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JP2020104930A - フォーマーディスペンサー - Google Patents

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JP2020104930A
JP2020104930A JP2018248006A JP2018248006A JP2020104930A JP 2020104930 A JP2020104930 A JP 2020104930A JP 2018248006 A JP2018248006 A JP 2018248006A JP 2018248006 A JP2018248006 A JP 2018248006A JP 2020104930 A JP2020104930 A JP 2020104930A
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JP2018248006A
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徹也 石塚
Tetsuya Ishizuka
徹也 石塚
當麻 徹
Toru Toma
當麻  徹
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】ノズル部の吐出口から吐出される泡を、容易に狙った位置に吐出することができるフォーマーディスペンサーを提供する。【解決手段】容器100内の内容液を泡状にして吐出させるフォーマーディスペンサー1であって、容器100の口部101に保持されるベースキャップ10と、ベースキャップ10により容器100の内側に保持され内容液及び空気をそれぞれ吸引、圧送可能な内容液用ポンプ21及び空気用ポンプ22と、ベースキャップ10に固定保持され、内容液用ポンプ21及び空気用ポンプ22から圧送された内容液及び空気を混合して発泡させた泡状内容液が吐出される吐出口61を有するノズル部60と、ベースキャップ10に対して押下げ可能な上方付勢状態で保持され、押下げ操作により内容液用ポンプ21及び空気用ポンプ22を作動させる押下げ部70と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、内容液と空気との混合物を泡状に吐出させるフォーマーディスペンサーに関するものである。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等を収容する容器では、内容液の泡立て動作を省略して簡便な使用を図る観点から、容器内の内容液を直接泡状にして吐出することができるフォーマーディスペンサーを装備したものが多用されている。
このようなフォーマーディスペンサーとしては、容器の口部に保持されるベースキャップに、内容液を吸引し、圧送するピストンと、空気の吸引、圧送を行うエアピストンをそれぞれ同心に配置した単一のシリンダが取り付けられている。そして、ノズルヘッドを押圧して各ポンプ内のピストンを同期駆動させることで、内容液と空気をそれぞれ各シリンダ内に吸引するとともに圧送し、ポンプの出側における合流空間にて内容液と空気を混合させつつメッシュ等の発泡部材を通過させることによって、内容液を泡状にして吐出させる仕組みになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6170397号公報
ところで、上記のフォーマーディスペンサーにあっては、泡を吐出する際に押下げるヘッド部分と一体にノズル部が形成されているため、ヘッド部分を押下げる度に、ノズル部に形成された吐出口も上下に移動する構成となっている。そのため、吐出口から吐出される泡を狙った位置に吐出することが難しい場合があった。
それゆえ本発明は、ノズル部の吐出口から吐出される泡を、容易に狙った位置に吐出することができるフォーマーディスペンサーを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のフォーマーディスペンサーは、容器内の内容液を泡状にして吐出させるフォーマーディスペンサーであって、
容器の口部に保持されるベースキャップと、
該ベースキャップにより前記容器の内側に保持され内容液及び空気をそれぞれ吸引、圧送可能な内容液用ポンプ及び空気用ポンプと、
