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JP2020007408A - 輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物 Download PDF

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JP2020007408A
JP2020007408A JP2018127345A JP2018127345A JP2020007408A JP 2020007408 A JP2020007408 A JP 2020007408A JP 2018127345 A JP2018127345 A JP 2018127345A JP 2018127345 A JP2018127345 A JP 2018127345A JP 2020007408 A JP2020007408 A JP 2020007408A
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JP2018127345A
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英二 中石
Eiji Nakaishi
英二 中石
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Sumika Polycarbonate Ltd
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Abstract

【解決手段】ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して無機酸化物(B)0.005〜0.5重量部、特定の亜リン酸エステル系化合物(C)0.02〜1重量部、フェノール系酸化防止剤(D)0.5重量部未満、及び紫外線吸収剤(E)0.1〜0.6重量部を含有することを特徴とする、輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。【効果】本発明の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物は、ポリカーボネート樹脂が有する種々の優れた性能を損なうことなく、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能(日射透過率)に優れるとともに、熱安定性、耐候性にもバランス良く優れるため、色相が変化して外観が低下することや、樹脂そのものが劣化することが少なく、工業的利用価値が極めて高い。【選択図】なし

Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂本来の特性、すなわち耐熱性、機械的強度等を損なうことなく、更に、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能、熱安定性、耐候性等にバランス良く優れた輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物及びそれを含む輸送機器窓に関する。
ポリカーボネート樹脂は、優れた透明性、耐熱性、機械的強度等を有するため、電気、機械、自動車、医療用途等に幅広く使用されている。例えば、光学情報記録媒体、光学レンズ、建築物・車両窓用材料等の用途を挙げることができる。
自動車等の輸送機器業界では、例えば、輸送機器軽量化に向けた取り組みの1つとしてガラス窓から樹脂化のニーズが高まっている。赤外線が人の皮膚にあたると、人は熱を感じることから、輸送機器窓用部材には赤外線を遮蔽する材料が望まれている。同時に可視光をできる限り透過することにより視認性を確保することが望まれている。
特許文献1には有機系赤外線遮蔽材料を用いた樹脂組成物が開示されているが、熱安定性に問題があった。
特許文献2にはATOやITO等無機系赤外線遮蔽材料が開示されているが、透明性に問題があった。
特許文献3には六ホウ化物系赤外線遮蔽材料が開示されているが、熱線吸収性能は満足のいくものではなかった。
加えて、近年、耐熱性、機械的強度等を損なうことなく、更に、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能、熱安定性、耐候性等にバランス良く備えた材料への要望が高く、これまでそのような材料は知られていない。
特許第2779288号公報 特表2009−505871号公報 特許第4839005号公報
本発明は、ポリカーボネート樹脂本来の特性、すなわち耐熱性、機械的強度等を損なうことなく、更に、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能、熱安定性、耐候性にバランス良く優れた輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂を提供する。
本発明者らは、かかる課題を解決するために鋭意検討を行った結果、無機酸化物を含有するポリカーボネート樹脂に特定の亜リン酸エステル系化合物、フェノール系酸化防止剤、及び紫外線吸収剤を特定量配合することにより、ポリカーボネート樹脂が有する種々の優れた性能を損なうことなく、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能、熱安定性、耐候性にバランスよく優れたポリカーボネート樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して無機酸化物(B)0.005〜0.5重量部、特定の亜リン酸エステル系化合物(C)0.02〜1重量部、フェノール系酸化防止剤(D)0.5重量部未満、及び紫外線吸収剤(E)0.1〜0.6重量部を含有することを特徴とする、輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物を提供するものである。
