JP2020050808A - コーティング組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)基材表面に吸水性化合物の塗膜を作製する方法。
(2)基材表面に界面活性剤等の親水化合物の塗膜を作製することで基材表面を親水性にする方法。
[1]
(A)数平均粒子径が1nm〜400nmの金属酸化物と、
(B)重合体粒子水分散体とを含み、
前記(B)成分は、
(b1)加水分解性珪素化合物、(b2)ビニル単量体及び(b3)乳化剤とからなる重合物を含む重合体粒子と、(b4)水と、を含む重合体粒子水分散体であり、
(b1)が
(b1−1)炭素数が3〜16の直鎖のアルキル基を有する加水分解性珪素化合物と
(b1−2)メチル基を有する加水分解性珪素化合物とを含み、
(b1−1)と(b1−2)との質量比(b1−1)/(b1−2)が0.1〜3.0の範囲である、コーティング組成物。
[2]
前記(A)成分(固形分)と前記(B)成分における重合体粒子との質量比(A)/(B)が0.5〜3.0である、[1]に記載のコーティング組成物。
[3]
前記(B)成分の数平均粒子径が5nm〜200nmである、[1]又は[2]に記載のコーティング組成物。
[4]
前記(b2)成分が、水酸基、カルボキシル基、アミド基、アミノ基、及びエーテル基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するビニル単量体を含む、[1]又は[2]に記載のコーティング組成物。
[5]
前記(B)成分における重合体粒子が、コアシェル構造を有する、[1]〜[4]のいずれかに記載のコーティング組成物。
[6]
前記(B)成分における(b1−1)と(b1−2)との質量比(b1−1)/(b1−2)が0.1〜1.5の範囲である、[1]〜[5]のいずれかに記載のコーティング組成物。
[7]
前記(b1−1)が、炭素数が3〜8の直鎖のアルキル基を有する加水分解性珪素化合物である、[1]〜[6]のいずれかに記載のコーティング組成物。
[8]
前記(b2)成分が、2級アミド基、3級アミド基あるいはその両方を有するビニル単量体を含む、[1]〜[7]のいずれかに記載のコーティング組成物。
[9]
前記(A)成分がコロイダルシリカである、[1]〜[7]のいずれかに記載のコーティング組成物。
[10]
樹脂基材及び/又はガラス基材と、[1]〜[9]のいずれかに記載のコーティング組成物との積層体。
[11]
防曇塗膜として使用される、[1]〜[9]のいずれかに記載のコーティング組成物。
本実施の形態のコーティング組成物は、
(A)数平均粒子径が1nm〜400nmの金属酸化物と、
(B)重合体粒子水分散体とを含み、
前記(B)成分は、
(b1)加水分解性珪素化合物、(b2)ビニル単量体及び(b3)乳化剤からなる重合物を含む重合体粒子と(b4)水とを含む重合体粒子水分散体であり、
(b1)が
(b1−1)炭素数が3〜16の直鎖のアルキル基を有する加水分解性珪素化合物と
(b1−2)メチル基を有する加水分解性珪素化合物とを含み、
(b1−1)と(b1−2)との質量比(b1−1)/(b1−2)が0.1〜3.0の範囲である。
(A)成分の粒子径は数平均粒子径(一次粒子と二次粒子との混合物であってもよく、一次粒子及び二次粒子のいずれか一方のみであってもよい。)を意味し、1nm〜400nmであり、好ましくは1nm〜100nm、より好ましくは3nm〜80nm、更に好ましくは5nm〜50nmである。(A)成分の数平均粒子径を上記範囲とすることで、得られる塗膜や積層体等の光学特性等に寄与し得る。特に、その数平均粒子径を100nm以下とすることは、得られる塗膜や積層体の光線透過率を大きく向上させ得る。なお、本実施の形態において、数平均粒子径(以下、単に「粒子径」と略記することがある。)は、後述する実施例の方法に準じて測定される。
(B)成分は、上述したように、(b1)成分:加水分解性珪素化合物及び(b2)成分:ビニル単量体と、(b3)成分:乳化剤とからなる重合物を含む重合体粒子と、(b4):水とを含む重合体粒子水分散体である。(B)成分としては、(b1)成分に由来する水酸基と、(b2)成分の重合生成物とが、水素結合等により複合化されたものを用いることが好適である。
(b1)成分としては、特に限定されないが、例えば下記式(I)で表される化合物やその縮合生成物、シランカップリング剤等が挙げられる。
SiWxRy (I)
ここで、式中、Wは炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、炭素数1〜20のアセトキシ基、ハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜20のオキシム基、エノキシ基、アミノキシ基及びアミド基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を表す。Rは、直鎖状又は分岐状の炭素数が1〜30個のアルキル基、炭素数5〜20のシクロアルキル基、及び置換されていないか又は炭素数1〜20のアルキル基若しくは炭素数1〜20のアルコキシ基若しくはハロゲン原子で置換されている炭素数6〜20のアリール基からなる群より選ばれる少なくとも1種の炭化水素基を表す。xは1以上4以下の整数であり、yは0以上3以下の整数である。また、x+y=4である。
SiW1W2W3CH3 (II)
ここで、式(II)中、W1、W2、W3は炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、炭素数1〜20のアセトキシ基、ハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜20のオキシム基、エノキシ基、アミノキシ基及びアミド基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を表す。W1、W2、W3は全て同じ官能基でも異なる官能基でもよい。
(b2)成分は、ビニル単量体である。(b2)成分としては、水酸基、カルボキシル基、アミド基、アミノ基、及びエーテル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有するビニル単量体を含むことが好ましい。かかる官能基を有するビニル単量体を含むことにより、(B)成分以外の他の成分(例えば(A)成分における金属酸化物等)が有する官能基と化学結合(例えば縮合等)することが容易となり、相互作用を高めることができる。
