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JP2020096295A - 呼制御システム - Google Patents

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JP2020096295A
JP2020096295A JP2018233518A JP2018233518A JP2020096295A JP 2020096295 A JP2020096295 A JP 2020096295A JP 2018233518 A JP2018233518 A JP 2018233518A JP 2018233518 A JP2018233518 A JP 2018233518A JP 2020096295 A JP2020096295 A JP 2020096295A
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勇真 五十嵐
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和愛 三上
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Abstract

【課題】呼の種類に対応した通話開始タイミングをユーザに通知すること。【解決手段】本開示の一側面に係る呼制御システムは、付加サービスを伴う呼を発信端末と着信端末との間で確立することが可能である。この呼制御システムは判定部および通知部を備える。判定部は、発信端末からの呼確立要求信号に応答して、要求された呼の種類を判定する。呼の種類は、付加サービスに関連して第1再生時間の第1メッセージが再生される第1呼と、付加サービスに関連して第2再生時間の第2メッセージが再生される第2呼とを含む。通知部は、判定された呼の種類に対応する再生時間に基づく通話開始タイミングを、発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信する。【選択図】図2

Description

本開示の一側面は呼制御システムに関する。
付加サービスを伴う呼の制御に関して、その呼を介した通話を開始できるタイミングを発信者および着信者の少なくとも一方に知らせる仕組みが知られている。例えば、特許文献1には、データ通信が完了するまでの残り時間が予め設定した所定時間以内である場合には、音声通話要求者に対して待機する旨を通知してデータ通信完了後に音声通話開始可能であることを通知する無線通信システムが記載されている。
特開2012−10115号公報
複数種類の呼を処理する可能性がある呼制御システムでは、付加サービスを伴う呼の種類に応じて通話開始タイミングが異なることがあり得る。そのため、呼の種類に対応した通話開始タイミングをユーザに通知することが望まれる。
本開示の一側面に係る呼制御システムは、付加サービスを伴う呼を発信端末と着信端末との間で確立することが可能である。この呼制御システムは判定部および通知部を備える。判定部は、発信端末からの呼確立要求信号に応答して、要求された呼の種類を判定する。呼の種類は、付加サービスに関連して第1再生時間の第1メッセージが再生される第1呼と、付加サービスに関連して第2再生時間の第2メッセージが再生される第2呼とを含む。通知部は、判定された呼の種類に対応する再生時間に基づく通話開始タイミングを、発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信する。
このような側面においては、要求された呼の種類に対応するメッセージの再生時間に基づく通話開始タイミングが発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つに通知され、その通知を受けた通信端末上で表示される。この仕組みによって、呼の種類に対応した通話開始タイミングをユーザに通知することができる。
本開示の一側面によれば、呼の種類に対応した通話開始タイミングをユーザに通知することができる。
実施形態に係る呼制御システムの全体構成の一例を示す図である(第1実施形態)。 実施形態に係る発側ASの機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である(第1実施形態)。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である(第1実施形態)。 実施形態に係る呼制御システムの全体構成の別の例を示す図である(第2実施形態)。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である(第2実施形態)。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である(第2実施形態)。 実施形態に係る通信制御装置(例えば発側AS)に用いられるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示での実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
呼制御システムは、発信端末と着信端末との間の呼を制御するコンピュータシステムである。呼とは発信端末と着信端末との間で一時的に占有される通信経路のことをいう。発信端末とは最初に呼接続を要求する通信端末のことをいい、着信端末とはその呼接続要求に応答する通信端末のことをいう。これら二つの通信端末間で呼が確立されることで、発信者(発信端末のユーザ)および着信者(着信端末のユーザ)は会話することができる。通話とは、発信端末と着信端末との間で送受信される音声を意味し、また、発信端末と着信端末との間での音声の送受信も意味する。
