本発明の一目的は、本発明が、改良型のバイザーを提供することでもよい。
本発明の別の目的は、本発明が、バニティのミラーを照らすのに使用するための発光ダイオード(LED)を有するバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、従来技術の電球の直接的な代替品としてLEDを使用するバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、照明案内部と共に光源としてLEDを使用して、バイザーのバニティ・ミラーを照らすバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、LEDをその上に有する回路板を水平姿勢又は垂直姿勢で保持することができる照明基部を含むバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、LEDを用いて点灯されるマップ・ランプを有するバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、回路板と車両の電気系統との間に配置されてバイザー・バニティにLED照明を提供する線を含むバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、LED照明バニティを使用することにより、より効率的でより製造が容易なバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、従来技術の照明システムより信頼性が高く、より長持ちする照明システムを含み、且つより頑丈なバイザーを本発明が提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、その両端部に透明な端部を有するミラーを備える枠なしバニティを有するバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の目的は、本発明が、透明な端部を有するミラーがそのそれぞれの端部に配置された、LEDを有するバイザーを提供することでもよい。
本発明によれば、上記その他の目的及び利点は、車両に使用するためのバイザーの新規な設計によって得られる。バイザーは、概して、枢動ロッドと、枢動ロッドを覆って配置されるキャリアとを備える。バイザーは、バイザー本体を形成するように係合可能な第1のシェルと第2のシェルとをさらに備える。バイザーは、バイザー本体の中に配置されるバニティも備える。バイザーは、バイザー本体の第2のシェルに固着される照明基部と、照明基部に係合する回路板とをさらに備える。バイザーは、回路板の表面に固着される発光ダイオードも備える。
本発明の一利点は、本発明が、改良型のバイザーを提供することでもよい。
本発明の別の利点は、本発明が、バニティ用の光源としてLEDを使用するバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、回路板に配置される、バイザーのバニティ用のLEDによって、従来技術の電球の直接的な代替品を提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、回路板に配置されるLEDをバイザー本体に対して垂直姿勢又は水平姿勢で保持することができる、バイザーに使用する照明基部を提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、照明案内部と共にLEDを使用して、バニティに照明を提供するバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、照明基部を使用して、バイザーのバニティに対して適切な位置にLEDを位置合わせするバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、従来技術の電球を、よりエネルギー効率がよく、信頼性が高く、より長持ちするLED光源で置き換えるバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、従来技術のバイザーより製造が容易で、より頑丈なバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、その両端部に透明な端部を備えるミラーを有する枠なしバニティを含むバイザーを提供することでもよい。
本発明のさらに別の利点は、本発明が、ミラーを照らすのに使用される透明な端部を有するミラーと共にLEDを使用するバイザーを提供することでもよい。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面と併せて解釈される、これに続く説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになろう。
図面を参照すると、本発明の一実施例によるバイザー30が示されている。概して、本発明は、大まかに言えば、キャリア34に取り付けられる枢動ロッド32を有するクラムシェル・タイプの車両サンバイザー30を提供し、枢動ロッド32及びキャリア34は、組立て中、バイザー・シェル部分36、38を互いに取り付ける単一のステップで、摺動可能に捕捉される。キャリア34は、このように別個のキャリアではなくバイザー本体42自体に載り、好ましくはシェル部分36、38の中に一体に成形されるチャネル40などの表面同士及び/又はフィーチャ同士の間に保持される。枢動ロッド32は、同様にバイザー本体42に載り、別個のブラケット、ベゼル又は同様の部品は、枢動ロッド32を支持するために必要ではない。本発明の関連する態様は、本明細書にも記述されるサンバイザー30の製造方法を含む。さらに、本出願に示されるバイザー30は、自動車車両、海上車両、航空車両、軍事車両、及び日差しが車両の車室に通ることを阻止する必要がある任意の他の知られている車両などであるがこれらに限定はされない、任意の知られているタイプの車両に使用されてもよいことに留意されたい。本発明によるバイザー30の概ねすべての構成要素は、任意の知られている製造工程によって押し出され、成形され、又は形をとることができるプラスチック材料で作られてもよいことにも留意されたい。しかし、任意の他の知られている金属、セラミック、プラスチック、複合材料、天然材料又は任意の他の知られている材料が、本明細書に記述されるバイザー30の任意のパーツ又は構成要素に使用されてもよい。さらに、本発明のバイザー30は、摺動バイザー、非摺動バイザー、可動バイザー、又は車両産業で知られている任意の他のタイプのバイザーなどの、任意の知られているタイプのバイザーでもよいことに留意されたい。
図に示される一実施例では、バイザー30は、細長いバイザー本体42を形成するように係合可能な第1のシェル半部又はシェル36と第2のシェル半部又はシェル38とを含む。種々の成形フィーチャ48がそれぞれのシェル36、38に含まれて、シェル同士の係合を容易にすることができる。たとえば、シェル間のスナップフィットを可能にする相補的構造物が、各バイザー・シェル36、38に形成されてもよい。企図される一実施例では、シェル36、38はそれぞれ、一体の、又は連結される長手方向周縁部44、46を有するように形成されてもよい。シェルが別々の非連結部材として形成される他の実施例が企図される。連結されるシェルが好ましいが、図に示されているバイザー30は、非連結シェルを有してもよい。バイザー30は、バイザー本体42の一端部に配置され、反対側の端部でサンバイザー30が配置される車両のヘッドライナ又は天井に連結する枢動ロッド32をさらに含んでもよい。バイザー30は、シェル36、38が枢動ロッド32を中心に閉じ、したがって単一の組立てステップでシェル同士の間に枢動ロッド32を捕捉することができるように形成されることが好ましい。また、バイザー30は、シェル36、38の閉止又は係合によって摺動可能に捕捉されるキャリア34を含んでもよく、キャリアは、枢動ロッド32を取り付けるための内部摺動部材、保持装置又は同様の機構を据え付ける必要なしに、シェル36、38の間に摺動可能に固着される。バイザー30のすべての構成要素パーツは、任意のタイプのプラスチック、金属、セラミック、複合材料、天然材料又は任意の他の知られている材料などであるがこれらに限定はされない任意の知られている材料から、本明細書に記述される構成要素を設計し作り出すための任意のタイプの成形技法、形成技法、化学的及び機械的工程などであるがこれらに限定はされない知られている工程によって製造されてもよい。
