JP2020114967A - ロックピン、ロック構造、アタッチメント、及びロック方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロックピンの製造を容易にする。【解決手段】ロックピン130は金属製の基端部131と、基端部131の一端側に形成された弾性材料の先端部132と、を備える。このロックピン130を用いるツース100のロック構造は、ショベルのバケットに設けられる支持部材110と、支持部材110に脱着可能に取り付けられる取替部材120と、支持部材110と取替部材120とを連結固定するロックピン130と、を備え、ロックピン130は、支持部材110と取替部材120とに取り付けられた状態で、長手方向が取替部材120の脱着方向に沿って配置され、取替部材120を支持部材110の方向へ押圧する力を発生する。【選択図】図9
Description
本開示は、ロックピン、ロック構造、アタッチメント、及びロック方法に関する。
対象物に取り付けられるアタッチメントの一例として、ショベルに搭載されるバケットの掘削側の先端部分に脱着可能に取り付けられる複数のツース(掘削具)が挙げられる。ツースは、バケットに固定される基端側の支持部材と、この支持部材に嵌合される先端側の取替部材とを備える。取替部材は、支持部材に取り付けられた状態で、ロック部材が貫入されて支持部材に連結固定される(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載されるロック部材は、ツースへの嵌合・解除を行いやすくすべく、本体、弾性部材、モールドの三層構造となっている。三層構造ではロック部材(ロックピン)の製造に手間がかかる。
本開示は、製造を容易にできるロックピン、ロック構造、アタッチメント、及びロック方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係るロックピンは、金属製の基端部と、前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備える。
本発明の実施形態の一観点に係るロック構造は、対象物に設けられる支持部材と、前記支持部材に脱着可能に取り付けられる取替部材と、前記支持部材と前記取替部材とを連結固定するロックピンと、を備え、前記ロックピンは、金属製の基端部と、前記ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備え、前記支持部材と前記取替部材とに取り付けられた状態で、前記長手方向が前記取替部材の脱着方向に沿って配置され、前記取替部材を前記支持部材の方向へ押圧する力を発生する。
同様に、本発明の実施形態の一観点に係るアタッチメントは、対象物に取り付けられるアタッチメントであって、前記対象物に設けられる支持部材と、前記支持部材の先端の凸部が挿入される凹部が基端に設けられ、所定方向に突出して延在する取替部材と、前記取替部材の延在方向と交差する側方の位置にて前記支持部材に設けられる溝と、前記側方の位置にて前記取替部材に設けられ、前記取替部材が前記支持部材に嵌合した状態において前記溝の一部が露出するよう配置される孔と、前記孔及び前記溝により形成される内部空間に嵌入され、前記取替部材と前記支持部材とを連結固定する、ロックピンと、を備え、前記ロックピンは、金属製の基端部と、前記ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備え、前記ロックピンは、前記内部空間に嵌入された状態では、その長手方向が前記取替部材の延在方向に沿って配置され、前記支持部材の溝を前記長手方向の一方側に押圧し、前記取替部材の孔の内壁を前記長手方向の他方側に押圧する。
同様に、本発明の実施形態の一観点に係るロック方法は、対象物に設けられる支持部材と、前記支持部材の先端の凸部が挿入される凹部が基端に設けられ、所定方向に突出して延在する取替部材と、前記取替部材の延在方向と交差する側方の位置にて前記支持部材に設けられる溝と、前記側方の位置にて前記取替部材に設けられ、前記取替部材が前記支持部材に嵌合した状態において前記溝の一部が露出するよう配置される孔と、前記孔及び前記溝により形成される内部空間に嵌入され、前記取替部材と前記支持部材とを連結固定する、ロックピンと、を備えるアタッチメントのロック方法であって、金属製の基端部と、前記ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備える前記ロックピンを、前記孔から前記内部空間へ前記先端部が最奥部に突き当たるまで挿入するステップと、前記先端部を長手方向に押圧して弾性圧縮しつつ、前記先端部を中心として前記ロックピンを前記溝の方向に回動させるステップと、前記ロックピンが、前記長手方向が前記取替部材の脱着方向に沿って配置され、前記取替部材を前記支持部材の方向へ押圧する力を発生させて、前記支持部材と前記取替部材とに取り付けられるステップと、を含む。