本実施形態では、呼制御システムは、接続された呼に関連する任意のサービス機能を付加サービスとして提供することができる。付加サービスの例として、発信端末と着信端末との間の通話をテキストに変換して、変換されたテキストを発信端末および着信端末の少なくとも一方に表示させる音声テキスト化サービス(これは音声認識サービスともいう。)が挙げられる。しかし、付加サービスはこれに限定されるものではなく、呼制御システムは任意の付加サービスを提供してよい。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る呼制御システム1の全体構成を示す図である。呼制御システム1は、発信端末31が在圏する発側ネットワーク21と、着信端末32が在圏する着側ネットワーク22と、発側ネットワーク21および着側ネットワーク22を接続するコアネットワーク10とを備える。呼制御システム1では、複数の装置および端末の間で制御信号が伝送されることで呼(通信経路)が確立され、音声を示すデータ信号がその呼を介して伝送されることで、通話が可能になる。
発信端末31および着信端末32はいずれも、通話機能を有する通信端末である。発信端末31および着信端末32のそれぞれは固定端末でもよいし携帯端末でもよい。発信端末31および着信端末32の例として、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、またはパーソナルコンピュータが挙げられるが、端末の種類はこれらに限定されない。発信端末31と着信端末32とで端末の種類が同じでもよいし異なってもよい。
発側ネットワーク21および着側ネットワーク22はいずれも、端末が直接に接続するアクセスネットワークである。アクセスネットワークの構成は限定されない。例えば、アクセスネットワークは任意の無線ネットワークまたは有線ネットワークであってもよい。発側ネットワーク21と着側ネットワーク22との間でアクセスネットワークの種類(プロトコル)が同じでもよいし異なってもよい。
コアネットワーク10は、呼制御システム1の中核を成すネットワークであり、様々な通信制御装置を備える。本実施形態では、コアネットワーク10はIMSネットワークであるとする。IMSネットワークは、通信プロトコルとしてSIPを用い、データ通信だけでなく音声または動画のリアルタイム通信を実現するマルチメディアサービスを提供できるネットワークである。IMSネットワークでは、呼セッション制御機能(CSCF:Call Session Control Function)、アプリケーションサーバ(AS:Application Server)、ゲートウェイ、加入者管理機能(HSS:Home Subscriber Server)などの複数の通信制御装置により呼が処理される。CSCFは、呼またはセッションを設定したり、予め定められたサービスを起動したりする呼制御装置である。アプリケーションサーバは、予め定められた付加サービス(例えば、音声テキスト化サービス)を実行したり、その付加サービスの実行の可否を判定したりする装置である。ゲートウェイは、アクセスネットワークとコアネットワークとを接続する装置である。HSSはユーザのプロファイル(加入者情報)を記憶する装置(データベース)である。
図1は、付加サービスを伴う呼の制御に特に関連する通信制御装置を示し、具体的には、発側CSCF11、着側CSCF12、発側AS13、着側AS14、発側MCE15、および発側SMS−GW16を示す。
発側CSCF11および着側CSCF12はいずれも、発信端末31と着信端末32とを通信接続するための呼制御を実行する。発側CSCF11と着側CSCF12との間で制御信号およびデータ信号(例えば音声データ)が送受信されることで、発側と着側とが相互に接続される。発側AS13は発側のアプリケーションサーバであり、着側AS14は着側のアプリケーションサーバである。発側MCE(Media Composition Enabler)15は通話の付加機能を提供するメディア処理装置である。発側SMS−GW(SMSゲートウェイ)16はコアネットワークと他のネットワークとを接続するゲートウェイの一種であり、ショートメッセージサービス(SMS)を提供する装置である。発側MCE15および発側SMS−GW16はいずれも、発側AS13と連携して付加サービスを実行する。発側MCE15および発側SMS−GW16はいずれも発側に位置する。
図1はさらに発側Webサーバ41を示す。発側Webサーバ41は、付加サービスに関連する処理を実行するサービス基盤の少なくとも一部を構成するコンピュータである。発側Webサーバ41はコアネットワーク10とは別の通信ネットワーク内に設けられ、発信端末31および発側AS13のそれぞれとデータ通信を実行することができる。発側Webサーバ41も、発側AS13と連携して付加サービスを実行する。発信端末31は発側Webサーバ41と接続することで付加サービスを発信者に提供することができる。付加サービスを実行するために、発側Webサーバ41は必要に応じて、付加サービスの主たる処理を実行するサービスエンジン(図示せず)と通信接続する。付加サービスが音声テキスト化サービスであれば、サービスエンジンは、音声認識を用いて音声をテキストに変換する音声認識エンジンであり、発側Webサーバ41はその音声認識エンジンと通信接続して発信端末31に音声テキスト化サービスを提供する。
図1に示す各装置は、少なくとも一つのコンピュータを用いて構成される。複数のコンピュータが用いられる場合には、これらのコンピュータが通信ネットワークを介して相互に接続することで、論理的に一つの装置が構築される。
図2は、本実施形態で特に説明する発側AS13の機能構成の一例を示す図である。発側AS13は機能要素としてサービス制御部131を備える。サービス制御部131は、発信端末31と着信端末32との間の呼に対応する付加サービスに関連する処理を実行する機能要素である。サービス制御部131は呼判定部132およびメッセージ制御部133を備える。
呼判定部132は、呼確立要求信号に応答して、発信端末31から要求された呼の種類を判定する機能要素である。呼制御システム1で用いられる呼の種類は限定されず、任意の基準で設定されてよい。本実施形態では呼の種類として緊急呼および一般呼を例示する。緊急呼とは警察、消防、救急などの緊急対応機関に接続される呼のことをいい、一般呼とは緊急呼以外の呼のことをいう。
