JP2020023965A - 車両の冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】搭載性を向上させることの可能な車両の冷却システムを提供する。【解決手段】車両の冷却システム10は、冷却系統20と、気液分離部24と、タンク部40とを備える。気液分離部24は、冷却系統20を循環する冷却水が流入し、流入した冷却水中に含まれる気体成分を分離する。タンク部40は、気液分離部24とは別に設けられ、気液分離部24において分離された冷却水及び気体成分が個別の流路W10,W11を通じて流入して貯留され、貯留される冷却水を冷却系統20に戻すとともに、冷却系統20の冷却水の体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留することの可能である。【選択図】図1
Description
本開示は、車両の冷却システムに関する。
車両には、エンジンやモータ等の発熱体を冷却するための冷却システムが搭載されている。この冷却システムでは、発熱体と、放熱器であるラジエータとの間を冷却水が循環しており、この冷却水により発熱体が冷却される。また、このような冷却システムでは、冷却水に含まれる気体成分を分離すると共に、温度上昇により冷却水の体積が膨張した際に余分な冷却水を一時的に貯留することの可能なリザーブタンクが設けられている。このようなリザーブタンクとしては、例えば下記の特許文献1に記載のリザーブタンクがある。
特許文献1に記載のリザーブタンクでは、タンク本体部の内部に冷却水が貯留されている。タンク本体部の内部は、複数の隔壁により複数の貯液室に区画されている。隣り合う貯液室は、隔壁に形成された連通路により相互に繋がっている。タンク本体部の一方の側面には、タンク本体の内部に冷却水を流入させるタンク流入口が形成されている。タンク本体部の他方の側面には、タンク本体の内部から冷却水を流出させるタンク流出口が形成されている。特許文献1に記載のリザーブタンクでは、タンク流入口からタンク本体の内部に流入した冷却水が各貯液室を流れる間に、冷却水に含まれる気体成分が分離されて、タンク本体の上部に貯まるようになっている。
ところで、特許文献1に記載のリザーブタンクにおいて、冷却水に含まれる気体成分を分離する気液分離機能を十分に確保するためには、冷却水の流路長をある程度の長さ以上に設定する必要がある。具体的には、タンク本体部のタンク流入口からタンク流出口までの長さ、換言すればタンク本体の幅方向の長さを所定の長さ以上に設定する必要がある。
一方、温度上昇により冷却水が膨張した場合、タンク本体の内部の冷却水の水位が上昇することになる。したがって、特許文献1に記載のリザーブタンクにおいて体積膨張吸収機能を十分に確保するためには、タンク本体の高さ方向の長さを所定の長さ以上に設定する必要がある。
以上のことから、特許文献1に記載のリザーブタンクにおいて気液分離機能及び体積膨張吸収機能の両立を図ろうとすると、タンク本体の幅方向の長さを所定の長さ以上に設定し、且つタンク本体の高さ方向の長さを所定の長さ以上に設定する必要がある。これがリザーブタンクの大型化を招き、ひいては冷却システムの搭載性を悪化させる要因となっている。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、搭載性を向上させることの可能な車両の冷却システムを提供することにある。
上記課題を解決する車両の冷却システム(10)は、冷却系統(20)と、気液分離部(24)と、タンク部(40)と、を備える。冷却系統では、ポンプ(23)により圧送される冷却水が発熱体(21)と熱交換器(22)との間を循環しており、発熱体の熱を冷却水が吸収することにより発熱体が冷却されるとともに、熱交換器において冷却水の放熱が行われる。気液分離部は、冷却系統を循環する冷却水が流入し、流入した冷却水中に含まれる気体成分を分離する。タンク部は、気液分離部とは別に設けられ、気液分離部において分離された冷却水及び気体成分が個別の流路(W10,W11)を通じて流入して貯留され、貯留される冷却水を冷却系統に戻すとともに、冷却系統の冷却水の体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留することの可能である。
この構成によれば、気液分離部とタンク部とが別体からなるため、気液分離部に関しては、気液分離機能を確保することの可能な最小寸法まで小型化することができる。また、タンク部に関しても、体積膨張吸収機能を確保することの可能な最小寸法まで小型化することができる。結果的に、気液分離機能及び体積膨張吸収機能を両立したリザーブタンクと比較すると、上記構成の気液分離部及びタンク部の方が小型化することが可能であるため、それらの設置スペースを小さくすることができる。よって、冷却システムの搭載性を向上させることができる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、搭載性を向上させることの可能な車両の冷却システムを提供できる。
以下、車両の冷却システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1に示される第1実施形態の冷却システム10は、車両に搭載される発熱体21,31を冷却するものである。車両がハイブリッド車やプラグインハイブリッド車である場合、エンジンの他、モータジェネレータやインバータ、バッテリ、空調用ヒートポンプ等が発熱し易い。このような車両にあっては、エンジンを冷却するための冷却システムに加え、モータジェネレータやインバータ等を冷却するための冷却システムも別途必要となる。本実施形態の冷却システム10は、モータジェネレータやインバータ等の機器を発熱体21,31として、それらの発熱体21,31を冷却するために用いられるものである。
<第1実施形態>
図1に示される第1実施形態の冷却システム10は、車両に搭載される発熱体21,31を冷却するものである。車両がハイブリッド車やプラグインハイブリッド車である場合、エンジンの他、モータジェネレータやインバータ、バッテリ、空調用ヒートポンプ等が発熱し易い。このような車両にあっては、エンジンを冷却するための冷却システムに加え、モータジェネレータやインバータ等を冷却するための冷却システムも別途必要となる。本実施形態の冷却システム10は、モータジェネレータやインバータ等の機器を発熱体21,31として、それらの発熱体21,31を冷却するために用いられるものである。
