[go: up one dir, main page]

JP2020099628A - 傘ホルダー - Google Patents

傘ホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP2020099628A
JP2020099628A JP2018241778A JP2018241778A JP2020099628A JP 2020099628 A JP2020099628 A JP 2020099628A JP 2018241778 A JP2018241778 A JP 2018241778A JP 2018241778 A JP2018241778 A JP 2018241778A JP 2020099628 A JP2020099628 A JP 2020099628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
plate portion
plate portions
portions
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018241778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7246067B2 (ja
Inventor
堺谷 哲也
Tetsuya Sakaitani
哲也 堺谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2018241778A priority Critical patent/JP7246067B2/ja
Publication of JP2020099628A publication Critical patent/JP2020099628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7246067B2 publication Critical patent/JP7246067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Abstract

【課題】小形で取扱いが容易で、傘を無理なく確実に保持させることができ、必要時及び不必要時にかかわらず、鞄などに常時吊り下げておいてもファッション性を損なわないようなデザインを容易に採用することのできる傘ホルダーを提供する。【解決手段】ホルダー本体Aと締付け手段Bとを有する。ホルダー本体Aが受け板部10及び押さえ板部20の2つの板部を有する。締付け手段Bが2つの板部10,20の通し孔11a〜11d、21a〜21dに挿通された無端紐状体40と係止部16とを有する。2つの板部10,20を離反させてそれらの相互間隔を拡げることが可能で、かつ、伸長させた無端紐状体40の作用で2つの板部10,20が接近方向に付勢されるように構成する。押さえ板部20の外面にセルロイド模様などの模様を施してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、鞄などに吊り下げて携行することができる傘ホルダー、特に、取扱いが容易で、傘を無理なく確実に収容保持させることができるようになる対策を講じた傘ホルダーに関する。
洋傘などの傘は、長傘や日傘、コンパクトに折り畳むことのできる所謂折畳み傘を含めて、鞄やリュックサックに入れたり手に持って携行したりすることが多いけれども、雨に濡れた傘は、鞄やリュックサックに入っている物を濡らすおそれがあるので、手に持って携行することが多く煩わしかった。また、傘を手に持って携行すると、電車などに置き忘れたりすることも多かった。
このような状況の下で、先行例によって、鞄に取り付けて携行することができるようにした傘ホルダーが提案されている(たとえば、特許文献1又は特許文献2)。このうち、特許文献1によって提案されている傘ホルダーは、鞄の取っ手に吊り下げた帯状の基体に大径環、小径環及び締付ベルトの3つの部品を設けてなり、傘の先端部と根元部とを小径環と大径環とに挿通させ、かつ、締付ベルトによって傘の中間部を締め付けるようになっている。また、特許文献2によって提案されている傘ホルダーは、畳んだ傘を収納するポケットを有する収納部材を鞄の把手に吊り下げるようになっている。
特開2000−14437号公報 実用新案登録第3132782号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている傘ホルダーは、不必要なときに鞄の取っ手に吊り下げたままにしておくと、帯状の基体が鞄の外側に長く垂れ下がってじゃまになることが懸念される。そのため、不必要なときには、帯状の基体を取っ手から取り外して鞄に収納しておくことが要求されるという不便があった。また、特許文献2によって提案されている傘ホルダーは、畳んだ傘をポケットに収納することに特化しているので、不必要なときに鞄の把手に吊り下げておいてもそれほどじゃまにはならないと考えられるけれども、携行する者にとっては、不必要なときに鞄の把手に吊り下げたままにしておくことには、ファッション性などを勘案すると、一定の抵抗感を感じざるを得ないという状況もあった。