メッセージ制御部133は、通話開始タイミングを通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報をその通信端末に送信する機能要素である。したがって、メッセージ制御部133は通知部として機能する。「タイミング情報を通信端末に送信する」とは、タイミング情報が最終的に通信端末によって受信される送信のことをいう。したがって、タイミング情報は通信端末に直接に送信されてもよいし、他のコンピュータまたは通信機器を経由して通信端末に送信されてもよい。
通話開始タイミングとは、付加サービスに関連するメッセージの再生が通信端末において終了してユーザが相手と通話を開始できるタイミングのことをいう。「メッセージの再生」とは、メッセージを音声として出力する処理のことをいう。付加サービスに関連するメッセージは音声信号として通信端末に送信され、通信端末はそのメッセージをスピーカから出力する。したがって、付加サービスに関連するメッセージは音声メッセージであり、ユーザはその音声メッセージを聴覚的に認識することができる。メッセージの内容は何ら限定されない。例えば、メッセージは、付加サービスが提供されることを事前にユーザに知らせたり、付加サービスの内容を事前に説明したりするためのガイダンスであってもよい。付加サービスに関連するメッセージ(音声メッセージ)が発信端末31および着信端末32の少なくとも一つで再生されている間は、発信者および着信者は互いに会話することができず、彼らは通話開始タイミングが到来した時点から会話することができる。タイミング情報は通話開始タイミングをユーザ(発信者および着信者の少なくとも一方)に視覚的に認識させるために用いられる。通話開始タイミングが通信端末のモニタ上に表示されることで、ユーザはいつから通話できるかを知ることができる。
呼制御システム1は、複数種類の呼を制御することができる。呼の種類は、付加サービスに関連して第1再生時間の第1メッセージが再生される第1呼と、付加サービスに関連して第2再生時間の第2メッセージが再生される第2呼とを含む。「第1メッセージ(または第2メッセージ)が再生される」とは、第1メッセージ(または第2メッセージ)が発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末で再生されることをいう。第1再生時間と第2再生時間とは互いに異なる。すなわち、付加サービスに関連するメッセージの再生時間は呼の種類によって異なり、したがって、通話開始タイミングも呼の種類によって異なる。例えば、一般呼の場合には15秒間のメッセージMaが通信端末で再生され、緊急呼の場合には7秒間のメッセージMbが通信端末で再生されてもよい。この例では、一般呼の場合には、15秒後に通話を開始できることを示す通話開始タイミングが発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示される。緊急呼の場合には、7秒後に通話を開始できることを示す通話開始タイミングが発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示される。
図3および図4を参照しながら、本実施形態に係る呼制御システム1の動作の例を説明する。図3および図4はいずれも呼制御システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。図3は、付加サービスを伴う呼を確立する処理の一例を示す。図4は、通話開始タイミングをユーザに伝える処理の一例を示す。理解を容易にするために、図3および図4では、通話および付加サービスの制御に特に関係する構成要素、処理、およびデータ信号に限って示す。
まず、図3を参照しながら、付加サービスを伴う呼を確立する処理の一例を処理フローS1として説明する。
ステップS101では、発信端末31が発信者の発信操作に応じてINVITEメッセージを送信し、発側CSCF11がそのINVITEメッセージを発側AS13に転送する。INVITEメッセージは、発信端末31と着信端末32との間に呼(セッション)を確立するために伝送される制御信号(呼確立要求信号)である。このINVITEメッセージは発側ネットワーク21を経由してコアネットワーク10に入る。コアネットワーク10では、発側CSCF11がそのINVITEメッセージを発側AS13に転送する。
ステップS102では、サービス制御部131がそのINVITEメッセージに応答して発信端末31(発信者)のために付加サービスを起動する。サービス制御部131は加入者管理機能にアクセスして発信者の加入者情報を参照し、発信者が付加サービスを契約しているか否かを判定する。発信者が付加サービスを契約している場合に、サービス制御部131はサービスを起動する。本実施形態では、発信者が付加サービスの契約者であることを前提とする。
ステップS103では、呼判定部132がそのINVITEメッセージに応答して、発信端末31から要求された呼の種類を判定する。例えば、呼判定部132はINVITEメッセージ内のRequest−URI(URIはUniform Resource Identifierの略である。)を参照することで呼の種類を判定してもよい。具体的には、呼判定部132は、緊急呼を示すSOS URN(URNはUniform Resource Nameの略である。)をRequest−URIが含む場合に、緊急呼が要求されていると判定し、Request−URIがSOS URNを含まない場合に、一般呼が要求されていると判定してもよい。呼判定部132は判定した呼の種類を後続の処理のために保持する。