本開示によれば、製造を容易にできるロックピン、ロック構造、アタッチメント、及びロック方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施形態では、実施形態に係るアタッチメントの一例としてのツース100を例示して説明する。
各図において、x方向、y方向、z方向は互いに垂直な方向である。x方向はツース100の支持部材110に対する取替部材120の嵌合方向であり、取付状態のロックピン130の長手方向である。y方向はツース100の幅方向である。z方向はツース100の高さ方向であり、ロックピン130を溝に嵌合する際の回転軸の方向である。
まず図1〜図5を参照して実施形態に係るツース100の構成を説明する。図1は、実施形態に係るツース100(アタッチメント)の組立斜視図である。図2は、図1に示すツース100の分解斜視図である。図3はツース100のx方向に沿った縦断面図である。図4は、図3中のA−A断面図であり、第1支持面112a、112bを示す図である。図5は、図3中のB−B断面図であり、第2支持面113a、113bを示す図である。
ツース100は、例えばショベルのバケット(対象物)の掘削側の先端部分に複数設けられる。ツース100は、バケット先端部分からx方向に突出し、かつ、y方向に沿って略等間隔で複数個が並設される。以下の説明では、ツース100の延在方向のうちx負方向側を「基端側」、x正方向側を「先端側」とも表記する。
図1、図2に示すように、ツース100は、支持部材110、取替部材120、ロックピン130を備える。
支持部材110は、ツース100の基端側に配置され、バケットの先端部分に固定される。
取替部材120は、ツース100の先端側に配置され、支持部材110に嵌合されて脱着可能に取り付けられる。取替部材120は、爪状の部材であって、ショベルの掘削作業等の繰り返しによって摩耗した場合には、支持部材110から取り外されて交換することができる。
ロックピン130は、支持部材110に嵌合された取替部材120を連結固定するために装着される。
図2、図3に示すように、支持部材110の先端側の端部にはx正方向に突出した凸部111が設けられる。図3に示すように、取替部材120の基端側の端部には、この凸部111が嵌合する凹部121が設けられる。
凸部111は、z方向の寸法が基端から先端になるほど小さくなるくさび状であり、z正方向側、z負方向側の主面111a、111bは共に傾斜面となっている。凸部111のz正方向側の主面111aには、第1支持面112aと第2支持面113aとが設けられる。第1支持面112aと第2支持面113aは、共にz正方向側に突出した曲面であり、y方向の両側から中央にかけて徐々に突出し、y方向の中央が最もz正方向側に突出する曲面である。第1支持面112aは、この傾斜状の主面111aの基端側に設けられ、第2支持面113aは第1支持面112aより先端側に設けられる。第1支持面112aの頭頂部は、第2支持面113aの頭頂部よりz正方向側に突出している。
同様に、凸部111のz負方向側の主面111bにも、第1支持面112bと第2支持面113bとが設けられる。第1支持面112bと第2支持面113bは、共にz負方向側に突出した曲面であり、y方向の両側から中央にかけて徐々に突出し、y方向の中央が最もz負方向側に突出する曲面である。第1支持面112bは、この傾斜状の主面111bの基端側に設けられ、第2支持面113bは第1支持面112bより先端側に設けられる。第1支持面112bの頭頂部は、第2支持面113bの頭頂部よりz負方向側に突出している。
一方、取替部材120の凹部121には、第1曲面122a,122bと、第2曲面123a,123bとが設けられる。第1曲面122a,122bと、第2曲面123a,123bは、凸部111が凹部121に嵌合するときにそれぞれ第1支持面112a,112b、第2支持面113a,113bと対向する位置に設けられる。これにより、取替部材120が支持部材110に嵌合する状態では、図4、図5に示すように、第1支持面112a,112bがそれぞれ第1曲面122a,122bと嵌合し、第2支持面113a,113bがそれぞれ第2曲面123a,123bと嵌合した状態で、凸部111が凹部121に挿入されている。これにより、取替部材120が支持部材110に取り付けられたときに、支持部材110に対して取替部材120のy方向のガタが抑制される。
