JP2019190702A - エアーカーテン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアーカーテン気流が形成されていない場合でも、両空間どうし間において、空気が流入、流出するのを抑制できるとともに、出入口を通して塵や虫等の異物が侵入するのを防止でき、さらに、取付工事が容易で隙間が生じることがないエアーカーテン装置を提供する。【解決手段】出入口3にエアーカーテン気流を形成する気流形成装置20,21を有するエアーカーテン装置本体A1と、エアーカーテン装置本体A1に一体的に設けられて、巻き上げ下げされることで出入口3を開閉するシートシャッタ31を有するシャッタ装置30とを備えているので、エアーカーテン気流が形成されていない場合でも、両空間どうし間において、空気が流入、流出するのを抑制できるとともに、出入口3を通して塵や虫等の異物が侵入するのを防止でき、さらに、取付工事が容易で隙間が生じることがない。【選択図】図1
Description
本発明は、温度差のある空間を仕切る仕切壁に設けられた出入口に設置されて、冷気または暖気の外部流出や暖気または冷気の内部流入を遮断するエアーカーテン装置に関する。
このようなエアーカーテン装置の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。このエアーカーテン装置は、温度差のある空間の間に設けられて出入口の開口部に設けられて、空気の流通を遮断するものであり、出入口の高さに応じて開口空域の中間無風域を挟んで存在する、上部の暖気流入域と下部の冷気流出域に対し、それぞれ暖気遮断域と冷気遮断域を設け、前記暖気遮断域に設けた暖気遮断流路と前記冷気遮断域に設けた冷気遮断流路とよりなる循環遮断流路を構成したものである。
具体的には、温度差のある出入口の開口部の両脇に隣接して設けた冷気遮断脚柱と該脚柱の対向位置に設けた暖気遮断脚柱と天井板とよりなる門型構造体を構成し、冷気遮断脚柱は、下部吹き出しノズルとその上部に吸込口を有し、内部には下部吹き出しファンと前記吸込口とを結び循環空気を運ぶ吸込ダクトを内蔵させ、一方、前記暖気遮断脚柱は、上部吹き出しノズルとその下部に連設した吸込口とを有し、内部には上部吹き出しファンと前記吸込口とを結び循環空気を運ぶ吸込ダクトを内蔵している。
具体的には、温度差のある出入口の開口部の両脇に隣接して設けた冷気遮断脚柱と該脚柱の対向位置に設けた暖気遮断脚柱と天井板とよりなる門型構造体を構成し、冷気遮断脚柱は、下部吹き出しノズルとその上部に吸込口を有し、内部には下部吹き出しファンと前記吸込口とを結び循環空気を運ぶ吸込ダクトを内蔵させ、一方、前記暖気遮断脚柱は、上部吹き出しノズルとその下部に連設した吸込口とを有し、内部には上部吹き出しファンと前記吸込口とを結び循環空気を運ぶ吸込ダクトを内蔵している。
このようなエアーカーテン装置では、暖気遮断脚柱の上部吹き出しノズルを介して送り出された高速気流は、暖気遮断域において暖気遮断流路を形成し、前記高速気流は、対向側の冷気遮断脚柱の吸込口より吸引され、吸込ダクトを介して下部吹き出しファンを経て下部吹き出しノズルに導入され、低速気流として、冷気遮断域において冷気遮断流路を形成する。前記低速気流は、対向側の暖気遮断脚柱の吸込口より吸入され、吸込ダクトを介して上部吹き出しファンに導入され、循環遮断流路を形成する。
このように、暖気を遮断する暖気遮断流路と冷気を遮断する冷気遮断流路により循環遮断流路を形成して同一循環空気の使用により室内との温度差を少なくして白煙の発生や結露の発生を防止している。
このように、暖気を遮断する暖気遮断流路と冷気を遮断する冷気遮断流路により循環遮断流路を形成して同一循環空気の使用により室内との温度差を少なくして白煙の発生や結露の発生を防止している。
ところで、例えば、前記従来のエアーカーテン装置を保冷倉庫と外部との出入口に設けた場合、物資の搬入・搬出の際に、出入口にエアーカーテン気流を形成している間は、出入口を挟んで設けられている両空間(保冷倉庫内部空間と外部空間)どうし間において空気(冷気や暖気)の流入および流出をエアーカーテン気流によって抑制できる。
しかし、例えば、物資の搬入・搬出が終了した後、エアーカーテン気流が形成されていないと、前記両空間(保冷倉庫内部空間と外部空間)どうし間において、空気(冷気や暖気)が流入、流出してしまうともに、出入口を通して塵や虫等の異物が外部空間から保冷倉庫内部空間に侵入する虞がある。
また、出入口に別途シートシャッタ装置を設置することも考えられるが、この場合、エアーカーテン装置とシートシャッタ装置とが別体であるため、これらの装置の出入口への取付工事に手間がかかるとともに、装置どうしの間や仕切壁との間に隙間が生じ易いという問題がある。
しかし、例えば、物資の搬入・搬出が終了した後、エアーカーテン気流が形成されていないと、前記両空間(保冷倉庫内部空間と外部空間)どうし間において、空気(冷気や暖気)が流入、流出してしまうともに、出入口を通して塵や虫等の異物が外部空間から保冷倉庫内部空間に侵入する虞がある。
また、出入口に別途シートシャッタ装置を設置することも考えられるが、この場合、エアーカーテン装置とシートシャッタ装置とが別体であるため、これらの装置の出入口への取付工事に手間がかかるとともに、装置どうしの間や仕切壁との間に隙間が生じ易いという問題がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、エアーカーテン気流が形成されない場合でも、両空間どうし間において、空気(冷気や暖気)が流入、流出するのを抑制できるとともに、出入口を通して塵や虫等の異物が一方の空間から他方の空間に侵入するのを防止でき、さらに、取付工事が容易で隙間が生じることがないエアーカーテン装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のエアーカーテン装置は、温度差のある空間を仕切る仕切壁に設けられた出入口に設置されるエアーカーテン装置であって、