(b3)成分としては、特に限定されないが、例えばアルキルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸、アルキルスルホコハク酸、ポリオキシエチレンアルキル硫酸、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテルスルホン酸等の酸性乳化剤、酸性乳化剤のアルカリ金属(Li、Na、K等)塩、酸性乳化剤のアンモニウム塩、脂肪酸石鹸等のアニオン性界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、アルキルピリジニウムブロミド、イミダゾリニウムラウレート等の四級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩型のカチオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル等のノニオン型界面活性剤等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
全固形分質量(質量%)=乾燥質量/(B)成分の質量×100・・・(III)
本実施の形態のコーティング組成物は、得られる塗膜の強度及び防汚性を向上させる目的で、(C)成分として加水分解性珪素化合物を更に含むことが好ましい。(C)成分として用いられる加水分解性珪素含有化合物としては、特に限定されないが、例えば、下記式(IV)で表される加水分解性珪素含有化合物(c1)、下記式(V)で表される加水分解性珪素含有化合物(c2)、及び下記式(VI)で表される加水分解性珪素化合物(c3)からなる群より選ばれる1種以上を用いることができる。
R1nSiX4-n (IV)
ここで、式(IV)中、R1は水素原子、あるいは、ハロゲン基、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、(メタ)アクリロイル基又はエポキシ基を有していてもよい、炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基若しくはアリール基を表す。Xは、加水分解性基を表し、nは0〜3の整数である。加水分解性基は加水分解により水酸基が生じる基であれば特に限定されず、例えばハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミノ基、フェノキシ基、オキシム基等が挙げられる。
X3Si−R2n−SiX3 (V)
ここで、式(V)中、Xは加水分解性基を表し、R2は炭素数1〜6のアルキレン基又はフェニレン基を表す。nは0又は1である。
R3−(O−Si(OR3)2)n−OR3 (VI)
ここで、式(VI)中、R3は炭素数1〜6のアルキル基を表す。nは2〜8の整数である。
本実施の形態のコーティング組成物は、上記各成分に加えて、その用途及び使用方法等に応じて、通常、塗料や成型用樹脂に添加配合される添加剤成分を含んでいてもよい。添加剤成分としては、特に限定されないが、例えば界面活性剤、光安定剤、紫外線吸収剤、増粘剤、レベリング剤、チクソ化剤、消泡剤、凍結安定剤、艶消し剤、架橋反応触媒、顔料、硬化触媒、架橋剤、充填剤、皮張り防止剤、分散剤、湿潤剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レオロジーコントロール剤、成膜助剤、防錆剤、染料、可塑剤、潤滑剤、還元剤、防腐剤、防黴剤、消臭剤、黄変防止剤、静電防止剤又は帯電調整剤等をそれぞれの目的に応じて選択したり、組み合わせたりして、配合することができる。
光安定剤は、有機系紫外線吸収剤と併用することが好ましい。両者を併用することは、得られる塗膜の耐候性向上に寄与し得る。また、これらの有機系紫外線吸収剤や、光安定剤、各種添加剤成分は、(A)成分及び(B)成分と単に配合することも可能であるし、(B)成分を合成する際に共存させることも可能である。
本実施の形態の積層体は、樹脂基材及び/又はガラス基材と、上述のコーティング組成物との積層体である。
基材は、コーティング層により特に優れた防曇性、防曇持続性を付与される対象として位置付けられる。種々の材料を基材として採用することができる。なお、一実施形態においては、基材は、樹脂製であることが好ましい。上記樹脂製の基材(樹脂基材)としては、特に限定されないが、例えば、合成樹脂や天然樹脂等の有機基材を挙げることができる。
典型的な一実施態様において、本発明に係るコーティング組成物は、(A)成分と(B)成分とを予め混合後、水と混合する工程、及び40℃未満で10分以上撹拌する工程を含む方法によって製造することができる。一般に水を含むコーティング組成物を製造する際は、コーティング組成物中に含まれる各成分をそれぞれ水で希釈後に混合する方法、水の中に各成分を混合する方法、及び予め各成分を混合後、水で希釈する方法などが挙げられる。本実施の形態においては(A)成分と(B)成分とを予め混合することが好ましい。予め混合することによって(A)成分と(B)成分とが強固に相互作用を形成し得る。そのようにして作成したコーティング組成物から得られる塗膜は耐水性が優れるため好ましい。さらに40℃未満で10分以上撹拌することにより、(A)成分と(B)成分とが均一に分散したコーティング組成物を形成し得る。そのようにして作成したコーティング組成物から得られる塗膜は、透明性が高く外観が優れるため好ましい。
なお、各種物性は下記の方法で評価した。
試料中の固形分含有量が1〜20質量%となるよう適宜溶媒を加えて希釈し、湿式粒度分析計(日本国日機装製マイクロトラックUPA−9230)を用いて数平均粒子径を測定した。
反射分光膜厚計(大塚電子製、商品名「FE−3000」)を用いて得られた塗膜の膜厚を測定した。無作為に選択した3点の測定値の平均を算出し、膜厚とした。
得られた塗膜(コーティング組成物の塗工面)の外観をマイクロスコープ(キーエンス社製;倍率100倍)で観察した。その結果を以下のように評価した。
○:微小クラックがほとんどない
△:微小クラックが多い
×:成膜できない
80℃に保った温水浴の水面から5cmの高さのところに、得られた塗膜の試験片を塗膜面が下になるように設置し、温水浴からの蒸気を塗膜に連続照射し、照射から30秒後の曇りの有無を目視によって下記のように評価した。なお、評価が△以上であれば実用上問題なく、○であればより好ましい。
○(良好):全く曇らない。
△(中程度):蒸気照射直後にわずかに曇る。
