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JP2020163483A - ロボット - Google Patents

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JP2020163483A
JP2020163483A JP2019063687A JP2019063687A JP2020163483A JP 2020163483 A JP2020163483 A JP 2020163483A JP 2019063687 A JP2019063687 A JP 2019063687A JP 2019063687 A JP2019063687 A JP 2019063687A JP 2020163483 A JP2020163483 A JP 2020163483A
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隆之 前田
Takayuki Maeda
隆之 前田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】優れた作業効率を発揮することのできるロボットを提供すること。【解決手段】ロボットは、基台と、前記基台の上方に配置され、ワークを把持および搬送するアームと、前記基台の上方に配置され、前記アームが把持した前記ワークを載置する載置部と、を有する。また、前記載置部は、前記アームに設けられている。また、前記アームは、第1アームと、第2アームと、を有し、前記載置部は、前記第1アームおよび前記第2アームの少なくとも一方に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、ロボットに関するものである。
特許文献1に記載されているロボットは、移動台車と、移動台車に搭載されているロボット本体と、移動台車の上面に設置されている作業台と、を有しており、ロボットの移動中に、ロボット本体が作業台に載置されているワークに対して所定の作業を行う。
特開2018−111180号公報
しかしながら、このような構成のロボットでは、移動台車に作業台を設置しなければならないため、ロボットの基台である移動台車が大型化する。また、例えば、ロボット本体と作業台との距離が比較的大きいため、ロボット本体を用いてワークを収容棚等の載置場所から作業台まで搬送するのに時間がかかってしまい、作業効率が低下するおそれもある。
本発明のロボットは、基台と、
前記基台の上方に配置され、ワークを把持および搬送するアームと、
前記基台の上方に配置され、前記アームが把持した前記ワークを載置する載置部と、を有することを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 図1のロボットが有する載置部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 第1アームの先端部を示す斜視図である。 ロボットの動作を説明するための斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るロボットが有するハンドを示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 載置部を収納した状態のロボットを示す斜視図である。
以下、本発明のロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図2は、図1のロボットが有する載置部を示す斜視図である。
図1に示すロボット1は、例えば、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ロボット1は、基台2と、基台2の上方に設けられているロボット本体3と、基台2に設けられている移動機構4と、基台2の上方に設けられ、1または2以上のワークWを載置する載置部5と、ロボット本体3および移動機構4の駆動を制御するロボット制御装置9と、を有する。なお、前記「上方」とは、鉛直方向上側を意味する。
本実施形態では、移動機構4として自動走行システムが適用されており、ロボット1は、事前に指定された経路に沿って自動走行する。移動機構4は、基台2に設けられている操舵用の1対の前輪41および駆動用の1対の後輪42と、を有する。また、図示しないが、移動機構4は、移動時にロボット1が受ける加速度を検出する加速度センサー、通路の目印となるマーカーを検出するマーカーセンサー等の各種センサーを有する。そして、ロボット制御装置9は、前記センサーの検出結果を用いてロボット1の走行制御を行う。ただし、移動機構4の構成としては、特に限定されない。また、移動機構4は、省略してもよい。すなわち、ロボット1は、移動できない固定型のものであってもよい。
ロボット本体3は、6軸多関節ロボットである。ロボット本体3は、基台2に接続されているアーム31を有する。アーム31は、基台2に回動自在に連結されているリンク311と、リンク311に回動自在に連結されているリンク312と、リンク312に回動自在に連結されているリンク313と、リンク313に回動自在に連結されているリンク314と、リンク314に回動自在に連結されているリンク315と、リンク315に回動自在に連結されているリンク316と、リンク316に接続されているハンド317と、を有する。
