JP2019521870A - 往復切断工具 - Google Patents
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Abstract
往復切断工具は、往復鋸及び曲線鋸の2つの動作モードを有し、ハウジングと、往復機構(30)と、いずれもハウジング内に配置された動力機構(10)及びカッターリフト機構(50)とを含む。往復機構(30)は、ハウジング内に配置された往復ロッド(31)を含む。カッターリフト機構(50)は、作動部材(51)と、往復ロッド上に配置された押上部材(52)とを含む。作動部材(51)は、押上部材(52)にそれぞれ係合する第1係合部(510)及び第2係合部(512)を含む。前記往復ロッドは、前記往復鋸モード及び前記曲線鋸モードで、前記動力機構の作用により前記ハウジングに対して往復移動すると同時に、切断力の作用により前記押上部材を前記第1係合部又は前記第2係合部に近づく方向へ偏向させ、前記第1係合部又は前記第2係合部は、前記動力機構の作用により前記押上部材に近づく方向へ移動するとき、前記押上部材のそれに偏向した側を押して、前記往復ロッドがカッターリフトを行うようにする、ことを特徴とする往復切断工具。
Description
本発明は往復切断工具に関し、特に両方向カッターリフトの機能を有する往復切断工具に関する。
電動鋸は、木材、石材、鋼材などの材料を切断するための往復切断工具として、様々な分野に幅広く適用され、生産効率を向上させ、人々の生活を容易にする。電動鋸は、一般に、ハウジングと、ハウジング内に取り付けられたモータと、モータによって駆動されて、ハウジングに対して往復移動して加工物を切断する鋸刃とを含む。曲線鋸や、往復鋸などはすべて往復切断工具に属する。
現在、市販されている多くの電動鋸は、カッターリフトの機能を有し、その揺動を駆動するカッターリフト力のために、ワークピースに向かう力が鋸刃に与えられて、鋸刃がその往復切断に直交する方向に細かく揺動し、切断効率が明らかに向上する。しかしながら、市販品のシングルカッターリフトモードは、鋸刃の正方向カッターリフト又は逆方向カッターリフトしか実現できず、1つの鋸類製品に対して正方向及び逆方向のダブルカッターリフトを実現することが不可能である。
これに基づいて、ダブルカッターリフト機能及び高いカッターリフト効率を有する往復切断工具を提供する必要がある。
本発明は、往復切断工具を提供する。前記往復切断工具は、往復鋸及び曲線鋸の2つの動作モードを有し、ハウジングと、往復機構と、いずれもハウジング内に配置された動力機構及びカッターリフト機構とを含む。前記往復機構は、前記ハウジング内に配置された往復ロッドを含む。前記カッターリフト機構は、作動部材と、前記往復ロッド上に配置された押上部材とを含む。前記作動部材は、前記押上部材にそれぞれ係合する第1係合部及び第2係合部を含む。前記往復ロッドは、前記往復鋸モード及び前記曲線鋸モードで、前記動力機構の作用により前記ハウジングに対して往復移動すると同時に、切断力の作用により前記押上部材を前記第1係合部又は前記第2係合部に近づく方向へ偏向させ、前記第1係合部又は前記第2係合部は、前記動力機構の作用により前記押上部材に近づく方向へ移動するとき、前記押上部材のそれに偏向した側を押して、前記往復ロッドがカッターリフトを行うようにする。
一実施例では、前記作動部材はシフトフォークであり、前記第1係合部と前記第2係合部は、前記シフトフォークの前記押上部材に隣接する側の対向する両端に互いに離間して配置され、前記第1係合部及び前記第2係合部はそれぞれ、前記往復鋸モード及び前記曲線鋸モードで、前記押上部材の方向に移動し、対応する側の前記押上部材と接触する。
一実施例では、前記往復機構は歯車を含み、前記往復ロッドは前記歯車に偏心して接続される。前記動力機構は、動力部材と、前記動力部材によって駆動される伝動歯車とを含み、前記伝動歯車は、前記動力部材の駆動により前記歯車と噛み合わされる。前記往復機構はバランスブロックを含み、前記歯車の表面に偏心軸が突出して設けられ、前記偏心軸は、段階状に配置された高位面及び低位面を含み、前記シフトフォークは前記偏心軸の前記低位面に接続され、前記バランスブロックは、前記シフトフォークと前記歯車との間に配置され、前記偏心軸の前記高位面に接続される。
一実施例では、前記高位面は、前記偏心軸の前記歯車に隣接する一端に位置し、前記低位面は、前記偏心軸の前記歯車から離れる一端に位置する。
一実施例では、前記押上部材は、軸方向に沿って前記往復ロッドに外装され前記シフトフォークの下方に位置する軸受支えを含む。
一実施例では、前記カッターリフト機構は、支持台と、含油軸受とを含み、前記支持台は、前記押上部材の前記接続部から離反する表面に固定され、前記含油軸受は、前記往復ロッドと前記押上部材との間に介在し、前記支持台上に支持される。