また、図1、図2に示すように、取替部材120の基端側の端面には、x負方向側に突出する一対の耳部124が設けられている。一方、支持部材110には、取替部材120が支持部材110に嵌合する状態のときにこの耳部124が嵌合する一対の凹状部114が設けられている。耳部124と凹状部114は、それぞれ取替部材120及び支持部材110のy方向の両端に設けられる。これにより、取替部材120が支持部材110に取り付けられたときに、支持部材110に対して取替部材120のz方向のガタが抑制される。
図2に示すように、ロックピン130は、y正方向側から取替部材120及び支持部材110に取り付けられる。支持部材110のy正方向側の側面には、ロックピン130が嵌合するための溝115が設けられる。取替部材120には、ロックピン130を内側の支持部材110の溝115まで誘導するための孔125が設けられる。
孔125は、取替部材120が支持部材110に嵌合した状態において、溝115の一部が露出するよう配置される。支持部材110に取替部材120が組み付けられたときに、溝115と孔125とは、取替部材120の側面に開口する内部空間A(図7参照)を形成する。この内部空間Aはロックピン130と略同形状であり、ロックピン130は、この内部空間Aに嵌入されることで、取替部材120と支持部材110とを連結固定する。
なお、図4に示すように、取替部材120の孔125がy正方向側に設けられるのに対して、支持部材110の溝115はy正方向側の他に、y負方向側にも設けてもよい。これにより、取替部材120の方向をx軸まわりに180°回転させて支持部材110に嵌合した状態でも、ロックピン130により取替部材120を支持部材110に固定できる。取替部材120は、バケットに取り付けた状態では、z正方向側またはz負方向側の主面120a、120bのいずれか一方が主に掘削面となり摩耗が進みやすい。そこで図4のように支持部材110のy方向両側に溝115を一対設けることにより、取替部材120をローテーションでき、すなわち、取替部材120の方向をx軸まわりに180°回転させて掘削面となる主面を入れ替えることができるので、取替部材120を長寿命化できる。
ここで、溝115は、支持部材110のy方向の側面に設けられるが、この側面とは、支持部材110の延在方向(x方向)と直交し、かつ、図14に示すように、支持部材110の凸部111の一対の主面111a、111bの対向方向(z方向)と直交する側方の位置にある面である。同様に、孔125は、取替部材120のy方向の側面に設けられるが、この側面とは、取替部材120の延在方向(x方向)と直交し、かつ、図14に示すように、取替部材120の一対の主面120a、120bの対向方向(z方向)と直交する側方の位置にある面である。なお、溝115及び孔125が設けられる側方の位置は、必ずしも支持部材110及び取替部材120の延在方向(x方向)と直交しなくてもよく、少なくとも交差して延在方向と異なる方向であればよい。
なお、本実施形態では、y正方向側から単一のロックピン130で固定する構成を例示したが、例えばy方向両側から2つのロックピンで固定する構成でもよい。この場合、取替部材120のy負方向側にも孔125と同様の孔が設けられる。
図2に加えて図6を参照して、実施形態に係るロックピン130の構成を説明する。図6は、ロックピン130の斜視図である。
図2、図6に示すように、ロックピン130は、基端部131と、先端部132とを有する。
基端部131は、例えばJIS規格に規定される機械構造用炭素鋼、機械構造用合金鋼(たとえばS45C、SCM435のほか、同等量の炭素を含むSMn鋼、SCr鋼、SCM鋼、SNCM鋼など)、工具鋼、鋳鋼などの金属製である。先端部132は例えば硬質ゴムなどの弾性材料で形成され、基端部131の一端側(x正方向側)に連続的に形成される。基端部131と先端部132は、溝115と孔125とにより形成される一方向に延びる内部空間Aに嵌入可能な形状であり、長手方向を有するよう一体的に形成される。基端部131と先端部132との配列方向がロックピン130の長手方向である。
なお、先端部132を形成する弾性材料は、ショア硬さが40〜90程度のものが好ましく、ショア硬さが80程度のものがより好ましい。
先端部132のうち基端部131と反対側の端部には、略円弧状の凸曲面132aが形成されている。ロックピン130は短手方向(y方向)に対向する底面133と上面134とを有する。底面133はy負方向側に面し、内部空間Aへの装着時に溝115の底面115bと対向する。上面134はy正方向側に面する。凸曲面132aは、底面133から連続的に形成され、かつ、上面134に対してy方向に突出する。