なお、ハンド317の構成としては、ワークWを把持することができれば、特に限定されない。本実施形態のハンド317は、リンク316に装着されている基部318と、基部318に設けられている一対の爪部319a、319bと、を有し、爪部319a、319bでワークWを挟んで把持することができる。この他にも、例えば、4つの爪部でワークWを挟み込む構成、エアチャックによってワークWを吸着する構成等であってもよい。
また、ロボット本体3は、基台2に対してリンク311を回動させる駆動装置321と、リンク311に対してリンク312を回動させる駆動装置322と、リンク312に対してリンク313を回動させる駆動装置323と、リンク313に対してリンク314を回動させる駆動装置324と、リンク314に対してリンク315を回動させる駆動装置325と、リンク315に対してリンク316を回動させる駆動装置326と、を有する。各駆動装置321〜326は、例えば、駆動源としてのモーターと、モーターの駆動を制御するコントローラーと、モーターの回転量を検出するエンコーダーと、を有する。これら駆動装置321〜326は、それぞれ、ロボット制御装置9によって独立して制御される。
ロボット制御装置9は、図示しないホストコンピューターからロボット本体3の位置指令を受け、各リンク311〜316が前記位置指令に応じた位置となるように、駆動装置321〜326の駆動をそれぞれ独立して制御するロボット本体制御部91と、図示しないホストコンピューターからロボット1の位置指令を受け、ロボット1が前記位置指令に応じた場所に移動するように移動機構4の駆動を制御する移動機構制御部92と、を有する。このようなロボット制御装置9は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部インターフェースと、を有する。また、メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
載置部5は、基台2よりも上方に位置し、かつ、アーム31の可動範囲内に位置している。ここで、「基台2よりも上方」とは、言い換えると、リンク311と基台2との間の関節部分よりも鉛直方向上側のことである。このような範囲内に載置部5を設けることにより、従来のように載置部5を基台2の上面に設ける場合と比べて、載置部5をアーム31の近傍に設けることができる。そのため、例えば、図示しない棚に載置されているワークWをアーム31で把持して載置部5まで搬送するピッキング作業中のアーム31の移動距離が短くなり、ピッキング作業時間を短縮することができる。そのため、ロボット1の作業効率が高まる。特に、本実施形態の載置部5は、アーム31、具体的にはリンク311の基端部に設けられている。そのため、ピッキング作業中のアーム31の移動距離がより短くなり、ピッキング作業時間をより短縮することができる。
また、従来のように、載置部5を基台2の上面に設ける場合と比べて、基台2の小型化、より具体的には占有面積(フットプリント)をより小さくすることもできる。特に、ロボット1では、ロボット本体3のデッドスペースを載置部5として利用しているため、載置部5を設けることによるロボット1の大型化が実質的に生じず、より効果的にロボット1を小型化することができる。また、小型化を図ることができる分、より狭い通路を走行可能であり、また、より小回りが利くロボット1にもなる。
図2に示すように、載置部5は、リンク311の外装部材に形成され、上方に開口する凹部51を備えている。そして、凹部51の底面511がワークWの載置面となっている。そのため、例えば、ロボット1の移動開始時および停止時の慣性力、移動中に生じる振動、載置部5の傾斜等によって、ワークWが載置部5から落下するのを効果的に抑制することができ、ロボット1の作業効率および信頼性が向上する。ただし、載置部5の構成としては、ワークWを載置することができれば、特に限定されず、ワークWの形状、大きさ、最大載置可能数量等によって適宜設計することができる。また、載置部5の載置面、すなわち、本実施形態では凹部51の底面511に、例えば、ゴム製シートのような弾性材料による滑り防止部を設けてもよい。これにより、ワークWの載置部5からの離脱をさらに効果的に抑制することができる。
以上、ロボット1について説明した。ロボット1は、前述したように、基台2と、基台2の上方に配置され、ワークWを把持および搬送するアーム31と、基台2の上方に配置され、アーム31が把持したワークWを載置する載置部5と、を有する。このような構成によれば、アーム31の近傍に載置部5を設けることができる。そのため、ワークWをアーム31で把持して載置部5まで搬送するピッキング作業中のアーム31の移動距離が短くなり、その分、ピッキング作業時間を短縮することができる。そのため、ロボット1の作業効率が高まる。また、ロボット1の小型化を図ることができ、より狭い通路を走行可能であり、また、より小回りが利くようにもなる。
また、前述したように、載置部5は、アーム31に設けられている。これにより、アーム31のより近傍に載置部5を設けることができる。そのため、ワークWのピッキング作業時間をより短縮することができる。また、前述したように、載置部5は、上方に開口し、ワークWが載置される凹部51を備える。これにより、載置部5からのワークWの落下を抑制することができる。
