結果を図6〜図9に示す。
使用者がノイズとして気にするノイズの周波数は、500〜4000Hzの間の周波数である。図6〜図8では、当該周波数における実施例1〜3の結果にハッチングを付している。当該周波数では、図6では、実施例1のノイズが比較例1および比較例2よりも小さく、図4に示すようなグラフの関係が成り立つ。図7の実施例2、図8の実施例3においても同様に、図4に示すようなグラフの関係が成り立つ。
1…ナプキン、100…連結シート、110…シート基材、110a…第1の主面、110b…第2の主面、120…第1の粘着層、125…第2の粘着層、130…フック部材、131…柱部、132…頭部、132a…下面、150…対象物、155…剥離材。

Claims (7)

  1. 対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結する連結シートであって、
    第1の主面及び第2の主面を有するシート基材と、
    前記シート基材の前記第1の主面に形成された第1の粘着層と、
    前記シート基材の前記第1の主面から第1の方向へ突出し、前記第1の主面が広がる第2の方向において互いに離間して配列される複数のフック部材と、を備え、
    前記フック部材は、
    前記シート基材から前記第1の方向へ延びて、前記第1の粘着層の表面から突出する柱部と、
    前記柱部の先端部から前記第2の方向へ広がる頭部と、を備え、
    前記頭部の少なくとも下面は粘着材で覆われている、連結シート。
  2. 前記第1の粘着層の粘着力は、2(N/25mm)〜14(N/25mm)である、請求項1に記載の連結シート。
  3. 前記フック部材の前記第1の主面からの高さは、170μm〜330μmである、請求項1又は2に記載の連結シート。
  4. 前記シート基材の前記第2の主面に形成された第2の粘着層を更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載の連結シート。
  5. 前記フック部材の前記頭部の上面には、剥離材が塗布されている、請求項1〜4の何れか一項に記載の連結シート。
  6. 前記第1の主面が外周側に配置されるようにロール状に巻かれた、請求項1〜5の何れか一項に記載の連結シート。
  7. 衣類に連結される連結面に請求項1〜6の何れか一項に記載の連結シートを備える衣類貼付物品。
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