本発明の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物は、ポリカーボネート樹脂が有する種々の優れた性能を損なうことなく、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能(日射透過率)に優れるとともに、熱安定性更には耐候性にも優れるため、色相が変化して外観が低下することや、樹脂そのものが劣化することが少なく、工業的利用価値が極めて高い。
以下、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは当業者が本発明を充分に理解するために以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
本発明にて使用されるポリカーボネート樹脂(A)とは、種々のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンとを反応させるホスゲン法、又はジヒドロキシジアリール化合物とジフェニルカーボネートなどの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法によって得られる重合体であり、代表的なものとしては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノールA)から製造されたポリカーボネート樹脂が挙げられる。
上記ジヒドロキシジアリール化合物としては、ビスフェノールAの他に、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパンのようなビス(ヒドロキシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンのようなビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルエーテルのようなジヒドロキシジアリールエーテル類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィドのようなジヒドロキシジアリールスルフィド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルスルホキシドのようなジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルスルホンのようなジヒドロキシジアリールスルホン類等が挙げられる。
これらは単独又は2種類以上混合して使用されるが、これらの他に、ピペラジン、ジピペリジルハイドロキノン、レゾルシン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル等を混合して使用してもよい。
更に、上記のジヒドロキシアリール化合物と以下に示すような3価以上のフェノール化合物を混合使用してもよい。3価以上のフェノールとしてはフロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン、2,4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンゾール、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン及び2,2−ビス−〔4,4−(4,4′−ジヒドロキシジフェニル)−シクロヘキシル〕−プロパンなどが挙げられる。
ポリカーボネート樹脂(A)の粘度平均分子量には特に制限はないが、成形加工性、強度の面より通常10000〜100000、より好ましくは15000〜30000、更に好ましくは17000〜26000の範囲である。又、かかるポリカーボネート樹脂を製造するに際し、分子量調整剤、触媒等を必要に応じて使用することができる。
本発明にて使用される無機酸化物(B)の粒子径は1〜800nmであることが好ましく、1 〜 600nm がより好ましく、1〜300nmが更に好ましい。1 〜 30nmが最も好ましい。粒子径が1nmより小さいと凝集効果が大きくなるため分散性不良が生じやすくなり、800nmより大きいと輸送機器窓の曇り度が高くなる等不良が生じることがある。この無機酸化物としては、タングステン系無機酸化物、ランタン系無機酸化物、スズ系無機酸化物、アンチモン系無機酸化物等が挙げられる。この中でも可視光選択透過性と曇り度の観点よりタングステン系無機酸化物が好ましく、その中でも複合タングステン酸化物微粒子が特に好ましい。市販品としては、YMDS874(住友金属鉱山社製、平均粒子径5nm、酸化セシウムタングステン微粒子Cs0.33WO3(23wt%)及び分散剤)などが挙げられる。
複合タングステン酸化物微粒子は出発原料であるタングステン化合物を、不活性ガス雰囲気もしくは還元性ガス雰囲気中で熱処理して得ることができる。当該熱処理を経て得られた複合タングステン酸化物微粒子は、十分な可視光選択透過性を有している。
又、複合タングステン酸化微粒子は、分散剤で被覆されていることが好ましい。分散剤としてはポリカーボネート、ポリサルホン、ポリアクリロニトリル、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フッ素樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、シリコーン系樹脂やこれらの誘導体等が挙げられ、これらで被覆されることにより樹脂へ添加したときの分散性が向上し、更に機械物性の低下を防ぐ効果がある。なお、分散剤による被覆方法としては複合タングステン酸化微粒子と分散剤をトルエン等の溶媒に溶解、攪拌し分散液を調製した後、真空乾燥等の処理で溶媒を除去することにより複合タングステン酸化微粒子を被覆する方法等が挙げられる。
