JP2019154764A - 涙液層厚み測定装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、「眼底カメラユニット、OCTユニット及び演算制御装置を有し、眼底画像と断層画像を取得できる」(要約)ようにした眼底観察装置が記載されている。
また、特許文献2には、「光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:OCT)を用いて被検眼の画像を取得するための眼科撮影装置およびこれに装着可能な光学ユニット」(段落0001)が記載されている。
さらに、特許文献3には、「カメラ及び分光計に結合された処理ユニットは、分光計によって測定された少なくともひとつの点におけるカメラによって得られた色が、同じ点における分光計の色と一致するように、較正されたカメラの各点の色から、各点における脂質の厚さを決定する。」(要約参照)ということが記載されている。
また、特許文献4には、ドライアイのタイプ評価の信頼度向上を図る」(段落0004)ための眼科検査装置が記載され、また、特許文献5には、「涙液検査の精度及び確度の向上を図る」(段落0005)ための眼科検査装置が記載されている。
本発明は、以上の点に鑑み、OCTを用いて被検眼を測定する装置において、広帯域光源の波長を変えて、被検眼の涙液層に照射し、涙液層の厚みを測定する涙液層厚み測定装置及び方法を提供することを目的とする。
涙液層厚み測定装置であって、
光源と、イメージセンサと、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)により前記光源からの光を測定光と参照光とに分割して被検眼からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する光学系と、前記光学系を介して前記イメージセンサによる検出結果に基づいて画像を形成する制御処理部とを有し、被検眼の前眼部を撮像することにより、角膜上の涙液を表す画像を収集するOCT収集部と、
前記OCT画像に対してセグメンテーション処理を適用することにより、前記涙液の油層に相当する油層領域及び液層に相当する液層領域の少なくとも一方を特定するセグメンテーション処理部と、
前記セグメンテーション処理部による処理の結果に基づいて、涙液の厚みの分布情報を取得する分布情報取得部と、
前記分布情報取得部により取得された涙液の厚みの分布画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記光源は、前記制御処理部の制御により、可視から近赤外の波長範囲で予め定められた波長の光を、測定範囲をカバーする光束径で発光し、前記光学系を経て角膜に照射し、
前記イメージセンサは、前記光学系を経た干渉光を撮像し、
前記制御処理部は、前記光源の波長を予め定められた複数値に変化させることにより、前記イメージセンサの各画素における分光反射分布の複数の画像信号を得て、
前記制御処理部は、前記イメージセンサが撮像した画像信号により、角膜上の涙液の画像を得て、画像を前記分布情報取得部に出力し、
前記分布情報取得部は、前記OCT収集部が得た複数の画像によって、涙液層の厚みを測定する、
涙液層厚み測定装置が提供される。
涙液層厚み測定装置における涙液層厚み測定方法であって、
前記涙液層厚み測定装置は、
光源と、イメージセンサと、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)により前記光源からの光を測定光と参照光とに分割して被検眼からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する光学系と、前記光学系を介して前記イメージセンサによる検出結果に基づいて画像を形成する制御処理部とを有し、被検眼の前眼部を撮像することにより、角膜上の涙液を表す画像を収集するOCT収集部と、
前記OCT画像に対してセグメンテーション処理を適用することにより、前記涙液の油層に相当する油層領域及び液層に相当する液層領域の少なくとも一方を特定するセグメンテーション処理部と、
前記セグメンテーション処理部による処理の結果に基づいて、涙液の厚みの分布情報を取得する分布情報取得部と、
