JP2019159261A - 電子黒板、映像表示方法、プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】外部から取得して出力される映像の品質低下と手書き性能の低下を抑制することができる電子黒板を提供すること。【解決手段】情報処理装置４００−１と接続可能な電子黒板２００であって、ユーザからの画面に対する入力を受け付ける入力受付手段１５と、前記情報処理装置から映像信号を取得する映像信号取得手段２５と、前記映像信号取得手段が取得した映像信号から、画像データを生成する画像生成手段２３と、前記画像生成手段が生成した前記画像データを表示装置に表示する表示制御手段１９と、前記入力受付手段が前記入力を受け付けた場合、前記表示制御手段が表示する前記画像データのフレームレートを入力受付手段が前記入力を受け付ける前よりも低い値に変更する変更手段２２と、を有する。【選択図】図１

Description

本発明は、電子黒板、映像表示方法、及び、プログラムに関する。

電子ペンや指先で画面をなぞるように動かして入力された画面における電子ペンや指先の座標をタッチパネルで取得し、この座標を連結したストロークをタッチパネルと一体のディスプレイに表示するいわゆる電子黒板が知られている。電子黒板の高機能化が進んでおり、ＰＣ（Personal Computer）が出力する画面をディスプレイに表示する機能、他の拠点の電子黒板とストロークを共有する機能、及び、テレビ会議端末の機能、等を備えるものもある。

上記のＰＣが出力する画面を表示する機能には多くのシステムリソースが消費されることが知られているが、システムリソースが多く消費されると、例えば手書き性能が低下する場合がある。手書き性能の低下とは例えば電子ペンや指先などで手書きされた場合にストロークが表示されるまでに時間がかかり、いわゆる応答性が低下することなどをいう。

したがって、手書き性能の低下を抑制するためには、ＰＣが出力する画面を表示する機能によるシステムリソースの消費を抑制することが有効であると考えられる。このような技術として、表示フレームレートを低くする技術が考案されている（例えば、特許文献１参照。）。特許文献１には、撮像装置から入力される映像信号から所定のフレームレートの映像を生成する際に負荷を測定し、負荷に応じたフレームレートで映像を生成する映像処理装置が開示されている。

しかしながら、従来の技術のように、フレームレートを下げるだけでは表示される映像の品質が低下するおそれがあるという問題がある。すなわち、ＰＣが出力する画像の品質低下を抑制しながら、手書き性能の低下を抑制することが好ましい。

本発明は、上記課題に鑑み、外部から取得して出力される映像の品質低下と手書き性能の低下を抑制することができる電子黒板を提供することを目的とする。

上記課題に鑑み、本発明は、情報処理装置から取得した映像を表示する電子黒板であって、ユーザからの画面に対する入力を受け付ける入力受付手段と、前記情報処理装置から映像信号を取得する映像信号取得手段と、前記映像信号取得手段が取得した映像信号から、画像データを生成する画像生成手段と、前記画像生成手段が生成した前記画像データを表示装置に表示する表示制御手段と、前記入力受付手段が前記入力を受け付けた場合、前記表示制御手段が表示する前記画像データのフレームレートを前記入力受付手段が前記入力を受け付ける前よりも低い値に変更する変更手段と、を有する。

外部から取得して出力される映像の品質低下と手書き性能の低下を抑制することができる電子黒板を提供することができる。

本実施形態の電子黒板がＰＣから取り込んで表示する映像のフレームレートの制御方法の一例を説明する図である。 電子黒板がサーバ装置と通信する通信システムのシステム構成の一例を示す図である。 電子黒板のハードウェア構成の一例を示す図である。 ユーザが電子黒板を利用する方法を説明するイメージ図である。 電子黒板のディスプレイに表示される画面について説明する図である。 電子黒板が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 電子黒板が表示するフレームレートを変更する方法を模式的に説明する図の一例である。 電子黒板がフレームレートを制御する手順を示すシーケンス図の一例である。 操作検知部が操作状態を操作中に設定する手順を示すフローチャート図の一例である。 操作検知部が操作状態を非操作中に設定する手順を示すフローチャート図の一例である。 電子黒板がフレームレートを制御する手順を示すシーケンス図の一例である（実施例２）。 操作検知部が操作中か非操作中かを検知する手順を示すフローチャート図の一例である（実施例２）。 タイマーの測定に基づく非操作中への変更を説明するためのフローチャート図の一例である（実施例３）。 ビデオ会議を行う通信システムの構成例を示す図である。 ビデオ会議の開催中に電子黒板がディスプレイに表示する画面例を示す図である。 電子黒板が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 電子黒板がフレームレートを制御する手順を示すシーケンス図の一例である。 ＦＰＳ変更部が操作状態と会議状態に応じてＦＰＳ値を変更する処理のフローチャート図の一例である。 電子黒板の他の構成例を示す図である。 電子黒板の他の構成例を示す図である。 電子黒板の他の構成例を示す図である。 電子黒板の他の構成例を示す図である。

以下、本発明を実施するための形態の一例として、電子黒板と電子黒板が行う映像表示方法について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。

＜電子黒板の動作の概略＞
図１を用いて、本実施形態の電子黒板２００の動作の概略について説明する。図１は、本実施形態の電子黒板２００がＰＣ（Personal Computer）から取り込んで表示する映像のフレームレートの制御方法の一例を説明する図である。

図１（ａ）に示すように、電子黒板２００には有線のケーブル又は無線通信を介してＰＣ４００−１が接続されており、電子黒板２００はＰＣ４００ー１が表示している映像を取得する。電子黒板２００が取得する映像のフレームレートはＰＣ４００ー１の性能、及び、ケーブルの規格又は無線通信の帯域等によって決まるので、本実施形態ではほぼ一定のフレームレート（例えば、Ａ〔fps〕）であるとしてよい。

図１（ｂ）ではユーザが電子ペン又は手で手書きしていない。電子黒板２００は、タッチパネルに電子ペン又は指からの入力がないと判断して、ＰＣ４００ー１から送信される映像を取り込み、映像から通常のフレームレート（例えば、ｂｂ〔fps〕）で生成した出力画像をディスプレイ２３０に表示する。なお、原則的にＡ≧ｂｂ〔fps〕であるが、映像の補間機能を使ってＡ＜ｂｂ〔fps〕のフレームレートで映像を取り込んでもよい。

これに対し、図１（ｃ）ではユーザが電子ペン２５００又は手で手書きしている。電子黒板２００は、タッチパネルに電子ペン２５００又は手による入力があると判断して、通常のフレームレートであるｂｂ〔fps〕よりも低い、例えばａａ〔fps〕のフレームレートで出力画像を生成してディスプレイ２３０に表示する。

このように本実施形態の電子黒板２００は、外部から入力された映像を表示するフレームレートを低くすることで入力映像の表示処理によるシステムリソースの消費量を下げ、手書き性能の低下を抑制する。すなわち、入力映像の表示処理によるシステムリソースの消費量が減ることで電子黒板２００のＣＰＵなどが手書き検知すること及び画面にストロークを表示することを早期に行うことができ、この結果、手書き性能の低下が抑制される。

表示するフレームレートを下げる処理を、ユーザが電子ペン２５００又は手で電子黒板２００を操作している場合のみに限定することで、例えば再生される動画のフレーム間の差異が少なくなりなめらかに再生され映像品質が向上し、外部からの入力映像の表示性能の低下を抑制できる。
したがって、外部からの入力映像の表示性能の低下を抑制しつつ、手書き性能の低下を抑制することができる。

