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JP2020044810A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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JP2020044810A
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文二 四ノ宮
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Abstract

【課題】インク流路取り回しのためのスペースが不要なインクジェットプリンタの提供。
【解決手段】
本発明に係るインクジェットプリンタは、プリンタ本体11と、キャリッジ20とを備える。さらに、プリンタ本体11に搭載されたメインインク容器61と第1アタッチメント62とを備え、キャリッジ20に搭載されたサブインク容器71と第2アタッチメント72とを備える。第1アタッチメント62は、メインインク容器61に接続されている。第2アタッチメント72は、サブインク容器71に接続されている。第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、キャリッジ20が第1位置に配置されているときに接続される。メインインク容器61とサブインク容器71とは、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されたときに連通される。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、移動するキャリッジにインクヘッドを搭載したインクジェットプリンタが知られている。例えば特許文献1には、主走査方向に移動するキャリッジと、本体部に搭載されたインク容器と、キャリッジに搭載されたインクジェットヘッドと、インク容器とインクジェットヘッドとを接続するインク流路とを備えた印刷装置が開示されている。
特開2017−24217号公報
例えば特許文献1に開示されているような、移動するキャリッジを備えたインクジェットプリンタでは、本体部に搭載されたインク容器から、キャリッジに搭載されたインクジェットヘッドにインクが供給される。この供給は、チューブ等のインク流路を経由して行われる。インク流路は、印刷中にキャリッジが移動することから、それに見合う長さが必要である。そこで、インク流路の取り回しのために大きなスペースが必要となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インク流路取り回しのためのスペースが不要なインクジェットプリンタを提供することである。
ここに開示するインクジェットプリンタは、プリンタ本体と、キャリッジと、キャリッジ移動装置と、メインインク容器と、第1アタッチメントと、サブインク容器と、インクヘッドと、第2アタッチメントとを備える。前記キャリッジは、前記プリンタ本体に移動可能に係合されている。前記キャリッジ移動装置は、前記キャリッジを移動させる。前記メインインク容器は、前記プリンタ本体に設けられ、インクが貯留されている。前記第1アタッチメントは、前記プリンタ本体に設けられ、前記メインインク容器に接続されている。前記サブインク容器は、前記キャリッジに搭載されている。前記インクヘッドは、前記キャリッジに搭載され、前記サブインク容器に接続されている。前記第2アタッチメントは、前記キャリッジに搭載され、前記サブインク容器に接続されている。
前記キャリッジ移動装置は、前記キャリッジを第1位置に配置するように構成されている。前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとは、前記キャリッジが前記第1位置に配置されているときに接続されるように構成されている。前記メインインク容器と前記サブインク容器とは、前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとが接続されたときに連通される。
上記インクジェットプリンタによれば、プリンタ本体とキャリッジとの間に渡されるインク流路を必要としないため、インク流路の取り回しのためのスペースをなくすことができる。
一実施形態に係るプリンタの正面図である。 インクシステムの構成を示す模式図である。 サブインク容器を模式的に示す断面図である。 プリンタのブロック図である。 従来のインクシステムの構成の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。以下の説明では、インクジェットプリンタを正面から見たときに、インクジェットプリンタから遠ざかる方を前方、インクジェットプリンタに近づく方を後方とする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、インクジェットプリンタの設置態様等を限定するものではない。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体11と、キャリッジ20と、キャリッジ移動装置30とを備えている。プリンタ本体11は、フラットベッド40と、インクシステム50a(図2参照)の一部と、制御装置100とを備えている。キャリッジ20には、インクシステム50aの他の一部が搭載されている。インクシステム50aには、インクヘッド50が含まれている。また、キャリッジ20には、紫外線ランプ55が設けられている。
プリンタ本体11は、フラットベッド40と、インクシステム50aの一部と、制御装置100とを収納している。プリンタ本体11は、ここでは、プリンタ10のうち、可動部であるキャリッジ20およびその搭載物と、キャリッジ移動装置30と、インクシステム50aと、制御装置100とを除く部分を意味するものとする。プリンタ本体11は、前面が開放された箱状に形成されている。プリンタ本体11は、左右方向に延びている。プリンタ本体11は、内部にフラットベッド40と、インクシステム50aの一部と、制御装置100とを収納している。プリンタ本体11は、前面の開放部を開閉可能なフロントカバー12を備えている。
キャリッジ移動装置30は、キャリッジ20を移動させるように構成されている。キャリッジ移動装置30は、ガイドレール31と、ベルト32と、図示しない左右のプーリと、スキャンモータ33とを備えている。ガイドレール31には、キャリッジ20が摺動自在に係合している。ガイドレール31は、プリンタ本体11に固定され、左右方向に延びている。ガイドレール31は、キャリッジ20の左右方向への移動をガイドする。ベルト32は、キャリッジ20に固定されている。ベルト32は、無端状のベルトである。ベルト32は、ガイドレール31の左右に設けられた図示しないプーリに巻き掛けられている。一方のプーリにはスキャンモータ33が取り付けられている。スキャンモータ33は、制御装置100と電気的に接続されている。スキャンモータ33は、制御装置100によって制御される。スキャンモータ33が駆動するとプーリが回転し、ベルト32が走行する。それにより、キャリッジ20がガイドレール31に沿って左右方向に移動する。
フラットベッド40は、プリンタ本体11の内部空間において、左右方向のほぼ中央に配置されている。フラットベッド40は、記録媒体5が載置される部材である。本実施形態に係るプリンタ10は、いわゆる、フラットベッドタイプのプリンタである。記録媒体5の形状は特に限定されず、平板状の他、様々な立体形状を有していてもよい。また、記録媒体5の材質も特に限定されず、記録媒体5は、例えば、木、金属、ガラス、紙、布などであってもよい。
