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JP2019165069A - 薄膜コンデンサおよび薄膜コンデンサの製造方法 - Google Patents

薄膜コンデンサおよび薄膜コンデンサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】個片化時のクラックによる容量部の性能低下を防止する。
【解決手段】薄膜コンデンサ1は、基材30と、基材30に対して積層され、積層方向に沿って設けられた複数の内部電極層11および内部電極層11に挟まれた誘電体層12を有する容量部10と、を有し、基材30の表面において容量部10が積層される領域での基材30の厚さをT1とし、容量部10が積層されていない領域での基材30の厚さをT2としたときに、T1>T2である。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄膜コンデンサおよび薄膜コンデンサの製造方法に関する。
従来から、基材上にコンデンサ(キャパシタ)を積層した薄膜コンデンサが提案されている。例えば、特許文献1では、基板上に容量部となる電極層および誘電体層を積層した後に、容量部を覆うバリア層を積層する。そして、バリア層上に絶縁層、端子等を形成した後に、ダイシングにより個別の薄膜コンデンサに分割することが示されている。
特開2004−214589号公報
しかしながら、ダイシングにより薄膜コンデンサを個片化する際にクラックが発生する可能性がある。バリア層でクラックが発生した場合、容量部の性能低下等が引き起こされる可能性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、個片化時のクラックによる容量部の性能低下が防止された薄膜コンデンサおよび薄膜コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る薄膜コンデンサは、基材と、前記基材に対して積層され、積層方向に沿って設けられた複数の内部電極層および前記内部電極層に挟まれた誘電体層を有する容量部と、を有し、前記基材の表面において前記容量部が積層される領域での前記基材の厚さをT1とし、前記容量部が積層されていない領域での前記基材の厚さをT2としたときに、T1>T2である。
また、本発明の一形態に係る薄膜コンデンサの製造方法は、基材に対して、複数の内部電極層と誘電体膜とを交互に積層して積層体を形成する積層工程と、前記積層体を焼成し、前記誘電体膜から誘電体層を形成する焼成工程と、前記焼成工程の後に、前記基材の外周側において前記複数の内部電極層および前記内部電極層に挟まれた誘電体層を除去することで、容量部を形成する容量部形成工程と、を含み、前記容量部形成工程において、前記基材の表面において前記容量部が積層される領域での前記基材の厚さをT1とし、前記容量部が積層されていない領域での前記基材の厚さをT2としたときに、T1>T2とする。
上記の薄膜コンデンサおよび薄膜コンデンサの製造方法によれば、基材の表面において容量部が積層される領域での基材の厚さをT1と、容量部が積層されていない領域での基材の厚さT2が、T1>T2の関係を満たしている。そのため、薄膜コンデンサを個片化する際に薄膜コンデンサの外周側でクラックが発生したとしても、当該クラックによる影響を容量部が受けにくい。そのため、薄膜コンデンサを個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
ここで、前記容量部の外周の側面、および、前記基材の表面のうち前記容量部が積層されていない領域の一部が連続して同一平面を形成している態様とすることができる。
上記のように、容量部の外周の側面、および、基材の表面のうち容量部が積層されていない領域の一部が連続して同一平面を形成している場合、薄膜コンデンサの外周側でクラックが発生した場合でもその影響を容量部が受ける可能性が低減する。したがって、薄膜コンデンサを個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
また、前記同一平面を形成している前記容量部の外周の側面および前記基材の表面のうち前記容量部が積層されていない領域の一部の表面上に無機絶縁材料からなるカバー層が形成される態様とすることができる。
上記のように、同一平面を形成している容量部の外周の側面および基材の表面のうち前記容量部が積層されていない領域の一部の表面上に無機絶縁材料からなるカバー層を形成することで、カバー層の端部と、容量部の端部におけるカバー層と容量部との境界部分とを離間してカバー層を設けることができる。したがって、クラックが発生した場合に、カバー層を伝って水分等が容量部に到達することを防ぐことができるため、薄膜コンデンサを個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