前記ベースキャップに固定保持され、前記内容液用ポンプ及び空気用ポンプにより圧送された内容液及び空気を混合して発泡させた泡状内容液が吐出される吐出口を有するノズル部と、
前記ベースキャップに対して押下げ可能な上方付勢状態で保持され、押下げ操作により前記内容液用ポンプ及び空気用ポンプを作動させる押下げ部と、を備えることを特徴とするものである。
なお、本発明のフォーマーディスペンサーにあっては、前記押下げ部は、前記ベースキャップに形成された開口を貫通して、前記空気用ポンプにおけるエアピストンの上面に当接可能な脚部を有することが好ましい。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにあっては、前記脚部は、前記吐出口が設けられた前側から見て左右両側に配置されていることが好ましい。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにあっては、前記ベースキャップは、前記脚部の径方向外側に配置されるガイド外筒と、前記脚部の径方向内側に配置されるガイド内筒と、を有することが好ましい。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにあっては、前記ノズル部は、前記ベースキャップの外周面よりも前方に突出するとともに、先端に前記吐出口が形成された吐出筒部を有することが好ましい。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにあっては、前記吐出筒部が、前記フォーマーディスペンサーの上端部に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、ノズル部の吐出口から吐出される泡を、容易に狙った位置に吐出することができるフォーマーディスペンサーを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフォーマーディスペンサーの側面視での断面図である。 図1のフォーマーディスペンサーの部分拡大図である。 図1のフォーマーディスペンサーの平面図である。 図1のフォーマーディスペンサーの押圧部を押し下げた状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るフォーマーディスペンサー1について詳細に説明する。なお、本願明細書、特許請求の範囲、要約書、及び図面において「上」方向、「下」方向とは、フォーマーディスペンサー1を装着した容器を水平面上に載置した、使用状態での向きを示す。また、押下げ部70に対してノズル部60の吐出口61が位置する側を「前側」とし、逆側を「後側」としている。
図1に示すフォーマーディスペンサー1は、容器100内の内容液を泡状にして吐出させる吐出具であり、容器100の口部101に保持されるベースキャップ10と、2つのポンプ21、22と、ベースキャップ10に対して上下動しないように固定保持されたノズル部60と、ベースキャップ10に対して上下動可能に保持された押下げ部70と、を備える。
容器100は、例えば円筒状の口部101、口部101の下方に連なる筒状の胴部102、胴部102の下端を閉塞する底部103とを有する形状とすることができる。なお、容器100の形状は図示例に限定されず、適宜変更可能である。
ベースキャップ10は、フォーマーディスペンサー1を容器100に保持するための部材である。図2に示すように、ベースキャップ10は、容器100の口部101の外周に嵌合させる周壁11と、周壁11の上端部において径方向内側に連なるフランジ状の頂壁12と、頂壁12の内周縁部に設けられたガイド外筒13及びガイド内筒14と、を有する。ガイド外筒13及びガイド内筒14は、ガイド外筒13の下部とガイド内筒14の下部とが環状壁15で連結されており、環状壁15には開口16が形成されている。また、ベースキャップ10は、頂壁12から上方に突出する上部壁17を有する。上部壁17は、ノズル部60が設けられた前方側を除いて円筒状(C字状)に形成された側壁である(図3参照)。上部壁17の高さは、押下げ部70の押下げ操作を阻害せず、且つ、図1に示すように押下げ部70が全く押下げられていない初期状態で押下げ部70の外側壁72の内側が露出しない程度の高さとすることが好ましい。本例の上部壁17の高さは、図4に示すように、押下げ部70を最大まで押し下げた際の天壁71の高さとほぼ等しい高さとなるように設定されている。なお、上部壁17の高さによって、押下げ部70の押下げ量(吐出量)を規定してもよい。
