JP2020057635A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 チャネル抵抗が低い半導体装置を製造する。
【解決手段】 半導体装置の製造方法であって、n型のドリフト領域と前記ドリフト領域上に配置されたp型のボディ領域を有する半導体基板の表面に前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する工程と、前記トレンチの側面と底面にp型不純物を注入した後に前記トレンチ内に露出する部分の前記ボディ領域をエッチングして前記ボディ領域が露出する部分の前記トレンチの幅を拡大する工程と、前記半導体基板を熱処理して前記トレンチの前記側面及び前記底面に注入されたp型不純物を活性化させることによってp型の底部領域とp型の接続領域を形成する工程と、前記トレンチ内にゲート絶縁膜とゲート電極を形成する工程を有する。
【選択図】図1
【解決手段】 半導体装置の製造方法であって、n型のドリフト領域と前記ドリフト領域上に配置されたp型のボディ領域を有する半導体基板の表面に前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する工程と、前記トレンチの側面と底面にp型不純物を注入した後に前記トレンチ内に露出する部分の前記ボディ領域をエッチングして前記ボディ領域が露出する部分の前記トレンチの幅を拡大する工程と、前記半導体基板を熱処理して前記トレンチの前記側面及び前記底面に注入されたp型不純物を活性化させることによってp型の底部領域とp型の接続領域を形成する工程と、前記トレンチ内にゲート絶縁膜とゲート電極を形成する工程を有する。
【選択図】図1
Description
本明細書に開示の技術は、半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1の半導体装置は、ボディ領域を貫通してドリフト領域に達するトレンチを備える半導体装置が開示されている。トレンチ内に、ゲート絶縁膜とゲート電極が配置されている。半導体装置がオンするときには、ゲート絶縁膜近傍のボディ領域にチャネルが形成される。また、この半導体装置は、トレンチの底面に接するp型の底部領域と、底部領域とボディ領域を接続するp型の接続領域を有している。接続領域は、底部領域の電位を安定させる。半導体装置がオフするときには、底部領域からその周囲に空乏層が広がり、トレンチの底部における電界集中が抑制される。
特許文献1の半導体装置の製造工程では、底部領域と接続領域を形成するときに、トレンチの底面と側面にp型不純物を注入する。このとき、ボディ領域が露出する範囲のトレンチの側面にもp型不純物が注入されるので、トレンチ近傍のボディ領域に結晶欠陥が形成される。トレンチ近傍のボディ領域は、チャネルが形成される領域である。チャネルが形成される領域に結晶欠陥が形成されると、チャネル抵抗が高くなり、半導体装置で生じる損失が大きくなる。したがって、本明細書では、チャネル抵抗が低い半導体装置の製造方法を提案する。
本明細書が開示する半導体装置の製造方法は、トレンチ形成工程と、注入工程と、熱処理工程と、ゲート電極形成工程を有する。前記トレンチ形成工程では、n型のドリフト領域と前記ドリフト領域上に配置されたp型のボディ領域を有する半導体基板の表面に、前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する。前記注入工程では、前記トレンチの側面と底面にp型不純物を注入し、その後に、前記トレンチ内に露出する部分の前記ボディ領域をエッチングして前記ボディ領域が露出する部分の前記トレンチの幅を拡大する。前記熱処理工程では、前記半導体基板を熱処理して、前記トレンチの前記側面及び前記底面に注入されたp型不純物を活性化させることによって、前記トレンチの前記底面に接するp型の底部領域と、前記底部領域と前記ボディ領域を接続するp型の接続領域を形成する。前記ゲート電極形成工程では、前記トレンチ内にゲート絶縁膜とゲート電極を形成する。
この製造方法では、注入工程において、トレンチの側面と底面にp型不純物を注入する。このとき、トレンチの側面のうちのボディ領域が露出する部分にもp型不純物が注入され、トレンチ近傍のボディ領域内に結晶欠陥が形成される。注入工程では、p型不純物を注入した後に、トレンチの側面のうちのボディ領域が露出する部分をエッチングして、ボディ領域が露出する部分のトレンチの幅を拡大する。このため、ボディ領域のうちのp型不純物注入によって結晶欠陥が形成された部分がエッチングにより除去される。その後、熱処理工程を行うことで、半導体基板内のp型不純物が活性化し、底部領域と接続領域が形成される。このように、この製造方法によれば、ボディ領域のうちのp型不純物注入によって結晶欠陥が形成された部分がエッチングにより除去しながら、底部領域と接続領域を形成することができる。ボディ領域から結晶欠陥が形成された部分を除去できるので、ボディ領域のチャネルが形成される部分を結晶欠陥密度が低い部分により構成することができる。したがって、この製造方法によれば、チャネル抵抗が低い半導体装置を製造することができる。
