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JP2020140390A - サーバ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバ群を備えた情報処理システムにおける冷却装置の省電力化を図ること。【解決手段】本発明のサーバ制御方法は、複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおいて、サーバから温度を検出し(ステップS101)、検出したサーバの温度である検出温度と冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、検出温度から冷却装置220の稼働状態を特定し(ステップS102)、検出温度と、特定した冷却装置220の稼働状態と、サーバ210同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定する(ステップS103)。【選択図】図12

Description

本発明は、サーバ制御方法、サーバ制御装置、情報処理システム、プログラムに関する。
クラウド環境を提供するデータセンタなどの需要が高まり、高密度サーバやブレードサーバなどの1筐体中に多数のサーバ(ノード)を搭載する情報処理システムが多く利用されている。そして、情報処理システムは、ユーザからの利用要求に応じて、搭載されているサーバの貸し出しを行っている。
そして、上述したような情報処理システムに搭載された各サーバの負荷は、ユーザが実行する処理内容に依存している。このため、ユーザに貸し出したサーバの負荷によっては、情報処理システム自体の筐体内の温度が不均一となる場合が生じる。また、筐体内のサーバは、ユーザの要求に応じて順次貸し出されるため、負荷の高いサーバが一箇所に固まり、筐体内の温度が局所的に高くなる場合も生じうる。このように、筐体内の温度が不均一となり、ある箇所の温度が局所的に上昇すると、かかる温度を低下させるべく冷却装置である冷却ファンの回転数を上昇させる必要がある。すると、冷却ファンの回転数の上昇に伴い、情報処理システム自体の電力消費が増加し、省電力化を図ることができない、という問題が生じる。
ここで、筐体内の冷却ファンの回転数を制御する際に、筐体内で一番高い温度に連動して制御する方法を、図1を参照して説明する。なお、図1の例では、冷却ファンのエアフローAの下流側に複数のサーバが配置されていることとする。この図1の左図に示すように、温度の高いエリアの空きサーバ(Slot#10)を新たに貸し出してしまうと、図1の右図のように、サーバの温度が冷却ファンの現在の回転数レベル(Level3)の温度閾値である50℃を超えて、52℃となってしまう(下線参照)。すると、冷却ファンの回転数が上がり(Level4)、消費電力の増加を引き起こしてしまい、省電力化を図ることができない。
上述した問題を解決する方法として、サーバ毎の温度情報を取得して温度の低いサーバを使用する方法がある。例えば、図2に示す例では、空きサーバのうち温度の最も低いサーバ(Slot#12)を使用して、局所的な温度上昇を抑制し、冷却ファンの回転数の上昇を抑制している。
また、上述したように、多数のサーバが搭載された情報処理システムの筐体内を冷却する場合に限らず、特許文献1に記載のように、多数のサーバが設置されたデータセンタの施設内を冷却する場合にも、空調設備の消費電力が増加し、省電力化を図ることができないという同様の問題が生じる。この特許文献1では、電源未投入のサーバを選択して稼働させることで、施設内の温度分布の均一化を図り、省電力化を図ろうとしている。
特開2010−134506号公報
しかしながら、上述したように、未使用のサーバを使用する場合であっても、使用したサーバの発熱が他のサーバに大きく影響を与えてしまう場合がある。例えば、図3の例では、Slot#3の空きサーバを使用することによって、その発熱が冷却ファンのエアフローAの下流に位置するSlot#7及びSlot#11のサーバに影響を及ぼし、かかるサーバの温度がさらに高くなることがある(左図の45℃から右図の52℃:下線参照)。すると、局所的に温度が上昇し、冷却ファンの回転数が上がり、消費電力の増加を引き起こしてしまうことで、省電力化を図ることができない。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、サーバ群を備えた情報処理システムにおける冷却装置の省電力化を図ることができない、ことを解決することにある。
本発明の一形態であるサーバ制御方法は、
複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御方法であって、
前記サーバから温度を検出し、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定し、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定する、
という構成を有する。
また、本発明の一形態であるサーバ制御装置は、
複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御装置であって、
