JP2020085596A - 位置測定システム及び位置測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の位置測定器によって共通の座標系を共有する必要がある場合に、位置測定器間の座標系の誤差を低減することを目的とする。【解決手段】位置測定システム100は、複数のレーザートラッカー50によって複数の測定点30の位置測定を分担するものである。レーザートラッカー50−1は、測定点30の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲット14を測定し、3つの座標定義用ターゲット14の測定結果からワーク座標系を定義し、定義したワーク座標系を用いて自身に割り当てられた測定点30の測定を行う。また、他のレーザートラッカー50−2、50−3は、予め得ておいたレーザートラッカー50−1と自身との位置関係に基づく補正ベクトルと、レーザートラッカー50−1によって定義されたワーク座標系とを用いて、自身に割り当てられた測定点30の測定を行う。【選択図】図4
Description
本発明は、位置測定システム及び位置測定方法に関するものである。
航空機の胴体や翼などの航空機部品の構造体を製造する際、構造体を構成するストリンガー等の長尺部材に対して、例えばクリップなどの他の部品が取り付けられる場合がある。
例えば、特許文献1には、ストリンガーに対してクリップを組み付ける組立装置が開示されている。特許文献1には、コンベヤー上にストリンガーを把持するための複数の支持ロボットを一列に配置し、ストリンガーを把持した状態の複数の支持ロボットをコンベヤーによってクリップを取り付ける取付けロボットの場所まで移動させることにより、ストリンガーにクリップを取り付ける作業を行わせる組立装置が開示されている。
また、特許文献1には、1台のレーザートラッカーによって各ロボットに設けられたリフレクタの位置を検出し、検出した位置に基づいて各ロボットの動作を制御することが開示されている。
また、特許文献1には、1台のレーザートラッカーによって各ロボットに設けられたリフレクタの位置を検出し、検出した位置に基づいて各ロボットの動作を制御することが開示されている。
ところで、特許文献1に開示されているように、複数の測定点の位置座標を測定する必要がある場合、効率性の面から複数のレーザートラッカーを設置し、複数の支持ロボットの位置座標の測定を複数のレーザートラッカーで分担することが行われている。
この場合、複数のレーザートラッカーが共通の座標系を共有する必要がある。従来、各レーザートラッカーによる共通の座標系の取得は、例えば、コンベヤー上に支持ロボット等と同様に設置された突き当て板に設けられた座標系定義用の3つのリフレクタを各レーザートラッカーによって検出し、検出した3点の座標位置から各々のレーザートラッカーが座標系を定義していた。
この場合、複数のレーザートラッカーが共通の座標系を共有する必要がある。従来、各レーザートラッカーによる共通の座標系の取得は、例えば、コンベヤー上に支持ロボット等と同様に設置された突き当て板に設けられた座標系定義用の3つのリフレクタを各レーザートラッカーによって検出し、検出した3点の座標位置から各々のレーザートラッカーが座標系を定義していた。
しかしながら、上述のような座標系の定義方法では、各レーザートラッカーによる位置測定精度が低下するおそれがある。
すなわち、座標系を定義するための3つのリフレクタは、相互位置が熱的要因などで大きく変化しないようにする必要があることから、相互距離をそれほど大きくできないという制約がある。また、レーザートラッカーにおいても、3つのリフレクタの位置から定義される座標系には少なからず誤差が含まれることとなる。
他方、座標系を定義するための上記リフレクタの相互距離に対して、各レーザートラッカーの相互間距離や支持ロボットの相互間距離は比較的長い。そのため、各レーザートラッカーが定義した座標系間に誤差(特に、角度誤差)が含まれていた場合には、その座標系に基づいて測定された各支持ロボットの測定位置には、座標系に含まれる誤差が増大されて現れることとなり、測定精度を向上させることが難しいという問題があった。
すなわち、座標系を定義するための3つのリフレクタは、相互位置が熱的要因などで大きく変化しないようにする必要があることから、相互距離をそれほど大きくできないという制約がある。また、レーザートラッカーにおいても、3つのリフレクタの位置から定義される座標系には少なからず誤差が含まれることとなる。
他方、座標系を定義するための上記リフレクタの相互距離に対して、各レーザートラッカーの相互間距離や支持ロボットの相互間距離は比較的長い。そのため、各レーザートラッカーが定義した座標系間に誤差(特に、角度誤差)が含まれていた場合には、その座標系に基づいて測定された各支持ロボットの測定位置には、座標系に含まれる誤差が増大されて現れることとなり、測定精度を向上させることが難しいという問題があった。
そして上記のような問題は、特許文献1に開示されたストリンガーを取り扱うシステムに特化した問題ではなく、複数の位置測定器において共通の座標系を共有する必要のあるシステムに共通して現れる問題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の位置測定器によって共通の座標系を共有する必要がある場合に、位置測定器間の座標系の誤差を低減することのできる位置測定システム及び位置測定方法を提供することを目的とする。
本発明の第一態様は、複数の測定点のうちの一部の測定を行う一の位置測定器と、残りの前記測定点の測定を行う他の位置測定器とを備え、一の前記位置測定器は、測定点の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲットを測定し、3つの前記座標定義用ターゲットの測定結果から前記座標系を定義し、定義した前記座標系を用いて自身に割り当てられた前記測定点の測定を行い、他の前記位置測定器は、予め得ておいた一の前記位置測定器と自身との位置関係に基づく補正ベクトルと、一の前記位置測定器によって定義された前記座標系とを用いて、自身に割り当てられた前記測定点の測定を行う位置測定システムを提供する。