フラットベッド40の下方には、ベッド移動装置41が配置されている。ベッド移動装置41は、フラットベッド40を前後方向および上下方向に移動させる機構である。フラットベッド40は、ベッド移動装置41によって下方から支持されている。ベッド移動装置41は、第1移動機構41Zと、第2移動機構41Xとを備えている。第1移動機構41Zは、フラットベッド40を支持して上下方向に移動させる機構である。ここでは、第1移動機構41Zは、図示しないボールねじ機構とモータとを備えている。ボールねじ機構は、モータによって駆動される。第1移動機構41Zは、第2移動機構41Xによって下方から支持されている。第2移動機構41Xは、第1移動機構41Zを支持して前後方向に移動させる機構である。第2移動機構41Xは、図示しないボールねじ機構とモータとを備えている。ただし、ベッド移動装置41の構成は限定されない。例えば、第1移動機構41Zと第2移動機構41Xとは、上下の位置関係が逆でもよい。ベッド移動装置41は、制御装置100と電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
キャリッジ20は、ガイドレール31を介して、プリンタ本体11に移動可能に係合されている。キャリッジ20は、複数のインクヘッド50を下面に保持している。複数のインクヘッド50は、キャリッジ20に搭載されている。複数のインクヘッド50は、キャリッジ20において左右方向に並んで配置されている。各インクヘッド50の下面には、インクを吐出するノズルが複数形成されている。ノズルは、インクが吐出される微細な孔である。図示は省略するが、各インクヘッド50において、複数のノズルは前後方向に並んでノズル列を形成している。なお、ここでは、インクヘッド50は3つ図示されているが、インクヘッド50の数は限定されない。
紫外線ランプ55は、キャリッジ20に設けられている。ここでは、紫外線ランプ55は、キャリッジ20の左側面に設けられている。紫外線ランプ55は、前後方向に延びている。紫外線ランプ55は、フラットベッド40に向かって紫外線を照射する。紫外線ランプ55は、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
複数のインクヘッド50の内部には、それぞれ、圧電素子を備えたアクチュエータが設けられている。アクチュエータは、ノズルごとに設けられている。各アクチュエータが駆動することによって、各ノズルはインクを吐出する。各アクチュエータは、ノズルと連通しインクが貯留される圧力室と、圧力室に接する圧電素子とを備えている。圧電素子に印加される電圧を変化させると圧電素子は膨張・収縮し、その変位によって圧力室の体積が変化する。この圧力室の体積の変化によってインクがノズルから吐出される。複数のアクチュエータは、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
図2は、インクシステム50aの構成を示す模式図である。インクシステム50aは、インクヘッド50ごとに設けられている。図2は、1つのインクシステム50aを示す図である。図2に示すように、インクシステム50aは、インク供給システム60と、インク循環システム70と、インク排出システム80とを備えている。インクシステム50aの一部はプリンタ本体11に搭載され、他の一部はキャリッジ20に搭載されている。
インク供給システム60は、キャリッジ20の内部に構成されたインク循環システム70にインクを供給する。インク供給システム60は、プリンタ本体11に設けられている。ここでは、インク供給システム60は、プリンタ本体11の右端部付近に設けられている。インク供給システム60は、メインインク容器61と、第1アタッチメント62と、供給流路63と、供給ポンプ64と、フィルタ65とを備えている。
メインインク容器61は、プリンタ本体11に設けられ、インクが貯留されている。メインインク容器61は、ここでは、インクカートリッジである。しかし、メインインク容器61は、インクカートリッジに限定されず、例えば、タンクやパウチでもよい。1つのメインインク容器61には、1つの種類のインクが貯留されている。インクの材料は何ら限定されず、従来からインクジェットプリンタのインクの材料として用いられている各種の材料を使用することができる。ここでは、インクは、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化型顔料インクである。メインインク容器61は、インクヘッド50と同数設けられている。複数のメインインク容器61は、それぞれ異なる種類のインクを貯留していてもよい。また、一部同じ種類のインクを貯留していてもよい。
第1アタッチメント62は、プリンタ本体11に設けられている。詳しくは、図2に示すように、第1アタッチメント62は、プリンタ本体11の1つの側面に取り付けられている。この側面は、キャリッジ20の方向(ここでは、左方)を向いている。図2に示すように、第1アタッチメント62は、逆止弁62aと連結ノズル62bとを備えている。
逆止弁62aは、インク供給システム60内から外部に向かう方向に圧が掛かったときに開放されるように構成されている。逆止弁62aの構成は特に限定されないが、ここでは、弁体62a1とスプリング62a2とを備えている。スプリング62a2は、弁体62a1をメインインク容器61側に押圧している。インク供給システム60内部の圧が弱いとき、弁体62a1は、スプリング62a2の押圧力によって供給流路63を閉塞している。供給流路63は、メインインク容器61と、第1アタッチメント62とを接続する流路である。供給流路63は、ここでは、可撓性のチューブで構成されている。逆止弁62aは、供給ポンプ64が駆動され、インク供給システム60内部のインク圧によって弁体62a1に掛かる力がスプリング62a2の押圧力を上回ると開放されるように構成されている。
連結ノズル62bは、プリンタ本体11の外側に露出している。連結ノズル62bは、キャリッジ20の方(ここでは、左方)を向いて配置されている。連結ノズル62bは、ノズル部62b1と、流路62b2と、シール部材62b3とを備えている。ノズル部62b1は、針状に形成されている。ノズル部62b1は、キャリッジ20の方に向かって突出している。ノズル部62b1の内部には、流路62b2が形成されている。流路62b2は、逆止弁62aを介してメインインク容器61と連通されている。また、流路62b2は、ノズル部62b1の先端で開放されている。そこで、供給ポンプ64が駆動され、インク圧により逆止弁62aが開放されると、ノズル部62b1の先端に配置された流路62b2の端部からインクが放出される。シール部材62b3は、ノズル部62b1の外周部に設けられている。シール部材62b3は、シール性を有する弾性材で形成されている。シール部材62b3は、第1アタッチメント62と、インク循環システム70の第2アタッチメント72(後述)が接続されたときに、インクが漏れないようにシールする部材である。なお、シール部材は、第1アタッチメント62にではなく、第2アタッチメント72に設けられていてもよい。
供給ポンプ64は、メインインク容器61と第1アタッチメント62とに接続されている。供給ポンプ64は、メインインク容器61側から第1アタッチメント62側に送液するように設定されている。供給ポンプ64は、ここでは、チューブポンプである。ただし、供給ポンプ64はチューブポンプに限定されるわけではなく、例えば、ダイヤフラムポンプ等であってもよい。供給ポンプ64は、制御装置100に接続され、制御装置100によって制御されている。供給ポンプ64は、メインインク容器61から後述するサブインク容器71にインクを移動するように構成された送液機構の一例である。
フィルタ65は、供給ポンプ64と第1アタッチメント62との間に設けられている。フィルタ65は、インクに混入した異物等を捕捉している。フィルタ65により、インク供給システム60内のインクにもし異物が混入していても、異物がインク循環システム70に到達しないようになっている。
インク循環システム70は、キャリッジ20に搭載されている。インク循環システム70は、インク成分の沈降を抑制するために、インクを循環させるシステムである。インク循環システム70は、サブインク容器71と、第2アタッチメント72と、上流側流路73と、下流側流路74と、循環ポンプ75と、バッファタンク76と、漏れ止めバルブ78と、ヒータ79とを備えている。
