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JP2020113807A - ユーザ装置 - Google Patents

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JP2020113807A
JP2020113807A JP2017092901A JP2017092901A JP2020113807A JP 2020113807 A JP2020113807 A JP 2020113807A JP 2017092901 A JP2017092901 A JP 2017092901A JP 2017092901 A JP2017092901 A JP 2017092901A JP 2020113807 A JP2020113807 A JP 2020113807A
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ladn
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真史 新本
Masashi Niimoto
真史 新本
靖夫 菅原
Yasuo Sugawara
靖夫 菅原
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Original Assignee
Sharp Corp
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Priority to CA3063020A priority patent/CA3063020A1/en
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Abstract

【課題】ローカルエリアデータネットワークLADNに対してユーザ装置がセッションを確立するために、5Gシステムを構成する各装置が行うべき制御方法を提供する。【解決手段】ユーザ装置は、コアネットワークに対する登録手続きにおいて、AMF(Access and Mobility Management Function)にLADN情報の送信を要求することを示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、AMFからLADN情報を受信し、ユーザ装置によって開始されるPDUセッション確立手続きを実行することによって、LADNとは異なるデータネットワークとの間の第1のPDUセッションを確立する。LADNに対して接続可能なエリアに移動した場合に、ネットワークによって開始されるPDUセッション確立手続きを実行することによって、LADNとの間の第2のPDUセッションを確立する。【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザ装置に関する。
近年の移動通信システムの標準化活動を行う3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、LTE(Long Term Evolution)のシステムアーキテクチャであるSAE(System Architecture Evolution)の検討を行っている。3GPPは、オールIP(Internet Protocol)化を実現す
る通信システムとしてEPS(Evolved Packet System)の仕様化を行っている。尚、EPSを構
成するコアネットワークはEPC(Evolved Packet Core)と呼ばれる。
また、近年3GPPでは、次世代移動通信システムである5G(5th Generation)移動通信システムの次世代通信技術やシステムアーキテクチャの検討も行っており、特に、5G移動通信システムを実現するシステムとして、5GS(5G System)の仕様化を行っている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。5GSでは、多種多様な端末をセルラーネットワークに接続する為
の技術課題を抽出し、解決策を仕様化している。
例えば、多種多様なアクセスネットワークをサポートする端末に応じた、継続的な移動通信サービスをサポートする為の通信手続きの最適化及び多様化や、通信手続きの最適化及び多様化に合わせたシステムアーキテクチャの最適化等も要求条件として挙げられている。
3GPP TS 23.501 v0.4.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 15) 3GPP TS 23.502 v0.3.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 15)
5GSでは、4GにおけるPDN(Packet Data Network)に相当するような一般的なDN(Data Network)に加えて、ユーザ装置が特定の場所においてのみ接続可能なDNであるLADN(Local Area Data Network)についても検討されている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。しかし、このように特別なDNであるLADNに対してユーザ装置がPDUセッションを確立するために
、5GSを構成する各装置が行う制御方法については、まだ規定されていない。また、全て
のユーザ装置がLADNに対してPDUセッションを確立してもよいのか、或いは、LADNに対し
てPDUセッションを確立することができるのかについても、明確になっていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、LADNに対してユーザ装置がPDUセッションを確立するために、5GSを構成する各装置が行うべき制御方法、及び、LADNに対して接続可能なユーザ装置のみがLADNに対してPDUセッションを確立でき
るようにする為の制御方法を提供することである。
本発明のユーザ装置は、コアネットワークに対する登録手続きにおいて、AMFに対して
、LADN(Local Area Data Network)情報の送信を要求することを示す情報を含む登録要求
メッセージを送信し、前記AMFからLADN情報を受信し、前記ユーザ装置によって開始され
るPDUセッション確立手続きを実行することによって、前記LADNとは異なるDNとの間の第1のPDUセッションを確立し、前記LADNに対して接続可能なエリアに移動した場合に、ネッ
トワークによって開始されるPDUセッション確立手続きを実行することによって、前記LADNとの間の第2のPDUセッションを確立する、ことを特徴とする。
また、本発明のユーザ装置は、前記第1のPDUセッションを確立する為のPDUセッション
確立手続きにおいて、第1のRS(Router Solicitation)を送信し、前記RSを受信した装置から、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報を含む第1のRA(Router Advertisement)を受信する、ことを特徴とする。
また、本発明のユーザ装置は、前記第2のPDUセッションを確立する為のPDUセッション
確立手続きにおいて、第2のRS(Router Solicitation)を送信し、前記RSを受信した装置から、前記LADNに対するpreferenceを示す情報を含む第2のRA(Router Advertisement)を受
信する、ことを特徴とする。
また、本発明のユーザ装置は、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値を比較し、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値が、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値よりも高い場合は、前記LADNに対するPDUセッションを維持して、前記LADNとは異なるDNに対するPDUセッションを解放し、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値が、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値よりも低い場合は、前記LADNとは異なるDNに対するPDUセッションを維持して、前記LADNに対するPDUセッションを解放する、ことを特徴とする。
また、本発明のユーザ装置は、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値を比較し、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値とが同一である場合は、常に、LADNに対するPDUセッションを維持して、前記LADNとは異なるDNに
対するPDUセッションを解放する、ことを特徴とする。
また、本発明のユーザ装置は、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値を比較し、前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値とが同一である場合は、常に、前記LADNとは異なるDNに対するPDUセッションを維持して、LADNに
対するPDUセッションを解放する、ことを特徴とする。
本発明によれば、5GSを構成するユーザ装置のうち、LADNに対して接続可能な能力を有
するユーザ装置のみが、LADN情報を取得することができる。また、LADN情報を取得したユーザ装置は、LADNへの接続が認められている特定の場所においてのみ、LADNに対する接続性(セッション)を確立することができる。
移動通信システムの概略を示す図である。 移動通信システム内のアクセスネットワークの構成等の1例を示す図である。 移動通信システム内のコアネットワークの構成等の1例を示す図である。 UEの装置構成を示す図である。 eNB/NR node/WAGの装置構成を示す図である。 AMFの装置構成を示す図である。 SMF/UPFの装置構成を示す図である。 初期手続きを示す図である。 登録手続きを示す図である。 UEトリガでPDUセッション確立手続きを示す図である。 ネットワークトリガでPDUセッション確立手続きを示す図である。 ネットワークトリガでUE設定更新手続きを示す図である。 UEトリガでUE設定更新手続きを示す図である。 UEトリガでUE設定更新手続きを示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明
する。
[1.システム概要]
本実施形態における移動通信システムの概略について、図1、図2、図3を用いて説明す
る。図2は、図1の移動通信システムのうち、アクセスネットワークの詳細を記載した図である。図3は、図1の移動通信システムのうち、主にコアネットワークの詳細を記載した図である。図1に示すように、本実施形態における移動通信システム1(5GSとも称する)は、
ユーザ装置(端末装置、移動端末装置とも称する)UE(User Equipment)_A10、アクセスネットワーク(AN; Access Network)_B、コアネットワーク(CN; Core Network)_B190、及びデ
ータネットワーク(DN; Data Network)_A5、DN_B105により構成されている。
ここで、UE_A10は、3GPPアクセス(3GPP access又は3GPP access networkとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPP access又はnon-3GPP access networkとも称する)を
介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置であってよい。また、UE_A10は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。ま
た、UE_A10は無線接続可能な端末装置であってもよく、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)、又はCIoT(Cellular Internet of Things)端末(CIoT UE)等であってもよい。
また、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワークと接続することが
できる。また、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワークを介して、DN_A5と接続することができる。UE_A10は、DN_A5との間で、PDU(Protocol Data Unit又はPacket Data Unit)セッションを用いて、ユーザデータを送受信(通信)する。さらに、ユーザデータの通信は、IP(Internet Protocol)通信に限らず、non-IP通信であってもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータの通信のことであり、IPヘッダが付与されたIPパケットの送受信によって実現されるデータ通信のことである。尚、IPパケットを構成するペイロード部にはUE_A10が送受信するユーザデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータの通信のことであり、IPヘッダが付与されていないデータの送受信によって実現されるデータ通信のことである。例えば、non-IP通信は、IPパケットが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUE_A10が送受信するユーザデータを送受信してもよい。
また、PDUセッションとは、PDU接続サービスを提供する為に、UE_A10とDN_A5及び/又はDN_B105との間で確立される接続性である。より具体的には、PDUセッションは、UE_A10と外部ゲートウェイとの間で確立する接続性でよい。ここで、外部ゲートウェイは、UPFやP
GW(Packet Data Network Gateway)等であってもよい。また、PDUセッションは、UE_A10と、コアネットワーク及び/又はDN(DN_A5及び/又はDN_B105)との間でユーザデータを送受信する為に確立される通信路でもよく、PDUを送受信する為の通信路でもよい。さらに、PDUセッションは、UE_A10と、コアネットワーク及び/又はDN(DN_A5及び/又はDN_B105)との間で確立されるセッションでもよく、移動通信システム1内の各装置間の1以上のベアラ等の転送路で構成される論理的な通信路でもよい。より具体的には、PDUセッションは、UE_A10が、コアネットワーク_B190、及び/又は外部ゲートウェイとの間に確立するコネクショ
ンでもよく、UE_A10とUPF(UPF_A235及び/又はUPF_B237)との間に確立するコネクションでもよい。また、PDUセッションは、NR node_A122を介したUE_A10とUPF(UPF_A235及び/又はUPF_B237)との間の接続性及び/又はコネクションでもよい。さらに、PDUセッションは、PDUセッションID及び/又はEPSベアラIDで識別されてもよい。
尚、UE_A10は、DN_A5及び/又はDN_B105に配置するアプリケーションサーバー等の装置
と、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を実行することができる。言い換える
と、PDUセッションは、UE_A10とDN_A5及び/又はDN_B105に配置するアプリケーションサーバー等の装置との間で送受信されるユーザデータを転送することができる。さらに、各装置(UE_A10、アクセスネットワーク内の装置、及び/又はコアネットワーク内の装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識
別情報には、APN(Access Point Name)、TFT(Traffic Flow Template)、セッションタイプ、アプリケーション識別情報、DN_A5及び/又はDN_B105の識別情報、NSI(Network Slice Instance)識別情報、及びDCN(Dedicated Core Network)識別情報、及びアクセスネットワ
ーク識別情報のうち、少なくとも1つが含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれ
てもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。さらに、NSI識別情報は
、NSIを識別する情報であり、以下NSI ID又はSlice Instance IDであってもよい。
また、アクセスネットワーク_Bとしては、図2に示すように、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)_A80、5G-RAN_A120、WLAN ANc125のいずれであってもよい。尚、E-UTRAN_A80及び/又は5G-RAN_A120は3GPPアクセスネットワークとも呼び
、WLAN ANc125はnon-3GPPアクセスネットワークと呼んでもよい。各無線アクセスネット
ワークには、UE_A10が実際に接続する装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント)等が含まれている。
例えば、E-UTRAN_A80は、LTEのアクセスネットワークであり、1以上のeNB_A45を含んで構成される。eNB_A45はE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)でUE_A10
が接続する無線基地局である。また、E-UTRAN_A80内に複数のeNBがある場合、各eNBは互
いに接続してよい。
また、5G-RAN_A120は、5Gのアクセスネットワークであり、1以上のNR node(New Radio Access Technology node)_A122を含んで構成される。NR node_A122は5Gの無線アクセス(5G Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局である。また、5G-RAN_A120内に複数のNR
node_A122がある場合、各NR node_A122は互いに接続してよい。
尚、5G-RAN_A120は、E-UTRA及び/又は5G Radio Accessで構成されるアクセスネットワ
ークであってもよい。言い換えると、5G-RAN_A120には、eNB_A45が含まれてもよいし、NR
node_A122が含まれてもよいし、その両方が含まれてもよい。この場合、eNB_A45とNR node_A122とは同様の装置であってもよい。従って、NR node_A122は、eNB_A45と置き換えことができる。
また、WLAN ANc125は、無線LANアクセスネットワークであり、1以上のWAG(WLAN Access
Gateway)_A126が含まれて構成される。WAG_A126は、無線LANアクセスでUE_A10が接続す
る無線基地局である。さらに、WAG_A126はコアネットワーク_B190とWLAN ANc125のゲートウェイでもよい。また、WAG_A126は、無線基地局の機能部とゲートウェイの機能部とが別の装置として構成されてもよい。
尚、本明細書において、UE_A10が各無線アクセスネットワークに接続されるということは、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続されることであり、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由するということである。尚、UE_A10とコアネットワーク_B190間で送受信する制御メッセー
ジは、アクセスネットワークの種類によらず、同じ制御メッセージでもよい。従って、UE_A10とコアネットワーク_B190とがNR node_A122を介してメッセージを送受信するという
ことは、UE_A10とコアネットワーク_B190とがeNB_A45、及び/又はWAG_A126を介してメッ
セージを送信することと同じであってよい。
さらに、アクセスネットワークは、UE_A10及び/又はコアネットワークと接続した無線
ネットワークのことである。アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークでもよく、non-3GPPアクセスネットワークでもよい。尚、3GPPアクセスネットワークは、E-UTRAN_A80、5G-RAN(Radio Access Network)_A120でもよく、non-3GPPアクセスネットワークは、WLAN ANc125でもよい。尚、UE_A10はコアネットワークに接続する為に、アクセスネッ
トワークに接続してもよく、アクセスネットワークを介してコアネットワークに接続してもよい。
また、DN_A5及びDN_B105は、UE_A10に通信サービスを提供するデータネットワーク(Data Network)であり、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、DN_A5及びDN_B105は、接続された通信端末を含んでもよい。従って、DN_A5及び/又はDN_B105と接続することは、DN_A5及び/又はDN_B105に配置された通信端末やサーバ装置と接続することであってもよい。さらに、DN_A5及び/又はDN_B105
との間でユーザデータを送受信することは、DN_A5及び/又はDN_B105に配置された通信端
末やサーバ装置とユーザデータを送受信することであってもよい。また、DN_A5及び/又はDN_B105は、図1ではコアネットワークの外にあるが、コアネットワーク内にあってもよい。
また、コアネットワーク_B190は、1以上のコアネットワーク装置として構成されてもよい。ここで、コアネットワーク装置は、コアネットワーク_B190に含まれる各装置の処理
又は機能の一部又は全てを実行する装置であってよい。
さらに、コアネットワークは、アクセスネットワーク及び/又はDN_A5と接続した移動体通信こと業者(MNO; Mobile Network Operator)が運用するIP移動通信ネットワークのことである。コアネットワークは、移動通信システム1を運用、管理する移動通信こと業者の
為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信こと業者や仮想移動体通信サービス提供
者の為のコアネットワークでもよい。尚、コアネットワーク_B190は、EPS(Evolved Packet System)を構成するEPC(Evolved Packet Core)でもよく、5GSを構成する5GC(5G Core Network)でもよい。さらに、コアネットワーク_B190は、5G通信サービスを提供するシステ
ムのコアネットワークでもよい。尚、コアネットワーク_B190は、これに限らず、モバイ
ル通信サービスを提供するためのネットワークでもよい。
次に、コアネットワーク_B190について説明する。コアネットワーク_B190には、AUSF(Authentication Server Function)、AMF(Access and Mobility Management Function)_A240、SDSF(Structured Data Storage network function)、UDSF(Unstructured Data Storag
e network function)、NEF(Network Exposure Function)、NRF(NF Repository Function)、PCF(Policy Control Function)、SMF(Session Management Function)_A230、SMF(Session Management Function)_B232、UDM(Unified Data Management)、UPF(User Plane Function)_A235、UPF(User Plane Function)_B237、AF(Application Function)、N3IWF(Non-3GPP InterWorking Function)のうち、少なくとも1つが含まれてよい。そして、これらはNF(Network Function)として構成されてもよい。NFとは、ネットワーク内に構成される処
理機能を指してもよい。
図3には、簡単化のために、これらのうち、AMF(AMF_A240)、SMF(SMF_A230及びSMF_B232)、及びUPF(UPF_A235及びUPF_B237)についてのみ記載されているが、これら以外のもの(
装置及び/又はNF)が含まれないということを意味するものではない。尚、簡単化のため、UE_A10はUEと、AMF_A240はAMFと、SMF_A230及びSMF_B232はSMFと、UPF_A235及びUPF_B237はUPFと、DN_A5及びDN_B105はDNとも称する。
また、図3には、N1インターフェース(以下、参照点、reference pointとも称する)、N2インターフェース、N3インターフェース、N4インターフェース、N6インターフェース、N11インターフェースが記載されている。ここで、N1インターフェースはUEとAMFとの間のインターフェースであり、N2インターフェースは(R)AN(アクセスネットワーク)とAMFとの間のインターフェースであり、N3インターフェースは(R)AN(アクセスネットワーク)とUPFとの間のインターフェースであり、N4インターフェースはSMFとUPFとの間のインターフェースであり、N6インターフェースはUPFとDNとの間のインターフェースであり、N11インターフェースはAMFとSMFとの間のインターフェースである。これらのインターフェースを利用して、各装置間は通信を行うことができる。
尚、図3は、UEが、複数のPDUセッションを用いて、2つのDNに同時にアクセスする場合
のシステム構成図である。2つの異なるPDUセッションに対して、2つのSMFが選択されている。また、図3ではSMF_A230とUPF_A235が2つずつある。
以下、コアネットワーク_B190内に含まれる各装置の簡単な説明をする。
まず、AMF_A240は、他のAMF、SMF(SMF_A230及び/又はSMF_B232)、アクセスネットワー
ク(つまり、E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120とWLAN ANc125)、UDM、AUSF、PCFに接続される。AMF_A240は、登録管理(Registration management)、接続管理(Connection management)、
到達可能性管理(Reachability management)、UE_A10等の移動性管理(Mobility management)、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージの転送、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Function)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)、N3IWFに対するN2インターフェースのサポート、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信のサポート、N3IWFを介して接続するUEの認証、RM状態(Registration Management states)の管理
、CM状態(Connection Management states)の管理等の役割を担ってもよい。また、AMF_A240は、コアネットワーク_B190内に1以上配置されてもよい。また、AMF_A240は、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMF_A240は、複数のNSI間で
共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
また、RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないた
め、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対して有効な場所の情報やルーティングの
情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービ
スを受信することができる。
また、CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介
したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では
、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持ってい
てもよい。
また、SMF_A230は、AMF_A240、UPF_A235、UDM、PCFに接続される。SMF_B232は、AMF_A240、UPF_B237、UDM、PCFに接続される。SMF_A230及びSMF_B232は、PDUセッション等のセ
ッション管理(Session Management)、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)、UPFの選択と制御、適切な目的地へトラフィックをルーティングする為のUPFの設
定、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMFを介してANに対してN2インターフェースを介して送信される、AN特有の(ANごとの)SM
情報の識別子、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)の決定、ローミング機能等の役割を担ってもよい。また、SMF_A230及びSMF_B232は、別々の装置又はNFとして記載したが、同一の装置又は機能であってもよい。
また、UPF_A235は、DN_A5、SMF_A230、他のUPF、及び、アクセスネットワーク(つまり
、E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120とWLAN ANc125)に接続される。UPF_B237は、DN_B105、SMF_B232、他のUPF、及び、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120とWLAN ANc125)に接続される。UPF_A235及びUPF_B237は、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカー、パケットのルーティングと転送(Packet routing & forwarding)、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホームPDUセッション(multi-homed PDU session)をサポート
するBranching point機能、user planeに対するQoS処理、上りリンクトラフィックの検証(verification)、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)のトリガ機能等の役割を担ってもよい。また、UPF_A235及びUPF_B237は、それぞれDN_A5とコアネットワーク_B190との間のゲートウェイ、及びDN_B105とコ
アネットワーク_B190との間のゲートウェイとして、ユーザデータの転送を行う中継装置
でもよい。尚、UPF_A235及びUPF_B237は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェ
イでもよい。さらに、UPF_A235及びUPF_B237は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_B190と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPF_A235及びUPF_B237は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接
続してもよい。
尚、UPF_A235及びUPF_B237は、別々の装置又はNFとして記載したが、UPF_A235とアクセスネットワークとの間、及び、UPF_B237とアクセスネットワークとの間に、UPF_A235及びUPF_B237とは異なるUPFであって、共通のUPF_C239(branching point又はuplink classifierとも称する)が存在してもよい。UPF_C239が存在する場合、UE_A10とDN_A5との間のPDU
セッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_A235を介して確立され、UE_A10とDN_B105との間のPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_B237を介して確立されることになる。
尚、U-Plane(User Plane)とは、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数
のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane)とは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
また、AUSFは、UDM、AMF_A240に接続されている。AUSFは、認証サーバとして機能する
SDSFは、NEFが、構造化されたデータ(structured data)として、情報を保存したり、取得したりするための機能を提供する。
UDSFは、全てのNFが、構造化されていないデータ(unstructured data)として、情報を
保存したり、取得したりするための機能を提供する。
NEFは、3GPPネットワークによって提供されるサービス・能力を安全に提供する手段を
提供する。他のNFから受信した情報を、構造化されたデータ(structured data)として保
存する。
NRFは、NFインスタンスからNF発見要求(NF Discovery Request)を受信すると、そのNF
に対して、発見したNFインスタンスの情報を提供したり、利用可能なNFインスタンスや、そのインスタンスがサポートするサービスの情報を保持したりする。
PCFは、SMF(SMF_A230、SMF_B232)、AF、AMF_A240に接続されている。ポリシールール(policy rule)等を提供する。
UDMは、AMF_A240、SMF(SMF_A230、SMF_B232)、AUSF、PCFに接続される。UDMは、UDM FE(application front end)とUDR(User Data Repository)を含む。UDM FEは、認証情報(credentials)、場所管理(location management)、加入者管理(subscription management)等
の処理を行う。UDRは、UDM FEが提供するのに必要なデータと、PCFが必要とするポリシープロファイル(policy profiles)を保存する。
AFは、PCFに接続される。AFは、トラフィックルーティングに対して影響を与えたり、
ポリシー制御に関与したりする。
N3IWFは、UEとのIPsecトンネルの確立、UEとAMF間のNAS(N1)シグナリングの中継(relaying)、SMFから送信されAMFによってリレーされたN2シグナリングの処理、IPsec Security
Association(IPsec SA)の確立、UEとUPF間のuser planeパケットの中継(relaying)、AMF選択等の機能を提供する。
[1.2.各装置の構成]
以下、各装置の構成について説明する。尚、下記各装置及び各装置の各部の機能の一部又は全部は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、汎用的なハードウェア上に仮想的に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
[1.2.1.UEの構成]
まず、UE_A10の装置構成例を、図4に示す。図4に示すように、UE_A10は、制御部_A400
、送受信部_A420、記憶部_A440で構成される。送受信部_A420及び記憶部_A440は、制御部_A400とバスを介して接続されている。また、送受信部_A420には、外部アンテナ410が接
続されている。また、記憶部_A440は、UEコンテキスト442を記憶している。
制御部_A400は、UE_A10全体を制御する為の機能部であり、記憶部_A440に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、UE_A10全体の各種処理を実
現する。
送受信部_A420は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局(E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120)及び/又はアクセスポイント(WLAN ANc125)に接続し、アクセスネットワークへ接続す
る為の機能部である。言い換えると、UE_A10は、送受信部_A420に接続された外部アンテ
ナ410を介して、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントと接続することができる。具体的には、UE_A10は、送受信部_A420に接続された外部アンテナ410を介して、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントとの間で、ユーザデ
ータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
記憶部_A440は、UE_A10の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部であ
り、例えば、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成されている。記憶部_A440は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含
まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_A440で記憶
されるUEコンテキスト442としては、アクセスネットワーク_B80/120/125に接続する際に
用いるUEコンテキストと、コアネットワーク_B190に接続する際に用いるUEコンテキスト
とがあってもよい。また、UEコンテキスト442としては、UEごとに記憶されるUEコンテキ
スト、PDUセッションごとに記憶されるUEコンテキスト、ベアラごとに記憶されるUEコン
テキストがあってもよい。UEごとに記憶されるUEコンテキストとしては、IMSI、EMM State、GUTI、ME Identityを含んでもよい。また、PDUセッションごとに記憶されるUEコンテ
キストとしては、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、Default Bearerを含んでもよい。また、ベアラごとに記憶されるUEコンテキストとしては、EPS Bearer ID、TI、TFTを含んでもよい。
[1.2.2.eNB/NR node/WAGの構成]
次に、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126の装置構成例を、図5に示す。図5に示すよ
うに、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、制御部_B500、ネットワーク接続部_B520
、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530及び記憶部_B540は、制御部_B500とバスを介して接続されている。また、送受信部_B530には、外部アンテナ510が接続されている。
制御部_B500は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126全体を制御する為の機能部であり、記憶部_B540に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することによ
り、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126全体の各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126が、コアネットワーク内のAMF_A240やUPF_A235と接続する為の機能部である。言い換えると、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B520を介して、コアネットワーク内のAMF_A240やUPF_A235と接続することができる。具体的には、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B520を介して、AMF_A240及び/又はUPF_A235との間で、ユー
ザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126が、UE_A10と接続する為の機能部である。言い換えると、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、送受信部_B530を介して、UE_A10との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
記憶部_B540は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_B540は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等
により構成されている。記憶部_B540は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセ
ージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_B54
0は、これらの情報をコンテキストとしてUE_A10毎に記憶してもよい。
[1.2.3.AMFの構成]
次に、AMF_A240の装置構成例を、図6に示す。図6に示すように、AMF_A240は、制御部_C600、ネットワーク接続部_C620、記憶部_C640で構成されている。ネットワーク接続部_C620及び記憶部_C640は、制御部_C600とバスを介して接続されている。また、記憶部_C640
は、コンテキスト642を記憶している。
制御部_C600は、AMF_A240全体を制御する為の機能部であり、記憶部_C640に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、AMF_A240全体の各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_C620は、AMF_A240が、他のAMF_240、SMF_A230、アクセスネットワーク内の基地局(E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120)及び/又はアクセスポイント(WLAN ANc125)、UDM、AUSF、PCFと接続する為の機能部である。言い換えると、AMF_A240は、ネットワーク接続部_C620を介して、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイント、UDM、AUSF、PCFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
記憶部_C640は、AMF_A240の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部で
ある。記憶部_C640は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等により構成されている。記
憶部_C640は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、
制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_C640に記憶されているコンテ
キスト642としては、UEごとに記憶されるコンテキスト、PDUセッションごとに記憶されるコンテキスト、ベアラごとに記憶されるコンテキストがあってもよい。UEごとに記憶されるコンテキストとしては、IMSI、MSISDN、MM State、GUTI、ME Identity、UE Radio Access Capability、UE Network Capability、MS Network Capability、Access Restriction
、MME F-TEID、SGW F-TEID、eNB Address、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、NR node Address、NR node ID、WAG Address、WAG IDを含んでもよい。また、PDUセッションごとに記憶されるコンテキストとしては、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、PGW F-TEID、SCEF ID、Default bearerを含んでもよい。また、ベアラごとに記憶されるコンテキストとしては、EPS Bearer ID、TI、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEID、MME F-TEID、eNB Address、NR node Address、WAG Address、eNB ID、NR node ID、WAG IDを含ん
でもよい。
[1.2.4.SMFの構成]
次に、SMF_A230及びSMF_B232の装置構成例を、図7に示す。図7に示すように、SMF_A230は、それぞれ、制御部_D700、ネットワーク接続部_D720、記憶部_D740で構成されている
。ネットワーク接続部_D720及び記憶部_D740は、制御部_D700とバスを介して接続されて
いる。また、記憶部_D740は、コンテキスト742を記憶している。
SMF_A230の制御部_D700は、SMF_A230全体を制御する為の機能部であり、記憶部_D740に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、SMF_A230全体の各種処理を実現する。
また、SMF_A230のネットワーク接続部_D720は、SMF_A230が、AMF_A240、UPF_A235、UDM、PCFと接続する為の機能部である。言い換えると、SMF_A230は、ネットワーク接続部_D720を介して、AMF_A240、UPF_A235、UDM、PCF との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、SMF_A230の記憶部_D740は、SMF_A230 の各動作に必要なプログラムやデータ等を
記憶する機能部である。SMF_A230の記憶部_D740は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD
等により構成されている。SMF_A230の記憶部_D740は、後述する通信手続き内で送受信す
る制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。また、SMF_A230の記憶部_D740で記憶されるコンテキスト742としては、UEごとに記憶されるコンテキストと、APNごとに記憶されるコンテキストと、PDUセッションごとに記憶されるコンテキストと、ベアラごとに記憶されるコンテキストがあってよい。UEごとに記憶されるコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、RAT typeを含んでもよい。APNごとに記憶されるコンテキストは、APN in useを含んでもよい。尚、APNごとに記憶されるコ
ンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。PDUセッションごとに記憶されるコンテキストは、Assigned Session Type、IP Address(es)、SGW F-TEID、PGW
F-TEID、Default Bearerを含んでもよい。ベアラごとに記憶されるコンテキストは、EPS
Bearer ID、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEIDを含んでもよい。
尚、SMF_B232も、SMA_A230と同様に構成される。
[1.2.5.UPFの構成]
次に、UPF_A235及びUPF_B237の装置構成例を、図7に示す。図7に示すように、UPF_A235は、それぞれ、制御部_D700、ネットワーク接続部_D720、記憶部_D740で構成されている
。ネットワーク接続部_D720及び記憶部_D740は、制御部_D700とバスを介して接続されて
いる。また、記憶部_D740は、コンテキスト742を記憶している。
UPF_A235の制御部_D700は、UPF_A235全体を制御する為の機能部であり、記憶部_D740に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、UPF_A235全体の各種処理を実現する。
また、UPF_A235のネットワーク接続部_D720は、UPF_A235が、DN(つまり、DN_A5及び/又はDN_B105)、SMF_A230、他のUPF_A235、及び、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120とWLAN ANc125)と接続する為の機能部である。言い換えると、UPF_A235
は、ネットワーク接続部_D720を介して、DN(つまり、DN_A5及び/又はDN_B105)、SMF_A230、他のUPF_A235、及び、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80と5G-RAN_A120とWLAN ANc125)との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、UPF_A235の記憶部_D740は、UPF_A235の各動作に必要なプログラムやデータ等を
記憶する機能部である。UPF_A235の記憶部_D740は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD
等により構成されている。UPF_A235の記憶部_D740は、後述する通信手続き内で送受信す
る制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。また、UPF_A235の記憶部_D740で記憶されるコンテキスト742としては、UEごとに記憶されるコンテキストと、APNごとに記憶されるコンテキストと、PDUセッションごとに記憶されるコンテキストと、ベアラごとに記憶されるコンテキストがあってよい。UEごとに記憶されるコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、RAT typeを含んでもよい。APNごとに記憶されるコンテキストは、APN in useを含んでもよい。尚、APNごとに記憶されるコ
ンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。PDUセッションごとに記憶されるコンテキストは、Assigned Session Type、IP Address(es)、SGW F-TEID、PGW
F-TEID、Default Bearerを含んでもよい。ベアラごとに記憶されるコンテキストは、EPS
Bearer ID、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEIDを含んでもよい。
尚、UPF_B237も、UPF_A235と同様に構成される。
[1.2.6.上記各装置の記憶部に記憶される情報]
次に、上記各装置の記憶部で記憶される各情報について、説明する。
IMSI(International Mobile Subscriber Identity)は、加入者(ユーザ)の永久的な識別情報であり、UEを使用するユーザに割り当てられる識別情報である。UE_A10及びMME_A40/CPF_A140/AMF_A2400及びSGW_A35が記憶するIMSIは、HSS_A50が記憶するIMSIと等しくてよい。
EMM State/MM Stateは、UE_A10又はMME_A40/CPF_A140/AMF_A240の移動管理(Mobility management)状態を示す。例えば、EMM State/MM Stateは、UE_A10がネットワークに登録されているEMM-REGISTERED状態(登録状態)、及び/又はUE_A10がネットワークに登録されて
いないEMM-DEREGISTERD状態(非登録状態)でもよい。また、EMM State/MM Stateは、UE_A10とコアネットワーク間の接続が維持されているECM-CONNECTED状態、及び/又は接続が解
放されているECM-IDLE状態でもよい。尚、EMM State/MM Stateは、UE_A10がEPCに登録さ
れている状態と、NGC又は5GCに登録されている状態とを、区別できる情報であってもよい。
GUTI(Globally Unique Temporary Identity)は、UE_A10の一時的な識別情報である。GUTIは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240の識別情報(GUMMEI(Globally Unique MME Identifier))と特定MME_A40/CPF_A140/AMF_A240内でのUE_A10の識別情報(M-TMSI(M-Temporary Mobile
Subscriber Identity))とにより構成される。ME Identityは、UE_A10又はMEのIDであり
、例えば、IMEI(International Mobile Equipment Identity)やIMEISV(IMEI Software Version)でもよい。MSISDNは、UE_A10の基本的な電話番号を表す。MME_A40/CPF_A140/AMF_A240が記憶するMSISDNはHSS_A50の記憶部により示された情報でよい。尚、GUTIには、CPF_140を識別する情報が含まれてもよい。
MME F-TEIDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスが含まれてもよいし、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)が含まれてもよいし、これらの両方が含まれても
よい。また、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスとMME_A40/CPF_A140/AMF_A240のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、MME F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい
。また、SGW_A35のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、SGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のIPアドレスが含まれてもよいし、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のTEIDが含まれてもよいし、これらの両方が含まれて
もよい。また、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のIPアドレスとPGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、PGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
eNB F-TEIDはeNB_A45を識別する情報である。eNB F-TEIDには、eNB_A45のIPアドレスが含まれてもよいし、eNB_A45のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。
また、eNB_A45のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、eNB F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
また、APNは、コアネットワークとDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報でよ
