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JP2019124629A - 送電線の絶縁状態検知装置 - Google Patents

送電線の絶縁状態検知装置 Download PDF

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JP2019124629A JP2018006472A JP2018006472A JP2019124629A JP 2019124629 A JP2019124629 A JP 2019124629A JP 2018006472 A JP2018006472 A JP 2018006472A JP 2018006472 A JP2018006472 A JP 2018006472A JP 2019124629 A JP2019124629 A JP 2019124629A
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Abstract

【課題】送電線の潜在的な絶縁不良を簡易な構成により早期に検知することが可能な絶縁状態検知装置を提供する。【解決手段】本発明による送電線の絶縁状態検知装置10は、磁気抵抗素子を含み、絶縁被覆された送電線からコロナ放電を含む部分放電が発生した際に生じる磁気変化を検知する磁気センサ11と、前記磁気センサ11の出力信号から部分放電による特徴的な周波数成分を含む周波数帯域を取り出す第1フィルタ13とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、送電線の絶縁不良の予兆を検知するための絶縁状態検知装置に関するものである。
送電線には局部的な絶縁不良が生じることがある。絶縁不良の原因は、送電線と送電線との接続部の劣化や、架橋ポリエチレン等の絶縁体の劣化など様々であるが、絶縁不良を早期に検知するための様々な方法が提案されている。
送電線の絶縁不良を早期に検知する方法の一つとして、コロナ放電を含む部分放電を監視する方法が知られている。例えば特許文献1及び2には、電力伝送経路の絶縁性能が低下した部位に発生するコロナ放電に起因して発生する進行波を検出することにより絶縁不良を早期に検知する方法が記載されている。進行波検出用のセンサは、送電線を取り囲む環状コアと、環状コアに巻回された第1巻線及び第2巻線を有し、第1巻線の両端は短絡しており、第2巻線の両端部から進行波の通過に伴う信号を検出することによって電力伝送経路の絶縁状態が検知される。
また、特許文献3には、ヘリコプターにコロナ放電検出用のアンテナを搭載し、ヘリコプターで飛行しながら架空送電線及びその設備から異常コロナ放電に起因して発生する電波をアンテナで受信することにより、架空送電線及びその設備の異常個所を探査する方法が記載されている。
特開平1−217271号公報 特開平1−221680号公報 特開平3−237372号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載された従来の検知方法は、センサを構成する環状コアが非常に高価であるため、送電線に沿って多数のセンサを設置することが難しい。そのため、絶縁不良個所を具体的に特定するためには、センサの着脱作業を行って送電線上の設置位置を変えながら検査を行う必要があるが、環状コアは大型で重量も重く、送電線への取り付け作業が大変であるため、多大な労力と時間がかかるという問題がある。特許文献3に記載の検知方法は、アンテナを含む装置全体が大型であるため、公共インフラとしての送電線の検査には好適でなく、地中送電線に対する適用も困難である。
したがって、本発明の目的は、送電線の潜在的な絶縁不良を簡易な構成により早期に検知することが可能な絶縁状態検知装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による送電線の絶縁状態検知装置は、磁気抵抗素子を含み、絶縁被覆された送電線からコロナ放電を含む部分放電が発生した際に生じる磁気変化を検知する磁気センサと、前記磁気センサの出力信号から前記部分放電による特徴的な周波数成分を含む周波数帯域を取り出す第1フィルタとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、送電線の絶縁不良個所で発生する部分放電によって生じる送電線の周囲の磁気変化を磁気センサで検知するので、装置の低コスト化を図ることができ、装置の設置も容易である。また、磁気センサの出力信号から部分放電に起因する周波数成分を取り出す第1フィルタを設けたので、送電線に流れる電流等により生じるノイズの影響を排除することができ、送電線の絶縁不良の予兆を早期に検知することができる。