ステップS104では、サービス制御部131が発側SMS−GW16にプッシュ通知を送信し、ステップS105では、発側SMS−GW16がそのプッシュ通知に応答して発信端末31にプッシュ要求を送信する。プッシュ要求は、発信端末31が発側Webサーバ41から付加サービスを受けるために必要な情報(例えばデバイストークンなど)を含み、プッシュ通知は、そのプッシュ要求を構成する情報の少なくとも一部を含む。
ステップS106では、サービス制御部131が発側MCE15との接続のためにINVITEメッセージを発側MCE15に送信する。発側MCE15はそのINVITEメッセージに応答して付加サービスのための処理を実行した後に、ステップS107において200_OKメッセージを送信する。200_OKメッセージは、INVITEメッセージに対応する処理が正常に実行されたことを示す応答信号である。すなわち、200_OKメッセージはINVITEメッセージに対応する成功応答信号である。
ステップS108では、サービス制御部131が発側CSCF11にINVITEメッセージを返し、ステップS109では、発側CSCF11がそのINVITEメッセージを着信端末32に向けて送信する。INVITEメッセージは発側CSCF11から着側CSCF12に転送され、最終的に、着側CSCF12から着側ネットワーク22を経由して着信端末32に送信される。着信端末32がそのINVITEメッセージを受信することで、着信端末32に対する呼出処理が完了する。
ステップS110では、着信者が電話に出たことに応答して、着信端末32が200_OKメッセージを送信し、この200_OKメッセージが着側ネットワーク22、コアネットワーク10、および発側ネットワーク21を介して発信端末31に到達する。コアネットワーク10では、発側CSCF11は着側CSCF12から受信した200_OKメッセージを発側AS13に転送する。発側AS13では、サービス制御部131がそのメッセージを処理して、最後に200_OKメッセージを発側CSCF11に返す。発側CSCF11はその200_OKメッセージを発信端末31に転送する。発信端末31が200_OKメッセージを受信することで、発信端末31と着信端末32との間に、データ信号を伝送するためのU−Plane(ユーザ・プレイン)のバスが確立される。すなわち、発信端末31と着信端末32との間に呼が確立される。
ステップS120では、発信端末31が200_OKメッセージに応答してACKメッセージを送信し、このACKメッセージが発側ネットワーク21、コアネットワーク10、および着側ネットワーク22を介して着信端末32に到達する。コアネットワーク10では、発側CSCF11は発信端末31から受信したACKメッセージを発側AS13に転送する。発信端末31から発側AS13へのACKメッセージの伝送を特にステップS121として示す。発側AS13では、サービス制御部131がそのメッセージを処理して、最後にACKメッセージを発側CSCF11に返す。発側CSCF11はそのACKメッセージを着信端末32に向けて転送する。着信端末32がACKメッセージを受信することで、発信端末31と着信端末32との間で通話が可能になる。
次に、図4を参照しながら、通話開始タイミングをユーザに伝える処理の一例を処理フローS2として説明する。
ステップS201では、発信端末31が付加サービスのためのアプリケーションプログラムを起動するために接続要求を発側Webサーバ41に送信する。接続要求は発信端末31と発側Webサーバ41との間に通信接続を確立するためのデータ信号であり、プッシュ要求により提供された情報の少なくとも一部(例えば、発信端末31のデバイストークン)を含む。
ステップS202では、発側Webサーバ41と発側AS13のサービス制御部131との間で、発信者を認証するための処理が実行される。発側Webサーバ41は、接続要求により提供された情報の少なくとも一部(例えば、発信端末31のデバイストークン)を含む認証要求を発側AS13に送信する。サービス制御部131はその認証要求に応答して認証処理を実行する。例えば、サービス制御部131はデバイストークンが有効か否かを検査する。サービス制御部131はその処理結果を発側Webサーバ41に送信する。本実施形態では、発信者が認証されることを前提とする。
ステップS203では、発信端末31が付加サービスのためのアプリケーションプログラムを起動させて起動信号を発側Webサーバ41に送信する。起動信号はそのアプリケーションプログラムを実行するためのデータ信号である。
ステップS204では、発側Webサーバ41がその起動信号に応答して発側AS13にアプリケーション起動通知を送信する。発側AS13ではサービス制御部131がそのアプリケーション起動通知に基づいて、付加サービスに関する処理を実行する。
ステップS205では、発信端末31が、発信者が付加サービスの利用に同意することを示す同意信号を発側Webサーバ41に送信する。
ステップS206では、発側Webサーバ41がその同意信号に応答して発側AS13にサービス同意通知を送信する。このサービス同意通知は発信者の同意を示す。発側AS13ではサービス制御部131がそのサービス同意通知に基づいて、付加サービスに関する処理を実行する。
上述したステップS121において発信端末31から発側AS13にACKメッセージが伝送されると、ステップS207においてメッセージ制御部133が、発信端末31で再生させるメッセージを決定する。メッセージ制御部133は、呼判定部132で判定された呼の種類に対応するメッセージを決定する。例えば、メッセージ制御部133は、呼の種類と、メッセージと、再生時間とが互いに関連付けられたレコードを記憶するテーブルを参照して、判定された呼の種類に対応するメッセージを決定する。例えば、そのテーブルが、「一般呼」、メッセージMa、および再生時間「15秒」を含むレコードと、「緊急呼」、メッセージMb、および再生時間「7秒」を含むレコードとを記憶しているとする。この前提で、要求された呼が一般呼であると判定された場合には、メッセージ制御部133はメッセージMaを再生すると決定し、さらに、メッセージMaの再生時間が15秒であることを特定する。要求された呼が緊急呼であると判定された場合には、メッセージ制御部133はメッセージMbを再生すると決定し、さらに、メッセージMbの再生時間が7秒であることを特定する。
