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JP2019108952A - 高圧タンク - Google Patents

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JP2019108952A
JP2019108952A JP2017243229A JP2017243229A JP2019108952A JP 2019108952 A JP2019108952 A JP 2019108952A JP 2017243229 A JP2017243229 A JP 2017243229A JP 2017243229 A JP2017243229 A JP 2017243229A JP 2019108952 A JP2019108952 A JP 2019108952A
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JP2017243229A
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仁 粕谷
Hitoshi Kasuya
仁 粕谷
康平 藤井
Kohei Fujii
康平 藤井
統 澤井
Osamu Sawai
統 澤井
啓介 堀
Keisuke Hori
啓介 堀
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Sealing Devices (AREA)
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Abstract

【課題】タンク室の圧力作用時における第一部材と第二部材との間のシール性能を損なうことなく、第一部材と第二部材との組付時における第二シール部材の挟み込みを防止することが可能な高圧タンクを提供する。
【解決手段】高圧タンクは、軸方向端部に開口孔が設けられた、内部にタンク室が形成される筒状の内周壁と、内周壁の開口孔に嵌る、外周面に溝が設けられた口金と、溝内に取り付けられる、内周壁と口金との間をシールする環状のシール部材と、を備える。シール部材は、タンク室の圧力によりタンク室側とは反対方向へ押圧されて移動するOリングと、そのOリングに押圧されることにより径方向幅が大きくなるように変形するバックアップリングと、を有する。溝は、口金と内周壁との組付時にはOリングがバックアップリングを押圧するのを規制し、内周壁への口金の組付後、タンク室の圧力作用時にはその押圧を許容するように形成された規制部を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば水素タンクなどの内圧の高い容器に適用される高圧タンクに関する。
従来、シール性を有する高圧タンクが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された高圧タンクは、口金と、バルブと、シール部材と、を備えている。口金には、高圧タンクのタンク室に連通する連通孔が設けられている。バルブは、口金の連通孔を塞ぐようにその連通孔に嵌められる。バルブの外周部には、取付溝が設けられている。バルブの取付溝には、口金とバルブとをシールするシール部材が取り付けられる。シール部材は、Oリングなどのシールリングと、そのシールリングとは別体のバックアップリングと、を有している。
シールリングは、バルブの取付溝のタンク室側に配置されている。シールリングは、口金とバルブとの組付後かつタンク室へのガス充填後、その取付溝内でタンク室の圧力によりタンク室側とは反対方向へ押圧されて移動することが可能である。バックアップリングは、バルブの取付溝のタンク室側とは反対側に配置されている。バックアップリングは、二分割された部品からなり、2つの部品が傾斜面同士を対向させつつ重ね合わされた構造を有している。バックアップリングは、タンク室の圧力により移動したシールリングに押圧されることにより2つの部品同士が傾斜面上をスライドして拡径するように変形する。このようにバックアップリングが変形すると、口金とバルブとの径方向隙間がそのバックアップリングにより埋められる。従って、高圧タンクの口金とバルブとの間のシール性能を確保することができる。
特開2007−146946号公報
上記の如く、シールリングは、口金とバルブとの組付後、バルブの取付溝内でタンク室の圧力によりタンク室側とは反対方向へ押圧されて移動する。シールリングは、一般的に、口金とバルブとの径方向隙間を埋めるために、その径方向隙間以上の径方向幅を有している。かかる径方向幅を有するシールリングが、口金とバルブとの組付時において、上記したタンク室の圧力作用時と同様に、タンク室側とは反対方向へ押圧されて移動するものとすると、バックアップリングがそのシールリングに押圧されることにより径方向幅が大きくなるように変形してしまう。このように口金とバルブとの組付過程でバックアップリングが拡径する変形が生じると、バックアップリングが口金とバルブとの間に挟み込まれ易くなり、バックアップリングの損傷等に起因して口金とバルブとのシール性能が低下するおそれがある。