前記出入口にエアーカーテン気流を形成する気流形成装置を有するエアーカーテン装置本体と、
このエアーカーテン装置本体に一体的に設けられて、巻き上げ下げされることで前記出入口を開閉するシートシャッタを有するシャッタ装置と、を備えたことを特徴とする。
前記出入口にエアーカーテン気流を形成する気流形成装置を有するエアーカーテン装置本体と、
このエアーカーテン装置本体に一体的に設けられて、巻き上げ下げされることで前記出入口を開閉するシートシャッタを有するシャッタ装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明においては、気流形成装置を停止させることによって、エアーカーテン気流が形成されない場合、シャッタ装置のシートシャッタを巻き下げることによって出入口を閉鎖できる。したがって、エアーカーテン気流が形成されていなくても、出入口を閉鎖しているシートシャッタによって、両空間どうし間において、空気(冷気や暖気)が流入、流出するのを抑制できるとともに、出入口を通して虫や塵等の異物が一方の空間から他方の空間に侵入するのを防止できる。
また、シャッタ装置がエアーカーテン装置本体に一体的に設けられているので、出入口への取付工事が容易であるとともに、装置どうしの間や仕切壁との間に隙間が生じることがない。
また、シャッタ装置がエアーカーテン装置本体に一体的に設けられているので、出入口への取付工事が容易であるとともに、装置どうしの間や仕切壁との間に隙間が生じることがない。
また、本発明の前記構成において、前記気流形成装置は、前記出入口を挟んで設けられた一方の空間と他方の空間との温度差に基づいて前記エアーカーテン気流を制御する制御部を備えていてもよい。
ここで、一方の空間と他方の空間との温度差は、例えば、両空間にそれぞれ温度センサを設置し、これら温度センサを制御部に接続することで、計測できる。
このような構成によれば、制御部が一方の空間と他方の空間との温度差に基づいてエアーカーテン気流を制御するので、両空間どうし間において適切なエアーカーテン気流を形成して、空気の流入および流出を効果的に抑制できる。
また、本発明の前記構成において、前記シャッタ装置の前記シートシャッタは、前記エアーカーテン装置本体より後方において、巻き上げ下げされてもよい。
このような構成によれば、シートシャッタは、エアーカーテン装置本体より後方において、巻き上げ下げされるので、シートシャッタは、その巻き上げ下げの際にエアーカーテン装置本体に干渉することなく、スムーズに昇降できる。
また、シートシャッタによって出入口を閉鎖した状態において、エアーカーテン装置に設けられている気流形成装置によってエアーカーテン気流を出入口に形成することによって、シートシャッタの表面に付着している塵や虫等の異物をエアーカーテン気流によって吹き飛ばして除去することができる。
また、シートシャッタによって出入口を閉鎖した状態において、エアーカーテン装置に設けられている気流形成装置によってエアーカーテン気流を出入口に形成することによって、シートシャッタの表面に付着している塵や虫等の異物をエアーカーテン気流によって吹き飛ばして除去することができる。
本発明によれば、エアーカーテン気流が形成されていなくても、出入口を閉鎖しているシートシャッタによって、両空間どうし間において、空気(冷気や暖気)が流入、流出するのを抑制できるとともに、出入口を通して虫等の異物が一方の空間から他方の空間に侵入するのを防止できる。
また、シャッタ装置がエアーカーテン装置本体に一体的に設けられているので、出入口への取付工事が容易であるとともに、装置どうしの間や仕切壁との間に隙間が生じることがない。
また、シャッタ装置がエアーカーテン装置本体に一体的に設けられているので、出入口への取付工事が容易であるとともに、装置どうしの間や仕切壁との間に隙間が生じることがない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1はエアーカーテン装置Aの正面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は同B−B線断面図である。
図1はエアーカーテン装置Aの正面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は同B−B線断面図である。
エアーカーテン装置Aは、温度差のある空間1、2を仕切る仕切壁Kに設けられた出入口3に設置されている。本実施の形態では、空間1は保冷倉庫の冷蔵室であり、空間2は外部空間となっている。したがって、空間1の方が空間2より低温となっている。
なお、仕切壁Kは、出入口3の幅方向と平行な壁である。
なお、仕切壁Kは、出入口3の幅方向と平行な壁である。
図1に示すように、エアーカーテン装置Aは、出入口3にエアーカーテン気流を形成する気流形成装置20,21を有するエアーカーテン装置本体A1と、エアーカーテン装置本体A1に一体的に設けられて、巻き上げ下げされることで出入口3を開閉するシートシャッタ31を有するシャッタ装置30とを備えている。
エアーカーテン装置本体A1は、出入口3に設けられる門形に形成されたケーシング5を備えている。ケーシング5には、出入口3にエアーカーテン気流を形成する気流形成装置20,21が設けられている。