図1に示されるように、冷却システム10は、発熱体21を冷却するための第1冷却系統20と、発熱体31を冷却するための第2冷却系統30とを備えている。
第1冷却系統20では、ポンプ23により圧送される冷却水が発熱体21と熱交換器22との間を循環している。発熱体21では、その内部を流れる冷却水が発熱体21の熱を吸収する。これにより、発熱体21が冷却される。発熱体21の熱を吸収することにより温度の状態した冷却水は、熱交換器22に流入する。熱交換器22では、その内部を流れる冷却水と、その外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、冷却水の放熱が行われる。熱交換器22において冷却された冷却水はポンプ23に流入する。ポンプ23は、エンジンの動力により駆動する機械式のポンプ、あるいはバッテリからの電力の供給に基づき駆動する電動式のポンプからなる。ポンプ23は、冷却水を発熱体21に圧送する。
第1冷却系統20では、ポンプ23により圧送される冷却水が発熱体21と熱交換器22との間を循環している。発熱体21では、その内部を流れる冷却水が発熱体21の熱を吸収する。これにより、発熱体21が冷却される。発熱体21の熱を吸収することにより温度の状態した冷却水は、熱交換器22に流入する。熱交換器22では、その内部を流れる冷却水と、その外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、冷却水の放熱が行われる。熱交換器22において冷却された冷却水はポンプ23に流入する。ポンプ23は、エンジンの動力により駆動する機械式のポンプ、あるいはバッテリからの電力の供給に基づき駆動する電動式のポンプからなる。ポンプ23は、冷却水を発熱体21に圧送する。
第2冷却系統30は、第1冷却系統20と同様に、熱交換器32及びポンプ33を備えている。第2冷却系統30の構成は、冷却対象が発熱体31であることを除いて、第1冷却系統20と同一又は類似の構成を有しているため、その詳細な説明は割愛する。
ところで、第1冷却系統20では、発熱体21の熱を吸収することにより冷却水の温度が上昇すると、冷却水の気化により、冷却水中に気体成分が含まれるようになる。冷却水に含まれる気体成分が増加すると、熱交換器22における冷却水の熱交換効率が低下する。すなわち、冷却水を十分に冷却することが難しくなるため、結果として発熱体21の冷却が不十分になる可能性がある。同様の課題は、第2冷却系統30でも生じ得る。
ところで、第1冷却系統20では、発熱体21の熱を吸収することにより冷却水の温度が上昇すると、冷却水の気化により、冷却水中に気体成分が含まれるようになる。冷却水に含まれる気体成分が増加すると、熱交換器22における冷却水の熱交換効率が低下する。すなわち、冷却水を十分に冷却することが難しくなるため、結果として発熱体21の冷却が不十分になる可能性がある。同様の課題は、第2冷却系統30でも生じ得る。
そこで、冷却システム10は、第1冷却系統20を循環する冷却水に含まれる気体成分を分離する気液分離部24と、第2冷却系統30を循環する冷却水に含まれる気体成分を分離する気液分離部34とを更に備えている。
一方、冷却系統20,30では、冷却水の温度が上昇すると、熱膨張により冷却水の体積が増加する。そのため、体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留する構成が必要となる。そこで、本実施形態の冷却システム10は、気液分離部24,34にて分離された冷却水及び気体成分を一時的に貯留するタンク部40を更に備えている。タンク部40では、冷却系統20,30の冷却水の体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留することが可能である。
一方、冷却系統20,30では、冷却水の温度が上昇すると、熱膨張により冷却水の体積が増加する。そのため、体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留する構成が必要となる。そこで、本実施形態の冷却システム10は、気液分離部24,34にて分離された冷却水及び気体成分を一時的に貯留するタンク部40を更に備えている。タンク部40では、冷却系統20,30の冷却水の体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留することが可能である。
次に、気液分離部24,34及びタンク部40の構造について具体的に説明する。
図1に示されるように、気液分離部24には、発熱体21から流出される冷却水の一部、及び熱交換器22に流入する冷却水の一部が流入する。気液分離部24は、流入した冷却水に旋回流を発生させることにより、冷却水に含まれる気体成分を分離する。具体的には、気液分離部24は、図2に示されるように構成されている。
図1に示されるように、気液分離部24には、発熱体21から流出される冷却水の一部、及び熱交換器22に流入する冷却水の一部が流入する。気液分離部24は、流入した冷却水に旋回流を発生させることにより、冷却水に含まれる気体成分を分離する。具体的には、気液分離部24は、図2に示されるように構成されている。
図2に示されるように、気液分離部24は、タンク本体50と、タンク本体50の内部に収容される流路形成プレート60とを備えている。なお、図2において矢印Z1で示される方向は鉛直方向上方を示し、矢印Z2で示される方向は鉛直方向下方を示す。
タンク本体50は、軸線m1を中心に円筒状に形成されている。タンク本体50は、軸線m1に沿った方向において上側タンク部51と下側タンク部52とに分割されて構成されている。タンク本体50は、上側タンク部51と下側タンク部52とが接合されることにより構成されている。タンク本体50は、樹脂材料等により形成されている。なお、タンク本体50の材料として、透過性を有するポリプロピレン等の樹脂材料を用いれば、その内部の冷却水の水位を目視で確認することが可能である。