尚、口金とバルブとの間でのバックアップリングの挟み込みを抑制するうえでは、バックアップリングの径方向幅を小さくすることが考えられる。しかしながら、この構造では、バックアップリングがシールリングに押圧されたときにバックアップリングの径方向幅が十分に大きくならず、結果として、口金とバルブとのシール性能が確保されない事態が生じ得る。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、タンク室の圧力作用時における第一部材と第二部材との間のシール性能を損なうことなく、第一部材の開口孔に第二部材を嵌める組付時にシール部材が第一部材と第二部材とに挟み込まれるのを防止することが可能な高圧タンクを提供することを目的とする。
本発明は、軸方向端部に開口孔が設けられた、内部にタンク室が形成される筒状の第一部材と、前記第一部材の前記開口孔に嵌る、外周面に環状の溝が設けられた第二部材と、前記溝内に取り付けられる、前記第一部材と前記第二部材との間をシールする環状のシール部材と、を備える高圧タンクであって、前記シール部材は、前記溝の前記タンク室側に配置され、前記タンク室の圧力により前記タンク室側とは反対方向へ押圧されて移動する第一シール部材と、前記溝の前記タンク室側とは反対側に配置され、前記反対方向に移動した前記第一シール部材に押圧されることにより径方向幅が大きくなるように変形する第二シール部材と、を有し、前記溝は、前記第二部材が前記第一部材に対して前記開口孔に嵌るように組み付けられる際には前記第一シール部材が前記第二シール部材を押圧するのを規制する一方、前記第一部材への前記第二部材の組付後、前記タンク室の圧力作用時には前記第一シール部材が前記第二シール部材を押圧するのを許容するように形成された規制部を有する、高圧タンクである。
この構成によれば、第二部材の溝が規制部を有することで、タンク室の圧力作用前は、その溝内の第一シール部材の第二シール部材側への押圧を規制しつつ、タンク室の圧力作用時は、その溝内の第一シール部材を第二シール部材に押圧させて、その第二シール部材を径方向幅が拡大するように変形させることができる。従って、タンク室の圧力作用時における第一部材と第二部材との間のシール性能を損なうことなく、第一部材と第二部材との組付時における第一部材と第二部材との間への第二シール部材の挟み込みを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る高圧タンクの正面図である。 実施形態の高圧タンクを図1に示す一点鎖線で切断した際のII−II断面図である。 実施形態の高圧タンクを図1に示す矢印IIIで見た際の矢視図である。 実施形態の高圧タンクの図2に破線で示す領域の、タンク室の圧力作用時における拡大断面図である。 実施形態の高圧タンクの要部の、内周壁と口金との組付前における拡大断面図である。 実施形態の高圧タンクの要部の、内周壁と口金との組付完了後における拡大断面図である。 本発明の第1変形形態に係る高圧タンクの要部の、内周壁と口金との組付前における拡大断面図である。 本発明の第2変形形態に係る高圧タンクの要部の、内周壁と口金との組付前における拡大断面図である。 本発明の第3変形形態に係る高圧タンクの要部の、内周壁と口金との組付前における拡大断面図である。 本発明の第4変形形態に係る高圧タンクの断面図である。 第4変形形態の高圧タンクの図10に破線で示す領域の、内周壁と口金との組付完了後における拡大断面図である。 本発明の第5変形形態に係る高圧タンクの断面図である。 第5変形形態の高圧タンクの図12に破線で示す領域の、口金とバルブとの組付完了後における拡大断面図である。
以下、本発明に係る高圧タンクの具体的な実施形態及びその変形形態について図面を用いて説明する。
一実施形態の高圧タンク1は、例えば水素ガスや天然ガスなどを高圧で充填することが可能なタンクである。高圧タンク1は、例えば自動車などに搭載される。高圧タンク1は、図1及び図3に示す如く、容器本体10を備えている。容器本体10は、略円筒状に形成されており、図2に示す如く、内部にタンク室11を有している。容器本体10は、内周壁20と外周壁30との二重壁により構成されている。以下、高圧タンク1や容器本体10の軸が延びる方向を、適宜、軸方向Aと称す。
内周壁20は、ガスバリア性を有する材料(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン,ナイロン,EVHO(エチレン−ビニルアルコール共重合体),その他の樹脂など)により形成された中空のライナである。尚、内周壁20は、例えばアルミニウムなどの材料により形成された金属ライナであってもよい。内周壁20は、それぞれ略均一な外径及び内径を有している。外周壁30は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させたカーボン繊維やガラス繊維,アラミド繊維などの高強度繊維により形成された繊維強化部材である。外周壁30は、フィラメントワインディング法などにより内周壁20の外面側に高強度繊維を巻き締めて被覆し樹脂硬化(乾燥)させることにより形成される。