い。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPGW_A130/UPF_A235等の
ゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。尚、APNは、DNN(Data Network Name)であってもよい。従って、APNのことをDNNと表現してもよいし、DNNのことをAPNと
表現してもよい。
尚、APNは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネット
ワークを識別する識別情報でもよい。尚、コアネットワークとDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、APNによって選択可能なゲートウェイは複数あってもよい
。さらに、APN以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数のゲートウェイ
の中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
UE Radio Access Capabilityは、UE_A10の無線アクセス能力を示す識別情報である。UE
Network Capabilityは、UE_A10にサポートされるセキュリティーのアルゴリズムと鍵派
生関数を含める。MS Network Capabilityは、GERAN_A25及び/又はUTRAN_A20機能をもつUE_A10に対して、SGSN_A42に必要な1以上の情報を含める情報である。Access Restriction
は、アクセス制限の登録情報である。eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。MME UE S1AP IDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240内でUE_A10を識別する情報である。eNB UE S1AP IDは、eNB_A45内でUE_A10を識別する情報である。
APN in Useは、最近使用されたAPNである。APN in UseはData Network Identifierでもよい。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで
構成されてよい。さらに、APN in Useは、PDUセッションの確立先のDNを識別する情報で
もよい。
Assigned Session Typeは、PDUセッションのタイプを示す情報である。Assigned Session TypeはAssigned PDN Typeでもよい。PDUセッションのタイプは、IPでもよいし、non-IPでもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。尚、Assigned Session Typeは、IPv4、IPv6、又はIPv4v6でよい。
また、特に記載がない場合には、IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスでもよいし、IPv6アドレスでもよいし、IPv6プレフィックスでもよい。尚、Assigned Session Typeがnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含ま
なくてもよい。
DN IDは、コアネットワーク_B190とDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報である。さらに、DN IDは、コアネットワーク_B190を接続するUPGW_A130又はPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
尚、DN IDは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネッ
トワークを識別する識別情報でもよい。尚、コアネットワーク_B190とDNとを接続するゲ
ートウェイが複数配置される場合には、DN IDによって選択可能なゲートウェイは複数あ
ってもよい。さらに、DN ID以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数の
ゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
さらに、DN IDは、APNと等しい情報でもよいし、APNとは異なる情報でもよい。尚、DN IDとAPNが異なる情報である場合、各装置は、DN IDとAPNとの対応関係を示す情報を管理
してもよいし、DN IDを用いてAPNを問い合わせる手続きを実施してもよいし、APNを用い
てDN IDを問い合わせる手続きを実施してもよい。
SCEF IDは、PDUセッションで用いられているSCEF_A46のIPアドレスである。Default Be
arerは、PDUセッション確立時に取得及び/又は生成する情報であり、PDUセッションに対
応づけられたデフォルトベアラ(default bearer)を識別する為のEPSベアラ識別情報であ
る。
EPS Bearer IDは、EPSベアラの識別情報である。また、EPS Bearer IDは、SRB(Signalling Radio Bearer)及び/又はCRB(Control-plane Radio bearer)を識別する識別情報でも
よいし、DRB(Data Radio Bearer)を識別する識別情報でもよい。TI(Transaction Identifier)は、双方向のメッセージフロー(Transaction)を識別する識別情報である。尚、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラ(dedicated bearer)を識別するEPSベアラ識別情報
でよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報でよい
。TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信す
るユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザ
データを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切
な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送
受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶し
ておいてもよい。
Default Bearerは、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。尚、EPSベアラとは、UE_A10とPGW_A30/UPGW_A130/UPF_A235との間
で確立する論理的な通信路でもよく、PDNコネクション/PDUセッションを構成する通信路
でもよい。さらに、EPSベアラは、デフォルトベアラでもよく、デディケイテッドベアラ
でもよい。さらに、EPSベアラは、UE_A10とアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントとの間で確立するRBを含んで構成されてよい。さらに、RBとEPSベアラと
は1対1に対応づけられてよい。その為、RBの識別情報は、EPSベアラの識別情報と1対1に
対応づけられてもよいし、同じ識別情報でもよい。尚、RBは、SRB及び/又はCRBでもよい
し、DRBでもよい。また、Default Bearerは、PDUセッション確立時にUE_A10及び/又はSGW_A35及び/又はPGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235がコアネットワークから取得する情報でよい。尚、デフォルトベアラとは、PDNコネクション/PDUセッション中で最初に確立
されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクション/PDUセッション中に、1つしか確立することができないEPSベアラである。デフォルトベアラは、TFTに対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラであってもよい。また、デディケイテッド
ベアラとは、PDNコネクション/PDUセッション中でデフォルトベアラが確立された後に確
立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクション/PDUセッション中に、複数確立するこ
とができるEPSベアラである。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられたユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
User Identityは、加入者を識別する情報である。User Identityは、IMSIでもよいし、MSISDNでもよい。さらに、User Identityは、IMSI、MSISDN以外の識別情報でもよい。Serving Node Informationは、PDUセッションで用いられているMME_A40/CPF_A140/AMF_A240
を識別する情報であり、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスでよい。
eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。eNB IDは、eNB_A45内でUEを識別する情
報である。MME Addressは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスである。MME IDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報である。NR node Addressは、NR node_A122のIPアドレスである。NR node IDは、NR node_A122を識別する情報である。WAG Addressは
、WAG_A126のIPアドレスである。WAG IDは、WAG_A126を識別する情報である。
[1.3.初期手続きの説明]
次に、本実施形態における初期手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避ける為、本実施形態で特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
まず、ネットワークとは、アクセスネットワーク_B80/120/125、コアネットワーク_B190、DN_A5、及びDN_B105のうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B80/120/125、コアネットワーク_B190、DN_A5、及びDN_B105のうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネッ
トワークがメッセージの送受信及び/又は手続きを実行するということは、ネットワーク
内の装置(ネットワーク装置)がメッセージの送受信及び/又は手続きを実行することを意
味する。
また、第1のDNは、一般的なDNである。すなわち、第1のDNは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのDN(本実施形態ではLADNとも称する)ではないDNであってもよいし、UE_A10がアクセスしている地点から近くない場所にあるDNであってもよい。また、第1のDNによっ
て提供されるサービスは、サードパーティが管理及び/又は運用してもよいし、オペレー
タが管理及び/又は運用してもよい。尚、図1、図3におけるDN_A5は、第1のDNに対応する
また、第2のDNは、一般的なDNではなく、MECのためのDN(つまりLADN)である。すなわち、第2のDNは、UE_A10がアクセスしている地点から近い場所にあるローカルDNであっても
よいし、UE_A10がアクセスしている地点から遠くない場所にあるDNであってもよい。また、第2のDNによって提供されるサービスは、サードパーティが管理及び/又は運用してもよいし、オペレータが管理及び/又は運用してもよい。尚、図1、図3におけるDN_B105は、第2のDNに対応する。ただし、第2のDNは、第1のDNと同様に、一般的なDNであってもよい。
また、セッションマネージメント(SM; Session Management)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230又はSMF_B232の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセー
ジ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション
拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更拒絶メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには
、PDUセッション確立手続き、PDUセッション変更手続き等が含まれてもよい。
また、第1の状態は、UE_A10が第1のDNに対するPDUセッションを確立しているが、第2のDNに接続していない状態である。また、第1の状態の場合、UE_A10は、第1のDNに対してユーザデータ通信が実行可能だが、第2のDNに対してユーザデータ通信が実行不可能な状態
であってよい。また、第1の状態の場合、第1のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行可能だが、第2のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行不可能な状態であっ
てよい。
また、第2の状態は、UE_A10が第1のDNに対するPDUセッションを確立し、かつ、第2のDNに接続するPDUセッションを確立している状態である。また、第2の状態の場合、UE_A10は、第1のDNに対してユーザデータ通信が実行可能であり、かつ、第2のDNに対してユーザデータ通信が実行可能な状態であってよい。また、第2の状態の場合、UE_A10は、第1のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行可能であり、かつ、第2のDN上にあるAFとの間
でユーザデータ通信が実行可能な状態であってもよい。
また、第3の状態は、UE_A10が第1のDNに対するPDUセッションを確立していないが、第2
のDNに接続している状態である。また、第3の状態の場合、UE_A10は、第1のDNに対してユーザデータ通信が実行不可能だが、第2のDNに対してユーザデータ通信が実行可能な状態
であってよい。また、第3の状態の場合、第1のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行不可能だが、第2のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行可能な状態であっ
てよい。
また、トラッキングエリア(TA; Tracking Areaとも称する)は、コアネットワークが管
理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な範囲であり、例えば1以上のセルで構成さ
れてもよい。また、TAは、ページングメッセージ等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。
また、TAリスト(TA list)は、ネットワークがUE_A10に割り当てた1以上のTAが含まれるリストである。尚、UE_A10は、TAリストに含まれる1以上のTA内を移動している間は、登
録手続きを実行することなく移動することができてよい。言い換えると、TAリストは、UE_A10が登録手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。
また、ネットワークスライス(Network Slice)とは、特定のネットワーク能力及びネッ
トワーク特性を提供する論理的なネットワークである。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI; Network Slice Instance)とは、ネッ
トワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B190内に1以
上構成される、ネットワークスライス(Network Slice)の実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成さ
れてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する
為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNF(Network Function)の論理的表現である。
つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的
なネットワークでよい。ネットワークスライスには、1以上のNFが構成されてよい。ネッ
トワークスライスに構成されるNFは、他のネットワークスライスと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UEは、UE usage type及び/又は、1以上のネットワー
クスライスタイプID及び/又は、1以上のNS ID等の登録情報及び/又はAPNに基づいて、1以上のネットワークスライスに割り当てられることができる。
また、SSC(Session and Service Continuity) modeは、5GCにおいて、システム、及び/又は各装置がサポートするサービスセッション継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とTUPF(Terminating User-Plane Function)との間で確立されたPDUセッションがサポートするサービスセッション継続の種類を示すモードであってもよい。ここで、TUPFは、UPGW_A130であってもよいし、UPF_A235であ
ってもよい。尚、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるサービスセッション継続の種
類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3という3つのモードから構成されてもよい。
ここで、TUPFはU-Plane(User Plane)のためのNF(Network Function)であってもよい。
さらに、TUPFは、コアネットワークに配置されていてもよいし、アクセスネットワークに配置されていてもよい。
また、SSC mode 1は、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRAT(Radio Access T
echnology)やセル等のアクセステクノロジーに関わらず、同じTUPFが維持され続けるサービスセッション継続のモードである。より詳細には、SSC mode 1は、UE_A10のモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更せずに、サービスセッシ
ョン継続を実現するモードであってもよい。
また、SSC mode 2は、TUPFのサービングエリア内でのみ、同じTUPFが維持され続けるサービスセッション継続のモードである。より詳細には、SSC mode 2は、UE_A10がTUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更せずに、
サービスセッション継続を実現するモードであってもよい。また、SSC mode 2は、TUPFのサービングエリアから出るような、UE_A10のモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更して、サービスセッション継続を実現するモードであ
ってもよい。
ここで、TUPFのサービングエリアとは、1つのTUPFがサービスセッション継続機能を提
供することができるエリアであってもよいし、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットであってもよい。また、アクセスネ
ットワークのサブセットとは、一又複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークであってもよいし、TAであってもよい。
また、SSC mode 3は、UE_A10とTUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなTUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立することを許可するサービスセッション継続のモードである。また、SSC mode 3は、UE_A10がマルチホーミングになることを許可するサービスセッション継続のモードであってもよい。また、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッシ
ョンに対応づけられたTUPFを用いたサービスセッション継続が許可されたモードであってもよい。言い換えると、SSC mode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてサ
ービスセッション継続を実現してもよいし、複数のTUPFを用いてサービスセッション継続を実現してもよい。
また、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなTUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなTUPFは、UE_A10がネットワークに接続した場所に最適なTUPFであってもよい。また、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるTUPFが有効である場合、UE_A10は、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよ
いし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
次に、本実施形態における識別情報について説明する。
まず、第1の識別情報は、第2のDNへの接続をUE_A10がサポートしていることを示す能力情報である。言い換えると、第1の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立
を、UE_A10がサポートしていることを示す情報であってもよい。尚、第2のDNに接続するPDUセッションとは、第2のDNとUE_A10の間で確立されるPDUセッションであってもよいし、コアネットワークと第2のDNとを接続するUPF_A235とUE_A10との間で確立されるPDUセッションであってもよい。さらに、第2のDNに接続するPDUセッションとは、第2のDNとUE_A10
との間で行われるユーザデータの通信に用いるためのPDUセッションであってもよい。よ
り具体例としては、第1の識別情報は第2のDNを識別するDNNであってもよい。
また、第11の識別情報は、第2のDNへの接続をネットワークがサポートしていることを
示す能力情報である。言い換えると、第11の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を、ネットワークがサポートしていることを示す情報であってもよいし、許可し
ていることを示す情報であってもよい。
また、第12の識別情報は、理由値(cause)を示す情報である。第12の識別情報は、一部
の要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが一時的に禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを示す情報であってもよいし
、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報と、第12の識別情報が指し示す情報、及び/又は第13の識別情
報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第12の識別情報は、第13から13の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、第12の識別情報と第13の識別情報は、2つの
識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
また、第13の識別情報は、第1のタイマーの値を示す情報である。UE_A10は、第13の識
別情報の受信に基づいて、第1のタイマーに第13の識別情報で示された値を設定してもよ
いし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。
また、第14の識別情報は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、UE_A10がアク
セス可能なDNを示すDNNである。さらに、第14の識別情報は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、UE_A10が第2のDNとしてアクセス可能なDNを示すDNNであってもよい。尚、第14の識別情報には、1以上のDNNが含まれてもよい。さらに、各DNNは、第2のDNであるか否かを示す情報と対応づけられていてもよい。
また、第21の識別情報は、本手続きが拒絶されたことを示す理由値(cause)を示す情報
である。第21の識別情報は、第2のDNへの接続を、ネットワークがサポートしていないこ
とを示す情報であってもよいし、許可していないことを示す情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、第2のDNへの接続が一時的に禁止されていることを示す情報であっ
てもよいし、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNへの接続が禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第21の識別情報と、第21の識別情報が指し示す情報、及び/又は第22の識別情
報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第21の識別情報は、第22から22の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、第21の識別情報と第22の識別情報は、2つの
識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
また、第22の識別情報は、第2のタイマーの値を示す情報である。UE_A10は、第22の識
別情報の受信に基づいて、第2のタイマーに第22の識別情報で示された値を設定してもよ
いし、第2のタイマーの実行を開始してもよい。
また、第31の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの新た
な接続先を第2のDNにする要求を示す情報、及び/又は第31の識別情報と共に要求する各識別情報を用いて実行可能なユーザデータ通信の通信先を第2のDNにする要求を示す情報で
ある。第31の識別情報は、第32から35の識別情報のうち1以上の識別情報と対応づけられ
てもよい。より詳細には、第31の識別情報と第32の識別情報とを対応づけることで第32の識別情報で要求するDNが第2のDNであることを示してもよいし、第31の識別情報と第33の
識別情報とを対応づけることで第33の識別情報で要求するPDUセッションの接続先が第2のDNであることを示してもよい。さらに、第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけることで第34の識別情報で要求するPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスが、第2のDN