＜用語について＞
電子黒板とは、電子ペンや指先で画面をなぞるように動かして入力された画面における電子ペンや指先の座標（位置）をタッチパネルで取得し、この座標を連結したストロークをタッチパネルと一体のディスプレイに表示するいわゆる電子機器である。タッチパネルの方式はどのようなものでもよい。

電子黒板は、電子ホワイトボード、電子情報ボード、など商品によって呼称が異なっていてよい。また、電子黒板はコンピュータの機能を有するため、情報処理装置とよばれてもよい。タッチパネルを備えたタブレット端末も電子黒板として使用される場合がある。また、図１９等で説明するプロジェクタも電子黒板として利用される場合がある。

電子黒板と情報処理装置は接続可能であればよく常時、接続されていることまでは必要ない。また、有線と無線のどちらで接続されていてもよい。

また、特許請求の範囲の情報処理装置は、電子黒板と通信して映像を送信することが可能なものであればよい。例えば、ＰＣ、タブレット端末、スマートフォン、サーバ、などである。映像はＰＣが表示しているものの他、記憶装置内の画像データでもよい。ネットワークからダウンロードしたものでもよい。

画面とは、電子黒板が各種の情報を表示する表示領域である。表示領域の全体でもよいし一部でもよい。また、表示領域をはみ出す部分があってもよい。

フレームレートとは、単位時間あたりに処理するフレーム数（静止画像数、コマ数）である。

また、電子黒板に対する入力とは、システムリソースを使用する何らかの入力であればよい。本実施形態では、手書き入力、ジェスチャ入力、及びＵＩ入力などが挙げられるが、これらには限られない。

＜システム構成例＞
図２は、電子黒板２００がサーバ装置３００と通信する通信システム１００のシステム構成の一例を示す図である。通信システム１００は、電子黒板２００とサーバ装置３００と、を有する。通信システム１００において、電子黒板２００とサーバ装置３００とは、ネットワークＮを介して通信することができる。

電子黒板２００は、手書き入力された文字や画像等を示すストローク情報、電子黒板２００の画面を取り込んだ画像データ、マイク等の集音装置よって集音された音声データ等を、サーバ装置３００に送信する。なお、本実施形態の電子黒板２００は、ストローク情報や画像データ、音声データを取得したときの日時を、取得した情報と対応付けてサーバ装置に送信してもよい。

また、電子黒板２００は、複数の端末装置と通信が可能であり、各端末装置から画像データや音声データを取得することができる。この場合、電子黒板２００に表示される画像は、複数の端末装置によって共有されても良く、電子黒板２００は、複数の端末装置で共有される画面を表示させる共有端末（端末装置）となる。

以下の説明では、電子黒板２００からサーバ装置３００に送信される各種のデータをコンテンツデータと呼ぶ。したがって、本実施形態のコンテンツデータは、音声データ、画像データ、動画データと、それぞれの情報を受信した日時を示す情報等を含む。

なお、本実施形態のストローク情報とは、電子黒板２００に対して手書き入力が行われた場合において、利用者に手書き入力された一画毎の軌跡を示す点群の座標情報である。本実施形態では、一画毎の軌跡を示す点群（ストローク情報）によって描画される画像がストローク画像となる。

また、例えば、電子黒板２００がある会議において使用された場合、本実施形態の電子黒板２００は、会議名を特定する情報と、会議中に電子黒板２００が取得したコンテンツデータとを対応付けてサーバ装置へ送信しても良い。

本実施形態のサーバ装置３００は、受信したコンテンツデータを格納する。このとき、サーバ装置３００は、電子黒板２００から取得したコンテンツデータを、会議毎に格納しても良い。また、本実施形態の電子黒板２００は、サーバ装置３００の有する音声認識機能を用いて、発話データに基づく操作指示（コマンド）を受け付ける音声操作が行われても良い。

なお、本実施形態の音声データは、電子黒板２００の周辺で発話した人の声や、人の声以外の様々な音等、集音装置が集音した全ての音を示す波形をデジタル化したデータである。したがって、本実施形態では、電子黒板２００の周辺で発話した人の声を示す発話データは、音声データの一部である。

電子黒板２００が、ディスプレイ２３０に対する利用者の手又は電子ペン２５００等の接触を検出してから、利用者の手又は電子ペン２５００等が離れたことを検出するまでの間は、ストローク画像が入力されている状態となる。

＜ハードウェア構成例＞
図３を参照して、本実施形態の電子黒板２００の有するハードウェア構成について説明する。図３は、電子黒板２００のハードウェア構成の一例を示す図である。

図３に示されているように、電子黒板２００は、ＣＰＵ(Central Processing Unit)２０１、ＲＯＭ(Read Only Memory)２０２、ＲＡＭ(Random Access Memory)２０３、ＳＳＤ(Solid State Drive)２０４、ネットワークＩ／Ｆ(Interface)２０５、及び、外部機器接続Ｉ／Ｆ２０６を備えた端末装置である。

これらのうち、ＣＰＵ２０１は、電子黒板２００全体の動作を制御する。なお、ＣＰＵ２０１は、例えば、複数のＣＰＵを含んでいても良い。

ＲＯＭ２０２は、ＣＰＵ２０１やＩＰＬ(Initial Program Loader)等のＣＰＵ２０１の駆動に用いられるプログラムを記憶する。ＲＡＭ２０３は、ＣＰＵ２０１のワークエリアとして使用される。ＳＳＤ２０４は、電子黒板２００用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークＩ／Ｆ２０５は、通信ネットワークとの通信を制御する。外部機器接続Ｉ／Ｆ２０６は、ＵＳＢ(Universal Serial Bus)メモリ２６００、外付け機器（カメラ２４００、スピーカ２３００、マイク２２００）との通信を制御する。

また、電子黒板２００は、キャプチャデバイス２１１、ＧＰＵ２１２、ディスプレイコントローラ２１３、接触センサ２１４、センサコントローラ２１５、電子ペンコントローラ２１６、近距離通信回路２１９、近距離通信回路２１９のアンテナ２１９ａ、及び電源スイッチ２２２を備えている。

これらのうち、キャプチャデバイス２１１は、ＰＣ４００−１がディスプレイに表示する映像を静止画又は動画として取り込む（キャプチャする）。キャプチャデバイス２１１は映像用のインタフェースを有している。映像用のインタフェースには種々のものがあるが、例えば、ＨＤＭＩ（登録商標）、ＶＧＡ、ＤｉｓｐｌａｙＰｏｒｔ（登録商標）などがある。また、ＵＳＢインタフェースから映像が入力されてもよい。

ＧＰＵ(Graphics Processing Unit)２１２は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ２１３は、ＧＰＵ２１２が生成した入力画像をディスプレイ２３０（表示装置）等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ２１４は、ディスプレイ２３０上に電子ペン２５００や利用者の手Ｈ等が接触したことを検知するタッチパネルの機能を実現する。

センサコントローラ２１５は、接触センサ２１４の処理を制御する。接触センサ２１４は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ２３０の上側両端部に設置された２つ受発光装置が、ディスプレイ２３０に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ２３０の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ２１４は、物体によって遮断された２つの受発光装置が放射した赤外線のＩＤをセンサコントローラ２１５に出力し、センサコントローラ２１５が、物体の接触位置である座標位置を特定する。

電子ペンコントローラ２１６は、電子ペン２５００と通信することで、ディスプレイ２３０へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路２１９は、ＮＦＣ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の通信回路である。

電源スイッチ２２２は、電子黒板２００の電源のＯＮ／ＯＦＦを切り換えるためのスイッチである。

また、電子黒板２００は、バスライン２１０を備えている。バスライン２１０は、図３に示されているＣＰＵ２０１等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。

更に、電子黒板２００は、ＲＳ−２３２Ｃポート２２３、変換コネクタ２２４、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈコントローラ２２５を有する。