前記サーバから温度を検出する検出部と、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
を備えた、
という構成を有する。
また、本発明の一形態である情報処理システムは、
複数のサーバと冷却装置とサーバ制御装置とが設置された情報処理システムであって、
前記サーバ制御装置は、
前記サーバから温度を検出する検出部と、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
を備えた、
という構成を有する。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御装置に、
前記サーバから温度を検出する検出部と、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
を実現させる、
という構成を有する。
本発明は、以上のように構成されることにより、サーバ群を備えた情報処理システムにおける冷却装置の省電力化を図ることができる。
本発明に関連するサーバ群を備えたサーバ装置における、サーバの選択に対する冷却ファンの回転数の状況を説明するための図である。 本発明に関連するサーバ群を備えたサーバ装置における、サーバの選択に対する冷却ファンの回転数の状況を説明するための図である。 本発明に関連するサーバ群を備えたサーバ装置における、サーバの選択に対する冷却ファンの回転数の状況を説明するための図である。 本発明の実施形態1におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 図4に開示したサーバ選択部の構成を示すブロック図である。 図4に開示したファン情報記憶部に記憶されるファン回転数テーブルの一例を示す図である。 図4に開示したサーバ情報記憶部に記憶されるサーバ情報テーブルの一例を示す図である。 図4に開示したサーバ選択部にて行われる処理の内容を説明する図である。 図4に開示したサーバ選択部にて行われる処理の内容を説明する図である。 図4に開示したサーバ選択部にて行われる処理の内容を説明する図である。 本発明の実施形態2におけるサーバ制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2におけるサーバ制御装置の動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図4乃至図10を参照して説明する。図4乃至図7は、サーバ装置の構成を説明するための図である。図8乃至図10は、サーバ装置の動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態におけるサーバ装置100は、複数のサーバモジュール(サーバ)を備えた高密度サーバである。例えば、サーバ装置100は、図4に示すように、12台のサーバモジュール1〜12と、冷却ファン20(冷却装置)と、制御装置30と、を備えている。具体的に、サーバ装置100は、図10に示すように、1つの筐体内に、1つの冷却ファン20を備え、この冷却ファン20によるエアフローAの下流側に、各列あたり3つのSlotを4列備えている。そして、各Slotにサーバモジュール1〜12が搭載されることで、図1に示すように、1つの筐体内に12台のサーバモジュール1〜12が搭載されている。但し、本発明におけるサーバ装置100に搭載されるサーバモジュールの台数は上述した台数に限定されず、いかなる台数のサーバモジュールを備えていてもよい。
また、図4に示すように、各サーバモジュール1〜12は、それぞれ制御装置30に接続されており、自己の電源状況を表す電源情報、つまり、電源がオンにされていて使用されているかを表す電源情報を、制御装置30に通知する機能を有する。また、各サーバモジュール1〜12は、それぞれ自己の温度を検出する温度センサ1a〜12aを備えており、検出した温度を表す温度情報を制御装置30に通知する機能を有する。
上記制御装置30は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置にて構成される。そして、制御装置30は、図4に示すように、演算装置がプログラムを実行することで構築されたサーバ選択部31を備える。また、制御装置30は、記憶装置に形成されたファン情報記憶部32とサーバ情報記憶部33とを備える。以下、各構成について詳述する。
上記サーバ選択部31は、ユーザなど外部からのサーバモジュールの利用要求に応じて、未使用のサーバモジュールの中から、使用させるサーバモジュールを特定し、当該サーバモジュールの貸し出しを行う。かかる機能を実現するため、さらにサーバ選択部31は、図5に示すように、検出部41と、稼働状態特定部42と、サーバ特定部43と、を備える。
上記検出部41は、各サーバモジュール1〜12から、当該サーバモジュール1〜12の電源状況を表す電源情報を取得する。例えば、電源情報は、サーバモジュール1〜12の電源がオンであるかオフであるかを表す情報である。また、検出部41は、各サーバモジュール1〜12にそれぞれ搭載された温度センサ1a〜12aにて検出された各サーバモジュール1〜12の温度を表す温度情報を、各温度センサ1a〜12aから取得する。そして、検出部41は、後述するように外部からサーバモジュールの利用要求を受けた際に、その時点における上記電源情報と温度情報とを全てのサーバモジュール1〜12から取得する。