概して、シェル36、38は、従来のやり方でプラスチック材料を射出成形することによって形成される。たとえば、シェル36、38は、成形ポリエチレンから形成されてもよく、いくつかの他の適した方法及び/又は材料によって形成されてもよい。第1のシェル36及び第2のシェル38は、全体として、弓形の保持表面、平坦な、又は角度を付けられた保持表面などの、任意の知られている形状の保持表面を含み、これらすべては、バイザー・シェルの縁部に対して平行に延在し、シリンダ又は壁部の一部を画定する細長い形状の表面又は谷形状の表面でもよい。本発明は、示されるように、より長い谷形状のフィーチャと、より細い弓形の突起との間で寸法が様々である保持表面を有する設計物を含んでもよいことも理解されたい。1対の弓形の表面がバイザー・シェル36、38の一端部の近くに位置合わせされて、枢動ロッド32が適切に支持され、バイザー本体42に対して回転及び摺動できるようにしてもよいこともさらに留意されたい。バイザー半部シェル36、38は、その一縁部の近くに形成されるチャネルも有することができ、チャネルは、第1の座面及び第2の座面を有してもよい。これらの座面は、バイザー本体42の中心線との関係において任意の知られている角度で配置されてもよい。企図される一実施例では、これらの角度を付けられた表面は、バイザー本体42の長手方向軸に沿って所定の距離を延在するチャネルの両側に配置されてもよく、これらの角度を付けられた表面は、バイザー本体42の中心線との関係において任意の近似角度(approximate angle)でもよい。これらの角度を付けられた座面は、そのそれぞれの内表面に構成されてもよいことに留意されたい。バイザー半部シェル36、38は、枢動ロッド32、Dリング、バニティ66、及びバイザー本体36を覆って配置されてその組立てを完成させるカバー材料52などであるがこれらに限定はされない摺動バイザー36の種々の構成要素を受け、保持する他の表面を含んでもよいことにも留意されたい。
本発明によるバイザー30のバイザー本体42を形成するシェル半部36、38は、複数のハイブリッド・スナップ及び超音波溶着ジョイントも含むことができる。企図される一実施例では、複数のプロファイル・スナップが、バイザー・シェル36、38の弓形のシェルの前縁部及び側方縁部の周りに配置されてもよい。2つの半部シェル36、38の間の頑丈な屈曲ゼロのインタフェースを提供して頑丈なバイザー本体42を形成するために、シェルの一方は、プロファイル・スナップの雄部分を有してもよく、他方のシェルは、雄部分を受け、第1のシェルを第2のシェルに対して保持する雌部分を有してもよい。外形の周りに配置されるこれらのスナップにより、前縁部及び側方縁部の十分な屈曲が可能になり、以下に説明されるようにタッキング工程が行われるのを可能にすることができる。バイザー本体42は、少なくとも1つの溶接バー・ジョイント及びバイザー本体42の所定の位置に配置される少なくとも1つの溶接ボス・ジョイントも含むことができる。他の企図される手法及び留め具を使用して2つのバイザー・シェル半部36、38を互いに固着してもよいことに留意されたく、バイザー30は、2つの別々のシェル半部ではなく、1つの単一の本体部材として形成されることも企図される。
シェル半部の一方は、バニティ66を受け、それをバイザー本体42に固着するために使用され得る所定の形状のオリフィス又は空洞54も、その外側表面に有することができる。バニティ66を受けるためのオリフィス又は空洞54は、複数のロッキング表面又はロッキング腕部を含んでもよく、これは、バニティ66の枠部50のロッキング表面又はフランジと相互に作用して、バニティ66がバイザー本体42の一方のシェルの外側表面に固着されるのを確実にすることができる。これらのロッキング表面及び指部は、任意の知られている形状をとることができ、照明バイザー・バニティと非照明バイザー・バニティがどちらもそこに配置され得るように構成される。他の表面も、バイザー半部シェル36、38に成形されて、バイザー・バニティ・ミラー60を照らすために線58の配置を可能にするか、又はバイザー本体42に直接ユニバーサル・ガレージ・ドア・オープナ又は他の構成要素を受けることができる。本発明によるバイザー半部シェル36、38は、シェル半部36、38のそれぞれの前縁部及び側方縁部の外側周辺部の周りに配置される複数の歯62も含むことができる。これらの歯62は、概してピラミッド形又は三角形のような形状の歯を有し、設計要件及び使用されるタッキング工程に応じて、それぞれの半部シェルから出てまっすぐに互いに位置合わせされてもよく、それぞれの半部シェルから出て互いにオフセットしてもよい。このように歯62を使用してタック縁部を形成し、タック縁部工程によって配置されるカバー材料52を歯に係合させることにより、バイザー本体42を覆って配置される、きちんとしてきれいな外側カバー材料52を有する審美的に感じのよいバイザー本体42を作り出すことができる。企図される一実施例では、カバー材料52は、ソックスの形状で形成されてもよく、ソックスは、バイザー本体42の一端部を覆って配置され、次いでタック工程を使用して、バイザー30のきれいな前縁部及び側方縁部が作り出されることに留意されたい。しかし、設計要件及び作り出されるバイザー30に応じて、任意の他の知られているタック工程及びソックスの形をとらないカバー材料52も使用することができる。
本発明によるバイザー30は、その上縁部でバイザー本体42に固着されるDリングも含むことができる。Dリングは、任意の知られているDリングでもよい。本発明のDリングは、教示されるきれいなやり方で、バイザー本体42になるバイザー半部シェル36、38の外側表面を覆ってカバー材料52を保持するのを部分的に助けることができる。任意の形状が、Dリング本体、及びそれと関連付けられるDリング・ピンに使用されてもよいことに留意されたい。バイザー30は、車両のヘッドライナ又は天井に固着されるブラケット又はコネクタに一方の端部で取り付けられる枢動ロッド32を含んでもよい。ブラケットは、そこに固着されるコネクタを有して、線58を介して車両の電気系統をブラケットに接続することができ、次いで線58は、本発明による全体として中空の枢動ロッド32を通過する。しかし、そこに電気を通すことができて、バニティ・ミラー60、又は必要ならマップ・ランプ64を照らすことが可能である限り、中実の枢動ロッド32が使用されてもよいことに留意されたい。ブラケットは、留め具又は任意の他の知られている手法によって車両の天井に固着されてもよい。ブラケットは、枢動ロッド32の肘部の近くで枢動ロッド32の一方の端部を受けることになるオリフィスを含んでもよく、枢動ロッド32は概して、肘部で60°〜120°の角度を有する。枢動ロッド32は、ブラケットのオリフィスに固着され、その中で回転することができてもよく、また車両のフロントガラスと車両のサイドウインドウとの間で旋回されて、任意の角度からの日差しを遮ってもよい。枢動ロッド32は、バイザー30、及びそれが配置される自動車の設計に応じて、任意の知られている長さ及び直径でもよい。線58は、自動車の電気系統から接続されてもよく、バニティ66のバイザー・ミラー60を照らすためにLED64へと通される。バイザー30、枢動ロッド32及びブラケットは、プラスチック、セラミック、複合材料、金属、又は天然材料などであるがこれらに限定はされない任意の知られている材料で作られてもよいことに留意されたい。
バイザー枢動ロッド32は、バイザー本体42の中に配置されるキャリア34の中に配置される。バイザー36が摺動バイザーである場合、キャリア34は、摺動運動が可能である。バイザー30が摺動バイザーではない場合、キャリア34は、バイザー本体42に対して固定される。摺動バイザーでは、キャリア34は、バイザー本体42のチャネル68の中で摺動して、バイザー30がバイザー本体42の中に固着されるバイザー・ロッド32の端部に向かって外側に延出されるのを可能にすることができる。浮動キャリア、固定キャリア、又はバイザー32ロッド及びバイザー本体42に関連付けられる任意の他の知られているキャリアなどであるがこれらに限定はされない任意の知られているキャリア34を使用して、バイザー本体42に枢動ロッド32を固着することができる。
バイザー30は、ブラケットから枢動ロッド32を通ってLED64バニティ照明へと線58を通してバイザー30のバニティ・ミラー60を照らす、線配索システムも含むことができる。任意の知られている線配索システムを使用して、バイザー本体42を通って、その上のLED64を制御及び作動させるのに使用される回路板70へと、線58を通すことができる。基板搭載電源を使用して、バイザー30のためのバニティ66のLED64を点灯させるのも企図されることもさらに留意されたい。