前記容量部上を覆う絶縁層と、前記容量部が積層されていない前記基材の表面上、および、前記絶縁層の側面に沿って形成される配線層と、を有する、態様とすることができる。
上記のように、容量部上を絶縁層が覆うとともに、容量部が積層されていない基材の表面上および絶縁層の側面に沿って配線層が形成されることで、クラックが発生したとしても、配線層が設けられていることで水分等が容量部に到達することを防ぐことができるため、薄膜コンデンサを個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
本発明によれば、個片化時のクラックによる容量部の性能低下が防止された薄膜コンデンサおよび薄膜コンデンサの製造方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る薄膜コンデンサの平面図である。 図1の薄膜コンデンサのII−II断面図である。 図1に示される薄膜コンデンサの製造方法を説明する図である。 図1に示される薄膜コンデンサの製造方法を説明する図である。 図1に示される薄膜コンデンサの製造方法を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る薄膜コンデンサの平面図であり、図2は、図1に示す薄膜コンデンサのII−II断面図である。図1および図2に示されるように、薄膜コンデンサ1は、コンデンサ構造として容量部10を有し、容量部10から引き出された電極端子として電極端子20(20A,20B)を有している。容量部10および電極端子20は、基材30に対して積層されている。容量部10と電極端子20との間には、容量部10と電極端子20とを電気的に接続する配線部40が設けられている。なお、薄膜コンデンサ1の平面視においては、容量部10が確認できないが、図1では、容量部10の位置を破線で示している。
なお、本明細書中において「積層方向」とは、基材30、容量部10、配線部40、電極端子20というように、基材30から電極端子20に向けて各層が順次重なる方向である。また、以下の説明では、積層方向に沿って電極端子20側を「上」、積層方向に沿って基材30側を「下」として説明する場合がある。
図2に示されるように、容量部10は、積層方向に沿って設けられた複数の内部電極層11および内部電極層11に挟まれた誘電体層12を有している。内部電極層11と誘電体層12とは、交互に積層されている。本実施形態において、容量部10は4層の内部電極層11および3層の誘電体層12を有する多層構造である。最下層の内部電極層11と基材30との間には、図2に示すように保護層50が設けられていてもよい。
容量部10は、それぞれの内部電極層11および誘電体層12が部分的に除去された領域を複数有している。この内部電極層11および誘電体層12が部分的に除去された領域において、それぞれの内部電極層11は、後述の配線層44と接続されている。このような構造により、容量部10において、多層コンデンサ構造が形成されている。
内部電極層11は、導電性を有する材料によって形成される。具体的には、主成分としてニッケル(Ni)や白金(Pt)を含有する材料が内部電極層11として好適に用いられ、Niが特に好適に用いられる。内部電極層11に主成分としてNiを含有する材料を用いる場合、その含有量は、内部電極層11全体に対して50質量%以上であることが好ましい。すなわち、「主成分」であるとは、当該成分の占める割合が50質量%以上であることをいう。また、内部電極層11の主成分がNiである場合、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、レニウム(Re)、タングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、および銀(Ag)からなる群より選ばれる少なくとも一種(以下、「添加元素」と記す。)を更に含有する。内部電極層11が添加元素を含有することにより、内部電極層11の途切れを抑制することができる。なお、内部電極層11は複数の添加元素を含有してもよい。内部電極層11の厚さは、例えば10nm〜1000nm程度である。
