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JP2020018154A - 負荷表示システム及びそれを搭載した車両 - Google Patents

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JP2020018154A
JP2020018154A JP2018141809A JP2018141809A JP2020018154A JP 2020018154 A JP2020018154 A JP 2020018154A JP 2018141809 A JP2018141809 A JP 2018141809A JP 2018141809 A JP2018141809 A JP 2018141809A JP 2020018154 A JP2020018154 A JP 2020018154A
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battery
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temperature
battery load
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JP2018141809A
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勇輝 梅村
Yuki Umemura
勇輝 梅村
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

【課題】 バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる、負荷システム及びそれを搭載した車両を提供する。【解決手段】 所定の最大放電量Imを有し、かつ、充放電が可能な、バッテリ3と、充放電のサイクル数Nを検出するための、第1センサ4aと、バッテリ3の温度Tを検出するための、第2センサ4bと、バッテリ3からの放電量I1を検出するための、第3センサ4cと、バッテリ3の放電率R1(放電量I1/最大放電量Im)を演算するとともに、サイクル数N、温度T及び放電率R1に基づき、予め記憶されたマップMからバッテリ負荷VLを導出して乗員に表示する、制御装置(ECU10)と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、負荷表示システム及びそれを搭載した車両に関する。
特許文献1には、バッテリの電流及び充電状態(SOC)と、バッテリの温度と、に基づき検出されるバッテリ負荷が閾値に達した際に、補機による回生電力の消費動作を開始するシステムが記載されている。
特開2017−135860号公報
特許文献1では、バッテリ負荷を検出しているが、あくまで燃料電池システムの制御パラメータとしてそれを用いているのであり、乗員に表示する意味でのバッテリ負荷ではなく、そもそもバッテリ負荷を乗員に表示する点で検討がなされていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる、負荷表示システム及びそれを搭載した車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、所定の最大放電量を有し、かつ、充放電が可能な、バッテリと、前記充放電のサイクル数を検出するための、第1センサと、前記バッテリの温度を検出するための、第2センサと、前記バッテリからの放電量を検出するための、第3センサと、前記バッテリの放電率(前記放電量/前記最大放電量)を演算するとともに、前記サイクル数、前記温度及び前記放電率に基づき、予め記憶されたマップからバッテリ負荷を導出して乗員に表示する、制御装置と、を備える、負荷表示システムにある。
第1の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の負荷表示システムであって、前記マップは、所定の基準温度及び所定の基準放電率における、前記サイクル数に応じた前記バッテリ負荷の推移を含む、負荷表示システムにある。
