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JP2020188891A - 履物品及び履物品の製造方法 - Google Patents

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JP2020188891A
JP2020188891A JP2019095064A JP2019095064A JP2020188891A JP 2020188891 A JP2020188891 A JP 2020188891A JP 2019095064 A JP2019095064 A JP 2019095064A JP 2019095064 A JP2019095064 A JP 2019095064A JP 2020188891 A JP2020188891 A JP 2020188891A
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秀敏 堀田
Hidetoshi Hotta
秀敏 堀田
青木 一夫
Kazuo Aoki
青木  一夫
史生 田鍋
Fumio Tanabe
史生 田鍋
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HOTTY POLYMER CO Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】 3次元印刷装置により造形され内部に形状外の機能を付与できる履物品及び履物品の製造方法を提供する。【解決手段】 3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形される履物品において、フィラメントの基材に機能剤を添加し、機能剤を分散させた構成とした。機能剤は、植物精油,潤滑油,芳香族エステルまたはパラベンのうち、少なくとも1つを含み、フィラメントの基材に対して20重量%以下の任意の割合で添加した。フィラメントの基材は、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとを85重量%:15重量%から1重量%:99重量%までの任意の割合で含有する構成とした。【選択図】 図1

Description

本発明は、履物そのもの、履物を構成するインソールやアウトソールなどの部品、あるいは、履物に用いる中敷等の付属品からなる履物品及び履物品の製造方法に係り、特に、3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形される履物品及びこの履物品を製造する履物品の製造方法に関する。
従来、この種の履物品としては、例えば、特開2017−123974号公報(特許文献1)に掲載されたものが知られている。これは、3次元印刷装置を用いて履物品としての靴のインソールを造形している。
一般に、3次元印刷装置は、3Dプリンター、あるいは、立体印刷機とも称され、コンピュータ上に取り込まれた立体図面データに従って樹脂等の原材料から立体造形品を造形することができる。立体造形品を造形する方法には種々の方法があり、その1つに熱溶解積層法(FDM)が存在する。
熱溶解積層法(FDM)は、熱可塑性樹脂等の原料フィラメントをヘッドに設けられたヒーターにより加熱溶解しながらノズルから吐出し、ノズルを例えば平面方向に稼動させて立体造形品の第一層を形成し、次に第一層の上面に第二層、第三層というように積層させていくことにより立体造形品を得る方法である。従来の履物品においても、この3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて履物品を造形している。
特開2017−123974号公報
ところで、前記従来の3次元印刷装置を用いて造形される履物品においては、フィラメントに求められる技術的要求により、原料であるフィラメントに立体的な造形という目的を超えた例えば、抗菌機能や消臭機能等の付加機能を付与して履物品の付加価値を高め利用範囲を広げる着想に至らないという実情がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、3次元印刷装置により造形され内部に形状外の機能を付与できる履物品及び履物品の製造方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するための本発明の履物品は、請求項1の発明にあっては、3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形される履物品において、
前記フィラメントの基材に機能剤を添加し、前記機能剤を分散させた構成としている。
本発明において、履物品とは、履物そのもの、履物を構成する部品、あるいは、履物に用いる付属品をいう。履物としては、革靴,ゴム靴,布靴,ズック靴,カジュアルシューズ,スニーカー,スポーツシューズ,長靴,ブーツ,サンダル,草履,スリッパ,下駄等を含む。履物そのものとしては、ズック靴,長靴,サンダル等が挙げられる。部品としては、インソール,アウトソール,靴のかかと,鼻緒等が挙げられる。付属品としては、中敷(インナーソール)等が重要である。