内周壁20の軸方向両端部にはそれぞれ、円形の開口孔21が設けられている。容器本体10は、口金40を有している。口金40は、略半球状に形成されたドーム部41と、ドーム部41から軸方向Aの内方へ向けて延びる、内周壁20の開口孔21に嵌入可能な筒状に形成された嵌入部42と、ドーム部41の頂点近傍から軸方向Aの外方へ突出するボス部43と、を有している。
口金40は、ステンレスやアルミニウムなどの金属により形成されている。口金40は、内周壁20の軸方向両端部それぞれに取り付け固定される。この口金40の取り付け固定は、嵌入部42が内周壁20の開口孔21に嵌入されることにより実現される。口金40には、高圧タンク1の外部とタンク室11とを連通する連通孔44が設けられる。口金40の連通孔44には、バルブ(図示せず)が螺合により取り付けられる。口金40の連通孔44は、バルブにより閉じられる。
容器本体10は、内周壁20と口金40とが組み付けられて互いに取り付け固定されると共に、その内周壁20と口金40との組付構造体の外面に外周壁30が被覆されることにより製造される。このように容器本体10が製造されると、内周壁20の内部(径方向内側)には、閉塞されたタンク室11が形成される。この閉塞されたタンク室11には、ガスが充填される。タンク室11へのガスの充填は、規定圧(例えば700気圧)まで行われることが可能である。
容器本体10の内周壁20及び口金40はそれぞれ、内周壁20の内径と口金40の嵌入部42(具体的には、後述の本体部45)の外径とが略一致するように形成されている。尚、口金40のドーム部41の最大外径(具体的には、ドーム部41が嵌入部42に連接する部位の外径)は、内周壁20の内径に比して大きくてよい。容器本体10は、シール部材50を備えている。シール部材50は、組付後における内周壁20の内周面と口金40の外周面との径方向に空いた隙間を埋めることによりそれらの内周壁20と口金40との間をシールする部材である。
口金40の嵌入部42は、本体部45と、溝形成部46と、を有している。本体部45は、ドーム部41に連接しており、内周壁20の内径に略一致する外径を有している。溝形成部46は、溝47が形成される部位である。溝形成部46は、本体部45にドーム部41側とは反対側に連接しており、本体部45の外径に比して小さい外径を有している。すなわち、口金40の嵌入部42の軸方向先端側の外周面には、溝47が設けられている。
溝47は、シール部材50を取り付けるための取付溝である。溝47は、環状かつ帯状に形成されている。シール部材50は、溝47内に嵌められて取り付けられる。溝47は、容器本体10の内周壁20と口金40との組付後、内部にシール部材50が配設された状態で支持プレート60により閉塞される。支持プレート60は、内周壁20の内径と略同じ或いはその内径に比して僅かに小さい外径を有している。支持プレート60は、溝47とタンク室11とを区画するプレート部材であって、シール部材50が溝47からタンク室11へ進出するのを防止する機能を有している。尚、支持プレート60による溝47の閉塞状態は、溝47とタンク室11とが連通し得る僅かな隙間が形成された状態を含んでよい。
シール部材50は、Oリング51と、バックアップリング52と、を有している。Oリング51は、例えばゴム製などの弾性を有する材料により構成されたシールリングである。Oリング51は、口金40の嵌入部42における溝47の径方向底壁47aでの外周を取り囲むように環状に形成されている。Oリング51の内径は、自然状態で溝47の径方向底壁47a(具体的には、後述の小径部71)の外径と略同じである。尚、Oリング51の外径は、自然状態で嵌入部42の本体部45の外径と略同じ乃至は僅かに大きくてよい。
Oリング51は、溝47のタンク室11側に配置されている。Oリング51の外径は、溝47のタンク室11側に配置された状態で内周壁20の内径に比して大きい。Oリング51の断面形状は、略円形である。Oリング51の断面形状の最大幅(具体的には、断面形状が円形である場合は直径)Dは、Oリング51の弾性変形前においても、組付後の口金40の溝47の径方向底壁47aと内周壁20の内周面との径方向隙間の最大値Smax以上である。Oリング51は、容器本体10の内周壁20と口金40との間をシールすることが可能である。
バックアップリング52は、溝47のタンク室11側とは反対側に配置されている。バックアップリング52は、第一バックアップリング53と第二バックアップリング54とからなる。第一バックアップリング53と第二バックアップリング54とは、互いに別体で形成されている。第一及び第二バックアップリング53,54はそれぞれ、例えば樹脂製材料や金属製材料により構成されたリング部材である。第一及び第二バックアップリング53,54はそれぞれ、口金40の嵌入部42の外周を取り囲むように環状に形成されている。