ケーシング5は、左右に離間して鉛直に設けられた側部ケーシング6,7と、側部ケーシング6,7間に設けられて、一方の端部(左端部)が側部ケーシング6の上端面に設置固定され、他方の端部(右端部)が側部ケーシング7の上端面に設置固定された水平に設けられた天井ケーシング8とを備えている。
側部ケーシング6は断面矩形状で内部が中空に形成され、上下方向の略中央部には隔壁9が水平に設けられている。この隔壁9によって、側部ケーシング6の内部空間は、上部空間6aと下部空間6bとに上下に区画されている。また、側部ケーシング6の上下開口は閉塞されている。
また、図2に示すように、側部ケーシング6は、出入口3の一方の側部3a側において、仕切壁Kの前に設けられ、側部ケーシング7は、出入口3の他方の側部3b側において、仕切壁Kの前に設けられている。
ケーシング5は、左右に離間して鉛直に設けられた側部ケーシング6,7と、側部ケーシング6,7間に設けられて、一方の端部(左端部)が側部ケーシング6の上端面に設置固定され、他方の端部(右端部)が側部ケーシング7の上端面に設置固定された水平に設けられた天井ケーシング8とを備えている。
側部ケーシング6は断面矩形状で内部が中空に形成され、上下方向の略中央部には隔壁9が水平に設けられている。この隔壁9によって、側部ケーシング6の内部空間は、上部空間6aと下部空間6bとに上下に区画されている。また、側部ケーシング6の上下開口は閉塞されている。
また、図2に示すように、側部ケーシング6は、出入口3の一方の側部3a側において、仕切壁Kの前に設けられ、側部ケーシング7は、出入口3の他方の側部3b側において、仕切壁Kの前に設けられている。
また、下部空間6bには気流形成装置20が設けられている。
すなわち、図1に示すように、下部空間6bには、モータで回転する上下一対のファン10,10が隔壁11(図2参照)に取り付けられることによって設けられている。この隔壁11は、図2に示すように、下部空間6bを平面視において前後に区画するものであり、ファン10,10を回転させることによって、隔壁11より後側(空間1側)の空間11aは陰圧となり、前側(空間2側)の空間11bは陽圧となる。
すなわち、図1に示すように、下部空間6bには、モータで回転する上下一対のファン10,10が隔壁11(図2参照)に取り付けられることによって設けられている。この隔壁11は、図2に示すように、下部空間6bを平面視において前後に区画するものであり、ファン10,10を回転させることによって、隔壁11より後側(空間1側)の空間11aは陰圧となり、前側(空間2側)の空間11bは陽圧となる。
また、図3に示すように、側部ケーシング6の出入口3の内側を向く側面には、吹出口12と吸込口13,13が設けられている。吹出口12は側部ケーシング6の下部において上下に延在する矩形状の開口である。吸込口13,13は矩形状の角穴であり、側部ケーシング6の下部において上下に離間して設けられている。また、吸込口13,13には、塵、虫等の異物の侵入を防止するためのフィルターが設けられている。このフィルターとしては、例えば多数の小孔が形成されたパンチングボードが使用されている。
吹出口12は吸込口13,13より、空間(外部空間)2側に設けられている。したがって、吸込口13,13は、側部ケーシング6の出入口3の内側を向く側面のうち、空間(冷蔵室)1寄りに設けられ、吹出口12は空間(外部空間)2寄りに設けられている。
そして、ファン10,10を回転させることによって、空間1の冷気CAを吸込口13,13から側部ケーシング6の下部空間6bに吸い込み、この冷気CAを吹出口12から出入口3に向けて吹き出すようになっている。なお、側部ケーシングの6の下部空間6bに、整流板を設け、この整流板によって吹出口12から吹出される冷気CAを均一かつ一定速度で出入口3に吹き出すようにしてもよい。
そして、ファン10,10を回転させることによって、空間1の冷気CAを吸込口13,13から側部ケーシング6の下部空間6bに吸い込み、この冷気CAを吹出口12から出入口3に向けて吹き出すようになっている。なお、側部ケーシングの6の下部空間6bに、整流板を設け、この整流板によって吹出口12から吹出される冷気CAを均一かつ一定速度で出入口3に吹き出すようにしてもよい。
そして、図1に示すように、気流形成装置20は、吸込口13,13から吸い込まれた冷気CAを吹出口12から略水平に平行に吹き出すことによって、出入口3の下部出入口3Lを横方向に横断する冷気による下部エアーカーテン気流AK1を形成する。また、この冷気CAによる下部エアーカーテン気流AK1によって誘引される高温側の空間2の暖気による下部エアーカーテン気流AK2は下部出入口3Lおよびその近傍を横断するとともに高温側の空間2に向かうので、冷気および暖気によるエアーカーテン効果を得ることができる。
なお、図1では、図示の都合上、エアーカーテン気流AK1,AK2を上下に配置しているが実際は、冷気によるエアーカーテン気流AK1は空間1側寄りを、暖気によるエアーカーテン気流AK2が空間2側寄りを流れる。
なお、図1では、図示の都合上、エアーカーテン気流AK1,AK2を上下に配置しているが実際は、冷気によるエアーカーテン気流AK1は空間1側寄りを、暖気によるエアーカーテン気流AK2が空間2側寄りを流れる。
吹出口12からの冷気の吹き出し方向は、下部エアーカーテン気流AK1が、出入口3を横断するとともに出入口3の他方の側部3bの近傍から低温側の空間1に向かうように設定されている。
