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JP2020099149A - ブラシレスモータ - Google Patents

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JP2020099149A
JP2020099149A JP2018236927A JP2018236927A JP2020099149A JP 2020099149 A JP2020099149 A JP 2020099149A JP 2018236927 A JP2018236927 A JP 2018236927A JP 2018236927 A JP2018236927 A JP 2018236927A JP 2020099149 A JP2020099149 A JP 2020099149A
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Japan
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cylindrical portion
brushless motor
washer
shaft
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JP2018236927A
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西舘 正弘
Masahiro Nishidate
正弘 西舘
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】 精度の高い与圧を与えることが可能な玉軸受を用いたブラシレスモータを提供する。【解決手段】 第1玉軸受22の外輪22bの下端が、軸受ハウジング21の内鍔部21aの上端に当接するとともに、第1玉軸受22の内輪22aの上端が第2ワッシャ26を介してロータケース42の内側円筒部42aの下端に当接している。第2玉軸受23は、与圧部材24によって外輪23bの上端に与圧を付与されるとともに、内輪23aの下端がシャフト41に装着された第1ワッシャ25に当接している。【選択図】 図1

Description

本発明は、玉軸受を用いたブラシレスモータに関する。
プロジェクタ装置のカラーホイールやプリンタ装置のポリゴンミラー等を回転駆動させるスピンドルモータとして、アウターロータ型のブラシレスモータが用いられている。このようなモータでは極めて高精度な回転性能が要求されており、軸受には一般的に玉軸受が用いられている。玉軸受を用いたモータでは、回転軸の振れ精度向上や振動を低減するために、玉軸受にある程度の軸方向の与圧を与えた状態で使用される。
特許文献1に記載のブラシレスモータでは、ロータのハブから遠い方の玉軸受に、ハブ方向のスラスト力を与える与圧手段を設けている。この与圧手段は、ばね受け板と、この受け板とハブから遠い方の玉軸受との間に圧縮状態で挟持されるリング状のスラストばねとで構成されている。
特許文献1に記載のブラシレスモータによれば、ばね受け板は、回転軸に圧入または接着剤により固定され、回転軸の軸方向および周方向に移動することなく設けられて、スラストばねを支持する。そのため、ばね受け板を動き止めする止め輪を省略でき、それに伴い止め輪を回転軸に取付けるための回転軸への溝加工を省略できるとされている。
特許文献2には、ハウジングと、このハウジングの内部に嵌合固定された一対のボールベアリングと、この一対のボールベアリングに回転可能に支持された回転軸と、この回転軸に固定されたロータヨークと、このロータヨークの上部に固定された回転多面体を有する光走査装置が記載されている。この光走査装置では、与圧バネと与圧部材によって一方のボールベアリングを与圧している。
実開平5−41387号公報 特開平5−184115号公報
特許文献1に記載のブラシレスモータでは、スラストばねによって玉軸受の外輪ではなく径の小さい内輪に与圧を付与している。このため、スラストばね自体も小径のものを用いることになる。
スラストばねとして用いられるウエーブワッシャでは、与圧と撓み量は比例関係にあり、この比例定数はウエーブワッシャの平均直径に反比例し、材質、板厚、波数などが同じであれば、平均直径が小さいほど比例定数が大きくなる。
したがって、特許文献1に記載のブラシレスモータでは、僅かな撓み量の変化で与圧が大きく変化し易い。
このため、特許文献1に記載のブラシレスモータでは、回転軸へのばね受け板の圧入量にバラツキがあると、与圧に大きなバラツキが生じ易く、適性な与圧を付与するのが困難である。
また、特許文献1に記載のブラシレスモータでは、ばね受け板を回転軸の外周に圧入または接着剤により固定しているため、モータを分解・再利用することが困難である。