又、無機酸化物(B)をポリカーボネート樹脂に添加する方法としては、複合タングステン酸化物微粒子もしくは被覆された複合タングステン酸化物微粒子を直接添加する方法や、1〜100倍のポリカーボネート樹脂で希釈した後に添加する方法が挙げられる。
本発明にて使用される無機酸化物(B)の含有量はポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対し、0.005〜0.5重量部であり、0.01〜0.3重量部が好ましく、0.03〜0.2重量部がより好ましい。無機酸化物(B)の含有量が0.005重量部より少ないと赤外線の遮蔽能力が十分に発揮できず、0.5重量部より多いと可視光透過率が非常に小さく、曇り度が高くなってしまう。
本発明の樹脂組成物においては、下記一般式(1)で表される亜リン酸エステル系化合物(C)が使用され、その配合量はポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり、0.02〜1重量部である。配合量が0.02重量部未満では、熱安定性が劣るため好ましくない。又、1重量部を超えると成形加工中の滞留時に熱安定性が不十分となり、黄変するために好ましくない。より好ましくは0.03〜0.8重量部である。
一般式1:
(一般式1において、Rは炭素数1〜20のアルキル基、又はアルキル基で置換されてもよいアリール基を、aは0〜3の整数を示す。)
一般式1の化合物としては例えば、トリフェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト等が挙げられる。これらの中でも、特にトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイトが好適であり、例えば、BASF社製のイルガフォス168(「イルガフォス」はビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアの登録商標)として商業的に入手可能である。
本発明にて使用される特定の亜リン酸エステル系化合物(C)以外のリン系化合物等は極力含まないことが好ましい。特に、無機酸化物として酸化セシウムタングステン微粒子を使用した場合、これらのリン系化合物を使用すると所望でない色相変化が生じる場合がある。これらリン系化合物としては、例えば、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、フェニルビスフェノールAペンタエリスリトールジフォスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、1,1´−ビフェニル]−4,4´−ジイルビス[ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノキシ)フォスフィン]等が挙げられる。ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイトは、ADEKA社製、商品名「アデカスタブPEP−24G」として商業的に入手可能である。(株)ADEKA製のアデカスタブPEP−36(「アデカスタブ」は登録商標)が商業的に入手可能である。Dover Chemical社製、商品名「Doverphos(登録商標) S−9228」、ADEKA社製、商品名「アデカスタブPEP−45」(ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト)、BASF社製のイルガフォスP−EPQ(商品名)、クラリアントジャパン(株)製のサンドスタブP−EPQ(商品名)が商業的に入手可能である。
又、本発明にて使用される好適なフェノール系酸化防止剤(D)としては、下記一般式2の化合物が挙げられる。
一般式2:
(一般式2において、Rは炭素数1〜20のアルキル基、又はアルキル基で置換されてもよいアリール基を示す。)
その他のフェノール系酸化防止剤としては、α−トコフェロール、ブチルヒドロキシトルエン、シナピルアルコール、ビタミンE、2−tert−ブチル−6−(3’−tert−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェノール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネートジエチルエステル、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−ジメチレン−ビス(6−α−メチル−ベンジル−p−クレゾール)2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−ブチリデン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−N−ビス−3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート、1,6−へキサンジオールビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ビス[2−tert−ブチル−4−メチル6−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニル]テレフタレート、3,9−ビス{2−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1,−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、4,4’−ジ−チオビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−トリ−チオビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2−チオジエチレンビス−[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレンビス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミド)、N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス2[3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]エチルイソシアヌレート、及びテトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどが例示される。