前記分布情報取得部により取得された涙液の厚みの分布画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記光源は、前記制御処理部の制御により、可視から近赤外の波長範囲で予め定められた波長の光を、測定範囲をカバーする光束径で発光し、前記光学系を経て角膜に照射し、
前記イメージセンサは、前記光学系を経た干渉光を撮像し、
前記制御処理部は、前記光源の波長を予め定められた複数値に変化させることにより、前記イメージセンサの各画素における分光反射分布の複数の画像信号を得て、
前記制御処理部は、前記イメージセンサが撮像した画像信号により、角膜上の涙液の画像を得て、画像を前記分布情報取得部に出力し、
前記分布情報取得部は、前記OCT収集部が得た複数の画像によって、涙液層の厚みを測定する、
涙液層厚み測定方法が提供される。
実施形態の眼科検査装置は、OCTを実行するための光学系や駆動系や制御系やデータ処理系を含み、例えばフーリエドメインOCTを実行可能に構成される。
〈構成〉
眼科検査装置の例示的な実施形態を説明する。本実施形態では、OCT画像を取得する機能(OCT収集部)を備えた眼科検査装置について説明する。
制御部10は、眼科検査装置1の各部を制御する。制御部10はプロセッサを含む。「プロセッサ」は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。制御部10は、例えば、記憶回路や記憶装置(記憶部20、外部装置等)に格納されているプログラムを読み出し実行することで、実施形態に係る機能を実現することができる。
制御部10は表示制御部11を含む。表示制御部11は、表示デバイス2に情報を表示するための制御を実行する。表示制御部11は、表示デバイス2に表示される情報に関する処理(生成、加工、合成等)を行うことができる。表示制御部11と他の要素(制御部10の他の要素、データ処理部40等)との連係によって当該処理を実行するように構成してもよい。
記憶部20には各種情報が記憶される。
OCT収集部30は、OCTを用いて被検眼の前眼部をスキャンすることにより、角膜上の涙液を表す3次元画像を収集する。典型的な例において、OCT収集部30は、OCTを用いて前眼部を繰り返しスキャンすることにより、涙液の動態を表す3次元画像群(一連の3次元画像、時系列画像)を収集することができる。
また、図3に、OCTユニットの構成図を示す(特許文献2参照、詳細は後述。)。
OCT収集部30は、撮影を実行するための光学系、駆動系、制御系、処理系を備える。例えば、OCT収集部30は、OCTユニット100(広帯域波長掃引光源31、OCT光学系、白黒カメラ34を含む)、制御処理部35、プラチドリング33、レンズ等を含む。
広帯域波長掃引光源31は、例えば近赤外の放射を含む白色光源にグレーティングやLVF(Linear Variable Filter)などの分光計(分光器)を組み合せ波長選択性有するものでも良い。白色光源は、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、スーパーコンティニウム光源などがある。
制御処理部35は、広帯域波長掃引光源31、プラチドリング33を制御し、白黒カメラ34から信号を検出し、画像を収集する。
OCT収集部30は広帯域波長掃引光源31から、例えば、可視から近赤外の波長範囲に於いて特定の波長の光が選択的に発光され、角膜に光が照射される。角膜に照射する光束は測定範囲をカバーする光束径となる。
角膜上の涙液層からの戻り光が、白黒カメラ34にて撮像される。OCT収集部30は、制御処理部35により広帯域波長掃引光源31の波長を変化させることにより、白黒カメラ34の各画素における分光反射分布を得、これによって、分布情報取得部44により涙液層の厚みを測定することができる。
OCT収集部30は、被検眼に対向する位置にプラチド(ケラト)リング33を配置し被検眼角膜に投影したリング像を白黒カメラ34で撮像し角膜の形状(曲率)を測定し、分布情報取得部44は、得られた角膜曲率の基準値(例えばR7.7)からのズレ量から涙液層厚の測定結果を補正することも可能である。
または操作者による測定スイッチ押下などをトリガーとして測定を開始しても良い。(マニュアルスタート)