一実施例では、前記往復切断工具は操作アセンブリを含み、前記操作アセンブリは、前記押上部材の上方に配置されたロック部材を含み、前記ロック部材は、前記押上部材が前記作動部材と接触することを制限する固定位置と、前記押上部材が前記シフトフォークと接触することを可能にする可動位置とに切り替え得る。
一実施例では、前記ロック部材の軸線方向は、前記往復ロッドの軸線に直交する。
一実施例では、前記ロック部材は、前記押上部材の前記作動部材に近接する側に移動可能に配置され、ロック部材には、延伸方向に沿ってロック解除溝が設けられる。
一実施例では、前記ロック部材はロッド状であり、前記ロック解除溝は前記ロック部材と同じ方向に延在する。
一実施例では、前記操作アセンブリは取り付けプレートを含み、前記取り付けプレートは前記ハウジングに取り付けられ、前記ロック部材の一端は、前記取り付けプレートに回転可能に接続され、前記ロック解除溝が設けられた他端は、前記取り付けプレートを貫通して前記押上部材の上方に延在し、前記ロック解除溝は、前記ロック部材が前記取り付けプレートに対して回転するときに、前記固定位置と前記可動位置との間で回転する。
一実施例では、前記操作アセンブリは、位置調整部材、中空ピン及び圧縮バネを含み、前記取り付けプレートの表面に係止溝が設けられ、前記位置調整部材は、前記ロック部材の前記取り付けプレートに設けられた一端に固定接続され、前記ロック部材とともに前記取り付けプレートに回転可能に接続され、前記位置調整部材の前記取り付けプレートに面する表面に凹溝が設けられ、前記中空ピンは、前記凹溝内に移動可能に配置され、前記圧縮バネは、前記凹溝と前記中空ピンとの間で当接され、前記中空ピンは、前記圧縮バネの復元力の作用下で、前記係止溝内に係止される。
一実施例では、前記取り付けプレートの表面に位置決め溝が設けられ、前記位置決め溝は、前記ロック部材の回転軌跡に沿って前記取り付けプレート上に配置され、前記位置調整部材の前記位置決め溝に対応する位置には、前記位置決め溝内に嵌入して位置制限される突起が設けられる。
本発明はまた、更なる往復切断工具を提供する。この往復切断工具は、ハウジングと、往復機構と、往復機構を駆動する動力機構と、カッターリフト機構とを含み、前記往復機構は、動力機構の駆動により往復移動する往復ロッドを含み、前記往復切断工具は、第1動作モード及び第2動作モードを有し、前記カッターリフト機構は、作動部材及び押上部材を含み、前記作動部材は、第1係合部及び第2係合部を含み、前記作動部材は直線的に移動し、それにより、前記第1係合部は第1動作モードで押上部材を駆動することができ、前記第2係合部は第2動作モードで押上部材を駆動することができ、前記往復ロッドは押上部材の駆動によりカッターをリフトする。
一実施例では、第1動作モードで、往復ロッドは第1方向に沿ってカッターをリフトし、第2動作モードで、往復ロッドは第2方向に沿ってカッターをリフトし、第1方向は第2方向と反対である。
一実施例では、前記第1動作モードは往復鋸動作モードであり、第2動作モードは曲線鋸動作モードである。
一実施例では、前記作動部材は、往復ロッドが往復移動する方向に沿って平行移動する。
一実施例では、前記往復機構は、歯車、前記歯車に設けられ往復ロッドを駆動するための第1ピン及び作動部材を駆動するための第2ピンを含み、前記第1ピンの中心と歯車の中心とを結ぶ線は、第2ピンの中心と歯車の中心とを結ぶ線に対して鈍角を成し、前記鈍角の角度は120度〜130度である。
一実施例では、前記鈍角の角度は125度である。
一実施例では、前記第1ピン及び第2ピンはそれぞれ歯車の対向する両端面に配置される。
一実施例では、前記第1係合部及び第2係合部はそれぞれ、往復ロッドの縦長軸線に対して往復ロッドの縦長軸線の両側に位置する。
本発明はまた、更なる往復切断工具を提供する。この往復切断工具は、ハウジングと、往復機構と、往復機構を駆動する動力機構と、カッターリフト機構とを含み、前記往復機構は、動力機構の駆動により往復移動する往復ロッドを含み、前記カッターリフト機構は、作動部材及び押上部材を含み、前記作動部材は、第1係合部及び第2係合部を含み、前記作動部材は、直線的に移動して押上部材の回転を駆動し、それにより、前記往復切断工具が第1動作モードである場合、第1係合部は、往復ロッドが第1方向に沿って移動するように押上部材を駆動することができ、前記往復切断工具が第2動作モードである場合、第2係合部は、往復ロッドが第2方向に沿って移動するように押上部材を駆動することができる。
本発明はまた、更なる往復切断工具を提供する。この往復切断工具は、ハウジングと、ハウジング内に設けられた動力機構、往復機構及びカッターリフト機構とを含む。往復機構は、動力機構により駆動されてそれ自体の軸線に沿って往復移動する往復ロッドを含む。前記往復切断工具は第1動作モード及び第2動作モードを有する。前記カッターリフト機構は、動力機構により駆動される作動部材と、往復ロッドに接続された押上部材とを含む。前記作動部材は第1係合部及び第2係合部を含む。前記第1係合部は、第1動作モードで押上部材を駆動して、ワークピースと接触する方向へ往復ロッドを移動させることができる。前記第2係合部は、第2動作モードで押上部材を駆動して、ワークピースと接触する方向へ往復ロッドを移動させることができる。