本発明は、以上の状況の下でなされたものであり、小形で取扱いが容易であり、傘を無理なく確実に収容保持させることができるものでありながら、必要時及び不必要時にかかわらず、鞄などに常時吊り下げておいてもファッション性を損なわないようなデザインを容易に採用することのできる傘ホルダーを提供することを目的とする。
本発明に係る傘ホルダーは、傘が挿入されるホルダ−本体と、傘が挿入された上記ホルダー本体を締め付けてこのホルダー本体によって上記傘を保持させる締付け手段と、を有する。そして、上記ホルダー本体が、相対向状態で配備される縦長の受け板部及び押さえ板部の2つの板部を有し、上記締付け手段が2つの上記板部に掛け廻し可能な伸縮性を有する紐状体を備え、この紐状体が掛け廻された2つの上記板部を離反させてそれらの相互間隔を拡げることが可能で、かつ、引張力が加えられて上記紐状体が伸長したときの収縮方向に作用する弾性によって2つの上記板部が互いに接近方向に付勢されるように構成されている。ここで、「2つの板部に掛け廻し可能な伸縮性を有する紐状体」には、2つの板部の両方を取り囲むように引き廻された伸縮性を有する紐状体が含まれるほか、2つの板部のうちの一方の板部に端部を引掛けて他方の板部の外面に沿って引き廻された伸縮性を有する紐状体、なども含まれる。
この発明に係る傘ホルダーは、たとえば吊り下げ具などを利用して鞄の把手などに吊り下げて携行することが可能である。また、紐状体が掛け廻された2つの上記板部を離反させて受け板部と押さえ板部との相互間隔を拡げると、それらの2つの板部の相互間に傘を容易に挿入することができ、挿入後には、紐状体が収縮方向に作用する弾性によって、2つの上記板部によって傘が締め付けられて当該傘ホルダーに保持される。
本発明では、上記締付け手段が、2つの上記板部のそれぞれに設けられた通し孔に摺動自在に挿通されてそれら2つの板部の外面に掛け廻された伸縮性を有する無端紐状体でなる上記紐状体と、2つの上記板部のいずれか一方の外面に設けられかつ引張力が加えられて伸長した上記無端紐状体の少なくとも1箇所を係止して上記無端紐状体の伸長状態を保つ係止部と、を有する、という構成を採用することが望ましい。この発明によると、ホルダ−本体が受け板部と押さえ板部という2つの別部材で形成されているにもかかわらず、それら2つの板部が無端紐状体によって連結されているので2つの板部がばらばらにならないという利点がある。また、係止部に無端紐状体の少なくとも1箇所を係止させるだけの簡単な操作によって2つの板部の相互間で傘を保持させることが可能である。
本発明では、上記通し孔が2つの上記板部のそれぞれの上下各2箇所に設けられ、それぞれの上記通し孔に挿通された上記無端紐状体が、上記受け板部の外面に上下2箇所で横向きに掛け廻され、かつ、上記押さえ板部の外面にたすき掛けの形で掛け廻されていると共に、上記押さえ板部の外面に、たすき掛けの形で掛け廻されている上記無端紐状体を収容可能なX字形の溝条が形成されている、という構成を採用することが可能である。この構成を採用しておくと、携行時に外部から見える押さえ板部の外面にたすき掛けの形で掛け廻されている無端紐状体に一定のファッション性を発揮させることが可能であるだけでなく、無端紐状体のたすき掛けの形で掛け廻されている箇所が押さえ板部の外面に形成されているX字形の溝条に収容されるので、仮に無端紐状体が太くても押さえ板部の外面からそれほど突き出さなくなり、たすき掛けの形で掛け廻されている箇所に物が引掛かったりすることが抑制されてそれだけ携行時の安全性が向上する。
本発明では、上記無端紐状体における上記受け板部の外面に横向きに掛け廻されている上下2箇所の横架部のうちの上側横架部の1箇所が、上記係止部に対する係止箇所とされていることが望ましい。この構成を採用しておくと、無端紐状体の上記上側横架部が下側横架部よりも緩みやすくなる。そして、緩んでいる上側横架部を利用すると、2つの板部の上端部の相互間開口を拡げやすくなるので、そうすることにより傘を2つの上記板部に挿入するときの取扱性が向上する。
本発明では、上記押さえ板部の上端高さが、当該押さえ板部に相対向状態で配備された上記受け板部の上端高さよりも低位に定められ、かつ、それら2つの板部の上端部の相互間開口によって形成される傘の差込み口が上拡がり形状に形作られていることが望ましい。この構成を採用すると、当該傘ホルダーに広い差込み口を付与することができるために、傘を2つの上記板部に挿入するときの取扱性が向上する。
本発明では、2つの上記板部の下端部の相互間開口によって形成される傘の挿通口が下拡がり形状に形作られていることが望ましい。この構成を採用しておくと、ホルダー本体から傘、特に長傘や日傘を抜き出すときに、傘の先端部の「石突き」の根元に位置して外側に鍔状に張り出した「陣笠」「陣下」と称される部分がホルダー本体に引掛からなくなるので、傘を円滑にホルダー本体から抜き出すことができるようになる。