ステップS208では、メッセージ制御部133が、決定されたメッセージを発信端末31で再生させるためのメッセージ指示を発側MCE15に送信する。このメッセージ指示は、決定されたメッセージを特定するために必要な情報を含む。
ステップS209では、メッセージ制御部133が、決定されたメッセージに対応するタイミング情報(言い換えると、判定された呼の種類に対応するタイミング情報)を発信端末31に送信する。発信端末31上で通話開始タイミングを表示することができる限り、タイミング情報に含まれるデータ項目は限定されない。例えば、通話開始タイミングは、メッセージの再生時間を含んでもよく、メッセージの種類をさらに含んでもよい。メッセージの種類は、例えば緊急呼用のメッセージか一般呼用のメッセージかを示す情報であってもよい。本実施形態では、メッセージ制御部133はタイミング情報を発側Webサーバ41経由で発信端末31に送信する。すなわち、メッセージ制御部133はタイミング情報を発側Webサーバ41に送信し、発側Webサーバ41がそのタイミング情報を発信端末31に転送する。この処理によって、メッセージ制御部133から発信端末31へのタイミング情報の送信が実現する。発信端末31はそのタイミング情報を受信する。
ステップS210では、発信端末31がそのタイミング情報に基づいて、通話開始タイミングをモニタ上に表示する。通話開始タイミングの表示方法は限定されない。例えば、発信端末31は通話が開始できる時点までの残りの秒数をカウントダウン形式で表示してもよいし、単にメッセージの再生時間を表示してもよい。発信端末31は通話開始タイミングを文字、グラフィックス、これらの組合せなどの任意の形式で表示してよい。
ステップS211では、発側MCE15が、発側AS13からのメッセージ指示(ステップS208)に従って、付加サービスに関するメッセージを発信端末31に送信する。発信端末31はそのメッセージを再生し、これにより発信者はそのメッセージを聞き取ることができる。
発信者がメッセージを聞き取ることができるのであれば、発信者はメッセージを聞いただけでも通話開始タイミングを知ることができる。しかし、発信者の聴覚に障碍があったり、周囲の騒音が大きかったりするなどの理由で、発信者がメッセージを確実に聞き取ることができない場面が生じ得る。このような場合でも、呼の種類に対応した通話開始タイミングが発信端末31上に表示されるので、発信者は視覚を通じて通話開始タイミングを知ることができる。
(第2実施形態)
本開示は、発側または着側のいずれか一方が双方の側での付加サービスを統括的に実行する呼制御システムに適用されてもよい。この適用の一例を第2実施形態として説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を特に説明する。
図5は第2実施形態に係る呼制御システム1Aの全体構成を示す図である。呼制御システム1Aは、第1実施形態に係る呼制御システム1の一つの変形例であるということができる。呼制御システム1Aは発側ネットワーク21および着側ネットワーク22を接続するコアネットワーク10Aを備える。図5では、コアネットワーク10Aの構成要素として、第1実施形態で説明した通信制御装置群に加えて着側MCE17および着側SMS−GW18を示す。着側MCE17は着側のメディア処理装置であり、着側SMS−GW18は着側のSMSゲートウェイである。着側MCE17および着側SMS−GW18はいずれも、着側AS14と連携して付加サービスを実行する。着側MCE17および着側SMS−GW18はいずれも着側に位置する。
図5はさらに着側Webサーバ42を示す。着側Webサーバ42は、付加サービスに関連する処理を実行するサービス基盤の少なくとも一部を構成するコンピュータである。着側Webサーバ42はコアネットワーク10Aとは別の通信ネットワーク内に設けられ、着信端末32および着側AS14のそれぞれとデータ通信を実行することができる。着側Webサーバ42も、着側AS14と連携して付加サービスを実行する。着信端末32は着側Webサーバ42と接続することで付加サービスを着信者に提供することができる。
図6および図7を参照しながら、本実施形態に係る呼制御システム1Aの動作の例を説明する。図6および図7はいずれも呼制御システム1Aの動作の一例を示すシーケンス図である。図6は、付加サービスを伴う呼を確立する処理の一例を示す。図7は、通話開始タイミングをユーザに伝える処理の一例を示す。理解を容易にするために、図6および図7では、通話および付加サービスの制御に特に関係する構成要素、処理、およびデータ信号に限って示す。
まず、図6を参照しながら、付加サービスを伴う呼を確立する処理の一例を処理フローS3として説明する。ステップS301〜S307の処理は、処理フローS1でのステップS101〜S107と同じである。
ステップS308では、サービス制御部131が着側AS14に向けてINVITEメッセージを送信する。サービス制御部131は、INVITEメッセージのヘッダ情報に、発側MCE15を一意に特定するための識別子である発側メディア装置IDと、発側で付加サービスが実行されることを示す発側サービス情報とを付加する。そして、サービス制御部131は発側メディア装置IDおよび発側サービス情報を含むINVITEメッセージを送信する。このINVITEメッセージは発側CSCF11および着側CSCF12を経由して着側AS14に到達する。
ステップS309では、着側AS14がそのINVITEメッセージに応答して着信端末32(着信者)のために付加サービスを起動する。着側AS14は加入者管理機能にアクセスして着信者の加入者情報を参照し、着信者が付加サービスを契約しているか否かを判定する。着信者が付加サービスを契約している場合に、着側AS14はサービスを起動する。本実施形態では、着信者が付加サービスの契約者であることを前提とする。
