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JP2019172635A - アジルサルタン微細結晶の製造方法 - Google Patents

アジルサルタン微細結晶の製造方法 Download PDF

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明広 山田
Akihiro Yamada
明広 山田
亮平 浅尾
Ryohei Asao
亮平 浅尾
直也 八田
Naoya Hatta
直也 八田
浩 西角
Hiroshi Nishikado
浩 西角
貴寛 吉川
Takahiro Yoshikawa
貴寛 吉川
昌幸 横田
Masayuki Yokota
昌幸 横田
俊樹 金森
Toshiki Kanamori
俊樹 金森
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Abstract

【課題】本発明は、アジルサルタン微細結晶を工業的に製造する方法を提供する。【解決手段】一般式(I)で示されるアジルサルタン結晶形Aの微粒子粉体の製造方法であって、一般式(IV)で示されるアジルサルタンエステル、あるいはこれに対応する一般式(V)で示されるアジルサルタンエステルアミン塩または一般式(VI)で示されるアジルサルタンエステル塩の、加水分解後のアルカリ性処理液に、アルコール及び水を添加した後、酸水溶液を0〜60℃で滴下することによりアジルサルタンの結晶を析出させる工程を含む製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、アジルサルタン微細結晶を工業的に製造する方法に関する。詳しくは、本発明は、アジルサルタンの結晶体Aの微粒子粉体を工業的に製造する方法に関する
アジルサルタン[2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸:一般式(I)]:

は、血管平滑筋のアンジオテンシンII(AT)受容体の拮抗剤であり、アンジオテンシンIIとAT受容体との間の結合を選択的に抑制することにより、血管収縮及びアルドステロン分泌作用を抑制して血圧を低下させる(特許文献1、特許非文献1)。
アジルサルタンメドキソミル[2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル:一般式(II)]:
は、生体内で速やかにアジルサルタンへ加水分解されるプロドラック(Pro−drug)であり、カリウム塩の形態で高血圧の治療薬としてアメリカ食品医薬品局(FDA)に認可された。特許文献2にはアジルサルタンメドキソミル及びアジルサルタンメドキソミルカリウム塩の薬理学応用及び薬理学活性が開示されている。
アジルサルタンは結晶多形を有することが報告されている(例えば、特許文献2〜4)。「結晶多形を有する」とは、同一分子において結晶構造が異なる複数の結晶形が存在することを意味し、結晶形間では外観、溶解性、融点、溶出率、バイオアベイラビリティ、安定性、有効性等の品質に関係する特性が異なる場合が多い。
特許文献2には、特許文献1及び非特許文献1、2に記載された方法に準じて製造されたアジルサルタンは溶媒に対して非常に溶けにくいことが記載されている。特許文献2では、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類等の各有機溶媒に対して溶解度が改善された結晶形Mが報告されているが、水に対する溶解性及び安定性に関する記載はない。特許文献3には、酸性水溶液に対する溶解性が改善された結晶形Aが優れた安定性(熱、光、湿度)を有することが記載されているが、水に対する溶解度は不明である。
アジルサルタンの水に対する溶解性は一般的に非常に低いため、医薬品として製剤化する際には溶解性向上のための微粒子化操作が必要となる。特許文献5には、溶出試験におけるアジルサルタンの粒度と溶出度の関係が記載されており、粒子径が小さいほど溶出速度が速くなることが示されている。さらに特許文献6には、微粉化するために通常実施される粉砕によりアジルサルタンの分解物、特に一般式(III)で示されるアジルサルタンデスエチル体が発生することが記載されている。そして同文献では、分解を抑制するために、アジルサルタンと液体窒素を混合して微粉化する工程を含む超低温破砕法を採用している。しかし、このような条件で粉砕を実施するためには特殊な粉砕設備が必要となる。
特許文献3には、結晶形Aの製造方法が記載されている。本発明者らは、同文献に記載されている方法、すなわちアジルサルタンをN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)及び水の混合溶媒中、DMF及びアセトンの混合溶媒中、アルコール溶媒中で結晶化させることで結晶形Aを製造した。得られた結晶の粒子径を測定したところ、50%粒子径は約10.9〜約14.4μm程度であり、90%粒子径は約16.7〜約22.8μmであった。このように大きな粒子径のアジルサルタンはそのまま製剤化に用いることはできないので、事前に機械的な粉砕により微粒子化をする必要がある。そうなると微粒子化による品質低下は避けられないものと思われる。
特許第2645962号 特開2017−132719号 特表2014−530805号 中国特許104341408号 中国特許102895205号 中国特許103831159号 特開平5−271228号 特開2011−190265号 中国特許103880830号 特表2014−505097号 WO2010/075347号 特開平5−271228号
Journal of Medicinal Chemistry. 1996, 39, 5228. Organic Process Research & Development. 2013, 17, 77. Indo American Journal of Pharmaceutical Research 2015, 5(6). Chinese Journal of Pharmaceuticals. 2010, 41(21).
本発明は、結晶化工程で粗大結晶粒子を形成することなく、アジルサルタン結晶形Aの微粒子粉体を製造する方法を提供することを目的とする。さらに本発明は、製剤化の際の粉砕による品質低下を起こすことのない、高品質と高い安定性を維持可能なアジルサルタン結晶形Aの微粒子粉体の製造方法を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、一般式(I)で示されるアジルサルタン結晶形Aの微粒子粉体の製造方法であって、一般式(IV)で示されるアジルサルタンエステル、あるいはこれに対応する一般式(V)で示されるアジルサルタンエステルアミン塩または一般式(VI)で示されるアジルサルタンエステル塩の、加水分解後のアルカリ性処理液に、アルコール及び水を添加した後、酸水溶液を0〜60℃で滴下することによりアジルサルタンの結晶を析出させる工程を含む製造方法である。