誘電体層12は、ペロブスカイト系の誘電体材料によって構成される。本実施形態におけるペロブスカイト系の誘電体材料としては、BaTiO(チタン酸バリウム)、(Ba1−XSr)TiO(チタン酸バリウムストロンチウム)、(Ba1−XCa)TiO、PbTiO、Pb(ZrTi1−X)O等のペロブスカイト構造を持った(強)誘電体材料や、Pb(Mg1/3Nb2/3)O等に代表される複合ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料や、BiTi12、SrBiTa等に代表されるビスマス層状化合物、(Sr1−XBa)Nb、PbNb等に代表されるタングステンブロンズ型強誘電体材料等から構成される。ここで、ペロブスカイト構造、ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料、ビスマス層状化合物、タングステンブロンズ型強誘電体材料において、AサイトとBサイト比は、通常整数比であるが、特性向上のため、意図的に整数比からずらしてもよい。なお、誘電体層12の特性制御のため、誘電体層12に適宜、副成分として添加物質が含有されていてもよい。誘電体層12は、焼成されており、その比誘電率(εr)は、例えば100以上である。なお、誘電体層12の比誘電率は大きいほど好ましく、その上限値は特に限定されない。誘電体層12の厚さは、例えば10nm〜1000nmである。
電極端子20は、薄膜コンデンサ1と外部の電子部品等(不図示)とを電気的に接続するための端子である。電極端子20は、後述の配線部40に対して積層されている。本実施形態においては、薄膜コンデンサ1は、2つの電極端子20(20A,20B)を備えている。ただし、電極端子20の数は適宜変更できる。
電極端子20を構成する材料としては、主成分がニッケル(Ni)、銅(Cu)、金(Au)、白金(Pt)、これらの金属を含有する合金が好ましく、特に、主成分としてCuを含有する合金が好適に用いられる。電極端子20を構成するCuの純度は高いほど好ましく、99.99質量%以上であることが好ましい。なお、電極端子20に微量の不純物が含まれていてもよい。主成分としてCuを含有する合金からなる電極端子20に含まれ得る不純物としては、例えば、鉄(Fe)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、ケイ素(Si)又はクロム(Cr)、バナジウム(V)、亜鉛(Zn)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)イットリウム(Y)、ランタン(La)、セシウム(Ce)等の遷移金属元素あるいは希土類元素等、塩素(Cl)、硫黄(S)、リン(P)等が挙げられる。
基材30は、容量部10を支持する機能を有している。基材30の材料は、薄膜コンデンサ1の製造時に行われる焼成工程における焼成時の温度に耐えうる材料であればよく、特に限定されない。したがって、例えばニッケル(Ni)等の金属材料またはシリコン(Si)等の半導体材料等が用いられる。なお、基材30を構成する材料は特に限定されないが、ある程度の剛性を有していることが好ましく、その弾性率は5GPa以上200GPa以下とすることができる。基材30の厚さは、例えば5μm以上100μm以下とすることができる。
配線部40は、容量部10が形成された領域を覆うように設けられており、誘電体カバー層41、無機カバー層42、第1絶縁層43A、第2絶縁層43B、および配線層44含んでいる。誘電体カバー層41および無機カバー層42を含めてカバー層43という場合がある。
誘電体カバー層41は、容量部10の上面を覆っている。ただし、容量部10のうち、薄膜コンデンサの周縁側、すなわち、容量部10の外周となる領域において容量部10が露出する露出領域A(図2参照)が形成される。容量部10が誘電体カバー層41に覆われない露出領域Aは、図1において破線で示す容量部10の外縁となる領域に形成される。誘電体カバー層41は、誘電体層12と同じ材料からなる構成とすることができる。すなわち、BaTiO(チタン酸バリウム)、(Ba1−XSr)TiO(チタン酸バリウムストロンチウム)、(Ba1−XCa)TiO、PbTiO、Pb(ZrTi1−X)O等のペロブスカイト構造を持った(強)誘電体材料や、Pb(Mg1/3Nb2/3)O等に代表される複合ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料や、BiTi12、SrBiTa等に代表されるビスマス層状化合物、(Sr1−XBa)Nb、PbNb等に代表されるタングステンブロンズ型強誘電体材料等が誘電体カバー層41としてとして好適に用いられる。誘電体層12と同じ材料により誘電体カバー層41を形成することにより、誘電体カバー層41に接する他の層(特に誘電体層12等)との間で応力が発生することを抑制することができることから、剥離が抑制され、その結果、静電容量の増加やリーク電流の抑制という効果が奏される。なお、誘電体カバー層41の材料は上記に限定されず、誘電体材料に対して他の材料を混合した材料等を用いることもできる。誘電体カバー層41の厚さは、例えば10nm〜1000nm程度である。なお、誘電体カバー層41は設けられなくてもよい。