上記位置測定システムによれば、複数の測定点の位置測定が一の位置測定器と他の位置測定器に分担されて行われる。この場合において、他の位置測定器は複数台設けられていても良い。
一の位置測定器は、測定点の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲットを測定し、その測定結果から測定点の座標系を定義する。そして、定義した座標系を他の位置測定器と共有する。他の位置測定器は、一の位置測定器によって定義された測定点の座標系と、予め得ておいた一の位置測定器との位置関係に基づく補正ベクトルとを用いて自身における測定点の座標系を作成する。そして、作成した座標系を用いて他の位置測定器も測定点の測定を行う。
このように、一の位置測定器によって定義された座標系の情報を他の位置測定器とも共有し、この座標系に基づいて一の位置測定器及び他の位置測定器が測定点の測定を行うので、各位置測定器が各々の座標系を定義する場合に比べて、各位置測定器が用いる座標系の誤差を低減することができ、測定点の位置測定精度を向上させることができる。
一の位置測定器は、測定点の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲットを測定し、その測定結果から測定点の座標系を定義する。そして、定義した座標系を他の位置測定器と共有する。他の位置測定器は、一の位置測定器によって定義された測定点の座標系と、予め得ておいた一の位置測定器との位置関係に基づく補正ベクトルとを用いて自身における測定点の座標系を作成する。そして、作成した座標系を用いて他の位置測定器も測定点の測定を行う。
このように、一の位置測定器によって定義された座標系の情報を他の位置測定器とも共有し、この座標系に基づいて一の位置測定器及び他の位置測定器が測定点の測定を行うので、各位置測定器が各々の座標系を定義する場合に比べて、各位置測定器が用いる座標系の誤差を低減することができ、測定点の位置測定精度を向上させることができる。
上記位置測定システムにおいて、互いに距離をあけて設置された3つの固定ターゲットを一の前記位置測定器及び他の前記位置測定器によって測定し、3つの前記固定ターゲットのそれぞれの測定結果に基づいて、他の前記位置測定器が用いる前記補正ベクトルを算出し、3つの前記固定ターゲットにおけるターゲット相互間距離は、前記測定点の座標系を定義するために用いられる前記座標定義用ターゲットのターゲット相互間距離よりも長く設定されていることが好ましい。
このように、一の位置測定器及び他の位置測定器がそれぞれ3つの固定ターゲットの位置測定を行うことで、共通の固定ターゲットに基づく座標系における各位置測定器の位置情報を得ることができる。そして、この各自が得た位置情報に基づいて、一の位置測定器に対する他の位置測定器への差分ベクトルを補正ベクトルとして得る。このとき、3つの固定ターゲットにおけるターゲット相互間距離は、測定点の座標系を定義するために用いられる座標定義用ターゲットのターゲット相互間距離も長く設定されているので、各位置測定器が3つの固定ターゲットの測定結果によって定義する位置測定器の座標系の測定期間における誤差(特に、回転角度)を低減することが可能となる。
上記位置測定システムにおいて、3つの前記固定ターゲットのうち、いずれの前記位置測定器からも最も近い位置にある前記固定ターゲットを用いて座標原点を設定し、他の2つの前記固定ターゲットを用いて直交する2方向の回転を定義することで位置測定器の座標系を定義し、該位置測定器の座標系を用いて前記補正ベクトルを演算することとしてもよい。
このように、各位置測定器から最も近い位置にある固定ターゲットを用いて位置測定器の座標系の原点を定義するので、各位置測定器が定義する座標系における原点誤差を低減することができる。これにより、補正ベクトルの精度を向上させることが可能となる。
上記位置測定システムにおいて、一の前記位置測定器の設置位置に対して前記測定点の座標系が移動することとしてもよい。
上記位置測定システムによれば、一の位置測定器によって定義された測定点の座標系情報を他の位置測定器が共有するので、一の位置測定器の設置位置と測定点とが相対的に移動するような場合であっても、一の位置測定器によって座標定義用ターゲットを測定するだけで、各位置測定器が用いる測定点の座標系を得ることができる。
本発明の第二態様は、上記記載の位置測定システムによって測定された前記測定点の測定結果を用いてロボットを制御するロボット制御装置である。
本発明の第三態様は、複数の測定点の測定を複数の位置測定器で分担する位置測定方法であって、一の前記位置測定器によって、前記測定点の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲットを測定する工程と、3つの前記座標定義用ターゲットの測定結果から前記座標系を定義する工程と、定義した前記座標系を用いて、一の前記位置測定器が自身に割り当てられた前記測定点の測定を行う工程と、他の前記位置測定器が、予め得ておいた一の前記位置測定器と自身との位置関係に基づく補正ベクトルと、一の前記位置測定器によって定義された前記座標系とを用いて、自身に割り当てられた前記測定点の測定を行う工程とを有する位置測定方法である。
本発明によれば、複数の位置測定器によって共通の座標系を共有する必要がある場合に、位置測定器間の座標系の誤差を低減することができるという効果を奏する。
以下に、本発明の一実施形態に係る位置測定システム及び位置測定方法について図面を参照して説明する。
以下の説明では、航空機の胴体や主翼などの航空機部品の構造体を組み立てる際に用いられるロボットの制御に本発明に係る位置測定システム及び位置測定方法を適用する場合を例示して説明するが、本発明はこの例に限定されず、複数の位置測定器によって共通の座標系を共有して複数の測定点の位置座標を測定する場合に、広く適用することが可能である。