サブインク容器71は、キャリッジ20に搭載されている。サブインク容器71は、インクを貯留可能な容器である。図3は、サブインク容器71を模式的に示す断面図である。図3に示すように、サブインク容器71は、密閉容器である。ただし、第2アタッチメント72に続く流路が接続される第1接続口71aと、上流側流路73が接続される第2接続口71bと、下流側流路74が接続される第3接続口71cと、排出流路82(後述)が接続される第4接続口71dとが形成されている。サブインク容器71は、可撓性の素材で構成されている。サブインク容器71は、内部のインク量に応じて変形し、内容積が変化するように構成されている。サブインク容器71は、ここでは、パウチである。
サブインク容器71は、メインインク容器61よりも内容積が小さく構成されている。サブインク容器71の内容積は特に限定されないが、例えば、最大時で50mlまたはその近辺である。また、サブインク容器71は、扁平な形状を備えている。ここでは、サブインク容器71は、水平方向に広がり、短方向が上下方向に一致するような向きに配置されている。
サブインク容器71は、上方を向いた天面71eを備えている。ここでは、天面は、サブインク容器71の面のうち上方を向いた面の意味であり、サブインク容器71の配置される向きにより、必ずしも広い面とは限らない。また、ここでは、サブインク容器71は可撓性のパウチであり、天面71eの形状は一定ではない。サブインク容器71の天面71eには、第4接続口71dが形成され、排出流路82の一端が接続されている。
サブインク容器71のインク供給システム60側の側面(右側面)には第1接続口71aが形成され、流路を介して、第2アタッチメント72が接続されている。サブインク容器71の底面には第2接続口71bが形成され、上流側流路73が接続されている。サブインク容器71の左側面には第3接続口71cが形成され、下流側流路74が接続されている。
サブインク容器71は、インクヘッド50よりも上方に配置されている。インクヘッド50は、サブインク容器71に接続されている。インクは、サブインク容器71とインクヘッド50との高さの差により発生する水頭圧によってサブインク容器71からインクヘッド50に供給される。この水頭圧によるインク供給を妨げないように、サブインク容器71は可撓性を有し、内部のインク量に応じて変形するように構成されている。それにより、インクは、サブインク容器71が大気開放されている場合に近い挙動をする。
第2アタッチメント72は、キャリッジ20に搭載され、サブインク容器71に接続されている。第2アタッチメント72は、第1アタッチメント62と接続可能に構成されている。第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、インクが移動可能なように接続される。そこで、メインインク容器61とサブインク容器71とは、第1アタッチメント72と第2アタッチメント72とが接続されたときに連通される。
第2アタッチメント72は、キャリッジ20のインク供給システム60側の側面(ここでは、右側面)に設けられている。図2に示すように、第2アタッチメント72は、ガイド孔72aと逆止弁72bとを備えている。ガイド孔72aは、左右方向に延びている。ガイド孔72aの右端は、キャリッジ20の右側面において開放されている。ガイド孔72aの左端は、サブインク容器71と第2アタッチメント72とを接続する流路に、逆止弁72bを介して接続されている。ガイド孔72aは、第1アタッチメント62のノズル部62b1の外周に対応する内径を備えている。
逆止弁72bは、第1アタッチメント62の逆止弁62aと同様の構成を備えている。逆止弁72bは、インク循環システム70の内部に向かう方向に圧が掛かったときに開放されるように構成されている。逆止弁72bは、弁体72b1とスプリング72b2とを備えている。スプリング72b2は、弁体72b1をインク供給システム60側に押圧している。通常の状態では、弁体72b1は、インク循環システム70の内圧とスプリング72b2の押圧力とによってガイド孔72aを閉塞している。
第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、キャリッジ20がホームポジションP1(図1参照)に配置されているときに接続されるように構成されている。ホームポジションP1は、印刷待機時にキャリッジ20が配置される位置である。キャリッジ移動装置30は、キャリッジ20をホームポジションP1に配置するように構成されている。ホームポジションP1は、キャリッジ20の可動範囲の1つの端部に設定されている。ホームポジションP1は、ここでは、キャリッジ20の可動範囲の右端に設定されている。ホームポジションP1は、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続され、メインインク容器61とサブインク容器71とが連通されるようなキャリッジ20の位置の一例である。第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、キャリッジ20がホームポジションP1以外の位置に配置されているときには離間するように構成されている。
第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、同じ高さに配置されている。また、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、同じ前後方向の位置に配置されている。そこで、キャリッジ20が左右方向に移動することにより、第1アタッチメント62の連結ノズル62bが第2アタッチメント72のガイド孔72aに挿通され、または離間される。連結ノズル62bが第2アタッチメント72のガイド孔72aに挿通されると、ノズル部62b1の先端によって、逆止弁72bがサブインク容器71の側に押される。それによって、逆止弁72bが開放され、メインインク容器61とサブインク容器71とが連通される。連結ノズル62bが第2アタッチメント72のガイド孔72aから抜かれると、逆止弁72bが閉鎖され、メインインク容器61とサブインク容器71とは断絶される。このように、メインインク容器61とサブインク容器71とは、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されたときに連通されるように構成されている。
上流側流路73は、サブインク容器71とインクヘッド50とを接続している。下流側流路74も、サブインク容器71とインクヘッド50とを接続している。インクヘッド50は、上流側流路73と下流側流路74とを介してサブインク容器71に接続されている。上流側流路73と下流側流路74とは、サブインク容器71とインクヘッド50との間でインクを循環させる循環流路70aを形成している。上流側流路73および下流側流路74は、いずれも、キャリッジ20の内部で取り回された比較的短い流路である。上流側流路73および下流側流路74は、ここでは、可撓性を有するチューブで構成されている。
下流側流路74には、循環ポンプ75が設けられている。循環ポンプ75は、インクヘッド50側からサブインク容器71側に送液するように設定されている。これにより、インクは、サブインク容器71から上流側流路73を通ってインクヘッド50に至り、インクヘッド50から下流側流路74を通ってサブインク容器71に戻る循環流を形成する。循環ポンプ75は、ここでは、チューブポンプである。ただし、循環ポンプ75はチューブポンプに限定されるわけではなく、例えば、ダイヤフラムポンプ等であってもよい。循環ポンプ75は、制御装置100に接続され、制御装置100によって制御されている。
下流側流路74のインクヘッド50と循環ポンプ75との間には、バッファタンク76が設けられている。バッファタンク76は、下流側流路74に設けられている。バッファタンク76は、貯留室76aと、流入口76bと、流出口76cとを備えている。