特許文献2に記載の光走査装置では、回転軸にねじ穴を加工し、ねじの締め付け量でボールベアリングに与圧を与える構造となっている。
このため、部品公差や組立公差の他に、ねじの締め付け量のバラツキが与圧のバラツキに大きく影響し、適性な与圧を付与するのが困難である。
また、特許文献2に記載の光走査装置では、駆動時にねじが緩むと与圧が変化するため、ねじを接着剤等で完全に固定する必要があり、モータを分解・再利用することが困難である。
そこで、本発明の目的は、精度の高い与圧を与えることが可能な玉軸受を用いたブラシレスモータを提供しようとするものである。
以下、上記の課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用することができる。また、本発明の態様あるいは技術的特徴は以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものである。
本発明の一実施態様は、
シャフトと駆動用マグネットを有するロータと、
前記シャフトを支持する軸受部と、
前記軸受部の外周に位置し、前記駆動用マグネットと対向するステータと、
を備えるブラシレスモータにおいて、
前記ロータは、前記シャフトに固定された内側円筒部と、前記内側円筒部から径方向に延びた天板部と、前記天板部から下方に延びて内側に前記駆動用マグネットが固定された外側円筒部を有し、
前記軸受部は、内部に内鍔部を有する筒状の軸受ハウジングと、前記内鍔部の上部に装着された第1玉軸受と、前記内鍔部の下部に装着された第2玉軸受と、与圧部材を有し、
前記第1玉軸受は、外輪の下端が前記内鍔部の上端に当接し、内輪の上端が前記内側円筒部の下端に当接し、
前記第2玉軸受は、前記与圧部材によって外輪の上端に与圧を付与され、内輪の下端が前記シャフトに装着された第1ワッシャに当接している、
ことを特徴とする。
本発明の他の実施態様では、更なる特徴として、
「前記与圧部材は円環状のウェーブワッシャであり、前記ウェーブワッシャは、前記内鍔部と前記第2玉軸受の外輪との間に挟みこまれ、圧縮バネとして機能することにより、前記第2玉軸受の外輪に与圧を付与すること」、
「前記シャフトは円周溝を有し、前記第1ワッシャは前記円周溝に装着されていること」、
「前記内側円筒部と前記天板部と前記外側円筒部は、一体金属の板金加工品からなり、前記内側円筒部の下端は、前記第1玉軸受の内輪の上端に第2ワッシャを介して接していること」、
「前記内側円筒部と前記天板部は一体金属の切削加工品からなり、前記外側円筒部は板金加工品からなり、前記内側円筒部の下端は前記第1玉軸受の内輪の上端に直接接していること」、
を含む。
本発明のブラシレスモータによれば、与圧部材と第1ワッシャによって玉軸受に精度の高い与圧を与えることができる。
本発明の第1の実施形態例に係るブラシレスモータの縦断面図である。 本発明の第1の実施形態例に係るブラシレスモータの軸受部を拡大して示した縦断面図である。 本発明の第2の実施形態例に係るブラシレスモータの縦断面図である。
以下、本発明の実施形態例を、図面を参照して説明する。
なお、本明細書では、各図面の上方向を「上側」と呼び、下方向を「下側」と呼ぶ。また、上下方向は、ブラシレスモータが実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、シャフトの中心軸に平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸を中心とする半径方向を「径方向」と呼ぶ。
(第1の実施形態例)
本発明の第1の実施形態例を、図1と図2を用いて説明する。
本例のブラシレスモータは、主に、取付板10と、軸受部20と、ステータ30と、ロータ40で構成されている。
取付板10は、表面に印刷回路を形成したいわゆる鉄基板、あるいは鉄基板に印刷配線板11を重ねた基板などが用いられ、中央部分に軸受部20を嵌め込んで固定できるように所定の開口が設けられている。
この取付板10もしくは印刷配線板11には、後述の駆動用マグネット43の下端と軸方向(図1の上下方向)で対向するようにホール素子(不図示)が設けられており、このホール素子によってロータ40の回転を検出することができる。
軸受部20は、ロータ40を回転自在に支持するものであり、軸受ハウジング21と、第1玉軸受22と、第2玉軸受23と、予圧部材24を備えている(図2参照)。
軸受ハウジング21は、第1玉軸受22と第2玉軸受23を内部に保持する。この軸受ハウジング21は、上端と下端が開口した略円筒状を成し、内部に円環状の内鍔部21aを有している。
なお、軸受ハウジング21は、例えば金属材料の切削品や樹脂の一体成形品などを用いることができ、本例では真鍮製の切削品を用いている。