以下の説明では、航空機の胴体や主翼などの航空機部品の構造体を組み立てる際に用いられるロボットの制御に本発明に係る位置測定システム及び位置測定方法を適用する場合を例示して説明するが、本発明はこの例に限定されず、複数の位置測定器によって共通の座標系を共有して複数の測定点の位置座標を測定する場合に、広く適用することが可能である。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る組立装置1の構成について説明する。組立装置1は、搬送装置2と、テーブル3と、複数台の支持ロボット4と、突き当て板5と、取付けロボット6と、把持ロボット11などを備える。
組立装置1は、長尺部材であるストリンガー10を供給位置20から取り出し、取付位置21まで搬送する。そして、取付位置21にてストリンガー10に対しクリップ22を取り付ける。供給位置20には、クリップ22を取り付ける前のストリンガー10が仮置きされており、取付位置21の近傍には、取付けロボット6及び把持ロボット11が床上に固定して載置されている。
ストリンガー10は、例えば、航空機の構造用部材であり、約5mから15mの長さを有し、例えば、複曲線状であって立体的な形状を有する。クリップ22は、複数のストリンガー10に接続される長尺状のフレームを結合するための部品である。クリップ22がストリンガー10の長手方向に対し正確な位置で取り付けられることで、複数のストリンガー10に対して一本のフレームを組み付ける際、フレームを撓ませることなく複数のストリンガー10にわたって接続することができる。
搬送装置2は、通常用いられるものを適用することができ、後述するテーブル3が載置される。搬送装置2は、テーブル3を一端側から他端側へ、また、他端側から一端側へ移動させる。搬送装置2の一端側は、ストリンガー10の供給位置20の近傍であり、搬送装置2は、テーブル3を供給位置20の近傍から取付けロボット6の近傍へ移動させる。
取付けロボット6が、ストリンガー10の長手方向に沿って間隔をあけて設定された複数の作業点に対してクリップ22を取り付ける場合、ストリンガー10のある作業点におけるクリップ22の取り付けが完了した後、搬送装置2は所定量移動する。これにより、支持ロボット4がストリンガー10の部品形状を所定の保持形状に維持した状態で把持したまま、ストリンガー10が所定量搬送されることになり、取付けロボット6の位置に次の作業点を移動させることができる。そして、この作業点におけるクリップ22の取付けが完了すると、搬送装置2が所定量移動し、次の作業点が取付けロボット6の位置に移動させられる。そして、このような動作を繰り返すことで、ストリンガー10の長手方向全てにわたって、クリップ22の取り付けが行われる。
テーブル3には、複数の支持ロボット4と突き当て板5が一列に設置される。これにより、複数の支持ロボット4と突き当て板5が一体的に搬送装置2上を移動する。支持ロボット4は、複数台がテーブル3上に一列に載置され、突き当て板5は、テーブル3の両端、すなわち、複数の支持ロボット4の両側に一つずつ載置される。テーブル3上に載置される支持ロボット4の台数や、支持ロボット4間の距離は、組み立ての対象となるストリンガー10に応じて、予め設定される。ストリンガー10を把持するため稼働する支持ロボット4の台数は、実際に把持するストリンガー10の長さに応じて決定される。図1では、5台の支持ロボット4のうち4台でストリンガー10を把持している様子を示している。
突き当て板5は、例えば、平板部16を有し、平板部16の面上にストリンガー10の一端が突き当てられる。
また、突き当て板5は、ストリンガー10の一端を拘束する構成を有する。これにより、突き当て板5に突き当てられたストリンガー10の一端を、他のクリップ22を取り付ける際の位置決めの基準位置とすることができる。
突き当て板5は、テーブル3の両端に一つずつ、すなわち、複数の支持ロボット4の両側に一つずつ載置される。ストリンガー10を突き当て板5に接触させる際、二つの突き当て板5のうち一つの突き当て板5のみが用いられる。突き当て板5は、ストリンガー10の基準位置(方向)に応じて選択される。
また、突き当て板5は、ストリンガー10の一端を拘束する構成を有する。これにより、突き当て板5に突き当てられたストリンガー10の一端を、他のクリップ22を取り付ける際の位置決めの基準位置とすることができる。
突き当て板5は、テーブル3の両端に一つずつ、すなわち、複数の支持ロボット4の両側に一つずつ載置される。ストリンガー10を突き当て板5に接触させる際、二つの突き当て板5のうち一つの突き当て板5のみが用いられる。突き当て板5は、ストリンガー10の基準位置(方向)に応じて選択される。
なお、突き当て板5は、基準位置を定義するための位置決め部材の一例であり、構成はこの例に限定されない。すなわち、位置決め部材は、基準位置を定義するための機能を有していればよく、例えば、位置決めを行う箇所にピン状の突起が設けた平板上の部材であってもよい。この場合、ストリンガーもしくはストリンガーに固定されている部品に対して予め設けられた穴にピン状の突起を挿入することにより、ストリンガーの一端の位置決めが行われる。
また、突き当て板5の平板部16には、図4に示すように、組立装置1の座標系を定義するための座標系定義用ターゲットを構成する少なくとも3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3が設けられている。
レーザートラッカー50は、座標系定義用ターゲット14を構成する3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3に対してレーザー光を照射し、その反射光を受光することによって、各リフレクタ14−1、14−2、14−3の位置を測定する。そして、3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3の位置情報から組立装置1の基準座標系であるワーク座標系を特定する。そして、このワーク座標系を基準に後述する支持ロボット4、取付けロボット6、及び把持ロボット11が備えるハンド部8、17、37の位置及び姿勢を検出する。なお、ワーク座標系の特定方法等についての詳細は後述する。