タンク本体50は、軸線m1を中心に円筒状に形成されている。タンク本体50は、軸線m1に沿った方向において上側タンク部51と下側タンク部52とに分割されて構成されている。タンク本体50は、上側タンク部51と下側タンク部52とが接合されることにより構成されている。タンク本体50は、樹脂材料等により形成されている。なお、タンク本体50の材料として、透過性を有するポリプロピレン等の樹脂材料を用いれば、その内部の冷却水の水位を目視で確認することが可能である。
下側タンク部52の外壁部520には、発熱体21及び熱交換器22から流れる冷却水をタンク本体50の内部に流入させるための流入パイプ70が取り付けられている。下側タンク部52の内部には、流路形成プレート60が収容されている。流路形成プレート60は、その外周部分が下側タンク部52の底壁部521と上側タンク部51とに挟まれることによりタンク本体50に固定されている。図3に示されるように、流路形成プレート60の外壁部と下側タンク部52の内壁部との間には円環状の隙間が形成されている。この隙間は、流入パイプ70から冷却水が流入する外周流路FP3を構成している。
図2に示されるように、流路形成プレート60は、上側プレート61と、下側プレート62とにより構成されている。
上側プレート61は、軸線m1を中心に円柱状に形成されている。上側プレート61の上面の中央部には、軸線m1を中心軸として円筒状に形成された円筒部610が設けられている。
上側プレート61は、軸線m1を中心に円柱状に形成されている。上側プレート61の上面の中央部には、軸線m1を中心軸として円筒状に形成された円筒部610が設けられている。
図3に示されるように、上側プレート61の内部には、独立した2つの流路FP1,FP2を構成するための凹状溝611,612が形成されている。凹状溝611,612は、軸線m1を中心とする径方向外側から上側プレート61の中央に向かって円弧状に曲げられるように形成されている。凹状溝611,612は、上側プレート61の中央部分に形成された空間からなる合流部613で合流している。合流部613は、円筒部610の一端部から円筒部610の内部に連通されている。凹状溝611,612は、軸線m1を中心とする径方向において合流部613の外側から合流部613に向かうほど、その幅が狭くなるように形成されている。
流路形成プレート60の上側プレート61の外周面には、外周流路FP3を流れる冷却水を第1流路FP1に流入させるための流入口614、及び外周流路FP3を流れる冷却水を第2流路FP2に流入させるための流入口615が形成されている。流入口614及び流入口615は、合流部613を中心として点対称に配置されている。
図2に示されるように、下側プレート62は、上側プレート61の底面に組み付けられている。下側プレート62は、上側プレート61に形成されている凹状溝611,612及び合流部613のそれぞれの開口部分を閉塞している。下側プレート62と上側プレート61の凹状溝611とにより囲まれる空間は第1流路FP1を構成している。また、下側プレート62と上側プレート61の凹状溝612とにより囲まれる空間は第2流路FP2を構成している。
上側タンク部51は、流路形成プレート60の上側プレート61と共に気液分離室R1を形成している。気液分離室R1は、冷却水に含まれる気体成分を分離する部分である。図中の符号R10は、気液分離室R1において主に気体が存在する気体層を示し、図中の符号R11は、気液分離室R1において主に冷却水が存在する液体層を示している。気液分離室R1は、上側タンク部51の内壁面と流路形成プレート60の上面とにより区画される空間として形成されている。気液分離室R1の内部には、流路形成プレート60の円筒部610が延びるように配置されている。
上側タンク部51の外壁部510には、気液分離室R1の液体層R11に貯留される冷却水をタンク部40に流出させるための流出パイプ71が取り付けられている。流出パイプ71は、その内部流路が気液分離室R1内に貯留される冷却水の液面LSよりも下方に位置し、且つその内部流路が円筒部610の先端部よりも下方に位置するように配置されている。
上側タンク部51の上壁部511には、気液分離室R1の気体層R10に貯留される気体成分をタンク部40に流出させるための流出パイプ72が取り付けられている。
次に、本実施形態の気液分離部24の動作例について説明する。
次に、本実施形態の気液分離部24の動作例について説明する。
流入パイプ70から流入した冷却水は、流路形成プレート60の流入口614,615を通じて第1流路FP1及び第2流路FP2にそれぞれ流入する。第1流路FP1及び第2流路FP2にそれぞれ流入した冷却水は、第1流路FP1及び第2流路FP2に沿って流路形成プレート60の外側から内側に向かって旋回しつつ流れて、合流部613で合流する。この際、図3に示されるように、第1流路FP1から合流部613に流入する冷却水の流れ方向B1と、第2流路FP2から合流部613に流入する冷却水の流れ方向B2とが対向している。これらの対向する流れ方向を有する冷却水が合流部613に流れ込むことにより合流部613の冷却水に旋回流を発生させることができる。旋回流となった冷却水は、図2に矢印B3で示されるように円筒部610の内部を旋回しつつ上方に向かって流れ、円筒部610の先端部から気液分離室R1に吐出される。この際、冷却水が旋回しながら気液分離室R1に流入することにより、気液分離室R1内には冷却水の渦が形成されるため、その遠心力により液体状の冷却水が気液分離室R1の外周部分に向かって流れるとともに、冷却水に含まれる気体成分が気液分離室R1の中央部分付近に集まる。気液分離室R1の中央部付近に集まった気体成分は、気液分離室R1の上方に貯まる。そのため、気液分離室R1の上方には気体層R10が形成され、その下方には液体層R11が形成されることになる。液体層R11に貯留される冷却水は、流出パイプ71を通じてタンク部40に流出する。気体層R10に貯留される気体成分は、流出パイプ72を通じてタンク部40に流出する。
図1に示される気液分離部34は、気液分離部24と同一の構造を有しているため、その詳細な説明は割愛する。
図1に示されるように、タンク部40は、流入口41〜44と、流出口45,46とが設けられている。タンク部40の材料として、透過性を有するポリプロピレン等の樹脂材料を用いれば、その内部の冷却水の水位を目視で確認することが可能である。