本発明の往復切断工具は、往復鋸及び曲線鋸の2つのモードで、往復ロッドが切断力により作動部材に近づく方向に偏向し、作動部材の第1係合部及び第2係合部が、往復移動中に往復ロッド上の押上部材を揺動させることにより、往復ロッドが鋸刃を駆動して2つの異なるモードでのカッターリフト機能を実現する。それにより、往復切断工具の切断効率が向上する。
本発明をさらに理解するために、以下、図面を参照しながら本発明をより詳しく説明する。添付の図面には、本発明の好ましい実施例が示される。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で実行することができ、本明細書に記載の実施例に限定されるものではない。これに反して、これらの実施例を提供する目的は本発明の開示された内容をより完全に理解させることである。
ある素子が他の素子に「固定される」と言及される場合、それは他の素子に直接位置してもよいし、又は介在する素子が存在してもよい。ある素子が他の素子に「接続される」と考えられる場合、それは他の素子に直接接続されてもよいし、又は介在する素子が同時に存在してもよい。
他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有している。本明細書に使用される用語は、単に具体的な実施例を説明することを目的として用いられ、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連項目の任意の組合せ及びすべての組合せを含む。
図1を参照すると、本発明の好ましい実施例では、往復切断工具100は、ハウジング(図示せず)、動力機構10、往復機構30及びカッターリフト機構50を含む。動力機構10は、ハウジング内に配置される。往復機構30は、ハウジング内に配置され動力機構10によって駆動されて、ハウジングに対してそれ自体の軸線に沿って往復移動する往復ロッド31と、往復ロッド31に接続されハウジングの外に延在する鋸刃(図示せず)とを含む。カッターリフト機構50は、ハウジング内に配置され、動力機構10により駆動されてハウジングに対して往復移動する作動部材51と、往復ロッド31に設けられた押上部材52とを含む。作動部材51は、押上部材52にそれぞれ係合する第1係合部510及び第2係合部512を含む。
この具体的な実施例では、往復切断工具100は、往復鋸(第1動作モードに対応する)及び曲線鋸(第2動作モードに対応する)の2つの切断動作モードを有する多機能鋸である。図10を参照すると、前記ハウジングは、第1ハウジング102、第2ハウジング103、及び第1ハウジングと第2ハウジングを接続する回転軸101を含む。第1動作モードで、第1ハウジング102と第2ハウジング103とは略直線状に接続され、往復切断工具100は往復鋸として使用される。図11を参照すると、第2ハウジング103が第1ハウジング102に対して90度回転させて、第1ハウジング102と第2ハウジング103とは略垂直に接続され、往復切断工具100は曲線鋸として使用される。
2つの動作モードでは、異なる操作方法のために、鋸刃200は、ワークピース300を切断するときに、ワークピースによって加えられる2つの異なる方向の切断力を受ける。当然のことながら、2つの切断モードは、これに限定されるべきではない。例えば、往復鋸の鋸刃は、互いに反対する2つの方向の切断を実現するために、正方向及び逆方向にそれぞれ取り付けられてもよい。往復ロッド31の鋸刃に接続された一端は、対応する切断力によって、押上部材52を第1係合部510又は第2係合部512に近づく方向へ偏向させる。第1動作モードで、第1係合部510は、動力機構10によって、押上部材52に近づく方向に移動するとき、押上部材52のそれに偏向した側を押して、往復ロッド31がカッターをリフトするようにする。第2動作モードで、第2係合部512は、動力機構10によって、押上部材52に近づく方向に移動するとき、押上部材52のそれに偏向した側を押して、往復ロッド31がカッターをリフトするようにする。それにより、往復切断工具100は、2つの異なる動作モードで両方向カッターリフト機能を実現する。なお、第1動作モードで、往復ロッドは第1方向に沿ってカッターをリフトし、第2動作モードで、往復ロッドは第2方向に沿ってカッターをリフトし、第1方向は第2方向と反対である。
図1及び図2を併せて参照すると、具体的には、動力機構10は、動力部材11、及び動力部材11に接続された伝動歯車12を含む。この具体的な実施例では、好ましくは、動力部材11は直流モータである。動力部材11には、駆動主軸110が突出して設けられる。伝動歯車12は、駆動主軸110に配置され駆動主軸110とともに回転する。他の実施例では、駆動主軸110の一端に歯車を直接形成してもよく、これは本明細書に限定されないことを理解されたい。