貯留室76aは、インクが貯留されるように構成されている。バッファタンク76は、内部空間としての貯留室76aを備えている。流入口76bは、貯留室76aの底面に形成されている。流入口76bは、下流側流路74のうちバッファタンク76よりもインクヘッド50側の部分に接続されている。インク循環時、流入口76bからは、インクが流入する。流出口76cは、貯留室76aの一側面に形成されている。流出口76cは、下流側流路74のうちバッファタンク76よりもサブインク容器71側の部分に接続されている。インク循環時、流出口76cからは、インクが流出する。流入口76bと流出口76cとは、貯留室76aを介して連通している。インク循環時、流入口76bから流入したインクは、貯留室76aに一時的に貯留されながら、流出口76cより流出する。
流出口76cは、高さ方向に関して、貯留室76aの一側面の途中に形成されている。貯留室76aは、流出口76cよりも上方まで延びている。そこで、貯留室76aには、基本的に流出口76cの高さまでしかインクが貯留されないようになっている。貯留室76aの流出口76cよりも上方の空間の一部は、基本的にインクが貯留されない上部空間76a1を構成している。循環ポンプ75の脈動により一時的にインクが流入過多になった場合、インクは、この上部空間76a1に貯留される。一時的にインクが流出過多になった場合、流出するインクは、貯留室76aに貯留されている分から補充される。バッファタンク76は、このように、循環ポンプ75の脈動の影響を抑えている。
バッファタンク76には、圧力センサ77が設けられている。圧力センサ77は、貯留室76aの圧力を検知している。圧力センサ77は、例えば、貯留室76a内のインクの圧力が所定の圧力を下回ると信号を発するように構成されている。圧力センサ77は、制御装置100に接続されている。制御装置100は、圧力センサ77が発する信号を受信している。制御装置100は、圧力センサ77からの信号に基づいて、循環ポンプ75の駆動を制御している。圧力センサ77の構成は限定されない。圧力センサ77は、例えば、圧力を連続的に測定するセンサでもよく、例えば、所定の圧力で接点がON/OFFする機械式または光学式のセンサでもよい。
なお、バッファタンク76は、下流側流路74に設けられていればよく、必ずしも循環ポンプ75の上流側に配置される必要はない。また、圧力センサ77は、上流側流路73または下流側流路74に設けられ、上流側流路73または下流側流路74の圧力を検知するように構成されていればよく、必ずしもバッファタンク76に設けられていなくてもよい。
漏れ止めバルブ78は、上流側流路73に設けられている。漏れ止めバルブ78は、プリンタ10の二次電源がONのときには開き、OFFのときには閉まるように構成されている。漏れ止めバルブ78は、プリンタ10の二次電源がOFFのときにサブインク容器71内のインクがインクヘッド50から漏れ出すのを防止している。漏れ止めバルブ78は、例えば、ソレノイドバルブである。
ヒータ79は、サブインク容器71に接触するように設けられている。ヒータ79は、キャリッジ20に搭載されている。ヒータ79は、インクの粘度を所望の粘度に保つために、サブインク容器71を加熱している。ヒータ79により、循環流路70a内のインクは一定の温度に制御されている。ヒータ79は、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。ヒータ79は、制御装置100によって所定の温度に制御されている。
サブインク容器71には、インク排出システム80が接続されている。インク排出システム80は、一部がキャリッジ20に搭載され、他の一部がプリンタ本体11に搭載されている。インク排出システム80は、廃液タンク81と、排出流路82と、排出バルブ83と、インク検知装置84とを備えている。
廃液タンク81は、プリンタ本体11に搭載されている。廃液タンク81は、大気開放された容器である。廃液タンク81には、インクの廃液が廃棄される。廃液タンクは、インクの廃液を一時保管する。
排出流路82は、サブインク容器71の天面71eに一端が接続され、廃液タンク81に他端が接続されている。排出流路82は、ここでは、可撓性を有するチューブである。排出流路82は、キャリッジ20に搭載されたサブインク容器71と、プリンタ本体11に接続された廃液タンク81とを接続している。
排出バルブ83は、排出流路82に設けられ、排出流路82を開閉するように構成されている。排出バルブ83は、ここでは、キャリッジ20に搭載されている。ただし、排出バルブ83は、プリンタ本体11に搭載されていてもよい。排出バルブ83は、例えば、ソレノイドバルブである。排出バルブ83は、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
インク検知装置84は、排出流路82に設けられている。インク検知装置84は、インクを検知する装置である。インク検知装置84は、例えば、排出流路82のうち廃液タンク81との接続部に設けられている。インク検知装置84は、インクが排出流路82を通って廃液タンク81に到達したことを検出する。インク検知装置84の構成は特に限定されないが、例えば、光学式のセンサを備えている。その場合、インク検知装置84は、インクの色によって受光レベルが変化することによってインクの有無を検出する。しかしながら、インク検知装置84の構成はそのようなものに限定されず、例えば、電極を備えた通電式などでもよい。インク検知装置84は、インクを検出すると信号を発するように構成されている。インク検知装置84は、制御装置100に電気的に接続されている。制御装置100は、インク検知装置84からの信号を受信して、排出バルブ83等の各部を制御している。
図1に示すように、プリンタ10の右端部には、プリンタ10の各種の動作を制御する制御装置100が収容されている。図4は、本実施形態に係るプリンタ10のブロック図である。図4に示すように、制御装置100は、スキャンモータ33と、ベッド移動装置41と、インクヘッド50と、紫外線ランプ55と、供給ポンプ64と、循環ポンプ75と、ヒータ79と、排出バルブ83とに接続され、それらの動作を制御している。また、制御装置100は、圧力センサ77と、インク検知装置84とに接続され、それらからの信号を受信している。制御装置100は、移動制御部101と、吐出制御部102と、充填制御部103と、循環制御部104と、排出制御部105と、パージ制御部106とを備えている。
制御装置100の構成は特に限定されない。制御装置100は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。
移動制御部101は、キャリッジ移動装置30を制御することによって、キャリッジ20の移動を制御する。図4に示すように、移動制御部101は、第1移動制御部101aと、第2移動制御部101bとを備えている。第1移動制御部101aは、キャリッジ移動装置30を制御して、非印刷時にキャリッジ20をホームポジションP1に配置するように設定されている。第2移動制御部101は、キャリッジ移動装置30を制御して、印刷時にはキャリッジ20をホームポジションP1から離間した位置で移動させるように設定されている。具体的には、フラットベッド40上を移動させるように設定されている。印刷時のキャリッジ20の動きは、第2移動制御部101bによって制御されている。
吐出制御部102は、インクの吐出動作を制御する。吐出制御部102は、印刷時、インクヘッド50を制御して、サブインク容器71内のインクを吐出させる。この動作により、フラットベッド40に載置された記録媒体5に対して印刷が行われる。吐出制御部102は、消費量演算部102aを備えている。消費量演算部102aは、印刷におけるインクの消費量を演算している。この演算は、印刷データに基づいて行われる。
充填制御部103は、メインインク容器61内のインクをサブインク容器71に充填する充填プロセスを制御する。充填制御部103は、キャリッジ20がホームポジションP1に配置されているときに、送液機構としての供給ポンプ64を制御して、インクをメインインク容器61からサブインク容器71に移動させるように設定されている。図4に示すように、充填制御部103は、充填指示部103aと、第1充填制御部103bと、第2充填制御部103cとを備えている。