基端部131のうち先端部132と反対側の端部には、階段状に形成された段差面131aが形成されている。段差面131aは、ロックピン130の底面133に近いほどx負方向側に突出する量が大きくなるよう形成されている。
図7〜図9を参照して、ロックピン130による取替部材120の支持部材110への固定構造を説明する。図7は、ロックピン130の取り付け手順(ロック方法)の第1段階(解放状態)を示す図である。図8は、ロックピン130の取り付け手順の第2段階(中間状態)を示す図である。図9は、ロックピン130の取り付け手順の第3段階(固定状態)を示す図である。図7〜図9では、ツース100のx−y平面に沿った断面図が、ロックピン130の取り付け部分を拡大視して図示されている。
図7に示すように、支持部材110に取替部材120が組み付けられたときに、溝115と孔125とは、取替部材120の側面に開口する内部空間Aを形成する。この内部空間Aは、孔125から支持部材の先端側(x正方向)へロックピン130を挿入し、ロックピン130の先端部132が最奥部(凹曲面115a)に突き当たった状態で、先端部132を長手方向に押圧して弾性圧縮しつつ、ロックピン130の先端部132を中心としてロックピン130を溝115の方向に回動させることによって、ロックピン130が嵌入されるよう形成される。つまり、内部空間Aの最深部がピボット軸受のように機能して、ロックピン130はピボットのように機能する。
このような内部空間Aを形成するために、溝115は、x正方向側(ツース100の先端側)になるほど深さが増すように、底面115bが傾斜状となるよう形成されている。溝115のx正方向側の端部は、z軸と平行な中心軸Cを中心とする略円弧状に形成される凹曲面115aである。溝115の平面状の底面115bは、溝115のx負方向側端部から傾斜して凹曲面115aと連続的に接続されている。
溝115の凹曲面115aは、ロックピン130の先端部132の凸曲面132aと略同一の曲率半径で形成されており、ロックピン130の凸曲面132aが突き当たって嵌合した状態で、中心軸Cを回動中心としてロックピン130を回動可能となっている。つまり、溝115の凹曲面115aは、ロックピン130の先端部132の凸曲面132aを受ける軸受として機能する。
溝115の底面115bは、ロックピン130の底面133が密着できるように、底面133とほぼ同じ寸法で形成されている。これにより、ロックピン130が溝115の底面115bの全域を塞ぐことができる。
ロックピン130の取り付け手順の第1段階(解放状態)では、図7に示すように、ロックピン130の先端部132が孔125から支持部材110の先端側に挿入され、ロックピン130の先端部132の凸曲面132aが溝115の凹曲面115aに突き当たる。
次に、基端部131を溝115の方向に押し込むと、先端部132の凸曲面132aが溝115の凹曲面115aに沿って中心軸Cを中心として(図7では反時計回り)に回動するので、ロックピン130の基端部131は中心軸Cを回動中心として回動しながら、孔125に進入していく。
なお、孔125のx負方向側の内周面126は、基端部131の段差面131aと嵌合するよう段差状に形成されており、段差面131aとは反対に、孔125の外側(y正方向側)に近いほどx正方向側に突出する量が大きくなるよう形成されている。このため、ロックピン130は通常時の長手方向の寸法では段差面131aが孔125の内周面126に引っかかってそれ以上基端部131が孔125に進入できない。ここで、先端部132は弾性材料で形成されているため、基端部131側から先端部132側へ押圧することで、ロックピン130の長手方向寸法を収縮させて、これにより基端部131を孔125に進入させることができる。
図8に示すロックピン130の取り付け手順の第2段階(中間状態)では、ロックピン130の基端部131が途中まで孔125に進入している状態である。このとき、基端部131の段差面131aは、孔125のx負方向側の内周面126の段差形状とその一部が嵌合している。
図8の中間状態から引き続き基端部131側から先端部132側へ押圧しつつ、基端部131を溝115の方向に押し込んで回動させる。これにより、最終的に、図9に示すロックピン130の取り付け手順の第3段階(固定状態)のように、ロックピン130の底面部133が溝115の底面115bと当接する位置まで回動して、ロックピン130が内部空間Aに嵌入される。このとき、基端部131の段差面131aは、孔125のx負方向側の内周面126の段差形状とその全体が嵌合する。これにより、ロックピン130が内部空間Aと隙間なく嵌合し、溝115と孔125とを塞いだ状態となる。