第2の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の負荷表示システムであって、前記マップは、二以上の異なる前記基準放電率ごとの、複数の前記推移を含む、負荷表示システムにある。
第3の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様に記載の負荷表示システムであって、前記制御装置は、前記サイクル数及び前記放電率に基づき前記マップから仮のバッテリ負荷を導出し、前記基準温度と、前記検出される前記温度と、の差に応じて前記仮のバッテリ負荷を補正することで、前記バッテリ負荷を導出する、負荷表示システムにある。
第4の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第5の態様は、第2の態様に記載の負荷表示システムであって、前記マップは、二以上の異なる前記基準温度ごとの、複数の前記推移を含む、負荷表示システムにある。
第5の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
第6の態様では、第5の態様に記載の負荷表示システムであって、前記制御装置は、前記サイクル数及び前記温度に基づき前記マップから仮のバッテリ負荷を導出し、前記基準放電率と、前記検出される前記放電率と、の差に応じて前記仮のバッテリ負荷を補正することで、前記バッテリ負荷を導出する、負荷表示システムにある。
第6の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第7の態様は、第1の態様から第6の態様の何れか一つに記載の負荷表示システムであって、前記制御装置は、前記バッテリの駆動時間にも基づき、前記マップから前記バッテリ負荷を導出して乗員に表示する、負荷表示システムにある。
第7の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第8の態様は、第1の態様から第7の態様の何れか一つに記載の負荷表示システムであって、前記制御装置は、前記導出した前記バッテリ負荷の、現在値と、前記現在値の積分値と、の少なくとも一方を乗員に表示する、負荷表示システムにある。
第8の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明の第9の態様は、第1の態様から第8の態様の何れか一つに記載の負荷表示システムであって、前記バッテリへの充電量を検出するための、第4センサを更に備え、前記制御装置は、前記バッテリの充電率(前記充電量/前記最大放電量)を更に演算するとともに、前記サイクル数、前記温度及び前記充電率に基づき、予め記憶されたマップから充電時の前記バッテリ負荷を導出して乗員に更に表示する、負荷表示システムにある。
第9の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
上記課題を解決する本発明の他の態様(第10の態様)は、第1の態様から第9の態様の何れか一つに記載の負荷表示システムを搭載した、車両にある。
第10の態様では、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
本発明によれば、バッテリ負荷を把握したいとの乗員の期待に応えることができる。
実施形態1に係る、車両の構成例を示す図。 実施形態1に係る、負荷表示システムの構成例を示すブロック図。 実施形態1に係る、バッテリ負荷を導出する制御の一例を示す図。 実施形態1に係る、バッテリ負荷の表示の一例を示す図。 実施形態2に係る、バッテリ負荷を導出する制御の一例を示す図。 プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)に本発明を適用した場合の、表示の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。各図中、各構成の縮尺や形状は、明確性を更に図るため誇張して示されている場合がある。なお、本明細書においては、放電電流量を「放電量」、放電電流率を「放電率」、充電電流量を「充電量」、充電電流率を「充電率」及び最大放電電流量を「最大放電量」と各々略している。
(実施形態1)