バイザー30は、バニティ66も含むことができる。バニティ66は、全体として、バニティ・ドア72、ドアばね、バニティばね、及び任意選択の照明がそこに配置されるバニティ・ミラー60を含む。バニティ66が照らされる場合、バニティ66は、所定のやり方で光を分散させるための少なくとも1つのレンズ74も含むことができる。企図される別の実施例では、バニティ枠部50は、バニティ66のそれぞれの側に1つが配置されてミラー60を照らす、2つのレンズ74を含んでもよい。バニティ枠部50は、バニティ枠部50の下表面、又はその近くに配置される、一般に少なくとも1つであるが示されている実施例では2つの、連結フランジを含んでもよい。バニティ枠部50の反対側の端部には、バイザー・シェル半部36、38のうちの一方の表面に配置されるロッキング・タブと相互に作用することができる、少なくとも1つのロッキング肩部又はロッキング表面が配置されてもよい。これにより、バニティ枠部50及びバニティ66が、ねじなどの留め具なしでバイザー本体42に固着することが可能になる。しかし、別の実施例では、留め具及びねじを使用してバイザー本体42にバニティ枠部50を連結してもよいことに留意されたい。企図される一実施例では、バニティ66にスナップを作り出してもよい。概して、バニティ枠部50及びドア72は、長方形の形状又は楕円の形状を有することができるが、バイザー30の設計要件に応じて任意の他の形状のバニティ66が使用されてもよい。バニティ66及び枠部50は、その一端部に配置される屈曲フック、及びバニティ枠部50の中心に画定されるオリフィスの反対側の縁部に配置されるリーフ・スプリングも含むことができる。リーフ・スプリングと互いに隣り合うのは、1つ又は2つのロッキング・タブでもよい。バニティ枠部50にレンズ74を固着するために使用されるレンズ・タブに加わる、屈曲フック、リーフ・スプリング、及びロッキング・タブのこの組合せを使用して、接着剤なしで、可撓性インタフェースにミラー60を固着することができる。作業中、ミラー60は、屈曲フックの下に配置され、次いでロッキング・タブの下で、接着剤なしでバニティ枠部50にミラー60を固着するためのリーフ・スプリングに接触して留められる。しかし、接着剤、又は任意の他の手法を用いて、バニティ枠部50にミラー60を固着することも企図される。概してバニティ枠部50の両側に配置されるレンズ・タブは、バニティ枠部50に対して左右の方向において、バニティ・ミラー60を適切に位置決めしたままにすることができる。したがって、任意の形状、サイズ、又は厚みでもよいバニティ・ミラー60は、枠部50にバニティ・ミラー60を保持するために従来技術では一般に使用される接着剤なしで、バニティ枠部50に対して定位置に保持され得る。本発明によるバニティ・ミラー60を保持するために、任意の数のリーフ・スプリング、ロッキング・タブ、及び屈曲フックが使用されてもよいことに留意されたい。バニティ枠部50は、コア・バイザー本体半部シェル36、38のうちの一方の外側表面に成形される内側フックの下にバニティ枠部50の一方の端部の近くに配置される第1のフランジ及び第2のフランジを固着することにより、バイザー本体42に挿入されてもよい。これらのフランジは、これらの内側フックの下に配置されてもよく、次いで、バニティ枠部50の反対側の端部は、バニティ枠部50のロッキング肩部又はロッキング表面が、その外側表面において、バイザー半部シェル36、38に、又はバイザー半部シェル36、38の中に成形されるロッキング・タブ又はロッキング・スナップと相互に作用することができるように、下向きの力を用いて定位置に留められてもよい。これにより、バイザー本体42にバニティシステムを固着するためにねじなどの留め具を必要としないシステムのスナップを用いて、バイザー本体42にバニティ66を固着することができる。本発明のバニティ66は、バイザー本体42にバニティ66を固着するための留め具及びねじを含んでもよいことに留意されたい。
バニティ66を保持及び支持するバイザー半部シェル36、38は、そこに固着される照明基部80も含むことができることに留意されたい。企図される一実施例では、照明基部80は、バイザー本体42の第2のシェル38などの、シェル36、38のうちの一方に成形される。照明基部80は、そこに回路板70を固着して、第2のシェル38及びバニティ66に対して所定の固定位置に回路板70を保持するポケット82をそこに含んでもよい。ポケット82は、第2のシェル38の所定の内側表面に形成又は成形されてもよい。この実施例の照明基部80は、第1及び第2の案内部材84によって部分的に画定されるポケット82を有し、第1及び第2の案内部材84は、第2のシェル38の内側表面から延在し、互いに対して平行である。第1及び第2の案内部材84のそれぞれは、その上端部から延在する、内向きに延在するフランジ86を有してもよい。フランジ86は、回路板70の上表面に係合して、バニティ66に対して回路板70を固着させるのを助けることができる。第1及び第2の案内部材84は、全体として任意の知られている所定の形状を有してもよいが、正面から見たとき、概ねL字形状を有してもよい。L字形状は、案内部材84のそれぞれに、回路板70が載る、又は着座することができる座部を画定することができる。照明基部80の案内部材84の座部の部分と内向きに延在するフランジ86の下表面は、それらの間に所定の距離を有することができる。この所定の距離は、全体として、そこに配置される回路板70の厚み以上でもよい。照明基部80は、その後端部に配置される停止壁部88も含むことができる。停止壁部88は、バイザー本体42の第2のシェル38の内側表面から離れる所定の方向に延在してもよい。作業中、回路板70は、回路板70の一方の端部が照明基部80の停止壁部88に係合するまで、照明基部80のポケット82の前側に滑り入れられてもよい。照明基部80は、概ねポケット82の中間線に配置されるロッキング腕部90も含むことができる。ロッキング腕部90は、回路板70の所定の部分に係合し、照明基部80に回路板70を固着することができる。ロッキング腕部90は、全体として、その端部に配置されるロッキング肩部92を備える長方形の形状を有してもよい。ロッキング腕部90の一方の端部は、バイザー本体42の半部シェル36、38のうちの一方の表面に直接成形されてもよい。他方の端部は、可動でも可撓性でもよく、したがって、ロッキング腕部90がバイザー本体半部シェルに固定及び成形される第1の端部を中心に枢動することを可能にする。これにより、回路板70の所定の部分に係合するために、ロッキング肩部92及びロッキング腕部90が動くことが可能になる。ロッキング腕部90は、ロッキング腕部90がバニティ66に対して所定の位置に回路板70をしっかりと保持することを可能にする、所定のばね係数を有してもよい。
照明基部80は、2つの所定の表面の間に形成される間隙又は凹部94を含んで、回路板70のための線配索チャネルを形成することもできる。線58は、回路板70の一端部に接続し、他方の端部で車両の電子系統に接続することができ、線58は、バイザー本体42の所定の区域を通り、枢動ロッド32を通って車両の電気系統へと走ることができる。回路板70は、全体として、所定の長さ、幅及び厚みを備える長方形の形状を有することができる。回路板70は、任意の知られている形状でもよいが、示されている実施例では長方形の形状であることに留意されたい。回路板70の上表面にはLED64が配置される。LED64は、任意のタイプ、色、及び任意の知られている形状でもよいことに留意されたい。図面に示されているLED64は、概ね正方形のLED64である。電気的構成要素96が回路板70に配置され、LED64を点灯させ、バニティ66のレンズ74及びミラー60にそのような点灯された光70を通すために必要な回路を形成することができる。電子的構成要素96は、ダイオード、抵抗器、コンデンサ、集積回路、又はLED64を作動させるために必要な任意の他の知られている電気的構成要素でもよいが、これらに限定はされない。示されている実施例のLED64は、回路板70がバイザー本体42の内側表面に対して平行になるように、照明基部80の中に固着されることに留意されたい。これにより、実質上、バイザー本体42に対して水平な姿勢に回路板70が保持される。照明基部80のこの実施例を使用することにより、LED照明バイザーの、直接的な電球の代替品であるバージョンを提供することができる。これにより、従来技術のバイザー設計物に使用された従来技術の電球及びソケットと概ね同じ場所又は区域に回路板70及びLED64を位置決めすることが可能になる。概して、そこに照明基部80を成形することを除き、バニティの部分組立体の変更は必要とされない。回路板70は、概して、回路板70の上表面に配置されてもよいLED64の反対側でその下表面に配置される、複数の電子的構成要素96を有することに留意されたい。回路板70は、下表面から延在するロッキング部材98も含むことができ、ロッキング部材98は、バイザー本体42のロッキング腕部90のロッキング肩部92と相互に作用し、それと相互に係合することができる。照明基部80及び回路板70は、バニティ66の両側に配置されてもよいことに留意されたい。しかし、バニティ66の片側にのみLED64を配置することも企図され、バニティ66の片側にのみLED64を使用し、その1つのLED64から照明案内部を介してバニティ66のミラー60の両端部又は両側まで光を通すことですら企図される。