無機カバー層42は、誘電体カバー層41上または基材30上に積層される。無機カバー層42は、例えばシリカ(SiO)等の無機絶縁材料によって構成されている。ただし、無機カバー層42は設けられなくてもよい。無機カバー層42の厚さは、例えば、0.5μm以上5μm以下程度とすることができる。
第1絶縁層43Aは、容量部10においてコンデンサが構成されているそれぞれの領域において、容量部10を覆っている。第2絶縁層43Bは、第1絶縁層43Aが形成されていない領域を覆うとともに、第1絶縁層43Aの周縁を部分的に覆っている。すなわち、第1絶縁層43Aと第2絶縁層43Bとの2段構造によって容量部10が覆われている。
第1絶縁層43Aおよび第2絶縁層43Bは、絶縁性を有する材料であれば特に限定されないが、例えば、ポリイミド等の非導電性樹脂、シリカ(SiO)、アルミナ(Al)、シリコンナイトライド(SiN)等の無機材料、あるいはこれらを混合又は積層させた絶縁材料等を用いることができる。第1絶縁層43Aの厚さは、例えば0.5μm以上10μm以下であり、第2絶縁層43Bの厚さは、例えば0.5μm以上10μm以下である。なお、「第1絶縁層43Aの厚さ」とは、無機カバー層42の上面と第1絶縁層43Aの上面との間の距離である。また、「第2絶縁層4Bの厚さ」とは、第1絶縁層43Aの上面と第2絶縁層43Bの上面との間の距離である。
第1絶縁層43Aと第2絶縁層43Bとの間には、第1絶縁層43Aの上面に沿って配線層44が形成されている。配線層44は、第1絶縁層43Aの上面に沿って上下方向に延びるとともに、その下端に内部電極層11と接する接触部44Aを有している。また、配線層44上には、電極端子20A,20Bが形成されている。さらに、配線層44は、容量部10よりも外周側において、基材30と接触する接触部44Bを有している。すなわち、配線層44は、容量部10よりも外周側において、基材30表面上および第1絶縁層43Aの側面に沿って設けられている。配線層44は、導電性を有する材料であれば特に限定されず、例えば、主成分として銅(Cu)またはニッケル(Ni)含有する材料が用いられる。
電極端子20Aが形成された配線層44の接触部44Aは、複数の内部電極層11のうち最も基材30側に位置する内部電極層11に接している。図2では、薄膜コンデンサ1の一部のみを示しているが、電極端子20A,20Bは、それぞれは、配線層44を介して、いずれかの内部電極層11と電気的に接続されている。
保護層50は、容量部10と基材30との間に設けられている。保護層50は、例えば誘電体層12と同じ材料によって構成されるが、その他の材料(例えば、アルミナ、シリカ又はシリコンナイトライド)であってもよい。保護層50の厚さは、誘電体層12の厚さに比して若干大きく設けられていることが好ましく、例えば10nm以上1000nm以下とすることができる。
図2に示すように、基材30のうち、容量部10が積層されない領域に凹部31が形成される。その結果、基材30の表面において保護層50を介して容量部10と接触する領域(容量部10が積層される領域)R1での基材30の厚さをT1とし、保護層50の有無に関係なく容量部10と接触しない領域(容量部10が積層されていない領域)R2での基材30の厚さをT2としたときに、T1>T2の関係を満たしている。容量部10と接触する領域とは、図1において破線で示す容量部10の内側の領域R1であり、容量部10と接触しない領域とは、図1において破線で示す容量部10の外側の領域R2である。領域R1における基材30の厚さT1と、領域R2における基材30の厚さT2が上記の関係を満たすことで、領域R1と領域R2との境界部分におけるクラックの発生等を抑制することができる。
なお、薄膜コンデンサ1では、領域R1と領域R2の境界部分となる容量部10の外周となる領域において容量部10が露出する露出領域Aから連続する基材30が露出領域Aにおける容量部10の傾斜と同じ傾斜となっている。このように、領域R1と領域R2の境界部分となる容量部10の外周となる領域では、基材30の一部(領域R1側の周縁部)が傾斜していてもよい。図2に示すように、容量部10が露出する露出領域Aと、露出領域Aから連続する基材30とが同一の傾斜を有して(連続して)同一平面を形成している場合、その傾斜角(基材30の主面に対する傾斜角)は20°〜90°の範囲内で適宜変更することができる。なお、この傾斜角がより大きく、例えば、容量部10のいずれの内部電極層11と配線層44との接触部44Aが形成される容量部10の内側の開口において、容量部10の各層により形成される側面の傾斜角よりも大きい構成であると、容量部10の外周となる領域において容量部10の容量の確保がしやすくなる。したがって、容量部10の大容量化、または薄膜コンデンサ1としての小型化が可能となる。