これらはいずれも入手容易である。上記フェノール系酸化防止剤は、単独で又は2種以上を組合せて使用することができる。
その中でも、一般式2の化合物である旭電化社製アデカスタブAO−50(n-オクタデシル−3(3',5'−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)が商業的に入手可能であり、好ましい。
本発明にて使用される亜リン酸エステル系化合物(C)がポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して0.02〜0.04重量部であり、フェノール系酸化防止剤(D)が、0.05〜0.5重量部である場合は、得られる樹脂組成物の物性バランスがとれており最も好ましい。
又、本発明では、アミン系光安定剤は含まないのが好ましい。アミン系光安定剤としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン骨格を構造中に有するヒンダードアミン化合物(HALS)等がある。従来HALSを使用して、色相を安定化させる試みもあったが、HALSを含有すると、一般的に窓材としての耐加水分解性に劣り、例えば、窓材の強度低下が生じたり、視認性が低下する場合がある。
紫外線吸収剤(E)としては、例えば、ベンゾトリアゾール系化合物、トリアジン系化合物、等を、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ベンゾトリアゾール系化合物としては、例えば、ベンゾトリアゾール系化合物としては、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−butyl−2−hydroxy−5−methylphenyl)−5−chloro−2H−benzotriazole、2−(3,5−di−tert−pentyl−2−hydroxyphenyl)−2H−benzotriazole、2−(2H−benzotriazole−2−yl)−4−methyl−6−(3,4,5,6−tetrahydrophthalimidylmethyl)phenol、2−(2−hydroxy−4−octyloxyphenyl)−2H−benzotriazole、2−(2−hydroxy−5−tert−octylphenyl)−2H−benzotriazole、2−[2’−hydroxy−3,5−di(1,1−dimethylbenzyl)phenyl]−2H−benzotriazole、2,2’−Methylenbis[6−(2H−benzotriazol−2−yl)4−(1,1,3,3−tetramethylbutyl)phenol]などが挙げられる。なかでも、特に、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等が好適であり、例えば、BASF社製のTINUVIN 329(TINUVINは登録商標)、シプロ化成(株)製のシーソーブ709、ケミプロ化成(株)製のケミソーブ79等が商業的に入手可能である。
トリアジン系化合物としては、例えば、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシフェニル−4−ヘキシルオキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2−[4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−5−(オクチルオキシ)フェノール、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]フェノール等が挙げられ、例えば、BASF社製のTINUVIN 1577等が商業的に入手可能である。
紫外線吸収剤(E)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり、0.1〜0.6重量部である。0.1重量部よりも少ないと初期の色相や耐候性が不十分であり、0.6重量部を越えると成形加工時にガスが多く発生する等により金型を汚染する等熱安定性に劣り好ましくない。
各種配合成分(A)〜(E)を適切にバランス良く配合することにより、得られるポリカーボネート樹脂組成物を含む窓部材の所望でない着色を抑制することができる。
本発明の各種配合成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)の配合方法には特に制限はなく、任意の混合機、例えばタンブラー、リボンブレンダー、高速ミキサー等によりこれらを混合し、通常の単軸又は二軸押出機等で容易に溶融混練することができる。又、これらの配合順序についても特に制限はない。
又、混合時、必要に応じて他の公知の添加剤、例えば離型剤、紫外線吸収剤、充填剤、帯電防止剤、酸化防止剤、リン系熱安定剤、染顔料、展着剤(エポキシ大豆油、流動パラフィン等)等を配合することができる。