図1(a)〜(b)は、実施形態1に係る車両1の構成例を示している。車両1は、走行駆動源としての走行用モータ2と、充放電が可能なバッテリ3(リチウムイオン二次電池等)と、を備えた電気自動車(EV)である。走行用モータ2は、無段変速機やデファレンシャルギア等を介して前輪に連結されている。バッテリ3は、車両1のフロアパネルに配されて、走行用モータ2を始めとする車両1の電気系統と電気的に接続されている。
例えば、バッテリ3から放電される電流(放電電流)が走行用モータ2に供給されることで該走行用モータ2が駆動し、これにより車輪が回転して車両1が走行する。一方、車輪の回転を受けて走行用モータ2が発電することで電流(充電電流)が生じ、これがバッテリ3に供給されることでバッテリ3を充電しつつ回生制動力を得ることができる。
バッテリ3の劣化は、車両1の安全性の確保や車両1の走行可能距離の低下につながる。バッテリ3に対して過度な負荷が継続すると、バッテリが劣化しやすくなる。バッテリ3の温度によってもバッテリ3の劣化の促進されやすさが異なり、劣化が促進されやすい温度領域と、劣化が促進されにくい温度領域と、が存在する。これに対して、実施形態1は、バッテリにかかる負荷(バッテリ負荷VL)を導出して乗員に表示することができる。
車両1には、各種のセンサ4(図2参照)が設けられている。センサ4は、バッテリ3の充放電のサイクル数Nを検出するための、第1センサ4aを含む。バッテリ3の充電及び放電を経ることで1サイクルとなる。バッテリ3の充電及び放電を繰り返すことで、サイクル数Nが増加していくことになる。
また、センサ4は、バッテリ3の温度Tを検出するための、第2センサ4bを含む。温度Tは、外気温や要求トルク等に応じて変化する。例えば、外気温が高いほど温度Tは上昇しやすい。また、要求トルクが大きいほど、バッテリ3の自己発熱が高まるので温度Tは上昇しやすい。
また、センサ4は、バッテリ3からの放電量I1を検出するための、第3センサ4cを含む。放電量I1は、消費電力に応じて変化する。例えば、アクセルペダルの踏込み量が大きいほど、走行用モータ2に要求される駆動力が大きくなるので、放電量I1は大きくなりやすい。
なお、センサ4は、バッテリ3への充電量I2を検出するための、第4センサ4dを含むことができる。充電量I2は、走行用モータ2での発電量に応じて変化する。例えば、より大きな回生制動力が要求されるほど、走行用モータ2での発電量が大きくなるので、充電量I2は大きくなりやすい。
センサ4が第4センサ4dを含むことで、放電時にバッテリ3にかかる負荷(放電時のバッテリ負荷VL)に加え、充電時にバッテリ3にかかる負荷(充電時のバッテリ負荷VL)を導出することが可能になる。実施形態1では、第3センサ4cが第4センサ4dの機能を兼ねているが、第3センサ4cとは別体に第4センサ4dを備えてもよい。ちなみに、充電時のバッテリ負荷VLを導出しない態様であるならば、第4センサ4dは省略可能である。
これらのセンサ4での検出値は、制御装置(ECU10)に送信され、バッテリ負荷VLを導出して乗員に表示する制御に用いられる。なお、センサ4は、目的とする検出値に代えて、または目的とする検出値とともに、それの相関値を検出するものでもよい。例えば、第2センサ4bは、温度Tの相関値として、バッテリ3の周囲の温度を検出するものでもよいし、第3センサ4cは、放電量I1の相関値として、アクセルペダルの踏込み量を検出するものでもよい。
車両1のダッシュボードには、所定の表示エリア5が設けられている。表示エリア5には、ECU10において導出される、バッテリ負荷VLが表示される。バッテリ負荷VLが可視化されることで、乗員はバッテリ3の劣化に配慮して運転することができる。なお、表示エリア5は、ダッシュボードに限られず、乗員が視認可能な位置に配されればよい。表示エリア5の数や大きさは、本発明の効果が損なわれない限り、限定されない。
図2は、車両1に搭載される負荷表示システム15に関連する部分の構成例をブロックで示している。ECU10は、公知の構成からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、マイクロコンピュータによるプログラムの実行によって各部が実現されている。ECU10は、バッテリ負荷表示部11を備えている。なお、バッテリ負荷表示部11は、バッテリ3、第1センサ4a、第2センサ4b及び第3センサ4cとともに、実施形態1に係る、負荷表示システム15を構成している。