充填指示部103aは、消費量演算部102aで演算されたインクの消費量に基づいて、メインインク容器61からサブインク容器71へのインクの移動を指示する。充填指示部103aは、その他にも、後述するパージ等によってサブインク容器71のインク量が少なくなっていると考えられる場合に、サブインク容器71へのインクの補充を指示する。充填指示部103aがインクの消費量に基づいて補充のタイミングを決定する方法は限定されないが、ここでは、充填指示部103aは、インクの消費量が所定量に到達した後、最初にキャリッジ20がホームポジションP1に戻ってきたときに、インクの補充を指示する。
第1充填制御部103bおよび第2充填制御部103cは、各部を制御して、メインインク容器61からサブインク容器71にインクを移動する。第1充填制御部103bは、キャリッジ20がホームポジションP1に配置された状態で排出バルブ83を開放するように設定されている。第2充填制御部103cは、第1充填制御部103bによって排出バルブ83が開放された後に、供給ポンプ64を駆動させるように設定されている。インクの充填プロセスの詳細については後述する。
循環制御部104は、循環流路70aにおけるインクの循環動作を制御している。循環制御部104は、圧力センサ77によって検知される圧力が予め定められた圧力範囲に制御されるように循環ポンプ75を制御するように設定されている。言い換えれば、循環制御部104は、圧力センサ77によって検知される循環流路70a内のインク圧に基づき、上記インク圧が所望の圧力になるように循環ポンプ75の駆動を制御する。ここでは、循環制御部104は、印刷中以外の場合には、一定の時間間隔をおいてインクを循環させている。また、循環制御部104は、インク循環システム70へのインク充填時および印刷中には、常時インクを循環させている。
排出制御部105は、循環流路70a内のインクを廃液タンク81に排出する排出プロセスを制御している。排出制御部105は、例えば、定期的に、または適時に(例えば、ユーザーの指令により)排出プロセスを実行する。図4に示すように、排出制御部105は、第1排出制御部105aと、第2排出制御部105bとを備えている。排出プロセスにおいて、第1排出制御部105aは、排出バルブ83を開放するように設定されている。第2排出制御部105bは、第1排出制御部105aによって排出バルブ83が開放された後に循環ポンプ75を駆動させるように設定されている。インクの排出プロセスの詳細については後述する。
パージ制御部106は、インクヘッド50のノズルからインクを吐出させるパージプロセスを制御している。パージプロセスでは、インクヘッド50のアクチュエータの振動ではなく、供給ポンプ64の送液によってインクを吐出させる。パージ制御部106は、例えば、定期的に、または適時にパージを実行する。図4に示すように、パージ制御部106は、第1パージ制御部106aと、第2パージ制御部106bとを備えている。第1パージ制御部106aは、キャリッジ20がホームポジションP1に配置された状態で排出バルブ83を閉鎖するように設定されている。第2パージ制御部106bは、第1パージ制御部106aによって排出バルブ83が閉鎖された後に供給ポンプ64を駆動させるように設定されている。インクのパージプロセスの詳細については後述する。
以下では適宜、従来の典型的なインクシステムを備えたプリンタと比較しながら、本実施形態に係るプリンタ10の動作について説明する。図5は、従来のインクシステム150aの構成の一例を示す模式図である。図5に示すように、従来のインクシステム150aは、インク容器151と、上流側ポンプ152と、上流側ダンパ153と、下流側ダンパ154と、下流側ポンプ155と、ヒータ156と、インクヘッド50とを備えている。これらの構成のうち、インク容器151と、上流側ポンプ152と、下流側ポンプ155とは、プリンタ本体11に搭載されている。上流側ダンパ153と、下流側ダンパ154と、ヒータ156と、インクヘッド50とは、キャリッジ20に搭載されている。
従来のインクシステム150aにおいても、インクは循環流路を循環している。循環流路は、インク容器151とインクヘッド50との間でインクを循環させている。インクの流れにおいてインクヘッド50よりも上流側を構成する上流側流路161には、上流側ポンプ152が配置されている。上流側ポンプ152の下流には、上流側ダンパ153が配置されている。上流側ポンプ152はプリンタ本体11に搭載され、上流側ダンパ153はキャリッジ20に搭載されている。上流側ポンプ152と上流側ダンパ153とは、チューブ161aで接続されている。チューブ161aは、キャリッジ20がプリンタ本体11に対して移動するために必要な長さを有している。チューブ161aは、例えば、2m以上の長さに及ぶ。
インクの流れにおいてインクヘッド50よりも下流側を構成する下流側流路162には、下流側ポンプ155が配置されている。下流側ポンプ155のインクヘッド50側には、下流側ダンパ154が配置されている。下流側ポンプ155はプリンタ本体11に搭載され、下流側ダンパ154はキャリッジ20に搭載されている。下流側ポンプ155と下流側ダンパ154とは、チューブ162aで接続されている。チューブ162aもまた、例えば、2m以上の長さを有している。
ヒータ156は、上流側ダンパ153の上流に設けられている。ヒータ156は、キャリッジ20に搭載されている。
上流側ダンパ153は、インクが一時的に貯留される貯留室と、貯留室の圧力が所定の圧力以下または以上になると信号を発する圧力センサとを備えている。典型的な圧力センサでは、貯留室の1面が貯留室内部の圧力に応じて伸縮する膜になっており、膜の伸縮を検知することにより、貯留室の圧力が所定の圧力以上か以下かを検出する。下流側ダンパ154も同じ構成を有している。
従来のインクシステム150aでは、例えば、上流側ポンプ152は、一定回転で駆動されている。下流側ポンプ155は、圧力センサが検出する下流側ダンパ154内のインク圧が所定圧を下回ると、回転を落とすかまたは停止する。また、下流側ダンパ154内のインク圧が所定圧を上回ると、駆動を開始するか、または回転を上げるように設定されている。上流側ダンパ153および下流側ダンパ154は、インク圧を制御するための信号を発するとともに、貯留室によって圧力変動を緩和している。
このような従来のインクシステム150aには、例えば、次のような課題があった。その一つは、プリンタ本体11とキャリッジ20との間を渡るように接続されたチューブ161aおよび162aが長いために、それらを取り回す大きなスペースを必要とすることである。キャリッジ20は、印刷時その他の場合に左右方向に移動する。そこで、チューブ161aおよび162aは、キャリッジ20の可動範囲に対応する長さを備える必要がある。キャリッジ20とインク容器151との距離が近いときには、チューブ161aおよび162aは大きく曲げられる。その曲げられたチューブ161aおよび162aを通すだけのスペースが、従来のインクシステム150aには必要であった。特に、フラットベッドタイプのプリンタは概ねサイズが小さく、そのようなスペースはプリンタ全体の大型化に繋がっていた。また、紫外線ランプを備えるプリンタには、紫外線を遮光するカバーが必要であり、カバーの存在により、チューブ161aおよび162aの取り回し方も制約を受けていた。
他の1つの課題は、印刷時のキャリッジ20の移動によって、チューブ161aおよび162aが動かされ、その内部のインクの圧力が変化する(以下では適宜、動圧変動と呼ぶ。)ことである。従来のインクシステム150aでは、チューブ161aおよび162aが長いため、この動圧変動が大きかった。そこで、動圧変動を緩和するために、上流側ダンパ153および下流側ダンパ154が必要であった。
また、さらに他の1つの課題は、循環流路が長いため、ヒータ156に大きな出力が必要なことである。循環流路が長いと、循環中のインクの放熱量が大きい。そこで、インクの温度を所定の温度に保持するためには、ヒータ156に大きな熱量が必要になる。