このとき、ロックピン130は、先端部132が長手方向に弾性圧縮した状態で内部空間Aに嵌入された後に先端部132が弾性復帰してロックピン130の全長が伸びる。これにより、先端部132が支持部材110の溝115の壁面(凹曲面115a)をx正方向に押圧し、基端部131が、取替部材129の孔125の内周面126をx負方向側に押圧する状態となる。すなわち、ロックピン130によって、取替部材120が基端側に押圧された状態となり、取替部材120が支持部材110に対して先端側に抜けないように固定された状態となる。
図9の固定状態からロックピン130を取り外す手順は以下のとおりである。まず図9の固定状態から基端部131の段差面131aに先端部132の方向へ外力を加える。外力の付加は、作業員の手で行っても良いし、器具を用いてもよい。先端部132がこの外力によって収縮して、段差面131aと孔125の内周面126との間に隙間ができ、基端部131を孔125から外側へ取り出すようにロックピンを回動可能となる。図8の中間状態のようにロックピン130を時計回りに回動させて、基端部131を孔125から取り外し、図7の解放状態まで遷移させる。次いで、図7の開放状態からロックピン130を段差面131a側に引っ張って、先端部132を溝115及び孔125から抜き出し、ロックピン130が内部空間Aから取り外される。
本実施形態の作用、効果を説明する。本実施形態のロックピン130は金属製の基端部131と、基端部131の一端側に形成された弾性材料の先端部132と、を備える。
この構成により、ロックピン130は、金属製の基端部131と弾性材料の先端部132との二層構造という簡易な構造となるので、ロックピン130の製造容易性を向上できる。
また、本実施形態のロックピン130では、基端部131は短手方向に対向する底面133と上面134とを有し、ロックピン130の先端部132は、底面133から連続的に形成され、かつ、上面134より短手方向に突出する略円弧状の凸曲面132aを有する。つまり、凸曲面132aと上面134との間は段差がついている。
この構成により、上面134と底面133との間を連続的に接続するように凸曲面をつくった場合と比べて凸曲面132aの曲率半径を大きくでき、凸曲面132aの周方向の長さを増やせる。これにより、ロックピン130の先端を溝115の凹曲面115aに突き当てて回動させるときに、凸曲面132aと溝115の凹曲面115aとの接触面積を増やすことができ、ロックピン130を適切に回動方向に誘導でき、より安定した回動操作が可能となる。また、上面134が凸曲面132aの端部(突出部分135)よりも底面133側に凹んでいるので、図9に示すように、ロックピン130が内部空間Aに嵌合したときに溝115の深さを抑えつつ、基端部131が孔125より外側に突出するのを防止できる。また、図9に示すように、ロックピン130が内部空間Aに嵌合した状態では、上面134に対する凸曲面132aの突出部分135が孔125と溝115との隙間を塞ぐので、外部からの異物の進入を防止できる。
また、本実施形態のロックピン130において、基端部131は、先端部132とは反対側の他端に階段状に形成された段差面131aを有する。この構成により、ロックピン130を内部空間Aに嵌合したときにロックピン130を孔125の内周面126に係止でき、ロックピン130の孔125からの抜けを抑制でき、より安定してロックピン130を内部空間Aへ嵌合した状態を維持できる。
また、本実施形態のロックピン130において、先端部132の長手方向の寸法は、ロックピン130全体の寸法の30〜60%程度が好ましい。弾性材料の先端部132の寸法が長すぎると、外力に対して脆くなってロックピン130の耐久性に問題が生じる場合がある。また、先端部132の寸法が短すぎると、外力に対して弾性変形しにくくなってロックピン130の内部空間Aへの嵌入が困難になる場合があるためである。
また、このロックピン130を用いるツース100のロック構造は、ショベルのバケットに設けられる支持部材110と、支持部材110に脱着可能に取り付けられる取替部材120と、支持部材110と取替部材120とを連結固定するロックピン130と、を備え、ロックピン130は、金属製の基端部131と、ロックピン130の長手方向に沿って基端部131の一端側に形成された弾性材料の先端部132と、を備える。ロックピン130は、支持部材110と取替部材120とに取り付けられた状態で、長手方向が取替部材120の脱着方向に沿って配置され、取替部材120を支持部材110の方向へ押圧する力を発生する。