本発明では、2つの上記板部が円弧状の内面を備える断面円弧状の板体によって形成されていると共に、2つの上記板部のそれぞれの左右の端縁の中間部に、凹入状の盗み凹所が形成されている、という構成を採用することが可能である。この発明によれば、2つの板部の円弧状の内面によって傘が確実にぐらつきなく締め付けられるために携行時に傘が安定する。また、2つの板部が断面円弧状の板体によって形成されているために、2つの板部のそれぞれの左右の端縁の中間部の凹入状の盗み凹所の形成箇所が開口を形作るようになる。そのため、当該傘ホルダーに保持させた傘の「小間」と呼ばれる生地がその開口から外側へ膨らみ出て盗み凹所の形成箇所に引掛かり、そのことが傘の滑り落ちを防ぐことに役立つ。
本発明では、上記押さえ板部の外面にセルロイド模様などの模様が施されている、という構成を採用することが可能である。模様には、上記セルロイド模様のほか、自然の風景や動植物、石などをあしらった模様や柄模様、幾何学的な柄模様、文字や文字をあしらった柄模様などが含まれる。セルロイド模様とは、プラスチック素材であるセルロイドの表面に表れる不規則模様のことである。そして、押さえ板部の外面に模様が施されていると、その模様の装飾性や趣味性などの特性によって当該傘ホルダーにアクセサリー的な意味合いを顕著に付与することができるという利点がある。
以上のように、本発明に係る傘ホルダーによると、小形で取扱いが容易であり、傘を無理なく確実に収容保持させることができるものでありながら、必要時及び不必要時にかかわらず、鞄などに常時吊り下げておいてもファッション性を損なわないようなデザインを容易に採用することのできる傘ホルダーを提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る傘ホルダーの概略斜視図である。 受け板部及び押さえ板部をそれらの外面側から見て示した説明図である。 傘ホルダーの平面図である。 受け板部及び押さえ板部の縦断側面図である。 無端紐状体の掛け廻し形態を例示した説明図である。 傘を傘ホルダーに挿入する段階を側面から見て示した説明図である。 傘を保持した傘ホルダーを側面から見て示した説明図である。 傘ホルダーの実使用状態を例示した説明図である。
図1は本発明の実施形態に係る傘ホルダー100の概略斜視図である。図2は傘ホルダー100の構成要素である受け板部10及び押さえ板部20をそれらの外面側から見て示した説明図、図3は傘ホルダー100の平面図、図4は図2に示した受け板部10及び押さえ板部20の縦断側面図、図5は傘ホルダー100の他の構成要素である無端紐状体40の掛け廻し形態を例示した説明図である。
図2のように、受け板部10と押さえ板部20とは類似形状を有していて、これら2つの板部10,20によって傘が挿入されるホルダー本体Aが形成される。ホルダー本体Aを形成している2つの板部10,20はいずれも縦長に形作られ、上記のように類似形状を有しているけれども、押さえ板部20の上端高さが、当該押さえ板部20に相対向状態で配備された受け板部10の上端高さよりも寸法(高さ寸法差)Lだけ低位に定められている。同図には受け板部10の高さを寸法(高さ寸法)Hで示している。なお、受け板部10の高さを寸法Hはたとえば8〜12cm、2つの板部10,20の高さ寸法差Lはたとえば1〜2cmに定めることが可能である。
図2によって判るように、受け板部10の上下各2箇所で、かつ、この受け板部10の左右の端縁の近傍箇所には、通し孔11a,11b,11c,11dが設けられているのに対して、押さえ板部20の上下各2箇所で、かつ、この押さえ板部20の左右の端縁の近傍箇所には、通し孔21a,21b,21c,21dが設けられている。そして、受け板部10の4箇所の通し孔11a〜11dのそれぞれと押さえ板部20の4箇所の通し孔21a〜21dのそれぞれとは、これら2つの板部10,20をそれらの内面同士を向き合わせて相対向させた状態では、1つづつの通し孔(11aと21a、11bと21b、11cと21c、11dと21d)が前後方向でそれぞれ対向する。また、同図のように、押さえ板部20の外面には、互いに対角方向に位置している2つづつの通し孔(21aと21d、21bと21c)の相互間に亘るX字形の溝条22が形成されている。さらに、受け板部10の外面の上部に縦長突部13が設けられていて、この縦長突部13に横向き孔部15が設けられている。加えて、受け板部10の外面の下部に係止部16が段付き状に突出して設けられている。