本実施形態に係るプリンタ10は、上記したような課題を解決可能に構成されている。本実施形態に係るプリンタ10は、キャリッジ20に搭載されたサブインク容器71と、キャリッジ20の所定位置(ここでは、ホームポジションP1)においてメインインク容器61とサブインク容器71とを連通させる第1アタッチメント62および第2アタッチメント72を備えている。本実施形態に係るプリンタ10は、プリンタ本体11とキャリッジ20との間に渡されるインク流路を必要としない。そのため、インク流路を取り回すためのスペースが不要となる。また、キャリッジ20の移動によるインクの動圧変動を抑えることができる。さらに、インク流路を短くできるため、ヒータの出力を抑えることができる。
本実施形態に係るプリンタ10では、インクの消費量が所定の量を上回ると、その後最初にキャリッジ20がホームポジションP1に戻ったときに、サブインク容器71へのインクの充填が行われる。第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが連結されているとき、逆止弁62aおよび72bは、メインインク容器61とサブインク容器71とを連通させるように機能する。一方、逆止弁62aおよび72bは、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが離間されているときには、それぞれからインクが漏れないように弁として機能する。逆止弁62aおよび72bは、いずれも、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されたときに、メインインク容器61からサブインク容器71に向かう方向に圧が掛かると開放されるように構成されている。かかる構成によれば、例えば電磁弁等を使った電気的な制御によらず流路の接続および断絶ができる。そこで、部材およびコストを削減できる。なお、第1アタッチメント62の逆止弁62aと第2アタッチメント72の逆止弁72bとは、個々に機能を果たしうることから、一方だけの使用でも効果を奏する。
さらに、本実施形態では、第1アタッチメント62は、連結ノズル62bを備えている。連結ノズル62bは、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されたときに逆止弁72bをメインインク容器61からサブインク容器71に向かう方向に押圧するように構成されている。また、連結ノズル62bは、メインインク容器61と連通された流路62b2を備えている。そこで、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72との接続により逆止弁72bが開放され、流路62b2を介してメインインク容器61とサブインク容器71とが連通される。かかる構成によれば、簡易かつ確実にメインインク容器61とサブインク容器71とを連通させることができる。
また、本実施形態では、サブインク容器71へのインク充填の際のキャリッジ20の位置は、キャリッジ20の可動範囲の1つの端部に設定されている。より詳しくは、サブインク容器71へのインク充填の際のキャリッジ20の位置は、キャリッジ20の可動範囲の1つの端部であって、非印刷時のキャリッジ20の待機位置であるホームポジションP1に設定されている。インク充填時のキャリッジ20の位置をキャリッジ20の可動範囲の1つの端部に設定する構成によれば、キャリッジ20の位置決めが容易である。また、特別な機構を備えなくとも、キャリッジ20の移動によって第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とを接続できる。例えば、キャリッジ20の可動範囲の途中にインクを充填する位置が設定された場合には、例えば、第2アタッチメント72をキャリッジ20の移動経路上に突出させ、さらにそこから収納する機構が必要になる。
また、インク充填時のキャリッジ20の位置をホームポジションP1に設定する構成によれば、キャリッジ20は、非印刷時に必然的にインクを充填する位置に配置される。よって、インク充填のためにキャリッジ20を移動させる特別な制御を行う必要がない。
インクの充填プロセスでは、まず、キャリッジ20がホームポジションP1に配置される(第1プロセス)。これにより、メインインク容器61とサブインク容器71とが連通される。次に、排出バルブ83が開放される(第2プロセス)。次に、供給ポンプ64を駆動する(第3プロセス)。さらに、循環ポンプ75が駆動していない場合には、循環ポンプ75を駆動する(第4プロセス)。第3プロセスと第4プロセスとは、順番が逆でもよいし、同時でもよい。そして、排出流路82に設けられたインク検知装置84がインクを検知してから所定の時間が経過後に、供給ポンプ64を停止し、排出バルブ83を閉じる(第5プロセス)。
充填プロセスでは、排出バルブ83を開放することにより、循環流路70a内の空気を除去している。循環流路70a内の空気は、インクよりも軽いため天面71e付近に滞留する。図3に示すように、排出流路82は、サブインク容器71の天面71eに接続されている。そこで、循環流路70a内のインクは、排出バルブ83が開くと、排出流路82から排出される。排出流路82に設けられたインク検知装置84がインクを検出している状態が一定時間継続すると、空気の排出が完了し、インクだけが排出されていると判断される。そこで、供給ポンプ64が停止され、排出バルブ83が閉鎖される。充填プロセスは、これにより完了する。ただし、インクが循環流路70aに充填されたかどうかを判断する方法は、これに限られない。例えば、インクが循環流路70aに充填されたかどうかは、インクの充填時間に基づいて判断されてもよい。制御装置100は、印刷データに基づいてインクの消費量を把握している。よって、循環流路70a内のインクの残量も把握している。そこで、単に充填時間によっても、充填完了を判断することができる。本実施形態に係るプリンタ10は、かかるプロセスによって、空気を追い出しながら、循環流路70aにインクを充填することができる。
このサブインク容器71へのインクの補充は、充填制御部103の制御によって自動で行われる。よって、サブインク容器71へのインクの補充のためにユーザーが何らかの作業を行う必要がない。また、インクの補充は、印刷におけるインクの消費量に基づいて行われる。そのため、サブインク容器71のインクが不足する前に確実にインクを補充することができる。
第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とは、キャリッジ20がホームポジションP1以外の位置に配置されているときには離間するように構成されている。よって、インクを充填する位置であるホームポジションP1以外では、キャリッジ20の動きは、第1アタッチメント62によって制約されない。
なお、上記充填プロセスは、サブインク容器71内のインクが減ったときに行われる充填だけでなく、サブインク容器71にインクが貯留されていない状態から行われる初期充填においても同じように行われてもよい。また、インクのパージや排出などの後に行われてもよい。
インク循環システム70に充填されたインクは、循環流路70a内を循環される。このインクの循環において、サブインク容器71からインクヘッド50へのインクの供給は、サブインク容器71とインクヘッド50との水頭圧差によって行われる。サブインク容器71は、インクヘッド50よりも上方に配置され、かつ、可撓性の密閉容器として構成されている。そこで、サブインク容器71とインクヘッド50との水頭圧差によって、サブインク容器71からインクヘッド50へインクを供給することができる。
図2に示すように、本実施形態では、上流側流路73には、ポンプとダンパとが設けられていない。本実施形態に係るインクシステム50aは、プリンタ本体11とキャリッジ20との間に渡される長いインク流路を備えない。そこで、インクはあまり動圧変動しない。そのため、上流側流路73には、圧力変動を緩和するためのダンパが設けられていない。ダンパがないため、インクは水頭圧でインクヘッド50まで供給可能である。そのため、本実施形態に係るプリンタ10は、上流側のポンプも備えていない。
このように、本実施形態に係るプリンタ10によれば、インクの動圧変動が抑えられるため、ダンパ等の動圧変動の影響を緩和する部材を削減できる。また、ダンパ等が存在するために存在していたポンプ等の部材も削減することができる。