上記稼働状態特定部42は、検出部41にて取得した各サーバモジュール1〜12の温度情報と、ファン情報記憶部32に記憶されているファン回転テーブル52と、に基づいて、冷却ファン20の稼働状態を特定する。ここで、ファン回転テーブル52の一例を図6に示す。ファン回転テーブル52(冷却装置情報)は、筐体のサーバモジュール1〜12の最高温度の温度範囲と、冷却ファン20の稼働状態を表す回転数のレベルと、の対応関係を表す情報からなる。具体的に、ファン回転テーブル52は、所定の温度範囲毎に、当該温度範囲の値が高くなるなるほど冷却ファンの消費電力が高くなる稼働状態を表す回転数レベル(Level)が設定されている。図6の例では、「〜30℃が上限値」という温度範囲で「回転数Level 1」が設定されており、「30℃より高く40℃が上限値」という温度範囲で「回転数Level 2」が設定されており、「40℃より高く50℃が上限値」という温度範囲で「回転数Level 3」が設定されており、「50℃より高い」という温度範囲で「回転数Level 4」が設定されている。なお、回転数は、Levelの数値が上がるほど高い回転数であり、回転数が高くなるほど冷却ファン20の消費電力が高くなる。
稼働状況特定部42は、上述したような図6に示すファン回転テーブル52の情報を参照して、現在のサーバモジュール1〜12の最高温度に対応する回転数Levelを特定する。例えば、図8の符号51に示すように各サーバモジュール1〜12が搭載されている各Slot#1〜12の温度の場合には、最高温度が45℃であるため、ファン回転テーブル52から冷却ファン20の回転数は「回転数Level 3」であると特定できる。また、稼働状態特定部42は、特定した冷却ファン20の「回転数Level」から、かかる回転数Levelが維持されるサーバモジュールの温度の上限値である「回転数UP閾値温度」も特定する。図8の例のように、現在の冷却ファン20の回転数が「回転数Level 3」である場合には、かかる回転数Levelが維持されるサーバモジュールの温度の上限値である回転数UP閾値温度は「50℃」であると特定できる。つまり、サーバモジュールの温度が50℃を超えると、冷却ファン20の回転数Levelは、次に高いLevel(Level 4)の回転数となり、当該冷却ファン20の消費電力は高くなることとなる。
上記サーバ特定部43は、取得した各サーバモジュール1〜12の温度情報と、特定した冷却ファン20の現在の回転数Levelが維持されるサーバモジュールの温度の上限値である回転数UP閾値温度と、サーバ情報記憶部33に記憶されているサーバ情報テーブル53(サーバ情報)と、に基づいて、新たに使用するサーバモジュール1〜12を特定する。ここで、サーバ情報テーブル53は、サーバモジュール1〜12同士の温度の影響関係を表す情報である。具体的に、サーバ情報テーブル53は、図7に示すように、温度に影響を与えるサーバ同士の関係を、Slot番号で表している。つまり、サーバ情報テーブル53は、各Slot番号(自Slot)に対して、そのSlot番号に搭載されるサーバモジュールの電源がオンになると温度に影響を与える他のサーバモジュールが搭載される他のSlot番号(影響Slot)を影響Slotとして対応付けて示している。例えば、自Slot#3に対しては、同じ列の冷却ファン20のエアフローAの下流側に位置する他のSlot#7,#11が影響スロットとして設定されている。但し、図7に示すサーバ情報テーブル53では一例であって、各サーバモジュールつまり各Slotの温度影響関係は、図7に示す情報であることに限定されない。例えば、所定のSlotに対して、冷却ファン20のエアフローAの下流側に位置する他のSlotが温度の影響を受ける影響Slotとして設定されていることに限定されず、所定のSlotの隣の列など近隣に位置する他のSlotが温度の影響を受ける影響Slotとして設定されていてもよい。
そして、サーバ特定部43は、上述したようなサーバ情報テーブル53を用いて、各サーバモジュール1〜12の温度の余裕度合いを表す余裕度(特定用温度余裕度)を算出する。このとき、サーバ特定部43は、特に、上述した検出部41にて取得したサーバモジュール1〜12の電源状況を表す電源情報から電源がオフであって未使用であり、新たに使用可能なサーバモジュールを特定し、かかるサーバモジュールが搭載されているSlotに関連するSlotのみ(自Slot及び影響Slot)の温度余裕度を算出する。例えば、図9の符号51に示す各サーバモジュール1〜12が搭載されている各Slot#1〜12の温度表の場合には、塗りつぶしがないSlot#3,#9,#10に搭載されているサーバモジュールが空きサーバモジュール3,9,10である。この場合、各空きサーバモジュール3,9,10の余裕度は、空きサーバモジュール自体が搭載されている自Slotと、当該自Slotに温度の影響を受けると設定されている影響Slotと、の温度余裕度から求める。