ここで冷気による下部エアーカーテン気流AK1の全てを低温側の空間1に向かわせるのは困難であるので、例えば、吹出口12から吹き出されるエアーカーテン気流AK1の80%程度が側部3bの近傍から低温側の空間1に向かい、残りの20%程度が外部に流出することになる。なお、このエアーカーテン気流AK1の流入出の割合は、側部3bの近傍から低温側の空間1に向かうエアーカーテン気流を70〜90%程度に設定し、外部への流出を30〜10%程度に設定するのが好ましい。
ここで冷気による下部エアーカーテン気流AK1の全てを低温側の空間1に向かわせるのは困難であるので、例えば、吹出口12から吹き出されるエアーカーテン気流AK1の80%程度が側部3bの近傍から低温側の空間1に向かい、残りの20%程度が外部に流出することになる。なお、このエアーカーテン気流AK1の流入出の割合は、側部3bの近傍から低温側の空間1に向かうエアーカーテン気流を70〜90%程度に設定し、外部への流出を30〜10%程度に設定するのが好ましい。
また、出入口3の他方の側部3b側には、側部ケーシング7が側部ケーシング6と平行離間して設けられている。この側部ケーシング7は断面矩形状で内部が中空に形成され、その上下開口は閉塞されている。また、図2に示すように、側部ケーシング7は側部ケーシング6より横断面形状が小さくなっている。また、側部ケーシング7は側部ケーシング6より横幅が小さくなっているが、側部ケーシング7と側部ケーシング6との出入口3の奥行方向における寸法は等しくなっている。
前記天井ケーシング8は、断面矩形状で内部が中空に形成されている。なお、天井ケーシング8の左右方向の中央部に隔壁を設け、天井ケーシング8の内部空間を左空間と右空間とに区画してもよい。
この天井ケーシング8に気流形成装置21が設けられている。
すなわちまず、図3に示すように、天井ケーシング8は上部吸込口15と上部吹出口16とを備えている。
上部吸込口15は高温側の空間2から暖気HAを吸い込むものであり、天井ケーシング8の底面に設けられている。この上部吸込口15は天井ケーシング8の長手方向に延在する細長い矩形の開口であってもよいし、天井ケーシング8の長手方向に所定間隔で形成された複数の開口であってもよく、天井ケーシング8の内部空間8aに開口している。また、上部吸込口15には塵、虫等の異物の侵入を防止するためのフィルターが設けられている。このフィルターとしては、例えば多数の小孔が形成されたパンチングボードが使用されている。
この天井ケーシング8に気流形成装置21が設けられている。
すなわちまず、図3に示すように、天井ケーシング8は上部吸込口15と上部吹出口16とを備えている。
上部吸込口15は高温側の空間2から暖気HAを吸い込むものであり、天井ケーシング8の底面に設けられている。この上部吸込口15は天井ケーシング8の長手方向に延在する細長い矩形の開口であってもよいし、天井ケーシング8の長手方向に所定間隔で形成された複数の開口であってもよく、天井ケーシング8の内部空間8aに開口している。また、上部吸込口15には塵、虫等の異物の侵入を防止するためのフィルターが設けられている。このフィルターとしては、例えば多数の小孔が形成されたパンチングボードが使用されている。
上部吹出口16は、上部吸込口15によって吸い込まれた暖気HAを上方から下方に向けて吹き出すことによって上部エアーカーテン気流AK3を形成するものであり、天井ケーシング8の底部に設けられている。この上部吹出口16は天井ケーシング8の長手方向に延在する細長い矩形の開口であってもよいし、天井ケーシング8の長手方向に所定間隔で形成された複数の開口であってもよい。
また、上部吹出口16は、上部吸込口15から吸い込まれた暖気HA暖気を平行に下方に向けて吹き出すことによって、上部出入口3Hを下方に縦断する暖気による上部エアーカーテン気流AK3を形成するようになっている。
上部吹出口16からの暖気の吹き出し方向は、上部エアーカーテン気流AK3が、上部出入口3Hを縦断するとともに上部出入口3Hの下端部の近傍から高温側の空間2に向かうように設定されている。
また、上部吹出口16は、上部吸込口15から吸い込まれた暖気HA暖気を平行に下方に向けて吹き出すことによって、上部出入口3Hを下方に縦断する暖気による上部エアーカーテン気流AK3を形成するようになっている。
上部吹出口16からの暖気の吹き出し方向は、上部エアーカーテン気流AK3が、上部出入口3Hを縦断するとともに上部出入口3Hの下端部の近傍から高温側の空間2に向かうように設定されている。
天井ケーシング8の内部空間8aには、それぞれモータで回転するファン17が隔壁18に取り付けられることによって設けられている。この隔壁18は、図3に示すように、内部空間8aを2つの空間18a,18bに区画するものであり、ファン17を回転させることによって、一方の空間18aは陰圧となり、他方の空間18bは陽圧となる。陰圧となる空間18aに上部吸込口15が開口しており、陽圧となる空間18bに上部吹出口16が開口している。
そして、ファン17を回転させることによって、上部吸込口15から空気(暖気HA)が天井ケーシング8の内部空間8aのうちの一方の空間18aに吸い込まれて、他方の空間18bに流入し、上部吹出口16から吹き出されるようになっている。
そして、ファン17を回転させることによって、上部吸込口15から空気(暖気HA)が天井ケーシング8の内部空間8aのうちの一方の空間18aに吸い込まれて、他方の空間18bに流入し、上部吹出口16から吹き出されるようになっている。
このような気流形成装置21は、上部出入口3Hにおいて、上部吸込口15から高温側の空間2の暖気HAを吸込み、この暖気HAを上部吹出口16によって上方から下方に向けて吹き出すこと形成される上部エアーカーテン気流AK3によって、外部の暖気OAの内部流入の増大を抑制できる。