機能剤は、目的の機能を奏する物質そのもので構成し、あるいは、樹脂などの担持部材に目的の機能を奏する物質を担持させて構成しても良く、フィラメントの基材内に分散して混合できるように適宜に形成する。
これにより、3次元印刷装置により造形され内部に形状外の機能を付与できる。特に、フィラメントの基材に機能剤を添加してこの機能剤を分散させるので、履物品全体にわたり、各種機能を均一に発揮させることができる。
また、請求項2の発明は、前記機能剤は、芳香剤,抗菌剤,除菌剤,制菌剤,殺菌剤,防カビ剤,消臭剤,防臭剤,撥水剤,撥油剤,汚れ付着防止剤,蓄熱剤,発熱剤,蓄冷剤,吸熱剤,放熱剤,保温剤,遠赤外線放射剤,難燃剤,静電防止剤,熱遮蔽剤,防虫剤,動物忌避剤の単体または複合体から少なくとも1つ選択される構成としている。これらの少なくとも何れかの機能を発揮させることができる。
更に、請求項3の発明は、前記機能剤は、徐放性を有する構成としている。機能を発揮する物質を徐々に放出させることができ、持続性を付与することができる。例えば、ポリオレフィン中に液状機能物質を含有させたSROPE(登録商標:クラレリビング株式会社製)を用いることが有効である。
更にまた、請求項4の発明は、前記機能剤は、植物精油,潤滑油,芳香族エステルまたはパラベンのうち、少なくとも1つを含む構成としている。
また、請求項5の発明は、前記機能剤を、前記フィラメントの基材に対して20重量%以下の任意の割合で添加した構成としている。
これにより、フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を付与することができる。
また、請求項5記載の発明にあっては、フィラメントの基材に機能剤を添加してこの機能剤を分散させるように構成されている。
更に、請求項6の発明は、前記フィラメントの基材は、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとを85重量%:15重量%から1重量%:99重量%までの任意の割合で含有する構成としている。
「ポリ乳酸(PLA)樹脂」は、乳酸をエステル結合によって重合して生成する合成樹脂である。融点が170℃でショアA硬度が100以上である。
ここで、ショアA硬度とは、JIS K 7215(プラスチック)、又はJIS K 6253(加硫ゴム及び熱可塑性ゴム)に規定された方法においてタイプAデュロメータを用いて測定される硬度である。樹脂やゴムにおける硬質及び軟質の定義は種々のものがあるが、ここではショアA硬度が95以上のものを硬質、ショアA硬度が95以下のものを軟質と呼ぶこととする。
「熱可塑性エラストマー」は、オレフィン系エラストマー及びスチレン系エラストマーを含む概念である。「オレフィン系エラストマー」とは、ポリプロピレンの中にポリエチレン−ポリプロピレンゴム(EPDM、EPM)を分散させた熱可塑性エラストマーであり、常温でゴムのような柔軟性と復元性とを備えると共に、大きな摩擦係数を有し、一般の樹脂と同様に成形加工のできる合成樹脂である。
「スチレン系エラストマー」とは、ポリスチレンとポリエチレン−ポリブチレンとをブロック共重合させた熱可塑性エラストマーであり、ポリスチレンのドメインが物理架橋点となり架橋ゴムの架橋点に相当する役割を果たすため、弾性体としての性質を示す。一方で、140〜230℃の射出または押出成形可能な温度になるとポリスチレン部分もポリエチレン・ポリブチレンの部分も共に溶融され、熱可塑性樹脂としての流動特性を示す。
これにより、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーとを所定の割合で含有することで、ポリ乳酸から成るフィラメントと比較し、フィラメントの断面形状のムラを抑えやすくなる。
その結果、フィラメントの断面形状を真円に近づけることが容易となり、3次元印刷装置内でフィラメントとフィラメントを挟持して送り出すローラーとの接点に作用する挟持力が安定し、搬送不良が低減する。
また、フィラメントの搬送不良が低減するため、ヘッド部ノズルからの吐出ムラが低減しコンピュータ上に取り込まれた立体図面データの再現精度を高めることができる。
また、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーを前記重量比で組合わせることにより、機能剤を添加しても断面形状を真円に近づけることが容易なフィラメントを実現でき、3次元印刷装置内においてフィラメントの良好な送り出しを可能とし、かつ、立体造形品としての履物品に形状外の機能を付与することができる。
更にまた、請求項7の発明は、前記ポリ乳酸樹脂とオレフィン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有する構成としている。
「オレフィン系樹脂」は、オレフィン系エラストマーを含む概念である。
これにより、フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を確実に付与することができる。
また、請求項8の発明は、前記ポリ乳酸樹脂とスチレン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有する構成としている。