ここで、一例として、サーバ特定部43による空きサーバモジュール3の余裕度を算出する処理を説明する。このとき、サーバ特定部43は、空きサーバモジュール3が搭載されているSlot#3を自Slotとし、サーバ情報テーブル53を参照してSlot#3から温度の影響をうけるSlot#7,E11を影響Slotとして、それぞれの温度余裕度を求める。まず、サーバ特定部43は、Slot#3である自Slotの温度の余裕度合いを表す温度余裕度として、サーバ装置100の冷却ファン20の現在の回転数Levelが維持されるサーバモジュールの温度の上限値である「回転数UP閾値温度」から、自Slot#3の温度を差し引いた値を算出する。ここでは、サーバ装置100の冷却ファン20の現在の「回転数Level3」が維持される「回転数UP閾値温度」が「50℃」であり、図9に示すように自Slot#3の温度が「25℃」であるため、「50−25=25」を、自Slot#3の温度余裕度として算出する。つまり、「温度余裕度=回転数UP閾値温度−Slot温度」を算出する。
続いて、サーバ特定部43は、空きサーバモジュール3が搭載されている自Slot#3の影響Slot#7,#11についても、上述同様に温度余裕度を算出する。すると、影響Slot#7の温度余裕度は「50−45=5」となり、影響Slot#11の温度余裕度は「50−45=5」となる。このため、空きサーバモジュール3が搭載されているSlot#3については、図9に示すように、自Slot#3の温度余裕度が「25」、影響Slot#7の温度余裕度が「5」、影響Slot#11の温度余裕度が「5」、となる。
そして、サーバ特定部43は、空きサーバモジュール3の最終的な余裕度(特定用温度余裕度)として、自Slot#3と影響Slot#7,#11の温度余裕度のうち、最も小さい値を用いる。すると、空きサーバモジュール3の最終的な余裕度は、最も値が小さい影響Slot#11の余裕度「5」の値となる。
同様にして、サーバ特定部43は、空きサーバモジュール9の余裕度も算出する。この場合、空きサーバモジュール9が搭載されているSlot#9は、冷却ファン20のエアフローAの最下流に位置するため、サーバ情報テーブル53を参照すると影響Slotはない。このため、自Slot#9の温度余裕度がそのまま最終的な余裕度「20」となる。空きサーバモジュール10の場合も同様に影響Slotはないため、自Slot#10の温度余裕度がそのまま最終的な余裕度「15」となる。
そして、サーバ特定部43は、全ての空きサーバモジュール3,9,10の余裕度を算出した後に、これらのうち、最も高い値の余裕度の空きサーバモジュールを、新たに使用するサーバモジュールとして特定する。例えば、図9の例では、空きサーバモジュール9の余裕度「20」が最も高い値であるため、かかる空きサーバモジュール9を新たに使用するサーバモジュールとして特定する。
なお、サーバ特定部43は、最も高い値の余裕度の空きサーバモジュールが複数存在する場合には、自Slotの温度余裕度が大きい方の空きサーバモジュールを、新たに使用するサーバモジュールとして特定する。また、サーバ特定部43は、最も高い値の余裕度の空きサーバモジュールが複数存在し、それらの自Slotの温度余裕度も同じ値である場合には、影響Slotの温度余裕度が大きい方の空きサーバモジュールを、新たに使用するサーバモジュールとして特定する。さらに、サーバ特定部43は、最も高い値の余裕度の空きサーバモジュールが複数存在し、それらの自Slot及び影響Slotの温度余裕度も同じ値である場合には、Slot番号の若い方の空きサーバモジュールを、新たに使用するサーバモジュールとして特定する。
[動作]
次に、上述したサーバ装置100の動作を、主に図8乃至図10を参照して説明する。特に、制御装置30のサーバ選択部31が、ユーザなど外部からのサーバモジュールの利用要求に応じて、未使用のサーバモジュールの中から、使用させるサーバモジュールを特定し、当該サーバモジュールの貸し出しを行う、ときの動作を説明する。
まず、図8を参照して、現在の冷却ファン20の稼働状況を特定する処理について説明する。サーバ選択部31は、サーバモジュールの利用要求を受けると、筐体内の全てのサーバモジュール1〜12から、その時点における電源情報及び温度情報をそれぞれ取得する(ステップS1)。続いて、サーバ選択部31は、取得した温度情報から現在のサーバモジュール1〜12の中から最高温度を検索して特定する(ステップS2)。そして、サーバ選択部31は、図6に示すファン回転テーブル52の情報を参照して、最高温度に対応する冷却ファン20の回転数Levelを特定する(ステップS3)。さらに、サーバ選択部31は、特定した回転数Levelが維持されるサーバモジュールの温度の上限値である「回転数UP閾値温度」も特定する(ステップS4)。
一例として、図8に示すような場合には、筐体内のサーバモジュール1〜12の最高温度が45℃であり(ステップS2)、冷却ファン20の回転数が「回転数Level 3」と特定される(ステップS3)。そして、「回転数Level 3」は、「40℃より高く50℃が上限値」の温度範囲に対応して設定されているため、回転数UP閾値温度は「50℃」であると特定される(ステップS4)。
