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JP2020107291A - 車載装置、データ収集システムおよび車載装置の制御方法 - Google Patents

車載装置、データ収集システムおよび車載装置の制御方法 Download PDF

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JP2020107291A
JP2020107291A JP2018248546A JP2018248546A JP2020107291A JP 2020107291 A JP2020107291 A JP 2020107291A JP 2018248546 A JP2018248546 A JP 2018248546A JP 2018248546 A JP2018248546 A JP 2018248546A JP 2020107291 A JP2020107291 A JP 2020107291A
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Masashi Tsuyunashi
真史 露梨
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Abstract

【課題】データとしての有用性を確保しつつ、映像データの圧縮率を向上させることができる車載装置、データ収集システムおよび車載装置の制御方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る車載装置は、取得部と、検出部と、生成部とを備える。取得部は、車両で撮像された映像データを取得する。検出部は、映像データが取得された際の走行状況を検出する。生成部は、検出部によって検出された走行状況に応じた圧縮方法で映像データを圧縮して圧縮データを生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、車載装置、データ収集システムおよび車載装置の制御方法に関する。
従来、各車両に搭載された車載装置から道路情報を収集するデータ収集装置が知られている。かかるデータ収集装置では、各車両の位置情報に基づき、道路情報の収集対象となる車両を選別することで、所望する位置の道路情報を収集する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2018−055581号公報
しかしながら、従来技術では、車載装置から収集される映像データについては、どのような環境下での映像データであっても、特定の圧縮方法によって画一的に圧縮されるため、データの有用性を確保するためには、映像データの圧縮率には限界がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、データとしての有用性を確保しつつ、映像データの圧縮率を向上させることができる車載装置、データ収集システムおよび車載装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車載装置は、取得部と、検出部と、生成部とを備える。前記取得部は、車両で撮像された映像データを取得する。前記検出部は、前記映像データが取得された際の走行状況を検出する。前記生成部は、前記検出部によって検出された前記走行状況に応じた圧縮方法で前記映像データを圧縮して圧縮データを生成する。
本発明によれば、データとしての有用性を確保しつつ、映像データの圧縮率を向上させることができる。
図1Aは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 図1Bは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 図1Cは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 図1Dは、実施形態に係る車載装置の制御方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係るデータ収集システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、判断基準情報の説明図である。 図4は、実施形態に係る車載装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する車載装置、データ収集システムおよび車載装置の制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係るデータ収集システムの概要について、図1A〜図1Dを用いて説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。図1Dは、実施形態に係る車載装置の制御方法の概要を示す図である。
図1Aに示すように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車両V−1,V−2,V−3…にそれぞれ搭載された車載装置100−1,100−2,100−3…と、利用者端末200とを含む。なお、以下では、車両全般を指す場合には「車両V」と、また、車載装置全般を指す場合には「車載装置100」と、それぞれ記載する。