特許文献1に記載される三層構造のロック部材は、ロック部材の挿入方向が、取替部材120の脱着方向と直交する方向(y方向またはz方向)であり、三層構造の積層方向もこの方向となる。ツース100の使用時に取替部材120が掘削物から受ける力は、取替部材120の先端が受け基端側に伝達される。このため、特許文献1のロック部材は、三層構造の境界面にせん断力が作用しやすくなるため、ロック部材の劣化が早まる虞がある。
これに対して本実施形態のロック構造では、ロックピン130の長手方向が取替部材120の脱着方向に沿う状態で嵌合されているので、ロックピン130は長手方向の圧縮力が作用し、取替部材120に基端側への力を伝達する。つまり、ロックピン130は短手方向の外力(せん断力)が基端部131と先端部132との境界面に作用しにくいので、ロックピン130の耐久性を向上できる。また、ロックピン130が取替部材120を支持部材110の方向へ押圧するので、取替部材120を支持部材110に確実に固定できる。
また、本実施形態のツース100は、ショベルのバケットに設けられる支持部材110と、支持部材110の先端の凸部111が挿入される凹部112が基端に設けられ、所定方向(x方向)に突出して延在する取替部材120と、取替部材120の延在方向と交差する側方(y方向)の位置にて支持部材110に設けられる溝115と、側方の位置にて取替部材120に設けられ、取替部材120が支持部材110に嵌合した状態において溝115の一部が露出するよう配置される孔125と、孔125及び溝115により形成される内部空間Aに嵌入され、取替部材120と支持部材110とを連結固定する、上記のロックピン130と、を備える。ロックピン130は、内部空間Aに嵌入された状態では、その長手方向が取替部材120の延在方向に沿って配置され、支持部材110の溝115を長手方向の一方側(先端側)に押圧し、取替部材120の孔125の内周面126を長手方向の他方側(基端側)に押圧する。
この構成により、ロックピン130の長手方向が取替部材120の脱着方向に沿う状態でロックピン130が内部空間Aに嵌合されて、取替部材120と支持部材110とを連結固定するので、取替部材120が支持部材110に対して先端側に抜けるのをより強固に抑制できる。
また、本実施形態のツース100では、孔125及び溝115により形成される内部空間Aは、孔125から支持部材110の先端側へロックピン130を挿入し、ロックピン130の先端部132が最奥部に突き当たった状態で、先端部132を長手方向に押圧して弾性圧縮しつつ、先端部132を中心としてロックピン130を溝115の方向に回動させることによって、ロックピン130が嵌入されるよう形成される。
この構成により、ロックピン130は内部空間Aの最奥まで挿入して突き当て、その後に溝115側に倒して内部空間Aに嵌合されるので、ロックピン130は支持部材110の先端側の一方向にしか挿入できず、逆方向に挿入するなどの入れ間違いなど、ロックピン130の誤取付を防止できる。また、摩耗や劣化が早い弾性材料で形成される先端部132が内部空間Aの最奥に配置され、ロックピン130の外部に露出する部分は金属製の基端部131となるので、ロックピン130の劣化も抑制できる。
また、本実施形態のツース100では、ロックピン130は、溝115の底面115bの全域を塞ぐ形状で形成される。これにより、ロックピン130と溝115や孔125との隙間に異物が進入することを防止できるので、進入した異物によってロックピン130が摩耗するのを防止できる。また、ロックピン130と内部空間Aとの隙間に異物が入らないことによって、ロックピン130を内部空間Aから取り外しやすくできる。
また、本実施形態のツース100では、ロックピン130は、先端部132が孔125から外部に露出しないように内部空間Aに嵌合される。これにより、変形しやすく摩耗しやすい弾性材料で形成される先端部132が、外部に露出しないように保護できるので、ロックピン130の劣化を抑制できる。
また、本実施形態のツース100では、ロックピン130は、先端部132が長手方向に弾性圧縮した状態で内部空間Aに嵌入された後に、先端部132が弾性復帰してロックピン130の全長が伸びることによって、先端部132が支持部材110の溝115を長手方向の一方側(先端側)に押圧し、基端部131が、取替部材120の孔125の内周面126を長手方向の他方側(基端側)に押圧する。
この構成により、ロックピン130を内部空間A内でさらに溝115及び孔125との密着性を高めることができ、支持部材110の抜けと、内部空間Aへの異物混入をさらに抑制できる。
