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JP2020027739A - 光源付きガラス板、及び合わせガラス - Google Patents

光源付きガラス板、及び合わせガラス Download PDF

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JP2020027739A
JP2020027739A JP2018151780A JP2018151780A JP2020027739A JP 2020027739 A JP2020027739 A JP 2020027739A JP 2018151780 A JP2018151780 A JP 2018151780A JP 2018151780 A JP2018151780 A JP 2018151780A JP 2020027739 A JP2020027739 A JP 2020027739A
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洋平 河合
Yohei Kawai
洋平 河合
信彦 渡
Nobuhiko WATARI
信彦 渡
壮志 木村
Soshi Kimura
壮志 木村
貴文 井上
Takafumi Inoue
貴文 井上
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Abstract

【課題】光源の位置合わせを容易にし、光源の光を効率よく伝搬できる光源付きガラス板、及び合わせガラスを提供する。【解決手段】光源付きガラス板は、2つの主面を有するガラス板であって、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される可視光透過率が10%〜85%であるガラス板と、ガラス板のいずれかの主面の側に配置される樹脂層と、散乱剤と、ガラス板の一辺から樹脂層の端面に、光を照射する光発生装置と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、光源付きガラス板、及び合わせガラスに関する。
光源を備えるガラス板は、例えば、特許文献1、及び特許文献2等に記載されているように、知られている。これらの特許文献に記載の光源を備えるガラス板は、ガラス板と、ガラス板の端面に配置され、ガラス板の端面に光を照射する光源と、ガラス板の一方の主面側に設けられた光散乱膜、又は構造体を有する。ガラス板の端面に入射された光は、ガラス板の内部を伝搬し、光散乱膜、又は構造体により他方の主面に導かれる。
米国特許第2015/0298601号明細書 特表2015−525429号公報
特許文献1、及び2の光源を備えるガラス板は、ガラス板に光を照射する。しかしながら、光がガラス板の内部を伝搬する間、光が減衰し、ガラス板を十分に光らせることが困難になるおそれがある。
本発明は、ガラス板を十分に光らせることができる光源付きガラス板、及び合わせガラスを提供することを目的とする。
第1の態様の光源付きガラス板は、2つの主面を有するガラス板であって、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される可視光透過率が10%〜85%であるガラス板と、ガラス板のいずれかの主面の側に配置される樹脂層と、散乱剤と、ガラス板の一辺から樹脂層の端面に、光を照射する光発生装置と、を備える。
第2の態様の合わせガラスは、上記光源付きガラス板と、樹脂層に対してガラス板と反対の面に配置される追加のガラス板であって、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される可視光透過率が10%〜85%である追加のガラス板と、を備える。
本発明によれば、ガラス板を十分に光らせることができる。