ＲＳ−２３２Ｃポート２２３は、バスライン２１０と接続されており、ＰＣ４００−２等をＣＰＵ２０１等に接続する。変換コネクタ２２４は、ＰＣ４００−２のＵＳＢ（Universal Serial Bus）ポートに電子黒板２００を接続するためのコネクタである。

Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈコントローラ２２５は、例えば、ＰＣ４００−１等と、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈによる通信を行うためのコントローラである。

なお、接触センサ２１４は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する２つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示制御部１９に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ２１６が、電子ペン２５００のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン２５００の利用者が握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。

＜電子黒板の利用時について＞
次に、図４を参照して、本実施形態の電子黒板２００の利用方法について説明する。図４は、ユーザが電子黒板２００を利用する方法を説明するイメージ図である。

例えば、ユーザＡが電子黒板２００を利用する場合、電源スイッチ２２２を押下すると、ディスプレイ２３０上にログイン画面を表示させる。このとき、ユーザが、電子黒板２００の近距離通信回路２１９に、自身のＩＣカード１０を近接させると、電子黒板２００は、ＩＣカード１０からＩＣカードの識別情報を読み取る。そして、電子黒板２００は、サーバ装置３００に対して、ＩＣカードの識別情報を含む認証要求を送信する。そして、電子黒板２００は、サーバ装置３００から、ユーザが認証されたことを示す通知を受けると、ユーザＡによって入力された情報をＩＣカード１０の識別情報と対応付けてサーバ装置３００に保存することができるようになる。

＜ディスプレイが表示する画像のレイヤ構造＞
図５は、電子黒板２００のディスプレイ２３０に表示される画面について説明する図である。図５（ａ）は、重畳される画像を説明する図であり、図５（ｂ）は、重畳画像９０の一例を示す図である。

本実施形態の電子黒板２００は、ＵＩ（User Interface）画像、ストローク画像、出力画像、及び背景画像を予め指定されたレイアウトにしたがって重畳して表示させる。レイアウトとは、重畳順や透明度などをいう。

ＵＩ画像とは、ユーザが押下するボタン等を含むメニューが含まれる画像であり、ペン種、色、画像の取り込みなどの各種の操作を受け付けることができる。ストローク画像は、手書き入力に基づいて描画された１つ以上のストロークが表示される画像である。出力画像とは、外部機器が電子黒板２００に対して出力した画像（電子黒板２００が取り込む映像）である。背景画像は、例えば、無地の画像やグリッド線を含む画像等である。

電子黒板２００は、図５に示すように、ＵＩ画像を表示させるためのレイヤ９１、ストローク画像を表示させるためのレイヤ９２、ＰＣ４００ー１などの外部機器から出力されて電子黒板２００に入力される出力画像を表示させるレイヤ９３、及び、背景画像を表示させるためのレイヤ９４を有する。

本実施形態の電子黒板２００は、電子黒板２００の利用者からディスプレイ２３０を見たとき、レイヤ９１が１層目、レイヤ９２が２層目、レイヤ９３が３層目、レイヤ９４が４層目となるように、各レイヤを重畳させる。

そして、電子黒板２００は、ＵＩ画像の画像データ（ＵＩ画像データ）、ストローク画像データ、出力画像の画像データ、及び、背景画像の画像データ（背景画像データ）を合成することで、４層の重畳画像９０の画像データを生成する。

＜機能について＞
図６は、電子黒板２００が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。電子黒板２００は、ＵＩ入力処理部１１、ＵＩ画像生成部１２、背景生成部１３、ジェスチャ処理部１４、入力検知部１５、イベント振分部１６、ストローク処理部１７、映像重畳部１８、表示制御部１９、操作検知部２１、ＦＰＳ変更部２２、外部機器映像制御部２３、レイアウト管理部２４、及び、外部機器映像取得部２５を有する。電子黒板２００が有するこれらの機能は、図３に示された各構成要素のいずれかが、ＳＳＤ２０４からＲＡＭ２０３に展開されたプログラムに従ったＣＰＵ２０１からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。

また、電子黒板２００は、図３に示されたＲＯＭ２０２、ＲＡＭ２０３、及びＳＳＤ２０４等に構築されるＦＰＳ情報ＤＢ２９を有する。ＦＰＳ情報ＤＢ２９には、操作状態に応じたＦＰＳ値が登録されている。

表１は、ＦＰＳ情報ＤＢ２９に記憶された情報を示す。ＦＰＳ情報ＤＢ２９には操作状態に対応付けてＦＰＳ値が登録されている。操作状態は、電子黒板２００の画面に入力があるか否かを示し、操作中と非操作中の２つである。操作中は入力があることを、非操作中は入力がないことを示す。なお、入力には、ＵＩの操作、手書き入力、及びジェスチャ入力の全てが含まれる。操作中と非操作中にはそれぞれＦＰＳ値が対応付けられている。操作中のＦＰＳ値はａａ〔fps〕であり、非操作中のＦＰＳ値はｂｂ〔fps〕である。操作中はフレームレートが低いことでシステムリソースの消費が抑制されるので、ｂｂ＞ａａである。表１ではａａ＝３０、ｂｂ＝６０であるが、一例に過ぎない。ａａとｂｂはｂｂ＞ａａの関係を満たせばよい。また、ａａはゼロでもよい。この場合、ＰＣから取り込まれた映像は静止画となる。適切なＦＰＳ値は予め管理者等により設定されている。あるいは、電子黒板２００がサーバからＦＰＳ情報ＤＢ２９をダウンロードしてもよい。

図６に戻って説明する。入力検知部１５は、接触センサ２１４が電子ペン２５００又は指などのポインティングデバイスを検知したことを検知する。すなわち、タッチパネルにユーザが手書き入力を行ったことをと検知する。また、ユーザは手書き入力時以外にもポインティングデバイスでタッチパネルを操作する場合がある。例えば、画面の拡大、縮小、ページ送り、長押し、などであり、このような入力をジェスチャ入力という。ジェスチャ入力時にもシステムリソースが消費されるので、本実施形態においてはフレームレートの制御が行われてよい。ただし、システムリソースの消費がわずかである場合は、ジェスチャ入力に対してはフレームレートの制御を行わなくてよい。また、例えば、ＵＩメニューの押下を行う場合がある。このような入力をＵＩ入力という。ＵＩ入力についてもフレームレートの制御を行うことが可能であるが、システムリソースの消費がわずかである場合は、ＵＩ入力に対してはフレームレートの制御を行わなくてよい。

操作検知部２１は、入力検知部１５からの通知により、タッチパネルに対する何らかの入力が検知された場合、入力開始（タッチダウン）＝操作中と判断する。また、タッチパネルに対する入力が何ら検知されなくなった場合、入力終了（タッチアップ）＝非操作中と判断する。

ＦＰＳ変更部２２は、電子黒板２００に接続されたＰＣ４００ー１などの外部機器から取り込む映像のフレームレートを変更する。このため、表１のＦＰＳ情報ＤＢ２９に示したように、通常時のＦＰＳ値と、負荷低減のためのＦＰＳ値（通常のＦＰＳ値よりも低いＦＰＳ値）を管理している。操作状態が操作中の場合、操作検知部２１はＦＰＳを低くし、非操作中の場合、ＦＰＳを元に戻す。なお、ＦＰＳ変更部２２は、ＰＣ４００ー１などの外部機器から取り込まれた映像を出力画像に変換する際のフレームレートを変更してもよい。また、すでにＳＳＤ２０４に記憶されている映像を出力する際のフレームレートを変更してもよい。