当構成によって、受光側に専用の分光計を配置する必要がなくなり、構成が簡単になる。また、カメラと分光計の光路を分割するハーフミラーが不要であることから、角膜反射光束を効率よくカメラで受光することができる。よって、角膜に照射する光束自体を低く抑えることができ、患者への負担を低減できる。カラーカメラは一般的に画素各々にRGBのフィルタを配置するため実質の画素数は1/3もしくはそれ以下となってしまうが、フィルタが不要な白黒カメラを使用することで、高精細な撮影が可能となる。
角膜は略球面であるため、周辺部の涙液層厚の測定には角膜の曲率を考慮する必要がある。基本的には平均的な角膜曲率半径(例えばr7.7mm)として構成されている。しかし、実際には角膜の曲率半径には個人差があり、およそr6mmから9mmの範囲で分布している上、実際の角膜は中心から周辺に向かうほど曲率半径が大きく(緩く)なる非球面形状である。さらに角膜乱視眼や円錐角膜など球面からずれる場合もある。これらに対して画一的な曲率半径の球面として解析を行うと検出された涙液層厚は誤差を含むこととなる。ここで角膜の形状を測定し、涙液層厚計測結果に対して補正を行うことが望ましい。
対物レンズ33の周囲には遮光板上に複数の同心円状の透光部を有するプラチド板を配置する。プラチド板は裏面(被検眼とは反対の面)に配置した光源(近赤外LED等)により照明され、同心円状の光源となり被検眼角膜を照明する。角膜で反射した光束は角膜曲率により多重リング状の虚像を生じる。前記虚像の像をカメラ34で撮像し、各リング像の大きさ、形状の変化より公知の方法で角膜形状の分布を得る。得られた角膜の形状による補正を涙液層厚データに対して行うことで、精度の高い涙液層厚を得ることができる。
当該装置に図示しない前眼部断層画層を取得可能な前眼部OCT装置を有する。OCT測定光は対物レンズ33を介してスキャナで前眼部をスキャンする。スキャン方法は放射線スキャン、ラスタスキャンなどがある。前眼部断面画像(少なくとも角膜表面を含む)を取得し、断面画像を解析することで角膜形状を求め、プラチド法と同様に補正を行う。
なお、OCT収集部30で角膜形状を取得するようにしてもよい。
正面画像収集部は、前眼部(角膜等)の正面画像を取得するよう構成され、一連の正面画像(正面画像群)からなる(時系列)画像を収集する。正面画像収集部は、例えば、従来のデジタルスリットランプ顕微鏡と同様の構成を備える。
以下にOCTユニットの構成例を説明する。
上述の図3に、OCTユニットの構成図を示す。
以下に、図を参照しつつOCTユニット100の構成の一例を説明する。OCTユニット100には、眼底EfのOCT画像を取得するための光学系が設けられている。この光学系は、低コヒーレンス光を参照光と測定光に分割し、眼底Efを経由した測定光と参照光路を経由した参照光とを干渉させて干渉光を生成し、この干渉光のスペクトル成分を検出するように構成されている。この検出結果(検出信号)は演算制御ユニット200に送られる。
また、白黒カメラに代えて、2次元のCCDイメージセンサや白黒イメージセンサ、他の形態の(2次元の)イメージセンサ、たとえば2次元のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなど適宜の2次元の検出デバイスを用いることが可能である。
次に、図4を参照しつつOCTユニット100の他の構成について説明する。同図に示すOCTユニット100は、光学的に取得されるデータに基づいて眼底の断層画像を形成するための装置である。
データ処理部40は、各種のデータ処理を行う。例えば、データ処理部40は、画像処理や画像解析を行う。データ処理部40は、セグメンテーション処理部41と、分布情報取得部42と、破壊領域特定部43を含む。
セグメンテーション処理部41は、OCT収集部30により収集された3次元画像にセグメンテーションを適用する。セグメンテーションは、特定の組織や組織境界を求めるために用いられる。これにより、角膜組織や涙液層が特定される。
分布情報取得部42は、セグメンテーション処理部41による処理の結果に基づいて涙液厚分布情報を取得する。時系列画像が得られ、それに含まれる複数の3次元画像のそれぞれに対してセグメンテーションが適用された場合には、各3次元画像に対応する涙液厚分布情報が取得される。