レーザートラッカー50は、座標系定義用ターゲット14を構成する3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3に対してレーザー光を照射し、その反射光を受光することによって、各リフレクタ14−1、14−2、14−3の位置を測定する。そして、3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3の位置情報から組立装置1の基準座標系であるワーク座標系を特定する。そして、このワーク座標系を基準に後述する支持ロボット4、取付けロボット6、及び把持ロボット11が備えるハンド部8、17、37の位置及び姿勢を検出する。なお、ワーク座標系の特定方法等についての詳細は後述する。
支持ロボット4は、図1及び図2に示すように、ストリンガー10を把持する構成を有するハンド部8と、ハンド部8が先端に設けられた腕部9と、腕部9を支持する胴部12などを有する。腕部9及び胴部12は、ハンド部8がストリンガー10を適切に支持できるように、ハンド部8を移動させる構成を有する。腕部9及び胴部12については、通常用いられるロボットの構成を適用できる。
ハンド部8には、ハンド部8の位置及び姿勢を測定するための測定点30が設けられている。測定点30は、例えば、3つのリフレクタ30a、30b、30cから構成されている。これらリフレクタの位置がレーザートラッカー50によって検出される。このように、3点のリフレクタの位置を検出することにより、ハンド部8の位置だけでなく、姿勢についても検出することが可能となる。レーザートラッカー50によって測定された3つのリフレクタの位置情報は、後述する支持ロボット制御部32(図3)に出力され、支持ロボット4の制御に用いられる。
ハンド部8には、ハンド部8の位置及び姿勢を測定するための測定点30が設けられている。測定点30は、例えば、3つのリフレクタ30a、30b、30cから構成されている。これらリフレクタの位置がレーザートラッカー50によって検出される。このように、3点のリフレクタの位置を検出することにより、ハンド部8の位置だけでなく、姿勢についても検出することが可能となる。レーザートラッカー50によって測定された3つのリフレクタの位置情報は、後述する支持ロボット制御部32(図3)に出力され、支持ロボット4の制御に用いられる。
取付けロボット6は、図1に示すように、ストリンガー10の長手方向に間隔を置いて設定された複数の作業点に対してクリップ22の取り付けを行うためのハンド部17と、ハンド部17が先端に設けられた腕部18と、腕部18を支持する胴部19などを有する。取付けロボット6は、図1に示すように1台設けられていてもよいし、複数台設けられていてもよい。
取付けロボット6は、ストリンガー10及びクリップ22をクランプしたり、穴明けしたり、打鋲したりする機能を併せ持っていてもよい。
また、取付けロボット6のハンド部17にも、上述した支持ロボット4のハンド部8と同様に、位置及び姿勢を測定するための3つのリフレクタ等からなる測定点(図示略)が設けられている。これら測定点がレーザートラッカー50によって検出されことにより、ハンド部17の位置だけでなく、姿勢についても検出することが可能となる。レーザートラッカー50によって測定された取付けロボット6の位置姿勢は、後述する取付けロボット制御部33(図3)に出力され、取付けロボット6の制御に用いられる。
取付けロボット6は、ストリンガー10及びクリップ22をクランプしたり、穴明けしたり、打鋲したりする機能を併せ持っていてもよい。
また、取付けロボット6のハンド部17にも、上述した支持ロボット4のハンド部8と同様に、位置及び姿勢を測定するための3つのリフレクタ等からなる測定点(図示略)が設けられている。これら測定点がレーザートラッカー50によって検出されことにより、ハンド部17の位置だけでなく、姿勢についても検出することが可能となる。レーザートラッカー50によって測定された取付けロボット6の位置姿勢は、後述する取付けロボット制御部33(図3)に出力され、取付けロボット6の制御に用いられる。
把持ロボット11は、ストリンガー10及びクリップ22を把持する構成を有するハンド部37と、ハンド部37が先端に設けられた腕部38と、腕部38を支持する胴部39などを有する。ハンド部37は、ストリンガー10をX方向へ移動させることが可能な構成を有しており、かつ、ストリンガー10のY座標とZ座標を位置決めすることが可能な構成を有する。
把持ロボット11が、ストリンガー10を適切に支持した後、取付けロボット6、把持ロボット11、又は、別のロボットがストリンガー10とクリップ22をクランプしたり、穴明けしたり、打鋲したりする。
また、把持ロボット11のハンド部37にも、上述した支持ロボット4のハンド部8と同様に、位置及び姿勢を測定するための3つのリフレクタ等からなる測定点(図示略)が設けられている。これら測定点がレーザートラッカー50によって検出されことにより、ハンド部37の位置だけでなく、姿勢についても検出することが可能となる。レーザートラッカー50によって測定された把持ロボット11の位置姿勢は、後述する把持ロボット制御部34(図3)に出力され、把持ロボット11の制御に用いられる。
また、把持ロボット11のハンド部37にも、上述した支持ロボット4のハンド部8と同様に、位置及び姿勢を測定するための3つのリフレクタ等からなる測定点(図示略)が設けられている。これら測定点がレーザートラッカー50によって検出されことにより、ハンド部37の位置だけでなく、姿勢についても検出することが可能となる。レーザートラッカー50によって測定された把持ロボット11の位置姿勢は、後述する把持ロボット制御部34(図3)に出力され、把持ロボット11の制御に用いられる。
なお、上記座標系を定義する方法や支持ロボット4等の各種ロボットの位置姿勢を検出する方法は、上記3つのリフレクタを用いた方法に限定されることなく、例えば、6DoFトラッキングデバイス等を使用してもよい。6DoFトラッキングデバイスは、例えば、レーザートラッカーとカメラとを有しており、座標系定義用ターゲットの中央部に設けられたリフレクタにレーザー光を照射し、その反射光を受光することによってリフレクタの位置を測定するとともに、同ターゲットの表面に取り付けられた1または複数のLEDをカメラで撮像して画像処理することにより、3次元の直交座標系を定義したり、各種ロボットの位置姿勢を検出することとしてもよい。