(式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基を示す。)

(式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基であり、アミンは有機塩基である。)

(式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基であり、Mはアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属である。)
本発明により、50%粒子径が2.5μm以下であり、かつ90%粒子径が4.0μm以下のアジルサルタン結晶形Aの微粒子粉体を高収率で得ることができる。微粉化のための粉砕操作を必要としないため、本発明により一般式(III)で示されるアジルサルタンデスエチル体の含量が少ない高純度のアジルサルタン微粒子粉体を得ることができる。さらに、保存中でもアジルサルタンデスエチル体(III)の増加が少なく安定性の高いアジルサルタン微粒子粉体を得ることができる。
実施例1で得られたアジルサルタンの粉末X線回折を示す。 実施例1で得られたアジルサルタンの粒度分布を示す。 比較例1で得られたアジルサルタンの粉末X線回折を示す。 比較例1で得られたアジルサルタンの粒度分布を示す。 比較例2で得られたアジルサルタンの粉末X線回折を示す。 比較例2で得られたアジルサルタンの粒度分布を示す。 比較例3で得られたアジルサルタンの粉末X線回折を示す。 比較例3で得られたアジルサルタンの粒度分布を示す。
本発明につき詳述する。
本発明の製造方法は、アジルサルタンエステル(IV)、あるいはこれに対応するアジルサルタンエステルアミン塩(V)またはアジルサルタンエステル塩(VI)の加水分解反応により得られたアルカリ性の処理水溶液の組成を調整した後、適当な酸水溶液を滴下することによりアジルサルタンの結晶体Aの微粒子粉体を析出させる方法である。
一般式(IV)〜(VI)で示される化合物は以下の様にして製造することができる。一般式(IV)で示されるアジルサルタンエステルは、一般式(VII)で示されるアミドオキシム誘導体を、文献既知の方法により変換することにより得られる(特許文献5、US5243054、WO2014/049512、WO2112/139536、非特許文献2、3)。一般式(V)で示されるアジルサルタンエステルアミン塩は、WO2014/049512及び非特許文献3に記載されている方法に準じて、一般式(IV)で示される化合物に、対応するアミンを添加することで製造できる。一般式(VI)で示されるアジルサルタンエステル塩は、一般式(IV)で示される化合に、対応するアルカリ金属或いはアルカリ土類金属の水酸化物を添加することで製造できる。