本発明において、前記磁気センサは、前記送電線の外周の一部又は前記送電線のジョイント部に取り付けられ、前記部分放電が発生した際に生じる前記送電線の周囲の磁気変化を検知してもよく、前記送電線の絶縁被覆部又はジョイント部を接地するための接地線の外周の一部に取り付けられ、前記部分放電が発生した際に生じる前記接地線の周囲の磁気変化を検知してもよい。これにより、送電線の絶縁不良の予兆を検知することができる。
本発明による絶縁状態検知装置は、前記磁気センサの出力信号から商用周波数成分を含む周波数帯域を取り出す第2フィルタをさらに備えることが好ましい。この場合において、前記第1フィルタは、前記部分放電による特徴的な周波数成分を通過させるバンドパスフィルタ又はハイパスフィルタであり、前記第2フィルタは、前記商用周波数成分を通過させるローパスフィルタであることが好ましい。この構成によれば、送電線の絶縁不良の予兆と商用電流とを同時に監視することができ、絶縁状態検知装置の機能性を向上させることができる。
前記磁気センサは、4つの磁気抵抗素子のホイートストンブリッジ回路を含むことが好ましい。この構成によれば、寄生抵抗による電圧降下を相殺して感度を向上させることができる。また送電線の周囲に発生する磁気の検出感度が最大となるように4つの磁気抵抗素子の各々の向きが設定されているので、微小な磁気変化を高い感度で検知することができる。
本発明による絶縁状態検知装置は、前記磁気センサの出力信号を増幅する計装アンプをさらに備えることが好ましい。この構成によれば、磁気センサからの微小な出力信号をハイインピーダンスで受けて確実に広帯域に増幅することができる。
本発明による絶縁状態検知装置は、前記第1フィルタによってフィルタリングされた前記出力信号のピークレベルを一定時間保持するピークホールド回路と、ピークレベルが保持された前記出力信号を閾値と比較する比較器と、前記出力信号が閾値よりも大きい場合に警報信号を出力する警報部とをさらに備えることが好ましい。この構成によれば、送電線の絶縁不良の予兆の有無を判定して通知することができる。
本発明において、前記警報部は、前記警報信号を無線で送信する無線通信部を含むことが好ましい。この構成によれば、送電線に沿って略等間隔に設置された複数の絶縁状態検知装置からの警報信号を管理サーバが容易に収集することができ、これにより送電線上の絶縁不良地点を特定することができる。
本発明によれば、送電線の潜在的な絶縁不良を簡易な構成により早期に検知することが可能な絶縁状態検知装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態による送電線の絶縁状態検知システムの構成の概略図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態による絶縁状態検知装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図2の絶縁状態検知装置の構成(警報部を除く)を示す回路図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態による絶縁状態検知装置の構成を示すブロック図である。 図5は、図4の絶縁状態検知装置の構成(警報部を除く)を示す回路図である。 図6は、絶縁状態検知装置の取り付け方法の他の例を示す模式図である。 図7は、本発明の第3の実施の形態による絶縁状態検知装置の構成を示すブロック図である。 図8は、図7の絶縁状態検知装置の構成を示す回路図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態による送電線の絶縁状態検知システムの構成の概略図である。