との間で行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスであることを示してもよい。さらに、第31の識別情報と第35の識別情報とを対応づけることで第35の識別情報で要求するTFTが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであることを示してもよい。
さらに、第31の識別情報と、第31の識別情報が指し示す第2のDNであることを示す情報
、及び/又は第32から35の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い
換えると、第31の識別情報は、第32から35の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。
したがって、第31の識別情報と第32の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単
一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第31の識別情報と第33の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれて
もよい。さらに、第31の識別情報と第33の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ
単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第31の識別情報と第34の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれ
てもよい。
さらに、第31の識別情報は、PDUセッションの確立又は変更の要求を示す情報であって
もよい。さらに、第31の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよい。
また、第32の識別情報は、DNNを示す情報である。第32の識別情報は、本手続きによっ
て確立又は変更されるPDUセッションの接続先を本識別情報で示されるDNNで識別されるDNにする要求を示す情報であってもよいし、このPDUセッションの接続先を第2のDNにする要求を示してもよい。さらに、第32の識別情報は、DNNを示す情報を複数含んでもよいし、
各DNNが第2のDNであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第32の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい
また、第33の識別情報は、PDUセッションID (PDU session ID)を示す情報である。第33の識別情報は、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションを確立又は変更する要求を示す情報であってもよいし、本識別情報で示されるPDUセッションID
で識別されるPDUセッションの新たな接続先を第2のDNにする要求を示してもよい。
さらに、第33の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい
また、第34の識別情報は、PDUセッションタイプ(PDU session Type)を示す情報である
。第34の識別情報は、アドレスを示す情報であってもよい。尚、PDUセッションタイプは
、IPv4, IPv6, Ethernet, Unstructured等であってよい。さらに、アドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってもよいし、Ethernet, Unstructured等の通信で用いられるUE_A10を識別する情報であってもよい。尚、PDUセッションタイプ及びアドレスはこれらに限らない。
さらに、第34の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにする要求を示す情報で
あってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられる
アドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにする要求を示す情報であってもよい。
さらに、第34の識別情報は、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられる
アドレスのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにする要求を示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられる
アドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにする要求を示す情報であってもよい。
さらに、第34の識別情報は、PDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す情報を複数含んでもよいし、各PDUセッションタイプが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションタイプであるか否かを示す情報を含んでもよいし、各アドレ
スが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスあるか否かを示す
情報を含んでもよい。
さらに、第34の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい
また、第35の識別情報は、TFTを示す情報である。第35の識別情報は、本手続きによっ
て確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるTFTを本識別情報で示されるTFTに
する要求を示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用
いられるTFTを本識別情報で示されるTFTにする要求を示す情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、TFTを示す情報を複数含んでもよいし、各TFTが第2のDNに
対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであるか否かを示す情報を含んでもよ
い。
さらに、第35の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい
また、第41の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの新た
な接続先が第2のDNであることを示す情報、及び/又は第41の識別情報と共に送受信される
識別情報を用いて実行可能なユーザデータ通信の通信先が第2のDNであることを示す情報
である。第41の識別情報は、第42から45の識別情報のうち1以上の識別情報と対応づけら
れて送受信されてもよい。
より詳細には、第41の識別情報と第42の識別情報とを対応づけることで第42の識別情報が示すDNNで識別されるDNが第2のDNであることを示してもよいし、第41の識別情報と第43の識別情報とを対応づけることで第43の識別情報が示すPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの接続先が第2のDNであることを示してもよい。さらに、第41の識別情報と第44の識別情報とを対応づけることで第44の識別情報が示すアドレス、及び/又は第44の識別情報が示すPDUセッションタイプのアドレスが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスであることを示してもよいし、第41の識別情報と第44の識別情報とを対応づけることで第44の識別情報が示すTFTが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであることを示してもよい。
さらに、第41の識別情報と、第41の識別情報が指し示す第2のDNであることを示す情報
、及び/又は第42から45の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い
換えると、第41の識別情報は、第42から45の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。
したがって、第41の識別情報と第42の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単
一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第41の識別情報と第43の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれて
もよい。さらに、第41の識別情報と第43の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ
単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第41の識別情報と第44の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれ
てもよい。
さらに、第41の識別情報は、PDUセッションの確立又は変更の要求が受諾されたことを
示す情報であってもよい。さらに、第41の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が許可されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが許可されたことを示す情報であってもよい。
また、第42の識別情報は、DNNを示す情報である。第42の識別情報は、本手続きによっ
て確立又は変更されるPDUセッションの接続先が本識別情報で示されるDNNで識別されるDNになることを示す情報であってもよいし、このPDUセッションの接続先が第2のDNになることを示してもよい。さらに、第42の識別情報は、DNNを示す情報を複数含んでもよいし、
各DNNが第2のDNであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第42の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であって
もよい。
また、第43の識別情報は、PDUセッションIDを示す情報である。第43の識別情報は、本
識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションが確立又は変更されることを示す情報であってもよいし、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの新たな接続先が第2のDNになることを示してもよい。
さらに、第43の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す
情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であって
もよい。
また、第44の識別情報は、PDUセッションタイプを示す情報である。第44の識別情報は
、アドレスを示す情報であってもよい。さらに、第44の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションのPDUセッションタイプが本識別情報で示されるPDUセッ
ションタイプになったことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるアドレスが本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスになったことを示す情報であ
ってもよい。
さらに、第44の識別情報は、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられる
アドレスのPDUセッションタイプが本識別情報で示されるPDUセッションタイプになったことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられ
るアドレスが本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスになったことを示す情報であってもよい。
さらに、第44の識別情報は、PDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す情報を複数含んでもよいし、各PDUセッションタイプが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションタイプであるか否かを示す情報を含んでもよいし、各アドレ
スが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスあるか否かを示す
情報を含んでもよい。
さらに、第44の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であって
もよい。
また、第45の識別情報は、TFTを示す情報である。第45の識別情報は、本手続きによっ
て確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるTFTが本識別情報で示されるTFTに
なったことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で
用いられるTFTが本識別情報で示されるTFTになったことを示す情報であってもよい。
さらに、第45の識別情報は、TFTを示す情報を複数含んでもよいし、各TFTが第2のDNに
対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであるか否かを示す情報を含んでもよ
い。
さらに、第45の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であって
もよい。
また、第51の識別情報は、本手続きが拒絶されたことを示す理由値(cause)を示す情報
である。第51の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第51の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求が拒絶されたことを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。さらに、要求メッセージで受信した各識別情報を用いたユーザデータ通信の通信先を第2のDNにする要求が拒絶されたこ
とを示す情報であってもよい。
さらに、第51の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが一時的に禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第51の識別情報は、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを示す情報であってもよいし
、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが禁止されていることを示す情報であってもよい。
尚、第51の識別情報は、第52から第56の識別情報の内一つ以上の識別情報の意味を含んでいてもよい。さらに、第51の識別情報と、第51の識別情報が指し示す情報、及び/又は
第52から56の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第51の識別情報は、第52から56の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。
したがって、第51の識別情報と第52の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単
一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第51の識別情報と第53の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれて
もよい。さらに、第51の識別情報と第53の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ
単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第51の識別情報と第54の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれ
てもよい。さらに、第51の識別情報と第56の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持
つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
また、第52の識別情報は、DNNを示す情報である。第52の識別情報は、本手続きによっ
て確立又は変更されるPDUセッションの接続先を本識別情報で示されるDNNで識別されるDNにすることができないことを示す情報であってもよいし、このPDUセッションの接続先を
第2のDNにすることができないことを示してもよい。さらに、第52の識別情報は、各DNNが第2のDNであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第52の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセ
ッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
尚、第52の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第52の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれ
の意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
また、第53の識別情報は、要求されたPDUセッションIDが不適切であることを示す情報
である。第53の識別情報は、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッ
ションを確立又は変更することができないことを示す情報であってもよいし、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの新たな接続先を第2のDNにする
ことができないことを示してもよい。
さらに、第53の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセ
ッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
尚、第53の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第53の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれ
の意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
また、第54の識別情報は、要求されたPDUセッションタイプが不適切であることを示す
情報である。第54の識別情報は、要求されたアドレスが不適切であることを示す情報であってもよい。さらに、第54の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッ
ションのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセ
ッションに対応づけられるアドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施
形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにすることができないことを示す情報で
あってもよい。
さらに、第54の識別情報は、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられる
アドレスのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることができないことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通
信で用いられるアドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示さ
れるPDUセッションタイプのアドレスにすることができないことを示す情報であってもよ
い。
さらに、第54の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセ
ッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
尚、第54の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第54の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれ
の意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
また、第55の識別情報は、要求されたTFTが不適切であることを示す情報である。第55
の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるTFTを本識別情報で示されるTFTにすることができないことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTを本識別情報で示されるTFTにすることができないことを示す情報であってもよい。
さらに、第55の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセ
ッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
尚、第55の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第55の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれ
の意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
また、第56の識別情報は、第1のタイマーの値を示す情報である。UE_A10は、第56の識
別情報の受信に基づいて、第1のタイマーに第56の識別情報で示された値を設定してもよ
いし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。
また、第61の識別情報は、LADN(Local Area Data Network)情報の送信を要求すること
を示す情報、及び/又は、UEがLADNへの接続が可能な特定の場所に入ったときに、LADNに
対するPDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)をUE主導で実行可能であることを示すUE能力情報(UE capability information)であってもよい。また、
第61の識別情報は、LADNを識別する為のLADN DNNであってもよいし、LADNに使用されるネットワークスライス(NS)を識別する為のS-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)であってもよい。ここで、LADNとは、特定の場所においてのみUEが接続可能なDNであり、特定のDNN(つまりLADN DNN)に対する接続性を提供するものである。
尚、LADNは、第2のDN(つまり、DN_B105)であってもよい。
尚、第61の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)で送信される場合には、登録要求(Registration Request)に含まれて送信されることが好ましいが、Registration
Request以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第61の識別情報は、登録手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。
また、第62の識別情報は、オペレータポリシおよび加入者情報(subscription information)に基づいて、UEが利用可能な特定のLADNを示すLADN情報である。LADN情報には、LADN
DNNと、LADN service area informationとが含まれてよい。LADN service area informationは、トラッキングエリアのセットに対して、提供されてもよい。
尚、第62の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)で送信される場合には、登録要求(Registration Request)に対する応答、例えば、登録受諾(Registration Accept)で送信されることが好ましい。また、第62の識別情報は、Registration Accept以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第62の識別情報は、登録手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。
また、第63の識別情報は、DNに対するルートのプリファレンス(Preference: Prf)を示
す情報を送信させるか否かを示す情報であってよい。
尚、第63の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)で送信される場合には、登録要求(Registration Request)に含まれて送信されることが好ましいが、Registration
Request以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第63の識別情報は、PDUセッション確立手続き(PDU Session Establishment Procedure)で送信される場合には、PDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)に含まれて送信されることが好ましいが、PDU Session Establishment Request以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)
によって送信されてもよい。また、第63の識別情報は、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。ここで、具体的なルートプリファレンス情報は、以下で説明する第64の識別情報であってよい。
また、第64の識別情報は、ルートのpreferenceを示す情報であってよい。Preferenceの値としては、高(High)、中(Medium)、低(Low)、予約済(Reserved)を取ることができる。
更に、ルートのpreferenceは、デフォルトルートを選択するための情報であってもよい。より具体的には、デフォルトルータを選択するための情報であってよい。例えば、PDU
セッション毎にデフォルトルータとPreference情報が記憶されている場合、優先レベルが高いPreference情報に対応づけられたデフォルトルータを選択してデータを送信してもよい。このように、デフォルトルータを選択することによい、デフォルトルートを選択してもよい。
なお、プリファレンス情報は、デフォルトルータ、及び/又はデフォルトルート、及び/又はIPv6ネットワークプレフィックスに対応づけられた情報であってよい。したがって、デフォルトルータ毎、及び/又はデフォルトルート毎、及び/又はIPv6ネットワークプレフィックス毎に異なる優先度が設定されてよい。
尚、第64の識別情報は、RA(Router Advertisement)の情報として送信されることが好ましい。また、第64の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)において送信される登録要求(Registration Request)に対する応答、例えば、登録受諾(Registration Accept)で送信されてもよい。また、第64の識別情報は、Registration Accept以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第63の識別情報は、登録手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。