充填剤としては、例えばガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、炭素繊維、タルク粉、クレー粉、マイカ、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミウィスカー、ワラストナイト粉、シリカ粉等が挙げられる。マイカとしては、白雲母、黒雲母、金雲母、人工金雲母などが挙げられ、形状は薄片状をなすものが好適である。
本発明の実施形態の輸送機器用窓は、上記のポリカーボネート樹脂組成物を成形して得ることが出来る。成形品を得たのち、各種コーティングを施してもよい。本発明が目的とする輸送機器用窓を得ることができる限り製造方法は特に限定されることはなく、例えば、公知の射出成形法、圧縮成形法等により芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を成形する方法が挙げられる。
本発明の輸送機器用窓としては、例えば、自動車、トラック、ウォータービークル、四輪バギー、スノーモービル、二輪車、スクーター、ゴルフカート、鉄道車両、船舶、及び航空機等の輸送機器の窓として好適である。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本発明における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。なお、特にことわりがない限り、「部」及び「%」はそれぞれ重量基準である。
原料として以下のものを使用した。
1.ポリカーボネート樹脂(A):
ビスフェノールAと塩化カルボニルとから合成されたポリカーボネート樹脂
(商品名SDポリカ200−13、住化ポリカーボネート(株)製、「SDポリカ」は住化ポリカーボネートの登録商標、粘度平均分子量:21000、(以下、「PC」と略記)
2.無機酸化物(B):複合タングステン系無機酸化物
YMDS874(住友金属鉱山社製、平均粒子径5nm)
酸化セシウムタングステン微粒子、Cs0.33WO3(23wt%)及び分散剤からなる。(以下、「化合物B」と略記)
3.亜リン酸エステル化合物(C):
BASFジャパン社イルガホス168(以下「化合物C」と略記)
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト
4.フェノール系酸化防止剤(D)
旭電化社製 アデカスタブ AO−50(以下「AO」と略記)
n-オクタデシル−3(3',5'−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
5.紫外線吸収剤(E):ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
BASF社製 TINUVIN329(以下「UVA」と略記)
2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール
前述の各種原料を表1及び2に示す配合比率にて一括してタンブラーに投入し、10分間乾式混合した後、二軸押出機(日本製鋼所製TEX-30α)を用いて、溶融温度280℃にて混練し、ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。得られたペレットから、射出成形機(日本製鋼所製J100E2−P)を用いて各種試験片を加工し、下記方法により各種データを採取した。それぞれの評価結果を表1及び2に示した。
(1)可視光透過率
得られたペレットをそれぞれ120℃×4時間の条件にて乾燥を行った後、射出成形機(日本製鋼所製J100E2−P)を用いて、シリンダー温度300℃の条件にて平板試験片(縦80mm、横50mm、厚み2mm)を作製後、分光光度計(日立ハイテクサイエンス社製UH−4150形分光光度計)により、可視光透過率を測定し、50%以上を良好(○)とし、それを満足できない場合には不良(×)とした。
(2)日射透過率(熱線吸収性能)
得られたペレットをそれぞれ120℃×4時間の条件にて乾燥を行った後、射出成形機(日本製鋼所製J100E2−P)を用いて、シリンダー温度300℃の条件にて平板試験片(縦80mm、横50mm、厚み2mm)を作製後、分光光度計(日立ハイテクサイエンス社製UH−4150形分光光度計)により、日射透過率を測定し、80%以下を良好(○)とし、それを満足できない場合には不良(×)とした。
(3)熱安定性
得られた各種ペレットをそれぞれ120℃×4時間の条件にて乾燥を行った後、射出成
形機(日本製鋼所製J100E2−P)を用いて、シリンダー設定温度300℃の条件にて15分間滞留前後の平板試験片(縦50mm、横50mm、厚み1mm)を作成後、スペクトロフォトメーター(村上色彩研究所社製CMS−35SP)により、YIの変化(△YI)を測定した。△YIとは、滞留前後の黄味の程度の差を表し、△YIが小さい程、変色は小さく熱安定性に優れている。△YIの評価の基準としては、△YIの値が5未満であるものを良好(○)、5以上であるものを不良(×)とした。
(4)耐候性
得られた各種ペレットを120℃×4時間の条件にて乾燥を行った後に、射出成形機(日本製鋼所製J100E2−P)を用いてシリンダー設定温度300℃にて平板試験片(縦50mm、横50mm、厚み1mm)を作製した。得られた平板試験片を、キセノンウェザーメーター(スガ試験機社製スーパーキセノンウェザーメーターSX75)に装着し、放射照度180W/m2、湿度50%RH、ブラックパネル温度63℃の設定で、1時間42分照射に引き続き18分降雨のサイクルにて600時間照射試験を行い、スペクトロフォトメーター(村上色彩研究所社製CMS−35SP)により、YIの変化(△YI)を測定した。△YIとは、照射試験前後の黄味の程度の差を表し、△YIが小さい程、変色は小さく耐候性に優れている。△YIの評価の基準としては、△YIの値が10未満であるものを良好(○)、10以上であるものを不良(×)とした。