図1に示すように、この絶縁状態検知システム1は、送電線2の外周面に取り付けられた複数の絶縁状態検知装置10(10A〜10D)と、複数の絶縁状態検知装置10(10A〜10D)と無線通信可能な中継局3と、インターネット等の通信ネットワーク4を介して中継局3に接続された管理サーバ5とを備えている。複数の絶縁状態検知装置10は、送電線2に沿って略等間隔に配置されている。絶縁状態検知装置10による送電線2の絶縁状態の検知結果は中継局3を介して管理サーバ5に転送されるので、管理サーバ5は複数の絶縁状態検知装置10からの絶縁不良に関する情報を容易に収集することができる。また絶縁状態検知装置10は中継局3に距離や通信状態の要因で無線通信出来ない場合には、絶縁状態検知装置10の情報をバケツリレーのように情報を伝送するマルチホップルーティングも可能とする。
送電線2は例えば地中送電線であり、芯線2aと絶縁被覆部2bとを有している。絶縁被覆部2bに囲まれることよって芯線2aの絶縁状態が保たれているが、絶縁被覆部2bの局所的な劣化により送電線2からコロナ放電等の部分放電が発生する。絶縁不良地点Xで部分放電が発生している場合、絶縁不良地点Xに近い絶縁状態検知装置10C及び10Dが部分放電によって生じる送電線2の周囲の磁気変化を検知するので、絶縁状態検知装置10Cと10Dとの間に絶縁不良地点Xあると判断することができる。このように、絶縁不良地点を特定するには、送電線2上の複数の地点で検出を行わなければならず、従来のように環状コアを用いた電流センサを付け替えながら検知作業を行った場合には作業効率が非常に悪い。しかし、本実施形態のように、送電線2に沿って絶縁状態検知装置10を等間隔に常設しておくことにより、部分放電を容易に検知することができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態による絶縁状態検知装置の構成を示すブロック図である。また図3は、図2の絶縁状態検知装置の構成(警報部16を除く)を示す回路図である。
図2及び図3に示すように、絶縁状態検知装置10は、磁気センサ11、計装アンプ12、フィルタ13、ピークホールド回路14、比較器15、警報部16を備えており、警報部16は無線通信部16aを含む。絶縁状態検知装置10のこれらの構成要素は、例えば10×10mm程度の非常に小さなパッケージ内に収容されており、送電線2の外周面(絶縁被覆部2bの表面)に取り付けられる。絶縁状態検知装置10に電力を供給する手段は特に限定されず、環境電池と二次電池との組み合わせであってもよく、一次電池であってもよい。
磁気センサ11は、磁気に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子を用いて構成されたものである。本実施形態において、磁気センサ11は4つの磁気抵抗素子M1〜M4のホイートストンブリッジ回路を用いて構成されているので、寄生抵抗による電圧降下を相殺して感度を向上させることができる。また4つの磁気抵抗素子M1〜M4の各々は、送電線2の周囲に発生する磁気の検出感度が最大となる向きで設置されるので、微小な磁気変化を高い感度で検知することが可能である。
磁気センサ11の出力信号は計装アンプ12に入力される。一般的なオペアンプと異なり、計装アンプ12の入力インピーダンスは非常に高いので、磁気センサ11からの微小な出力信号をハイインピーダンスで受けて確実に広帯域に増幅することができる。
フィルタ13はバンドパスフィルタ(BPF)であり、部分放電に起因する特徴的な周波数成分を含む周波数帯域を通過させ、それ以外の帯域を阻止する。これにより、送電線2に流れる電流により生じる商用周波数(50Hz又は60Hz)等のノイズや目的以外の信号の影響を排除することができ、絶縁不良の予兆の検知精度を高めることができる。
コロナ放電を含む部分放電の周波数帯域は、数MHzから1GHz以上の帯域であることが知られている。しかしながら、実際の送電線用ケーブルの絶縁被覆部2bに使用される架橋ポリエチレンのエポキシ樹脂内部で発生する部分放電のうち、事故に至る電気トリー進展を伴う部分放電の周波数成分は200〜450MHzとされ、また絶縁油中で発生する部分放電の周波数成分は150MHz前後で顕著に表れるとされている。そのため、バンドパスフィルタの周波数通過帯域は、部分放電の種類及び絶縁被覆部2bの材質を考慮して決定する必要がある。
ピークホールド回路14は、フィルタリング後の出力信号のピークレベルを一定時間保持する。ピーク信号は比較器15によって閾値と比較され、閾値よりも大きい場合には検知信号が出力がされる。検知信号が入力された警報部16は、光や音などで警報を出力する。また警報部16は警報信号を無線で送信する無線通信部16aを含むことが好ましい。この場合、図1に示したように、無線送信された警報信号は中継局3を介して管理サーバ5に送信される。