また、前述したように、ロボット1は、基台2に設けられている移動機構4を有する。これにより、走行可能なロボット1となり、ロボット1の操作性、利便性、安全性が向上する。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図4は、第1アームの先端部を示す斜視図である。図5は、ロボットの動作を説明するための斜視図である。
本実施形態に係るロボット1は、ロボット本体3および載置部5の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。以下の説明では、本実施形態のロボット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関しては、その説明を省略する。また、図3ないし図5では、前述した第1実施形態と同様の構成について同一符号を付している。
図3に示すロボット本体3は、所謂「双腕ロボット」であり、基台2に回動自在に連結されている胴体33と、胴体33の左右に連結されている第1アーム31Aおよび第2アーム31Bを備えるアーム31と、胴体33に接続されている頭部34と、を有する。頭部34には、図示しないステレオカメラが設けられており、ロボット1は、ステレオカメラを用いて第1、第2アーム31A、31BやワークWの状態を確認しながら作業を行うことができる。
胴体33は、基台2と別部材で構成されており、基台2に対して回動可能に連結されている。つまり、胴体33と基台2との間の関節部分が基台2の上端であるとも言える。ただし、これに限定されず、胴体33は、基台2に対してねじ止め等によって固定されていてもよいし、軸部材等の中間部材を介して胴体33と基台2とが固定されていてもよい。
第1、第2アーム31A、31Bは、それぞれ、胴体33に回動自在に連結されているリンク311と、リンク311に回動自在に連結されているリンク312と、リンク312に回動自在に連結されているリンク313と、リンク313に回動自在に連結されているリンク314と、リンク314に回動自在に連結されているリンク315と、リンク315に回動自在に連結されているリンク316と、リンク316に接続されているハンド317と、を有する。
また、載置部5は、アーム31に設けられている第1載置部6A、6Bと、胴体33に設けられている第2載置部7と、を有する。また、第1載置部6A、6Bは、共に、第1アーム31Aに設けられている。具体的には、第1載置部6Aは、第1アーム31Aのハンド317に設けられ、第1載置部6Bは、第1アーム31Aのリンク315に設けられている。なお、後述するように、第1載置部6A、6Bは、ワークWを第2載置部7に載置するまでの間に一時的に載置する仮載置部として機能する。
図4に示すように、ハンド317は、リンク316に装着されている基部318と、基部318に接続されている爪部319a、319bと、を有する。基部318は、その外表面の一部に平坦面318aを有し、この平坦面318aが第1載置部6Aを構成している。これにより、ハンド317のデッドスペースを第1載置部6Aとして有効活用することができる。
本実施形態では、第1載置部6Aの両側に爪部319a、319bが位置しているため、第1載置部6AにワークWを載置した状態で爪部319a、319bを閉じると、これら爪部319a、319bによってワークWを挟持することができる。そのため、第1載置部6AからのワークWの落下をより効果的に抑制することができる。なお、第1載置部6Aの構成は、特に限定されず、例えば、前記第1実施形態のように基部318に形成されている凹部を有し、この凹部の底面が載置面となっていてもよい。
一方、リンク315は、その外装の一部に平坦面315aを有し、この平坦面315aが第1載置部6Bを構成している。これにより、リンク315のデッドスペースを第1載置部6Bとして有効活用することができる。なお、第1載置部6Bの構成は、特に限定されず、例えば、前記第1実施形態のようにリンク315の外装に形成されている凹部を有し、この凹部の底面が載置面となっていてもよい。
図3に示すように、第2載置部7は、胴体33の背中側に設けられている。このように第2載置部7を胴体33の背中側に設けることにより、ロボット1の前方の作業スペースを広く確保することができる。また、第2載置部7は、上方に開口する凹部71を有する箱状をなし、凹部71にワークWを収納したり、凹部71に収納したワークWを取り出したりすることができる。なお、載置部5が、第2載置部7のような箱型をなす場合、少なくとも開口が基台2よりも上方に位置していればよい。
このような構成のロボット1は、例えば、次のように駆動する。以下では、図5に基づいて、棚1000に配置されている収納箱1100に収納されたワークWを目的地まで搬送する動作について代表して説明する。ただし、ロボット1の動作は、特に限定されない。
まず、ロボット1は、ホストコンピューターからの位置指令に従って、棚1000と正対する位置まで移動する。次に、ロボット1は、第1アーム31Aのハンド317で収納箱1100を把持し、第1アーム31Aで収納箱1100を手前側に引き出し、収納箱1100内からワークWを取り出せる状態とする。この状態では、第1載置部6Aを構成する平坦面318aおよび第1載置部6Bを構成する平坦面315aが共に上方を向く水平面となっている。