図1、図3又は図4に示したように、受け板部10及び押さえ板部20は共に円弧状の内面を備える樹脂成形体でなる断面円弧状の板体によって形成されている。また、2つの板部10,20を相対向状態で配備することによってそれら2つの板部10,20の相互間に傘を収容可能な空間を形成した場合には、2つの板部10,20の上端部17,27の相互間開口に傘の差込み口50が形成されるようになっている。そこで、この実施形態では、2つの板部10,20の上端部17,27を互いに反対方向に反り返った形状に形作ることによって差込み口50を上拡がり形状に形成している。このため、ここで説明したように差込み口50を上拡がり形状に形成していることと、上記したところの押さえ板部20の上端高さを受け板部10の上端高さよりも高さ寸法差Lだけ低位に定めていること(図2参照)との両者が相乗し、上記差込み口50の広さが拡がっていると共に、傘を押さえ板部20の外側から差込み口50に斜め方向に差し込みやすくなる。また、2つの上記板部10,20の下端部の相互間開口によって傘の挿通口51が形成されるようになっている。そして、この実施形態では、2つの板部10,20の下端部17a,27aを互いに反対方向に反り返った形状に形作ることによって差込み口50を下拡がり形状に形成している。こうしておくと、傘ホルダー100から傘を上方へ抜き出すときに、傘、特に長傘や日傘の先端部分が傘ホルダー100に引掛かるという事態が起こりにくくなる。
また、図1又は図4のように、断面円弧状の板体によって形成されている2つの板部10,20のそれぞれの左右の端縁の中間部に、凹入状の盗み凹所18,28が形成されている。そのため、上記したように2つの上記板部10,20を相対向状態で配備することによってそれら2つの板部10,20の相互間に傘を収容可能な空間を形成した場合には、2つの板部10,20の盗み凹所18,28の形成箇所が、図4に明確に示されているようにな開口Sを形作るようになる。
傘ホルダー100は、2つの板部10,20でなるホルダー本体Aを締め付けてこのホルダー本体Aによって傘を保持させるための締付け手段B(図1参照)を有する。この締付け手段Bは、2つの板部10,20のそれぞれに設けられた上記通し孔11a〜11b、21a〜21bに摺動自在に挿通されてそれら2つの板部10,20の外面に掛け廻された伸縮性を有する無端紐状体40と、受け板部10の外面に設けられた上記係止部16とを有していて、引張力が加えられて伸長した無端紐状体40の1箇所を上記係止部16に係止させることによって無端紐状体40の伸長状態が保たれるようになっている。この実施形態において、無端紐状体40には、直径3〜5mm程度の丸断面のゴム紐が採用されている。
図1又は図5に例示したように、無端紐状体40は、1本のゴム紐の2つの端部を摘みとして利用される連結具41によって結合してなる。そして、図5に説明的に示したように、無端紐状体40は、2つの板部10,20の上側の2つづつの通し孔11a,21a、11b,21bに挿通されて受け板部10の外面に横向きに掛け廻された上側の横架部aと、2つの板部10,20の下側の2つの通し孔11c,21c、11d,21dに挿通されて受け板部10の外面に横向きに掛け廻された下側の横架部bと、押さえ板部20の外面にたすき掛けの形で掛け廻されたたすき部cとを有していて、上記連結具41が上側の横架部aに設けられている。
次に図6〜図8を参照して使用手順及び使用状態を説明する。図6は長傘又は日傘でなる傘200を傘ホルダー100に挿入する段階を側面から見て示した説明図、図7は傘200を保持した傘ホルダー100を側面から見て示した説明図、図8は傘ホルダー100に折畳み傘でなる傘200を保持させた場合の実使用状態を例示した説明図である。
ホルダー本体Aを形成している2つの板部10,20の相互間に傘を挿入するときには、図6のように、連結具41を係止部16から取り外して無端紐状体40、特に無端紐状体40の上側の横架部aを緩めておき、この状態で2つの板部10,20を矢印Fのように離反させてそれらの相互間隔を拡げる。この場合、無端紐状体40の上側の横架部aが緩んでいると、図示のように、たとえば押さえ板部20を斜めにして2つの板部10,20の相互間隔を拡げることにより、傘200の差込み口50を容易に拡げることができる。こうして2つの板部10,20の相互間隔を拡げた後、同図矢印Iのように差込み口50から2つの板部10,20の相互間に傘200を挿入する。次に、連結具41を手で引張って係止部16に係止させることにより、無端紐状体40に引張力を加えて伸長させると、そのときの無端紐状体40の収縮方向に作用する弾性によって2つの板部10,20が互いに接近方向に付勢され、図7のように、2つの板部10,20によって形成されているホルダー本体Aが矢印Nのように締め付けられる。これと同時に、無端紐状体40がそれ自体の弾性によって収縮し、無端紐状体40のたすき部cが押さえ板部20外面に形成されているX字形の溝条22(図2参照)に収容される。
こうして傘ホルダー100に傘200を保持させておくと、2つの板部10,20の円弧状の内面によって傘200が確実にぐらつきなく締め付けられて保持状態が安定する。また、2つの板部10,20のそれぞれの左右の端縁の中間部の凹入状の盗み凹所18,28の形成箇所によって形作られている開口Sから傘200の「小間」と呼ばれる生地が外側へ膨らみ出てそれらの盗み凹所18,28の形成箇所に引掛かかった状態になるので、そのことが傘200の滑り落ちを防ぐことに役立つ。