ステップS310では、着側AS14が着側SMS−GW18にプッシュ通知を送信し、ステップS311では、着側SMS−GW18がそのプッシュ通知に応答して着信端末32にプッシュ要求を送信する。プッシュ要求は、着信端末32が着側Webサーバ42から付加サービスを受けるために必要な情報(例えば、着信端末32のデバイストークンなど)を含み、プッシュ通知は、そのプッシュ要求を構成する情報の少なくとも一部を含む。
ステップS312では、着側AS14が着側MCE17との接続のためにINVITEメッセージを着側MCE17に送信する。着側MCE17はそのINVITEメッセージに応答して付加サービスのための処理を実行する。着側MCE17はINVITEメッセージ内の発側メディア装置IDおよび発側サービス情報を参照することで、発側で付加サービスが実行されることと、発側MCE15がそのサービスを実行することとを認識する。この認識に基づいて、着側MCE17は付加サービスに関連する処理を発側に委ね、自機ではその処理を実行しない。ただし、着側MCE17と着側AS14との間の接続は、呼が切断されるまで維持される。ステップS313では、着側MCE17が200_OKメッセージを着側AS14に送信する。
ステップS314では、着側AS14がINVITEメッセージを着信端末32に向けて送信する。着信端末32がそのINVITEメッセージを受信することで、着信端末32に対する呼出処理が完了する。
ステップS315では、着信者が電話に出たことに応答して、着信端末32が200_OKメッセージを送信し、この200_OKメッセージが着側ネットワーク22および着側CSCF12を経由して着側AS14に到達する。
ステップS316では、着側AS14が200_OKメッセージを発側AS13に向けて送信する。着側AS14は、200_OKメッセージのヘッダ情報に、着側MCE17を一意に特定するための識別子である着側メディア装置IDと、着側で付加サービスが実行されることを示す着側サービス情報とを付加する。そして、着側AS14は着側メディア装置IDおよび着側サービス情報を含む200_OKメッセージを送信する。この200_OKメッセージは着側CSCF12および発側CSCF11を経由して発側AS13に到達する。
ステップS317では、サービス制御部131がその200_OKメッセージを発側MCE15に送信する。発側MCE15はその200_OKメッセージ内の着側メディア装置IDおよび着側サービス情報を参照することで、着側でも付加サービスが実行されることを認識する。この認識に基づいて、発側MCE15は、発側および着側の双方に共通のメディア処理装置として機能し、付加サービスを実行するために発信端末31からの音声データと着信端末32からの音声データとを処理する。このように、発側AS13は発側MCE15を共通のメディア処理装置として機能させる。ステップS318では、発側MCE15が200_OKメッセージを発側AS13に返し、ステップS319では、発側AS13がその200_OKメッセージを発信端末31に向けて送信する。200_OKメッセージは発側CSCF11および発側ネットワーク21を経由して発信端末31に到達する。
ステップS320では、発信端末31が200_OKメッセージに応答してACKメッセージを送信し、このACKメッセージが発側ネットワーク21、コアネットワーク10、および着側ネットワーク22を介して着信端末32に到達する。発信端末31から発側AS13へのACKメッセージの伝送を特にステップS321として示す。ステップS320,S321の処理は、処理フローS1でのステップS120,S121と同じである。
次に、図7を参照しながら、通話開始タイミングをユーザに伝える処理の一例を処理フローS4として説明する。ステップS401〜S406の処理は、処理フローS2でのステップS201〜S206と同じである。
上述したステップS321において発信端末31から発側AS13にACKメッセージが伝送されると、ステップS407においてメッセージ制御部133が、発信端末31で再生させるメッセージ(発側メッセージ)と、着信端末32で再生されるメッセージ(着側メッセージ)とを決定する。発側メッセージおよび着側メッセージのいずれも、呼の種類に対応するメッセージである。第1実施形態と同様に、メッセージ制御部133は、呼の種類と、メッセージと、再生時間とが互いに関連付けられたレコードを記憶するテーブルを参照して、判定された呼の種類に対応するメッセージを決定し、再生時間を特定する。決定される発側メッセージおよび着側メッセージは同じでもよいし異なってもよい。したがって、発側メッセージと着側メッセージとで再生時間が同じでもよいし異なってもよい。
ステップS408では、メッセージ制御部133が、発側メッセージを発信端末31で再生させると共に着側メッセージを着信端末32で再生させるためのメッセージ指示を発側MCE15に送信する。このメッセージ指示は、発側メッセージおよび着側メッセージを特定するために必要な情報を含む。
ステップS409では、メッセージ制御部133が、決定されたメッセージに対応するタイミング情報(言い換えると、判定された呼の種類に対応するタイミング情報)を発信端末31に送信する。発信端末31はそのタイミング情報を受信する。メッセージ制御部133は、発側メッセージの再生時間と着側メッセージの再生時間との双方に基づいて通話開始タイミングを設定し、その設定された通話開始タイミングを示すタイミング情報を送信してもよい。一例として、メッセージ制御部133は発側メッセージの再生時間と着側メッセージの再生時間とのうち長い方の再生時間に基づいて通話開始タイミングを設定してもよい。例えば、発側メッセージの再生時間が10秒で着側メッセージの再生時間が12秒であれば、メッセージ制御部133は、12秒後に通話を開始できることができることを示すタイミング情報(着側メッセージに対応した通話開始タイミングを示すタイミング情報)を送信する。