また、第65の識別情報は、LADN情報の送信要求を許可することを示す情報、及び/又は
、UEがLADNへの接続が可能な特定の場所に入ったときに、LADNに対するPDUセッション確
立手続きをUE主導で実行可能であることを示すネットワーク能力情報(network capability information)であってもよい。また、第65の識別情報は、第61の識別情報に対する応答として、送信されてもよい。
尚、第65の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)で送信される場合には、登録要求(Registration Request)に対する応答、例えば、登録受諾(Registration Accept)で送信されることが好ましい。また、第65の識別情報は、Registration Accept以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第65の識別情報は、登録手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。
また、第66の識別情報は、LADN(Local Area Data Network)情報の送信を要求すること
を示す情報、及び/又は、UEがLADNへの接続が可能な特定の場所に入ったときに、LADNに
対するPDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)をネットワーク主導で実行可能であることを示すUE能力情報(UE capability information)であってもよ
い。また、第66の識別情報は、LADNを識別する為のLADN DNNであってもよいし、LADNに使用されるネットワークスライス(NS)を識別する為のS-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)であってもよい。ここで、LADNとは、特定の場所においてのみUEが接続可能なDNであり、特定のDNN(つまりLADN DNN)に対する接続性を提供するも
のである。尚、LADNは、第2のDN(つまり、DN_B105)であってもよい。
また、第66の識別情報は、第61の識別情報を含んで構成されてもよい。また、第66の識別情報は、第61の識別情報と第66の識別情報の両方の意味を包含する情報として構成されてもよい。
尚、第66の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)で送信される場合には、登録要求(Registration Request)に含まれて送信されることが好ましいが、Registration
Request以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第66の識別情報は、登録手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。
また、第67の識別情報は、LADN情報の送信要求を許可することを示す情報、及び/又は
、UEがLADNへの接続が可能な特定の場所に入ったときに、LADNに対するPDUセッション確
立手続きをネットワーク主導で実行可能であることを示すネットワーク能力情報(network
capability information)であってもよい。また、第67の識別情報は、第66の識別情報に対する応答として、送信されてもよい。
尚、第67の識別情報は、登録手続き(Registration Procedure)で送信される場合には、登録要求(Registration Request)に対する応答、例えば、登録受諾(Registration Accept)で送信されることが好ましい。また、第65の識別情報は、Registration Accept以外の任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。また、第67識別情報は、登録手続きが完了した後も、任意のタイミングで、任意の制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)によって送信されてもよい。
次に、本実施形態における初期手続きを、図8を用いて説明する。以下、初期手続きは
本手続きとも称し、初期手続き(本手続き)には、登録手続き(Registration procedure)、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)が含まれる。登録手続き、PDUセッション確立手続きの詳細は、後述する。
具体的には、各装置が登録手続き(S800)を実行することにより、UE_A10はネットワークに登録された状態(RM-REGISTERED状態)に遷移する。次に、各装置がPDUセッション確立手続き(S802)を実行することにより、UE_A10は、コアネットワーク_B190を介して、PDU接続サービスを提供するDN_A5との間でPDUセッションを確立し、第1の状態に遷移する(S804)
。以上により、本手続きは完了する。
尚、各装置は、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きにおいて、各装置の各種能力情報及び/又は各種要求情報を交換してもよい。また、各装置は、各種情報の交換及
び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施した場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施しなくてもよい。また、各装置は、各種情報の
交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施しなかった場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。また、各装置は、各
種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施した場合でも、各種情報の交
換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。
また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きの中で実行してもよく、登
録手続きの完了後に実行してもよい。また、PDUセッション確立手続きが登録手続きの中
で実行される場合、PDUセッション確立要求メッセージは登録要求メッセージに含まれて
送受信されてよく、PDUセッション確立受諾メッセージは登録受諾メッセージに含まれて
送受信されてよく、PDUセッション確立完了メッセージは登録完了メッセージに含まれて
送受信されてよく、PDUセッション確立拒絶メッセージは登録拒絶メッセージに含まれて
送受信されてよい。また、PDUセッション確立手続きが登録手続きの中で実行された場合
、各装置は、登録手続きの完了に基づいてPDUセッションを確立してもよいし、第1の状態へ遷移してもよい。
また、本手続きに関わる各装置は、本手続きで説明する各制御メッセージを送受信することにより、各制御メッセージに含まれる1以上の識別情報を送受信し、送受信した各識
別情報をコンテキストとして記憶してもよい。
[1.3.1.登録手続きの概要]
まず、登録手続きの概要について説明する。登録手続きは、UE_A10が主導してネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_B190、及び/又はDN(DN_A5又はDN_B105)へ登録する為の手続きである。UE_A10は、ネットワークに登録していない状態であれば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UE_A10は、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手
続きを開始してもよい。また、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移してもよい。
さらに、本手続きは、ネットワークにおけるUE_A10の位置登録情報を更新する、及び/
又は、UE_A10からネットワークへ定期的にUE_A10の状態を通知する、及び/又は、ネット
ワークにおけるUE_A10に関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UE_A10は、TAを跨ぐモビリティをした際に、本手続きを開始してもよい。言い換えると、UE_A10は、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコ
ンテキストの更新が必要な際に本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、UE_A10のPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、定期的に本手続きを開始してもよい。尚、UE_A10は、これらに限らず、PDUセッションが確立された状態であれば、任意のタイミ
ングで本手続きを実行することができる。
[1.3.1.1.登録手続き例]
図9を用いて、登録手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとは登録手
続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
まず、UE_A10は、NR node_A122を介して、AMF_A240に登録要求(Registration Request)メッセージを送信することにより(S900)(S902)(S904)、登録手続きを開始する。また、UE_A10は、登録要求メッセージにSM(Session Management)メッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメ
ッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中
にPDUセッション確立手続き等のSMのための手続きを開始してもよい。
具体的には、UE_A10は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、NR node_A122に
送信する(S900)。NR node_A122は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信する
と、登録要求メッセージのルーティング先のNF又は共有CPファンクションとして、AMF_A240を選択する(S902)。NR node_A122は、受信したRRCメッセージの中から登録要求メッセ
ージを取り出し、選択したAMF_A240に、登録要求メッセージを送信又は転送する(S904)。ここで、NR node_A122は、RRCメッセージに含まれる情報に基づき、AMF_A240を選択して
もよい。また、登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNAS(Non-Access-Stratum)メッセージであってよい。また、RRCメッセージは、UE_A10とNR node_A122との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理され、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤであってよい。
また、UE_A10は、登録を要求するNSIが複数存在する場合は、そのNSIごとに登録要求メッセージを送信してもよく、複数の登録要求メッセージを、1以上のRRCメッセージに含めて送信してもよい。また、上記の複数の登録要求メッセージを1つの登録要求メッセージ
として、1以上のRRCメッセージに含めて送信してもよい。
ここで、UE_A10は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、第1の識別情報及
び/又は第61の識別情報及び/又は第63の識別情報及び/又は第66の識別情報を含めてもよ
い。
さらに、UE_A10は、第1の識別情報を送信することで、UE_A10が第2のDNへの接続をサポート、及び/又は許可していることを示してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッション
の確立をサポート、及び/又は許可していることを示してもよい。
尚、UE_A10は、第1の識別情報を登録要求メッセージに入れるか否かを、UE_A10の能力
情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンスに基づいて決定してもよい。
また、UE_A10は、第61の識別情報を送信することで、LADN情報の送信を要求することを示してもよいし、及び/又は、UE_A10がLADNへの接続が可能な特定の場所に入ったときに
、LADNに対するPDUセッション確立手続きを実行可能である(実行する能力がある)ことを
示してもよい。
また、UE_A10は、第63の識別情報を送信することで、DN_A5に対するルートのpreferenceを送信させるか否かを示してもよい。
また、UE_A10は、第66の識別情報を送信することで、LADN情報の送信を要求することを示してもよいし、及び/又は、UE_A10がLADNへの接続が可能な特定の場所に入ったときに
、ネットワーク主導によるLADNに対するPDUセッション確立手続きに対応する能力をUE_A10が有することを示してもよい。
また、UE_A10は、これらの識別情報を、登録要求メッセージとは異なる制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)に含めて送信してもよい。
AMF_A240は、登録要求メッセージ及び/又は登録要求メッセージとは異なる制御メッセ
ージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、ネットワークがUE_A10の要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMF_A240は、第1の条件判別が真の場
合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件判別が偽の場合、本手続き中の(B)の
手続きを開始する。
以下、本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。AMF_A240は、第4の条件判別
を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別は、AMF_A240がSMF_A230との間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。AMF_A240は、第4の条件判別が真の場合には、SMF_A230の選択、及び選択したSMF_A230との間でSM
メッセージの送受信を実行し、第4の条件判別が偽の場合には、それらを省略する(S906)
。さらに、AMF_A240は、UE_A10からの登録要求メッセージの受信、及び/又はSMF_A230と
の間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、NR node_A122介して、UE_A10に登録受諾(Registration Accept)メッセージを送信する(S908)。
尚、AMF_A240は、SMF_A230から拒絶を示すSMメッセージを受信した場合は、本手続き中の(A)の手続きを中止し、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。ここで、登録受諾メッセージは、N2インターフェースの制御メッセージ及びRRCメッセージに含まれて送受
信されてもよい。さらに、登録受諾メッセージはN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、登録受諾メッセージは、登録要求メッセージに対する
応答メッセージであってよい。
さらに、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、登録受諾メッセージに、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を
含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともに、PDUセッション確立受諾メッセー
ジ等のSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信してもよい。ま
た、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMF_A240は、このような送信方法を行うことにより、SMのための手続きが受諾されたことを示してもよい。
また、AMF_A240は、登録受諾メッセージに、第11から14の識別情報、及び/又は第62の
識別情報、及び/又は第65の識別情報、及び/又は第67の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が受諾されたことを示してもよい。
尚、AMF_A240は、第11から14の識別情報、及び/又は及び/又は第62の識別情報、第65の識別情報、及び/又は第67の識別情報を登録受諾メッセージに入れるか否かを、受信した
識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又
はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報(user subscription)等に基づいて決定してもよい。例えば、第62の識別情報及び/又は第65の識別情報は、第61の識別情報をUE_A10から受信した場合に、UE_A10に対して送信される情報であってよい。また、第67の
識別情報は、第66の識別情報をUE_A10から受信した場合に、UE_A10に対して送信される情報であってよい。
UE_A10は、NR node_A122介して、登録受諾メッセージを受信する(S908)。UE_A10は、登録受諾メッセージを受信することで、登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識する。
例えば、UE_A10は、登録受諾メッセージに第62の識別情報が含まれていることにより、LADN情報の内容を認識するとともに、特定の場所に移動したときに、LADNへのPDUセッシ
ョン確立手続きを実行可能であることを認識してもよい。また、UE_A10は、登録受諾メッセージに第62の識別情報が含まれていないことで、特定の場所に移動したときに、LADNへのPDUセッション確立手続きを実行不可能であることを認識してもよい。
また、例えば、UE_A10は、登録受諾メッセージに第65の識別情報が含まれていることに
より、ネットワーク側がLADN情報の送信要求を許可したこと、及び/又はUEがLADNへの接
続が可能な特定の場所に入ったときに、LADNに対するPDUセッション確立手続きをUE主導
で実行する能力をネットワーク側が有することを認識してもよい。また、UE_A10は、登録受諾メッセージに第65の識別情報が含まれていないことにより、ネットワーク側がLADN情報の送信要求を許可しなかったこと、及び/又はUEがLADNへの接続が可能な特定の場所に
入ったときに、LADNに対するPDUセッション確立手続きをUE主導で実行する能力をネット
ワーク側が有していないことを認識してもよい。
また、例えば、UE_A10は、登録受諾メッセージに第67の識別情報が含まれていることにより、ネットワーク側がLADN情報の送信要求を許可したこと、及び/又はUEがLADNへの接
続が可能な特定の場所に入ったときに、LADNに対するPDUセッション確立手続きをネット
ワーク主導で実行する能力をネットワーク側が有することを認識してもよい。また、UE_A10は、登録受諾メッセージに第67の識別情報が含まれていないことにより、ネットワーク側がLADN情報の送信要求を許可しなかったこと、及び/又はUEがLADNへの接続が可能な特
定の場所に入ったときに、LADNに対するPDUセッション確立手続きをネットワーク主導で
実行する能力をネットワーク側が有していないことを認識してもよい。
UE_A10は、さらに、登録完了(Registration Complete)メッセージを、AMF_A240に送信
してもよい(S910)。尚、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージ
を受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメ
ッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きを完了することを示してもよい。ここで、登録完了メッセージはN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、登録完了メッセージは、登録受諾メッセ
ージに対する応答メッセージであってよい。さらに、登録完了メッセージは、RRCメッセ
ージ及びN2インターフェースの制御メッセージに含まれて送受信されてもよい。
AMF_A240は、登録完了メッセージを受信する(S910)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。AMF_A240は、NR node_A122
を介して、UE_A10に登録拒絶(Registration Reject)メッセージを送信することにより(S912)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。さらに、UE_A10は、登録拒絶メッセージを受信することにより、あるいは、登録受諾メッセージを受信しないことにより、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識する。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UE_A10は、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい
さらに、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージ
であってよい。また、登録拒絶メッセージは、登録要求メッセージに対する応答メッセージであればよい。また、AMF_A240が送信する登録拒絶メッセージは、UE_A10の要求を拒絶するメッセージであれば、これに限らない。さらに、登録拒絶メッセージは、N2インターフェースの制御メッセージ及びRRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。
また、AMF_A240は、登録拒絶メッセージに、第21から22の識別情報のうち1以上の識別
情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が拒絶されたことを示してもよい。
UE_A10は、登録拒絶メッセージを受信することで、登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識する。特に、UE_A10は、登録拒絶メッセージを受信することで、特定の場所に移動したときに、LADNへのPDUセッション確立手続きを実行不可能であるこ
とを認識してもよい。
尚、AMF_A240は、第21から22の識別情報のうち、どの識別情報を登録拒絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続き(登録手続き)を完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、UE_A10がネッ
トワークに登録された状態(RM_REGISTERED state)に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、UE_A10がネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基
づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、第2のDNへの接続が許可されていること、及び/又はサポートされていることを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するためにPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
また、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、一部の
機能が制限されていることを認識してもよい。例えば、第12の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッショ
ンを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、現
在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要
求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が一時的に禁止されてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDU
セッション確立要求メッセージの送信が一時的に禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、第13
の識別情報で示された値を第1のタイマーの値として設定してもよいし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。さらに、UE_A10は、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッショ
ンの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を含む登録受諾メッセ
ージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセ
ッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を含まない登録受諾メッセージを受信
した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確
立手続きを開始してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDU
セッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、UE_A10は、第14の識別情報を受信した場合、本手続きの完了後に、第14の識別情報が示すDNNを用いて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、本手続きの完了後に、第14の識別情報が示すDNNを含むPDUセッション確立要求メッセージを、AMF_A240を介してSMF_A230に送信してもよい。
また、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、UE_A10
の要求が拒絶されたことを認識してもよいし、要求が拒絶された理由をさらに認識してもよい。
例えば、第21の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNへの接続をネットワーク
がサポートしないことを認識してもよいし、第2のDNへの接続がネットワークによって許
可されていないことを認識してもよい。言い換えると、第21の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確
立手続きの開始が禁止されてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第21の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するために実行する新たな登録手続きの開始が禁止されてもよいし、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続する要求を示す登録要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、第22