操作部50は、眼科検査装置1に対してユーザが指示を入力するために使用される。操作部50は、眼科装置やコンピュータに用いられる公知の操作デバイスを含んでよい。例えば、操作部50は、マウス、タッチパッド、トラックボール、キーボード、ペンタブレット、操作パネル、ジョイスティック、ボタン、スイッチ等を含んでよい。また、操作部50は、タッチパネルを含んでよい。この場合、制御部10は、眼科検査装置1を操作するためのGUIをタッチパネルに表示することができる。
正面画像取得部60は、前眼部(角膜等)の正面画像を取得する。正面画像を取得するための処理は任意である。第1の例において、正面画像取得部60は、前眼部を撮影するための構成を含んでよい。例えば、正面画像取得部60は、スリットランプ顕微鏡の光学系、眼底カメラの光学系などを含んでよい。
例示的な眼科検査装置が実行可能な動作の幾つかの例を説明する。
図5に、本例において実行される処理の流れを示す。なお、患者ID等の入力や、被検眼に対する光学系のアライメントや、光学系のフォーカス調整や、OCT光路長調整、OCTスキャン範囲の設定などの準備的処理は、既になされているものとする。
まず、OCT収集部30が、被検眼の前眼部のOCTスキャンを行うことにより、角膜上の涙液を表す画像を収集する。このとき、OCT収集部30は、OCTスキャンを繰り返し行うことにより、角膜上の涙液の動態を表す画像群(時系列画像)を収集してもよい。
次に、セグメンテーション処理部41が、ステップS1で収集された画像中の油層領域及び/又は液層領域を特定するために、この画像にセグメンテーション処理を適用する。
続いて、分布情報取得部42が、ステップS2のセグメンテーションで得られた結果に基づいて、涙液厚分布情報を作成する。
次に、正面画像取得部60が、例えば、前眼部を撮影することにより、電子カルテシステム等にアクセスすることにより、又は、ステップS1で収集された画像をレンダリングすることにより、前眼部の正面画像を取得する。
続いて、表示制御部11(及びデータ処理部40)が、ステップS3で作成された涙液厚分布情報に基づいて画像(涙液厚分布画像)を形成し、この涙液厚分布画像とステップS4で取得された正面画像とを合成して表示デバイス2に表示する。涙液厚分布画像は、例えば、涙液厚分布情報が表す各点の厚み値を疑似カラーで表現した疑似カラーマップである。
以上に説明した構成は、この発明を好適に実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を適宜に施すことが可能である。
2 表示デバイス
10 制御部
11 表示制御部
20 記憶部
30 OCT収集部
40 データ処理部
41 セグメンテーション処理部
42 分布情報取得部
50 操作部
60 正面画像取得部
Claims (8)
- 涙液層厚み測定装置であって、
光源と、イメージセンサと、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)により前記光源からの光を測定光と参照光とに分割して被検眼からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する光学系と、前記光学系を介して前記イメージセンサによる検出結果に基づいて画像を形成する制御処理部とを有し、被検眼の前眼部を撮像することにより、角膜上の涙液を表す画像を収集するOCT収集部と、
前記OCT画像に対してセグメンテーション処理を適用することにより、前記涙液の油層に相当する油層領域及び液層に相当する液層領域の少なくとも一方を特定するセグメンテーション処理部と、
前記セグメンテーション処理部による処理の結果に基づいて、涙液の厚みの分布情報を取得する分布情報取得部と、
前記分布情報取得部により取得された涙液の厚みの分布画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記光源は、前記制御処理部の制御により、可視から近赤外の波長範囲で予め定められた波長の光を、測定範囲をカバーする光束径で発光し、前記光学系を経て角膜に照射し、
前記イメージセンサは、前記光学系を経た干渉光を撮像し、
前記制御処理部は、前記光源の波長を予め定められた複数値に変化させることにより、前記イメージセンサの各画素における分光反射分布の複数の画像信号を得て、
前記制御処理部は、前記イメージセンサが撮像した画像信号により、角膜上の涙液の画像を得て、画像を前記分布情報取得部に出力し、
前記分布情報取得部は、前記OCT収集部が得た複数の画像によって、涙液層の厚みを測定する、
涙液層厚み測定装置。