第1玉軸受22は、シャフト41に嵌着される内輪22aと、軸受ハウジング21の内面に当接される外輪22bと、内輪22aと外輪22bの間に転動自在に支持された複数のボール22cを有する。
第1玉軸受22は、外輪22bの下端が内鍔部21aの上端に当接している。
第2玉軸受23は、シャフト41に嵌着される内輪23aと、軸受ハウジング21の内面に当接される外輪23bと、内輪23aと外輪23bの間に転動自在に支持された複数のボール23cを有する。
この第2玉軸受23は、内鍔部21aの下方に配されている。
予圧部材24は、第2玉軸受23の外輪23bの上端に与圧を付与できるものであれば特に限定されるものではないが、本例では予圧部材24としてウェーブワッシャを用いている。ウェーブワッシャは、円環状の薄板に波形状を設けたものであり、波数を適宜設計することで軸方向荷重を全周で平均して受けることができるとともに、軸方向の高さを低くでき、予圧部材24として好適である。
本例では予圧部材24を、内鍔部21aと第2玉軸受23の外輪23bとの間に挟み、圧縮バネとして機能させることで第2玉軸受23の外輪23bに軸方向の与圧を付与している。
予圧部材(ウェーブワッシャ)24の外径は、第2玉軸受23の外輪23bの外径とほぼ同じである。また、予圧部材24の内径は、第2玉軸受23の内輪23aの外径よりも大きい。つまり、予圧部材24は、第2玉軸受23の内輪23aには当接せず、外輪23bだけに当接している。
なお、予圧部材24としてウエーブワッシャを用いる場合、与圧の大きさに応じて材質、内径、外径、板厚、波数を適宜設定することができる。
ステータ30は、ステータコア31、コアカバー32及びコイル(不図示)を備えている。
ステータコア31は、中心に円形の開口を有し複数の突極が形成された板状コアの積層体からなり、軸受ハウジング21の外周面の所定の位置に固定されている。
ステータコア31の表面は絶縁性樹脂からなるコアカバー32で被覆され、このコアカバー32を介して各突極にコイルが巻かれている。
ロータ40は、シャフト41と、シャフト41と一体に回転するロータケース42と、ロータケース42の内側に固定された駆動用マグネット43を備えている。
シャフト41は、細長い略円柱状を成し、軸受部20によって回転自在に支持されている。
シャフト41の下端近傍に位置する部分には、円周溝41aが設けられている。この円周溝41aは、シャフト41の外周に形成された環状の凹部で形成されている。
円周溝41aには、第1ワッシャ25が装着されている。この第1ワッシャ25の外径は、第2玉軸受23の内輪23aの外径よりも大きく、第2玉軸受23の外輪23bの内径よりも小さい。つまり、第1ワッシャ25の上面は、第2玉軸受23の外輪23bの下面には当接せず、内輪23aの下面だけに当接している。
第1ワッシャ25の材質や形状は特に限定されるものではなく、耐久性と装着容易性の面で、耐環境性・耐摩耗性の高い樹脂製のスリットワッシャあるいは金属製のEリング(E形止め輪)もしくはCリング(C形止め輪)が好適である。
ロータケース42は、磁性を有する一体金属の板金加工品から成る。このロータケース42は、シャフト41と同軸で円筒状に形成された内側円筒部42aと、この内側円筒部42aの上端から径方向に延びた天板部42bと、この天板部42bから下方に延びる外側円筒部42cで構成されている。
内側円筒部42aの内側には、シャフト41が圧入等によって固定されている。
外側円筒部42cの内側には、ステータコア31の突極と所定の間隙を介して径方向で対向するように円環状の駆動用マグネット43が固定されている。この駆動用マグネット43は、周方向にN極とS極が交互に複数着磁されている。
内側円筒部42aの下端は、第1玉軸受22の内輪22aの上端に第2ワッシャ26を介して接している。この第2ワッシャ26の外径は、第1玉軸受22の内輪22aの外径よりも大きく、第1玉軸受22の外輪22bの内径よりも小さい。つまり、第2ワッシャ26の下面は、第1玉軸受22の外輪22bの上面には当接せず、内輪22aの上面だけに当接している。
第2ワッシャ26の材質や形状は特に限定されるものではないが、耐環境性、耐摩耗性の高い樹脂製ワッシャが好適である。なお、第2ワッシャ26は、1枚に限らず、複数枚使用してもよい。
シャフト41には、ロータケース42の上方にターンテーブル50が圧入等によって固定されている。
ターンテーブル50はテーブル部51とボス部52を有し、プロジェクタ装置のカラーホイールやプリンタ装置のポリゴンミラーは、テーブル部51の上に搭載され、ボス部52によって位置決めされる。
このターンテーブル50の材料は特に限定されるものではなく、例えば真鍮等の金属や、ポリカーボネートやポリエーテルイミド等の樹脂を用いることができる。