なお、本例では、ベースキャップ10の周壁11の内周面に設けた雌ねじ部を容器100の口部101に設けた雄ねじ部に螺合させることにより、ベースキャップ10が容器100に着脱自在に保持される。なお、ベースキャップ10を容器100に保持するには、アンダーカット等の他の構成を用いることも可能である。
図1、2に示すように、2つのポンプ21、22(内容液用ポンプ21及び空気用ポンプ22)は、ベースキャップ10によって容器100の口部101の内側に保持される。内容液用ポンプ21及び空気用ポンプ22は、内容液と空気とをそれぞれ吸引及び圧送する。内容液用ポンプ21及び空気用ポンプ22は、単一のシリンダ部材23を備え、シリンダ部材23は、液用シリンダ24と、液用シリンダ24の上部に一体連結する底部を有するエアシリンダ25とが同軸に直列状に配置された形態をなす。本例のエアシリンダ25は、液用シリンダ24よりも直径が大きくなるよう形成されているが、これに限られない。
シリンダ部材23の上方には径方向外側に延在するフランジ26が設けられていて、容器100に保持されるにあたっては、このフランジ26の下面側にパッキン27を配置し、容器100の口部101との間でパッキン27を挟み込むようにしている。また、本例では、フランジ26の上面から突出する嵌合凸部28がベースキャップ10の頂壁12の下面に設けられた嵌合凹部18に嵌り込むことにより、ベースキャップ10に対してシリンダ部材23が嵌合保持されるようにしている。
ここで、内容液用ポンプ21は、液用シリンダ24の底部において、容器100内の内容液を流入させる吸引口29を有している。また吸引口29の縁部には、容器100の底部103に向けて延在する吸引パイプ31を嵌合保持するための嵌合筒30を設けている。また液用シリンダ24内には、液用シリンダ24の内周面に当接するとともにその軸線Oに沿って摺動可能に設けられた液用ピストン32が配され、液用ピストン32の内側に形成される内部通路t1には、ポペット33が配される。液用ピストン32は、中空ステム36に固定保持されている。吸引パイプ31の下端開口は、図1に示すように、容器100の底部103の前方側に配置されていることが好ましい。これによれば、吐出口61側(前方側)に容器100を傾けて泡状内容液を吐出する際に、吸引パイプ31の下端開口の周囲に内容液が溜まり易くなるため、最後まで内容液を吐出し易くなる。その結果、容器100内に残留する内容液の量を低減することができる。
ポペット33は、その下端に吸引口29の開閉を行う下弁部34を有し、その上端に内部通路t1の出口の開閉を行う上弁部35を有している。そして、液用ピストン32の上部には、中空ステム36が同軸状に連結されている。
中空ステム36は、液用ピストン32を取り囲む筒状壁37と、筒状壁37の中間部に一体的に連なる外側フランジ38とを備えている。また、液用シリンダ24内には、コイルスプリングCが配されており、このコイルスプリングCにより、液用ピストン32及び中空ステム36及びエアピストン46は、上方に付勢された状態で上下に移動可能に弾性支持される。図2に示すように、筒状壁37上部には、径方向内側に延在する内向きフランジ39が設けられている。また、内向きフランジ39の上方には、内向きフランジ39を弁座とする第1ボール弁B1が設けられている。
上述した外側フランジ38は、筒状壁37の外周面から径方向外側に突出する。外側フランジ38には、連通孔40と、当該連通孔40を開閉する第2ボール弁B2が設けられている。第2ボール弁B2は、外側フランジ38の下面に設けられた支持突起部41を弁座部としている。第2ボール弁B2は、連通孔40を通じたエアピストン46とエアシリンダ25に囲まれた空間(エア圧縮空間)から第1通気路A1に向けた空気の移動を許容し、逆に第1通気路A1側からエア圧縮空間への移動を抑制する。
また、第2ボール弁B2とは異なる周方向位置において、外側フランジ38の下面には、エアピストン46が下降した際にエアシリンダ25の底部に接触して中空ステム36の移動範囲を規制する凸状のストッパー部42が設けられている。ストッパー部42を設けたことにより、第2ボール弁B2及び支持突起部41がエアシリンダ25の底部に接触するのを防止することができ、これにより、当該接触による第2ボール弁B2の機能低下等を防ぐことができる。なお、第1ボール弁B1及び第2ボール弁B2は、他の構造の逆止弁であってもよい。