図1Aは、ホルダ付きの光源付きガラス板の正面図である。 図1Aは、別形態のホルダ付きの光源付きガラス板の正面図である。 図2は、図1AのII−II線に沿う断面図である。 図3は、図1AのIII−III線に沿う断面図である。 図4は、光発生装置の一例を示す斜視図である。 図5は、光発生装置の他の例を示す斜視図である。 図6は、散乱光が放射された光源付きガラス板の正面図である。 図7は、変形例の光源付きガラス板の連結部での断面図である。 図8は、変形例の光源付きガラス板の連結部以外での断面図である。 図9は、合わせガラスの連結部での断面図である。 図10は、合わせガラスの連結部以外での断面図である。 図11は、変形例1の合わせガラスの連結部での断面図である。 図12は、変形例1の合わせガラスの連結部以外での断面図である。 図13Aは、変形例2のホルダ付きの合わせガラスの正面図である。 図13Bは、変形例2のホルダ付きの合わせガラスの正面図である。 図14は、図13AのXIV−XIV線に沿う断面図である。 図15は、図13AのXV−XV線に沿う断面図である。 図16は、変形例3の合わせガラスの連結部での断面図である。 図17は、変形例3の合わせガラスの連結部以外での断面図である。 図18は、他の形態のホルダ付きの光源付きガラス板の正面図である。
以下、添付図面にしたがって本発明の実施形態について説明する。本発明は以下の実施形態により説明される。但し、本発明の範囲を逸脱すること無く、多くの手法により変更を行うことができ、本実施形態以外の他の実施形態を利用することができる。したがって、本発明の範囲内における全ての変更が特許請求の範囲に含まれる。以下、図面を参照して発明を実施するための形態を説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。本明細書において、「上」、「下」、「前」、「後」、「右」、「左」、「内」及び「外」は、光源付きガラス板、及び合わせガラスが車両に装着された際の方向、位置を表わす。数値範囲が数値1〜数値2で表現される場合、数値範囲は数値1及び数値2を含む。
<第1の実施形態>
第1の実施形態の光源付きガラス板について、車両(不図示)のサイドドアに適用する場合について説明する。
図1Aは、ホルダ50を備える光源付きガラス板10の正面図である。ホルダ50を備える光源付きガラス板10は、車両(不図示)のサイドドアに昇降可能に組み付けられる。
光源付きガラス板10は、ホルダ50を介して、サイドドアのドアパネルの内部に配置された昇降装置(不図示)に連結される。昇降装置からの駆動力により、ホルダ50を備えた光源付きガラス板10が昇降移動する。光源付きガラス板10はサイドドアの窓開口を開閉する。
昇降装置は、モータ(不図示)と、モータの動力を、ホルダ50を備える光源付きガラス板10に伝達するリンク部材又はワイヤなどの動力伝達部材(不図示)を備えている。
光源付きガラス板10を構成するガラス板12が、単板のガラス板である場合を例示して説明する。ガラス板12は、曲線状の上縁辺12A、一部に下側に突出する部分(以下、取付部12E)を含む下縁辺12B、略直線状の前縁辺12C、及び略直線状の後縁辺12Dを有する形状に構成される。
ホルダ50は下縁辺12Bと略同じ長さを有し、下縁辺12Bの略全域に亘り取り付けられる。ホルダ50は、例えば一体の構造物である。ホルダ50は、ホルダ本体51と2個の連結部52を備える。2個の連結部52は、取付部12Eに対応する位置に配置される。
各連結部52は締結孔54を備えており、締結孔54と前述の動力伝達部材とがネジ等により締結される。これによって、動力伝達部材とホルダ50とが連結される。
図1Bは、別形態のホルダ50を備える光源付きガラス板10の正面図である。図1Bのホルダ50を備える光源付きガラス板10は図1Aとは異なり、ガラス板12が取付部12Eを備えない略直線状の下縁辺12Bを有している。ホルダ50は、略直線状に形成される。
図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図4、及び図5は、光発生装置の一例を示す斜視図である。
図2、及び図3に示されるように、光源付きガラス板10は、2つの主面を有するガラス板12と、ガラス板12のいずれかの主面の側に配置される樹脂層14を備える。樹脂層14は端面15を備える。光源付きガラス板10は、樹脂層14の端面15に光を照射する光発生装置20を備える。樹脂層14は、ガラス板12の主面と同じ面積である。同じ面積とは完全に同じ面積、及び略同じ面積を含む。
図2、及び3に示されるように、ホルダ本体51は、略U字型の断面形状を有し、空間を形成する。光源付きガラス板10の下縁部が、ホルダ本体51の空間に収容される。空間には、樹脂53が充填される。ホルダ50は、合成樹脂により形成される。例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂,ポリアミド系樹脂を主成分とする。ホルダ50は、射出成形などによって、上述の合成樹脂材料が加熱及び溶融されて成形型内に流入され冷却固定されることにより成形される。樹脂53は、例えば、ウレタン樹脂である。空間に樹脂53が充填されることにより、光源付きガラス板10をホルダ50に固定することができる。また、空間への水の侵入を防ぐことができる。また、樹脂53がウレタン樹脂であれば、光源付きガラス板10とホルダ50との接着性がよい。略U字型とは、U字型、及びそれに類する形状を含む。ホルダ本体51が、光源付きガラス板10の下縁部を収容できれば、特に、断面形状は限定されない。