送電線2が三相交流の高圧送電線である場合、3本を一組とする多数本の送電線2がまとめて配線される。このとき、個々の送電線2に対して取り付けられる複数の絶縁状態検知装置10は、各送電線の配線方向の略同じ位置に設置されることが好ましい。また、絶縁状態検知装置10は、自身が取り付けられた送電線2の部分放電のみならず、隣接する送電線2からの部分放電を検知するものであってもよい。すなわち、複数本の送電線2に対して共通の絶縁状態検知装置10であってもよい。
また警報部16の無線通信部16aは、複数の絶縁状態検知装置10に対する共通の外部装置として提供されてもよい。あるいは、警報部16の全体が複数の絶縁状態検知装置10に対する共通の外部装置として提供されてもよい。複数の絶縁状態検知装置10に共通の無線通信部16a又は警報部16を用意することにより、個々の絶縁状態検知装置10の小型化及び低コスト化を図ることができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態による絶縁状態検知装置10の構成を示すブロック図である。また図5は、図4の絶縁状態検知装置10の構成(警報部16を除く)を示す回路図である。
図4及び図5に示すように、この絶縁状態検知装置10の特徴は、フィルタ13がハイパスフィルタ(HPF)であり、部分放電に起因する特徴的な周波数成分以上の周波数帯域を通過させ、当該周波数通過帯域よりも低い低周波帯域を阻止する点にある。このような構成であっても、送電線2に流れる電流により生じる商用周波数(50Hz又は60Hz)等のノイズや目的以外の信号の影響を排除することができ、絶縁不良の予兆の検知精度を高めることができる。
図6(a)及び(b)は、絶縁状態検知装置10の設置方法の他の例を示す模式図である。
図6(a)に示すように、絶縁状態検知装置10は、送電線自身にではなく送電線2A,2Bのジョイント部2Cに取り付けられてもよい。また図6(b)に示すように、絶縁状態検知装置10は、送電線2A,2Bのジョイント部2Cから伸びる接地線6に取り付けられてもよい。一般に、長い送電線は、短い送電線を連結することにより構成されており、2本の送電線の端部同士をつなぐジョイント部2Cは絶縁カバー(接続箱)で保護され、当該絶縁カバーは接地線6を介して接地されている。絶縁状態検知装置10がこのようなジョイント部2C又は接地線6に取り付けられることにより、送電線2の絶縁不良を間接的に検知することができる。
以上説明したように、本実施形態による絶縁状態検知装置10は、送電線2の部分放電によって発生する磁気変化を検知する磁気センサ11と、磁気センサ11の出力信号から部分放電に特徴的な周波数成分を取り出すフィルタ13とを備え、フィルタリングされた出力信号のピークレベルが閾値よりも大きい場合に警報を出力するので、送電線2からの部分放電を検知することができ、送電線2の絶縁不良の予兆を早期に検知することができる。
図7は、本発明の第3の実施の形態による絶縁状態検知装置の構成を示すブロック図である。また、図8は、図7の絶縁状態検知装置の構成を示す回路図である。
図7及び図8に示すように、この絶縁状態検知装置10の特徴は、商用電流検知部を構成するフィルタ13B(第2フィルタ)及びバッファ18Bをさらに備えている点にある。また磁気センサ11の出力信号から部分放電に起因する周波数成分を取り出すフィルタ13A(第1フィルタ)の後段にはバッファ18Aが設けられており、ピークホールド回路14、比較器15及び警報部16は省略されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
フィルタ13Bは、商用周波数を含む低周波帯域を通過させ、それよりも高い周波数帯域を阻止するローパスフィルタである。バッファ18Bからは商用電流に起因する検知信号が出力される。また上記のように、フィルタ13Aにはバンドパスフィルタ(又はハイパスフィルタ)を用いることができる。
本実施形態による絶縁状態検知装置10は、送電線2の外周面又はその近傍に取り付けられることが好ましい。送電線2のジョイント部2Cや接地線6に取り付けた場合には、商用電流検知部を正しく動作させることができないからである。