外部機器映像取得部２５は電子黒板２００に外部機器が接続されたことを検知すると共に、外部機器の映像を取り込む。電子黒板２００に外部機器が接続されたことは、キャプチャデバイス２１１にＰＣ４００−１の映像による電圧が入力され、それをキャプチャデバイス２１１がＣＰＵ２０１に割り込みで通知することで検知される。

外部機器映像制御部２３は、外部機器映像取得部２５が取得した映像から、設定されたフレームレートで出力画像（画像データの一例）を生成する。垂直同期信号などにより１フレーム分の映像信号から１枚のフレーム（画像）を生成する。映像信号とは映像を構成する信号であり、映像データと称してもよい。本実施形態では単に映像と称する。

なお、外部機器映像取得部２５と外部機器映像制御部２３の機能の切り分けは明確でなくてよく、外部機器映像取得部２５と外部機器映像制御部２３が協働してＦＰＳ変更部２２が変更したフレームレートで出力画像を生成すると説明されうる。例えば、外部機器映像取得部２５は映像の取り込みの際、ＦＰＳ変更部２２が変更したフレームレートで取り込むと表現してもよい。つまり、間引きして取り込む。本実施形態では、ディスプレイ２３０に表示される出力画像のフレームレートが変更されればよい。

イベント振分部１６は、入力検知部１５が検知した入力とその座標及び電子ペンコントローラ２１６によって検出された電子ペン２５００のペン先又はペン尻の押下信号により入力というイベントをＵＩ入力、ジェスチャ入力又は手書き入力に振り分ける。電子ペン２５００のペン先又はペン尻の押下信号が検出される場合、手書き入力か消しゴム操作である。電子ペン２５００のペン先又はペン尻の押下信号が検出されない場合、ジェスチャ入力である。ボタンなどのＵＩ部品への入力はＵＩ入力である。なお、電子ペン２５００のペン先又はペン尻の押下信号が検出されない場合、マーカ入力の場合もあるが図６では省略されている。マーカ入力は、半透明のストロークが表示されるが自動的に数秒で消える入力方法である。マーカ入力かジェスチャ入力かはタッチパネルに触れる指の数等で判断される。

手書き入力は、ディスプレイ２３０上にユーザがディスプレイ２３０上で電子ペン２５００を押下し、この押下した状態で電子ペン２５００を移動させ、最終的にディスプレイ２３０上から電子ペン２５００を離すまでのイベントである。この手書き入力により、例えば、アルファベット「Ｓ」や「Ｔ」等がディスプレイ２３０上に描画される。なお、この手書き入力には、ストロークを描画するだけでなく、既にストロークを削除したり、描画されたストロークを編集したりするイベントも含まれる。

ＵＩ入力は、ディスプレイ２３０上に図５に示したＵＩ画像が表示されている場合に、ユーザが電子ペン２５００又は手Ｈによって所定の位置を押下したイベントである。このＵＩ入力により、例えば、電子ペン２５００により描画される線の色や幅等が設定される。

ジェスチャ入力は、ディスプレイ２３０上にユーザが手Ｈをタッチしたり移動させたりするイベントである。例えば、ユーザがディスプレイ２３０に手Ｈをタッチさせた状態で手Ｈを移動させることで、画像の拡大（若しくは縮小）、表示領域の変更、又は、ページ切り換え等を行うことができる。

ＵＩ画像生成部１２は、電子黒板２００に予め設定されているＵＩ（ユーザインターフェース）画像を生成する。背景生成部１３は、ユーザの入力を支援する無地、グリッド表示を有する画像である。また、過去にキャプチャされた画像も背景画像となりうる。

レイアウト管理部２４は、映像重畳部１８に対して、外部機器映像制御部２３が出力する出力画像、ストローク処理部１７が出力するストローク画像、ＵＩ画像生成部１２が生成するＵＩ画像、及び、背景生成部１３が生成する背景画像のレイアウトを示すレイアウト情報を管理している。これにより、レイアウト管理部２４は、映像重畳部１８に対して、出力画像、ストローク画像、ＵＩ画像、及び、背景画像をどの順番で重畳させるか、又は、非表示にさせるかを指示することができる。

映像重畳部１８は、レイアウト管理部２４から出力されたレイアウト情報に基づき、出力画像、ストローク画像、ＵＩ画像、及び、背景画像のレイアウト（重ね合わせ）を行う。重ね合わされた画像を重畳画像９０という。

表示制御部１９は、映像重畳部１８が作成した重畳画像をディスプレイ２３０に表示する。

＜フレームレートの制御＞
続いて、図７を用いて、フレームレートの変更方法について説明する。図７は、電子黒板２００が表示するフレームレートを変更する方法を模式的に説明する図の一例である。

まず、ＰＣ４００−１と電子黒板２００はＨＤＭＩ（登録商標）、ＶＧＡ、又はＤｉｓｐｌａｙＰｏｒｔ（登録商標）などのケーブルを介して接続されている。ＰＣ４００−１の能力とケーブル（通信規格）に応じたほぼ一定のフレームレートで映像が送信される。図７ではこのフレームレートを６０〔fps〕とした。

電子黒板２００の外部機器映像取得部２５はキャプチャデバイス２１１により映像を取り込む。電子黒板２００も同じ通信規格に対応しているため、最大で、ＰＣ４００−１側の能力と同じ６０〔fps〕で映像を取り込むことができる。まず、画面に入力がない状態では、外部機器映像制御部２３は、電子黒板２００の能力などから決定された初期値の（又は通常の）フレームレートで取り込んだ映像から出力画像を生成する。

一方、画面に対する入力がある状態では、外部機器映像制御部２３は初期値よりも小さいフレームレートで映像から出力画像を生成する。図７では分かりやすくするため、ＰＣ４００−１が送信する映像のフレームレートの半分の３０〔fps〕で出力画像を生成している。画面に対する入力がある状態では画面に対する入力がない状態よりも取り込んだ映像を表示するフレームレートを低くすることができる。

なお、画面に対する入力がある状態では、外部機器映像取得部２５がＰＣ４００−１からの映像を取り込む時に映像のフレームを間引きして取り込んでもよい。この場合も表示するフレームレートを低くすることができる。

また、電子黒板２００がＰＣ４００−１のフレームレートを制御可能な場合、フレームレートの変更要求を電子黒板２００がＰＣ４００−１に送信してもよい。

＜動作手順＞
続いて、図８を用いて、電子黒板２００がフレームレートを制御する手順を説明する。図８は電子黒板２００がフレームレートを制御する手順を示すシーケンス図の一例である。図８の処理は例えば、電子黒板２００の電源がＯＮになり、電子黒板２００が起動するとスタートする。

S1：電子黒板２００が起動するとＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ情報ＤＢ２９に記憶されている通常のＦＰＳ値を外部機器映像取得部２５に通知する。これにより、起動直後にＰＣ４００−１が接続された場合でも、外部機器映像制御部２３は定められた通常のフレームレートで出力画像を生成できる。

S2：ユーザがＰＣ４００−１をキャプチャデバイス２１１に接続する。外部機器映像取得部２５は映像の入力を検知して、通常のフレームレートで映像の取り込みを開始する。
また、外部機器映像制御部２３は出力画像の生成を開始する。

S3：ユーザが電子ペン２５００又は手Ｈでディスプレイ２３０に触れると入力検知部１５がタッチダウンを検知する。

S4：入力検知部１５は入力ありを操作検知部２１に通知する。

S5：操作検知部２１は操作状態を操作中に設定する。この処理について図９を用いて説明する。

S6：操作検知部２１は操作中をＦＰＳ変更部２２に通知する。

S7：ＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ情報ＤＢ２９を参照して操作中に対応付けられたＦＰＳ値を取得し、外部機器映像制御部２３に通知する。