次に、ロボット1は、第2アーム31Bのハンド317で収納箱1100内のワークWを把持し、把持したワークWを第1載置部6Bまで搬送し、図5に示すように、ワークWを第1載置部6Bに載置する。次に、ロボット1は、第2アーム31Bのハンド317で収納箱1100内のワークWを把持し、把持したワークWを第1載置部6Aまで搬送し、ワークWを第1載置部6Aに載置する。これにより、2つのワークWがロボット1に載置された状態となる。このように、収納箱1100から第1載置部6A、6BにワークWを搬送する工程を以下では単に「ピッキング作業」とも言う。なお、第1載置部6A、6Bにはそれぞれ複数のワークWを載置してもよい。
次に、ロボット1は、第1アーム31Aで収納箱1100を奥側へ向けて押し、収納箱1100を元の状態に戻す。次に、ロボット1は、爪部319a、319bを閉じ、爪部319a、319bで第1載置部6Aに載置されているワークWを挟持する。次に、ロボット1は、ホストコンピューターからの位置指令に従って、第1アーム31Aの姿勢を維持したまま、目的地に向かって移動を開始する。次に、ロボット1は、目的地までの移動中に、第1載置部6A、6Bに載置されているワークWを第2アーム31Bのハンド317で把持し、把持したワークWを第2載置部7の凹部71内に収納する。
このように、ワークWを一旦、第1載置部6A、6Bに載置し、目的地への移動中に第1載置部6A、6Bから第2載置部7にワークWを移し替えることにより、ロボット1の作業効率が向上する。具体的には、第1載置部6A、6Bは、第2載置部7に対して棚1000の近くに位置しているため、ワークWを第1載置部6A、6Bに搬送する方が、ワークWをいきなり第2載置部7まで搬送する場合と比べて、第2アーム31Bの移動距離が短くなり、ピックアップ作業をより短い時間で行うことができる。したがって、棚1000に正対してから目的地への移動を開始するまでの時間を短縮することができ、ロボット1の作業効率が向上する。特に、本実施形態では、第1載置部6A、6Bが第1アーム31Aの先端側に偏って設けられているため、第1載置部6A、6Bと収納箱1100との距離がより近くなり、ピッキング作業中の第2アーム31Bの移動距離がより短くなる。そのため、ロボット1の作業効率がより高まる。
また、目的地への移動中に第1載置部6A、6Bから第2載置部7にワークWを移し替えることにより、移動中のワークWの落下を効果的に抑制することができる。前述したように、第1載置部6A、6Bが平坦面で構成されているのに対して、第2載置部7は、ワークWを収納する凹部71を有する。そのため、目的地まで第1載置部6A、6BにワークWを載置し続けるよりも、移動途中で第1載置部6A、6Bから第2載置部7にワークWを移し替える方が、移動中のワークWの落下をより確実に抑制することができる。そのため、ロボット1の作業効率が向上する。特に、第2載置部7にワークWを移し替えた後は、ワークWが落下するおそれが実質的になくなるため、ロボット1の移動速度を高めることもでき、これにより、ロボット1の作業効率がさらに向上する。また、移動中に第1載置部6A、6Bのいずれかに載置されたワークWを、ワークWの鉛直上方から第2アーム31Bのハンド317で抑えてもよい。すなわち、第1載置部6Aまたは6Bとハンド317によりワークWを把持してもよい。これにより、把持されているワークWが移動中に落下することを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態のロボット1では、アーム31は、第1アーム31Aと、第2アーム31Bと、を有し、載置部5は、第1アーム31Aおよび第2アーム31Bの少なくとも一方、本実施形態では第1アーム31Aに設けられている。そのため、ワークWを第2アーム31Bで把持して第1載置部6A、6Bまで搬送するピッキング作業中の第2アーム31Bの移動距離が短くなり、その分、短い時間でピッキング作業を行うことができる。そのため、ロボット1の作業効率が高まる。
また、前述したように、載置部5は、第1載置部6A、6Bと、第2載置部7と、を有し、アーム31は、移動機構4による基台2の移動中に第1載置部6A、6Bに載置されているワークWを第2載置部7に搬送する。これにより、例えば、第1載置部6A、6BをワークWの仮の載置部として用いることができ、ピッキング作業をより短時間で行うことができる。また、例えば、第2載置部7を第1載置部6A、6BよりもワークWが落下し難い構成としておくことにより、移動中のワークWの落下をより効果的に抑制することができる。
なお、載置部5の構成は、特に限定されず、第1載置部6Aを第1アーム31Aのハンド317以外の部分に設けてもよいし、第1載置部6Bを第1アーム31Aのリンク315以外の部分に設けてもよい。また、第1載置部6A、6Bの一方を省略してもよいし、第1アーム31Aに、さらに1つ以上の第1載置部を追加してもよい。また、第1アーム31Aと共に、第2アーム31Bの任意の部分にも第1載置部を設けてもよい。また、第1、第2アーム31A、31B以外の部分に第1載置部を設けてもよい。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、ロボット1としては、特に限定されず、例えば、胴体33が省略され、第1アーム31Aおよび第2アーム31Bが基台2に連結されている構成であってもよい。また、第1アーム31Aおよび第2アーム31Bは、互いに異なる構成であってもよい。例えば、第1アーム31AをワークWの載置に適した構成とし、第2アーム31Bをピッキング作業に適した構成としてもよい。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