また、上部エアーカーテン気流AK3は、上方から下方に向けて吹き出されることによって形成されるので、上部出入口3Hの幅(間口の幅)が大きくなっても、上部出入口3Hの下端部での上部エアーカーテン気流AK3の減速は少なく、このため暖気OAの内部流入の増大を抑制できる。
また、上部エアーカーテン気流AK3は、上方から下方に向けて吹き出されることによって形成されるので、上部出入口3Hの幅(間口の幅)が大きくなっても、上部出入口3Hの下端部での上部エアーカーテン気流AK3の減速は少なく、このため暖気OAの内部流入の増大を抑制できる。
また、天井ケーシング8の上面には、巻き上げ下げされることで出入口3を開閉するシートシャッタ31を有するシャッタ装置30が設けられている。
シャッタ装置30は、シャッタケース32と、このシャッタケース32内に設けられたシートシャッタ31と、左右に離間して設けられたシートシャッタケーシング34,35とを備えており、エアーカーテン装置本体A1に一体的に設けられている。
シャッタ装置30は、シャッタケース32と、このシャッタケース32内に設けられたシートシャッタ31と、左右に離間して設けられたシートシャッタケーシング34,35とを備えており、エアーカーテン装置本体A1に一体的に設けられている。
シャッタケース32は、断面が略矩形状でかつ前部の上部が傾斜している中空のケースであり、天井ケーシング8の上面に設けられている。また、シャッタケース32の後側(図3において右側)は、天井ケーシング8の背面(後面)より後方に突出している。また、図1に示すように、シャッタケース32は左右の長さは、前記側部ケーシング6,7の対向する側面間の距離より長くなっており、当該シャッタケース32の左右両端面は、側部ケーシング6,7の対向する側面より外側に位置している。
シャッタケース32の内部には、巻取りドラム33が正逆方向に回転可能に設けられており、この巻取りドラム33は、図示しないモータによって正逆方向に回転するようになっている。巻取りドラム33には、塩ビシート等で形成された可撓性を有するシートシャッタ31が巻き付けられており、巻取りドラム33が正方向に回転することによって、シートシャッタ31が巻取りドラム33から巻き出され、巻取りドラム33が逆方向に回転することによって、シートシャッタ31が巻取りドラム33に巻き取られるようになっている。
なお、図1および図3では、巻き出されたシートシャッタ31の下端が天井ケーシング8の下面より下方に位置している状態を示しているが、前記気流形成装置20,21によって気流AK1〜AK3を形成している際には、シートシャッタ31は巻き上げられて、正面側からは見えなくなる。
なお、図1および図3では、巻き出されたシートシャッタ31の下端が天井ケーシング8の下面より下方に位置している状態を示しているが、前記気流形成装置20,21によって気流AK1〜AK3を形成している際には、シートシャッタ31は巻き上げられて、正面側からは見えなくなる。
シートシャッタ31の先端部には、クッション性を有する錘31aが取り付けられており、当該錘31aによってシートシャッタ31は下方に荷重をかけられている。
また、シャッタケース32の下面には、シートシャッタ31をシャッタケース32から外部に下方に向けて巻き出すための開口32aが設けられている。
また、図2に示すように、側部ケーシング6の背面(後面)には、断面矩形状で内部が中空のシートシャッタケーシング34が設けられ、側部ケーシング7の背面(後面)には、断面矩形状で内部が中空のシートシャッタケーシング35が設けられている。
また、シャッタケース32の下面には、シートシャッタ31をシャッタケース32から外部に下方に向けて巻き出すための開口32aが設けられている。
また、図2に示すように、側部ケーシング6の背面(後面)には、断面矩形状で内部が中空のシートシャッタケーシング34が設けられ、側部ケーシング7の背面(後面)には、断面矩形状で内部が中空のシートシャッタケーシング35が設けられている。
シートシャッタケーシング34は側部ケーシング6と横幅が等しくなっており、シートシャッタケーシング35は側部ケーシング7と横幅が等しくなっている。また、シートシャッタケーシング34,35は出入口3の奥行方向の寸法が等しくなっている。さらに、図3に示すように、シートシャッタケーシング34,35の上下方向の長さは等しくなっており、側部ケーシング6,7の上下方向の長さに天井ケーシング8の上下方向の長さを加えた長さと等しくなっている。つまり、シートシャッタケーシング34,35は門形のケーシング5と高さが等しくなっている。
そして、シートシャッタケーシング34は側部ケーシング6の背面および天井ケーシング8の背面に密着固定され、シートシャッタケーシング35は側部ケーシング7の背面および天井ケーシング8の背面に密着固定されている。したがって、側部ケーシング6,7、天井ケーシング8およびシートシャッタケーシング34,35は一体化されて、エアーカーテン装置Aを構成しており、このエアーカーテン装置Aは、出入口3の両側において、シートシャッタケーシング34,35の背面を仕切壁Kに当接して密着固定することによって出入口3に設けられている。
そして、シートシャッタケーシング34は側部ケーシング6の背面および天井ケーシング8の背面に密着固定され、シートシャッタケーシング35は側部ケーシング7の背面および天井ケーシング8の背面に密着固定されている。したがって、側部ケーシング6,7、天井ケーシング8およびシートシャッタケーシング34,35は一体化されて、エアーカーテン装置Aを構成しており、このエアーカーテン装置Aは、出入口3の両側において、シートシャッタケーシング34,35の背面を仕切壁Kに当接して密着固定することによって出入口3に設けられている。