次に、図4に示されるように、光発生装置20は、複数の発光素子21と、複数の発光素子21を搭載する長尺の可撓性基板22と、を備える。発光素子21は、例えば、発光ダイオード素子21Aと、発光ダイオード素子21Aを囲うケース21Bとから構成される。ケース21Bは光を所定方向に導く反射面を備える。可撓性基板22は、例えば、ポリイミド等の樹脂をベースとするフレキシブル基板である。
光発生装置20が可撓性基板22を有する場合を例示した。しかし、可撓性基板22に限定されず、剛性基板を適用できる。剛性基板は、例えば、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板である。
光発生装置20とは別の形態の光発生装置ついて説明する。図5に示されるように、光発生装置24は、光源25と光ファイバー26とを含む構成である。光発生装置24では、光ファイバー26は、ホルダ50(不図示)の空間に配置され、樹脂層14(不図示)と対向配置される。光源25は、ホルダ50の外であって、光ファイバー26の一端に配置される。光源25をホルダ50の外に配置することは、ホルダ50の空間から光源25を取り出す作業を不要にし、光源25の交換を容易にする。また、光源25への配線が容易になる。なお、光発生装置20、及び24はガラス板12の一辺である下縁辺12Bに亘って配置されることが好ましい。下縁辺12Bに亘って配置される光発生装置20は、ガラス板12の全体に光を伝播させることができる。
図2、及び図3に示されるように、光源付きガラス板10は、樹脂層14の端面15に、光発生装置20の光を照射する。この対向配置は、ガラス板12が10%〜85%の可視光透過率を有する場合でもその影響を受けずに、光発生装置20の光を樹脂層14の端面15に効率よく照射させることを可能にする。樹脂層14の端面15に照射された光は、樹脂層14の内部を伝搬する。樹脂層14として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA:Ethylene-Vinyl Aacetate)、ポリビニルブチラール(PVB:Poly Vinyl Butyral)、シクロオレフィンポリマー(COP:Cyclo Olefin Polymer)等により構成することができる。可視光透過率は、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される。特に、プライバシーガラス板等の機能性を有するガラス板の可視光透過率は小さいため、ガラス板12に光を照射するより、光を樹脂層14に照射することは有効である。
ガラス板12の可視光透過率は、ガラス板12に含まれる着色剤の量により調整される。着色剤の量を多くすることによりガラス板12の可視光透過率は低くなる。着色剤としては、Fe、TiO、CeO、CoO、Se、CrO等が挙げられる。
光源付きガラス板10は、散乱剤を備える。光源付きガラス板10の散乱剤は、樹脂層14の内部を伝搬する光発生装置20の光を散乱させる。散乱剤により散乱された光(以下、散乱光)が、ガラス板12の主面から放射され、散乱光が、例えば観察者(不図示)に視認される。
散乱剤として、特に限定されないが、例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム等の微粒子、ポーラスシリカ、中空シリカ等の微粒子、アクリル系、アクリル−スチレン系、メラミン系等の有機微粒子等を適用することができる。
散乱剤は、光源付きガラス板10において、特に、設けられる場所は限定されない。なお、散乱剤は、光源付きガラス板10において、以下の場所に設けることができる。
例えば、散乱剤は、樹脂層14に含有させることができる。樹脂層14を作製工程で、散乱剤を添加することにより、散乱剤含有の樹脂層14を得ることができる。
また、散乱剤は、樹脂層14の2つの面の何れかの面に設けることができる。例えば、印刷により、散乱剤は樹脂層14の何れかの面に設けることができる。散乱剤は、樹脂層14のいずれかの面の全体、又はいずれかの面の一部に設けることができる。印刷方法としては、例えばスクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷、パット印刷が挙げられる。