の識別情報で示された値を第2のタイマーの値として設定してもよいし、第2のタイマーの実行を開始してもよい。さらに、UE_A10は、第2のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するために実行する新たな登録手続きの開始が禁止されてもよいし、第2のタイマ
ーが満了するまでの間、第2のDNに接続する要求を示す登録要求メッセージの送信が禁止
されてもよい。
さらに、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含む登録拒絶メッセ
ージを受信した場合、第2のDNに接続するために実行する新たな登録手続きを開始しなく
てもよいし、第2のDNに接続する要求を示す新たな登録要求メッセージを送信しなくても
よい。言い換えると、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含まない
登録受諾メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するために実行する新たな登録手続
きを開始してもよいし、第2のDNに接続する要求を示す新たな登録要求メッセージを送信
してもよい。
さらに、UE_A10は、第11から14の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中に、登録受諾メッセージと共に受信した各識別情報が
示す情報を記憶してもよい。さらに、UE_A10は、第21から22の識別情報のうち1以上の識
別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中の情報を更新又は削除してもよいし、登録拒絶メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報を、UE_A10が保持しているコンテキスト中にさらに記憶してしてもよい。
また、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、UE_A10
の要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、UE_A10は、UE_A10の要求が拒絶され
た理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_A90や別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
また、第1の条件判別は、登録要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件判別は、UE_A10の登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機
能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。尚、第1
の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第4の条件判別は、AMF_A240がSMを受信したか否かに基づいて実行されてよく、
登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて実行されてもよい。例えば、第4の条件判別は、AMF_A240がSMを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合は真であってよく、AMF_A240がSMを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合は偽であってよ
い。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
[1.3.2.PDUセッション確立手続きの概要]
次に、DN_A5に対するPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続き(第1のPDUセッション確立手続きとも称する)の概要について説明する。以下、PDUセッション確立手続きは、本手続きとも称する。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為
の手続きである。尚、各装置は、本手続きを、登録手続きを完了した状態で実行してもよいし、登録手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、登録手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行することで、複数のPDUセッションを確立しても
よい。
[1.3.2.1. PDUセッション確立手続き例]
図10を用いて、PDUセッション確立手続き(第1のPDUセッション確立手続き)を実行する
手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122とAMF_A240とを介して、SMF_A230にPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージを送信することにより(S1000) (S1002) (S1004)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いて、NR node_A122を介して、AMF_A240に、PDUセッション確立要求メッセージを送信する(S1000)。AMF_A240は、PDUセッショ
ン確立要求メッセージを受信すると、PDUセッション確立要求メッセージのルーティング
先のNFとしてSMF_A230を選択し(S1002)、N11インターフェースを用いて、選択したSMF_A230に、PDUセッション確立要求メッセージを送信又は転送する(S1004)。ここで、AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づき、ルーティング先のSMF_A230を選択してもよい。より詳細には、AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はAMF_A240が既に保持しているコンテキストに基づいて、ルーティング先のSMF_A230を選択して
もよい。
尚、PDUセッション確立要求メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセ
ッション確立要求メッセージは、PDUセッションの確立を要求するメッセージであればよ
く、これに限らない。
ここで、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、第31から35の識別情報、及
び/又は第63の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求を示してもよい。
さらに、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち1以上の識別情報を送信することで、
第2のDNに接続するPDUセッションの確立を要求してもよい。より詳細には、UE_A10は、第32の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第32の識別情報とを対応づけ送信
することで、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先を、第32の識別情報で示されるDNにすることをさらに要求
してもよい。
さらに、UE_A10は、第33の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第33の識
別情報とを対応づけ送信することで、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDによっ
て識別されるPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先を第2のDNにすることを要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第34の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第34の識
別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションのPDUセッションタイプを、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることをさらに要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第34の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第34の識
別情報とを対応づけ送信することで、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスを、第34の識別情報で示されるタイプのアドレスにすることをさらに要求してもよいし、第34の識別情報で示されるアドレスにすることをさらに要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第35の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第35の識
別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTを、第35の識別情報で示されるTFTにすることをさらに要求してもよい。
尚、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立要求
メッセージに入れるかを、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンスに基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッシ
ョン確立要求メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
また、UE_A10は、第63の識別情報を送信することで、DN_A5に対するルートのpreferenceを送信させるか否かを示してもよい。
SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、SMF_A230が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判断する為のものであ
る。第1の条件判別において、SMF_A230は第1の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMF_A230は、第1の条件判別が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の
条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件判別が偽の場合のステップは後述する。
以下、第1の条件判別が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMF_A230は、PDUセッションの確立先のUPF_A235を選択し、選択したUPF_A235にセッション確立要求(Session Establishment request)メッセージを送信し(S1006)、本手続き中の(A)の手続きを開始する。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各
識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレ
ータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はSMF_A230が既に保持しているコンテキストに基づいて、1以上のUPF_A235を選択してもよい。尚、複数のUPF_A235が選択
された場合、SMF_A230は、各々のUPF_A235に対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPF_A235は、セッション確立要求メッセージを受信し、PDUセッションのためのコンテ
キストを作成する。さらに、UPF_A235は、セッション確立要求メッセージを受信、及び/
又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、SMF_A230にセッション確立
応答(Session Establishment response)メッセージを送信する(S1008)。さらに、SMF_A230は、セッション確立応答メッセージを受信する。尚、セッション確立要求メッセージ及
びセッション確立応答メッセージは、N4インターフェース上で送受信される制御メッセージであってもよい。さらに、セッション確立応答メッセージは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
さらに、SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF_A235の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UE_A10に割り当てる
アドレスのアドレス割り当てを行ってよい。さらに、SMF_A230は、UE_A10に割り当てたアドレスと第2のDNへの通信に用いるアドレスであることを示す情報とを対応づけてもよい
。尚、SMF_A230は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てをPDUセッション確
立手続き中で行ってもよいし、PDUセッション確立手続きの完了後に行ってもよい。
具体的には、SMF_A230は、DHCPv4を用いずにIPv4アドレスを割り当てる場合、PDUセッ
ション確立手続き中に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。さらに、SMF_A230は、DHCPv4又はDHCPv6又はSLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)用いてIPv4アドレス、及び/又はIPv6アドレス、及び/又はIPv6プレフィックスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き後に、アドレス割り当てを行
ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。尚、SMF_A230が実施するアドレス割り当てはこれらに限らない。
さらに、SMF_A230は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、割り当てたアドレスを第44の識別情報に含めてUE_A10に送信してもよいし、第44の識別情報に含めずに、割り当てたアドレスを示す情報と、割り当てたアドレスが第2のDNと
の間で行われるユーザデータ通信に用いることができるアドレスであるか否かを示す情報とを対応づけてUE_A10に送信してもよい。この場合、UE_A10は、SMF_A230が送信した、第44の識別情報、及び/又は割り当てたアドレスを示す情報、及び/又は割り当てたアドレスが第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信に用いることができるアドレスであるか否
かを示す情報を受信してもよい。
SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF_A235の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信する(S1010) (S1012)。
具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立受諾メッセージを送信し(S1010)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S1012)。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立受諾メッセージ
はPDN接続受諾(PDN connectivity accept)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確
立受諾メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、これに限らず
、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立受諾メッセージに、第41から45の識別情報の
うち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要
求が受諾されたことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第41から45の識別情報のうち1以上の識別情報を送信することで
、ネットワークが、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を受諾したことを示してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を許可したことを示してもよい。より詳細には、SMF_A230は、第42の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第42
の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先が、第42の識別情報で示され
るDNであることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第43の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第43の
識別情報とを対応づけ送信することで、第43の識別情報で示されるPDUセッションIDによ
って識別されるPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先が第2のDNであることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第44の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第44の
識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスが、第44の識別情報で示されるPDUセッションタイプの
アドレス、及び/又は第44の識別情報で示されるアドレスであることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第45の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第45の
識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTが、第45の識別情報で示されるTFTであることを示してもよい。
尚、SMF_A230は、第41から45の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立受
諾メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、
及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信し、さらに、AMF_A240を介してSMF_A230にPDUセッション確立完了(PDU session establishment complete)メッセージを送信する(S1014)(S1016)。さらに、SMF_A230は、PDUセッション確立完了メッセージを受信し
、第2の条件判別を実行する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立完
了メッセージを送信し(S1014)、PDUセッション確立完了メッセージを受信したAMF_A240が、N11インターフェースを用いてSMF_A230にPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S1016)。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立完了メッセージ
は、PDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージでもよいし、デフォルトEPSベ
アラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。さらに、PDUセッション確立完了メッセージは、N1インターフェース、
及びN11インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッ
ション確立完了メッセージは、PDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセー
ジであればよく、これに限らず、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセ
ージであればよい。
第2の条件判別は、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する
為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMF_A230はUPF_A235にセッション変更要求メ
ッセージ(Session Modification request)を送信し(S1018)、さらに、セッション変更要
求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾(Session Modification response)メッセージを受信する(S1020)。また、第2の条件判別が偽の場合、SMF_A230はUPF_A235にセッション確立要求メッセージを送信し(S1018)、さらに、セッション確立要求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾メッセージを受信する(S1020)。
尚、UE_A10は、AMF_A240からPDUセッション確立受諾メッセージを受信した後、コアネ
ットワークに対して、IPv6アドレスの設定をする為、及び/又はIPv6プレフィックスを得
る為、及び/又はRA(Router Advertisement)(以下、第1のRAとも称する)をもらう為に、RS(Router Solicitation)(以下、第1のRSとも称する)を送信してもよい。ここで、UE_A10から送信された第1のRSは、UPF_A235を介して、SMF_A230に送信されてもよい。例えば、UPF_A235は、UE_A10から送信された第1のRSを受信すると、そのUPFに接続された複数のSMFの中から、そのPDUセッションに関連するSMF_A230を選択し、選択されたSMF_A230に対して
、第1のRSを送信してもよい。このUPFにおけるSMF選択は、UE又はいずれかのNF(SMF_A230を含む)から送信されたPDU session IDを使用して実行されてもよい。
そして、第1のRSを受信したSMF_A230は、UE_A10のPDU TypeがIPv6である場合、第1のRAを生成し、N4インターフェースとUPF_A235を介して、UE_A10に対して、第1のRAを送信す
る。このとき、SMF_A230は、第1のRAに、IPv6プレフィックス及び/又は第64の識別情報を含めて送信してもよい。また、第64の識別情報は、第63の識別情報を受信した場合にのみ、送信される情報であってよい。
尚、第1のRAを生成するのは、SMF_A230ではなく、UPF_A235によって生成されてもよい
。この場合、UE_A10から送信された第1のRSは、UPF_A235を介して、SMF_A230に送信され
ないため、UPFにおけるSMF選択は実行されない。具体的には、UE_A10から第1のRSを受信
したUPF_A235は、UE_A10のPDU TypeがIPv6である場合、第1のRAを生成し、N3インターフ
ェースを介して、UE_A10に対して、第1のRAを送信する。
また、第1のRSと第1のRAは、PDUセッションが確立されている間は、定期的にやり取り
してもよい。
UE_A10は、上記のいずれかの手法によって、第1のRAを受信することで、IPv6アドレス
の設定を行うことにより、DN_A5に対するデフォルトルータとしてUPF_A235を選択するこ
とができ、さらに、DN_A5に対するルートのpreferenceを認識することができる。
各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信、及び/又はRAの送受信に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
本手続中の(A)の手続きが完了したとき、UE_A10は、DN_A5に対するPDUセッションが確
立している状態、すなわち、第1の状態にいる。このPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_A235を介して確立されていることを想定しているが、それに限られない。すなわち、UPF_A235とアクセスネットワークとの間に、UPF_A235とは異なるUPF(UPF_C239)が
存在してもよい。このとき、このPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_A235を介して確立されることになる。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMF_A230は、AMF_A240を介
してUE_A10にPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを
送信し(S1022) (S1024)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信し(S1022)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S1024)。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立拒絶メッセージ
はPDN接続拒絶(PDN connectivity reject)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確
立拒絶メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、これに限らず
、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、第51から56の識別情報の
うち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要
求が拒絶されたことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第51から56の識別情報のうち1以上の識別情報を送信することで
、ネットワークが、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を拒絶したことを示してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を許可しなかったことを示してもよい。さらに、SMF_A230は、第51から56の識別情報のうち1以上の識別情報を送信すること
で、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されかなったことを示してもよい。
例えば、SMF_A230は、第51の識別情報を送信することで、第2のDNへの接続が一時的に
禁止されていることを示してもよいし、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにお
いて、第2のDNへの接続が禁止されていることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第52の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第32の識別情報で示されたDNNが不適切であることを示してよいし
、第32の識別情報で示されるDNNが、第2のDNを示すDNNではないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第53の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第33の識別情報で示されたPDUセッションIDが不適切であることを
示してよいし、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDによって識別されるPDUセッシ
ョンを第2のDNに対して確立することができないことを示してもよいし、第33の識別情報
で示されるPDUセッションIDを第2のDNに接続するPDUセッションに用いることができない
ことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第54の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第34の識別情報で示されたPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスが不適切であることを示してよいし、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプ
のアドレス、及び/又は第34の識別情報で示されるアドレスを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信に用いることができないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第55の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第35の識別情報で示されたTFTが不適切であることを示してよいし
、第35の識別情報で示されるTFTを、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信に用いることができないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を送信することで、
一定期間、UE_A10のPDUセッション確立要求メッセージの再送が禁止されていることを示
してもよいし、PDUセッション確立要求メッセージの再送が禁止されている期間を示して
よい。さらに、SMF_A230は、第56の識別情報を送信することで、第1のタイマーを開始す
ることを示してもよいし、第56の識別情報で示す値を第1のタイマーの値として設定する
ことを示してもよい。
尚、SMF_A230は、第51から56の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立拒
絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、
及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶
されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよ
い。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1以上の識
別情報を受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されたことを認識してもよいし、確立されたPDUセッションを用いた、第2のDNに対するユーザデータ通信が実行可能であることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第42の識別情報の受信に基づいて、第42の識別情報で識別されるDNが第2のDNであることを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第43の識別情報の受信に基づいて、第43の識別情報で識別さ
れるPDUセッションが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なPDUセッシ
ョンであることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第44の識別情報の受信に基づいて、第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第44の識別情報で
識別されるアドレスが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なアドレス
であることを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第45の識
別情報の受信に基づいて、第45の識別情報で識別されるTFTが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なTFTであることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に、第43の識別情報で
識別されるPDUセッションを用いてもよいし、第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレスを用いてもよいし、第44の識別情報で識別されるアドレスを用いてもよいし、第45の識別情報で識別されるTFTを用いてもよい。
言い換えると、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場
合、本手続き完了後に、第42の識別情報で識別されるDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第43の識別情報で識別されるPDUセッションを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアド
レス、及び/又は第44の識別情報で識別されるアドレスを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第45の識別情報で識別されるTFTを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよい。
また、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよいし、要求が拒絶された理由をさらに認識して
もよい。さらに、UE_A10は、要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルやTAに対して登録手続きを実施してもよい。
例えば、第51の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されないことを認識してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が許可されていないことを認識してもよい。
さらに、第51の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを認識しても
よい。さらに、第51の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/
又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDU
セッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、現在接続しているセル及び/又はTA
において、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッションの確立要
求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第51の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、現在
接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求
を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、
第51の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は
、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立
するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、現在接続して
いるセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新
たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第52の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報で示されるDNNを
用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第52の識
別情報を受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を用いた新
たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよ
い。
さらに、第52の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続
きを開始しなくてもよいし、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第52の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報と
同じDNNを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第53の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報で示されるPDUセ
ッションIDを用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さら
に、第53の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報と同じPDUセッションID
を示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、
第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第53の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を用いた新たなPDUセッシ
ョン確立手続きを開始しなくてもよいし、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す
識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換
えると、第53の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を用いた新たなPDUセッ
ション確立手続きを開始してもよいし、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識
別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第54の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報で示されるPDUセ
ッションタイプ、及び/又はアドレスを用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第54の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を用いた新たなPDUセッ
ション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第34の識別情報と同じPDUセッションタ
イプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第54の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報
を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第34の識別情報と同
じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を含む新たなPDUセッション
確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第54の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第55の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報で示されるTFTを
用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第55の識
別情報を受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を用いた新
たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよ
い。
さらに、第55の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続
きを開始しなくてもよいし、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第55の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報と
同じTFTを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを認識してもよい。さ
らに、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きの開始が一時的に禁止されてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッションの確立要求メッセージの送信が一時的に禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第56の識別情報を受信した場合、第56の識別情報で示された値を第1のタイマーの値として設定してもよいし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。さらに、UE_A10は、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションを
確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、
第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示
すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1以上の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1以上の識別情報を含ま
ないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッショ
ンを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中に、PDUセッション確立受諾メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報を記憶してもよい。さらに、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中の情報を更新
又は削除してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージと共に受信した各識別情報が
示す情報を、UE_A10が保持しているコンテキスト中にさらに記憶してしてもよい。
さらに、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信、及び/又はPDUセッショ
ン確立受諾メッセージに含まる各識別情報の受信に基づいて、第1の状態へ遷移してもよ
いし、PDUセッションが確立された状態へ遷移してもよいし、正常状態へ遷移してもよい
。尚、正常状態とは、本手続きが正常に完了した際に遷移する状態であってよい。さらに、正常状態は、UE_A10が要求したPDUセッションが確立された状態であってもよい。尚、
本手続きの完了に基づいて、遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージの受信、及び/又はPDUセッショ
ン確立拒絶メッセージに含まる各識別情報の受信に基づいて、PDUセッションが確立され
ていない状態へ遷移してもよいし、異常状態へ遷移してもよい。尚、異常状態とは、本手続きが正常には完了しなかった際に遷移する状態であってよい。さらに、異常状態は、UE_A10が要求したPDUセッションが確立されていない状態であってもよい。尚、本手続きの
完了に基づいて、遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、AMF_A240、及び/又はSMF_A230は、PDUセッション確立受諾メッセージの送信、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージに含まる各識別情報の送信に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態を、第1の状態へ遷移させてもよいし、PDUセッションが確立された状態へ遷移させてもよいし、正常状態へ遷移させてもよい。尚、本手続きの完了に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態が遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、AMF_A240、及び/又はSMF_A230は、PDUセッション確立拒絶メッセージの送信、及び/又はPDUセッション確立拒絶メッセージに含まる各識別情報の送信に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態を、PDUセッションが確立されていない状態へ遷移させてもよい
し、異常状態へ遷移させてもよい。尚、本手続きの完了に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態が遷移する状態はこれらに限らない。
また、第1の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の
条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽で
よい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて実行されてもよい。例えば、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが、確立されている場合は真であってよく、確立されていない場合は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件
は前述した条件に限らなくてもよい。
[1.4.UEのモビリティに伴う手続きの説明]
次に、前述の登録手続きにおいて第62の識別情報を受信したUE_A10であって、第62の識別情報によって、あるLADNへの接続性が認められているものが、そのLADNへの接続が認められている特定の場所に移動した場合に、DN_B105に対するPDUセッションの確立する為の手続きとしては、次の4つがある。1つは、UE_A10がその特定の場所にいることを、UE_A10が検出し、DN_B105に対するPDUセッションの確立するために、PDUセッション確立手続き
である(以下、第2のPDUセッション確立手続きとも称する)。別の1つは、UE_A10がその特
定の場所にいることを、ネットワーク(例えばAMF_A240)が検出し、DN_B105に対するPDUセッションの確立するために、PDUセッション確立手続きをUE_A10に実行させるものである(以下、第3のPDUセッション確立手続きとも称する)。さらに別の1つは、UE_A10がその特定の場所にいることを、ネットワーク(例えばAMF_A240)が検出し、DN_B105に対するPDUセッションの確立するために、登録手続き及びPDUセッション確立手続きをUE_A10に実行させ
るものである(以下、第4のPDUセッション確立手続きとも称する)。そして最後の1つは、UE_A10がその特定の場所にいることを、ネットワーク(例えばAMF_A240)が検出し、DN_B105に対するPDUセッションの確立するために、ネットワーク主導でPDUセッション確立手続きを実行するものである(以下、第5のPDUセッション確立手続きとも称する)。
[1.4.1.第2のPDUセッション確立手続きの説明]
まず、第2のPDUセッション確立手続きについて、説明する。第2のPDUセッション確立手
続きは、PDUセッションを確立する対象であるDNと、信号をやり取りする対象(すなわちSMFとUPF)が異なる点を除き、基本的には、第1のPDUセッション確立手続きと同一の処理
フローであってよい。すなわち、第2のPDUセッション確立手続きは、第1のPDUセッション確立手続きにおいて、DN_A5をDN_B105とし、SMF_A230をSMF_B232とし、UPF_A235をUPF_B237としたものであるため、その詳細な説明を省略する。また、第2のPDUセッション確立手続きにおいて各装置及び/又はNF間でやりとりされる各メッセージ及びその内容は、第1のPDUセッション確立手続きにおいて各装置及び/又はNF間でやりとりされる各メッセージ及びその内容と同一であってよい。
以上の処理フローを実行することにより、第2のPDUセッション確立手続きは完了する。そして、第2のPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、すなわち、図10の(A)の手続
きが実行された場合、UE_A10は、第2の状態に遷移することができる。
[1.4.2.第3のPDUセッション確立手続きの説明]
次に、第3のPDUセッション確立手続きについて、図11を用いて説明する。
第3のPDUセッション確立手続きは、UE_A10がその特定の場所に移動した後、その特定の場所において前述の登録手続きを行うことを通じて、ネットワーク(例えばAMF_A240)側が、UE_A10の場所(UE_A10がその特定の場所に移動してきたこと)を検出することによって、開始されてもよい。
次に、AMF_A240は、UE_A10の位置を検出すると、UDM、NEF、AF等と制御メッセージを交換する(S1100)。AFは、DN_B105に存在するものであってよい。より詳細には、AMF_A240は、AFに対して、UE_A10がその特定の場所にいることを通知してよい。そして、AFは、NEF
を介して、AMF_A240に対して、デバイストリガ要求(Device Trigger Request)メッセージを送信してもよい。尚、AMF_A240によるUDM、NEF、AF等との制御メッセージの交換は、UE_A10の位置を検出した後に行われるものであってもよい。
そして、AMF_A240は、UE_A10に対して、NASメッセージとして、デバイストリガ要求(Device Trigger Request)メッセージを送信する(S1102)。このとき、UE_A10が接続していない場合には、AMF_A240はUE_A10に対してページング(Paging)を行ってもよい。
次に、UE_A10は、AMF_A240から、デバイストリガ要求メッセージを受信した場合、PDU
セッションの確立を要求されていることを、自身のアプリケーションに対して通知する。
そして、UE_A10は、AMF_A240に対して、デバイストリガ応答(Device Triggering Response)メッセージを送信してもよい。また、この送信によって、UE_A10は、デバイストリガ要求メッセージを受信したことを通知してもよい(S1104)。AMF_A240は、UE_A10からデバ
イストリガ応答メッセージを受信した場合は、自身が要求したデバイストリガ要求メッセージの内容について、UE_A10が受諾したこと、及び/又はUE_A10が設定したことを認識し
てもよい。そして、AMF_A240は、UDM、NEF、AF等と制御メッセージを交換する(S1106)。
より詳細には、AMF_A240は、NEFを介して、AFに対して、デバイストリガ応答メッセージ
を送信することにより、UE_A10に対してPDUセッションの確立を要求したことを通知して
もよい。AFは、AMF_A240からデバイストリガ応答メッセージを受信することにより、それを認識してもよい。
次に、UE_A10は、AMF_A240からデバイストリガ要求メッセージの受信、及び/又は、AMF_A240に対してデバイストリガ応答メッセージの送信に基づいて、上述の第2のPDUセッシ
ョン確立手続きと同一の処理フローを実行することができる。その場合、すなわち、図10の(A)の手続きが実行された場合、UE_A10は、DN_B105との間でPDUセッションを確立する
ことができる。
以上の処理フローを実行することにより、第3のPDUセッション確立手続きは完了する。そして、第3のPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、UE_A10は、第2の状態に遷移
することができる。
[1.4.3.第4のPDUセッション確立手続きの説明]
次に、第4のPDUセッション確立手続きについて、説明する。第4のPDUセッション確立手続きは、ネットワーク(例えばAMF_A240)側が、UE_A10の場所(UE_A10がその特定の場所に
移動してきたこと)を検出することによって、開始されてもよい。
第4のPDUセッション確立手続きは、AMF_A240が、UE_A10に対して、前述の登録手続きの実行を要求することを示す制御メッセージを送信することによって開始される。
UE_A10は、この制御メッセージで要求された登録手続きの実行について了承する場合は、AMF_A240に対して、その旨を示すために、ACK(Acknowledgement)を送信してもよい。そして、UE_A10は、登録手続きの実行することができる。ここで実行される登録手続きは、SMF_A230をSMF_B232に読み替えれば、前述の登録手続きと基本的に同一のフローであるため、その詳細な説明は省略する。ただし、AMF_A240は、登録受諾(Registration Accept)
メッセージの中に、第2のPDUセッション確立手続きを実行することを許可することを示す情報を含めて送信してもよい。そして、この情報を含む登録受諾メッセージを受信したUE_A10は、上述の第2のPDUセッション確立手続きを実行することができる。上述の第2のPDUセッション確立手続きを実行した場合、UE_A10は、DN_B105との間でPDUセッションを確立することができる。
一方、UE_A10は、この制御メッセージで要求された登録手続きの実行について了承しない場合、AMF_A240に対して、その旨を示すために、NACK(Negative Acknowledgement)を送信してもよい。この場合、UE_A10は、前述の登録手続きを実行しない。
以上の処理フローを実行することにより、第4のPDUセッション確立手続きは完了する。第4のPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、すなわち、図10の(A)の手続きが実行
された場合、UE_A10は、DN_B105との間にPDUセッションを確立することができる。
[1.4.4.第5のPDUセッション確立手続きの説明]
次に、第5のPDUセッション確立手続きについて、説明する。第5のPDUセッション確立手続きは、ネットワーク主導で実行されるPDUセッション確立手続きの一形態である。