次に、図9を参照して、空きサーバモジュールの余裕度を算出する処理について説明する。まず、サーバ選択部31は、各サーバモジュール1〜12の電源情報から空き状況を調べると共に、各サーバモジュール1〜12の温度情報から温度を取得する(ステップS11)。このとき、サーバ選択部31は、電源がオフである空きサーバモジュール特定し、さらに、図7に示すようなサーバ情報テーブル53から、空きサーバモジュールが搭載されているSlotに関連するSlotである自Slot及び影響Slotを特定する(ステップS11及びステップS12)。また、このとき、上述したように特定した現在の冷却ファン20の稼働状態である「回転数Level」に対応する「回転数UP閾値温度」を取得する。
図9の例においては、まず空きサーバモジュール3,9,10が特定される。そして、空きサーバモジュール3に対応する自Slot#3及び影響Slot#7,#11が特定され、これらの温度が特定される。同様に、空きサーバモジュール9に対応する自Slot#9及び影響Slot(なし)が特定され、これらの温度が特定される。同様に、空きサーバモジュール10に対応する自Slot#10及び影響Slot(なし)が特定され、これらの温度が特定される。さらに、現在の冷却ファン20の「回転数Level 3」に対応する「回転数UP閾値温度=50℃」を取得する。
続いて、サーバ選択部31は、空きサーバモジュール3,9,10毎に対応する自Slot及び影響Slotの、回転数UP閾値温度に対してどの程度の温度の余裕があるかを表す温度余裕度を算出する(ステップS13)。ここでは、「温度余裕度=回転数UP閾値温度−Slot温度」として算出する。すると、図9に示すように、空きサーバモジュール3については、自Slot#3の温度余裕度が「25」、影響Slot#7の温度余裕度が「5」、影響Slot#11の温度余裕度が「5」、と算出される。同様に、空きサーバモジュール9については、自Slot#9の温度余裕度が「20」、影響Slotはなし、と算出され、空きサーバモジュール10については、自Slot#10の温度余裕度が「15」、影響Slotはなし、と算出される。(ステップS14)
そして、サーバ選択部31は、各空きサーバモジュール3,9,10の最終的な余裕度(特定用温度余裕度)として、自Slotと影響Slotの温度余裕度のうち、最も小さい値を算出する。すると、図9に示すように、空きサーバモジュール3の最終的な余裕度は、最も値が小さい影響Slot#11の余裕度「5」となり、空きサーバモジュール9の余裕度は「20」、空きサーバモジュール10は「15」となる(ステップS14)。
続いて、サーバ選択部31は、算出した空きサーバモジュール3,9,10の余裕度のうち、最も高い値の余裕度の空きサーバモジュールを、新たに使用するサーバモジュールとして特定する。すると、図9の例では、空きサーバモジュール9の余裕度「20」が最も高い値であるため、かかる空きサーバモジュール9を新たに使用するサーバモジュールとして特定する。
次に、図10を参照して、上述したように空きサーバモジュール9を新たに使用するサーバモジュールとして特定したときの状況を説明する。図10の左図の状況から右図に示すように、空きサーバモジュール9を新たに使用した場合であっても、かかるサーバモジュール9が搭載される自Slot#9の温度は低く、また、影響Slotもないため、筐体内の最高温度に変化がない。このため、冷却ファン20の回転数の上昇を抑制でき、冷却ファン20の電力消費量の増加を抑制できることから、省電力化を図ることができる。なお、仮に、空きサーバモジュール3を新たに使用した場合には、自Slot#3の温度は低いものの、冷却ファン20のエアフローAの下流に位置する影響Slot#7,#11の温度上昇が起こうる。すると、筐体内の最高温度が上がり、冷却ファン20の回転数が上昇し、消費電力量が増大しうる。
以上のように、本発明では、筐体内に複数のサーバモジュールと冷却ファンとが設置されたサーバ装置において、まず、サーバモジュールの検出温度から冷却ファンの稼働状態つまり回転数UP閾値温度を特定する。そして、サーバモジュールの検出温度と、特定した回転数UP閾値温度と、サーバモジュール同士の温度の影響関係を表すサーバ情報テーブルと、に基づいて、回転ファンの消費電力が上昇しないよう維持できる温度までの各サーバモジュールの余裕度を算出して、かかる余裕度から新たに使用するサーバモジュールを特定している。これにより、新たにサーバモジュールを使用したとしても、かかるサーバモジュール自体と、かかるサーバモジュールに影響を受けた他のサーマモジュールも温度に余裕があるため、局所的に温度が上昇することを抑制でき、冷却ファンの回転数の上昇を抑制して、省電力化を図ることができる。
なお、上述した本実施形態では、多数のサーバモジュールが1つの筐体内に搭載された情報処理システムを対象として説明したが、本発明は、多数のサーバが設置されたデータセンタの施設自体からなる情報処理システムにも適用することができる。また、データセンタに限らず、多数の情報処理装置が設置されている部屋自体やプラント自体からなる情報処理システムにも適用することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図11乃至図12を参照して説明する。図11は、本実施形態における情報処理システムの構成を示すブロック図であり、図12はその動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、実施形態1で説明したサーバ装置100の構成の概略を示している。