データ収集装置10は、たとえばインターネットや携帯電話回線網等のネットワークを介したクラウドサービスを提供するクラウドサーバとして構成され、データ利用者から車両Vに関するデータ(以下、車両データと記載する)の収集要求を受け付けるとともに、受け付けた収集要求に基づき、各車載装置100から車両データを収集し、データ利用者へ提供する。
車載装置100は、たとえばカメラや、加速度センサ、GPS(Global Positioning System)センサといった各種センサ、記憶デバイス、マイクロコンピュータなどを有するドライブレコーダであって、データ収集装置10が受け付けた収集要求を取得し、かかる収集要求に応じた車両データを車両Vから取得する。
また、車載装置100は、取得した車両データをデータ収集装置10へ適宜アップロードする。このようにドライブレコーダを車載装置100として兼用することによって、車両Vへ搭載する車載部品を効率化することができる。なお、兼用することなく、車載装置100とドライブレコーダとを別体で構成してもよい。
利用者端末200は、データ利用者が利用する端末であり、たとえばノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップ型PC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)などである。
実施形態に係るデータ収集システム1では、利用者端末200を介して指定された収集条件を元に、データ収集装置10が車載装置100から車両データを収集し、利用者端末200へ提供する。以下、図1A〜図1Cを用いて、データ収集システム1においてデータ利用者へ車両データが提供されるまでの一連の流れについて説明する。
図1Aに示すように、まずデータ利用者は、データ収集装置10と接続された利用者端末200により収集条件を指定する。
また、この際に、データ収集装置10は、収集することとなる実データR(車両データの一例)に付加され、かかる実データRの検索や概要把握に用いられるインデックスデータとしての特性を有するタグデータTの生成用データを生成する。すなわち、タグデータTとは、実データRがメタ情報化されたメタデータである。なお、かかるタグデータTの生成用データは、利用者端末200あるいはデータ収集装置10に記憶されたプログラムや生成用データを用いつつ、データ利用者の操作に基づいて生成される。
そして、指定された収集条件や、生成されたタグデータTの生成用データは、データ収集装置10に記憶されるとともに、データ収集の対象となる車両Vへ配信されて、車載装置100にも記憶される。
次に、各車載装置100は、各種センサの出力データを監視し、記憶している収集条件を満たすイベントが発生した場合に、出力データや映像データ等の実データRを記憶デバイスに記憶する。また、各車載装置100は、記憶しているタグデータTの生成用データと実データRとに基づき、当該実データRに対応するタグデータTを生成して記憶する。そして、各車載装置100は、タグデータTをデータ収集装置10にアップロードし、データ収集装置10はそのタグデータTを記憶する。なお、このとき、実データRは、データ収集装置10へはアップロードされない。つまり、図1Aに示すように、データ収集装置10は、タグデータTのみを保有した状態となる。
また、車載装置100は、データ収集装置10から配信される判断基準情報に従って、車両Vの走行状況を検出し、かかる走行状況に応じた圧縮方法で映像データである実データRを圧縮するが、かかる点の詳細は、図1Dで後述する。
そして、データ利用者が、利用者端末200により、データ収集状況の確認や実データRの収集のためにデータ収集装置10と接続すると、データ収集装置10により収集されたタグデータTに基づくメタ情報が利用者端末200に表示される。
そして、図1Bに示すように、データ利用者が、利用者端末200により、収集する実データRに対応するタグデータTを指定すると、データ収集装置10を介して該当の車載装置100へ実データRを指定する指示データが送信される。
その後、図1Cに示すように、指定された実データRが、各車載装置100からデータ収集装置10へアップロードされ、データ収集装置10に記憶される。そして、データ利用者が、利用者端末200により、データ収集装置10に記憶された実データRにアクセスして、かかる実データRの閲覧やダウンロードなどを行う。
なお、車載装置100のデータ容量の観点からは、データ収集装置10にアップロードされた実データRおよびこれに対応するタグデータTは、データ収集装置10へのアップロード後に車載装置100から削除されることが好ましい。
また、タグデータTは、実データRの一部を単純に抜粋したようなデータではなく、データ利用者が参照したときに実データRの概要を把握し、実データRの要否を判断できる程度にメタ情報化されていることが好ましい。
ここで、従来技術では、車載装置から収集される実データのうち、映像データについては、どのような環境下の映像データであっても、特定の圧縮方法(コーデック)によって画一的に圧縮されるため、データとしての有用性を確保するためには、映像データの圧縮率には限界があった。
そこで、実施形態に係る車載装置100の制御方法では、車両Vの走行状況に応じて圧縮方法を動的に切り替えることとした。以下、図1Dを用いて、実施形態に係る車載装置100の制御方法について、具体的に説明する。
図1Dに示すように、実施形態に係る車載装置100は、まず、実データRである映像データを取得する(ステップS1)。かかる映像データは、上記したように、指定された収集条件に従って取得される。