また、領域R1と領域R2の境界部分となる容量部10の外周となる領域において基材30がその主面に対して垂直な面を有することで、基材30の厚さがT1からT2に変化する構成としてもよい。このように、領域R1と領域R2の境界部分(厚さが変化する部分)での基材30の形状は適宜変更することができる。少なくとも、領域R1における基材30の厚さT1と、領域R2における基材30の厚さT2とが、T1>T2の関係を満たし、容量部10が積層される領域R1での基材30の厚さT1に対して外周側の領域R2での基材30の厚さT2が小さく変化していればよい。
次に、図3〜図5を参照して薄膜コンデンサ1の製造方法について説明する。図3〜図5は、図1,2に示される薄膜コンデンサの製造方法を説明するための図である。なお、図3〜図5は製造の途中段階における薄膜コンデンサ1の一部を拡大して示している。実際には、複数の薄膜コンデンサ1を一度に形成した後、それぞれの薄膜コンデンサ1に個片化する。
まず、図3(A)に示されるように、基材30を準備し、基材30に対して保護層50を積層する。その後、保護層50上に内部電極層11と、誘電体層12となる誘電体膜12aを交互に積層し、積層体Wを形成する(積層工程)。この工程により、容量部10となる部分が形成される。内部電極層11の形成方法としては、例えばDCスパッタリング等が挙げられる。また、保護層50および誘電体膜12aの形成方法としては、溶液法、スパッタリング等のPVD(Physical Vapor Deposition)法、又はCVD(Chemical Vapor Deposition)法等の成膜技術を用いることができるが、スパッタリング法がより好ましい方法である。
次に、図3(B)に示されるように、積層体Wの内部電極層11および誘電体膜12aを貫通する所定の開口70aを形成する。開口70aは、後述の開口70が形成される位置での内部電極層11および誘電体膜12aの除去を目的として形成される。開口70aの形成は、例えばドライエッチング等により行われる。開口70aは、薄膜コンデンサ1において配線層44と内部電極層11とを接触させる位置に対応して設けられる。したがって、開口70aでは、複数の内部電極層11のうち、配線層44と接触させる内部電極層が底面に露出するとともに、当該内部電極層よりも上方の内部電極層11の端面および誘電体膜12aの端面によって連続した側面が形成される。図3(B)に示す開口70aでは、4つの内部電極層11のうち最も基材30側に位置する内部電極層11が底面において露出するとともに、他の内部電極層11および誘電体膜12aの端面によって連続した側面が形成される。
次に、図3(C)に示されるように、容量部10および基材30の上面を覆うように、誘電体カバー層41となる誘電体カバー膜41aを形成する。誘電体カバー膜41aは、開口70a内を含む積層体Wの上面をすべて覆うように形成される。誘電体カバー膜41aは、例えばスパッタリング等のPVD法によって形成することができる。
その後、積層体Wを焼成する(焼成工程)。この工程により、誘電体膜12aが焼結して誘電体層12が形成され、容量部10が形成される。同時に、誘電体カバー膜41aも焼結して誘電体カバー層41となる。焼成時の温度は、誘電体膜12aが焼結(結晶化)する温度とすることが好ましく、具体的には800〜1000℃程度であることが好ましい。また、焼成時間は5分〜2時間程度とすることができる。焼成時の雰囲気は特に限定されず、酸化性雰囲気、還元性雰囲気、中性雰囲気のいずれでもよいが、少なくとも、内部電極層11が酸化しない程度の酸素分圧下で焼成することが好ましい。
次に、図4(A)に示されるように、積層体において容量部10となる層が積層されていない領域R2において、基材30に対して凹部31を形成する(容量部形成工程)。凹部31は、容量部10となる層が積層されていない領域において形成される。すなわち、凹部31を形成することで、容量部10の外形が確定される。この領域は、一体的に製造されている複数の薄膜コンデンサ1を個片化する際の、隣接する薄膜コンデンサ1との境界となる部分である。したがって、個片化後の薄膜コンデンサ1においては、その外周部分になる。凹部31の形成は、例えば、反応性エッチング(RIE)により行われる。凹部31の形成の際に、凹部31に対応する位置の基材30上に積層されていた容量部10となる各層および誘電体カバー層41もすべて除去される。この結果、図4(A)に示されるように、凹部31が形成されるとともに、容量部10となる層の外周となる領域において容量部10の端面が露出する露出領域Aが形成される。また、露出領域Aが形成される際に基材30も一部除去される。その結果、露出領域Aと基材30とが連続する同一平面の傾斜面が形成される。また、凹部31を形成する際に、基材30の一部が除去される結果、領域R1における基材30の厚さT1と、領域R2における基材30の厚さT2とが、T1>T2の関係となる。