組立装置1を制御する制御装置35は、図3に示すように、例えば、搬送装置制御部31と、支持ロボット制御部32と、取付けロボット制御部33と、把持ロボット制御部34などを備える。
制御装置35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等を備えている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
制御装置35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等を備えている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
搬送装置制御部31は、ストリンガー10の所定の領域が取付位置21に移動するように搬送装置2の位置を調節する。搬送装置制御部31は、ストリンガー10の長手方向に間隔を置いて設けられた複数の作業点が取付けロボット6の取付位置に順次来るように搬送装置2の移動を制御する。なお、搬送装置制御部31は、例えば、後述する支持ロボット制御部32に含まれていてもよい。すなわち、後述する支持ロボット制御部32が、搬送装置2の移動制御を行うこととしてもよい。
支持ロボット制御部32は、後述するレーザートラッカー50によって取得された支持ロボット4のハンド部8の測定点30の位置情報に基づいて、ハンド部8を移動させる。支持ロボット制御部32は、ストリンガー10の端部を突き当て板5に当接させる。また、支持ロボット制御部32は、ストリンガー10の原形状に基づいて、複数の支持ロボット4のハンド部8を移動させる。
取付けロボット制御部33は、支持ロボット制御部32等と同様に、図示しないレーザートラッカーなどによって取得された位置情報に基づいてハンド部17を移動させる。また、取付けロボット制御部33は、ストリンガー10に対し他のクリップ22を取り付けるようにハンド部17を動作させる。また、取付けロボット制御部33は、ハンド部17に対し、ストリンガー10とクリップ22にクランプや穴明けや打鋲させる。但し、本機能は、後述する把持ロボット制御部34、又は、別のロボットの制御部が実施してもよい。
把持ロボット制御部34についても、図示しないレーザートラッカーなどによって取得された位置情報に基づいてハンド部37の移動などの各種制御を行う。
なお、レーザートラッカー50は、搬送装置制御部31、支持ロボット制御部32、取付けロボット制御部33、及び把持ロボット制御部34からの指令を受けて、支持ロボット4等の各種ロボットの位置姿勢等を検出し、検出した位置姿勢をこれら各制御部31〜34に送信することとしてもよい。すなわち、レーザートラッカー50についても各制御部31〜34の制御対象とされていてもよい。
なお、レーザートラッカー50は、搬送装置制御部31、支持ロボット制御部32、取付けロボット制御部33、及び把持ロボット制御部34からの指令を受けて、支持ロボット4等の各種ロボットの位置姿勢等を検出し、検出した位置姿勢をこれら各制御部31〜34に送信することとしてもよい。すなわち、レーザートラッカー50についても各制御部31〜34の制御対象とされていてもよい。
次に、本発明の一実施形態に係る位置測定システム100について図4を参照して説明する。本実施形態に係る位置測定システム100は、複数のレーザートラッカー(位置測定器)50を備えている。本実施形態においては、3台のレーザートラッカー50−1、50−2、50−3を備える場合を例示しているが、レーザートラッカーは2台以上設けられていればよい。なお、以下の説明において、各レーザートラッカー50−1、50−2、50−3をそれぞれ区別する必要がある場合には、レーザートラッカー50−1、50−2、50−3と称し、区別する必要がない場合には、単にレーザートラッカー50と称する。また、他の構成についても同様の取り扱いとする。
レーザートラッカー50は、リフレクタに対してレーザー光を照射し、リフレクタからの反射光を受光することにより、リフレクタの座標位置を検出するものである。
レーザートラッカー50は、リフレクタに対してレーザー光を照射し、リフレクタからの反射光を受光することにより、リフレクタの座標位置を検出するものである。
本実施形態に係る位置測定システム100は、例えば、各支持ロボット4のハンド部8にそれぞれ設けられた複数の測定点30の測定を複数のレーザートラッカー50で分担するものである。
ここで、複数のレーザートラッカー50によって複数の測定点30の位置測定を分担する場合、レーザートラッカー50間で共通の座標系を共有する必要がある。したがって、まずは、共通の座標系を各レーザートラッカー50で定義し、これらを共有する工程が必要である。
ここで、複数のレーザートラッカー50によって複数の測定点30の位置測定を分担する場合、レーザートラッカー50間で共通の座標系を共有する必要がある。したがって、まずは、共通の座標系を各レーザートラッカー50で定義し、これらを共有する工程が必要である。
以下、共有の座標系の定義方法について図4を参照して詳しく説明する。
まず、各レーザートラッカー50−1、50−2、50−3は、それぞれ3つの固定ターゲット40−1、40−2、40−3の位置を測定する。ここで、3つの固定ターゲット40は、互いに距離をあけて設置されている。ここで、各固定ターゲット40の相互距離は、後述する座標定義用ターゲット14の相互距離よりも長くなるように設置され、かつ、いずれのレーザートラッカー50からも測定可能な位置に設けられている。
まず、各レーザートラッカー50−1、50−2、50−3は、それぞれ3つの固定ターゲット40−1、40−2、40−3の位置を測定する。ここで、3つの固定ターゲット40は、互いに距離をあけて設置されている。ここで、各固定ターゲット40の相互距離は、後述する座標定義用ターゲット14の相互距離よりも長くなるように設置され、かつ、いずれのレーザートラッカー50からも測定可能な位置に設けられている。