つづいて、実施形態に係る車載装置100は、データ収集装置10から配信される判断基準情報に基づき、映像データが取得された際の走行状況を検出する(ステップS2)。具体的には、実施形態に係る車載装置100は、判断基準情報を参照して、各種センサの出力データから走行状況を検出する。ここでいう走行状況とは、例えば、車両状態や、走行環境、道路種別、周囲の明るさ、路側物の有無、路面の状態等である。なお、判断基準情報については、データ収集装置10から予め取得しておいてもよく、走行状況の検出処理時に、都度取得するようにしてもよい。
そして、実施形態に係る車載装置100は、検出した走行状況に応じた圧縮方法で映像データを圧縮して圧縮データを生成する(ステップS3)。例えば、実施形態に係る車載装置100は、走行状況に基づいて事故に遭遇するリスクを検出し、かかるリスクが高いほど、圧縮データの圧縮率を低くする。すなわち、事故に遭遇するリスクが高いほど、圧縮データの情報量を多くする。
このように、実施形態に係る車載装置100の制御方法では、例えば、データ利用者にとって有用となり得る映像データについては圧縮率を低くし、一方、特徴変化が比較的少ない映像データ等のデータ利用者にとって得られる情報量が比較的少ない映像データについては圧縮率を高くする。
従って、実施形態に係る車載装置100の制御方法によれば、走行状況に応じた圧縮方法で映像データを圧縮することで、データの有用性を確保しつつ、映像データの圧縮率を向上させることができる。
以下、実施形態に係るデータ収集システム1の構成例について、より具体的に説明する。
図2は、実施形態に係るデータ収集システム1の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、省略する場合がある。
図2に示すように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車載装置100と、利用者端末200とを含む。
まず、データ収集装置10から説明する。データ収集装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、車載装置100や、利用者端末200との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、収集条件情報DB12aと、収集データDB12bと、判断基準情報DB12cとを記憶する。
収集条件情報DB12aは、車両データの収集条件に関する情報であり、利用者端末200から指定され、後述する受付部13aによって受け付けられた収集条件が蓄積される。すなわち、収集条件情報DB12aは、収集条件に関する過去の実績を含む。
収集条件には、車両データの収集に関する各種パラメータが含まれる。例えば、各種パラメータは、対象となる車両Vの識別子や、収集対象となるデータの種別、収集のトリガとなる条件、収集する期間などである。収集のトリガとなる条件の一例として、車速が所定速を超えた場合などがある。
収集データDB12bは、後述する収集部13dによって各車載装置100から収集された収集データが蓄積される。すなわち、収集データDB12bは、収集データの過去の実績を含む。なお、収集データは、前述のタグデータTおよび実データR(圧縮データ)を含む。
判断基準情報DB12cは、例えば、利用者端末200を介してデータ利用者によって指定され、後述する受付部13aによって受け付けられた判断基準情報が蓄積される。判断基準情報には、車載装置100で検出する走行状況に圧縮方法が対応付けられた情報である。なお、判断基準情報の詳細については、図3を用いて後述する。
制御部13は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、データ収集装置10内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部13は、受付部13aと、解析部13bと、配信部13cと、収集部13dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
受付部13aは、データ利用者により、利用者端末200から指定された収集条件や判断基準情報を通信部11を介して受け付け、配信部13cへ通知する。また、受付部13aは、データ利用者により指定された収集条件および判断基準情報のうち、収集条件については収集条件情報DB12aへ格納し、判断基準情報については判断基準情報DB12cへ格納する。
解析部13bは、車載装置100から送信される走行状況データに基づいて車両Vの走行状況の再解析を行い、解析である走行状況の検出結果を車載装置へ100へ送信する。
配信部13cは、収集条件情報DB12aへ格納され、データ利用者によって指定された収集条件を、対象車両となる車両Vへ、たとえばファイル形式で通信部11を介して配信する。
また、配信部13cは、判断基準情報DB12cへ格納され、データ利用者によって指定された判断基準情報を、対象車両となる車両Vへ、たとえばファイル形式で通信部11を介して配信する。なお、収集条件および判断基準情報を配信する際に、1つのファイルにまとめて同封してもよく、それぞれ別個のファイルに入れてもよい。
収集部13dは、配信部13cによって配信された収集条件に基づいて取得された車両データであって、車載装置100からアップロードされる車両データを、通信部11を介して収集し、収集データとして収集データDB12bへ蓄積する。