傘ホルダー100から傘200を上方へ抜き出すときには、連結具41を係止部16から外して無端紐状体40の上側の横架部aを緩めておくと抜き出しやすくなる。この場合において、ホルダー本体Aの挿通口51が下拡がり形状になっていることにより、傘200を抜き出すときに、図6又は図7に示した傘200であって、特に長傘や日傘の先端部の石突き201の根元に位置して外側に鍔状に張り出した陣笠202や陣下203と称される部分がホルダー本体に引掛からなくなるので、傘200を円滑にホルダー本体Aから抜き出すことができる。
また、携行時に外部から見える押さえ板部20の外面にたすき掛けの形で掛け廻されている無端紐状体40に一定のファッション性を発揮させることが可能になるだけでなく、押さえ板部20の外面に形成されているX字形の溝条22に無端紐状体40のたすき部cが収容されるので、仮に無端紐状体40が太くても、それが押さえ板部20の外面からそれほど突き出さなくなり、無端紐状体40に物が引掛かったりすることが抑制されてそれだけ携行時の安全性が向上する。
図1のように、上記傘ホルダー100では、受け板部10の縦長突部13に横向き孔部15が形成されていて、この横向き孔部15に吊下げ具60を装着することができるようになっている。このため、図8のように、吊下げ具60を利用して傘ホルダー100を鞄300の把手に取り付けて傘200(図8では折りたたみ傘の場合を図示している)を携行することが可能である。吊下げ具60は図1に示したものに限定されず、たとえば、紐類であっても、他の種類のフックなどであってもよい。
ところで、ホルダー本体を形成している受け板部10と押さえ板部20のうち、押さえ板部20の外面は、図8で説明したような携行時に人から見られる箇所である。そこで、この点に着目し、押さえ板部20の外面にセルロイド模様などの模様を施しておくことが有益である。このように、押さえ板部20の外面にセルロイド模様などの模様を施しておくと、その模様の装飾性や趣味性などの特性によって傘ホルダー100にアクセサリー的な意味合いを顕著に付与することができるという利点が生じる。なお、模様には、セルロイド模様のほか、自然の風景や動植物、石などをあしらった模様や柄模様、幾何学的な柄模様、文字や文字をあしらった柄模様などが含まれる。
以上説明した実施形態では、受け板部10及び押さえ板部20が、共に円弧状の内面を備える断面円弧状の板体によって形成されているけれども、受け板部10及び押さえ板部20は必ずしも断面円弧状の板体によって形成する必要はない。たとえば、内面を円弧状として外面を平坦面として置いてもよい。また、無端紐状体40を係止させるための係止部16は、押さえ板部20側に設けておいてもよい。さらに、無端紐状体40の2箇所を、2箇所に設けられた係止部(不図示)に係止させるようにすることも可能である。
また、上記実施形態では、図1のように、2つの板部10,20でなるホルダー本体Aを締め付けてこのホルダー本体Aによって傘200を保持させるための締付け手段Bが、2つの板部10,20のそれぞれに設けられた通し孔11a〜11b、21a〜21b、に摺動自在に挿通されてそれら2つの板部10,20の外面に掛け廻された伸縮性を有する無端紐状体40と、受け板部10の外面に設けられた上記係止部16と、によって構成されているけれども、締付け手段には、縦長の受け板部及び押さえ板部の2つの板部に掛け廻し可能な伸縮性を有する1本又は複数本の紐状体を採用することも可能である。締付け手段に1本又は複数本の紐状体を採用したものでは、その紐状体の端部同士を結束しておくことによって、この紐状体が掛け廻された2つの板部を離反させてそれらの相互間隔を拡げることが可能で、かつ、引張力が加えられて上記紐状体が伸長したときの収縮方向に作用する弾性によって2つの上記板部が互いに接近方向に付勢されるように構成することが可能である。ここで、「掛け廻し可能」とは、2つの板部に紐状体を、縦方向又は横方向に巻き付けることが可能な状態が含まれる。したがって、2つの板部10,20に掛け廻し可能な伸縮性を有する紐状体には、2つの板部10,20の両方を取り囲むように引き廻された伸縮性を有する紐状体が含まれるほか、2つの板部のうちの一方の板部に端部を引掛けて他方の板部の外面に沿って引き廻された伸縮性を有する紐状体、なども含まれる。
なお、説明の便宜上、図1〜図8では同一又は相応する要素に同一の符号を付した。
A ホルダー本体
B 締付け手段
10 受け板部
11a〜11d、21a〜21d 通し孔
16 係止部
18,28 盗み凹所
20 押さえ板部
22 溝条
40 無端紐状体(紐状体)
50 差込み口
51 挿通口
60 吊下げ具
100 傘ホルダー
200 傘

Claims (8)

  1. 傘が挿入されるホルダ−本体と、傘が挿入された上記ホルダー本体を締め付けてこのホルダー本体によって上記傘を保持させる締付け手段と、を有する傘ホルダーであって、
    上記ホルダー本体が、相対向状態で配備される縦長の受け板部及び押さえ板部の2つの板部を有し、