図11に示すように、本実施形態における情報処理システム200は、複数のサーバ210と冷却装置220とサーバ制御装置230とが設置されている。
そして、サーバ制御装置230は、
サーバ210から温度を検出する検出部231と、
検出したサーバ210の温度である検出温度と冷却装置220の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、検出温度から冷却装置220の稼働状態を特定する稼働状態特定部231と、
検出温度と、特定した冷却装置220の稼働状態と、サーバ210同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部233と、
を備える。
なお、上記検出部231と稼働状態特定部232とサーバ特定部233とは、サーバ制御装置230である情報処理装置に装備された演算装置がプログラムを実行することで実現されるものである。
そして、上述したサーバ制御装置230は、図12のフローチャートに示すサーバ制御方法を実行する。
図12に示すように、サーバ制御装置230は、
サーバ210から温度を検出し(ステップS101)、
検出したサーバ210の温度である検出温度と冷却装置220の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、検出温度から冷却装置220の稼働状態を特定し(ステップS102)、
検出温度と、特定した冷却装置220の稼働状態と、サーバ210同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定する(ステップS103)。
本発明は、以上のように構成されることにより、複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおいて、まず、サーバの検出温度から冷却装置の稼働状態を特定する。そして、サーバの検出温度と、特定した冷却装置の稼働状態と、サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定する。このように、サーバの検出温度と、冷却装置の稼働状態と、所定のサーバと温度の影響がある他のサーバと、を考慮することで、情報処理システム内における温度上昇を抑制して、冷却装置の消費電力が上昇しないようなサーバを新たに使用するサーバとして特定することができる。その結果、冷却装置の省電力化を図ることができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明におけるサーバ制御方法、サーバ制御装置、情報処理システム、プログラムの構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御方法であって、
前記サーバから温度を検出し、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定し、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定する、
サーバ制御方法。
(付記2)
付記1に記載のサーバ制御方法であって、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ情報と、に基づいて、特定した前記冷却装置の稼働状態に対する前記サーバの温度の余裕度合いを表す温度余裕度を算出し、算出した前記温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
サーバ制御方法。
(付記3)
付記2に記載のサーバ制御方法であって、
温度を検出した所定の前記サーバの前記温度余裕度を算出すると共に、前記サーバ情報に基づいて前記所定のサーバと温度の影響関係がある他の前記サーバである影響サーバの前記温度余裕度を算出し、前記所定のサーバと前記影響サーバとについて算出した前記温度余裕度に基づいて前記所定のサーバの特定用温度余裕度を算出し、当該特定用温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
サーバ制御方法。
(付記4)
付記3に記載のサーバ制御方法であって、
前記所定のサーバについて算出した前記温度余裕度と、前記サーバ情報に基づいて当該所定のサーバと温度の影響関係がある前記影響サーバについて算出した前記温度余裕度と、のうち、小さい値を前記所定のサーバの前記特定用温度余裕度として算出し、当該特定用温度余裕度が最も高い前記所定のサーバを使用する前記サーバとして特定する、
サーバ制御方法。
(付記5)
付記3又は4に記載のサーバ制御方法であって、
