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JP2020105949A - エンジン装置 - Google Patents

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嘉寿 中村
Yoshihisa Nakamura
嘉寿 中村
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】排気管に取り付けられた触媒による排気の浄化性能を向上させる。【解決手段】第1,第2バンク、第1,第2バンクに接続される吸気管、第1,第2バンクにそれぞれ接続される第1,第2排気管、第1,第2排気管にそれぞれ配置される第1,第2触媒を有するエンジンと、第2排気管における第2触媒よりも上流側と吸気管とを連絡する連絡管62、連絡管に配置される排気再循環バルブ64を有する排気再循環装置60と、を備えるエンジン装置において、排気再循環装置60による排気の再循環が行なわれているときに、第1バンクと第2バンクとで燃料噴射制御における空燃比フィードバック制御に用いるリーン判定値、リッチ判定値、ゲインのうちの少なくとも1つを変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、エンジンとEGR装置とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、エンジンは、第1,第2バンク、第1,第2バンクに接続される吸気管、第1,第2バンクにそれぞれ接続される第1,第2排気管、第1,第2排気管にそれぞれ配置される第1,第2触媒を有する。EGR装置は、第2排気管における第2触媒よりも上流側と吸気管とを連絡するEGR通路、EGR通路に配置されるEGR弁バルブを有する。
特開2009−137531号公報
上述のエンジン装置では、EGR弁を開成しているときには、第2バンクから第2排気管に排出される排気の一部が吸気管に還流するから、第1触媒に流れる排気量と第2触媒に流れる排気量とは異なる。このため、第1バンクの気筒と第2バンクの気筒とで同一の燃料噴射制御を行なうと、触媒により排気を十分に浄化できていない可能性がある。
本発明のエンジン装置は、排気管に取り付けられた触媒による排気の浄化性能を向上させることを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
第1,第2バンク、前記第1,第2バンクに接続される吸気管、前記第1,第2バンクにそれぞれ接続される第1,第2排気管、前記第1,第2排気管にそれぞれ配置される第1,第2触媒を有するエンジンと、
前記第2排気管における前記第2触媒よりも上流側と前記吸気管とを連絡する連絡管、前記連絡管に配置される排気再循環バルブを有する排気再循環装置と、
前記エンジンと前記排気再循環装置とを制御する制御装置と、
を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、前記排気再循環装置による排気の再循環が行なわれているときに、前記第1バンクと前記第2バンクとで燃料噴射制御における空燃比フィードバック制御に用いるリーン判定値、リッチ判定値、ゲインのうちの少なくとも1つを変更する、
ことを要旨とする。
この本発明のエンジン装置では、排気再循環装置による排気の再循環が行なわれているときに、第1バンクと第2バンクとで空燃比フィードバック制御に用いるリーン判定値、リッチ判定値、ゲインのうちの少なくとも1つを変更する。これにより、第1バンクの気筒および第2バンクの気筒についてそれぞれ適切な燃料噴射制御を行なうことができるから、第1,第2触媒による排気の浄化性能を向上させることができる。
こうした本発明のエンジン装置において、前記制御装置は、前記第1バンクの気筒についての前記リーン判定値として、前記第2バンクの気筒についての前記リーン判定値よりも理論空燃比に近い値を用いるものとしてもよい。また、前記制御装置は、前記第1バンクの気筒についての前記リッチ判定値として、前記第2バンクの気筒についての前記リッチ判定値よりも理論空燃比に近い値を用いるものとしてもよい。さらに、前記制御装置は、前記第1バンクの気筒についての前記ゲインとして、前記第2バンクの気筒についての前記ゲインよりも小さい値を用いるものとしてもよい。これらのようにすれば、第1バンクの気筒および第2バンクの気筒についてそれぞれより適切な燃料噴射制御を行なうことができる。
本発明の一実施例としてのエンジン装置20の構成の概略を示す構成図である。 各気筒についての空燃比フィードバック制御におけるゲインGafを設定する際の様子について説明する説明図である。 ECU70により実行される制御用値設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例のエンジン装置20は、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車などに搭載され、図示するように、エンジン22と電子制御ユニット(以下、「ECU」という)70とを備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などの燃料を用いて各気筒の吸気、圧縮、膨張(爆発燃焼)、排気の各行程により動力を出力する第1,第2バンク32A,32B(それぞれ2気筒や3気筒など)を有する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エアクリーナ24A,24Bにより清浄された空気を吸気管26A,26Bを介して吸気管26Cで合流させてスロットルバルブ28およびインテークマニホールド30を介して吸入すると共に各燃料噴射弁から燃料を噴射して空気と燃料とを混合する。