バイザー30の別の実施例は、バイザー本体半部シェル36、38とは別々に成形又は形成される別々の構成要素である照明基部100を含んでもよい。この実施例では、照明基部100は、全体として、互いに対して平行な第1及び第2のレール102をその下表面に含む長方形の形状の本体を有する。レール102は、全体として円形の形状を有し、照明基部100の両側の底部隅縁部から延在する。平行なレール102は、バイザー30のシェル36、38のうちの一方に成形される所定のチャネルに対合し、それと相互に係合することができる所定の直径を有してもよい。照明基部100は、第1及び第2の腕部104も含むことができ、腕部のうちの1つが、照明基部100の中間部分の近くで、そのそれぞれの側部から延在する。腕部104は、全体として、上から見たとき、半円形の形状やセミサイロ形状などであるがこれらに限定はされない任意の知られている形状を有してもよい。腕部104は、照明基部100の側部から所定の距離を延在することができる。腕部104は、その上面に、角度を付けられた表面を有してもよい。照明基部100は、その下表面から延在するロッキング・タブ106も含むことができ、ロッキング・タブ106は、シェル38に配置及び成形されるロッキング・スロット108と相互に作用し、それに係合する。ロッキング・タブ106は、タブ106が全体として照明基部100の下表面から延在する弓形の形状をもつように、全体として第1及び第2の平行な案内レール102の間で、且つ照明基部100の下表面から延在することができ、ロッキング・タブ106は、案内レール102の表面を越えて所定の距離を延在する。一実施例では、ロッキング・タブ106は、照明基部100の側部から延在する第1及び第2の腕部104の中間点に沿って概ね位置合わせされる。照明基部100の一端部にはスロット110が配置される。スロット110は、回路板70がスロット110に配置され、第2のシェル38に対して所定の位置に固着されるように形成される。スロット110は、照明基部100から延在する第1及び第2の脚部112によって部分的に画定される。第1及び第2の脚部112は、それぞれ、その中間点に配置される、概ね正方形の形状をもつ溝を有してもよい。第1及び第2の脚部112に配置される各溝を使用して、そこに配置される回路板70の一方の縁部を保持することができる。第1の溝と第2の溝の間には、回路板70の幅と概ね等しくなるように、所定の距離が構成される。これにより、照明基部100の前端部に配置されるスロット110に回路板70を滑り入れ、照明基部100の表面に配置されるロッキング・スナップ部材114により、照明基部100に回路板70を固着することが可能になる。ロッキング・スナップ部材114は、全体として照明基部100の中間点の近くに、又はその近くの表面に配置されてもよい。照明基部100の各腕部112は、腕部112の下表面から照明基部100の表面へと延在する補強リブ116を有してもよい。横から見たとき、補強リブ116は、全体として三角形の形状をもつことができる。スナップ・ロック部材114は、照明基部100の一端部に構成される所定の形状の空洞と互いに隣り合うリブ116同士の間に配置されてもよい。所定の空洞は、全体として任意の知られている形状を有してもよいが、目下の実施例では、全体として長方形又は正方形の形状を有する。これにより、回路板70の下表面から延在するロック部材98が、スナップ・ロック部材114と相互に係合し、本発明の照明基部100の定位置に回路板70を保持することが可能になる。スナップ・ロック部材114は、任意の知られている形状を有してもよく、一実施例では、全体として三角形の形状をもち、照明基部100の一端部から所定の距離を延在し、回路板70のロック部材98を保持する空洞へと所定の距離を延在する。これにより、回路板70のロック部材とスナップ・ロック部材114の相互作用及び係合が可能になる。スナップ・ロック部材115は、照明基部100に回路板70を固着するための企図される実施例の1つに過ぎず、そこに回路板70を固着するために任意の他の知られているロッキング・フィーチャが使用されてもよいことに留意されたい。この実施例の照明基部100は、バイザー本体42の半部シェル36、35のうちの一方の内表面に成型される複数のフィーチャと相互に作用してもよい。第2のシェル38は、そこに成型される第1、第2、第3及び第4のロッキング表面118を有してもよい。ロッキング表面118は、概して、バイザー半部シェル36、38のうちの一方の中に成型される、わずかに角度を付けられた表面として画定される。表面118は、互いに向かい合っており、したがって所定のサイズの間隙を形成することができる。この所定のサイズの間隙は、照明基部100の腕部104のうちの一方の厚みと概ね同じでも、それよりわずかに大きくてもよい。これにより、これらの間隙を通して照明基部100を滑り入れることが可能になり、その結果、腕部104は、第1及び第2のロッキング表面118と相互に作用し、第1のロッキング表面118は、第1のロッキング表面118を照明基部100の腕部104へと押し下げることができる力を生み出すことができ、第2のロッキング表面118は、実質上、上向きの力を用いてロッキング表面118の腕部104を押すことができ、このことにより、実質上、その各側部から延在する腕部104を介して、半部シェル38に照明基部100を押し込むことができる。したがって、第1及び第2のロッキング表面118は、照明基部100のそれぞれの側部に配置され、バイザー半部シェル38の中に形成されてもよい。バイザー半部シェル38は、第3及び第4のロッキング表面118もそこに成形していてもよい。第3及び第4のロッキング表面118は、全体として、バイザー半部シェル38の中に成型される所定のフランジから延在する縁部又は表面によって画定されてもよい。第3のロッキング表面は、案内レール102のうちの一方と相互に係合することができ、第4のロッキング表面118は、照明基部100の案内レール102のうちの他方と相互に係合することができる。したがって、第3及び第4のロッキング表面118は、それらの間の間隙が、案内レール102のうちの一方の直径と概ね同じ、又はそれより大きくなり得るように、互いの近くに配置されてもよい。第3及び第4のロッキング表面118は、各案内レール102がバイザー半部シェル38のうちの一方に成形される第3及び第4のロッキング表面118の間に押し込まれ得るように、案内レール102に対して角度を付けられてもよいことにも留意されたい。本明細書に記述される概ねすべてのロッキング表面118又はロッキング・フィーチャは、直接バイザー半部シェル38に成形されるフランジ又はチャネルによって形成されることに留意されたい。作業中、この実施例に記述されている照明基部100は、バイザー半部シェル38の中の定位置に滑り入れられ、ロックされ得る。ロッキング・タブ106は、概ね照明基部100の中間点で、第2のシェル38の表面に形成及び成形されるロッキング・スロット108と相互に係合することができる。これにより、照明基部100が4つの点でバイザー半部シェル38と相互に係合し、1つの点でロックされることが可能になり、したがって照明基部100はバイザー半部シェル38及びバニティ66に対して所定の位置に固着される。バイザー半部シェル38に照明基部100を挿入及び固着した後、線58が、回路板70の表面と車両の電気系統との間に接続され得る。これにより、従来技術のバイザーの電球システムの直接的な交換が可能となる。