図2および図3に示すように、シートシャッタケーシング34,35の出入口3側を向く対向する側面には、それぞれ断面凹形のガイドレール36,36が形成され、当該ガイドレール36,36は左右に対向して配置されている。
また、ガイドレール36,36は、シャッタケース32の下面に設けられた開口32aの幅方向の端部の上下方向の延長線上に配置され、当該ガイドレール36,36にシートシャッタ31の左右方向の側縁部が上下にスライド可能に挿入されている。したがって、このシートシャッタ31は、側部ケーシング6,7および天井ケーシング8を備えたケーシング5より後方において、巻き上げ下げされるようになっている。
また、ガイドレール36,36は、シャッタケース32の下面に設けられた開口32aの幅方向の端部の上下方向の延長線上に配置され、当該ガイドレール36,36にシートシャッタ31の左右方向の側縁部が上下にスライド可能に挿入されている。したがって、このシートシャッタ31は、側部ケーシング6,7および天井ケーシング8を備えたケーシング5より後方において、巻き上げ下げされるようになっている。
また、天井ケーシング8の上部には、シャッタ装置30のシャッタケース32を覆う上部カバー40が設けられている。この上部カバー40は、図3に示すように、仕切壁Kに当接されるとともにシャッタケース32の上面後端部に当接される第1カバー41とこの第1カバー41に着脱可能に取り付けられる第2カバー42とを備えている。
第1カバー41は断面略L字形に形成され、左右方向の長さは天井ケーシング8の左右方向の長さと等しくなっている。第1カバー41の一方の縁部は直角に折り曲げられたうえで、シャッタケース32の上面後端部に当接されている。また、第1カバー41の他方の縁部は略L字形に折り曲げられることによって被係合部41aとなっている。
第1カバー41は断面略L字形に形成され、左右方向の長さは天井ケーシング8の左右方向の長さと等しくなっている。第1カバー41の一方の縁部は直角に折り曲げられたうえで、シャッタケース32の上面後端部に当接されている。また、第1カバー41の他方の縁部は略L字形に折り曲げられることによって被係合部41aとなっている。
第2カバー42は、断面略く字形に形成され、左右方向の長さは天井ケーシング8の左右方向の長さと等しくなっているが、図1に示すように、左右に分割されて左右一対の第2カバー片42b,42bによって構成されている。
また、図3に示すように、第2カバー42は、水平な上面壁43と上面壁43の前縁部から下方に向けて傾斜する傾斜壁44とによって構成されている。第2カバー42の一方の縁部は略L字形に折り曲げられたうえで、天井ケーシング8の上面の前縁部に当接されている。また、第2カバー42の他方の縁部は直角に折り曲げることによって係合部42aとなっている。
また、図3に示すように、第2カバー42は、水平な上面壁43と上面壁43の前縁部から下方に向けて傾斜する傾斜壁44とによって構成されている。第2カバー42の一方の縁部は略L字形に折り曲げられたうえで、天井ケーシング8の上面の前縁部に当接されている。また、第2カバー42の他方の縁部は直角に折り曲げることによって係合部42aとなっている。
そして、この係合部42aを第1カバー41の被係合部41aに係合したうえで、係合部42aから被係合部41aに向けてねじ45をねじ込むことによって、第2カバー42が第1カバー41に取り付けられ、ねじ45を緩めて、係合部42aを被係合部41aから外すことによって、第2カバー42を第1カバー41から取り外せるようになっている。
なお、ねじ45は第2カバー42の長手方向に所定間隔で複数設けられている。また、第2カバー42は左右一対の第2カバー片42b,42bによって構成されているので、これら第2カバー片42b,42bは別々に取り外せるようになっている。
なお、ねじ45は第2カバー42の長手方向に所定間隔で複数設けられている。また、第2カバー42は左右一対の第2カバー片42b,42bによって構成されているので、これら第2カバー片42b,42bは別々に取り外せるようになっている。
このように、シャッタ装置30のシャッタケース32を上部カバー40によって覆うようにしたので、シャッタケース32を保護できるとともに、第2カバー42を第1カバー41から取り外せるようにしたので、シャッタケース32内のシートシャッタ31のメンテナンスを容易に行える。また、第2カバー42は、左右一対の第2カバー片42b,42bによって構成されているので、これら第2カバー片42b,42bをそれぞれ取り外すことによって、左右に長尺な第2カバー42を容易に取り外し、また取り付け直すことができる。
また、第2カバー42は傾斜壁44を有するので、当該傾斜壁44に塵が溜まるのを抑制できる。
また、第2カバー42は傾斜壁44を有するので、当該傾斜壁44に塵が溜まるのを抑制できる。
また、前記気流形成装置20,21は、制御部を備えている。この制御部は側部ケーシング6の上部空間6aに設けられた制御盤50に備えられている。
制御盤50の制御部は、気流形成装置20,21およびシャッタ装置30を制御するものであり、側部ケーシング6の出入口3側を向く側面に設けられた蓋51を外すことによって、操作およびメンテナンスを行えるようになっている。
気流形成装置20,21は、図示しない2つの温度センサを備えており、当該温度センサが制御盤50に接続されている。2つの温度センサのうち一方の温度センサは、温度の低い側の空間1の所定の位置に設置され、他方の温度センサは、温度の高い側の空間2の所定の位置に設置されている。また、前記ファン10およびファン17を回転させるそれぞれのモータが制御盤50に接続されている。