×(不良):曇る。
作成した塗膜を120℃の環境下に24時間曝露後、23℃50%RHの環境下に1時間静置させた。得られた塗膜に関し、防曇性、塗膜外観を評価した。
<製造例1>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水964g、及びドデシルベンゼンスルホン酸1.9gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、プロピルトリメトキシシラン46g、及びメチルトリメトキシシラン54gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル5.5g、フェニルトリメトキシシラン2.8g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5g、及びテトラエトキシシラン16.8gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド11.5g、アクリル酸0.9g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径40nmの重合体粒子(HB−1)水分散体を得た。
<製造例2>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水876g、及びドデシルベンゼンスルホン酸1.7gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、プロピルトリメトキシシラン17g、及びメチルトリメトキシシラン83gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル5.2g、フェニルトリメトキシシラン2.5g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5g、及びテトラエトキシシラン15.3gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド10.9g、アクリル酸0.9g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径25nmの重合体粒子(HB−2)水分散体を得た。
<製造例3>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水997g、及びドデシルベンゼンスルホン酸1.9gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、プロピルトリメトキシシラン72g、及びメチルトリメトキシシラン28gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル5.7g、フェニルトリメトキシシラン2.9g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5g、及びテトラエトキシシラン17.4gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド11.9g、アクリル酸1.0g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径100nmの重合体粒子(HB−3)水分散体を得た。
<製造例4>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水964g、及びドデシルベンゼンスルホン酸1.9gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、プロピルトリメトキシシラン46g、及びメチルトリメトキシシラン54gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、メタクリル酸メチル5.5g、フェニルトリメトキシシラン2.8g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5g、及びテトラエトキシシラン16.8gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド11.5g、アクリル酸0.9g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径50nmの重合体粒子(HB−4)水分散体を得た。
<製造例5>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水980g、及びドデシルベンゼンスルホン酸1.9gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、オクチルトリメトキシシラン46g、及びメチルトリメトキシシラン54gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル5.6g、フェニルトリメトキシシラン2.8g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5g、及びテトラエトキシシラン17.1gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド11.7g、アクリル酸0.9g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径50nmの重合体粒子(HB−5)水分散体を得た。
<製造例6>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水1107g、及びドデシルベンゼンスルホン酸2.2gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、ヘキサデシルトリメトキシシラン46g、及びメチルトリメトキシシラン54gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル6.3g、フェニルトリメトキシシラン3.2g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.6g、及びテトラエトキシシラン19.3gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド13.2g、アクリル酸1.0g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径50nmの重合体粒子(HB−6)水分散体を得た。