バッテリ負荷表示部11は、バッテリ3の放電時には、放電量I1に基づき、バッテリ3の放電率R1(放電量I1/最大放電量Im)を演算する。最大放電量Imは、バッテリ3の種類や構成等により定まる既知の値であるため、放電量I1が得られれば放電率R1を演算することができる。
マップMは、例えば、所定の基準温度Th及び所定の基準放電率R1hにおける、サイクル数Nに応じたバッテリ負荷VLの推移(増加傾向)を含む。かかる推移は、事前の試験により取得可能である。特に、実施形態1に係るマップMは、二以上の異なる基準放電率R1hごとの、複数の上記推移を含んでいる。異なる基準放電率R1hの数は、ここでは4つであり、従って、マップMは、4つの異なる上記推移を含んでいる。ただし、異なる基準放電率R1hの数は、上記の数に限定されない。
ここで、バッテリ負荷表示部11は、サイクル数N、温度T及び放電率R1に基づき、マップMからバッテリ負荷VLを導出して乗員に表示する。具体的に、バッテリ負荷表示部11は、サイクル数N及び放電率R1に基づき、マップMから仮のバッテリ負荷vlを導出する。そして、基準温度Thと、センサ4により検出される温度Tと、との差ΔTに応じて仮のバッテリ負荷vlを補正することで、バッテリ負荷VLを導出する。
基準温度Thや基準放電率R1hは、想定される最大値及び最小値の範囲内の値がよく、例えば、車両1の通常駆動時における、平均的な値が選択されるのがよい。これによれば、基準温度Thや基準放電率R1hと、センサ4により検出される温度Tや放電率R1と、の差が小さくなり、バッテリ負荷VLを正確に導出しやすくなる。
バッテリ負荷表示部11は、バッテリ負荷VLを導出すると、これを表示エリア5に表示する。表示の態様は限定されない。ただし、少なくともバッテリ負荷VLの大小を、乗員が直感的に理解しやすい態様で表示するのが好ましい。
図3(a)〜(b)は、バッテリ負荷VLを導出する制御の一例を示している。上記の通り、マップMには、基準温度Thは同一としつつ、4つの異なる基準放電率R1h(大きい順から、第1基準放電率R1h1、第2基準放電率R1h2、第3基準放電率R1h3及び第4基準放電率R1h4)に応じた、4つの異なる上記推移が含まれている。基準放電率R1hが大きくなるほど、より大きな電流がバッテリ3から放出されることになるので、サイクル数Nに応じたバッテリ負荷VLの上昇率も大きくなる。
放電率R1が演算されると、そのときのサイクル数Nにおいて、該放電率R1が、4つの異なる第1基準放電率R1h1〜第4基準放電率R1h4の何れに最も近いかを判定する。図3(a)の例では、放電率R1は第2基準放電率R1h2に最も近いため、第2基準放電率R1h2での推移を用い、そのときのサイクル数Nを当てはめた値を、仮のバッテリ負荷vlとして導出している。
そして、図3(b)に示すように、基準温度Thと、検出される温度Tと、の差ΔTに応じて仮のバッテリ負荷vlをオフセット補正する。例えば、温度Tが、基準温度Thより小さい場合には、差ΔTの分だけ仮のバッテリ負荷vlを減少させる。温度Tが、基準温度Thより大きい場合には、差ΔTの分だけ仮のバッテリ負荷vlを増加させる。このようなオフセット補正後のバッテリ負荷vlを、真のバッテリ負荷VLとして導出する。なお、温度Tが基準温度Thに一致する場合には、仮のバッテリ負荷vlを真のバッテリ負荷VLとして導出する。
上記と同種のマップ及び手法に基づき、ECU10は、バッテリ3の充電時には、充電時のバッテリ負荷VLを導出して表示することが可能である。バッテリ負荷表示部11は、バッテリ3の充電時には、充電量I2に基づき、バッテリ3の充電率R2(充電量I2/最大放電量Im)を演算する。マップMには、例えば、所定の基準温度Th及び所定の基準充電率R2hにおける、サイクル数Nに応じたバッテリ負荷VLの推移(増加傾向)が含まれている。特に、マップMには、二以上の異なる基準充電率R2hごとの、複数の上記推移を含んでいる。異なる基準充電率R2hの数は、ここでは4つであり、従って、マップMは、4つの異なる上記推移を含んでいる。ただし、異なる基準充電率R2hの数は、上記の数に限定されない。
図示しないものの、充電率R2が演算されると、そのときのサイクル数Nにおいて、該充電率R2が、4つの異なる第1基準充電率R2h1〜第4基準充電率R2h4の何れに最も近いかを判定する。次いで、最も近い基準充電率R2hでの推移を用い、そのときのサイクル数Nを当てはめた値を、仮のバッテリ負荷vl(充電時の仮のバッテリ負荷vl)を導出する。そして、差ΔTに応じたオフセット補正後のバッテリ負荷vlを、真のバッテリ負荷VL(充電時の真のバッテリ負荷VL)として導出する。