図1に示されるように、タンク部40は、流入口41〜44と、流出口45,46とが設けられている。タンク部40の材料として、透過性を有するポリプロピレン等の樹脂材料を用いれば、その内部の冷却水の水位を目視で確認することが可能である。
流入口41は、液体流路W10を介して一方の気液分離部24の流出パイプ71に接続されている。流入口42は、気体流路W11を介して一方の気液分離部24の流出パイプ72に接続されている。したがって、一方の気液分離部24において分離された冷却水及び気体成分は、流入口41及び流入口42を通じてタンク部40の内部に流入する。
また、流入口43は、液体流路W10を介して他方の気液分離部34の流出パイプ71に接続されている。流入口44は、気体流路W11を介して他方の気液分離部34の流出パイプ72に接続されている。したがって、他方の気液分離部34において分離された冷却水及び気体成分は、流入口43及び流入口44を通じてタンク部40の内部に流入する。
タンク部40は、気液分離部24,34から各流入口41〜44を通じて流入する冷却水及び気体成分を一時的に貯留する。なお、図中の符号R20は、タンク部40の内部において主に気体が存在する気体層を示し、図中の符号R21は、タンク部40の内部において主に冷却水が存在する液体層を示している。タンク部40に貯留される冷却水は、流出口45から液体流路W12を通じて第1冷却系統20の熱交換器22に戻されるとともに、流出口46から液体流路W22を通じて第2冷却系統30の熱交換器32に戻される。
タンク部40の上壁部には、タンク部40の内部に冷却水を供給することの可能な注水口47が設けられている。この注水口47からタンク部40の内部に供給された冷却水は、流出口45,46を通じて各冷却系統20,30に供給される。よって、注水口47からタンク部40の内部に冷却水を供給することにより、実質的に各冷却系統20,30を流れる冷却水の水量を調整することが可能である。
注水口47には、加圧キャップ48が装着されている。この加圧キャップ48により、タンク部40の内部を含め、各冷却系統20,30の圧力管理を行うことが可能となっている。
なお、図4に示されるように、気液分離部24及びタンク部40は、タンク部40の下限液面L20よりも鉛直方向上方に気液分離部24の液面の下限液面L10が位置する位置関係となるように配置されていることが望ましい。気液分離部24の液面の下限液面L10は、流出パイプ71よりも鉛直方向上方であって、且つ円筒部610の先端部よりも鉛直方向上方となるように、例えば図4に示される位置L10に設定される。この気液分離部24の下限液面L10は、気液分離部24において気液分離機能を確保することの可能な冷却水の水位の下限位置を示すものであり、予め設定されている。一方、タンク部40の液面の下限液面L20は、流出口45,46よりも鉛直方向上方であって、且つ各冷却系統20,30の冷却水の体積膨張により発生する余分な冷却水を一時的に貯留することができるように、例えば図4に示される位置L20に設定される。このタンク部40の下限液面L20は、タンク部40において体積膨張吸収機能を確保することの可能な冷却水の水位の下限位置を示すものであり、予め設定されている。
なお、図4に示されるように、気液分離部24及びタンク部40は、タンク部40の下限液面L20よりも鉛直方向上方に気液分離部24の液面の下限液面L10が位置する位置関係となるように配置されていることが望ましい。気液分離部24の液面の下限液面L10は、流出パイプ71よりも鉛直方向上方であって、且つ円筒部610の先端部よりも鉛直方向上方となるように、例えば図4に示される位置L10に設定される。この気液分離部24の下限液面L10は、気液分離部24において気液分離機能を確保することの可能な冷却水の水位の下限位置を示すものであり、予め設定されている。一方、タンク部40の液面の下限液面L20は、流出口45,46よりも鉛直方向上方であって、且つ各冷却系統20,30の冷却水の体積膨張により発生する余分な冷却水を一時的に貯留することができるように、例えば図4に示される位置L20に設定される。このタンク部40の下限液面L20は、タンク部40において体積膨張吸収機能を確保することの可能な冷却水の水位の下限位置を示すものであり、予め設定されている。
タンク部40の液面の下限液面L20よりも鉛直方向上方に気液分離部24の液面の下限液面L10が位置していれば、仮に気液分離部24の水位が下限液面L10まで低下し、且つタンク部40の水位が下限液面L20まで低下した場合でも、気液分離部24からタンク部40に冷却水を流すことが可能となる。なお、気液分離部34とタンク部40との位置関係についても同様である。
ところで、このような冷却システム10では、車両の運転状態によっては、発熱体21の冷却は必要であるが、発熱体31の冷却は不要な状況も生じ得る。このような状況では、第1冷却系統20のみで冷却水が循環することになる。本実施形態の冷却システム10では、タンク部40において各冷却系統20,30が繋がっているため、第1冷却系統20のみで冷却水が循環しているような場合、第2冷却系統30の熱交換器32内の冷却水が、液体流路W22を介してタンク部40に逆流することにより、第1冷却系統20に流入する可能性がある。このように、第2冷却系統30の冷却水が第1冷却系統20に引き込まれるような状況になると、第2冷却系統30が第1冷却系統20に対して熱干渉することになるため、例えば第1冷却系統20において発熱体21の冷却機能が低下する等の悪影響が発生する可能性がある。同様に、第2冷却系統30のみで冷却水が循環しているような状況において、第1冷却系統20の冷却水が第2冷却系統30に引き込まれると、第2冷却系統30において発熱体31の冷却機能が低下する等の悪影響が発生する可能性がある。