第一及び第二バックアップリング53,54それぞれの内径は、自然状態で溝47の径方向底壁47a(具体的には、後述の大径部72)の外径と略同じである。また、第一及び第二バックアップリング53,54それぞれの外径は、自然状態で嵌入部42の本体部45の外径又は内周壁20の内径と略同じである。
第一及び第二バックアップリング53,54は、溝47内においてOリング51に対してタンク室11側とは反対側の軸方向Aに配置されている。第一及び第二バックアップリング53,54同士は、軸方向Aに並んで接するように配置されている。第一バックアップリング53は、第二バックアップリング54に対してタンク室11側に配置されている。第二バックアップリング54は、口金40の溝47の側壁をなす軸方向側壁47bに接するように口金40に対して支持されている。
第一及び第二バックアップリング53,54はそれぞれ、断面形状が三角形となる傾斜面53a,54aを有するようにテーパ状に形成されている。第一及び第二バックアップリング53,54それぞれの断面形状の径方向幅Wは、組付後の口金40の溝47の径方向底壁47aと内周壁20の内周面との径方向隙間の最小値Sminに比して僅かに小さい。第一及び第二バックアップリング53,54それぞれの断面形状の軸方向幅は、径方向位置に応じて異なる。具体的には、第一バックアップリング53の断面形状の軸方向幅は、内径側位置から外径側位置にかけて徐々に大きくなる。また、第二バックアップリング54の断面形状の軸方向幅は、内径側位置から外径側位置にかけて徐々に小さくなる。第一バックアップリング53と第二バックアップリング54とは、傾斜面53a,54a同士が対向した状態で軸方向Aに重ね合わされている。
第一バックアップリング53は、自然状態から拡径することが可能に形成されている。例えば、第一バックアップリング53の環状形状は、周方向の一部が切断されたスリット付きのものであってよい。第一バックアップリング53は、後述の如くOリング51に当接されて押圧されるまでは、その外径が口金40の嵌入部42の本体部45の外径と略同じ状態にある一方、Oリング51から押圧力が付与された際には、傾斜面53aと第二バックアップリング54の傾斜面54aとの摺動により拡径する。この第一バックアップリング53の拡径は、第一バックアップリング53の外周面が容器本体10の内周壁20の内周面に当接するまで行われる。
尚、第二バックアップリング54は、自然状態から縮径することが可能に形成されていてもよい。この場合、例えば、第二バックアップリング54の環状形状は、周方向の一部が切断されたスリット付きのものであってよい。また、この場合、第二バックアップリング54は、後述の如く第一バックアップリング53がOリング51に当接されて押圧されるまでは、第二バックアップリング54の内径が溝47の径方向底壁47aの外径に比して僅かに大きい状態にある一方、Oリング51からの押圧力が第一バックアップリング53を介して伝達された際には、傾斜面54aと第一バックアップリング53の傾斜面53aとの摺動により縮径する。この第二バックアップリング54の縮径は、第二バックアップリング54の内周面が溝47の径方向底壁47aに当接するまで行われる。
上記した高圧タンク1の構造においては、容器本体10の組付後、タンク室11にガスが所定圧以上充填されると、そのタンク室11内のガスが支持プレート60を介して、シール部材50が配置された溝47へ進入する。溝47に高圧のガスが進入すると、まず、その高圧ガスの圧力が、溝47内でタンク室11側に配置されたOリング51に付与されることで、そのOリング51の全体が軸方向Aにおけるタンク室11側とは反対方向に押圧されて移動する。かかるOリング51の移動が生じると、そのOリング51が第一バックアップリング53の軸方向Aに向いた端面に当接することで、第一バックアップリング53に軸方向Aに移動させる押圧力が付与される。
Oリング51からの押圧力が第一バックアップリング53に付与されると、第二バックアップリング54が溝47の軸方向側壁47bに接することで口金40に対して支持された状態で、第一及び第二バックアップリング53,54が傾斜面53a,54a同士で押圧し合うことでその傾斜面53a,54a上を摺動しながらスライドする。この場合、第一及び第二バックアップリング53,54を含むバックアップリング52全体は、その外径が大きくなり若しくはその外径が大きくなると共に更にその内径が小さくなるように、すなわち、全周に亘って径方向幅が大きくなるように変形する。
そして、このバックアップリング52の変形が、バックアップリング52の径方向両端部(具体的には、第一バックアップリング53の外周側端部及び第二バックアップリング54の内周側端部)が内周壁20の内周面及び口金40の溝47の径方向底壁47a(具体的には、後述の大径部72)に当接するまで進行すると、容器本体10の内周壁20の内周面と口金40の外周面との間に形成された径方向隙間がそのバックアップリング52により埋められる。従って、高圧タンク1の構造によれば、弾性変形可能なOリング51だけでなく、径方向幅が拡大し得るバックアップリング52を用いることにより、タンク室11へのガスの充填後において容器本体10の内周壁20と口金40との間のシール性能を確保することができる。