照明基部120のさらに別の実施例は、全体として、上述の照明基部100と同じ本体、案内レール102及び腕部104を有することができる。照明基部120のこの実施例は、照明基部120の上表面の横断部分に沿って配置される第1のスロット122をさらに含んでもよい。スロット122は、照明基部120の幅全体にわたって延在してもよい。スロット122を使用して、回路板70の一方の長手方向縁部を固着及び保持することができる。照明案内部120の上表面でスロット122とすぐ互いに隣り合うのは、その上表面から延在するロッキング部材124でもよい。ロッキング部材124は、スロット122とすぐ互いに隣り合ってもよく、その正面から見たとき、概ねU字の形状を有してもよい。ロッキング部材124は、照明基部120の上表面から延在する第1及び第2の脚部126と、2つの脚部126の間に延在する交差部材128とを有してもよい。概して、ロッキング部材124の前面は、スロット122の内向きに延在する表面壁部のうちの一方と同じ平面を共有してもよい。各脚部126は、横から見たとき、全体として三角形の形状を有してもよいが、任意の他の形状も使用されてもよい。ロッキング部材124は、ロッキング部材124の中心を通って長方形のオリフィスが概して形成され得るような構成でもよい。照明基部120のロッキング部材124の少なくとも1つの表面と相互に作用するために、回路板70の表面から延在する電気的構成要素又は他のロッキング部材が使用されてもよい。これにより、照明基部120に対して所定の位置に回路板70を固着及び保持することができる。線38は、回路板70のいずれかの側部又はいずれかの端部で回路板70に接続され得る。回路板70の上面は、そこに固着され、回路板70の電子装置及び車両の電気系統と電気的に通じるLED64を有してもよい。照明基部120は、ロッキング部材124の側とは反対の側でスロット122と互いに隣り合って配置されるポケット130も含むことができる。ポケット130は、照明基部120の中へと所定の距離を延在してもよい。ポケット130は、上から見たとき、全体として長方形の形状を有する。照明基部120の代替実施例のスロット122は、全体として、バイザー本体半部シェル38に対して垂直姿勢に回路板70を保持することができる。これにより、バイザー30の定位置に垂直にLED64を保持することが可能になり、したがってバニティ66と共に照明案内部132を使用することが可能になる。
照明案内部132は、全体として任意の知られている形状でもよいが、示されている実施例では、概ね円形の下部分及び平行四辺形タイプの上部分を備える、修正ピラミッド形の形状を全体として有する。任意の知られている形状が、本発明の照明案内部132に使用されてもよいことに留意されたい。照明案内部132の、寸法が小さいほうの一方の端部は、全体として、そこに構成される切込み部又は切抜き部134を有してもよい。切抜き部134を使用して、本発明の回路板70に配置されるLED64と位置合わせすることができる。任意の知られている形状を有する照明案内部132が、任意の知られているバイザー30に使用されてもよい。切込み部又は切抜き部134は、照明案内部132の一縁部に配置され、任意の知られている形状を有することができるが、本明細書で使用されるLED64の正方形の形状を模すことができる、概ね正方形のタイプの切抜き形状である。LED64は、正面から直接照明案内部132の縁部又は端部へとその光を光らせることができ、したがって照明案内部132の全体にわたる均一な光の分散が可能になる。照明案内部132の使用により、バニティ66のレンズ74を通して、より温かみがあり、より均一な光の見た目を提供することができる。照明案内部132を介した光の分配により、通常の電球からの光と比べて、ホットスポットがないことを確実にすることができる。LED64は、照明案内部132に接触又は係合してもよいがそうしなくてもよく、バニティ66は、そこに配置される1つ又は複数の照明を有してもよいことに留意されたい。光が1つのLED64を介してバニティ66のミラー60の両側へと発され得るように、バニティ66の両側から延在する照明案内部132を使用することも企図される。しかし、1つがバニティ66のそれぞれの端部に配置される2つの別々の照明案内部132を、そのそれぞれの端部に配置される照明基部120と共に使用して、本発明によるバイザー30の照明光を形成することも企図される。照明案内部132は、所定の厚みを有し、本発明が要求するような光の分配を生じさせることができる任意の知られている所定の材料で作られることに留意されたい。任意の知られている材料又は知られていない材料が、本明細書において構成される照明案内部及び照明案内部システムに使用されてもよいことが知られるべきである。1つ又は複数のLED64は、切込み部134などであるがこれに限定はされない照明案内部132の所定の位置で、照明案内部132に直接付けられるか又は直接取り付けられてもよいことにもさらに留意されたい。照明案内部132に直接取り付けられるLED64を作動させるために必要な電子装置が、バイザー又は車両のための電源とLED64との間に配置されてもよい。概して、本発明の照明案内部132は、照明案内部の表面を保護するためにレンズ74がその上表面を覆って配置された状態で、バイザー・バニティ枠部50の中に配置されてもよい。レンズ74は、任意の知られているタイプ又は設計のものでもよい。企図される一実施例では、照明案内部132の切込み部134は、約4ミリメートル幅でもよいが、任意の他の形状、幅又は切込み部が、照明案内部132の入力光区域に使用されてもよい。本発明のバニティ枠部50は、全体として照明案内部132の外側の形状を模す、所定の形状のオリフィスをそこに含んでもよい。照明案内部132は、次いで、照明案内部132の各隅端部などの戦略的位置にクラッシュ・リブ136を使用することにより、圧入によってバニティ枠部50の中に保持されてもよい。しかし、照明案内部132を定位置に滑り込ませるか又はスナップ若しくはかしめ作業によって定位置に保持して、照明案内部132に対してLED64を保持及び固着する照明基部120及びバニティ枠部50に対して、照明案内部132が固定されたままであるのを確実にするのも企図されることに留意されたい。したがって、圧入、スナップ又はかしめなどの任意の知られている保持手法を使用して、バニティ枠部50の片方又は両方の端部で定位置に照明案内部132を保持することができ、次いで、バニティ枠部50は、ミラー60と互いに隣り合う、照明案内部の上部を覆って配置されるレンズ74を有して、LED照明64及び照明案内部132を介して使用者にミラー60の照明を提供することができる。車両の電気系統から照明基部120の回路板70へと線58を通すために、リブ及びバイザー半部シェル38の他の構成要素の所定の開口又は貫通口142が、それを通して構成されてもよく、回路板70は、垂直姿勢で保持されていることにも留意されたい。
本発明のLEDバイザー・バニティでは、照明案内部132又は直接的な代替品であるLED64を覆うようにレンズ74を使用する代わりに、いずれも、バイザー・バニティ枠部50の端部までミラー60を延在し、ミラー60の下部のいかなる接着剤も無くすことによって覆われてもよいということも企図される。これにより、光が直接ミラー60を通して光ることが可能になり、所定のやり方でLED照明を分散させるためにレンズ74を使用する必要を無くすことができる。さらに、照明案内部132又はLED64を保護し、照明案内部132又はLED64から所定のやり方で光を分散させるために、バニティ枠部50に格子140が成形され得ることも企図される。これらの格子140は、図面に示されているように、支持腕部デザインを有する弓形の線やハニカム・デザインなどの、任意の知られている形状でもよいことが企図される。ミラー下部のテープを無くしながらミラー60を延在させること、又は任意のこれらの成形格子140が、本発明のLEDシステムと共に使用されてもよい。バイザー本体42の第1のシェル36又は第2のシェル38に配置され得るマップ・ランプ138は、本発明による、それと関連付けられる発光ダイオード64及び照明基部80を使用して、車両の使用者によって使用されるマップ・ランプ138を提供することができ、マップ・ランプ138は、本明細書に記述されるバニティ・ミラー照明システムとは別々の照明システムでもよいということも企図されるのに留意されたい。