散乱剤含有の樹脂層14、又は面全体に散乱剤を形成した樹脂層14では、光発生装置20の光により、樹脂層14の全体から散乱剤による散乱光が放射する。
一方、面の一部に散乱剤が設けられた樹脂層14では、樹脂層14の散乱剤の存在する部分で、散乱剤による散乱光が放射する。樹脂層14の面の一部に散乱剤を設ける場合、散乱剤は、文字、記号等の特定のパターンにすることができる。
散乱剤は、ガラス板12のいずれかの主面に設けることができる。例えば、印刷により、散乱剤は、ガラス板12の主面の全体、又は主面の一部に設けることができる。印刷方法としては、例えばスクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷、パット印刷が挙げられる。
全体に散乱剤を形成したガラス板12では、樹脂層14を伝搬した光発生装置20の光により、ガラス板12に設けられた散乱剤により、ガラス板12の全面から散乱光が放射する。一方、ガラス板12の主面の一部に散乱剤が設けられた樹脂層14では、樹脂層14の散乱剤の存在する部分で、散乱剤による散乱光が放射する。
樹脂層14の面の一部、又はガラス板の主面の一部に散乱剤を設ける場合、散乱剤は、文字、記号等の特定のパターンにすることができる。
例えば、図6は、散乱剤16が「ABC」の文字パターンで形成されている場合を示している。樹脂層14(不図示)に光発生装置20(不図示)の光を照射することにより、「ABC」の文字パターンに形成された散乱剤16が、散乱光をガラス板12に放射する。観察者は、ガラス板12の主面に、「ABC」の文字の光として視認できる。図6においては、「ABC」の文字パターンを容易に理解するため、ガラス板12はドットパターンが付されている。
図2、及び図3に示されるように、光発生装置20と、樹脂層14の端面15との間に隙間が存在する。光発生装置20と、樹脂層14の端面15とが接触することが好ましい。この構成は、光発生装置20からの光を樹脂層14の端面15に効率よく入射させることを可能にする。
光発生装置20と樹脂層14の端面15とが接着剤18により固定されることが好ましい。接着剤18が、光発生装置20からの光を樹脂層14の端面15に効率的に入射させ、かつ光発生装置20と樹脂層14の端面15とを保護する。
また、接着剤18の屈折率は、樹脂層14の屈折率より小さいことが好ましい。樹脂層14より小さい屈折率の接着剤18は、光発生装置20からの光が樹脂層14に入射することを容易にする。
接着剤18は、シリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤、又はアクリル系接着剤であることが好ましい。これらの接着剤は、取り扱いが容易であり、樹脂層14より小さな屈折率を得やすい。
樹脂層14は、貼り合せ用接着剤19を介してガラス板12の主面に固定されることが好ましい。貼り合せ用接着剤19として、例えば、エポキシ樹脂系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ニトリルゴム系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、クロロプレンゴム系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、スチレンブタジエンゴム系接着剤を適用することができる。光透過性及び耐久性の観点でシリコーン系接着剤、アクリル系接着剤を用いることが好ましい。
貼り合せ用接着剤19は、ガラス板12と樹脂層14との接着強度を向上することができる。貼り合せ用接着剤19を適用する場合、貼り合せ用接着剤19の屈折率が、樹脂層14の屈折率より小さいことが好ましい。樹脂層14より小さい屈折率の貼り合せ用接着剤19は、光発生装置20の光を樹脂層14に効率的に入射させることを可能にする。
ガラス板12は、例えばフロート法、フュージョン法により平板形状に成形されたガラス板であってもよいし、平板形状のガラス板を重力成形又はプレス成形などにより湾曲形状に成形した曲げガラス板であってもよい。曲げガラス板は、所定の曲率で湾曲されたガラス板であって、1方向のみに平均曲率を有する単曲ガラス板、及び2方向に平均曲率を有する複曲ガラス板を含む。ガラス板12は、無機ガラスであってもよい。ガラス板12は、ソーダライムガラスでもよいし、アルミノシリケートガラスであってもよいし、無アルカリガラスであってもよい。ガラス板がソーダライムガラスである場合、グリーンガラスであってもよいし、クリアガラスであってもよい。ガラス板12は強化ガラスであってもよい。強化ガラスは、ガラス表面に圧縮応力層を有し、ガラス内部に引っ張り応力層を有するガラスである。強化ガラスとしては、化学強化ガラス、又は風冷強化ガラス(物理強化ガラスともいう。)であることが好ましい。