本実施形態に係るロボット1は、載置部5の構成が異なること以外は、前述した第2実施形態と同様である。したがって、以下の説明では、本実施形態のロボット1に関し、前述した第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関しては、その説明を省略する。また、図6では、前述した第1実施形態と同様の構成について同一符号を付している。
図6に示すロボット本体3では、載置部5は、胴体33に設けられている。具体的には、胴体33は、胸から肩にかけて広がる水平な平坦面331を有し、この平坦面331が第1載置部6を構成している。これにより、胴体33のデッドスペースを載置部5として有効に活用することができる。このような構成によっても、アーム31の近傍に載置部5を設けることができる。そのため、ワークWのピッキング作業をより短時間で行うことができ、ロボット1の作業効率が高まる。
以上のように、ロボット1は、基台2の上方に配置され、アーム31が接続されている胴体33を有し、載置部5は、胴体33に設けられている。これにより、アーム31の近傍に載置部5を設けることができる。そのため、ワークWのピッキング作業をより短時間で行うことができ、ロボット1の作業効率が高まる。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
本実施形態に係るロボット1は、載置部5の構成が異なること以外は、前述した第2実施形態と同様である。したがって、以下の説明では、本実施形態のロボット1に関し、前述した第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関しては、その説明を省略する。また、図7では、前述した第1実施形態と同様の構成について同一符号を付している。
図7に示すロボット1では、載置部5は、頭部34に設けられている。具体的には、頭部34は、頭頂部に位置する水平な平坦面341を有し、この平坦面341が第1載置部6を構成している。これにより、頭部34のデッドスペースを載置部5として有効に活用することができる。このような構成によっても、アーム31の近傍に載置部5を設けることができる。そのため、ワークWのピッキング作業をより短時間で行うことができ、ロボット1の作業効率が高まる。
以上のように、ロボット1は、基台2の上方に配置され、アーム31が接続されている胴体33と、胴体33に接続されている頭部34と、を有し、載置部5は、頭部34に設けられている。これにより、アーム31の近傍に載置部5を設けることができる。そのため、ワークWのピッキング作業をより短時間で行うことができ、ロボット1の作業効率が高まる。
以上のような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
図8は、本発明の第5実施形態に係るロボットが有するハンドを示す斜視図である。
本実施形態に係るロボット1は、載置部5の構成が異なること以外は、前述した第2実施形態と同様である。したがって、以下の説明では、本実施形態のロボット1に関し、前述した第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関しては、その説明を省略する。また、図8では、前述した第1実施形態と同様の構成について同一符号を付している。
図8に示すように、本実施形態のロボット1では、載置部5は、第1アーム31Aのハンド317に設けられている。また、載置部5は、ワークWを引っ掛ける引っ掛け部52、53を備える。具体的には、ハンド317は、一対の爪部319a、319bを有しており、爪部319aが引っ掛け部52を構成し、爪部319bが引っ掛け部53を構成している。このような構成によれば、例えば、環状のワークWを引っ掛け部52、53に挿入して引っ掛けることにより、ワークWを保持することができる。これにより、載置部5からのワークWの落下を効果的に抑制することができ、信頼性の高いロボット1となる。
特に、本実施形態の構成では、ハンド317の爪部319a、319bを載置部5として有効活用することができ、載置部5を別途設ける必要がないことから、ロボット1の小型化を図ることができる。また、載置部5をアーム31、特に第2アーム31Bの近傍に設けることもできる。そのため、ワークWのピッキング作業をより短時間で行うことができ、ロボット1の作業効率が高まる。
以上のように、載置部5は、ワークWを引っ掛ける引っ掛け部52、53を備える。これにより、引っ掛け部52、53にワークWを引っ掛けて保持することができるため、載置部5からのワークWの落下を効果的に抑制することができる。そのため、信頼性の高いロボット1となる。
以上のような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