S8：外部機器映像制御部２３は通知されたＦＰＳ値で、外部機器映像取得部２５が取り込んだ映像から出力画像を生成する。

S9：外部機器映像制御部２３は出力画像を表示制御部１９に送出する。なお、ＵＩ画像、ストローク画像、及び背景画像の出力処理については省略した。

S10：表示制御部１９は出力画像をディスプレイ２３０に表示する。

S11：ユーザが電子ペン２５００又は手Ｈをディスプレイ２３０から離すと入力検知部１５がタッチアップを検知する。手書き入力の場合、タッチダウンからタッチアップまでで１つのストロークが描画される。

S12：入力検知部１５は入力なしを操作検知部２１に通知する。

S13：操作検知部２１は操作状態を非操作中に設定する。この処理について図１０を用いて説明する。

S14：操作検知部２１は非操作中をＦＰＳ変更部２２に通知する。

S15：ＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ情報ＤＢ２９を参照して非操作中に対応付けられたＦＰＳ値（通常のＦＰＳ値）を取得し、外部機器映像制御部２３に通知する。

S16：外部機器映像制御部２３は、外部機器映像取得部２５が取得した映像から通知されたＦＰＳ値で出力画像を生成する。

S17：外部機器映像制御部２３は出力画像を表示制御部１９に送出する。なお、ＵＩ画像、ストローク画像、及び背景画像の出力処理については省略した。

S18：表示制御部１９は出力画像をディスプレイ２３０に表示する。

S19：ユーザはＰＣ４００−１と電子黒板２００を切断する。これにより、外部機器映像取得部２５は映像の取得を終了し、外部機器映像制御部２３は出力画像の生成を終了する。

このような処理により、ユーザからの入力（操作）がある場合、フレームレートを下げて手書き性能の低下を抑制できる。

図９は、操作検知部２１が操作状態を操作中に設定する手順を示すフローチャート図の一例である。図９の処理は、入力検知部１５が手書き入力、ジェスチャ入力又はＵＩ入力のいずれかに振り分けられる入力を検知するとスタートする。

操作検知部２１は、入力検知部１５から入力ありの通知を受けると、管理している操作状態を操作中に設定する（Ｓ１０１）。本実施例では入力ありは操作中に対応し、入力なしは非操作中に対応するため、入力検知に対しては操作状態を操作中に設定すればよい。

図１０は、操作検知部２１が操作状態を非操作中に設定する手順を示すフローチャート図の一例である。図１０の処理は、入力検知部１５が入力なし（タッチアップ）を検知するとスタートする。

操作検知部２１は、入力検知部１５から入力なしの通知を受けると、管理している操作状態を非操作中に設定する（Ｓ１１０）。本実施例では入力ありは操作中に対応し、入力なしは非操作中に対応するため入力検知に対しては操作状態を非操作中に設定すればよい。

＜まとめ＞
以上説明したように、本実施例の電子黒板２００は、外部機器から取得した映像を表示するフレームレートを下げる処理を、ユーザが電子ペン２５００又は手Ｈで電子黒板２００を操作している場合のみに限定することで、外部から入力される映像の品質低下を抑制しつつ（外部からの入力映像の表示性能を確保しつつ）、手書き性能低下の抑制を行なうことができる。

なお、本実施例では操作中のＦＰＳ値が１つのみであるが、操作中の例えばＣＰＵ負荷に応じて操作中のＦＰＳ値を可変にしてもよい。こうすることで、更に、外部から入力される映像の品質低下を抑制しながら、手書き性能低下を抑制できる。

本実施例では、ユーザが電子ペン２５００又は手Ｈで電子黒板２００に入力してから一定時間の間は、入力がなくなっても操作中であるとみなす電子黒板２００について説明する。こうすることで、操作中と非操作中が頻繁に切り替えられることを抑制できる。

なお、本実施例においては、図３の電子黒板２００のハードウェア構成図、及び、図６の電子黒板２００の機能ブロック図を援用するものとし、図３，図６において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。

本実施例では操作検知部２１の機能が実施例１と異なっている。本実施例の操作検知部２１は、入力検知部１５からの通知により、タッチパネルへの入力開始（手書き入力、ジェスチャ入力、ＵＩ入力）から一定時間は一切の入力が行われていなくても操作中であると判断し、一定時間経過後にタッチパネルに入力が行われていなければ非操作中であると判断する。そしてこの操作中又は非操作中をＦＰＳ変更部２２へ通知する。

単に、入力開始（タッチダウン）＝操作開始、入力終了（タッチアップ）＝操作終了と判断すると、文字入力のようにタッチダウンとタッチアップが頻繁に行われる状態では、操作中と非操作中の切り替えが頻繁に行なわれることになる。ＦＰＳ変更部２２はこの操作中と非操作中を検知してフレームレートを変更するため、操作中と非操作中が頻繁に行なわれると、フレームレートの変更に伴うシステム負荷の上昇やユーザビリティーの低下をまねくおそれがある。そこで、入力開始から一定時間は操作中とし、一定時間経過後に非操作中と判断する。

＜動作手順＞
図１１は、電子黒板２００がフレームレートを制御する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、図１１の説明では、主に図８との相違を説明する。

まず、ステップＳ１〜Ｓ１０の処理は図８と同様である。また、ステップＳ１１，Ｓ１２も図８と同様でよいが、入力ありから一定時間は操作検知部２１が操作中を継続する。

S13：操作検知部２１は入力なしを通知されても操作状態を非操作中に設定しない。そして、操作検知部２１は、最後に入力ありを通知されてから一定時間が経過すると、操作状態を非操作中に設定する。この処理について図１２、図１３を用いて説明する。

S14：操作検知部２１は非操作中をＦＰＳ変更部２２に通知する。以降のステップＳ１５〜Ｓ１９の処理は図８と同様でよい。

図１２は、操作検知部２１が操作中か非操作中かを検知する手順を示すフローチャート図の一例である。図１２の処理は、入力検知部１５が手書き入力を検知するとスタートする。

操作検知部２１は入力検知部１５から入力ありの通知を受けると、管理している操作状態が現在、操作中か否かを判断する（Ｓ２０１）。

ステップＳ２０１の判断がＹｅｓの場合、操作状態を変更する必要がなく、処理はステップＳ２０３に進む。

ステップＳ２０１の判断がＮｏの場合、操作状態を変更するため、操作検知部２１は操作状態を操作中に設定する（Ｓ２０２）。

次に、操作検知部２１はタイマーが起動中か否かを判断する（Ｓ２０３）。このタイマーは図１１のシーケンス図で一定時間を測定するためのタイマーである。一定時間は、適宜設定されてよいが、例えば５秒程度である。ユーザが一連の手書き入力を行うおよその時間が設定されることが好ましい。一定時間をユーザが設定可能であってもよい。電子黒板２００が一連の手書き入力の平均的な時間を学習しておき、学習された値を一定時間としてもよい。

すでにタイマーが起動中の場合（Ｓ２０３のＹｅｓ）、新たに一定時間の測定を開始するため、操作検知部２１はタイマーを延長する（Ｓ２０４）。延長とは、タイマーをリセットすることをいう。リセットにより一定時間の初期値が設定されるので、タイマーは最初から一定時間の測定を開始できる。

タイマーが起動中でない場合（Ｓ２０３のＮｏ）、一定時間の測定を開始するため、操作検知部２１はタイマーを起動する（Ｓ２０５）。タイマーの起動により、タイマーが一定時間の初期値から測定を開始する。

このように、操作検知部２１は、手書き入力が検知されるとその度に一定時間の測定を最初から開始し、一定時間が経過するまでは操作中であると判断するので、出力画像のフレームレートの頻繁な変更を行わないで済む。