また、外側フランジ38の上面には環状の嵌合壁部43が設けられており、当該嵌合壁部43の内側にエアピストン46の環状連結部50の下部が嵌合保持される。本例では、環状連結部50の下端部が、第2ボール弁B2の上方への移動を所定の範囲に規制する。また、嵌合壁部43によって、環状連結部50の外周に嵌合保持される逆止弁51の脱落又は位置ずれ等を抑制することも可能である。
空気用ポンプ22は、図1に示すように、エアシリンダ25の内周面に当接するとともにその軸線Oに沿って摺動可能に設けられたエアピストン46を備えている。エアピストン46は、中空ステム36に固定保持されている。エアピストン46の径方向内側には、中空ステム36の上部を外側から取り囲むとともにベースキャップ10のガイド内筒14の径方向内側に配置される筒状ガイド47が設けられている。
図1に示すように、中空ステム36の外周面と筒状ガイド47の内周面との相互間に形成される隙間は、空気を通す第1通気路A1となっている。筒状ガイド47の上端部は、ベースキャップ10のガイド内筒14の内周面に対して上下に摺動可能に構成されている。筒状ガイド47の内側には、後述する保持リング53が嵌合保持される。
エアピストン46は、筒状ガイド47から径方向外側に延在してエアシリンダ25との相互間に空気を加圧するための空間を形成する隔壁48を有する。隔壁48には、エアシリンダ25内に空気を導入する孔49が設けられている。また隔壁48の下面には、孔49の径方向内側より垂下する上述の環状連結部50が設けられていて、この環状連結部50には、孔49を開閉する逆止弁51が嵌合保持されている。
筒状ガイド47の上端部付近には、混合した内容液及び空気を発泡させるメッシュリング52(発泡部材)を保持する保持リング53が嵌合保持されている。
本実施形態のメッシュリング52は、リング状となる本体部の一端部にメッシュが取り付けられたものである。また、本実施形態では総計2個のメッシュリング52を、それぞれのメッシュが外側を向くように(メッシュを設けていない側が合わせ目となるように)して保持リング53に取り付けている。
また保持リング53は、メッシュリング52を取り囲んで保持する上部筒部53aと、上部筒部53aに一体連結するとともに径方向内側に向けて下方に延在して該発泡部材を下方から支持する中間筒部53bと、中間筒部53bの下端部に設けられ内容液と空気の混合物を通過させるリング開孔53cと、リング開孔53cの直下に設けられてボール弁Bの上方への変位を規制する弁ストッパー53dとを有する。なお、保持リング53の下部(中間筒部53b及び弁ストッパー53d)は、中空ステム36の上端部の内側に嵌合保持され、保持リング53の外周面と中空ステム36の上端部の内周面との間には、第1通気路A1に連なる第2通気路A2が形成される。
ノズル部60は、ベースキャップ10に対して固定保持され、2つのポンプ21、22から圧送された内容液及び空気を混合して発泡させた泡状内容液が吐出される吐出口61を有する。
本例のノズル部60は、ベースキャップ10のガイド内筒14の外周側に嵌合保持される装着筒部62と、装着筒部62の上端部に連なる水平筒部63と、水平筒部63の先端から上方に延在するように連なる鉛直筒部64と、鉛直筒部64の上端部に連なり前方に延在する吐出筒部65とを有し、吐出筒部65の先端開口が吐出口61となっている。なお、ノズル部60の形状は図示例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、吐出口61が上向き、下向き、左向き、または右向き等であってもよいし、斜めに傾斜した向きであってもよい。また、ノズル部60は、本例のように複数の部材(本例では3つの部材)を結合して形成することができるが、これに限られず、単一の部材で形成してもよい。
図1、2に示すように、本例の吐出筒部65は、ベースキャップ10の外周面よりも吐出方向(前方)に突出しており、また、吐出筒部65は、フォーマーディスペンサー1の上端部に設けられている。
押下げ部70は、ベースキャップ10に対して押下げ可能な上方付勢状態で保持され、押下げ操作により2つのポンプ21、22を作動させて吐出口61から泡状内容液を吐出させることができるように構成されている。
