JP2019099244A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし近年、アルミニウム箔の替わりに、無機蒸着フィルム等の非電導性のガスバリア性フィルムを用いて長期保存性を確保した包装袋が実用化されたことにより、包装袋のまま電子レンジで加熱する調理方法が可能となった。
本発明に係る包装袋においては、発生した水蒸気を溜める蒸気室が上部と下部の2室に分かれており、発生した水蒸気が最終的に排出される排出口は、上部蒸気室に設けられた蒸
気抜きスリットである。このため水蒸気の排出口は、開口面積を予め所定の面積に設計することが可能であり、内容物の蒸らし効果を確実に得ることができる。
図1に示したように、前記3枚の積層体は、背面積層体2と前面上部積層体3と前面下部積層体4であり、背面積層体2と前面下部積層体4の下部、及び背面積層体2と前面上部積層体3の上部とは、内容物を収納する収納部5を形成している。
前面上部積層体3の下部と、前面下部積層体4の上部とは、包装袋内部で発生した水蒸気を排出するための蒸気抜きフラップ6を形成している。
図2に示したように、蒸気抜きフラップ6には、狭幅のシール部によって中央部に形成されたU字状の蒸気口シール部18と、蒸気口シール部18に向かって、左右の蒸気抜きフラップサイドシール部16、17から先細り状に形成された左右の先細りシール部19とによって区画された下部蒸気室9と上部蒸気室8が形成されており、下部蒸気室9は、収納部5と連通している。
上部蒸気室8は、蒸気抜きフラップトップシール部15と、左右の蒸気抜きフラップサイドシール部16、17と、左右の先細りシール部19、19と、蒸気口シール部18とによって形成された閉じた空間であり、さらに蒸気抜きフラップ全体を貫通する蒸気抜きスリット7を有する。さらに本発明に係る包装袋1においては、包装袋のすべてのシール部のシール強度が、25N/15mm以上であることを特徴とする。
本発明に係る包装袋に用いる積層体20としては、基材層21と多層シーラント24の間に、包装袋の強度を高める目的で中間層を加えたり、内容物の保存性を高める目的で、水蒸気や酸素の透過を抑制するガスバリア層を加えたりしても良い。
基材層として厚さ15μmのナイロンフィルムを用いた。印刷層を施した後、厚さ50μmの多層シーラントとドライラミネートして積層体を得た。多層シーラントの層構成としては、シーラント基材層(PP)10μm、凝集破壊層(イージーピール樹脂)10μm、シーラント層(LLDPE)30μmとした。イージーピール(EP)樹脂は、海島構造の樹脂であり、海となる接着成分であるポリエチレン樹脂に、島となる非接着成分であるポリプロピレン樹脂と、外観や分散性を改善する目的で添加剤としてオレフィン系樹脂を添加したものを用いた。
多層シーラントの厚さ構成比をPP/EP樹脂/LLDPE=10μm/20μm/20μmとした以外は実施例1と同様にして積層体を作成し、包装袋を作成して同様に評価した。
多層シーラントの厚さ構成比をPP/EP樹脂/LLDPE=10μm/30μm/10μmとした以外は実施例1と同様にして積層体を作成し、包装袋を作成して同様に評価した。
多層シーラントの厚さ構成比をPP/EP樹脂/LLDPE=20μm/10μm/20μmとした以外は実施例1と同様にして積層体を作成し、包装袋を作成して同様に評価した。
多層シーラントの厚さ構成比をPP/EP樹脂/LLDPE=20μm/20μm/10μmとした以外は実施例1と同様にして積層体を作成し、包装袋を作成して同様に評価した。
比較例として多層シーラントを用いず、厚さ50μmのLLDPE単体フィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作成し、包装袋を作成して同様に評価した。
多層シーラントの厚さ構成比をPP/EP樹脂/LLDPE=30μm/10μm/10μmとした以外は実施例1と同様にして積層体を作成し、包装袋を作成して同様に評価した。
2・・・背面積層体
3・・・前面上部積層体
4・・・前面下部積層体
5・・・収納部
6・・・蒸気抜きフラップ
7・・・蒸気抜きスリット
8・・・上部蒸気室
9・・・下部蒸気室
10・・・水蒸気
11・・・トップシール部
12、13・・・サイドシール部
14・・・ボトムシール部
15・・・蒸気抜きフラップトップシール部
16、17・・・蒸気抜きフラップサイドシール部
18・・・蒸気口シール部
19・・・先細りシール部
20・・・積層体
21・・・基材層
22・・・印刷層
23・・・接着層
24・・・多層シーラント
25・・・シーラント層
26・・・凝集破壊層
27・・・シーラント基材層
Claims (2)
- 基材層と、凝集破壊層を含む多層のシーラント層、とを有する3枚の積層体のシーラント層同士を対向させて、周縁を熱シールしてなる包装袋であって、
前記3枚の積層体は、背面積層体と前面上部積層体と前面下部積層体であり、
前記背面積層体と前面下部積層体の下部、及び背面積層体と前面上部積層体の上部とは、内容物を収納する収納部を形成し、
前記前面上部積層体の下部と、前記前面下部積層体の上部とは、包装袋内部で発生した水蒸気を排出するための蒸気抜きフラップを形成し、
該蒸気抜きフラップには、狭幅のシール部によって中央部に形成されたU字状の蒸気口シール部と、該蒸気口シール部に向かって、左右の蒸気抜きフラップサイドシール部から先細り状に形成された左右の先細りシール部とによって区画された下部蒸気室と上部蒸気室が形成されており、
前記下部蒸気室は、前記収納部と連通しており、
前記上部蒸気室は、蒸気抜きフラップトップシール部と、左右の蒸気抜きフラップサイドシール部と、前記左右の先細りシール部と、前記蒸気口シール部とによって形成された閉じた空間であり、さらに蒸気抜きフラップ全体を貫通する蒸気抜きスリットを有し、
包装袋のすべてのシール部のシール強度が、25N/15mm以上であることを特徴とする包装袋。 - 包装袋を構成する積層体は、基材層とシーラント層の間に、水蒸気及び酸素の透過を抑制するガスバリア層を含むことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
Priority Applications (1)
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JP2017234158A JP2019099244A (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | 包装袋 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017234158A JP2019099244A (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | 包装袋 |
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JP2019099244A true JP2019099244A (ja) | 2019-06-24 |
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Family Applications (1)
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JP2017234158A Pending JP2019099244A (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | 包装袋 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019099244A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191199A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ用包装袋 |
JP2007204072A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Meiwa Pax Co Ltd | 電子レンジ加熱用包装袋 |
JP2007238165A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Maruyuu:Kk | 電子レンジ加熱調理用密封袋 |
JP2012116061A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kuriron Kasei Kk | 易開封性共押出複合フィルム、医療用包装袋および医療用包装体 |
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2017
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Patent Citations (4)
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