図１３は、タイマーの測定に基づく非操作中への変更を説明するためのフローチャート図の一例である。図１３の処理はタイマーが起動されるとスタートする。

操作検知部２１は、タイマーがタイムアウト（一定時間の測定が完了）したか否かを判断する（Ｓ２１１）。図１２で説明したように、タイムアウトするまでの間に1回以上、リセットされる場合がある。

タイムアウトしてない場合（Ｓ２１１のＮｏ）、操作状態は操作中のままである。

タイマーがタイムアウトした場合（Ｓ２１１のＹｅｓ）、操作検知部２１は操作状態を非操作中に変更する（Ｓ２１２）。これにより、出力画像のフレームレートを変更する前の値（通常のＦＰＳ値）に戻すことができる。

＜まとめ＞
以上説明したように本実施例の電子黒板２００は、実施例１の効果に加え、操作中と非操作中が頻繁に切り替わらないように制御されるため、システム負荷の上昇やユーザビリティーの低下を抑制できる。

本実施例では、操作中か非操作中かだけではなく、操作中でかつビデオ会議中か否か、及び、非操作中でかつビデオ会議中か否かに応じてＦＰＳ値を変更できる電子黒板２００について説明する。

＜ビデオ会議について＞
まず、図１４を用いて、通信システム１００がビデオ会議を行う際の構成例について説明する。図１４は、ビデオ会議を行う通信システム１００の構成例を示す。通信システム１００は、ネットワークを介して通信可能な電子黒板２００Ａ，２００Ｂ、管理システム４５０、及び、中継装置４５１を有する。

ビデオ会議では、送信元の電子黒板２００Ａが参加者や周囲などを撮像した画像データ、参加者が発声した音声、及び、電子黒板２００Ａがディスプレイ２３０に表示した資料データ（この３つをコンテンツデータという）が会議に参加している他の電子黒板２００Ｂに送信される。会議に参加している他の電子黒板２００Ｂも同様にコンテンツデータを送信する。コンテンツデータを受信した電子黒板２００Ａ，２００Ｂは、ディスプレイ２３０に画像データと資料データを表示させ、スピーカから音声データを出力する。このような処理が絶え間なく行われることにより、遠隔地に離れて存在する参加者が会議を行うことができる。

なお、本実施形態の通信システム１００は、ビデオ会議に適用されるものとして説明される。しかし、通信システム１００は、コミュニケーションシステム、又はデータ通信システムにも適用される。また、通信システム１００には、管理システム４５０又は中継装置４５１を介して一方の電子黒板２００から複数の他の電子黒板２００に一方向でコンテンツデータを送信するデータ提供システムが含まれる。また、ビデオ会議をテレビ会議という場合がある。

会議に使用される電子黒板２００と２００Ｂとの間には、中継装置４５１を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの４つの各データを送受信するための４つのセッションが確立される。図１４では、これら４つのセッションをまとめて、画像・音声データ用セッションとして示している。

また、図１４では会議資料の資料データを送受信するための資料データ用セッションが、中継装置４５１を介して確立されている。これにより、音声データと画像データとは別のセッション（帯域）で各電子黒板２００が資料データを送受信することが可能になる。

なお、コンテンツデータが中継装置４５１を経由するのは一例であって、管理システム４５０を経由してコンテンツデータが送受信されてもよい。しかし、管理システム４５０とは別に中継装置４５１が設置されることで負荷を分散することができる。また、中継装置４５１を介さずに、２つ以上の電子黒板２００がコンテンツデータを送受信する仕組みも存在し、この場合、各拠点の電子黒板２００はインターネットを介して直接、通信することができる。

また、図１４に示されているように、通信システム１００において拠点間の電子黒板２００Ａと２００Ｂとの間では、管理システム４５０を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションが確立される。管理情報用セッションでは、オンライン（会議中）、オンライン（待機中）又はオフラインの判断、及び帯域監視、などが行われ、各電子黒板２００の状態が管理システム４５０に記録される。

電子黒板２００Ａが管理システム４５０にログインすると、管理システム４５０はビデオ会議を行うことができる宛先端末（宛先の電子黒板２００Ｂ）のリストを電子黒板２００Ａに送信する。宛先の電子黒板２００Ｂについても同様の処理が行われる。一方の電子黒板２００（例えば、電子黒板２００Ａ）が他方の電子黒板２００（例えば電子黒板２００Ｂ）を発呼し相手の電子黒板２００Ｂが応答すると、管理システム４５０は中継装置４５１を決定してこの中継装置４５１に会議を行う２つの電子黒板２００Ａ，２００Ｂを設定する。また、管理システム４５０は会議に参加する各電子黒板２００Ａ、２００Ｂに中継装置４５１のＩＰアドレスなどを通知する。これにより、ビデオ会議のための画像・音声データ用セッションが確立し、中継装置４５１はコンテンツデータを会議に参加する各電子黒板２００に中継できる。

図１５は、ビデオ会議の開催中に電子黒板２００がディスプレイ２３０に表示する画面例を示す。ビデオ会議の開催中は、自拠点の画像データ５０２とビデオ会議の相手の拠点の画像データ５０１が同時に表示される。また、電子黒板２００がＰＣ４００−１から所定のフレームレートで取り込んだ出力画像５０３が同時に表示される。この出力画像５０３にはＵＩ画像、背景画像、及び、ストローク画像が重畳している。

このようにユーザは相手の拠点の画像データ５０１と自拠点の画像データ５０２とＰＣから取り込んだ映像（出力画像５０３）を見ながらビデオ会議に参加できる。なお、図１５のレイアウトは一例であって、例えば出力画像５０３のみを大きく表示することもできる。また、拠点数が３以上ではレイアウトが異なってよい。

＜電子黒板の機能について＞
図１６は、電子黒板２００が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。なお、図１６の説明では主に図６との相違を説明する。本実施例の電子黒板２００は、新たに会議管理部２６を有している。会議管理部２６は、管理システム４５０と通信してビデオ会議の開始、終了を管理している。例えば、画像・音声データ用セッションの確立により、ビデオ会議が開始したと判断し、画像・音声データ用セッションの切断によりビデオ会議が終了したと判断する。画像・音声データ用セッションの切断とは、切断の旨が少なくとも一方の電子黒板２００から管理システム４５０に通知され、中継装置４５１が画像データ、音声データの中継を終了することをいう。

会議管理部２６は、ビデオ会議の会議状態（会議中と会議なし）をＦＰＳ変更部２２に通知する。したがって、本実施例のＦＰＳ変更部２２は、操作状態と会議状態に応じてフレームレートを変更できる。ビデオ会議の会議中は、コンテンツデータの送受信と表示処理により電子黒板２００のシステムリソースが消費される。このため、ＰＣ４００―１からの映像の表示と同様に手書き性能が低下する場合がある。

本実施例ではビデオ会議の会議状態に応じてフレームレートを変更するので、会議中でも手書き性能の低下を抑制できる。

表２は、本実施例のＦＰＳ情報ＤＢ２９に記憶されている情報を示す。ＦＰＳ情報ＤＢ２９には操作状態とビデオ会議の会議状態に対応付けてＦＰＳ値が登録されている。操作状態は操作中と非操作中の２つであり、会議状態は会議中と会議なしの２つである。したがって、合計で４つの状態がありそれぞれにＦＰＳ値が対応付けられている。システムリソースの消費が大きいほどフレームレートは低い方が好ましいので、ｃｃ＜ｄｄ＜ｅｅ＜ｆｆのようなフレームレートが設定されている。

なお、表２の数値はあくまで一例に過ぎない。例えば、操作中で会議なしのｄｄ（３０）と非操作中で会議中のｅｅ（４５）は、同程度でもよいし、ｄｄの方がｅｅより大きくてもよい。