尚、バックアップリング52の変形に伴う、第一バックアップリング53の外周側端部と内周壁20の内周面との当接、及び、第二バックアップリング54の内周側端部と溝47の径方向底壁47a(具体的には、後述の大径部72)との当接はそれぞれ、互いに接触する接触部が全周に亘って途切れることなく連続して環状に形成され、かつ、その環状の接触部が軸方向に幅を持つ面接触で構成されることが、シール性能を向上させるうえで望ましい。
上記した高圧タンク1において、容器本体10の口金40の嵌入部42には、上記の如く、シール部材50を取り付けるための溝47が設けられている。溝47は、後述する所定の状況でOリング51の移動規制を行うことすなわちOリング51がバックアップリング52を軸方向Aに押圧するのを規制することが可能な規制部70を有している。具体的には、規制部70は、口金40が内周壁20に対して開口孔21に嵌るように組み付けられる際には溝47内におけるOリング51の軸方向移動を規制してそのOリング51がバックアップリング52を押圧するのを規制する一方、その組付後、タンク室11の圧力作用時には溝47内におけるOリング51のバックアップリング52側への軸方向移動を許容してそのOリング51がバックアップリング52を押圧するのを許容するように形成されている。
規制部70は、溝47内に形成された拡径部70Aである。拡径部70Aは、溝47の径方向底壁47aのタンク室11側からそのタンク室11側とは反対側にかけて拡径する部位であり、図4−図6に示す如く徐々に拡径するようにテーパ状に傾斜している。拡径部70Aは、溝47の軸方向中間位置に設けられている。溝47の径方向底壁47aは、拡径部70Aを挟んで軸方向Aに分かれた小径部71及び大径部72を有している。
小径部71は、径方向底壁47aのうち外径が最も小さい部位のことである。小径部71は、溝47のタンク室11側に設けられており、口金40の軸方向先端まで軸方向Aに延びている。小径部71は、軸方向Aに所定長さだけ設けられており、軸方向位置によらず外径が略一定になるように形成されている。上記した口金40の溝47の径方向底壁47aと内周壁20の内周面との径方向隙間の最大値Smaxは、小径部71で生じる径方向隙間である。上記したOリング51は、口金40と内周壁20との組付が行われてからタンク室11にガスが充填されるまでは、図5に示す如く、小径部71を取り囲むように配置されている。
大径部72は、径方向底壁47aのうち外径が最も大きい部位のことである。大径部72は、溝47のタンク室11側とは反対側に設けられている。大径部72は、軸方向Aに所定長さだけ設けられており、軸方向位置によらず外径が略一定になるように形成されている。上記した口金40の溝47の径方向底壁47aと内周壁20の内周面との径方向隙間の最小値Sminは、大径部72で生じる径方向隙間である。
溝47の径方向底壁47aは、タンク室11側から順に小径部71、規制部70(拡径部70A)、及び大径部72が並ぶように形成されている。口金40が内周壁20に対して開口孔21に嵌るように組み付けられる際には、Oリング51に内周壁20との摩擦で軸方向Aのバックアップリング52側に向いた摩擦力が付与される。この摩擦力は、Oリング51を軸方向Aのバックアップリング52側に向けて押圧する押圧力となる。この押圧力は、例えば、約10気圧に相当する力であって、口金40と内周壁20とが組み付けられかつタンク室11にガスが充填された後にタンク室11のガス圧(具体的には、約700気圧)によりOリング51に付与される押圧力に比して小さい。
溝47の径方向底壁47a(特に、拡径部70Aの傾斜角度及び傾斜長さ(或いは小径部71と大径部72との外径差))は、口金40と内周壁20との組付時に内周壁20との摩擦でOリング51に押圧力が付与されたときは、そのOリング51が拡径部70Aからの反力によって拡径部70Aを乗り越えることができず小径部71を取り囲んだ状態に維持される一方、口金40と内周壁20との組付後におけるタンク室11へのガス充填後にそのタンク室11のガス圧によりOリング51に押圧力が付与されたときは、そのOリング51が拡径部70Aを乗り越えて大径部72を取り囲んだ状態でバックアップリング52に当接してバックアップリング52を押圧するように設定されている。タンク室11のガス圧作用によりOリング51がバックアップリング52に付与する押圧力は、バックアップリング52の径方向幅が全周に亘って所定量増大するように、具体的には、バックアップリング52がその外周側端部及び内周側端部が内周壁20の内周面及び口金40の溝47の径方向底壁47aに当接するまで変形するように設定されている。