制御盤50の制御部は、気流形成装置20,21およびシャッタ装置30を制御するものであり、側部ケーシング6の出入口3側を向く側面に設けられた蓋51を外すことによって、操作およびメンテナンスを行えるようになっている。
気流形成装置20,21は、図示しない2つの温度センサを備えており、当該温度センサが制御盤50に接続されている。2つの温度センサのうち一方の温度センサは、温度の低い側の空間1の所定の位置に設置され、他方の温度センサは、温度の高い側の空間2の所定の位置に設置されている。また、前記ファン10およびファン17を回転させるそれぞれのモータが制御盤50に接続されている。
そして、2つの温度センサによって計測された温度の温度差に基づいて制御盤50の制御部が気流形成装置20,21を制御する。この制御は制御盤50の制御部に書き込まれている(記憶されている)制御プログラムによって行われる。なお、制御部は、CPU、RAM、ROM等の記憶部を備えており、この記憶部に制御プログラムが書き込まれている。
気流形成装置20,21を制御するには、例えば、2つの温度センサによって計測された空間1,2の温度差を標準温度差(例えば25℃)とし、この標準温度差を100%として設定し、気流形成装置20,21によって形成される上部エアーカーテン気流AK3および下部エアーカーテン気流AK1の風速を100%に設定、つまり最大風速に設定する。この場合、上部エアーカーテン気流AK3を形成するためのファン17および下部エアーカーテン気流AK1を形成するためのファン10をそれぞれのモータによってそれぞれ最大回転速度で回転させる。
気流形成装置20,21を制御するには、例えば、2つの温度センサによって計測された空間1,2の温度差を標準温度差(例えば25℃)とし、この標準温度差を100%として設定し、気流形成装置20,21によって形成される上部エアーカーテン気流AK3および下部エアーカーテン気流AK1の風速を100%に設定、つまり最大風速に設定する。この場合、上部エアーカーテン気流AK3を形成するためのファン17および下部エアーカーテン気流AK1を形成するためのファン10をそれぞれのモータによってそれぞれ最大回転速度で回転させる。
また、2つの温度センサによって計測された空間1,2の温度差が標準温度差より小さく、80%であれば、上部エアーカーテン気流AK3および下部エアーカーテン気流AK1の風速を80%に設定する。つまり、温度差が0%〜100%である場合は、上部エアーカーテン気流AK3および下部エアーカーテン気流AK1の風速(モータの回転速度)を、0%〜100%未満の間で比例的に制御してもよいし、段階的に制御してもよい。
温度差が0%つまり、2つの温度センサによって計測された空間1,2の温度差が無い(ゼロ)の場合、上部エアーカーテン気流AK3および下部エアーカーテン気流AK1の風速をゼロに設置する、つまり、上部エアーカーテン気流AK3を形成するためのファン17および下部エアーカーテン気流AK1を形成するためのファン10を停止する。
温度差が0%つまり、2つの温度センサによって計測された空間1,2の温度差が無い(ゼロ)の場合、上部エアーカーテン気流AK3および下部エアーカーテン気流AK1の風速をゼロに設置する、つまり、上部エアーカーテン気流AK3を形成するためのファン17および下部エアーカーテン気流AK1を形成するためのファン10を停止する。
このように、2つの温度センサによって計測された空間1,2の温度差に基づいて、上部エアーカーテン気流AK3を形成するためのファン17および下部エアーカーテン気流AK1を形成するためのファン10,17の回転速度(モータの回転速度)を制御盤50の制御部によって制御することによって、無駄なエアーカーテン気流によるエネルギーの消費を抑制できる。
なお、制御盤50には、ファン10,17をそれぞれ所望の回転速度で回転させるための手動操作部を設けてもよい。
なお、制御盤50には、ファン10,17をそれぞれ所望の回転速度で回転させるための手動操作部を設けてもよい。
また、シャッタ装置30の巻取りドラム33を正逆方向に回転させる図示しないモータも制御盤50に接続されている。
この制御盤50には、巻取りドラム33を回転させるモータを正逆方向に選択的に回転させるための操作釦が設けられており、この操作釦を作業者が操作することによって、モータによって巻取りドラム33を正逆方向に選択的に回転させて、シートシャッタ31を巻き上げ下げすることができる。
この制御盤50には、巻取りドラム33を回転させるモータを正逆方向に選択的に回転させるための操作釦が設けられており、この操作釦を作業者が操作することによって、モータによって巻取りドラム33を正逆方向に選択的に回転させて、シートシャッタ31を巻き上げ下げすることができる。
そして、物資の搬入・搬出が終了した後、エアーカーテン装置Aの気流形成装置20,21を停止させることによって、上下部および下部のエアーカーテン気流AK1,AK3が形成されなくなった後、制御盤50の操作釦を操作することによって、シャッタ装置30のシートシャッタ31を巻き下げることによって出入口3を閉鎖し、再び、物資の搬入・搬出を行う場合、操作釦を操作することによって、シャッタ装置30のシートシャッタ31を巻き上げることによって出入口3を開放して、気流形成装置20,21によってエアーカーテン気流AK1,AK3を形成する。