そして、この混合気を各吸気バルブを介してエンジン本体32の各燃焼室に吸入し、各点火プラグによる電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられる各ピストンの往復運動をクランクシャフトの回転運動に変換する。エンジン本体32の第1バンク32Aの各燃焼室から各排気バルブおよびエキゾーストマニホールド34Aを介して排気管36Aに排出される排気は、触媒38A,40Aを介して外気に排出される。また、エンジン本体32の第2バンク32Bの各燃焼室から各排気バルブおよびエキゾーストマニホールド34Bを介して排気管36Bに排出される排気は、触媒38B,40Bを介して外気に排出される。触媒38A,38B,40A,40Bは、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する。
このエンジン22は、排気のエネルギを用いて過給する過給機50A,50Bも備える。過給機50A,50Bは、吸気管26A,26Bに配置されるコンプレッサ52A,52Bと、排気管36A,36Bにおける触媒38A,38Bよりも上流側に配置されると共に連結軸53A,53Bを介してコンプレッサ52A,52Bに接続されるタービン54A,54Bと、排気管36A,36Bにおけるタービン54A,54Bの上流側と下流側(タービン54A,54Bと触媒38A,38Bとの間)とを連絡(バイパス)するバイパス管37A,37Bに配置されるウェイストゲートバルブ56A,56Bとを有する。この過給機50A,50Bは、ウェイストゲートバルブ56A,56Bの開度を調整することにより、バイパス管37A,37Bを流れる排気の流量とタービン54A,54Bを流れる排気の流量との分配比を調整し、タービン54A,54Bの回転駆動力を調整し、コンプレッサ52A,52Bによる圧縮空気量を調整し、吸気管26A,26B,26Cにおけるコンプレッサ52A,52Bとスロットルバルブ28との間の圧力(以下、「スロットル前吸気圧」という)を調整する。なお、エンジン22は、ウェイストゲートバルブ56A,56Bが全開のときには、過給機50A,50Bが取り付けられていない自然吸気タイプのエンジンと同様に動作可能になっている。
エンジン22には、排気を吸気に還流する排気再循環装置(以下、「EGR装置」という)60が取り付けられている。EGR装置60は、排気管36Bにおけるタービン54Bよりも上流側と吸気管26Cにおけるスロットルバルブ28よりも下流側とを連絡するEGR管62と、EGR管62に配置されるEGRバルブ64とを有する。このEGR装置60は、EGRバルブ64の開度を調節することにより、排気管36Bの不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気管26Cに還流する。以下、この還流を「EGR」といい、還流量を「EGR量」という。EGRを行なっているときには、エンジン本体32の各燃焼室には、空気と排気と燃料との混合気が吸入される。
ECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。ECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力される。ECU70に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフトのクランク角を検出するクランク角センサからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサからの冷却水温Twを挙げることができる。また、吸気管26A,26Bにおけるエアクリーナ24A,24Bとコンプレッサ52A,52Bとの間に取り付けられたエアフローメータ71A,71Bからの吸入空気量Qa1,Qa2や、吸気管26A,26B,26Cにおけるコンプレッサ52A,52Bとスロットルバルブ28との間に取り付けられた圧力センサ72からの圧力(上述のスロットル前吸気圧)Pin1、吸気管26Cにおけるスロットルバルブ28よりも下流側(詳細には、EGR管62との接続位置よりも下流側)に取り付けられた圧力センサ74からの圧力(以下、「スロットル後吸気圧」という)Pin2、スロットルバルブ28の開度を検出する開度センサからの開度THも挙げることができる。さらに、排気管36Aにおける触媒38Aの上流側および下流側に取り付けられた空燃比センサ76A,78Aからの空燃比AFf1,AFr1や、排気管36Bにおける触媒38Bの上流側および下流側に取り付けられた空燃比センサ76B,78Bからの空燃比AFf2,AFr2も挙げることができる。加えて、ウェイストゲートバルブ56A,56Bの開度を検出する開度センサからの開度Owstや、EGRバルブ64の開度を検出する開度センサからの開度Oegrも挙げることができる。