「スチレン系樹脂」は、スチレン系エラストマーを含む概念である。これにより、フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を確実に付与することができる。
更に、請求項9の発明は、前記熱可塑性エラストマーは、鉱物油系可塑剤を40重量%から70重量%の任意の割合で含有する構成としている。
「可塑剤」は、熱可塑性合成樹脂に加えて柔軟性を改良するための添加薬品類の総称である。
「鉱物油」は、鉱油とも呼ばれ、石油(原油)、天然ガス、石炭など地下資源由来の炭化水素化合物もしくは不純物をも含んだ混合物の総称である。一般的には、鉱物油は、パラフィン系オイル、ナフテン系オイルまたは高級脂肪酸のいずれかに分類される。
これにより、熱可塑性樹脂としての流動特性を向上させることができる。
更にまた、請求項10の発明は、多数の空隙を有した構成としている。3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形する際、所謂スパース構造により、空隙を形成する。
例えば、造形物の内部を網目状,ハニカム状等に肉抜きする。履物品の軽量化を図ることができるとともに、クッション性や断熱性を付与することができる。また、表面積が大きくなるので、機能剤の放出性能を向上させることができる。
そしてまた、前記課題を解決するための本発明の履物品の製造方法は、請求項11の発明にあっては、3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて履物品を造形する履物品の製造方法において、前記の機能剤を添加したフィラメントを用いて前記機能剤を分散させた履物品を造形する構成としている。
作用,効果は、前記と同様である。
また、請求項12の発明にあっては、内部に空隙を有して造形する構成としている。3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形する際、所謂スパース構造により、空隙を形成する。
例えば、造形物の内部を網目状,ハニカム状等に肉抜きする。履物品の軽量化を図ることができるとともに、クッション性や断熱性を付与することができる。また、表面積が大きくなるので、機能剤の放出性能を向上させることができる。
本発明の履物品は、請求項1の発明にあっては、3次元印刷装置により造形され内部に形状外の機能を付与できる。
また、請求項2の発明にあっては、芳香,抗菌,除菌,制菌,殺菌,防カビ,消臭,防臭,撥水,撥油,汚れ付着防止,蓄熱,発熱,蓄冷,吸熱,放熱,保温,遠赤外線放射,難燃,静電防止,熱遮蔽,防虫,動物忌避の何れかの機能を発揮させることができる。
更に、請求項3の発明にあっては、機能剤は徐放性を有する構成としたので、機能を発揮する物質を徐々に放出させることができ、持続性を付与することができる。
更にまた、請求項4の発明にあっては、前記機能剤は、植物精油,潤滑油,芳香族エステルまたはパラベンのうち、少なくとも1つを含む構成としたので、フィラメントに混合させやすくすることができる。
また、請求項5の発明にあっては、機能剤をフィラメントの基材に対して20重量%以下の任意の割合で添加したので、フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を付与することができる。
特に、請求項5記載の発明にあっては、フィラメントの基材に機能剤を添加してこの機能剤を分散させるように構成されているので、履物品全体にわたり、各種機能を均一に発揮させることができる。
更に、請求項6の発明にあっては、フィラメントの基材を、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとを85重量%:15重量%から1重量%:99重量%までの任意の割合で含有する構成としたので、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーとを所定の割合で含有することで、ポリ乳酸から成るフィラメントと比較し、フィラメントの断面形状のムラを抑えやすくなる。
その結果、フィラメントの断面形状を真円に近づけることが容易となり、3次元印刷装置内でフィラメントとフィラメントを挟持して送り出すローラーとの接点に作用する挟持力が安定し、搬送不良が低減する。また、フィラメントの搬送不良が低減するため、ヘッド部ノズルからの吐出ムラが低減しコンピュータ上に取り込まれた立体図面データの再現精度を高めることができる。
また、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーを前記重量比で組合わせることにより、機能剤を添加しても断面形状を真円に近づけることが容易なフィラメントを実現でき、3次元印刷装置内においてフィラメントの良好な送り出しを可能とし、かつ、立体造形品としての履物品に形状外の機能を付与することができる。
更にまた、請求項7の発明にあっては、ポリ乳酸樹脂とオレフィン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有する構成としたので、フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を確実に付与することができる。