図29から図33は、本発明によるLEDバイザー230の一代替実施例を示す。同様の符号は同様のパーツを指す。代替実施例のバイザー230は、枢動ロッド、Dリング、バニティ、及びバイザー本体242を覆って配置されてその組立てを完了するカバー材料などであるがこれらに限定はされない、摺動バイザー230の構成要素を受け、保持する他の表面を含むことができるバイザー半部シェル236を含んでもよい。本明細書に記述されるこれらのあらゆる構成要素が互いに連結されるやり方、及びこれらの各構成要素の中に使用及び形成される構成要素は、上述のものと概ね同じである。第1の半部シェル236及び第2の半部シェル238から構成されるバイザー本体242は、枠なしバニティ266がバイザー本体242に固着されることを可能にし、したがってバニティ266が車両の乗員に使用されることを可能にする。企図される一実施例では、半部シェルのうちの一方、この場合は第1の半部シェル236は、第1の半部シェル236の所定の上表面に配置されるバニティ・ポケット235を含む。企図される一実施例では、バニティ・ポケット235は、バイザー半部シェル236の一端部の近くに配置される。しかし、バニティ・ポケット235は、バイザー半部シェル表面に沿ってどこにでも配置され得る。楕円、円形、正方形、三角形を含むがこれらに限定はされない任意の他の形状、又は任意の他の形状を使用してバニティ・ポケット235を形成できることに留意されたいが、バニティ・ポケット235は、全体として長方形の形状を有する。バニティ・ポケット235は、バイザーの第1の半部シェル236の上表面から所定の距離凹んだ場所に据えられてもよい。この距離により、バニティ266を作動させるために必要な構成要素のすべてをそこに配置し、車両のバイザー230の使用者にとって審美的に感じのよい表面を形成することが可能になる。バニティ・ポケット235は、そこに形成される複数のチャネルを含んでもよい。企図される一実施例では、バニティ・ポケット235は、第1及び第2の回路板チャネル249を含んでもよく、回路板270は、バニティ266に向けてそこに配置及び固着され得る。バニティ・ポケット235は、バニティ・ポケット235の上端部に沿って、又はその近くに構成されるワイヤハーネス・チャネル237も含むことができる。企図される一実施例では、ワイヤハーネス・チャネル237及び回路板チャネル249は、上から見たとき、全体として長方形の形状を有する。任意の他の形状のチャネルが、本明細書に記述されるチャネルに使用されてもよいことに留意されたい。ワイヤハーネス・チャネル237と第1及び第2の回路板チャネル249は、互いに連結され、上から見たとき、全体としてC字形状を形成する。各回路板チャネル249は、各回路板チャネル249の内側表面から所定の距離を延在する突出部材又は指部251を含んでもよいことにもさらに留意されたい。これらの指部251を使用して、チャネル249に対して所定の位置に回路板270を位置合わせ及び固着することができる。第1及び第2の回路板チャネル249とすぐ互いに隣り合うのは、第1及び第2の照明案内部チャネル253でもよい。照明案内部チャネル253は、全体として、本発明によるバイザー230の中で使用することができる照明案内部232の外側の形状を模してもよい。企図される一実施例では、照明案内部チャネル253は、本発明向けの照明案内部253の設計及び外縁部の形状に応じて、概ね部分的な卵形の形状又は半円形の形状を有してもよい。企図される一実施例では、照明案内部チャネル253は、バニティ・ポケット235の下部から所定の距離を延在するが、回路板チャネル249及びワイヤハーネス・チャネル237のところまでは延在しないことに留意されたい。しかし、チャネルのすべてをバニティ・ポケット235の下部から同じ距離まで延在させ、その結果、照明案内部チャネル253、回路板チャネル249、及びワイヤハーネス・チャネル237すべてが、バニティ・ポケット235の下部から同じ距離を延在することも企図される。企図される一実施例では、それぞれの照明案内部チャネル238と回路板チャネル249の間に、第1及び第2の三角形のウェッジ部材255が配置される。これらのウェッジ部材255により、ウェッジが照明案内部232の一表面を模すことができるように、照明案内部232に対して回路板270を適切に位置決めすることが可能になり、それによって、バイザー本体242に対するいかなる運動もなしに、照明案内部チャネル253の中に照明案内部232をしっかりとセットすることができる。バニティ・ポケット235は、バイザー本体の第1の半部シェル236の上表面から下方にバニティ・ポケット235へと延在する、任意の知られている形状の、任意の知られている角度で所定の角度を付けられた表面を含んでもよいことにもさらに留意されたい。
バニティ・ポケット235の中にはミラー260が配置される。ミラー260は、示されているように、湾曲した端部を有する概ね長方形の形状や任意の他の形状などの、任意の知られている形状を有してもよい。ミラー260は、一般に、上に適当なコーティングを有するガラスで作られるが、ミラー260は、プラスチック、複合材料、天然材料、などの任意の他の材料から作られてもよいことも企図される。ミラー260は、任意の知られている連結手法によってバニティ・ポケット235の下表面に固着されるように構成される。これらの手法のうちのいくつかは、接着剤、テープ、面ファスナ、機械的コネクタ、又は任意の他の知られている化学的若しくは機械的な連結手法でもよい。企図される一実施例のミラー260は、その両端部に配置される第1及び第2の透明な端部247を有してもよいことに留意されたい。ミラー260の透明な端部の部分247は、図面に示されている半円形や半卵形の形状などの、任意の知られている形状でもよい。透明な端部247は、ミラー260の端部から任意の距離を延在してもよく、ミラー260の表面のどこにでも位置決めされてもよい。しかし、バイザー230の設計要件に応じて、ミラー260に透明な端部を有しないこと、及び/又はミラー260に1つだけの透明な端部247を有することも企図される。ミラー260に透明な端部247を使用することにより、回路板270に配置されるLED264によって照らされる照明案内部232からの光が、ミラー260の下からバニティ・ミラー260を照らすことが可能になる。これにより、夜間、及び他のいかなるときでも、光がミラー260の透明な端部247を通過し、したがってバニティの使用者のためにミラー260を照らすことが可能になる。透明な端部247の形状は、光を通過させ、この代替実施例のバニティ・ミラー260を照らすことができる、任意の知られている形状でもよいことに留意されたい。使用中、ミラー260は、バニティ・ポケット235に固着されてもよく、その結果、ミラー260は、第1及び第2の回路板チャネル249の中に配置及び固着される第1及び第2の回路板270と互いに隣り合う、第1及び第2の照明案内部チャネル253の中に配置される第1及び第2の照明案内部232を覆って配置される。回路板270は、ワイヤリング・ハーネス258を介して、車両の電気系統に電気的に接続される。ワイヤリング・ハーネス258は、ワイヤハーネス・チャネル237の中に配置され、その一方の端部でそれぞれの回路板270に接続され、ワイヤリング・ハーネス258の反対側の端部は車両の電気系統に接続される。上述のように、使用者が手動で照明をオン又はオフにするのを選択するプランジャ・スイッチや機械的スイッチなどの任意のタイプのスイッチを使用して、LED264の電力を制御することができる。上で指摘したように、照明案内部232は、バニティ・ポケット235のそれぞれの端部に配置されてもよく、バニティ・ポケット235の一方の端部にのみ配置されてもよく、バニティ・ポケット235の部分には配置されなくてもよい。上述の照明案内部232は、任意の知られている形状、厚みでもよく、本発明に使用されても、使用されなくてもよい。前の実施例において上に述べたように、LED264は、回路板270に配置され、回路板270は、車両の電気系統に接続される。
代替実施例のバイザー230は、ドア取付けパネル231も含むことができる。ドア取付けパネル231又はドア取付け部材は、バイザー本体242の第1の半部シェル236に直接留まることができる。ドア取付けパネル231は、全体として、その各端部で湾曲した端部を有する長方形の形状を有する。これは、上から見たとき、全体として翼のような形状を形成する。ドア取付けパネル231は、断面で見たとき、全体としてSの形状を有する。企図される一実施例では、ドア取付けパネル231は、それを通して第1及び第2のオリフィス257を含み、バニティ266用のドア272のドア・ヒンジ243を受けてもよい。オリフィス257は、任意の知られている形状でもよいが、上から見たとき、全体として長方形の形状である。企図される一実施例では、ドア・ヒンジ243用の第1及び第2のオリフィス257は、ドア取付けパネル231を通って配置される。概して、2つのドア・ヒンジ243は、一方がドア272の一方の端部又はその近く、他方がドア272の他方の端部又はその近くで、ドア272の上表面から出て配置される。しかし、ドア取付けパネル231と共に単一のドア・ヒンジ243が使用されることが企図され、また複数の、すなわち3つ以上のドア・ヒンジが使用されることも企図されることに留意されたい。ドア取付けパネル231は、ドア取付けパネル231の下表面から出て配置されるパネル・スナップ又はスナップ・ロッキング部材241も含むことができる。パネル・スナップ部材241は、全体として長方形の形状であり、その端部に三角形のウェッジを含む。三角形のウェッジは、本発明による第1のバイザー半部シェル236のロッキング表面と相互に作用することができるロッキング肩部を形成してもよい。