図9は、本発明の第6実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図10は、載置部を収納した状態のロボットを示す斜視図である。
本実施形態に係るロボット1は、載置部5の構成と、載置部5を収納する収納機構8を有すること以外は、前述した第2実施形態と同様である。したがって、以下の説明では、本実施形態のロボット1に関し、前述した第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関しては、その説明を省略する。また、図9および図10では、前述した第1実施形態と同様の構成について同一符号を付している。
図9に示すように、本実施形態のロボット1は、載置部5を収納する収納機構8を有する。載置部5は、胴体33の前方に位置する載置板59を有する。これに対して、収納機構8は、基台2と載置板59とを連結する棒状の一対の連結部81を有する。連結部81は、基台2および載置板59と回動可能である。そして、収納機構8は、図9に示すように、載置板59が胴体33の前方に飛び出し、その上面591が水平面となる開状態と、図10に示すように、載置板59が胴体33に収納されている閉状態と、を切り替えることができる。閉状態では、載置板59は、その上面591が胴体33の外面に接触または接近した状態となる。このような構成によれば、載置部5を使用しないときには、閉状態として載置部5を収納でき、載置部5が第1、第2アーム31A、31Bの可動領域を狭くするのを抑制することができると共に、ロボット1の小型化を図ることができる。なお、載置板59の開閉、すなわち、載置部5の収納およびその解除は、手動で行ってもよいし、図示しない駆動源を有する駆動機構により行われてもよい。
以上のように、ロボット1は、載置部5を収納する収納機構8を有する。そのため、載置部5を使用しないときには載置部5を収納することにより、載置部5によって第1、第2アーム31A、31Bの可動領域が狭くなるのを抑制することができる。また、ロボット1の小型化を図ることもできる。
以上のような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、載置部5を収納する構造は、図示のものに限定されず、例えば、胴体33の外面にスリットが形成され、載置板59がこのスリットを介して胴体33の内部に収納される構成であってもよい。
以上、本発明のロボットを図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…ロボット、2…基台、3…ロボット本体、31…アーム、31A…第1アーム、31B…第2アーム、311〜316…リンク、315a…平坦面、317…ハンド、318…基部、318a…平坦面、319a、319b…爪部、321〜326…駆動装置、33…胴体、331…平坦面、34…頭部、341…平坦面、4…移動機構、41…前輪、42…後輪、5…載置部、51…凹部、511…底面、52、53…引っ掛け部、59…載置板、591…上面、6、6A、6B…第1載置部、7…第2載置部、71…凹部、8…収納機構、81…連結部、9…ロボット制御装置、91…ロボット本体制御部、92…移動機構制御部、1000…棚、1100…収納箱、W…ワーク

Claims (10)

  1. 基台と、
    前記基台の上方に配置され、ワークを把持および搬送するアームと、
    前記基台の上方に配置され、前記アームが把持した前記ワークを載置する載置部と、を有することを特徴とするロボット。
  2. 前記載置部は、前記アームに設けられている請求項1に記載のロボット。
  3. 前記アームは、第1アームと、第2アームと、を有し、
    前記載置部は、前記第1アームおよび前記第2アームの少なくとも一方に設けられている請求項2に記載のロボット。
  4. 前記基台の上方に配置され、前記アームが接続されている胴体を有し、
    前記載置部は、前記胴体に設けられている請求項1に記載のロボット。
  5. 前記基台の上方に配置され、前記アームが接続されている胴体と、
    前記胴体に接続されている頭部と、を有し、
    前記載置部は、前記頭部に設けられている請求項1に記載のロボット。
  6. 前記載置部を収納する収納機構を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記載置部は、上方に開口し、前記ワークが載置される凹部を備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記載置部は、前記ワークを引っ掛ける引っ掛け部を備える請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  9. 前記基台に設けられている移動機構を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 前記載置部は、第1載置部と、第2載置部と、を有し、
    前記アームは、前記移動機構による前記基台の移動中に前記第1載置部に載置されている前記ワークを前記第2載置部に搬送する請求項9に記載のロボット。
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