図1に示す実施形態の半導体装置10は、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field effect transistor)である。半導体装置10は、半導体基板12を有している。以下では、半導体基板12の上面12aに平行な一方向(図1の左右方向)をx方向といい、上面12aに平行でx方向に直交する方向(図1の紙面に対して垂直な方向)をy方向という。また、図2は、y方向において図1とは異なる位置での半導体装置10の断面を示している。図1の断面では底部領域36と接続領域38が存在するのに対し、図2の断面では底部領域36と接続領域38が存在しない。その他の点では、図1と図2は同じ断面構造を有している。図1、2に示すように、半導体基板12の上面12aには、複数のトレンチ22が設けられている。各トレンチ22は、y方向に長く伸びている。各トレンチ22は、上面12aにおいて、互いに平行に伸びている。各トレンチ22の内部に、ゲート絶縁層24とゲート電極26が配置されている。ゲート電極26は、ゲート絶縁層24によって半導体基板12から絶縁されている。
図3に示すように、トレンチ22は、側面に段差21を有している。段差21の上側では、段差21の下側よりも、トレンチ22の幅が広い。以下では、トレンチ22の段差21よりも上側の部分を上部トレンチ22aといい、段差21よりも下側の部分を下部トレンチ22bという。ゲート絶縁層24は、底部絶縁層24aと側部絶縁膜24bを有している。底部絶縁層24aは、下部トレンチ22b内に配置されている。底部絶縁層24aは、下部トレンチ22bの底面と側面を覆っている。側部絶縁膜24bは、底部絶縁層24aよりも上側でトレンチ22の内面を覆っている。側部絶縁膜24bは、段差21と上部トレンチ22aの側面を覆っている。底部絶縁層24aは、側部絶縁膜24bよりも厚い。ゲート電極26は、上部トレンチ22a内に配置されている。
図1、2に示すように、ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。半導体基板12の上面12aには、ソース電極70が配置されている。ソース電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。半導体基板12の下面12bには、ドレイン電極72が配置されている。ドレイン電極72は、半導体基板12の下面12bに接している。
図1、2に示すように、半導体基板12の内部には、n型のソース領域30、p型のボディ領域32、p型の底部領域36、p型の接続領域38、n型のドリフト領域34、及び、n型のドレイン領域35が設けられている。ソース領域30は、ソース電極70と側部絶縁膜24bに接している。ボディ領域32は、ソース領域30の側方と下部に配置されている。ボディ領域32は、ソース電極70に接している。ボディ領域32は、ソース電極70近傍で高いp型不純物濃度を有している。ボディ領域32は、ソース領域30の下側で側部絶縁膜24bに接している。図1、3に示すように、底部領域36は、トレンチ22の底面において、底部絶縁層24aに接している。接続領域38は、下部トレンチ22bの側面において、底部絶縁層24aに接している。接続領域38は、下部トレンチ22bの側面に沿って上下方向に伸びており、底部領域36とボディ領域32とを接続している。図1、2に示すように、ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されている。図2に示すように、接続領域38が存在しない範囲では、ドリフト領域34が、ボディ領域32の下側で側部絶縁膜24bに接している。ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりも高いn型不純物濃度を有している。ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されており、ドレイン電極72に接している。