図4(a)〜(b)は、バッテリ負荷VLの表示の一例を示している。図4(a)〜(b)は、何れも回転計を利用したアナログ表示である。ゼロ目盛りからスタートしたときの、メータ針の回転量が大きくなるにつれ、バッテリ負荷VLが大きくなることを示す。バッテリ3の放電時には、ゼロ目盛りから時計回り方向の回転量に応じてバッテリ負荷VLの大きさが、バッテリ3の充電時には、ゼロ目盛りから反時計回り方向の回転量に応じてバッテリ負荷VLの大きさが、各々表示されることになる。
図4(a)では、バッテリ負荷VLが小さい領域をLESS領域、バッテリ負荷VLが大きい領域をLARGE領域とし、互いの領域の色を異ならせている。回転計の上円部分を、放電時のバッテリ負荷VLを表示するためのLESS領域及びLARGE領域とし、回転計の下円部分を、充電時のバッテリ負荷VLを表示するためのCHARGE領域としている。
図4(b)では、LESS領域と、LARGE領域と、の間にMIDDLE領域を設け、各領域の色を異ならせている。LESS領域とMIDDLE領域との間にLow−MIDDLE領域を設けたり、MIDDLE領域とLARGE領域との間にHigh−MIDDLE領域を設けたりしてもよい。図4(a)〜(b)のような、幾つかの領域を設けることで、乗員は、バッテリ3の劣化に配慮して運転しやすくなる。
ここで、図4(a)〜(b)のようにバッテリ負荷VLの現在値を表示するのに加え、該現在値の積分値を、回転計等を利用して表示してもよい。このような積分値を表示することで、乗員にとっては、バッテリ負荷の総量を直感的に理解しやすくなる。バッテリ負荷の総量を直感的に理解しやすくなれば、乗員は、バッテリ3の劣化に配慮して更に運転しやすくなるし、また、バッテリ3の交換の時期の目安にもなる。
バッテリ負荷の表示の形式は限定されず、メータ針による回転計に限定されないし、数値によるデジタル表示でもよい。充電時のバッテリ負荷VLを表示しない態様であるならば、CHARGE領域を省略することもできる。
以上、実施形態1に係る負荷表示システム15及びそれを搭載した車両1によれば、バッテリ負荷VLを把握したいとの乗員の期待に応えることができる。特に、実施形態1によれば、放電時のバッテリ負荷VLと、充電時のバッテリ負荷VLと、の何れも導出が可能であり、かつ、何れも乗員に表示することが可能である。
マップMからバッテリ負荷VLを導出する態様は、実施形態1の態様に限定されず、下記の実施形態2の態様によっても実現することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係るマップMaは、二以上の異なる基準温度Thごとの、複数の上記推移を含んでいる。異なる基準温度Thの数は、ここでは4つであり、従って、マップMaは、4つの異なる上記推移を含んでいる。ただし、異なる基準温度Thの数は、上記の数に限定されない。
実施形態2に係るバッテリ負荷表示部は、サイクル数N及び温度Tに基づき、マップMaから仮のバッテリ負荷vlを導出する。そして、基準放電率R1hと、センサ4により検出される放電率R1と、との差ΔRに応じて仮のバッテリ負荷vlを補正することで、バッテリ負荷VLを導出する。
図5(a)〜(b)は、バッテリ負荷VLを導出する制御の一例を示している。上記の通り、マップMaには、基準放電率R1hは同一としつつ、4つの異なる基準温度Th(大きい順から、第1基準温度Th1、第2基準温度Th2、第3基準温度Th3及び第4基準温度Th4)に応じた、バッテリ負荷VLの推移が含まれている。基準温度Thが大きくなるほど、電池劣化がより促進される(サイクル数Nに応じたバッテリ負荷VLの上昇率が大きくなる)。
温度Tが検出されると、そのときのサイクル数Nにおいて、該温度Tが、4つの異なる第1基準温度Th1〜第4基準温度Th4の何れに最も近いかを判定する。図5(a)の例では、温度Tは第2基準温度Th2に最も近いため、第2基準温度Th2での推移を用い、そのときのサイクル数Nを当てはめた値を、仮のバッテリ負荷vlとして導出している。