次に、図4(B)に示されるように、無機カバー層42を形成する。無機カバー層42は、積層体Wの上面を全面的に覆うように形成される。したがって、容量部10となる部分の上部だけでなく、凹部31上にも無機カバー層42が形成される。また、積層体Wの上面と開口70aの底面および側面とが無機カバー層42によって覆われた状態となる。無機カバー層42は、例えばスパッタリング等のPVD法によって形成することができる。
次に、図4(C)に示されるように、無機カバー層42の上に第1絶縁層43Aを形成する。第1絶縁層43Aは、容量部10を覆うように形成されるため、容量部10の外周側では、無機カバー層42が露出される。また、開口70aにおいて、配線層44の接触部(例えば、接触部44A)が形成される領域にも第1絶縁層43Aは形成されない。第1絶縁層43Aは、例えば、未硬化の状態の熱硬化性樹脂を塗布した後、加熱して硬化させることによって形成される。また、第1絶縁層43Aは、未硬化の状態の光硬化性樹脂を塗布した後、特定の波長の光を照射して硬化させることによって形成されてもよい。また、スパッタリング等の他の方法を用いて第1絶縁層43Aを形成してもよい。
次に、図5(A)に示されるように、第1絶縁層43Aをマスクとしたドライエッチング等により配線層44を設けるための開口70を形成する(容量部形成工程)。開口70は、これまでの工程において開口70aが形成された位置に設けられる。この工程により、開口70の底面において、複数の内部電極層11のうちのいずれか(図5(A)では、最下層の内部電極層11)が底面に露出する。また、開口70を形成することで、容量部10の形状のうち内部の形状が確定される。なお、この工程を行う際に、容量部10よりも外側に設けられて、且つ、第1絶縁層43Aが上方に積層されていない領域の無機カバー層42も除去される。したがって、容量部10が積層されていない領域R2であって且つ第1絶縁層43Aにより覆われていない領域では、基材30の凹部31が露出した状態となる。
次に、図5(B)に示されるように、第1絶縁層43Aの開口70内および開口70の周縁の第1絶縁層43A上に配線層44を形成する。配線層44は、例えば銅(Cu)等の導電性材料をスパッタ又は蒸着した後、エッチングによるパターニングを行うことによって形成される。この工程により、電気的に互いに独立した複数の配線層44が形成される。このとき、開口70周辺に形成された配線層44には、4つの内部電極層11のうち最も下側の内部電極層11と電気的に接続する接触部44Aが形成される。また、基材30の凹部31周辺に形成された配線層44には、基材30の凹部31と接触する接触部44Bが形成される。なお、基材30としてNi金属層を、保護層50として誘電体層を、それぞれ用いた場合に、開口70周辺以外の部分においても配線層44と基材30とが電気的に接続していてもよい。上記の構成とすることで、例えば基材30がグランド電位である場合は、副次的に配線層44がシールド機能を発揮できる。このとき、配線層44が第1絶縁層43Aの側面及び基材30の凹部31に接触していることで、配線層44により水分等が容量部10まで侵入することが防がれるため、副次的に配線層44が耐湿機能を発揮できる。
次に、図5(C)に示されるように、第1絶縁層43A上および配線層44上に第2絶縁層43Bを形成する。第2絶縁層43Bは、内部に配線層44が形成された開口70内、および、領域R2において基材30上に形成された配線層44の上面にも設けられる。第2絶縁層43Bは、第1絶縁層43Aと同様に、例えば未硬化の状態の熱硬化性樹脂を塗布した後、加熱して硬化させる等の方法によって形成される。第2絶縁層43Bを形成する際に、電極端子を取り付けるための開口を設ける。この開口内では、配線層44が露出した状態となる。その後、開口内に露出した配線層44上に、薄膜コンデンサ1を外部の電子部品と電気的に接続するための電極端子20(20A,20B)を形成する。電極端子20A,20Bは、例えば、メッキ等により銅(Cu)等の導電性材料の層を形成した後、エッチング等を行うことによって形成される。最後に、ダイシング等によって個片化を行うことにより、図1に示される薄膜コンデンサ1が得られる。