表1のとおり、ポリカーボネート樹脂組成物が本発明の構成要件を全て満足する場合(実施例1〜6)にあっては、全ての評価項目にわたり良好な結果を示した。
一方、表2で示したとおり、ポリカーボネート樹脂組成物が本発明の構成要件を満足しない場合においては、いずれの場合も何らかの欠点を有していた。
比較例1は、化合物Bの配合量が規定量より少ない場合で、日射透過率(熱線吸収性能)に劣っていた。
比較例2は、化合物Bの配合量が規定量より多い場合で、可視光透過率が劣っていた。
比較例3は、化合物Cの配合量が規定量より少ない場合で、熱安定性に劣っていた。
比較例4は、化合物Cの配合量が規定量より多い場合で、熱安定性に劣っていた。
比較例5は、UVAの配合量が規定量より少ない場合で、耐候性に劣っていた。
比較例6は、UVAの配合量が規定量よりも多い場合で、熱安定性に劣っていた。
以上のように、本発明における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、詳細な説明を提供した。
したがって、詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
又、上述の実施の形態は、本発明における技術を例示するためのものであるから、特
許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行
うことができる。
本発明の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物は、ポリカーボネート樹脂が有する種々の優れた性能を損なうことなく、光線透過率の低下がなく、熱線吸収性能(日射透過率)に優れるとともに、熱安定性、耐候性にもバランス良く優れるため、色相が変化して外観が低下することや、樹脂そのものが劣化することが少なく、工業的利用価値が極めて高い。

Claims (13)

  1. ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して無機酸化物(B)0.005〜0.5重量部、下記一般式(1)で表される亜リン酸エステル系化合物(C)0.02〜1重量部、フェノール系酸化防止剤(D)0.5重量部未満、及び紫外線吸収剤(E)0.1〜0.6重量部を含有することを特徴とする、輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
    一般式(1)
    (式中、Rは、炭素数1〜20のアルキル基又はアルキル基で置換されていてもよいアリール基を示し、aは、0〜3の整数を示す。)
  2. 前記無機酸化物(B)が複合タングステン酸化物である、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 前記複合タングステン酸化物が酸化セシウムタングステン微粒子である、請求項2記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 前記酸化セシウムタングステン微粒子の粒子径が1〜800nmである、請求項3記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 前記一般式で表される化合物がトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイトである、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  6. 前記フェノール系酸化防止剤が下記一般式(2)で表される、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
    一般式(2)
    (一般式2において、Rは炭素数1〜20のアルキル基、又はアルキル基で置換されてもよいアリール基を示す。)
  7. 前記フェノール系酸化防止剤(D)がn-オクタデシル−3(3',5'−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである、請求項1記載の輸送機器用ポリカーボネート樹脂組成物。
  8. 前記紫外線吸収剤(E)がベンゾトリアゾール系、トリアジン系及びベンゾフェノン系の化合物から選択される1種もしくは2種以上の紫外線吸収剤である、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  9. 前記亜リン酸エステル系化合物(C)がポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して0.02〜0.04重量部であり、前記フェノール系酸化防止剤(D)が、0.05〜0.5重量部である、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  10. 前記樹脂組成物がアミン系光安定剤を含まない、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  11. 着色剤、離型剤、軟化剤、帯電防止剤及び衝撃性改良剤を含む群から選択される少なくとも1種を更に含有する、請求項1〜10のいずれかに記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  12. 前記輸送機器が自動車、トラック、ウォータービークル、四輪バギー、スノーモービル、二輪車、スクーター、ゴルフカート、鉄道車両、船舶、及び航空機である、請求項1記載の輸送機器窓用ポリカーボネート樹脂組成物。
  13. 請求項1記載の前記ポリカーボネート樹脂組成物を含む、輸送機器窓。
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