そして、図5(b)に示すように、基準放電率R1hと、演算される放電率R1と、の差ΔRに応じて仮のバッテリ負荷vlをオフセット補正する。例えば、放電率R1が、基準放電率R1hより小さい場合には、差ΔRの分だけ仮のバッテリ負荷vlを減少させる。放電率R1が、基準放電率R1hより大きい場合には、差ΔRの分だけ仮のバッテリ負荷vlを増加させる。このようなオフセット補正後のバッテリ負荷vlを、真のバッテリ負荷VLとして導出する。なお、放電率R1が基準放電率R1hに一致する場合には、仮のバッテリ負荷vlを真のバッテリ負荷VLとして導出する。
上記と同種のマップ及び手法に基づき、ECUは、バッテリ3の充電時には、充電時のバッテリ負荷VLを導出して表示することが可能である。マップMaには、二以上の異なる基準温度Thごとの、複数の上記推移を含んでいる。異なる基準温度Thの数は、ここでは4つであり、従って、マップMaは、4つの異なる上記推移を含んでいる。ただし、異なる基準温度Thの数は、上記の数に限定されない。
図示しないものの、温度Tが検出されると、そのときのサイクル数Nにおいて、該温度Tが、4つの異なる第1基準温度Th1〜第4基準温度Th4の何れに最も近いかを判定する。次いで、最も近い基準温度Thでの推移を用い、そのときのサイクル数Nを当てはめた値を、仮のバッテリ負荷vl(充電時の仮のバッテリ負荷vl)として導出する。そして、充電率R2が、基準充電率R2hより小さい場合には、差ΔRに応じて仮のバッテリ負荷vlを減少させる。センサ4により検出される充電率R2が、基準充電率R2hより大きい場合には、差ΔRに応じて仮のバッテリ負荷vlを増加させる。このようなオフセット補正後のバッテリ負荷vlを、真のバッテリ負荷VL(充電時のバッテリ負荷VL)として導出する。
(他の実施形態)
以上、実施形態1及び2に係る、負荷表示システム及びそれを搭載した車両について説明した。実施形態1及び2は、本発明の一態様であり、本発明の範囲内で変形が可能である。
例えば、バッテリ負荷表示部11は、バッテリ3の駆動時間にも基づき、バッテリ負荷VLを導出して乗員に表示するようにしてもよい。バッテリ3の駆動時間が長くなるにつれてバッテリ3は経時劣化していくので、バッテリ3の駆動時間に応じて、検出されるサイクル数Nを増加又は減少させる補正を行うことができる。バッテリ3の駆動時間にも基づくことで、バッテリ負荷VLをより正確に導出しやすくなる。
バッテリ3は、走行用モータ2とエンジンとを走行駆動源として備えたプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)にも搭載されるため、本発明は、そのようなプラグインハイブリッド電気自動車にも適用可能である。
ここで、プラグインハイブリッド電気自動車に本発明を適用した場合の、更なる効果について説明する。まず、プラグインハイブリッド電気自動車の走行モードとして、エンジンを停止して走行用モータ2の動力により走行するEVモードと、エンジンの動力により走行用モータ2を作動させつつ、その走行用モータ2の動力により走行するシリーズモードと、エンジン及び走行用モータ2の両方の動力により走行するパラレルモードと、がある。
図6(a)〜(c)は、プラグインハイブリッド電気自動車に本発明を適用した場合の、表示の一例を示している。表示エリア5は、実施形態1及び2で説明したものと同様のものが用いられている。
図6(a)に示すように、EVモードでは、走行時にはバッテリ3から電力が供給され、回生制御時にはバッテリ3に電力が蓄えられる。従って、走行時には、回転計の上円部分をメータ針が推移し(図中実線)、回生制御時には、回転計の下円部分をメータ針が推移する(図中点線)。
図6(b)に示すように、シリーズモードでは、走行時にはバッテリ3から電力が供給される。従って、走行時には、回転計の上円部分をメータ針が推移するのに加えて、エンジンでの発電量が消費電力を上回ると、走行中にも関らず、回転計の下円部分をメータ針が推移する(図中実線)。一方、回生制御時には、回転計の下円部分をメータ針が推移する(図中点線)。
図6(c)に示すように、パラレルモードでは、エンジンによる出力の一部はバッテリ3の充電に用いられるため、走行時であっても、回転計の下円部分をメータ針が推移する(図中実線)。回生制御時も同様に、回転計の下円部分をメータ針が推移する(図中点線)。車両の駆動状況(走行中であるのか、減速時等に生じる回生制御中であるのか、等)とあわせて、バッテリ負荷VLの状況を確認することで、車両が如何なるモードで走行しているのかを判別することができる。このような走行モードも加味して、乗員にとっては、バッテリ3の劣化に配慮して運転しやすくなる。