    上記締付け手段が2つの上記板部に掛け廻し可能な伸縮性を有する紐状体を備え、この紐状体が掛け廻された2つの上記板部を離反させてそれらの相互間隔を拡げることが可能で、かつ、引張力が加えられて上記紐状体が伸長したときの収縮方向に作用する弾性によって2つの上記板部が互いに接近方向に付勢されるように構成されていることを特徴とする傘ホルダー。
  2. 上記締付け手段が、2つの上記板部のそれぞれに設けられた通し孔に摺動自在に挿通されてそれら2つの板部の外面に掛け廻された伸縮性を有する無端紐状体でなる上記紐状体と、2つの上記板部のいずれか一方の外面に設けられかつ引張力が加えられて伸長した上記無端紐状体の少なくとも1箇所を係止して上記無端紐状体の伸長状態を保つ係止部と、を有する請求項1に記載した傘ホルダー。
  3. 上記通し孔が2つの上記板部のそれぞれの上下各2箇所に設けられ、それぞれの上記通し孔に挿通された上記無端紐状体が、上記受け板部の外面に上下2箇所で横向きに掛け廻され、かつ、上記押さえ板部の外面にたすき掛けの形で掛け廻されていると共に、上記押さえ板部の外面に、たすき掛けの形で掛け廻されている上記無端紐状体を収容可能なX字形の溝条が形成されている請求項2に記載した傘ホルダー。
  4. 上記無端紐状体における上記受け板部の外面に横向きに掛け廻されている上下2箇所の
    横架部のうちの上側横架部の1箇所が、上記係止部に対する係止箇所とされている請求項3に記載した傘ホルダー。
  5. 上記押さえ板部の上端高さが、当該押さえ板部に相対向状態で配備された上記受け板部の上端高さよりも低位に定められ、かつ、それら2つの板部の上端部の相互間開口によって形成される傘の差込み口が上拡がり形状に形作られている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した傘ホルダー。
  6. 2つの上記板部の下端部の相互間開口によって形成される傘の挿通口が下拡がり形状に形作られている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した傘ホルダー。
  7. 2つの上記板部が円弧状の内面を備える断面円弧状の板体によって形成されていると共に、2つの上記板部のそれぞれの左右の端縁の中間部に、凹入状の盗み凹所が形成されている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載した傘ホルダー。
  8. 上記押さえ板部の外面にセルロイド模様などの模様が施されている請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載した傘ホルダー。
JP2018241778A 2018-12-25 2018-12-25 傘ホルダー Active JP7246067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018241778A JP7246067B2 (ja) 2018-12-25 2018-12-25 傘ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018241778A JP7246067B2 (ja) 2018-12-25 2018-12-25 傘ホルダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020099628A true JP2020099628A (ja) 2020-07-02
JP7246067B2 JP7246067B2 (ja) 2023-03-27

Family

ID=71140361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018241778A Active JP7246067B2 (ja) 2018-12-25 2018-12-25 傘ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7246067B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63169916U (ja) * 1987-04-27 1988-11-04
JPH1143164A (ja) * 1997-07-23 1999-02-16 Nippon Package:Kk 食品収納容器
JP2000070024A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Kazuo Harasawa ケース付き傘及び傘収納用ケース
US6199819B1 (en) * 1999-03-29 2001-03-13 Charlie T. Churillo Umbrella holder
JP3079843U (ja) * 2001-02-26 2001-08-31 株式会社関電製作所 携帯用傘ケース