ステップS410では、発信端末31がそのタイミング情報に基づいて、通話開始タイミングをモニタ上に表示する。この処理は処理フローS2でのステップS210と同じである。通話開始タイミングが表示されることで、発信者は発側メッセージを確実に聞き取ることができない場合でも、視覚を通じて通話開始タイミングを知ることができる。
ステップS411では、発側MCE15が、発側AS13からのメッセージ指示(ステップS408)に従って、発側メッセージを発信端末31に送信するとともに、着側メッセージを着信端末32に送信する。発信端末31は発側メッセージを再生し、これにより発信者はその発側メッセージを聞き取ることができる。着信端末32は着側メッセージを再生し、これにより着信者はその着側メッセージを聞き取ることができる。
上記実施形態において、メッセージ制御部133は、発信端末31および着信端末32のうちの一方の通信端末(第1通信端末)でのメッセージの再生に関する操作に応答して、該第1通信端末と他方の通信端末(第2通信端末)とのうちの少なくとも一つの通信端末での通話開始タイミングを更新してもよい。
例えば、メッセージ制御部133が着側メッセージの再生時間に基づいて設定した通話開始タイミングを発信端末31上に表示させるためのタイミング情報を送信した後に、着信者が着信端末32を操作して着側メッセージを途中で早送りまたは終了させたとする。この場合には、メッセージ制御部133はその操作に伴って変更される通話開始タイミングを発側MCE15から取得する。そして、メッセージ制御部133は、変更される通話開始タイミングを示す追加のタイミング情報を発信端末31に送信することで、その変更される通話開始タイミングを発信端末31上に表示させる。発信端末31は追加のタイミング情報を受信し、その情報に基づいて変更後の通話開始タイミングを表示する。着信者が着側メッセージを早送りした場合には、通話が可能になるまでの時間が瞬間的に短縮されるように、通話開始タイミングが発信端末31上に表示される。例えば、発信端末31上では、通話開始まで残り5秒を示す表示が、残り2秒を示す表示に瞬間的に変わる。当然ながら、この例においてメッセージ制御部133は着信端末32に対して同様の処理を実行してもよく、この場合には、通話が可能になるまでの時間が瞬間的に短縮されるように、通話開始タイミングが着信端末32上に表示される。
上記実施形態ではコアネットワーク10がIMSネットワークであるが、本開示に係る呼制御システムは任意の種類のコアネットワークに適用されてもよい。これに関連して、本開示に係る呼制御システムはSIP以外の通信プロトコルを用いてもよい。
上記実施形態では発側AS13を例として説明したが、発側AS13の機能要素は別の通信制御装置に実装されてもよい。また、その機能要素は着側の通信制御装置(例えば着側AS14)に実装されてもよい。すなわち、呼制御システムは発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に通話開始タイミングを表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信してもよい。
上記実施形態において発側AS13に実装される機能要素の少なくとも一部は、発側AS13以外の通信制御装置に実装されてもよい。
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における通信制御装置は、本開示の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、その通信制御装置(例えば発側AS13)として機能するコンピュータ100のハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ100は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含んでもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。通信制御装置(例えば発側AS13)のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
通信制御装置(例えば発側AS13)における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、通信制御装置(例えば発側AS13)の各機能要素は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、コンピュータ100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
以上説明したように、本開示の一側面に係る呼制御システムは、付加サービスを伴う呼を発信端末と着信端末との間で確立することが可能である。この呼制御システムは判定部および通知部を備える。判定部は、発信端末からの呼確立要求信号に応答して、要求された呼の種類を判定する。呼の種類は、付加サービスに関連して第1再生時間の第1メッセージが再生される第1呼と、付加サービスに関連して第2再生時間の第2メッセージが再生される第2呼とを含む。通知部は、判定された呼の種類に対応する再生時間に基づく通話開始タイミングを、発信端末および着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信する。
このような側面においては、要求された呼の種類に対応するメッセージの再生時間に基づく通話開始タイミングが発信端末および着信端末のうちの少なくとも一方に通知され、その通知を受けた通信端末上で表示される。この仕組みによって、呼の種類に対応した通話開始タイミングをユーザに通知することができる。
ユーザがメッセージを聞き取ることができるのであれば、ユーザはメッセージを聞いただけでも通話開始タイミングを知ることができる。しかし、ユーザの聴覚に障碍があったり、周囲の騒音が大きかったりするなどの理由で、ユーザがメッセージを確実に聞き取ることができない場面が生じ得る。このような場合でも、呼の種類に対応した通話開始タイミングが通信端末上に表示されるので、ユーザは視覚を通じて通話開始タイミングを知ることができる。