次に、車載装置100について説明する。車載装置100は、通信部101と、記憶部102と、制御部103とを備える。また、車載装置100は、上述したように、カメラや、加速度センサ、GPSセンサなどの各種センサ150が接続される。
通信部101は、通信部11と同様に、たとえばNIC等によって実現される。通信部101は、ネットワークNと無線で接続され、ネットワークNを介して、データ収集装置10との間で情報の送受信を行う。また、通信部101は、各種センサ150の出力データを受信する。
記憶部102は、記憶部12と同様に、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、収集条件情報102aと、車両データ情報102bと、判断基準情報102cとを記憶する。
収集条件情報102aは、データ収集装置10から配信された収集条件を含む情報である。車両データ情報102bは、後述する生成部103cによって生成された車両データを含む情報である。車両データは、前述のタグデータTおよび実データR(圧縮データ)を含む。
判断基準情報102cは、後述の検出部103bによる走行状況の検出処理の基準となる情報であり、また、後述の生成部103cによる圧縮処理を決定するための情報である。
図3は、判断基準情報102cの説明図である。図3に示すように、判断基準情報102cは、走行状況である「車両状態」、「走行環境」、「道路種別」、「明るさ」、「路側物」、「前方車両」および「路面」といった項目それぞれに、圧縮方法である「低」、「中」および「高」が対応付けられた情報である。
「車両状態」は、車両Vの走行状態に関する情報である。また、「車両状態」には、「事故遭遇リスク」が対応付けられる。「事故遭遇リスク」は、各「車両状態」において、事故に遭遇するリスクの程度を示す情報であり、「低」、「中」および「高」の順にリスクが高いことを示す。なお、「事故遭遇リスク」は、データ利用者から任意の指定を受け付けてもよい。
「走行環境」は、例えば、車両Vの周辺に存在する周辺車両による混雑状況を示す情報である。「道路種別」は、車両Vが走行している道路の種別を示す情報である。「明るさ」は、車両Vの周囲の明るさを示す情報である。「路側物」は、路側帯や路肩に存在する移動体(例えば、歩行者や自転車等)の量に関する情報である。「前方車両」は、車両Vの前方を走行する他車両の有無を示す情報である。「路面」は、車両Vが位置する道路の路面状態を示す情報である。
また、図3に示すように、圧縮方法を示す「低」は、映像データの圧縮率を低くして、情報量を比較的多くした圧縮方法を示す。「中」は、映像データの圧縮率を中程度にして、圧縮率と情報量とを適度なバランスにした圧縮方法を示す。「高」は、映像データの圧縮率を高くして、情報量を比較的少なくした圧縮方法を示す。
なお、図3では、圧縮方法を「低」、「中」および「高」で区分しているが、これは、圧縮率を3段階に区分けしたに過ぎず、コーデック等の圧縮パラメータが3種類であることを意図したものではない。つまり、例えば、同じ「低」の区分であっても、低圧縮率であれば、走行状況に応じてコーデック等の圧縮パラメータがそれぞれ異なってもよい。
また、判断基準情報102cの更新タイミングは、任意であってよい。例えば、制御部103は、データ収集装置10から判断基準情報102cが配信される毎に、記憶部102の判断基準情報102cを更新してもよく、あるいは、検出部103bによる検出処理の際に更新してもよい。また、制御部103は、例えば、車両Vが走行中にデータ収集装置10から判断基準情報102cの更新版の配信があった場合には、イグニッションのオフ後に更新してもよい。
制御部103は、制御部13と同様に、コントローラであり、たとえば、CPUやMPU等によって、車載装置100内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部103は、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部103は、取得部103aと、検出部103bと、生成部103cと、アップロード部103d(送信部の一例)とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部103aは、各種情報を取得する。データ収集装置10から配信された収集条件および判断基準情報を取得し、収集条件を収集条件情報102aとして、判断基準情報を判断基準情報102cとして記憶部102へ格納する。
また、取得部103aは、収集条件情報102aに従って、実データRを取得する。例えば、取得部103aは、収集条件によって指定されたイベントが発生した場合、カメラで撮像された映像データを取得する。
検出部103bは、判断基準情報102cに基づき、映像データが取得された際の走行状況を検出する。例えば、検出部103bは、車速や位置情報に基づいて判断基準情報102cにおける「車両状態」を検出する。また、検出部103bは、検出した走行状態である「車両状態」に基づいて、判断基準情報102cにおける「事故遭遇リスク」を検出する。
また、検出部103bは、検出した走行状況の確度が所定の閾値未満と判定した場合、走行状況の検出に用いた走行状況データをデータ収集装置10へ送信し、データ収集装置10に走行状況の再解析を依頼する。なお、走行状況データとは、例えば、各種センサ150の出力データや映像データを含む。
また、確度が所定の閾値未満とは、例えば、映像データから検出される路側物のエッジ強度が所定の閾値をわずかに超える場合や、エッジの形状パターンと路側物のパターンとの一致度が所定の閾値未満である場合、各種センサ150の出力データが所定の閾値をわずかに超える場合等である。つまり、確度が所定の閾値未満とは、検出部103bによる検出結果の信頼性が比較的低い場合である。