<製造例7>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水1187g、及びドデシルベンゼンスルホン酸2.0gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、メチルトリメトキシシラン100gを反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル7.0g、フェニルトリメトキシシラン2.8g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.0g、及びテトラエトキシシラン21.0gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド14.0g、アクリル酸1.0g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径50nmの重合体粒子(HB−7)水分散体を得た。
<製造例8>
還流冷却器、滴下槽、温度計及び撹拌装置を有する反応器に、イオン交換水1025g、及びドデシルベンゼンスルホン酸2.0gを投入した後、撹拌下で温度を80℃に加温した。これに、プロピルトリメトキシシラン78g、及びメチルトリメトキシシラン22gの混合液を反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下し、その後、反応容器中の温度が80℃の状態で約1時間撹拌を続行した。次に、アクリル酸ブチル5.8g、フェニルトリメトキシシラン3.0g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5g、及びテトラエトキシシラン18.0gの混合液と、N,N−ジエチルアクリルアミド12.2g、アクリル酸1.0g、及び過硫酸アンモニウムの2質量%水溶液40gの混合液とを、反応容器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに反応容器中の温度が80℃の状態で約2時間撹拌を続行した後、室温まで冷却し、100メッシュの金網で濾過した後、イオン交換水で固形分を6.0質量%に調整し、数平均粒子径100nmの重合体粒子(HB−8)水分散体を得た。
コロイダルシリカ(日産化学工業社製、商品名「スノーテックス」((A)成分)を水中に分散させたもの(固形分10質量%))と製造例で得られた重合体粒子((B)成分:HB−1〜8)とテトラエトキシシラン((C)成分)とを表2〜3に示す配合にてコーティング組成物を得た。表2〜3に記載のコロイダルシリカ(日産化学工業社製、商品名「スノーテックス」)の数平均粒子径はカタログ値を記載した。
縦60mm×横60mm×厚さ2mmのポリカーボネート板(タキロン社製、以下「PC」とも記載する)に、得られたコーティング組成物をスピンコーターにより800rpm×5秒の条件でコーティングし、その後120℃、30分間乾燥して塗膜を有する積層体を得た。得られた塗膜の膜厚は全て約1.0μmであった。これらの評価結果を表2〜3に記載した。
実施例1〜3において、(B)重合体粒子水分散体に対して、(A)コロイダルシリカの相対量を増やす、又は減らしたところ、本発明の許容範囲内において、耐熱性及び耐クラック性は変化した。特に、(B)重合体粒子と(A)コロイダルシリカ(固形分)との質量比が1:1となる実施例1において、これらの特性が最も優れていた。
Claims (11)
- (A)数平均粒子径が1nm〜400nmの金属酸化物と、
(B)重合体粒子水分散体とを含み、
前記(B)成分は、
(b1)加水分解性珪素化合物、(b2)ビニル単量体及び(b3)乳化剤とからなる重合物を含む重合体粒子と、(b4)水と、を含む重合体粒子水分散体であり、
(b1)が
(b1−1)炭素数が3〜16の直鎖のアルキル基を有する加水分解性珪素化合物と
(b1−2)メチル基を有する加水分解性珪素化合物とを含み、
(b1−1)と(b1−2)との質量比(b1−1)/(b1−2)が0.1〜3.0の範囲である、コーティング組成物。 - 前記(A)成分(固形分)と前記(B)成分における重合体粒子との質量比(A)/(B)が0.5〜3.0である、請求項1に記載のコーティング組成物。
- 前記(B)成分の数平均粒子径が5nm〜200nmである、請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
- 前記(b2)成分が、水酸基、カルボキシル基、アミド基、アミノ基、及びエーテル基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するビニル単量体を含む、請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
- 前記(B)成分における重合体粒子が、コアシェル構造を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 前記(B)成分における(b1−1)と(b1−2)との質量比(b1−1)/(b1−2)が0.1〜1.5の範囲である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 前記(b1−1)が、炭素数が3〜8の直鎖のアルキル基を有する加水分解性珪素化合物である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 前記(b2)成分が、2級アミド基、3級アミド基あるいはその両方を有するビニル単量体を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 前記(A)成分がコロイダルシリカである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 樹脂基材及び/又はガラス基材と、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコーティング組成物との積層体。
- 防曇塗膜として使用される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
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