1 車両
2 走行用モータ
3 バッテリ
4 センサ
4a 第1センサ
4b 第2センサ
4c 第3センサ
4d 第4センサ
5 表示エリア
10 制御装置(ECU)
11 バッテリ負荷表示部
15 負荷表示システム
I1 放電量
R1 放電率
R1h 基準放電率
I2 充電量
R2 充電率
R2h 基準充電率
Im 最大放電量
N サイクル数
T 温度
Th 基準温度
VL バッテリ負荷
vl 仮のバッテリ負荷

Claims (10)

  1. 所定の最大放電量を有し、かつ、充放電が可能な、バッテリと、
    前記充放電のサイクル数を検出するための、第1センサと、
    前記バッテリの温度を検出するための、第2センサと、
    前記バッテリからの放電量を検出するための、第3センサと、
    前記バッテリの放電率(前記放電量/前記最大放電量)を演算するとともに、前記サイクル数、前記温度及び前記放電率に基づき、予め記憶されたマップからバッテリ負荷を導出して乗員に表示する、制御装置と、
    を備える、負荷表示システム。
  2. 請求項1に記載の負荷表示システムであって、
    前記マップは、
    所定の基準温度及び所定の基準放電率における、前記サイクル数に応じた前記バッテリ負荷の推移を含む、
    負荷表示システム。
  3. 請求項2に記載の負荷表示システムであって、
    前記マップは、二以上の異なる前記基準放電率ごとの、複数の前記推移を含む、
    負荷表示システム。
  4. 請求項3に記載の負荷表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記サイクル数及び前記放電率に基づき前記マップから仮のバッテリ負荷を導出し、
    前記基準温度と、前記検出される前記温度と、の差に応じて前記仮のバッテリ負荷を補正することで、前記バッテリ負荷を導出する、
    負荷表示システム。
  5. 請求項2に記載の負荷表示システムであって、
    前記マップは、二以上の異なる前記基準温度ごとの、複数の前記推移を含む、
    負荷表示システム。
  6. 請求項5に記載の負荷表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記サイクル数及び前記温度に基づき前記マップから仮のバッテリ負荷を導出し、
    前記基準放電率と、前記検出される前記放電率と、の差に応じて前記仮のバッテリ負荷を補正することで、前記バッテリ負荷を導出する、
    負荷表示システム。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の負荷表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記バッテリの駆動時間にも基づき、前記マップから前記バッテリ負荷を導出して乗員に表示する、
    負荷表示システム。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の負荷表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記導出した前記バッテリ負荷の、現在値と、前記現在値の積分値と、の少なくとも一方を乗員に表示する、
    負荷表示システム。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の負荷表示システムであって、
    前記バッテリへの充電量を検出するための、第4センサを更に備え、
    前記制御装置は、
    前記バッテリの充電率(前記充電量/前記最大放電量)を更に演算するとともに、前記サイクル数、前記温度及び前記充電率に基づき、予め記憶されたマップから充電時の前記バッテリ負荷を導出して乗員に更に表示する、
    負荷表示システム。
  10. 請求項1から請求項9の何れか一項に記載の負荷表示システムを搭載した、
    車両。
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