ガラス板12の板厚は、1.0mm以上6.0mm以下であることが好ましい。ガラス板12の板厚が1.0mm以上であれば、ガラス板12の強度が強い。ガラス板12の板厚は、1.5mm以上であってもよく、2.0mm以上であってもよく、2.5mm以上であってもよい。また、ガラス板12の板厚が6.0mm以下であれば、軽量である。ガラス板12の板厚は、5.0mm以下であってもよく、4.0mm以下であってもよい。
樹脂層14の厚さは、0.35mm以上2.5mm以下が好ましい。樹脂層14の厚さが0.35mm以上であれば、光が樹脂層14の内部を効率的に伝搬し、ガラス板12や追加のガラス板102へ光が漏れ出しにくい。樹脂層14の厚さは、0.80mm以上がより好ましい。また、樹脂層14の厚さが2.5mm以下であれば、樹脂層14の耐久性がよい。樹脂層14の厚さは、1.9mm以下がより好ましい。
次に、第1の実施形態の変形例について、図7、及び図8を参照して説明する。図7は図2に対応する断面図であり、図8は図3に対応する断面図である。なお、図2、及び図3と同様の構成に同様の符号を付して、説明を省略する場合がある。
図7、及び図8に示されるように、樹脂層14は、ガラス板12の一辺である下縁辺12Bから突出する部分(以下、突出部14A)を備える。樹脂層14の突出部14Aの端面15に光を照射する光発生装置20が配置される。 図4に示されるように、光発生装置20は長尺の可撓性基板22を備える。可撓性基板22は、発光素子21の搭載面を凸、又は凹とする方向(容易方向)には曲げることは難しくない。一方で、可撓性基板22の何れかの一方の側面を凸、又は凹とする方向(非容易方向)には曲げることは容易でない。
光発生装置20からの光を樹脂層14の端面15に照射する場合、光発生装置20は樹脂層14の端面15に対向配置することが好ましい。しかしながら、樹脂層14がガラス板12に沿って形成される場合、樹脂層14の端面15に沿わせて光発生装置20を配置することは、光発生装置20を非容易方向に曲げることを求めることになる場合がある。特に、ガラス板12が曲げガラス板である場合、光発生装置20を樹脂層14の端面15に沿わせることは、困難になる。
図7、及び図8に示されるように、光源付きガラス板10は、樹脂層14の突出部14Aの端面15に、光発生装置20の光を照射する。突出部14Aは、樹脂層14の一部であるので、容易に変形できる。突出部14Aを光発生装置20の形状に沿わせるは、突出部14Aの端面15と光発生装置20とを対向配置することを可能にする。この対向配置は、光発生装置20の光を突出部14Aの端面15に効率よく照射させる。突出部14Aの端面15に照射された光は、樹脂層14の内部を伝搬する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の合わせガラス100について、図面を参照して説明する。第1の実施形態と同様の構成には、同様の符号を付して説明を省略する場合がある。第1の実施形態と同様に、車両(不図示)のサイドドアに適用する場合について説明する。図9は、第1の実施形態の図2に対応し、合わせガラスの連結部での断面図である。図10は、第1の実施形態の図3に対応し、合わせガラスの連結部以外での断面図である。
図9、及び図10に示されるように、合わせガラス100は、光源付きガラス板10と、追加のガラス板102とを備える。光源付きガラス板10は、ガラス板12と、ガラス板12の一方の主面の側に配置される樹脂層14とを備える。光源付きガラス板10は、樹脂層14の端面15に、光を照射する光発生装置20を備える。追加のガラス板102は、樹脂層14に対してガラス板12と反対の面に配置される。光源付きガラス板10は散乱剤を備え、散乱剤は第1の実施形態と同様の場所に設けられる。
追加のガラス板102を接着させる樹脂層14は、中間膜とも呼ばれ、例えば、ポリビニルブチラール(poly vinyl butyral:PVB)、又はエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(Ethylene-Vinylacetate copolymer:EVA)などを、用いることができる。