さらに、動力機構10は、リニアブッシュ13及び軸スリーブ15を更に含む。動力部材11の往復切断工具100全体への振動を低減するために、動力部材11は、リニアブッシュ13に取り付けられ、リニアブッシュ13によってハウジングに固定される。駆動主軸110は、リニアブッシュ13を通過して、リニアブッシュ13の外に延在する。軸スリーブ15は、駆動主軸110とリニアブッシュ13との間に配置され、両者の間の摩擦を低減し、動力部材11の使用寿命及び潤滑効率を改善するために使用される。
往復機構30は、中蓋32、歯車33、固定ピン34及び回転軸35を含む。中蓋32はハウジングに配置される。歯車33は、固定ピン34によって中蓋32に接続され、伝動歯車12と噛合して、伝動歯車12により回転される。往復ロッド31は、歯車33に偏心して接続され、歯車33によってハウジングに対して往復移動する。
具体的には、歯車33の往復ロッド31から離反する端面には、段階状の偏心軸332(図2に示されるように)が突出して設けられる。偏心軸332は、段階状に分布されている高位面3321及び低位面3323を含む。歯車33には偏心孔330が設けられる。この具体的な実施例では、高位面3321は、偏心軸332の歯車33に近接する一端に位置し、低位面3323は、偏心軸332の歯車33から離れる一端に位置する。
往復ロッド31は、接続部310、及び接続部310に接続されるロッド部312を含む。接続部310は略十字形状であり、第1分岐部3101、及び第1分岐部3101と交差するように配置された第2分岐部3102を含む。第1分岐部3101は、ロッド部312の軸線と直交する方向に沿って横方向に配置され、それには横方向に沿って延びる第1開孔3111が開設される。回転軸35の一端は偏心孔322内に固定され、他端は第1開孔3111内に挿入されて歯車33の回転時に往復ロッド31をハウジングに対して往復移動させる。当然のことながら、円柱形の回転軸35はまた、往復ロッドの往復移動を駆動するので、伝動ピン(即ち、第1ピン)としても名付けることができる。第2分岐部3102は、ロッド部312の軸線に平行する方向に沿って第1分岐部3101上に縦方向に配置され、その一端には、縦方向に沿って延びる第2開孔3112が開設される。駆動主軸110の伝動歯車12が配置された一端は、第2開孔3112を通過して、伝動歯車12と歯車33とを噛合させる。
ロッド部312は、第1分岐部3101に接続され、鋸刃を取り付けるために使用される。この具体的な実施例では、第1開孔3111と第2開孔3112とは、互いに直交して配置された腰状孔である。
さらに、往復機構30は、2つのカバープレート36、及び2つのカバープレート36の間に配置された位置決めブロック37を含む。2つのカバープレート36は、互いに向かい合って間隔をおいてリニアブッシュ13に固定される。位置決めブロック37は、2つのカバープレート36の間で挟持され、2つのカバープレート36に面するその2つの表面には、枢着軸370が対応して突出する。位置決めブロック37では、枢着軸370の軸方向に直交する両端が、互いに貫通して貫通孔371を形成する。第2分岐部3102は、貫通孔371を通過して、ロッド部312の軸方向に自由に配置される。第2分岐部3102は、位置決めブロック37内において、ロッド部312の軸方向と直交する方向に位置制限される。これにより、往復ロッド31は、軸方向に往復移動可能であるが、それ自体の軸線と直交する方向に固定されるように、移動が規制される。このように、動力部材11の回転移動は、駆動主軸110、伝動歯車12及び歯車33を介して、往復ロッド31の軸線方向に沿う往復移動に変換されて、往復ロッド31は、ロッド部312の端部に配置された鋸刃を往復切断させる。
作動部材51は、偏心軸332の低位面3323に接続されたシフトフォークである。即ち、低位面3323は、歯車33に設けられ歯車の中心O1からオフセットされた第2ピン(第1ピンとは異なる)を形成し、歯車33の駆動により、往復ロッド31が往復移動する方向に沿って平行移動することができる。換言すれば、作動部材51自体の移動は直線移動であり、同時に押上部材52の回転移動を駆動し、往復ロッドは押上部材に対して往復移動し回転する(回転軸線は押上部材とは異なる)ので、他の構造より簡単で安定である。
図4を参照すると、前記回転軸35(第1ピン)の中心O2と歯車33の中心O1とを結ぶ線は、第2ピン(第2ピンは反対側の端面に位置するため、破線で表れる)の中心O3と歯車33の中心O3とを結ぶ線と鈍角αを成す。好ましくは、αの角度は120度〜130度である。αの角度が125度である場合、往復ロッドは、復帰する度に作動部材により駆動される押上部材により作用されることが、保証され得る。そのため、カッターリフトが最も効果的であり、切断効率が最も高い。当然のことながら、αの角度が上記範囲内でない場合、カッターリフトを実現することもできるが、相対的なカッターリフトの効果は比較的悪くなる。