この半導体装置10では、ゲート電極26にゲート閾値以上の電位を印可すると、側部絶縁膜24bに隣接する範囲でボディ領域32にチャネルが形成される。図2の断面では、チャネルによって、ソース領域30とドリフト領域34が接続される。したがって、半導体装置10がオンする。半導体装置10がオンしている間は、チャネルに高密度の電流が流れる。ゲート電極26の電位をゲート閾値未満まで引き下げると、チャネルが消失し、半導体装置10がオフする。
半導体装置10がオフすると、ボディ領域32からドリフト領域34に空乏層が広がり、空乏化したドリフト領域34によってボディ領域32とドレイン領域35の間の電圧が保持される。電界が集中し易いトレンチ22の底部には、厚みが厚い底部絶縁層24aが設けられている。これによって、ゲート絶縁層24の絶縁性が向上されている。また、半導体装置10がオフすると、底部領域36からドリフト領域34へ空乏層が広がる。これによって、トレンチ22の底部への電界集中が緩和される。特に、接続領域38によって底部領域36がボディ領域32に接続されていることで、底部領域36の電位が安定し、トレンチ22の底部への電界集中をより効果的に緩和することができる。したがって、半導体装置10は、高い耐圧を有する。
次に、半導体装置10の製造方法について説明する。なお、この製造方法は、トレンチ22とゲート絶縁層24の形成工程に特徴を有するので、以下では、これらの工程について主に説明する。
まず、n型のドリフト領域34を有する半導体基板12(加工前の半導体基板12)に、イオン注入、エピタキシャル成長等によってボディ領域32とソース領域30を形成する。ボディ領域32はドリフト領域34上に形成され、ソース領域30はボディ領域32上に形成される。次に、図4に示すように、半導体基板12の上面12aに、ソース領域30とボディ領域32を貫通してドリフト領域34に達するトレンチ22を形成する。
次に、図5に示すように、半導体基板12の上面12aをマスク90によって覆う。ここでは、図1の断面に相当する範囲(底部領域36と接続領域38を形成する範囲)ではトレンチ22をマスク90で覆わずに、図2の断面に相当する範囲(底部領域36と接続領域38を形成しない範囲)ではトレンチ22をマスク90で覆う。次に、マスク90を介してトレンチ22の内面に、アルミニウム(p型不純物)をイオン注入する。アルミニウムは、トレンチ22の底面に注入される。また、トレンチ22の側面にもアルミニウムが注入される。特に、トレンチ22の側面が傾斜しているので、トレンチ22の側面にアルミニウムが注入され易い。アルミニウムを注入する工程において、ボディ領域32が露出している範囲でも、トレンチ22の側面にアルミニウムが注入される。このため、トレンチ22近傍のボディ領域32に、結晶欠陥(いわゆる、アルミニウムソーク)が形成される。アルミニウムをイオン注入した後に、マスク90を除去する。
次に、図6に示すように、トレンチ22と上面12a全体を覆うようにマスク92を形成する。次に、図7に示すように、トレンチ22の側面の上部においてマスク92に開口92aを形成する。次に、図8に示すように、開口92a内で半導体基板12を異方性エッチングすることによって、トレンチ22近傍のソース領域30及びボディ領域32を除去する。これによって、ソース領域30及びボディ領域32の深さ範囲においてトレンチ22の幅を拡大する。その結果、トレンチ22の側面に段差21が形成される。段差21よりも上側のトレンチ22が上部トレンチ22aであり、段差21よりも下側のトレンチ22が下部トレンチ22bである。ここでは、段差21がボディ領域32の下端よりも下側に位置するように、エッチングを行う。ソース領域30及びボディ領域32の深さ範囲においてトレンチ22の幅を拡大することで、アルミニウムの注入によって形成された結晶欠陥がソース領域30及びボディ領域32から除去される。その後、図9に示すように、マスク92を除去する。
次に、図10に示すように、半導体基板12の上面12aをマスク94によって覆う。ここでは、図1の断面に相当する範囲(底部領域36と接続領域38を形成する範囲)ではトレンチ22をマスク94で覆わずに、図2の断面に相当する範囲(底部領域36と接続領域38を形成しない範囲)ではトレンチ22をマスク94で覆う。次に、マスク94を介してトレンチ22の内面に、ボロン(p型不純物)をイオン注入する。ボロンは、トレンチ22の底面に注入される。また、トレンチ22の側面にもボロンが注入される。特に、トレンチ22の側面が傾斜しているので、トレンチ22の側面にボロンが注入され易い。さらに、トレンチ22の段差21にもボロンが注入される。ボロンを注入する工程において、ボディ領域32が露出している範囲でも、トレンチ22の側面にボロンが注入される。このため、トレンチ22近傍のボディ領域32に、結晶欠陥が形成される。ボロンをイオン注入した後に、マスク94を除去する。