また、請求項8の発明にあっては、ポリ乳酸樹脂とスチレン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有する構成としたので、これによっても、フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を確実に付与することができる。
更に、請求項9の発明にあっては、前記熱可塑性エラストマーは、鉱物油系可塑剤を40重量%から70重量%の任意の割合で含有する構成としたので、熱可塑性樹脂としての流動特性を向上させることができる。
更にまた、請求項10の発明にあっては、多数の空隙を有した構成としたので、即ち、例えば、造形物の内部を網目状,ハニカム状等に肉抜きしたので、履物品の軽量化を図ることができるとともに、クッション性や断熱性を付与することができる。また、表面積が大きくなるので、機能剤の放出性能を向上させることができる。
そしてまた、本発明の履物品の製造方法は、請求項11の発明にあっては、前記の機能剤を添加したフィラメントを用いて前記機能剤を分散させた履物品を造形するので、前記と同様の作用,効果を奏する。
また、請求項12の発明は、内部に空隙を有して造形するので、即ち、例えば、造形物の内部を網目状,ハニカム状等に肉抜きしたので、履物品の軽量化を図ることができるとともに、クッション性や断熱性を付与することができる。また、表面積が大きくなるので、機能剤の放出性能を向上させることができる。
本発明に係る履物品の一実施形態を本発明に係る履物品の製造方法の一実施形態とともに示す図である。 本発明に係る履物品及び履物品の製造方法の一実施形態において、空隙構造の形成例を示す要部図(a)(b)(c)である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る履物品及び履物品の製造方法について詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る履物品Sは、本発明の実施の形態に係る履物品の製造方法により製造され、具体的には、3次元印刷装置(図示せず)によりフィラメントを熱溶解積層させて造形される。
実施の形態において、履物品Sとは、履物そのもの、履物を構成する部品、あるいは、履物に用いる付属品をいう。履物としては、革靴,ゴム靴,布靴,ズック靴,カジュアルシューズ,スニーカー,スポーツシューズ,長靴,ブーツ,サンダル,草履,スリッパ,下駄等を含む。履物そのものとしては、ズック靴,長靴,サンダル等が挙げられる。部品としては、インソール,アウトソール,靴のかかと,鼻緒等が挙げられる。付属品としては、中敷(インナーソール)等が重要である。
本発明の実施の形態に係る履物品Sは、フィラメントの基材に機能剤を添加し、機能剤を分散させた構成としている。
機能剤としては、芳香剤,抗菌剤,除菌剤,制菌剤,殺菌剤,防カビ剤,消臭剤,防臭剤,撥水剤,撥油剤,汚れ付着防止剤,蓄熱剤,発熱剤,蓄冷剤,吸熱剤,放熱剤,保温剤,遠赤外線放射剤,難燃剤,静電防止剤,熱遮蔽剤,防虫剤,動物忌避剤の単体または複合体から少なくとも1つ選択される構成としている。
機能剤は、目的の機能を奏する物質そのもので構成し、あるいは、樹脂などの担持部材に目的の機能を奏する物質を担持させて構成しても良く、フィラメント内に分散して混合できるように適宜に形成する。実施の形態では、機能剤は、植物精油,潤滑油,芳香族エステルまたはパラベンのうち、少なくとも1つを含む構成としている。
また、機能剤は、フィラメントに対して20重量%以下の任意の割合で添加している。フィラメントの造形機能を損なうことなく機能剤による機能を付与することができる。
更に、実施の形態では、機能剤は、徐放性を有する構成としている。例えば、ポリオレフィン中に液状機能物質を含有させたSROPE(登録商標:クラレリビング株式会社製)を用いる。機能剤としてのSROPE(登録商標)は、機能性オイルを担持部材としてのポリオレフィン(PP,PE)中に高含有量(20〜30%)練りこんで担持させたもので、PE(ポリエチレン)ベースのPE−SROPE(登録商標)、PP(ポリプロピレン)ベースのPP−SROPE(登録商標)の2種類ある。
機能性オイルは、内部から表面へ微量ずつ滲出するため、造形品表面に極薄の膜を形成し、ベタつくことがない。機能性オイルとしては、レモンユーカリオイル,石鹸香料,ローズ香料,防ダニ剤,ダニ増殖抑制剤,有機系抗菌抗カビ剤等種々の機能を有するものが選択される。機能性オイルの選択により、前記の芳香剤,虫忌避剤,抗菌剤等の機能剤として用いる。
実施の形態において、フィラメントの基材は、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとから構成される。ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとを85重量%:15重量%から1重量%:99重量%までの任意の割合で含有する構成としている。