第1係合部510及び第2係合部512は、シフトフォークの押上部材52に近接する側の対向する両端に離隔して配置される。この具体的な実施例では、作動部材51は矩形の板状であり、往復鋸及び曲線鋸の2つの動作モードで、対応する側の押上部材52を押すための第1係合部510及び第2係合部512は一体部品として配置される。他の実施例では、作動部材51は、プッシュロッドやエジェクトピンなどの他の形状の部品であってもよく、本明細書に限定されないことが理解される。さらに、作動部材51は2つの部材としてもよく、第1係合部510及び第2係合部512は、押上部材52と協働するようにそれぞれ配置される。
押上部材52は、往復ロッド31のロッド部312に配置され、作動部材51の下方に位置しており、往復ロッド31とともに往復移動し、往復ロッド31が切断力により偏向するとき、往復ロッド31とともに作動部材51に近づく方向に偏向することができる。押上部材52と作動部材51の隣接する2つの表面の間の距離は、往復ロッド31による押上部材52の作動部材51に近づく方向への偏向量と、作動部材51の下方への移動量との合計以下である。このように、作動部材51は、下方に移動するときに押上部材52と接触する。作動部材51は、押上部材52に対して下方への押圧力を与えて、作動部材51の駆動力により押上部材52が往復ロッド31にカッターをリフトさせるようにする。この具体的な実施例では、押上部材52は、軸方向に沿ってロッド部312に外装された軸受支えを含む。
カッターリフト機構50は、支持台56及び含油軸受55を更に含む。支持台56は、往復ロッド31における接続部310から離反する押上部材52の表面に位置する。含油軸受55は、ロッド部312と押上部材52との間に嵌設され、支持台56上に支持され、往復ロッド31及び押上部材52の使用寿命及び潤滑効率を向上させるために使用される。前記往復ロッド31は、含油軸受56を通過すると同時に、押上部材52を貫通する。押上部材52の前後両端には枢軸7が設けられる。枢軸7は、往復移動に直交する方向に沿って延在する。枢軸57はそれぞれ、リニアブッシュ13の下側に設けられた第1円孔131及びミドルカバー32の下側に設けられた第2円孔321内に回転可能に収容される。また、図5を参照すると、往復ロッド31(接続部310及びロッド部312)は、その上端の枢着軸370に対して回転することができる。押上部材52は、その枢軸57に対して回転し、往復ロッド31は、往復機構の一端に位置する枢着軸370に沿って回転し、両者は含油軸受により接続され、含油軸受55はそれ自体の軸線に沿って回転して、相互の影響を回避するために両者の間の回転差を補償する。同時に、含油軸受は、往復移動以外の方向(特に、往復移動に直交する方向)に往復ロッドのロッド部312を支持し、往復ロッド31は、往復移動の方向に含油軸受55の摩擦力を克服して往復移動する。そのため、前記含油軸受は、往復ロッドが押上部材に対して回転し往復移動することを可能にする。さらに、図3を参照すると、往復機構30はバランスブロック38を含む。バランスブロック38は、作動部材51と歯車33との間に配置され、偏心軸332の高位面3321に接続されており、歯車33の駆動により往復ロッド31の延伸方向に沿ってハウジングに対して往復移動することができる。バランスブロック38は、同じ時点で往復ロッド31とは反対方向に移動する。当然のことながら、反対方向の移動の方向は、往復ロッドによる衝撃を低減するための相対的な方向であり、それによって、往復切断工具100全体の振動が低減される。この具体的な実施例では、バランスブロック38は、作動部材51と歯車33との間に配置され2つある。作動部材51及び2つのバランスブロック38は、往復移動に直交する方向に固定されるように、ピン53によってミドルカバー32に位置制限される。同時に、固定ピン34の一端はミドルカバー32に接続され、他端は作動部材51及び2つのバランスブロック38を順に通過して歯車33に接続される。このように、歯車33、2つのバランスブロック38及び作動部材51は一体に形成されともにミドルカバー32に配置される。また、作動部材51及びバランスブロック38は、偏心軸332の2つの異なる位置に配置されるため、歯車33に対する両者の偏向の中心が異なり、歯車33の駆動により往復移動する周波数が異なる。
さらに、往復機構30はガスケット39を含む。ガスケット39は、作動部材51とミドルカバー32とを離間させて両者の間の摩擦を防止するために、固定ピン34及びピン53に穿設される。
