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JP2020002878A - マイクロポンプおよび流体移送装置 - Google Patents

マイクロポンプおよび流体移送装置 Download PDF

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JP2020002878A JP2018123310A JP2018123310A JP2020002878A JP 2020002878 A JP2020002878 A JP 2020002878A JP 2018123310 A JP2018123310 A JP 2018123310A JP 2018123310 A JP2018123310 A JP 2018123310A JP 2020002878 A JP2020002878 A JP 2020002878A
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Abstract

【課題】分析装置や医療関連など微少量の気体や液体、特に液体を供給する電子機器に用い、小型で流量制御及び信頼性に優れ、騒音、振動の低減された電子機器を提供する。【解決手段】マイクロポンプ1は、ダイヤフラム2と、駆動素子3と、流路部材6と、を有するマイクロポンプ1であって、流路部材6は、ダイヤフラム2に面したポンプ室4と、ポンプ室4と繋がっている第1流路5aと、ポンプ室4と第1流路5aとの間に配置されており、流体を第1流路5aからポンプ室4に流す第1弁8aと、ポンプ室4と繋がっている第2流路5bと、ポンプ室4と第2流路5bとの間に配置されており、流体をポンプ室4から前記第2流路5bに流す第2弁8bと、を含んでおり、ポンプ室4の深さは、第1流路5aに繋がっている第1開口部7aの配置されている部分から第2流路5bと繋がっている第2開口部7bの配置されている部分に向かって浅くなっている。【選択図】図1

Description

本開示は、マイクロポンプおよび流体移送装置に関するものである。
従来、ごく微少量の流体を移送するための種々のマイクロポンプが検討されている。マイクロポンプは、分析装置や医療関連(投薬、臨床試験など)において、気体や液体の微量供給用途や、電子機器の放熱・冷却用途に用いられる。
たとえば、特許文献1では、金属製の振動板に圧電体を貼り合わせたダイヤフラムと、ポンプ室と、ポンプ室のダイヤフラムと対向する位置に逆止弁を有する吸入部および排出部を有する流体ポンプが開示されている。
特開2005−248713号公報
本開示のマイクロポンプは、ダイヤフラムと、駆動素子と、流路部材と、を有するマイクロポンプであって、前記流路部材は、前記ダイヤフラムに面したポンプ室と、該ポンプ室と繋がっている第1流路と、前記ポンプ室と前記第1流路との間に配置されており、流体を前記第1流路から前記ポンプ室に流す第1弁と、前記ポンプ室と繋がっている第2流路と、前記ポンプ室と前記第2流路との間に配置されており、流体を前記ポンプ室から前記第2流路に流す第2弁と、を含んでおり、前記ポンプ室の深さは、前記第1流路に繋がっている第1開口部の配置されている部分から前記第2流路と繋がっている第2開口部の配置されている部分に向かって浅くなっている。
本開示の流体移送装置は、上記のマイクロポンプと、前記駆動素子を駆動させる駆動回路と、を備えている。
マイクロポンプを模式的に示したもので、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線断面の断面図であり、(c)は(a)のB−B線断面の断面図である。 マイクロポンプを模式的に示す平面図である。 弁部材の平面図である。 圧電素子を模式的に示す断面図である。
<マイクロポンプ>
図1(a)は、マイクロポンプ1の斜視図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線断面の一部を示す断面図であり、図1(c)は図1(a)のB−B線断面の一部を示す断面図である。マイクロポンプ1は、ダイヤフラム2と、駆動素子3と、流路部材6を備えている。流路部材6は、ポンプ室4と、第1流路5aと、第2流路5bと、を備えている。
流路部材6は、ポンプ室4を含む第1部材6aと、第1流路5aと、第2流路5bとを含む第2部材6cと、第1部材6aと第2部材6bとの間に配置されている弁部材6bとを含んでいる。弁部材6bについては後述する。