ポリ乳酸樹脂は、純度95%以上で、5%未満の添加剤を含んでおり、融点は170℃である。また、ポリ乳酸樹脂は、D体含有量が1.0モル%以下であるか、または、D体含有量が99.0モル%以上であることが必要であり、特に、1〜0.6モル%であるか、または、99.4〜99.9モル%であることが好ましい。D体含有量がこの範囲内であることにより、結晶性能に優れるため、成形性に優れる(成形サイクルが短くなる)とともに、得られる成形体は耐熱性が向上したものとなる。
熱可塑性エラストマーは、オレフィン系樹脂又はスチレン系樹脂と鉱物油系可塑剤を含有する。具体的には、オレフィン系樹脂又はスチレン系樹脂と鉱物油系可塑剤の重量混合比(オレフィン系樹脂(又はスチレン系樹脂):鉱物油系可塑剤)が、例えば、25重量%:75重量%〜60重量%:40重量%であり、可塑化点(可塑化温度)は100〜170℃である。
また、オレフィン系樹脂を選択する場合には、ポリ乳酸樹脂とオレフィン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有する。一方、スチレン系樹脂を選択する場合には、ポリ乳酸樹脂とスチレン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有する。
スチレン系樹脂は、ハードセグメントであるポリスチレンブロックと、ソフトセグメントである共役ジエン重合体ブロックとを有し、低温では加硫ゴム状物性を示し、加熱状態では加熱溶融して流動性を示す。スチレン系エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、部分水添スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(部分水添SEBS)、スチレン・(エチレン−エチレン/プロピレン)−スチレンブロック共重合体(SEEPS)等が例示される。SEBSやSEEPSを使用すると、透明性が向上しかつ優れた滑り止め性が得られる。
鉱物油系可塑剤は、公知のパラフィン系オイル、ナフテン系オイル等の鉱物油を用いることができるが、その中でも、スチレン系エラストマーに対する相溶性が良好なパラフィンを主成分とした精製石油パラフィン系炭化水素油である鉱物油を用いるのが好ましい。
そしてまた、実施の形態に係る履物品Sは、多数の空隙を有した構成としている。3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形する際、所謂スパース構造により、空隙を形成する。例えば、図2(a)に示すように、造形物の内部を、細長状の空隙を交互に肉抜き形成し、図2(b)に示すように、ハニカム状に肉抜きし、図2(c)に示すように、矩形網目状に肉抜きする。
次に、本発明の実施の形態に係る履物品Sを製造する場合について説明する。図1に示すように、本履物品Sは、3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形される。
履物品Sの製造に当たっては、予め、フィラメントを製造しておく。フィラメントは、一般的な押出成形機(図示せず)により製造する。例えば、65φの押出機を用い、シリンダー温度はダイス150〜180℃、計量部160〜200℃、圧縮部160〜200℃、供給部150〜180℃に設定する。また、限界温度は240℃、冷却水槽内の冷却水の温度は8〜15℃、ダイ・サイザー間距離2〜5cm、引き落とし率0.87〜0.92、サイジング方式はドライバキュームである。
フィラメントにあっては、ポリ乳酸樹脂のペレットと熱可塑性エラストマーのペレットとを合計100重量%となるように混合するとともに、これに機能剤を添加して混合する。押出成形機の注入口に混合物を入れ、加熱しながらスクリューを回転させ樹脂を溶融させながら送り出し、先端の金型より、押し出して冷却水槽にて冷却・固化させて、直径1.75mmのフィラメントとして製造する。
3次元印刷装置は、熱溶解積層法(FDM)を利用しており、データ処理部とデータ処理部より供給される制御信号に基づいて3次元印刷を行う印刷部とを有して構成されている。印刷部は、ヒーター部とノズル部とを備えたヘッド部を有し、ヘッド部は原料フィラメントをノズル部へ供給するドライブギアとローラーを有し、ドライブギアには溝部が設けられている。
そして、この3次元印刷装置を用い、機能剤を添加した原料フィラメントをドライブギアとローラーにより挟持しながら繰り出してヘッド部へと搬送し、ヒーター部によって溶解されたフィラメントをノズル部から吐出して、所要の形状に造形する。この場合、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーとを所定の割合で含有することで、ポリ乳酸から成るフィラメントと比較し、フィラメントの断面形状のムラを抑えやすくなる。その結果、フィラメントの断面形状を真円に近づけることが容易となり、3次元印刷装置内でフィラメントとフィラメントを挟持して送り出すローラーとの接点に作用する挟持力が安定し、搬送不良が低減する。また、フィラメントの搬送不良が低減するため、ヘッド部ノズルからの吐出ムラが低減しコンピュータ上に取り込まれた立体図面データの再現精度を高めることができる。