- 請求項1に記載の涙液層厚み測定装置であって、
被検眼に対向する位置に配置しプラチドリング
をさらに備え、
前記画像収集部は、前記プラチドリングにより被検眼角膜に投影されたリング像を前記イメージセンサで撮像し、
前記分布情報取得部は、前記画像収集部が得た画像によって、角膜の形状又は曲率を測定し、得られた角膜曲率の予め定められた基準値からのズレ量から涙液層厚の測定結果を補正する、
ことを特徴とする涙液層厚み測定装置。
- 請求項1又は2に記載の涙液層厚み測定装置であって、
前記光源は、広帯域波長掃引光源、又は、近赤外の放射を含む白色光源とグレーティング若しくはLVF(Linear Variabe Filter)若しくは他の分光計とを備え波長選択性を有する光源であることを特徴とする涙液層厚み測定装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の涙液層厚み測定装置であって、
前記角膜の正面画像を取得する正面画像取得部
をさらに備え、
前記表示制御部は、前記分布情報取得部により取得された涙液の厚みの分布画像と、前記正面画像取得部により取得された正面画像との合成画像を表示部に表示させることを特徴とする涙液層厚み測定装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の涙液層厚み測定装置であって、
前記分布情報取得部は、さらに、分布情報に基づいて、涙液の破壊領域を特定することを特徴とする涙液層厚み測定装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の涙液層厚み測定装置であって、
前記OCT収集部は、OCTを用いて前眼部を繰り返しスキャンすることにより、前記涙液の動態を表す3次元画像群を収集し、
前記セグメンテーション処理部は、前記3次元画像群に含まれる複数の3次元画像のそれぞれについて、前記油層領域及び前記液層領域の少なくとも一方の特定を実行し、
前記分布情報取得部は、前記複数の3次元画像に対応する複数の前記分布情報を取得する、
ことを特徴とする涙液層厚み測定装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の涙液層厚み測定装置であって、
前記イメージセンサは、白黒カメラ又は白黒イメージセンサであることを特徴とする涙液層厚み測定装置。
- 涙液層厚み測定装置における涙液層厚み測定方法であって、
前記涙液層厚み測定装置は、
光源と、イメージセンサと、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)により前記光源からの光を測定光と参照光とに分割して被検眼からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する光学系と、前記光学系を介して前記イメージセンサによる検出結果に基づいて画像を形成する制御処理部とを有し、被検眼の前眼部を撮像することにより、角膜上の涙液を表す画像を収集するOCT収集部と、
前記OCT画像に対してセグメンテーション処理を適用することにより、前記涙液の油層に相当する油層領域及び液層に相当する液層領域の少なくとも一方を特定するセグメンテーション処理部と、
前記セグメンテーション処理部による処理の結果に基づいて、涙液の厚みの分布情報を取得する分布情報取得部と、
前記分布情報取得部により取得された涙液の厚みの分布画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記光源は、前記制御処理部の制御により、可視から近赤外の波長範囲で予め定められた波長の光を、測定範囲をカバーする光束径で発光し、前記光学系を経て角膜に照射し、
前記イメージセンサは、前記光学系を経た干渉光を撮像し、
前記制御処理部は、前記光源の波長を予め定められた複数値に変化させることにより、前記イメージセンサの各画素における分光反射分布の複数の画像信号を得て、
前記制御処理部は、前記イメージセンサが撮像した画像信号により、角膜上の涙液の画像を得て、画像を前記分布情報取得部に出力し、
前記分布情報取得部は、前記OCT収集部が得た複数の画像によって、涙液層の厚みを測定する、
涙液層厚み測定方法。
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