ダイヤフラム2の一方の面上には駆動素子3が配置され、他方の面には流路部材6が配置されている。ポンプ室4は、ダイヤフラム2の他方の面である第1壁部4aと、当該第1壁部4aに対向する流路部材6の第2壁部4b、および第1壁部4aと第2壁部4bとを繋ぐ第3壁部4cにより構成される。なお、本実施形態では、1壁部4aと第2壁部4bとが、第3壁部4cを介さずに繋がっている部分があるが、そのような部分はあってよいし、なくてもよい。
第1流路5aは、ポンプ室4の第2壁部4b側に配置された第2部材6cに設けられ、ポンプ室4の第2壁部4bに設けられている第1開口部7aに繋がっている。第1流路5aとポンプ室4との間には第1弁8aが設けられている。第1弁8aは、第1流路5aからポンプ室4へと流体を流し、ポンプ室4から第1流路5aへと流体が流れるのを止めるものである。ただし、逆向きの流体の流れを完全に止めるものでなくても、一方の方向の流体の流れが、逆方向の流体の流れよりも流れ難くなるものでもよい。
第1弁8bの弁は、弁部材8cの一部で構成されており、円形状の弁板6baと、弁板6baを支えている継ぎ手6bbで構成されている。弁部材8c単体の状態では、弁板6baは、継ぎ手6bbが変形することで、弁部材8cに対して上方および下方に変位可能になっている。
弁板6baのポンプ室4側には、開口が設けられており、その開口は、弁板6baよりも大きなっている。これにより、弁板6baはポンプ室4側に変位できるようになっている。弁板6baの第1流路5a側には、開口が設けられており、その開口は、弁板6baよりも小さくなっている。これにより、弁板6baは、第1流路5a側に変位しないようになっている。ポンプ室4から第1流路5aへと流体の流れがあった場合、弁板6baは、第1流路5a側の開口を塞ぐので、ポンプ室4から第1流路5aには、流体はあまり流れなくなる。流体の流れがない場合、あるいは弁板6baの変位がない場合に、弁板6baは、第1流路5a側の開口を塞いでいてもよいし、塞いでいなくてもよいが、第1流路5a側の開口を塞いでいれば、流体の流れが生じて開口が塞がれるまでの流体の通過が少なくできる。
第2流路5bは、ポンプ室4の第2壁部4b側に配置された第2部材6cに設けられ、ポンプ室4の第2壁部4bに設けられている第2開口部7bに繋がっている。第2流路5bとポンプ室4との間には第2弁8bが設けられている。第2弁8bは、ポンプ室4から第2流路5bへと流体を流し、第2流路5bからポンプ室4へと流体が流れるのを止めるものである。第2弁8bは、前後にある開口の大きさの関係が逆になっており、流体の流れる方向が逆になる以外は、第1弁8aと同様であるので説明を省略する。
駆動素子3によりダイヤフラム2が変形し、ポンプ室4の体積が大きくなると、流体は第1流路5aを通ってポンプ室4に導入される。一方、第2流路5b側からは、第2弁8bがあるため、流体はほとんど導入されない。駆動素子3によりダイヤフラム2が変形し、ポンプ室4の体積が小さくなると、ポンプ室4の流体の一部は、第2流路5bを通って吐出される。一方、第1流路5a側には、第1弁8aあるため、液体はほとんど吐出されない。
ポンプ室4の深さは、第1流路5aに繋がっている第1開口部7aの配置されている部分から第2路5bと繋がっている第2開口部7bの配置されている部分に向かって浅くなっている。これにより、移送する流体以外に、混入した流体がポンプ室4に入ってきた際に、混入した流体を早く吐出し、移送する流体の移送を効率よく続けることができる。具体的は、ポンプ室4の第1面4aが、変位するダイヤフラム2であり、ダイヤフラム2か
ら第1開口部7aまでの距離が近くなるので、移送する流体および混入した液体の両方が吐出され易くなる。
移送する流体は、例えば水や有機溶媒、あるいは、それらに何かを溶かしたり、分散させたものである。混入した流体とは、例えば空気なので気体である。つまり、液体を移送中に外部から気泡が入ってきたり、温度変化などのより液体から気泡が発生した場合に、気泡を速やかに排出できる。気泡は、少量であれば、球形になる。球の直径がポンプ室4の深さと同程度であれば、第1開口部7aからに排出され易い。つまり、第1開口部7aのポンプ室4の深さが浅ければ、気泡が小さくても排出され易い。ダイヤフラム2が上になった状態で使用されると、気泡が排出され難くなるが、そのような状態であっても、第1開口部7aのポンプ室4の深さが浅ければ、排出され易い。一般に、移送する流体よりも、密度の低い流体が混入した場合も、排出され易い。また、最初に空気などの気体が入った状態から動作させた場合に、気体が排出されて、液体のみが移送される定常状態に早く移行できる。