また、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーを所定の重量比で組合わせることにより、機能剤を添加しても断面形状を真円に近づけることが容易なフィラメントを実現でき、3次元印刷装置内においてフィラメントの良好な送り出しを可能とし、かつ、立体造形品としての履物品Sに形状外の機能を付与することができる。この場合、機能剤は、フィラメントに添加されているので、履物品S全体にこの機能剤が分散させられる。
このようにして造形された履物品Sは、機能剤が分散させられているので、履物品S全体にわたり、各種機能を均一に発揮させることができる。特に、機能剤は、徐放性を有しているので、機能を発揮する物質を徐々に放出させることができ、持続性を付与することができる。また、履物品Sは、図2に示すように、多数の空隙を有しているので、軽量化を図ることができるとともに、クッション性や断熱性を付与することができる。また、表面積が大きくなるので、機能剤の放出性能を向上させることができる。
次に、フィラメントの実施例を示す。
[実施例1]
実施例1は、50重量%のポリ乳酸樹脂と50重量%のスチレン系エラストマー(70重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PE−SROPE(登録商標)とを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例2]
実施例2は、60重量%のポリ乳酸樹脂と40重量%のスチレン系エラストマー(70重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PP−SROPE(登録商標)とを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例3]
実施例3は、60重量%のポリ乳酸樹脂と40重量%のオレフィン系エラストマー(60重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PP−SROPE(登録商標)とを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例4]
実施例4は、30重量%のポリ乳酸樹脂と70重量%のオレフィン系エラストマー(60重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PP−SROPE(登録商標)とを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例5]
実施例5は、40重量%のポリ乳酸樹脂と60重量%のオレフィン系エラストマー(60重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PP−SROPE(登録商標)とを重量比で8:2の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例6]
実施例6は、40重量%のポリ乳酸樹脂と60重量%のスチレン系エラストマー(70重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PE−SROPE(登録商標)とを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例7]
実施例7は、30重量%のポリ乳酸樹脂と70重量%のスチレン系エラストマー(70重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PE−SROPE(登録商標)とを重量比で8:2の割合で混合し、押出成形により製造した。
[実施例8]
実施例8は、85重量%のポリ乳酸樹脂と15重量%のオレフィン系エラストマー(40重量%の鉱物油系可塑剤を含有)を混合した原料ペレットと、PP−SROPE(登録商標)とを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
そして、これら各実施例に係るフィラメントについて、比較例1〜3に係るフィラメントとともに、断面形状の真円度の測定を行った。
比較例は以下のとおりである。
[比較例1]
比較例1は、100重量%のポリ乳酸樹脂の原料ペレットを押出成形により製造した。
[比較例2]
比較例2は、100重量%のポリ乳酸樹脂の原料ペレットと、PE−SROPE(登録商標)の機能剤ペレットとを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
[比較例3]
比較例3は、100重量%のポリ乳酸樹脂の原料ペレットと、PP−SROPE(登録商標)の機能剤ペレットとを重量比で9:1の割合で混合し、押出成形により製造した。
真円度の測定は、タキカワエンジニアリング株式会社の測定装置(LDM−303H−XY、非接触式レーザースキャニング方式)を用いて実施した。測定精度は±2μm、分解能は0.1μmである。その結果、比較例1〜3に比較し、各実施例1〜8は、機能剤を添加しても、フィラメントの真円度の精度が高く、断面形状のムラが抑えられることが分かった。そのため、各実施例1〜8は、3次元印刷装置内でフィラメントとフィラメントを挟持して送り出すローラーとの接点に作用する挟持力を安定させて搬送不良を低減させることができることが分かった。即ち、ポリ乳酸と熱可塑性エラストマーを所定の重量比で組合わせることにより、例えばSROPE(登録商標)などの機能剤を含有させたとしても断面形状を真円に近づけることが容易なフィラメントを実現でき、機能性を向上させた良好な履物品Sを作成できることが実証できた。