JP2002125734A (ja) * 2000-10-30 2002-05-08 Mikawa Development Service:Kk 傘ホルダ
JP2003079417A (ja) * 2001-09-16 2003-03-18 Akihiro Izumi 傘携帯ホルダー
JP3092955U (ja) * 2002-08-29 2003-04-11 倉沢 佳奈美 濡れた傘の携帯具
JP3116681U (ja) * 2005-09-13 2005-12-15 芳昭 宮本 輪ゴム等繋留プレート
CN204580170U (zh) * 2015-02-06 2015-08-26 刘福田 多功能盒伞具
JP3199858U (ja) * 2015-07-02 2015-09-10 啓江 木村 傘ホルダー

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63169916U (ja) * 1987-04-27 1988-11-04
JPH1143164A (ja) * 1997-07-23 1999-02-16 Nippon Package:Kk 食品収納容器
JP2000070024A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Kazuo Harasawa ケース付き傘及び傘収納用ケース
US6199819B1 (en) * 1999-03-29 2001-03-13 Charlie T. Churillo Umbrella holder
JP2002125734A (ja) * 2000-10-30 2002-05-08 Mikawa Development Service:Kk 傘ホルダ
JP3079843U (ja) * 2001-02-26 2001-08-31 株式会社関電製作所 携帯用傘ケース
JP2003079417A (ja) * 2001-09-16 2003-03-18 Akihiro Izumi 傘携帯ホルダー
JP3092955U (ja) * 2002-08-29 2003-04-11 倉沢 佳奈美 濡れた傘の携帯具
JP3116681U (ja) * 2005-09-13 2005-12-15 芳昭 宮本 輪ゴム等繋留プレート
CN204580170U (zh) * 2015-02-06 2015-08-26 刘福田 多功能盒伞具
JP3199858U (ja) * 2015-07-02 2015-09-10 啓江 木村 傘ホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JP7246067B2 (ja) 2023-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7216762B2 (en) Head frame for club-bagging device
CN1418070A (zh) 用于婴儿的可折拢摇篮
US5867873A (en) Fabric securing device
US20070194063A1 (en) Garment hanger
US20160047403A1 (en) Drawstring clamping device
JP2020099628A (ja) 傘ホルダー
US6062232A (en) Hair accessory holder for upright attachment
US9932746B2 (en) Integral retaining utility strap for inflatable pool
JP3162494U (ja) 幼児用だっこ紐。
US1181508A (en) Hammock.
KR20160081296A (ko) 미끄럼방지 기능을 갖는 끈이 형성된 가방
JP4558666B2 (ja) リュックサック
US20200263860A1 (en) Device to support string lights
JP3137762U (ja) ランドセル
JP3129203U (ja) 吊りベルト
JP3226344U (ja) 自転車用荷籠カバー
JP6320236B2 (ja) 自動車のトランクルーム用物品保持具
CN222109536U (zh) 一种新型吊床
KR200262398Y1 (ko) 착용식 다용도 낚시 받침대
KR100887701B1 (ko) 넥타이 행거
CN106579663A (zh) 魔术贴方便绑带
JP6999935B2 (ja) 吊下げ支持具
KR20220130977A (ko) 매듭 연습용 교구
JP3114206U (ja) ネクタイ吊り
JP3028101U (ja) 携行竿立

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7246067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150