そこで、本実施形態の冷却システム10では、タンク部40の流出口45と第1冷却系統20の熱交換器22とを接続する液体流路W12に、熱交換器22からタンク部40への冷却水の逆流を抑制するための逆止弁80が設けられている。また、タンク部40の流出口45と第2冷却系統30の熱交換器32とを接続する液体流路W22にも、同様に、熱交換器32からタンク部40への冷却水の逆流を抑制するための逆止弁81が設けられている。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(1)〜(5)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)気液分離部24,34とタンク部40とが別体からなるため、気液分離部24,34に関しては、気液分離機能を確保することの可能な最小寸法まで小型化することができる。また、タンク部40に関しても、体積膨張吸収機能を確保することの可能な最小寸法まで小型化することができる。結果的に、気液分離機能及び体積膨張機能を両立したリザーブタンクと比較すると、本実施形態の気液分離部24,34及びタンク部40の方が小型化することができるため、それらの設置スペースを小さくすることができる。よって、冷却システム10の搭載性を向上させることができる。
(1)気液分離部24,34とタンク部40とが別体からなるため、気液分離部24,34に関しては、気液分離機能を確保することの可能な最小寸法まで小型化することができる。また、タンク部40に関しても、体積膨張吸収機能を確保することの可能な最小寸法まで小型化することができる。結果的に、気液分離機能及び体積膨張機能を両立したリザーブタンクと比較すると、本実施形態の気液分離部24,34及びタンク部40の方が小型化することができるため、それらの設置スペースを小さくすることができる。よって、冷却システム10の搭載性を向上させることができる。
(2)冷却システム10は、複数の冷却系統20,30を備えている。気液分離部24,34は、複数の冷却系統20,30に対して個別に設けられている。タンク部40には、複数の気液分離部24,34のそれぞれにおいて分離された冷却水及び気体成分が流入して貯留される。このような構成によれば、複数の冷却系統20,30でタンク部40を共用することができるため、複数の冷却系統20,30のそれぞれに対してタンク部を設ける場合と比較すると、タンク部の個数を減らすことができる。よって、タンク部の設置スペースを小さくすることができるため、冷却システム10の搭載性を更に向上させることができる。
(3)タンク部40から冷却系統20,30に冷却水を戻すための液体流路W12,W22には、冷却系統20,30からタンク部40へ向かう方向への冷却水の流れを規制する逆止弁80,81が設けられている。これにより、第1冷却系統20から第2冷却系統30への冷却水の逆流を逆止弁80により抑制することができる。また、第2冷却系統30から第1冷却系統20への冷却水の逆流を逆止弁81により抑制することができる。このように冷却系統20,30間の冷却水の逆流が抑制されることにより、冷却系統20,30の間の熱干渉を抑制することができるため、各冷却系統20,30における冷却機能の低下を回避することができる。
(4)気液分離部24,34は、冷却系統20,30から流入した冷却水に旋回流を発生させることにより冷却水と気体成分とを分離する。このような気液分離部24,34を用いれば、小型でありながら気液分離の可能な構成を容易に実現することができる。
(5)気液分離部24,34及びタンク部40は、タンク部40の液面の下限液面L20よりも鉛直方向上方に気液分離部24,34の液面の下限液面L10が位置する位置関係となるように配置されている。これにより、仮に気液分離部24,34の水位が下限液面L10まで低下し、且つタンク部40の水位が下限液面L20まで低下した場合でも、気液分離部24,34からタンク部40に冷却水を流すことが可能となる。
(5)気液分離部24,34及びタンク部40は、タンク部40の液面の下限液面L20よりも鉛直方向上方に気液分離部24,34の液面の下限液面L10が位置する位置関係となるように配置されている。これにより、仮に気液分離部24,34の水位が下限液面L10まで低下し、且つタンク部40の水位が下限液面L20まで低下した場合でも、気液分離部24,34からタンク部40に冷却水を流すことが可能となる。
<第2実施形態>
次に、冷却システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図5に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、気液分離部24とタンク部40とが隣接して配置されている。気液分離部24とタンク部40との間には、それらを隔てるように隔壁90が設けられている。隔壁90は、気液分離部24の右側壁部となり、且つタンク部40の左側壁部となっている。
次に、冷却システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図5に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、気液分離部24とタンク部40とが隣接して配置されている。気液分離部24とタンク部40との間には、それらを隔てるように隔壁90が設けられている。隔壁90は、気液分離部24の右側壁部となり、且つタンク部40の左側壁部となっている。
隔壁90には、気液分離部24の気体層R10とタンク部40の気体層R20とを連通させる連通孔91と、気液分離部24の液体層R11とタンク部40の液体層R21とを連通させる連通孔92とが設けられている。すなわち、気液分離部24の気体層R10に貯留される気体成分は隔壁90の連通孔91を通じてタンク部40の気体層R20に流入する。気液分離部24の液体層R11に貯留される冷却水は隔壁90の連通孔92を通じてタンク部40の液体層R21に流入する。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(6)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(6)気液分離部24及びタンク部40は隣接して配置されている。このような構成によれば、気液分離部24及びタンク部40の設置スペースを小さくすることができるため、搭載性を更に向上させることができる。