尚、上記実施の形態においては、機能剤として、SROPE(登録商標)を用いる例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。例えば、「シュークレンズ」(登録商標:ラサ工業株式会社製)を消臭剤として用いることができる。「エヌ・クリアー」(登録商標:株式会社日東製)を抗菌剤として用いることができる。機能剤としてはこれらに限定されるものではなく、適宜の機能剤を選択してよいことは勿論である。
また、消臭剤として、「ケスモン」(登録商標:東亞合成株式会社製)を使用することができる。「ケスモン」(登録商標)は、無機系の化学吸着型消臭剤であり、耐熱性及び耐久性に富む材料であることから、本件発明におけるフィラメントにも容易に練り込み加工が可能である。
その結果、「ケスモン」(登録商標)が使用された場合には、履物の使用時に発生するアンモニア、酢酸、硫化水素、アルデヒド等の悪臭の除去や、VOC(揮発性有機化合物)の吸着、消臭が可能となる。
尚また、上記実施の形態においては、フィラメントの基材として、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとを所定の割合で含有する構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン(PE),ポリスチレン(PS),ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ゴム、エチルビニルアセテート(EVA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)等、履物品Sの用途等に合わせて適宜選択してよい。
要するに、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
S 履物品

Claims (12)

  1. 3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて造形される履物品において、
    前記フィラメントの基材に機能剤を添加したことを特徴とする履物品。
  2. 前記機能剤は、芳香剤,抗菌剤,除菌剤,制菌剤,殺菌剤,防カビ剤,消臭剤,防臭剤,撥水剤,撥油剤,汚れ付着防止剤,蓄熱剤,発熱剤,蓄冷剤,吸熱剤,放熱剤,保温剤,遠赤外線放射剤,難燃剤,静電防止剤,熱遮蔽剤,防虫剤,動物忌避剤の単体または複合体から少なくとも1つ選択されることを特徴とする請求項1記載の履物品。
  3. 前記機能剤は、徐放性を有することを特徴とする請求項2記載の履物品。
  4. 前記機能剤は、植物精油,潤滑油,芳香族エステルまたはパラベンのうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2または3記載の履物品。
  5. 前記機能剤を、前記フィラメントの基材に対して20重量%以下の任意の割合で添加し、分散させたことを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載の履物品。
  6. 前記フィラメントの基材は、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性エラストマーとを85重量%:15重量%から1重量%:99重量%までの任意の割合で含有することを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の履物品。
  7. 前記ポリ乳酸樹脂とオレフィン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有することを特徴とする請求項6記載の履物品。
  8. 前記ポリ乳酸樹脂とスチレン系樹脂とを60重量%:40重量%から30重量%:70重量%までの任意の割合で含有することを特徴とする請求項6に記載の履物品。
  9. 前記熱可塑性エラストマーは、鉱物油系可塑剤を40重量%から70重量%の任意の割合で含有することを特徴とする請求項6乃至8何れかに記載の履物品。
  10. 多数の空隙を有したことを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の履物品。
  11. 3次元印刷装置によりフィラメントを熱溶解積層させて履物品を造形する履物品の製造方法において、
    前記請求項1乃至9何れかに記載の機能剤を添加したフィラメントを用いて前記機能剤を分散させた履物品を造形することを特徴とする履物品の製造方法。
  12. 内部に空隙を有して造形することを特徴とする請求項11記載の履物品の製造方法。
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