また、部品を削減することにより、キャリッジ20をコンパクトにしうる。ここでは、サブインク容器71の内容積もメインインク容器61よりも小さく構成されており、キャリッジ20をよりコンパクトにしうるように各部が構成されている。
インクヘッド50からサブインク容器71へのインクの帰還は、循環ポンプ75により行われている。循環制御部104は、圧力センサ77によって検知される圧力が予め定められた圧力範囲に制御されるように循環ポンプ75を制御している。循環制御部104は、圧力センサ77によって検出される圧力が予め設定された圧力よりも低い場合には、循環ポンプ75の回転数を低下させる。または、停止する。循環制御部104は、圧力センサ77によって検出される圧力が予め設定された圧力よりも高い場合には、循環ポンプ75の回転数を上昇させる。または、停止されていた場合には、駆動開始する。かかる構成により、プリンタ10は、循環流路70a内のインクの圧力を所望の圧力に制御することができる。
なお、本実施形態では、下流側流路74にはバッファタンク76が設けられ、循環ポンプ75の脈動によるインクの圧力変動が緩和されている。
さらに、本実施形態では、循環流路70aは、キャリッジ20の内部で形成されている。循環流路70aの長さは、従来のインクシステム150aの場合に比べ、かなり短い。そこで、循環流路70aの放熱が少なく、ヒータ79の出力を抑えることができる。
本実施形態では、定期的に、または適時に、循環流路70a内のインクの排出が行われる。排出プロセスにおいては、まず、排出バルブ83が開放される(第1プロセス)。次いで、循環ポンプ75が駆動中でない場合には循環ポンプ75が駆動される(第2プロセス)。第1プロセスと第2プロセスとは、順番が逆でもよいし、同時でもよい。そして、インク検知装置84がいったんインクを検知後、インクの検知がされなくなり、その状態が一定時間継続すると、循環ポンプ75が停止され、排出バルブ83が閉鎖される(第3プロセス)。排出制御部105は、上記の排出プロセスを制御する。かかる制御によれば、循環流路70a内のインクを排出することができる。
また、本実施形態に係るプリンタ10は、定期的に、または適時に、インクヘッド50のノズルからインクを吐出させるパージを行うように設定されている。パージプロセスにおいては、まず、キャリッジ20がホームポジションP1に配置され、メインインク容器61とサブインク容器71とが連通される(第1プロセス)。第1プロセスは、既にキャリッジ20がホームポジションP1に配置されている場合には省略されてもよい。次に、排出バルブ83が開放される(第2プロセス)。第2プロセスは、既に排出バルブ83が閉鎖されている場合には省略されてもよい。次いで、供給ポンプ64が駆動される(第3プロセス)。第2プロセスと第3プロセスとは、同時でもよい。パージ制御部106は、キャリッジ移動装置30を制御してキャリッジ20をホームポジションP1に配置する第1プロセスと、排出バルブ83を閉鎖する第2プロセスと、供給ポンプ64を駆動させる第3プロセスとを含むパージプロセスを実行するように設定されている。かかる制御によれば、インクヘッド50のノズルからインクを吐出するパージを行うことができる。
以上、好適な一実施形態について説明した。しかし、上記の実施形態は例示に過ぎず、ここに開示する技術は他の種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施形態では、メインインク容器61からサブインク容器71にインクを移動させる送液機構は、供給ポンプ64を備えていたが、送液機構は、そのような構成に限られない。送液機構は、例えば、メインインク容器61とサブインク容器71との水頭圧差によってインクを送るように構成されていてもよい。その場合、制御装置100に接続され、制御されるバルブを備えていてもよい。
また、上記実施形態では、インクシステム50aは、インク循環システム70を備えていたが、備えなくてもよい。ここに開示する技術は、必ずしも循環システムを前提としたものでなくともよく、例えば、インクの帰還流路を備えないインクシステムに対しても好適に適用できる。
さらに、上記実施形態では、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されるキャリッジ20の位置は、ホームポジションP1に設定されていたが、それには限定されない。第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されるキャリッジ20の位置は、特に限定されない。その場合、キャリッジ20は、非印刷時のうちの一部の時間には、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続される位置に配置され、非印刷時のうちのそれ以外の時間にはホームポジションに配置される。第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続されるキャリッジ20の位置は、例えば、キャリッジ20の可動範囲のうちの、ホームポジションとは異なる端部(例えば、キャリッジ20が左右方向にのみ移動する場合には、左右方向に関してホームポジションとは逆側の端部)に設定されてもよい。かかる構成によれば、第1アタッチメント62と第2アタッチメント72とが接続される位置がキャリッジ20の可動範囲の端部に設定されるメリットを享受することができ、かつ、ホームポジションに機構が集中しないため、ホームポジションの各部材の配置が容易になる。
その他、インクジェットプリンタの構成については、特に言及がない限りにおいて限定されない。例えば、ここに開示する技術は、ロール・トゥー・ロールタイプのインクジェットプリンタなどに対しても利用できる。また、例えば、プリント・アンド・カット装置などのように、その一部にインクジェットプリンタが組み込まれた装置にも利用できる。
10 インクジェットプリンタ
11 プリンタ本体
20 キャリッジ
30 キャリッジ移動装置
50 インクヘッド
61 メインインク容器
62 第1アタッチメント
62a 逆止弁
62b 連結ノズル
64 供給ポンプ(送液機構、第1ポンプ)
71 サブインク容器
72 第2アタッチメント
72b 逆止弁
73 上流側流路(第1流路)
74 下流側流路(第2流路)
75 循環ポンプ(第2ポンプ)
76 バッファタンク
77 圧力センサ
79 ヒータ
81 廃液タンク
82 排出流路(第3流路)
83 排出バルブ(第1バルブ)
100 制御装置
101 移動制御部
101a 第1移動制御部
101b 第2移動制御部
102 吐出制御部
102a 消費量演算部
103 充填制御部
103a 充填指示部
103b 第1充填制御部
103c 第2充填制御部
104 循環制御部
106 パージ制御部
106a 第1パージ制御部
106b 第2パージ制御部
P1 ホームポジション(第1位置)

Claims (18)

  1. プリンタ本体と、
    前記プリンタ本体に移動可能に係合されたキャリッジと、
    前記キャリッジを移動させるキャリッジ移動装置と、
    前記プリンタ本体に設けられ、インクが貯留されたメインインク容器と、
    前記プリンタ本体に設けられ、前記メインインク容器に接続された第1アタッチメントと、
    前記キャリッジに搭載されたサブインク容器と、
    前記キャリッジに搭載され、前記サブインク容器に接続されたインクヘッドと、
    前記キャリッジに搭載され、前記サブインク容器に接続された第2アタッチメントと、
    を備え、
    前記キャリッジ移動装置は、前記キャリッジを第1位置に配置するように構成され、
    前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとは、前記キャリッジが前記第1位置に配置されているときに接続されるように構成され、
    前記メインインク容器と前記サブインク容器とは、前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとが接続されたときに連通される、
    インクジェットプリンタ。