本例のブラシレスモータにおいて、ロータ40を軸受部20によって支持する際は、まず、ステータ30が装着された軸受部20に、第1ワッシャ25を装着しない状態でシャフト41を第1玉軸受22と第2玉軸受23に嵌着する。これにより、ロータケース42の内側円筒部42aの下端は、第1玉軸受22の内輪22aの上端に第2ワッシャ26を介して接することとなる。次に、第2玉軸受23の内輪23aを僅かに押し上げながら、シャフト41の円周溝41aに第1ワッシャ25を装着する。これにより、予圧部材24が所定量圧縮され、予圧部材24が圧縮バネとして機能する。
本例のブラシレスモータでは、第1玉軸受22の外輪22bの下端が内鍔部21aの上端に当接するとともに、第1玉軸受22の内輪22aの上端が第2ワッシャ26を介してロータケース42の内側円筒部42aの下端に当接している。また、第2玉軸受23は、与圧部材24によって外輪23bの上端に与圧を付与されるとともに、内輪23aの下端がシャフト41に装着された第1ワッシャ25に当接している。
このため、与圧部材24によって第2玉軸受23の外輪23bの上端に付与された与圧は、第1ワッシャ25および内側円筒部42a(および第2ワッシャ26)を介して第1玉軸受22にも作用することとなる。
このように本例のブラシレスモータでは、与圧部材24によって第2玉軸受23の外輪23bに与圧を付与するため、内輪23aに与圧を付与する場合に比べ、径が大きく、与圧と撓み量との関係を示す比例定数が大きな与圧部材を用いることができる。それに加え、管理が難しいねじの締め付け量に応じて与圧を付与するものではないため、与圧のバラツキを小さく管理でき、適性な与圧を付与することができる。
また、本例のブラシレスモータでは、与圧部材24として円環状のウェーブワッシャを用い、このウェーブワッシャを内鍔部21aと第2玉軸受23の外輪23bとの間に挟み込んで圧縮バネとして機能させ、与圧を付与している。このため、ブラシレスモータの軸方向の高さを抑制できるとともに、軸受の全周に与圧を均等に付与することができる。
また、本例のブラシレスモータでは、第1玉軸受22と第2玉軸受23に与圧部材24と協働で与圧を付与する第1ワッシャ25を、シャフト41の円周溝41aに装着している。このため、接着剤を用いることなく第1玉軸受22と第2玉軸受23に与圧を付与することが可能であり、モータを分解・再利用することが可能になる。
(第2の実施形態例)
本発明の第2の実施形態例を、図3を用いて説明する。図3において、図1および図2中の部材と同等の部材には同一の符号を付しており、重複する部分については説明を省略する。
本例のブラシレスモータは、ロータの構造だけが第1の実施形態例と異なる。
本例のロータ140は、シャフト141と、シャフト141と一体に回転するロータケース142と、ロータケース142の内側に固定された駆動用マグネット143を備えている。
シャフト141は、軸受部20によって回転自在に支持されている。シャフト141の下端近傍には、第1ワッシャ25が装着された円周溝141aが設けられている。
ロータケース142は、シャフト141と同軸で円筒状に形成された内側円筒部142aと、この内側円筒部142aから径方向に延びた天板部142bと、この天板部142bから下方に延びる外側円筒部142cで構成されている。内側円筒部142aと天板部142bは一体金属の切削加工品からなり、駆動用マグネット143のバックヨークとなる外側円筒部142cは磁性を有する一体金属の板金加工品からなる。なお、外側円筒部142cは、カシメ加工や接着等によって天板部142bに固定される。
内側円筒部142aの内側にはシャフト141が圧入等によって固定されており、内側円筒部142aの下端は第1玉軸受22の内輪22aの上端に直接接している。
外側円筒部142cの内側には、ステータコア31の突極と所定の間隙を介して径方向で対向するように円環状の駆動用マグネット143が固定されている。この駆動用マグネット143は、周方向にN極とS極が交互に複数着磁されている。
本例では、ロータケース142の天板部142bがターンテーブルとして機能する。なお、プロジェクタ装置のカラーホイールやプリンタ装置のポリゴンミラーは、天板部142bの上に搭載され、内側円筒部142aの上部のボス形状によって位置決めされる。
本例のブラシレスモータにおいても、与圧部材24によって第2玉軸受23の外輪23bの上端に付与された与圧は、第1ワッシャ25および内側円筒部142aを介して第1玉軸受22にも作用することとなる。
また、本例のブラシレスモータにおいても、与圧部材24によって第2玉軸受23の外輪23bに与圧を付与するため、径が大きく、与圧と撓み量との関係を示す比例定数が大きな与圧部材を用いることができる。それに加え、管理が難しいねじの締め付け量に応じて与圧を付与するものではないため、与圧のバラツキを小さく管理でき、適性な与圧を付与することができる。