なお、ポンプ室4の深さとは、第1開口部7aおよび第2開口部7bの配置されている第2壁部4bと対向している第1壁部4aから、第2壁部4bまでの距離であり、第1壁部4aに直交するように測った距離である。第1開口部7aおよび第2開口部7bの中央は開口となっているため、深さは開口の周囲の第2壁部4bで測る。深さが場所によって異なるときは、例えば、開口の面積重心にから見た4方向の第2壁部4bの深さを平均すればよい。また、第2壁部4bが平面であれば、開口の面積重心までその平面を延長して、その平面と面積重心との交点までを深さとしてもよい。
図2に示した点Gはポンプ室4を平面視したときの面積重心である。第2開口部7bが、ポンプ室4の面積重心Gに対して、第1開口部7aの反対側に配置されていると、ダイヤフラム2の変位により、流体が第1開口部7aから第2開口部7bに流れやすくなり、移送する流体および混入した流体の両方が、第2開口部7bから排出されやすくなる。
第2開口部7bに対して、第1開口部7aの反対側の領域、図2で示せば第2領域9bのポンプ室4の深さが、第2開口部7bのポンプ室4の深さがよりも浅いと、第2領域9bにおいて気泡や密度の低い液体が第2壁部4bに近づくので、それらが第2開口部7bから排出されやすくなる。
第1開口部7aに対して、第2開口部7bの反対側の領域、図2で示せば第1領域9a
のポンプ室4の深さが、第1開口部7aのポンプ室4の深さよりも深いと、ポンプ室4に浅いところを設けるとともに、ポンプ室4の体積を大きくできる。つまり、第2開口部7bや第2領域9bのポンプ室4の深さを深くしなくても、ポンプ室4の体積を大きくできる。ポンプ室4の体積をある程度大きくすることで、流体の移送量を多くできる。
少なくとも第1開口部7aおよび第2開口部7bを含む、ポンプ室4の断面において、ポンプ室4全体の深さが、第1開口部7aから第2開口部7bに向かう方向に浅くなっていれば、以上のような効果をより高めるためことができる。
ポンプ室4の平面形状が矩形状であり、第1開口部7aおよび第2開口部7bが、矩形状の対角線Dの一つに沿って配置されていると、第1開口部7aから第2開口部7bに向かう際に、ポンプ室4の幅が狭くなっていくため、気泡や密度の低い液体が第2開口部7bから排出されやすくなる。
第1流路5aは、1開口部7aから、ポンプ室4の深さが浅くなる方向に伸びていることにより、斜めになっている第1弁8aに向かって流体が流れやすくなり、流体の導入を
しやすくなる。また、第1流路5aが、流路部材6内のポンプ室4の占める割合の少ない部分に配置されるので、流路の幅や深さなどの設計の自由度が高くなる。
第2流路5bは、第2開口部7bから、ポンプ室4の深さが浅くなる方向に伸びていることにより、斜めになっている第2弁8bから流体が流れやすくなり、流体の吐出をしやすくなる。また、第2流路5bが、流路部材6内のポンプ室4の占める割合の少ない部分に配置されるので、流路の幅や深さなどの設計の自由度が高くなる。
また、流路部材6が、ダイヤフラム2が配置されている部分が上面となる柱状をしており、かつ、その上面およびポンプ室4を含んでいる第1部材6aと、第1部材6aの下側に配置されており、第1流路5aおよび第2流路5bを含んでいる第2部材6cと、第1部材と第2部材6cとの間に配置されており、一部が前記第1弁8aおよび第2弁8bの可動部を構成している弁部材6bと、を含んでおり、第1部材6aの下面が、前記上面に対して傾斜していると、上述のような深さの状態のポンプ室4を設ける際の、空間効率がよくなり、より小さいマイクロポンプ1とすることができる。
第1部材6aおよび第2部材6bは、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、POM(ポリアセタール)、PA(ポリアミド)TPE(エラストマー)などを、射出成型することなどで作製できる。