複数の前記サーバのうち新たに使用可能な前記サーバのみを前記所定のサーバとして、当該所定のサーバの前記温度余裕度を算出すると共に、当該所定のサーバと温度の影響関係がある前記影響サーバの前記温度余裕度を算出して、前記所定のサーバと前記影響サーバとの前記温度余裕度に基づいて前記所定のサーバの前記特定用温度余裕度を算出し、当該特定用温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
サーバ制御方法。
(付記6)
付記2乃至5のいずれかに記載のサーバ制御方法であって、
前記冷却装置情報に基づく、特定した前記冷却装置の稼働状態が維持される前記サーバの温度の上限値から、当該サーバの前記検出温度を減算した値を用いて前記温度余裕度を算出する、
サーバ制御方法。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載のサーバ制御方法であって、
前記冷却装置情報は、所定の温度範囲毎に、当該温度範囲の値が高くなるなるほど前記冷却装置の消費電力が高くなる稼働状態が設定されている、
サーバ制御方法。
(付記8.1)
複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御装置であって、
前記サーバから温度を検出する検出部と、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
を備えたサーバ制御装置。
(付記8.2)
付記8.1に記載のサーバ制御装置であって、
前記サーバ特定部は、前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ情報と、に基づいて、特定した前記冷却装置の稼働状態に対する前記サーバの温度の余裕度合いを表す温度余裕度を算出し、算出した前記温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
サーバ制御装置。
(付記8.3)
付記8.2に記載のサーバ制御装置であって、
前記サーバ特定部は、温度を検出した所定の前記サーバの前記温度余裕度を算出すると共に、前記サーバ情報に基づいて前記所定のサーバと温度の影響関係がある他の前記サーバである影響サーバの前記温度余裕度を算出し、前記所定のサーバと前記影響サーバとについて算出した前記温度余裕度に基づいて前記所定のサーバの特定用温度余裕度を算出し、当該特定用温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
サーバ制御装置。
(付記8.4)
付記8.3に記載のサーバ制御装置であって、
前記サーバ特定部は、前記所定のサーバについて算出した前記温度余裕度と、前記サーバ情報に基づいて当該所定のサーバと温度の影響関係がある前記影響サーバについて算出した前記温度余裕度と、のうち、小さい値を前記所定のサーバの前記特定用温度余裕度として算出し、当該特定用温度余裕度が最も高い前記所定のサーバを使用する前記サーバとして特定する、
サーバ制御装置。
(付記8.5)
付記8.3又は8.4に記載のサーバ制御装置であって、
前記サーバ特定部は、複数の前記サーバのうち新たに使用可能な前記サーバのみを前記所定のサーバとして、当該所定のサーバの前記温度余裕度を算出すると共に、当該所定のサーバと温度の影響関係がある前記影響サーバの前記温度余裕度を算出して、前記所定のサーバと前記影響サーバとの前記温度余裕度に基づいて前記所定のサーバの前記特定用温度余裕度を算出し、当該特定用温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
サーバ制御装置。
(付記8.6)
付記8.2乃至8.5のいずれかに記載のサーバ制御装置であって、
前記サーバ特定部は、前記冷却装置情報に基づく、特定した前記冷却装置の稼働状態が維持される前記サーバの温度の上限値から、当該サーバの前記検出温度を減算した値を用いて前記温度余裕度を算出する、
サーバ制御装置。
(付記8.7)
付記8.1乃至8.6のいずれかに記載のサーバ制御装置であって、
前記冷却装置情報は、所定の温度範囲毎に、当該温度範囲の値が高くなるなるほど前記冷却装置の消費電力が高くなる稼働状態が設定されている、
サーバ制御装置。
(付記9)
複数のサーバと冷却装置とサーバ制御装置とが設置された情報処理システムであって、
前記サーバ制御装置は、
前記サーバから温度を検出する検出部と、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
を備えた情報処理システム。
(付記10)
複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御装置に、
前記サーバから温度を検出する検出部と、
検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
を実現させるためのプログラム。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1〜12 サーバモジュール
1a〜12a 温度センサ
20 冷却ファン
30 制御装置
31 サーバ選択部
32 ファン情報記憶部
33 サーバ情報記憶部
41 検出部
42 稼働状態特定部
43 サーバ特定部
52 ファン回転数テーブル
53 サーバ情報テーブル
100 サーバ装置
200 情報処理システム