また、本例のブラシレスモータにおいても、与圧部材24として円環状のウェーブワッシャを用い、このウェーブワッシャを内鍔部21aと第2玉軸受23の外輪23bとの間に挟み込んで圧縮バネとして機能させ、与圧を付与している。このため、ブラシレスモータの軸方向の高さを低くできるとともに、軸受の全周に与圧を均等に付与することができる。
また、本例のブラシレスモータにおいても、第1玉軸受22と第2玉軸受23に与圧部材24と協働で与圧を付与する第1ワッシャ25を、シャフト141の円周溝141aに装着している。このため、接着剤を用いることなく第1玉軸受22と第2玉軸受23に与圧を付与することが可能であり、モータを分解・再利用することが可能になる。
また、本例のブラシレスモータでは、第1玉軸受22の内輪22aの上端に接する内側円筒部142aは一体金属の切削加工品からなる。このため、内側円筒部142aはバリのない高い寸法精度を有するものとなり、内輪22aと内側円筒部142aの間に装着する第2ワッシャを省略することができる。
また、本例のブラシレスモータでは、駆動用マグネット143のバックヨークとなる外側円筒部142cとターンテーブルとなる天板部142bを別部材で形成し、外側円筒部142cの部分だけを板金加工品としているため、バックヨーク加工時の偏肉を抑制し、モータ回転中の振動を低減することもできる。
以上、本発明の2つの実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態例を適宜に変形可能である。
具体的には、与圧部材としては、ウェーブワッシャに限らず、例えば皿バネや圧縮コイルバネなども用いることができる。
また、軸受ハウジングの内鍔部は、円環状に限らず、軸受ハウジングの内周に部分的に形成してもよい。
10 取付板
11 回路基板
20 軸受部
21 軸受ハウジング
21a 内鍔部
22 第1玉軸受
22a 内輪
22b 外輪
22c ボール
23 第2玉軸受
23a 内輪
23b 外輪
23c ボール
24 与圧部材
25 第1ワッシャ
26 第2ワッシャ
30 ステータ
31 ステータコア
32 コアカバー
40、140 ロータ
41、141 シャフト
41a、141a 円周溝
42、142 ロータケース
42a、142a 内側円筒部
42b、142b 天板部
42c、142c 外側円筒部
43、143 駆動用マグネット
50 ターンテーブル
51 テーブル部
52 ボス部

Claims (5)

  1. シャフトと駆動用マグネットを有するロータと、
    前記シャフトを支持する軸受部と、
    前記軸受部の外周に位置し、前記駆動用マグネットと対向するステータと、
    を備えるブラシレスモータにおいて、
    前記ロータは、前記シャフトに固定された内側円筒部と、前記内側円筒部から径方向に延びた天板部と、前記天板部から下方に延びて内側に前記駆動用マグネットが固定された外側円筒部を有し、
    前記軸受部は、内部に内鍔部を有する筒状の軸受ハウジングと、前記内鍔部の上部に装着された第1玉軸受と、前記内鍔部の下部に装着された第2玉軸受と、与圧部材を有し、
    前記第1玉軸受は、外輪の下端が前記内鍔部の上端に当接し、内輪の上端が前記内側円筒部の下端に当接し、
    前記第2玉軸受は、前記与圧部材によって外輪の上端に与圧を付与され、内輪の下端が前記シャフトに装着された第1ワッシャに当接している。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記与圧部材は、円環状のウェーブワッシャであり、
    前記ウェーブワッシャは、前記内鍔部と前記第2玉軸受の外輪との間に挟みこまれ、圧縮バネとして機能することにより、前記第2玉軸受の外輪に与圧を付与する。
  3. 請求項1または2に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記シャフトは、円周溝を有し、
    前記第1ワッシャは、前記円周溝に装着されている。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記内側円筒部と前記天板部と前記外側円筒部は、一体金属の板金加工品からなり、
    前記内側円筒部の下端は、前記第1玉軸受の内輪の上端に第2ワッシャを介して接している。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記内側円筒部と前記天板部は、一体金属の切削加工品からなり、
    前記外側円筒部は、板金加工品からなり、
    前記内側円筒部の下端は、前記第1玉軸受の内輪の上端に直接接している。
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