(式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基であり、Mはアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属である。)
一般式(IV)、一般式(V)、及び一般式(VI)で示される化合物のエステル加水分解には、アルカリ金属水酸化物等の塩基を使用することができる。アルカリ金属水酸化物としては水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、及び水酸化セシウム等が挙げられるが、好ましくは水酸化ナトリウムである。
エステル加水分解の反応溶媒は、メタノール、エタノール、1−プロパノール、及びイソプロパノール等のアルコール性溶媒が使用できるが、好ましくはエタノールである。反応は0℃〜溶媒還流温度で行われ、好ましい反応温度は20〜60℃の範囲である。
一般式(IV)、一般式(V)、及び一般式(VI)で示される化合物において、Rは分岐しても良い炭素数1〜5のアルキル基を示す。かかるアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、ペンチル基及びシクロペンチル基等が挙げられる。これらのうちメチル基、及びエチル基が好ましい。
一般式(V)で示される化合物において、アミンはジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、アミルアミン、ジアミルアミン、トリアミルアミン、へキシルアミン、ジヘキシルアミン、トリへキシルアミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、トリベンジルアミン、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)等が挙げられる。これらのうちジ−n−ブチルアミンが好ましい。さらに一般式(V)で示される化合物において、Rをエチル基、かつアミンをジ−n−ブチルアミンとするのが好ましい。
一般式(VI)で示される化合物において、Mはリチウム、ナトリウム、及びカリウム等のアルカリ金属、及びマグネシウム、カルシウム、及びバリウム等のアルカリ土類金属が挙げられる。これらのうち、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、及びカルシウムが好ましい。さらに、一般式(VI)で示される化合物において、Rがエチル基であり、かつMがリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、またはカルシウムとするのが好ましい。
一般式(I)で示されるアジルサルタンの結晶体Aの微粒子粉体は、一般式(IV)で示されるアジルサルタンエステル、一般式(V)で示されるアジルサルタンエステルアミン塩(V)、または一般式(VI)で示されるアジルサルタンエステル塩のエステル加水分解終了後、留去、洗浄処理等により得られるアジルサルタンのアルカリ水溶液に、アルコールもしくは水、あるいは両方を加えて溶媒組成を調整した後、酸水溶液を滴下して析出させる。
溶媒組成を整える際に使用されるアルコールは、メタノール、エタノール、1−プロパノール、及びイソプロパノール等が挙げられるが、好ましくはエタノールを使用することできる。アルコール/水の質量比は、5/95〜15/85とすることができる。
アジルサルタンを遊離させるために添加される酸水溶液は塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、及びトリフルオロ酢酸等の水溶液が挙げられるが、好ましくは塩酸水溶液である。酸水溶液は0〜60℃の範囲で添加することができる。好ましい滴下温度範囲は10〜40℃である。
本発明で製造するアジルサルタン結晶体Aの微粒子粉体は、製剤化の際に粉砕を行わずにそのまま使用できる粉体であり、その粒子径は特に限定されない。微粒子粉体の粒子径は、例えば50%粒子径が約2.5μm以下であり、かつ90%粒子径が約4.0μm以下である。
以下、更に下記の実施例で詳しく説明するが、これらは単なる実例であって本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を変化させても良い。また、比較例として特許文献8記載の方法に準じてアジルサルタン結晶形Aを製造した。実施例、比較例で得られたアジルサルタンの純度は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で、結晶形は粉末X線回折装置で、粒子径はレーザー回折方式粒度分布計で測定した。
(実施例1)
2−エトキシ−1−[[2’−(2,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸エチルエステル、ジ−n−ブチルアミン塩(V)(R=エチル)105.3gのエタノール42.05gと水420.5gの混合物に、水酸化ナトリウム20.58gと水173.42gの溶液を45〜50℃で加え、50〜56℃で2時間30分間撹拌した。反応液を35℃まで冷却し、トルエン472.34gを加えた。水層を分液し、さらにトルエン469.96gで洗浄した後、水層を5.5倍質量まで濃縮した。残留水層に水330.78gとエタノール104.01gを加えた後、19〜21℃で5%塩酸178.8gを滴下した。種晶0.1gを加えた後、更に同温で5%塩酸181.65gを滴下した。析出結晶をろ取し、結晶を水567gで3回、エタノール315gで洗浄した後、乾燥してアジルサルタン72.6gを得た(収率93%)。得られたアジルサルタンの結晶は粉末X線回折より結晶形Aであることが確認できた。また粒度分布は、50%粒子径が2.1μm、90%粒子径が3.9μmであった。
このアジルサルタンの粉末X線回折を図1に、粒度分布を図2に示す。
(比較例1)
非特許文献1記載の方法に従って製造したアジルサルタン2.00gにDMF5mLを加え、約75℃で加熱溶解した後、水10mLを滴下した。該溶液を約25℃まで冷却した後、約1時間撹拌した。さらに、約10℃まで冷却した後、2時間放置した。析出結晶をろ取し、結晶を水で洗浄した後、約50℃で乾燥してアジルサルタン1.83gを得た(収率92%)。得られたアジルサルタンの結晶は粉末X線回折より結晶形Aであることが確認できた。また、粒度分布は、50%粒子径が12.1μm、90%粒子径が20.4μmであった。
このアジルサルタンの粉末X線回折を図3に、粒度分布を図4に示す。
(比較例2)
非特許文献1記載の方法に従って製造したアジルサルタン6.04gにメタノール90mLを加え、約50℃で加熱溶解した。該溶液を濾過した後、ろ液を約0℃まで冷却した。析出結晶をろ取し、結晶をメタノールで洗浄した後、約50℃で乾燥してアジルサルタン3.91gを得た(収率65%)。得られたアジルサルタンの結晶は粉末X線回折より結晶形Aであることが確認できた。また粒度分布は、50%粒子径が10.9μmであり、かつ90%粒子径が16.7μmであった。
このアジルサルタンの粉末X線回折を図5に、粒度分布を図6に示す。
(比較例3)
非特許文献1記載の方法に従って製造したアジルサルタン6.00gにエタノール120mLを加え、約50℃で加熱溶解した。該溶液を濾過した後、ろ液を約−10℃まで冷却した。析出結晶をろ取し、結晶をエタノールで洗浄した後、約50℃で乾燥してアジルサルタン3.74gを得た(収率62%)。得られたアジルサルタンの結晶は粉末X線回折より結晶形Aであることが確認できた。また、粒度分布測定において50%粒子径が14.4μm、90%粒子径が22.8μmであった。
このアジルサルタンの粉末X線回折を図7に、粒度分布を図8に示す。
(実施例2)保存安定性試験
実施例1及び比較例1〜3で得られたアジルサルタンをそれぞれ褐色瓶に入れ、密封後、50℃の恒温槽中に1ヵ月間放置した。サンプルを7日目、14日目及び30日目に取り出し、HPLCで純度を測定した。結果を表1に示す。
本発明により、製剤化の際に粉砕を行わずにそのまま使用できる、安定なアジルサルタンの結晶体Aの微粒子粉体を製造することが可能となる。