ダイヤフラム2としては、金属板、ガラスエポキシ板、樹脂シート、ゴムシートなどが用いられる。ダイヤフラム2は、例えば、金属板と、絶縁性フィルムとを積層して構成してもよい。金属版をポンプ室4側とし、絶縁性フィルムを駆動素子3側に配置すれば、金属板と駆動素子3の電極との間の絶縁が十分に確保できるとともに、駆動素子3による振動をダイヤフラム2に効率的に伝達し、優れた流体移送効率を実現することができる。金属板と絶縁性フィルムとは、たとえば接着剤で接着すればよい。接着剤としては、エポキシ系樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル系樹脂などの公知のものを使用できるが、これに限定されるものではない。また、接着剤に使用する樹脂の硬化方法としては、熱硬化、光硬化や嫌気性硬化などのいずれの方法を用いてもよい。
金属板の材料としては、たとえばステンレス、アルミニウム、チタンなどを用いればよい。特に、ステンレスは流体に対する耐食性、耐熱性、耐酸化性の点から金属板として好ましい。
絶縁性フィルムとしては、たとえばポリエチレン(PE)、ポリイミド(PI)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチエレンテレフタレート(PET)などの樹脂フィルムを用いればよい。絶縁性フィルムは、金属板よりも大きい熱膨張係数を有するものを用いるのがよい。絶縁性フィルムとして金属板よりも大きい熱膨張係数を有するものを用いることで、絶縁性フィルムと金属板と熱圧着したとき、絶縁性フィルムの弛みがないダイヤフラム2とすることができ、駆動素子3による振動をダイヤフラム2に効率的に伝達することができる。
また、駆動素子3上に絶縁性樹脂層を配置してもよい。絶縁性樹脂層は、駆動素子3を保護するとともに、駆動素子3(およびダイヤフラム2)の振動に起因する駆動音および雑振動を吸収し低減する。なお、雑振動とはポンプの駆動に寄与しない不要な振動を指す。
駆動素子3としては、たとえば図4に示すような、ユニモルフ型の圧電素子3を用いる。圧電素子3は、圧電体層3aと内部電極層3bとが交互に積層された積層体であり、内部電極層3bは、積層体の両端面に形成された外部電極3cにより一層毎に接続されてい
る。内部電極層3bの接続は、外部電極3cに限らず、圧電体層3aに設けられたビアホール内に貫通導体を配して行ってもよい。圧電体層3aは厚さ方向に分極されており、外部電極3cを介して内部電極層3b間に印加される電界により変位する。圧電体層3aが変位し、圧電素子3が面方向に伸縮することで、ダイヤフラム2がたわんで厚さ方向に変位、振動する。圧電素子3は、厚さ方向の表面に表面電極3dを有していてもよい。表面電極3dを有することで、最表面の圧電体層3aを変位させ、活性層として活用できる。
絶縁性樹脂層は、駆動素子3上から、駆動素子3の周囲のダイヤフラム2上を覆うように設けられていてもよい。絶縁性樹脂層により駆動素子3およびその周囲のダイヤフラム2を被覆することで、駆動素子3とダイヤフラム2との密着性を高めることができ、駆動素子3の変位をダイヤフラム2に効率的に伝達することができる。絶縁性樹脂層の材料としては、たとえばエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂やゴムなどを用いればよいが、これに限定されるものではない。
ダイヤフラム2の駆動素子3が配置された面には、駆動素子3を囲むように枠体を配置してもよい。枠体の高さは、駆動素子3の厚さよりも大きい。絶縁性樹脂層は、枠体の内側に充填されていてもよい。枠体を配置し、その高さを駆動素子3の厚さよりも大きくすることで、駆動素子3およびダイヤフラム2の可動域を確保でき、たとえばマイクロポンプ1を基板などに実装しても、隣接する部品の接触等でマイクロポンプ1の駆動が妨げられにくい。枠体としては、たとえばステンレスの金属プレートなどを用いればよい。
<流体移送装置>
上述のマイクロポンプ1と、駆動素子3を駆動させる駆動回路と、を備える流体移送装置では、駆動回路で駆動素子3を駆動させてダイヤフラム2を振動させ、ポンプ室4において流体の導入・吐出を行うことができる。マイクロポンプ1が、駆動素子3の変位を検知する検知回路をさらに備えていれば、検知回路で駆動素子3の変位を検知し、駆動素子3の変位に異常が生じたときには、ポンプの駆動を止めるなどの対応を迅速に行うことができる。
駆動回路から発信された駆動信号により駆動素子3が駆動すると、駆動素子3が接着されたダイヤフラム2が振動してポンプ室4内の流体(液体)に圧力波が発生する。発生した圧力波は、ポンプ室4の第2壁部4bおよび第3壁部4cに伝搬する。第2壁部4bおよび第3壁部4c伝搬した圧力波は、第2壁部4bおよび第3壁部4cで反射し、反射波はダイヤフラム2に伝搬し、駆動素子3を振動させる。検知回路は、反射波による駆動素子3の振動を検知する。