この高圧タンク1の容器本体10の構造によれば、溝47に規制部70が設けられていても、タンク室11へのガス充填後は、その溝47内のOリング51をバックアップリング52側へ移動させてバックアップリング52に当接させ、Oリング51からの押圧力によりそのバックアップリング52を径方向幅が拡大するように変形させることができる。このため、タンク室11へのガス充填後、容器本体10が径方向外方へ膨らんだとしても、シール部材50により容器本体10の内周壁20と口金40との間のシール性能を確保することができる。
更に、溝47に規制部70が設けられていることで、タンク室11へのガス充填前は、その溝47内のOリング51のバックアップリング52側への移動を規制して、Oリング51がバックアップリング52に当接してバックアップリング52を軸方向Aに押圧するのを規制することができる。このため、タンク室11へのガス充填前における口金40と内周壁20との組付過程で、バックアップリング52がOリング51との当接による押圧によって径方向幅が拡大するように変形するのを防止することができる。従って、口金40と内周壁20との組付時、バックアップリング52が口金40と内周壁20の端部との間に挟み込まれるのを防止することができ、これにより、口金40と内周壁20との確実かつ容易な組付作業性を得ることができ、生産性の向上を図ることができる。
このように本実施形態の高圧タンク1によれば、タンク室11へのガス充填後における口金40と内周壁20との間のシール性能を損なうことなく、口金40と内周壁20との組付時における口金40と内周壁20との間へのバックアップリング52の挟み込みを防止することができる。
高圧タンク1において、口金40と内周壁20との間のシール性能を確保しつつ組付時におけるバックアップリング52の挟み込みを防止する構造を実現するうえでは、容器本体10の口金40の溝47の径方向底壁47aに、テーパ状に傾斜した規制部70(拡径部70A)を設けることとすればよい。この規制部70は、口金40の加工により容易に形成されることが可能である。従って、口金40と内周壁20との間のシール性能を確保しつつ組付時におけるバックアップリング52の挟み込みを防止する構造である規制部70を、容易に加工形成することができる。
尚、上記の実施形態においては、容器本体10の内周壁20が特許請求の範囲に記載した「第一部材」に、口金40が特許請求の範囲に記載した「第二部材」に、Oリング51が特許請求の範囲に記載した「第一シール部材」に、バックアップリング52が特許請求の範囲に記載した「第二シール部材」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施形態においては、口金40に設けられる溝47は、口金40が内周壁20に対して開口孔21に嵌るように組み付けられる際には溝47内におけるOリング51の軸方向移動を規制してそのOリング51がバックアップリング52を押圧するのを規制する一方、その組付後、タンク室11の圧力作用時には溝47内におけるOリング51のバックアップリング52側への軸方向移動を許容してそのOリング51がバックアップリング52を押圧するのを許容するように形成された規制部70を有している。そして、この規制部70は、小径部71と大径部72とにより軸方向Aで挟まれつつ、溝47の径方向底壁47aのタンク室11側からそのタンク室11側とは反対側にかけて徐々に拡径するようにテーパ状に傾斜した拡径部70Aである。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。規制部70は、口金40が内周壁20に対して開口孔21に嵌るように組み付けられる際には溝47内のOリング51がバックアップリング52を押圧するのを規制する一方、その組付後、タンク室11の圧力作用時には溝47内のOリング51がバックアップリング52を押圧するのを許容するように形成されたものであれば、上記の如くテーパ状に傾斜した形状以外の形状や材質を有するものとしてもよい。
例えば図7に示す如く、規制部70は、外径が略同じ二つの同径部73,74により軸方向Aで挟まれつつ同径部73,74に対して径方向外側に向けて突出する突起部70Bであってもよい。尚、同径部73,74の外径は、上記の小径部71の外径及び大径部72の外径の何れか一方と同じであってよい。この突起部70Bは、溝47の径方向底壁47aの軸方向中間位置に二つの同径部73,74に軸方向Aで挟まれた状態に設けられる。この第1変形形態においても、上記の実施形態の高圧タンク1と同様の効果を得ることができる。また、この第1変形形態においては、Oリング51が、溝47内のタンク室11側(すなわち、同径部73に対向した状態)に位置するときとそのタンク室11側とは反対側(すなわち、同径部74に対向した状態)に位置するとき(具体的には、更にバックアップリング52の押圧前)とで、Oリング51の状態変化を抑えることができるので、バックアップリング52への押圧時のOリング51の変形特性を簡易化することができる。