＜動作手順＞
図１７は、電子黒板２００がフレームレートを制御する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、図１７の説明では、主に図１１との相違を説明する。

図１７のシーケンス図は、新たにステップＳ２−１の処理を有する。
S2−1：会議管理部２６は、会議状態が変更するごとに現在の会議状態（会議中、会議なし）をＦＰＳ変更部２２に通知する。したがって、会議状態が通知されるタイミングは図１７のステップＳ２−１のタイミングには限られない。ＦＰＳ変更部２２は表２のＦＰＳ情報ＤＢ２９を参照してＦＰＳ値を決定できる。以降の処理は図１１と同様でよい。

図１８は、ＦＰＳ変更部２２が操作状態と会議状態に応じてＦＰＳ値を変更する処理のフローチャート図の一例である。図１８の処理は、操作状態と会議状態の少なくとも一方が変化するとスタートする。

ＦＰＳ変更部２２は、操作状態が操作中か否かを判断する（Ｓ３０１）。ステップＳ３０１の判断がＹｅｓの場合、ＦＰＳ変更部２２は会議状態が会議中か否かを判断する（Ｓ３０２）。

ステップＳ３０２の判断がＹｅｓの場合、ＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ値をｃｃ〔fps〕に設定する（Ｓ３０３）。

ステップＳ３０２の判断がＮｏの場合、ＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ値をｄｄ〔fps〕に設定する（Ｓ３０４）。

ステップＳ３０１の判断がＮｏの場合、ＦＰＳ変更部２２は会議状態が会議中か否かを判断する（Ｓ３０５）。

ステップＳ３０５の判断がＹｅｓの場合、ＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ値をｅｅ〔fps〕に設定する（Ｓ３０６）。

ステップＳ３０５の判断がＮｏの場合、ＦＰＳ変更部２２はＦＰＳ値をｆｆ〔fps〕に設定する（Ｓ３０７）。

＜まとめ＞
以上説明したように本実施例の電子黒板２００は、実施例１，２の効果に加え、操作状態だけでなく会議状態を考慮してＰＣ４００−１から取得した映像のフレームレートを決定するので、電子黒板２００が会議中でも手書き性能が低下することを抑制しやすい。

なお、本実施例の説明では図１７のシーケンス図において実施例２と組み合わせて説明したが、実施例１と組み合わせることも可能である。

＜本実施例の変形例＞
更に、電子黒板２００の性能に応じてフレームレートを変更してもよい。電子黒板２００の性能が高いほどシステムリソースが消費されても手書き性能は低下しにくい。電子黒板２００の性能はＣＰＵ２０１の性能、ＧＰＵ２１２の性能、ＲＡＭ２０３の性能（容量を含む）、及び、キャプチャデバイス２１１の性能などにより影響されるが、これらのハードウェア要素の違いは電子黒板２００の機種に反映される。したがって、各電子黒板２００は自機である電子黒板２００の機種に応じてフレームレートを変更すればよい。電子黒板２００は自機の機種をＲＯＭ２０２に保持している。電子黒板２００の機種に応じて設定されたＦＰＳ値の一例を表３に示す。

表３は、本変形例のＦＰＳ情報ＤＢ２９に記憶された情報を示す。ＦＰＳ情報ＤＢ２９には操作状態と会議状態と機種に対応付けてＦＰＳ値が登録されている。操作状態は操作中と非操作中の２つであり、会議状態は会議中と会議なしの２つである。機種は例えば機種Ａと機種Ｂの２つである（より多くの機種が存在する場合もある）。ここでは「機種Ａの性能＜機種Ｂの性能」の関係があるものとする。したがって、８つの状態がありそれぞれにＦＰＳ値が対応付けられている。システムリソースの消費が大きいほどフレームレートは低い方が好ましいので、ｇｇ＜ｈｈ＜ｉｉ＜ｊｊ＜ｋｋ＜ｌｌ＜ｍｍ＜ｎｎの関係のフレームレートが設定されている。なお、表３の数値はあくまで一例に過ぎず、ＦＰＳ値の具体的な数値は適宜、設定される。

ＦＰＳ変更部２２は、自機のＲＯＭ２０２等に記憶されている機種に基づいて、操作状態と会議状態からＦＰＳ値を決定できる。

＜その他の適用例＞
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。

＜＜電子黒板の構成の別の例１＞＞
本実施形態の電子黒板２００は大型のタッチパネルを有するものとして説明されているが、電子黒板２００はタッチパネルを有するものに限られない。

図１９は、電子黒板２００の他の構成例を示す図である。図１９では、通常のホワイトボート４１３の上辺にプロジェクタ４１１が設置されている。このプロジェクタ４１１が電子黒板２００に相当する。通常のホワイトボート４１３とは、タッチパネルと一体のフラットパネルディスプレイではなく、ユーザがマーカで直接、手書きするホワイトボートである。なお、ホワイトボートは黒板でもよく、映像を投影するだけの広さの平面であればよい。

プロジェクタ４１１は超短焦点の光学系を有しており、１０ｃｍ程度から歪みの少ない映像をホワイトボート４１３に投影できる。この映像は、無線又は有線で接続されたＰＣ４００ー１から送信されてもよいし、プロジェクタ４１１が記憶していてもよい。

ユーザは専用の電子ペン２５００を使ってホワイトボート４１３に手書きする。電子ペン２５００は、ユーザが手書きのためにホワイトボート４１３に押しつけるとスイッチがＯＮになり発光する発光部を例えば先端部に有している。光の波長は近赤外や赤外なのでユーザの目には見えない。プロジェクタ４１１はカメラを有しており、発光部を撮像して画像を解析し電子ペン２５００の方向を特定する。また、電子ペン２５００は発光と共に音波を発信しており、プロジェクタ４１１は音波の到達時間により距離を算出する。方向と距離により電子ペン２５００の位置を特定できる。電子ペン２５００の位置にはストロークが描画（投影）される。

プロジェクタ４１１はメニュー４３０を投影するので、ユーザが電子ペン２５００でボタンを押下すると、プロジェクタ４１１が電子ペン２５００の位置とスイッチのＯＮ信号により押下されたボタンを特定する。例えば、保存ボタン４３１が押下されると、ユーザが手書きしたストローク（座標の集合）がプロジェクタ４１１で保存される。プロジェクタ４１１は、予め定められたサーバ４１２又はＵＳＢメモリ２６００等に手書き情報を保存する。手書き情報はページごとに保存されている。画像データではなく座標のまま保存されるので、ユーザが再編集することができる。

本実施形態に適用された場合、プロジェクタ４１１は映像のインタフェースから映像を取り込み、電子ペン２５００が手書きに使用されているか否か（発光の有無、通信の有無）に応じて操作中か非操作を判断する。したがって、プロジェクタ４１１が使用された電子黒板２００であっても、同様にＰＣ４００−１からの映像の表示時に手書き性能の低下を抑制できる。

＜＜電子黒板の構成の別の例２＞＞
図２０は、電子黒板２００の他の構成例を示す図である。図２０の例では、電子黒板２００として、端末装置６００、画像投影装置７００Ａ、及び、ペン動作検出装置８１０を有する。

端末装置６００は、画像投影装置７００Ａ及びペン動作検出装置８１０と有線で接続されている。画像投影装置７００Ａは、端末装置６００により入力された画像データをスクリーン８００に投影させる。

ペン動作検出装置８１０は、電子ペン８２０と通信を行っており、スクリーン８００の近傍における電子ペン８２０の動作を検出する。具体的には、電子ペン８２０は、スクリーン８００上において、電子ペン８２０が示している点を示す座標情報を検出し、端末装置６００へ送信する。