次に、図11に示すように、トレンチ22と上面12a全体を覆うようにマスク96を形成する。次に、図12に示すように、トレンチ22の側面の上部においてマスク96に開口96aを形成する。次に、図13に示すように、開口96a内で半導体基板12を異方性エッチングすることによって、トレンチ22近傍のソース領域30及びボディ領域32を除去する。これによって、ソース領域30及びボディ領域32の深さ範囲において上部トレンチ22aの幅を拡大する。ソース領域30及びボディ領域32の深さ範囲において上部トレンチ22aの幅を拡大することで、ボロンの注入によって形成された結晶欠陥がソース領域30及びボディ領域32から除去される。その後、図14に示すように、マスク96を除去する。
次に、半導体基板12を熱処理することによって、半導体基板12に注入されたアルミニウムとボロンを活性化させる。これによって、図15に示すように、トレンチ22の底面に露出する範囲に底部領域36を形成するとともに、下部トレンチ22bの側面に露出する範囲に接続領域38を形成する。また、半導体基板12を熱処理すると、アルミニウムとボロンが半導体基板12中で拡散する。特に、ボロンは、広い範囲に拡散する。このため、アルミニウム及びボロンが注入された範囲よりも広い範囲に底部領域36と接続領域38を形成することができる。接続領域38が広い範囲に形成されることで、接続領域38がボディ領域32と繋がる。このため、接続領域38によって、底部領域36がボディ領域32に接続される。このように、ボロンの拡散距離が長いため、接続領域38をボディ領域32に繋げることができる。特に、図10に示すように、ボロン注入工程では、ボロンがトレンチ22の段差21に注入される。ボディ領域32に近い段差21に多くのボロンが注入されるので、段差21から拡散したボロンがボディ領域32まで拡散し易い。このため、この製造方法では、接続領域38がボディ領域32に繋がり易い。また、アルミニウムは、ボロンよりも熱処理時の拡散距離が短い。したがって、アルミニウムは、注入された範囲近傍に高密度に存在する。このように、アルミニウムが高密度に存在することで、接続領域38内に、p型不純物濃度が高く抵抗が低い領域を形成することができる。これによって、接続領域38の抵抗を低減することができる。このように、p型不純物としてアルミニウムとボロンを用いることで、接続領域38を広範囲に分布させて接続領域38をボディ領域32に接続することができるとともに、接続領域38の抵抗を低減することができる。
次に、図16に示すように、トレンチ22全体を埋め込むように、絶縁層98を形成する。次に、図17に示すように、上側から絶縁層98をエッチングする。ここでは、下部トレンチ22b内に絶縁層98を残存させ、その他の部分の絶縁層98を除去する。下部トレンチ22b内に残存した絶縁層98が、底部絶縁層24aとなる。次に、底部絶縁層24aよりも上側のトレンチ22の内面に、犠牲酸化膜を形成し、その後、犠牲酸化膜を除去することで、トレンチ22の内面のエッチングダメージを除去する。次に、図18に示すように、底部絶縁層24aよりも上側のトレンチ22の内面(すなわち、段差21の表面と上部トレンチ22aの側面)に、側部絶縁膜24bを形成する。その後、上部トレンチ22a内にゲート電極26を形成することで、図1〜3に示すトレンチゲート構造が完成する。その他の半導体層、絶縁層、電極等は、従来公知の方法により形成することができる。以上に説明した方法によって、図1〜3に示す半導体装置10を製造することができる。
上述した実施形態の製造方法では、ボディ領域32から結晶欠陥を有する領域(すなわち、アルミニウムの注入及びボロンの注入により形成された結晶欠陥を有する領域)がエッチングによって除去される。したがって、製造される半導体装置10では、側部絶縁膜24b近傍のボディ領域32における結晶欠陥密度が低い。上述したように、側部絶縁膜24b近傍のボディ領域32には、半導体装置10がオンするときにチャネルが形成される。したがって、この半導体装置10では、チャネルにおける結晶欠陥密度が低く、チャネル抵抗が低い。この製造方法によれば、チャネル抵抗が低い半導体装置10を製造することができる。
本明細書が開示する技術要素について、以下に列記する。なお、以下の各技術要素は、それぞれ独立して有用なものである。
本明細書が開示する一例の製造方法では、半導体基板がSiC基板であり、注入工程ではp型不純物としてアルミニウムとボロンを用いてもよい。