パネル・スナップ241のロッキング肩部により、ドア取付けパネル231が基体のオリフィスを通って押され、それと相互に係合することが可能になる。ドア取付けパネル231の長さは、全体としてバニティ・ポケット235の幅のほぼ全体を延在する。示されている実施例では、ドア取付けパネル231の長さは、バニティ・ポケット235の幅よりわずかに小さく、その結果、バニティ・ポケット235は、ドア取付けパネル231の端部に向かって先細りになる、角度を付けられた表面を有する。複数のパネル・ロッキング・スナップ241が、その下表面から出て配置される。示されている実施例では、3つの多様なサイズのスナップ241がドア取付けパネル231の下表面の第1の縁部に沿って配置され、単一のパネル・スナップ241が、ドア取付けパネル231の反対側の縁部に沿って配置される。第1の半部シェル236は、そこを通って構成される複数のロッキング・スロット又はオリフィス259を有することに留意されたい。概して、ロッキング・スロット259は、上から見たとき、長方形の形状を有するが、任意の他の知られている形状がロッキング・スロット259に使用されてもよい。ロッキング・スロット259を使用して、ドア取付けパネルのスナップ・ロック部材241のロッキング肩部のロッキング表面を接触して受け、固着することができ、その結果、ロッキング肩部とロッキング・スロットの間の相互係合が発生する。スナップ・タイプ構成ではパネル・ロッキング・スナップ241は、全体として、そのロッキング肩部をロッキング・スロット259のロッキング表面と相互に係合させるためにパネル・ロッキング・スナップ部材241が曲がることを可能にする、所定のたわみ係数(co−efficient of flexibility)を有する。ドア取付けパネル231は、第1及び第2のドア・コネクタ部材261も含むことができる。ドア・コネクタ部材261は、全体として、ドア取付けパネル231の下表面から出て配置されてもよい。ドア・コネクタ部材261は、概して、それらの間の交差部材によって相互に連結される第1の脚部及び第2の脚部を有してもよい。交差部材は、その表面を通って配置されるより小さいポケットと共に、その上表面に配置される第1のポケット及び第2のポケットを有してもよい。ドア・コネクタ部材261は、交差部材の側面にばねポケット245も含むことができ、これを使用して、ばねポケット245の中にドア272のためのばね239の一方の端部を固着することができる。ドア・コネクタ部材261は、その脚部のうちの一方から延在するフランジ263も含むことができ、フランジ263はその所定の部分を通るオリフィスを含むことに留意されたい。このオリフィスは、ドア272がミラー260を覆うように開位置と閉位置の間で所定の軸を中心に枢動するために、ヒンジ243をそこに通して配置するために使用することができる。示されている実施例では、2つのドア・コネクタ部材261が、ドア取付けパネル231の下表面から出て配置される。ドア取付けパネル231は、その上表面にポケットを伴わず、ばねポケット245のみがドア・コネクタ部材261の横梁の側面を通って配置される、中実の部材として形成される交差部材も有してもよいことにもさらに留意されたい。ドア272は、それがバニティ・ポケット235の全体的な形状を模す形状であり、したがってバイザー本体242のドア272が閉じている間、その下にミラー260を隠すような、任意の知られている寸法及び任意の知られている形状を有してもよいことに留意されたい。実施例に示されているように、ドア272は全体として卵形又は長方形の形状であり、ドア272は、車両の使用者によるドア272の簡単な開閉のためにその下表面に配置される所定のくぼみを有する。ドア272は、ドア272の上端部からずれて配置される第1及び第2のヒンジ243も含むことができる。本発明によるバイザー230の設計に応じ、1つ又は3つ以上を含めて、任意の他の数のヒンジも使用することができることに留意されたい。ドア・ヒンジ243は、断面で見たとき、全体としてU字形状を有してもよい。ドア・ヒンジ243は、その一方の端部に配置されるダボ又はピンを含んでもよい。このピンは、ドア・コネクタ部材261の、その各端部に配置されて枢動点を与えるオリフィスを通って配置されてもよく、その結果、ドア272は、ドア272が開いてミラー260を見えるように露出させること、及びドア272が閉じ、車両の使用者から見えないようにミラー260を閉じることを可能にするように、ヒンジを中心に枢動することができる。上述のドアばね239は、横から見たとき、全体としてC又はUの形状を有する。ドアばね239の第2の端部は、ドア・ヒンジ243の概ね中心部分の近くでドア・ヒンジ243に構成されるカム表面に係合されてもよい。これにより、制御され、手間のかからないやり方で、いかなる副次的なノイズもなしに、ドアを開閉することが可能になる。示されているドアばね239は、その一方の端部に分割端部を含むことに留意されたい。この分割端部は、分割端部の一方の部分をドア・ヒンジ243のカムの上表面に係合させ、第2の部分をドア・ヒンジ243のカムの下表面に係合させてもよい。ドアばね239のこの分割端部により、ノイズの軽減と共に、手間のかからない開閉が可能になる。ドアばね239は、任意の知られている材料で作られてもよいが、好ましい一実施例では金属材料で作られており、しかし、任意の他のプラスチック、複合材料又は天然材料も使用され得ることに留意されたい。本明細書のその他のパーツのうちの任意のものに、任意の他のタイプのプラスチック、金属、セラミック、複合材料又は天然材料を使用することも企図される。ドア取付けパネル231の下表面から延在する少なくとも1つの円筒形のロック部材又は位置合わせ部材265を使用することが企図されることにもさらに留意されたい。これらは、概してドア取付けパネル231のそれぞれの外側端部の近くに配置される。円筒形のロック部材265は概して、第1の半部シェル236のロッキング表面と相互に係合することができる、先細りになったヘッドを有してもよい。第1の半部シェル236は、ドア取付けパネル231の円筒形のロッキング部材265と位置合わせし、それと相互に係合することができる第1及び第2の円筒形のオリフィス267を、それを通して含んでもよい。1つのドア連結部材261が、バニティ・ポケット235の中心近くに配置される1つのヒンジ243と共に使用され得ることも企図される。
図34から図40は、本発明によるバイザー330のさらに別の代替実施例を示す。同様の符号は同様のパーツを指す。この代替実施例は、バイザー本体342を作り出すように一緒に形成される第1の半部シェル336と第2の半部シェルとを含む。バイザー半部シェルは、上述のような枢動ロッド、Dリング、バニティ366、及びバイザー本体312を覆って配置されてその組立てを完了するカバー材料などであるがこれらに限定されないバイザー330の種々の構成要素を受け、保持する多くの他の表面を含んでもよい。この代替実施例のバイザー320は、そこに配置されるバニティ・ポケット335を備える第1の半部シェル336を有してもよい。バニティ・ポケット335は全体として、バイザー本体342にバニティ366を連結するために使用されるバニティ枠部351の全体的な外側の形状を有してもよい。示されている実施例では、バニティ・ポケット335は、全体として、丸みを帯びた縁部を有する長方形の形状である。しかし、長方形、正方形、円形、楕円、三角形などの任意の他の形状、又は任意の他の知られている形状が、本明細書に記述されるバニティ366及びバニティ・ポケット355に使用されてもよい。バニティ・ポケット335は、第1の半部シェル336の上表面から所定の距離を延在することができる。バニティ・ポケット335は、そこに配置される第1及び第2の回路板チャネル353と、第1及び第2の照明案内部チャネル363とを含むこともできる。第1及び第2のチャネル353、363は、概してバニティ・ポケット325のそれぞれの外側端部の近くに配置される。示されている実施例では、照明案内部チャネル363は、回路板チャネル353ほどには第1の半部シェル336の上表面から延在していない。上述のように、回路板チャネル353は、全体として、上から見たとき長方形の形状を有し、照明案内部チャネル363は、全体として、上から見たとき半円形の形状又はD字形状を有する。照明案内部332は、照明案内部332の下表面が照明案内部チャネル363の上表面と相互に作用し、それに係合するように、照明案内部チャネル363の中に配置されてもよく、照明案内部332は、回路板370に接続されるLED照明が上述のように照明案内部332を照らすことができるように、回路板チャネル353の中に配置及び固着される回路板370と位置合わせしてもよい。