以上のように、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1および薄膜コンデンサ1の製造方法では、基材30の表面において容量部10が積層される領域R1での基材30の厚さをT1とし、容量部10が積層されていない領域R2での基材30の厚さをT2としたときに、T1>T2の関係を満たしている。このような構成とすることで、薄膜コンデンサ1の製造時のうち、特にダイシングにより個片化を行う際のクラックに由来する容量部10の性能低下が防止される。
従来の薄膜コンデンサ1は、ダイシングによる個片化の際にクラックが生じることが多かった。特に、基材30とその上方に積層される層との界面近傍でクラックが発生することが多かった。従来の薄膜コンデンサ1では、個片化による薄膜コンデンサ1の外周部となる領域、すなわち、ダイシングが行われる領域において、基材上にカバー層が積層されている場合があるが、このカバー層の近傍(例えば、基材とカバー層との界面)でクラックが発生することが多い。特に、無機絶縁材料によるカバー層が形成されている場合、このカバー層の周辺でクラックが発生する可能性が高くなる。このように、薄膜コンデンサ1の外周部でクラックが発生すると、クラックから内部に侵入した水分等が容量部10の誘電体層12へ侵入する可能性がある。誘電体層12へ水分が侵入すると、容量部10の性能低下が引き起こされる可能性がある。また、水分が侵入しない場合であっても、クラックが発生することにより、容量部10が当初は想定していない応力変化を受けることで、性能低下が引き起こされる可能性があった。
これに対して、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1では、基材30の表面において容量部10が積層される領域R1での基材30の厚さをT1とし、容量部10が積層されていない領域R2での基材30の厚さをT2としたときに、T1>T2の関係となっている。この結果、ダイシング時に薄膜コンデンサ1の外周側でクラックが発生したとしても、当該クラックによる影響を容量部10が受けにくい状態が形成されている。具体的には、薄膜コンデンサ1の外周側の容量部10が積層されていない領域R2においてクラックが発生したとしても、クラックが発生する領域R2と容量部10が積層される領域R1との間で基材30の厚さが変化するため、当該クラックによる応力の変化等が基材30を介して容量部10まで到達することを防ぐことができる。また、基材30と他の層との界面等にクラックが発生したとしても、クラックから内部に侵入した水分等が容量部10まで到達することが防がれる。したがって、薄膜コンデンサ1の製造時、特にダイシングにより個片化を行う際のクラックに由来する容量部10の性能低下が防止される。
また、容量部10の外周の側面、および、基材30の表面のうち容量部10が積層されていない領域R2の一部が連続して同一平面を形成している構成とすることで、薄膜コンデンサ1の外周側でクラックが発生した場合でも、外周側の基材30から連続して同一平面を形成している容量部10がその影響を選択的に受ける可能性を低減させることができる。したがって、薄膜コンデンサ1を個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
また、上記の同一平面を形成している容量部10の外周の側面および基材30の表面のうち容量部10が積層されていない領域R2の一部の表面上に無機カバー層42を形成している。このような構成とすることで、無機カバー層42の端部(基材30と接している端部)と、容量部10の端部における無機カバー層42と容量部10との境界部分とが離間した状態でカバー層43を設けることができる。すなわち無機カバー層42の端部から容量部10の端部までの経路を長く取ることができる。したがって、クラックが発生した場合に、無機カバー層42を伝って水分等が容量部に到達することを防ぐことができるため、薄膜コンデンサ1を個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
なお、無機カバー層42を形成する場合、無機カバー層42の端部は、基材30の端部(薄膜コンデンサ1の端部)よりも内側であることが好ましい。このような態様とすることで、容量部10よりも外周側でクラックが発生した場合に、無機カバー層42と基材30との界面に水分等が入り込むことを防ぐことができ、この界面を介して水分等が容量部10へ到達することを防ぐことができる。