具体的に、本例の押下げ部70は、使用者が押下げ(押し込み)操作する平坦な天壁71と、天壁71の外縁部から垂下する外側壁72と、外側壁72の内側で天壁71の下面から垂下する内側壁73とを有する。内側壁73の前側部分には、前方開口部74が形成されている。前方開口部74には、ノズル部60の水平筒部63が配置される。すなわち、ノズル部60の水平筒部63は内側壁73の前方開口部74を貫通するように配置される。
内側壁73の下部には、内側壁73の下面の一部から下方に延在する1つまたは複数の脚部75が設けられている。なお、本実施形態では、平面視で円弧状、且つ、一対の脚部75が、左右方向に対向配置されている。このように、吐出口61が設けられた前側から見て左右両側に脚部75を配置することで、エアピストン46に対して左右均等に押圧力を伝えることができるので、真っ直ぐにエアピストン46を押下げることが容易となる。また、ベースキャップ10には、一対の脚部75に対応する位置に開口16が設けられている。脚部75は、ベースキャップ10の環状壁15に形成された開口16を貫通するように配置される。また脚部75の下面は、エアピストン46の隔壁48の上面に当接し、押下げ部70が押し下げられた際に、内側壁73及び脚部75を介してエアピストン46を押下げることができるように構成されている。なお脚部75は、真っ直ぐにエアピストン46を押下げ易くするために、軸線Oの周りで周方向に均等に設けられていることがより好ましい。また、脚部75の下端部近傍には、外側に突出する爪部76が設けられており、当該爪部76がベースキャップ10の環状壁15の下面に係合することで、脚部75がベースキャップ10から上方に抜け出すことがない(操作時において、押下げ部70がベースキャップ10から分離されない)ように構成されている。
なお、押下げ部70の押下げ操作によりエアピストン46がエアシリンダ25に対して押下げられると、中空ステム36及び液用ピストン32も同時に押下げられるため、空気用ポンプ22及び内容液用ポンプ21を同時に作動させることができる。
このように構成されるフォーマーディスペンサー1において、押下げ部70を下方に押し込むと、エアピストン46の移動により、エアシリンダ25及びエアピストン46に囲まれた空間の空気が加圧され、かかる空気は、第2ボール弁B2を押し上げて連通孔40を通過し、第1通気路A1及び第2通気路A2を通って、中空ステム36と保持リング53とで形成される合流空間Gに向かう。
一方、液用シリンダ24では、ポペット33の下弁部34が液用シリンダ24の内面に当接して吸引口29が閉じ、液用シリンダ24内が加圧され、更なる押下げ部70の押し込みにより液用ピストン32における内部通路t1の出口からポペット33の上弁部35が離反し、内部通路t1内に存在する内容液が、中空ステム36の筒状壁37内に流れる。そして第2通気路A2を通り抜けた空気とともに合流空間Gへ流れる。
そして、合流空間Gにて気液混合状態となった内容液は、メッシュリング52を通って泡状となり、ノズル部60を通って吐出口61から外界へ吐出される。押下げ部70を押し切った後、押し込みにかかる力を取り除くと、コイルスプリングCの反発力で液用ピストン32、エアピストン46、中空ステム36、及び押下げ部70は初期状態へと復帰する。このように、フォーマーディスペンサー1を容器100に取り付けたフォーマーディスペンサー付き容器によれば、押下げ部70の押し込みとその解除の繰り返しにより、泡状に内容液を吐出させることができる。
本実施形態のフォーマーディスペンサー1にあっては、ベースキャップ10に対して押下げ部70が上下に移動する際、ベースキャップ10に固定保持されたノズル部60が移動しないように構成されている。これにより、泡の吐出操作によってノズル部60が不安定に動くことが抑制されるため、吐出口61の位置及び吐出方向が安定し易くなる。したがって、本実施形態のフォーマーディスペンサー1によれば、狙った位置に容易に泡状内容液を吐出することが可能となる。
また、本実施形態のフォーマーディスペンサー1にあっては、押下げ部70が、ベースキャップ10に形成された開口16を貫通してエアピストン46の上面に当接可能な脚部75を有することにより、(ノズル部60及びベースキャップ10に押し込み方向の力を伝えることなく)エアピストン46に直接、押下げ部70に加えられた力を伝えることができる。これにより、ノズル部60の位置がより安定し易くなるため、狙った位置に泡状内容液を吐出し易くなる。