(6)気液分離部24及びタンク部40は隣接して配置されている。このような構成によれば、気液分離部24及びタンク部40の設置スペースを小さくすることができるため、搭載性を更に向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、冷却システム10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図6に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、タンク部40の内部に隔壁49a,49bが設けられている。隔壁49a,49bは、タンク部40の底面から上方に向かって延びるように形成されており、且つタンク部40の幅方向に所定の隙間を隔てて配置されている。隔壁49a,49bの間の隙間は気体層を形成している。隔壁49a,49bは、タンク部40の内部空間を貯留室R30,R31に区画している。貯留室R30は、気液分離部24から液体流路W10を通じてタンク部40の内部に流入する冷却水を貯留する部分である。貯留室R31は、気液分離部34から液体流路W20を通じてタンク部40の内部に流入する冷却水を貯留する部分である。
次に、冷却システム10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図6に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、タンク部40の内部に隔壁49a,49bが設けられている。隔壁49a,49bは、タンク部40の底面から上方に向かって延びるように形成されており、且つタンク部40の幅方向に所定の隙間を隔てて配置されている。隔壁49a,49bの間の隙間は気体層を形成している。隔壁49a,49bは、タンク部40の内部空間を貯留室R30,R31に区画している。貯留室R30は、気液分離部24から液体流路W10を通じてタンク部40の内部に流入する冷却水を貯留する部分である。貯留室R31は、気液分離部34から液体流路W20を通じてタンク部40の内部に流入する冷却水を貯留する部分である。
貯留室R30及び貯留室R31は、タンク部40の内部の上方において連通されている。貯留室R30及び貯留室R31のそれぞれの上方の空間は、気液分離部24から気体流路W11を通じてタンク部40の内部に流入する気体成分、及び気液分離部34から気体流路W21を通じてタンク部40の内部に流入する気体成分が貯留される部分となっている。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(7)及び(8)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(7)隔壁49a,49bによりタンク部40の内部に形成された貯留室R30,R31には、気液分離部24,34において分離された冷却水がそれぞれ流入する。このような構成によれば、各冷却系統20,30を流れる冷却水が混ざることにより発生する冷却系統20,30の間の熱干渉を抑制することができる。よって、冷却系統20,30のいずれか一方、あるいはそれらの両方で冷却機能が低下するような状況を回避することができる。
(7)隔壁49a,49bによりタンク部40の内部に形成された貯留室R30,R31には、気液分離部24,34において分離された冷却水がそれぞれ流入する。このような構成によれば、各冷却系統20,30を流れる冷却水が混ざることにより発生する冷却系統20,30の間の熱干渉を抑制することができる。よって、冷却系統20,30のいずれか一方、あるいはそれらの両方で冷却機能が低下するような状況を回避することができる。
(8)特に、本実施形態の冷却システム10のように、隔壁49a,49bの間に空気層が形成されていれば、それが断熱構造として機能するため、冷却系統20,30の間の熱干渉を、より的確に抑制することができる。そのため、冷却系統20,30のいずれか一方、あるいはそれらの両方で冷却機能が低下するような状況を、より的確に回避することができる。
<第4実施形態>
次に、冷却システム10の第4実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図7に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、タンク部40の外壁部400が、内側外壁部401及び外側外壁部402からなる二重構造となっている。内側外壁部401と外側外壁部402との間には空気層Sが形成されている。この空気層Sにより、タンク部40の外部から内部への入熱が抑制されている。すなわち、本実施形態では、内側外壁部401及び外側外壁部402が断熱構造として機能している。
次に、冷却システム10の第4実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図7に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、タンク部40の外壁部400が、内側外壁部401及び外側外壁部402からなる二重構造となっている。内側外壁部401と外側外壁部402との間には空気層Sが形成されている。この空気層Sにより、タンク部40の外部から内部への入熱が抑制されている。すなわち、本実施形態では、内側外壁部401及び外側外壁部402が断熱構造として機能している。
以上説明した本実施形態の冷却システム10では、以下の(9)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(9)タンク部40の外壁部400には、その外部から内部への入熱を抑制する断熱構造が設けられている。このような構成によれば、タンク部40の外部から内部に熱が伝達され難くなるため、タンク部40の外部の熱によりタンク部40の内部の冷却水の温度が上昇するような状況を回避することができる。すなわち、タンク部40の外部から冷却系統20,30への熱干渉を回避することができる。よって、各冷却系統20,30における冷却機能の低下を回避することができる。
(9)タンク部40の外壁部400には、その外部から内部への入熱を抑制する断熱構造が設けられている。このような構成によれば、タンク部40の外部から内部に熱が伝達され難くなるため、タンク部40の外部の熱によりタンク部40の内部の冷却水の温度が上昇するような状況を回避することができる。すなわち、タンク部40の外部から冷却系統20,30への熱干渉を回避することができる。よって、各冷却系統20,30における冷却機能の低下を回避することができる。