図1及び図4を参照すると、往復切断工具100は操作アセンブリ70を含む。操作アセンブリ70は、押上部材52の作動部材51に対向する表面の上方に配置されたロック部材71、ロック部材の軸線は往復ロッドの軸線に直交する。ロック部材71は、外力の作用下で押上部材52と作動部材51との接触を制限する固定位置と、押上部材52と作動部材51との接触を可能にする可動位置とに切り替え得る。
具体的には、ロック部材71は、作動部材51に対向する押上部材52の上方に移動可能に配置され、その延在方向にロック解除溝710が開設される。ロック解除溝710は、ロック部材の軸線方向に沿って延び、可動位置において、押上部材51に対して押上部材52と作動部材51との接触を可能にする可動空間を提供する。この具体的な実施例では、ロック部材71は略円柱形のロッド状であり、ロック解除溝710は、ロック部材71の一側に対して軸方向に沿って縁部を切削してなる。
さらに、操作アセンブリ70は、取り付けプレート72、位置調整部材73、中空ピン74及び圧縮バネ75を含む。取り付けプレート72は、押上部材52の軸方向と平行な方向に沿ってハウジングに取り付けられる。ロック部材71の一端は、取り付けプレート72に回転可能に接続され、そのロック解除溝710が設けられた他端は、取り付けプレート72を貫通して押上部材52の上方に延びる。ロック解除溝710は、ロック部材71が取り付けプレート72に対して回転するときに固定位置と可動位置との間で回転する。取り付けプレート72の往復ロッド31から離反する表面には、係止溝521及び位置決め溝523が設けられる。位置決め溝523がロック部材71に沿って回転する軌跡は、取り付けプレート72に設けられ、ロック部材71の回転ストロークを規定するために使用される。
位置調整部材53は、ロック部材71の取り付けプレート72に設けられた一端に固定接続され、ロック部材71とともに取り付けプレート72に回転可能に接続される。位置調整部材73の取り付けプレート72に対向する表面には凹溝730が設けらる。中空ピン74は凹溝730内に移動可能に設けられる。圧縮バネ75は凹溝730と中空ピン74との間に当接する。位置調整部材73の位置決め溝523に対応する位置には、位置決め溝523内に嵌入して位置制限される突起731が設けられる。操作者の制御により位置調整部材73が取り付けプレート72に対して回転すると、突起731は位置決め溝523に沿って摺動する。凹溝730が係止溝521と位置合わせされると、圧縮バネ75の作用下で、中空ピン74は飛び出して係止溝521内に挿入し、それにより、操作者は位置が調整されたことを分かるようにする。
図5は、カッターをリフトすることがない(即ち、ロック部材71が固定位置にある)往復切断工具100の状態の模式図である。図6及び図7は、往復鋸モードでカッターがリフトされた(即ち、ロック部材71が可動位置にある)往復切断工具100の模式図である。図8及び図9は、曲線鋸モードでカッターがリフトされた(即ち、ロック部材71が可動位置にある)往復切断工具100の模式図である。上記2つの状態における本発明の往復切断工具100の動作原理をより明確にするために、以下、左向きの力Fは、往復鋸モードで往復切断工具100が受ける切断力を示し、右向きの力F'は、曲線鋸モードで往復切断工具100が受ける切断力を示すが、本発明の技術的範囲は限定されない。
図5を参照すると、カッターリフト操作が必要でない場合、操作者は、ロック部材71を回転させて、ロック部材71を非カッターリフト位置に調整する。このとき、ロック部材71のロック解除溝710は押上部材52から外れ、ロック部材71のロック解除溝710が設けられていない面は、押上部材52の上部に当接して、押上部材52と作動部材51の第1係合部510及び第2係合部512との接触を制限するように、押上部材52が往復ロッド31とともに切断力により偏向することを阻止する。
図6〜図7を参照すると、往復鋸モードでカッターリフトが必要な場合、操作者は、ロック部材71を回転させて、ロック部材71をカッターリフト位置に調整する。このとき、ロック部材71のロック解除溝710は、押上部材52の上方に回転し、押上部材52が往復ロッド31とともに切断力により偏向するための退避空間を提供する。往復ロッド31は、上下に往復移動するときに、左向きの切断力Fの作用下で左に偏向する。このとき、押上部材52の左側は、第1係合部510に近づく方向へ偏向し、押上部材52の右側は、第2係合部512から離れるように偏向し、往復ロッド31は、枢着軸370に対して第1方向(時計回り)に沿って回転する。第1係合部510は、下方に移動するときに、押上部材52の左側と接触し、偏向した押上部材52を押す。押上部材52は、含油軸受55を介して作用力を往復ロッドのロッド部312に伝達する。なお、この力は、往復移動の方向に沿う(正確には、この方向「へ行く」)力であるので、往復ロッド31(及び鋸刃)をワークピースの方向に向かって枢着軸370に沿って小さく揺動させる。それにより、鋸刃は、往復鋸モードでカッターリフト機能(図7に示されるようなカッターリフト方向X1)を実現し、往復切断工具100の切断効率が大幅に向上する。