この構成によれば、拡散係数が大きいボロンが広範囲に拡散するので、底部領域とボディ領域を接続領域によって接続し易い。また、拡散係数が小さいアルミニウムが拡散し難いので、アルミニウムが分布する範囲でp型不純物濃度を高くし、接続領域及び底部領域を低抵抗化することができる。
本明細書が開示する一例の構成では、注入工程が、トレンチの側面と底面にアルミニウムを注入する第1注入工程と、第1注入工程の後にトレンチの側面のうちのボディ領域が露出する部分をエッチングしてボディ領域が露出する部分のトレンチの幅を拡大する第1エッチング工程と、第1エッチング工程の後にトレンチの側面と底面にボロンを注入する第2注入工程と、第2注入工程の後にトレンチの側面のうちのボディ領域が露出する部分をエッチングしてボディ領域が露出する部分のトレンチの幅を拡大する第2エッチング工程を有していてもよい。
この構成によれば、トレンチの側面の段差(第1エッチング工程で形成される段差)にボロンが注入されるので、接続領域によってボディ領域と底部領域をより接続し易い。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10 :半導体装置
12 :半導体基板
21 :段差
22 :トレンチ
22a :上部トレンチ
22b :下部トレンチ
24 :ゲート絶縁層
24a :底部絶縁層
24b :側部絶縁膜
26 :ゲート電極
28 :層間絶縁膜
30 :ソース領域
32 :ボディ領域
34 :ドリフト領域
35 :ドレイン領域
36 :底部領域
38 :接続領域
70 :ソース電極
72 :ドレイン電極
12 :半導体基板
21 :段差
22 :トレンチ
22a :上部トレンチ
22b :下部トレンチ
24 :ゲート絶縁層
24a :底部絶縁層
24b :側部絶縁膜
26 :ゲート電極
28 :層間絶縁膜
30 :ソース領域
32 :ボディ領域
34 :ドリフト領域
35 :ドレイン領域
36 :底部領域
38 :接続領域
70 :ソース電極
72 :ドレイン電極
Claims (1)
- 半導体装置の製造方法であって、
n型のドリフト領域と前記ドリフト領域上に配置されたp型のボディ領域を有する半導体基板の表面に、前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する工程と、
前記トレンチの側面と底面にp型不純物を注入し、その後に、前記トレンチ内に露出する部分の前記ボディ領域をエッチングして前記ボディ領域が露出する部分の前記トレンチの幅を拡大する工程と、
前記半導体基板を熱処理して、前記トレンチの前記側面及び前記底面に注入されたp型不純物を活性化させることによって、前記トレンチの前記底面に接するp型の底部領域と、前記底部領域と前記ボディ領域を接続するp型の接続領域を形成する工程と、
前記トレンチ内にゲート絶縁膜とゲート電極を形成する工程、
を有する製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018185103A JP2020057635A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 半導体装置の製造方法 |
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JP2018185103A JP2020057635A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 半導体装置の製造方法 |
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Cited By (1)
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CN115547836A (zh) * | 2022-10-09 | 2022-12-30 | 深圳市至信微电子有限公司 | Spst场效应管制备方法及spst场效应管 |
-
2018
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115547836A (zh) * | 2022-10-09 | 2022-12-30 | 深圳市至信微电子有限公司 | Spst场效应管制备方法及spst场效应管 |
CN115547836B (zh) * | 2022-10-09 | 2024-09-10 | 深圳市至信微电子有限公司 | 环绕p型屏蔽沟槽场效应管及其制备方法 |
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