<第5実施形態>
次に、冷却システム10の第5実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図8に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、気液分離部24が、熱交換器22のタンク220のハウジング221に一体化されている。具体的には、気液分離部24の上側タンク部51の外壁部510及び下側タンク部52の外壁部520は、熱交換器22のタンク220のハウジング221に一体的に組み付けられている。
次に、冷却システム10の第5実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図8に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、気液分離部24が、熱交換器22のタンク220のハウジング221に一体化されている。具体的には、気液分離部24の上側タンク部51の外壁部510及び下側タンク部52の外壁部520は、熱交換器22のタンク220のハウジング221に一体的に組み付けられている。
なお、熱交換器22のタンク220のハウジング221の内部には、発熱体21から流出した高温の冷却水が流入する。タンク220は、流入した冷却水を、熱交換器22に設けられる図示しない複数のチューブに分配する。熱交換器22では、チューブの内部を流れる冷却水と、チューブの外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、冷却水の熱が空気に放出されて、冷却水が冷却される。
図8に示されるように、気液分離部24の底壁部521には、流入口74が形成されている。タンク220のハウジング221の内部を流れる冷却水は、流入口74を通じて気液分離部24の内部に導入される。流入口74を通じて気液分離部24の内部に導入された冷却水は、流路形成プレート60に導入されることにより、旋回流となって気液分離室R1に吐出される。これにより、冷却水に含まれる気体成分が気液分離室R1で分離される。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(10)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(10)気液分離部24の外壁部510,520は、熱交換器22のタンク220のハウジング221に一体的に組み付けられている。このような構成によれば、熱交換器22の設置スペースとは別に気液分離部24の設置スペースを確保する必要がなくなるため、搭載性を更に向上させることができる。
(10)気液分離部24の外壁部510,520は、熱交換器22のタンク220のハウジング221に一体的に組み付けられている。このような構成によれば、熱交換器22の設置スペースとは別に気液分離部24の設置スペースを確保する必要がなくなるため、搭載性を更に向上させることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第5実施形態の冷却システム10では、熱交換器22のタンク220のハウジング221に代えて、ポンプ23のハウジングに気液分離部24の外壁部510,520が一体的に組み付けられていてもよい。このような構成であれば、ポンプ23の設置スペースとは別に気液分離部24の設置スペースを確保する必要がなくなるため、搭載性を更に向上させることができる。また、タンク部40の外壁部400がポンプ23のハウジングに一体的に組み付けられていてもよい。このような構成であれば、ポンプ23の設置スペースとは別にタンク部40の設置スペースを確保する必要がなくなるため、搭載性を更に向上させることができる。
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第5実施形態の冷却システム10では、熱交換器22のタンク220のハウジング221に代えて、ポンプ23のハウジングに気液分離部24の外壁部510,520が一体的に組み付けられていてもよい。このような構成であれば、ポンプ23の設置スペースとは別に気液分離部24の設置スペースを確保する必要がなくなるため、搭載性を更に向上させることができる。また、タンク部40の外壁部400がポンプ23のハウジングに一体的に組み付けられていてもよい。このような構成であれば、ポンプ23の設置スペースとは別にタンク部40の設置スペースを確保する必要がなくなるため、搭載性を更に向上させることができる。
・各実施形態の冷却システム10は、第2冷却系統30を有しない構成であってもよい。すなわち、冷却システム10は、第1冷却系統20、気液分離部24、及びタンク部40のみにより構成することも可能である。
・各実施形態の冷却システム10は、2つの冷却系統に限らず、3つ以上の複数の冷却系統により構成されるものであってもよい。
・各実施形態の冷却システム10は、2つの冷却系統に限らず、3つ以上の複数の冷却系統により構成されるものであってもよい。
・気液分離部は、冷却系統を循環する冷却水の一部が流入するものに限らず、冷却系統を流れる冷却水の全てが流入するものであってもよい。このような気液分離部としては、例えば図9に示される冷却システム10の気液分離部24がある。図9に示される冷却システム10は、発熱体21を冷却するための冷却系統20を備えている。冷却系統20では、ポンプ23により圧送される冷却水が、熱交換器22、発熱体21、気液分離部24、タンク部40、逆止弁80の順で流れた後にポンプ23に再び戻されるように循環する。この冷却系統20に用いられる発熱体31としては、例えば電気自動車に搭載される動力源としての電動機や、電動機に電力を供給する電池、電動機を駆動するためのインバータ装置等がある。熱交換器22としては、例えばラジエータが用いられる。このような冷却系統20では、エンジンを冷却するための冷却系統と比較すると冷却水の流量が少ないため、冷却系統20を流れる冷却水の全てを気液分離部24に流入させる構成であっても、冷却水に含まれる気体成分を的確に分離することが可能である。