図8〜図9を参照すると、曲線鋸モードでカッターリフトが必要な場合、操作者は、ロック部材71を回転させて、ロック部材71をカッターリフト位置に調整する。このとき、ロック部材71のロック解除溝710は、押上部材52の上方に回転し、押上部材52が往復ロッド31とともに切断力により偏向するための退避空間を提供する。往復ロッド31は、上下に往復移動するときに、右向きの切断力F’の作用下で右に偏向する。このとき、押上部材52の右側は、第2係合部512に近づく方向へ偏向し、押上部材52の左側は、第1係合部510から離れるように偏向し、往復ロッド31は、枢着軸370に対して第2方向(反時計回り)に沿って回転する。第2係合部512は、下方に往復移動するときに、押上部材52の右側と接触し、偏向した押上部材52を押す。押上部材52は、含油軸受55を介して作用力を往復ロッドのロッド部312に伝達する。それにより、往復ロッド31(及び鋸刃200)は、ワークピース300の方向に向かって枢着軸370に沿って小さく揺動して、鋸刃は、曲線鋸モードでカッターリフト機能(図9示されるようなカッターリフト方向X2)を実現し、往復切断工具100の切断効率が大幅に向上する。
本発明では、往復切断工具100は、往復鋸及び曲線鋸の2つのモードで、作動部材51と押上部材52との係合によって、2つの異なるモードでの往復ロッド31のカッターリフトを駆動して、往復切断工具100の切断効率を向上させることができる。
以上の実施例は本発明の幾つかの実施形態のみを詳細且つ具体的に示しているが、本発明の保護範囲を限定するものではないと理解すべきである。当業者にとって、本発明の創造的構想から逸脱しない前提で、幾つかの変形や改善を行うことができ、これらはすべて本発明の保護範囲に属するべきであると理解しなければならない。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に指定された内容を基準とする。
Claims (20)
- 往復切断工具であって、前記往復切断工具は、往復鋸及び曲線鋸の2つの動作モードを有し、前記往復切断工具は、ハウジングと、往復機構と、いずれも前記ハウジング内に配置された動力機構及びカッターリフト機構とを含み、前記往復機構は、前記ハウジング内に配置された往復ロッドを含み、前記カッターリフト機構は、作動部材と、前記往復ロッド上に配置された押上部材とを含み、前記作動部材は、前記押上部材にそれぞれ係合する第1係合部及び第2係合部を含み、前記往復ロッドは、前記往復鋸モード及び前記曲線鋸モードで、前記動力機構の作用により前記ハウジングに対して往復移動すると同時に、切断力の作用により前記押上部材を前記第1係合部又は前記第2係合部に近づく方向へ偏向させ、前記第1係合部又は前記第2係合部は、前記動力機構の作用により前記押上部材に近づく方向へ移動するとき、前記押上部材のそれに偏向した側を押して、前記往復ロッドがカッターリフトを行うようにする、ことを特徴とする往復切断工具。
- 前記作動部材はシフトフォークであり、前記第1係合部と前記第2係合部は、前記シフトフォークの前記押上部材に隣接する側の対向する両端に互いに離間して配置され、前記第1係合部及び前記第2係合部はそれぞれ、前記往復鋸モード及び前記曲線鋸モードで、前記押上部材の方向に移動し、対応する側の前記押上部材と接触する、ことを特徴とする請求項1に記載の往復切断工具。
- 前記往復機構は歯車を含み、前記往復ロッドは前記歯車に偏心して接続され、前記動力機構は、動力部材と、前記動力部材によって駆動される伝動歯車とを含み、前記伝動歯車は、前記動力部材の駆動により前記歯車と噛み合わされ、前記往復機構はバランスブロックを含み、前記歯車の表面に偏心軸が突出して設けられ、前記偏心軸は、段階状に配置された高位面及び低位面を含み、前記シフトフォークは前記偏心軸の前記低位面に接続され、前記バランスブロックは、前記シフトフォークと前記歯車との間に配置され、前記偏心軸の前記高位面に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の往復切断工具。
- 前記高位面は、前記偏心軸の前記歯車に隣接する一端に位置し、前記低位面は、前記偏心軸の前記歯車から離れる一端に位置する、ことを特徴とする請求項3に記載の往復切断工具。
- 前記押上部材は、軸方向に沿って前記往復ロッドに外装され前記シフトフォークの下方に位置する軸受支えを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の往復切断工具。
- 前記カッターリフト機構は、支持台と、含油軸受とを含み、前記支持台は、前記押上部材の前記接続部から離反する表面に固定され、前記含油軸受は、前記往復ロッドと前記押上部材との間に介在し、前記支持台上に支持される、ことを特徴とする請求項5に記載の往復切断工具。