また、容量部10上を絶縁層としての第1絶縁層43Aが覆うとともに、容量部10が積層されていない基材30の表面上および第1絶縁層43Aの側面に沿って配線層44が形成されることで、クラックが発生したとしても、クラックが発生すると想定される基材30の外周側に配線層44が設けられていることで、水分等が容量部10に到達することを防ぐことができる。したがって、薄膜コンデンサ1を個片化する際のクラックに由来する容量部の性能低下が防止される。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、上記の実施形態では、容量部10が4つの内部電極層11および3つの誘電体層12を有する場合について説明したが、容量部10が有する内部電極層11および誘電体層12の層数は特に限定されず、任意に変更可能である。例えば、容量部10は2つの内部電極層11および1つの誘電体層12(1つのコンデンサ構造)のみを有していてもよいし、更に多くの内部電極層11および誘電体層12を有していてもよい。第1絶縁層43Aよりも上方の配線部40の形状は適宜変更することができる。
また、上記の実施形態では、基材30と容量部10との間に保護層50が設けられている場合について説明したが、保護層50は設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態では、容量部10に露出領域Aが設けられ、露出領域Aでは誘電体カバー層41が設けられていない場合について説明したが、カバー層43(誘電体カバー層41、無機カバー層42)の配置およびその形状は適宜変更することができる。ただし、容量部10の露出領域Aを覆うカバー層43の外面が無機カバー層42である場合に、無機カバー層42と基材30との界面に水分等が入り込むことを防ぐことができ、この界面を介して水分等が容量部10へ到達することを防ぐことができる。したがって、露出領域Aの表面に誘電体カバー層41のみが形成されている場合には、当該位置にカバー層を設けることによる容量部の性能低下の効果は十分に得られない可能性がある。
また、上記実施形態では、配線層44が容量部10よりも外周側において、基材30表面上および第1絶縁層43Aの側面に沿って設けられている場合について説明したが、この部分には配線層44が設けられていなくてもよい。ただし、配線層44を設けることで、クラックが発生した場合に、水分等が基材30とカバー層43との界面を辿って容量部10に到達する可能性をより低減させることができる。
1…薄膜コンデンサ、10…容量部、11…内部電極層、12…誘電体層、12a…誘電体膜、20,20A,20B…電極端子、30…基材、40…配線部、41…誘電体カバー層、42…無機カバー層、43A…第1絶縁層、43B…第2絶縁層、44…配線層、W…積層体。

Claims (5)

  1. 基材と、
    前記基材に対して積層され、積層方向に沿って設けられた複数の内部電極層および前記内部電極層に挟まれた誘電体層を有する容量部と、
    を有し、
    前記基材の表面において前記容量部が積層される領域での前記基材の厚さをT1とし、前記容量部が積層されていない領域での前記基材の厚さをT2としたときに、T1>T2である、薄膜コンデンサ。
  2. 前記容量部の外周の側面、および、前記基材の表面のうち前記容量部が積層されていない領域の一部が連続して同一平面を形成している、請求項1に記載の薄膜コンデンサ。
  3. 前記同一平面を形成している前記容量部の外周の側面および前記基材の表面のうち前記容量部が積層されていない領域の一部の表面上に無機絶縁材料からなるカバー層が形成される、請求項2に記載の薄膜コンデンサ。
  4. 前記容量部上を覆う絶縁層と、
    前記容量部が積層されていない前記基材の表面上、および、前記絶縁層の側面に沿って形成される配線層と、を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄膜コンデンサ。
  5. 基材に対して、複数の内部電極層と誘電体膜とを交互に積層して積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体を焼成し、前記誘電体膜から誘電体層を形成する焼成工程と、
    前記焼成工程の後に、前記基材の外周側において前記複数の内部電極層および前記内部電極層に挟まれた誘電体層を除去することで、容量部を形成する容量部形成工程と、
    を含み、
    前記容量部形成工程において、前記基材の表面において前記容量部が積層される領域での前記基材の厚さをT1とし、前記容量部が積層されていない領域での前記基材の厚さをT2としたときに、T1>T2とする、薄膜コンデンサの製造方法。
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