また、例えば図8に示す如く、規制部70は、外径が略一定である溝47の径方向底壁47aの表面に設けられた摩擦抵抗体70Cであってもよい。尚、この摩擦抵抗体70Cは、溝47の径方向底壁47aの少なくとも軸方向中間位置に取り付けられていればよく、その径方向底壁47aの全域に亘って取り付けられていてもよい。また、この摩擦抵抗体70Cは、軸方向Aに移動するOリング51に摩擦抵抗を付与し得る形状や材質を有するものであればよく、例えば、樹脂などの粘着質材により構成されていてもよく、また、径方向底壁47aの表面に軸方向Aに連続して形成された凹凸であってもよい。この第2変形形態においても、上記の実施形態の高圧タンク1と同様の効果を得ることができる。また、この第2変形形態においては、Oリング51が、溝47内のタンク室11側に位置するときとそのタンク室11側とは反対側に位置するとき(具体的には、更にバックアップリング52の押圧前)とで、Oリング51の状態変化を抑えることができるので、バックアップリング52への押圧時のOリング51の変形特性を簡易化することができる。
また、例えば図9に示す如く、規制部70は、溝47の径方向底壁47aの軸方向端部間で連続して一定角度でテーパ状に傾斜した拡径部70Dであってもよい。この拡径部70Dの傾斜角度及び傾斜長さは、口金40と内周壁20との組付時に内周壁20との摩擦でOリング51に押圧力が付与されたときは、そのOリング51がバックアップリング52に当接するまで移動することができずバックアップリング52を押圧できない一方、口金40と内周壁20との組付後におけるタンク室11へのガス充填後にそのタンク室11のガス圧によりOリング51に押圧力が付与されたときは、そのOリング51がバックアップリング52に当接するまで移動してバックアップリング52を押圧するように設定されている。この第3変形形態においても、上記の実施形態の高圧タンク1と同様の効果を得ることができる。
また、上記の実施形態においては、開口孔21に口金40が嵌入されるライナである内周壁20が、軸方向端部で折り返されることなく軸方向Aに直線状に延びるように円筒状に形成され、シール部材50が、その内周壁20の内周面と口金40の嵌入部42の外周面との径方向に空いた隙間を埋めるものとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、図10及び図11に示す如く、内周壁20が軸方向端部で折り返されるように形成され、シール部材50が、その内周壁20の折り返された折返部22の内周面と口金40の嵌入部42の外周面との径方向に空いた隙間を埋めるものに適用することとしてもよい(第4変形形態)。尚、この第4変形形態の規制部70は、図10及び図11に示す如く、溝47の径方向底壁47aのタンク室11側からそのタンク室11側とは反対側にかけて徐々に拡径した拡径部70Aであるが、図7、図8、又は図9に示した突起部70B、摩擦抵抗体70C、又は拡径部70Dであってもよい。
また、上記の実施形態においては、ライナである内周壁20の開口孔21に口金40が嵌入される容器本体10が、内周壁20の内周面と口金40の外周面との径方向に空いた隙間を埋めるシール部材50を備え、口金40が、そのシール部材50のOリング51のバックアップリング52への押圧規制を行う規制部70を有するものとしている。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。図12及び図13に示す如く、口金40に設けられた開口孔である連通孔44にバルブ80が螺合により取り付けられる容器本体10が、口金40の内周面とバルブ80の外周面との径方向に空いた隙間を埋めるシール部材50を備えるものとし、バルブ80が、そのシール部材50のOリング51の押圧規制を行う規制部70を有するものに適用することとしてもよい。
この第5変形形態において、バルブ80は、連通孔44に螺合される外面に雄ネジが形成された軸部81と、軸部81の軸方向外側において径方向外側に向けて円板状に広がるフランジ部82と、を有する。バルブ80の軸部81の先端側の外周面には、溝83が設けられる。溝83は、上記の溝47と同様にシール部材50を取り付けるための取付溝である。溝83は、バルブ80の軸部81が口金40に対して連通孔44に嵌るように組み付けられる際には溝83内におけるOリング51の軸方向移動を規制してそのOリング51がバックアップリング52を押圧するのを規制する一方、その組付後、タンク室11の圧力作用時には溝83内におけるOリング51の軸方向移動を許容してそのOリング51がバックアップリング52を押圧するのを許容するように形成された規制部70を有する。尚、この規制部70は、図12及び図13に示す如く、溝83の径方向底壁83aのタンク室11側からそのタンク室11側とは反対側にかけて徐々に拡径した拡径部70Aであってよいし、また、図7、図8、又は図9に示した突起部70B、摩擦抵抗体70C、又は拡径部70Dであってもよい。