各固定ターゲット40の相互距離は、例えば、レーザートラッカー50によって測定される測定点の移動距離よりも長く設定されていることが好ましい。本実施形態では、ストリンガー10の移動からクリップ22を取り付けるまでの一連の作業を完了させるまでの搬送装置の移動距離よりも長く設定されていることが好ましい。
このように、固定ターゲット40の相互距離をできるだけ長くとることにより、レーザートラッカー50による位置測定の誤差を低減することができる。
このように、固定ターゲット40の相互距離をできるだけ長くとることにより、レーザートラッカー50による位置測定の誤差を低減することができる。
また、3つの固定ターゲット40のうちの一つは、いずれのレーザートラッカー50からも近い位置に設置されるとよい。
例えば、各レーザートラッカー50によってそれぞれ3点の固定ターゲット40の位置を検出することにより、各レーザートラッカー50が設置されている空間の座標系(xa,ya,za)を定義する。以下、この座標系を「測定器座標系A」という。
そして、測定器座標系A(xa,ya,za)における各レーザートラッカー50の座標位置を得る。ここで、測定器座標系Aを定義する際、いずれのレーザートラッカー50からも最も近い位置に設置された固定ターゲット40の位置を測定器座標系Aの原点として定めるとよい。これにより、各レーザートラッカー50における原点の座標位置における誤差を低減することが可能となる。換言すると、3つの固定ターゲット40を設置する際に、そのうちの一つについてはいずれのレーザートラッカー50からも近い位置に設置するとよい。図4に示した3つの固定ターゲット40の中では、原点を定めるための固定ターゲットとして固定ターゲット40−1を用いることが好ましい。
そして、測定器座標系A(xa,ya,za)における各レーザートラッカー50の座標位置を得る。ここで、測定器座標系Aを定義する際、いずれのレーザートラッカー50からも最も近い位置に設置された固定ターゲット40の位置を測定器座標系Aの原点として定めるとよい。これにより、各レーザートラッカー50における原点の座標位置における誤差を低減することが可能となる。換言すると、3つの固定ターゲット40を設置する際に、そのうちの一つについてはいずれのレーザートラッカー50からも近い位置に設置するとよい。図4に示した3つの固定ターゲット40の中では、原点を定めるための固定ターゲットとして固定ターゲット40−1を用いることが好ましい。
このようにして測定器座標系Aが定まると、その測定器座標系Aにおける各レーザートラッカー50の位置座標を特定することができる。例えば、測定器座標系A(xa,ya,za)におけるレーザートラッカー50−1の位置座標をA1(xa1,ya1,za1)、レーザートラッカー50−2の位置座標をA2(xa2,ya2,za2)、レーザートラッカー50−3の位置座標をA3(xa3,ya3,za3)と定義する。
続いて、各レーザートラッカー50−1、50−2、50−3の位置座標から相互位置関係を算出する。例えば、複数のレーザートラッカー50のうち、一つのレーザートラッカーを基準として定め、基準として定めたレーザートラッカー(一の位置測定器)に対する他のレーザートラッカー(他の位置測定器)の位置ベクトルを算出する。換言すると、基準としたレーザートラッカー50の位置座標と他のレーザートラッカー50の位置座標との差分ベクトルを得る。この位置ベクトル(差分ベクトル)が後述する補正ベクトルとして用いられる。
例えば、レーザートラッカー50−1を基準として定めた場合、レーザートラッカー50−1に対するレーザートラッカー50−2の位置ベクトルA1A2 −1を算出するとともに、レーザートラッカー50−1に対するレーザートラッカー50−3の位置ベクトルA1A3 −1を算出する。
ここで、基準とするレーザートラッカー50は、例えば、後述する座標定義用ターゲット14に最も近い位置にあるレーザートラッカー、図4においては、レーザートラッカー50−1とすることが好ましい。これにより、複数のレーザートラッカー50によって複数の測定点を分担して測定する際に用いる共通の空間座標系に含まれる誤差を低減することが可能となる。
次に、基準としたレーザートラッカー50によって座標定義用ターゲット14の位置を検出することにより、測定対象となる支持ロボット4が設置された共通の座標系(xb,yb,zb)を定義する。以下、この座標系(xb,yb,zb)を上記測定器座標系Aと区別するために「ワーク座標系B」という。
例えば、突き当て板5の平板部16には、座標定義用ターゲットとして3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3が設置されている。基準とされたレーザートラッカー50−1によって座標定義用ターゲットであるリフレクタ14−1、14−2、14−3のそれぞれを測定することにより、搬送装置2上に設置されている構成(複数の支持ロボット4、突き当て板5等)に共通のワーク座標系B(xb,yb,zb)が定義される。
例えば、突き当て板5の平板部16には、座標定義用ターゲットとして3つのリフレクタ14−1、14−2、14−3が設置されている。基準とされたレーザートラッカー50−1によって座標定義用ターゲットであるリフレクタ14−1、14−2、14−3のそれぞれを測定することにより、搬送装置2上に設置されている構成(複数の支持ロボット4、突き当て板5等)に共通のワーク座標系B(xb,yb,zb)が定義される。
レーザートラッカー50−1は、座標定義用ターゲット14の測定位置から定義したワーク座標系Bを他のレーザートラッカー50−2、50−3と共有する。例えば、レーザートラッカー50−1は、ワーク座標系Bにおける自身(レーザートラッカー50−1)の位置座標B1(xb1,yb1,zb1)を他のレーザートラッカー50−2、50−3に対して送信する。
他のレーザートラッカー50−2、50−3は、予め得ておいた補正ベクトルと、レーザートラッカー50−1から取得したワーク座標系Bとを用いて、自身が用いるワーク座標系Bを定義し、定義したワーク座標系Bを用いて自身に割り当てられた測定点30の測定を行う。