- 前記往復切断工具は操作アセンブリを含み、前記操作アセンブリは、前記押上部材の上方に配置されたロック部材を含み、前記ロック部材は、前記押上部材が前記作動部材と接触することを制限する固定位置と、前記押上部材が前記シフトフォークと接触することを可能にする可動位置とに切り替え得る、ことを特徴とする請求項1に記載の往復切断工具。
- 前記ロック部材の軸線方向は、前記往復ロッドの軸線に直交する、ことを特徴とする請求項7に記載の往復切断工具。
- 前記ロック部材は、前記押上部材の前記作動部材に近接する側に移動可能に配置され、ロック部材には、延伸方向に沿ってロック解除溝が設けられる、ことを特徴とする請求項8に記載の往復切断工具。
- 前記操作アセンブリは取り付けプレートを含み、前記取り付けプレートは前記ハウジングに取り付けられ、前記ロック部材の一端は、前記取り付けプレートに回転可能に接続され、前記ロック解除溝が設けられた他端は、前記取り付けプレートを貫通して前記押上部材の上方に延在し、前記ロック解除溝は、前記ロック部材が前記取り付けプレートに対して回転するときに、前記固定位置と前記可動位置との間で回転する、ことを特徴とする請求項9に記載の往復切断工具。
- 前記操作アセンブリは、位置調整部材、中空ピン及び圧縮バネを含み、前記取り付けプレートの表面に係止溝が設けられ、前記位置調整部材は、前記ロック部材の前記取り付けプレートに設けられた一端に固定接続され、前記ロック部材とともに前記取り付けプレートに回転可能に接続され、前記位置調整部材の前記取り付けプレートに面する表面に凹溝が設けられ、前記中空ピンは、前記凹溝内に移動可能に配置され、前記圧縮バネは、前記凹溝と前記中空ピンとの間で当接され、前記中空ピンは、前記圧縮バネの復元力の作用下で、前記係止溝内に係止される、ことを特徴とする請求項10に記載の往復切断工具。
- 前記取り付けプレートの表面に位置決め溝が設けられ、前記位置決め溝は、前記ロック部材の回転軌跡に沿って前記取り付けプレート上に配置され、前記位置調整部材の前記位置決め溝に対応する位置には、前記位置決め溝内に嵌入して位置制限される突起が設けられる、ことを特徴とする請求項11に記載の往復切断工具。
- 往復切断工具であって、ハウジングと、往復機構と、往復機構を駆動する動力機構と、カッターリフト機構とを含み、前記往復機構は、動力機構の駆動により往復移動する往復ロッドを含み、前記往復切断工具は、第1動作モード及び第2動作モードを有し、前記カッターリフト機構は、作動部材及び押上部材を含み、前記作動部材は、第1係合部及び第2係合部を含み、前記作動部材は直線的に移動し、それにより、前記第1係合部は第1動作モードで押上部材を駆動することができ、前記第2係合部は第2動作モードで押上部材を駆動することができ、前記往復ロッドは押上部材の駆動によりカッターをリフトする、ことを特徴とする往復切断工具。
- 第1動作モードで、往復ロッドは第1方向に沿ってカッターをリフトし、第2動作モードで、往復ロッドは第2方向に沿ってカッターをリフトし、第1方向は第2方向と反対である、ことを特徴とする請求項13に記載の往復切断工具。
- 前記作動部材は、往復ロッドが往復移動する方向に沿って平行移動する、ことを特徴とする請求項13に記載の往復切断工具。
- 前記往復機構は、歯車、前記歯車に設けられ往復ロッドを駆動するための第1ピン及び作動部材を駆動するための第2ピンを含み、前記第1ピンの中心と歯車の中心とを結ぶ線は、第2ピンの中心と歯車の中心とを結ぶ線に対して鈍角を成し、前記鈍角の角度は120度〜130度である、ことを特徴とする請求項13に記載の往復切断工具。
- 前記鈍角の角度は125度である、ことを特徴とする請求項16に記載の往復切断工具。
- 前記第1ピン及び第2ピンはそれぞれ歯車の対向する両端面に配置される、ことを特徴とする請求項16に記載の往復切断工具。
- 前記第1係合部及び第2係合部はそれぞれ、往復ロッドの縦長軸線に対して往復ロッドの縦長軸線の両側に位置する、ことを特徴とする請求項13に記載の往復切断工具。
- 往復切断工具であって、ハウジングと、往復機構と、往復機構を駆動する動力機構と、カッターリフト機構とを含み、前記往復機構は、動力機構の駆動により往復移動する往復ロッドを含み、前記カッターリフト機構は、作動部材及び押上部材を含み、前記作動部材は、第1係合部及び第2係合部を含み、前記作動部材は、直線的に移動して押上部材の回転を駆動し、それにより、前記往復切断工具が第1動作モードである場合、第1係合部は、往復ロッドが第1方向に沿って移動するように押上部材を駆動することができ、前記往復切断工具が第2動作モードである場合、第2係合部は、往復ロッドが第2方向に沿って移動するように押上部材を駆動することができる、ことを特徴とする往復切断工具。
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