ECU70からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力される。ECU70から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブ28への制御信号や、燃料噴射弁への制御信号、点火プラグへの制御信号、ウェイストゲートバルブ56A,56Bへの制御信号、EGRバルブ64への制御信号を挙げることができる。
ECU70は、クランク角センサからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算する。また、ECU70は、エアフローメータ71A,71Bからの吸入空気量Qa1,Qa2の和とエンジン22の回転数Neとに基づいて負荷率(エンジン22の各気筒の燃焼室の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際の吸入される空気の容積の割合)KLを演算する。
こうして構成された実施例のエンジン装置20では、ECU70は、エンジン22が目標負荷率KL*で運転されるように、スロットルバルブ28の開度を制御する吸入空気量制御や、燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御,点火プラグの点火時期を制御する点火制御,ウェイストゲートバルブ56A,56Bの開度を制御する過給制御、EGRバルブ64の開度を制御するEGR制御などを行なう。点火制御や過給制御、EGR制御については説明を省略する。
吸入空気量制御では、目標負荷率KL*に基づいて目標吸入空気量Qa*を設定し、吸入空気量Qa1,Qa2の和が目標吸入空気量Qa*となるようにスロットルバルブ28の目標開度TH*を設定し、スロットルバルブ28の開度THが目標開度TH*となるようにスロットルバルブ28を制御する。
燃料噴射制御では、第1,第2バンク32A,32Bの各気筒について、負荷率KLと空燃比フィードバック制御におけるゲインGafとを用いて式(1)により目標燃料噴射量Qf*を設定し、設定した目標燃料噴射量Qf*の燃料噴射が行なわれるように各燃料噴射弁を制御する。式(1)中、「Qfbas」は、負荷率KLが100%のときの目標燃料噴射量である。
Qf*=Qfbas×KL×(1+Gaf) (1)
図2は、各気筒についての空燃比フィードバック制御におけるゲインGafを設定する際の様子について説明する説明図である。図中、「空燃比AF」としては、第1バンク32Aの各気筒については空燃比センサ78Aにより検出される空燃比AFr1が用いられ、第2バンク32Bの各気筒については空燃比センサ78Bにより検出される空燃比AFr2が用いられる。また、「AFst」は、理論空燃比(例えば14.6)であり、「AFle」はリーン判定値であり、「AFri」は、リッチ判定値である。図示するように、ゲインGafが値Gsのときに空燃比AFがリッチ判定値AFri以下に至ると、空燃比AFがリッチになったと判断し、ゲインGafを値Gsから値(−Gs)に切り替える。これにより、目標燃料噴射量Qf*を少なくし、空燃比AFがリーン側になるようにする。また、ゲインGafが値(−Gs)のときに空燃比AFがリーン判定値AFle以上に至ると、空燃比AFがリーンになったと判断し、フィードバックゲインGafを値(−Gs)から値Gsに切り替える。これにより、目標燃料噴射量Qf*を多くし、空燃比AFがリッチ側になるようにする。このようして空燃比AFをリッチ側やリーン側にすることにより、触媒38A,38B,40A,40Bの酸素吸蔵機能を活用し、リーン側のときには、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)の浄化性能を高くし、リッチ側のときには、窒素酸化物(NOx)の浄化性能を高くすることができる。
次に、こうして構成された実施例のエンジン装置20の動作、特に、EGR装置60によりEGRを行なっているときの、エンジン22の各気筒の燃料噴射制御における目標燃料噴射量Qf*の設定に用いる制御用値(値Gs、リーン判定値AFle、リッチ判定値AFri)を設定する際の処理について説明する。図3は、ECU70により実行される制御用値設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、EGR装置60によりEGRを行なっているときに繰り返し実行される。
図3の制御用値設定ルーチンが実行されると、ECU70は、最初に、次回に燃料噴射を行なう次回噴射気筒が第1,第2バンク32A,32Bのうちの何れのバンクの気筒であるかを判定する(ステップS100,S102)。ここで、第2バンク32Bの各気筒は、排気管36B(EGR装置60のEGR管62が取り付けられた排気管)に対応する気筒(以下、「EGR取出気筒」という)であり、第1バンク32Aの各気筒は、排気管36Aに対応する気筒(以下、「EGR非取出気筒」という)であるから、ステップS100の処理は、次回噴射気筒がEGR非取出気筒であるかEGR取出気筒であるかを判定する処理となる。