照明案内部332の外側周辺部は、照明案内部332がバイザー本体342に対して動かないように、照明案内部チャネル363の周辺部を模してもよい。上記の回路板370と概ね同じ設計もこの実施例で使用されてもよく、その結果、回路板370は、回路板チャネル353の中で動かず、それによって照明案内部332に対するLEDの適切な位置合わせが確実になる。この代替実施例について示されている実施例では、ワイヤハーネス・チャネルは使用されていない。しかし、設計要件に応じて、ワイヤハーネス・チャネルもこの設計に組み込まれてもよい。したがって、回路板チャネル353は、互いに対して平行であり、それぞれ、バニティ・ポケット335の一端部の近く、又はバニティ・ポケット335の実際の端部から所定の距離のところに配置される。バニティ・ポケット335は、その内周の周辺部全体の周りに配置されるフランジ又は肩部357も含むことができる。ミラー・フランジ365は、フランジ357と互いに隣り合って配置される。ミラー・フランジ365は、全体としてミラー360の外側の形状を模してもよく、ミラー360の外縁部が、バニティ・ポケット335の中でミラー・フランジ365に載ることを可能にしてもよい。フランジ357は、第1の半部シェル336の上表面に対して平行でもよい。フランジ357は、バニティ・ポケット・フランジ357の周辺部全体の周りに所定の間隔で配置される複数のロッキング・スロット367を含んでもよい。概して、これらのロッキング・スロット367は、上から見たとき長方形でもよいが、任意の他の形状のロッキング・スロットが使用されてもよく、任意の数のロッキング・スロットも、任意の知られているやり方でバニティ・ポケット・フランジ357の周りに配置されてもよい。
バイザー330は、バニティ枠部351も含む。バニティ枠部351は、全体として、湾曲した端部を備える長方形の形状を有してもよい。この形状は、バニティ・ポケット335の外側の形状を模すことができ、したがって任意の知られている形状であり得る。バニティ枠部351は、少なくとも1つであるが示されている実施例ではドア・ヒンジをそこに通して取り付けることができる2つのスロット369も含むことができる。したがって、バニティ枠部351の上部分は、バニティ枠部351の下部分及び2つの横部分よりも幅が広くてもよい。バニティ枠部351の下表面から延在するのは、複数のミラー枠部のスナップ部材又はロック部材355でもよい。ミラー枠部ロック・スナップ部材355は、全体として、そこにウェッジ又は三角形の形状の端部を備える長方形でもよい。三角形の形状の端部は、ミラー枠部ロッキング・スナップ355のロッキング肩部を形成することができる。このロッキング肩部は、バニティ・ポケット・フランジ357のロッキング・スロット367を通って構成されるロッキング表面と相互に係合することができる。したがって、ロッキング肩部は、バニティ・ポケット・フランジ357の下表面と相互に係合して、バイザー本体342にバニティ枠部351を固着することができる。ミラー枠部ロッキング・スナップ355は、バニティ枠部351の外周の周りに任意の知られているパターンで配置されてもよいことに留意されたい。上述のように、ミラー枠部ロッキング・スナップ355は、バニティ・ポケット・フランジ357を通って構成されるロッキング・スロット367と位置合わせし、それと相互に係合してもよい。ミラー枠部ロッキング・スナップ355は、任意の知られている幅及び長さを有してもよい。示されている実施例では、合計で12個のバニティ・ミラー枠部ロッキング・スナップ355が、バニティ枠部351の周りの所定の位置に配置されている。したがって、ロッキング・スロット367の数は、ロッキング・スナップ355の数と同じであり、ロッキング・スロット367は、第1の半部シェル336を通って構成される。バニティ枠部351の、より幅が広い上部分から出て配置されるのは、第1及び第2のドア・コネクタ部材361でもよい。ドア・コネクタ部材361は、その他の実施例について上に述べられたものと概ね同じである。したがって、ドア・コネクタ部材361は、ドア372がドア・コネクタ部材361、したがってバイザー本体342に枢同連結され得るように、ドア372のヒンジのピンを受けることができる概ね円形のチャネルを有してもよい。第1の半部シェル336は、第1及び第2のドア・コネクタ部材361がそこを通って延在することを可能にする、上から見たとき全体として長方形の形状を有する第1のオリフィス及び第2のオリフィスを有してもよいことに留意されたい。これにより、バニティ枠部351が留まり、バイザー本体342に連結及び固着することが可能になる。システムのこのスナップにより、自動車の車両のバイザー330にバニティ366を簡単に据え付けることが可能になるのに留意されたい。示されている実施例では、電気コネクタ359が、ドア・コネクタ部材361のうちの一方と互いに隣り合って配置され、任意の知られている連結手法を介して、第1のバイザー半部シェル359の内側表面に固着される。電気コネクタ359は、次いで車両の電気系統に接続され、電気的に回路板378に接続され、その結果、LEDに電力が供給されて、照明され、照らされるミラー360がバイザー330に提供される。ミラー360は、バニティ366の設計要件に応じて、そのそれぞれの端部に2つの透明な端部を有してもよく、その一端部に1つの透明な端部を有してもよく、透明な端部を有しなくてもよいという点において、全体として上述のミラーと同じであるということに留意されたい。バニティ枠部351は、バニティ枠部351の内側周辺部の周りに配置されるミラー・フランジ371も含むことができるということにもさらに留意されたい。ミラー・フランジ371は、全体として楕円の形状又は湾曲した端部を備える長方形の形状を有して、バニティ枠部351の内周の内径を模してもよい。ミラー・フランジ371は、全体として第1の半部シェル336の上表面に対して平行でもよい。ミラー・フランジ371は、部分的にはバイザー本体342の中にミラー360を固着するために使用され得る。企図される一実施例では、ミラー360は、ミラー360に係合し第1の半部シェル336のバニティ・ポケット335の中にミラー360を固着するバニティ枠部351のミラー・フランジ371によって、機械的に定位置に保持され、バイザー本体342の中に固着されてもよい。したがって、ミラー360の下部は、バニティ・ポケット335の表面に配置され、それと接触してもよく、ミラー360は、バニティ枠部351の内側周辺部に沿って配置され得るミラー・フランジ371とも接触する。したがって、バニティ枠部351がバイザー第1の半部シェル336に留められるとき、バニティ枠部351は、照明案内部332、回路板370、ドア372及びバイザー本体342に対して所定の位置にミラー360を固着することができる。ドアばね339を除き、構成要素のすべては、プラスチック材料で作られてもよいが、任意の他の金属、セラミック、複合材料又は天然材料も、任意のこれらの構成要素に使用されてもよいことに留意されたい。同じことがドアばねにも適用されてもよく、ドアばねは、任意の知られている金属、プラスチック、セラミック、複合材料又は天然材料で作られ得る。ドア372及びドア・ヒンジ・システムは、全体として、この他の代替実施例に関して上に述べられたものと同じであることにもさらに留意されたい。一実施例のバニティ枠部ロッキング・スナップ355は、概して第1の長い縁部及び第2の長い縁部に沿って所定の位置に配置される4つのロッキング・スナップ355と、概してバニティ枠部351の短いほうの縁部の所定の位置に配置される2つのロッキング・スナップ355とを有してもよい。しかし、任意の他の数のロッキング・スナップ部材355も、任意のタイプの据付け又は位置決めで使用されてもよい。
したがって、作業中、バイザーの2つの代替実施例は、製造がより容易であり、且つ枠なしバニティとロッキング・バニティ枠部の実施例のどちらにも配置されるロッキング・システムのスナップにより、バイザーにバニティを据え付けるのがより容易である可能性がある。このようなバイザー本体内へのバニティの簡単な据付けにより、製造時間を短くし、製造コスト全体を低減することができ、ミラーの透明な端部は、レンズ、及び本発明の照明案内部又はLEDを覆って配置されるレンズに連結する関連付けられる機器の除去を可能にするので、材料のコストの低減も可能にする。
本発明は、例示的な方式で説明されてきた。使用されている用語は、限定する言葉ではなく、本質的には説明する言葉であることが意図されているのを理解されたい。
上の教示に照らして、本発明の多くの修正及び変形形態が考えられる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載の範囲において、具体的に記述しているものとは別の方法で実施されてもよい。