なお、レーザートラッカー50−1は、測定器座標系Aからワーク座標系Bへの座標変換行列W1を演算し、この座標変換行列W1の情報を他のレーザートラッカー50−1、50−3に対して送信してもよい。
例えば、座標変換行列W1は、以下の(1)式で表される。
例えば、座標変換行列W1は、以下の(1)式で表される。
W1=B1C (1)
ここで、Cは座標定義用ターゲット14の原点からワーク座標系Bの原点までのベクトルであり、既知の行列である。
他のレーザートラッカー50−2、50−3は、予め得ておいた補正ベクトルと、レーザートラッカー50−1の座標変換行列W1を用いて、それぞれ座標変換行列W2、W3を演算する。レーザートラッカー50ー2の座標変換行列W2、レーザートラッカー50ー3の座標変換行列W3はそれぞれ以下の(2)式、(3)式で表される。
W2=(A1A2 −1)−1W1=(A1A2 −1)−1B1C (2)
W3=(A1A3 −1)−1W1=(A1A3 −1)−1B1C (3)
W3=(A1A3 −1)−1W1=(A1A3 −1)−1B1C (3)
そして、他のレーザートラッカー50−2、50−3は、上記座標変換行列W2、W3を用いて、自身が測定した各測定点30の測定座標を変換することにより、ワーク座標系Bにおける各測定点30の測定座標を得る。
なお、各レーザートラッカー50に対する測定点の割り当てについては、予め設定しておいてもよいし、搬送装置2の移動距離と各レーザートラッカー50との相対的な位置関係に基づいて、各測定点30に最も近いであろうと推定されるレーザートラッカーを用いて測定を行うこととしてもよい。
なお、各レーザートラッカー50に対する測定点の割り当てについては、予め設定しておいてもよいし、搬送装置2の移動距離と各レーザートラッカー50との相対的な位置関係に基づいて、各測定点30に最も近いであろうと推定されるレーザートラッカーを用いて測定を行うこととしてもよい。
このようにして各レーザートラッカー50を用いて測定された各測定点30の位置座標の情報は、支持ロボット制御部32(図3参照)に送信される。支持ロボット制御部32は、各測定点30の位置情報、すなわち、支持ロボット4のハンド部8の位置及び傾きに基づいて、支持ロボット4のハンド部8の位置制御を行う。
次に、本実施形態に係る位置測定システム100による位置測定方法について図5を参照して説明する。
まず、組立装置1の動作開始時において、各レーザートラッカー50は固定ターゲット40−1、40−2、40−3の位置を測定する(SA1)。これにより、測定器座標系Aにおける各レーザートラッカー50−1、50−2、50−3の位置座標が得られる。
続いて、基準となるいずれか一つのレーザートラッカー50(例えば、レーザートラッカー50−1)を定め、基準として定めたレーザートラッカーに対する他のレーザートラッカー(例えば、レーザートラッカー50−2、50−3)の位置ベクトルを補正ベクトルとして算出する(SA2)。この補正ベクトルは、例えば、各レーザートラッカー50が備える記憶部(図示略)に記憶される。
続いて、基準となるいずれか一つのレーザートラッカー50(例えば、レーザートラッカー50−1)を定め、基準として定めたレーザートラッカーに対する他のレーザートラッカー(例えば、レーザートラッカー50−2、50−3)の位置ベクトルを補正ベクトルとして算出する(SA2)。この補正ベクトルは、例えば、各レーザートラッカー50が備える記憶部(図示略)に記憶される。
次に、基準としたレーザートラッカー50(例えば、レーザートラッカー50−1)によって座標定義用ターゲット14の位置が検出され(SA3)、ワーク座標系Bにおけるレーザートラッカー50−1の位置座標B1が得られる(SA4)。
基準のレーザートラッカー50−1は、他のレーザートラッカー50−2、50−3に対して位置座標B1を送信する。これにより、全てのレーザートラッカー50において、位置座標B1が共有される(SA5)。
基準のレーザートラッカー50−1は、他のレーザートラッカー50−2、50−3に対して位置座標B1を送信する。これにより、全てのレーザートラッカー50において、位置座標B1が共有される(SA5)。
他のレーザートラッカー50−2、50−3は、位置座標B1を受信すると、先に登録しておいた補正ベクトルを用いて、ワーク座標系Bにおける自身の位置座標B2、B3を得る。例えば、測定器座標系Aからワーク座標系Bに変換するための座標変換行列を得る(SA6)。
このようにして、各レーザートラッカー50がそれぞれ座標変換行列を得ると、各座標変換行列を用いて測定点30の測定を行い(SA7)、支持ロボット制御部32に測定結果を出力する(SA8)。
続いて、搬送装置2が動くことにより、座標定義用ターゲット14の位置が移動したか否かを判定する(SA9)。座標定義用ターゲット14の位置が移動していなければ(SA9:NO)、組立装置1の運転が停止されたか否かを判定する(SA10)。この結果、運転が停止された場合には(SA10:YES)、当該処理を終了する。
一方、運転が停止されていなかった場合には(SA10:NO)、ステップSA7に戻り、繰り返し測定点30の測定を行う。
一方、運転が停止されていなかった場合には(SA10:NO)、ステップSA7に戻り、繰り返し測定点30の測定を行う。
一方、ステップSA9において、搬送装置2が移動することにより、座標定義用ターゲット14の位置が移動していた場合には、ステップSA3に戻り、移動後の座標定義用ターゲット14の位置が、基準となるレーザートラッカー50−1によって再度測定され(SA3)、ワーク座標系Bが更新される(SA4)。そして、更新されたワーク座標系Bを用いて以降の処理が行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る位置測定システム及び位置測定方法によれば、例えば、レーザートラッカー(一の位置測定器)50−1によって定義されたワーク座標系の情報を他のレーザートラッカー(他の位置測定器)50−2、50−3とも共有し、このワーク座標系Bに基づいて各レーザートラッカー50が自身に割り当てられた支持ロボット4の測定点30の測定を行うので、各レーザートラッカー50が座標定義用ターゲット14の位置を測定することによってワーク座標系Bを個別に定義する場合に比べて、各レーザートラッカー50が用いる座標系の誤差を低減することができる。この結果、測定点の位置測定精度を向上させることができる。