端末装置６００は、ペン動作検出装置８１０から受信した座標情報に基づき、電子ペン８２０によって入力されるストローク画像の画像データを生成し、画像投影装置７００Ａによってストローク画像をスクリーン８００に描画させる。

また、端末装置６００は、画像投影装置７００Ａに投影させている背景画像と、電子ペン８２０によって入力されたストローク画像とを合成した重畳画像を示す重畳画像データを生成する。

＜＜電子黒板の構成の別の例３＞＞
図２１は、電子黒板２００の構成例を示す図である。図２１の例では、電子黒板２００として、端末装置６００とディスプレイ８００Ａと、ペン動作検出装置８１０とを有する。

ペン動作検出装置８１０は、ディスプレイ８００Ａの近傍に配置され、ディスプレイ８００Ａ上に、電子ペン８２０Ａが示している点を示す座標情報を検出し、端末装置６００へ送信する。なお、図２１の例では、電子ペン８２０Ａは、端末装置６００によってＵＳＢコネクタを介して充電されても良い。

端末装置６００は、ペン動作検出装置８１０から受信した座標情報に基づき、電子ペン８２０Ａによって入力されるストローク画像の画像データを生成し、ディスプレイ８００Ａに表示させる。

＜＜電子黒板２００の構成の別の例４＞＞
図２２は、電子黒板２００の構成例を示す図である。図２２の例では、電子黒板２００として、端末装置６００と、画像投影装置７００Ａとを有する。

端末装置６００は、電子ペン８２０Ｂと無線通信（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ等）を行って、スクリーン８００上において電子ペン８２０Ｂが示す点の座標情報を受信する。そして、端末装置６００は、受信した座標情報に基づき、電子ペン８２０Ｂにより入力されるストローク画像の画像データを生成し、画像投影装置７００Ａにストローク画像を投影させる。

また、端末装置６００は、画像投影装置７００Ａに投影させている背景画像と、電子ペン８２０によって入力されたストローク画像とを合成した重畳画像を示す重畳画像データを生成する。

以上のように、上記した各実施形態は、様々なシステム構成において適用することができる。

＜＜その他＞＞
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP（digital signal processor）、FPGA（field programmable gate array）、SOC(System on a chip)、GPU（Graphics Processing Unit）や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。

また、例えば、ＰＣ４００−１が送信する映像が動画か静止画によって電子黒板がフレームレートを変更してもよい。静止画の場合、フレームレートはゼロでよく、動画の場合は比較的大きなフレームレートにする。こうすることで、プレゼンテーション資料のような静止画の場合は更に手書き性能の低下を抑制できる。なお、動画か静止画かの判断は、時系列の映像の差分を検出することで判断できる。

なお、入力検知部１５は入力受付手段の一例であり、外部機器映像取得部２５は映像信号取得手段の一例であり、外部機器映像制御部２３は画像生成手段の一例であり、ＦＰＳ変更部２２は変更手段の一例であり、表示制御部１９は表示制御手段の一例であり、操作検知部２１は操作判断手段の一例である。

１５ 入力検知部
１８ 映像重畳部
１９ 表示制御部
２１ 操作検知部
２２ ＦＰＳ変更部
２３ 外部機器映像制御部
２５ 外部機器映像取得部
１００ 通信システム
２００ 電子黒板
２１１ キャプチャデバイス
２１４ 接触センサ
２１６ 電子ペンコントローラ
２３０ ディスプレイ
３００ サーバ装置

特開2015−17732号公報

Claims (12)

1. 情報処理装置から取得した映像を表示する電子黒板であって、
   ユーザからの画面に対する入力を受け付ける入力受付手段と、
   前記情報処理装置から映像信号を取得する映像信号取得手段と、
   前記映像信号取得手段が取得した映像信号から、画像データを生成する画像生成手段と、
   前記画像生成手段が生成した前記画像データを表示装置に表示する表示制御手段と、
   前記入力受付手段が前記入力を受け付けた場合、前記表示制御手段が表示する前記画像データのフレームレートを前記入力受付手段が前記入力を受け付ける前よりも低い値に変更する変更手段と、
   を備える電子黒板。
2. 前記入力受付手段が前記入力の受け付けを開始した場合、一定時間の測定を開始する操作判断手段を有し、
   前記入力受付手段が前記入力を受け付けていない状態でも、前記一定時間が経過するまで、前記フレームレートを変更したままにすることを特徴とする請求項１に記載の電子黒板。
3. 前記入力受付手段が受け付ける前記入力に基づいて操作中か非操作中かを判断する操作判断手段を有することを特徴とする請求項２に記載の電子黒板。
4. 前記操作判断手段は、前記入力受付手段が前記入力の受け付けを開始するたびに、最初から前記一定時間の測定を開始することを特徴とする請求項２又は３に記載の電子黒板。
5. 前記操作判断手段は前記一定時間の測定を完了した場合、非操作中であると判断し、
   前記変更手段は、前記操作判断手段が非操作中であると判断した場合、前記フレームレートを変更する前の値に戻すことを特徴とする請求項２〜４のいずれか１項に記載の電子黒板。
6. ネットワークを介して他の電子黒板に画像データ及び音声データを送信し、前記他の電子黒板から受信した画像データ及び音声データを出力するビデオ会議を行う場合、
   前記入力受付手段が前記入力を受け付けたか、及び、前記ビデオ会議が会議中であるかに応じて、前記変更手段は前記フレームレートを変更することを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の電子黒板。
7. 更に、前記電子黒板の性能に関する情報を保持しており、
   前記入力受付手段が前記入力を受け付けたか、前記ビデオ会議が会議中であるか、及び、前記電子黒板の性能に関する情報に応じて、前記変更手段は前記フレームレートを変更することを特徴とする請求項６に記載の電子黒板。
8. 前記電子黒板の性能に関する情報は、前記電子黒板の機種を表す情報であることを特徴とする請求項７に記載の電子黒板。
9. 前記画像生成手段は、前記変更手段が変更したフレームレートで、前記映像信号取得手段が取得した映像信号から前記画像データを生成し、
   前記表示制御手段は、前記画像生成手段が生成した前記画像データのフレームレートで前記画像データを表示することを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載の電子黒板。
10. 前記入力受付手段が受け付ける前記入力は、手書きによるストロークの入力であることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の電子黒板。
11. 情報処理装置と接続可能な電子黒板が行う映像表示方法であって、
    入力受付手段が、ユーザからの画面に対する入力を受け付けるステップと、
    映像信号取得手段が、前記情報処理装置から映像信号を取得するステップと、
    画像生成手段が、前記映像信号取得手段が取得した映像信号から、画像データを生成するステップと、
    表示制御手段が、前記画像生成手段が生成した前記画像データを表示装置に表示するステップと、
    前記入力受付手段が前記入力を受け付けた場合、変更手段が、前記表示制御手段が表示する前記画像データのフレームレートを前記入力受付手段が前記入力を受け付ける前よりも低い値に変更するステップと、
    を備える映像表示方法。
12. 情報処理装置と接続可能な電子黒板に、
    ユーザからの画面に対する入力を受け付けるステップと、
    前記情報処理装置から映像信号を取得するステップと、
    前記映像信号を取得するステップで取得された映像信号から、画像データを生成するステップと、
    前記画像データを生成するステップで生成された前記画像データを表示装置に表示するステップと、
    前記入力を受け付けるステップで前記入力を受け付けた場合、前記画像データを表示装置に表示するステップで表示される前記画像データのフレームレートを、ユーザからの画面に対する前記入力を受け付ける前よりも低い値に変更するステップと、
    を実行させるプログラム。

Images