なお、シャッタ装置30には、制御盤50に接続された光電管センサが設けられており、この光電管センサによってシートシャッタ31の下端縁と、床面との間に物体が存在する場合、これを検知して巻き取りドラム33を回転させるモータの回転を停止させるか、または逆方向に回転させてシートシャッタ31を巻き上げるようになっている。これによって、シートシャッタ31が巻き下げられているときに、当該シートシャッタ31が物体に衝突するのを回避できる。
なお、シャッタ装置30には、制御盤50に接続された光電管センサが設けられており、この光電管センサによってシートシャッタ31の下端縁と、床面との間に物体が存在する場合、これを検知して巻き取りドラム33を回転させるモータの回転を停止させるか、または逆方向に回転させてシートシャッタ31を巻き上げるようになっている。これによって、シートシャッタ31が巻き下げられているときに、当該シートシャッタ31が物体に衝突するのを回避できる。
以上のように、本実施の形態によれば、エアーカーテン装置Aの気流形成装置20,21を停止させることによって、エアーカーテン気流AK1,AK3が形成されなくなった場合、シャッタ装置30のシートシャッタ31を巻き下げることによって出入口3を閉鎖できる。したがって、エアーカーテン気流AK1,AK3が形成されなくても、出入口3を閉鎖しているシートシャッタ31によって、両空間1,2どうし間において、空気(冷気や暖気)が流入、流出するのを抑制できるとともに、出入口3を通して虫や塵等の異物が空間2から空間1に侵入するのを防止できる。
また、シャッタ装置30がエアーカーテン装置本体A1に一体的に設けられているので、出入口3への取付工事が容易であるとともに、シートシャッタケーシング34,35の背面が仕切壁Kに密着固定され、シートシャッタケーシング34,35の前面に側部ケーシング6,7および天井ケーシング8の背面が密着固定されているので、シャッタ装置30と仕切壁Kとの間や、シャッタ装置30とエアーカーテン装置本体A1との間に隙間が生じることがない。
また、シャッタ装置30がエアーカーテン装置本体A1に一体的に設けられているので、出入口3への取付工事が容易であるとともに、シートシャッタケーシング34,35の背面が仕切壁Kに密着固定され、シートシャッタケーシング34,35の前面に側部ケーシング6,7および天井ケーシング8の背面が密着固定されているので、シャッタ装置30と仕切壁Kとの間や、シャッタ装置30とエアーカーテン装置本体A1との間に隙間が生じることがない。
また、気流形成装置20,21は、出入口3を挟んで設けられた一方の空間1と他方の空間2との温度差に基づいてエアーカーテン気流AK1,AK3を制御する制御部を有する制御盤50を備えているので、両空間1,2どうし間において適切なエアーカーテン気流AK1〜AK3を形成して、空気の流入および流出を効果的に抑制できる。
さらに、シャッタ装置30のシートシャッタ31は、エアーカーテン装置本体A1のケーシング5より後方において巻き上げ下げされているので、シートシャッタ31は、その巻き上げ下げの際にケーシング5に干渉することなく、スムーズに昇降できる。
さらに、シャッタ装置30のシートシャッタ31は、エアーカーテン装置本体A1のケーシング5より後方において巻き上げ下げされているので、シートシャッタ31は、その巻き上げ下げの際にケーシング5に干渉することなく、スムーズに昇降できる。
また、シートシャッタ31によって出入口3を閉鎖した状態において、気流形成装置20,21によってエアーカーテン気流A1〜A3を出入口に形成することによって、シートシャッタ31の表面に付着している塵や虫等の異物をエアーカーテン気流によって吹き飛ばして除去することができる。
なお、本実施の形態では、気流形成装置21によって、上部出入口3Hにおいて上から下に流れるエアーカーテン気流AK3を形成し、気流形成装置20によって下部出入口3Lにおいて横方向に横断する下部エアーカーテン気流AK1,AK2を形成したが、出入口3に形成するエアーカーテン気流はこれに限ることなく、種々のエアーカーテン気流を形成してもよい。例えば、出入口3の全てにおいて、横方向に横断するエアーカーテン気流を形成してもよいし、縦方向に縦断するエアーカーテン気流を形成しもよい。
A エアーカーテン装置
A1 エアーカーテン装置本体
AK1〜AK3 エアーカーテン気流
K 仕切壁
1,2 空間
3 出入口
20,21 気流形成装置
30 シャッタ装置
31 シートシャッタ
50 制御盤(制御部)
A1 エアーカーテン装置本体
AK1〜AK3 エアーカーテン気流
K 仕切壁
1,2 空間
3 出入口
20,21 気流形成装置
30 シャッタ装置
31 シートシャッタ
50 制御盤(制御部)
Claims (3)
- 温度差のある空間を仕切る仕切壁に設けられた出入口に設置されるエアーカーテン装置であって、
前記出入口にエアーカーテン気流を形成する気流形成装置を有するエアーカーテン装置本体と、
このエアーカーテン装置本体に一体的に設けられて、巻き上げ下げされることで前記出入口を開閉するシートシャッタを有するシャッタ装置と、
を備えたことを特徴とするエアーカーテン装置。 - 前記気流形成装置は、前記出入口を挟んで設けられた一方の空間と他方の空間との温度差に基づいて前記エアーカーテン気流を制御する制御部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のエアーカーテン装置。
- 前記シャッタ装置の前記シートシャッタは、前記エアーカーテン装置本体より後方において、巻き上げ下げされることを特徴とする請求項1または2に記載のエアーカーテン装置。
Priority Applications (1)
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