Claims (10)

  1. 一般式(I)で示されるアジルサルタン結晶形Aの微粒子粉体の製造方法であって、一般式(IV)で示されるアジルサルタンエステル、あるいはこれに対応する一般式(V)で示されるアジルサルタンエステルアミン塩または一般式(VI)で示されるアジルサルタンエステル塩の、加水分解後のアルカリ性処理液に、アルコール及び水を添加した後、酸水溶液を0〜60℃で滴下することによりアジルサルタンの結晶を析出させる工程を含む製造方法。


    (式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基を示す。)

    (式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基であり、アミンは有機塩基である。)


    (式中、Rは分岐しても良い炭素数1から5のアルキル基であり、Mはアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属である。)
  2. 一般式(IV)において、Rがエチル基である請求項1に記載の製造方法。
  3. 一般式(V)において、Rがエチル基であり、かつアミンがジ−n−ブチルアミンである請求項1に記載の製造方法。
  4. 一般式(VI)において、Rがエチル基であり、かつMがリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、またはカルシウムである請求項1に記載の製造方法。
  5. アルコールがエタノールである請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 酸水溶液が塩酸水溶液である請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 加水分解後のアルカリ性処理液に、質量比がアルコール/水=5/95〜15/85のアルコール及び水を添加する請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 酸水溶液を10〜40℃で滴下する請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 加水分解後のアルカリ性処理液に、質量比がアルコール/水=5/95〜15/85のアルコール及び水を添加した後、塩酸水溶液を10〜40℃で滴下する請求項1〜8のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. 微粒子粉体の50%粒子径が2.5μm以下であり、かつ90%粒子径が4.0μm以下である請求項1〜9いずれか一項に記載の製造方法。
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