また、本実施形態のツース100では、ロックピン130は、先端部132とは反対側の基端部131の他端に階段状に形成された段差面131aを有し、孔125は、内周面のうちロックピン130の嵌合時に段差面131aと対向する面126に段差面131aと嵌合する段差形状が形成される。
この構成により、ロックピン130の内部空間Aへの嵌合の度合を作業者に容易に視認させることができる。例えば、作業者は、孔125の内周面126に対して、ロックピン130の段差面131aのどの段まで挿入されているかをみれば、ロックピン130をさらに溝115側へ押し込むことができるのか、または、ロックピン130が内部空間Aに完全に嵌合しているかなどを容易に把握できる。これにより、ロックピン130の取り付け作業の作業効率を向上できる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、内部空間Aは、孔125から支持部材の先端側(x正方向)へロックピン130を挿入して回動させることで、ロックピン130を嵌入する構成を例示したが、ロックピン130の挿入方向が一方向であればよく、上記実施形態とは反対に、孔125から支持部材の基端側(x負方向)へロックピン130を挿入して回動させる構成でもよい。
上記実施形態では、アタッチメントの一例としてショベルのバケットに取り付けるツース100を例示したが、アタッチメントはツース100以外の物でもよいし、アタッチメントの取り付け対象は、例えば耕運機の爪の取り付け構造など、バケット以外の物に取り付ける構成でもよい。
100 ツース(アタッチメント)
110 支持部材
111 凸部
111a、111b 主面
112a、112b 第1支持面
113a、113b 第2支持面
114 凹状部
115 溝
115a 凹曲面
115b 底面
120 取替部材
120a、120b 主面
121 凹部
122a、122b 第1曲面
123a、123b 第2曲面
124 耳部
125 孔
126 孔の内周面
130 ロックピン
131 基端部
132 先端部
132a 凸曲面
A 内部空間
110 支持部材
111 凸部
111a、111b 主面
112a、112b 第1支持面
113a、113b 第2支持面
114 凹状部
115 溝
115a 凹曲面
115b 底面
120 取替部材
120a、120b 主面
121 凹部
122a、122b 第1曲面
123a、123b 第2曲面
124 耳部
125 孔
126 孔の内周面
130 ロックピン
131 基端部
132 先端部
132a 凸曲面
A 内部空間
Claims (14)
- ロックピンであって、
金属製の基端部と、
当該ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備える、
ロックピン。 - 前記基端部は、短手方向に対向する底面と上面とを有し、
前記先端部は、前記底面から連続的に形成され、かつ、前記上面に対して前記短手方向に突出する略円弧状の凸曲面を有する、
請求項1に記載のロックピン。 - 前記基端部は、前記先端部とは反対側の他端に階段状に形成された段差面を有する、
請求項1または2に記載のロックピン。 - 対象物に設けられる支持部材と、
前記支持部材に脱着可能に取り付けられる取替部材と、
前記支持部材と前記取替部材とを連結固定するロックピンと、
を備え、
前記ロックピンは、
金属製の基端部と、前記ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備え、
前記支持部材と前記取替部材とに取り付けられた状態で、前記長手方向が前記取替部材の脱着方向に沿って配置され、前記取替部材を前記支持部材の方向へ押圧する力を発生する、
ロック構造。 - 対象物に取り付けられるアタッチメントであって、
前記対象物に設けられる支持部材と、
前記支持部材の先端の凸部が挿入される凹部が基端に設けられ、所定方向に突出して延在する取替部材と、
前記取替部材の延在方向と交差する側方の位置にて前記支持部材に設けられる溝と、
前記側方の位置にて前記取替部材に設けられ、前記取替部材が前記支持部材に嵌合した状態において前記溝の一部が露出するよう配置される孔と、
前記孔及び前記溝により形成される内部空間に嵌入され、前記取替部材と前記支持部材とを連結固定する、ロックピンと、
を備え、
前記ロックピンは、金属製の基端部と、前記ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備え、