追加のガラス板102を接着させる樹脂層14の厚さは、0.35mm以上2.5mm以下が好ましい。樹脂層14の厚さが0.35mm以上であれば、光が樹脂層14の内部を効率的に伝搬し、ガラス板12や追加のガラス板102へ光が漏れ出しにくい。樹脂層14の厚さは、0.80mm以上がより好ましい。また、樹脂層14の厚さが2.5mm以下であれば、樹脂層14の耐久性がよい。樹脂層14の厚さは、1.9mm以下がより好ましい。
ガラス板12及び追加のガラス板102の屈折率は、樹脂層14の屈折率より小さいことが好ましい。ガラス板12及び追加のガラス板102と樹脂層14の屈折率の関係は、光が樹脂層14の内部を効率的に伝搬することを促進する。
合わせガラス100では、光発生装置20の光が樹脂層14の端面15に入射されると、樹脂層14の内部を伝搬する。散乱剤が光発生装置20の光を散乱させ、散乱光が合わせガラス100の2つの主面から放射される。散乱光が、例えば観察者(不図示)に視認される。合わせガラス100の2つの主面は、ガラス板12の樹脂層14と反対の面、及び追加のガラス板102の樹脂層14と反対の面である。
散乱剤が樹脂層14と追加のガラス板102との間に位置する場合について説明する。散乱剤を設けた追加のガラス板102を樹脂層14に貼り合せた際、光源付きガラス板10は散乱剤を備えた構成となる。散乱剤を樹脂層14に設けた後に追加のガラス板102と貼り合せても、散乱剤を追加のガラス板102に設けた後に樹脂層14と貼り合せてもよい。散乱剤を設ける際の時間的な制限はない。
追加のガラス板102は、ガラス板12と同じ種類のガラス板を適用することができる。合わせガラス100では、ガラス板12、及び追加のガラス板102の各板厚は、0.3mm以上4.0mm以下の板厚を有することが好ましい。ガラス板12、及び追加のガラス板102の各板厚は、0.3mm以上であれば、ガラス板12の強度が強い。ガラス板12、及び追加のガラス板102の各板厚は、0.5mm以上であってもよく、1.0mm以上であってもよく、1.6mm以上であってもよく、1.8mm以上であってもよい。また、ガラス板12、及び追加のガラス板102の各板厚が4.0mm以下であれば、軽量である。ガラス板12、及び追加のガラス板102の各板厚は、3.5mm以下であってもよく、3.0mm以下であってもよく、2.5mm以下であってもよい。ガラス板12、及び追加のガラス板102の各板厚は、同じでも、異なっていてもよい。合わせガラス100が車両に適用され、ガラス板12及び追加のガラス板102の板厚が異なる場合、車外側に位置するガラス板を厚くし、車内側に位置するガラス板を薄くすることが、対飛び石性と軽量化の点から好ましい。ガラス板12、及び追加のガラス板102は、何れを車外側に配置してもよい。追加のガラス板102は、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される可視光透過率が10%〜85%である。
次に、第2の実施形態の第1の変形例について図面を参照して説明する。図9及び図10に示される構成と同様の構成には、同様の符号を付して説明を省略する場合がある。なお、図11は図9に対応し、図12は図10に対応する。
第1の変形例は、図11、及び図12に示されるように、樹脂層14がガラス板12の一辺である下縁辺12Bから突出する突出部14Aを備える。光発生装置20の光が、樹脂層14の突出部14Aの端面15に照射される。合わせガラス100でも、樹脂層14が突出部14Aを備えることにより、樹脂層14の端面15と光発生装置20とを対向配置させることが容易になる。
次に、第2の実施形態の第2の変形例について、図面を参照して説明する。図13Aは、ホルダ50を備える合わせガラス100の正面図である。合わせガラス100は光源付きガラス板10と追加のガラス板102とを備える。光源付きガラス板10は、上縁辺12Aと下縁辺12Bと前縁辺12Cと後縁辺12Dとを備えるガラス板12を備える。下縁辺12Bは、略直線状に形成される。一方、追加のガラス板102の下縁辺は、ホルダ50の連結部52に対応する位置に、下方に突出する取付部を備えている。
図13Bは、別形態のホルダ50を備える合わせガラス100の正面図である。図13Bのホルダ50を備える合わせガラス100は図13Aと異なり、追加のガラス板102が取付部を備えない略直線状の下縁辺を有している。ホルダ50は略直線状に形成される。