・気液分離部24の構造としては、図2及び図3に示される構造に限らず、任意の構造を採用することができる。例えば気液分離部24は、図10及び図11に示されるような構造を有するものであってもよい。図10及び図11に示される気液分離部24では、タンク本体50の内部に、その底壁部50bの内面から軸線m1に沿って鉛直方向上方Z1に延びるように突出部53が形成されている。タンク本体50の側壁部50aには、その外面から突出するように流入パイプ70が形成されている。流入パイプ70は、突出部53の先端部よりも鉛直方向下方Z2に配置されている。タンク本体50の底壁部50bには、その外面から突出するように流出パイプ71が形成されている。この気液分離部24では、流入パイプ70からタンク本体50の内部に流入した冷却水が、図11に矢印で示されるようにタンク本体50の側壁部50aの内周面に沿って流れることにより、冷却水に旋回流が形成される。その際、冷却水が突出部53の外周面に沿って軸線m1を中心とする周方向に流れることにより、更に冷却水に旋回流が形成され易くなっている。これにより、タンク本体50の内部に冷却水の渦が形成されるため、その遠心力により、冷却水に含まれる気体成分が分離される。結果として、タンク本体50の下部に、液体状の冷却水が集まり、タンク本体50の上部に、冷却水に含まれる気体成分が集まる。タンク本体50の下部に集められた冷却水は、流出パイプ71を通じて外部に排出される。このような気液分離部24を用いれば、図2及び図3に示される気液分離部24と比較すると、冷却水に作用する圧力損失を低減することが可能である。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
R30,R31:貯留室
W10〜W12,W20〜W22:流路
10:冷却システム
20,30:冷却系統
21,31:発熱体
22,32:熱交換器
23,33:ポンプ
24,34:気液分離部
40:タンク部
49a,49b:隔壁
80,81:逆止弁
220:タンク
221:ハウジング
401,402:外壁部(断熱構造)
510,520:外壁部
W10〜W12,W20〜W22:流路
10:冷却システム
20,30:冷却系統
21,31:発熱体
22,32:熱交換器
23,33:ポンプ
24,34:気液分離部
40:タンク部
49a,49b:隔壁
80,81:逆止弁
220:タンク
221:ハウジング
401,402:外壁部(断熱構造)
510,520:外壁部
Claims (11)
- ポンプ(23)により圧送される冷却水が発熱体(21)と熱交換器(22)との間を循環しており、前記発熱体の熱を冷却水が吸収することにより前記発熱体が冷却されるとともに、前記熱交換器において冷却水の放熱が行われる冷却系統(20)と、
前記冷却系統を循環する冷却水が流入し、流入した冷却水中に含まれる気体成分を分離する気液分離部(24)と、
前記気液分離部とは別に設けられ、前記気液分離部において分離された冷却水及び気体成分が個別の流路(W10,W11)を通じて流入して貯留され、貯留される冷却水を前記冷却系統に戻すとともに、前記冷却系統の冷却水の体積膨張により増加した余分な冷却水を一時的に貯留することの可能なタンク部(40)と、
を備える車両の冷却システム。 - 複数の前記冷却系統(20,30)を備え、
前記気液分離部(24,34)は、複数の前記冷却系統のそれぞれに個別に設けられ、
前記タンク部には、複数の前記気液分離部のそれぞれにおいて分離された冷却水及び気体成分が流入して貯留されている
請求項1に記載の車両の冷却システム。 - 前記タンク部には、その内部空間を複数の貯留室(R30,R31)に区画する隔壁(49a,49b)が設けられ、
複数の前記貯留室には、複数の前記気液分離部において分離された冷却水がそれぞれ流入する
請求項2に記載の車両の冷却システム。 - 前記タンク部から前記冷却系統に冷却水を戻すための流路(W12,W22)には、前記冷却系統から前記タンク部に向かう方向への冷却水の流れを規制する逆止弁(80,81)が設けられている
請求項2又は3に記載の車両の冷却システム。 - 前記気液分離部及び前記タンク部は隣接して配置されている
請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。 - 前記気液分離部の外壁部(510,520)は、前記熱交換器のタンク(220)のハウジング(221)に一体的に取り付けられている
請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。 - 前記気液分離部の外壁部は、前記ポンプのハウジングに一体的に取り付けられている
請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。 - 前記タンク部の外壁部は、前記ポンプのハウジングに一体的に取り付けられている
請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。 - 前記気液分離部は、前記冷却系統から流入した冷却水に旋回流を発生させることにより冷却水と気体成分とを分離する
請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。 - 前記タンク部には、その外部から内部への入熱を抑制する断熱構造(401,402)が設けられている
請求項1〜9のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。 - 前記タンク部において予め設定されている液面の下限位置を前記タンク部の下限液面とし、前記気液分離部において予め設定されている液面の下限位置を前記気液分離部の下限液面とするとき、
前記気液分離部及び前記タンク部は、前記タンク部の下限液面よりも鉛直方向上方に前記気液分離部の下限液面が位置する位置関係となるように配置されている
請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両の冷却システム。
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