第5のPDUセッション確立手続きは、第2のPDUセッション確立手続きにおいて、SMF選択(S1002)から開始される処理フローである。すなわち、図10で示される処理フローのうち、UE_A10からのPDUセッション確立要求メッセージの送信(S1000)が存在しないものであってよい。また、このSMF選択(S1002)は、(例えばAMF_A240)側が、UE_A10の場所(UE_A10がそ
の特定の場所に移動してきたこと)を検出することによって、開始されてもよい。以上の
違いを除いて、第5のPDUセッション確立手続きは、第2のPDUセッション確立手続きと同一であるため、その詳細な説明は省略する。
以上の処理フローを実行することにより、第5のPDUセッション確立手続きは完了する。第5のPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、すなわち、図10の(A)の手続きが実行
された場合、UE_A10は、DN_B105との間にPDUセッションを確立することができる。
[1.4.5.その他]
尚、第2から第5のPDUセッション確立手続きにおいて、UE_A10は、AMF_A240からPDUセッション確立受諾メッセージを受信した後、コアネットワークに対して、IPv6アドレスの設定をする為、及び/又はIPv6プレフィックスを得る為、及び/又はRA(以下、第2のRAとも称する)をもらう為に、RS(以下、第2のRSとも称する)を送信してもよい。ここで、UE_A10から送信された第2のRSは、UPF_B237を介して、SMF_B232に送信されてもよい。例えば、UPF_B237は、UE_A10から送信された第2のRSを受信すると、そのUPFに接続された複数のSMFの中から、そのPDUセッションに関連するSMF_B232を選択し、選択されたSMF_B232に対して
、第2のRSを送信してもよい。このUPFにおけるSMF選択は、UE又はいずれかのNF(SMF_B232を含む)から送信されたPDU session IDを使用して実行されてもよい。
そして、第2のRSを受信したSMF_B232は、UE_A10のPDU TypeがIPv6である場合、第2のRAを生成し、N4インターフェースとUPF_B237を介して、UE_A10に対して、第2のRAを送信す
る。このとき、SMF_B232は、第2のRAに、IPv6プレフィックス及び/又は第64の識別情報を含めて送信してもよい。また、第64の識別情報は、第63の識別情報を受信した場合にのみ、送信される情報であってよい。
尚、第2のRAはSMF_B232によって生成されることを記載したが、UPF_B237によって生成
されてもよい。この場合、UE_A10から送信された第2のRSは、UPF_B237を介して、SMF_B232に送信されないため、UPFにおけるSMF選択は実行されない。具体的には、UE_A10から第2のRSを受信したUPF_B237は、UE_A10のPDU TypeがIPv6である場合、第2のRAを生成し、N3
インターフェースを介して、UE_A10に対して、第2のRAを送信する。
また、第2のRSと第2のRAは、PDUセッションが確立されている間は、定期的にやり取り
してもよい。
UE_A10は、上記のいずれかの手法によって、第2のRAを受信することで、IPv6アドレス
の設定を行うことにより、DN_B105に対するデフォルトルータとしてUPF_B237を選択する
ことができ、さらに、DN_B105に対するルートのpreferenceを認識することができる。
また、SMF_B232とSMF_A230が同一である場合(ここではSMF_B232として表現する)、SMF_B232は、第2のRAだけでなく、第1のRAも生成し、送信することができる。すなわち、SMF_B232は、UE_A10から送信された第2のRSを受信すると、上述の第1のRA及び上述の第2のRA
を含む第3のRAを、UPF_A235又はUPF_B237を介して、UE_A10に対して送信してもよい。第1のRA及び第2のRAは別々のRAであるが、このように第3のRAの中に含めて送信することにより、まとめて送信することにより、リソースの削減を行うことができる。
以上のように、UE_A10は、第1のPDUセッション確立手続きを通じて、DN_A5に対するル
ートのpreferenceを認識することができ、第2から第5のいずれかのPDUセッション確立手
続きを通して、DN_B105に対するルートのpreferenceを認識することができる。
そして、UE_A10は、DN_A5に対するルートのpreferenceの値と、DN_B105に対するルートのpreferenceの値とを比較する。
このとき、preferenceの値が高い方のDNに対するPDUセッションのみを維持し、preferenceの低い方のDNに対するPDUセッションを解放してもよい。すなわち、DN_A5に対するル
ートのpreferenceの値の方が高ければ、DN_A5に対するPDUセッションを維持して、DN_B105に対するPDUセッションを解放してもよい。この場合、UE_A10は、第1の状態に遷移して
もよい。また、DN_B105に対するルートのpreferenceの値の方が高ければ、DN_B105に対するPDUセッションを維持し、DN_A5に対するPDUセッションを解放してもよい。この場合、UE_A10は、第3の状態に遷移してもよい。
また、DN_A5に対するルートのpreferenceの値と、DN_B105に対するルートのpreferenceの値が同一である場合には、常に、DN_B105に対するPDUセッションを優先させてもよい。すなわち、UE_A10は、DN_B105に対するPDUセッションを維持し、DN_A5に対するPDUセッションを解放して、第3の状態に遷移してもよい。逆に、DN_A5に対するルートのpreferenceの値と、DN_B105に対するルートのpreferenceの値が同一である場合には、常に、DN_A5に対するPDUセッションを優先させてもよい。すなわち、UE_A10は、DN_A5に対するPDUセッ
ションを維持して、DN_B105に対するPDUセッションを解放して、第1の状態に遷移しても
よい。
[1.5.UE設定の更新する手続きの説明]
次に、UE設定の更新手続き(UE Configuration Update procedure)について、図12、図13、図14を用いて、説明する。UE設定の更新手続きとしては、ネットワーク側によって開
始されるUE設定の更新手続き(Network initiated UE Configuration Update procedure)
と、UE側によって開始されるUE設定の更新手続き(UE initiated UE Configuration Update procedure)がある。図12は前者の1例を示しており、図13及び図14は後者の1例を示している。
[1.5.1.ネットワークによって開始されるUE設定の更新手続き(第1のUE設定の更新手続
きの説明]
まず、ネットワーク側によって開始されるUE設定の更新手続き(第1のUE設定の更新手続きとも称する)について、図12を用いて説明する。AMF_A240は、UE_A10の設定を変更した
いときに、この手続きを開始することができる。
まず、AMF_A240は、UE_A10の設定状態を確認するとともに、UE_A10の設定を変更すべきか否かを判断する(S1200)。例えば、AMF_A240が、UE_A10に対するUE能力情報を変更した
いと考える場合や、UE_A10に対するLADNへの接続性を変更(つまり、許可または禁止)したいと考える場合等に、AMF_A240は、UE_A10の設定を変更すべきであると判断する。逆に、AMF_A240が、UE_A10に対するUE能力情報を変更する必要がないと考える場合や、UE_A10に対するLADNへの接続性を変更(つまり、許可または禁止)しないと考える場合等では、AMF_A240は、UE_A10の設定を変更すべきでないと判断し、この手続きを終了する。
また、このS1200における判断は、UE_A10の移動に伴う状態変化、ネットワーク側のポ
リシー、UE_A10の登録内容の変更等に基づいて、行われてもよい。また、UE_A10がCM-IDLE状態の場合、AMF_A240は、ネットワークトリガのサービス要求(Network triggered Service Request)手続きを開始してもよい。また、UE_A10がCM-CONNECTED状態の場合、AMF_A240は、ネットワークトリガのサービス要求手続きを開始しなくてもよい。
次に、AMF_A240は、UE_A10に対して、UE_A10のパラメータを含むUE設定更新コマンド(UE Configuration Update command)を送信する(S1202)。尚、UE_A10のパラメータは、更新したいUE_A10の設定情報であってよく、Mobility Restrictions、Temporary User ID、TAI list、UE NSSAI information、policy information等であってもよい。また、UE_A10のパラメータは、UE_A10に対するLADNへの接続性を許可することを示す情報、UE_A10に対するLADNへの接続性を禁止する(許可しない)ことを示す情報であってもよい。また、AMF_A240は、UE設定更新コマンドにおいて、または、UE設定更新コマンドとともに、このコマンドに対する応答メッセージの送信を要求してもよい。
次に、UE_A10は、AMF_A240からUE設定更新コマンドを受信すると、AMF_A240に対して、UE設定更新完了(UE Configuration Update complete)メッセージを送信してもよい(S1204)。ここで、UE_A10が、UE設定更新コマンドにおいて、UE設定更新コマンドに対する応答
メッセージ(すなわち、UE設定更新完了メッセージ)の送信を要求されていることを検出した場合にのみ、UE_A10はUE設定更新完了メッセージを送信してもよい。また、UE_A10は、UE設定更新コマンドに含まれる情報に基づいて、登録更新手続き(Registration Update procedure)をトリガしてもよい。
そして、AMF_A240は、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信した場合には、UE_A10設定の更新が完了したことを認識してもよい。
尚、AMF_A240は、S1202においてUE設定更新コマンドに対する応答メッセージの送信を
要求したにもかかわらず、所定の期間内に、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信できなかった場合は、UE_A10設定の更新が失敗したことを認識し、この手続きを終了してもよい。あるいは、AMF_A240は、この手続きを終了するのではなく、S1202におけるUE設
定更新コマンドを再送してもよい。この場合に、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信した場合は、AMF_A240は再送を行わない。逆に、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信できなかった場合は、さらに再送を所定回数繰り返してもよい。
以上により、第1のUE設定の更新手続きを完了する。
[1.5.2.UEによって開始されるUE設定の更新手続き(第2のUE設定の更新手続き)の説明]
次に、UE_A10によって開始されるUE設定の更新手続き(第2のUE設定の更新手続きとも称する)について、図13を用いて説明する。UE_A10は、自身の設定を変更したいときに、こ
の手順を開始することができる。
まず、UE_A10は、自身の設定状態を確認するとともに、自身の設定を変更すべきか否かを判断する(S1300)。例えば、UE_A10が、自身のUE能力情報を変更したいと考える場合や
、自身のLADNへの接続性を変更(つまり、許可または禁止)したいと考える場合等に、UE_A10は、自身の設定を変更すべきであると判断する。逆に、UE_A10が、自身のUE能力情報を変更する必要がないと考える場合や、自身のLADNへの接続性を変更(つまり、許可または
禁止)する必要がないと考える場合等では、UE_A10は、自身の設定を変更すべきでないと
判断し、この手続きを終了する。
また、UE_A10がCM-IDLE状態の場合、UE_A10は、UEトリガのサービス要求(UE triggered
Service Request)手続きを開始してもよい。また、UE_A10がCM-CONNECTED状態の場合、UE_A10は、UEトリガのサービス要求(UE triggered Service Request)手続きを開始しなく
てもよい。
次に、UE_A10は、AMF_A240に対して、UE設定更新要求(UE Configuration Update Request) メッセージを送信する(S1302)ことにより、コアネットワーク(AMF_A240)に対して、
自身の設定を変更するよう要求する。ここで、UE_A10は、LADN(第2のDN)に接続したい場
合は、UE設定更新要求メッセージに、LADN(第2のDN)への接続を要求することを示す情報
、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続を要求しないことを示す情報を含めることによって、その旨を通知してもよい。また、UE_A10は、通常のDN(第1のDN)に接続したい場合は
、UE設定更新要求メッセージに、LADN(第2のDN)への接続を要求しないことを示す情報、
及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続を要求することを示す情報を含めることによって、その旨を通知してもよい。
次に、AMF_A240は、UE_A10からUE設定更新要求メッセージを受信する。例えば、UE設定更新要求メッセージに、LADNへの接続を要求することを示す情報、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続を要求しないことを示す情報が含まれる場合であって、AMF_A240が、LADN(第2のDN)に接続することを許可する場合は、AMF_A240は、UE_A10に対して、LADNへの接
続性を許可することを示す情報、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続性を許可しないことを示す情報を含むUE設定更新コマンドを送信することによって、その旨を通知してもよい。また、UE設定更新要求メッセージに、LADNへの接続を要求しないことを示す情報、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続を要求することを示す情報が含まれる場合であって、AMF_A240が、通常のDN(第1のDN)に接続することを許可する場合は、AMF_A240は、UE_A10
に対して、LADNへの接続性を許可しないことを示す情報、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続性を許可することを示す情報を含むUE設定更新コマンドを送信することによって、その旨を通知してもよい(S1304)。
また、AMF_A240は、UE設定更新コマンドを送信する際に、UE_A10のパラメータを含めて送信してもよい。尚、UE_A10のパラメータは、更新したいUE_A10の設定情報であってよく、Mobility Restrictions、Temporary User ID、TAI list、UE NSSAI information、policy information等であってもよい。また、AMF_A240は、UE設定更新コマンドにおいて、または、UE設定更新コマンドとともに、このコマンドに対する応答メッセージの送信を要求してもよい。
また、AMF_A240は、UE設定更新要求メッセージを拒絶する場合は、UE_A10に対して、その旨を示す情報を含むUE設定更新失敗コマンド(UE Configuration Update Failure command)を送信してもよいが、他の制御メッセージを送信することによって、その旨を通知し
てもよい。具体的には、UE設定更新要求メッセージに、LADNへの接続を要求することを示す情報、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続を要求しないことを示す情報が含まれる場合であって、AMF_A240が、LADN(第2のDN)に接続することを許可しない場合は、AMF_A240
は、UE_A10に対して、LADNへの接続性を許可しないことを示す情報を含むUE設定更新コマンドを送信することによって、その旨を通知してもよい。また、UE設定更新要求メッセージに、LADNへの接続を要求しないことを示す情報、及び/又は通常のDN(第1のDN)への接続を要求することを示す情報が含まれる場合であって、AMF_A240が、通常のDN(第1のDN)に
接続することを許可しない場合は、AMF_A240は、UE_A10に対して、通常のDN(第1のDN)へ
の接続性を許可しないことを示す情報を含むUE設定更新コマンドを送信することによって、その旨を通知してもよい(S1304)。
次に、UE_A10は、AMF_A240からUE設定更新コマンドを受信し、自身の要求が許可されたことを検出すると、AMF_A240に対して、UE設定更新完了メッセージを送信してもよい(S1306)。ここで、UE_A10が、UE設定更新コマンドにおいて、UE設定更新コマンドに対する応
答メッセージ(すなわち、UE設定更新完了メッセージ)の送信を要求されていることを検出した場合にのみ、UE_A10はUE設定更新完了メッセージを送信してもよい。また、UE_A10は、UE設定更新コマンドに含まれる情報に基づいて、登録更新手続き(Registration Update
procedure)をトリガしてもよい。
また、UE_A10は、AMF_A240から受信したUE設定更新コマンドやUE設定更新失敗コマンドに含まれる情報に基づいて、自身の要求が許可されなかったことを検出した場合、この手続きを終了してもよい。そして、所定の期間が経過した後、この手続きを再度実行してもよい。
次に、AMF_A240は、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信した場合には、UE_A10設定の更新が完了したことを認識してもよい。
尚、AMF_A240は、S1304においてUE設定更新コマンドに対する応答メッセージの送信を
要求したにもかかわらず、所定の期間内に、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信できなかった場合は、UE_A10設定の更新が失敗したことを認識し、この手続きを終了してもよい。あるいは、AMF_A240は、この手続きを終了するのではなく、S1304におけるUE設
定更新コマンドを再送してもよい。この場合に、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信した場合は、AMF_A240は再送を行わない。逆に、UE_A10からUE設定更新完了メッセージを受信できなかった場合は、さらに再送を所定回数繰り返してもよい。
以上により、第2のUE設定の更新手続きを完了する。
[1.5.3.UEによって開始されるUE設定の更新手続き(第3のUE設定の更新手続き)の説明]
次に、UE_A10によって開始されるUE設定の更新手続き(第3のUE設定の更新手続きとも称する)について、図14を用いて説明する。UE_A10は、自身の設定を変更したいときに、こ
の手順を開始することができる。
まず、UE_A10は、自身の設定状態を確認するとともに、自身の設定を変更すべきか否かを判断する(S1400)。例えば、UE_A10が、自身のUE能力情報を変更したいと考える場合や
、自身のLADNへの接続性を変更(つまり、許可または禁止)したいと考える場合等に、UE_A10は、自身の設定を変更すべきであると判断する。逆に、UE_A10が、自身のUE能力情報を変更する必要がないと考える場合や、自身のLADNへの接続性を変更(つまり、許可または
禁止)する必要がないと考える場合等では、UE_A10は、自身の設定を変更すべきでないと
判断し、この手続きを終了する。
また、UE_A10がCM-IDLE状態の場合、UE_A10は、UEトリガのサービス要求(UE triggered
Service Request)手続きを開始してもよい。また、UE_A10がCM-CONNECTED状態の場合、UE_A10は、UEトリガのサービス要求(UE triggered Service Request)手続きを開始しなく
てもよい。
次に、UE_A10は、AMF_A240に対して、UE設定更新通知(UE Configuration Update Notification)メッセージを送信する(S1402)ことにより、コアネットワーク(AMF_A240)に対し
て、自身の設定を変更することを通知する。ここで、UE_A10は、LADN(第2のDN)に接続し
たい場合は、UE設定更新通知メッセージに、LADN(第2のDN)に接続することを示す情報、
及び/又は通常のDN(第1のDN)に接続しないことを示す情報を含めることによって、その旨を通知してもよい。また、UE_A10は、通常のDN(第1のDN)に接続したい場合は、UE設定更
新通知メッセージに、LADN(第2のDN)に接続しないことを示す情報、及び/又は通常のDN(
第1のDN)に接続することを示す情報を含めることによって、その旨を通知してもよい。
次に、AMF_A240は、UE_A10からUE設定更新通知メッセージを受信すると、その要求を許可し、UE_A10に対する設定を行う。AMF_A240は、UE_A10に対してUE設定更新設定メッセージを送信することにより、UE_A10に対して設定が完了したことを通知してもよい(S1404)
UE_A10は、AMF_A240からのUE設定更新設定メッセージを受信することにより、AMF_A240において自身の設定が完了したことを認識する。
以上により、第3のUE設定の更新手続きを完了する。
上述のいずれかのUE設定の更新手続きを通じて、UE_A10におけるLADNへの接続性に関する設定が変更される。特に、第1のUE設定の更新手続き、又は第2のUE設定の更新手続きが行われた場合は、UE_A10は、UE設定更新コマンドによって通知された内容に基づいて、LADNへの接続性に関する設定を変更することができる。また、第3のUE設定の更新手続きが
行われた場合は、UEは、UE設定更新通知メッセージで通知する内容に基づいて、LADNへの接続性に関する設定を変更することができる。そして、UE_A10は、その後に実行する登録更新手続きにおいて、登録要求メッセージを送信する際に、自身のLADNへの接続が許可さ
れているか否かに基づいて、第61の識別情報を含めるか否かを決定してもよい。すなわち、UE_A10は、LADNへの接続性が許可されている場合には、第61の識別情報を含む登録要求メッセージを送信することができるが、UE_A10は、LADNへの接続性が許可されていない場合には、第61の識別情報を含む登録要求メッセージを送信することができない(第61の識
別情報を含まない登録要求メッセージしか送信できない)。
[2.変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発
性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲート
アレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一以上の態様は当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。
尚、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例
を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
5 DN_A
10 UE_A
45 eNB_A
80 E-UTRAN_A
105 DN_B
120 5G-RAN_A
122 NR node_A
125 WLAN ANc
126 WAG_A
190 コアネットワーク_B
230 SMF_A
232 SMF_B
235 UPF_A
237 UPF_B
240 AMF_A

Claims (6)

  1. ユーザ装置であって、
    コアネットワークに対する登録手続きにおいて、AMFに対して、LADN(Local Area Data Network)情報の送信を要求することを示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、
    前記AMFからLADN情報を受信し、
    前記ユーザ装置によって開始されるPDUセッション確立手続きを実行することによって
    、前記LADNとは異なるDNとの間の第1のPDUセッションを確立し、
    前記LADNに対して接続可能なエリアに移動した場合に、ネットワークによって開始されるPDUセッション確立手続きを実行することによって、前記LADNとの間の第2のPDUセッシ
    ョンを確立する、
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記ユーザ装置は、
    前記第1のPDUセッションを確立する為のPDUセッション確立手続きにおいて、第1のRS(Router Solicitation)を送信し、
    前記RSを受信した装置から、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報を含む第1のRA(Router Advertisement)を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記ユーザ装置は、
    前記第2のPDUセッションを確立する為のPDUセッション確立手続きにおいて、第2のRS(Router Solicitation)を送信し、
    前記RSを受信した装置から、前記LADNに対するpreferenceを示す情報を含む第2のRA(Router Advertisement)を受信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 前記ユーザ装置は、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値を比較し、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値が、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値よりも高い場合は、前記LADNに対するPDUセッションを維持して、前
    記LADNとは異なるDNに対するPDUセッションを解放し、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値が、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値よりも低い場合は、前記LADNとは異なるDNに対するPDUセッションを
    維持して、前記LADNに対するPDUセッションを解放する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ装置。
  5. 前記ユーザ装置は、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値を比較し、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値とが同一である場合は、常に、LADNに対するPDUセッションを維持し
    て、前記LADNとは異なるDNに対するPDUセッションを解放する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ装置。
  6. 前記ユーザ装置は、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するpreferenceを示す情報の値を比較し、
    前記LADNに対するpreferenceを示す情報の値と、前記LADNとは異なるDNに対するprefer
    enceを示す情報の値とが同一である場合は、常に、前記LADNとは異なるDNに対するPDUセ
    ッションを維持して、LADNに対するPDUセッションを解放する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ装置。
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