更に、本実施形態によれば、各レーザートラッカー50が測定器座標系Aを定義するために用いる3つの固定ターゲット40−1、40−2、40−3の相互間距離を座標定義用ターゲット14よりも長くとることができるので、各レーザートラッカー50が定義する測定器座標系Aに含まれるレーザートラッカー間誤差(特に、回転角度)を低減することが可能となる。これにより、補正ベクトルを比較的高い精度で得ることができ、これに基づいて定義される共通のワーク座標系Bに含まれる誤差を低減することが可能となる。
更に、いずれのレーザートラッカー50からも最も近い位置にある固定ターゲット40を用いて測定器座標系Aの原点を定義するので、各レーザートラッカー50が定義する測定器座標系Aにおける原点誤差を低減することができる。これにより、補正ベクトルの精度を更に向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、一のレーザートラッカー50−1によって定義されたワーク座標系Bの情報を他のレーザートラッカー50−2、50−3において共有するので、レーザートラッカー50−1に対して相対的にワーク座標系Bが移動するような場合であっても、一つのレーザートラッカー50によって座標定義用ターゲット14を測定するだけで、各レーザートラッカー50が用いるワーク座標系Bを得ることができる。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した位置測定方法の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態で説明した位置測定方法の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
1 組立装置
2 搬送装置
3 テーブル
4 支持ロボット
5 突き当て板
6 取付けロボット
10 ストリンガー
11 把持ロボット
14 座標定義用ターゲット
14−1、14−2、14−3 リフレクタ
22 クリップ
30 測定点
31 搬送装置制御部
32 支持ロボット制御部
33 取付けロボット制御部
34 把持ロボット制御部
35 制御装置
40(40−1、40−2、40−3) 固定ターゲット
50(50−1、50−2、50−3) レーザートラッカー
100 位置測定システム
2 搬送装置
3 テーブル
4 支持ロボット
5 突き当て板
6 取付けロボット
10 ストリンガー
11 把持ロボット
14 座標定義用ターゲット
14−1、14−2、14−3 リフレクタ
22 クリップ
30 測定点
31 搬送装置制御部
32 支持ロボット制御部
33 取付けロボット制御部
34 把持ロボット制御部
35 制御装置
40(40−1、40−2、40−3) 固定ターゲット
50(50−1、50−2、50−3) レーザートラッカー
100 位置測定システム
Claims (7)
- 複数の測定点のうちの一部の測定を行う一の位置測定器と、
残りの前記測定点の測定を行う他の位置測定器と
を備え、
一の前記位置測定器は、測定点の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲットを測定し、3つの前記座標定義用ターゲットの測定結果から前記座標系を定義し、定義した前記座標系を用いて自身に割り当てられた前記測定点の測定を行い、
他の前記位置測定器は、予め得ておいた一の前記位置測定器と自身との位置関係に基づく補正ベクトルと、一の前記位置測定器によって定義された前記座標系とを用いて、自身に割り当てられた前記測定点の測定を行う位置測定システム。 - 互いに距離をあけて設置された3つの固定ターゲットを一の前記位置測定器及び他の前記位置測定器によって測定し、3つの前記固定ターゲットの測定結果に基づいて、他の前記位置測定器が用いる前記補正ベクトルを算出し、
3つの前記固定ターゲットにおけるターゲット相互間距離は、前記測定点の座標系を定義するために用いられる前記座標定義用ターゲットのターゲット相互間距離よりも長く設定されている請求項1に記載の位置測定システム。 - 3つの前記固定ターゲットのうち、いずれの前記位置測定器からも最も近い位置にある前記固定ターゲットを用いて座標原点を設定し、他の2つの前記固定ターゲットを用いて直交する2方向の回転を定義することで位置測定器の座標系を定義し、該位置測定器の座標系を用いて前記補正ベクトルを演算する請求項2に記載の位置測定システム。
- 一の前記位置測定器の設置位置に対して、前記測定点の座標系が移動する請求項1から3のいずれかに記載の位置測定システム。
- 他の前記位置測定器は複数台設けられている請求項1から4のいずれかに記載の位置測定システム。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の位置測定システムによって測定された前記測定点の測定結果を用いてロボットを制御するロボット制御装置。
- 複数の測定点の測定を複数の位置測定器で分担する位置測定方法であって、
一の前記位置測定器によって、前記測定点の座標系を定義するための3つの座標定義用ターゲットを測定する工程と、
3つの前記座標定義用ターゲットの測定結果から前記座標系を定義する工程と、
定義した前記座標系を用いて、一の前記位置測定器が自身に割り当てられた前記測定点の測定を行う工程と、
他の前記位置測定器が、予め得ておいた一の前記位置測定器と自身との位置関係に基づく補正ベクトルと、一の前記位置測定器によって定義された前記座標系とを用いて、自身に割り当てられた前記測定点の測定を行う工程と
を有する位置測定方法。
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