  2. 前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントのうちの少なくとも一方は、前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとが接続されたときに、前記メインインク容器から前記サブインク容器に向かう方向に圧が掛かると開放される逆止弁を備えている、
    請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記第2アタッチメントは、前記逆止弁を備え、
    前記第1アタッチメントは、前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとが接続されたときに前記逆止弁を前記メインインク容器から前記サブインク容器に向かう方向に押圧するとともに、前記メインインク容器と連通された流路を備える連結ノズルを備えている、
    請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第1位置は、前記キャリッジの可動範囲の1つの端部に設定されている、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記メインインク容器から前記サブインク容器に前記インクを移動させるように構成された送液機構と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記キャリッジ移動装置を制御して、非印刷時のうちの少なくとも一部の時間は前記キャリッジを前記第1位置に配置する第1移動制御部と、
    前記キャリッジ移動装置を制御して、印刷時には前記キャリッジを前記第1位置から離間した位置で移動させる第2移動制御部と、
    前記キャリッジが前記第1位置に配置されているときに前記送液機構を制御して前記インクを前記メインインク容器から前記サブインク容器に移動させる充填制御部と、
    印刷時、前記インクヘッドを制御して前記サブインク容器内の前記インクを吐出させる吐出制御部と、
    を備えている、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記第1移動制御部は、非印刷時、前記キャリッジの可動範囲の1つの端部に設定されたホームポジションに前記キャリッジを配置し、
    前記第1位置は、前記ホームポジションである、
    請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記第1移動制御部は、非印刷時のうちの一部の時間には前記キャリッジを前記第1位置に配置し、非印刷時のうち前記キャリッジが前記第1位置に配置されている時間以外の時間には前記キャリッジの可動範囲の1つの端部に設定されたホームポジションに前記キャリッジを配置し、
    前記第1位置は、前記キャリッジの可動範囲のうち前記ホームポジションとは異なる端部に設定されている、
    請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記送液機構は、前記メインインク容器と前記第1アタッチメントとに接続され、前記メインインク容器側から前記第1アタッチメント側に送液するように設定された第1ポンプを備えている、
    請求項5〜7のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記吐出制御部は、印刷における前記インクの消費量を演算する消費量演算部を備え、
    前記充填制御部は、前記消費量演算部で演算された前記インクの消費量に基づいて前記メインインク容器から前記サブインク容器への前記インクの移動を指示する充填指示部を備えている、
    請求項5〜8のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記サブインク容器は、前記メインインク容器よりも内容積が小さい、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記サブインク容器は、可撓性の密閉容器であり、前記インクヘッドよりも上方に配置されている、
    請求項1〜10のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記インクヘッドと前記サブインク容器とを接続する第1流路と、
    前記インクヘッドと前記サブインク容器とを接続する第2流路と、
    前記第2流路に設けられ、前記インクヘッド側から前記サブインク容器側に送液するように設定された第2ポンプと、
    を備えた、
    請求項11に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記第1流路または前記第2流路に設けられ、前記第1流路または前記第2流路の圧力を検知する圧力センサと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記圧力センサによって検知される圧力が予め定められた圧力範囲に制御されるように前記第2ポンプを制御する循環制御部を備えている、
    請求項12に記載のインクジェットプリンタ。
  14. 前記第2流路に設けられたバッファタンクを備え、
    前記バッファタンクは、
    前記インクが貯留される貯留室と、
    前記貯留室に設けられ、前記第2流路のうち前記バッファタンクよりも前記インクヘッド側の部分に接続された流入口と、
    前記貯留室に設けられ、前記第2流路のうち前記バッファタンクよりも前記サブインク容器側の部分に接続された流出口と、
    を備え、
    前記貯留室は、前記流出口よりも上方まで延びている、
    請求項12または13に記載のインクジェットプリンタ。
  15. 前記サブインク容器は、上方を向いた天面を有し、
    前記メインインク容器と前記第1アタッチメントとに接続され、前記メインインク容器側から前記第1アタッチメント側に送液するように設定された第1ポンプと、
    廃液タンクと、
    前記サブインク容器の前記天面に一端が接続され、前記廃液タンクに他端が接続された第3流路と、
    前記第3流路に設けられ、前記第3流路を開閉する第1バルブと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記キャリッジ移動装置を制御して、前記キャリッジを前記第1位置に配置する移動制御部と、
    前記インクを前記メインインク容器から前記サブインク容器に移動させる充填制御部と、
    を備え、
    前記充填制御部は、
    前記キャリッジが前記第1位置に配置された状態で前記第1バルブを開放する第1充填制御部と、
    前記第1充填制御部によって前記第1バルブが開放された後に前記第1ポンプを駆動させる第2充填制御部と、
    を備えている、
    請求項12〜14のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  16. 前記制御装置は、前記インクのパージを実行するパージ制御部を備え、
    前記パージ制御部は、
    前記キャリッジが前記第1位置に配置された状態で前記第1バルブを閉鎖する第1パージ制御部と、
    前記第1パージ制御部によって前記第1バルブが閉鎖された後に前記第1ポンプを駆動させる第2パージ制御部と、
    を備えている、
    請求項15に記載のインクジェットプリンタ。
  17. 前記キャリッジに搭載され、前記サブインク容器に接触したヒータを備えている、
    請求項1〜16のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  18. 前記第1アタッチメントと前記第2アタッチメントとは、前記キャリッジが前記第1位置以外の位置に配置されているときには離間するように構成されている、
    請求項1〜17のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
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