バッファ18Aからは部分放電に起因する検知信号が出力される。バッファ18Aの出力信号に基づいて部分放電が発生しているか否かを判定する場合には、第1の実施の形態と同様に、バッファ18A(又はフィルタ13A)の後段にピークホールド回路14、比較器15及び警報部16を順に設ければよい。さらに、商用電流検知部においても商用電流が正常に流れているか否かを判定するための判定回路をバッファ18B(又はフィルタ13B)の後段に設けてもよい。
従来の環状コアを用いた磁気センサは、そのコアの材質により周波数特性が決まり、広帯域の周波数特性を持つことができない。しかし、本発明のように磁気抵抗素子を用いた磁気センサの場合、その周波数帯域は数GHz以上であるため、広い周波数帯域の中から任意の帯域を取り出すことが可能であり、本実施形態の構成を実現可能である。
以上説明したように、本実施形態による絶縁状態検知装置10は、フィルタ13Bを含む商用電流検知部をさらに備えているので、磁気センサ11の出力信号から部分放電のみならず商用電流の電流量を検知することができる。すなわち、送電線2の絶縁不良の予兆と商用電流とを同時に監視することができ、絶縁状態検知装置10の機能性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、磁気センサ11は4つの磁気抵抗素子M1〜M4を用いて構成されているが、磁気抵抗素子の数は特に限定されずいくつであってもよい。
1 絶縁状態検知システム
2,2A,2B 送電線
2C ジョイント部
2a 芯線
2b 絶縁被覆部
3 中継局
4 通信ネットワーク
5 管理サーバ
6 接地線
10,10A〜10D 絶縁状態検知装置
11 磁気センサ
12 計装アンプ
13,13A,13B フィルタ
14 ピークホールド回路
15 比較器
16 警報部
16a 無線通信部
18A バッファ
18B バッファ
M1〜M4 磁気抵抗素子
X 絶縁不良地点

Claims (9)

  1. 磁気抵抗素子を含み、絶縁被覆された送電線からコロナ放電を含む部分放電が発生した際に生じる磁気変化を検知する磁気センサと、
    前記磁気センサの出力信号から前記部分放電による特徴的な周波数成分を含む周波数帯域を取り出す第1フィルタとを備えることを特徴とする送電線の絶縁状態検知装置。
  2. 前記磁気センサは、前記送電線の外周の一部又は前記送電線のジョイント部に取り付けられ、前記部分放電が発生した際に生じる前記送電線の周囲の磁気変化を検知する、請求項1に記載の絶縁状態検知装置。
  3. 前記磁気センサの出力信号から商用周波数成分を含む周波数帯域を取り出す第2フィルタをさらに備える、請求項1又は2に記載の絶縁状態検知装置。
  4. 前記第1フィルタは、前記部分放電による特徴的な周波数成分を通過させるバンドパスフィルタ又はハイパスフィルタであり、
    前記第2フィルタは、前記商用周波数成分を通過させるローパスフィルタである、請求項3に記載の絶縁状態検知装置。
  5. 前記磁気センサは、前記送電線の絶縁被覆部又はジョイント部を接地するための接地線の外周の一部に取り付けられ、前記部分放電が発生した際に生じる前記接地線の周囲の磁気変化を検知する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の絶縁状態検知装置。
  6. 前記磁気センサは、4つの磁気抵抗素子のホイートストンブリッジ回路を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の絶縁状態検知装置。
  7. 前記磁気センサの出力信号を増幅する計装アンプをさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の絶縁状態検知装置。
  8. 前記第1フィルタによってフィルタリングされた前記出力信号のピークレベルを一定時間保持するピークホールド回路と、
    ピークレベルが保持された前記出力信号を閾値と比較する比較器と、
    前記出力信号が閾値よりも大きい場合に警報信号を出力する警報部とをさらに備える、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の絶縁状態検知装置。
  9. 前記警報部は、前記警報信号を無線で送信する無線通信部を含む、請求項8に記載の絶縁状態検知装置。
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