また、本実施形態のフォーマーディスペンサー1にあっては、ベースキャップ10が、脚部75の径方向外側に配置されるガイド外筒13と、脚部75の径方向内側に配置されるガイド内筒14と、を有することにより、押下げ部70の上下の移動が安定し易くなる。これにより、押下げ部70を押下げる指の動きが安定するため、狙った位置に泡状内容液を吐出し易くなる。
また、本実施形態のフォーマーディスペンサー1にあっては、ノズル部60が、ベースキャップ10の外周面よりも前方に突出する吐出筒部65を有する構成としている。これによれば、吐出筒部65の先端の吐出口61の位置が視認し易くなるため、狙った位置に泡状内容液を吐出し易くなる。同様に、吐出口61の位置を視認し易くする観点から、吐出筒部65がフォーマーディスペンサー1の上端部に設けられていることが好ましい。
上述したところは、本発明の一例を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、発泡部材をノズル部60の水平筒部63、鉛直筒部64または吐出筒部65等に設けてもよい。なお、内容物は、洗顔料や整髪料など、空気と混合させて泡状に吐出できるものであればよい。
1:フォーマーディスペンサー
10:ベースキャップ
11:周壁
12:頂壁
13:ガイド外筒
14:ガイド内筒
15:環状壁
16:開口
17:上部壁
18:嵌合凹部
21:内容液用ポンプ(ポンプ)
22:空気用ポンプ(ポンプ)
23:シリンダ部材
24:液用シリンダ
25:エアシリンダ
26:フランジ
27:パッキン
28:嵌合凸部
29:吸引口
30:嵌合筒
31:吸引パイプ
32:液用ピストン
33:ポペット
34:下弁部
35:上弁部
36:中空ステム
37:筒状壁
38:外側フランジ
39:内向きフランジ(弁座部)
40:連通孔
41:支持突起部(弁座部)
42:ストッパー部
43:嵌合壁部
46:エアピストン
47:筒状ガイド
48:隔壁
49:開孔
50:環状連結部
51:逆止弁
52:メッシュリング
53:保持リング
53a:上部筒部
53b:中間筒部
53c:開孔
53d:弁ストッパー
60:ノズル部
61:吐出口
62:装着筒部
63:水平筒部
64:鉛直筒部
65:吐出筒部
70:押下げ部
71:天壁
72:外側壁
73:内側壁
74:前方開口部
75:脚部
76:爪部
100:容器
101:口部
102:胴部
103:底部
A1:第1通気路
A2:第2通気路
t1:内部通路
B1:第1ボール弁
B2:第2ボール弁
C:コイルスプリング
G:合流空間
O:軸線

Claims (6)

  1. 容器内の内容液を泡状にして吐出させるフォーマーディスペンサーであって、
    容器の口部に保持されるベースキャップと、
    該ベースキャップにより前記容器の内側に保持され内容液及び空気をそれぞれ吸引、圧送可能な内容液用ポンプ及び空気用ポンプと、
    前記ベースキャップに固定保持され、前記内容液用ポンプ及び空気用ポンプにより圧送された内容液及び空気を混合して発泡させた泡状内容液が吐出される吐出口を有するノズル部と、
    前記ベースキャップに対して押下げ可能な上方付勢状態で保持され、押下げ操作により前記内容液用ポンプ及び空気用ポンプを作動させる押下げ部と、を備えるフォーマーディスペンサー。
  2. 前記押下げ部は、前記ベースキャップに形成された開口を貫通して、前記空気用ポンプにおけるエアピストンの上面に当接可能な脚部を有する、請求項1に記載のフォーマーディスペンサー。
  3. 前記脚部は、前記吐出口が設けられた前側から見て左右両側に配置されている、請求項2に記載のフォーマーディスペンサー。
  4. 前記ベースキャップは、前記脚部の径方向外側に配置されるガイド外筒と、前記脚部の径方向内側に配置されるガイド内筒と、を有する、請求項2又は3に記載のフォーマーディスペンサー。
  5. 前記ノズル部は、前記ベースキャップの外周面よりも前方に突出するとともに、先端に前記吐出口が形成された吐出筒部を有する、請求項1〜4の何れか一項に記載のフォーマーディスペンサー。
  6. 前記吐出筒部が、前記フォーマーディスペンサーの上端部に設けられている、請求項5に記載のフォーマーディスペンサー。
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