210 サーバ
220 冷却装置
230 サーバ制御装置
231 検出部
232 稼働状態特定部
233 サーバ特定部

Claims (10)

  1. 複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御方法であって、
    前記サーバから温度を検出し、
    検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定し、
    前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定する、
    サーバ制御方法。
  2. 請求項1に記載のサーバ制御方法であって、
    前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ情報と、に基づいて、特定した前記冷却装置の稼働状態に対する前記サーバの温度の余裕度合いを表す温度余裕度を算出し、算出した前記温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
    サーバ制御方法。
  3. 請求項2に記載のサーバ制御方法であって、
    温度を検出した所定の前記サーバの前記温度余裕度を算出すると共に、前記サーバ情報に基づいて前記所定のサーバと温度の影響関係がある他の前記サーバである影響サーバの前記温度余裕度を算出し、前記所定のサーバと前記影響サーバとについて算出した前記温度余裕度に基づいて前記所定のサーバの特定用温度余裕度を算出し、当該特定用温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
    サーバ制御方法。
  4. 請求項3に記載のサーバ制御方法であって、
    前記所定のサーバについて算出した前記温度余裕度と、前記サーバ情報に基づいて当該所定のサーバと温度の影響関係がある前記影響サーバについて算出した前記温度余裕度と、のうち、小さい値を前記所定のサーバの前記特定用温度余裕度として算出し、当該特定用温度余裕度が最も高い前記所定のサーバを使用する前記サーバとして特定する、
    サーバ制御方法。
  5. 請求項3又は4に記載のサーバ制御方法であって、
    複数の前記サーバのうち新たに使用可能な前記サーバのみを前記所定のサーバとして、当該所定のサーバの前記温度余裕度を算出すると共に、当該所定のサーバと温度の影響関係がある前記影響サーバの前記温度余裕度を算出して、前記所定のサーバと前記影響サーバとの前記温度余裕度に基づいて前記所定のサーバの前記特定用温度余裕度を算出し、当該特定用温度余裕度に基づいて使用する前記サーバを特定する、
    サーバ制御方法。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載のサーバ制御方法であって、
    前記冷却装置情報に基づく、特定した前記冷却装置の稼働状態が維持される前記サーバの温度の上限値から、当該サーバの前記検出温度を減算した値を用いて前記温度余裕度を算出する、
    サーバ制御方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のサーバ制御方法であって、
    前記冷却装置情報は、所定の温度範囲毎に、当該温度範囲の値が高くなるなるほど前記冷却装置の消費電力が高くなる稼働状態が設定されている、
    サーバ制御方法。
  8. 複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御装置であって、
    前記サーバから温度を検出する検出部と、
    検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
    前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
    を備えたサーバ制御装置。
  9. 複数のサーバと冷却装置とサーバ制御装置とが設置された情報処理システムであって、
    前記サーバ制御装置は、
    前記サーバから温度を検出する検出部と、
    検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
    前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
    を備えた情報処理システム。
  10. 複数のサーバと冷却装置とが設置された情報処理システムにおけるサーバ制御装置に、
    前記サーバから温度を検出する検出部と、
    検出した前記サーバの温度である検出温度と前記冷却装置の稼働状態との対応関係を表す冷却装置情報に基づいて、前記検出温度から前記冷却装置の稼働状態を特定する稼働状態特定部と、
    前記検出温度と、特定した前記冷却装置の稼働状態と、前記サーバ同士の温度の影響関係を表すサーバ情報と、に基づいて、新たに使用するサーバを特定するサーバ特定部と、
    を実現させるためのプログラム。
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