本実施形態のマイクロポンプおよび流体移送装置は、分析装置や医療関連(投薬、臨床試験など)など、微少量の気体や液体、特に液体を供給する電子機器に用いることで、小型で流量制御および信頼性に優れ、騒音、振動の低減された電子機器を実現することができる。
1:マイクロポンプ
2:ダイヤフラム
3:駆動素子
3a:圧電体層
3b:内部電極
3c:外部電極
3d:表面電極
4:ポンプ室
4a:第1壁部
4b:第2壁部
4c:第3壁部
5a:第1流路
5b:第2流路
6:流路部材
6a:第1部材
6b:弁部材
6c:第2部材
7a:第1開口部
7b:第2開口部
8a:第1弁
8b:第2弁
9a:第1領域
9b:第2領域
11:接続管

Claims (10)

  1. ダイヤフラムと、
    駆動素子と、
    流路部材と、
    を有するマイクロポンプであって、
    前記流路部材は、
    前記ダイヤフラムに面したポンプ室と、
    該ポンプ室と繋がっている第1流路と、
    前記ポンプ室と前記第1流路との間に配置されており、流体を前記第1流路から前記ポンプ室に流す第1弁と、
    前記ポンプ室と繋がっている第2流路と、
    前記ポンプ室と前記第2流路との間に配置されており、流体を前記ポンプ室から前記第2流路に流す第2弁と、を含んでおり、
    前記ポンプ室の深さは、前記第1流路に繋がっている第1開口部の配置されている部分から前記第2流路と繋がっている第2開口部の配置されている部分に向かって浅くなっている、マイクロポンプ。
  2. 前記ダイヤフラム側から平面視したとき、前記第2開口部は、前記ポンプ室の面積重心に対して、前記第1開口部の反対側に配置されている、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  3. 前記第2開口部に対して、前記第1開口部の反対側の前記ポンプ室の深さが、前記第2開口部の前記ポンプ室の深さよりも浅い、請求項1または2に記載のマイクロポンプ。
  4. 前記第1開口部に対して、前記第2開口部の反対側の前記ポンプ室の深さが、前記第1開口部の前記ポンプ室の深さよりも深い、請求項1〜3のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  5. 少なくとも前記第1開口部および前記第2開口部を含む、前記ポンプ室の断面において、前記ポンプ室全体の深さが、前記第1開口部から前記第2開口部に向かう方向に浅くなっている、請求項1〜4のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  6. 前記ポンプ室の平面形状が矩形状であり、前記第1開口部および前記第2開口部が、矩形状の対角線の一つに沿って配置されている、請求項1〜5のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  7. 前記第1流路は、前記1開口部から、前記ポンプ室の深さが浅くなる方向に伸びている、請求項1〜6のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  8. 前記第2流路は、前記2開口部から、前記ポンプ室の深さが浅くなる方向に伸びている、請求項1〜7のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  9. 前記流路部材は、前記ダイヤフラムが配置されている部分が上面となる柱状をしており、
    かつ、前記上面および前記ポンプ室を含んでいる第1部材と、
    該第1部材の下側に配置されており、前記第1および第2流路を含んでいる第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に配置されており、一部が前記第1および2弁の可動部を構成している弁部材と、を含んでおり、
    前記第1部材の下面が、前記上面に対して傾斜している、請求項1〜8のいずれかに記載のマイクロポンプ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のマイクロポンプと、前記駆動素子を駆動させる駆動回路と、を備えている、流体移送装置。
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