他の側面に係る呼制御システムでは、第1メッセージおよび第2メッセージのそれぞれが、発信端末で再生される発側メッセージと、着信端末で再生される着側メッセージとを含んでもよい。通知部は、発側メッセージの再生時間と着側メッセージの再生時間との双方に基づいて通話開始タイミングを設定し、設定された通話開始タイミングを少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信してもよい。付加サービスに関するメッセージが発信端末と着信端末との双方で再生される場合には、双方の側でその再生が終了しないと発信者および着信者は会話することができない。発側と着側との双方の再生時間に基づいて通話開始タイミングを設定することで、確実に会話を始めることができるタイミングをユーザに伝えることができる。
他の側面に係る呼制御システムは、通知部が、発側メッセージの再生時間と着側メッセージの再生時間とのうち長い方の再生時間に基づいて通話開始タイミングを設定してもよい。長い方の再生時間に従って通話開始タイミングを設定することで、確実に会話を始めることができるタイミングをユーザに伝えることができる。
他の側面に係る呼制御システムでは、発信端末および着信端末のうちの一方が第1通信端末であり、発信端末および着信端末のうちの他方が第2通信端末であってもよい。通知部は、第1通信端末でのメッセージの再生に関する操作に応答して、該操作に伴って変更される通話開始タイミングを取得し、変更される通話開始タイミングを、第1通信端末および第2通信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該変更される通話開始タイミングを示す追加のタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信してもよい。この仕組みにより、メッセージの再生に関する操作に応じて少なくとも一つの通信端末で通話開始タイミングの表示が更新されるので、通信端末でそのタイミングを正確に表示し続けることが可能になる。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE−Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS−GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能をユーザ端末が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、ユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
1,1A…呼制御システム、10,10A…コアネットワーク、11…発側CSCF、12…着側CSCF、13…発側AS、14…着側AS、15…発側MCE、16…発側SMS−GW、17…着側MCE、18…着側SMS−GW、21…発側ネットワーク、22…着側ネットワーク、31…発信端末、32…着信端末、41…発側Webサーバ、42…着側Webサーバ、131…サービス制御部、132…呼判定部、133…メッセージ制御部(通知部)。

Claims (4)

  1. 付加サービスを伴う呼を発信端末と着信端末との間で確立することが可能な呼制御システムであって、
    前記発信端末からの呼確立要求信号に応答して、要求された呼の種類を判定する判定部であって、呼の種類が、前記付加サービスに関連して第1再生時間の第1メッセージが再生される第1呼と、前記付加サービスに関連して第2再生時間の第2メッセージが再生される第2呼とを含む、該判定部と、
    判定された前記呼の種類に対応する再生時間に基づく通話開始タイミングを、前記発信端末および前記着信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示すタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信する通知部と
    を備える呼制御システム。
  2. 前記第1メッセージおよび前記第2メッセージのそれぞれが、前記発信端末で再生される発側メッセージと、前記着信端末で再生される着側メッセージとを含み、
    前記通知部が、
    前記発側メッセージの再生時間と前記着側メッセージの再生時間との双方に基づいて前記通話開始タイミングを設定し、
    設定された前記通話開始タイミングを前記少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該通話開始タイミングを示す前記タイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信する、
    請求項1に記載の呼制御システム。
  3. 前記通知部が、前記発側メッセージの再生時間と前記着側メッセージの再生時間とのうち長い方の再生時間に基づいて前記通話開始タイミングを設定する、
    請求項2に記載の呼制御システム。
  4. 前記発信端末および前記着信端末のうちの一方が第1通信端末であり、前記発信端末および前記着信端末のうちの他方が第2通信端末であり、
    前記通知部が、
    前記第1通信端末でのメッセージの再生に関する操作に応答して、該操作に伴って変更される前記通話開始タイミングを取得し、
    前記変更される通話開始タイミングを、前記第1通信端末および前記第2通信端末のうちの少なくとも一つの通信端末上に表示させるために、該変更される通話開始タイミングを示す追加のタイミング情報を該少なくとも一つの通信端末に送信する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の呼制御システム。
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