次回噴射気筒が第2バンク32Bの気筒であると判定したときには、次回噴射気筒はEGR取出気筒である判断し、値Gsに所定値Gs1を設定し(ステップS110)、リーン判定値AFleに所定値AFle1を設定し(ステップS120)、リッチ判定値AFriに所定値AFri1を設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。ここで、所定値Gs1としては、例えば、0.06や0.07、0.08などが用いられ、所定値AFle1としては、例えば、理論空燃比AFstよりも0.09や0.10、0.11など大きい値が用いられ、所定値AFri1としては、例えば、理論空燃比AFstよりも0.09や0.10、0.11など小さい値が用いられる。
次回噴射気筒が第1バンク32Aの気筒であると判定したときには、次回噴射気筒はEGR非取出気筒である判断し、値Gsに所定値Gs1よりも小さい所定値Gs2を設定し(ステップS140)、リーン判定値AFleに所定値AFle1よりも小さい所定値AFle2を設定し(ステップS150)、リッチ判定値AFriに所定値AFri1よりも大きい所定値AFri2を設定して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。ここで、所定値Gs2としては、例えば、0.02や0.03、0.04などが用いられ、所定値AFle2としては、例えば、理論空燃比AFstよりも0.04や0.05、0.06など大きい値が用いられ、所定値AFri2としては、例えば、理論空燃比AFstよりも0.04や0.05、0.06など小さい値が用いられる。
EGR装置60によりEGRを行なっているときには、EGR取出気筒から排気管36Bに排出される排気の一部がEGR装置60を介して吸気管26Cに還流する。このため、触媒38A,40Aに流れる排気量が触媒38B,40Bに流れる排気量に比して多いから、触媒38A,38Bや触媒40A,40Bの浄化性能を考慮すると、第1バンク32Aの気筒についての空燃比フィードバック制御では、第2バンク32Bの気筒についての空燃比フィードバック制御に比して、フィードバックゲインGafの振れ幅(値ksと値(−ks)との差分)を小さくし、且つ、リーン判定値AFleやリッチ判定値AFriを理論空燃比に近づけるのが好ましい。このように、各気筒について、値Gsやリーン判定値AFle、リッチ判定値AFriを設定し、これらを用いた空燃比フィードバック制御を用いて燃料噴射制御を行なうことにより、触媒38A,38B,40A,40Bにより十分に浄化性能を発揮させることができる。この結果、触媒38A,38B,40A,40Bによる排気の浄化性能を向上させることができる。
以上説明した実施例のエンジン装置20では、EGR装置60によりEGRを行なっているときには、EGR取出気筒についての燃料噴射制御とEGR非取出気筒についての燃料噴射制御とで、燃料噴射制御における空燃比フィードバック制御に用いるリーン判定値AFleやリッチ判定値AFri、ゲインGを変更する。これにより、触媒38A,38B,40A,40Bによる排気の浄化性能を向上させることができる。
実施例のエンジン装置20では、次回噴射気筒がEGR取出気筒(第2バンク32Bの気筒)であるかEGR非取出気筒(第1バンク32Aの気筒)であるかに応じて、値Gs、リーン判定値AFle、リッチ判定値AFriを変更するものとしたが、値Gs、リーン判定値AFle、リッチ判定値AFriのうちの一部だけを変更するものとしてもよい。
実施例のエンジン装置20では、過給機50A,50Bを備えるものとしたが、こうした過給機50A,50Bを備えないものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、EGR装置60が「排気再循環装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
20 エンジン装置、22 エンジン、24A,24B エアクリーナ、26 吸気管
26A,26B,26C 吸気管、28 スロットルバルブ、30 インテークマニホールド、32 エンジン本体、32A 第1バンク、32B 第2バンク、34A,34B エキゾーストマニホールド、36A,36B 排気管、37A バイパス管、38A,38B,40A,40B 触媒、50A,50B 過給機、52A,52B コンプレッサ、53A,53B 連結軸、54A,54B タービン、56A,56B ウェイストゲートバルブ、60 EGR装置、62 EGR管、64 EGRバルブ、70 ECU、72,74 圧力センサ、76A,76B,78A,78B 空燃比センサ。

Claims (1)

  1. 第1,第2バンク、前記第1,第2バンクに接続される吸気管、前記第1,第2バンクにそれぞれ接続される第1,第2排気管、前記第1,第2排気管にそれぞれ配置される第1,第2触媒を有するエンジンと、
    前記第2排気管における前記第2触媒よりも上流側と前記吸気管とを連絡する連絡管、前記連絡管に配置される排気再循環バルブを有する排気再循環装置と、
    前記エンジンと前記排気再循環装置とを制御する制御装置と、
    を備えるエンジン装置であって、
    前記制御装置は、前記排気再循環装置による排気の再循環が行なわれているときに、前記第1バンクと前記第2バンクとで燃料噴射制御における空燃比フィードバック制御に用いるリーン判定値、リッチ判定値、ゲインのうちの少なくとも1つを変更する、
    エンジン装置。
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