前記ロックピンは、前記内部空間に嵌入された状態では、その長手方向が前記取替部材の延在方向に沿って配置され、前記支持部材の溝を前記長手方向の一方側に押圧し、前記取替部材の孔の内周面を前記長手方向の他方側に押圧する、
アタッチメント。 - 前記孔及び前記溝により形成される前記内部空間は、
前記孔から前記支持部材の先端側または基端側の一方へ前記ロックピンを挿入し、前記ロックピンの前記先端部が最奥部に突き当たった状態で、前記先端部を長手方向に押圧して弾性圧縮しつつ、前記先端部を中心として前記ロックピンを前記溝の方向に回動させることによって、前記ロックピンが嵌入されるよう形成される、
請求項5に記載のアタッチメント。 - 前記溝は、前記支持部材の先端側または基端側が深くなるよう傾斜状に形成され、
前記孔は、溝の深いほうの端部が露出しない位置に配置され、
前記ロックピンの前記先端部は略円弧状の凸曲面を有し、
前記溝の深いほうの前記端部は、前記凸曲面と略同一の曲率半径で形成される凹曲面を有する、
請求項5または6に記載のアタッチメント。 - 前記ロックピンは、前記溝の底面の全域を塞ぐ形状で形成される、
請求項5〜7のいずれか1項に記載のアタッチメント。 - 前記ロックピンは、前記先端部が前記孔から外部に露出しないように前記内部空間に嵌合される、
請求項5〜8のいずれか1項に記載のアタッチメント。 - 前記支持部材は、前記対象物に複数個が並設され、
前記溝は、前記支持部材の並設方向の両側に設けられる、
請求項5〜9のいずれか1項に記載のアタッチメント。 - 前記ロックピンは、前記先端部が前記長手方向に弾性圧縮した状態で前記内部空間に嵌入された後に、前記先端部が弾性復帰して前記ロックピンの全長が伸びることによって、前記先端部が前記支持部材の溝を前記長手方向の一方側に押圧し、前記基端部が、前記取替部材の孔の内周面を前記長手方向の他方側に押圧する、
請求項5〜10のいずれか1項に記載のアタッチメント。 - 前記ロックピンは、前記先端部とは反対側の前記基端部の他端に階段状に形成された段差面を有し、
前記孔は、内周面のうち前記ロックピンの嵌合時に前記段差面と対向する面に前記段差面と嵌合する段差形状が形成される、
請求項5〜11のいずれか1項に記載のアタッチメント。 - 前記対象物は、ショベルのバケットであり、
前記支持部材、前記取替部材、及び前記ロックピンは、前記バケットの掘削側の先端部分に設けられるツースを構成する、
請求項5〜12のいずれか1項に記載のアタッチメント。 - 対象物に設けられる支持部材と、
前記支持部材の先端の凸部が挿入される凹部が基端に設けられ、所定方向に突出して延在する取替部材と、
前記取替部材の延在方向と交差する側方の位置にて前記支持部材に設けられる溝と、
前記側方の位置にて前記取替部材に設けられ、前記取替部材が前記支持部材に嵌合した状態において前記溝の一部が露出するよう配置される孔と、
前記孔及び前記溝により形成される内部空間に嵌入され、前記取替部材と前記支持部材とを連結固定する、ロックピンと、
を備えるアタッチメントのロック方法であって、
金属製の基端部と、前記ロックピンの長手方向に沿って前記基端部の一端側に形成された弾性材料の先端部と、を備える前記ロックピンを、前記孔から前記内部空間へ前記先端部が最奥部に突き当たるまで挿入するステップと、
前記先端部を長手方向に押圧して弾性圧縮しつつ、前記先端部を中心として前記ロックピンを前記溝の方向に回動させるステップと、
前記ロックピンが、前記長手方向が前記取替部材の脱着方向に沿って配置され、前記取替部材を前記支持部材の方向へ押圧する力を発生させて、前記支持部材と前記取替部材とに取り付けられるステップと、
を含むロック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019006156A JP2020114967A (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | ロックピン、ロック構造、アタッチメント、及びロック方法 |
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Publications (1)
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JP2019006156A Pending JP2020114967A (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | ロックピン、ロック構造、アタッチメント、及びロック方法 |
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