また、検出部103bは、映像データを走行状況データとして送信する場合、例えば、映像データにおける特徴変化が比較的大きいスナップショットを送信することもできる
これにより、通信量を抑えることができるとともに、データ収集装置10における解析処理の負荷を抑えることができる。
そして、検出部103bは、送信した走行状況データを用いたデータ収集装置10の検出結果を取得し、かかる検出結果に基づいて最終的な走行状況を検出する。これにより、検出部103bの検出機能が乏しい場合であっても、データ収集装置10の検出機能により高精度に走行状況を検出することができる。
生成部103cは、検出部103bによって検出された走行状況に応じた圧縮方法で映像データを圧縮して圧縮データを生成する。具体的には、生成部103cは、判断基準情報102cを参照して、検出された走行状況に対応する圧縮方法で映像データを圧縮して圧縮データを生成する。例えば、図3に示すように、生成部103cは、検出部103bによって検出された「事故遭遇リスク」が高いほど、圧縮データの圧縮率を低くする。これにより、より重要な映像データほど情報量が多い状態で保存されるため、データ利用者による解析結果の精度が向上し、システムに対する満足度を向上させることができる。
なお、生成部103cによる圧縮方法は、圧縮率の変更に限定されず、例えば、動きに強い(動きの早い動画に対して高圧縮・高再現性のバランスが取れた)動画用の圧縮方法や、静止画用の圧縮方法でもよい。また、映像データの動きの特性に応じて動画用、または、静止画用を切り替えてもよい。
また、生成部103cによる圧縮処理の処理タイミングは、任意であってよい。例えば、生成部103cは、取得部103aによって取得された映像データを圧縮データに圧縮してから記憶部102に車両データとして記憶する。これにより、車載装置100の記憶部102の容量を抑えることができる。
あるいは、生成部103cは、データ収集装置10へ映像データを送信するタイミングで圧縮処理を行ってもよい。かかる場合、まず、取得部103aは、取得した映像データを記憶部102に記憶する。そして、生成部103cは、データ収集装置10から収集要求があった場合に、記憶部102に記憶された映像データを圧縮する。これにより、車載装置100の処理負荷を抑えることができる。
なお、生成部103cは、例えば、記憶部102に記憶する際には、映像データを低圧縮率で圧縮して記憶し、データ収集装置10から収集要求があった場合に、低圧縮率で圧縮された映像データを追加で圧縮して高圧縮率の圧縮データとして送信してもよい。なお、かかる場合に、生成部103cは、低圧縮率の圧縮データを送信する場合は、追加で圧縮せずにデータ収集装置10へ送信する。
また、生成部103cは、生成した圧縮データをメタ情報化したタグデータTを生成し、圧縮データに対応付けて車両データ情報102bとして記憶する。なお、生成部103cは、データ収集装置10へ映像データを送信するタイミングで圧縮処理を行う場合、取得部103aが映像データを取得した際に、タグデータTを生成する。
アップロード部103d(送信部の一例)は、生成部103cによって生成された圧縮データおよびタグデータTについて、それぞれ所定のタイミングでデータ収集装置10へ送信する。
具体的には、アップロード部103dは、タグデータTを一定の間隔(例えば、一定距離、一定時間)で送信する。また、アップロード部103dは、データ収集装置10から収集要求があった場合に、指定されたタグデータTに対応する圧縮データをデータ収集装置10へ送信する。そして、アップロード部103dは、圧縮データの送信が完了した場合、送信が完了した圧縮データおよびタグデータTを車両データ情報102bから削除する。
また、アップロード部103dは、タグデータTを送信する場合、検出部103bによって検出された走行状況に関する情報を含むタグデータTを送信する。これにより、データ収集装置10は、タグデータTを参照することで、圧縮データの圧縮方法を把握できるため、圧縮データをデコードする際に圧縮方法を確認するプロセスを省略できるため、処理負荷を軽減できる。
次に、図4を用いて、実施形態に係る車載装置100が実行する処理の処理手順について説明する。図4は、実施形態に係る車載装置100が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、取得部103aは、データ収集装置10から収集条件を含むファイルを取得する(ステップS101)。また、取得部103aは、データ収集装置10から判断基準情報102cを含むファイルを取得する(ステップS102)。なお、ステップS101およびステップS102については処理順序が入れ替わってもよい。
つづいて、取得部103aは、収集条件が到来したか否かを判定し(ステップS103)、到来していない場合(ステップS103:No)、到来するまでステップS103を繰り返し実行する。
そして、取得部103aは、収集条件が到来した場合(ステップS103:Yes)、映像データを取得する(ステップS104)。
つづいて、検出部103bは、判断基準情報102cに基づき、映像データが取得された際の走行状況を検出する(ステップS105)。つづいて、検出部103bは、検出した走行状況の確度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS106)。