図14は、図13AのXIV−XIV線に沿う断面図である。図15は、図13AのXV−XV線に沿う断面図である。
図14、及び図15に示されるように、追加のガラス板102は、樹脂層14の突出部14Aの端面15する部分(以下、突出部102A)を備える。追加のガラス板102がガラス板12の下縁辺12Bより下方に突き出しているので、追加のガラス板102とガラス板12との間で段差が生じている。
第2の実施形態の第2の変形例では、追加のガラス板102の突出部102Aに、ホルダ50の連結部52に対応する取付部が設けられる。一方、ガラス板12に取付部を設ける必要がないので、ガラス板12の下縁辺12Bは略直線状の形状とすることができる。
光発生装置20をガラス板12の下縁辺12Bに沿って配置することは、光発生装置20をホルダ50の上方に位置させることを可能にする。上方に配置された光発生装置20は、ホルダ50の空間に収容される樹脂層14を短くすることを可能にし、光発生装置20からの入射光は、少ない損失で樹脂層14を伝搬できる。樹脂層14への入射光の強度が向上できる。
下縁辺12Bが略直線状であれば、光発生装置20はガラス板12の下縁辺12Bに沿って容易に配置できる。光発生装置20がガラス板12の端面に対して傾けて配置される場合でも、光発生装置20は下縁辺12Bに沿わせることができる。光発生装置20を傾けて配置することは、光発生装置20からの光を樹脂層14の端面15に効率的に入射させることを可能にする。光発生装置20が傾けて配置されることにより、可撓性基板22の短尺方向の長さが該方向の発光素子21の長さよりも長い場合においても、光を樹脂層14の端面15に効率的に入射させることができる。また、光発生装置20が傾けて配置されることにより、ガラス板12及び追加のガラス板102が曲げガラス板であっても、光を樹脂層14の端面15に効率的に入射させることができる。
図14、及び図15に示されるように、追加のガラス板102が突出部102Aを有するので、突出部102Aが光発生装置20を支持できる。光発生装置20は、ホルダ50の空間内で安定して保持される。
第2の実施形態の第3の変形例について、図面を参照して説明する。図14及び図15に示される構成と同様の構成には、同様の符号を付して説明を省略する場合がある。なお、図16は図14に対応し、図17は図15に対応する。
第3の変形例は、図16、及び図17に示されるように、樹脂層14がガラス板12の一辺である下縁辺12Bから突出する突出部14Aを備える。光発生装置20の光が、樹脂層14の突出部14Aの端面15に照射される。合わせガラス100でも、樹脂層14が突出部14Aを備えることにより、樹脂層14の端面15と光発生装置20とを対向配置させることが容易になる。
次に、光源付きガラス板10、及び合わせガラス100に適用されるホルダの別の形態を説明する。図18は、ホルダ60を備える光源付きガラス板10の正面図である。図18に示されるように、ホルダ60は、複数のホルダ本体61と、取付部12Eに対応するホルダ本体61に設けられた2個の連結部62を備える。各連結部62は締結孔64を備えており、締結孔64と前述の動力伝達部材とがネジ等により締結される。これによって、動力伝達部材とホルダ60とが連結される。
図18に示されるホルダ60は複数の部分で構成される。光発生装置20(不図示)を、樹脂層14(不図示)の端面15に光を入射できるよう保持できれば、ホルダ60の形状は特に限定されない。取付部12Eに対応するホルダ60のみが存在する場合も許容される。図18では、光源付きガラス板10を例示したが、合わせガラス100でも同様のホルダ60を適用できる。
上述の実施形態では、光源付きガラス板を車両のサイドドアに適用する場合を例示したが、この用途に限定されない。光源付きガラス板は、フロントガラス、リアガラス、ルーフガラス、フィックスガラスにも適用できる。フィックスガラスは、車両において、開閉しない部分に適用されるガラスである。フィックスガラスは、例えば、フロントガラスとサイドドアとの間に配置される。また、光源付きガラス板は、車両用以外の建材用にも適用できる。なお、用途は、車両用、及び建材用に限定されない。
10…光源付きガラス板、12…ガラス板、12A…上縁辺、12B…下縁辺、12C…前縁辺、12D…後縁辺、12E…取付部、14…樹脂層、14A…突出部、15…端面、16…散乱剤、18…接着剤、19…貼り合せ用接着剤、20…光発生装置、21…発光素子、21A…発光ダイオード素子、21B…ケース、22…可撓性基板、24…光発生装置、25…光源、26…光ファイバー、50…ホルダ、51…ホルダ本体、52…連結部、53…樹脂、54…締結孔、60…ホルダ、61…ホルダ本体、62…連結部、64…締結孔、100…合わせガラス、102…追加のガラス板、102A…突出部