バックアップリング52の第一及び第二バックアップリング53,54は、溝83内においてOリング51に対してタンク室11側とは反対側の軸方向Aに配置されている。第一及び第二バックアップリング53,54同士は、軸方向Aに並んで接するように配置されている。第一バックアップリング53は、第二バックアップリング54に対してタンク室11側に配置されている。第二バックアップリング54は、バルブ80の溝83の側壁をなす軸方向側壁83bに接するようにバルブ80に対して支持されている。
この第5変形形態においては、容器本体10の内周壁20及び口金40が特許請求の範囲に記載した「第一部材」に、連通孔44が特許請求の範囲に記載した「開口孔」に、バルブ80が特許請求の範囲に記載した「第二部材」に、Oリング51が特許請求の範囲に記載した「第一シール部材」に、バックアップリング52が特許請求の範囲に記載した「第二シール部材」に、それぞれ相当している。
また、上記の実施形態においては、バックアップリング52が、互いに別体で形成された第一及び第二バックアップリング53,54からなり、傾斜面53a,54a同士が対向した状態で軸方向Aに重ね合わされている。そして、図4などに示す如く、溝47内でタンク室11側に位置する第一バックアップリング53が、Oリング51が当接するタンク室11側から軸方向反対側にかけて内径が徐々に大きくなるように形成され、溝47内でタンク室11側とは反対側に位置する第二バックアップリング54が、タンク室11側から軸方向反対側にかけて外径が徐々に大きくなるように形成されている。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。逆に、溝47内でタンク室11側に位置する第一バックアップリング53が、Oリング51が当接するタンク室11側から軸方向反対側にかけて外径が徐々に小さくなるように形成され、溝47内でタンク室11側とは反対側に位置する第二バックアップリング54が、タンク室11側から軸方向反対側にかけて内径が徐々に小さくなるように形成されていてもよい。
また、上記の実施形態においては、バックアップリング52が、互いに別体で形成された第一及び第二バックアップリング53,54からなる。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。バックアップリング52は、Oリング51からの押圧によって全周に亘って径方向幅が大きくなるように変形するものであればよく、全体として一体成形されたものであってもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態や変形形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
1:高圧タンク、10:容器本体、11:タンク室、20:内周壁、21:開口孔、30:外周壁、40:口金、42:嵌入部、47,83:溝、47a,83a:径方向底壁、44:連通孔、50:シール部材、51:Oリング、52:バックアップリング、53:第一バックアップリング、54:第二バックアップリング、70:規制部、70A,70D:拡径部、70B:突起部、70C:摩擦抵抗体、80:バルブ。

Claims (5)

  1. 軸方向端部に開口孔が設けられた、内部にタンク室が形成される筒状の第一部材と、
    前記第一部材の前記開口孔に嵌る、外周面に環状の溝が設けられた第二部材と、
    前記溝内に取り付けられる、前記第一部材と前記第二部材との間をシールする環状のシール部材と、
    を備える高圧タンクであって、
    前記シール部材は、
    前記溝の前記タンク室側に配置され、前記タンク室の圧力により前記タンク室側とは反対方向へ押圧されて移動する第一シール部材と、
    前記溝の前記タンク室側とは反対側に配置され、前記反対方向に移動した前記第一シール部材に押圧されることにより径方向幅が大きくなるように変形する第二シール部材と、
    を有し、
    前記溝は、前記第二部材が前記第一部材に対して前記開口孔に嵌るように組み付けられる際には前記第一シール部材が前記第二シール部材を押圧するのを規制する一方、前記第一部材への前記第二部材の組付後、前記タンク室の圧力作用時には前記第一シール部材が前記第二シール部材を押圧するのを許容するように形成された規制部を有する、高圧タンク。
  2. 前記規制部は、前記溝の底壁の前記タンク室側から前記タンク室側とは反対側にかけて拡径する拡径部である、請求項1に記載の高圧タンク。
  3. 前記規制部は、前記溝の底壁の中間位置に設けられた径方向外側に向けて突出する突起部である、請求項1に記載の高圧タンク。
  4. 前記規制部は、前記溝の底壁に設けられた摩擦抵抗体である、請求項1に記載の高圧タンク。
  5. 前記第一部材は、前記タンク室を覆うライナであり、
    前記第二部材は、前記第一部材の軸方向端部に取り付けられる口金である、請求項1乃至4の何れか一項に記載の高圧タンク。
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