生成部103cは、走行状況の確度が所定の閾値以上である場合(ステップS106:Yes)、検出された走行状況に応じた圧縮方法で映像データを圧縮して圧縮データを生成し(ステップS107)、処理を終了する。
一方、検出部103bは、走行状況の確度が所定の閾値未満である場合(ステップS106:No)、データ収集装置10へ走行状況データを送信する(ステップS108)。つづいて、検出部103bは、走行状況データを用いたデータ収集装置10の検出結果に基づいて最終的な走行状況を検出し(ステップS109)、ステップS107を実行する。
上述してきたように、実施形態に係る車載装置100は、取得部103aと、検出部103bと、生成103c部とを備える。取得部103aは、車両Vで撮像された映像データを取得する。検出部103bは、映像データが取得された際の走行状況を検出する。生成部103cは、検出部103bによって検出された走行状況に応じた圧縮方法で映像データを圧縮して圧縮データを生成する。これにより、データとしての有用性を確保しつつ、映像データの圧縮率を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 データ収集システム
10 データ収集装置
11、101 通信部
12、102 記憶部
13、103 制御部
13a 受付部
13b 解析部
13c 配信部
13d 収集部
100 車載装置
103a 取得部
103b 検出部
103c 生成部
103d アップロード部
200 利用者端末

Claims (10)

  1. 車両で撮像された映像データを取得する取得部と、
    前記映像データが取得された際の走行状況を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記走行状況に応じた圧縮方法で前記映像データを圧縮して圧縮データを生成する生成部と
    を備えることを特徴とする車載装置。
  2. 前記生成部によって生成された前記圧縮データおよび前記圧縮データがメタ情報化されたメタデータについて、それぞれ所定のタイミングでデータ収集装置へ送信する送信部をさらに備え、
    前記送信部は、
    前記メタデータを送信する場合、前記検出部によって検出された前記走行状況に関する情報を含む前記メタデータを送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記検出部は、
    検出した前記走行状況の確度が所定の閾値未満と判定した場合、前記走行状況の検出に用いた走行状況データをデータ収集装置へ送信し、該走行状況データを用いた前記データ収集装置の検出結果に基づいて最終的な前記走行状況を検出すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の車載装置。
  4. 前記検出部は、
    前記走行状況に基づいて事故に遭遇するリスクを検出し、
    前記生成部は、
    前記リスクが高いほど、前記圧縮データの圧縮率を低くすること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車載装置。
  5. 記憶部をさらに備え、
    前記生成部は、
    前記取得部によって取得された前記映像データを前記圧縮データに圧縮してから前記記憶部に記憶すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の車載装置。
  6. 記憶部をさらに備え、
    前記取得部は、
    取得した前記映像データを前記記憶部に記憶し、
    前記生成部は、
    データ収集装置から収集要求があった場合に、前記記憶部に記憶された前記映像データを圧縮すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車載装置。
  7. 前記取得部は、
    前記走行状況の検出処理の基準となる情報である判断基準情報をデータ収集装置から取得し、
    前記検出部は、
    前記判断基準情報に基づいて前記走行状況を検出すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の車載装置。
  8. 前記取得部は、
    前記映像データの収集条件に関する情報である収集条件情報をデータ収集装置から取得し、前記収集条件情報に基づいて前記映像データを取得すること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の車載装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の車載装置と、
    前記車載装置から車両に関するデータを収集するデータ収集装置と、
    前記データ収集装置によって収集された前記データを取得する端末装置と
    を備えることを特徴とするデータ収集システム。
  10. 車両で撮像された映像データを取得する取得工程と、
    前記映像データが取得された際の走行状況を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された前記走行状況に応じた圧縮方法で前記映像データを圧縮して圧縮データを生成する生成工程と
    を含むことを特徴とする車載装置の制御方法。
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