Claims (21)

  1. 2つの主面を有するガラス板であって、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される可視光透過率が10%〜85%であるガラス板と、
    前記ガラス板のいずれかの前記主面の側に配置される樹脂層と、
    散乱剤と、
    前記ガラス板の一辺から樹脂層の端面に、光を照射する光発生装置と、
    を備える光源付きガラス板。
  2. 前記散乱剤は、前記樹脂層に含有される請求項1に記載の光源付きガラス板。
  3. 前記散乱剤は、前記樹脂層の2つの面のいずれかの面に設けられる請求項1に記載の光源付きガラス板。
  4. 前記散乱剤は、前記樹脂層の前記面の全体、又は前記面の一部に設けられる請求項3に記載の光源付きガラス板。
  5. 前記散乱剤は、前記ガラス板のいずれかの前記主面に設けられる請求項1に記載の光源付きガラス板。
  6. 前記散乱剤は、前記ガラス板の前記主面の全体、又は前記主面の一部に設けられる請求項5に記載の光源付きガラス板。
  7. 前記光発生装置と前記樹脂層の端面とが接触する請求項1から6の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  8. 前記光発生装置と前記樹脂層とが接着剤により固定される請求項1から7の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  9. 前記接着剤の屈折率は、前記樹脂層の屈折率より小さい請求項8に記載の光源付きガラス板。
  10. 前記接着剤は、シリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤、又はアクリル系接着剤である請求項8又は9に記載の光源付きガラス板。
  11. 前記光発生装置は前記ガラス板の前記一辺に亘って配置される請求項1から10の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  12. 前記光発生装置は、複数の発光素子と前記複数の発光素子を搭載する可撓性基板とを備える請求項1から11の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  13. 前記光発生装置は、複数の発光素子と前記複数の発光素子を搭載する剛性基板とを備える請求項1から11の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  14. 前記光発生装置は、光源と光ファイバーとを含む請求項1から11の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  15. 前記樹脂層と前記ガラス板との間に、前記樹脂層と前記ガラス板とを固定する貼り合せ用接着剤を備える請求項1から14の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  16. 前記貼り合せ用接着剤の屈折率が、前記樹脂層の屈折率より小さい請求項15に記載の光源付きガラス板。
  17. 前記ガラス板が曲げガラス板である請求項1から16の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  18. 前記樹脂層は、前記ガラス板の前記主面と同じ面積である請求項1から17の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  19. 前記樹脂層は、前記ガラス板の一辺から突出する突出部を有する請求項1から17の何れか一項に記載の光源付きガラス板。
  20. 請求項1から17の何れか一項に記載の光源付きガラス板と、
    前記樹脂層に対して前記ガラス板と反対の面に配置される追加のガラス板であって、JIS R 3106(1998)に準拠する方法で測定される可視光透過率が10%〜85%である追加のガラス板と、
    を備える合わせガラス。
  21. 前記追加のガラス板が前記ガラス板の端部から前記光発生装置の側に突出する請求項20に記載の合わせガラス。
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